JP7843791B2 - 出力装置、出力方法およびプログラム - Google Patents

出力装置、出力方法およびプログラム

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Description

本開示は、出力装置、出力方法およびプログラムに関する。
従来より、プラントの運用価値を解析することへの要請がある。
特許文献1は、プラントの運用価値を解析すること、を開示する。
特開2022-151358号公報
しかしながら、特許文献1では、EMSが導入されたプラントのことが想定されていなかった。
そこで、本開示は、EMSを導入したプラントの運用価値の把握を容易にすることができる出力装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る出力装置は、プラントの運用価値に対応するプラント運用価値情報を出力する出力装置であって、EMSが導入された前記プラントの運用価値である第1プラント運用価値、に対応する第1プラント運用価値情報を出力する出力手段、を備える。
本開示によれば、EMSを導入したプラントの運用価値の把握を容易にすることができる。
本開示に係る電力管理装置10のシステム構成を示す概略ブロック図。 電力管理装置10の機能構成の具体例を示す概略ブロック図。 電源情報記憶部141が記憶する電源情報テーブルの具体例を示す図。 電力価格情報記憶部142が記憶する電力価格情報テーブルの具体例を示す図。 電力需要情報記憶部144が記憶する電力需要情報テーブルの具体例を示す図。 出力手段154、アウトプット手段155、通知手段156によって出力されるユーザーインターフェースの一例を示す図。 出力手段154、アウトプット手段155、算出手段157、報知手段158によって出力されるユーザーインターフェースの一例を示す図。 本実施形態に適用される情報処理装置90のハードウェア構成例の概略を示す図。 電力管理装置10を用いた電力管理方法の一例を示すフローチャート。
(電力管理装置10)
図1は、本開示に係る電力管理装置10のシステム構成を示す概略ブロック図である。電力管理装置10(出力装置)は、ネットワーク70を介して、プラントPと通信可能に接続される。ネットワーク70は、無線通信を用いたネットワークであってもよいし、有線通信を用いたネットワークであってもよい。ネットワーク70は、例えばインターネットを用いて構成されてもよいし、ローカルエリアネットワーク(LAN)を用いて構成されてもよい。ネットワーク70は、複数のネットワークが組み合わされて構成されてもよい。
電力管理装置10は、EMS(Energy Management System)に関する処理を実施する。EMSとは、例えば、特定のプラントPにおける電力の需要量および供給量を管理するためのシステムである。EMSを導入することで、例えば、電力の需要量および供給量の最適化などが図られる。その結果、EMSを導入しない場合に比べて、コスト削減を図ることが可能となる場合がある。プラントPにEMSが導入されることは、例えば、プラントPがEMSによって制御されることを意味する。プラントPにEMSが導入されることは、例えば、プラントPにおける電力の需要量および供給量が、EMSによって制御されることを意味してもよい。
ここでプラントPは、例えば、水処理施設、生産施設、発電施設、貯蔵施設、廃棄物処理施設等の施設の少なくとも一部であってもよい。プラントPは、プラントPの主目的を果たす際にプラントP内で生じるエネルギー等を利用して、副次的に発電してもよい。例えば、プラントPが廃棄物処理施設を含む場合、プラントPが廃棄物を処理(例えば焼却)する際に生じる熱エネルギーを利用して、プラントPが副次的に発電してもよい。
プラントPは、単体のプラント(1つの施設)であってもよく、互いに受給電可能なプラント群(複数の施設)であってもよい。例えば、プラントPがプラント群である場合、プラントPは、例えば、前記施設の少なくとも一部に加え、太陽光発電施設や蓄電池、オンサイトのコージェネレーションシステムを含んでいてもよい。プラントPがプラント群である場合、複数の施設における施設間の距離は限定されず、複数の施設が近接されていなくてもよい。
電力管理装置10は、例えば、蓄電池の導入を前提としたコスト削減効果を検討してもよい。この場合、電力管理装置10は、例えば、電力価格の安い日中、電力を蓄電池に充電しておく一方、例えば、電力価格の高い夜間、蓄電池に蓄電された電力を放電する等することができる。なお、蓄電池から放電された電力は、市場に売電されてもよく、プラントPで消費されてもよい。
電力管理装置10は、例えば、廃棄物処理施設の制御を前提としたコスト削減効果を検討してもよい。この場合、電力管理装置10は、例えば、電力価格の安い日中、廃棄物処理施設における廃棄物処理量を減らし、廃棄物処理施設の発電量を抑制する一方、例えば、電力価格の高い夜間、廃棄物処理量を増やし、廃棄物処理施設の発電量を増加させる等することができる。なお、このような制御によるコスト削減効果は、発電可能なプラントPであれば、廃棄物処理施設以外であっても奏功される。例えば、プラントPが発電施設である場合、日中に発電施設を運転させずに発電量を0とし、夜間に発電施設を能力の上限で運転させて発電量を能力の100%としてもよい。
電力管理装置10は、例えば、需要量(例えば空調など)の調整を前提としたコスト削減効果を検討してもよい。例えば、電力管理装置10は、需要量を平準化してもよいし、需要量を電力価格に応じて変化させてもよいし、需要量を供給量に応じて変化させてもよい。
