JP7890366B2 - ターボ分子ポンプ - Google Patents

ターボ分子ポンプ

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Description

本発明は、ポンプ、特にターボ分子ポンプに関する。
多くのタイプのポンプ、特にターボ分子ポンプは、ステータと、電気モータによって回転軸線を中心に回転駆動可能なロータとを有し、ステータ及びロータは、ポンプのハウジング内に配置されている。ハウジングは、1つ又は複数の吸気口と1つ又は複数の排気口とを規定する。
ポンプは、流体をポンプ吸気口からポンプ排気口へ圧送するために使用され、これにより、ポンプのハウジングを通る流体の流れが形成される。流体は、気体又は液体であってよい。気体又は液体は、例えば、吸気口に接続されたレシピエントに真空を作り出すために使用される。しかも、ポンプの吸気口圧力が排気口圧力とほぼ完全に同じ大きさである用途も考えられる。これにより、流体は、吸気口に流体技術的に接続された構成要素及び/又は排気口に流体技術的に接続された構成要素を通って圧送してもよい。構成要素は、顧客側で用意される。
顧客側の構成要素は、例えば計測装置のチャンバ等であってよい。ポンプの作動時に作用する吸気口及び/又は排気口の圧力は、例えば低真空の上側の範囲と中真空の中央の範囲との間の範囲にあってよい。
顧客の用途に応じて、ポンプに異なる要求が課されている。例えば、多くの場合、ポンプは可能な限りコンパクトで経済的であることが望ましい。ただし同時に、ポンプは、高出力で長寿命であるべきである。
さらに、ポンプの吸気口及び排気口は、通常、可能な限り良好にアクセス可能であるべきであるので、ポンプは、複雑でない形態で、顧客の構造物の構成要素に接続されてよい。
したがって、本発明の課題は、より経済的で、よりコンパクトで、そして汎用性のより高いポンプを提供することである。
この課題は、本発明によれば、請求項1の特徴によって解決される。
特に、課題は、ポンプ、特にターボ分子ポンプであって、少なくとも1つのステータ要素を有するステータと、モータによって回転軸線を中心に回転駆動可能な、少なくとも1つのロータ要素を有するロータと、を備え、ステータとロータとが相俟ってポンプ段を形成し、ポンプ段は、ポンプハウジング内に配置されている、ポンプによって解決される。回転軸線は、軸方向を規定し、ポンプハウジングは、ポンプ吸気口と少なくとも1つのポンプ排気口とを規定する。
少なくとも1つのポンプ排気口は、軸方向に見て、回転軸線に対して側方にずらして形成されている。換言すると、吸気口の中心と排気口の中心とは、軸方向に見て重畳するのではなく、相並んで位置し、これにより、多くの構造物へのポンプの組み込みが簡単になる。
ポンプ吸気口は、少なくとも1つの吸気口開口、特に正確に1つの吸気口開口を有し、吸気口開口は、吸気口平面を規定し、少なくとも1つのポンプ排気口は、少なくとも1つの排気口開口、特に正確に1つの排気口開口を有し、排気口開口は、排気口平面を規定する。ポンプ吸気口は、2つ以上の吸気口開口を有し、吸気口開口は、それぞれ吸気口平面を規定し、少なくとも1つのポンプ排気口は、2つ以上の排気口開口を有してよく、排気口開口は、それぞれ排気口平面を規定する。
吸気口平面と排気口平面とは、同一平面又は平行の平面内に位置する。換言すると、吸気口開口と排気口開口とは、軸方向に対して同じ向き及び/又は反対の向きを有する。
これに対して代替的に、吸気口平面と排気口平面とは、90°より大きく180°より小さい角度を形成する、すなわち吸気口開口と排気口開口とは、軸方向に対して異なる向きを有する。角度は、特に100°以上170°以下、特に110°以上160°以下、特に120°以上150°以下の値を占めてよい。吸気口平面と排気口平面との間の角度は、90°より大きい対頂角として規定されている。
前述の造形によって、顧客側の構成要素は、特にシンプルで省スペースにポンプに接続できる。例えば、構成要素は、ポンプの吸気口も位置する、同じポンプの側に接続されるはずである、ということが起こり得る。そのような「オーバーコーナー用途」で、ポンプ吸気口とポンプ排気口とがポンプの反対側に位置する従来慣用のポンプが使用されると、顧客側で、まずは、構成要素を接続できるように、流体の流れの方向転換をもたらす適切な「迂回路」を組み込まなければならない。このことは、面倒であり費用がかさむことがあり、そして付加的な構造空間を要する。吸気口開口と排気口開口とがポンプの同じ側で互いに側方にずらして配置されている本発明に係るポンプの一実施形態では、そのような「迂回路」は省略される。
さらなる実施形態は、特許請求の範囲、明細書及び添付の図面に記載されている。
吸気口平面は、軸方向に対して垂直に位置してよい。これに対して付加的又は代替的に、排気口平面も、軸方向に対して垂直に位置してよい。ただし、吸気口平面及び/又は排気口平面は、軸方向に対して斜めに位置してもよい。
一実施形態によれば、ポンプ排気口は、ポンプの側方から見て、流体の流れの流入方向に関して、吸気口側で第1のポンプ段の上方に又は吸気口側で第1のポンプ段の領域に配置されてよい。
特に、ポンプは、正確に1つのポンプ段を有する。
さらに、少なくとも1つのポンプ排気口は、正確に1つの排気口開口、正確に2つの排気口開口又は3つ以上の排気口開口を有してよいので、複数の構成要素が排気口に接続されてよい。
ポンプは、0.01mbar(1Pa)と100mbar(104Pa)との間、特に1mbar(102Pa)と10mbar(103Pa)との間の圧力範囲で作動又は作業可能である。ただし、ポンプの作動時に作用する圧力は、特定の用途では、100mbar(104Pa)超又は1mbar(1Pa)未満であってよい。
