JPH01102451A

JPH01102451A - 放射線画像情報読取装置

Info

Publication number: JPH01102451A
Application number: JP62260651A
Authority: JP
Inventors: Nobuyoshi Nakajima; 中島　延淑; Masaaki Otsuka; 正明大塚; Takeshi Funahashi; 毅舟橋
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1987-10-15
Filing date: 1987-10-15
Publication date: 1989-04-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は放射線画像情報が蓄積記録されている蓄積性蛍
光体シート上を励起光により走査しこの走査により蓄積
性蛍光体シートから発せられた輝尽発光光を読み取って
画像信号を得、この画像信号に画像処理を施す放射線画
像情報読取装置に関するものである。

（従来の技術）ある種の蛍光体に放射線（Ｘ線、α線、β線。

γ線、電子線、紫外線等）を照射すると、この放射線エ
ネルギーの一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光体に可
視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーに
応じて蛍光体が輝尽発光を示すことが知られており、こ
のような性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体（輝尽性蛍光
一体）と呼ばれる。

この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射線
を照射して撮影し、この被写体の放射線画像情報を一旦
蓄積性蛍光体のシートに記録し、この蓄積性蛍光体シー
トをレーザ光等の励起光で２次元的に走査して輝尽発光
光を生ぜしめ、得られた輝尽発光光を光検出器により光
電的に読み取って画像信号を得、この画像信号に基づき
写真感光材料等の記録材料、ＣＲＴ等の表示装置に被写
体の放射線画像を可視像として出力させる放射線画像情
報記録再生システムが本出願人によりすでに提案されて
いる。（特開昭５５−１２４２９号、同５Ｂ−１１３９
５号など。）このシステムは、従来の銀塩写真を用いる放射線写真シ
ステムと比較して極めて広い放射線露出域にわたって画
像を記録しうるという実用的な利点を有している。すな
わち、蓄積性蛍光体においては、放射線露光量に対して
蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光の光量が極め
て広い範囲にわたって比例することが認められており、
従って種々の撮影条件により放射線露光量がかなり大幅
に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放射される輝尽
発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設定して光電変
換手段により読み取って電気信号に変換し、この電気信
号を用いて写真感光材料等の記録材料、ＣＲＴ等の表示
装置に放射線画像を可視像として出力させることによっ
て、放射線露光量の変動に影響されない放射線画像を得
ることができる。。

上記放射線画像情報記録再生システムにおいては、読み
取った画像信号に種々の画像処理を施し、再生画像の画
質を向上させて可視像として再生表示することが行なわ
れている。この画像処理を行なうには、上記システムに
おける放射線画像情報読取装置が画像処理条件を入力す
る画像処理条件入力手段を備え、この画像処理条件入力
手段から直接に画像処理条件を人力してもよいが、通常
はこの画像処理条件入力手段からは被写体の部位に関す
る情報（たとえば被写体が人体である場合の頭部、胸部
、腹部）等の画像処理条件に関する間接的な情報を入力
し、装置内部でこれらの入力された情報に基づいてどの
ような画像処理を施すかを決定し、画像処理を行なうよ
うに構成されている。

尚、本明細書では上記間接的な画像処理条件を含め、画
像処理条件と称する。

（発明が解決しようとする問題点）上記放射線画像情報読取装置においては、放射線画像情
報を読み取った画像信号を得ても、画像処理条件が入力
されないと画像処理を施すことができない。放射線画像
を読み取ることと前後して、常にこの放射線画像と対応
づけながら画像処理条件が入力されれば問題はないが、
何枚もの放射線画像を読み取った後、まとめて画像処理
条件を入力しようとして画像との対応関係が不明となっ
てしまうことがある。また放射線画像が１枚のみであっ
ても画像処理条件を入力し忘れることがある。

このような場合画像処理が行なわれず、または適当に画
像処理条件を入力しても高画質の再生画像を得ること力
！できない場合が生ずるという問題点がある。これらの
場合でも被写体の部位等を知ることができればほぼ十分
な画質の再生画像を得ることができるように画像処理を
施すことが可能である。

そこでこれらの場合において、読み取った画像信号から
一旦画像を再生し、その再生画像から被写体の部位等を
知り、あらためて画像処理条件を入力して画像処理を行
なうこともできるが、たとえば写真フィルムに再生記録
するシステムでは、写真フィルムに再生記録し、さらに
この写真フィルムを現像した後被写体の部位等を確認す
ることとなり、写真フィルムおよび確認のための作業に
無駄を生ずることとなってしまう。

本発明は、上記問題点に鑑み、読み取った画像信号から
この放射線画像を容易に確認することのできる機能を備
えた、放射線画像情報読取装置を提供することを目的と
するものである。

