JPH01103850A - 半導体ウエハのマウント用フレームの吸着装置 - Google Patents

半導体ウエハのマウント用フレームの吸着装置

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JPH01103850A
JPH01103850A JP62261418A JP26141887A JPH01103850A JP H01103850 A JPH01103850 A JP H01103850A JP 62261418 A JP62261418 A JP 62261418A JP 26141887 A JP26141887 A JP 26141887A JP H01103850 A JPH01103850 A JP H01103850A
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frame
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chucker
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JP62261418A
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Inventor
Akira Ishihara
明 石原
Matsuro Kanehara
松郎 金原
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、半導体ウェハを粘着テープを介してマウント
するための環状のマウント用フレームを吸着する装置、
詳しくは、マウント用フレームを吸着保持するためのフ
レームチャツカを、吸着動作に先立ち、フレーム吸着箇
所においてマウント用フレームに対し正確に位置合わせ
する技術に関する。
〈従来の技術〉 従来のこの種の半導体ウェハのマウント用フレームの吸
着装置において、フレーム吸着箇所でフレームチャツカ
とマウント用フレームとの位置合わせを行うに当たり、
次のような構成を採用している。
すなわち、マウント用フレームは、位置合わせのために
その外周縁に複数の■ノツチを形成しである。フレーム
・アライメントテーブルにはこのVノツチを係合する複
数の位置決めピンが設けられている。したがって、フレ
ーム・アライメントテーブル上に載置したマウント用フ
レームの■ノツチを位置決めピンに押し付けて係合させ
た状態を保持すると、マウント用フレームはフレーム・
アライメントテーブルに対して所定の位置関係に固定さ
れる。
このようにフレーム・アライメントテーブルにおいて位
置決めされたマウント用フレームに対してフレームチャ
ツカを位置合わせするのに、フレームチャツカについて
、フレーム吸着箇所において位置決めピンとの間で一定
の位置関係をもつ原点位置を定め、吸着に際してフレー
ムチャツカをその原点位置に復帰させることによって、
フレームチャツカをマウント用フレームに対して位置決
めしている。
フレームチャツカを原点位置に移動させて停止するため
に、フレームチャツカの移動機構の可動部分にセンサド
グを設ける一方、固定部分において原点位置に相当する
箇所にフォトセンサ等を用いた原点検出センサを設け、
原点検出センサがセンサドグを検出した時点で前記の移
動機構におけるパルスモータを停止するようにしている
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、マウント用フレームは、それに粘着テー
プを介して貼付けた半導体ウェハに対して種々の処理を
するときの基準位置を定めるために利用されるものであ
り、半導体ウェハ上に形成されているICパターンとの
位置関係の精度についてきわめて高いものが要求される
ところが、このようなきわめて高い精度に対して、原点
検出センサの検出精度はかなり低いといえる。そのため
、原点検出センサの検出によって原点位置に停止された
フレームチャツカは、マウント用フレームに対して前記
の要求に応えることができる程度には正確に位置合わせ
されていない場合が多い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、原点検出センサの検出精度の悪さにもかかわらず、
常に、フレームチャツカをマウント用フレームに対して
高精度に位置合わせすることができるようにすることを
目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、このような目的を達成するために、次のよう
な構成をとる。理解を助けるために、発明の構成の一例
を第1図に掲げ、それを参照しながら説明する。
本発明の半導体ウェハのマウント用フレームの吸着装置
は、 マウント用フレームFを載置するフレーム・アライメン
トテーブル1と、このフレーム・アライメントテーブル
1上に載置されたマウント用フレームFを位置決めする
フレーム・アライメント機構2と、フレーム・アライメ
ントテーブル1の所定位置において隔設された位置合わ
せ用の複数のマークm、、m2と、フレーム・アライメ
ントテーブル1上で位置決めされたマウント用フレーム
Fを吸着保持するフレームチャツカ3と、このフレーム
チャツカ3をフレーム・アライメントテーブル1に平行
なX方向で移動させるX方向移動機構4と、フレームチ
ャツカ3をフレーム・アライメントテーブル1に平行な
X方向で移動させるX方向移動機構5と、フレームチャ
ツカ3をその中心まわりのθ方向に回動させるθ回動機
構6と、フレームチャン力3を昇降させる昇降機構7と
を備えている。
また、フレームチャツカ3に連設され複数のマークm、
、m2を撮像する複数の撮像装置8.。
8□と、これら各撮像装置81,8□が予め撮像した各
マークm、、m2の画像である基準画像のデータを記憶
する第1記憶手段9と、各撮像装置81.8gが撮像す
る各マークm、、m2の画像であるサンプル画像のデー
タを記憶する第2記憶手段10と、第1記憶手段9から
読み出した基準画像のデータと第2記憶手段10から読
み出した多数のサンプル画像のデータの個々とを比較し
、比較した中で基準画像のデータと最も近似・するデー
タをもつサンプル画像を判別する判別手段11と、この
判別によって得られたマークm、、m2のサンプル画像
と撮像装置81,8□との相対的ずれ量について、X方
向ずれ量Δx、Y方向ずれ量Δyおよびθ方向ずれ角度
Δθを算出する演算手段12と、X方向移動機構4.X
方向移動機構5およびθ回動機構6を制御して、撮像装
置81.8□とともにフレームチャツカ3を、前記のX
方向ずれ量Δx、Y方向ずれ量Δyおよびθ方向ずれ角
度Δθだけ補正移動する位置補正手段13とを備えてい
る。
〈作用〉 本発明の構成による作用は、次のとおりである。
フレーム・アライメントテーブル1上に載置されたマウ
ント用フレームFがフレーム・アライメント機構2によ
って位置決めされるとともに、フレームチャツカ3と撮
像装置8I、8□とがフレーム吸着箇所に原点復帰され
る。この原点に復帰した状態でフレームチャツカ3とマ
ウント用フレームFとの位置関係が所定の位置関係にな
っているとは限らず、むしろ、原点検出センサの精度の
悪さのために両者の位置がずれていることが多い。
そこで、撮像装置8.、Lはフレーム・アライメントテ
ーブル1の所定位置に設けられたマークml 、mzを
撮像し、そのサンプル画像データを第2記憶手段10に
記憶させる。第1記憶手段9には予めマークm、、mz
の基準画像データが記憶されている。判別手段11は、
撮像装置LL、8zが撮像した多数のサンプル画像デー
タと基準画像データとを比較し、基準画像データと最も
近似するデータをもつサンプル画像を割り出す。演算手
段12は判別の結果得られたサンプル画像と撮像装置8
I、8□とのずれ量としてX方向ずれ量ΔX。
X方向ずれ量Δy、θ方向ずれ角度Δθを算出する。位
置補正手段13は、そのX方向ずれ量ΔX。
X方向ずれ量Δy、θ方向ずれ角度Δθに基づいて、そ
れらずれ量ΔX、Δy、ΔθがゼロになるようにX方向
移動機構4.X方向移動機構5.θ回動機構6を駆動制
御する。
これによって、撮像装置80.82ひいてはフレームチ
ャツカ3とマークm、、m、との位置合わせが正確に行
われる。マークm、、mzはフレーム・アライメントテ
ーブル1において所定位置に設けられており、このフレ
ーム・アライメントテーブル1上においてフレーム・ア
ライメント機構2により位置決めされたマウント用フレ
ームFとマークm+ 、m、との相対的位置関係は一定
