JPH01108582A - 現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は複写機等の現像装置に係わり、特に、ハウジン
グ内に設けたオーガを利用して現像ローラの外周面上に
現像剤を供給する現像装置の改良に関するものである。

［従来の技術］ 従来、複写機等の現像装置としては、第５図に示すよう
に感光ドラム（ａ）に対向して配設され円筒状スリーブ
（ｂ）と磁気ローラ（Ｃ）からなる現像ローラ（ｄ）と
、この現像ローラ（ｄ）の背面側に設けられトナーとキ
ャリアからなる現像剤を上記現像ローラ（ｄ）の外周面
上に供給するパドルホイール（ｅ）と、上記現像ローラ
（ｄ）の上方側に設けられ現像ローラ（ｄ）に供給され
た現像剤の余剰分を掻き取るためのトリマープレート（
ｆ）と、掻き取った現像剤を現像ローラ（ｄ）から離れ
た部位へ搬送する現像剤搬送プレート（Ｇ）と、この現
像剤搬送プレート（ｌの搬送方向端部側上方に設けられ
下端部にトナーディスペンスローラ（＋）を備えて消費
されたトナー分を補給するためのトナーボックス（ｊ＞
とでその主要部が構成され、上記現像ローラ（ｄ）上に
形成されたトナーとキャリアからなる磁気ブラシ（ｋ）
でもって感光ドラム（ａ）の静電潜像を摺擦し、この磁
気ブラシ（ｋ）中のトナーを感光ドラム（ａ）の潜像形
成面へ転写させて顕像化する磁気ブラシ現像装置が知ら
れている。

しかしこの種の磁気ブラシ現像装置においては、ハウジ
ング（ｈ）内に上記現像ローラ（ｄ）、パドルホイール
（ｅ）、図示外のアジテータ、及び現像剤搬送プレート
（ｇ）等大型の部材を配設する必要があるため、現像装
置全体が大型となりコストも割高になる欠点があり、か
つ、ハウジング（ｈ）上方側にトナーボックス（ｊ）用
の空間スペースが必要となるため、感光ドラム（ａ）の
外周面に沿って複数の現像装置を配設する多色カラー複
写機等には適用できないといった欠点があった。

そこで、近年、第６図に示すようにハウジング（ｈ）の
背面側にトナーボックス（ｊ＞を設け、かつ、回動軸（
ｍ）と搬送羽根（ｎ）とで構成されるオーガ（ｐ）を利
用して現像ローラ（ｄ）の外周面上に現像剤を供給する
現像装置が開発されている。

そしてこの現像装置においては、ハウジング（ｈ）内部
にパドルホイール、アジテータ、及び現像剤搬送プレー
ト等の大型部材を設（）る必要がなくなるため、その分
、現像装置の小型化、低コスト化が図れる利点があり、
しかもハウジング（ｈ）の上方側にトナーボックス用の
空間スペースを設ける必要がなくなるため多色カラー複
写機等にも適用できる利点を有するものであった。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、一般にオーガは鉄等の安価な磁性材料により
構成されているためハウジング内にオーガを組込んだ上
記現像装置においては、現像ローラ近傍に配置されたオ
ーガが上記現像ローラを構成する磁気ローラによって磁
化されることがあり、現像ローラと磁化されたオーガ間
において磁界が形成されてしまう場合があった。

そして、オーガから現像ローラの外周面へ直接現像剤を
供給するタイプにあっては、現像ローラとこの現像ロー
ラに最接近する搬送羽根との間に生ずる磁力強度が他の
部位より強くなり、この磁界の影響を受けてオーガから
現像ローラへの現像剤供給量がばらつくため、コピー画
像にオーガピッチ状の濃度ムラを起こし易くなりその］
ビー画質が著しく劣化する問題点があった。

［問題点を解決するための手段コ 本発明は以上の問題点に着目してなされたもので、その
課題とするところは、オーガピッチ状の濃度ムラが起こ
り難い現像装置を提供することにある。

