JPH01104246A - 電子血圧計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は血圧測定値を二次元グラフ上の座標に表示する
とともに、前記二次元グラフを複数の領域に分割して、
被測定者の血圧状態を二次元グラフから読み取ることが
できるようにした電子血圧計に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、最高血圧値を横軸に、最低血圧値を縦軸とする二
次元グラフ上に血圧測定値を座標表示するとともに、こ
の二次元グラフを正常血圧、境界高血圧、高血圧の三つ
の領域に分割して、血圧測定値の座標がどの領域に含ま
れるかを読み取ることによって、血圧状態を判断するこ
とができる電子血圧計が提供されている。（例えば、特
開昭６０−１３２５３８号公報参照） 〔発明が解決しようとする課題〕 この従来の電子血圧計にあっては、二次元グラフを境界
線にて区切って各血圧領域に分けているが、この各血圧
領域を同し境界線で区切っているため、測定血圧値が正
常血圧領域に含まれるのか否かが一見では読み取りにく
いという問題があった。特にこの種の電子血圧計を使い
慣れていない被測定者にとっては、複数の領域のうちど
の領域かどういった血圧状態に対応しているか熟知して
いない場合が多いため、測定毎に説明書等で調べなけれ
ばならず、更に二次元グラフを多数の血圧領域に分割し
て細かく血圧状態を判断できるようにした場合にあって
は尚更理解しがたいという問題があった。

本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、測定
血圧値が正常血圧であるか否かが二次元グラフから即座
に読み取れる見やすい表示の電子血圧計を提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明における電子血圧計は
、最高血圧値及び最低血圧値のうち一方を縦軸、他方を
横軸とする二次元グラフから成り、最高血圧値と最低血
圧値とによって定まる座標に測定結果を表示する表示手
段と、前記二次元グラフを少なくとも正常血圧領域を含
む複数の領域に分割する境界線とを備え、前記境界線の
うち正常血圧領域と他の領域とを分割する境界線と、そ
の他の境界線とを異なる種類の線で表示してなるもので
ある。

〔作用〕

上記のように構成された電子血圧計にて血圧測定すると
、二次元グラフ上の最高、最低血圧値で定まる座標に測
定血圧値が表示され、この座標がどの血圧領域に含まれ
るかを読み取ることによって、血圧状態を知ることがで
きる。この時、正常血圧領域と他の領域とを区切る境界
線と、その他の境界線とが異なる種類の線で表示されて
いるため、どの領域が正常血圧領域かを一目で判断でき
、よって測定血圧値が正常血圧か否かが即座に読み取れ
る。

〔実施例〕

実施例について図面を参照して説明する。

本実施例の電子血圧計は、第１図及び第２図に示すよう
に、血圧計本体１上の初期加圧圧力値を設定する加圧ス
イッチ４、電源スィッチ５、測定開始スイッチ６、人体
要所にｔｊ装するカフ帯２に流体を送出するダイヤフラ
ムポンプ等の加圧ポンプとカフ帯２内の加圧流体を緩速
、急速排出する排出弁とを備えた加減圧手段２０、カフ
帯２内圧力を半導体圧力センサによって検出する圧力検
出手段２１、上記圧力検出手段２１の出力を得てオシロ
メトリック法により最高、最低血圧値を演算測定すると
ともに、上記加減圧手段２０の加圧ポンプ及び排出弁の
動作を制御する演算制御手段２２、上記演算制御手段２
２の出力を得て測定された血圧値を液晶表示素子、蛍光
表示管等によって表示する血圧値表示部９と最高血圧値
を横軸、最低血圧値を縦軸とする二次元グラフ８とを備
え、血圧計本体１の上面に露出して設けられている表示
手段２３を有する。

演算制御手段２２の血圧測定方法はオシロメトリック法
の他すバロッチ・コロトコフ法等の方法でもよく、従っ
て血圧計本体１の構成も第２図の構成に限定されるもの
ではない。