に定まる。したがって、フレームチャツカ3の原点復帰
に狂いが生じていても、マークm、、m2との位置合わ
せが正確に行われたフレームチャツカ3は、マウント用
フレームFに対しても正確な位置合わせが行われること
となる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第2図は半導体ウェハのマウント用フレームの吸着装置
およびマウント装置を示す側面図、第3図はその平面図
、第4図はマウント装置部分のX。
Yテーブルを示す平面図、第5図はその正面図、第6図
はθリングおよびマイクロスコープステージ台を示す断
面図、第7図はθ回動機構の基部を示す一部破断の平面
図、第8図はフレーム・アライメント機構を示す一部破
断の側面図、第9図は高さ位置検出機構を示す側面図、
第10図はその拡大側面図である。
フレームチャツカ3をX方向で移動させるX方向移動機
構4は、次のように構成されている。
主として第4図、第5図に示すように、固定ヘース20
の上面にX方向に沿った複数のX方向レール21が固定
されている。このX方向レール21に嵌合して案内され
るレールガイド22がXテーブル23の下面に取り付け
られている。固定ヘース20の下面にXテーブル駆動用
パルスモータ24が取り付けられているとともに、一対
の軸受25.26が取り付けられている。軸受25.2
6間にはスクリュー軸27が軸支され、スクリュー軸2
7の一端はカップリング28を介してXテーブル駆動用
パルスモータ24の出力軸に連結されている。スクリュ
ー軸27とともにボールネジを構成するナツト(図示せ
ず)を保持したナツトケーシング29が固定ベース2o
に形成された貫通孔を上下に貫通し、その上端がXテー
ブル23の下面番こ取り付けられている。
Xテーブル23は、X方向に沿っての移動範囲が制限さ
れている。すなわち、固定ヘース2oにXテーブル23
の前縁に当接するストッパ3oと、Xテーブル23の後
縁に当接するストッパ31とが立設されている。また、
Xテーブル23の原点位置と前進端。
後進端を検出するために、Xテーブル23にセンサドグ
32が取り付けられているとともに、固定ヘース20に
このセンサドグ32に作用して原点を検出する原点検出
フォトセンサ33aと前進端を検出する前進端検出フォ
トセンサ33bと後進端を検出する後進端検出フォトセ
ンサ33cが取り付けられている。
フレームチャツカ3をY方向で移動させるY方向移動機
構5は、次のように構成されている。
主として第4図、第5図に示すように、Xテーブル23
の上面にY方向に沿った複数のY方向レール34が固定
されている。このY方向レール34に嵌合して案内され
るレールガイド35がYテーブル3Gの下面に取り付け
られている。Xテーブル23の上面の端部にXテーブル
駆動用パルスモータ37が取り付けられているとともに
、軸受38が取り付けられている。軸受38には片持ち
状にスクリュー軸39が軸支され、スクリュー軸39の
一端はカップリング40を介してXテーブル駆動用パル
スモータ37の出力軸に連結されている。スクリュー軸
39とともにボールネジを構成するナツト(図示せず)
を保持したナツトケーシング41がXテーブル36の上
面に取り付けられている。
Xテーブル36も、Y方向に沿っての移動範囲が制限さ
れている。すなわち、Xテーブル23にXテーブル36
の前縁に当接するストッパ42と、Xテーブル36の後
縁に当接するストッパ43とが立設されている。また、
Xテーブル36の原点位置と前進端。
後進端とを検出するために、Xテーブル36にセンサド
グ44が取り付けられているとともに、Xテーブル23
にこのこのセンサドグ44に作用して原点を検出する原
点検出フォトセンサ45aと前進端を検出する前進端検
出フォトセンサ45bと後進端を検出する後進端検出フ
ォトセンサ45cが取り付けられている。
フレームチャツカ3を昇降する昇降機構7は、次のよう
に構成されている。
主として第2図に示すように、Xテーブル36の下面に
はフレームチャツカ3を昇降するためのフレームチャツ
カ昇降モータ46が取り付けられ、このモータ46は、
Xテーブル23および固定ベース20に形成された貫通
孔を通して固定ベース20の下方に突出している。Xテ
ーブル36の上面に支柱47が立設され、この支柱47
の上端板と下端板とに縦方向のスクリュー軸48が軸支
され、このスクリュー軸48の下端がカップリング(図
示せず)を介してフレームチャツカ昇降モータ46の出
力軸に連結されている。スクリュー軸48とともにボー
ルネジを構成するナツト(図示せず)を保持したナット
ケ−シンク49に支持部材50が連設され、支持部材5
0に軸支された回転軸51に回動部材52が固着連設さ
れている。
第6図に示すように、この回動部材52に揺動環状枠5
3が固定され、揺動環状枠53の下半部分に回動自在に
嵌合されたθリング54にフレームチャツカ3が固定さ
れている。フレームチャツカ3には複数の真空吸引口5
5が形成されている。
次に、縦軸まわりの旋回によってフレームチャツカ3を
マウント用フレーム吸着箇所P1とマウント用フレーム
貼付は箇所P2との間で往復させる旋回機構56につい
て説明する。
第2図、第3図に示すように、支持部材50の上面に旋
回用エアモータ57が取り付けられている。
同じ支持部材50に軸支された回動部材52がカップリ
ング58を介して旋回用エアモータ57の出力軸に連結
されている。
旋回機構56は、旋回範囲が制限されている。すなわち
、第7図に示すように、回動部材52に2つの突片59
.60が固定され、それぞれにストッパクツション59
a、60aが取り付けられている。一方、ストッパクツ
ション59a、60aを受は止めるストッパ61.62
が支持部材50に取り付けられている。
また、旋回機構56の原点位置と旋回端とを検出するた
めに、旋回用エアモータ57の回転軸51にセンサドグ
63が取り付けられているとともに、旋回用エアモータ
57の本体にセンサドグ63に作用して原点を検出する
原点検出フォトセンサ64aと旋回端を検出する旋回端
検出フォトセンサ64bが取り付けられている。
次に、フレームチャツカ3のθ回動機構6について説明
する。
第6図に示すように、揺動環状枠53の上半部分にはマ
イクロスコープの回動のための回動ステージ台65がベ
アリング66を介して回動自在に嵌合されている。第3
図に示すように、この回動ステージ台65と回動部材5
2との間に、回動ステージ台65をその中心まわりに回
動するθ回動機構6が介在されている。このθ回動機構
6は、回動部材52に縦軸まわりに揺動自在に取り付け
た揺動板67と、揺動板67に軸支されたスクリュー軸
68と、揺動板67に取り付けられスクリュー軸68を
回転する0回動用パルスモータ69と、スクリュー軸6
8に螺合されたナツト70と、このナツト70を回動ス
テージ台65に連結する連結板71とから構成されてい
る。
θ回動機構6の原点位置と回動端とを検出するために、
ナツト70にセンサドグ72が取り付けられているとと
もに、揺動板67にセンサドグ72に作用して原点を検
出する原点検出フォトセンサ73aと回動端を検出する
回動端検出フォトセンサ73b。
73cが取り付けられている。
第2図に示すように、回動ステージ台65には支柱74
を介してマイクロスコープステージ台75が連設され、
このマイクロスコープステージ台75に第1、第2のマ
イクロスコープ76a、76bが取り付けられている。
第1.第2のマイクロスコープ76a、76bは、θリ
ング54がマウント用フレーム貼付は箇所P2に位置し
ているときに、Y方向に沿って所定間隔隔てて設けられ
ている。第1.第2のマイクロスコープ76a、76b
が発明の構成にいう撮像装置8I、8□に相当する。
フレームチャツカ3とマイクロスコープ76a。
76bとはθリング54.マイクロスコープステージ台
75等を介して一体的に連設されているから、フレーム
チャツカ昇降機構7と、旋回機構56およびθ回動機構
6は、フレームチャツカ3とマイクロスコープ76a、
76bに共通のものである。
次に、フレーム・アライメント機構2について説明する
第2図、第3図および第8図に示すように、固定ヘース
20にH型鋼77、支持筒781皿状部材79を介して
フレーム・アライメントテーブル1が取り付けられてい
る。フレーム・アライメントテーブル1の内側部分には
、大径フレームの■ノツチを係止して大径フレームを位
置決めする2つのピン80と、小径フレームのVノツチ
を係止する状態と係止しない状態とに切り換え自在なピ
ン81を先端に形成したピストンロンドをもつエアシリ