すなわち本発明は、円筒状スリーブとこの内部に配設さ
れた磁気ローラとで構成される現像ローラと、この現像
ローラの近傍に配置され回動軸と搬送羽根とで構成され
て現像ローラ外周面にハウジング内の現像剤を供給する
オーガとを備え、上記現像ローラからこの現像ローラの
対向側に配置された潜像担持体へ向け現像剤を供給して
その潜像を顕像化させる現像装置を前提とし、上記オー
ガについては、少なくともその搬送羽根を磁気ローラに
よる磁力の影響を受けない非磁性体にて構成したことを
特徴とするものである。

−５＝ この様な技術的手段においては、上記現像ローラの近傍
に配置され現像ローラへ現像剤を供給するオーガについ
てその搬送羽根を非磁性体にて構成するものであるが、
ハウジング内部に複数のオーガを組込んだ現像装置にお
いては、現像ローラへ直接現像剤を供給する上記オーガ
に加えて、このオーガへ現像剤を搬送する伯のオーガに
ついてもこれが磁気ローうにより磁化されて上記現像ロ
ーラへの現像剤供給量に悪影響を及ぼす可能性を有する
なら非磁性体にて構成するとよい。また上記搬送羽根に
加え、回動軸についてもこれを非磁性体にて形成し、磁
気ローラの磁力に基づく磁化の影響をより完全に防止す
る構成を採ってもよい。

この場合、利用できる非磁性体については非磁性鋼、プ
ラスチック等がある。

また、この技術的手段の適用範囲については磁気ローラ
を備える現像装置がその対象となり、二成分系の磁気ブ
ラシ現像装置や磁性タイプの一成分系現像装置等がその
対象となる。

更に、これ等現像装置を組込む複写機等については、通
常のモノクロ複写機や、潜像担持体の移動路に沿って複
数の現像装置を配設しカラー原稿よりそのカラーコピー
をとるフルカラー複写機、及び潜像担持体に対し現像装
置を着脱可能に取付は現像装置を適宜交換して希望する
色のコピーをとるフラットカラー複写機等がその対象と
なる。

［作用］ 上述したような技術的手段によれば、現像ローラの近傍
に配置されたオーガの少なくとも搬送羽根を非磁性体に
て構成しているため、磁気ローラによる磁力の影響がな
くなってオーガから現像ローラ外周面へ現像剤を均等に
供給することが可能となる。

［実施例］ 以下、本発明を磁気ブラシ現像装置に適用した実施例に
ついて図面を参照して詳細に説明する。

まず、第４図はこの磁気ブラシ現像装置が組込まれてい
る電子写真方式の複写機を示しており、この複写機は複
写機本体（１）上面側に設けられたプラテン（２）と、
この下方側に設けられた感光ドラム（３）と、この感光
ドラム（３）の外周面に沿って順次設けられた帯電器（
４）、光学系（５）、カラー用並びに黒色用の２つの磁
気ブラシ現像装置（６）（７）、及び転写器（８）等と
、上記感光ドラム（３）の下方側に設けられた５の用紙
トレイ（９）〜（９）と、用紙反転部（１０）を備え複
写済み用紙（ｐ）を再度感光ドラム（３）側へ搬送させ
る用紙搬送路（１１）等でその主要部が構成されている
もので、通常の黒色複写の他に、両面複写、片面多重複
写、及び部分カラー複写等の機能を備えているものであ
る。

