JPH01106771A - 乳母車 - Google Patents
乳母車Info
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- JPH01106771A JPH01106771A JP63167446A JP16744688A JPH01106771A JP H01106771 A JPH01106771 A JP H01106771A JP 63167446 A JP63167446 A JP 63167446A JP 16744688 A JP16744688 A JP 16744688A JP H01106771 A JPH01106771 A JP H01106771A
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- baby carriage
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Links
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Landscapes
- Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、乳母車に関し、特に開状態のロック解除お
よび回動可能に設けられた押棒のロック解除を簡単な操
作で行なうことのできる乳母車に関するものである。
よび回動可能に設けられた押棒のロック解除を簡単な操
作で行なうことのできる乳母車に関するものである。
[関連の技術]
この発明にとって興味ある関連技術として、特公昭58
−32065号公報および特公昭62−13230号公
報に開示された乳母車がある。これらの公報に開示され
た乳母車は、1対の反転ブラケットを備えている。この
1対の反転ブラケットは、それぞれ、1対の後脚の中央
部において一方端が回動可能に連結され、それによって
後脚の上半部に沿いまたは下半部に沿うように転動自在
に設けられている。そして、乳母車の開いた状態におい
ては、反転ブラケットが後脚の上半部に沿った位置で固
定されることによって、乳母車の開状態がロックされる
。
−32065号公報および特公昭62−13230号公
報に開示された乳母車がある。これらの公報に開示され
た乳母車は、1対の反転ブラケットを備えている。この
1対の反転ブラケットは、それぞれ、1対の後脚の中央
部において一方端が回動可能に連結され、それによって
後脚の上半部に沿いまたは下半部に沿うように転動自在
に設けられている。そして、乳母車の開いた状態におい
ては、反転ブラケットが後脚の上半部に沿った位置で固
定されることによって、乳母車の開状態がロックされる
。
上記反転ブラケットを固定するために、反転ブラケット
に係合し得る套管が設けられている。また、1対の操作
レバーが乳母車の左右側面に位置する1対の押棒に設け
られている。操作レバーと套管とはワイヤによって連結
されている。したがって、左右の押棒に設けられている
1対の操作レバーを操作することによって套管を移動さ
せると、套管と反転ブラケットとの係合状態が解除され
、反転ブラケットは転動し得る状態となる。つまり、乳
母車の開状態のロックは解除される。
に係合し得る套管が設けられている。また、1対の操作
レバーが乳母車の左右側面に位置する1対の押棒に設け
られている。操作レバーと套管とはワイヤによって連結
されている。したがって、左右の押棒に設けられている
1対の操作レバーを操作することによって套管を移動さ
せると、套管と反転ブラケットとの係合状態が解除され
、反転ブラケットは転動し得る状態となる。つまり、乳
母車の開状態のロックは解除される。
さらに、この発明にとって興味ある関連技術の他の例と
して、実開昭60−105559号公報に開示された乳
母車がある。この乳母車の押棒は、背面押しの位置およ
び対面押しの位置の2状憇に切換え可能になっている。
して、実開昭60−105559号公報に開示された乳
母車がある。この乳母車の押棒は、背面押しの位置およ
び対面押しの位置の2状憇に切換え可能になっている。
押棒を背面押しの位置または対面押しの位置で固定する
ために、回転フックと、この回転フックに係合し得る係
止ビンとが設けられている。回転フックは、左右に位置
する1対の押棒上に回転可能に設けられており、また係
止ビンは乳母車本体の前方部および後方部の2カ所に設
けられている。そして、回転フックを回転操作するため
に、1対の押棒にはそれぞれつまみが設けられている。
ために、回転フックと、この回転フックに係合し得る係
止ビンとが設けられている。回転フックは、左右に位置
する1対の押棒上に回転可能に設けられており、また係
止ビンは乳母車本体の前方部および後方部の2カ所に設
けられている。そして、回転フックを回転操作するため
に、1対の押棒にはそれぞれつまみが設けられている。
押棒のロック状態を解除しようとするときには、1対の
つまみを両手で操作して回転フックを回転させる。
つまみを両手で操作して回転フックを回転させる。
[発明が解決しようとする課題]
特公昭58−32065号公報および特公昭62−13
230号公報に開示された乳母車においては、乳母車の
開状態のロックを解除するためには、両手を用いて1対
の操作レバーを回動操作することが必要になる。また、
実開昭60−105559号公報に開示された乳母車に
おいては、押棒のロックを解除するためには、両手で1
対のつまみを操作することが必要になる。
230号公報に開示された乳母車においては、乳母車の
開状態のロックを解除するためには、両手を用いて1対
の操作レバーを回動操作することが必要になる。また、
実開昭60−105559号公報に開示された乳母車に
おいては、押棒のロックを解除するためには、両手で1
対のつまみを操作することが必要になる。
操作性を考慮したとき、ロック状態を解除するための操
作手段は手元にあるのが望ましく、また片手で操作でき
るのが望ましい。そのためには、操作すべき箇所をただ
1カ所にすることが必要になる。
作手段は手元にあるのが望ましく、また片手で操作でき
るのが望ましい。そのためには、操作すべき箇所をただ
1カ所にすることが必要になる。
そこで、この発明は、乳母車の開状態のロック解除およ
び押棒のロック解除を、単一の操作手段で操作すること
のできる乳母車を提供することを目的とする。
び押棒のロック解除を、単一の操作手段で操作すること
のできる乳母車を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
この発明の対象となる乳母車は、特公昭58−3206
5号公報および特公昭62−13230号公報に開示さ
れた乳母車と同様、基本的な骨組みとして以下のものを
備える。
5号公報および特公昭62−13230号公報に開示さ
れた乳母車と同様、基本的な骨組みとして以下のものを
備える。
a、 座席の両側面に沿って前後方向に延びる1対の手
摺枠。
摺枠。
b、 その上端部が前記手摺枠に対して回動可能に連結
され、その下端部に前輪を有している1対の前脚。
され、その下端部に前輪を有している1対の前脚。
C0その上端部が前記手摺枠に対して回動可能に連結さ
れ、その下端部に後輪を有している1対の後脚。
れ、その下端部に後輪を有している1対の後脚。
d、 前記後脚の中央部において一方端が回動可能に連
結され、それによって前記後脚の上半部に沿いまたは下
半部に沿うように転動自在に設けられている1対の反転
ブラケット。
結され、それによって前記後脚の上半部に沿いまたは下
半部に沿うように転動自在に設けられている1対の反転
ブラケット。
e、 その上端部が前記手摺枠の後方端に回動可能に連
結され、その下端部が前記反転ブラケットの他方端に回
動可能に連結されている1対の手摺支持棒。
結され、その下端部が前記反転ブラケットの他方端に回
動可能に連結されている1対の手摺支持棒。
f、 座席の座部の両側面に沿って前後方向に延び、そ
の前方端が前記前脚に回動可能に連結され、その後方端
が前記反転ブラケットの他方端に回動可能に連結されて
いる1対の座席支持棒。
の前方端が前記前脚に回動可能に連結され、その後方端
が前記反転ブラケットの他方端に回動可能に連結されて
いる1対の座席支持棒。
乳母車の開いた状態においては、前記反転ブラケットが
前記後脚の上半部に沿った位置で固定されることによっ
て、乳母車の開状態がロックされる。また、乳母車の閉
じた状態においては、前記反転ブラケットが前記後脚の
下半部に沿うように位置する。
前記後脚の上半部に沿った位置で固定されることによっ
て、乳母車の開状態がロックされる。また、乳母車の閉
じた状態においては、前記反転ブラケットが前記後脚の
下半部に沿うように位置する。
このような乳母車において、この発明の乳母車は、さら
に、以下のものを備える。
に、以下のものを備える。
g、 上下方向に延び、その下端部が前記反転ブラケッ
トの他方端に回動可能に連結され、それによって背面押
しの位置および対面押しの位置の2状態に切換え可能に
なっている1対の押棒。
トの他方端に回動可能に連結され、それによって背面押
しの位置および対面押しの位置の2状態に切換え可能に
なっている1対の押棒。
h、 当該乳母車の幅方向に延び、前記1対の押棒の上
端部を連結する押棒連結部材。
端部を連結する押棒連結部材。
i、 前記押棒の中央部上に取付けられ、係合位置と非
係合位置との間を変位可能に設けられている1対の押棒
ロック部材。
係合位置との間を変位可能に設けられている1対の押棒
ロック部材。
j、 当該乳母車の本体上に設けられ、前記係合位置に
ある前記押棒ロック部材に係合して前記押棒を背面押し
の位置または対面押しの位置で固定する係止手段。
ある前記押棒ロック部材に係合して前記押棒を背面押し
の位置または対面押しの位置で固定する係止手段。
k、 上方位置と下方位置との間を変位可能に設けられ
、当該乳母車の開状態において下方位置にもたらされた
とき前記反転ブラケットに係合してこの反転ブラケット
を前記後脚の上半部に沿った位置で固定する1対の開状
態ロック部材。
、当該乳母車の開状態において下方位置にもたらされた
とき前記反転ブラケットに係合してこの反転ブラケット
を前記後脚の上半部に沿った位置で固定する1対の開状
態ロック部材。
【、 前記開状態ロック部材を常に下方位置にもたらす
ように付勢する1対の付勢手段。
ように付勢する1対の付勢手段。
m、 前記押棒に沿って最低高さ位置、中間高さ位置お
よび最大高さ位置の間を変位可能に設けられ、かつ前記
中間高さ位置にもたらされたとき前記開状態ロック部材
を下方から押し上げて前記上方位置に移動させる第1作
用部と、前記最大高さ位置にもたらされたとき前記押棒
ロック部材を下方から押圧して前記非係合位置に移動さ
せる第2作用部とを有している1対の係合解除部材。
よび最大高さ位置の間を変位可能に設けられ、かつ前記
中間高さ位置にもたらされたとき前記開状態ロック部材
を下方から押し上げて前記上方位置に移動させる第1作
用部と、前記最大高さ位置にもたらされたとき前記押棒
ロック部材を下方から押圧して前記非係合位置に移動さ
せる第2作用部とを有している1対の係合解除部材。
n、 前記1対の係合解除部材を常に最低高さ位置にも
たらすように付勢する1対の復帰手段。
たらすように付勢する1対の復帰手段。
0、 前記1対の押棒および前記押棒連結部材に沿って
延び、゛前記1対の係合解除部材を連結するワイヤ手段
。
延び、゛前記1対の係合解除部材を連結するワイヤ手段
。
p、 第1の位置、第2の位置および第3の位置の間を
変位可能に設けられ、かつ前記押棒連結部材の中央部に
おいて前記ワイヤ手段に連結され ′ている操作手段。
変位可能に設けられ、かつ前記押棒連結部材の中央部に
おいて前記ワイヤ手段に連結され ′ている操作手段。
前記1対の係合解除部材が最低高さ位置にもたらされて
いるときには、前記操作手段は前記第1の位置にある。
いるときには、前記操作手段は前記第1の位置にある。
前記操作手段を手で操作して前記第2の位置にもたらし
たとき、前記1対の係合解除部材は前記ワイヤ手段に引
張られて前記中間高さ位置に移動する。前記操作手段を
手で操作して前記第3の位置にもたらしたとき、前記1
対の係合解除部材は前記ワイヤ手段に引張られて前記最
大高さ位置に移動する。
たとき、前記1対の係合解除部材は前記ワイヤ手段に引
張られて前記中間高さ位置に移動する。前記操作手段を
手で操作して前記第3の位置にもたらしたとき、前記1
対の係合解除部材は前記ワイヤ手段に引張られて前記最
大高さ位置に移動する。
[発明の作用効果]
乳母車が開いた状態にあるとき、1対の係合解除部材は
、1対の復帰手段によって付勢されて最低高さ位置にも
たらされ、1対の開状態ロック部材は、1対の付勢手段
によって付勢されて下方位置にもたらされている。その
状態では、1対の開状態ロック部材は、1対の反転ブラ
ケットに係合し、反転ブラケットを後脚の上半部に沿っ
た位置で固定している。その結果、乳母車の開状態はロ
ックされる。さらに、この状態においては、1対の押棒
ロック部材は、係合位置にあって、乳母車の本体上に設
けられた係止手段と係合して押棒を背面押しの位置また
は対面押しの位置で固定している。操作手段は、第1の
位置にある。
、1対の復帰手段によって付勢されて最低高さ位置にも
たらされ、1対の開状態ロック部材は、1対の付勢手段
によって付勢されて下方位置にもたらされている。その
状態では、1対の開状態ロック部材は、1対の反転ブラ
ケットに係合し、反転ブラケットを後脚の上半部に沿っ
た位置で固定している。その結果、乳母車の開状態はロ
ックされる。さらに、この状態においては、1対の押棒
ロック部材は、係合位置にあって、乳母車の本体上に設