ロータは、4つ以下のロータ要素、特に動翼を有してよい。付加的又は代替的に、ステータは、4つ以下のステータ要素、特に静翼を有してよい。ロータが4つ以下、好ましくは3つのロータ要素を有し、ステータが4つ以下、好ましくは3つのステータ要素を有すると、特に有利であると証明されている。しかも、特定の用途に対して、他の構成を選択してもよい。
さらに、ポンプは、空気冷却部だけを有してよい。特に、ポンプハウジングは、ポンプハウジングから離反して延在する冷却要素、例えば冷却フィン及び/又は冷却ピンを有してよい。付加的又は代替的に、ポンプは、能動的な冷却部を有してもよく、能動的な冷却部は、例えば送風機を有し、送風機は、ハウジング及び/又は存在する場合には冷却要素へ流れる空気の流れを発生させる。能動的な冷却部は、液体に基づく冷却部であってもよい。ゆえに、ポンプは、例えば1つ又は複数の冷却管路及び/又は冷却チャネルを有し、これらは、ポンプハウジングの周囲及び/又はポンプハウジング内に設けられてよく、これらを通って冷却液、例えば水が流れる。
ポンプは、単流ポンプであってよく、すなわち、ポンプは、機能的に並行して作用するポンプ段を有しない。
ポンプは、さらに、少なくとも1つのサイドチャネル、少なくとも1つのホルベック段及び/又は少なくとも1つのジークバーン段を有してよい。
ポンプ吸気口は、吸気口面を有してよく、少なくとも1つのポンプ排気口は、排気口面を有してよく、排気口面は、吸気口面の100%以上、150パーセント以上、200パーセント以上、250パーセント以上又は300パーセント以上であってよい。特に、吸気口面と排気口面との比は、1:1、1:1.5、1:2、1:2.5又は1:3以下あってよい。
これに対して代替的に、吸気口面は、排気口面の100%以上、150%以上、200%以上、250%以上又は300%以上であってよい。特に、吸気口面と排気口面との比は、1:1、1.5:1、2:1、2.5:1又は3:1以上であってよい。これにより、ポンプは、特に多様に使用可能である。
吸気口面と排気口面とは、ほぼ同じ大きさであってよい。「ほぼ同じ大きさ」には、20%まで、好適には10%まで、特に好適には5%までの表面の大きさの違いが含まれる。
特に省スペースの構成のために、少なくとも1つのポンプ排気口は、少なくとも1つの曲線の辺を有するスロットとして形成されてよい。特に、曲線の辺の造形は、吸気口開口の造形を模倣してよい。好適には、スロットは、少なくとも部分的に円形セグメント状に構成されていて、スロットの両方の短辺は、互いに平行に延び、スロットの両方の長辺は、同一の曲率を有し、かつ同様に互いに平行して延びる。
特に丈夫な構成のために、ポンプハウジングは、一体に形成されてよい。特に、ポンプ吸気口及び少なくとも1つのポンプ排気口は、ポンプの共通のフランジ部分に形成されてよく、これにより、ポンプの接続が大幅に簡素化される。
ただし、ポンプ吸気口と少なくとも1つのポンプ排気口とは、ポンプハウジングの別々のハウジング部品、例えば別々のフランジ部分に形成されてもよく、これにより、ポンプはより多様に使用可能である。
以下、本発明を、例示的に有利な実施形態に基づいて、添付の図面を参照して説明する。
公知のターボ分子ポンプの斜視図を示す。 図1のターボ分子ポンプの下面図を示す。 図2に示された切断線A-Aに沿ったターボ分子ポンプを断面図で示す。 図2に示された切断線B-Bに沿ったターボ分子ポンプを断面図で示す。 図2に示された切断線C-Cに沿ったターボ分子ポンプを断面図で示す。 本発明の様々な実施形態によるポンプを断面図で示す。 本発明の様々な実施形態によるポンプを断面図で示す。 本発明の様々な実施形態によるポンプを断面図で示す。 本発明の様々な実施形態によるポンプを断面図で示す。 本発明の様々な実施形態によるポンプを断面図で示す。 本発明の一実施形態によるポンプを上側から見た図を示す。
図1に示されたターボ分子ポンプ111は、吸気口フランジ113によって取り囲まれたポンプ吸気口115を有する。ポンプ吸気口115には、それ自体公知のように、図示されていないレシピエントを接続してよい。レシピエントから到来する気体は、ポンプ吸気口115を介してレシピエントから吸い込まれ、そしてポンプを通ってポンプ排気口117へと圧送できる。ポンプ排気口117には、例えばロータリベーンポンプ等の補助真空ポンプを接続してよい。
吸気口フランジ113は、図1による真空ポンプの向きでは、真空ポンプ111のハウジング119の上端部を形成する。ハウジング119は、下部分121を有する。下部分121には、側方にエレクトロニクスハウジング123が配置されている。エレクトロニクスハウジング123内には、例えば真空ポンプ内に配置された電動モータ125(図3も参照)を作動させるための、真空ポンプ111の電気的及び/又は電子的な構成要素が収容されている。エレクトロニクスハウジング123には、アクセサリに対する複数の接続部127が設けられている。さらに、データインタフェース129(例えばRS485規格に準拠するもの)及び電流供給接続部131が、エレクトロニクスハウジング123に配置されている。
取り付けられたこの種のエレクトロニクスハウジングを有さずに、外部の駆動エレクトロニクスに接続されるターボ分子ポンプも存在する。
