JPH01100320A - 原動機 - Google Patents
原動機Info
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- JPH01100320A JPH01100320A JP25465987A JP25465987A JPH01100320A JP H01100320 A JPH01100320 A JP H01100320A JP 25465987 A JP25465987 A JP 25465987A JP 25465987 A JP25465987 A JP 25465987A JP H01100320 A JPH01100320 A JP H01100320A
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C11/00—Combinations of two or more machines or engines, each being of rotary-piston or oscillating-piston type
- F01C11/002—Combinations of two or more machines or engines, each being of rotary-piston or oscillating-piston type of similar working principle
- F01C11/004—Combinations of two or more machines or engines, each being of rotary-piston or oscillating-piston type of similar working principle and of complementary function, e.g. internal combustion engine with supercharger
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Turbines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、雄ローターと雌ローターとが互いに非接触状
態で同期的に互いに反対方向へ回転し合う様に各々構成
された圧縮機と膨張機とを連結させて原動機の部分負荷
域における熱効率を改善したものに関する。
態で同期的に互いに反対方向へ回転し合う様に各々構成
された圧縮機と膨張機とを連結させて原動機の部分負荷
域における熱効率を改善したものに関する。
本発明を理解する為に、生ず前記原動機について説明す
る。
る。
第1図においてC1,C2は圧縮機で、前者は一段目の
圧縮機、後者は2段目の圧縮機であり、E1,E2は膨
張機で、前者は一段目の膨張機、後者は二段目の膨張機
を示し、これらは平行な二軸によって互いに連結されて
いる。
圧縮機、後者は2段目の圧縮機であり、E1,E2は膨
張機で、前者は一段目の膨張機、後者は二段目の膨張機
を示し、これらは平行な二軸によって互いに連結されて
いる。
圧縮機C1のA−A′縦断面図を第2図に示し(圧縮機
C2の断面もこれと全く同一で、ただローターの長さが
異なるのみである)、膨張機E1のB−B′縦断面図を
第3図に示すが(膨張機E5の断面もこれと全く同一で
、ただローターの長さが異なるのみである)、図からも
明らかな様に圧縮機C1と膨張機E1とは実質的には同
一形式であって、第2図の雄ローター1と雌ローター5
との表裏を逆とすれば第3図の膨張機が得られるのであ
る。
C2の断面もこれと全く同一で、ただローターの長さが
異なるのみである)、膨張機E1のB−B′縦断面図を
第3図に示すが(膨張機E5の断面もこれと全く同一で
、ただローターの長さが異なるのみである)、図からも
明らかな様に圧縮機C1と膨張機E1とは実質的には同
一形式であって、第2図の雄ローター1と雌ローター5
との表裏を逆とすれば第3図の膨張機が得られるのであ
る。
従って、第3図の膨張機の構成及び作動は第2図の圧縮
機のそれを理解すれば自明となるから、第2図の圧縮機
について説明する。
機のそれを理解すれば自明となるから、第2図の圧縮機
について説明する。
第2図において、羽根2は羽根支持体4にしっかりと固
定・支持され、回転中空体9の周囲に密接して(0.1
〜0.3mm程度の微小な間隙を保って)固定される如
く備えられた固定中空体11の周囲に密接しながら回転
中空体9と一体的に回転する。
定・支持され、回転中空体9の周囲に密接して(0.1
〜0.3mm程度の微小な間隙を保って)固定される如
く備えられた固定中空体11の周囲に密接しながら回転
中空体9と一体的に回転する。
雌ローター5はローターケーシング内周面と密接する雌
ローター外周部6及びこの雌ローター外周部6から陥没
しながら羽根2が嵌り込む陥没部7とを有し、雄ロータ
ー1(羽根2、羽根支持体4から成るローター)と雌ロ
ーター5とは互いに非接触状態で(0.1〜0.3mm
程度の微小な間隙を保って)同期歯車によって同期的に
互いに反対方向へ回転し合う様になっている。
ローター外周部6及びこの雌ローター外周部6から陥没
しながら羽根2が嵌り込む陥没部7とを有し、雄ロータ
ー1(羽根2、羽根支持体4から成るローター)と雌ロ
ーター5とは互いに非接触状態で(0.1〜0.3mm
程度の微小な間隙を保って)同期歯車によって同期的に
互いに反対方向へ回転し合う様になっている。
雌ローター外周部6は固定中空体11に密接する様に構
成され、望ましくは図示の如く固定中空体11に雌ロー
ター外周部6が密接する欠円部13を形成し、両者を面
状に密接させる様にするのが良い。
成され、望ましくは図示の如く固定中空体11に雌ロー
ター外周部6が密接する欠円部13を形成し、両者を面
状に密接させる様にするのが良い。
次に羽根2の線l1(実際は面であるが断面を考えてい
る)に注目すると、線l1は雌ローター5の線l3の先
端部(点又は小さな丸みとする)によって創成され、羽
根2の線l2と雌ローター5の線l4との内でいずれか
一方の線は他方の線によって互いに創成し合う様になっ
ている。
る)に注目すると、線l1は雌ローター5の線l3の先
端部(点又は小さな丸みとする)によって創成され、羽
根2の線l2と雌ローター5の線l4との内でいずれか
一方の線は他方の線によって互いに創成し合う様になっ
ている。
この場合、線l2とl4とは線の全域にわたって互いに
創成し合う様にする事が望ましいが、製作等の都合があ
れば線l2の根元側の部分と線l4の先端部の側の部分
とが互いに創成し合う様にすると共に線l2の先端部側
の部分と線l4の根元側の部分との間に大きな間隙を残
しておく様に構成しても、圧縮機の容量は若干小さくな
るものの(線l4とl2との歯合いが始まる圧縮過程の
極く初期の期間に内部に閉じ込めた気体を無圧を無圧縮
状態で吸入側へ逃す事になる故)圧縮機としての機能は
維持する事ができるものである。
創成し合う様にする事が望ましいが、製作等の都合があ
れば線l2の根元側の部分と線l4の先端部の側の部分
とが互いに創成し合う様にすると共に線l2の先端部側
の部分と線l4の根元側の部分との間に大きな間隙を残
しておく様に構成しても、圧縮機の容量は若干小さくな
るものの(線l4とl2との歯合いが始まる圧縮過程の
極く初期の期間に内部に閉じ込めた気体を無圧を無圧縮
状態で吸入側へ逃す事になる故)圧縮機としての機能は
維持する事ができるものである。
即ち雌ローターの陥没部7と同陥没部7へ嵌り込むべき
雄ローターの羽根2に注目すると、同陥没部7を形成す
る一方の側の壁面の先端部側にある部分(線l3の先端
部一点又は小さな丸み)によって創成される同羽根2の
羽根側面(線l1)の裏側にある羽根側面の断面の線(
線l2)の同陥没部7を形成する他方の側の壁面の断面
の線(線l4)との内で、いずれか一方の線が他方の線
の少なくとを比較的多くを占める部分によって互いに創
成し合う様に構成するのである(第3図の膨張機につい
ても同様である)。
雄ローターの羽根2に注目すると、同陥没部7を形成す
る一方の側の壁面の先端部側にある部分(線l3の先端
部一点又は小さな丸み)によって創成される同羽根2の
羽根側面(線l1)の裏側にある羽根側面の断面の線(
線l2)の同陥没部7を形成する他方の側の壁面の断面
の線(線l4)との内で、いずれか一方の線が他方の線
の少なくとを比較的多くを占める部分によって互いに創
成し合う様に構成するのである(第3図の膨張機につい
ても同様である)。
線l1の先端部と線l3(但し維その先端部は除く)と
の間には、両者が最も接近した状態でも気体が自由に出
