JPH0110331Y2 - - Google Patents

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JPH0110331Y2
JPH0110331Y2 JP1982057714U JP5771482U JPH0110331Y2 JP H0110331 Y2 JPH0110331 Y2 JP H0110331Y2 JP 1982057714 U JP1982057714 U JP 1982057714U JP 5771482 U JP5771482 U JP 5771482U JP H0110331 Y2 JPH0110331 Y2 JP H0110331Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、缶詰用缶の様な容器内に低温の液化
ガスを定量充填する為の低温液化ガス定量流下又
は滴下装置に関し、詳細には、長時間連続して該
装置から低温液化ガスを定量流下又は滴下し続け
る為に、ノズル部を取り囲み、内部に低温ガスを
導入するノズル部カバーに、霜又は氷片が付着す
るのを防止する為の構造に関する。
(従来の技術とその問題点) 低温液化ガスを容器内に定量充填する為の装置
は、様々の分野で求められているが、最近特に缶
詰製造の分野で不活性な低温液化ガス(以下不活
性であつても単に「低温液化ガス」と称する)を
充填しようとする要望が強い。
従来の低温液化ガス定量滴下又は流下装置のノ
ズル部の下面及び側面は、外気と直接触れる様に
なつていたが、低温液化ガスは極めて低温(例え
ば、液体窒素ならば、約−196℃)なので、低温
液化ガスを滴下又は流下し続けていると、低温液
化ガスが通過するノズル部の下面や側面に、空気
中の水分及び缶に充填されている内容物が高温に
なつている場合には缶内容物から蒸発する水分に
起因する霜又は氷片(以下霜と称する)が付着す
る様になり、それが時間の経過と共に成長してノ
ズル部の吐出孔を狭めたり塞いだりして低温液化
ガスの滴下又は流下の量を減少させ或いは滴下又
は流下を停止させてしまつたり、又はノズル部の
下面に付着して成長した霜がノズル部の下方を移
動する缶と接触して缶を転倒させたり、成長して
大きな塊となつた霜が缶内に落下して缶内容物の
量や充填済みの低温液化ガスの量を増加又は減少
させてしまうという欠点があつた。この傾向は、
低温液化ガスを流下又は滴下する缶内に充填され
ている内容物が高温状態である場合(熱間充填さ
れた様な場合)には特に著しい。
例えば、熱間充填法により缶内に高温の内容物
を充填した缶に、定量流下法で液体窒素を充填す
る場合の例で説明すると、液体窒素流下開始から
20〜30分後にノズル部下面に霜が発生し、約60分
後には霜が厚くなつてノズル部の吐出孔を狭くす
るので、液体窒素の流下状態は層流から脈流に変
わり、流下量が減少してしまう。
そのままにしておくと、霜はその後大きく成長
して塊となりその自重により一部又は全部が缶内
に落下して缶内容物の量や充填済みの液体窒素の
量を増加又は減少させてしまつたり、ノズル部の
吐出孔を完全に塞いで液体窒素の流下を停止させ
てしまつたり、更に、ノズル部下面とその下方を
移動する缶との間隔が狭い場合には、缶を転倒さ
せてしまつたりする。
この様な欠点を解消する為の提案が、特開昭56
−109996号公報でなされている。
ここには、液体窒素等の低温液化ガスを滴下す
る為の添加ノズルの側面及び下面を取り囲み、下
面に開口を有するノズル部カバーを設けて、ノズ
ル部とノズル部カバーとで低温ガス導入室を形成
し、この低温ガス導入室内に低温ガスを導入して
添加ノズルと外気との接触を遮断することによつ
て添加ノズルの凍結(霜付着)を防止することが
開示されている。
ところが、本考案者等が実際に試験したとこ
ろ、特開昭56−109996方公報開示の手段では、上