ターボ分子ポンプ111のハウジング119には、通気用吸気口133が、特に通気弁の形態で設けられている。通気用吸気口133を介して、真空ポンプ111を通気してよい。下部分121の領域には、その上さらに、シールガス接続部135(パージガス接続部とも称される)が配置されている。シールガス接続部135を介して、パージガスを、ポンプによって圧送される気体に対して電動モータ125(例えば図3参照)を防護するために、モータ室137内に送り込んでよい。モータ室137内で、真空ポンプ111に、電動モータ125が収容されている。下部分121には、その上さらに2つの冷却剤接続部139が配置されている。この場合、一方の冷却剤接続部は、冷却剤用の吸気口として、そして他方の冷却剤接続部は、排気口として設けられている。冷却剤は、冷却目的で真空ポンプ内に導入可能である。存在する別のターボ分子真空ポンプ(図示されていない)は、専ら空気冷却式に運転される。
真空ポンプの下面141は、ベースとして使用できるので、真空ポンプ111は、下面141を基準に縦置きで運転してよい。しかも、真空ポンプ111は、吸気口フランジ113を介してレシピエントに固定し、したがって、いわば懸架した状態で運転してもよい。さらに、真空ポンプ111は、図1に示されたのとは別の向きで整向されているときでも運転できるように構成してもよい。下面141を下向きではなく、横向きに又は上向きに配置できる真空ポンプの形態も実現可能である。この場合、原則として、任意の角度が考えられる。
特に図示されたポンプよりも大きな、存在する別のターボ分子真空ポンプ(図示されていない)は、縦置きでは運転できない。
図2に示された下面141には、様々なねじ143がさらに配置されている。これらのねじ143によって、ここでは詳細には特定されない真空ポンプの構成部材が互いに固定されている。例えば、軸受カバー145が下面141に固定されている。
下面141には、固定孔147がさらに配置されている。固定孔147を介して、ポンプ111を、例えば設置面に固定できる。このことは、特に図示されたポンプよりも大きな、存在する別のターボ分子真空ポンプ(図示されていない)では、不可能である。
図2から図5には、冷却剤管路148が示されている。冷却剤管路148内で、冷却剤接続部139を介して導入及び導出される冷却剤が循環可能である。
図3から図5の断面図に示されているように、真空ポンプは、複数のプロセスガスポンプ段を有する。プロセスガスポンプ段は、ポンプ吸気口115に作用するプロセスガスをポンプ排気口117へ圧送するためのものである。
ハウジング119内には、ロータ149が配置されている。ロータ149は、回転軸線151を中心に回転可能なロータシャフト153を有する。
ターボ分子ポンプ111は、ポンピング作用を及ぼすように互いに直列に接続された複数のターボ分子ポンプ段を有する。ターボ分子ポンプ段は、ロータシャフト153に固定された半径方向の複数の動翼155と、動翼155同士の間に配置され、そしてハウジング119内に固定された複数の静翼157とを有する。この場合、1枚の動翼155とこれに隣り合う1枚の静翼157とが、それぞれ1つのターボ分子ポンプ段を形成する。静翼157は、スペーサリング159によって、互いに所望の軸方向の間隔を置いて保持されている。
真空ポンプは、半径方向で互いに内外に配置され、そしてポンピング作用を及ぼすように互いに直列に接続されたホルベックポンプ段をさらに有する。ホルベックポンプ段を有しない別のターボ分子真空ポンプ(図示されていない)が存在する。
ホルベックポンプ段のロータは、ロータシャフト153に配置されたロータハブ161と、ロータハブ161に固定され、そしてこのロータハブ161によって支持される円筒側面状の2つのホルベックロータスリーブ163、165とを有する。ホルベックロータスリーブ163、165は、回転軸線151に対して同軸に配向されていて、そして半径方向で互いに内外に係合している。円筒側面状の2つのホルベックステータスリーブ167、169がさらに設けられている。ホルベックステータスリーブ167、169は、同様に、回転軸線151に対して同軸に配向されていて、そして半径方向で見て互いに内外に係合している。
ホルベックポンプ段の、ポンピング作用を奏する表面は、側面によって、つまりホルベックロータスリーブ163、165及びホルベックステータスリーブ167、169の半径方向の内側面及び/又は外側面によって形成されている。外側のホルベックステータスリーブ167の半径方向の内側面は、半径方向のホルベック間隙171を形成しつつ、外側のホルベックロータスリーブ163の半径方向の外側面に対向していて、そしてこの外側面と共に、ターボ分子ポンプに後続する第1のホルベックポンプ段を形成する。外側のホルベックロータスリーブ163の半径方向の内側面は、半径方向のホルベック間隙173を形成しつつ、内側のホルベックステータスリーブ169の半径方向の外側面に対向していて、そしてこの外側面と共に、第2のホルベックポンプ段を形成する。内側のホルベックステータスリーブ169の半径方向の内側面は、半径方向のホルベック間隙175を形成しつつ、内側のホルベックロータスリーブ165の半径方向の外側面に対向していて、そしてこの外側面と共に、第3のホルベックポンプ段を形成する。
ホルベックロータスリーブ163の下端部には、半径方向に延びるチャネルが設けられてよい。チャネルを介して、半径方向外側に位置するホルベック間隙171が、中央のホルベック間隙173に接続されている。内側のホルベックステータスリーブ169の上端部には、半径方向に延びるチャネルがさらに設けられてよい。チャネルを介して、中央のホルベック間隙173が、半径方向内側に位置するホルベック間隙175に接続されている。これにより、互いに内外に係合する複数のホルベックポンプ段が、互いに直列で接続される。半径方向内側に位置するホルベックロータスリーブ165の下端部には、排気口117に通じる接続チャネル179がさらに設けられてよい。