ンダ82とが設けられている。
フレーム・アライメントテーブル1の外側部分には、2
つの切欠き83が内側に向かって切り込まれている。そ
して、フレーム・アライメントテーブル1の下面にブラ
ケット84を介して保持されたフレーム位置決め用エア
シリンダ85のピストンロッドが押し込みピン支持部材
86に連結され、各切欠き83内に下側から挿入された
2つのフレーム押し込みピン87が押し込みピン支持部
材86に取り付けられている。
フレーム・アライメントテーブル1の上面の所定位置に
フレームチャツカ3によるマウント用フレームFの吸着
位置を正確にきめる基準となる2つの十字状のマークm
、、mzが設けられている。
88はマークm 1 + m 2の取付板、89は取付
板88の押さえ具である。
第2図に示すように、固定ベース20上にH型鋼からな
る支持部材90を介して水平な第1固定機枠91が固定
されている。この第1固定機枠91に支柱(図示せず)
を介して水平な第2固定機枠92が固定されている。
第2固定機枠92の四隅にクランプ用エアシリンダ93
が立設され、そのピストンロッドが第2固定機枠92を
上下方向に貫通しており、ピストンロッドの上端には上
下可動枠94が取り付けられている。
第1固定機枠91の四隅でクランプ用エアシリンダ93
の内側にテンション用エアシリンダ95が立設され、そ
のピストンロッドの上端にテンション付与円筒96が取
り付けられている。
テンション付与円筒96の内側位置には、テンション付
与円筒96とは切り離された状態で、貼付はローラ97
を保持して昇降と回転とを行う水平姿勢の昇降回転枠9
Bが配置されている。昇降回転枠98にはまた円板カッ
タ99が回転自在に軸支されている。円板カッタ99は
貼付はローラ97と同時に同方向に縦軸まわりに回転す
るとともに、貼付はローラ97に対して独立して昇降す
るように構成されている。100はYテーブル36の上
面に取り付けられたローラ/カッタ昇降用エアシリンダ
、101はローラ/カッタ回転モータである。102は
円板カッタ99を貼付はローラ97とは独立して昇降す
るカッタ昇降シリンダである。
次に、フレームチャツカ3の高さ位置検出機構103に
ついて第9図、第1θ図に基づいて説明する。
ナツトケーシング49に連設された支持部材50の両側
に第1.第2の垂下板104,105が連設され、第1
垂下板104の下端には第1センサドグ106が取り付
けられ、第2垂下板105の下端には第2センサドグ1
07が取り付けられている。
第1垂下板104に対応してYテーブル36から第1セ
ンサ支持板108が立設され、この第1センサ支持板1
08にはその上下4箇所にセンサが取り付けられている
すなわち、上方から、ナツトケーシング49の上限検出
センサS1、フレームチャツカ3およびマイクロスコー
プ76a、76bの旋回許容レベルセンサ32、マイク
ロスコープ76a、76bがフレーム・アライメントテ
ーブル1上に設けられたマークm+ 、m2を認識する
ときの高さ位置を検出するマーク認識レベルセンサS3
およびフレームチャツカ3がフレーム・アライメントテ
ーブル1上のマウント用フレームFを吸着する吸着レベ
ルセンサS4である。
また、第2垂下板105の下方において、第2センサ支
持板109を上下方向にガイドするセンサガイドレール
110がYテーブル36に立設されている。
第2センサ支持板109にはその上下2箇所にセンサが
取り付けられている。
すなわち、上方から、半導体ウェハAのICパターンを
認識するときの高さ位置を検出するウェハパターン認識
レベルセンサS2、貼付はローラ97によって粘着テー
プBをマウント用フレームFに貼付ける際にマウント用
フレームFを粘着テープBから所定の離間寸法だけ上方
に離して吸着保持しておくときのフレームチャツカ3の
高さ位置を検出する離間寸法検出センサS6である。
これら2つのセンサS、、S、を取り付けた第2センサ
支持板109には、センサS6よりも下部において持上
げ力受止め片111が突設されている。
そして、この持上げ力受止め片111の下面に突設して
持上げ力受止め片Utを持ち上げる持上げアーム112
がテンション付与円筒96の下部取付板96aから延出
され(第10図、第3図参照)、その先端が持上げ力受
止め片111の下方に位置している。
このようにウェハパターン認識レベルセンサS5および
離間寸法検出センサS6をフローティングタイプとした
理由は次のとおりである。
すなわち、粘着テープBの材質に応じてテンション付与
円筒96の上昇量を調整し、粘着テープBに与えるテン
シコンを常に一定に保つ必要がある。
テンション付与円筒96の上昇量は、テンシゴン用エア
シリンダ95の圧力調整によって制御される。
テンション付与円筒96の上昇量が粘着テープBの材質
に応じて変更されれば、貼付は工程においてテンション
を与えられた粘着テープBの高さ位置も変化する。
この高さが変化される粘着テープBに対して常に所定の
離間寸法を保ってマウント用フレームFを位置保持する
には、粘着テープBの高さ位置を検出する必要がある。
また、粘着テープB上の半導体ウェハAのICパターン
をマイクロスコープ76a、76bによってパターン認
識するときにもその焦点が一定に保たれる必要がある。
このために、離間寸法検出センサS6およびウエハハタ
ーン認識レベルセンサS、をテンション付与円筒96の
昇降に応動して同量だけ昇降するフローティングタイプ
に構成しである。
次に、マウント用フレーム貼付は箇所P2に送り込まれ
てくる半導体ウェハAの前端の検出機構113について
説明する。
第2図、第3図に示すように、固定ベース20に立設さ
れたステー114に前端検出用エアモータ115が取り
付けられ、この前端検出用エアモータ115の回転軸に
取り付けられた揺動アーム116に前端検出用フォトセ
ンサ117が複数個取り付けられている。
揺動アーム116は、前端検出用エアモータ115の回
転によって、前端検出用フォトセンサ117が半導体ウ
ェハAの移送経路の直上にくる検出姿勢(鎖線参照)と
退避姿勢(実線参照)とに切り換えられるように構成さ
れている。
次に、半導体ウェハのマウント装置の要部に係る構成を
第11図のブロック図に示して説明する。
第1マイクロスコープ76aの画像信号出力端子は、画
像信号を256階調にA/D変換して8ビット信号とし
て出力する第1A/D変換器118を介して制御部11
9におけるコントローラ120に接続されている。第2
マイクロスコープ76bの画像信号出力端子は、画像信
号を256階調にA/D変換して8ビット信号として出
力する第2A/D変換器121を介してコントローラ1
20に接続されている。
さらに、第1マイクロスコープ76aは2ビツトの第3
A/D変換器122を介して、第2マイクロスコープ7
6bは2ビツトの第4A/D変換器123を介してそれ
ぞれコントローラ120に接続されている。
コントローラ120は、基準パターンについて予めティ
ーチングして得られた基準画像の256階調の多値デー
タを格納する基準パターンメモリ124と第1マイクロ
スコープ76a、第2マイクロスコープ76bから得ら
れるサンプル画像の256階調の多値データを格納する
VRAM(ビデオRAM)125と、モニタ用デイスプ
レィ126と、マイクロコンピュータにおけるCPU1
27とに接続されている。
制御部119は、コントローラ120とCPU127と
から構成されている。CPU127はROM128゜R
AM129に接続されているとともに、Xテーブル駆動
用パルスモータ24を駆動するXテーブルドライバ13
0. Xテーブル駆動用パルスモータ37を駆動するX
テーブルドライバ131,0回動用パルスモータ69を
駆動するθリングドライバ132およびフレームチャツ
カ昇降モータ46を駆動するZ方向ドライバ133に接
続されている。
コントローラ120は、ラプラシアン処理部134とパ
ターンマツチング部135とを有している。
コントローラ120とCPU127とからなる制御部1
19が、発明の構成にいう判別手段11.演算手段12
を含んでいる。また、Xテーブルドライバ130、 X
テーブルドライバ131およびθリングドライバ132
が発明の構成にいう位置補正手段13に相当する。
次に、この実施例の動作を説明する。
■ マウント用フレームFを図示しないトラバーサによ
ってフレーム・アライメント機構2のフレーム・アライ
メントテーブル1上に移載する。
フレーム位置決め用エアシリンダ85が収縮してフレー
ム押し込みピン87がフレームFを内側に移動させ、そ
の■ノツチを大径フレームか小径フレームかに応じてピ