入りできる十分な間隙を残しておく様にしておく。
の間には、両者が最も接近した状態でも気体が自由に出
入りできる十分な間隙を残しておく様にしておく。
線l5は雄ローター外周部3が密接する円弧である。今
、雄ローターの羽根2と雌ローター5とによって挟まれ
た作動室8に注目すると、同作動室8内の気体は同作動
室8の容積の縮小によって密閉的に圧縮され、回転中空
体9内の圧力(高圧)にほぼ等しくなった時点で固定中
空体11に形成された連通口12及び回転中空体9に形
成された開閉口10を介して回転中空体9内へ吐出され
る様になっている。
、雄ローターの羽根2と雌ローター5とによって挟まれ
た作動室8に注目すると、同作動室8内の気体は同作動
室8の容積の縮小によって密閉的に圧縮され、回転中空
体9内の圧力(高圧)にほぼ等しくなった時点で固定中
空体11に形成された連通口12及び回転中空体9に形
成された開閉口10を介して回転中空体9内へ吐出され
る様になっている。
即ち、同作動室8の最小容積状態と中間容積状態(第2
図の圧縮機の場合は、開閉口10と連通口12との連通
が開始される時点における同作動室8の容積状態、第3
図の膨張機の場合は、開閉口10と連通口12との連通
が遮断される時点における同作動室8の容積状態)とを
連絡する期間、同作動室8が連通口12、開閉口10を
介して回転中空体9内へ連通する様に構成するのである
。
図の圧縮機の場合は、開閉口10と連通口12との連通
が開始される時点における同作動室8の容積状態、第3
図の膨張機の場合は、開閉口10と連通口12との連通
が遮断される時点における同作動室8の容積状態)とを
連絡する期間、同作動室8が連通口12、開閉口10を
介して回転中空体9内へ連通する様に構成するのである
。
羽根2が連通口12を通過する時、連通口12を介して
同作動室8とこの遅れ側にある作動室とが連通する事を
防ぐには連通口12の中心角をθ1、羽根2の固定中空
体11の周囲に密接する部分の中心角をθ2として、θ
1≦θ2とすれば良い。
同作動室8とこの遅れ側にある作動室とが連通する事を
防ぐには連通口12の中心角をθ1、羽根2の固定中空
体11の周囲に密接する部分の中心角をθ2として、θ
1≦θ2とすれば良い。
同作動室8のP−V線図(圧力−容積線図)を第4図に
示すが、高い全断熱効率を有する事が理解されよう。
示すが、高い全断熱効率を有する事が理解されよう。
一方、第3図の膨張機の場合は開閉口10と連通口12
との連通が遮断される時点まで作動室8内へ流入した回
転中空体9内からの高圧の気体(例えば燃焼ガス)を作
動室8の容積の拡大によって密閉的に膨張させるので、
作動室8のP−V線図は第5図に示す如く描かれる。
との連通が遮断される時点まで作動室8内へ流入した回
転中空体9内からの高圧の気体(例えば燃焼ガス)を作
動室8の容積の拡大によって密閉的に膨張させるので、
作動室8のP−V線図は第5図に示す如く描かれる。
以上の圧縮機及び膨張機における雄ローター1は第1図
に示す如く互いに一体的に形成された回転中空体9に同
心的に各々固定され、又雌ローター5も同一軸上に各々
同心的に固定されている。
に示す如く互いに一体的に形成された回転中空体9に同
心的に各々固定され、又雌ローター5も同一軸上に各々
同心的に固定されている。
第1図における羽根支持体4′は回転中空体9に直接的
に固定されているわけではないが、各々の羽根2に作用
する遠心力を平衡させ、補強する役割を負っている。
に固定されているわけではないが、各々の羽根2に作用
する遠心力を平衡させ、補強する役割を負っている。
23は回転中空体9に固定された歯車で、この歯車23
を介して電源動は発電機等の負荷を駆動するのである。
を介して電源動は発電機等の負荷を駆動するのである。
尚、第2,3図では雄ローターの羽根2の数、雌ロータ
ーの陥没部7の数を各々2枚、2個としたが、この他例
えば3枚、2個のものも考えられる事は明らかである。
ーの陥没部7の数を各々2枚、2個としたが、この他例
えば3枚、2個のものも考えられる事は明らかである。
再び第1図に戻って前記原動機を更に詳しく述べる事と
する(以下、第2,3図をも参照のこと)、即ち吸入通
路14から一段目の圧縮機Cに吸入された気体(通常は
大気圧状態にある空気)はここで圧縮され、回転中空体
9内から冷却器17によって冷却された後に二段目の圧
縮機C2へ流入し、再びここで圧縮されつつ二段目の圧
縮機C2の回転中空体9内から熱交換器21を介して加
熱室18内へ導入される。
する(以下、第2,3図をも参照のこと)、即ち吸入通
路14から一段目の圧縮機Cに吸入された気体(通常は
大気圧状態にある空気)はここで圧縮され、回転中空体
9内から冷却器17によって冷却された後に二段目の圧
縮機C2へ流入し、再びここで圧縮されつつ二段目の圧
縮機C2の回転中空体9内から熱交換器21を介して加
熱室18内へ導入される。
加熱室18内へは点火栓19と燃料噴射弁20とが臨ん
でおり、燃料が噴射されて点火栓19により点火される
と、加熱室18内で連続燃焼が持続される様になってい
る。
でおり、燃料が噴射されて点火栓19により点火される
と、加熱室18内で連続燃焼が持続される様になってい
る。
かくして加熱室18内で熱エネルギーを与えられた気体
(通常は燃焼ガス)は一段目の膨張機Eの回転中空体9
内へ導入され、作動室8内で膨張した後に一段目の膨張
機E1の排出通路15を経て加熱室18内へ導入される
に到る。
(通常は燃焼ガス)は一段目の膨張機Eの回転中空体9
内へ導入され、作動室8内で膨張した後に一段目の膨張
機E1の排出通路15を経て加熱室18内へ導入される
に到る。
この加熱室18′内へは加熱室18と同様に点火栓19
と燃料噴射弁20とが臨んでおり、加熱室18′内では
連続燃焼が持続され、かくして再度熱エネルギーを与え
られた気体は二段目の膨張機E2に回転中空体9内へ導
入され、作動室8内で十分と膨張する様になっている。
と燃料噴射弁20とが臨んでおり、加熱室18′内では
連続燃焼が持続され、かくして再度熱エネルギーを与え
られた気体は二段目の膨張機E2に回転中空体9内へ導
入され、作動室8内で十分と膨張する様になっている。
この時、二段目の膨張機E2から排出された気体は熱交
換器21へ導びかれ、加熱室18内へ導入される気体を
加熱した後に大気中に放出する様にする。これは挟熱を
回収して原動機の熱効率を向上させる為である。
換器21へ導びかれ、加熱室18内へ導入される気体を
加熱した後に大気中に放出する様にする。これは挟熱を
回収して原動機の熱効率を向上させる為である。
冷却器17の目的は圧縮熱を奪い去って等温圧縮に近づ
け、圧縮動力を節減する為であり、構造の簡素化が要求
される場合は除去しても良い。
け、圧縮動力を節減する為であり、構造の簡素化が要求
される場合は除去しても良い。
又、加熱室18′の目的は等温膨張に近づけカルノーサ
イクルに接近させて原動機の出力及び熱効率を向上させ
る為であり、構造の簡素化が要求される場合は除去して
も良い(加熱室18内へ臨む燃料噴射弁20の燃料噴射
をその分増量させる事は言うまでもない)。
イクルに接近させて原動機の出力及び熱効率を向上させ
る為であり、構造の簡素化が要求される場合は除去して
も良い(加熱室18内へ臨む燃料噴射弁20の燃料噴射
をその分増量させる事は言うまでもない)。
膨張機E1、E2のローターやケーシング等は必要があ
れば冷却水等により冷却しても良い。
れば冷却水等により冷却しても良い。
かくして膨張機E1、E2で発生した動力から圧縮機C
1、C2を駆動するに要した動力を差し引いた分だけ原
動機は動力を発生する事になる。
1、C2を駆動するに要した動力を差し引いた分だけ原
動機は動力を発生する事になる。
第1図では圧縮機、膨張機を各々2個づつ用いて二段圧
縮、二段膨張としたが、各々3個づつ用いて三段圧縮、
三段膨脹とする事も可能なこと、逆に各々1個づつ用い
て単段圧縮、単段膨脹とする事も可能である事は言うま
でもない。
縮、二段膨張としたが、各々3個づつ用いて三段圧縮、
三段膨脹とする事も可能なこと、逆に各々1個づつ用い
て単段圧縮、単段膨脹とする事も可能である事は言うま
でもない。
加熱室18内へ導入された気体に関しては、第6図に示
す如く外部から熱エネルギーを与える事も可能で、第6
図において燃料噴射弁20から燃料が噴射されて点火栓
19によって燃焼(連続燃焼)が起ると、圧縮機から送
られてきた気体は加熱室24の外部から熱エネルギーへ
導入して動力を発生させる様にするのである。
す如く外部から熱エネルギーを与える事も可能で、第6
図において燃料噴射弁20から燃料が噴射されて点火栓
19によって燃焼(連続燃焼)が起ると、圧縮機から送