電力管理装置10は、プラントPにEMSを導入し、プラントPをEMSによって制御する制御装置として機能する。例えば、電力管理装置10は、制御装置として、プラントPの受給電を制御するための計画を立案する。例えば、電力管理装置10は、制御装置として、立案された計画に沿ってプラントPの受給電を制御する。
電力管理装置10は、プラントPの運用価値に対応するプラント運用価値情報を出力する出力装置として機能する。例えば、電力管理装置10は、出力装置として、EMSを導入したプラントPの価値を算出する。例えば、電力管理装置10は、価値に対応する情報を出力する。
電力管理装置10は、プラントPにEMSを導入することの対価に関する請求の処理をする処理装置として機能する。例えば、電力管理装置10は、処理装置として、プラントPにEMSを導入することの対価を算出する。例えば、電力管理装置10は、対価を顧客に請求するための情報を作成する。
なお、電力管理装置10のユーザーは、例えば、EMSの事業者であってもよく、前記事業者の顧客であってもよい。顧客は、例えば、プラントPを所有する法人であってもよく、プラントPを管理する法人であってもよい。ユーザーは、例えば、プラントPを法人に販売するプラントPの建設業者などであってもよい。
図2は、電力管理装置10の機能構成の具体例を示す概略ブロック図である。電力管理装置10は、例えばスマートフォン、タブレット、パーソナルコンピューター、専用機器、サーバー装置などの情報機器(情報処理装置)を用いて構成される。電力管理装置10は、通信部11、入力部12、出力部13、記憶部14及び制御部15を備える。
通信部11は、通信機器である。通信部11は、例えばネットワークインターフェースとして構成されてもよい。通信部11は、制御部15の制御に応じて、ネットワークを介して他の装置とデータ通信する。通信部11は、無線通信を行う装置であってもよいし、有線通信を行う装置であってもよい。
入力部12は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。入力部12は、ユーザーの指示を電力管理装置10に入力する際にユーザーによって操作される。入力部12は、入力装置を電力管理装置10に接続するためのインターフェースであっても良い。この場合、入力部12は、入力装置においてユーザーの入力に応じ生成された入力信号を計画装置20に入力する。入力部12は、マイク及び音声認識装置を用いて構成されてもよい。この場合、入力部12はユーザーの発話によって生じた音響信号を取得し、ユーザーによって発話された文言を音声認識し、認識結果の文字列情報を電力管理装置10に入力する。音声認識処理は制御部15によって実行されてもよい。入力部12は、ユーザーの指示を電力管理装置10に入力可能な構成であればどのように構成されてもよい。
出力部13は、情報をユーザーが認知可能な形で出力する。出力部13は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置であってもよい。出力部13は、画像表示装置を電力管理装置10に接続するためのインターフェースであっても良い。この場合、出力部13は、画像データを表示するための映像信号を生成し、自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。出力部13は、スピーカー等の音響を出力する装置であってもよい。出力部13は、スピーカーやヘッドホン等の音響出力装置を電力管理装置10に接続するためのインターフェースであってもよい。この場合、出力部13は、音響データを再生するための音響信号を生成し、自身に接続されている音響出力装置に音響信号を出力する。出力部13は、例えばプリンターであってもよい。出力部13は、プリンターを電力管理装置10に接続するためのインターフェースであっても良い。この場合、出力部13は、印刷データを印刷するための印刷信号を生成し、自身に接続されているプリンターに印刷信号を出力する。なお、出力部13は、入力部12と一体のタッチパネルとして構成されてもよい。
記憶部14は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部14は、制御部15によって使用されるデータを記憶する。記憶部14は、制御部15が処理を行う際に必要となるデータを記憶する。記憶部14は、電源情報記憶部141と、電力価格情報記憶部142と、CO排出価格情報記憶部143と、電力需要情報記憶部144と、計画情報記憶部145と、実績情報記憶部146と、として機能する。
電源情報記憶部141は、電源情報を記憶する。電源情報は、電源に関する情報である。電源は、例えば、発電施設である。発電施設は、例えば、太陽光発電施設、廃棄物処理施設、風力発電施設、蓄電池、コージェネレーションシステムなどである。図3は、電源情報記憶部141が記憶する電源情報テーブルの具体例を示す図である。電源情報テーブルは、複数の電源情報レコードを有する。電源情報レコードは、電源識別番号(No.)、電源名称、発電能力、発電コスト、蓄電能力、急速蓄電能力、蓄電容量、の各値を有する。電源識別番号(No.)は、電源それぞれに対応する固有の識別番号である。識別番号は、例えば、数字である。識別番号が数字である場合、識別番号は、電源の優先順位を示していてもよい。この場合、例えば、識別番号の値が小さいほど、優先順位が高い電源であることを示していてもよい。電源名称は、電源識別番号に対応する電源に用いられている固有の名称である。発電能力は、電源識別番号に対応する電源が、単位時間あたりに発電可能な発電量を示す情報である(なお電源が蓄電池の場合、発電能力は、単位時間あたりに放電可能な放電量(すなわち、放電能力)であってもよい)。発電コストは、電源識別番号に対応する電源が、単位電力量の発電をするために要する費用を示す情報である。蓄電能力および急速蓄電能力は、電源識別番号に対応する電源が、単位時間あたりに蓄電可能な蓄電量を示す情報である。蓄電能力と急速蓄電能力との違いは、急速蓄電能力が、電源の劣化と引き換えに、単位時間あたりに蓄電可能な蓄電量を増加させている点にある。蓄電容量は、電源識別番号に対応する電源に蓄電可能な最大の電力量を示す情報である。なお、蓄電能力、急速蓄電能力および蓄電容量は、電源が蓄電可能でない場合、0であってもよい。