ン80または81に係止されるまでフレームFを押し込
む。
■ 次に、フレームチャン力3がフレーム・アライメン
トテーブル1上で位置決めの済んだマウント用フレーム
Fを吸着する。以下、この動作を説明する。
フレームチャツカ3およびフレームチャツカ昇降機構7
.旋回機構56およびθ回動機構6はXテーブル23と
Xテーブル36とからなるフローティングテーブル上に
載っている。
初期状態ではフレームチャツカ3およびマイクロスコー
プ76a、76bは旋回許容高さにある。このことが第
1センサドグ106と旋回許容レベルセンサS2とによ
って検出されると、旋回機構56における旋回用エアモ
ータ57が駆動され、回転軸51が回転されるため、フ
レームチャツカ3とマイクロスコープ76a、76bと
がマウント用フレーム吸着箇所P1に向けて一体的に旋
回される。
旋回用エアモーフ57の回転軸51と一体的に回転する
センサドグ63が原点検出フォトセンサ64aによって
検出されると、旋回用エアモータ57が停止され、回動
部材52に取り付けられた突片59のストッパクッシジ
ン59aが支持部材50のストッパ61によって受は止
められ、その旋回が停止される。これによって、フレー
ムチャツカ3とマイクロスコープ76a、76bとがマ
ウント用フレーム吸着箇所P1においてフレーム・アラ
イメントテーブル1上に停止する。
■ 旋回が完了すると、Xテーブル23.Xテーブル3
6およびθリング54を原点位置に移動させる。
すなわち、Xテーブル駆動用パルスモータ24を駆動し
てXテーブル23を原点側に移動する。Xテーブル23
に取り付けられたセンサドグ32が原点検出フォトセン
サ33aによって検出されると、Xテーブル駆動用パル
スモータ24が停止される。これによって、Xテーブル
23は原点位置に停止する。また、Xテーブル駆動用パ
ルスモータ37を駆動してXテーブル36を原点側に移
動する。Xテーブル36に取り付けられたセンサドグ4
4が原点検出フォトセンサ45aによって検出されると
、Xテーブル駆動用パルスモータ37が停止される。こ
れによって、Xテーブル36は原点位置に停止する。さ
らに、0回動用パルスモータ69を駆動してθリング5
4を原点側に回動する。ナツト70に取り付けられたセ
ンサドグ72が原点検出フォトセンサ73aによって検
出されると、0回動用パルスモータ69が停止される。
これによって、θリング54は原点位置に停止する。
しかし、原点検出フォトセンサ33 a、 45 a 
、 73aの検出精度によっては、Xテーブル23.X
テーブル36.θす、ング54のそれぞれは、厳密な意
味で正確に原点位置に停止するとは限らない。すなわち
、フレームチャツカ3が、フレーム・アライメント機構
2によって位置決めされたマウント用フレームFに対し
て所定の位置関係において一致した状態で停止するとは
限らない。
■ そこで、マイクロスコープ76a、76bによって
フレーム・アライメントテーブル1上のマークm 1 
+ m zを観察させ、パターンマツチングによってフ
レームチャツカ3を位置補正し、マウント用フレームF
に対して厳密に正確な位置合わせを行う。
すなわち、フレームチャツカ昇降機構7におけるフレー
ムチャツカ昇降モータ46を駆動してフレームチャツカ
3およびマイクロスコープ76a、76bを下降させる
。フレーム・アライメントテーブル1上のマークm 1
 + m tが観察できる位置にまで下降したときに、
第1センサドグ106とマーク認識レベルセンサS3と
によってフレームチャツカ昇降モータ46が停止される
■ 次いで、マイクロスコープ76a、76bによって
マークm 1 + m zを観察させ、マウント用フレ
ームFとフレームチャツカ3との相対位置関係を所定量
りに正確なものとするために、X方向でのずれが生じて
いる場合には、フローティングテーブルにおけるXテー
ブル駆動用パルスモータ24を駆動してXテーブル23
をずれ方向とは逆方向にずれ量と同量だけ移動させてX
方向でのずれを解消する。
Y方向でのずれが生じている場合には、Xテーブル駆動
用パルスモータ37を駆動してYテーブル36をずれ方
向とは逆方向にずれ量と同量だけ移動させてY方向での
ずれを解消し、θ方向でのずれが生じている場合には、
θ回動機構6における0回動用パルスモータ69を駆動
してずれ方向とは逆方向にずれ量と同量だけ移動させて
θ方向でのずれを解消する。
以上によって、フレームチャツカ3を、マウント用フレ
ームFに対して厳密に正確に位置合わせすることができ
る。
この動作の詳細については後述する。
■ 次いで、再び、フレームチャツカ昇降モータ46を
駆動してフレームチャツカ3をマウント用フレームFを
吸着する位置まで下降させる。この場合、第1センサド
グ106と吸着レベルセンサS。
とによって吸着すべき位置が検出され、フレームチャツ
カ昇降モータ46が停止される。これにより、フレーム
・アライメントテーブル1上で位置決めされたマウント
用フレームFの上にフレームチャツカ3が載せられる。
そして、フレームチャツカ3の真空吸引口55に真空吸
引をかけてマウント用フレームFをフレームチャツカ3
に吸着保持させる。
■ フレームチャツカ昇降モータ46を逆方向に駆動し
てフレームチャツカ3を旋回許容レベルまで上昇させる
。この場合、第1センサドグ106と旋回許容レベルセ
ンサS2とによって旋回許容レベルが検出されると、フ
レームチャツカ昇降モータ46が停止される。
そして、旋回機構56における旋回用エアモータ57が
逆方向に駆動され回転軸51が逆転されるため、フレー
ムチャツカ3とマイクロスコープ76a、76bとが一
体的に旋回されて、マウント用フレーム貼付は箇所P2
のほぼ上方位置に吸着されたマウント用フレームFがく
るようにする。
■ 次いで、再び、フレームチャツカ昇降モータ46を
駆動してマイクロスコープ76a、76bを下降させ、
パターン認識位置で停止させる。この場合、第2センサ
ドグ107と、持上げアーム112を介してテンション
付与円筒96の上昇量に応じた高さに保持されているウ
ェハパターン認識レベルセンサS、とによってパターン
認識高さが検出されると、フレームチャツカ昇降モータ
46が停止される。
■ 一方、受は入れ指令によって、ウェハ前端検出機構
113における前端検出用エアモータ115を駆動して
揺動アーム116を回転させて前端検出用フォトセンサ
117を検出姿勢に移行させる。
半導体ウェハAを貼付けた粘着テープBがマウント用フ
レーム貼付は箇所P2に送られてくると、前端検出用フ
ォトセンサ117が半導体ウェハAの前端を検出し、粘
着テープBの移送を停止する。
次いで、オリエンテーションフラットOFが先行するタ
イプか後行するタイプであるかのデータに基づいてそれ
に対応した補正移送量ΔxF、ΔXIlを算出し、その
補正移送量ΔXF+ ΔX7だけ粘着テープBひいては
半導体ウェハAを移送方向Xにさらに送り出す。
所定量の補正移送が完了すると、揺動アーム116を原
点位置に復帰させて退避姿勢とする。それは、マウント
用フレームFを吸着保持しているフレームチャツカ3の
下降の妨げとならないようにするためである。
[相] マウント用フレーム貼付は箇所P2における所
定の基準位置に対して半導体ウェハAの中心が一致した
後、クランプ用エアシリンダ93を収縮させると、上下
可動枠94が下動し、これに伴うて、上下可動枠94に
おける第1のクランプ部材と第2固定機枠92における
第2のクランプ部材とによって粘着テープBを強力にク
ランプする。
■ テンション用エアシリンダ95を伸長させてテンシ
ョン付与円筒96を上昇させると、粘着テープBのクラ
ンプ部分の内側直近の円周領域において、粘着テープB
をそのテープ面に垂直の方向(上方)に向けて突き出し
、その粘着テープBにテンションを与える。
この間に、前述のように旋回機構56によってフレーム
チャツカ3が貼付は箇所P2に移動され、昇降機構7に
よってパターン認識のための焦点位置まで下降されてい
る。
■ 次いで、マイクロスコープ76a、76bによって
半導体ウェハAのICパターンを観察させ、粘着テープ
B上の半導体ウェハAのICパターンとフレームチャツ
カ3との相対位置関係を所定通りに正確なものとするた
めに、X方向でのずれ、Y方向でのずれ、あるいはθ方
向でのずれを解消するように前述と同様にしてXテーブ
ル駆動用パルスモータ24、Yテーブル駆動用パルスモ
ータ37、あるいは0回動用パルスモータ69を制御す
る。
この動作の詳細についても後述する。
この場合に、マイクロスコープ76a、76bとフレー