ホルベックステータスリーブ167、169の、前述のポンピング作用を奏する表面は、回転軸線151を中心に螺旋状に周回しつつ軸方向に延びる複数のホルベック溝をそれぞれ有する。その一方で、ホルベックロータスリーブ163、165の、これに対向する側面は、滑らかに形成されていて、そして真空ポンプ111の運転のための気体をホルベック溝内において前方へ送り出す。
ロータシャフト153の回転可能な軸支のために、ポンプ排気口117の領域に転がり軸受181が設けられていて、ポンプ吸気口115の領域に永久磁石式の磁気軸受183が設けられている。
転がり軸受181の領域には、ロータシャフト153に、円錐形のスプラッシュナット185が設けられている。スプラッシュナット185は、転がり軸受181の方へ増大する外径を有する。スプラッシュナット185は、作動媒体貯蔵部の少なくとも1つの掻落とし部材と滑り接触している。存在する別のターボ分子真空ポンプ(図示されていない)では、スプラッシュナットの代わりに、スプラッシュねじが設けられてよい。これにより、様々な構成が実現可能であるので、上記関係において、「スプラッシュ尖端」との用語も用いられる。
作動媒体貯蔵部は、上下にスタックされた吸収性の複数のディスク187を有する。これらのディスク187には、転がり軸受181用の作動媒体、例えば潤滑剤が含浸されている。
真空ポンプ111の運転時、作動媒体は、毛管現象によって、作動媒体貯蔵部から掻落とし部材を介して、回転するスプラッシュナット185へと伝達され、そして、遠心力に基づいて、スプラッシュナット185に沿って、スプラッシュナット185の、増大していく外径の方へと、転がり軸受181に向かって送られる。そこでは、例えば潤滑機能が満たされる。転がり軸受181及び作動媒体貯蔵部は、真空ポンプ内で槽状のインサート189と軸受カバー145とによって囲繞されている。
永久磁石式の磁気軸受183は、ロータ側の軸受半部191と、ステータ側の軸受半部193とを有する。これらは、それぞれ1つのリングスタックを有し、リングスタックは、軸方向に上下にスタックされた永久磁石の複数のリング195、197からなる。リング磁石195、197は、互いに半径方向の軸受間隙199を形成しつつ、対向していて、この場合、ロータ側のリング磁石195は、半径方向外側に、そしてステータ側のリング磁石197は、半径方向内側に配置されている。軸受間隙199内に存在する磁界は、リング磁石195、197の間に磁気的反発力を引き起こす。その反発力は、ロータシャフト153の半径方向の軸支を実現する。ロータ側のリング磁石195は、ロータシャフト153の支持部分201によって支持されている。支持部分201は、リング磁石195を半径方向外側で取り囲む。ステータ側のリング磁石197は、ステータ側の支持部分203によって支持されている。支持部分203は、リング磁石197を通って延びていて、そしてハウジング119の半径方向の支材205に懸架されている。回転軸線151に対して平行に、ロータ側のリング磁石195が、支持部分203に連結されたカバー要素207によって固定されている。ステータ側のリング磁石197は、回転軸線151に対して平行に1つの方向で、支持部分203に結合された固定リング209と支持部分203に結合された固定リング211とによって固定されている。固定リング211とリング磁石197との間に、皿ばね213がさらに設けられてよい。
磁気軸受内に、非常用軸受又は安全軸受215が設けられている。非常軸受又は安全軸受215は、真空ポンプの通常運転時には、非接触で空転し、そしてロータ149がステータに対して相対的に半径方向に過剰に変位するとようやく係合し、これにより、ロータ側の構造とステータ側の構造との衝突が阻止されるように、ロータ149に対する半径方向のストッパが形成される。安全軸受215は、非潤滑式の転がり軸受として構成されていて、そしてロータ149及び/又はステータと共に半径方向の間隙を形成する。間隙によって、安全軸受215は、通常のポンプ運転時には係合しないようになる。半径方向の変位に際して安全軸受215が係合し、半径方向の変位は、十分に大きく寸法付けられているので、安全軸受215は、真空ポンプの通常運転時は係合せず、そして同時に十分に小さいので、ロータ側の構造とステータ側の構造との衝突があらゆる状況で阻止される。
真空ポンプ111は、ロータ149を回転駆動する電動モータ125を有する。電動モータ125の電機子は、ロータ149によって形成されている。ロータ149のロータシャフト153は、モータステータ217を通って延びる。ロータシャフト153の、モータステータ217を通って延びる部分には、半径方向外側に又は埋入して、永久磁石アセンブリが配置されてよい。モータステータ217と、ロータ149の、モータステータ217を通って延在する部分との間に、中間室219が配置されていて、中間室219は、半径方向のモータ間隙を有する。モータ間隙を介して、モータステータ217と永久磁石アセンブリとは、駆動トルクを伝達するために、磁気的に影響を及ぼしてよい。
モータステータ217は、ハウジング内で、電動モータ125に対して設けられたモータ室137内に固定されている。シールガス接続部135を介して、シールガス(パージガスとも称され、これは例えば空気や窒素であってよい)が、モータ室137に到達し得る。シールガスを介して、電動モータ125を、プロセスガス、例えばプロセスガスの腐食性の部分に対して保護できる。モータ室137は、ポンプ排気口117を介して真空引きしてもよい。つまりモータ室137内に、少なくとも近似的に、ポンプ排気口117に接続された補助真空ポンプによって実現される真空圧が作用する。