けられた係止手段と係合して押棒を背面押しの位置また
は対面押しの位置で固定している。操作手段は、第1の
位置にある。
次に、操作手段を手で操作して第2の位置にもたらすと
、1対の係合解除部材は、ワイヤ手段に引張られて中間
高さ位置に移動する。すると、係合解除部材の第1作用
部が開状態ロック部材を下方から押し上げて上方位置に
移動させる。その結果、開状態ロック部材と反転ブラケ
ットとの係合状態が解除され、反転ブラケットは転動し
得る状態となる。言い換えれば、操作手段を第2の位置
にもたらすと、乳母車の開状態のロックは解除される。
、1対の係合解除部材は、ワイヤ手段に引張られて中間
高さ位置に移動する。すると、係合解除部材の第1作用
部が開状態ロック部材を下方から押し上げて上方位置に
移動させる。その結果、開状態ロック部材と反転ブラケ
ットとの係合状態が解除され、反転ブラケットは転動し
得る状態となる。言い換えれば、操作手段を第2の位置
にもたらすと、乳母車の開状態のロックは解除される。
次に、操作手段を手で操作して第3の位置にもたらすと
、1対の係合解除部材は、ワイヤ手段に引張られて最大
高さ位置に移動する。すると、係合解除部材の第2作用
部が、押棒ロック部材を下方から押圧して非係合位置に
移動させる。つまり、押棒ロック部材と係止手段との係
合状態が解除され、押棒のロックが解除される。したが
って、押棒を回動操作することが可能となる。
、1対の係合解除部材は、ワイヤ手段に引張られて最大
高さ位置に移動する。すると、係合解除部材の第2作用
部が、押棒ロック部材を下方から押圧して非係合位置に
移動させる。つまり、押棒ロック部材と係止手段との係
合状態が解除され、押棒のロックが解除される。したが
って、押棒を回動操作することが可能となる。
以上の動作を要約すると、押棒連結部材の中央部に位置
する操作手段を手で操作して第2の位置にもたらすと、
乳母車の開状態のロックが解除される。そして、操作手
段を第3の位置にもたらすと、押棒に対するロックが解
除される。
する操作手段を手で操作して第2の位置にもたらすと、
乳母車の開状態のロックが解除される。そして、操作手
段を第3の位置にもたらすと、押棒に対するロックが解
除される。
この発明によれば、押棒連結部材の中央部に設けられて
いる単一の操作手段を操作することによって、乳母車の
開状態のロックを解除したり押棒のロックを解除したり
することができる。このような操作は、片手で行なうこ
とが可能であり、また単一の操作手段であるので、その
操作が非常に簡単なものとなる。
いる単一の操作手段を操作することによって、乳母車の
開状態のロックを解除したり押棒のロックを解除したり
することができる。このような操作は、片手で行なうこ
とが可能であり、また単一の操作手段であるので、その
操作が非常に簡単なものとなる。
[実施例]
第1図および第3図は、この発明の一実施例を左側面か
ら見た図であり、第1図は押棒が背面押しの位置に固定
された状態であり、第3図は押棒が対面押しの位置で固
定されている状態を示している。なお、乳母車の右側面
は、第1図および第3図に示したものと対称に現われる
。
ら見た図であり、第1図は押棒が背面押しの位置に固定
された状態であり、第3図は押棒が対面押しの位置で固
定されている状態を示している。なお、乳母車の右側面
は、第1図および第3図に示したものと対称に現われる
。
乳母車は、基本的な骨組みとして、座席の両側面に沿っ
て前後方向に延びる1対の手摺枠1と、その上端部が手
摺枠1に対して回動可能に連結され、その下端部に前輪
2を有している1対の前脚3と、その上端部が手摺枠1
に対して回動可能に連結され、その下端部に後輪4を有
している1対の後脚5と、後脚5の中央部において一方
端が軸7を介して回動可能に連結され、それによって後
脚5の上半部に沿いまたは下半部に沿うように転動自在
に設けられている1対の反転ブラケット6と、その上端
部が手摺枠1の後方端に回動可能に連結され、その下端
部が反転ブラケット6の他方端に回動可能に連結されて
いる1対の手摺支持棒8と、座席の座部の両側面に沿っ
て前後方向に延び、その前方端が前脚3に回動可能に連
結され、その後方端が反転ブラケット6の他方端に回動
可能に連結されている1対の座席支持棒9と、を備えて
いる。反転ブラケット6と、手摺支持棒8と、座席支持
棒9とは、軸12によって互いに連結されている。
て前後方向に延びる1対の手摺枠1と、その上端部が手
摺枠1に対して回動可能に連結され、その下端部に前輪
2を有している1対の前脚3と、その上端部が手摺枠1
に対して回動可能に連結され、その下端部に後輪4を有
している1対の後脚5と、後脚5の中央部において一方
端が軸7を介して回動可能に連結され、それによって後
脚5の上半部に沿いまたは下半部に沿うように転動自在
に設けられている1対の反転ブラケット6と、その上端
部が手摺枠1の後方端に回動可能に連結され、その下端
部が反転ブラケット6の他方端に回動可能に連結されて
いる1対の手摺支持棒8と、座席の座部の両側面に沿っ
て前後方向に延び、その前方端が前脚3に回動可能に連
結され、その後方端が反転ブラケット6の他方端に回動
可能に連結されている1対の座席支持棒9と、を備えて
いる。反転ブラケット6と、手摺支持棒8と、座席支持
棒9とは、軸12によって互いに連結されている。
乳母車の開いた状態においては、反転ブラケット6が後
脚5の上半部に沿った位置で固定されることによって、
乳母車の開状態がロックされる。
脚5の上半部に沿った位置で固定されることによって、
乳母車の開状態がロックされる。
反転ブラケット6に対する固定を解除すれば、乳母車の
開状態のロックが解除される。すなわち、乳母車を折り
畳むことが可能となる。乳母車の折り丘み動作に伴って
、反転ブラケット6は、第1図において時計方向に回動
し、乳母車の閉じた状態においては、反転ブラケット6
は第1図において想像線で示すように後脚5の下半部に
沿うように位置する。このような折り畳み動作は、特公
昭58−32065号公報または特公昭62−1323
0号公報に開示されている乳母車と同様である。乳母車
が折り畳まれた状態では、前輪2と後輪4とが互いに近
づき、またそれらは同じ高さに位置して乳母車の自立を
可能にしている。
開状態のロックが解除される。すなわち、乳母車を折り
畳むことが可能となる。乳母車の折り丘み動作に伴って
、反転ブラケット6は、第1図において時計方向に回動
し、乳母車の閉じた状態においては、反転ブラケット6
は第1図において想像線で示すように後脚5の下半部に
沿うように位置する。このような折り畳み動作は、特公
昭58−32065号公報または特公昭62−1323
0号公報に開示されている乳母車と同様である。乳母車
が折り畳まれた状態では、前輪2と後輪4とが互いに近
づき、またそれらは同じ高さに位置して乳母車の自立を
可能にしている。
第3図を参照して、乳母車は、さらに、その下端部が手
摺枠1の後方部に回動可能に連結された1対の背もたれ
部材13と、上下方向に延び、その下端部が軸12を介
して反転ブラケット6の他方端に回動可能に連結され、
それによって背面押しの位置および対面押しの位置の2
状態に切換え可能になっている1対の押棒10a、10
bと、乳母車の幅方向に延び、1対の押棒10a、10
bの上端部を連結する押棒連結部材11と、を備えてい
る。
摺枠1の後方部に回動可能に連結された1対の背もたれ
部材13と、上下方向に延び、その下端部が軸12を介
して反転ブラケット6の他方端に回動可能に連結され、
それによって背面押しの位置および対面押しの位置の2
状態に切換え可能になっている1対の押棒10a、10
bと、乳母車の幅方向に延び、1対の押棒10a、10
bの上端部を連結する押棒連結部材11と、を備えてい
る。
背もたれ部材13は、図示の省略されている適当なリク
ライニング調整手段によって所望の傾斜角度の位置で固
定されるようになっている。
ライニング調整手段によって所望の傾斜角度の位置で固
定されるようになっている。
上下方向に延びる1対の押棒1−Oa、10bの中央部
には、軸14を介して1対の回動フック15が回動可能
に取付けられている。これに対応して、手摺枠1の後方
部および前方部にはそれぞれ係止ピン16.17が設け
られている。第1図に示す状態では、回動フック15が
一方の係止ピン16に係合することによって、1対の押
棒10a。
には、軸14を介して1対の回動フック15が回動可能
に取付けられている。これに対応して、手摺枠1の後方
部および前方部にはそれぞれ係止ピン16.17が設け
られている。第1図に示す状態では、回動フック15が
一方の係止ピン16に係合することによって、1対の押
棒10a。
10bを背面押しの位置で固定している。第3図に示す
状態では、回動フック15が他方の係止ピン17に係合
することによって、1対の押棒10a、10bを対面押
しの状態で固定している。
状態では、回動フック15が他方の係止ピン17に係合
することによって、1対の押棒10a、10bを対面押
しの状態で固定している。
第2図は、1対の押棒10a、10bと押棒連結部材1
1との連結部分を、乳母車の前方側から見た図である。
1との連結部分を、乳母車の前方側から見た図である。
押棒連結部材11は、1対の押棒10a、10bの上方
部に重なり合う脚部11a。
部に重なり合う脚部11a。
11bを有している。この押棒連結部材11は、1対の
押棒10a、10bに対して上下方向に移動可能に設け
られている。
押棒10a、10bに対して上下方向に移動可能に設け
られている。
第4図は、押棒連結部材11の一方の脚部11aと押棒
10aとの重なり部分を詳細に示す断面図である。図示
するように、押棒10aの上方部は、押棒連結部材11
の脚部11a内に嵌まり込んでいる。押棒10aには上
下方向に長い長孔19が形成されており、脚部11aに
は上記長孔19内を押通する軸18が固定して設けられ
ている。
10aとの重なり部分を詳細に示す断面図である。図示
するように、押棒10aの上方部は、押棒連結部材11
の脚部11a内に嵌まり込んでいる。押棒10aには上
下方向に長い長孔19が形成されており、脚部11aに
は上記長孔19内を押通する軸18が固定して設けられ
ている。
押棒連結部材11は、軸18が長孔19内を移動できる
範囲だけ上下方向に移動可能となる。
範囲だけ上下方向に移動可能となる。
押棒連結部材11を適当な高さで固定するために、押棒
10aには上下方向に整列した複数個の係合穴20.2
1.22が設けられている。これに対応して、脚部11
aには、軸23を介して操作レバー24が回動可能に取
付けられている。第5図には、操作レバー24が単独で
示されている。
10aには上下方向に整列した複数個の係合穴20.2
1.22が設けられている。これに対応して、脚部11
aには、軸23を介して操作レバー24が回動可能に取
付けられている。第5図には、操作レバー24が単独で
示されている。
操作レバー24は、嵌入片26を有している。また、操
作レバー24には、長孔28が形成されている。嵌入片
26は軸27を含み、この軸27が長孔28内に位置し
ている。
作レバー24には、長孔28が形成されている。嵌入片
26は軸27を含み、この軸27が長孔28内に位置し
ている。
第4図に示す状態では、操作レバー24の嵌入片26が
押棒10aの係合穴22内に嵌まり込み、それによって
押棒連結部材11の移動を禁止している。この嵌合状態
は、ばね25によって堅く維持される。押棒連結部材1
1の高さを変更しようとするときには、ばね25の力に
逆らって操作レバー24を図において反時計方向に回動
させる。
押棒10aの係合穴22内に嵌まり込み、それによって
押棒連結部材11の移動を禁止している。この嵌合状態
は、ばね25によって堅く維持される。押棒連結部材1
1の高さを変更しようとするときには、ばね25の力に
逆らって操作レバー24を図において反時計方向に回動
させる。
その状態が第6図に示されている。第6図に示す状態で
は、操作レバー24の嵌入片26は係合穴22から外れ
ている。したがって、押棒連結部材11を上方へ移動さ
せることができる。押棒連結部材11を所望の高さにな
るまで移動させ、その後操作レバー24を押えていた手
を離せば、操作レバー24はばね25の付勢力によって
図において時計方向に回動し、嵌入片26がいずれかの
係合穴20,21.22内に嵌まり込んで押棒連結部材
11の高さを固定する。
は、操作レバー24の嵌入片26は係合穴22から外れ
ている。したがって、押棒連結部材11を上方へ移動さ
せることができる。押棒連結部材11を所望の高さにな
るまで移動させ、その後操作レバー24を押えていた手
を離せば、操作レバー24はばね25の付勢力によって
図において時計方向に回動し、嵌入片26がいずれかの
係合穴20,21.22内に嵌まり込んで押棒連結部材
11の高さを固定する。
°第7図は、押棒連結部材11の中央部を乳母車の前方
方向から見た図であり、第8図はその部分の断面図であ
る。押棒連結部材11の中央部には、乳母車の開状態の
口与りの解除および押棒10a。
方向から見た図であり、第8図はその部分の断面図であ
る。押棒連結部材11の中央部には、乳母車の開状態の
口与りの解除および押棒10a。
10bに対するロックの解除の操作を行なうための操作
手段が設けられている。より具体的に説明する。
手段が設けられている。より具体的に説明する。
操作手段は、押棒連結部材11の中央部に、上下動可能
に組み込まれた操作ボタン29と、その中央部が軸34
を介して押棒連結部材11の中央部に回動可能に取付け
られ、その−万端がピンと長孔の組合わせを介して操作
ボタン29に連結されている1対の回転部材30.31
と、を含む。
に組み込まれた操作ボタン29と、その中央部が軸34