ムチャツカ3とが一体であり、かつ、Xテーブル23と
Xテーブル36とからなるフローティングテーブル上に
載っており、同じフローティングテーブル上にテンショ
ン付与円筒96.貼付はローラ97および円板カッタ9
9が支持された構造となっていることは、次のような意
味をもつ。
すなわち、マウント用フレームFを半導体ウェハAに位
置合わせするためにフレームチャツカ3をX方向、Y方
向に移動させると、貼付はローラ97および円板カッタ
99も同方向に同量だけ移動される。その結果、常に、
貼付はローラ97および円板カッタ99とマウント用フ
レームFとの相対位置関係が正規の位置関係に維持され
る。
したがって、貼付はローラ97および円板カッタ99は
、マウント用フレームFの半導体ウェハAに対する位置
合わせに自動的に同調した状態で半導体ウェハAに対す
る位置合わせが行われることになる。
■ フレームチャツカ昇降モータ46を駆動してフレー
ムチャツカ3を下降させ、吸着保持されているマウント
用フレームFの下面が、テンション付与円筒96によっ
てテンションを与えられた粘着テープB上の半導体ウェ
ハAの上面かられずかな寸法(例えば、0.5 m m
程度)だけ上方に離れた位置でフレームチャツカ3の下
降を停止する。
この場合、第2センサドグ107と、持上げアーム11
2を介してテンション付与円筒96の上昇量に応じた高
さに保持されている離間寸法検出センサS6とによって
、粘着テープBからのマウント用フレームFの所定の離
間寸法が検出されると、フレームチャツカ昇降モータ4
6が停止される。
[相] ローラ/カッタ昇降用エアシリンダ100を駆
動すると、昇降回転枠98を介して貼付はローラ97が
粘着テープBの下面に当接し、フレームチャツカ3に吸
着保持されているマウント用フレームFの下面に粘着テ
ープBを押し付ける。なお、円板カッタ99は粘着テー
プBの下面から離れている。
[相] 次いで、ローラ/カッタ回転モータ101を駆
動して、マウント用フレームFに粘着テープBを押圧し
ている貼付はローラ97を回転する。これによって、第
1クランプ部材と第2クランプ部材とによってクランプ
され、テンション付与円筒96によって強力かつ全周に
わたって均一なテンションが与えられた粘着テープBを
貼付はローラ97によってしごいて空気を排除しながら
マウント用フレームFに貼付けていく。カッタ昇降シリ
ンダ102が駆動されて円板カッタ99が、貼付はロー
ラ97によってすでにマウント用フレームFに貼付けら
れた粘着テープBに当接し、フレームチャツカ3に吸着
保持されているマウント用フレームFをカッタの下敷き
とする状態で、貼付は済みの粘着テープBの部分を切断
していく。
昇降回転枠98の2回転完了に伴うローラ/カッタ回転
モータ101の停止とともに、ローラ/カッタ昇降用エ
アシリンダ100が収縮されると同時にカッタ昇降シリ
ンダ102も収縮される。これによって、貼付はローラ
97がマウント用フレームFから離間するとともに円板
カッタ99がマウント用フレームFから離間する。
[相] テンション用エアシリンダ95が収縮し、テン
ション付与円筒96が下降する。そして、クランプ用エ
アシリンダ93が伸長し、第1のクランプ部材が上昇し
て第2のクランプ部材から離間する。
■ 次いで、半導体ウェハAおよびフレームFを貼付け
た粘着テープBが残滓テープとともに送り出される。そ
の送り出しの過程で残滓テープがフレームFから強制的
に剥離され、これによって、マウントフレームMFが作
られ葛。
次に、マイクロスコープ76a、76bによるマークm
+ 、m2の観察に基づくフレームチャツカ3の位置補
正の詳細について説明する。
この位置補正は、2値データではなく、例えば256階
調等の多値データを用いたマツチング法により、予めテ
ィーチングされているマークml。
m2についての基準画像の多値データと原点復帰ごとに
観察するマークm、、m2についてのサンプル画像の多
値データとのマツチングを行い、最もマツチングする位
置を求めるものである。この位置補正は、パターンマツ
チングと、ずれ量算出と、各ドライバ駆動とからなる。
このうち、パターンマツチングとずれ量算出について説
明する。
(a)  パターンマツチング 予め基準パターンメモリ 124に格納されている基準
パターン(テンプレートともいう)とサンプルパターン
との照合を行う。十字状の各マークml、m2の基準パ
ターンの大きさを、例えばX方向に32ドツト、X方向
にも32ドツトとする。
第12図(A)に示すように、マツチング画面入力位置
の近傍において、32ドツト×32ドツトの大きさの任
意の位置の画面領域でのマークのサンプルパターンにつ
いてその1ドツトごとの256階調の値と基準パターン
における対応した1ドツトごとの256階調の値との差
分を求める。
すなわち、第12図(B)に示す32ドツト×32ドツ
トの大きさのマークの基準パターンの構成画素の値をマ
トリクス的に表して、aO+0 +  aO+1 ・・
・a O,ff++  ” ++ O+  aI+ I
 …aI+ 31+ ………………a ff++ Or
  a 31+ 1”’ a ff++ 31  とす
る。
また、第12図(A)に示すモニタ用デイスプレィ12
6に映し出されたマークの画像のうち角隅がらX方向に
iドツト、X方向にjドツトの点がら始まる32ドツト
×32ドツトの大きさのサンプルパターンの構成画素の
値を、マトリクス的に、b(i、’j)。、。、b(i
、D。、I・・・b(t、j)。、31゜b(Lj) 
++。、  b(i、j) ++I ・・・b (Lj
) +、 3++ ・・・・・・b (i、j) 31
+。、  b (i+03r、 +・・・b (LD 
31.31とする。そして、位置が互いに対応するドツ
トのサンプル画像の多値データと基準画像の多値データ
との差分の絶対値をとり、その差分の絶対値の合計をす
る。つまり、マツチング度α(i、j)として、 α(i、j)−Σ Σ l aN+、L−b(++j)
 N、M  lただし、b (i、j)のiは0. 1
.2.・・・X、と変化し、jは0,1,2.・・・Y
Jと変化する。例えば、画像の一番角隅の点(0,0)
から始まる32ドツト×32ドツトの大きさのマークに
ついてのサンプルパターンのマツチング度α(0,0)
は、α(0,0) −l ao、o −b(0,0) 
o、o  l十l ao、+ −b(0,0) 0+l
  l +”’+ l a o、 31−b (0,0
) Or 3I ++ l  a++o  −b(0,
0)  ++Ol十l a+++ −b(0,0) I
、l +−・・+ l  a 1.31−b (0,0
)  +、all +””””’+ l  a i+、
o  b (0,0)  xt、o l十l a 31
+ I−b (0,0) 3+、口+・・・+ l  
a3+、++   b(0,0)  31.31 1と
なる。
サンプル画面領域をX方向に1ドツトずつ掃引していき
、それぞれのマツチング度α(0,0)。
α(1,0)、α(2,0)・・・α(X、 、O)を
求める。これらはX方向で1ドツト目のマツチング度で
ある。
次いで、マークのサンプル画面領域をX方向に1ドツト
ずらした状態でX方向に1ドツトずつ掃引していき、そ
れぞれのマツチング度α(0,1) 、α(L 1) 
、α(2,1)・・・α(xt、1)を求める。これら
はX方向で2ドツト目のマツチング度である。
以降、同様に掃引していき、マツチング度α(0,YJ
)、α(1,yJ)、α(2,yJ)−z(X+ +Y
j )を求める。これらはX方向でY4 ドント目のマ
ッチング度である。
これらのマツチング度α(0,0)、α(1,0)、α
(2,0)・・・α(Xi 、O) 、  α(0,1
)、α(LILα(2,1) ・・・α(Xi 、1)
 、・・・・・・・・・、α(0,Y、t)、α(1,
Yj)。
α(2,Yj)  ・・・α(Xi、Yj )のうち最
も小さし)マ・ンテング度α(R,S)を求める。
この最小のマツチング度α(1’l、S)に対応して画
像の一番角隅の点(0,0’)からX方向にRド・ント
Y方向にSドツト隔てた点(R,S)から始まる32ド
ツト×32ドツトのサンプル画面領域のノ禮ターンが基
準パターンと最も近似している。もし、マ・ンテング度
α(R,S)が0であれば、完全に基準ノくターンと一
致している。
個々のドツトについて、サンプル画像のデータも基準画
像のデータも多値データ(256階調)であるから、照
明条件の変動の影響をほとんど受けることがない。
このようなパターンマツチングの処理は、第1マイクロ
