JPH01107121A - 荷重検出器 - Google Patents

荷重検出器

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JPH01107121A
JPH01107121A JP26276287A JP26276287A JPH01107121A JP H01107121 A JPH01107121 A JP H01107121A JP 26276287 A JP26276287 A JP 26276287A JP 26276287 A JP26276287 A JP 26276287A JP H01107121 A JPH01107121 A JP H01107121A
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Japan
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plate
load detector
body part
rigid body
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Yotaro Hatamura
洋太郎 畑村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、種々の物体に加わる荷重のうち所定軸方向の
力を検出する荷重検出器に関する。
〔従来の技術〕
ある物体又はある物体の特定部分に加わる荷重(力およ
びモーメント)を検出することは、多くの分野において
不可欠のことである0例えば、高機能ロボットにより組
立作業や研摩・パリ取り作業を行なう場合には、当該ロ
ボットのハンドに作用する力を正確に検出することが必
要であるし、又、航空機、船舶、車両等のモデル試験を
実施する場合にも、各部にかかる荷重の検出が主要な項
目となる。
このような荷重を検出するための優れたセンサとして、
ある基準軸方向の力要素のみを検出する平行平板構造を
用いた荷重検出器が例えば特開昭60−62497号公
報等により提案されている。以下、このような荷重検出
器についてその概略を説明する。
第15図Tag、 (b)は平行平板構造を用いた荷1
fX検出器の側面図であり、第15図(a)は力が作用
していない状態、第15図(b)は力が作用している状
態を示す。
X、Zは互いに直交する座標軸でありY軸は紙面に垂直
な方向となる。各図で、1.2は剛体部、3a、3bは
剛体部1.2を連結する互いに平行な平板である。これ
らにより平行平板構造が構成される0通常、このような
平行平板構造は角柱形状(六面体)の剛体ブロックに、
例えばY軸方向に方形の貫通孔4をあけることにより作
られる。
S、〜S4は平板3a、3bにおける剛体部1゜2との
連結部近辺に貼着されたひずみゲージである。これらの
ひずみゲージ31−3.は平板3a。
3bの巾(Y軸方向の長さ)の中心に貼着される。
このような荷重検出器にX軸方向の力成分FWが作用し
た場合を考える。今、理解を容易にするため剛体部1が
固定されていると考え(以下の説明において同じ)、剛
体部2に力成分Fxが作用したとすると、この平行平板
構造の平板3a、3bが第15図(b)に示すように変
形し、剛体部2は剛体部1に対して平行に変位する。平
板3a、3bの変形により、ひずみゲージSl、S4に
縮み方向のひずみが生じ、又、ひずみゲージSt、Ss
には伸び方向のひずみが生じる。ひずみゲージSl〜S
4にひずみが生じるとこれに応じて各ひずみゲージの抵
抗値が変化するので、各ひずみゲージS、〜S4でホイ
ートストンブリッジ、回路を構成することにより、力成
分F8に比例した電気的信号を得ることができる。
上記荷重検出器を構成する平行平板構造は、X軸方向の
力FXに対しては低い剛性を示すが、Y軸およびX軸方
向の力、ならびに、X軸、Y軸およびZ軸まわりのモー
メントに対しては高い剛性を示すという特性を有する。
したがって、X軸方向の力の検出を他の荷重の干渉を受
けることなく極めて高い精度で行なうことができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記荷m検出器は平行平板構造を用いているため他の荷
重の干渉を受けることなく1軸方向の力成分を検出でき
ることを述べた。しかしながら、他の荷重、特にモーメ
ントの干渉を完全に排除することは困難である。これを
図により説明する。
第16図は第15図(a)に示す荷重検出器にY軸まわ
りのモーメントが作用したときの側面図である。
図で、第15図(a)に示す部分と同一部分には同−符
号が付しである。今、Y軸まわりのモーメントM?のみ
が作用したとすると、平板3a、3bは図示の態様の変
形を生じる。ただし、図で当該変形は極端に誇張して描
かれており、実際は極めて僅かな変形である。しかし、
僅かではあっても上記態様の変形が生じることに変りは
なく、ひずみ゛ゲージS、、Stに伸び方向のひずみ、
ひずみゲージss、saに縮み方向のひずみが発生する
ところで、前述のように各ひずみゲージS、〜S4はホ
イートストンブリッジ回路に構成されており、上記のよ
うな各ひずみゲージのひずみの態様はこのホイートスト
ンブリッジ回路の構成により互いにキャンセルされて出
力は0となるはずである。しかし、各ひずみゲージS 
l−34をすべて正確な位置に貼着するのは困難であり
、いずれかのひずみゲージは所望の位置からずれて貼着
される。したがって、その場合、ひずみゲージS。
〜S4のひずみ量が理論上のひずみ量と異なることとな
り、ホイートストンブリッジ回路でのキャンセルは完全
になされず、出力は0とならない。
即ち、力F、lが作用していないにもかかわらず検出出
力が生じることになり、これは即ちモーメントMvによ
る干渉が存在することになる。
次に、荷重検出器にX軸まわりのモーメントMXが作用
した場合について考える。第17図はモーメントM買が
作用したときの斜視図である0図で、第15図(a)に
示す部分と同一部分には同一符号が付しである。今、X
軸まわりのモーメントM8のみが作用したとすると、平
板3a、3bは図示の態様の変形を生じる。この図にお
いても変形は誇張して描かれており、実際には同一態様
の極めて僅かな変形となる。
このような変形において、ひずみゲージSI〜S4が平