ここで発電コストの算出根拠となる情報は、プラントPの種類に応じ異なる。例えば、電源が廃棄物処理施設である場合、算出根拠となる情報が、助燃材の費用に関する情報であってもよい。前記助燃材は、廃棄物を焼却処理(燃焼)するために必要となる。例えば、電源がコージェネレーションシステムである場合、算出根拠となる情報が、燃料の費用に関する情報であってもよい。前記燃料としては、例えば、天然ガス、石油、LPガスなどが挙げられる。前記燃料は、コージェネレーションシステムにおける発電に用いられる。電源が蓄電池である場合、算出根拠となる情報が、蓄電池の減価償却費(例えば、蓄電池費用/耐用年数など)に関する情報であってもよい。
電力価格情報記憶部142は、電力価格情報を記憶する。電力価格情報は、電力価格に関する情報である。電力価格は、期間によって変動しないものとして扱ってもよく、期間によって変動するものとして扱ってもよい。電力価格が期間によって変動しないものとして扱う場合、電力価格は固定価格となる。この場合、電力価格情報記憶部142は、電力価格情報として、一定の値(固定価格)を記憶していてもよい。電力価格が期間によって変動するものとして扱う場合、電力価格は変動価格となる。この場合、電力価格情報記憶部142は、図4に示す電力価格情報テーブルを記憶してもよい。図4は、電力価格情報記憶部142が記憶する電力価格情報テーブルの具体例を示す図である。電力価格情報テーブルは、複数の電力価格情報レコードを有する。電力価格情報レコードは、期間及び価格の各値を有する。1つの電力価格情報レコードにおける価格は、その電力価格情報レコードにおける期間(単位期間)の単位電力量あたりの売買価格を示す。なお、電力の売値と買値とが異なる場合、電力価格情報レコードが、価格に代えて、売値及び買値それぞれに対応する値を有していてもよい。例えば、電力価格情報は、電力市場における時刻ごとの予測価格であってもよい。電力市場は、例えば、日本卸電力取引所(JEPX)等、電力の取引を行う市場である。電力市場は、例えば、スポット市場や需給調整市場などであってもよい。電力価格には、国や自治体の補助金が考慮されていてもよい。電力市場が複数の場合、電力価格情報レコードが、各市場の価格に対応する値を有していてもよい。
CO排出価格情報記憶部143は、CO排出価格情報を記憶する。CO排出価格情報は、CO排出価格に関する情報である。CO排出価格は、例えば、単位量当たりのCOの排出に必要となる費用である。前記費用は、例えば、国や自治体による罰金を含んでいてもよい。CO排出価格は、固定価格であってもよく、変動価格であってもよい。CO排出価格が変動価格である場合、CO排出価格情報記憶部143が、CO排出価格情報テーブルを記憶していてもよい。この場合、CO排出価格情報テーブルは、電力価格情報テーブルと同様の構造を有していてもよい。
電力需要情報記憶部144は、電力需要情報を記憶する。電力需要情報は、プラントPにおける電力の需要量に関する情報である。プラントPは、例えば、プラントPが所有する倉庫における空調装置などに電力を消費する。図5は、電力需要情報記憶部144が記憶する電力需要情報テーブルの具体例を示す図である。電力需要情報テーブルは、複数の電力需要情報レコードを有する。電力需要情報レコードは、期間、及び、需要量、の各値を有する。1つの電力需要情報レコードにおける需要量は、プラントPが、その電力需要情報レコードにおける期間に必要とする電力の需要量を示す。図示の例では、期間は、例えば、1年を30分ごとに区切った期間である。ただし、期間(単位期間)は、これに限られず、例えば、1時間単位であってもよく、1日単位であってもよく、1か月単位であってもよく、10分単位であってもよく、1分単位であってもよい。電力需要情報レコードにおける需要量は、例えば、任意の過去の1年(例えば昨年)の実際の値であってもよい。電力需要情報レコードにおける需要量は、例えば、任意の過去の数年の実際の値の平均値であってもよい。電力需要情報レコードにおける需要量は、例えば、ソフトウェアによるシミュレーション結果であってもよい。電力需要情報レコードにおける需要量は、例えば、人工知能の生成結果であってもよい。電力需要情報における需要量は、例えば、ユーザーから電力管理装置10に入力されることで、電力需要情報記憶部144に取得されてもよい。電力需要情報を入力するユーザーは、例えば、プラントPの運営者であってもよい。
計画情報記憶部145は、計画情報を記憶する。計画情報は、例えば、後述する計画手段151が立案した計画に関する情報である。計画情報は、例えば、計画手段151により計画が立案された後、更新される。計画情報記憶部145は、計画手段151による計画情報(以下、「EMS導入時の計画情報」ともいう。)に加えて、EMSが導入されなかった場合における計画に関する情報(以下、「EMS未導入時の計画情報」ともいう。)が記憶されていてもよい。EMS未導入時の計画情報は、例えば、電力管理装置10によらず、予め設定されている計画情報である。EMS未導入時の計画情報は、例えば、入力部12から入力されてもよい。
実績情報記憶部146は、実績情報を記憶する。実績情報は、後述する制御手段152が制御した実績に関する情報である。実績情報は、例えば、制御手段152により制御が実施された後、更新される。