を介して押棒連結部材11の中央部に回動可能に取付け
られ、その−万端がピンと長孔の組合わせを介して操作
ボタン29に連結されている1対の回転部材30.31
と、を含む。
第8図に明瞭に示されているように、操作ボタン29に
は、上下方向に長い長孔33が形成されている。そして
、押棒連結部材11の中央部には、上記長孔33内を挿
通する軸32が固定して設けられている。操作ボタン2
9は、軸32が長孔33内を相対的に上下動し得る範囲
だけ押棒連結部材11に対して上下動し得る。
は、上下方向に長い長孔33が形成されている。そして
、押棒連結部材11の中央部には、上記長孔33内を挿
通する軸32が固定して設けられている。操作ボタン2
9は、軸32が長孔33内を相対的に上下動し得る範囲
だけ押棒連結部材11に対して上下動し得る。
第9図〜第11図には、回転部材30が単独で示されて
いる。1対の回転部材30.31は、それぞれその−刃
端にビン35.37を有している。
いる。1対の回転部材30.31は、それぞれその−刃
端にビン35.37を有している。
これらのビン35.37は、それぞれ、操作ボタン29
に形成されている長孔36,38内に受入れられている
。長孔36.38は、押棒連結部材11の長さ方向に沿
って長い形状とされている。
に形成されている長孔36,38内に受入れられている
。長孔36.38は、押棒連結部材11の長さ方向に沿
って長い形状とされている。
こうして、1対の回転部材30.31は、操作ボタン2
9の上下動に伴って互いに逆向きに回動する。たとえば
、第8図に示す状態から操作ボタン29が上方に移動す
ると、一方の回転部材30は軸34を中心として時計方
向に回動し、他方の回転部材31は軸34を中心として
反時計方向に回動する。なお、第9図および第11図に
示されている中心穴46は、第8図に示されている軸3
4を挿通させるためのものであり、また第9図および第
11図に示されている穴47は、第8図に示されている
ビン35を挿通させるためのものである。
9の上下動に伴って互いに逆向きに回動する。たとえば
、第8図に示す状態から操作ボタン29が上方に移動す
ると、一方の回転部材30は軸34を中心として時計方
向に回動し、他方の回転部材31は軸34を中心として
反時計方向に回動する。なお、第9図および第11図に
示されている中心穴46は、第8図に示されている軸3
4を挿通させるためのものであり、また第9図および第
11図に示されている穴47は、第8図に示されている
ビン35を挿通させるためのものである。
第8図では部分的にしか示されていないが、押棒連結部
材11および1対の押棒10a、10bの内部には、1
対の可撓性チューブ39,414(弛んだ状態で収納さ
れている。第4図にも、一方の可撓性チューブ39の一
部が示されている。−方の可撓性チューブ39は、その
上端部が取付部材43を介して押棒連結部材11に固定
され、その下端部が一方の押棒10aに固定されている
。
材11および1対の押棒10a、10bの内部には、1
対の可撓性チューブ39,414(弛んだ状態で収納さ
れている。第4図にも、一方の可撓性チューブ39の一
部が示されている。−方の可撓性チューブ39は、その
上端部が取付部材43を介して押棒連結部材11に固定
され、その下端部が一方の押棒10aに固定されている
。
他方の可撓性チューブ41は、その上端部が取付部材4
4を介して押棒連結部材11に固定され、その下端部が
他方の押棒10bに固定されている。
4を介して押棒連結部材11に固定され、その下端部が
他方の押棒10bに固定されている。
一方の可撓性チューブ39内には、ワイヤ40が密着し
た状態で摺動可能に挿通している。ワイヤ40の先端に
は先端ビン49が取付けられており、この先端ピン49
は回転部材31の他方端に形成されている穴51内に嵌
め込まれている。第8図では見えないが、ワイヤ40の
他端は、押棒10aの下方部内に収納されている係合解
除部材に連結されている。この係合解除部材に関連した
構造については、後述する。
た状態で摺動可能に挿通している。ワイヤ40の先端に
は先端ビン49が取付けられており、この先端ピン49
は回転部材31の他方端に形成されている穴51内に嵌
め込まれている。第8図では見えないが、ワイヤ40の
他端は、押棒10aの下方部内に収納されている係合解
除部材に連結されている。この係合解除部材に関連した
構造については、後述する。
同様に、他方の可撓性チューブ41内にも、ワイヤ42
が密着した状態で摺動可能に挿通している。ワイヤ42
の先端には先端ピン50が取付けられており、この先端
ピン50は、回転部材30の他方端に形成されている穴
48内に嵌め込まれている。ワイヤ42の他端も、押棒
10bの下方部内に収納されている係合解除部材に連結
されている。ワイヤ40および42は、共にその他端が
ばねによって下方に向かって引張られている。言い換え
れば、一方の回転部材31は、第8図において常に時計
方向に回動するように付勢され、他方の回転部材30は
常に反時計方向に回動するように付勢されている。その
ため、操作ボタン29を操作していない状態においては
、操作ボタン29は、回転部材30.31によって下方
に押圧され、最下方の位置、すなわち第、1の位置にも
たらされる。
が密着した状態で摺動可能に挿通している。ワイヤ42
の先端には先端ピン50が取付けられており、この先端
ピン50は、回転部材30の他方端に形成されている穴
48内に嵌め込まれている。ワイヤ42の他端も、押棒
10bの下方部内に収納されている係合解除部材に連結
されている。ワイヤ40および42は、共にその他端が
ばねによって下方に向かって引張られている。言い換え
れば、一方の回転部材31は、第8図において常に時計
方向に回動するように付勢され、他方の回転部材30は
常に反時計方向に回動するように付勢されている。その
ため、操作ボタン29を操作していない状態においては
、操作ボタン29は、回転部材30.31によって下方
に押圧され、最下方の位置、すなわち第、1の位置にも
たらされる。
操作ボタン29は、上述した第1の位置の他に、第2の
位置および第3の位置をとることができるようにされて
いる。このことを実現するために、第7図に示すように
、操作ボタン29には、薄肉帯45が形成される。第1
2図は、第7図の線A−Aに沿って見た一部断面図であ
る。薄肉帯45は、前方に突き出た山型形状とされ、そ
の山の頂部は、操作ボタン29の表面29aよりも突き
出るようになっている。また、薄肉帯45は、その肉厚
が薄いので、弾力性を有する。したがって、薄肉帯45
を指で前方から押し込めば、第13図に示すように、薄
肉帯45の頂部は内部に引込み、操作ボタン29の表面
29aと面一の関係となる。
位置および第3の位置をとることができるようにされて
いる。このことを実現するために、第7図に示すように
、操作ボタン29には、薄肉帯45が形成される。第1
2図は、第7図の線A−Aに沿って見た一部断面図であ
る。薄肉帯45は、前方に突き出た山型形状とされ、そ
の山の頂部は、操作ボタン29の表面29aよりも突き
出るようになっている。また、薄肉帯45は、その肉厚
が薄いので、弾力性を有する。したがって、薄肉帯45
を指で前方から押し込めば、第13図に示すように、薄
肉帯45の頂部は内部に引込み、操作ボタン29の表面
29aと面一の関係となる。
第8図に示す状態から、操作ボタン29を手で操作して
上方へ移動させると、まず薄肉帯45が押棒連結部材1
1の底面部に当接し、それによって操作ボタン29の上
方への移動を禁する。この状態は、第14図に示されて
おり、この第14図に示す操作ボタン29の位置が、第
2の位置である。操作ボタン29の上方への移動に伴な
って、一方の回転部材31は図において反時計方向に回
動し、それによってワイヤ40を押棒10aに沿って上
方に引き上げている。同様に、他方の回転部材30は、
図において時計方向に回動し、それによってワイヤ42
を押棒10bに沿って上方に引き上げる。
上方へ移動させると、まず薄肉帯45が押棒連結部材1
1の底面部に当接し、それによって操作ボタン29の上
方への移動を禁する。この状態は、第14図に示されて
おり、この第14図に示す操作ボタン29の位置が、第
2の位置である。操作ボタン29の上方への移動に伴な
って、一方の回転部材31は図において反時計方向に回
動し、それによってワイヤ40を押棒10aに沿って上
方に引き上げている。同様に、他方の回転部材30は、
図において時計方向に回動し、それによってワイヤ42
を押棒10bに沿って上方に引き上げる。
第14図に示す状態において、薄肉帯45を指で押圧し
て内部に引込ませると、操作ボタン29をさらに上方へ
移動させることが可能となる。こうして、第14図に示
す状態から、操作ボタン29をさらに上方へ移動させた
状態が、第15図に示される。第15図に示す状態が、
操作ボタン29の第3の位置である。この状態では、ワ
イヤ40および42は、ともに押棒10a、10bに沿
ってさらに上方に引き上げられている。
て内部に引込ませると、操作ボタン29をさらに上方へ
移動させることが可能となる。こうして、第14図に示
す状態から、操作ボタン29をさらに上方へ移動させた
状態が、第15図に示される。第15図に示す状態が、
操作ボタン29の第3の位置である。この状態では、ワ
イヤ40および42は、ともに押棒10a、10bに沿
ってさらに上方に引き上げられている。
なお、ワイヤ40.42を内部に挿通させている可撓性
チューブ39.41は、第4図に示すように、弛んだ状
態で押棒連結部材11および押棒10!l、10b内に
収納されている。可撓性チューブ39.41をこのよう
に弛んだ状態で収納させたのは、押棒連結部材11の高
さが変更され得るようになっているからである。押棒連
結部材11の高さを変えれば、可撓性チューブ39.4
1の弛みの状態は麦化するが、可撓性チューブ39゜4
1のそれ自体の長さは一定である。したがって、押棒連
結部材11の高さを変更しても、ワイヤ40.42に対
する張力は全く影響を受けない。
チューブ39.41は、第4図に示すように、弛んだ状
態で押棒連結部材11および押棒10!l、10b内に
収納されている。可撓性チューブ39.41をこのよう
に弛んだ状態で収納させたのは、押棒連結部材11の高
さが変更され得るようになっているからである。押棒連
結部材11の高さを変えれば、可撓性チューブ39.4
1の弛みの状態は麦化するが、可撓性チューブ39゜4
1のそれ自体の長さは一定である。したがって、押棒連
結部材11の高さを変更しても、ワイヤ40.42に対
する張力は全く影響を受けない。
第16図は、乳母車の右側面側に位置する押棒10bの
中央部分を、乳母車の内面側から見た断面図である。押
棒10bの中央部には、軸14が貫通しており、この軸
14を利用して回動フック15、カム部材53および固
定部材52が取付けられている。回動フック15は、乳
母車の内面側に向く押棒10bの側面上に位置しており
、カム部材53および固定部材52は、押棒10b内に
収納されている。回動フック15およびカム部材53は
、軸14とともに一体となって回転する。
中央部分を、乳母車の内面側から見た断面図である。押
棒10bの中央部には、軸14が貫通しており、この軸
14を利用して回動フック15、カム部材53および固
定部材52が取付けられている。回動フック15は、乳
母車の内面側に向く押棒10bの側面上に位置しており
、カム部材53および固定部材52は、押棒10b内に
収納されている。回動フック15およびカム部材53は
、軸14とともに一体となって回転する。
第17図および第18図には、固定部材52が示されて
いる。固定部材52の下方部分には、貫通した穴54が
形成されている。軸14は、この穴54内を挿通してい
る。
いる。固定部材52の下方部分には、貫通した穴54が
形成されている。軸14は、この穴54内を挿通してい
る。
第16図を参照して、押棒連結部材11の中央部分から
延びてきた可撓性チューブ41の下方端は、取付部材5
5を介して固定部材52の上方部に固定して取付けられ
ている。押棒10b内には、係合解除部材56が上下動
可能に収納されている。
延びてきた可撓性チューブ41の下方端は、取付部材5
5を介して固定部材52の上方部に固定して取付けられ
ている。押棒10b内には、係合解除部材56が上下動
可能に収納されている。
この係合解除部材56は、第19図および第20図に示
すように、空間部分56aを有している。
すように、空間部分56aを有している。
押棒10bを貫通している軸14は、係合解除部材56
の空間部分56a内に位置する。
の空間部分56a内に位置する。
第16図に示すように、可撓性チューブ41内を挿通し
ているワイヤ42の下方端は、ピン57を介して係合解
除部材56の上方部に連結される。
ているワイヤ42の下方端は、ピン57を介して係合解
除部材56の上方部に連結される。
係合解除部材56と固定部材52との間にはばね60が
配置され、これにより係合解除部材56は常に下方に向
かって移動するように付勢されている。言い換えれば、
ワイヤ42には、常に下方に向く張力が作用している。
配置され、これにより係合解除部材56は常に下方に向
かって移動するように付勢されている。言い換えれば、
ワイヤ42には、常に下方に向く張力が作用している。
軸14および回動フック15とともに一体となって回転
するカム部材53の上にはばね受は部材58が置かれて
いる。ばね受は部材58は第21図に単独で示され、カ
ム部材53は第22図に単独で示されている。カム部材
53は、平面部分53aを有しており、この平面部分5
3aの上にばね受は部材58の底面が接触している。そ
して、第16図に示すように、ばね受は部材58と係合
解除部材56との間には、ばね59が配置されている。