られてきた気体は加熱室24の外部から熱エネルギーへ
導入して動力を発生させる様にするのである。
尚、第1図では一段目の圧縮機C1は気体(通常は空気
)のみを吸入する様にしたが、気体と燃料との混合物を
吸入する様にしても良い。
)のみを吸入する様にしたが、気体と燃料との混合物を
吸入する様にしても良い。
即ち、点火栓19によって一且燃焼が起れば、残留する
火災によって次々と送られてくる気体と燃料との混合物
を加熱室18内で連続燃焼させる事ができるのである(
もちろん、この場合、燃料噴射弁20は不要である)。
火災によって次々と送られてくる気体と燃料との混合物
を加熱室18内で連続燃焼させる事ができるのである(
もちろん、この場合、燃料噴射弁20は不要である)。
次に第7図に示すものは基本的には第1図と同様である
が、二段圧縮及び二段膨張を各々3個のローターで達成
し、構造の簡素化を図ったところが異なるものである。
が、二段圧縮及び二段膨張を各々3個のローターで達成
し、構造の簡素化を図ったところが異なるものである。
即ち、雌ローター5と非接触状態で噛合う雄ローター1
を雌ローター5の両側に各々備えた圧縮機と膨張機とを
使用しており、前記圧縮機、雌ローター5及びこの雌ロ
ーター5と噛合う一方の側の雄ローター1から成る一段
目の圧縮機C1と、雌ローター5及びこの雌ローター5
と噛合う他方の側の雄ローター1から成る二段目の圧縮
機C2とから構成されると共に、前記膨張機は雌ロータ
ー5及びこの雌ローター5と噛合う一方の側の雄ロータ
ー1から成る一段目の膨張機E1と、雌ローター5及び
この雌ローター5と噛合う他方の側の雄ローター1から
成る二段目の膨張機E2とから構成されているのである
。
を雌ローター5の両側に各々備えた圧縮機と膨張機とを
使用しており、前記圧縮機、雌ローター5及びこの雌ロ
ーター5と噛合う一方の側の雄ローター1から成る一段
目の圧縮機C1と、雌ローター5及びこの雌ローター5
と噛合う他方の側の雄ローター1から成る二段目の圧縮
機C2とから構成されると共に、前記膨張機は雌ロータ
ー5及びこの雌ローター5と噛合う一方の側の雄ロータ
ー1から成る一段目の膨張機E1と、雌ローター5及び
この雌ローター5と噛合う他方の側の雄ローター1から
成る二段目の膨張機E2とから構成されているのである
。
前記圧縮機と膨張機とな平行な三軸によって互いに連結
されている。
されている。
かくして圧縮機で圧縮された気体は加熱室18内へ導入
されると共にここで熱エネルギーを与えられ、膨張機で
十分に膨張して動力を発生させるのである。
されると共にここで熱エネルギーを与えられ、膨張機で
十分に膨張して動力を発生させるのである。
尚、第1図から第7図までは開放サイクルを適用したも
のであるが、膨張機(二段目の膨張機E2)から排出さ
れた気体を冷却して再び圧縮機に吸入させる様にすれば
、密閉サイクルを適用させる事も可能である(ただし、
加熱室は第6図の形式のものを採用する必要がある)。
のであるが、膨張機(二段目の膨張機E2)から排出さ
れた気体を冷却して再び圧縮機に吸入させる様にすれば
、密閉サイクルを適用させる事も可能である(ただし、
加熱室は第6図の形式のものを採用する必要がある)。
以上の原動機は摩擦損失が極めて小さく、加熱室内で熱
エネルギーを与えられた気体も完全膨張させる事ができ
るから(圧縮比<膨張比)、熱効率が極めて高く、連続
燃焼型である為、低公害で、粗悪燃料の使用が可能であ
ること、更には低振動、低騒音である等の特徴を有する
ものである。
エネルギーを与えられた気体も完全膨張させる事ができ
るから(圧縮比<膨張比)、熱効率が極めて高く、連続
燃焼型である為、低公害で、粗悪燃料の使用が可能であ
ること、更には低振動、低騒音である等の特徴を有する
ものである。
さて以上の様に構成された原動機においては、作動室8
と回転中空体9内との連通開始時期(圧縮機の場合)や
連通遮断時期(膨張機の場合)が固定されている為、部
分負荷域において加熱室18(加熱室18′24−以下
加熱室18で代表する)内へ導入される気体に与えられ
る熱エネルギーが減少して(燃料噴射弁20から噴射さ
れる燃料噴射量が減少して)加熱室18内の圧力が低下
すると、圧縮機の作動室8のP−V線図を示す第8図か
らも明らかな様に作動室8内で過圧縮により斜線の部分
に相当する損失を生じ、他方膨張機の作動室8のP−V
線図を示す第9図からも明らかな様に作動室8内での過
膨張から斜線の部分に相当する損失を生じ、部分負荷域
における熱効率が悪化する欠点がある。
と回転中空体9内との連通開始時期(圧縮機の場合)や
連通遮断時期(膨張機の場合)が固定されている為、部
分負荷域において加熱室18(加熱室18′24−以下
加熱室18で代表する)内へ導入される気体に与えられ
る熱エネルギーが減少して(燃料噴射弁20から噴射さ
れる燃料噴射量が減少して)加熱室18内の圧力が低下
すると、圧縮機の作動室8のP−V線図を示す第8図か
らも明らかな様に作動室8内で過圧縮により斜線の部分
に相当する損失を生じ、他方膨張機の作動室8のP−V
線図を示す第9図からも明らかな様に作動室8内での過
膨張から斜線の部分に相当する損失を生じ、部分負荷域
における熱効率が悪化する欠点がある。
更には、部分負荷域において燃料噴射弁20から噴射さ
れる燃料噴射室を減少されると、空気過剰率が過大とな
り、サイクル最高温度(加熱室18内の最高温度)が低
下して熱効率が著しく悪化する重大な欠点がある(本発
動機はいわばブレイトンサイクルを行うものであり、ブ
レイトンサイクルではサイクル最高温度も高める程、熱
効率が向上する)。
れる燃料噴射室を減少されると、空気過剰率が過大とな
り、サイクル最高温度(加熱室18内の最高温度)が低
下して熱効率が著しく悪化する重大な欠点がある(本発
動機はいわばブレイトンサイクルを行うものであり、ブ
レイトンサイクルではサイクル最高温度も高める程、熱
効率が向上する)。
本発明は以上の様な欠点を解決しようとしたもので、以
下図面に従って説明する。
下図面に従って説明する。
第10図は本発明による原動機における膨張機を示し(
従って、本発明による原動機は第1図において膨張機E
1、E2を第10図の膨張機で置き換えたもので示され
る−圧縮機の構造は従来通りである)、固定中空体11
の内部に回動体25が回動自在に備えられ(図では回動
体25は回転中空体9の内周面に密接させて備えられて
いる)、膨張機のケーシング内壁面に開口しながら膨張
機の排出側(排出通路15内)へ通ずる連通路27に連
通弁28,29を備えてある。(図では連通弁は2個備
えてあるが、3個備えても、逆に1個のみ備える様にし
ても良い) この時、作動室8は最小容積状態から中間容積状態まで
連通口12及び開閉口10及び回動体25に形成された
制御口26を介して回転中空体9内へ連通し、回動体2
5を回動させれば開閉口10と制御口26との連通遮断
時期が変化し、これにより作動室8と回転中空体9内と
の連通遮断時期が変化せしめられる事になるのである。
従って、本発明による原動機は第1図において膨張機E
1、E2を第10図の膨張機で置き換えたもので示され
る−圧縮機の構造は従来通りである)、固定中空体11
の内部に回動体25が回動自在に備えられ(図では回動
体25は回転中空体9の内周面に密接させて備えられて
いる)、膨張機のケーシング内壁面に開口しながら膨張
機の排出側(排出通路15内)へ通ずる連通路27に連
通弁28,29を備えてある。(図では連通弁は2個備
えてあるが、3個備えても、逆に1個のみ備える様にし
ても良い) この時、作動室8は最小容積状態から中間容積状態まで
連通口12及び開閉口10及び回動体25に形成された
制御口26を介して回転中空体9内へ連通し、回動体2
5を回動させれば開閉口10と制御口26との連通遮断
時期が変化し、これにより作動室8と回転中空体9内と
の連通遮断時期が変化せしめられる事になるのである。
今、部分負荷域において加熱室18内へ導入される気体
に与えられる熱エネルギーが減少して(燃料噴射弁20
から噴射される燃料噴射量が減少して−以下、この表現
で説明する)加熱室18内の圧力が低下すると、連通弁
28を開くと共に回動体25を図示の位置まで回動させ
て開閉口10と制御口26との連通遮断時期を早め、作
動室8と回転中空体9内との連通遮断時期を早める様に
制御するのである。
に与えられる熱エネルギーが減少して(燃料噴射弁20
から噴射される燃料噴射量が減少して−以下、この表現
で説明する)加熱室18内の圧力が低下すると、連通弁
28を開くと共に回動体25を図示の位置まで回動させ
て開閉口10と制御口26との連通遮断時期を早め、作
動室8と回転中空体9内との連通遮断時期を早める様に
制御するのである。