板3a、3bの中寸法Wの中心線上に正確に貼着されて
いる場合には、それらひずみゲージS、〜S4にひずみ
は生じない、しかし、前述のように、ひずみゲージを正
確な位置に貼着するのは困難であり、正確に貼着されて
いない場合には各ひずみゲージS I” S aに伸び
又は縮みの不均衡なひずみが生じ、ホイートストンブリ
ッジ回路の出力は0とはならない、即ち、力F8が作用
していないにもかかわらず検出出力が生じることになり
、モーメントMYが作用した場合と同様にモーメントM
11による干渉が存在することになる。
さらに、上記荷重検出器にZ軸まわりのモーメントM2
が作用した場合にも平板3a、3bに極めて僅かではあ
るが変形を生じ(この変形a様の図示は省略する)さき
のモーメントM8と同じ理由による力Fgの検出の干渉
要因となる。なお、平行平板構造は力FV、F、に対し
てはモーメントMX 、MY 、Mzに対してよりも遺
かに変形困難(高剛性)であり、それらによる干渉は無
視することができる。
このように、上記従来の荷重検出器は、僅かながらモー
メントによる干渉を受け、その分検出精度が低下すると
いう問題点を有するが、さらに検出精度を低下させる要
因を他にも有する。以下、この要因を説明する。
平板3a、3bは温度の変化にしたがって伸縮する。し
たがって、平板3aと平板3bとの間に温度差が存在す
ると、平行平板構造には前記モーメントMvが作用した
場合と同じ態様の変形が生じる。即ち、例えば平板3a
にのみ風が当り又は輻射熱が当ると、平板3bに比較し
て平板3aが伸び、これによりモーメントM、が作用し
た場合と同様に、力F、が作用しなくても出力を生じる
こととなりモーメントと同様に力F、Iに対する干渉が
生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり
、その目的は、上記従来技術の問題点を解決し、所定軸
以外の成分の荷重による干渉を排除することができ、か
つ、熱による影響をなくすことができる荷重検出器を提
供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、第1の剛体部と
第2の剛体部とを互いに平行な複数の板状部材で連結し
た平行平板構造において、前記各板状部材の面に垂直な
面を有し前記第1の剛体部と前記第2の剛体部との間に
連結された板体と、この板体のひずみ訃を検出する検出
手段とを設けたことを特徴とする。
〔作 用〕
第1の剛体部と第2の剛体部との間に、検出すべき方向
の力成分が作用すると、機体に当該力成分に応じたせん
断変形又は伸縮変形を生じる。このせん断変形又は伸縮
変形によるひずみは検出手段により検出される。第1の
剛体部と第2の剛体部に上記力成分以外の荷重が作用し
ても板体にほとんどひずみは生じない。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図(alは本発明の第1の実施例に係る荷重検出器
の側面図、第1図(b)は第1図(+1)に示す線1b
−Ibに沿う断面図である。各図で、第15図(a)に
示す部分に相当する部分には同一符号が付しである。1
0は貫通孔4内において剛体部1と剛体部2に連結され
た板体、11は本実施例の荷重検出器を示すa S+t
+  Sltは板体10の一方の面に貼着されたひずみ
ゲージ、S13+  s+4は機体lOの他方の面に貼
着されたひずみゲージである。これらひずみゲージS、
〜SZの貼着態様についてはさらに詳細に後述する。な
お、本実施例では平板3a、3bにひずみゲージS、−
S、は貼着されていない。
板体10は荷重検出器11のほぼ中心に設けられている
。板体lOにより貫通孔4の中央部分が塞がれた構成と
なるが図で左右両側は貫通した状態に保たれる0本実施
例の荷重検出器11は、1つの六面体の剛体ブロックか
ら放電加工により比較的容易に成形される。なお、各図
で座標軸は第14図(alに示すものと同一の座標軸が
設定されているものとする。
次に、本実施例の動作を第1図(C)および第2図を参
照しながら説明する。今、剛体部1が固定されているも
のとし、剛体部2にX軸方向の力F。
が作用したとすると、各平板3a、3bは第1図(C)
に示すように変形し、これに伴って剛体部2は剛体部1
に対して変位する。ただし、第1図(C)に示す変形、
変位は誇張して描かれている。剛体部1.2が上記のよ
うに変位するとこれらと一体の板体10にはせん断心力
が作用し図示のような変形を生じる。この変形を第2図
によりさらに詳細に説明する。
第2図は板体10の拡大側面図である。第1図(C1に
示すように力F、が作用すると板体10の表面には前述
のようにせん断心力が作用し、破線で示すように変形す
る。この変形(せん断変形)は、図から明らかなように
、板体10を二点鎖線り、の方向において縮め、二点鎖
線Ltの方向において伸ばす。一般に良く知られている
ように、板体にせん断心力が作用すると、機体の中心を
通りせん断心力の作用方向と同一方向の直線(第2図に
一点鎖線で示されている)に対して正負両方向に45″
傾けた2つの直線に沿って、一方に圧縮ひずみが、又他
方に伸びひずみが生じる。そこで、板体lO上において
、このような2つの直線(第2図に実線LIO+  +
26で示されている)上にひずみゲージを貼着しておけ
ば、当該圧縮ひずみと伸びひずみを検出することができ
る。このようにして貼着されたひずみゲージが第1図(
a)、 (blに示される機体10の両面のひずみゲー
ジS、〜SI4である。これら4つのひずみゲージS、
〜314でホイートストンブリッジ回路が構成される。
そして、せん断心力は力F8に比例し、上記圧縮ひずみ
と伸びひずみのひすみ量はせん断心力に比例するから、
ホイートストンブリッジ回路からは力F、に比例した電
気的信号を得ることができる。
ここで、力F8が作用したとき板体10に生じるひずみ
εの大きさについて考察する。まず、荷重検出器11の
各部の寸法を次のように定める。
T :平板3a、3bの厚さ Lo:平板3a、3bのX軸方向の長さB :平板3a
、3bのY軸方向の長さ(巾)H:平板3n、3bのX
軸方向の中心間の距離Bsj板体lOのX軸方向の長さ T、:板体10の厚さ V :剛体部1に対する剛体部2の変位量E :機体l
Oの材料の縦弾性係数(ヤング率)     ′そうす
