JPH01107702A - 雨傘の集水袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、雨傘の集水袋に関する。

〈従来の技術〉 雨の日は、人の多く集まる鉄道の駅、地下街、百貨店、
電車、自動車等は水びたしになる。その主なる原因は、
雨傘の水によるものが大部分である、百貨店等ではビニ
ール袋を入口に用意して御客の雨傘の水による被害を防
止している。

雨の日に外出する人々各自が集水袋を使用したら街は一
層美しくなると期待される。雨傘を持って自動車に乗る
時、若し雨傘の収納袋があれば車内は濡れる心配がなく
なる。

〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明は、この点に着目してなされたもので、人の多く
集まるところや自動車内の床面等を雨傘の水による被害
から有効に防止し得る雨傘の集水袋を提供せんとする。

〈問題点を解決するための手段〉 そこで本発明は、閉じた雨傘の柄の部分を除く、雨に濡
れた部分を包装する植物繊維、人造繊維製又は軟質プラ
スチック製等の防水シート材からなる袋体と、その袋体
の下底部に設けられた集排水機構とからなる雨傘の集水
袋を提供するものである。

〈作　用〉 本発明においては、降雨時に閉じた雨傘の雨に濡れた部
分が防水シート材からなる袋体によって覆われ、雨水が
他に付くことを防止し得るものである。そして、雨水は
袋体内面をったい下方に滴下し、袋体の下底部に設けら
れた集排水機構に一時溜められる。従って雨傘からたれ
た雨水によって床等が濡らされることがない。

しかも、集排水機構により溜められた雨水は適宜時に排
水し、次の使用に備えることが出来るものである。

〈実施例〉 以下図面に基づき本発明の詳細な説明する。

第１図は、一実施例の斜視図、第２図は同要部拡大縦断
面図である。

この雨傘の集水袋は、袋体（１）と袋体下部に取り付け
た円筒状の集水容、器（２）とからなる。

袋体（１）は、防水加工した植物繊維又は軟質プラスチ
ック製の布で製作され、雨傘（ａ）の柄（ロ）の部分以
外を収納する。雨傘は一般に、中間部分が最大径となる
ので、袋体（υは、その形状に合わせて、中間部の径を
大きくなすことが好ましい、集水容器（２）は、第２図
に示すように、中空円筒状の本体ＱＤと、その下端に螺
合された外装環体（２）とからなり、これらは、硬質プ
ラスチック或いはステンレス鋼製等、防錆性と適度の強
度を備えた材質で製造されることが望ましい。

本体＋２１１は袋体（１）の下端に取着される。この取
着方法は自由であるが、実施例ではリング体（至）によ
る挟持を採用した。

本体１２υの中空部分（社）は、雨傘（→の先端（Ｃ）
が挿入され易いようテーバ状をなし、その下端寄りには
ゴム等弾性体からなる先端受容体−が嵌着されている。

この先端受容体−は、雨傘の先端（Ｃ）が挿着されるテ
ーパ状の受容孔（２）をその中央に有する。この受容孔
（至）の径は、雨傘の先端（ロ）の径とほぼ等しいもの
とし、雨傘の先端を確実に支持することが望ましい、そ
のため、雨傘の先端（Ｃ）の径の大きさに応じて数種の
先端受容体−を用意してお（ことが好ましい、又、第３
図に示すように、受容孔（至）には、複数の縦溝（２）
が形成され、雨水は縦溝（２）を通って下方に滴下する
。

外装環体（転）は、有底の筒状体で、内周には本体下端
外周に形成されたオネジ（至）と螺合するメネジ（至）
が形成されている。この外装環体（２）の底部と本体＋
２１）下部との間の空間が集水部（至）となり、上方か
ら滴下した雨水が溜められる。そして、メネジ部凶部に
は適宜箇所に排水孔（至）が明けられており、ネジを緩
めることにより、この排水孔口υを通じて集水部（至）
の水を外部へ排出する。

外装環体（２）の下端面にはゴム等弾性体（支）が取着
されており、雨傘を入れて持ち歩く際に、杖がわりとな
るようにしである。

さらに、袋体（１）につき好ましい態様を詳述すれば、
第１図に示すように、袋体（１）上端には、ファスナθ
０や起毛面ファスナ０２１を設け、これにより締め上げ
或いは雨傘の柄（ｂ）に巻き付け得るようにする。

又、袋体（１）の内面には縦方向に延びるひれ状の風道
形成材０りが形成されている。この風道形成材Ｑ３１は
軟質プラスチック等の適宜材料で形成され、袋体（１）
内面と雨傘との間に風道となる空間を形成するものであ
る。そして、袋体上部には排風孔０４）下部には入風孔
θつを形成し、自然通風或いは人工通風により入風孔０
ωから風道、そして排風孔０４へと風を通すことにより
雨傘の早期乾燥を可能となす。尚入風孔０５１には、こ
の孔からの雨水の漏れを防ぐ為に、開閉可能な弾性を有
する布製等のカバー００を取着して実施することも好ま
しい０図示のものはカバーの上部を袋体（１）に固着し
、カバー００をめくり上げるようにして入風孔θつを開
くようにしたが、下部を固着しめくり降ろすようにして
も良い。

袋体（１）の表面には、雨傘本体に見合った色彩模様を
現すことが望ましく、日常外出時にも雨傘に付けて使用
できるようにすることが好ましい。

尚、多段折り畳み傘の集水袋は、降雨時に使用した１段
折り畳みの状態で集水袋に収納する。

これを晴天時に携帯する事は長すぎて邪魔であるので多
段折り畳みの状態で収納出来る構造にする。その場合、
袋体（５）の方が長すぎるので、下半部を絞って、下端
に設けた結合手段（至）により、雨傘（ａ）の柄部（ｂ
）と結合して携帯バンドを形成する構造とする（第４図
参照）。