連通弁28を開く事によって作動室8は所定の容積状態
から最大容積状態まで膨張機の排出側(排出通路15内
)へ連通する様になり、連通弁28を開閉させる事によ
って作動室8と膨張機の排出側との連通開始時期を変化
させる事ができる(連通弁29についても同様である)
。
から最大容積状態まで膨張機の排出側(排出通路15内
)へ連通する様になり、連通弁28を開閉させる事によ
って作動室8と膨張機の排出側との連通開始時期を変化
させる事ができる(連通弁29についても同様である)
。
従って、作動室8内へ流入した回転中空体9内からの気
体(加熱室18内からの高温・高圧の気体)は開閉口1
0と制御口26との連通が遮断された後は、同作動率8
の容積の拡大によって密閉的に膨張し、排出通路15内
の圧力にほぼ等しくなった時点で同作動室8が連通路2
7を介して膨張機の排出側(排出通路15内)へ連通し
、同作動室8のP−V線図は第11図に示す如く描かれ
、第9図に示す従来の様な同作動室8内における過膨張
による損失が消滅する様になる。(開閉口10と制御口
26との連通遮断時期が早まっている為、膨張比は増大
しており、もし連通弁28が全閉であれば同作動室8内
で過膨張が生ずるから連通弁28を開いて、これを防い
でいるのである)。
体(加熱室18内からの高温・高圧の気体)は開閉口1
0と制御口26との連通が遮断された後は、同作動率8
の容積の拡大によって密閉的に膨張し、排出通路15内
の圧力にほぼ等しくなった時点で同作動室8が連通路2
7を介して膨張機の排出側(排出通路15内)へ連通し
、同作動室8のP−V線図は第11図に示す如く描かれ
、第9図に示す従来の様な同作動室8内における過膨張
による損失が消滅する様になる。(開閉口10と制御口
26との連通遮断時期が早まっている為、膨張比は増大
しており、もし連通弁28が全閉であれば同作動室8内
で過膨張が生ずるから連通弁28を開いて、これを防い
でいるのである)。
他方、開閉口10と制御口26との連通遮断時期が早ま
っており、従って同作動室8と回転中空体9内との連通
遮断時期も早まっている為、加熱室18内の圧力は燃料
噴射量が減少しているにもかかわらず全負荷時とほぼ同
一である。
っており、従って同作動室8と回転中空体9内との連通
遮断時期も早まっている為、加熱室18内の圧力は燃料
噴射量が減少しているにもかかわらず全負荷時とほぼ同
一である。
従って、圧縮機における作動室8のP−V線図を第12
図に示す如く描かせる事が可能となり、圧縮機における
作動室8内における過圧縮が消滅し、第8図に示す従来
の様な斜線の部分に相当する損失を消滅させる事ができ
る。
図に示す如く描かせる事が可能となり、圧縮機における
作動室8内における過圧縮が消滅し、第8図に示す従来
の様な斜線の部分に相当する損失を消滅させる事ができ
る。
更に燃料噴射量が減少して低負荷域へ移行したら、回動
体25を図示の位置から更に時計方向へ回動させて開閉
口10と制御口26との連通遮断時期を一層早めると共
に、連通弁29をも開く様にするのである。
体25を図示の位置から更に時計方向へ回動させて開閉
口10と制御口26との連通遮断時期を一層早めると共
に、連通弁29をも開く様にするのである。
この結果、加熱室18内の圧力は燃料噴射量が更に減少
しているにもかかわらず全負荷時とほぼ同一に保たれる
から、圧縮機の作動室8内における過圧縮は消滅し、P
−V線図は第12図の如く描かれ、第8図の従来の様な
斜線の部分に相当する損失が消滅する。
しているにもかかわらず全負荷時とほぼ同一に保たれる
から、圧縮機の作動室8内における過圧縮は消滅し、P
−V線図は第12図の如く描かれ、第8図の従来の様な
斜線の部分に相当する損失が消滅する。
他方、膨張機の作動室8のP−V線図は第11図におい
て二点鎖線示の如く描かれ、膨張機の作動室8内におけ
る過膨張は消滅し、第9図の従来の様な斜線の部分に相
当する損失が消滅する(連通弁29を全閉とすると、作
動室8内における過膨張が生ずる)。
て二点鎖線示の如く描かれ、膨張機の作動室8内におけ
る過膨張は消滅し、第9図の従来の様な斜線の部分に相
当する損失が消滅する(連通弁29を全閉とすると、作
動室8内における過膨張が生ずる)。
かくして部分負荷域においても全負荷域と同様に過圧縮
、過膨張による損失が完全に消滅し、部分負荷域におけ
る熱効率を改善する事ができる。
、過膨張による損失が完全に消滅し、部分負荷域におけ
る熱効率を改善する事ができる。
かくして本発明の目的を達成するのである。
回動体25は原動機の出力も制御する装置(アクセルレ
バー等)によって直接的に駆動するか、燃料噴射基を制
御する装置からの電気的信号によって駆動する様にする
。
バー等)によって直接的に駆動するか、燃料噴射基を制
御する装置からの電気的信号によって駆動する様にする
。
尚、回動体25及び連通路27及是連通弁28,29は
一段目及び二段目の膨張機に各々備える事が望ましいが
、構造の簡素化が要求される場合は一段目の膨張機E1
にのみ備える様にしても本発明の目的を達成する事がで
きる。
一段目及び二段目の膨張機に各々備える事が望ましいが
、構造の簡素化が要求される場合は一段目の膨張機E1
にのみ備える様にしても本発明の目的を達成する事がで
きる。
全負荷域には連通弁28,29を共に全閉とする事は言
うまでもない。
うまでもない。
回動体25を回転中空体9の外周面に密接させて備える
(回動体25はもちろん固定中空体11の内部にある)
様にした実施例を、第13図に示す(連通路27、連通
弁28,29は省略して描いてある)。
(回動体25はもちろん固定中空体11の内部にある)
様にした実施例を、第13図に示す(連通路27、連通
弁28,29は省略して描いてある)。
即ち第13図において、回動体25を回動させる事によ
り開閉口10と制御口26との連通遮断時期を変化させ
て圧縮機の作動室8内における過圧縮や膨張機の作動室
8内における過膨張を消滅させ、部分負荷域における熱
効率を改善しているのである。
り開閉口10と制御口26との連通遮断時期を変化させ
て圧縮機の作動室8内における過圧縮や膨張機の作動室
8内における過膨張を消滅させ、部分負荷域における熱
効率を改善しているのである。
この場合、第14図に示す如く開閉口10と制御口26
とが連通を開始する瞬間には連通口12が羽根2によっ
て覆われていないと回転中空体9内の高圧の気体が逃げ
出して損失が増大するから、回動体25を回動させて開
閉口10と制御口26との連通遮断時期を早めるには限
度がある。
とが連通を開始する瞬間には連通口12が羽根2によっ
て覆われていないと回転中空体9内の高圧の気体が逃げ
出して損失が増大するから、回動体25を回動させて開
閉口10と制御口26との連通遮断時期を早めるには限
度がある。
もし第14図において羽根2の固定中空体11の周囲に
密接する部分がもっと大であれば、開閉口10と制御口
26とが連通を開始する瞬間には連通口12は所定期間
だけ以上に羽根2によって既に覆われているから、回動
体25を更に回動させて開閉口10と制御口26との連
通遮断時期を一層早める事ができる。
密接する部分がもっと大であれば、開閉口10と制御口
26とが連通を開始する瞬間には連通口12は所定期間
だけ以上に羽根2によって既に覆われているから、回動
体25を更に回動させて開閉口10と制御口26との連
通遮断時期を一層早める事ができる。
回動体25を更に回動させて開閉口10と制御口26の
連通遮断時期を一層早める事のできるもう1つの方法は
、第15図に示す如く羽根2の固定中空体11の周囲に
密接する部分に密接する密接片30を回動体25に固着
しておく事である。
連通遮断時期を一層早める事のできるもう1つの方法は
、第15図に示す如く羽根2の固定中空体11の周囲に
密接する部分に密接する密接片30を回動体25に固着
しておく事である。
これにより、開閉口10と制御口26とが連通を開始す
る瞬間に連通口12が羽根2によって覆われていなくて
も、密接片30により回転中空体9内の高圧の気体が逃
げ出す事を防止する事ができる。
る瞬間に連通口12が羽根2によって覆われていなくて
も、密接片30により回転中空体9内の高圧の気体が逃
げ出す事を防止する事ができる。
尚、第10図においては連通路27のローターケーシン
グ内両面に開口する開口部の中心をθ3、羽根2の雄ロ
ーター外周部3の中心角をθ4とすれば、θ3≦θ4と
なる様に構成されているから、連通弁28,29が全閉
した状態では羽根2が連通路ニ7のローターケーシング
内周面に開口する開口部を通過する時、これらの開口部
を介して作動室間が互いに連通状態に陥る事はない。
グ内両面に開口する開口部の中心をθ3、羽根2の雄ロ
