JP7855397B2 - 建屋計画支援システム及び建屋計画支援方法 - Google Patents
建屋計画支援システム及び建屋計画支援方法Info
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Description
さらに、サービスロボットなどの異種エージェントを新規に導入する際にも、建物内に導入可能な異種エージェントの数を見積もることができないという問題がある。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、建屋計画支援システムとして、エレベーターの乗りかごオブジェクトを含む建物オブジェクトで、人エージェントと自律移動ロボットエージェントとが混在した状態での、人エージェント及び自律移動ロボットエージェントと、乗りかごオブジェクトとの移動をシミュレーションするシミュレーション部を備える。
シミュレーション部は、自律移動ロボットが乗りかごに乗り込む際に必要な乗りかご内占有領域情報と、自律移動ロボットエージェントが乗りかごに乗り込む際のかご乗り込み時間情報と、自律移動ロボットエージェントが乗りかごから降りる際のかご降り時間情報とを持ち、自律移動ロボットエージェントの乗りかご内占有領域情報とかご乗り込み時間情報とかご降り時間情報とに基づき、乗りかごオブジェクトによる移動をシミュレーションするようにした
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、本実施の形態例の建屋計画支援システム100によるシミュレーションの概要を示す。
建屋計画支援システム100は、図1に示すように、エレベーターEV1が設置される建物10について想定される各階の在館人数に応じて、建物10内の階を跨ぐ移動が適正に行われるか否かをシミュレーションするものである。
ここで、建物10内でエレベーターEV1を利用する利用者として、歩行者である一般の利用者P1~P5の他に、自律移動可能なロボットR1~R4が含まれる。エレベーターEV1の乗りかごには、利用者P1~P5と自律移動可能なロボットR1~R4とが混在して乗車可能になっている。また、利用者P1~P5には、車椅子の利用者(図1での利用者P1)も存在する。なお、以下の説明では、利用者は人エージェントとも称し、自律移動可能なロボットなどの移動体は、異種エージェントとも称する。
建屋計画支援システム100において、出力部140は、シミュレーション結果として、利用者のシミュレーション結果である乗客シミュレーション結果と、自律移動ロボットのシミュレーション結果であるロボットシミュレーション結果とを出力する。また、出力部140は、建物10に設置されるエレベーターの乗りかごの台数や、乗りかごの大きさなどが適正か否かのエレベーターシミュレーション結果も出力する。
以下、このようなシミュレーションを行う建屋計画支援システム100の詳細について説明する。
図2は、建屋計画支援システム100の構成を示す。
建屋計画支援システム100は、情報処理装置であるコンピュータ装置で構成され、シミュレーション部110と記憶部120と入力部130と出力部140とを備える。
シミュレーション部110は、シミュレーションのための演算を制御する制御部であるCPU(Central Processing Unit)111と、CPU111の制御下で演算処理を実行するワークメモリ112と、CPU111により実行されるプログラム113とを有する。プログラム113は、ROM(Read Only Memory)などの記憶媒体に記憶される。
出力部140は、表示部や送信部で構成され、シミュレーション結果を表示すると共に外部に送信する。
図3は、記憶部120に記憶されるエレベーター仕様情報121、異種エージェント仕様情報122、及びビル仕様情報124の例を示す。
エレベーター仕様情報121は、シミュレーションを行うビル(建物)に設置されるエレベーターの仕様の詳細である。
例えば、エレベーター仕様情報121として、ビルに設置されるエレベーター1台ごとに、そのエレベーターのID、タイプ、乗りかごの定員、ドア幅、走行時の最高速度、加速度、ドア開閉時間の情報が記憶される。タイプには、通常対応と車椅子対応などがある。
異種エージェントの仕様の詳細としては、異種エージェントの種類を示すラベル、かご内専有領域、かご乗り込み時間、かご降り時間、移動速度、寸法、本体重量、積載重量、旋回性能、センサ性能、用途などの情報が含まれる。
かご乗り込み時間及びかご降り時間は、該当する異種エージェントが乗場から乗りかご内に移動するのに必要な時間(秒)と、乗りかご内から乗場に降りるのに必要な時間(秒)とを示す。
寸法は、該当する異種エージェントの横幅と縦幅を示す。