するカム部材53の上にはばね受は部材58が置かれて
いる。ばね受は部材58は第21図に単独で示され、カ
ム部材53は第22図に単独で示されている。カム部材
53は、平面部分53aを有しており、この平面部分5
3aの上にばね受は部材58の底面が接触している。そ
して、第16図に示すように、ばね受は部材58と係合
解除部材56との間には、ばね59が配置されている。
このばね59の作用によって、ばね受は部材58は常に
下方に向かつて付勢される。なお、ばね59のばね力は
、係合解除部材56と固定部材52との間に配置されて
いるばね60のばね力よりも小さい。
下方に向かつて付勢される。なお、ばね59のばね力は
、係合解除部材56と固定部材52との間に配置されて
いるばね60のばね力よりも小さい。
第16図に示す状態から、第23図に示すようにカム部
材53が軸14および回動フック15とともに回転する
と、ばね受は部材58はばね59の付勢力に逆らって上
方へ移動する。
材53が軸14および回動フック15とともに回転する
と、ばね受は部材58はばね59の付勢力に逆らって上
方へ移動する。
第23図に示す状態では、ばね受は部材58とカム部材
53との関係は不安定な状態であり、それらは、ばね5
9の付勢力によって、常に第16図に示す安定状態に復
帰しようとしている。
53との関係は不安定な状態であり、それらは、ばね5
9の付勢力によって、常に第16図に示す安定状態に復
帰しようとしている。
第24図は、回動フック15が乳母車の内面側に向く押
棒10bの側面上に取付けられている状態を示している
。回動フック15は、手摺枠1の後方部および前方部に
設けられている係止ピン16.17に係合し得る係合凹
部15a、15bを有している。また、回動フック15
の下方部分は、下方頂部15cを頂点とするV字形状と
なるようにされている。第16図に示すように、回動フ
ック15の一方の係合凹部15aが手摺枠1の後方部に
設けられている係止ピン16に係合している状態では、
1対の押棒10a、1’Obは背面押しの状態で固定さ
れる。一方、第24図に示すように、回動フック15の
他方の係合凹部15bが手摺枠1の前方部に設けられて
いる係止ピン17に係合している状態では、1対の押棒
10a、10bは対面押しの状態で固定される。
棒10bの側面上に取付けられている状態を示している
。回動フック15は、手摺枠1の後方部および前方部に
設けられている係止ピン16.17に係合し得る係合凹
部15a、15bを有している。また、回動フック15
の下方部分は、下方頂部15cを頂点とするV字形状と
なるようにされている。第16図に示すように、回動フ
ック15の一方の係合凹部15aが手摺枠1の後方部に
設けられている係止ピン16に係合している状態では、
1対の押棒10a、1’Obは背面押しの状態で固定さ
れる。一方、第24図に示すように、回動フック15の
他方の係合凹部15bが手摺枠1の前方部に設けられて
いる係止ピン17に係合している状態では、1対の押棒
10a、10bは対面押しの状態で固定される。
第19図および第20図を参照して、係合解除部材56
には、側方に突出した第2作用部61が形成されている
。この第2作用部61は、押棒10bの壁を突き出て、
乳母車の内面側に向く押棒10bの側面上に突出してい
る。第24図を参照して、押棒10bには、第2作用部
61を受入れるために、上下方向に長い長孔63が形成
されている。係合解除部材56の上下動に伴って、第2
作用部61は長孔63内を上下動する。
には、側方に突出した第2作用部61が形成されている
。この第2作用部61は、押棒10bの壁を突き出て、
乳母車の内面側に向く押棒10bの側面上に突出してい
る。第24図を参照して、押棒10bには、第2作用部
61を受入れるために、上下方向に長い長孔63が形成
されている。係合解除部材56の上下動に伴って、第2
作用部61は長孔63内を上下動する。
なお、回動フック15の形状、および回動フック15と
係止ピン16.17との位置関係などは、以下に説明す
る動作を達成し得るように選ばれている。
係止ピン16.17との位置関係などは、以下に説明す
る動作を達成し得るように選ばれている。
第8図に示すように、操作ボタン29が第1の位置にあ
るときには、回動フッ、り15および係合解除部材56
は、第16図に示す状態となっている。つまり、その状
態では、回動フック15は、手摺枠1上に設けられた係
止ピン16または17に係合して、1対の押棒10a、
10bを背面押しの位置または対面押しの位置で固定し
ている。
るときには、回動フッ、り15および係合解除部材56
は、第16図に示す状態となっている。つまり、その状
態では、回動フック15は、手摺枠1上に設けられた係
止ピン16または17に係合して、1対の押棒10a、
10bを背面押しの位置または対面押しの位置で固定し
ている。
第14図に示すように、操作ボタン29を手で操作して
第2の位置に移動させたときには、係合解除部材56は
ワイヤ42に引張られて上方に移動する。係合解除部材
56の上方への移動に伴なって、第2作用部61も上方
に移動する。第2作用部61が上方へ移動した状態を、
第16図において想像線で示している。図示するように
、操作ボタン29を第2の位置に移動させた状態におい
ては、第2作用部61は上方へ移動するが、回動フック
15を下方から押圧するような位置にまでは達していな
い。
第2の位置に移動させたときには、係合解除部材56は
ワイヤ42に引張られて上方に移動する。係合解除部材
56の上方への移動に伴なって、第2作用部61も上方
に移動する。第2作用部61が上方へ移動した状態を、
第16図において想像線で示している。図示するように
、操作ボタン29を第2の位置に移動させた状態におい
ては、第2作用部61は上方へ移動するが、回動フック
15を下方から押圧するような位置にまでは達していな
い。
さらに、第15図に示すように、操作ボタン29を第3
の位置に移動させたときには、係合解除部材56はさら
に上方へ移動し、それに伴って第2作用部61もさらに
上方へ移動する。その状態が、第23図に示す状態であ
る。図示するように、操作ボタン29を第3の位置に移
動させたときには、第2作用部61が、回動フック15
の傾斜面15dを下方から押圧し、それによって回動フ
ック15を図において反時計方向に回動させている。
の位置に移動させたときには、係合解除部材56はさら
に上方へ移動し、それに伴って第2作用部61もさらに
上方へ移動する。その状態が、第23図に示す状態であ
る。図示するように、操作ボタン29を第3の位置に移
動させたときには、第2作用部61が、回動フック15
の傾斜面15dを下方から押圧し、それによって回動フ
ック15を図において反時計方向に回動させている。
その結果、回動フック15の係合凹部15aと係止ピン
16との係合状態が解除され、1対の押棒lQa、10
bを回動操作することが可能になる。
16との係合状態が解除され、1対の押棒lQa、10
bを回動操作することが可能になる。
第24図に示す状態は、1対の押棒10a、 10b
が対面押しの位置で固定され、かつ操作ボタン29を第
2の位置にまで移動させたときの状態に対応している。
が対面押しの位置で固定され、かつ操作ボタン29を第
2の位置にまで移動させたときの状態に対応している。
第24図に示す状態から、操作ボタン29を第3の位置
にまで移動させると、第2作用部61が回動フック15
の傾斜面15eを下方から押圧し、それによって回動フ
ック15を図において時計方向に回動させる。その結果
、回動フック15の係合凹部15bと係止ピン17との
係合状態が解除され、1対の押棒10a、10bを回動
操作することが可能になる。
にまで移動させると、第2作用部61が回動フック15
の傾斜面15eを下方から押圧し、それによって回動フ
ック15を図において時計方向に回動させる。その結果
、回動フック15の係合凹部15bと係止ピン17との
係合状態が解除され、1対の押棒10a、10bを回動
操作することが可能になる。
第25図は、乳母車の右側面側に位置する反転ブラケッ
ト6と手摺支持棒8との連結部分を乳母車の内面側から
見た図である。第26図は、乳母車の右側面側に位置す
る押棒10bと反転ブラケット6との連結部分を乳母車
の内面側から見た図である。また、第27図は、乳母車
の右側面側に位置する反転ブラケット6にかかわる部分
を、乳母車の後方側から見た図であり、第28図は、そ
の部分の断面図である。なお、第25図および第26図
では、便宜上、座席支持棒9の図示を省略している。
ト6と手摺支持棒8との連結部分を乳母車の内面側から
見た図である。第26図は、乳母車の右側面側に位置す
る押棒10bと反転ブラケット6との連結部分を乳母車
の内面側から見た図である。また、第27図は、乳母車
の右側面側に位置する反転ブラケット6にかかわる部分
を、乳母車の後方側から見た図であり、第28図は、そ
の部分の断面図である。なお、第25図および第26図
では、便宜上、座席支持棒9の図示を省略している。
これらの図を参照して、反転ブラケット6は、後脚5を
間に挾むようにして配置され、その−刃端が軸7を介し
て後脚5に回動可能に連結されている。そして、反転ブ
ラケット6の他方端には、輪12を介して、座席支持棒
9の後方端部、手摺支持棒8の下方端部および押棒10
bの下方端部がそれぞれ回動可能に連結されている。第
27図に示すように、手摺支持棒8、後脚5、反転ブラ
ケット6を間にして、押棒10bはそれらの外側方側に
位置し、座席支持棒9はそれらの内側方側に位置してい
る。乳母車の開いた状態おいては、反転ブラケット6が
後脚5の上半部に沿った位置で固定されることによって
、乳母車の開状態がロックされる。また、乳母車の閉じ
た状態においては、反転ブラケット6が後脚5の下半部
に沿うように位置する。
間に挾むようにして配置され、その−刃端が軸7を介し
て後脚5に回動可能に連結されている。そして、反転ブ
ラケット6の他方端には、輪12を介して、座席支持棒
9の後方端部、手摺支持棒8の下方端部および押棒10
bの下方端部がそれぞれ回動可能に連結されている。第
27図に示すように、手摺支持棒8、後脚5、反転ブラ
ケット6を間にして、押棒10bはそれらの外側方側に
位置し、座席支持棒9はそれらの内側方側に位置してい
る。乳母車の開いた状態おいては、反転ブラケット6が
後脚5の上半部に沿った位置で固定されることによって
、乳母車の開状態がロックされる。また、乳母車の閉じ
た状態においては、反転ブラケット6が後脚5の下半部
に沿うように位置する。
ワイヤ42によって引張り上げられる係合解除部材56
は、第19図に示すように、その下方部分に下方空間5
6bを有している。この下方空間56b内には、第28
図に示すように、係合解除部材の一構成要素である第1
作用部材64が収容されている。この第1作用部材64
の全体の形態は、第29図および第30図から明らかと
なろう。
は、第19図に示すように、その下方部分に下方空間5
6bを有している。この下方空間56b内には、第28
図に示すように、係合解除部材の一構成要素である第1
作用部材64が収容されている。この第1作用部材64
の全体の形態は、第29図および第30図から明らかと
なろう。
m1作用部64は、乳母車の内側方側に向かって突き出
た押上げ部64aを有している。この押上げ部64aは
、押棒10bの壁を越えて突き出ている。これに対応し
て、第26図に示すように、押棒10bには、押上げ部
64aを案内するための長孔66が形成されている。さ
らに、第28図に明瞭に示されるように、係合解除部材
56の下方端部と第1作用部材64との間には両部材を
互いに相反する方向に付勢するばね65が配置されてい
る。
た押上げ部64aを有している。この押上げ部64aは
、押棒10bの壁を越えて突き出ている。これに対応し
て、第26図に示すように、押棒10bには、押上げ部
64aを案内するための長孔66が形成されている。さ
らに、第28図に明瞭に示されるように、係合解除部材
56の下方端部と第1作用部材64との間には両部材を
互いに相反する方向に付勢するばね65が配置されてい
る。
第28図に示すように、手摺支持棒8の下方端部分にも
、上下方向に長い案内孔69が形成されている。この案
内孔69内には、開状態ロック部材67が上下動可能に
収納される。第31図および第32図には、開状態ロッ
ク部材67が単独で示されている。図示するように、開
状態ロック部材67は、外側方側および内側方側に向か
って突き出ている係合軸部67aを有している。また、
第28図に示すように、開状態ロック部材67と手摺支
持棒8との間にはばね68が収納されており、これによ
って開状態ロック部材67は常に下方に向かつて付勢さ
れる。なお、このばね68のばね力は、係合解除部材5
6と第1作用部材64との間に収納されているばね65
のばね力よりも小さい。
、上下方向に長い案内孔69が形成されている。この案
内孔69内には、開状態ロック部材67が上下動可能に
収納される。第31図および第32図には、開状態ロッ
ク部材67が単独で示されている。図示するように、開
状態ロック部材67は、外側方側および内側方側に向か
って突き出ている係合軸部67aを有している。また、
第28図に示すように、開状態ロック部材67と手摺支
持棒8との間にはばね68が収納されており、これによ
って開状態ロック部材67は常に下方に向かつて付勢さ
れる。なお、このばね68のばね力は、係合解除部材5
6と第1作用部材64との間に収納されているばね65
のばね力よりも小さい。
第25図および第26図を参照して、反転ブラケット6
には、開状態ロック部材67の係合軸部67aを受入れ
るようにされた係合凹部6aが形成されている。乳母車