ーター外周部3の中心角をθ4とすれば、θ3≦θ4と
なる様に構成されているから、連通弁28,29が全閉
した状態では羽根2が連通路ニ7のローターケーシング
内周面に開口する開口部を通過する時、これらの開口部
を介して作動室間が互いに連通状態に陥る事はない。
第10図では作動室8が膨張機の排出側(排出通路15
内)へ連通し始める時期を連通弁28,29の順次の開
閉によって段階的に変化させる様にしたが、連続的に変
化させる様にした実施例を第16図に示す。
内)へ連通し始める時期を連通弁28,29の順次の開
閉によって段階的に変化させる様にしたが、連続的に変
化させる様にした実施例を第16図に示す。
即ち第16図は前記目的を達成する本発明による原動機
における膨張機を示し(従って、前記目的を達成する本
発明による原動機は第16図に示される膨張機の部分と
第1図の圧縮機の部分とを連結させてもので示される)
、第16図のC−C′線断面図は第17図に示され、D
−D′線断面図は第18図に示されており(第17,1
8図は各々一段目の膨張機E1のC−C′線、D−D′
線断面図を示しており、二段目の膨張機E2も同様の断
面を有している)、分離壁37によって固定中空体11
内を(回転中空体9内を)高圧の気体が導入される高圧
空間Hと回転中空体9に形成された孔38、通路39を
介して排出通路15内へ連通する低圧空間Lとに区分し
ている。
における膨張機を示し(従って、前記目的を達成する本
発明による原動機は第16図に示される膨張機の部分と
第1図の圧縮機の部分とを連結させてもので示される)
、第16図のC−C′線断面図は第17図に示され、D
−D′線断面図は第18図に示されており(第17,1
8図は各々一段目の膨張機E1のC−C′線、D−D′
線断面図を示しており、二段目の膨張機E2も同様の断
面を有している)、分離壁37によって固定中空体11
内を(回転中空体9内を)高圧の気体が導入される高圧
空間Hと回転中空体9に形成された孔38、通路39を
介して排出通路15内へ連通する低圧空間Lとに区分し
ている。
高圧空間H側の固定中空体11内には回動体25が回動
自在に備えられ(回動体25は回転中空体9の内周面又
は外周面に密接させて備える様にする−図では前者)、
これにより作動室8は最小容積状態から中間容積状態ま
で高圧空間H側の固定中空体11に形成された連通口1
2、高圧空間H側の回転中空体9に形成された開閉口1
0、回動体25に形成された制御口26を介して高圧空
間H内へ連通する様になる。
自在に備えられ(回動体25は回転中空体9の内周面又
は外周面に密接させて備える様にする−図では前者)、
これにより作動室8は最小容積状態から中間容積状態ま
で高圧空間H側の固定中空体11に形成された連通口1
2、高圧空間H側の回転中空体9に形成された開閉口1
0、回動体25に形成された制御口26を介して高圧空
間H内へ連通する様になる。
他方、低圧空間L側の固定中空体11内には低圧回動体
32が回動自在に備えられ(図では回転中空体9の外周
面に密接させて備えられている)、これによる作動室8
は所定の容積状態から最大容積状態まで低圧空間L側の
固定中空体11に形成された低圧連通口31、低圧空間
L側の回転中空体9に形成された低圧開閉口34、低圧
回動体32に形成された低圧制御口33を介して低圧空
間L内へ連通する事になる。
32が回動自在に備えられ(図では回転中空体9の外周
面に密接させて備えられている)、これによる作動室8
は所定の容積状態から最大容積状態まで低圧空間L側の
固定中空体11に形成された低圧連通口31、低圧空間
L側の回転中空体9に形成された低圧開閉口34、低圧
回動体32に形成された低圧制御口33を介して低圧空
間L内へ連通する事になる。
従って、回動体25を第17図に示す位置まで回動させ
ると共に低圧回動体32を第18図に示す位置まで回動
させれば、作動室8内へ流入した回転中空体9内からの
高圧の気体は開閉口10と制御口26との連通が遮断さ
れた後は、同作動室8の容積の拡大によって密閉的に膨
張し、排出通路1ノ内の圧力にほぼ等しくなった時点で
同作動室8が低圧開閉口34、低圧制御口33、低圧連
通口31、更には孔38、通路39を介して排出通路1
5内へ連通し、同作動室8内における過膨張を常時消滅
させる様にしているのである。
ると共に低圧回動体32を第18図に示す位置まで回動
させれば、作動室8内へ流入した回転中空体9内からの
高圧の気体は開閉口10と制御口26との連通が遮断さ
れた後は、同作動室8の容積の拡大によって密閉的に膨
張し、排出通路1ノ内の圧力にほぼ等しくなった時点で
同作動室8が低圧開閉口34、低圧制御口33、低圧連
通口31、更には孔38、通路39を介して排出通路1
5内へ連通し、同作動室8内における過膨張を常時消滅
させる様にしているのである。
即ち、低圧回動体32の制御位置を回動体25のそれに
対応させて回動させる事により、同作動室8が膨張機の
排出側(排出通路15内)へ連通し始める時期を連続的
に変化させる事が可能となる。
対応させて回動させる事により、同作動室8が膨張機の
排出側(排出通路15内)へ連通し始める時期を連続的
に変化させる事が可能となる。
かくして回動体25、低圧回動体32を回動させる事に
より第10図と同様に圧縮機の作動室8内における過圧
縮や膨張機の作動室8内における過膨張を消載させ、部
分負荷域における熱効率を改善する事ができる。
より第10図と同様に圧縮機の作動室8内における過圧
縮や膨張機の作動室8内における過膨張を消載させ、部
分負荷域における熱効率を改善する事ができる。
連絡弁36は特に必要不可欠なものではないが、作動室
8が低圧連通口31、低圧開閉口34、低圧制御口33
を介して排出通路15内へ連通する時、連絡弁36を開
いておいて作動室8が連絡路35をも介して排出通路1
5内へ連通する様にし、連通断面積を拡大させる役割を
果すものである。
8が低圧連通口31、低圧開閉口34、低圧制御口33
を介して排出通路15内へ連通する時、連絡弁36を開
いておいて作動室8が連絡路35をも介して排出通路1
5内へ連通する様にし、連通断面積を拡大させる役割を
果すものである。
これにより低圧連通口31の軸方向長を小とし、連通口
12の断面積を拡大させる効果が生まれる。
12の断面積を拡大させる効果が生まれる。
連絡路35のローターケーシング内周面に開口する開口
部を羽根2が連通する時、作動室8内の圧力が排出通路
15内の圧力よりも高い場合は連絡弁36を全開させて
おかなければならないから、連絡弁36の切換点(開か
ら閉へ、又は閉から開へ切換える点)は低圧回動体32
の制御位置によって従属的に定められる事になる。
部を羽根2が連通する時、作動室8内の圧力が排出通路
15内の圧力よりも高い場合は連絡弁36を全開させて
おかなければならないから、連絡弁36の切換点(開か
ら閉へ、又は閉から開へ切換える点)は低圧回動体32
の制御位置によって従属的に定められる事になる。
全負荷域では、連絡弁36を全閉させると共に低圧連通
口31、低圧開閉口34、低圧制御口33の三者が同時
に互いに連通し合う事のない位置まで低圧回動体32を
回動させる事は言うまでもない。
口31、低圧開閉口34、低圧制御口33の三者が同時
に互いに連通し合う事のない位置まで低圧回動体32を
回動させる事は言うまでもない。
尚、低圧回動体32は例えばカム時を介して回動体25
へ連動する様に構成するのである。
へ連動する様に構成するのである。
尚、第18図において羽根2の固定中空体11の周囲に
密接する部分の中心角をθ2、低圧連通口31の中心角
をθ5とすると、θ2≧θ5となっているから、羽根2
が低圧連通口31を通過する時、作動室間が互いに連通
状態に陥る事はないが、低圧連通口31の大きさが制限
される結果、低圧自動体32の制御範囲も制限される事
になる。
密接する部分の中心角をθ2、低圧連通口31の中心角
をθ5とすると、θ2≧θ5となっているから、羽根2
が低圧連通口31を通過する時、作動室間が互いに連通
状態に陥る事はないが、低圧連通口31の大きさが制限
される結果、低圧自動体32の制御範囲も制限される事
になる。
低圧回動体32の制御範囲を拡大するには、第19図に
示す如く低圧連通口31′を別に新設すれば良い。低圧
連通口31′が図示の如く低圧回動体32によって完全
に閉鎖されている時には、羽根2が低圧連通口31′、
31を通過しても隔壁40によって作動空間が互いに連
通状態に陥る事はない。
示す如く低圧連通口31′を別に新設すれば良い。低圧
連通口31′が図示の如く低圧回動体32によって完全
に閉鎖されている時には、羽根2が低圧連通口31′、
31を通過しても隔壁40によって作動空間が互いに連