次に第５図に基づき他の実施例を説明する。

この実施例の集水袋は、自動車内に装着し、複数本の雨
傘（ａ）・・・を収納し得るようにしたものである。集
水袋の袋体（社）は、複数本の雨傘（ａ）・・・を収納
する大型のもので、前記実施例と同一の材質又は硬質プ
ラスチック或いは金属等で形成してもよい。袋体Ｃυの
上部には各雨傘（ａ）の挿入口（転）が設けられている
。この挿入口■は、ゴム等の弾性体からなり、中心から
径外方向へ複数のスリットが設けられている。そして、
雨傘（ａ）の挿入に際しては、スリットにより口が大き
く広がり、挿入後は閉じることによって袋体６υ内の密
封性が得られるようになっている。

袋体（社）の底部には、集水溝■と、雨傘の先端が挿入
される先端受容体（１３１が複数個設けられている。こ
の先端受容体■は先の実施例と同様の構成を有し、雨傘
（ａ）・・・は、先端受容体（転）と挿入口＠乃とによ
って支持される。

袋体０υの図示左下部には開閉自在の排水口■が設けら
れ、袋体０υの底部に集水された雨水を排水するように
なっている。

又、袋体の右下部には入風孔四が、左上部には排風孔■
が形成され、入風孔に）から袋体（社）内を通って排風
孔に）へ流出する空気によって雨傘　４を乾燥させる。

特に自動車の場合、エアーコンディショナー等の強制送
風を用いて早期乾燥を実現することが好ましい。

さらに、袋体（６）の上端には、係止具補を設け、自動
車内の適宜箇所に取り付けるようにしてもよい。

〈発明の効果〉 本発明においては、降雨時に閉じた雨傘の雨に濡れた部
分が防水シート材からなる袋体によって覆われ、雨水が
他に付くことがなく、且つ袋体の下底部に設けられた集
排水機構に一時溜められる。従って雨傘からたれた雨水
によって床等が濡らされることがないと共に、集排水機
構により溜められた雨水は適宜時に排水し、次の使用に
備えることが出来るものである。

よって本発明は、人の多く集まるところや自動車内の床
面等を雨傘の水による被害から有効に防止し得る使い勝
手のよい雨傘の集水袋を提供し得たものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、一実施例の斜視図、第２図は、同要部拡大縦
断面図、第３図は、先端受容体の横断面図、第４図は、
他の実施例の集水袋の説明図、第５図は、更に他の実施
例の集水袋の説明図である。 （１１（１５１＠Ｄ・・・袋体、（２）・・・集水容器
、■・・・風道形成材、０４）　ｍ・・・排風孔、ａｓ
ｎａ、−・入風孔、儲り・・・集水容器の本体、（２）
・・・外装環体、凶＠暑・・・先端受容体、（至）・・
・集水部、（３１１・・・排水孔、（至）・・・結合手
段、（転）・・・挿入口、＠ａ・・・排水口、■・・・
集水溝。 第２図 （１１０９１・・袋体、（２）・・・集水容器、ｃト・
・風道形成材、Ｑ４−・・・排風孔、Ｑ９（へ）・・・
人肌孔、Ｑト・・集水容器の本体、（２）・・・外装環
体、＠四・・・先端受容体、（至）・・・集水部、（至
）・・・排水孔、（至）・・・結合手段、−・・・挿入
口、−・・・排水口、■・・・集水溝。 （１１（１９ｕ・・・袋体、（２）・・・集水容器、０
３）・・・風道形成材、０４１Ｉ［９・・・排風孔、Ｑ
５１１Ｇ−・・人肌孔、Ｑト・・集水容器の本体、（２
）・・・外装環体、［ｌ・・先端受容体、（至）・・・
集水部、（２）・・・排水孔、（至）・・・結合手段、
（転）・・・挿入口、圓・・・排水口、■・・・集水溝
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、閉じた雨傘の柄の部分を除く、雨に濡れた部分を包
   装する植物繊維、人造繊維製又は軟質プラスチック製等
   の防水シート材からなる袋体と、その袋体の下底部に設
   けられた集排水機構とからなる雨傘の集水袋。 ２、集排水機構が下部に開閉自在の排水孔を有する筒状
   容器であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の雨傘の集水袋。 ３、袋体内面と雨傘との間に風道となる間隔を形成する
   風道形成材を袋体内面に有し、袋体下部に入風孔を有し
   、袋体上部に排風孔を有し、自然通風又は人工通風によ
   り雨傘の早期乾燥を可能としたことを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の雨傘の集水袋。 ４、袋体が数本の雨傘を収納出来るものであり、袋体下
   部に１個以上の集排水機構を設けるようにしたことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項又は第３項記
   載の雨傘の集水袋。 ５、袋体の中間部が大きく開いて傘の挿入を容易にする
   と共に、袋体上部に袋体を締め上げるファスナ或いは起
   毛面ファスナ等の締め付け手段を備えたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の雨傘の集水袋。 ６、袋体の下端に雨傘の柄部との結合手段を有し、袋体
   の下半部を絞って雨傘の柄部と結合して携帯バンドを形
   成するようにし、多段折り畳み傘に適するようにしたこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の雨傘の集水
   袋。