本体重量は、該当する異種エージェント本体の重量を示す。
積載重量は、該当する異種エージェントが荷物などを搬送するエージェント(ロボット)であるときに、最大の積載重量を示す。
センサ性能は、該当する異種エージェントに搭載されたセンサの種類を示す。例えば、カメラやレーダなどのセンサで、周囲の状況についてどの程度検出可能かなどを示す。
用途は、異種エージェントの用途を示す。例えば、用途には、荷物搬送ロボット、清掃ロボット、案内ロボットなどのエージェントの種類が考えられる。
ビル仕様情報124は、シミュレーションを行うビルの各階床の階高や、各エレベーター(号機)のサービス階(停止階)などを示す。
交通需要情報123は、ビル内で想定される複数階床間の交通需要に関する情報である。ここで、交通需要123としては、人の交通需要123aと、異種エージェントの交通需要123bとが含まれる。
そして、このマトリクスのグラフから、どの階床からどの階床への移動が何人又は何台あるかが分かる。例えば、10時0分から10時5分までの5分間に、出発階1階から到着階10階への人の移動が9人、異種エージェントの移動が2台であることが分かる。
図4の例では、10時0分から10時30分までの交通需要を示しているが、1日全てのシミュレーションを行う場合には、このグラフから24時間の交通需要が分かる。また、曜日や日付、あるいは月や季節ごとに詳細な交通需要を示すようにしてもよい。
すなわち、図5に示すように、人の交通需要123aとして、1階から10階までのそれぞれの階床で、上り運行時の乗り込み人数、下り運行時の乗り込み人数と、上り運行時の降車人数、下り運行時の降車人数を、5分ごとの時間帯で示す。
また、図5に示すように、異種エージェントの交通需要123bとして、1階から10階までのそれぞれの階床で、上り運行時の乗り込み人数(台数)、下り運行時の乗り込み人数(台数)と、上り運行時の降車人数(台数)、下り運行時の降車人数(台数)を、5分ごとの時間帯で示す。
この図5に示すような詳細な交通需要を示すようにしてもよい。
図6は、建屋計画支援システム100が行うシミュレーション処理の流れを示すフローチャートである。
まず、建屋計画支援システム100のシミュレーション部110は、記憶部120からビル仕様情報124とエレベーター仕様情報121を取得する(ステップS11)。次にシミュレーション部110は、記憶部120から異種エージェント仕様情報122を取得する(ステップS12)。さらにシミュレーション部110は、記憶部120から乗客(人)の交通需要123aを取得し(ステップS13)、異種エージェントの交通需要123bを取得する(ステップS14)。
なお、ここでは全ての情報を記憶部120に記憶するようにしたが、一部の情報については、入力部130を使って操作者などが直接入力してもよい。
ステップS15におけるシミュレーションを行う際には、交通需要123a,123bで示される一定の時間内の人の数やロボットの台数が、任意の確率分布でエレベーターを利用する前提で、複数回シミュレーションを実行し、その回数のシミュレーションの平均をシミュレーション結果とする。
また、シミュレーション部110は、乗客(人)に関しては、一人の乗り込み時間やかご降り時間について、予め適正な値を設定しておき、シミュレーションを実行する。
さらに、シミュレーション部110は、異種エージェントに関して、旋回性能やセンサ性能などを考慮して、シミュレーションしてもよい。例えば、シミュレーション部110は、乗りかごに乗り込んでから降りるまでに旋回が必要な異種エージェントの場合には、その旋回ができる程度の空きスペースが乗りかご内にあるかをシミュレーションする。
ここで、旋回ができる程度の空きスペースがない程度に乗車人数(台数)が多い乗りかごのときには、乗場で次回以降の到着まで異種エージェントが待機することになる。
そして、ステップS17で、サービス性能が適正でなく、修正が必要ない場合(ステップS17のNo)、処理を終了する。
図7は、出力部140が出力するシミュレーション結果の例を示す。
図7は、乗客サービス性能と異種エージェントのサービス性能とを示す。
乗客サービス性能としては、シミュレーションした時間内の乗りかごの平均乗車人数と平均降車人数、乗場での乗りかご到着までの平均の待ち時間、平均の乗りかご乗車時間、乗場に到着してから目的階に到着するまでの平均サービス時間、長待ち率、乗場最大待ち人数が含まれる。ここで、長待ち率は、乗場に到着してから乗りかごに乗車するまでの待ち時間が、予め決めた一定時間以上(例えば30秒以上)で、長待ち状態となる確率である。乗場最大待ち人数は、いずれかの階床の乗場で待っている乗客の人数の最大値である。