ロータハブ161と、モータ室137を画成する壁部221との間には、それ自体公知のいわゆるラビリンスシール223がさらに設けられてよい。これにより、特に、半径方向外側に位置するホルベックポンプ段に対するモータ室217のより良好なシールが達成される。
図6は、本発明によるポンプ10の例示的な一実施形態を示す。ポンプ10は、ターボ分子ポンプであってよいが、本発明の構想は、このタイプのポンプに限定されるものではない。ポンプ10は、ポンプハウジング14を有し、ポンプハウジング14内にステータ及びロータ149が配置されていて、これらが一緒になってポンプ段26を形成する。ロータ149は、(電気)モータ125によって、回転軸151を中心に回転駆動可能であり、この場合、回転軸線151は、軸方向を規定する。
ポンプハウジング14には、ポンプ吸気口115及びポンプ排気口117が形成されている。ポンプ吸気口115は、軸方向に対して同軸に配置されている。ただし、ポンプ吸気口115は、軸方向に見て側方にずらして、すなわち回転軸線151の横に形成されてもよい。ポンプ排気口117は、軸方向に見て側方にずらされてポンプ吸気口115、ポンプ段26及び回転軸線151の横に位置する。さらに、ポンプ排気口117は、流体の流れ22の流入方向24に関してポンプ段26の上方にある。ただし、ポンプ排気口117は、ポンプ段26の横、すなわち側方から見てポンプ段26の領域に配置されてもよい(図7参照)。
ポンプ吸気口115は、吸気口開口14を有し、ポンプ排気口117は、排気口開口16を有する。吸気口開口14は、吸気口面28を有するとともに吸気口平面18を規定する。排気口開口16は、排気口面30を有するとともに排気口平面20を規定する。図示された実施形態では、吸気口面28と排気口面30とは、実質的に同じ大きさである。ただし、吸気口面28が排気口面30よりも大きくてもよい又はその逆であってもよい。
ポンプハウジング14は、ベースボディ44と排気口部分46とを有する。図示された実施形態では、ベースボディ44と排気口部分46とは一体に形成されている、すなわち、それらは、ポンプ10のポンプハウジング14を形成する。ポンプ吸気口115及びポンプ排気口117は、適切にポンプ14の共通のハウジング14に形成されていて、特に、これらは、ポンプ10の共通のフランジ部分36に形成されている(図10参照)。
しかも、ベースボディ44と排気口部分46とがポンプ10の別々のハウジング部分である構成も考えられる。そのような実施形態では、ポンプ吸気口115とポンプ排気口117とは、ポンプ10の別々のハウジング部分に、例えばポンプハウジング14のベースボディ44及び/又は排気口部分46に接続する2つ以上の異なるフランジ部分に形成されている。
記載のポンプハウジング14の構成は、以下に記載されている実施形態にも適用される。
吸気口平面18と排気口平面20とが軸方向に見て同じ高さにある、すなわち、これらは同一平面18、20内にある又は同一平面18、20を形成する。さらに、吸気口平面18と排気口平面20とは、軸方向に対して垂直である。特に、吸気口開口14と排気口開口16とは同じ向きを有し、すなわちこれらは同じ方向を向いている。これにより、吸気口開口14と排気口開口16とは、ポンプ10の同じ側からアクセス可能である。
ポンプ10の作動時に流体の流れ22が形成され、流体の流れ22は、吸気口開口14に進入するとき、そしてポンプ段26を通流するとき、流入方向24を有し、排気口開口16から流出するときには流出方向38を有する。流入方向24と流出方向38とは、逆向きに(又は互いに対して逆平行に)延びるとともに軸方向に対して平行に延びる、すなわち、流体の流れ22は、ポンプ10に進入してからポンプ10から退出するまで約180°方向転換して通過する。
ポンプハウジング14のベースボディ44の下面48は、ポンプハウジング14の排気口部分46の下面50に対して軸方向にずらして形成されている。しかも、両方の下面48及び下面50が面一になっている形態も考えられる。
さらに、ポンプ10は、受動的な冷却部を有する。受動的な冷却部は、ポンプハウジング14に直接に組み込まれてよい。代替的に、受動的な冷却部とポンプハウジング14とは、別々の部品として構成されてもよい。例えば、受動的な冷却部は、ポンプハウジング14に接合されてよい。図示された実施形態では、受動的な冷却部は、ポンプハウジング14から離反して延在する複数の冷却フィン52を有する。付加的又は代替的に、受動的な冷却部は、複数の冷却ピン(図示されていない)を有してもよい。これに対して付加的又は代替的に、ポンプ10は、能動的な冷却部、例えば冷却ファン及び/又は液体冷却部、特に水冷部を有してもよい。
図7に示されたポンプ10は、図6に示されたポンプ10とは、主に、吸気口平面18と排気口平面20とが同一平面内に位置するのではなく平行の平面である点が異なる。すなわち、吸気口平面18は、排気口平面20に対して軸方向にずらして位置する。
図示された実施例では、吸気口平面18は、流入方向24に見て、排気口平面20の上方又は手前にある。ただし、吸気口平面18は、排気口平面20の下方に位置する構成も考えられる。
図8のAに示されたポンプ10は、図6及び図7に示されたポンプ10とは、主に、吸気口開口14と排気口開口16とが同じ方向を向いていない、すなわち開口14、16の面法線が同じ方向を向いていない点が異なる。特に、吸気口平面18と排気口平面20とは、90°より大きく180°より小さい角度40を形成する。図示された実施形態では、角度40は、約150°である。ただし、角度40は、150°より大小してもよい。図8のBに詳しく示されているように、吸気口平面18と排気口平面20との間の角度40は、90°より大きい対頂角と解される。