スコープ76aによる第1テイーチンク゛画面入力位置
P、での処理と、第2マイクロスコープ76bによる第
2ティーチング画面入力位置P2での処理とを個別的に
行う。
(b)  ずれ量算出 最小のマツチング度α(R,S)が0でない場合には、
基準パターンに対するサンプルパターンのX方向でのず
れ量Δx、Y方向でのずれ量Δy、回転方向でのずれ角
度へ〇を正確に求める。
第13図に示すように、第1ティーチング画面入力位置
P+ において求めた最小マツチング度α1(R,S)
に相当する座標点T、と第1マイクロスコープ76aの
視野中心U1とのX方向、X方向でのずれ量をΔXI+
 ΔyIとする。また、第2ティーチング画面入力位置
P2において求めた最小マツチング度α、 (R,S)
に相当する座標点T2と第2マイクロスコープ76bの
視野中心U2とのX方向、X方向でのずれ量をΔX2+
 Δy2とする。
θリング54の中心Oまわりに第1.第2のマイクロス
コープ76a、76bを一体としてθリング54ととも
にΔθだけ回転したときの第1.第2のマイクロスコー
プ76a、76bの視野中心をそれぞれu、’、U2’
とする。次いで、第1.第2のマイクロスコープ76a
、76bを一体としてX方向にΔXだけ移動し、かつ、
X方向に△yだけ移動すると、第1.第2のマイクロス
コープ76a、76bの視野中心U、、USはそれぞれ
最小マ・ンテング度α、 (p、s) 、 α2(R,
S)に相当する座標点T1゜T2と一致することになる
Δθ、ΔX、Δyはそれぞれ次の式によって求めること
ができる。
rl+rz ΔX=ΔX1  (r+  r+ CO3Δθし001
91■Δy−Δy+   resinΔθ ・・・・・
・・・・・・・・・・・・・0次に、マークm 1 +
 m 2についてのパターンマツチングに係わる制御部
119の動作を第14図のフローチャートに基づいて説
明する。
Xテーブル23.Yテーブル36およびθリング54は
その原点位置に復帰して停止しており、フレームチャツ
カ3はマウント用フレーム吸着箇所P1においてマウン
ト用フレームFの上方の位置で停止している。
第1.第2のマイクロスコープ76a、76bによるマ
ークm、、m2についての基準パターンのティーチング
がすでに終了しており、それぞれの基準画像の多値デー
タが基準パターンメモリ 124に格納されているとす
る。
スタート信号によって動作を開始し、ステ・ンブ#1で
、Z方向ドライバ133を駆動して第1.第2のマイク
ロスコープ76a、76bをマークml。
m2に対する合焦位置まで下降させて停止する。
その下降は、フレームチャツカ昇降機構7におけるフレ
ームチャツカ昇降モータ46を駆動しスクリュー軸48
の回転に伴うナツトケーシング49を下降させることに
より行う。すなわち、ナツトケーシング49が下降する
と、旋回機構56とともに揺動環状枠53.θリング5
4.θ回動機構6.フレームチャツカ3と一体となって
第1.第2のマイクロスコープ76a、76bが下降す
る。
ステップ#2で、Xテーブルドライバ130. Yテー
ブルドライバ131を駆動してXテーブル駆動用パルス
モータ24.Yテーブル駆動用パルスモータ37により
第1マイクロスコープ76aをX、Y方向に移動させ、
視野が第1ティーチング画面入力位置P1にくるように
制御する。
その移動は次のように行われる。すなわち、Xテーブル
駆動用パルスモータ24を駆動すると、Xテーブル23
がX方向レール21に案内されてX方向に移動する。こ
のときYテーブル36およびYテーブル36上のフレー
ムチャツカ昇降機構7.旋回機構56.θ回動機構6.
θリング54.フレームチャツカ3.第2マイクロスコ
ープ76bとともに第1マイクロスコープ76aが移動
する。
また、Yテーブル駆動用パルスモータ37を駆動すると
、Yテーブル36がY方向レール34に案内されてY方
向に移動する。このときもフレームチャツカ昇降機構7
.旋回機構56.θ回動機構6.θリング54.フレー
ムチャツカ3.第2マイクロスコープ76bとともに第
1マイクロスコープ76aが移動する。
ステップ#3で、第1マイクロスコープ76aによりマ
ークmlのサンプルパターンを撮像し、その画像信号を
第1A/D変換器118で256階調の多値データ(8
ビツト)に変換し、その多値データをVRAM125に
格納する。
ステップ#4で、Xテーブルドライバ130. Yテー
ブルドライバ131を駆動して第2マイクロスコープ7
6bをX、Y方向に移動させ、視野が第2ティーチング
画面入力位置P2にくるように制御する。
ステップ#5で、第2マイクロスコープ76bによりマ
ークm2のサンプルパターンを撮像し、その画像信号を
第2A/D変換器121で256階調の多値データ(8
ビツト)に変換し、その多値データをVRAM125に
格納する。
次いで、ステップ#6で、第1マイクロスコープ76a
で得られVRAM125に格納しているマークm1のサ
ンプルパターンの多値データと基準パターンメモリ 1
24に格納している基準画像の多値データとのマツチン
グをとる。
すなわち、全ドツトについてのマツチング度α、  (
0,0)、α、(LOLα、  (2,0)  ・・・
・・・・・・・・・・・・α+ (x+ 、vJ)のう
ち最も小さいマツチング度αI (R,S)を求め、第
1ティーチング画面入力位置P1でのこの最小のマツチ
ング度α、 (n、s)に対応した座標点T、をRAM
129に登録する。
ステップ#7で最小マツチング度α、 (R,S)が所
定値以上かどうかを判断し、所定値未満であればマツチ
ングミスとしてエラー信号を出力する。
所定値以上であればステップ#8に進み、第2マイクロ
スコープ76bで得られVRAM125に格納している
マークm2のサンプルパターンの多値データと基準パタ
ーンメモリ 124に格納している基準画像の多値デー
タとのマツチングをとり、前述と同様に最も小さいマツ
チング度α2(R,S)を求め、第2ティーチング画面
入力位置P2でのこの最小のマツチング度α2 (R,
S)に対応した座標点T2をRAM129に登録する。
ステップ#9で最小マツチング度α2 (R,s)が所
定値以上かどうかを判断し、所定値未満であればマツチ
ングミスとしてエラー信号を出力する。
所定値以上であればステップ#10に進む。
ステップ#10で、最小マツチング度α、 (R,S)
に対応する座標点T、と第1マイクロスコープ76aの
視野中心UIとのX方向、Y方向でのずれ量をΔxl、
Δy1を算出する。また、ステップ#11で、最小マツ
チング度α2 (R,S)に対応する座標点T2と第2
マイクロスコープ76bの視野中心U2とのX方向、Y
方向でのずれ量をΔx2.Δy2を算出する。
ステップ#12で、ずれ量ΔXI+ Δy1.およびΔ
XZ+ Δy2から、前述の式■、■、■に基づいて補
正すべきずれ量ΔX、Δyおよびずれ角度へ〇を算出す
る。
そして、ステップ#13で、0回動用パルスモータ69
.Xテーブル駆動用パルスモータ24.Yテーブル駆動
用パルスモータ37を駆動制御してΔθ。
ΔX、Δyの補正移動を行う。
すなわち、θリング54の中心Oまわりに第1゜第2の
マイクロスコープ76a、76bおよびフレームチャツ
カ3を一体としてθリング54とともにΔθだけ回転す
るとともに、Xテーブル23をΔXだけ移動し、かつ、
Yテーブル36をΔyだけ移動する。これによって、第
1.第2のマイクロスコープ76a、76bの視野中心
U、、U2がそれぞれ最小マツチング度α、 (R,S
) 、  αz (R,S)に対応した座標点T、、T
、と一致することになる。
以上で、マークm、、mzひいては位置決めされたマウ
ント用フレームFに対するフレームチャツカ3の高精度
な位置合わせが完了する。
次いで、Z方向ドライバ133を駆動してフレームチャ
ツカ3を下降させてフレームチャン力3をマウント用フ
レームFに載せる。そして、真空吸引口55に真空吸引
をかけてフレームチャツカ3にマウント用フレームFを
吸着保持させる。すなわち、高精度な位置合わせの状態
のもとでマウント用フレームFがフレームチャツカ3に
吸着保持されることとなる。なお、その後、エアシリン
ダ85を伸長してピン87をマウント用フレームFから
離間した後、フレームチャツカ3を上昇させる。
次に、マイクロスコープ76a、76bによる半導体ウ
ェハAのパターン認識に基づいたフレームチャツカ3と
半導体ウェハAとの高精度な位置合わせについて第15
図ないし第17図に基づいて説明する。
■星! 粗調整は半導体ウェハAのY方向スクライブラインSV
  (第16図参照)に対して、第1.第2のマイクロ