述した欠点を完全に解消できないことが判明し
た。
即ち、ノズル部の下方及び側方に低温ガス導入
室を設けると、ここに導入される低温ガスの働き
により、確かにノズル部自身には霜が付着するこ
とはないが、ノズル部を取り囲み、ノズル部と共
に低温ガス室を形成しているノズル部カバーの下
面壁外面には、空気中の水分や缶内容物から蒸発
した水分に起因する霜が付着し、これが時間の経
過と共に成長して、ノズル部カバー下面壁の開口
を狭めて流下又は滴下する低温液化ガスと衝突し
てこれを飛散させたり、ノズル部カバー下面壁外
面から下方に突出し、下を通過する缶と衝突して
これを転倒させたり、大きく成長した後に自重に
より缶内に落下したりするので、結局、ノズル部
外壁に霜が付着した場合とほぼ同様の欠点をもた
らすのである。
尚、缶の転倒を防止する為に、ノズル部下面や
ノズル部カバー下面壁外面と缶の上端との間隔を
大きくとることも当然考えられるが、その様にす
ると、低温液化ガスが缶内に落下する間に気化し
て逃げる割合が多くなると共に缶内の内容物の表
面にぶつかつた際に飛散する量も多くなつたり
(低温液化ガスの落下速度が大になる為)、その飛
散量のバラツキも大きくなるので、コストの面及
び低温液化ガスの充填量のバラツキを少なくする
という面から好ましくない。
ノズル部下端と缶の上端との間隔は、缶を移送
する移送装置の振動等による缶の上方への飛び上
がり等をも考慮して0より大で35mm以下、そのう
ち特に10mm以下が好ましいことが研究の結果判明
している。
本考案は、上記従来技術の欠点を解消すると同
時に低温液化ガスの定量流下又は滴下に悪影響を
与えず、しかも低温液化ガスの流下又は滴下を開
始した後、直ちに容器内への定量充填作業が開始
できる低温液化ガス定量流下又は滴下装置を提供
することを目的とする。
(問題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、断熱壁
により形成された低温液化ガス貯留タンクと、該
タンクの下端に設けられ、低温液化ガスを吐出す
る吐出孔を有するノズル部と、該ノズル部の少な
くとも下面を取り囲み、下面壁に低温液化ガス通
過用の開口部を設けたノズル部カバーとを備えた
低温液化ガス定量流下又は滴下装置に於て、該ノ
ズル部カバーの外壁を加熱する手段を設けると共
に該ノズル部カバーの少なくとも内壁側を熱伝導
率の小さな素材で形成したことを特徴とするもの
である。
(作用) 本考案装置は、ノズル部カバーの外壁を加熱す
る手段を備えており、この外壁を氷結点よりも高
温にすることができるので、空気中の水分や缶内
容物等からの水蒸気が霜となつてこの外壁に付着
することがなく、更に、ノズル部カバーの少なく
とも内壁側を熱伝導率の小さな素材で形成してあ
つて、加熱された外壁の熱がノズル部と対面して
いる内壁面には伝導しにくいので、内壁面からノ
ズル部への放射熱量が少なくなり、従つて、流下
又は滴下中の低温液化ガス及びノズル部内の低温
液化ガスの気化が減少するだけでなく、気化ガス
がノズルの吐出孔を低温液化ガスと共に通過する
ことに起因する低温液化ガスの流下量や滴下量の
変動も少なくなる。
(実施例) 次に図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図は、本考案の低温液化ガス定量流下装置
の部分破断正面図(細部は省略してある)であ
り、第2図は、第1図に示した装置のノズル部の
拡大縦断面図である。第3図は、要部斜視図であ
る。
1は二重壁により断熱構造とした低温液化ガス
貯留タンク、2は貯留タンク1内に配置した圧力
緩衝用容器、3は圧力緩衝用容器2の下部に形成
した開口、4は貯留タンク1の上部開口を塞ぐ蓋
体である。5は圧力緩衝用容器2内に低温液化ガ
スを供給する為の供給管、6は低温液化ガスの供
給又は停止をする為に供給管に取り付けられた電