ると、変位量Vは次式で表わされる。
したがって、荷重検出器11を構成する平行平板構造の
ばね定数Kpは となる。
一方、板体lOの表面に生じるせん断応力τは次式で表
わされる。
ここで、板体10の材料のせん断弾性係数をG1せん断
歪をTとすると、τ=r−Gの関係があるので、 τ r電    ・−一一一−・・−一−−−−−−−−・
−・・・−・−・−・・・・・−・−・−・・・・・・
−・(4)G 着力点の変位量をδとすると、 δ寵り、・tanr#Lo・γ・−・・・・−・・・−
・曲−曲・曲・−(5)(31,(4)、 Fl)式か
ら C−B5・T。
したがって、板体lOのばね定数に、はとなる、荷重検
出器11の全体のばね定数には、平行平板構造のばね定
数に、と板体10のばね定数K。
との和、 K−KP +l(、・・・・・・・・・−・−・−・・
・・・−・−・−・・−・・−・−・−・・・・−・・
・・(8)である。
一般に、ばね定数Kを有する構造に対しである方向に力
Fが作用し、その結果変位ΔXが生じたとすると、 ΔX■□    ・−・−・−・−・・・・・・−・・
・・−・−・・−・・−・−・・−・・(9)である、
この(9)式に(8)、 (2)、 (7)式を代入す
ると、Lo”       L。
・−・−・・・−・・・−−−−−・−−−・・・・a
場となる。このとき、機体lOが受けるせん断応力τは
(4)式から O となる、このせん断は単純せん断だから、前述のように
主応力方向はせん断応力τの方向に対して45°の傾き
を有しており、主応力の大きさσはである0以上のこと
から、力Fxが作用したときのひずみの大きさεはQO
)、 821式を用いて次式で表わされる。
σ         G−F。
・−・・・・・・−・−・・−・・−・・−・−・・・
−・・−−−−−・・・α争したがって、上記ひずみゲ
ージS11”’SI4により構成されるホイートストン
ブリッジ回路の出力信号は値4・εに比例した信号とな
る。
以上、本実施例の荷重検出器11が、従来の荷重検出器
のように平板3a、3bのひずみを検出するひずみゲー
ジ81〜S4によらず、機体10のひずみを検出するひ
ずみゲージS、〜S、によって力F8を検出することが
できることを述べた。次に、本実施例の荷重検出器11
にモーメントが作用した場合の動作について述べる。
まず、モーメントM、が作用すると、荷重検出器11に
は第16図に示すと同様の変形が生じる。この場合、板
体10にも同様の変形が生じるが、板体10が荷重検出
器11の中心(平板3a、3bの中間部分)に存在する
ため、モーメントMVにより平板3a、3bに比較的大
きなひずみが生じるのに比べて、はとんどひずみを生じ
ない、しかも、ひずみゲージS I I ” S l 
4の貼着方向が板体10の伸縮方向と一致しないので、
僅かなひずみが生じても、ひずみゲージS11”’SI
4のひずみはさらに小さくなる。したがって、モーメン
トM、による干渉を排除することができる。同様の理由
により、モーメントM2によるひずみもほとんど生じる
ことはなく、モーメントMZによる干渉をも排除するこ
とができる。さらに、モーメントM8が作用すると、荷
重検出器11には第17図に示すような変形が生じ、板
体10にも同様の変形が生じるが、その変形は板体10
が平板3a、3bの巾方向の中央に存在するため極めて
小さ(、かつ、板体lOの厚さが薄いので前記変形によ
り板体10の両面に伸び、縮みが生じてもそれらの量は
極めて小さい。さらに、これらの伸び、縮みはひずみゲ
ージS、〜S14の貼着方向がそれらに一致しないこと
により、それらひずみゲージSll〜S、を伸び、縮み
させる量はさらに小さくなる。したがって、モーメント
M。
による干渉も排除することができる。
このように、本実施例では、荷重検出器の中心部分にお
いて、板体を両剛体部間に連結し、所定方向の力成分に
より板体に生じるせん断変形によるひずみをひずみゲー
ジで!食出するようにしたので、各モーメント成分が作
用した場合の干渉を排除することができ、所定方向の力
成分の検出を精度良く行なうことができる。
又、従来の荷重検出器の各平板が外面に露出しているた
め、常時、風や輻射熱を受け、各平板に温度差が生じ易
く、これにより検出精度が低下するのに対して、本実施
例の荷重検出器の板体は、2つの平板および2つの剛体
部で囲まれた領域内に存在するので、風や輻射熱を受け
ることはほとんどなく、熱による悪影響を生じることは
ない。
そして、各平板が両者の温度差により変形したとしても
、モーメントの干渉を排除できるのと同じ理由により、
出力に影響を与えることはない。
さらに、本実施例では、各ひずみゲージが上記領域内に
存在するので、各ひずみゲージの配線が外部に現われる
ことはなく、荷ffi検出器をロボット等の機械装置に
組込む場合、ひずみゲージおよび配線に対して何等考慮
する必要はなくなり、したがって組込みが容易となり、
かつ、組込んだときの占有面積を大巾に減少させること
ができる。
第3図(a)は本発明の第2の実施例に係る荷!!検出
器の側面図、第3図(blは第3図(a)の綿mb−a
tbに沿う断面図である。各図で、第1図(alに示す
部分と同−又は等価な部分には同一符号を付して説明を
省略する。なお、機体に貼符すべきひずみゲージS、〜
314の図示は省略する(以下の各実施例において同じ
、)0本実施例と第1の実施例とは、平板3a、3bお
よび板体10の形状が異なる。即ち、本実施例の平板3
a、3bは、それらの内面が弧状に形成されており、厳
密な意味でこれを、互いに平行な平板であるとは云えな
い。しかしながら、これら平板3a、3bは、実質的に
第1の実施例の平板3a、3bと同一の機能を有する。
この意味から、このような内面弧状の形状のものも以下
平行平板と称する。
さらに、本実施例の板体10の形状は、第1の実施例の
板体10の形状が方形であるのに対して、この方形の各
平板3a、3b側の辺を半円で切欠いた形状となってい
る。
本実施例の動作が第1の実施例の動作と同じであるのは
明らかであるので説明は省略する。又、本実施例の効果
も第1の実施例の効果と同じであるが、さらに次のよう
な効果も奏する。即ち、本実施例は、六面体の剛体ブロ
ックに対して第3図山)に示すように、ドリルd (−
点鎖線で示されている。)を剛体ブロックの一面からそ
