JPH0110037Y2 - - Google Patents

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JPH0110037Y2
JPH0110037Y2 JP1980085731U JP8573180U JPH0110037Y2 JP H0110037 Y2 JPH0110037 Y2 JP H0110037Y2 JP 1980085731 U JP1980085731 U JP 1980085731U JP 8573180 U JP8573180 U JP 8573180U JP H0110037 Y2 JPH0110037 Y2 JP H0110037Y2
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frequency
mobile station
telephone line
signal
encryption code
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は電話回線に無線送受信機を付設した固
定局と可搬型無線送受信機からなる移動局との間
で通信交信する無線電話システムにおいて、固定
局の送信機から移動局の通話相手を確認するため
の搬送周波数として多数のコードをつくることの
できる余裕をもつた電話通話帯域外の上下サイド
トーン周波数を通話者相互の暗号コードに用い、
移動局から送信される特定のダイヤルトーン周波
数と上記暗号コード周波数の双方を夫夫固定局側
のフエーズロツクループによつて照合し、このル
ープのロツク時にはじめて電話回線と無線送受信
回線リンクとが接続される2重キーをかけること
により電話回線の只乗り使用を防止した無線通信
装置に利用して有効なるものである。
「従来の技術」 電話回線を移動無線局の選択呼出しに利用する
コードレス電話装置は従来から限られた周波数帯
域内の狭帯域での通話であるとともにAM,FM
などの変調方式を採用しているために、固定局と
移動局との間での通話に先立ち相互に確認手続き
がとられない限り、他人による自己の又は他人の
電話回線に誤つて接続されていることに気付かず
に使用していたり、故意に通話回線の只乗り使用
される懸念があつて、この盗用防止策としてトー
ンによる非同期式ランダムパルス型の符号器を固
定局と移動局との間に形成される無線回線リンク
内に設けることで対処してきているが、通話相手
の確認のための単易な手段がなく、とかく煩雑に
なり勝ちであり、不経済を免がれなかつた。
「考案が解決しようとする問題点」 しかして本考案は通話に同一の変調方式を採用
している場合でも他人による電話の只掛けを防止
するために簡単な手段により防止せんとするにあ
る。
「問題点を解決するための手段」 本考案においては前記従来の障害に鑑み通話の
相手局を確認するために固定局から送信される周
波数を暗号コードとして電話の通話帯域外の周波
数つまりサイドトーン周波数を用いてこれをつく
り出すフエーズロツクループ回路を内蔵した固定
局を設け、上記暗号コード周波数を移動局側が受
信して分周器の分周により得た周波数を上記固定
局側へ返送するとともにダイヤルトーンを送出し
た固定局側で夫夫位相が一致したときに、つまり
二重の確認がとれたときにはじめて回線を接続せ
しめる簡易且つ確実な確認手段を設けたものであ
る。
以下に図面を用いて本考案を具体的に説明す
る。
「実施例」 第1図は本考案装置のシステムを説明するため
のブロツク結線図であつて、固定局と移動局
とからなつている。
先づ固定局から説明すると、1は周波数位相合
成のためのフエーズロツクループPLLの基準と
なる水晶発振器で、第1の固定分周器11、
VCOに代表される移相器、41、第2の固定分
周器12、可変分周器10、第1の位相比較器3
1、第2の低域通過フイルタ22が上記位相器へ
の帰還ループ(Kループ)を形成してPLL回路
を構成し、通話に先立つて常時送信機TFから移
動局に向けて暗号コード周波数を送信している。
21は第1の低域通過フイルタLPF1、20は上
記PLLにより合成される周波数を設定するため
のプリセツトスイツチ、5は固定局の送受信に共
用されるアンテナ、2はアンテナ同調器、23は
移動局が返信してきた受信機RFへの上記暗号コ
ードの周波数を波する第3の低域フイルタ
LPF3、14は同じく移動局が送信してきたダイ
ヤル発呼信号のうち特定周波数2′を取出す第1
の帯域通過フイルタBPF1、15は移動局からの
音声信号周波数3を波する第2の帯域通過フイ
ルタBPF2、32は上記PLLの分周出力周波数1
と後記する移動局が送信するダイヤルトーン周波
2のうちの特定周波数2′とを照合するための
第2の位相比較器、24は第4の低域通過フイル
タLPF4、16は上記PLLがロツクしたとき、上
記第1の位相比較器31の出力が論理出力“H”
を送出し、上記第2の位相比較器32において前
2′と1の位相が一致したときロツクされて
“H”出力を送出したときに1つの“H”出力を
送出する論理ゲート素子、17は電話回線
(COMSIS)に中継される端末変成器で、送信機
端子T、受信機端子R及びフツクスイツチの入切