（問題点を解決するための手段）本発明の放射線画像情報読取装置は、放射線画像情報が
蓄積記録されている蓄積性蛍光体シート上を励起光によ
り走査し、蓄積性蛍光体シートから発せられた輝尽発光
光を光検出手段により光電的に読み取って画像信号を得
るとともに、この画像信号に対応する放射線画像に適し
た画像処理条件を画像処理条件入力手段により入力し、
入力された画像処理条件に基づいて画像信号に画像処理
を施す放射線画像情報読取装置において、前記画像信号
を２値化処理する演算手段、おｊびこの演算手段により
２値化処理された画像を表示する表示手段を設けたこと
を特徴とするものである。

（作　　用）被写体の部位等の確認のためには、２値化して表示する
ことで十分にその目的を達成することができる。

本発明の放射線画像情報読取装置は、読み取った画像信
号を２値化処理する演算手段を設けて２値化処理するこ
とにより、キャラクタデイスプレィ等の簡易な表示手段
に放射線画像を表示することができる。また、このよう
に２値化した画像を、通常画像処理条件入力手段に付随
して、入力した画像処理条件等を確認するために設けら
れているキャラク・タデイスプレイ等の表示手段に表示
するようにしたため、読み取った放射線画像の被写体の
部位等を簡易に確認することができる。また、本発明で
必要な表示手段は２値化した信号を表示できれば十分で
あるため、画像処理条件の確認等、他の目的に使用する
表示手段がない装置の場合でも、キャラクタデイスプレ
ィ等安価な表示手段を設けるだけでよい。

（実　施　例）以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明
する。

図は、本発明の放射線画像情報読取装置の一例を示す斜
視図である。

被写体の放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体
シート１はモータ２により駆動されるエンドレスベルト
等のシート搬送手段３により、矢印Ｙ方向に搬送（副走
査）される。一方、レーザ光源４から発せられた励起光
５はモータ１３により駆動され矢印方向に高速回転する
回転多面鏡６によって反射偏向され、ｆθレンズ等の集
束レンズ７を通過した後、ミラー８により光路を変えて
前記シート１に入射し前記副走査の方向（矢印Ｙ方向）
と略垂直な矢印Ｘ方向に主走査する。この励起光５が照
射されたシート１の箇所からは、蓄積記録されている放
射線画像情報に応じた光量の輝尽発光光９が発散され、
この輝尽発光光９は集光体１０によって集光され、光検
出器としてのフォトマルチプライヤ−（光電子増倍管）
　１１によって充電的に検出される。上記集光体ｌＯは
アクリル板等の導光性材料を成形して作られたものであ
り、直線状をなす入射端面ｌｅａが蓄積性蛍光体シート
１上の主走査線に沿って延びるように配され、円環状に
形成された出射端面１０ｂに上記フォトマルチプライヤ
−Ｕの受光面が結合されている。上記入射端面１０ａか
ら集光体ｌＯ内に入射した輝尽発光光９は、該集光体ｌ
Ｏの内部を全反射を繰り返して進み、出射端面ｔａｂか
ら出射してフォトマルチプライヤ−１１に受光され、前
記放射線画像情報を担持する輝尽発光光９の光量がフォ
トマルチプライヤ−１１によって検出される。フォトマ
ルチプライヤ−１１から出力されるアナログ出力信号Ｓ
、は増幅器１６によって増幅され、Ａ／Ｄ変換器１７に
おいて所定の収録スケールファクターでディジタル化さ
れる。このように得られたディジタルの画像信号Ｓ２は
メモリ１８に入力され、記憶される。メモリ１８に記憶
された画像信号Ｓ２は、その後、画像処理部１９に送ら
れ、後述するように、すでに入力された画像処理条件に
したがって画像処理が施される。画像処理後の画像信号
Ｓ３は、画像再生装置２０に送られてたとえば写真フィ
ルム上に放射線画像が再生記録される。

一方、画像処理条件入力手段であるキーボード１４から
は、メモリ１８に入力された画像信号Ｓ２にどのような
画像処理を施すかという画像処理条件が読取前または読
取中に入力される。たとえば具体的にはキーボード１４
からは被写体の部位（たとえば人体の頭部、胸部）等の
情報が入力され、この入力された情報が画像処理部１９
に入力され、画像処理部１９で入力された情報を基にど
のような画像処理を施すかが決定される。また、キーボ
ード１４から入力した画像処理条件を確認するために、
表示手段であるキャラクタデイスプレィ１５にキーボー
ド１４から入力した情報が表示される。

ここで、フォトマルチプライヤ−Ｕで光電的に読み取ら
れ、メモリ１８に記憶された画像信号に対応する画像処
理条件をキーボード１４から入力し忘れ、当該画像信号
の部位等画像処理条件が不明となってしまった場合につ
いて説明する。