の対向面まで、その両端に平板3a、3bを残して挿入
貫通し、その後上記両面側から板体10が残るようにエ
ンドミルm(二点鎖線で\ホされている)を2つの貫通
孔間をX軸方向に移動して切削することにより構成する
ことができ、第1の実施例のように放電加工により構成
されるものに比べて製造が溝かに容易となる。
第4図(a)は本発明の第3の実施例に係る荷重検出器
、第4図〜)は第4図(a)の腺IVb−IVbに沿う
断面図である。各図で、第1図(Iりに示す部分と同−
又は等価な部分には同一符号を付して説明を省略する0
本実施例と第1の実施例とは、第1の実施例の板体10
が各平板3m、3bとの間に間隔を有するのに対して、
本実施例の板体10が各平板3a、3bに連結している
点でのみ相違し、その他の構成は同じである。
本実施例の荷1i検出器において、剛体部2に力FXが
作用すると、平板3a、3bに変形を生じる。この変形
は、第1.第2の実施例の平板3a。
3bの変形とは多少その態様を異にする。即ち、平板3
a、3bの両端部分(第4図伽)の上下の部分)におい
ては、さきの各実施例と同一態様の変形(第1図(C)
に示す変形)を生じるが、平vi、3a。
3bの中央部分においては、板体10が連結されている
ので変形が阻止され、板体10の連結部分の近辺は変形
を生じない、しかしながら、このような変形にもかかわ
らず、平板3a、3bにより本実施例は平行平板構造と
しての特性を失うものではなく、剛体部2は剛体部lに
対して第1図(C)に示す態様と同一態様で変位する。
そして、このとき板体10には、第1.第2の実施例の
板体10と同様にせん断力力が作用しせん断変形を生じ
る。このように、本実施例の動作も実質的に第1.第2
の実施例の動作と同じである。又、本実施例の効果も第
1の実施例の効果と同じである。
第5図(a)は本発明の第4の実施例に係る荷重検出器
の側面図、第5図(b)は第5図(a)の線vb−vb
に沿う断面図である。各図で、第1図(a)に示す部分
と同−又は等価な部分には同一符号を付して説明を省略
する0本実施例においては、平板3a。
3bは第3図(a)に示す第2の実施例の平板3 a 
t3bと同じであり、又、板体10は第4図(a)に示
す第3の実施例の板体10と同じく平板3a、3bに連
結されている。
本実施例の動作および効果は第3の実施例の動作、効果
と同じである。ただ、本実施例は、第5図(b)に示す
ように、剛体ブロックの両面からエンドミルmをY軸方
向に挿入し、続いてこれをX軸方向に移動させて切削す
れば構成できるので、製造がさらに容易になるという効
果をも存する。
第6図(a+は本発明の第5の実施例に係る荷重検出器
の側面図、第6図(blは第6図(a)の線vtb−v
tbに沿う断面図である。各図で、第1図(a)に示す
部分と同−又は等価な部分には同一符号を付して説明を
省略する0本実施例においても、さきの第4の実施例と
同じく、平板3a、3bは第2の実施例の平板3a、3
bと同じであり、又、板体10は第3の実施例の板体1
0と同じく平板3a、3bに連結されている。しかしな
がら、本実施例の板体10は、さきの各実施例の板体1
0と異なり円形となっている。即ち、剛体部1.2の内
面も平板3a、3bの内面の円弧に引続(円弧に形成さ
れ、これら円弧で円が形成されている。
本実施例の動作は第3の実施例の動作と同じである。又
、本実施例は第3の実施例と同じ効果の他に次のような
顕著な効果を有する。即ち、さきの各実施例においては
、ひずみゲージS、〜SI4の貼着位置は板体10の中
心において、せん断力力の方向に対して正側と負側に4
5°傾斜した線(第2図に符号り、。+Lt11で示す
線)に沿った個所に定められていた。これは、これらの
線に沿って伸びひずみおよび縮みひずみが生じるからで
ある。
ところが、本実施例の円形の板体10においては、種々
実験の結果、板体10の中心に限らず、いずれの個所に
おいても上記線LI6+  Lz。の方向に同一の伸び
ひずみおよび縮みひずみが発生することが確認された。
したがって、本実施例では、ひずみゲージS11”’3
14は貼着の方向さえ正確であれば板体10上のいずれ
の位置に貼着してもよいことになり、ひずみゲージの貼
着作業を著しく容易にすることができる。
さらに、本実施例では、第6図(blに示すように、板
体10と同一形状のエンドミルmを使用すれば、剛体ブ
ロックの両面からY軸方向に当該エンドミルmを挿入し
て切削するだけで構成することができ、第4の実施例よ
りも逢かに製造が容易となるという効果も有する。
第7図(alは本発明の第6の実施例に係る荷重検出器
の側面図、第7図(′b)は第7図(a)の線■b−■
bに沿う断面図である。各図で、第1図に示す部分と同
−又は等価な部分には同一符号を付して説明を省略する
0本実施例は、剛体ブロックが円柱である点、および平
板3a、3bの内面のみならず外面も弧状に形成されて
いる点で第6図(a)に示す第5の実施例と異なるが、
その他の構成は第5の実施例と同じであり、かつ、その
動作および効果も第6の実施例の動作、効果と同じであ
る。
第8図(II)は本発明の第7の実施例に係る荷重検出
器の側面図、第8図世)は第8図(8)の線■b−■b
に沿う断面図である。各図で、第1図(a)に示す部分
と同−又は等価な部分には同一符号を付して説明を省略
する0本実施例は、板体10が平板3a。
3bの中央でなく一方に偏った位置に設けられている点
でさきの各実施例と異なり、その他の構成は第4図(a
)に示す第3の実施例と同じである。本実施例の荷重検
出器は、モーメン)Mv 、Mzは作用する可能性があ
るがモーメンI”MXは作用しないことが判っている機
械、装置に適用される。
以下、本実施例の動作を説明する。
本実施例においては、板体10に生じるせん断変形を利
用して力FXを検出する検出動作はさきの各実施例と同
じである。そして、さきの各実施例においては、板体1
0が平板3a、3bのほぼ中央位置に設けられているた
め、モーメントM、、 M、。
Mzが作用してもそれらモーメントにより板体10に生
じるひずみは極めて小さいものであった。ところで、本
実施例にモーメントMYが作用すると、それにより生じ
る変形は第16図に示すような変形となるが、この変形
はY軸方向においてはどの個所においても同じである。
したがって、モーメントMYに対しては板体10は、平