制御部15は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーとメモリー(主記憶装置)とを用いて構成される。制御部15は、プロセッサーがプログラムを実行することによって、計画手段151、制御手段152、演算手段153、出力手段154、アウトプット手段155、通知手段156、算出手段157、報知手段158、費用算出手段159、作成手段160として機能する。なお、制御部15の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されても良い。上記のプログラムは、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピューター読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM、半導体記憶装置(例えばSSD:Solid State Drive)等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。上記のプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
制御部15は、例えば自装置(電力管理装置10)にインストールされたアプリケーションを実行してもよい。このようなアプリケーションの具体例として、電力管理システム100の専用アプリケーションとして電力管理装置10に提供されるアプリケーションがある。このようなアプリケーションの他の具体例として、WEBブラウザーのアプリケーションがある。このようなアプリケーションは、予め電力管理装置10にインストールされていてもよいし、判定処理を実行する際にその都度ダウンロードされてもよい。例えばWEBブラウザーのアプリケーションとして実装される場合には、特定のWEBサーバーに電力管理装置10が接続することに応じてWEBサーバーによって指定された装置(例えばWEBサーバーそのものでもよいし他のサーバーでもよい)から電力管理装置10がアプリケーションをダウンロードして実行してもよい。制御部15は、実行中のアプリケーションのプログラムにしたがって動作する。
計画手段151は、例えば、プラントPの運用価値を表す目的関数を最大にするようなEMSによる計画を立案する。ここでEMSは、複数の動作モードを有する。複数の動作モードでは、後述する制約条件が異なる。計画手段151は、EMSの各動作モードにおける制約条件を満たす範囲内で、目的関数を最大にするような計画を立案する。
前記目的関数は、例えば、金額に換算されたプラントPの運用価値を表す関数である。プラントが、プラント群である場合、前記目的関数は、プラント群全体の運用価値を示していてもよい。前記目的関数は、例えば、下記(1)式で表される。
A+B-C ・・・ (1)
なおA、B、Cはそれぞれ以下の通りである。
A:計画対象期間における各電源の運用により得られる利益
B:計画対象期間における市場での電力の売買により得られる利益(電力売買額)
C:計画対象期間におけるCO排出に要する費用(CO排出価格)
ここで、前記計画対象期間は、特に制限がなく、例えば、1年間であってもよく、1か月であってもよく、1週間であってもよく、1日であってもよい。計画単位期間は、前述した単位期間よりも長くてもよい。計画対象期間は、例えば、入力部12から入力されてもよく、記憶部14に記憶されていてもよい。
(A:計画対象期間における各電源の運用により得られた利益)
上記利益は、例えば、各電源が発電する発電量に、単位発電量あたりに得られる利益を乗じることにより算出される。各電源が発電する発電量は、例えば、目的変数である。単位発電量あたりに得られる利益は、例えば、電力価格から発電コストを減ずることにより算出される。電力価格が変動価格である場合、単位発電量あたりに得られる利益を求める際の因子となる電力価格は、電源が発電する期間に対応する電力価格を採用することが可能である。電力価格は、例えば、電力価格情報に基づいて求められる。
計画対象期間における各電源の運用により得られた利益は、電源ごと(例えば、太陽光発電施設や廃棄物処理施設、蓄電池ごと、など)に算出されてもよい。例えば、電源が廃棄物処理施設である場合、利益が、廃棄物処理の量又はタイミングに基づき変動してもよい。例えば、前述したように、電力価格が高い夜間に多く廃棄物処理をすることで、利益を高めてもよい。
(B:計画対象期間における市場での電力の売買により得られる利益)
上記利益は、例えば、各市場での売電額の総額から、各市場での買電額の総額を減ずることにより算出される。売電額は、売電した電力量に電力価格を乗ずることにより算出される。電力価格が変動価格である場合、売電額を求める際の因子となる電力価格は、売電する期間における電力価格を採用することが可能である。買電額も、売電額と同様に算出することができる。売電量や買電量は、例えば、目的変数である。電力価格は、例えば、電力価格情報に基づいて求められる。
計画対象期間における市場での電力の売買により得られる利益は、市場ごと(例えば、スポット市場や需給調整市場ごと、など)に算出されてもよい。
(C:計画対象期間におけるCO排出に要する費用)
上記費用は、例えば、プラントPにおけるCO排出量に、CO排出価格(単位量当たりのCOの排出に必要となる費用)を乗ずることにより算出される。CO排出量は、例えば、目的変数である。CO排出価格は、例えば、CO排出価格情報に基づいて求められる。
なお運用価値には、上記A~Cに例示した因子以外の因子が含まれていてもよい。