この場合、すなわち当該画像の画像処理条件が存在して
いない場合、メモリ１８内に記憶された画像信号Ｓ２が
２値化処理部２１に読み出され、読み出された画像信号
Ｓ２の値が所定のしき、い値と比較されて２値化処理が
行なわれ、この２値化処理後の画像信号８２′が表示手
段であるキャラクタデイスプレィ１５に入力され表示さ
れる。画像信号Ｓ２の平均値が画像ごとに大きく変動し
、上記しきい値を固定的に定めると２値化処理後の画像
信号８２′に基づく２値化画像から被写体の部位等の判
断をすることが困難な場合は、図面において点線で示す
ようにキーボード１４から入力した指示により上記しき
い値を変更し１画像信号Ｓ２の値を変更後のしきい値と
比較して再度２値化処理し、表示するようにしてもよい
。また、最初はしきい値を十分に低い値としておき、時
間の経過とともに順次高い値にしきい値を設定して２値
化処理を行ない、表示するようにしてもよい。

また、この２値化処理は、上記のように画像信号Ｓ２を
直接しきい値と比較して２値化するのではなく、たとえ
ばラプラシアンオペレータを用いて画像信号Ｓｚを微分
し、微分した画像信号の値をしきい値と比較して２値化
してもよい。このように画像信号Ｓ２を微分した後２値
化すると、画像信号Ｓ２の平均値が画像ごとに大きく変
動しても、しきい値は固定化したままほぼすべての場合
において被写体の部位等を判断することができる。

判断が困難な場合は、前述した方法によりしきい値を変
更してもよい。

以上のようにして被写体の部位等が判断されると、この
情報がキーボード１４から入力され画像処理部１９に送
られて、画像信号Ｓ２に対し適切な画像処理が施される
。画像処理の施された画像信号Ｓ３は、前述したように
画像再生装置２０に送られて放射線画像が再生される。

なお、上述の実施態様においては、画像処理条件がキー
ボード１４より入力されていなかった場合にのみメモリ
１Ｂより画像信号が呼び出され２値化処理部２１で２値
化されてキャラクタデイスプレィ１５に表示されるが、
常に２値画像を表示するように構成してもよく、この場
合画像処理条件がキーボード１４より入力されていなか
ったケースについては別途設けられたアラーム手段によ
り作業者に知らせるようにすればよい。

（発明の効果）本発明の放射線画像情報読取装置には、読み取った画像
信号を２値化処理する演算手段、およびこの演算手段に
より２値化処理された画像を表示する表示手段が設けら
れているため、読み取った画像信号の被写体の部位等が
不明となっても、たとえばキャラクタデイスプレィ等の
簡易な表示手段に表示できるように画像信号を２値化処
理し、２値化処理した画像信号に基づく２値化画像を本
装置に通常備えられているキャラクタデイスプレィ等の
表示手段に表示することができ、容易に放射線画像を確
認することができる。また、この画像の被写体の部位等
を確認して入力し、画像信号に適切な画像処理を施し、
高画質の再生画像を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の放射線画像情報読取装置の一例を示す斜視
図である。１・・・蓄積性蛍光体シート２．１３・・・モ　−　タ　　３・・・シート搬送手段
４・・・レーザー　　　　　６・・・回転多面鏡９・・
・輝尽発光光　　　　ＩＯ・・・集　光　体１１・・・
フォトマルチプライヤ− １４・・・キーボード１５・・・キャラクタデイスプレィ１６・・・増　幅　器　　　　１７・・・Ａ／Ｄ変換器
１８・・・メ　モ　リ　　　　１９・・・画像処理部２
１・・・２値化処理部

Claims

【特許請求の範囲】

（１）放射線画像情報が蓄積記録されている蓄積性蛍光
体シート上を励起光により走査し、前記蓄積性蛍光体シ
ートから発せられた輝尽発光光を光検出手段により光電
的に読み取って画像信号を得るとともに、この画像信号
に対応する放射線画像に適した画像処理条件を画像処理
条件入力手段により入力し、入力された画像処理条件に
基づいて前記画像信号に画像処理を施す放射線画像情報
読取装置において、前記画像信号を２値化処理する演算手段、およびこの演
算手段により２値化処理された画像を表示する表示手段
を設けたことを特徴とする放射線画像情報読取装置。
（２）前記２値化処理が、前記画像信号の値を所定のし
きい値と比較して２値化するものであることを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載の放射線画像情報読取装置
。
（３）前記２値化処理が、前記画像信号を微分処理する
ことにより得られた微分信号の値を所定のしきい値と比
較して２値化するものであることを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の放射線画像情報読取装置。
（４）前記微分処理が、ラプラシアンオペレータを用い
た微分処理であることを特徴とする特許請求の範囲第３
項記載の放射線画像情報読取装置。
（５）前記しきい値が、前記画像処理条件入力手段から
入力された指示により変更されることを特徴とする特許
請求の範囲第２項から第４項のいずれか１項記載の放射
線画像情報読取装置。
（６）前記しきい値が、時間の経過とともに変更される
ことを特徴とする特許請求の範囲第２項から第４項のい
ずれか１項記載の放射線画像情報読取装置。