板3a、3bの中央部分に設けられていても、本実施例
のよ−うに当該中央部分から外れた位置に設けられてい
ても同一の変形となる。モーメントM2についても同じ
である。ただし、モーメントMXが作用すると、これに
よる変形は第17図に示すように平板3a。
3bの位置により異なり、平板3a、3bの両端部にお
いて変形が大きくなり、これに伴って板体10の変形も
大きくなり、板体10にこの変形によるひずみが生じる
。そして、このひずみが力FX検出の干渉となるので、
本実施例は、さきに述べたように予めモーメントMXは
作用しないことが判っている機械、装置に対して適用さ
れる。
本実施例の効果は、モーメントMlが作用する機械、v
t置に適用し得ないことを除き、第3の実施例の効果と
同じである。
なお、上記第7の実施例は、さきの各実施例のすべてに
適用可能である。又、板体10の位置は平板3a、3b
の端部とすることもできる。さらに、第7の実施例のよ
うに板体10を平板3a、3bを端部近くに偏せて設け
、又は端部に設けた場合、モーメントMXが作用したと
き干渉が生じることを上述したが、板体10ψ厚さを平
板3a、3bの厚さに比べて皇かに薄くすればモーメン
トMxにによって生じる板体10の2つの表面に生じる
ひずみの差を小さくすることができ、ホイートストンブ
リフジ回路の出力は実際上MXによる影響をほとんどな
くすことができるので、モーメントMXが作用する可能
性のある機械、装置に対しても適用可能となる。
第9図(8)は本発明の第8の実施例に係る荷重検出器
の側面図、第9図(b)は第9図(alの線IXb−I
Xbに沿う断面図である。さきの各実施例の荷重検出4
a+4b+4ct4dは上記4つの平板3a〜3dを形
成するための円形貫通孔であり、剛体ブロック中央に一
列に配列形成される0本実施例では、機体lOは平vi
3b、3c間に連結され、これにより板体lOは平行平
板構造の中央に位置することになる。このように平板を
3つ以上備えたθ反体10は備えられていなしゃ荷重検
出器は特願昭59−163473号に詳細に説明されて
いる。
本実施例の動作は第5の実施例の動作と同じである。ま
た、本実施例の効果は第5の実施例と同じ効果を有する
とともに、平板4つによる効果(上記出願の明細書に記
載されている)を失うことはない。
第10図(a)は本発明の第9の実施例に係る荷重検出
器、第10図世)は第10図(a)の線xb−xbの断
面図である。各図で、第1図(a)に示す部分と同−又
は等価な部分には同一符号を付して説明を省略するm 
laは剛体部1の突出部であり、剛体部1から平板3a
に沿い剛体部2の側方まで突出している。平板3aおよ
び剛体部2の側面と突出部1aとの間には間隙Gがあけ
られている。 13は間隙Gにおいて突出部1aと剛体
部2に連結された板体であり、Y軸方向におけるほぼ中
央部分に設けられる。この板体13はさきの各実施例の
板体1oに相当するa S Rrm S gl+ S 
t2* S taは板体13ノ両面に貼着されたひずみ
ゲージである。ひずみゲージSR1*  Sz2は力F
Xの作用方向に沿って、又、ひずみゲージ5ttr s
eaはこれと直交する方向に沿って、それぞれ板体13
の中心に貼着されている。
14は本実施例の荷重検出器を示す。
さきに示した第1〜第8の実施例においては、板体lO
を各剛体部1,2および平板3a、3bで囲まれる領域
内に設けられていたが、本実施例では当該領域の外の間
隙Gに設けられる。しかしながら、本実施例の板体13
は平板3a、3bの面に対してその面が直交する関係に
あり、かつ、剛体部1.2間に連結されている点でさき
の各実施例の機体10と同じである。
次に、本実施例の動作を説明する。剛体部1が固定され
ていると考え、剛体部2に力F8が作用すると、平板3
a、3bに第1図(0)に示すような態様の変形を生じ
、剛体部2は剛体部1に対して図で右方に変位を生じる
。このとき、板体13には、力FXの作用方向に伸びひ
ずみが、又、この方向と直交する方向に縮みひずみが生
じ、前者のひずみはひずみゲージS□+S!3で、又、
後者のひずみはひずみゲージ5tar St4でそれぞ
れ検出される。各ひずみゲージSat〜S14でホイー
トストンブリッジ回路を構成すれば、このホイートスト
ンブリッジ回路から力FXに比例した電気的出力を得る
ことができる。
一方、この荷重検出器14にモーメントMVが作用する
と、板体13は、第10図(a)において、その上辺に
伸びが、又下辺に縮みが生じる。しかし、板体13の中
央部分には伸び、*みはほとんど発生せず、したがって
、その部分に貼着されているひずみゲージ80〜3g4
にはほとんどひずみを生じない、このため、モーメント
Mvによる干渉は排除される。又、モーメントM、が作
用すると、板体13に捩れ変形が生じるが、板体13の
中央部分は瑛れの中心部分となり、この捩れ変形による
ひずみは中央部分にはほとんど生じない、したがってモ
ーメントM、Iによる干渉も排除することができる。
さらに、モーメントM2が作用すると、捩れの方向が異
なるだけでほとんどモーメントM、lと同じ変形となり
、同様の理由でモーメントM2による干渉も排除するこ
とができム。
このように、本実施例も、さきの各実施例と同様、モー
メントの干渉を排除することができる。
又、板体13は剛体部1.2および平板3aで構成され
る溝状の間隙G内に設けられるので、熱による悪影響を
受けることはなく、かつ、各ひずみゲージS!I”’S
14に対する配線が外部に露出しないので、これらの点
でもさきの各実施例と同様の効果を有する。
第11図は本発明の第10の実施例に係る荷重検出器の
側面図である0図で、第1O図(a)に示す部分と同−
又は等価な部分には同一符号を付して説明を省略する0
図から明らかなように、本実施例の荷重検出器の平行平
板構造は第10図(a)、 (b)に示す荷重検出器1
4を、剛体部2を共通として2つ対称的に連結した構成
を有しており、かつ、板体13はその中心に位置せしめ
られる。
本実施例の力FXの検出動作はさきの第9の実施例のも
のと同じである。又、モーメントM2の干渉を排除する
ことができる理由も第9の実施例のものと同じである。
さらに、モーメントMX。
Mvが作用したとき、対称に連結されている各平行平板
構造の変形は互いに逆の変形となる。したがって、それ