例えば、運用価値に、インバランス費用が更に含まれていてもよい。インバランス費用には、例えば、売電計画に対するインバランス費用(例えば、不足インバランス、余剰インバランス)、および、買電計画に対するインバランス費用(例えば、不足インバランス、余剰インバランス)のうちの少なくとも一部が含まれていてもよい。例えば、売電計画に対するインバランス費用は、届出済の市場への売電計画における売電量と、実績の売電量と、の差分に、単位電力量あたりにおけるインバランスのペナルティ額を乗ずることにより求められる。前記ペナルティ額は、例えば、記憶部14に記憶されていてもよい。
例えば、運用価値に、廃棄物処理施設における産業廃棄物(スラグ)の処理に要する価格が更に含まれていてもよい。なお、産業廃棄物が再利用可能な場合、この価格は運用価値を上げることにしてもよい。産業廃棄物が再利用不能な場合、この価格は運用価値を下げることにしてもよい。
計画手段151は、例えば、前記(1)式に係る目的関数と、後述する制約条件と、を用いて、シミュレーションを実施する。前記シミュレーションでは、例えば、以下のa~eを目的変数とする。
a:各単位期間における各電源の発電量
b:各単位期間に電源が発電した電力のうち、蓄電池に蓄電する電力量(蓄電量)
c:各単位期間に電源が発電した電力のうち、プラントPが消費する電力量(需要量)
d:各単位期間に電源が発電した電力のうち、各電力市場に販売する電力量(売電量)
e:各単位期間における各電力市場からの買電量
なお前記cに係る需要量については、基本的に電力需要情報に基づいて設定されてもよい。この場合、電力需要情報の電力需要を、所定の条件下で変更することで、前記cに係る需要量が設定されてもよい。前記所定の条件としては、例えば、単位期間ごとに設定されている需要量を増減させる場合、その増減分を、同日の他の単位期間に反映させ、同日での総需要量を変動させないこと、などが挙げられる。
ここで、EMSにおける複数の動作モードとしては、例えば、以下のア~ウの動作モードが挙げられる。
ア:コストメリット優先モード
イ:CO排出抑制モード
ウ:蓄電池劣化抑制モード
前記制約条件は、動作モードごとに異なる。ただし、いずれの動作モードにおいても、共通する前記制約条件として、例えば、以下のような基本条件が挙げられる。
基本条件1:各単位期間において、電力の供給量が、電力の需要量を下回らない。
基本条件2:各単位期間において、蓄電可能な電源(例えば、蓄電池)の蓄電量が、蓄電容量を上回らない。
(ア:コストメリット優先モード)
コストメリット優先モードは、プラントPの運用価値を最大化するモード(運用価値最大化モード)である。このモードでは、例えば、基本条件のみを制約条件として、目的関数(すなわち、プラントPの運用価値)を最大化する。
(イ:CO排出抑制モード)
CO排出抑制モードは、CO排出量を一定量に抑えつつ、プラントPの運用価値を最大化するモードである。このモードでは、例えば、基本条件に加えて、以下の追加条件を制約条件に加えて、目的関数を最大化する。
追加条件:計画対象期間におけるCOの総排出量が一定値以下である。
前記一定値は、例えば、入力部12から入力されてもよく、記憶部14に記憶されていてもよい。
(ウ:蓄電池劣化抑制モード)
蓄電池劣化抑制モードは、蓄電池の劣化を抑制しつつ、プラントPの運用価値を最大化するモードである。このモードでは、例えば、基本条件に加えて、以下の追加条件を制約条件に加えて、目的関数を最大化する。
追加条件A:蓄電池において急速蓄電能力を利用した蓄電は実施せず、(通常の)蓄電能力を利用した蓄電を実施する。
ここで、急速充電能力を利用して蓄電池に蓄電する場合、蓄電池が高温になりやすく、蓄電池が劣化しやすくなる。そのため、急速充電能力を利用せずに蓄電池に充電することで、蓄電池の劣化を抑えることができる。
なお追加条件として、上記追加条件A(急速充電能力を利用した蓄電を実施しないこと)に代えて、以下の追加条件Bを追加してもよい。
追加条件B:急速蓄電能力を利用した場合における発電コストを、(通常の)蓄電能力を利用した場合における発電コストよりも高くする。
上記追加条件Bでは、蓄電池の劣化の速度が発電コストに反映される。
計画手段151は、例えば、上述のような目的関数、制約条件を用いて計画を立案する。本実施形態では、計画手段151は、電力需要、太陽光発電量、廃棄物処理発電量、蓄電池の発電量、CO排出価格、スポット市場電力価格、及び、需給調整市場電力価格の少なくとも1つに基づき、計画を立案する。なお、計画手段151による計画の立案方法は、上述した方法に限られない。
ここで計画手段151は、例えば、後述する制御手段152が計画情報を利用することを目的として、定期的に(例えば、毎日定刻に)計画情報を更新してもよい。この場合において、計画手段151が計画対象とするEMSの運用モードは、例えば、予め設定されていてもよい。EMSの運用モードは、例えば、入力部12から入力されていてもよい。
また計画手段151は、例えば、後述する演算手段153がプラント運用価値を算出することを目的として、入力部12からの入力に応じて計画情報を更新してもよい。この場合において、計画手段151は、全てのEMSの運用モードの計画を立案してもよい。
以上のようにして計画手段151により立案された計画情報は、例えば、計画情報記憶部145に記憶される。計画情報は、例えば、計画情報記憶部145に計画情報テーブルとして記憶される。計画情報テーブルは、複数の計画情報レコードを含む。計画情報レコードは、例えば、1つの単位期間と、その単位期間において上記a~eの目的変数に対応する計画値と、の組み合わせとして表される。
なお、計画手段151は、例えば、後述する出力手段154が計画情報を利用することを目的として、計画情報が計画情報記憶部145に記憶されるとき、プラントPの運用価値に対応するプラント価値情報を、記憶部14に記憶してもよい。