磁弁、7は貯留タンク1の底部に形成した低温液
化ガスを流下させる為のノズル、8はノズルに設
けた吐出孔である。9は吐出孔8を開閉する為の
弁体、10は弁体9に連結したピストンロツド、
11はピストンロツド10を駆動するエアシリン
ダーである。尚、低温液化ガス流下時には、弁体
9は上昇させておく。12,12′は気化ガス排
出管、13は貯留タンク1内の低温液化ガスの液
面を検知して電磁弁6の開閉をコントロールする
為の液面制御センサー、14は圧力緩衝用容器2
内で低温液化ガスの供給管5の先端に取り付けた
フイルターである。
15は貯留タンク1の内壁下部に設けた開口用
の内筒部、16は貯留タンク1の外壁下部に設け
た開口用の外筒部であり、この内筒部15と外筒
部16は下端で封止具17によつて封止されてい
る。尚、貯留タンク1の内壁と外壁及び内筒部1
5と外筒部16の間の空間18は、貯留タンク1
の断熱効果を上げる為に真空にされる。
19はノズル7を保持する為のノズル保持具、
20はノズル7を下から支えるノズル押えで、ノ
ズル7とノズル保持具19とノズル押え20とで
ノズル部21を形成している。ノズル保持具19
とノズル押え20とは、ノズル7の外周部分を挾
持することによりノズル7を固着している。封止
具17の下方部分内周面とノズル保持具19上方
部分外周面とにはそれぞれネジが切つてあり、両
者はネジ係合をしている。ノズル保持具19下方
部分内周面とノズル押え20外周面とにもそれぞ
れネジが切つてあり、やはり両者もネジ係合をし
ている。
尚、22は封止具17とノズル保持具19の間
及びノズル保持具19とノズル押え20の間の密
封を保持する為のシールリングである。23はノ
ズル部21の側面21aを取り囲む側面壁23a
と、ノズル部21の下面21bを取り囲み、中央
に低温液化ガス通過用の開口部23cを備えた下
面壁23bとから構成されており、3本のボルト
24(図では1本だけ示してある)で外筒部16
に固定されているプラスチツクの様な熱伝導率の
小さな素材で製造されたノズル部カバーで、ノズ
ル部21との間に低温ガス導入室28を形成して
いる。
25は供給源(図示せず)から低温の乾燥した
低温ガスを低温ガス導入室28に供給する入口で
ある。
低温ガスは、入口25から低温ガス導入室28
内に入り、ノズル部21の側面21a及び下面2
1bに沿つて流れ、ノズル部カバー23の下面壁
23bの中央に設けた開口部23cから、その中
央部付近を流下する低温液化ガスを取り囲む様に
して排出されるので、ノズル部21と外気との接
触を遮断してノズル部21への霜付着を防止でき
る。26はノズル部カバー23の外壁全面を被覆
している柔軟性のある面状のシリコンラバー製の
ヒーターであり、27はノズル部カバー下面壁2
3b外面の温度を測定する為の測温抵抗センサー
で、ヒーター26と測温抵抗センサー27とは温
度調節器(図示せず)に連結されて、ノズル部カ
バー下面壁23b外面の温度を一定に保持する。
ノズル部カバーの下面壁23b外面の温度を氷
点よりも高い温度に維持することにより、空気中
の水分や缶等の容器の内容物からの水蒸気が霜と
なつて下面壁23bの外面に付着するのを防止す
る。
又、ノズル部カバー23の内壁23dの材質を
熱伝導率の小さいものにしたので、外壁のシリコ
ンラバー製のヒーター26の熱が内壁23dの内
表面まで伝わりにくくなる。
従つて、ノズル部カバー23からノズル部21
への放射熱量が少なくなり、流下している低温液
化ガス及びノズル部21内の低温液化ガスの気化
が減少するだけでなく、気化ガスの気泡がノズル
7の吐出孔8を低温液化ガスと共に通過すること
に起因する低温液化ガスの流下量の変動も少なく
てすむ。
又、ヒーター26として本実施例の様に薄い面
状のヒーター(例えば、0.25mm)を用いれば、ノ
ズル7下面と缶上端との間隔をより小さくするこ
とができる。