らの連結の中心に位置する板体13の変形は第8の実施
例の板体13の変形よりさらに小さく、それらモーメン
トMx、Mvによる干渉の排除効果はより大きくなる。
本実施例の効果は、第9の実施例と同じ効果を奏するば
かりでなく、上述のようにモーメントMx 、Mvによ
る干渉の排除効果はさらに大きくなり、かつ、板体の四
方が囲まれるので熱による悪影響を防止する効果もさら
に大きくなる。
なお、上記第1〜第1Oの各実施例の説明では、これら
荷重検出器を力の検出にのみ使用する例について説明し
たが、前記特開昭60−62497号公報に記載されて
いるように、平板の所定個所にひずみゲージを貼着すれ
ば、上記力とともに所定軸まわりのモーメントをも検出
することができる。
以上、本発明の種々の実施例について述べた。
そして、これら各実施例の荷重検出器は種々の機械、装
置に適用可能であるのは明らかである。次に、それら適
用例のいくつかを説明する。
第12図(a)は微細位置決め装置の側面図、第12図
(b)は第12図fa)の&ixn b −xn bニ
沿う断面図テする。微細位置決め装置は、サブμmのオ
ーダで物体を変位させる装置であり、例えば半導体製造
装置や高倍率光学装置等の分野では欠くことのできない
装置である。各図で、21.22は対向する剛体部、2
1a、 22aは各剛体部21.22から突出した突出
部、23a、 23bは各剛体部21.22を連結する
互いに平行な平板である。これら各剛体部2122、各
突出部21a、 22aおよび各平板23a、 23b
は六面体の剛体ブロックに貫通孔24をあけることによ
り構成される。各剛体部21.22および各平板23a
、 23bで1つの平行平板構造が構成されている。 
25a、 25bは例えば圧電素子を積層して構成され
る圧電アクチュエータであり、突出部21a、 22a
間に装架される。
26は各剛体部21.22間に連結された板体であり、
さきの第1〜第8の実施例における板体10に相当する
。板体26にはこれら各実施例の板体lOに貼着された
 ひずみゲージと同じ態様でひずみゲージSll〜 S
I4が貼着されている。なお、上記装置から板体26を
除いた構成の微細位置決め装置は、特開昭61−209
846号公報に提示されている。
今、剛体部21を固定し、圧電アクチュエータ25a、
 25bに電圧を印加すると、これら圧電アクチュエー
タ25a、 25bは伸長し、これにより平板23a。
23bは破線のように変形し、剛体部22は距離Uだけ
変位する。ところで、この変位Uは前述のようにサブμ
mの精度を要求される変位であるから、単に圧電アクチ
ュエータ25a、 25bに所定の電圧を印加しただけ
では上記精度を満足する変位Uを得ることはできない、
したがって、充分の精度を得るには、実際に生じた変位
Uを検出し、これを所望の変位量と比較し、その偏差を
0にするように圧電アクチュエータ25a、 25bの
印加電圧を調整するフィードバック制御が必要となる。
従来、このフィードバック制御を行なうための変位量の
検出は、第15図(a)、 (blに示すものと同じく
平板23a、 23bにひずみゲージを貼着し、平板2
3a、 23bに生じるひずみ(変位量uに比例する)
を検出することにより行なっていた。しかしながら、こ
のような手段による検出は、前述のようにモーメントの
作用により生じる干渉が存在し、その検出精度は満足す
べきものではなかった。これに対して、本実施例を適用
した上記微細位置決め装置は、板体26およびひずみゲ
ージS II−S I 4によりモーメントの作用によ
り生じる干渉がほとんどない検出(ひずみ量の検出)を
行なうことができるので、掻めて精度の高い変位Uを得
ることができる。
第13図は多軸荷重検出器の正面図である。図で、X、
Zは座標軸を示し、Y軸は紙面に垂直である。
30Fz 、 30Fv 、 30FIIはそれぞれZ
軸、Y軸。
X軸方向の力を検出する検出部を示す、31は荷重検出
対象の一方に固定される剛体部、32は当該荷重検出対
象の他方に固定される剛体部、32aは剛体部32に連
結された剛体の柱である。338.33blは検出部3
0 F Zにおける互いに平行な平板、33a z 。
33bgは検出部30 F vにおける互いに平行な平
板、33as、 33b3は検出部30F11における
互いに平行な平板である。剛体部31.32、柱32a
1各平板3381〜33b、は1.1つの剛体ブロック
に対してY軸方向の貫通孔34H+、34H+’ 、 
X軸方向の貫通孔34H!、Y軸方向の貫通孔34H1
および上部両側の切込み34H4を作ることにより構成
される。2つの貫通孔34H1は中心線に対して互いに
傾斜して対称に形成され、これにより対称な平行平板構
造が構成されている。36は貫通孔34HI’の中央部
分に設けられた板体であり、第10図(5)および第1
1図に示す第9゜第10の実施例における板体13と同
一の機能を有する。37は貫通孔34H2の中央部分に
設けられた板体、38は貫通孔34H1の中央部分に設
けられた板体であり、いずれも第1〜第8の実施例にお
ける板体1゜と同一の機能を有する。板体36の両面に
はひずみゲージStt〜sz4が、又、板体37.38
の両面にはひずみゲージS I l ” S I 4が
それぞれ貼着されている。
今、図でX軸方向下向きの力F2が剛体部32に作用す
ると、その力は、対になった平板33a l。
33bl、平板33at、33bt、 33ai、33
bsを経て剛体部31に伝達される。これら平板のうち
、平板33a l。
33b1は力F2に対して剛性が低く、平板33a*。
33bt、 33as、 33bsは剛性が高い。した
がって、力F2に対しては平板33at、33b+のみ
が変形する。
このとき板体36にはX軸方向に圧縮ひずみ、X軸方向
には伸びひずみが生じ、これらひずみはひずみゲージS
Z+〜SZ4により検出される。又、剛体部32にY軸
方向の力Fvが作用すると、この力F7は検出部30 
F Vの平板33at、 33bgのみを変形せしめて
板体37のせん断ひずみとして現れ、ひずみゲージS 
+ r〜SI4により検出される。同様に、X軸方向の
力Fxは板体38のせん断ひずみとして現れ、ひずみゲ
ージS 11 ”” S 14により検出される。
上記多軸荷重検出器は力F、、F、、F、を板体37.