そして、上記２の磁気ブラシ現像装置（６）（７）の内
、上方側に配置されたカラー複写用現像装置（６）がこ
の実施例に係る現像装置により構成されているものであ
る。

すなわちこの現像装置は、感光ドラム（３）近傍に設け
られた保持部（図示せず）を介し着脱可能に配設され、
第１図〜第２図に示すように、感光ドラム（３）側に配
置された現像ローラ（６ａ）と、この現像ローラ（６ａ
）の背面側において仕切り（６ｂ）を介し併設された第
一スクリューオーガ（６ｃ）、並びに第ニスクリユーオ
ーガ（６ｄ）と、これ等オーガ（６Ｃ）　　（６ｄ）の
上方側において受は板（６ｅ）を介し設けられた第三ス
クリューオーガ（６ｆ）とでその主要部が構成されてお
り、かつ、このハウジング（Ｈ）の背面側には、ｌ−チ
ー撹拌用コイル状オーガ（６ｇ）とトナー搬送用スクリ
ューオーガ（６ｈ）とを有するトナーボックス（６ｊ）
が配設されている。また、上記仕切り（６ｂ）の−端側
には、第３図に示ずように第ニスクリユーオーガ（６ｄ
）により搬送されるトナーを第一スクリューオーガ（６
Ｃ）へ供給するための開口部（６ｋ）が開設されており
、一方、上記量は板（６ｅ）の両端側にも、第ニスクリ
ユーオーガ（６ｄ）により搬送されたトナーがハウジン
グ（Ｈ）側壁に突当たって第三スクリューオーガ（６ｆ
）へ供給するための開口（６ｍ）と、この第三スクリュ
ーオーガ（６ｆ）により搬送されるトナーを第一スクリ
ューオーガ（６Ｃ）へ供給するための開口（６ｎ）が開
設されている。そしてトナーボックス（６ｊ）から補給
されたトナーは、第ニスクリユーオーガ（６ｄ）、第三
スクリューオーガ（６ｆ）を介して第一スクリューオー
ガ（６Ｃ）へ搬送され、第一スクリューオーガ（６Ｃ）
から現像ローラ（６ａ）へ供給されるようになっている
。

更に、上記トナーボックス（６ｊ）の背面側には、ハウ
ジング（Ｈ）を感光ドラム（３）から離間させる方向へ
付勢するスプリング（６ｐ）と、このスプリング（６ｐ
）の付勢力に抗してハウジング（ト１）を感光ドラム（
３）側へ接近させる偏心カム（６ｑ）とで構成されるリ
トラクト手段（１２）が設けられており、上記ハウジン
グ（Ｈ）を現像可能位置と非現像位置へ交互に配位させ
るようになっている。

そして上記現像ローラ（６ａ）は、従来同様、矢印方向
へ回動する円筒状スリーブ（６ｒ）と、この内部に固定
配置された磁気ローラ（６Ｓ）とで構成され、現像ロー
ラ（６ａ）の上方側に配設されたトリマーバー（６ｔ）
によりその外周面に定ｉ）の磁気ブラシ（６Ｕ）が形成
されるようになっている。

一方、上記スクリューオーガ（６Ｃ）〜（６ｆ）は、第
２図に示すように駆動ギア（６ｖ）〜（６ｖ）を介し図
示外の駆動モータにより低速で回動される回動軸（６Ｗ
）〜（６Ｗ）と、これ等回動軸（６Ｗ）〜（６Ｗ）の長
さ方向に亘って螺旋状に形成された搬送羽根（６×）〜
（６×）とで構成されており、上記トナーボックス（６
ｊ）から補給されるトナーを現像ローラ（６ａ）側へ搬
送するようになっており、かつ、第一スクリューオーガ
（６Ｃ）については、その搬送羽根（６×）が非磁性ス
テンレス鋼材（非磁性ＳＯ３３０４）により溝底されて
上記磁気ローラ（６Ｓ）の磁力の影響を受けないように
なっている。

尚、上記カラー用現像装置（６）の下方側に配置される
黒色用現像装置（７）は、第１図に示すように現像′ロ
ーラ（７ａ）、パドルホイール（７ｂ）、アジテータ（
７ｃ）、及び黒色トナー供給用のスクリューオーガ（７
ｄ）とでその主要部が構成され、かつ、ハウジング（Ｈ
）の背面側にスプリング（７ｅ）と偏心カム（７ｆ）と
で構成されるリトラクト手段（１３）が配設されており
、複写機本体（１）上面側に配置された操作パネル（図
示せず）からの信号に基づき、上記カラー用現像装置（
６）と黒色用現像装置（７）とが交互にリトラクトする
ようになっている。

このように構成されたカラー用現像装置（６）を用いて
カラーコピーを取るには、上記操作パネルを操作してカ
ラーモードとすることにより、上記各リトラクト手段（
１２）　　（Ｔ３）が作動してＭ１図に示すようにカラ
ー用現像装置（６）が現像可能位置に配位され、一方、
黒色用現像装置（７〉は非現像位置に配位される。