また、異種エージェントのサービス性能として、異種エージェント(ロボット)の種類ごとの平均作業時間などが示される。例えば、配送ロボットの1単位の平均の配送時間、清掃ロボットの清掃場所への平均移動時間などの、エレベーターを利用した際のサービス性能を示す。
例えば、出力部140は、シミュレーションした時間内での平均の乗りかごの走行距離又は昇降回数、走行時の平均の乗車人数及び乗車台数、ドア開からドア閉までの平均時間、各運行時の平均乗車人数及び平均乗車台数、満員の発生率、かご呼びがない状態で各号機の乗りかごが停止している時間の比率などのサービス性能を出力する。
例えば、シミュレーション結果から得られたエレベーターのサービス性能から、エレベーターの稼働状況が一般的な稼働状況よりも高くなるような場合には、エレベーターの台数を増やしたり、乗りかごを大型化したりする対処が可能になる。
なお、本発明は上述した実施の形態例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
例えば、ロボットをビル内で5台以上運用した場合に、乗客の長待ち率が閾値以上に高くなるとき、出力部140は、そのことを警告してもよい。
さらに、車椅子以外のロボットなどの異種エージェントについても、ロボットの重量や旋回性能などで、特定の号機のエレベーターのみ乗り込みが可能な場合には、利用する号機を選んでシミュレーションする必要がある。
Claims (7)
- エレベーターの乗りかごオブジェクトを含む建物オブジェクトで、人エージェントと自律移動ロボットエージェントとが混在した状態における、前記人エージェント及び前記自律移動ロボットエージェントと、前記乗りかごオブジェクトとの移動をシミュレーションするシミュレーション部を備える建屋計画支援システムであって、
前記シミュレーション部は、前記自律移動ロボットエージェントが前記乗りかごに乗り込む際に必要な乗りかご内占有領域情報と、前記自律移動ロボットエージェントが前記乗りかごに乗り込む際のかご乗り込み時間情報と、前記自律移動ロボットエージェントが前記乗りかごから降りる際のかご降り時間情報とを持ち、前記自律移動ロボットエージェントの前記乗りかご内占有領域情報と前記かご乗り込み時間情報と前記かご降り時間情報とに基づき、前記乗りかごオブジェクトによる移動をシミュレーションする
建屋計画支援システム。 - 前記シミュレーション部は、前記人エージェントと前記自律移動ロボットエージェントが前記乗りかご内に混在した状況におけるシミュレーションを実行して、エレベーターによるサービス性能を出力する
請求項1に記載の建屋計画支援システム。 - 前記シミュレーション部は、前記人エージェントの交通需要と、前記自律移動ロボットエージェントの交通需要を取得してシミュレーションを実行する
請求項2に記載の建屋計画支援システム。 - さらに、シミュレーションの実行で、前記人エージェントのサービス性能と、前記自律移動ロボットエージェントのサービス性能とを出力する出力部を備え、
前記出力部が出力するサービス性能として、前記人エージェントがエレベーターの乗場に到着してから前記乗りかごに乗車するまでの待ち時間が、予め定めた一定時間以上の長待ち状態となる確率をシミュレーションし、長待ち状態となる確率が閾値以上に高いとき警告を行う
請求項3に記載の建屋計画支援システム。 - 前記自律移動ロボットエージェントは、複数種類のエージェントが存在し、それぞれの種類の移動ロボットエージェントごとに個別の乗りかご内占有領域情報を持つ
請求項1に記載の建屋計画支援システム。 - 前記自律移動ロボットエージェントは、旋回性能の情報を持ち、
前記シミュレーション部は、前記自律移動ロボットエージェントの乗りかご乗降時の旋回についてもシミュレーションして、エレベーターのサービス性能を出力する
請求項2に記載の建屋計画支援システム。 - エレベーターの乗りかごオブジェクトを含む建物オブジェクトで、人エージェントと自律移動ロボットエージェントとが混在した状態での、前記人エージェント及び前記自律移動ロボットエージェントと、前記乗りかごオブジェクトとの移動をシミュレーションするシミュレーション処理を行う建屋計画支援方法であって、
前記自律移動ロボットエージェントは、前記乗りかごに乗り込む際に必要な乗りかご内占有領域情報と、前記自律移動ロボットエージェントが前記乗りかごに乗り込む際のかご乗り込み時間情報と、前記自律移動ロボットエージェントが前記乗りかごから降りる際のかご降り時間情報とを持ち、
前記シミュレーション処理では、前記自律移動ロボットエージェントの前記乗りかご内占有領域情報と前記かご乗り込み時間情報と前記かご降り時間情報とに基づき、前記乗りかごオブジェクトによる移動をシミュレーションする
建屋計画支援方法。
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