これらは、いずれも缶への低温液化ガス充填量
のバラツキを少なくし、低温液化ガスの気化によ
る損失を少なくする効果がある。
更に、ノズル部カバー23の内壁23dの材質
を熱伝導率の小さいものにしたことにより、ノズ
ル部カバー23全体を熱伝導率の大きな素材で製
造したものに比べて、ノズル部カバー23の外壁
温度が同一であつても、ノズル部カバーの内壁2
3d内表面からノズル部21への放射熱量が少な
いので、低温液化ガス定量流下装置の使用開始前
(即ち、ノズル7の吐出孔8が弁体9で閉鎖され
ている時)のノズル7の温度は、低温液化ガスの
沸点にかなり近い温度に維持されることになり、
従つて、弁体9を持ち上げて吐出孔8から低温液
化ガスを流下し始めた直後から低温液化ガスの流
下量(単位時間当りの)が安定して、直ちに容器
内への定量充填作業が開始できる利点がある(も
し、ノズル7の温度が低温液化ガスの沸点よりも
かなり高いと、吐出孔8を通る低温液化ガスの気
化熱によつてノズル7が冷却されて低温液化ガス
の沸点になるまでの間は、流下する低温液化ガス
に気化ガスが気泡となつて混入するので、低温液
化ガスの流下量が安定せず、従つて、定量充填作
業を開始することができない。)。
この低温液化ガス定量流下装置は、貯留タンク
1内の低温液化ガス液面上を大気圧としてあるの
で、液面制御センサー13により一定高さに保た
れる低温液化ガスの液面高さと、ノズル7に穿孔
された吐出孔8の孔径と孔数とによつて低温液化
ガスの流下量を一定に保つことができる。
本例では、低温液化ガスを直接に貯留タンク1
へ供給せずに液面制御センサー13の信号によつ
て電磁弁6を開いて供給管5から一旦圧力緩衝用
容器2へ供給して、その際に気化したガスを気化
ガス排出管12から排出し、更にそこから貯留タ
ンク1内に自然流下させることによつて、低温液
化ガス流入時の液圧とその時生じる気化ガス圧に
よる貯留タンク1内の圧力変化を防止し、大気圧
に保つているので、吐出孔8からの低温液化ガス
流下量のバラツキが少なくなつている。
〔実験例〕
90℃の水の入つた缶に液体窒素を一定量充填す
る為に、本実施例の装置を用い、低温ガス導入室
28に乾燥した低温窒素ガスを約1/分導入す
ると共にノズル部カバー23の下面壁外面の温度
を約8℃に調節して、液体窒素を定量流下させた
ところ、流下開始から3時間以上経過してもノズ
ル部カバー23外壁及びノズル部21外面に霜の
付着は見られなかつた。
そして、液体窒素の流下状態は初めから終りま
で層流があり、しかもノズルの吐出孔付近での気
泡の発生が少ないので、液体窒素の流下量の変動
が極めて少なく、従つて、缶詰ごとの液体窒素充
填量(即ち、一定温度条件下での缶内圧)のバラ
ツキが極めて少なくなつていた。
上記実施例装置の具体的寸法の一例を次に示
す。ノズル部カバーの側面壁 厚さ2mm、下面壁
厚さ1mm、ノズル部側面とノズル部カバー側面壁
の内面との間隔3mm、ノズル部下面とノズル部カ
バー下面壁内面との間隔1mm、面状のヒーターの
厚さ0.25mm。
尚、供給する低温ガスは、ノズル部外面への霜
付着を防止する為に水分を含まない乾燥ガスであ
ることが必要で、又このガスの温度はノズル部へ
の外部からの熱伝播による影響を少くすると共に
流下する低温液化ガスの気化を防止する為に低い
程よく、ガスの流量は低温液化ガス流下に悪影響
を与えない様にガス導入室での圧力が大気圧より
僅かに大きい程度にするのが好ましい。又、ノズ
ル部カバーの下面壁の厚さと、ノズル下面とノズ
ル部カバー下面壁内面との間隔とは、缶上端との
間隔を小さくし、ひいては低温液化ガスの充填量
のバラツキを少くすると共に気化して逃げる低温
液化ガスの量を少くするという観点から、薄く又
は狭い方が好ましい。
尚、ノズル部カバーの内壁側をプラスチツクの
様な熱伝導率の小さな素材で製造すると共に外壁
側を金属の様な熱伝導率の大きな素材で製造し、