次いでこの状態でもって通常のコピー操作がなされ、感
光ドラム（３）に形成された静電潜像がカラートナーに
より現像されて顕像化されると共に、このカラートナー
像が転写器（８）により用紙（ｐ）側へ転写され、かつ
、定着器（１４）により定着されてカラーコピーが得ら
れるものである。

このとき、この現像装置（６）においては現像ローラ（
６ａ）の近傍に配置された第一スクリューオーガ（６Ｃ
）の搬送羽根（６ｘ）が非磁性材により構成されており
、磁気ローラ（６Ｓ）による磁力の影響が第一スクリュ
ーオーガ（６Ｃ）に及ばなくなるため、この第一スクリ
ューオーガ（６Ｃ）から現像ローラ（６ａ）へ向けてト
ナーとキャリアよりなる現像剤を均一に供給することが
でき、感光ドラム（３）の静電潜像を均一濃度で顕像化
することが可能となって濃度ムラのない鮮明なカラー画
像が得られる長所を有している。

尚、この複写機により通常の黒色コピーを取るには上記
操作パネルを操作して黒色モードとすることにより、黒
色用現像装置（７）が現像可能位置に配位される一方、
カラー用現像装置（６）が非現像位置へ配位されて黒色
現像がなされるものである。またこの複写機においては
、上記黒色トナーが定着された用紙（ｐ）を用紙搬送路
（１１）を介して感光ドラム（３）側へ再送させ、これ
をカラー用現像装置（６）で像形成することにより片面
多色多重複写がなされ、一方、これを黒色用現像装置（
７）で像形成することにより片面単色多重複写がなされ
る。更に、用紙搬送路（１１）の用紙反転部（１０）を
介して上記感光ドラム（３）側へ再送することにより両
面複写がとれるものである。また更に、上記カラー用現
像装置（６）を複数用意し、これ等現像装置（６）〜（
６）内に異色トナーを収容すると共に、各現像装置（６
）を交互に交換させて現像させることにより希望とする
色のカラーコピーを得ることもできる。

［発明の効果］ 本発明は以上のように、オーガの少なくとも搬送羽根を
非磁性体にて構成しているため、磁気ローラによる磁力
の影響がなくなってオーガから現像ローラ外周面へ現像
剤を均等に供給することが可能となる。

従って、潜像担持体の潜像を均一濃度で顕像化させるこ
とが可能となって濃度ムラのない鮮明な複写像が得られ
る効果を有している。

【図面の簡単な説明】 第１図〜第４図は本発明の実施例を示しており、第１図
は実施例に係る現像装置の断面図、第２図はその斜視図
、第３図はその平面図、第４図はこの現像装置を組込ん
だ複写機の構成説明図を夫々示し、また、第５図〜第６
図は従来の現像装置を示しており、第５図はその断面図
、第６図は斜視図を示す。 ［符号説明］ （６ａ）・・・現像ローラ （６Ｃ）・・・第一スクリューオーガ （６ｄ）・・・第ニスクリユーオーガ （６ｅ）・・・受は板 （６ｆ）・・・第三スクリューオーガ （６ｒ）・・・円筒状スリーブ （６Ｓ）・・・磁気ローラ （６Ｗ）・・・回動軸 （６×）・・・搬送羽根 特　許　出　願　人　富士ゼロックス株式会社代　　理
　　人　　弁理士　　中　　村　　智　　廣　（外２名
）第５図 ａ 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円筒状スリーブとこの内部に配設された磁気ローラとで
   構成される現像ローラと、この現像ローラの近傍に配置
   され回動軸と搬送羽根とで構成されて現像ローラ外周面
   にハウジング内の現像剤を供給するオーガとを備え、上
   記現像ローラからこの現像ローラの対向側に配置された
   潜像担持体へ向け現像剤を供給してその潜像を顕像化さ
   せる現像装置において、上記オーガについては、少なく
   ともその搬送羽根を磁気ローラによる磁力の影響を受け
   ない非磁性体にて構成したことを特徴とする現像装置。