38のせん断ひずみ、板体36の伸縮ひずみにより検出
するので、モーメントによる干渉をほとんど無視し得る
程度に小さくでき、高精度の検出を行なうことができる
。又、特に発熱を生じる機械、装置にこの多軸荷重検出
器を適用した場合、熱による影響を受けにくいので、こ
の面からも検′出精度を高めることができる。
上記多軸荷重検出器は3つの力Fll、Fv、Fzを検
出する3軸荷重検出器であるが、平板33at+33b
z、 33as+ 33bsの所定個所にひずみゲージ
を貼着すれば、モーメントM* 、My 、Mzを検出
することができ、6軸荷重検出器を構成することができ
る。このように平行平板構造によりモーメントを検出す
る技術は前記特開昭60−62497号公報に詳述され
ているので説明は省略する。
上記6軸荷重検出器により得られた特性行列を以下に示
す。
なお、上式中、E fX+  E ty* E tar
 E IIX+ E IjF+E、IIはひずみ出力、
J+、Jt、・・・・・・J、−はそれぞれ行列(1,
O,O,O,O,O)、  (0゜1、 0. 0. 
0. 0)、  ・・・・・・(0,0,O,0゜0.
1)を示す。
上記特性行列から、検出すべき荷重成分に対して他の荷
重成分が極端に低い、即ち干渉が小さいことが明らかで
ある。又、因みに、この6軸筒重検出器の各軸方向、各
軸まわりの固有振動数は次のとおりであった。
F x :  1.575K Hz F v :  1.613K Hz F z :  4.338K Hz Mx :  1.613K Hz MY :  1.575K H2 Mz ?  1.613K Hz このように極めて高い固有振動数、即ち高い剛性を有す
るのは、板体36.37.38が存在するためであり、
このような高い剛性を有するため、機械。
装置へ適用した場合の低剛性に起因する支障がなくなり
、多軸荷重検出器の適用範囲を大巾に拡大することがで
きる。
第14図はセラミックス圧縮成形装置の断面図である。
図で、41は基盤、42は基盤41上に固定された中空
円筒、43はピストンである。44はピストン43によ
って中空円筒42内に押込められて圧縮されるセラミッ
クスである。
セラミックスの圧縮成形を実施する場合、成形された製
品に局部的な残留応力や欠陥が存在しないようにするた
めには、成形時においてどの部分にどれだけの力が加わ
ったか、即ち応力の分布を知ることが必要となる。図示
の例では、中空円筒42の壁の所定個所に当該中空円筒
の内外に貫通する穴をあけ、この穴内に本実施例の荷重
検出器を装着して力を検出する。即ち、45は上記荷重
検出のため中空円筒42にあけられた穴、46は穴45
内に装着された荷重検出器である。この荷重検出器46
には第7図(al、 (b)に示す第6の実施例と同一
の型の荷重検出器が使用される。 47a、 47bは
荷重検出器46の平板、48は板体である0機体48の
一方の面には第6の実施例と同じく、板体48のせん断
変形によるひずみを検出する2つのひずみゲージが貼着
されているが、機体48の他方の面には第8の実施例と
同じく、板体48の伸縮変形によるひずみを検出する2
つのひずみゲージが貼着されている。
セラミックス44の圧縮成形はピストン43を大きな力
F2で押込むことにより実施される。そのとき、荷重検
出器46の中空円筒42の内部に面した剛体部に作用す
る力は、第14図に示すようにせん断応力τと垂直応力
Pの2つの応力の合成である。
荷重検出器46はこれら2つの応力を個別に検出するこ
とができる。即ち、中空円筒内部に面した剛体部にせん
断応力τが作用すると、これに応じて機体48にせん断
変形を生じ、この変形によるひずみが生じる。このひず
み(廿ん断応力に比例する)は板体48の一方の面に貼
着されたひずみゲージで積出される。又、当該剛体部に
垂直応力Pが作用すると、これに応じて板体48に圧縮
変形を生じ、この変形によるひずみ(圧縮応力に比例す
る)は板体48の他方の面に貼着されたひずみゲージで
検出される。板体48には、せん断応力τと垂直応力P
が同時に作用し、両応力による変形、ひずみが同時に生
じるが、上記のようなひずみゲージの貼着により、これ
らひずみのひずみ量は個別にとり出されることになる。
本実施例の荷重検出器を上記圧縮成形装置に適用する場
合、次のような極めて大きな効果を有する。一般に、セ
ラミックスのような粉体の圧縮成形には、例えば、50
Kgf/mm”という極めて大きな圧力が用いられる。
したがって、荷重検出器に作用する垂直応力も大きな値
となり平行平板構造。
を用いる荷重検出器ではこの大きな垂直応力に対する剛
性が不足する。しかし、本実施例の荷重検出器では、こ
の垂直応力の方向と平板47a、 47bおよび板体4
8の長さ方向とが一致するので垂直応力に対する剛性は
極めて大となり、剛性が不足することはない。
さらに、当該圧縮成形において大きな圧力が用いられる
ため、中空円筒もこれに充分耐える大きな剛性が必要と
なる。ところが、中空円筒に荷重検出器を装着するため
の穴をあけると、中空円筒はその分だけ脆弱となり上記
圧力に耐え得なくなるおそれがある。このため、当該穴
はできるだけ小さいことが望ましい、ところで、本実施
例の荷重検出器は前述のように配線が外部に出ないので
、穴の寸法について配線に対する余裕を見込む必要はな
いことになり、穴を小さく形成することができ、中空円
筒に必要な剛性を保持させることができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明では、平行平板構造の平板の