制御手段152は、計画手段151による計画情報に基づいてプラントPを制御する。制御手段152は、例えば、計画情報記憶部145から計画情報を読み出してもよい。制御手段152は、例えば、プラントPを制御した後、プラントPを制御した実績に基づいて、実績情報記憶部146に記憶されている実績情報を更新する。実績情報は、例えば、実績情報記憶部146に実績情報テーブルとして記憶される。実績情報テーブルは、複数の実績情報レコードを含む。実績情報レコードは、例えば、1つの単位期間と、その単位期間において上記a~eの目的変数に対応する実績値と、の組み合わせとして表される。
演算手段153は、プラントPの運用価値を算出する。前記運用価値は、例えば、前記目的関数により表される。演算手段153は、前記運用価値として、第1プラント運用価値と、第2プラント運用価値と、を算出する。第1プラント運用価値は、EMSが導入されたプラントPの運用価値である。演算手段153は、第1プラント運用価値を、複数の動作モード毎に算出してもよい。第2プラント運用価値は、EMSが未導入のプラントの運用価値である。
演算手段153は、前記運用価値(第1プラント運用価値や第2プラント運用価値)として、計画に基づく運用価値と、実績に基づく運用価値と、を算出する。
演算手段153は、例えば、目的関数と、計画情報記憶部145に記憶されているEMS導入時の計画情報と、に基づいて、計画に基づく第1プラント運用価値を算出してもよい。この場合、演算手段153は、例えば、目的関数における目的変数に、計画情報における計画値を代入することで、計画に基づく第1プラント運用価値を算出することができる。
演算手段153は、例えば、計画手段151の計画立案時に記憶部に記憶された運用価値情報に基づいて、計画に基づく第1プラント運用価値を算出してもよい。
演算手段153は、例えば、目的関数と、実績情報記憶部146に記憶されている実績情報と、に基づいて、実績に基づく第1プラント運用価値を算出してもよい。この場合、演算手段153は、例えば、目的関数における目的変数に、実績情報における実績値を代入することで、実績に基づく第1プラント運用価値を算出することができる。
演算手段153は、例えば、目的関数と、計画情報記憶部145に記憶されているEMS未導入の計画情報と、に基づいて、計画に基づく第2プラント運用価値を算出してもよい。この場合、演算手段153は、例えば、目的関数における目的変数に、計画情報における計画値を代入することで、計画に基づく第2プラント運用価値を算出することができる。
図6は、出力手段154、アウトプット手段155、通知手段156によって出力されるユーザーインターフェースの一例を示す図である。
図6に示すように、出力手段154は、第1プラント運用価値に対応する第1プラント運用価値情報を出力する。ここで、出力手段154が第1プラント運用価値情報を出力することは、出力手段154が第1プラント運用価値情報を、画像表示装置の画面や印刷物の紙面などの表示面や、電子ファイルに表示させることであってもよい。本実施形態では、出力手段154は、複数の動作モード毎の第1プラント運用価値情報を出力する。ただし出力手段154は、複数の動作モード毎の第1プラント運用価値情報を出力しなくてもよい。例えば、EMSが1つの動作モードのみ有している場合、出力手段154は、1つの第1プラント運用価値情報のみを出力してもよい。さらに例えば、出力する対象となる動作モードの入力を入力部12から出力手段154が受け付けた場合、出力手段154は、入力を受け付けた動作モードの第1プラント運用価値情報を出力してもよい。
なお出力手段154は、演算手段153が算出した第1プラント運用価値に対応する第1プラント運用価値情報を出力する。ここで演算手段153は、前記目的関数を用いて第1プラント運用価値情報を演算する。前記目的関数は、前記変数A~Cを含む。
そのため本実施形態では、出力手段154が第1プラント運用価値情報を出力するために用いる情報(例えば、前述したような発電コストの根拠となる情報)は、プラントPの種類に応じ、異なる。したがって、例えばユーザーが、EMSを導入したプラントPの運用価値を、プラントPの種類に応じてより確実に把握することができる。
また出力手段154は、電力需要、太陽光発電量、廃棄物処理発電量、蓄電池の発電量、CO排出価格、スポット市場電力価格、及び、需給調整市場電力価格の少なくとも1つに基づき、第1プラント運用価値情報を出力する。したがって、例えばユーザーが、EMSを導入したプラントPの運用価値をより確実に把握することができる。
さらに、プラントPが廃棄物処理施設を含む場合、出力手段154は、EMSで調整される廃棄物処理の量又はタイミングに基づき、第1プラント運用価値情報を出力する。したがって、例えば出力手段154が、EMSで調整された廃棄物処理に応じて適切に、第1プラント運用価値情報を出力できる。
ただし、出力手段154が第1プラント運用価値情報を出力するために用いる情報は、プラントPの種類に応じ、異なっていなくてもよい。例えば、プラントPの種類によらず、発電コストが同一であってもよい。
また出力手段154が、電力需要、太陽光発電量、廃棄物処理発電量、蓄電池の発電量、CO排出価格、スポット市場電力価格、及び、需給調整市場電力価格の少なくとも1つに基づかずに、第1プラント運用価値情報を出力してもよい。例えば、電力需要を考慮せず、発電の観点のみを考慮して第1プラント運用価値情報を演算、出力してもよい。また、CO排出価格を考慮せず第1プラント運用価値情報を演算、出力してもよい。さらに、スポット市場電力価格、及び、需給調整市場電力価格を考慮せず、例えば、電力価格を固定価格として第1プラント運用価値情報を演算、出力してもよい。さらに、プラントPが電源として風力発電施設やコージェネレーションシステムなどを含んでいて、これら各施設の発電量に基づいて、第1プラント運用価値情報を演算、出力してもよい。