の開いた状態においては、開状態ロック部材67の係合
軸部67aと反転ブラケット6の係合凹部6aとが係合
状態にあり、これによって反転ブラケット6の回動を禁
止し、乳母車の開状態をロックしている。
には、開状態ロック部材67の係合軸部67aを受入れ
るようにされた係合凹部6aが形成されている。乳母車
の開いた状態においては、開状態ロック部材67の係合
軸部67aと反転ブラケット6の係合凹部6aとが係合
状態にあり、これによって反転ブラケット6の回動を禁
止し、乳母車の開状態をロックしている。
第26図、第27図および第28図を参照して、開状態
ロック部材67の係合軸部67aと反転ブラケット6の
係合凹部6aとが係合状態にあるときには、係合軸部6
7aは第1作用部材64の押上げ部64a上に当接して
位置している。開状態ロック部材67は、上方位置と下
方位置との間を変位可能である。また、係合解除部材5
6は、押棒10bに沿って最低高さ位置、中間高さ位置
および最大高さ位置の間を変位可能である。第28図に
示す状態では、開状態ロック部材67が下方位置にあり
、また係合解除部材56は最低高さ位置にある。第33
図および第34図は、第28図に対応した図面である。
ロック部材67の係合軸部67aと反転ブラケット6の
係合凹部6aとが係合状態にあるときには、係合軸部6
7aは第1作用部材64の押上げ部64a上に当接して
位置している。開状態ロック部材67は、上方位置と下
方位置との間を変位可能である。また、係合解除部材5
6は、押棒10bに沿って最低高さ位置、中間高さ位置
および最大高さ位置の間を変位可能である。第28図に
示す状態では、開状態ロック部材67が下方位置にあり
、また係合解除部材56は最低高さ位置にある。第33
図および第34図は、第28図に対応した図面である。
第33図に示す状態では、開状態ロック部材67が上方
位置にあり、係合解除部材56が中間高さ位置にある。
位置にあり、係合解除部材56が中間高さ位置にある。
第34図に示す状態では、開状態ロック部材67が上方
位置にあり、係合解除部材56が最大高さ位置にある。
位置にあり、係合解除部材56が最大高さ位置にある。
第4図〜第6図は、乳母車の左側面側に位置する部分の
構造を示し、また第16図〜第34図は、乳母車の右側
面側に位置する部分の構造を示している。しかし、乳母
車の左右の側面に位置する部分の構造は、基本的には、
全く同一であると理解されねばならない。
構造を示し、また第16図〜第34図は、乳母車の右側
面側に位置する部分の構造を示している。しかし、乳母
車の左右の側面に位置する部分の構造は、基本的には、
全く同一であると理解されねばならない。
次に、全体の動作について説明する。
第1図に示すように、1対の押棒10a、10bが背面
押しの状態で固定され、かつ乳母車の開状態がロックさ
れているとする。その場合、押棒連結部材11の中央部
に配置されている操作ボタン29は、第8図に示す第1
の位置にある。また、押棒10bの中央部に取付けられ
ている回動フック15は、第16図に示すように、係合
位置にある。さらに、係合解除部材56は、第16図お
よび第28図に示す最低高さ位置にある。また、開状態
ロック部材67は、第28図に示す下方位置にある。
押しの状態で固定され、かつ乳母車の開状態がロックさ
れているとする。その場合、押棒連結部材11の中央部
に配置されている操作ボタン29は、第8図に示す第1
の位置にある。また、押棒10bの中央部に取付けられ
ている回動フック15は、第16図に示すように、係合
位置にある。さらに、係合解除部材56は、第16図お
よび第28図に示す最低高さ位置にある。また、開状態
ロック部材67は、第28図に示す下方位置にある。
次に、操作ボタン29を手で操作して第14図に示す第
2の位置に移動させたとする。すると、1対の回転部材
30.31が互いに逆向きに回転し、ワイヤ42.40
を1対の押棒10a、10bに沿って上方に引き上げる
。すると、係合解除部材56は、ワイヤ42に引張られ
て上方に移動し、中間高さ位置に至る。第16図におい
て、係合解除部材56の第2作用部61が中間高さ位置
に至った状態を想像線で示している。
2の位置に移動させたとする。すると、1対の回転部材
30.31が互いに逆向きに回転し、ワイヤ42.40
を1対の押棒10a、10bに沿って上方に引き上げる
。すると、係合解除部材56は、ワイヤ42に引張られ
て上方に移動し、中間高さ位置に至る。第16図におい
て、係合解除部材56の第2作用部61が中間高さ位置
に至った状態を想像線で示している。
第33図を参照して、係合解除部材56が中間高さ位置
にまで移動すると、開状態ロック部材67が、第1作用
部材64の押上げ部64aによって押上げられて上方位
置に至る。その結果、開状態ロック部材67の係合軸部
67aと反転ブラケット6の係合凹部6aとの係合状態
が解除される。
にまで移動すると、開状態ロック部材67が、第1作用
部材64の押上げ部64aによって押上げられて上方位
置に至る。その結果、開状態ロック部材67の係合軸部
67aと反転ブラケット6の係合凹部6aとの係合状態
が解除される。
したがって、反転ブラケット6は転動することが可能に
なる。言い換えれば、乳母車の開状態のロックが解除さ
れ、乳母車を折り畳むことが可能となる。
なる。言い換えれば、乳母車の開状態のロックが解除さ
れ、乳母車を折り畳むことが可能となる。
次に、第15図に示すように、操作ボタン29の薄肉帯
45を指で内部に押し込み、操作ボタン29を第3の位
置に移動させたとする。すると、第23図に示すように
、係合解除部材56がワイヤ42に引張られて最大高さ
位置に至る。係合解除部材56の第2作用部61は、回
動フック15の傾斜面15dを下方から押圧し、それに
よって回動フック15を非係合位置にもたらす。その状
態では、回動フック15の係合凹部15aと係止ピン1
6との係合状態が解除されているので、1対の押棒10
a、10bを回動操作することが可能となる。
45を指で内部に押し込み、操作ボタン29を第3の位
置に移動させたとする。すると、第23図に示すように
、係合解除部材56がワイヤ42に引張られて最大高さ
位置に至る。係合解除部材56の第2作用部61は、回
動フック15の傾斜面15dを下方から押圧し、それに
よって回動フック15を非係合位置にもたらす。その状
態では、回動フック15の係合凹部15aと係止ピン1
6との係合状態が解除されているので、1対の押棒10
a、10bを回動操作することが可能となる。
第34因に示すように、開状態ロック部材67および第
1作用部材64はさらに上方に移動することが禁じられ
ているので、係合解除部材56は、ばね65を圧縮して
最大高さ位置に至る。
1作用部材64はさらに上方に移動することが禁じられ
ているので、係合解除部材56は、ばね65を圧縮して
最大高さ位置に至る。
以上述べたように、この発明に従った乳母車では、押棒
連結部材11の中央部に設けられている操作ボタン29
を第2の位置に移動させれば、乳母車の開状態のロック
が解除される。そして、操作ボタン29を第3の位置に
移動させれば、1対の押棒10a、10bに対するロッ
クが解除される。このように、乳母車の開状態のロック
の解除および押棒に対するロックの解除を単一の操作ボ
タン29で操作するものであるので、その操作が非常に
簡単である。さらに、操作ボタン29は押棒連結部材1
1の中央部の1カ所に設けられているだけであるので、
片手で操作することも可能である。
連結部材11の中央部に設けられている操作ボタン29
を第2の位置に移動させれば、乳母車の開状態のロック
が解除される。そして、操作ボタン29を第3の位置に
移動させれば、1対の押棒10a、10bに対するロッ
クが解除される。このように、乳母車の開状態のロック
の解除および押棒に対するロックの解除を単一の操作ボ
タン29で操作するものであるので、その操作が非常に
簡単である。さらに、操作ボタン29は押棒連結部材1
1の中央部の1カ所に設けられているだけであるので、
片手で操作することも可能である。
なお、第1図〜第34図に示した実施例は、この発明を
具体化した一例にすぎない。したがって、この発明の均
等の範囲内において、種々の修正や変型が可能である。
具体化した一例にすぎない。したがって、この発明の均
等の範囲内において、種々の修正や変型が可能である。
たとえば、図示した実施例では、開状態ロック部材67
の係合軸部67aと反転ブラケット6の係合口部6aと
を係合させることによって、反転ブラケット6を後脚5
の上半部に沿った位置で固定していた。しかし、係合軸
部67aと係合凹部6aの組合わせに代えて、たとえば
特公昭58−32065号公報や特公昭62−1323
0号公報に開示された乳母車のように、筒状の套管を用
いて反転ブラケットの回動を禁止するようにしてもよい
。
の係合軸部67aと反転ブラケット6の係合口部6aと
を係合させることによって、反転ブラケット6を後脚5
の上半部に沿った位置で固定していた。しかし、係合軸
部67aと係合凹部6aの組合わせに代えて、たとえば
特公昭58−32065号公報や特公昭62−1323
0号公報に開示された乳母車のように、筒状の套管を用
いて反転ブラケットの回動を禁止するようにしてもよい
。
また、前述した実施例では、係合解除部材56と第1作
用部材64とが別の部材で構成されていたが、それらを
一体的に設けてもよい。この場合には、開状態ロック部
材67は、必要以上に大きく上方へ移動することになろ
う。
用部材64とが別の部材で構成されていたが、それらを
一体的に設けてもよい。この場合には、開状態ロック部
材67は、必要以上に大きく上方へ移動することになろ
う。
以下には、この発明の各部の構造の変形例のいくつかを
、図面を参照して説明する。
、図面を参照して説明する。
第35図〜第39図は、第7図および第8図に示した部
分の変形例を図示している。これらの図において、先の
実施例で用いたのと同一の参照番号で示す要素は、同一
または相当の要素を示すものである。したがって、それ
らの要素についての具体的な説明を省略する。
分の変形例を図示している。これらの図において、先の
実施例で用いたのと同一の参照番号で示す要素は、同一
または相当の要素を示すものである。したがって、それ
らの要素についての具体的な説明を省略する。
第35図を参照して、押棒連結部材11上には、ストッ
パ100がスライド可能に設けられている。
パ100がスライド可能に設けられている。
第35図では、ストッパ100は、中央に位置しており
、この位置から左方向および右方向に移動することがで
きる。
、この位置から左方向および右方向に移動することがで
きる。
第36図は、第35図からストッパ100を取り除いた
状態を示す図である。また、137図は、ストッパ10
0の平面図である。第38図は、第35図の線B−Bに
沿って見た断面図である。
状態を示す図である。また、137図は、ストッパ10
0の平面図である。第38図は、第35図の線B−Bに
沿って見た断面図である。
第36図を参照して、押棒連結部材11には、その壁を
貫通する2個の窓部105および106が形成されると
ともに、4個の凹部107,108.109.110が
形成されている。第37図を参照して、ストッパ100
は全体としてプレート形状であり、その内面に2個のつ
め部101および102と2個の凸部103および10
4とを有している。第38図に示すように、ストッパ1
00の一方のつめ部101は押棒連結部材11の一方の
窓部105に嵌まり込んで係合している。
貫通する2個の窓部105および106が形成されると
ともに、4個の凹部107,108.109.110が
形成されている。第37図を参照して、ストッパ100
は全体としてプレート形状であり、その内面に2個のつ
め部101および102と2個の凸部103および10
4とを有している。第38図に示すように、ストッパ1
00の一方のつめ部101は押棒連結部材11の一方の
窓部105に嵌まり込んで係合している。
同様に、ストッパ100の他方のつめ部102も、押棒
連結部材11の他方の窓部106に嵌まり込んで係合し
ている。第35図に示すように、ストッパ100が中央
の位置にあるときには、ストッパ100の凸部103が
押棒連結部材11の四部108に係合し、またストッパ
100の凸部104が押棒連結部材11の凹部109に
係合している。これらの係合関係によって、ストッパ1
00の自由な動きが制限されている。また、第35図に
示す状態からストッパ100を指で操作して右方に移動
させると、ストッパ100の凸部103が押棒連結部材
11の四部107に係合する。−方、ストッパ100が
第35図に示す状態から左方へ移動すると、ストッパ1
00の凸部104が押棒連結部材11の凹部110に係
合するようになる。
連結部材11の他方の窓部106に嵌まり込んで係合し
ている。第35図に示すように、ストッパ100が中央
の位置にあるときには、ストッパ100の凸部103が
押棒連結部材11の四部108に係合し、またストッパ
100の凸部104が押棒連結部材11の凹部109に
係合している。これらの係合関係によって、ストッパ1
00の自由な動きが制限されている。また、第35図に
示す状態からストッパ100を指で操作して右方に移動
させると、ストッパ100の凸部103が押棒連結部材
11の四部107に係合する。−方、ストッパ100が
第35図に示す状態から左方へ移動すると、ストッパ1
00の凸部104が押棒連結部材11の凹部110に係
合するようになる。
第39図は、第35図に示した部分の内部構造を示す断
面図である。この断面図は、第38図の矢印Cの方向か
ら見た図である。したがって、押棒連結部材11の2個
の窓部105および106、ストッパ100のつめ部1
