JPH01101821A - 植物育成培地材 - Google Patents

植物育成培地材

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JPH01101821A
JPH01101821A JP62259517A JP25951787A JPH01101821A JP H01101821 A JPH01101821 A JP H01101821A JP 62259517 A JP62259517 A JP 62259517A JP 25951787 A JP25951787 A JP 25951787A JP H01101821 A JPH01101821 A JP H01101821A
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JP
Japan
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polymeric binder
medium material
inorganic fiber
acidic phosphate
fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP62259517A
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English (en)
Inventor
Hiromi Ichikawa
市川 博巳
Tokuo Yamashita
徳夫 山下
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は植物育成培地材に関し、特に潅水初期のpl+
を低減し、かつ、耐水性の改善された無機繊維系植物育
成培地材に関する。
〔従来の技術〕
植物育成培地材としてはこれまで天然の土壌をそのまま
或いはそれを造粒したものが多く使用されてきたが、一
方、工業的に大量生産されている人工材料を基材とする
培地材も開発されている。
かかる人工材料系培地材としてはバーミキュライト、パ
ーライト等の焼成鉱物のほか、ロックウール等の無機繊
維を使用することが知られている(特公昭41−12.
642号公報)。その発明では主として無機繊維を粘質
土に混合して水分の吸着保持性を増大させることにより
、土質の改良を意図している。最近、欧州では、無機繊
維の一種であるロックウールをマット、キューブ、ボー
ド或いはペレットに加工したものを培地材として使用す
るロックウール養液耕が普及し始めている。かかるロッ
クウール培地材は水溶性フェノール樹脂、メラミン樹脂
等の高分子系結合剤でロックウールを成形したもので、
必要に応じて吸水剤、pH調整剤、肥料等を配合したも
のである。
原料のロックウールはその原料や配合成分からカルシウ
ム、マグネシウム等の塩基性成分を含有し、そのため、
水に浸漬されると、塩基性成分が溶出して溶出水のpl
+が高くなる。一方、植物育成培地材として中性か或い
は弱酸性であることが望ましいとされている。このため
、培養液に硝酸等の酸性剤を添加するか、予めロックウ
ール培地資材に硫酸、リン酸等の酸性物質やこれらの塩
を添加することが実施されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、酸性化処理されたロックウールでも潅水初期の
pHはあまり低くなく、ρI■を下げるために酸性剤の
配合量を増加すると、植物種子の発芽障害や生育障害を
引き起こすことがあった。また、ロックウール培地材は
水や養液に常時浸漬された状態で使用されるので、繊維
同士の結合が弱くなって形状が崩れやすい。従来のロッ
クウール培地材では、栽培中につぶれて培地材の空気の
流通が阻害され、植物の生育にとって好ましくないこと
があり、移植のため持ち上げると崩れることがある。ま
た、施設園芸向では、培地材を一作毎に取り替えるので
はなく、数作使用することが経済性の面から望ましいが
、形状保持性が悪いものは繰り返し使用が困難である。
これは、繊維間を結合している高分子系結合剤が水や養
液で分解されたり、繊維と高分子系結合剤の接着力が低
下するためと考えられる。
本発明の目的は、潅水初期のpHを低減し、かつ、耐水
性の改善された無機繊維系植物育成培地材を提供するに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は無機繊維集合体を高分子系結合剤と
ともに酸性リン酸塩で結合してなる植物育成培地材であ
る。
以下、本発明の詳細な説明する。
無機繊維としては、例えばロックウール、グラスウール
、セラミックファイバー等があげられ、特に製鉄所の高
炉から副生する高炉スラグ及び/又は例えば玄武岩、安
山岩、輝緑岩等の天然岩石をキュポラ、電気炉等で融解
し、遠心力及び/又は空気、水蒸気等の流体圧で吹製し
て繊維化したロックウール(岩綿、スラグウール、ミネ
ラルウールとも称される)が良好に使用できる。
ロックウール等の無機繊維は繊維が層状に集禎した繊維
集合体になっており、これをマット、キューブ、ボード
に成形加工するには、高分子系結合剤で繊維間を部分的
に結合する。高分子系結合剤としては、例えばフェノー
ル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性樹脂、ア
クリル樹脂、酢酸ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂があげら
れるが、特に耐水性の良好な熱硬化性樹脂が好ましい。
高分子系結合剤の使用量は、無機繊維に対し固形分とし
て0.5〜5重量%、好ましくは1〜3重量%がよい。
高分子系結合剤の使用量が多いと培地材は硬くなり、強
度は増加するが、根廻りが不良になりやすい。逆に少な
いと繊維間の結合力が不足して加工時にばらけたり、持
ち上げ時に崩れたりする。
本発明で使用される酸性IJ、ン酸塩としては、例えば
リン酸2水素カリウム(K)1□P04)、リン酸1水
素カリウム(KztlPO4) 、リン酸2水素ナトリ
ウム(Na2HPO4)、リン酸1水素ナトリウム(N
a2HPO4)、リン酸2水素アンモニウム((NII
4)2肝04)、リン酸2水素アンモニウム((NH,
、)II□P04)等があげられる。これらの酸性リン
酸塩のうち、特にリン酸2水素カリウムが好ましい。酸
性リン酸塩の配合量は、無機繊維集合体に対し0.1〜
5重■%、好ましくは0.3〜2重量%である。酸性リ
ン酸塩の配合量が0.1重量%より少ないと、pHの低
減効果も耐水性の改善効果も認められず、5重量%より