ポンプ10の作動時に形成される流体の流れ22は、流入方向24に対して逆方向ではない流出方向38を有し、流体の流れ22は、全体的に90°より大きく180°より小さい方向変化を行う。
吸気口平面18は、軸方向に対して垂直であり、排気口平面20は、軸方向に対して垂直ではない、すなわち斜めに位置する。ただし、排気口平面20が軸方向に対して垂直であり、吸気口平面18が軸方向に対して垂直ではない形態も考えられる。さらに、両方の平面18、20は、軸方向に対して斜めに配置されてもよい。
排気口開口16は、ポンプ10の側面から見て、流入方向24に関して、少なくとも部分的に、特に完全に吸気口開口14の下方に位置する。ただし、排気口開口16は、少なくとも部分的に、特に完全に吸気口開口14の上方に位置することも考えられる。
図9に示されたポンプ10は、図6から図8に示されたポンプ10とは、主に、ポンプ排気口117が2つの排気口開口16a、16bを有する点が異なる。
排気口開口16a、16bは、吸気口面28よりも小さい排気口面をそれぞれ有する。図示された実施形態では、吸気口面28と排気口面との比は、例えば約5:1である。ただし、もちろん、この比は、任意の値、特に1:1と10:1との間又は1:1と1:10との間、特に1:1と5:1との間又は1:1と1:5との間、特に1:1と3:1との間又は1:1と1:3との間を占めてもよい。
排気口開口16aは、吸気口平面18と同一平面内にある第1の排気口平面20aを規定する。排気口開口16bは、第1の排気口平面20a及び吸気口平面18に対して平行に延びる第2の排気口平面20bを規定する。すべての平面18、20a、20bが軸方向に対して垂直にあるので、吸気口開口14の法線と第1の排気口開口16aの法線とは、軸方向に対して同じ向きを有し、第2の排気口開口16bの法線は、反対方向に向いている。特に、吸気口開口14及び第1の排気口開口16aは、ポンプ10の吸気口側からに容易にアクセス可能であり、第2の排気口開口16bは、ポンプ10の、吸気口開口14とは反対側から容易にアクセス可能である。
ただし、吸気口平面14、第1の排気口平面20a及び/又は第2の排気口平面20bが軸方向に対して垂直ではない、すなわち斜めに位置する構成も考えられる。
ポンプ10の作動時に形成される流体の流れ22は、流入方向24と第1及び第2の流出方向38a、38bとを有し、これらの方向は、それぞれ軸方向に対して平行に延びる。流入方向24と第1の流出方向38aとは、互いに逆平行に延び、流入方向24と第2の流出方向38bとは、互いに平行に延びる。したがって、流体は、吸気口側と、ポンプ10の、吸気口115とは反対側との両方から流出する、すなわち流体の流れは、ポンプ排気口117において分かれる。
第1の排気口開口16aと吸気口開口14とは、軸方向に関して同じ高さにある。ただし、第1の排気口開口16aと吸気口開口14とが互いに軸方向にずらして位置することも考えられる。
第1の排気口開口16aと第2の排気口開口16bとは、同軸に配置されている、すなわちそれらの中心は、軸方向にみて重畳する。ただし、第1の排気口開口16aと第2の排気口開口16bとが軸方向に見て互いに側方にずらして形成されていることも考えられる。開口16a、16bは、造形及び大きさについて同一に構成されていてよい又は異なっていてよい。
図示された実施形態では、ポンプ排気口117は、互いに反対側に位置する2つの排気口開口16a、16bを有する。ただし、ポンプ排気口117は、3つ以上、例えば3つ、4つ、5つ又は6つ以上の排気口開口16を有してもよく、これらの排気口開口16は、それぞれ同一の又は平行の排気口平面20を規定する、又は90°より大きく180°より小さい角度40を形成する排気口平面20を規定する。
図10は、フランジ部分36を有するポンプ10の例示的な一実施形態の平面図を示す。フランジ部分36には、吸気口開口14と排気口開口16との両方が形成されている。フランジ部分36は、ポンプハウジング14と一体に形成されている。ただし、フランジ部分36は、ポンプハウジング14の別々のハウジング部品として構成されもよい、すなわちポンプハウジング14は、2つ又は3つ以上の部分から形成されてよい。
排気口開口14は、円形であり、中心が回転軸線151上に配置されている。排気口開口16は、側方でずらして入口開口部14の横に位置し、2つの平行の曲線の辺34と2つの平行の直線の辺42とを有するスロット32として形成されている。長辺34の曲率は、排気口117の円形を模倣していて、これにより、ポンプ10が特にコンパクトになる。図示された実施形態では、吸気口面28と排気口面30との比は、約3:1である。ただし、この比は、必要に応じて適合させることができる。
吸気口開口14の形状についても、円形に限定されるものではないと解される。吸気口開口14は、例えば矩形、特に正方形又は楕円の形状を有してもよい。これに対応して、排気口開口16の形状も、2つの平行の曲線の辺34と2つの平行の直線の辺42とを有するスロット形状に限定されるものではない。好適であって必然的ではないが、排気部開口16の形状は、吸気口開口14の形状に対して補完的に構成されている。原則として、前述の吸気口開口及び排気口開口の実施形態は、本発明の他の実施形態にも適用できる。
もちろん、記載の様々な実施形態における吸気口面28と排気口面30との比、排気口開口16の数、軸方向に対する開口14、16又は吸気口平面18及び排気口平面20の向き、開口14、16同士の及びポンプ段に関する相対位置、下面44、46同士の相対位置並びにポンプハウジング14の一体の又は複数の部品からなる構成は、任意に組み合わせることができる。
なお、本願は、特許請求の範囲に記載の発明に関するものであるが、他の観点として以下を含む。
1.