01および102が観察される。ストッパ100のつめ
部101に対応して、操作ボタン29には、当り壁部1
12、第1切欠部114および第2切欠部116が形成
されている。第1切欠部114および第2切欠部116
は、当り壁部112を間に挾むように位置している。ま
た、第2切欠部116は、第1切欠部114に比べて、
その切欠の度合が大きくされている。同様に、ストッパ
100のつめ部102に対応して、操作ボタン29には
、当り壁部111、第1切欠部113および第2切欠部
115が形成されている。第1切欠部113および第2
切欠部115は、当り壁部111を間に挾むようにして
位置している。tB2切欠部115は、第1切欠部11
3に比べて、その切欠の度合が大きく形成されている。
面図である。この断面図は、第38図の矢印Cの方向か
ら見た図である。したがって、押棒連結部材11の2個
の窓部105および106、ストッパ100のつめ部1
01および102が観察される。ストッパ100のつめ
部101に対応して、操作ボタン29には、当り壁部1
12、第1切欠部114および第2切欠部116が形成
されている。第1切欠部114および第2切欠部116
は、当り壁部112を間に挾むように位置している。ま
た、第2切欠部116は、第1切欠部114に比べて、
その切欠の度合が大きくされている。同様に、ストッパ
100のつめ部102に対応して、操作ボタン29には
、当り壁部111、第1切欠部113および第2切欠部
115が形成されている。第1切欠部113および第2
切欠部115は、当り壁部111を間に挾むようにして
位置している。tB2切欠部115は、第1切欠部11
3に比べて、その切欠の度合が大きく形成されている。
乳母車の通常の使用状態においては、ストッパ100は
、第35図および第39図に示す中央の位置にもたらさ
れている。ストッパ100が中央の位置にあるときには
、操作ボタン29の当り壁部112.111は、ぞれぞ
れ、ストッパ100のつめ部101.102に当接して
いる。そのため、操作ボタン29は上方へ移動すること
ができない。したがって、人の誤操作によって操作ボタ
ン29が上方へ移動し、乳母車の開状態のロックが不意
に解除したり、押棒に対するロックが不意に解除したり
するということは生じない。
、第35図および第39図に示す中央の位置にもたらさ
れている。ストッパ100が中央の位置にあるときには
、操作ボタン29の当り壁部112.111は、ぞれぞ
れ、ストッパ100のつめ部101.102に当接して
いる。そのため、操作ボタン29は上方へ移動すること
ができない。したがって、人の誤操作によって操作ボタ
ン29が上方へ移動し、乳母車の開状態のロックが不意
に解除したり、押棒に対するロックが不意に解除したり
するということは生じない。
次に、乳母車の開状態に対するロックを解除しようとす
る場合には、ストッパ100を第35図に示す位置から
左方に移動させる。言い代えれば、第39図において、
つめ部101,102を右方へ移動させる。すると、つ
め部101,102は、それぞれ、操作ボタン29の第
1切欠部114゜113の上方に位置するようになる。
る場合には、ストッパ100を第35図に示す位置から
左方に移動させる。言い代えれば、第39図において、
つめ部101,102を右方へ移動させる。すると、つ
め部101,102は、それぞれ、操作ボタン29の第
1切欠部114゜113の上方に位置するようになる。
その状態で操作ボタン29をつめ部101,102に当
接するまで上方に移動させれば、操作ボタン29は前述
の第2の位置にもたらされ、乳母車に対する開状態のロ
ックを解除する。
接するまで上方に移動させれば、操作ボタン29は前述
の第2の位置にもたらされ、乳母車に対する開状態のロ
ックを解除する。
一方、第39図において、ストッパ100のつめ部10
1,102を左方へ移動させると、つめ部101,10
2は、それぞれ、操作ボタン29の第2切欠部116.
115の上方に位置するようになる。その状態で、操作
ボタン29を、爪部101.102に当接するまで上方
に移動させれば、操作ボタン29は、前述した第3の位
置にもたらされ、押棒に対するロックを解除する。
1,102を左方へ移動させると、つめ部101,10
2は、それぞれ、操作ボタン29の第2切欠部116.
115の上方に位置するようになる。その状態で、操作
ボタン29を、爪部101.102に当接するまで上方
に移動させれば、操作ボタン29は、前述した第3の位
置にもたらされ、押棒に対するロックを解除する。
第40図〜第46図は、第16図に示した押棒ロック部
材に関連した部分の構造の変形例を説明するための図で
ある。第40図は、第16図に対応している。これらの
図においても、前述した実施例において用いたのと同一
の参照番号は、同一または相当の要素を示すものである
。
材に関連した部分の構造の変形例を説明するための図で
ある。第40図は、第16図に対応している。これらの
図においても、前述した実施例において用いたのと同一
の参照番号は、同一または相当の要素を示すものである
。
前述した実施例では、押棒ロック部材として回動フック
15が用いられていた。しかし、第40図に示した変形
例では、押棒ロック部材として、押棒10bに沿って上
下方向にスライドし得るようにされたスライディングフ
ック117が用いられている。第41図は、第17図に
対応した図であり、固定部材52を示している。第41
図に示す固定部材52には、上下方向に延びた長孔11
9および丸穴120が形成されている。固定部材52は
、丸穴120を挿通する軸121を介して、押棒10b
に固°定される。
15が用いられていた。しかし、第40図に示した変形
例では、押棒ロック部材として、押棒10bに沿って上
下方向にスライドし得るようにされたスライディングフ
ック117が用いられている。第41図は、第17図に
対応した図であり、固定部材52を示している。第41
図に示す固定部材52には、上下方向に延びた長孔11
9および丸穴120が形成されている。固定部材52は
、丸穴120を挿通する軸121を介して、押棒10b
に固°定される。
第42図は、第19図に対応した図であり、係合解除部
材56を示している。第42図に示されている係合解除
部材56では、リブ118が前述の第2作用部(61)
の働きをなす。
材56を示している。第42図に示されている係合解除
部材56では、リブ118が前述の第2作用部(61)
の働きをなす。
第43図はスライディングフック117を示す正面図で
あり、第44図はその平面図である。図示するように、
スライディングフック117は、押棒10bを囲み得る
スリーブの形態となっている。
あり、第44図はその平面図である。図示するように、
スライディングフック117は、押棒10bを囲み得る
スリーブの形態となっている。
押棒10bには、第41図に示す固定部材52の長孔1
19と整列した位置に、長孔119と同じ大きさの長孔
が形成されている。
19と整列した位置に、長孔119と同じ大きさの長孔
が形成されている。
第40図を参照して、押棒10b内には、ばね受は部材
122が配置されている。ばね受は部材122とスライ
ディングフック117とは、固定部材52の長孔119
および押棒10bの長孔を挿通する軸123を介して互
いに固定されている。
122が配置されている。ばね受は部材122とスライ
ディングフック117とは、固定部材52の長孔119
および押棒10bの長孔を挿通する軸123を介して互
いに固定されている。
したがって、スライディングフック117およびばね受
は部材122は、軸123が固定部材52の長孔119
および押棒10bの長孔内を移動できる範囲だけ、上下
方向に移動できる。第40図に示す状態では、軸′12
3は、固定部材52の長孔119および押棒10bの長
孔の下方端に位置している′。第40図に示すように、
係合解除部材56とばね受は部材122との間にはばね
59が配置されている。このばね59は、ばね受は部材
122を常に下方に向かって移動させるように付勢して
いる。スライディングフック117が第40図に示す下
方位置にあるときには、スライディングフック117は
、係止ピン16と係合して押棒の位置を固定している。
は部材122は、軸123が固定部材52の長孔119
および押棒10bの長孔内を移動できる範囲だけ、上下
方向に移動できる。第40図に示す状態では、軸′12
3は、固定部材52の長孔119および押棒10bの長
孔の下方端に位置している′。第40図に示すように、
係合解除部材56とばね受は部材122との間にはばね
59が配置されている。このばね59は、ばね受は部材
122を常に下方に向かって移動させるように付勢して
いる。スライディングフック117が第40図に示す下
方位置にあるときには、スライディングフック117は
、係止ピン16と係合して押棒の位置を固定している。
第45図は、係合解除部材56がワイヤ42に引張られ
て中間高さ位置に移動している状態を示している。この
第45図に示す状態では、スライディングフック117
は上方に移動していない。
て中間高さ位置に移動している状態を示している。この
第45図に示す状態では、スライディングフック117
は上方に移動していない。
第46図は、第23図に対応した図であり、係合解除部
材56がワイヤ42に引張られて最大高さ位置に移動し
ている状態を示している。この第46図に示す状態では
、係合解除部材56のリブ118がばね受は部材122
を上方に押し上げている。ばね受は部材122とスライ
ディングフック117とは軸123を介して固定されて
いるので、ばね受は部材122の上方への移動に伴って
スライディングフック117も上方に移動し、係止ピン
16との係合を解除している。
材56がワイヤ42に引張られて最大高さ位置に移動し
ている状態を示している。この第46図に示す状態では
、係合解除部材56のリブ118がばね受は部材122
を上方に押し上げている。ばね受は部材122とスライ
ディングフック117とは軸123を介して固定されて
いるので、ばね受は部材122の上方への移動に伴って
スライディングフック117も上方に移動し、係止ピン
16との係合を解除している。
第47図は、第28図に対応した図であり、係合解除部
材56の第1作用部の変形例を図示している。第28図
に示した構造では、第1作用部材64が、係合解除部材
56とは別の部材で構成されていた。しかし、第47図
に示した構造の場合、係合解除部材56は、第1作用部
124を一体的に有している。
材56の第1作用部の変形例を図示している。第28図
に示した構造では、第1作用部材64が、係合解除部材
56とは別の部材で構成されていた。しかし、第47図
に示した構造の場合、係合解除部材56は、第1作用部
124を一体的に有している。
第48図は、第33図に対応した図であり、係合解除部
材56が中間高さ位置にもたらされている状態を示して
いる。この第48図に示す状態では、開状態ロック部材
67の係合軸部67aと反転ブラケット6の係合凹部6
aとの係合状態が解除されている。図示するように、開
状態ロック部材67は、第48図に示す状態からさらに
上方へ移動し得る余裕があるので、係合解除部材56は
さらに上方へ移動して最大高さ位置にまで至ることがで
きる。
材56が中間高さ位置にもたらされている状態を示して
いる。この第48図に示す状態では、開状態ロック部材
67の係合軸部67aと反転ブラケット6の係合凹部6
aとの係合状態が解除されている。図示するように、開
状態ロック部材67は、第48図に示す状態からさらに
上方へ移動し得る余裕があるので、係合解除部材56は
さらに上方へ移動して最大高さ位置にまで至ることがで
きる。
乳母車の中には、その開いた状態から折畳み状態へ移行
するとき、前後方向の長さ寸法を縮めるのみならず幅方
向の寸法も縮めるように動作するものがある。第49図
〜第53図に示した変形例は、そのような乳母車を意図
したものである。
するとき、前後方向の長さ寸法を縮めるのみならず幅方
向の寸法も縮めるように動作するものがある。第49図
〜第53図に示した変形例は、そのような乳母車を意図
したものである。
1対の押棒10a、10bを連結する押棒連結部材1゛
1は、乳母車の折畳み時において幅方向の寸法を小さく
するために、そのほぼ中央部分において折曲がり可能に
構成されている。第49図および第50図は、そのよう
な押棒連結部材11を図解的に示す平面断面図である。
1は、乳母車の折畳み時において幅方向の寸法を小さく
するために、そのほぼ中央部分において折曲がり可能に
構成されている。第49図および第50図は、そのよう
な押棒連結部材11を図解的に示す平面断面図である。
図示する押棒連結部材11は、3つの部材、すなわち中
央部材125、右側方部材126および左側方部材12
7から構成されている。右側方部材126は、その一端
が軸128を介して中央部材125に回転可能に連結さ
れており、またその他端が一方の押棒に回転可能に連結
されている。左側方部材127は、その一端が軸129
を介して中央部材125に回転可能に連結されており、
その他端が他方の押棒に回転可能に連結されている。
央部材125、右側方部材126および左側方部材12
7から構成されている。右側方部材126は、その一端
が軸128を介して中央部材125に回転可能に連結さ
れており、またその他端が一方の押棒に回転可能に連結
されている。左側方部材127は、その一端が軸129
を介して中央部材125に回転可能に連結されており、
その他端が他方の押棒に回転可能に連結されている。
第49図は乳母車が開いている状態に対応しており、こ
の状態では、左側方部材127、中央部材125および
右側方部材126はほぼ直線状に整列している。第50
図は、乳母車が折畳まれている状態に対応しており、こ
