JPH0110108Y2 - - Google Patents

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JPH0110108Y2
JPH0110108Y2 JP13866484U JP13866484U JPH0110108Y2 JP H0110108 Y2 JPH0110108 Y2 JP H0110108Y2 JP 13866484 U JP13866484 U JP 13866484U JP 13866484 U JP13866484 U JP 13866484U JP H0110108 Y2 JPH0110108 Y2 JP H0110108Y2
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JP
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punch
slit
inner diameter
iron core
corner
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JP13866484U
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、モータの鉄心(ステータコア)等を
金属板から打抜形成するための鉄心打抜きパンチ
装置に関する。
(従来技術) 一般に、第3図に示すようなモータの鉄心板1
は順送り方式の金型を用いて、圧延鋼板から製作
される。そしてこのような製作方法において、ス
ロツト4と中央の円形孔3は、それぞれ別工程で
打ち抜かれる。即ち、先ず多数のスロツト4が打
ち抜かれ、後の工程において、該円形孔3と該ス
ロツト4との間のスリツトSとが同時に打ち抜か
れる。又、第3図で、番号5で示したのは、積層
時の組付け用かしめ突起であり、更に別工程にて
形成される。
なお、前記円形孔3とスリツトSの境界部のコ
ーナーCのRは0.1(mm)以下に抑えることが要求
されている。
一方、前記した従来の打抜きパンチ2は、円形
孔3を打ち抜く内径抜きパンチ部6と、スリツト
Sを打抜く多数のスリツト抜きパンチ部7とを有
し、内径抜きパンチ部6とスリツト抜きパンチ部
7は一体に製作されている。内径抜きパンチ部6
とスリツト抜きパンチ部7の境界部のコーナーD
のRは、前記鉄心板1のコーナーCのRと対応し
て0.1以下でなければならない。
上記したように、従来の打抜パンチ2において
は内径抜きパンチ部6とスリツト抜きパンチ部7
が一体となつているので、前記コーナーDには、
強度(応力集中)の問題に鑑み本来0.15〜0.2の
Rを付けなければならず、これ以下であるとパン
チ2が破損し易くなるという問題がある。しか
し、モータの性能(騒音低減、効率)を良くする
ためには、前記したようにできるだけ小さなR
(0.1以下)を付けることが要求されている。
上記内径抜きパンチ部6とスリツト抜きパンチ
部7を一体にした打抜きパンチ2において、前記
コーナーDのRを0.1以下に製作すると、ほとん
ど使用できない状態になることが確認されてい
る。すなわち、Rを0.1以下にして実際に10個の
打抜きパンチ2を製作したところ、1万ストロー
ク以下で破損している。
したがつて実際には前記コーナーDに0.15〜
0.2のRを付けて一体加工しているので、前述の
ような欠点があり、又、鉄心板1のスリツト4と
孔3を別工程で別々のパンチにより打ち抜くこと
が考えられるが、金型装置が大型化すると共に、
製作能率が低下する問題が生じる。
(考案の目的) 本考案は、このような従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的は、内径抜きとス
リツト抜きを一度に行うことができるとともに、
鉄心板等の内径とスリツトの境界部のコーナーの
Rを0.1以下に抑えることができ、しかも破損し
にくく通常のパンチと同等の、充分に寿命を有す
る鉄心打抜きパンチ装置を提供することにある。
(考案の要旨) 本考案は、内径抜きパンチの側面の複数の溝に
それぞれスリツト抜きパンチを嵌合し、各スリツ
ト抜きパンチを固着部材により前記内径抜きパン
チに固定したことを特徴とする鉄心打抜きパンチ
装置である。
(実施例) 以下、第1図〜第2図に示す一実施例に基づい
て本考案を説明する。
本考案による鉄心打抜きパンチ装置10は、た
とえば円柱状の内径抜きパンチ11と、該内径抜
きパンチ11から独立した別体の複数のスリツト
抜きパンチ12と、各スリツト抜きパンチ12を
前記内径抜きパンチ11に固定する固着部材13
とを備えている。
前記内径抜きパンチ11の側面には、前記各ス
リツト抜きパンチ12を嵌合させるための縦溝1
4が形成されており、縦溝14は内径抜きパンチ
11のストロークの方向に沿つて延在している。
また、前記スリツト抜きパンチ12の側面と内
径抜きパンチ11の表面とで形成されるコーナー
EのRはゼロとなつている。また、コーナーEに
は応力集中の問題が生じない。さらに、前記固着
部材13は本実施例では焼バメリングであり、前
記各スリツト抜きパンチ12の非作用部の外周に
嵌着されている。すなわち、焼バメリング13は
内径が前記内径抜きパンチ11に嵌合されたスリ
ツト抜きパンチ12の外周位の径よりも予め少し
小さく形成され、次いで加熱により内径を拡大さ
せ、その状態で各スリツト抜きパンチ12の外周
位に配置され、最後に常温までの冷却によりスリ
ツト抜きパンチ12の外周に強固に固着され、ス
リツト抜きパンチ12を内径抜きパンチ11に固
定する。
上記のように構成された鉄心打抜きパンチ装置
10は、たとえばパンチ固定ねじ15により、パ
ンチプレート16を介して上型ホルダー17に取
り付けられて使用される。鉄心打抜きパンチ装置
10は、前記コーナーC(第3図)のRをゼロに
した鉄心板1を形成することができ、且つスリツ
トSと孔3を一緒に打ち抜くことができる。
(考案の効果) 以上説明してきたように本考案によると、内径
抜きパンチとスリツト抜きパンチが別体で入子方
式に組付けられているので、次のような効果が得
られる。
(1) 内径抜きとスリツト抜きを一度に行うことが
でき、打抜き装置を小型化するとともに、製作
効率を高める。
(2) 鉄心板等の内径とスリツトの境界部のコーナ
ーのRを0.1以下に押えることができ、モータ
等の性能を向上させることができる。
(3) 応力集中の問題が生じないので、破損しにく
く、寿命が長くなる。
(4) 熱処理による変形および破損も防止できる。
(5) ステータコア以外のトランスの鉄心等の製品
にも応用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係る打抜きパン
チ装置の底面横断面図、第2図は第1図の−
線断面図、第3図はモータのステータコア(鉄心
板)の平面図、第4図は従来の打抜きパンチの底
面横断面図である。 符号の説明、1……鉄心板、3……孔、4……
スロツト、10……鉄心打抜きパンチ装置、11
……内径抜きパンチ、12……外径抜きパンチ、
13……固着部材(焼バメリング)、C,D,E
……コーナー、S……スリツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内径抜きパンチの側面に複数の縦溝を形成
    し、各縦溝内にスリツト抜きパンチを嵌合し、
    各スリツト抜きパンチを当該スリツト抜きパン
    チの外周囲に嵌着されるリング状の固着部材に
    より前記内径抜きパンチに固定したことを特徴
    とする鉄心打抜きパンチ装置。 (2) 前記固着部材は、前記各スリツト抜きパンチ
    の外周囲に嵌着される焼バメリングであること
    を特徴とする請求の範囲第1項記載の鉄心打抜
    きパンチ装置。
JP13866484U 1984-09-14 1984-09-14 Expired JPH0110108Y2 (ja)

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JP13866484U JPH0110108Y2 (ja) 1984-09-14 1984-09-14

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JP13866484U JPH0110108Y2 (ja) 1984-09-14 1984-09-14

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JPS6153027U JPS6153027U (ja) 1986-04-10
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JPH0340417Y2 (ja) * 1987-05-12 1991-08-26

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JPS6153027U (ja) 1986-04-10

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