アウトプット手段155は、第2プラント運用価値に対応する第2プラント運用価値情報をアウトプットする。ここで、アウトプット手段155が第2プラント運用価値情報をアウトプットすることは、アウトプット手段155が第2プラント運用価値情報を、画像表示装置の画面や印刷物の紙面などの表示面や、電子ファイルに表示させることであってもよい。
通知手段156は、出力手段154により出力される第1プラント運用価値情報と、アウトプット手段155によりアウトプットされる第2プラント運用価値情報と、を比較可能にユーザーに通知する。ここで、通知手段156が第1プラント運用価値情報と第2プラント運用価値情報とを通知することは、通知手段156が第1プラント運用価値情報と第2プラント運用価値情報とを、画像表示装置の画面や印刷物の紙面などの表示面や、電子ファイルに表示させることであってもよい。
図示の例では、出力手段154、アウトプット手段155、通知手段156は、第1表示領域R1に、第1プラント運用価値情報および第2プラント運用価値情報を、第1表T1として表示している。第1表T1は、1つの見出し行T1aと、複数のレコード行T1bと、を含む。
見出し行T1aは、第1表T1における先頭の行である。見出し行T1aは、レコード行T1bにおける各セル(情報セルT1d)の情報が示す内容を表している。本実施形態では、見出し行T1aの各見出しは、プラント運用価値、電力売買額、CO排出価格、である。電力売買額は、上記(1)式における変数Bに対応する。CO排出価格は、上記(1)式における変数Cに対応する。見出し行T1aは、第1プラント運用価値情報および第2プラント運用価値情報に共通している。
各レコード行T1bは、第1プラント運用価値情報や第2プラント運用価値情報を表している。複数のレコード行T1bのうち、見出し行T1a寄りのレコード行T1bが、第1プラント運用価値情報を示し、残りのレコード行T1bが、第2プラント運用価値情報を示している。レコード行T1bには、見出しセルT1cと、情報セルT1dと、が含まれている。見出しセルT1cは、レコード行T1bの先頭のセルである。見出しセルT1cは、該当レコード行T1bが、第1プラント運用価値情報および第2プラント運用価値情報のうちのいずれであるか(例えば、EMS導入時かEMS未導入か、EMS導入時であればどの動作モードか、など)を示している。
なお出力手段154は、複数の動作モード毎の第1プラント運用価値情報を出力するときに、好ましい動作モードに係る第1プラント運用価値情報を強調表示してもよい。例えば、出力手段154は、好ましい動作モードに係るレコード行T1bを、着色や字体の変更などにより強調してもよい。例えば、好ましい動作モードは、出力手段154が入力部12から動作モードの入力を受け付けることにより判断されてもよい。例えば、好ましい動作モードは、出力手段154により判断されてもよい。この場合、出力手段154は、好ましい動作モードを、例えば、各モードにおける第1プラント運用価値に基づいて判断してもよい。例えば、出力手段154は、コストメリット優先モードと他の動作モードとの差が、所定の閾値以内である場合、他の動作モードを好ましいと判断し、所定の閾値以上である場合、コストメリット優先モードが好ましいと判断してもよい。前記所定の閾値は、例えば、記憶部14に記憶されていてもよく、入力部12から入力されてもよい。
本実施形態では、通知手段156が、第1プラント運用価値情報と、第2プラント運用価値情報と、をそれぞれ、第1表T1におけるレコード行T1bに表示することで、通知手段156がこれらの両情報を比較可能にユーザーに通知している。ただし、通知手段156により通知する形態はこれに限られない。例えば、通知手段156が、第1プラント運用価値情報と、第2プラント運用価値情報と、をグラフに表示することで、通知手段156がこれらの両情報を比較可能にユーザーに通知してもよい。
なお本実施形態では、第1表示領域R1に、運用価値の算出の前提となる前提条件Pc1も併せて表示(出力)されている。図示の例では、前提条件Pc1として、CO換算係数が表示されている。CO換算係数は、例えば、CO排出価格記憶部に記憶されているCO排出価格情報である。CO換算係数は、例えば、単位量当たりのCOの排出に必要となる費用である。図示の例では、前提条件Pc1は、第1表T1の下方かつ右寄りに表示されている。ただし、前提条件Pc1の表示位置や表示形態はこれに限られない。
また、前提条件Pc1が例えば画像表示装置に表示される場合、入力部12によって第1表示領域R1に表示されている前提条件Pc1を操作可能とし、入力部12から前提条件Pc1の変更の入力を制御部15が受け付けてもよい。制御部15は、前提条件Pc1の変更を受け付けた場合、第1表T1の内容を更新してもよい。この場合、前提条件Pc1の変更によって、プラントPの運用価値がどの程度、変化するか、ユーザーが確認しやすくなる。
また、前提条件Pc1として、CO換算係数のほか、電源の給電能力や蓄電容量など、他の前提条件が第1表示領域R1に表示されてもよい。さらに、前提条件Pc1が第1表示領域R1に表示されなくてもよい。
図7は、出力手段154、アウトプット手段155、算出手段157、報知手段158によって出力されるユーザーインターフェースの一例を示す図である。
図7に示すように、算出手段157は、出力手段154によって出力される第1プラント運用価値情報と、アウトプット手段155によってアウトプットされる第2プラント運用価値情報と、の差を算出する。本実施形態では、算出手段157は、複数の動作モードにおける第1プラント運用価値のうち、1つの動作モードにおける第1プラント運用価値と、第2プラント運用価値と、の差を算出する。なお算出手段157は、第1プラント運用価値として、複数の動作モードにおける第1プラント運用価値の代表値(例えば、平均値や中央値など)を採用してもよい。また算出手段157は、第1プラント運用価値として、入力部12から動作モードの種類の入力を受け付けた上で入力された動作モードに係る第1プラント運用価値を採用してもよい。