第３図及び第４図は、表示手段２３のうち二次元グラフ
８を拡大して図示したものであり、二次元グラフ８を正
常血圧領域１０、境界高血圧領域１１、高血圧領域１２
及び低血圧領域１５に分割する境界線１３．１４．１６
が表示されている。前記境界線１３．１４．１６は例え
ばＷＨＯ（世界保健機構）の血圧分類表や、厚生省の発
表による「日本人の平均血圧値」における最高血圧値及
び最低血圧値のデータに基づいて設定するものであり、
本実施例では、境界線１３．１４をＷＨＯの血圧分類表
を参考にして設定しており、正常血圧領域１０、高血圧
領域１２は、夫々以下の通り設定される。

正常血圧領域：　９（ｌｓｄｇ≦最高血圧値≦１３９ｍ
ｍＨｇ、且つ最低血圧値≦８９ｍａ＋Ｉ１ｇ 高血圧領域：　１６ｈｍｌ１ｇ≦最高血圧値、又は、９
５ｍｍ１１ｇ≦最低血圧値 更に、本実施例では最低血圧領域１５を以下の通り設定
している。

低血圧領域：最高血圧値≦８９ｍｍ１１ｇ、且つ最低血
圧値≦８９ｍｍＨｇ また、正常血圧領域１０及び低血圧領域１５と高血圧領
域１２との中間に境界高血圧領域１１が設定されている
。尚、各領域の設定は上記の設定に限定されるものでな
く、境界線１３．１４．１６を被測定者個人の測定デー
タの平均に基づいて設定する等地のデ−りに基づいて設
定してもよい。二次元グラフ８において、正常血圧領域
１０を他の血圧領域（低血圧領域１５及び境界高血圧領
域１１）と分割する境界線（境界線１４の一部及び境界
線１６）は、他の境界線（境界線１４の他部及び境界線
１３）よりも太い線（或いは、他の境界線とは異なった
色の線）で表示されている。このように、正常血圧領域
１０を囲む境界線が他の境界線と異なる線で表示されて
おり、二次元グラフ８上の正常血圧領域１０が一目で判
別できるようにされている。

第４図は、液晶表示素子にて構成された二次元グラフ８
の各セグメントを図示したものである。

二次元グラフ８は８個のセグメント１０１，１１１，１
１２゜１１３．１２１，１２２，１２３．１５１から構
成され、各セグメントは二次元グラフ８を分割してなる
夫々の領域に対応している。即ち、セグメント１０１は
正常血圧領域１０、セグメント１１１，１１２．１１３
は境界高血圧領域１１、セグメント１２１　、１２２．
１２３は高血圧領域１２、セグメント１５１は低血圧領
域１５に夫々対応している。更に境界高血圧領域１１の
セグメント１１１．１１２゜１１３　、高血圧領域１２
のセグメント１２１．１２２．１２３は夫々以下の領域
に対応している。

境界高血圧領域 セグメントｔｏ　：　Ｉｔ高血圧値≦１３ｈｄｇ　、且
つ９０ｍｎ＋Ｉ１ｇ≦最低血圧値≦９４ｍｍ１１ｇセク
メント１１２　＋　１４Ｏｎ＋ｎ＋ｌＩｇ≦最高血圧値
≦１５９ｍｍ１ｌ（Ｂ　。

且つ９０ｍｍＨｇ≦最低血圧値≦９４ｍｍＨｇセクメン
トＩｆ）　：　１４ｋｍｌ１ｇ≦最高血圧値≦１５９ｍ
ｍＨｇ　。

且つ最低血圧値≦８９１１１ｇ 高血圧領域 セグメン目２１：最高血圧値≦１５９ｍｍｔ１ｇ　、且
つ９０ｍｄｇ≦最低血圧値 セフメン）　１２２　：　１６０ｍｍＨｇ≦最高血圧値
、且つ９５ｎｍＨｇ≦最低血圧値 セフメン）１２３　：　１６０ｍｍ１１ｇ≦最高血圧値
、且つ最低血圧値≦９４ｍｍ１１ｇ 測定された最高血圧値と最低血圧値とによって定まる二
次元グラフ８上の座標に測定結果を表示する時、演算手
段２２はこの座標を含むセグメントを点灯させて、測定
結果がどの領域に含まれるかを表示するのである。