多くてもpl+の低減効果も耐水性向上効果も増加せず
、経済性を損なう。
無機繊維集合体を高分子系結合剤とともに酸性リン酸塩
で結合するには、高分子系結合剤と酸性リン酸塩との混
合物を無機繊維集合体に噴霧又は含浸させるか、或いは
予め酸性リン酸塩で無機繊維集合体を処理した後、高分
子系結合剤噴霧又は含浸させるのがよい。また、無機繊
維集合体を高分子系結合剤を噴霧又は含浸させたのち高
分子結合材を硬化させる前に、酸性リン酸塩を噴霧又は
含浸させることもできる。
本発明の培地材には、必要に応じて各種の添加剤例えば
親水性付与剤、肥料等を配合することができる。親水性
付与剤としては、例えばアルキルポリオキシエチレンエ
ーテル、アルキルフェニルポリオキシエチレンエーテル
、アルキルカルボニルオキシポリエチレンエーテル、N
、N−ジ(ポリオキシエチレン)アルカンアミド、脂肪
酸多価アルコールエステル、脂肪酸多価アルコールポリ
オキシエチレンエーテル、脂肪酸しょ塘エステル、脂肪
酸モノグリセリド、N、N −ジ(アルカノール)アル
カンアミド等の非イオン系界面活性剤、例えばエチレン
グリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリ
コール、1.2−ブタンジオール、1.3−ブタンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、グリセリン、ブタント
リオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリブチレングリコール、ジグリセリン等の
多価アルコールがあげられる。これらの親水性付与剤の
使用量は無機繊維に対し0.05〜5重量%、好ましく
は0.3〜1重量%が適当である。0.05重世%より
少ないとその効果がなく、5重量%を超えると親水性の
向上はなく、経済性が低下する。
さらに、培地材の用途、例えば水稲育苗用マットや家庭
園芸用培地材向けには肥料成分を配合することが好まし
い。肥料成分は窒素肥料としては例えば硫安、塩安、硝
安、尿素などがあげられ、カリ肥料としては例えば硫酸
カリ、塩化カリ等があげられ、リン酸肥料としては例え
ば過リン酸石灰、リン酸アンモニウム等があげられる。
これら肥料成分は単記でも複合肥料でもよい。肥料成分
の配合量は培地材の用途によ、って適宜決定される。
本発明の培地材の密度は用途によって適宜選択され、通
常50〜250 kg/n+3、好ましくは60〜15
0 kg/l*3がよい。50kg/m’未満では保水
量と通気量のバランスが悪く、植物の生育がよくない。
250 kg/m3を超えると発芽率が低下する。
培地材の形状はマット、キューブ、ボード、ペレット等
の外任意の形状に成形することができる。
このようにして製造された基材は繊維の配向が基材の横
方向になっているので、植物の育成用ベットとして使用
されるボードならば、横繊維のままで製品化してよい。
しかし、水稲育苗用マットや育苗用・育成用のキューブ
では、根の食い込みをよくするため、横繊維の基材を適
当な厚さに切断し、90°倒して並べると繊維の配向方
向が縦になるので、これを敷紙等に貼り付けると、縦繊
維の基材とすることができる。これらの培地材は必要に
応じて切り目を入れたり、黒ポリ、銀ポリ等のプラスチ
ックフィルムで被覆してもよい。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。
高分子系結合剤として水溶性フェノール樹脂(ロックウ
ールに対し固形分として2重量%及び3重量%)、親水
性付与剤としてポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル(ロックウールに対し0.5重量%及び1重量%)
及びリン酸2水素カリウム(ロックう−ルGこ対し0.
6重量%及び1.2重■%)を使用し、口、ツクウール
に高分子系結合剤と親水性付与剤の混合液及びリン酸2
水素カリウム水溶液を同時に噴霧し、約250℃に加熱
して高分子系結合剤を硬化させて、基材を製造した。
比較のため、リン酸2水素カリウムを添加しない基材を
製造した。いずれの基材も縦繊維で、稽10c+e、横
10cm、高さ7.5 cmの形状のキューブに加工し
た。
次にこの培地材を使用して溶出水のpH測定及び耐水性
試験を実施した。ロックウール培地材を所定期間水中に
浸漬し、溶出水のpl+を測定し、また、耐水性試験は
繊維の層状方向の長さ変化率(膨潤率)を1週間毎に測
定した。
結果を第1表乃至第3表に掲げる。
第2表 溶出水 のp I+ 〔発明の効果〕 以上説明した本発明の無機繊維培地材は高分子系結合剤
に酸性リン酸塩を添加することにより、溶出水のρ11
の増大が抑制され、また、培地材の耐水性が著しく改善
され、長期間の栽培においても形状が変化することなく
、数作の繰り返し使用することができる。
代理人 弁理士  1)代 黒 治

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機繊維集合体を高分子系結合剤とともに酸性リ
    ン酸塩で結合してなる植物育成培地材。
  2. (2)酸性リン酸塩の配合量が無機繊維集合体に対し0
    .1〜5重量%である特許請求の範囲第1項記載の植物
    育成培地材。
  3. (3)酸性リン酸塩がリン酸2水素カリウムである特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載の植物育成培地材。
  4. (4)高分子系結合剤がフェノール樹脂である特許請求
    の範囲第1項乃至第3項のいずれか1項に記載の植物育
    成培地材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016202083A (ja) * 2015-04-23 2016-12-08 東洋ゴム工業株式会社 人工土壌粒子、及び人工土壌培地

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58141731A (ja) * 1982-02-16 1983-08-23 株式会社木村研究所 酸性化処理ロックウール成型培地
JPS59183626A (ja) * 1983-03-29 1984-10-18 新日鐵化学株式会社 植物育成用培土資材
JPS60141217A (ja) * 1983-12-28 1985-07-26 ニチアス株式会社 植物育苗床の製造法

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