の状態では、左側方部材127と中央部材125とは屈
曲した関係となり、また右側方部材126と中央部材1
25とも屈曲した関係となっている。
の状態では、左側方部材127、中央部材125および
右側方部材126はほぼ直線状に整列している。第50
図は、乳母車が折畳まれている状態に対応しており、こ
の状態では、左側方部材127と中央部材125とは屈
曲した関係となり、また右側方部材126と中央部材1
25とも屈曲した関係となっている。
第49図および第50図を参照して、右側方部材126
上には、直線状に延びた第1溝部130および第2溝部
131が形成されている。同様に、左側方部材127上
にも、直線状の形態となっている第1溝部132および
第2溝部133が形成されている。中央部材125上に
は、その両端部が前述の溝部に嵌まり込み得るようにさ
れたロックプレート134が配置されている。ロックプ
レート134が、右側方部材126の第1溝部130お
よび左側方部材127の第1溝部132に嵌まり込んで
いる状態では、中央部材125に対する右側方部材12
6の回転および中央部材125に対する左側方部材12
7の回転が禁止される。
上には、直線状に延びた第1溝部130および第2溝部
131が形成されている。同様に、左側方部材127上
にも、直線状の形態となっている第1溝部132および
第2溝部133が形成されている。中央部材125上に
は、その両端部が前述の溝部に嵌まり込み得るようにさ
れたロックプレート134が配置されている。ロックプ
レート134が、右側方部材126の第1溝部130お
よび左側方部材127の第1溝部132に嵌まり込んで
いる状態では、中央部材125に対する右側方部材12
6の回転および中央部材125に対する左側方部材12
7の回転が禁止される。
つまり、第49図に示す直線状の整列状態は固定維持さ
れる。
れる。
第50図に示すように、ロックプレート134が右側方
部材126の第2溝部131および左側方部材127の
第2溝部133に嵌まり込んでいる状態におい、でも、
中央部材125に対する右側方部材126の回転および
中央部材125に対する左側方部材127の回転が禁止
される。つまり、第50図に示す屈曲した形態が固定維
持される。
部材126の第2溝部131および左側方部材127の
第2溝部133に嵌まり込んでいる状態におい、でも、
中央部材125に対する右側方部材126の回転および
中央部材125に対する左側方部材127の回転が禁止
される。つまり、第50図に示す屈曲した形態が固定維
持される。
乳母車を開状態から折畳み状態へ移行させる場合、ある
いは折畳み状態から開状態へ移行させる場合には、ロッ
クプレート134と溝部との係合を解除しなければなら
ない。そのための構造は、第51図〜第53図を参照す
れば明らかとなる。
いは折畳み状態から開状態へ移行させる場合には、ロッ
クプレート134と溝部との係合を解除しなければなら
ない。そのための構造は、第51図〜第53図を参照す
れば明らかとなる。
第51図は、第8図に対応した図である。ロックプレー
ト134は、ばね135および136によって、常に下
方に移動するように付勢されている。つまり、ロックプ
レート134は、ばね135および136によって、常
゛に右側方部材126の溝部130,131および左側
方部材127の溝部132.133に嵌まり込むように
付勢されている。第51図〜第53図に示した変形例で
は、円板形状の回転部材137.138が採用されて1
する。回転部材137.138は、それぞれ、軸139
.140を有している。円板状の形態の回転部材137
,138を用いることの利点は、回転部材137,13
8が回転したとき、ワイヤ40.42は回転部材137
,138の円弧状の外面に沿って延びることになるので
、ワイヤ40゜42の変位量が、第8図に示した構造の
ものに比べて大きくなるということである。
ト134は、ばね135および136によって、常に下
方に移動するように付勢されている。つまり、ロックプ
レート134は、ばね135および136によって、常
゛に右側方部材126の溝部130,131および左側
方部材127の溝部132.133に嵌まり込むように
付勢されている。第51図〜第53図に示した変形例で
は、円板形状の回転部材137.138が採用されて1
する。回転部材137.138は、それぞれ、軸139
.140を有している。円板状の形態の回転部材137
,138を用いることの利点は、回転部材137,13
8が回転したとき、ワイヤ40.42は回転部材137
,138の円弧状の外面に沿って延びることになるので
、ワイヤ40゜42の変位量が、第8図に示した構造の
ものに比べて大きくなるということである。
さらに、第51図〜第53図に示した構造では、2個の
操作ボタン、すなわち第1操作ボタン141および第2
操作ボタン142が採用されている。
操作ボタン、すなわち第1操作ボタン141および第2
操作ボタン142が採用されている。
第2操作ボタン142は、第51図に示す状態から上方
に移動し得るように設けられている。また、第2操作ボ
タン142の上端部はロックプレート134の下面に当
接するようにされている。第1操作ボタン141は、第
2操作ボタン142の内部に位置し、第51図に示す状
態から上方へ移動し得るようになっている。第1操作ボ
タン141の上端部は、回転部材137の軸部139お
よび回転部材138の軸部140に当接している。した
がって、第1操作ボタン141が第51図に示す状態か
ら上方へ移動すれば、一方の回転部材137は図におい
て反時計方向に回転し、他方の回転部材138は図にお
いて時計方向に回転する。
に移動し得るように設けられている。また、第2操作ボ
タン142の上端部はロックプレート134の下面に当
接するようにされている。第1操作ボタン141は、第
2操作ボタン142の内部に位置し、第51図に示す状
態から上方へ移動し得るようになっている。第1操作ボ
タン141の上端部は、回転部材137の軸部139お
よび回転部材138の軸部140に当接している。した
がって、第1操作ボタン141が第51図に示す状態か
ら上方へ移動すれば、一方の回転部材137は図におい
て反時計方向に回転し、他方の回転部材138は図にお
いて時計方向に回転する。
第49図〜第53図に示されている構造の動作について
説明する。
説明する。
まず、乳母車の押棒に対するロックを解除しようとする
場合には、第1操作ボタン141のみを手で操作して上
方に移動させる。その状態が第52図に示す状態である
。第2操作ホダン142の位置は変化していない。第1
操作ボタン141の上方への移動に伴って、回転部材1
37および138は所定の方向に回転し、その結果係合
解除部材を最大高さ位置にもたらしている。
場合には、第1操作ボタン141のみを手で操作して上
方に移動させる。その状態が第52図に示す状態である
。第2操作ホダン142の位置は変化していない。第1
操作ボタン141の上方への移動に伴って、回転部材1
37および138は所定の方向に回転し、その結果係合
解除部材を最大高さ位置にもたらしている。
次に、乳母車の開状態に対するロックを解除しようとす
る場合には、第1操作ボタン141および第2操作ボタ
ン142を同時に移動操作する。
る場合には、第1操作ボタン141および第2操作ボタ
ン142を同時に移動操作する。
その状態が第53図に示す状態である。第2操作ボタン
142の上方への移動に伴ってロックブレー)134も
上方へ移動し、その結果ロックプレー)134が右側方
部材126の第1溝部130および左側方部材127の
第1溝部132から外れている。また、第1操作ボタン
141によって所定量回転した回転部材137,138
は、係合解除部材を中間高さ位置にもたらしている。そ
の状態では、乳母車の開状態に対するロックが解除され
ている。こうして、乳母車を折畳み状態に移行させるこ
とになるが、この折畳み動作に伴って押棒連結部材11
はその幅方向の寸法を縮めるべく第50図に示すように
中央部において折曲がる。
142の上方への移動に伴ってロックブレー)134も
上方へ移動し、その結果ロックプレー)134が右側方
部材126の第1溝部130および左側方部材127の
第1溝部132から外れている。また、第1操作ボタン
141によって所定量回転した回転部材137,138
は、係合解除部材を中間高さ位置にもたらしている。そ
の状態では、乳母車の開状態に対するロックが解除され
ている。こうして、乳母車を折畳み状態に移行させるこ
とになるが、この折畳み動作に伴って押棒連結部材11
はその幅方向の寸法を縮めるべく第50図に示すように
中央部において折曲がる。
乳母車が最終的に折畳まれた状態において、第1操作ボ
タン141および第2操作ボタン142から手を離せば
、ロックプレート134がばね135および136の付
勢力によって元の位置に復帰し、その結果第50図に示
すように、ロックプレート134が右側方部材126の
第2溝部131および左側方部材127の第2溝部13
3に嵌まり込む。
タン141および第2操作ボタン142から手を離せば
、ロックプレート134がばね135および136の付
勢力によって元の位置に復帰し、その結果第50図に示
すように、ロックプレート134が右側方部材126の
第2溝部131および左側方部材127の第2溝部13
3に嵌まり込む。
第1図は、この発明の一実施例の左側面を示す図である
。第2図は、第1図に示されている乳母車の押棒10a
、10bと押棒連結部材11との連結部分を、乳母車の
前方側から見た図である。 第3図は、第1図に示す状態から、押棒を対面押しの位
置に変更した後の状態を示す側面図である。 第4因は、押棒連結部材11の脚部11aと押棒10a
との重なり部分を示す断面図である。第5図は、第4図
に示されている操作レバー24を単独で示す断面図であ
る。第6図は、第4図に示す状態から、操作レバー24
を回動操作した後の状態を示す断面図である。 第7図は、押棒連結部材11の中央部分を乳母車の前方
側から見た図である。第8図は、第7図に示されている
部分の断面図である。 第9図は、第8図に示されている回転部材30の正面図
、第10図はその平面図、第11図はその正面断面図で
ある。 第12図は、第7図の線A−Aに沿って見た部分を示す
一部断面図である。第13図は、第12図に示す状態か
ら、薄肉帯45の山部を手で押し込んだ後の状態を示す
断面図である。 第14図および第15図は、第8図と同様な図であり、
第14図は操作ボタン29を第2の位置にもたらした状
態を示゛し、第15図は操作ボタン29を第3の位置に
もたらした状態を示している。 第16図は、押棒10bの中央部分の断面図である。第
17図は、第16図に示されている固定部材52の正面
図であり、第18図はその側面図である。第19図は、
第16図に示されている係合解除部材56の正面図であ
り、第20図はその側面図である。第21図は、第16
図に示されているばね受は部材58の正面図である。第
22図は、第16図に示されているカム部材53の正面
図である。 第23図は、第16図と同様な図であり、回動フック1
5が非係合位置にもたらされた状態を示している。第2
4図は、回動フック15が取付けられている部分を、乳
母車の内面側から見た図である。 第25図は、手摺支持棒8と反転ブラケット6との連結
部分を、乳母車の内面側から見た図である。第26図は
、押棒10bと反転ブラケット6との連結部分を、乳母
車の内面側から見た図である。 第27図は、乳母車の右側面側に位置する押棒10bと
手摺支持棒8と座席支持棒9との連結部分を、乳母車の
後方側から見た図である。第28図は、第27図の断面
図である。第29図は、第28図に示されているfli
1作用部材64の正面図であり、第30図はその平面図
である。第31図は、第28図に示されている開状態ロ
ック部材67の正面図であり、第32図はその平面図で
ある。 第33図は、第2.8図に示す状態から、係合解除部材
56を中間高さ位置にまで移動させた後の状態を示す断
面図である。第34図は、第33図に示す状態から、係
合解除部材56を最大高さ位置にまで移動させた後の状
態を示す断面図である。 第35図は、操作ボタン29に関連した部分の構造の他
の例を示す図である。第36図は、第35図に示す状態
から、ストッパ100を取り除いた後の状態を示す図で
ある。第37図は、第35図に示されているストッパ1
00の平面図である。 第38図は、第35図の線B−Bに沿って見た断面図で
ある。第39図は、第35図に示されている部分の内部
構造を第38図の矢印Cの方向から見た図である。 第40図は、押棒ロック部材に関連した部分の構造の他
の例を示す断面図である。第41図は、第40図に示さ
れている固定部材52の正面図である。第42図は、第
40図に示されている係合解除部材56の正面図である
。第43図は、第40図に示されているスライディング
フックの正面図である。第44図は、スライディングフ
ックの平面図である。第45図は、第40図に対応した
図であり、係合解除部材56が中間高さ位置にもたらさ
れている。第46図は、第40図に対応した図であり、
係合解除部材56が最大高さ位置にもたらされている。 第47図は、第28図に対応した図であり、第1作用部
材に関連した部分の構造の他の例を示している。第48
図は、第47図に示す状態から係合解除部材が中間高さ
位置にもたらされた後の状態を示す図である。 第49図は、中央部において折曲がり可能に構成された
押棒連結部材の図解的平面図である。第50図は、第4
9図に示す状態から押棒連結部材が折曲がっている状態
を示す図である。第51図は、第4゛9図に示されてい
る押棒連結部材の中央部分を示す断面図である。第52