切換端子Xを備えている。
18は電話回線からのリンギングによる呼出し
を検知する呼出信号検出器、19は移動局へ発呼
するために変調波を送信させる発振器、42は移
動局が返信してきたサイドトーン周波数を固定局
の前記固定分周器11による分周出力周波数1
おける位相ずれを微調整して位相合わせする位相
照合補償器である。
次に移動局の構成について説明すると、RC
受信機、TCは送信機、3は電話番号等の入力手
段となるダイアラ、4は送、受信機の作動時に入
接しており、ダイヤルトーンの送出時に入切する
スイツチ、6は送受信共用アンテナ、7はアンテ
ナ同調器、30は可変分周器、40はプリセツト
スイツチ、13は固定分周器、25は低域通過フ
イルタLPF、8はマイクロホンである。
しかして前記固定局からは移動局に対して常に
サイドトーン周波数を搬送波により送信してお
り、これを移動局が受信して復調後分周した周波
数を送信機により固定局に返信することにより、
固定局側でも復調後分周して、暗号コード周波数
が一致しているか確認、更に移動局の送信するダ
イヤルトーン周波数とも位相調整してロツクされ
たときにゲートを介して電話回線に接続されるこ
とになる。
もし移動局側から固定局と交信したい場合には
前記と同様に固定局から常時送信されてくる暗号
コードのサイドトーン周波数を移動局側の待受状
態にある受信機が受信し分周後に再送信し、更に
ダイアラによつてダイヤルトーンを送出し、固定
局側で確認がとれると、マイクロホンを介して音
声による電話回線を通して通話を行なうことがで
きる。
ここに第2図のグラフによつて前記の暗号コー
ド周波数について説明すると、電話回線の音声帯
域のうち電子キーとなるべき暗号コード周波数
は、通常の電話回線に用いられる音声、リンギン
グ用の周波数帯域を挟んで、上記帯域の下側30
〜150Hz帯と、ダイアラのダイヤルトーン信号
として用いる帯域が充当される。上記サイドト
ーン周波数を例えば5000Hzと決めておき、移動局
の固定分周器と固定局の分周器の各分周数を予め
決めてさえおけば、相互の暗号トーン周波数が判
り、更にダイヤルトーン周波数と上記暗号コード
周波数との夫夫の位相が一致しているかを確認で
きれば、他人との区別が充分に識別できることと
なる。
以上前記の構成による固定局と移動局との通話
確認動作についてまとめると先づ電話回線から移
動局の呼出しがあれば、呼出信号検出器18によ
つて発呼信号が検出され、固定局の送信機TF
発振器19からの呼出信号として移動局に向けて
変調搬送周波数を送信する。
他方、端末変成器の送信機端子Tへの伝送路へ
も変調信号が加えられる。
暗号コードのサイドトーン周波数を発生させて
いる第1図におけるPLL回路内の水晶発振器1
からは高精度の基準周波数を得て第1の固定分
周器11により分周出力周波数1に変え、第1の
低域通過フイルタ21を経てT1を送信機が常に
移動局に向けて送出する。
また前記したように上記第1の固定分周器11
から上記PLL系内の移相器41、第2の固定分
周器12を経て1′をつくり、可変分周器により
fS1をつくつて第1の位相比較器31、第2の低
域通過フイルタ22、更に上記移相器41へと連
接するKループを有するPLLが構成される。
固定局の受信機RFはアンテナ5により移動局
からの返信電波T2を捕捉し、アンテナ同調器2、
第3の低域通過フイルタ23を経て前記第1の位
相比較器31にS1として加えるとともに、ダイ
ヤルトーン周波数2が第1の帯域通過フイルタ1
4を介して第2の位相比較器32に加えられて通
話相手の確認がとれ次第、論理ゲート素子を介し
てフツクスイツチに接がれ第2の音声帯域通過フ
イルタ15を介して電話回線の端末変成器の受信
端子Rへ加えられて通話が可能となる。
また第1の固定分周器11の分周出力信号は位
相照合補償器42を介して第2の位相比較器32
に加えられるとともに、上記ダイヤルトーン周波
数のうちから取出された特定の周波数2′との比
較出力が第4の低域通過フイルタ24を経て上記
位相照合補償器に加えられ、位相が合致したとき
にロツク信号として“H”出力を論理ゲート素子
へ入力として加えられる。
上記第2の位相比較器32の論理出力信号
“H”とPLLによりロツクされたとき第1の位相
比較器31からロツク信号“H”として入力され
る論理ゲート素子16がその論理出力として
“H”を端末変成器のフツクスイツチ入切切換端
子Xに加えられたときに、受話器の取上げに相当
したフツクスイツチのオフフツク指令として作用
し、電話回線と無線リンクとが接続されることに
なる。
従つて上記第1及び第2の位相比較器31,3
2からは前記したようにPLL及び上記位相照合
補償器によりロツクされた時に、ロツクされたこ
とを表わす出力信号つまり論理出力として“H”
が前記論理ゲート素子の入力に加わり、この素子
は“H”を出力する。
次に移動局について動作説明すると、前記固定
局からの受信電波T1がアンテナ6、アンテナ同
調器7を経て受信機RCにおいて受信後に復調さ
れ可変分周器30に1が入力され、固定分周器に
1′として入力されて低域通過フイルタ25を介
してS1を送信機入力側で変調した送信搬送周波
T2が固定局に向けて返送される。