通状態に陥る事はない。
次に第1図から第7図までに述べた原動機では、燃料噴
射弁20から噴射される燃料噴射を変化させる事のみに
より出力を制御する方法が採用されているが、この方法
は簡単ではあるが部分負荷域では空気過剰率が大となり
、サイクル最高温度が低下して熱効率が大幅に悪化する
欠点がある。
射弁20から噴射される燃料噴射を変化させる事のみに
より出力を制御する方法が採用されているが、この方法
は簡単ではあるが部分負荷域では空気過剰率が大となり
、サイクル最高温度が低下して熱効率が大幅に悪化する
欠点がある。
部分負荷域においても高い熱効率を維持できる出力制御
法は、燃料噴射量を変えると共に加熱室18内へ導入さ
れる気体の流量を変え、サイクル最高温度を常時高く保
つ様にしておく事であり、これを第20図によって説明
する。
法は、燃料噴射量を変えると共に加熱室18内へ導入さ
れる気体の流量を変え、サイクル最高温度を常時高く保
つ様にしておく事であり、これを第20図によって説明
する。
即ち第20図において、E−E′線断面図(一段目の圧
縮機C1)は第21図に示され(二段目の圧縮線C2の
断面図も第21図と同様とする)、膨張機E1,E2に
ついては第10図(第13,14,15図をも含む)に
示した回動体25、通過路27、連通弁28,29を有
する膨張機を採用するものとする(以下の説明は第20
,21,10図を参照のこと)。
縮機C1)は第21図に示され(二段目の圧縮線C2の
断面図も第21図と同様とする)、膨張機E1,E2に
ついては第10図(第13,14,15図をも含む)に
示した回動体25、通過路27、連通弁28,29を有
する膨張機を採用するものとする(以下の説明は第20
,21,10図を参照のこと)。
圧縮機の固定中空体11の内部には回動体25が回動自
在に備えられ(図では例えば回転中空体9の内周面に密
接させて備えられている)、圧縮機のケーシング内壁面
(図ではローターケーシング内周面)に開口しながら圧
縮機の吸入側(吸入通路14内)へ通ずる連通路27に
連通弁28,29を備えてある(連通弁は3個備えても
、逆に1個のみ備える様にしても良い)。
在に備えられ(図では例えば回転中空体9の内周面に密
接させて備えられている)、圧縮機のケーシング内壁面
(図ではローターケーシング内周面)に開口しながら圧
縮機の吸入側(吸入通路14内)へ通ずる連通路27に
連通弁28,29を備えてある(連通弁は3個備えても
、逆に1個のみ備える様にしても良い)。
この時、圧縮機の作動室8は中間容積状態から最小容積
状態まで連通口12及び開閉口10及び回動体25に形
成された制御口26を介して回転中空体9内へ連通し、
回動体25を回動させれば開閉口10と制御口26との
連通開始時期が変化し、これにより作動室8と回転中空
体9内との連通開始時期が変化せしめられるのである。
状態まで連通口12及び開閉口10及び回動体25に形
成された制御口26を介して回転中空体9内へ連通し、
回動体25を回動させれば開閉口10と制御口26との
連通開始時期が変化し、これにより作動室8と回転中空
体9内との連通開始時期が変化せしめられるのである。
圧縮機の連通弁28も開く事によって作動室8は最大容
積状態から所定の容積状態まで圧縮機の吸入側(吸入通
路14内)へ連通する様になり、連通弁28を開閉させ
る事によって作動室8と圧縮機の吸入側との連通遮断時
期を変化させる事ができる(連通弁29についても同様
である。
積状態から所定の容積状態まで圧縮機の吸入側(吸入通
路14内)へ連通する様になり、連通弁28を開閉させ
る事によって作動室8と圧縮機の吸入側との連通遮断時
期を変化させる事ができる(連通弁29についても同様
である。
今、部分負荷域において、燃料噴射弁20から噴射され
る燃料噴射量が減少すると、連通弁28を開くと共に回
動体25を図示の位置まで回動させて開閉口10と制御
口26との連通開始時期を遅らせ、作動室8と回転中空
体9内との連通開始時期を遅らせる様に制御するのであ
る。
る燃料噴射量が減少すると、連通弁28を開くと共に回
動体25を図示の位置まで回動させて開閉口10と制御
口26との連通開始時期を遅らせ、作動室8と回転中空
体9内との連通開始時期を遅らせる様に制御するのであ
る。
従って、作動室8に一杯に吸入された気体は連通路27
を介して所定量だけ圧縮機の吸入側へ戻され、同作動室
8と圧縮機の吸入側との連通が遮断された後は同作動室
8内の気体は容積の縮小によって密閉的に圧縮され、回
転中空体9内の圧力にほぼ等しくなった時点で連通口1
2、開閉口10、制御口26を介して回転中空体9内へ
吐出され、即ち同作動室8のP−V線図は第22図の如
く描かれ、かくして圧縮機の容量が制御(減少)され、
加熱室18内へ導入される気体の流量が減少するのであ
る。
を介して所定量だけ圧縮機の吸入側へ戻され、同作動室
8と圧縮機の吸入側との連通が遮断された後は同作動室
8内の気体は容積の縮小によって密閉的に圧縮され、回
転中空体9内の圧力にほぼ等しくなった時点で連通口1
2、開閉口10、制御口26を介して回転中空体9内へ
吐出され、即ち同作動室8のP−V線図は第22図の如
く描かれ、かくして圧縮機の容量が制御(減少)され、
加熱室18内へ導入される気体の流量が減少するのであ
る。
他方、膨張機に関しては(第10図参照)加熱室18内
へ導入される気体の流量が減少している為、膨張機の回
動体25を所定位置まで回動させて開閉口10と制御口
26との連通遮断時期を早めると共に、連通弁28を開
いて膨張機の容量を制御(減少)する様にしているので
ある。
へ導入される気体の流量が減少している為、膨張機の回
動体25を所定位置まで回動させて開閉口10と制御口
26との連通遮断時期を早めると共に、連通弁28を開
いて膨張機の容量を制御(減少)する様にしているので
ある。
この時、膨張機の作動室8のP−V線図は第23図の如
く描かれる事になる。
く描かれる事になる。
更に燃料噴射量が減少して低負荷域へ移行した場合には
、圧縮機の進通弁29をも開いて圧縮機の容量を更に制
御(減少)すると共に、圧縮機の回動弁25を更に回動
させて開閉口10と制御口26との連通開始時期を遅ら
せ、作動室8のP−V線図が第22図の二点鎖線示の如
く描かれる様に制御される様に制御するのである。
、圧縮機の進通弁29をも開いて圧縮機の容量を更に制
御(減少)すると共に、圧縮機の回動弁25を更に回動
させて開閉口10と制御口26との連通開始時期を遅ら
せ、作動室8のP−V線図が第22図の二点鎖線示の如
く描かれる様に制御される様に制御するのである。
同時に膨張機の回動体25を回動させて開閉口10と制
御口26との連通遮断時期を更に早めて膨張機の容量を
更に制御(減少)すると共に、膨張機の連通弁29をも
開く様にして作動室8のP−V線図が第23図の二点鎖
線示の如く描かれる様に制御するのである。
御口26との連通遮断時期を更に早めて膨張機の容量を
更に制御(減少)すると共に、膨張機の連通弁29をも
開く様にして作動室8のP−V線図が第23図の二点鎖
線示の如く描かれる様に制御するのである。
この様に燃料噴射弁20から噴射される噴射室の減少に
相応して圧縮機や膨張機の容量を制御(減少)させて、
加熱室18内を流れる気体の流量を減少させる事ができ
るので、空気過剰率は常に適正に保たれ(全身荷時とほ
ぼ同一に保たれ)、サイクル最高温度も常に高く維持す
る(全負荷時とほぼ同一のサイクル最高温度に維持する
−サイクル最高圧力も全負荷時とほぼ同一に保たれてい
る)事が可能となり、部分負荷域における熱効率も大幅
に改善する事ができる。
相応して圧縮機や膨張機の容量を制御(減少)させて、
加熱室18内を流れる気体の流量を減少させる事ができ
るので、空気過剰率は常に適正に保たれ(全身荷時とほ
ぼ同一に保たれ)、サイクル最高温度も常に高く維持す
る(全負荷時とほぼ同一のサイクル最高温度に維持する
−サイクル最高圧力も全負荷時とほぼ同一に保たれてい
る)事が可能となり、部分負荷域における熱効率も大幅
に改善する事ができる。
かくして本発明の目的も達成する。
第20図では圧縮機の作動室8と圧縮機の吸入側との連
通遮断時期を連通弁28,29の順次の開閉によって段
階的に変化させる様にしたが、連続的に変化させる様に
した実施例を第24図に示す。
通遮断時期を連通弁28,29の順次の開閉によって段
階的に変化させる様にしたが、連続的に変化させる様に
した実施例を第24図に示す。
即ち第24図は前記目的を達成する本発明による原動機
における圧縮機を示し(従って前記目的を達成する本発
明による原動機は第24図に示される圧縮機の部分と第
2図の膨張機の部分とを連結させてもので示される)、