ポンプ(10)、特にターボ分子ポンプ(111)であって、
少なくとも1つのステータ要素を有するステータと、
モータ(125)によって回転軸線(151)を中心に回転駆動可能な、少なくとも1つのロータ要素(12)を有するロータ(149)と、
を備え、
前記ステータと前記ロータ(149)とが相俟ってポンプ段(26)を形成し、前記ポンプ段(26)は、ポンプハウジング(14)内に配置されていて、
前記回転軸線(151)は、軸方向を規定し、前記ポンプハウジング(14)は、ポンプ吸気口(115)と少なくとも1つのポンプ排気口(117)とを規定し、
少なくとも1つのポンプ排気口(117)は、軸方向に見て、回転軸線(151)に対して側方にずらして形成されていて、
前記ポンプ吸気口(115)は、少なくとも1つの吸気口開口(14)、特に正確に1つの吸気口開口(14)を有し、前記吸気口開口(14)は、吸気口平面(18)を規定し、少なくとも1つの前記ポンプ排気口(117)は、少なくとも1つの排気口開口(16)、特に正確に1つの排気口開口(16)を有し、前記排気口開口(16)は、排気口平面(20)を規定し、
前記吸気口平面(18)と前記排気口平面(20)とは、同一平面又は平行の平面である、又は前記吸気口平面(18)と前記排気口平面(20)とは、90°より大きく180°より小さい角度(40)を形成する、ポンプ(10)。
2.
前記吸気口平面(18)及び/又は排気口平面(20)は、軸方向に対して垂直に位置する、上記の少なくともいずれか一つのポンプ(10)。
3.
前記ポンプ排気口(117)は、前記ポンプ(10)の側方から見て、流体の流れ(22)の流入方向(24)に関して、吸気口側で第1のポンプ段(26)の上方に又は吸気口側で第1のポンプ段(26)の領域に配置されている、上記1又は2のポンプ(10)。
4.
少なくとも1つの前記ポンプ排気口(117)は、正確に1つの排気口開口(16)、正確に2つの排気口開口(16a、16b)又は3つ以上の排気口開口(16)を有する、上記の少なくともいずれか一つのポンプ(10)。
5.
前記ポンプ(10)は、0.01mbarと100mbarとの間、特に1mbarと10mbarとの間の圧力範囲で作動可能である、上記の少なくともいずれか一つのポンプ(10)。
6.
前記ロータ(149)は、4つ以下のロータ要素(12)、特に動翼(155)を有する、及び/又は前記ステータは、4つ以下のステータ要素、特に静翼(157)を有する、上記の少なくともいずれか一つのポンプ(10)。
7.
前記ポンプ(10)は、空気冷却部だけを有し、特に前記ポンプハウジング(14)は、前記ポンプハウジングから離反して延在する複数の冷却要素、特に冷却フィン(52)及び/又は冷却ピンを有する、及び/又は前記ポンプ(10)は、能動的な冷却部を有する、上記の少なくともいずれか一つのポンプ(10)。
8.
前記ポンプ(10)は、単流ポンプである、上記の少なくともいずれか一つのポンプ(10)。
9.
前記ポンプ(10)は、少なくとも1つのサイドチャネル、少なくとも1つのホルベック段及び/又は少なくとも1つのジークバーン段を有する、上記の少なくともいずれか一つのポンプ(10)。
10.
前記ポンプ吸気口(115)は、吸気口面(28)を有し、少なくとも1つの前記ポンプ排気口(117)は、排気口面(30)を有し、
前記排気口面(30)は、前記吸気口面(28)の100%以上、200%以上、300%以上、400%以上又は500%以上である、上記の少なくともいずれか一つのポンプ(10)。
11.
前記ポンプ吸気口(115)は、吸気口面(28)を有し、少なくとも1つの前記ポンプ排気口(117)は、排気口面(30)を有し、
前記吸気口面(28)は、前記排気口面(30)の100%以上、200%以上、300%以上、400%以上又は500%以上である、上記1から9の少なくともいずれか一つのポンプ(10)。
12.
少なくとも1つの前記ポンプ排気口(117)は、少なくとも1つの曲線の辺(34)を有するスロット(32)として形成されていて、特に、前記曲線の辺(34)の造形は、前記吸気口開口(14)の造形を模倣している、上記の少なくともいずれか一つのポンプ(10)。
13.
前記ポンプハウジング(14)は、一体に形成されていて、特に、前記ポンプ吸気口(115)と少なくとも1つの前記ポンプ排気口(117)とは、前記ポンプ(10)の共通のフランジ部分(36)に形成されている、上記の少なくともいずれか一つのポンプ(10)。
14.