この場合、前記した通り受信機RCは待受状態
にあるが、送信機はマイクロホンに付設したプレ
ストークボタンスイツチの入接時に入力電源が投
入されるようになつており、他方スイツチ4は電
話番号等の呼出用ダイアラ3からのトーン信号周
波数をスイツチの入切により送信するので、送受
信機の動作中は入接、ダイヤルトーン周波数の送
信時に断続する。
よつて固定局と移動局との間に無線電波リンク
の周波数を共通にし、両局相互間に生じる周波数
の若干のずれ即ち位相差を固定局側での位相照合
補償器により位相合わせされる他は、分周器の分
周数を可変することによつて合致させることがで
きる。
「効果」 かくて本考案装置は無線電波の変調出力形式で
あるAM,FM等いずれの方式を問わず暗号コー
ドとしてサイドトーンを搬送周波数として用いて
いるのでS/Nを3デシベル程度までも向上させ
ることができるだけでなく、この暗号トーン数は
固定局にのみ設けた1個の水晶発振器の基準周波
数と固定、移動両局夫々に設けた分周器の分周数
から実用上重複しない多数のコードをつくること
ができる利点を有し、従来のトーンによる非同期
式ランダムパルス符号器によるときの固定、移動
両局に夫夫備えしめるべき同期合わせの困難性と
機能の煩雑さを排除することができる。
また固定、移動局間を無線送受信機の電波リン
クにより結ばれる位相同期ループ周波数を一定に
保持するために、電波の流れによつて生じる位相
差を固定局側の位相照合補照器によつてきわめて
容易に位相合わせでき、両者が合致したとき上記
フエーズロツクループのロツクがかけられる極め
て簡易な構成であり、しかも前記の通り電話回線
の通話帯域外のサイドトーン周波数を分割してコ
ード信号周波数とダイヤルトーン周波数とに用い
て簡易且つ経済的な二重の確認手段に依存して他
人による自己の電話回線の盗用妨害を確実に防止
できる実益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を実施した固定局並びに移
動局の構成を表わすブロツク結線図、第2図は電
話回線の音声周波帯とその上、下側波帯を説明す
るためのグラフである。 A……固定局、B……移動局、1……水晶発振
器、2,7……アンテナ同調器、11……第1の
固定分周器(DIV1)、12……第2の固定分周器
(DIV2)、13……固定分周器(移動局の)、41
……移相器、21……第1の低域通過フイルタ
(LPF1)、22……第2の低域通過フイルタ
(LPF2)、23……第3の低域通過フイルタ
(LPF3)、24……第4の低域通過フイルタ、2
5……低域通廻フイルタ(移動局の)、14……
第1の帯域通過フイルタ(BPF1)、15……第2
の帯域通過フイルタ(BPF2)、42……位相照合
補償器、31……第1の位相比較器、32……第
2の位相比較器、10,30……可変分周器、2
0,40……プリセツトスイツチ、16……論理
ゲート素子、TF,TC……送信機、RF,RC……受
信機、3……ダイアラ、8……マイクロホン、4
……スイツチ、17……端末変成器、COMSYS
……電話回線、18……呼出信号検出器、19…
…発振器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電話回線に無線送受信機を付設した固定局と無
    線リンクを介して可搬型無線送受信機を主体とす
    る移動局との相互間で通話する無線通信装置にお
    いて、上記固定局は上記電話回線からの呼出信号
    及び電話回線の音声帯域外のサイドトーンを分周
    した周波数信号を移動局へ常時送信する手段と、
    上記周波数信号を分周した暗号コード周波数と移
    動局が返送してきた暗号コード周波数とが一致し
    たとき一致信号を出力する暗号コード検出手段
    と、上記周波数信号と移動局が送信してきたダイ
    ヤルトーン周波数との位相同期をとる位相同期手
    段と、上記暗号コード検出手段の一致信号が出力
    されるとともに上記位相同期手段の位相同期がと
    れたとき、上記電話回線と上記移動局とを接続す
    るオフフツク手段とを備え、上記移動局には上記
    固定局からの上記周波数信号を受信する手段及び
    上記周波数信号を分周して暗号コード周波数をつ
    くるプリセツト手段と、上記周波数信号をダイヤ
    ルトーン周波数として用いるダイヤルトーン発信
    手段と上記暗号コード周波数及び上記ダイヤルト
    ーンを送信する手段とを設け、移動局が被呼され
    たとき及び発呼したときに上記送信手段から暗号
    コード周波数及びダイヤルトーンを送信すること
    を特徴とする無線通信装置。
JP1980085731U 1980-06-20 1980-06-20 Expired JPH0110037Y2 (ja)

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JPS5710153U JPS5710153U (ja) 1982-01-19
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