面に垂直な面を有する板体を各剛体部間に連結し、当該
機体に生じるひずみを検出手段により検出する。ように
したので、所定軸以外の荷重成分による干渉を極度に小
さくすることができ、かつ、熱による影響をもほとんど
なくすことができ、ひいては検出精度を大きく向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、 (b)、 (C)はそれぞれ本発明の
第1の実施例に係る荷重検出器の側面図、断面図および
変形状態図、第2図は第1図(a)に示す板体の側面図
、第3図(a)、 (b)、第4図(a)、 (b)、
第5図(jl)、 (bl、第6図(a)、 (b)、
第7図(a) 、 (b)、第8図(a)、 (b)、
第9図(a)、 (b)、第1O図(a)、 (b)は
それぞれ本発明′の第2〜第9の実施例に係る荷重検出
器の側面図および断面図、第111図は本発明の第10
の実施例に係る荷重検出器の側面図、第12図(a)、
 (b)は本実施例の荷重検出器を適用した微細位置決
め装置の側面図および断面図、第13図および第14図
はそれぞれ本実施例の荷重検出器を適用した多軸荷重検
出器の正面図および圧縮成形装置、の断面図、第15図
(a)、 (blは従来の荷重検出器の側面図、第16
図および第17図はそれぞれ第15図(a)に示す荷重
検出器の変形時の側面図および斜視図である。 1.2・・・剛体部、3a +  3b ・・・平板、
10.13・・・板体、S、〜SI4. S意、〜SZ
a・・・ひずみゲージ。 第1図 (a)        (C) 1.2:Ifり体tp 3a、3b  :Jl′−1反 to、ll?、i停 S+−5++  :  ?亨゛稈ゲ一シク第10図 (。)       第11図 第12図 第13図 第15図 第16図     第17図 Y 手続補正書(自発) 昭和63年 1月 7日

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1の剛体部と第2の剛体部とを互いに平行な複
    数の板状部材で連結した平行平板構造において、前記各
    板状部材の面に垂直な面を有しかつ前記第1の剛体部と
    前記第2の剛体部との間に連結された板体と、この板体
    のひずみ量を検出する検出手段とを設けたことを特徴と
    する荷重検出器。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項において、前記第1の
    剛体部、前記第2の剛体部、前記各板状部材および前記
    板体は1つの剛体ブロックから一体成形されていること
    を特徴とする荷重検出器。
  3. (3)特許請求の範囲第(1)項において、前記板体は
    、前記第1の剛体部、前記第2の剛体部および前記各板
    状部材で構成される領域内に位置していることを特徴と
    する荷重検出器。
  4. (4)特許請求の範囲第(3)項において、前記板体は
    、前記各板状部材から離れていることを特徴とする荷重
    検出器。
  5. (5)特許請求の範囲第(3)項において、前記板体は
    、前記各板状部材と連結されていることを特徴とする荷
    重検出器。
  6. (6)特許請求の範囲第(5)項において、前記各板状
    部材は、内外面とも平面であり、かつ、前記板体は、前
    記各板状部材の内面の平面を共有する方形であることを
    特徴とする荷重検出器。
  7. (7)特許請求の範囲第(5)項において、前記各板状
    部材は、外面が平面、内面が円弧であり、かつ、前記板
    体は、方形およびこの方形の対向する辺に連続する前記
    円弧を共有した半円形の合成形状であることを特徴とす
    る荷重検出器。
  8. (8)特許請求の範囲第(5)項において、前記各板状
    部材は、外面が平面、内面が弧面であり、かつ、前記板
    体は、前記弧面を共有する円形であることを特徴とする
    荷重検出器。
  9. (9)特許請求の範囲第(5)項において、前記各板状
    部材は、内外面とも弧面であり、かつ、前記板体は、前
    記各板状部材の内面の弧面を共有する円形であることを
    特徴とする荷重検出器。
  10. (10)特許請求の範囲第(3)項において、前記板体
    は、前記各板状部材の中央に位置していることを特徴と
    する荷重検出器。
  11. (11)特許請求の範囲第(3)項において、前記板体
    は、前記各板状部材の一方に片寄せて配置されているこ
    とを特徴とする荷重検出器。
  12. (12)特許請求の範囲第(1)項において、前記板体
    は、前記第1の剛体部、前記第2の剛体部および前記各
    板状部材で構成される領域の外部に配置されていること
    を特徴とする荷重検出器。
  13. (13)特許請求の範囲第(1)項において、前記検出
    手段は、前記板体に貼着され当該板体の少なくともせん
    断ひずみを検出するひずみゲージであることを特徴とす
    る荷重検出器。
JP26276287A 1987-10-20 1987-10-20 荷重検出器 Pending JPH01107121A (ja)

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