第24図のF−F′線断面図は第25図に示され、G−
G′線断面図は第26図に示されており(第25,26
図は各々一段目の圧縮機C1のF−F′線断面図、G−
G′線断面図を示しており、二段目の圧縮機C2も同様
の断面図有している) 分離壁37によって固定中空体11内を(回転中空体9
内を)吐出側へ通ずる高圧室間Hと回転中空体9に形成
された孔38、通路39を介して吸入側(吸入通路14
内)へ通ずる低圧空間Lとに区分している(以下の説明
は第24,25,26図を参照のこと)。
における圧縮機を示し(従って前記目的を達成する本発
明による原動機は第24図に示される圧縮機の部分と第
2図の膨張機の部分とを連結させてもので示される)、
第24図のF−F′線断面図は第25図に示され、G−
G′線断面図は第26図に示されており(第25,26
図は各々一段目の圧縮機C1のF−F′線断面図、G−
G′線断面図を示しており、二段目の圧縮機C2も同様
の断面図有している) 分離壁37によって固定中空体11内を(回転中空体9
内を)吐出側へ通ずる高圧室間Hと回転中空体9に形成
された孔38、通路39を介して吸入側(吸入通路14
内)へ通ずる低圧空間Lとに区分している(以下の説明
は第24,25,26図を参照のこと)。
高圧空間H側の固定中空体11内には回動体25が回動
自在に備えられ(例えば回転中空体90の内周面に密接
させて備える)、回動体25を回動させる事により高圧
空間H側の回転中空体9に形成された開閉口10と回動
体25に形成された制御口26との連通開始時期、即ち
作動室8と高圧空間H内との連通開始時が変化せしめら
れる。
自在に備えられ(例えば回転中空体90の内周面に密接
させて備える)、回動体25を回動させる事により高圧
空間H側の回転中空体9に形成された開閉口10と回動
体25に形成された制御口26との連通開始時期、即ち
作動室8と高圧空間H内との連通開始時が変化せしめら
れる。
12は高圧空間H側の固定中空体11に形成された連通
口である。
口である。
他方、低圧空間L側の固定中空体11内には低圧回動体
32が回動自在に備えられ(図では回転中空体9の外周
面に密接させて備えられている)、これにより作動室8
は最上容積状態から所定の容積状態まで低圧空間L側の
固定中空体11に形成された低圧連通口31、低圧回動
体32に形成された低圧制御口33、低圧空間L側の回
転中空体9に形成された低圧開閉口34を介して低圧空
間L内へ連通する事になり、低圧回動体32を回動させ
る事により低圧開閉口34と低圧制御口33との連通遮
断時間、即ち作動室8と低圧空間L内との連通遮断時期
が変化せしめられる。
32が回動自在に備えられ(図では回転中空体9の外周
面に密接させて備えられている)、これにより作動室8
は最上容積状態から所定の容積状態まで低圧空間L側の
固定中空体11に形成された低圧連通口31、低圧回動
体32に形成された低圧制御口33、低圧空間L側の回
転中空体9に形成された低圧開閉口34を介して低圧空
間L内へ連通する事になり、低圧回動体32を回動させ
る事により低圧開閉口34と低圧制御口33との連通遮
断時間、即ち作動室8と低圧空間L内との連通遮断時期
が変化せしめられる。
従って部分負荷域において燃料費射量が減少すると、低
圧回動体32を回動させて低圧開閉口34と低圧制御口
33との連通遮断時期を遅らせて(作動室8内に一杯に
吸入した気体を所定量だけ吸入側へ戻して)圧縮機の容
量も制御(減少)すると共に、回動体25を回動させて
開閉口10と制御口26との連通開始時期を遅らせ、作
動室8のP−V線図が第22図の如く描かれる様に制御
し、かくして低圧回動体32を回動させる事により圧縮
機の作動室8と吸入側との連通遮断時期を連続的に変化
させているのである。
圧回動体32を回動させて低圧開閉口34と低圧制御口
33との連通遮断時期を遅らせて(作動室8内に一杯に
吸入した気体を所定量だけ吸入側へ戻して)圧縮機の容
量も制御(減少)すると共に、回動体25を回動させて
開閉口10と制御口26との連通開始時期を遅らせ、作
動室8のP−V線図が第22図の如く描かれる様に制御
し、かくして低圧回動体32を回動させる事により圧縮
機の作動室8と吸入側との連通遮断時期を連続的に変化
させているのである。
この時、膨張機については膨張機の作動室8のP−V線
図が第23図の如く描かれる様に膨張機の回動体25、
連通弁28,29を制御するのである。
図が第23図の如く描かれる様に膨張機の回動体25、
連通弁28,29を制御するのである。
かくして部分負荷域における熱効率も大幅に改善する事
ができる。
ができる。
連絡弁36は特に必要不可欠なものではないが、圧縮機
の作動室8が低圧連通口31、低圧制御口33、低圧開
閉口34を介して吸入側へ連通する時、連絡弁36を開
いて作動室8が連絡路35をも介して吸入通路14内へ
連通する様にし、連通断面積を拡大する役割を果すもの
で、これにより低圧連通口31の軸方向長を小とし、連
通口12の断面積を拡大させる効果が生まれる。
の作動室8が低圧連通口31、低圧制御口33、低圧開
閉口34を介して吸入側へ連通する時、連絡弁36を開
いて作動室8が連絡路35をも介して吸入通路14内へ
連通する様にし、連通断面積を拡大する役割を果すもの
で、これにより低圧連通口31の軸方向長を小とし、連
通口12の断面積を拡大させる効果が生まれる。
連絡弁36の切換点(開から閉へ、又は閉から開へ切換
える点)は低圧回動体32の制御位置によって従隔的に
定められ、全負荷域では全閉されている事は言うまでも
ない。
える点)は低圧回動体32の制御位置によって従隔的に
定められ、全負荷域では全閉されている事は言うまでも
ない。
尚、第24図では膨張機は第20図に示すものを採用し
たが、第16図に示す膨張機を作用しても良い事は明ら
かである。
たが、第16図に示す膨張機を作用しても良い事は明ら
かである。
同様に第20図では膨張機として第16図に示すものを
採用しても良い事は明らかである。
採用しても良い事は明らかである。
以上、これらの2つの実施例においては構造の簡素化の
為には圧縮機の回動体25を省略(除去)しても、部分
負荷域においては圧縮機の作動室8のP−V線図を示し
た第27図からも明らかな線に作動室8内で若干の圧縮
不足による損失(斜線の部分に相当する損失)はあるも
のの加熱室18内へ導入される気体の流量を減少させて
サイクル最高温度を高く維持する事ができるので、前記
損失を差し引いても熱効率を改善する事が可能である。
為には圧縮機の回動体25を省略(除去)しても、部分
負荷域においては圧縮機の作動室8のP−V線図を示し
た第27図からも明らかな線に作動室8内で若干の圧縮
不足による損失(斜線の部分に相当する損失)はあるも
のの加熱室18内へ導入される気体の流量を減少させて
サイクル最高温度を高く維持する事ができるので、前記
損失を差し引いても熱効率を改善する事が可能である。
同様に第20,24図においても圧縮機の回動体25を
省略(除去)する事ができる。
省略(除去)する事ができる。
尚、第10図から第27図までに述べた本発明は第1図
に示した原動機に適用したものを説明したが、第7図の
原動機についても同様の実施できる事は言うまでもない
。
に示した原動機に適用したものを説明したが、第7図の
原動機についても同様の実施できる事は言うまでもない
。
本発明は以上の如く構成されているので、圧縮機や膨張
機の作動室内における過圧縮や過膨張を済減させ、圧縮
機や膨張機の容量を適度に制御する事によって加熱室内
へ導入される気体の流量を制御してサイクル最高温度も
常時高く維持する事ができるので、部分負荷域における
熱効率を大幅に改善する事が可能となる。
機の作動室内における過圧縮や過膨張を済減させ、圧縮
機や膨張機の容量を適度に制御する事によって加熱室内
へ導入される気体の流量を制御してサイクル最高温度も
常時高く維持する事ができるので、部分負荷域における
熱効率を大幅に改善する事が可能となる。
尚、本発明は膨張機の発生出力を膨張比を小とすること
によって圧縮機駆動程度とならしめ、前記膨張機から排
出される気体により負荷に連結するガスタービンを駆動
する様にすることを考えられ、これにより一層小型とな
る利点を生ずる。
によって圧縮機駆動程度とならしめ、前記膨張機から排
出される気体により負荷に連結するガスタービンを駆動
する様にすることを考えられ、これにより一層小型とな
る利点を生ずる。
第1・2・3・7図は従来の原動機の断面図第4・5図
はP−V線図、第6図は加熱室の図第8・9・11・1
2・22・23・27図はP−V線図 第10・13・14・15・16・17・18・20・
21・24・25・26・図は本発明による原動機の断