図は、第51図に示す状態から第1操作ボタン141が
上方に移動操作された後の状態を示す断面図である。第
53図は、第51図に示す状態から、第1操作ボタン1
41および第2操作ボタン142がともに上方へ移動操
作された後の状態を示す断面図である。 図において、1は手摺枠、3は前脚、5は後脚、6は反
転ブラケット、8は手摺支持棒、9は座席支持棒、10
a、10bは押棒、11は押棒連結部材、15は押棒ロ
ック部材として作用する回動フック、16.17は係止
手段として作用する係止ピン、29は操作手段の一要素
である操作ボタン、30.31は操作手段の一要素であ
る回転部材、39は可撓性チューブ、40はワイヤ、4
1は可撓性チューブ、42はワイヤ、56は係合解除部
材、59.60はばね、61は第2作用部、64は第1
作用部材、67は開状態ロック部材、68はばねを示す
。 第2図 第4図 30 第10図 □デ。 第1I図 第12図 第19図 第20図 股畑 第31図 第40図 第44図 第45図 第46図第47図
。第2図は、第1図に示されている乳母車の押棒10a
、10bと押棒連結部材11との連結部分を、乳母車の
前方側から見た図である。 第3図は、第1図に示す状態から、押棒を対面押しの位
置に変更した後の状態を示す側面図である。 第4因は、押棒連結部材11の脚部11aと押棒10a
との重なり部分を示す断面図である。第5図は、第4図
に示されている操作レバー24を単独で示す断面図であ
る。第6図は、第4図に示す状態から、操作レバー24
を回動操作した後の状態を示す断面図である。 第7図は、押棒連結部材11の中央部分を乳母車の前方
側から見た図である。第8図は、第7図に示されている
部分の断面図である。 第9図は、第8図に示されている回転部材30の正面図
、第10図はその平面図、第11図はその正面断面図で
ある。 第12図は、第7図の線A−Aに沿って見た部分を示す
一部断面図である。第13図は、第12図に示す状態か
ら、薄肉帯45の山部を手で押し込んだ後の状態を示す
断面図である。 第14図および第15図は、第8図と同様な図であり、
第14図は操作ボタン29を第2の位置にもたらした状
態を示゛し、第15図は操作ボタン29を第3の位置に
もたらした状態を示している。 第16図は、押棒10bの中央部分の断面図である。第
17図は、第16図に示されている固定部材52の正面
図であり、第18図はその側面図である。第19図は、
第16図に示されている係合解除部材56の正面図であ
り、第20図はその側面図である。第21図は、第16
図に示されているばね受は部材58の正面図である。第
22図は、第16図に示されているカム部材53の正面
図である。 第23図は、第16図と同様な図であり、回動フック1
5が非係合位置にもたらされた状態を示している。第2
4図は、回動フック15が取付けられている部分を、乳
母車の内面側から見た図である。 第25図は、手摺支持棒8と反転ブラケット6との連結
部分を、乳母車の内面側から見た図である。第26図は
、押棒10bと反転ブラケット6との連結部分を、乳母
車の内面側から見た図である。 第27図は、乳母車の右側面側に位置する押棒10bと
手摺支持棒8と座席支持棒9との連結部分を、乳母車の
後方側から見た図である。第28図は、第27図の断面
図である。第29図は、第28図に示されているfli
1作用部材64の正面図であり、第30図はその平面図
である。第31図は、第28図に示されている開状態ロ
ック部材67の正面図であり、第32図はその平面図で
ある。 第33図は、第2.8図に示す状態から、係合解除部材
56を中間高さ位置にまで移動させた後の状態を示す断
面図である。第34図は、第33図に示す状態から、係
合解除部材56を最大高さ位置にまで移動させた後の状
態を示す断面図である。 第35図は、操作ボタン29に関連した部分の構造の他
の例を示す図である。第36図は、第35図に示す状態
から、ストッパ100を取り除いた後の状態を示す図で
ある。第37図は、第35図に示されているストッパ1
00の平面図である。 第38図は、第35図の線B−Bに沿って見た断面図で
ある。第39図は、第35図に示されている部分の内部
構造を第38図の矢印Cの方向から見た図である。 第40図は、押棒ロック部材に関連した部分の構造の他
の例を示す断面図である。第41図は、第40図に示さ
れている固定部材52の正面図である。第42図は、第
40図に示されている係合解除部材56の正面図である
。第43図は、第40図に示されているスライディング
フックの正面図である。第44図は、スライディングフ
ックの平面図である。第45図は、第40図に対応した
図であり、係合解除部材56が中間高さ位置にもたらさ
れている。第46図は、第40図に対応した図であり、
係合解除部材56が最大高さ位置にもたらされている。 第47図は、第28図に対応した図であり、第1作用部
材に関連した部分の構造の他の例を示している。第48
図は、第47図に示す状態から係合解除部材が中間高さ
位置にもたらされた後の状態を示す図である。 第49図は、中央部において折曲がり可能に構成された
押棒連結部材の図解的平面図である。第50図は、第4
9図に示す状態から押棒連結部材が折曲がっている状態
を示す図である。第51図は、第4゛9図に示されてい
る押棒連結部材の中央部分を示す断面図である。第52
図は、第51図に示す状態から第1操作ボタン141が
上方に移動操作された後の状態を示す断面図である。第
53図は、第51図に示す状態から、第1操作ボタン1
41および第2操作ボタン142がともに上方へ移動操
作された後の状態を示す断面図である。 図において、1は手摺枠、3は前脚、5は後脚、6は反
転ブラケット、8は手摺支持棒、9は座席支持棒、10
a、10bは押棒、11は押棒連結部材、15は押棒ロ
ック部材として作用する回動フック、16.17は係止
手段として作用する係止ピン、29は操作手段の一要素
である操作ボタン、30.31は操作手段の一要素であ
る回転部材、39は可撓性チューブ、40はワイヤ、4
1は可撓性チューブ、42はワイヤ、56は係合解除部
材、59.60はばね、61は第2作用部、64は第1
作用部材、67は開状態ロック部材、68はばねを示す
。 第2図 第4図 30 第10図 □デ。 第1I図 第12図 第19図 第20図 股畑 第31図 第40図 第44図 第45図 第46図第47図
Claims (9)
- (1)座席の両側面に沿って前後方向に延びる1対の手
摺枠と、 その上端部が前記手摺枠に対して回動可能に連結され、
その下端部に前輪を有している1対の前脚と、 その上端部が前記手摺枠に対して回動可能に連結され、
その下端部に後輪を有している1対の後脚と、 前記後脚の中央部において一方端が回動可能に連結され
、それによって前記後脚の上半部に沿いまたは下半部に
沿うように転動自在に設けられている1対の反転ブラケ
ットと、 その上端部が前記手摺枠の後方端に回動可能に連結され
、その下端部が前記反転ブラケットの他方端に回動可能
に連結されている1対の手摺支持棒と、 座席の座部両側面に沿って前後方向に延び、その前方端
が前記前脚に回動可能に連結され、その後方端が前記反
転ブラケットの他方端に回動可能に連結されている1対
の座席支持棒と、 を備え、 乳母車の開いた状態においては、前記反転ブラケットが
前記後脚の上半部に沿った位置で固定されることによっ
て、乳母車の開状態がロックされ、乳母車の閉じた状態
においては、前記反転ブラケットが前記後脚の下半部に
沿うように位置する、乳母車において、さらに 上下方向に延び、その下端部が前記反転ブラケットの他
方端に回動可能に連結され、それによって背面押しの位
置および対面押しの位置の2状態に切換え可能になって
いる1対の押棒と、 当該乳母車の幅方向に延び、前記1対の押棒の上端部を
連結する押棒連結部材と、 前記押棒の中央部上に取付けられ、係合位置と非係合位
置との間を変位可能に設けられている1対の押棒ロック
部材と、 当該乳母車の本体上に設けられ、前記係合位置にある前
記押棒ロック部材に係合して前記押棒を背面押しの位置
または対面押しの位置で固定する係止手段と、 上方位置と下方位置との間を変位可能に設けられ、当該
乳母車の開状態において下方位置にもたらされたとき前
記反転ブラケットに係合してこの反転ブラケットを前記
後脚の上半部に沿った位置で固定する1対の開状態ロッ
ク部材と、 前記開状態ロック部材を常に下方位置にもたらすように
付勢する1対の付勢手段と、 前記押棒に沿って最低高さ位置、中間高さ位置および最
大高さ位置の間を変位可能に設けられ、かつ前記中間高
さ位置にもたらされたとき前記開状態ロック部材を下方
から押し上げて前記上方位置に移動させる第1作用部と
、前記最大高さ位置にもたらされたとき前記押棒ロック
部材を下方から押圧して前記非係合位置に移動させる第
2作用部とを有している1対の係合解除部材と、 前記1対の係合解除部材を常に最低高さ位置にもたらす
ように付勢する1対の復帰手段と、前記1対の押棒およ
び前記押棒連結部材に沿って延び、前記1対の係合解除
部材を連結するワイヤ手段と、 第1の位置、第2の位置および第3の位置の間を変位可
能に設けられ、かつ前記押棒連結部材の中央部において
前記ワイヤ手段に連結されている操作手段と、 を備え、 前記1対の係合解除部材が最低高さ位置にもたらされて
いるときには、前記操作手段は前記第1の位置にあり、 前記操作手段を手で操作して前記第2の位置にもたらし
たとき、前記1対の係合解除部材は前記ワイヤ手段に引
張られて前記中間高さ位置に移動し、 前記操作手段を手で操作して前記第3の位置にもたらし
たとき、前記1対の係合解除部材は前記ワイヤ手段に引
張られて前記最大高さ位置に移動することを特徴とする
、乳母車。 - (2)前記押棒ロック部材は、前記押棒上に軸を介して
回動可能に取付けられた回動フックである、請求項1に
記載の乳母車。 - (3)前記押棒ロック部材は、前記押棒に沿って上下方
向にスライドし得るようにされたスライディングフック
である、請求項1に記載の乳母車。 - (4)前記開状態ロック部材は、前記座席支持棒の下方
部上を上下動可能に設けられた係合軸であり、 前記反転ブラケットは、前記係合軸を受入れる係合凹部
を有している、請求項1ないし3のいずれかに記載の乳
母車。 - (5)前記操作手段は、 前記押棒連結部材の中央部に、上下動可能に組込まれた
操作ボタンと、 その中央部が軸を介して前記押棒連結部材の中央部に回
動可能に取付けられ、その一方端が前記操作ボタンに接
触している1対の回転部材と、を含み、 前記1対の回転部材は、前記操作ボタンの上下動に伴っ
て互いに逆向きに回動するものであり、前記1対の係合
解除部材から延びてきた前記ワイヤ手段は、前記押棒連
結部材の中央部において分離され、一方の分離端部は前
記1対の回転部材のうちの一方の回転部材の他方端に連
結され、他方の分離端部は他方の回転部材の他方端に連
結されている、請求項1ないし5のいずれかに記載の乳
母車。 - (6)前記1対の回転部材は、それぞれ、その一方端が
ピンと長孔の組合せを介して前記操作ボタンに連結され
ている、請求項5に記載の乳母車。 - (7)前記押棒連結部材は、前記1対の押棒の上方部に
重なり合う脚部を有し、かつ前記1対の押棒に対して上
下方向に移動可能に設けられている、請求項1ないし6
のいずれかに記載の乳母車。 - (8)前記押棒連結部材および前記1対の押棒の内部に
は、1対の可撓性チューブが弛んだ状態で収納されてお
り、一方の可撓性チューブは、その上端部が前記押棒連
結部材に固定されその下端部が前記一方の押棒に固定さ
れており、他方の可撓性チューブは、その上端部が前記
押棒連結部材に固定されその下端部が前記他方の押棒に
固定されており、 前記ワイヤ手段は、前記1対の可撓性チューブ内を密着
した状態で摺動可能に挿通している、請求項1ないし7
のいずれかに記載の乳母車。 - (9)前記押棒連結部材上に変位可能に設けられ、前記
操作手段が前記第1の位置にあるとき前記操作手段に係
合してこの操作手段の移動を禁止し得るストッパを、さ
らに備える、請求項1ないし8のいずれかに記載の乳母
車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63167446A JPH01106771A (ja) | 1987-07-28 | 1988-07-05 | 乳母車 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62-188276 | 1987-07-28 | ||
JP62188276 | 1987-07-28 | ||
JP63167446A JPH01106771A (ja) | 1987-07-28 | 1988-07-05 | 乳母車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01106771A true JPH01106771A (ja) | 1989-04-24 |
Family
ID=26491487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63167446A Pending JPH01106771A (ja) | 1987-07-28 | 1988-07-05 | 乳母車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01106771A (ja) |
-
1988
- 1988-07-05 JP JP63167446A patent/JPH01106771A/ja active Pending
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