第３図及び第５図゛は、表示手段２３における表示結果
の一例を示すものである。第３図は、最高血圧値が１２
３ｎ＋ｍＨｇ　、最低血圧値が８３ｍａＨｇの場合の表
示例であり、この測定結果で定まる座標を含むセグメン
目０１が点灯されて、被測定者の血圧状態が正常血圧で
あることが判定される。ここで、上述した通り、正常血
圧領域１０を囲む境界線が他の境界線よりも太い線で表
示されているため、被測定者が各領域１０．１１．１２
．１５がどういった血圧状態に対応しているか熟知して
いない場合でも、血圧状態が正常であるか否かを一目で
判定することができる。第５図は最高血圧値が１７０ｍ
ｍＨｇ　、最低血圧値が１１０ｖｗＨｇの場合の表示例
であり、セグメント１２２が点灯されて血圧状態が高血
圧であることが判定できる。また、各領域１０．１１．
１２．１５がどういった血圧状態に対応しているか熟知
していない場合でも太線で囲まれた正常血圧領域１０か
ら外れていることから、血圧状態が正常でないことが一
目で判別できる。

以上のように、測定された最高血圧値と最低血圧値とに
よって定まる座標を含むセグメントを点灯させて、測定
結果を二次元グラフ８上に表示する場合、二次元グラフ
８から詳細な血圧値を知ることはできないが、本実施例
では第１図から明らかなように二次元グラフ８と血圧値
表示部９とを併設することによって、血圧値は二次元グ
ラフ８に併設した血圧値表示部９から読み取るようにし
、二次元グラフ８と血圧値表示部９とで機能分担して、
血圧状態と詳細な血圧値止を容易に知ることができるよ
うにしている。

第６図は他の実施例に係る二次元グラフ８の拡大図であ
る。上述の実施例では正常血圧領域１０と低血圧領域１
５とを太線で区分していたが、本実施例では正常血圧領
域１０と低血圧領域１５と一緒に太線で囲んで低血圧領
域１５も正常血圧領域に含むものとしている。これは、
低血圧は体質的なものであって異常ではなく、低血圧領
域はＷＨＯの血圧分類表にも定義されいないため、低血
圧領域は本来正常血圧領域に含まれるものであって、参
考デ−りとして正常血圧領域の中に低血圧領域を区分し
ておくという考え方によっている。この実施例の場合も
、太線で囲まれた領域内にある場合は正常、太線で囲ま
れた領域から外れた場合は異常であることが一目で判別
することができる。

以上、本実施例を表示手段２３が液晶表示の場合を例に
説明したが、この他プリンタを用いて測定結果を紙にプ
リントアウトするようにしてもよい。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように構成されているので、正
常血圧領域と他の血圧領域とを分割する境界線と、その
他の境界線とを異なる種類の線で表示したことによって
、正常血圧領域を他の領域と区別して強調することがで
き、血圧が正常であるか否かが二次元グラフから即座に
読み取れ被測定者にとって理解し易いという効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は電子血圧計の外観間、第２図は電子血圧計の基
本構成の概略構成図、第３図は二次元グラフの拡大図、
第４図は二次元グラフの各セグメントを示す拡大図、第
５図は血圧測定値の表示状態を示す図、第６図は二次元
グラフの他側の拡大図である。 ８−・−二次元グラフ、１０・−正常血圧領域、１１−
・境界高血圧領域、１２−高血圧領域、１５・−・低血
圧領域、１３、１４．１６−境界線、２３−・表示手段
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）最高血圧値及び最低血圧値を測定表示する電子血
   圧計において、最高血圧値及び最低血圧値のうち一方を
   縦軸、他方を横軸とする二次元グラフから成り、最高血
   圧値と最低血圧値とによって定まる座標に測定結果を表
   示する表示手段と、前記二次元グラフを少なくとも正常
   血圧領域を含む複数の領域に分割する境界線とを備え、
   前記境界線のうち正常血圧領域と他の領域とを分割する
   境界線と、その他の境界線とを異なる種類の線で表示し
   たことを特徴とする電子血圧計。