面図、第19図は固定中空体及び低圧回動体及び回転中
空体の図。
はP−V線図、第6図は加熱室の図第8・9・11・1
2・22・23・27図はP−V線図 第10・13・14・15・16・17・18・20・
21・24・25・26・図は本発明による原動機の断
面図、第19図は固定中空体及び低圧回動体及び回転中
空体の図。
Claims (3)
- (1)回転中空体の外部に固定される如く備えられた固
定中空体の周囲に密接しながら前記回転中空体と一体的
に回転する羽根を備えた雄ローターと、ローターケーシ
ング内周面に密接する雌ローター外周部及びこの雌ロー
ター外周部から陥没しながら前記雄ローターの羽根が嵌
り込む陥没部を有する雌ローターとが互いに非接触状態
で同期的に互いに反対方向へ回転し合い、かつ前記雌ロ
ーター外周部が前記固定中空体に密接する様に構成した
回転機械であり、更に前記雄ローターの羽根と雌ロータ
ーとによって挟まれた作動室に注目し、同作動室の最小
容積状態と中間容積状態とを連絡する期間、同作動室が
前記固定中空体に形成された連通口及び前記回転中空体
に形成された開閉口を介して前記回転中空体内へ連通す
る様にし、以上の如く構成された回転機械を圧縮機、膨
張機として使用しつつ前記圧縮機と前記膨張機とを連結
せしめ、前記圧縮機の作動室内で圧縮された回転中空体
内からの気体を加熱室内へ導入し、更に前記加熱室内で
熱エネルギーを与えられた気体を前記膨張機の回転中空
体内へ導入する事によって前記膨張機の作動室内で膨張
させる様にした原動機において、前記膨張機の固定中空
体の内部に回動自在に備えられた回動体を回動させる事
によって前記膨張機の回転中空体に形成された開閉口と
前記回動体に形成された制御口との連通遮断時期を変化
させて前記膨張機の作動室と前記膨張機の回転中空体と
の連通遮断時期を変化せしめ、前記膨張機のケーシング
内壁面に開口しなが ら前記膨張機の排出側へ通ずる連通路に備えられた連通
弁を開く事によって前記膨張機の作動室が所定の容積状
態から最大容積状態まで前記膨張機の排出側へ連通する
様にし、前記連通弁を開閉させる事によって前記膨張機
の作動室と前記膨張機の排出側との連通開始時期を変化
させる様にした事を特徴とする原動機。 - (2)回転中空体の外部に固定される如く備えられた固
定中空体の周囲に密接しながら前記回転中空体と一体的
に回転する羽根を備えた雄ローターと、ローターケーシ
ング内周面に密接する雌ローター外周部及びこの雌ロー
ター外周部から陥没しながら前記雄ローターの羽根が嵌
り込む陥没部を有する雄ローターとが互いに非接触状態
で同期的に互いに反対方向へ回転し合い、かつ前記雌ロ
ーター外周部が前記固定中空体に密接する様に構成した
回転機械であり、更に前記雄ローターの羽根と雌ロータ
ーとによって挟まれた作動室に注目し、同作動室の最小
容積状態と中間容積状態とを連絡する期間、同作動室が
前記固定中空体に形成された連通口及び前記回転中空体
に形成された開閉口を介して前記回転中空体内へ連通す
る様にし、以上の如く構成された回転機械を圧縮機、膨
張機として使用しつつ前記圧縮機と前記膨張機とを連結
せしめ、前記圧縮機の作動室内で圧縮された回転中空体
内からの気体を加熱室内へ導入し、更に前記加熱室内で
熱エネルギーを与えられた気体を前記膨張機の回転中空
体内へ導入する事によって前記膨張機の作動室内で膨張
させる様にした原動機において、前記膨張機の固定中空
体の内部に回動自在に備えられた回動体を回動させる事
によって前記膨張機の回転中空体に形成された開閉口と
前記回動体に形成された制御口との連通遮断時期を変化
させて前記膨張機の作動室と前記膨張機の回転中空体内
との連通遮断時期を変化せしめ、前記膨張機のケーシン
グ内壁面に開口しながら 前記膨張機の排出側へ通ずる連通路に備えられた連通弁
を開く事によって前記膨張機の作動室が所定の容積状態
から最大容積状態まで前記膨張機の排出側へ連通する様
にし、前記連通弁を開閉させる事によって前記膨張機の
作動室と前記膨張機の排出側との連通開始時期を変化さ
せる様にし、更に前記圧縮機の固定中空体の内部に回動
自在に備えられた回動体を回動させる事によって前記圧
縮機の回転中空体に形成された開閉口と前記圧縮機の回
動体に形成された制御口との連通開始時期を変化させて
前記圧縮機の作動室と前記圧縮機の回転中空体内との連
通開始時期を変化せしめ、前記圧縮機のケーシング内壁
面に開口しなが ら前記圧縮機の吸入側へ通ずる連通路に備えられた連通
弁を開く事によって前記圧縮機の作動室が最大容積状態
から所定の容積状態まで前記圧縮機の吸入側へ連通する
様にし、前記圧縮機の連通弁を開閉させる事によって前
記圧縮機の作動室と前記圧縮機の吸入側との連通遮断時
期を変化させる様にした事を特徴とする原動機。 - (3)圧縮機及び膨張機の固定中空体に雌ローター外周
部が密接する欠円部を各々形成する様にした特許請求の
範囲第1項又は第2項記載の原動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25465987A JPH01100320A (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | 原動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25465987A JPH01100320A (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | 原動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01100320A true JPH01100320A (ja) | 1989-04-18 |
Family
ID=17268080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25465987A Pending JPH01100320A (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | 原動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01100320A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1025326C2 (nl) * | 2004-01-26 | 2005-07-27 | Roland Alexander Korbee | Expansor-compressorinrichting. |
JP2008504488A (ja) * | 2004-06-29 | 2008-02-14 | エピカム リミテッド | ロータリー装置及びロータリー装置の運転方法 |
JP2014034939A (ja) * | 2012-08-09 | 2014-02-24 | Hino Motors Ltd | ブレイトンサイクル機関 |
JP2014037777A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-27 | Hino Motors Ltd | ブレイトンサイクル機関 |
-
1987
- 1987-10-12 JP JP25465987A patent/JPH01100320A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1025326C2 (nl) * | 2004-01-26 | 2005-07-27 | Roland Alexander Korbee | Expansor-compressorinrichting. |
JP2008504488A (ja) * | 2004-06-29 | 2008-02-14 | エピカム リミテッド | ロータリー装置及びロータリー装置の運転方法 |
JP4729041B2 (ja) * | 2004-06-29 | 2011-07-20 | エピカム リミテッド | ロータリー装置及びロータリー装置の運転方法 |
JP2014034939A (ja) * | 2012-08-09 | 2014-02-24 | Hino Motors Ltd | ブレイトンサイクル機関 |
JP2014037777A (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-27 | Hino Motors Ltd | ブレイトンサイクル機関 |
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