スコープ76a、76bの視野中心どうしを結ぶ直線に
対し水平な直角方向の基準Y方向ラインL7がほぼ平行
となるようにθリング54を回動する調整であり、この
粗調整は、ラプラシアン処理と回転ずれ量検出処理との
2段階の処理で行われる。
(C)  ラプラシアン処理 マイクロスコープによって撮像して得られたサンプル画
像の2値データについて局所的微分操作を行うと、画像
のエツジのみがシャープになる。
第15図に一例を挙げる。
図の(A)は2値原画像■1を示し、(B)はラプラシ
アン処理が施された後の2値ラプラシアン画像■2を示
す。エツジは白線eとなってモニタ用デイスプレィ12
6に映し出され、その他の部分は全面黒になっている(
図(A)、(B)では、都合上、白と黒とを反転して図
示しである)。
このラプラシアン処理は、第1マイクロスコープ76a
による第1ティーチング画面入力位置P。
(第13図参照)での処理と、第2マイクロスコープ7
6bによる第2ティーチング画面入力位置P2での処理
とを個別的に行う。
(d)  回転ずれ量検出処理 これは、(C)のラプラシアン処理で求めた2値ラプラ
シアン画像を基にして回転ずれ量を検出する処理である
。半導体ウェハAについての2値ラプラシアン画像の一
例を第16図に示す。
まず、角度θ1のサーチラインと2値ラプラシアン画像
の白線eとの交点、すなわち、白のドツトをカウントし
、白点数を得る。
電子的にサーチラインをX方向に1ドツトすらす掃引を
行い、そのサーチラインでの同じ角度θ1における白点
数を得る。
以下、同様にしてサーチラインをX方向に1トン)ずつ
掃引し、同じ角度θ1での白点数を順次的に得る。そし
て、角度θ1で得られた複数の白点数のうち最大白点数
Q、を求める。
次いで、電子的にサーチラインの角度をΔφだけずらし
θ2に切り換える。この角度θ2においても前述と同様
の操作を行い、角度θ2での最大白点数Q2を求める。
以下、順次ピッチ角Δφずつずらし、個々の角度におけ
るサーチラインの掃引を行って、各角度θk  (k=
1. 2.・・・n)での最大白点数Qkを求める。そ
して、最大白点数Q、、Q、、・・・Qlのうちの極大
値QmllXを得たときのサーチラインの角度θmax
を求める。
この極大白点数角度θm1lXが、半導体ウェハAのY
方向スクライプラインSVに対するマイクロスコープ側
の基準Y方向ラインLVのずれ角度である。
この回転ずれ量検出処理も、第1マイクロスコープ76
aによる第1ティーチング画面入力位置P1での処理と
、第2マイクロスコープ76bによる第2ティーチング
画面入力位置P2での処理とを個別的に行う。
徽里贅 この微調整は、先に述べたマークm、、m、のパターン
認識と同様であり、(a)のパターンマツチングと(b
)の回転ずれ量検出処理とを行う。
なお、ティーチングによって基準パターンメモリ 12
4に格納される基準パターンとしては、第17図(B)
に示すように、ユニークな素子パターンが集中している
ことの多いスクライブラインの交差点に望む4つのIC
チップの角隅部分のパターンを選ぶことが多い。第17
図(A)はマツチング画面を示す。
この半導体ウェハAの素子パターンのパターン認識にお
いては、照合する画像データを256階調の多値データ
としているから、特に、照明条件の変動の影響をほとん
ど受けることがないというメリットがある。
例えば、第18図に示すように、ある照明条件下では、
画像信号のレベルが256階調のスレッショルドレベル
TH,〜TH2S6に対して図(A)の実線のようであ
り、その多値データが図(B)の実線のようになってい
るとする。照明条件が変化すると、同一パターンのサン
プルの画像信号のレベルが図(A)の破線のように変動
するが、その多値データは図(B)の破線のようになっ
て、ドツト列についてのデータの変化の傾向が、スレッ
ショルドレベルが1つの2値データの場合に比べて、照
明条件の変動の前のデータ(図(B)の実線)とほとん
ど変わらない。
すなわち、サンプルパターンのほぼ正確な輝度分布をと
らえることができ、サンプル画像と基準画像との比較を
常に高精度に行うことができるので、半導体ウェハAに
対するフレームチャツカ3ひいてはマウント用フレーム
Fの位置合わせを正確に行うことができる。
次に、半導体ウェハAについてのパターンマツチングに
係わる制御部119の動作を第19図のフローチャート
に基づいて説明する。
Xテーブル23.Xテーブル36およびθリング54は
その原点位置に復帰して停止している。予め粘着テープ
Bに貼付けられた半導体ウェハAが前段装置からX方向
に沿って送られてきて、貼付は箇所P2で停止している
第1.第2のマイクロスコープ76a、76bによる基
準パターンのティーチングがすでに終了しており、それ
ぞれの基準画像の多値データが基準パターンメモリ 1
24に格納されているとする。
また、フレームチャツカ3にはマウント用フレームFが
吸着保持され、そのフレームチャツカ3がθリング54
とともに半導体ウェハAの真上に位置しているとする。
スタート信号によって動作を開始し、ステップS1で、
Z方向ドライバ133を駆動して第1.第2のマイクロ
スコープ76a、76bを半導体ウェハAに対する合焦
位置まで下降させて停止する。
その下降は、フレームチャツカ昇降機構7におけるフレ
ームチャツカ昇降モータ46を駆動しスクリュー軸48
の回転に伴うナツトケーシング49を下降させることに
より行う。すなわち、ナツトケーシング49が下降する
と、旋回機構56とともに揺動環状枠53.θリング5
4.θ回動機構6.フレームチャツカ3と一体となって
第1.第2のマイクロスコープ76a、76bが下降す
る。
ステップ32〜S23は粗調整のための動作である。
ステップS2で、Xテーブルドライバ130. Yテー
ブルドライバ131を駆動して第1マイクロスコープ7
6aをX、X方向に移動させ、視野が第1ティーチング
画面入力位置P1にくるように操作する。
なお、粘着テープBおよびその上の半導体ウェハAは移
動せず、一定位置に保たれている。
ステップS3で、第1ティーチング画面入力位置P1に
おいて第1マイクロスコープ76aによりサンプルパタ
ーンの画像信号を入力し、その2値データに対してラプ
ラシアン処理を施して画像のエツジをシャープにする。
ステップ84〜S9は、第1ティーチング画面入力位置
P1においての粗調整のための回転ずれ量検出処理であ
る。
ステップS4で、サーチラインのステップ数として角度
θ1に対応して°“1゛′をレジスタKにセットする。
ステップS5で、サーチラインをX方向に1ドツトずつ
掃引して角度θ、(最初はθ1)でのサーチラインにつ
いての最大白点数Qう (最初はQ+>を割り出す。
ステップS6で、サーチライン角度θ3で得られた最大
白点数Qkが最大かどうかを判断する。
最初は比較するものがないため、最大となり、ステップ
S7に進んでそのときのサーチライン角度θ6での最大
白点数QI+をレジスタR1にストアする。
ステップS8で、サーチライン角度のステップ数が所定
値kに達したかどうかを判断し、達していないときはス
テップS9に進んでサーチライン角度のステップ数をプ
ラス1(+1)してレジスタKにストアし、ステップS
5にリターンする。
以降、サーチライン角度のステップ数が所定値kに達す
るまで同様の動作を繰り返す。これによって、各角度θ
k ’(k=1.2.・・・n)での最大白点数Q、、
Q2.・・・Q7のうちの極大値Q□、を割り出し、最
終的にその極大白点数QmaX+をレジスタR5にスト
アすることとなる。Q、l1lX+にサフィクションの
′1゛を付したのは、第1テイーチング画面入力位置P
、についてのものだからである。
以上のステップ82〜S9は、第1ティーチング画面入
力位置P1での粗調整に関しての動作であるが、これと
同様の第2ティーチング画面入力位置P2での粗調整に
関する動作を次のステップSIO〜S17で行う。
これによって、第2ティーチング画面入力位置P2につ
いての各角度θ、(k=1.2.・・・n)での最大白
点数Q、、Q、、・・・Qfiのうちの極大値Q、%、
、+2を割り出し、最終的にその極大白点数QIImX
2をレジスタR2にストアすることとなる。
次のステップ31Bで、レジスタR3の内容とレジスタ
R2の内容とを比較する。すなわち、第1ティーチング
画面入力位置P1での極大白点数Q、1.X+と第2テ
ィーチング画面入力位置P2での極大白点数Q+m8X
2とを比較し、大きい方を最終的な極大白点数QMAX
としてレジスタR3にストアする(ステップS19. 