前記ポンプ吸気口(115)と少なくとも1つの前記ポンプ排気口(117)とは、前記ポンプハウジング(14)の別々のハウジング部分に形成されている、上記1から12の少なくともいずれか一つのポンプ(10)。
111 ターボ分子ポンプ
113 吸気口フランジ
115 ポンプ吸気口
117 ポンプ排気口
119 ハウジング
121 下部分
123 エレクトロニクスハウジング
125 電動モータ
127 アクセサリ接続部
129 データインタフェース
131 電流供給接続部
133 通気用吸気口
135 シールガス接続部
137 モータ室
139 冷却剤接続部
141 下面
143 ねじ
145 軸受カバー
147 固定孔
148 冷却剤管路
149 ロータ
151 回転軸線
153 ロータシャフト
155 動翼
157 静翼
159 スペーサリング
161 ロータハブ
163 ホルベックロータスリーブ
165 ホルベックロータスリーブ
167 ホルベックステータスリーブ
169 ホルベックステータスリーブ
171 ホルベック間隙
173 ホルベック間隙
175 ホルベック間隙
179 接続チャネル
181 転がり軸受
183 永久磁石式の磁気軸受
185 スプラッシュナット
187 ディスク
189 インサート
191 ロータ側の軸受半部
193 ステータ側の軸受半部
195 リング磁石
197 リング磁石
199 軸受間隙
201 支持部分
203 支持部分
205 半径方向の支柱
207 カバー要素
209 支持リング
211 固定リング
213 皿ばね
215 非常用軸受又は安全軸受
217 モータステータ
219 中間室
221 壁部
223 ラビリンスシール
10 ポンプ
12 ロータ要素
14 吸気口開口
16 排気口開口
18 吸気口平面
20 排気口平面
22 流体の流れ
24 流入方向
26 ポンプ段
28 吸気口面
30 排気口面
32 スロット
34 スロットの曲線の辺
36 フランジ部分
38 流出方向
40 吸気口平面と排気口平面との間の角度
42 スロットの直線の辺
44 ベースボディ
46 排気口部分
48 ベースボディの下面
50 排気口部分の下面
52 冷却フィン

Claims (19)

  1. ターボ分子ポンプ(111)であって、
    少なくとも1つのステータ要素を有するステータと、
    モータ(125)によって回転軸線(151)を中心に回転駆動可能な、少なくとも1つのロータ要素(12)を有するロータ(149)と、
    を備え、
    前記ステータと前記ロータ(149)とが相俟ってポンプ段(26)を形成し、前記ポンプ段(26)は、ポンプハウジング(14)内に配置されていて、
    前記回転軸線(151)は、軸方向を規定し、前記ポンプハウジング(14)は、ポンプ吸気口(115)と少なくとも1つのポンプ排気口(117)とを規定し、
    少なくとも1つのポンプ排気口(117)は、軸方向に見て、回転軸線(151)に対して側方にずらして形成されていて、
    前記ポンプ吸気口(115)は、少なくとも1つの吸気口開口(14)を有し、前記吸気口開口(14)は、吸気口平面(18)を規定し、少なくとも1つの前記ポンプ排気口(117)は、少なくとも1つの排気口開口(16)を有し、前記排気口開口(16)は、排気口平面(20)を規定し、
    前記吸気口平面(18)と前記排気口平面(20)とは、同一平面又は平行の平面である、又は前記吸気口平面(18)と前記排気口平面(20)とは、90°より大きく180°より小さい角度(40)を形成し、
    前記ポンプ排気口(117)は、前記ターボ分子ポンプ(111)の側方から見て、流体の流れ(22)の流入方向(24)に関して、吸気口側で第1のポンプ段(26)の上方に又は吸気口側で第1のポンプ段(26)の領域に配置されている、
    ターボ分子ポンプ(111)。
  2. 前記吸気口平面(18)及び/又は排気口平面(20)は、軸方向に対して垂直に位置する、請求項1に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  3. 少なくとも1つの前記ポンプ排気口(117)は、1つの排気口開口(16)、2つの排気口開口(16a、16b)又は3つ以上の排気口開口(16)を有する、請求項1又は2に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  4. 前記ターボ分子ポンプ(111)は、0.01mbarと100mbarとの間の圧力範囲で作動可能である、請求項1又は2に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  5. 前記ロータ(149)は、4つ以下のロータ要素(12)を有する、及び/又は前記ステータは、4つ以下のステータ要素を有する、請求項1又は2に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  6. 前記ターボ分子ポンプ(111)は、空気冷却部だけを有する、及び/又は前記ターボ分子ポンプ(111)は、能動的な冷却部を有する、請求項1又は2に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  7. 前記ターボ分子ポンプ(111)は、単流ポンプである、請求項1又は2に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  8. 前記ターボ分子ポンプ(111)は、少なくとも1つのサイドチャネル、少なくとも1つのホルベック段及び/又は少なくとも1つのジークバーン段を有する、請求項1又は2に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  9. 前記ポンプ吸気口(115)は、吸気口面(28)を有し、少なくとも1つの前記ポンプ排気口(117)は、排気口面(30)を有し、
    前記排気口面(30)は、前記吸気口面(28)の100%以上、200%以上、300%以上、400%以上又は500%以上である、請求項1又は2に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  10. 前記ポンプ吸気口(115)は、吸気口面(28)を有し、少なくとも1つの前記ポンプ排気口(117)は、排気口面(30)を有し、
    前記吸気口面(28)は、前記排気口面(30)の100%以上、200%以上、300%以上、400%以上又は500%以上である、請求項1又は2項に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  11. 少なくとも1つの前記ポンプ排気口(117)は、少なくとも1つの曲線の辺(34)を有するスロット(32)として形成されている、請求項1又は2に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  12. 前記ポンプハウジング(14)は、一体に形成されている、請求項1又は2に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  13. 前記ポンプ吸気口(115)と少なくとも1つの前記ポンプ排気口(117)とは、前記ポンプハウジング(14)の別々のハウジング部分に形成されている、請求項1又は2に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  14. 前記ターボ分子ポンプ(111)は、1mbarと10mbarとの間の圧力範囲で作動可能である、請求項1又は2に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  15. 前記ロータ要素(12)は、動翼(155)である、及び/又は前記ステータは、静翼(157)である、請求項5に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  16. 前記ポンプハウジング(14)は、前記ポンプハウジングから離反して延在する複数の冷却要素を有する、請求項1又は2に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  17. 前記冷却要素は、冷却フィン(52)及び/又は冷却ピンである、請求項16に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  18. 前記曲線の辺(34)の造形は、前記吸気口開口(14)の造形を模倣している、請求項11に記載のターボ分子ポンプ(111)。
  19. 前記ポンプ吸気口(115)と少なくとも1つの前記ポンプ排気口(117)とは、前記ターボ分子ポンプ(111)の共通のフランジ部分(36)に形成されている、請求項1又は2に記載のターボ分子ポンプ(111)。
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