外壁側にヒーターを取付けてもよいし、又低温ガ
ス導入室の外壁を加熱する手段としてヒーターの
代りに、ノズル部カバーの壁を中空にして、その
中を液体又は気体を通したり(その場合には、ノ
ズル部カバーの内壁側を熱伝導率の小さい素材に
し、外壁側を熱伝導率の大きい素材にする)、少
なくともノズル部カバーの内壁側を熱伝導率の小
さな素材で製造すると共にノズル部カバー外壁を
赤外線で加熱して、ノズル部カバーの外壁を5〜
10℃に保つ様にしてもよい。
(考案の効果) 上記した様に、本考案では、ノズル部カバーの
外壁を加熱する手段を設けてあるので、低温液化
ガスを流下又は滴下し始めて停止するまでの間、
ノズル部カバーの外壁には霜が付着することがな
く、従つて、ノズル部カバーの下面壁の開口部を
狭めて低温液化ガスの流下量又は滴下量を減少さ
せることや、ノズル部カバーの下方を移動する容
器を転倒させたり、霜の塊が容器内に落下するこ
とによる充填済みの内容物及び低温液化ガスの飛
散がないという効果を有し、又、ノズル部カバー
の少なくとも内壁側を熱伝導率の小さな素材で形
成してあるので、ノズル部カバー全体を熱伝導率
の大きな素材で製造したものに比べると、ノズル
部カバーの外壁の加熱によるノズル部への悪影響
(即ち、流下中又は滴下中の低温液化ガス及びノ
ズル部内の低温液化ガスの気化量の増加並びに気
化ガスの気泡がノズルの吐出孔を通過することに
起因する低温液化ガスの流下量又は滴下量が変動
すること。)もほとんどないので、結果として、
定量流下又は滴下が維持されるという効果を有
し、更に、ノズル部カバーの少なくとも内壁側を
熱伝導率の小さな素材で形成してあるので、全体
を熱伝導率の大きな素材で形成したものに比べる
と、ノズル部カバーの外壁温度が同一であつて
も、内壁面からノズル部への放射熱量が少ないの
で、低温液化ガスを流下又は滴下する前のノズル
部の温度が、低温ガスの沸点にかなり近い温度に
維持され得、その結果、低温液化ガスの流下又は
滴下開始直後に容器内への定量充填作業を開始で
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の低温液化ガス定量流下装置
の部分破断正面図、第2図は、第1図図示の装置
の要部拡大図、第3図は、要部斜視図である。 1……低温液化ガス貯留タンク、8……吐出
孔、21……ノズル部、21b……ノズル部21
の下面、23……ノズル部カバー、23b……ノ
ズル部カバー23の下面壁、23c……開口部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 断熱壁により形成された低温液化ガス貯留用タ
    ンク1と、該タンク1の下端に設けられ、低温液
    化ガスを吐出する吐出孔8を有するノズル部21
    と、該ノズル部21の少なくとも下面21bを取
    り囲み、下面壁23bに低温液化ガス通過用の開
    口部23cを設けたノズル部カバー23とを備え
    た低温液化ガス定量流下又は滴下装置に於て、 該ノズル部カバー23の外壁を加熱する手段を
    設けると共に該ノズル部カバー23の少なくとも
    内壁23d側を熱伝導率の小さな素材で形成した
    ことを特徴とする低温液化ガス定量流下又は滴下
    装置。
JP5771482U 1982-04-22 1982-04-22 低温液化ガス定量流下又は滴下装置 Granted JPS58161298U (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000185710A (ja) * 1998-10-14 2000-07-04 Toyo Seikan Kaisha Ltd 液化ガス除菌充填方法とその装置

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