320)。
この最終的な極大白点数QIIAXに相当するサーチラ
イン角度θイAXが、半導体ウェハAにおけるY方向の
スクライブラインS7に対するマイクロスコープ76a
、76b側の基準Y方向ラインL7のずれ角度である。
。 次いで、ステップS21で、最終的な極大白点数QMA
Xが所定値以下かどうかを判断し、それより大きいとき
は判断ミスとしてエラー信号を出力してステップS1に
リターンする。
所定値以下のときは、ステップ322に進んで最終的な
極大白点数角度θWAXだけθリング54の角度を補正
するために6回動用パルスモータ69を駆動制御する。
すなわち、θ回動機構6における6回動用パルスモータ
69が駆動されてスクリュー軸68が回転するのに伴っ
てナツト70が移動する。ナツト70の移動によって連
結板71を介してθリング54がその中心Oまわりにθ
WAXだけ補正回動される。同時に、第1.第2のマイ
クロスコープ76a、76bとフレームチャツカ3もθ
リング54と一体的に同一角度だけ回動される。
ステップ323で、補正回転後のX方向、Y方向を新し
いX軸、Y軸として設定する。
ステップ324〜335の動作は微調整のための動作で
あり、これは第14図のステップ#2〜#13と全く同
様に行われるので説明を省略する。
以上のようにして半導体ウェハAに対するフレームチャ
ツカ3の高精度な位置合わせが完了する。
なお、その後、Z方向ドライバ133を駆動してフレー
ムチャツカ3を下降させ、半導体ウェハAを貼付けた状
態でテンション付与円筒96によってテンションが与え
られている粘着テープBに対してマウント用フレームF
を貼付ける。これによって、マウント用フレームFが半
導体ウェハAと高精度に位置合わせされた状態でともに
粘着テープBに貼付けられることとなる。
なお、上記実施例ではマークml、m2として十字状の
ものを用いたが、点状のもの、格子状のもの、その他ど
のような形状のものであってもよい。
〈発明の効果〉 本発明によれば、次の効果が発揮される。
原点検出センサの検出に基づいてフレームチャツカをフ
レーム吸着箇所に原点復帰させたときに原点検出センサ
の検出精度の悪さからフレームチャツカとマウント用フ
レームとの位置関係が所定の位置関係になっていない場
合が生じるが、フレーム・アライメントテーブルの所定
位置に複数のマークを隔設し、このマークを撮像装置に
よって撮像して、基準画像データと最も近似するマーク
のサンプル画像データを割り出してそのサンプル画像と
撮像装置ひいてはフレームチャツカとのずれ量を算出し
、そのずれ量に基づいてフレームチャツカをX方向、Y
方向、θ方向で位置補正し、フレームチャツカをマウン
ト用フレームに対して位置合わせする。
これによって、フレームチャツカとマークとの位置合わ
せが正確に行われるが、マークはフレーム・アライメン
トテーブルにおいて所定位置に設けられており、このフ
レーム・アライメントテーブル上においてフレーム・ア
ライメント機構により位置決めされたマウント用フレー
ムとマークとの相対的位置関係は一定に定まっている。
したがって、原点検出センサの検出精度の悪さのために
フレームチャツカの原点復帰に狂いが生じたとしても、
マークとの位置合わせを正確に行うことを通じて、常に
フレームチャツカをマウント用フレームに対して高精度
に正確に位置合わせすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成の一例を示す概略構成図である。 第2図ないし第19図は本発明の実施例に係り、第2図
は半導体ウェハのマウント用フレームの吸着装置および
マウント装置を示す側面図、第3図はその平面図、第4
図はマウント装置部分のX。 Yテーブルを示す平面図、第5図はその正面図、第6図
はθリングおよびマイクロスコープステージ台を示す断
面図、第7図はθ回動機構の基部を示す一部破断の平面
図、第8図はフレーム・アライメント機構を示す一部破
断の側面図、第9図は高さ位置検出機構を示す側面図、
第10図はその拡大側面図、第11図は半導体ウェハの
マウント用フレームの吸着装置の要部に係る構成を示す
ブロック図、第12図の(A)はマークについてのティ
ーチング画面を示す図、(B)はマークについての基準
パターンを示す図、第13図は基準パターンに対するサ
ンプルパターンのX方向ずれ量、Y方向ずれ量および回
転方向でのずれ角度の求め方の説明図、第14図はマー
クのパターンマツチングの動作説明に供するフローチャ
ート、第15図はラプラシアン処理の説明図、第16図
は半導体ウェハの素子パターンについての2値ラプラシ
アン画像の一例を示す図、第17図の(A)は半導体ウ
ェハについてのティーチング画面を示す図、(B)は半
導体ウェハについての基準パターンを示す図、第18図
は動作説明に供する波形図、第19図は半導体ウェハの
パターンマツチングの動作説明に供するフローチャート
である。 F・・・マウント用フレーム Pl・・・マウント用フレーム吸着箇所P2・・・マウ
ント用フレーム貼付は箇所m、、mz・・・マーク ト・・フレーム・アライメントテーブル2・・・フレー
ム・アライメント機構 3・・・フレームチャツカ 4・・・X方向移動機構 5・・・Y方向移動機構 6・・・θ回動機構 7・・・昇降機構 81,8□・・・撮像装置 9・・・第1記憶手段 10・・・第2記憶手段 11・・・判別手段 12・・・演算手段 13・・・位置補正手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マウント用フレームを載置するフレーム・アライ
    メントテーブルと、 このフレーム・アライメントテーブル上に載置されたマ
    ウント用フレームを位置決めするフレーム・アライメン
    ト機構と、 前記フレーム・アライメントテーブルの所定位置におい
    て隔設された位置合わせ用の複数のマークと、 前記フレーム・アライメントテーブル上で位置決めされ
    たマウント用フレームを吸着保持するフレームチャッカ
    と、 このフレームチャッカをフレーム・アライメントテーブ
    ルに平行なX方向で移動させるX方向移動機構と、 前記フレームチャッカをフレーム・アライメントテーブ
    ルに平行なY方向で移動させるY方向移動機構と、 前記フレームチャッカをその中心まわりのθ方向に回動
    させるθ回動機構と、 前記フレームチャッカを昇降させる昇降機構と、前記フ
    レームチャッカに連設され前記複数のマークを撮像する
    複数の撮像装置と、 これら各撮像装置が予め撮像した前記各マークの画像で
    ある基準画像のデータを記憶する第1記憶手段と、 前記各撮像装置が撮像する前記各マークの画像であるサ
    ンプル画像のデータを記憶する第2記憶手段と、 前記第1記憶手段から読み出した基準画像のデータと前
    記第2記憶手段から読み出した多数のサンプル画像のデ
    ータの個々とを比較し、比較した中で基準画像のデータ
    と最も近似するデータをもつサンプル画像を判別する判
    別手段と、 この判別によって得られたサンプル画像と撮像装置との
    相対的ずれ量について、X方向ずれ量Y方向ずれ量およ
    びθ方向ずれ角度を算出する演算手段と、 前記X方向移動機構、Y方向移動機構およびθ回動機構
    を制御して、前記撮像装置とともに前記フレームチャッ
    カを、前記のX方向ずれ量、Y方向ずれ量およびθ方向
    ずれ角度だけ補正移動する位置補正手段 とを備えた半導体ウェハのマウント用フレームの吸着装
    置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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