報知手段158は、算出手段157によって算出される差を、差の要因とともに、ユーザーに報知する。要因は、廃棄物処理施設の廃棄物処理タイミングの調整であってEMSによる調整、を含む。したがって、例えばユーザーが、EMSが導入されたプラントPと、EMSが未導入のプラントPと、の運用価値の違いであって、廃棄物処理タイミングの調整を要因とする違いを、容易に把握することができる。
ここで、報知手段158が、差、および、差の要因、をユーザーに報知することは、報知手段158が差および差の要因を、画像表示装置の画面や印刷物の紙面などの表示面や、電子ファイルに表示させることであってもよい。
図示の例では、出力手段154、アウトプット手段155、算出手段157、報知手段158は、第2表示領域R2に、差と、その差の要因と、を、第2表T2として表示している。第2表T2は、1つの見出し行T2aと、1つのレコード行T2bと、を含む。なお、図6に示す第1表示領域R1と、図7に示す第2表示領域R2と、は、同一の表示面(例えば画面や紙面)上に位置を異ならせて同時に表示されていてもよく、同一の表示面の同一の領域にタイミングを異ならせて表示されていてもよい。
見出し行T2aは、第2表T2における先頭の行である。見出し行T2aは、レコード行T2bにおける各セル(情報セルT2d)の情報が示す内容を表している。本実施形態では、見出し行T2aの各見出しは、EMS導入効果、太陽光発電量、廃棄物処理発電量、蓄電池発電量、CO排出価格、スポット市場電力価格、需給調整市場電力価格である。これらの各項目のうち、EMS導入効果が、算出手段157によって算出される差であり、その他の項目が、差の要因である。その他の項目のうち、太陽光発電量、廃棄物処理発電量、蓄電池発電量、は、上記(1)式における変数Aに対応し、各電源の運用により得られる利益を示す。その他の項目のうち、スポット市場電力価格、需給調整市場電力価格は、上記(1)式における変数Bに対応し、各市場での電力売買により得られる利益を示す。その他の項目のうち、CO排出価格は、上記(1)式における変数Cに対応する。見出し行T2aは、報知される運用モードによらず共通している。
各レコード行T2bは、第1プラント運用価値と第2プラント運用価値との差、および、差の要因を表している。レコード行T2bには、情報セルT2dが含まれている。
本実施形態では、報知手段158が、差と、差の要因と、をそれぞれ、第2表T2におけるレコード行T2bに表示することで、報知手段158がこれらの情報をユーザーに報知している。ただし、報知手段158により報知する形態はこれに限られない。例えば、報知手段158が、差と、差の要因と、をグラフに表示することで、報知手段158がこれらの情報をユーザーに報知してもよい。
なお本実施形態では、第2表示領域R2に、差の算出の前提となる前提条件Pc2も併せて表示(報知)されている。図示の例では、前提条件Pc2として、EMSの動作モードに関する情報と、スポット市場電力価格に関する情報と、需給調整市場電力価格に関する情報と、が表示されている。EMSの動作モードに関する情報は、例えば、差およびその要因を算出する前提となる動作モードを示す。スポット市場電力価格に関する情報は、差の要因のうちのスポット市場電力価格を算出する前提となる、単位時間当たりのスポット市場電力価格を示す。需給調整市場電力価格に関する情報は、差の要因のうちの需給調整市場電力価格を算出する前提となる、単位時間当たりの需給調整市場電力価格を示す。図示の例では、前提条件Pc2は、第2表T2の下方かつ右寄りに表示されている。ただし、前提条件Pc2の表示位置や表示形態はこれに限られない。
また、前提条件Pc2として、EMSの動作モードに関する情報、スポット市場電力価格に関する情報、需給調整市場電力価格に関する情報とは異なる他の前提条件が第2表示領域R2に表示されてもよい。さらに、前提条件Pc2が第2表示領域R2に表示されなくてもよい。
図2に示すように、費用算出手段159は、出力手段154で出力される第1プラント運用価値情報、に対応する第1プラント運用価値(以下、対応する第1プラント運用価値、とも言う)に基づいて請求費用を算出する。費用算出手段159は、例えば、EMSの導入を検討している顧客に対して事業者が見積もりをするために請求費用を算出してもよい。この場合、対応する第1プラント運用価値は、計画情報に基づいて算出されてもよい。費用算出手段159は、例えば、EMSの導入済みの顧客に対して事業者が費用を請求するために請求費用を算出してもよい。この場合、対応する第1プラント運用価値は、計画情報に基づいて算出されてもよく、実績情報に基づいて算出されてもよい。
なお費用算出手段159は、対応する第1プラント運用価値だけでなく、例えば、アウトプット手段155でアウトプットされる第2プラント運用価値情報、に対応する第2プラント運用価値に基づいて、請求費用を算出してもよい。例えば、費用算出手段159が、算出手段157によって算出された差に基づいて請求費用を算出してもよい。
例えば、請求費用は、対応する第1プラント運用価値の一部であってもよい。この場合であって、対応する第1プラント運用価値が、互いに異なる期間である第1期間と第2期間とで運用価値が異なるとき、請求費用は、第1期間に対応する第1プラント運用価値、及び、第2期間に対応する第1プラント運用価値、のうち、運用価値が低い第1プラント運用価値の一部であってもよい。なお、これらのいずれの場合であっても、請求費用は、例えば、上記(1)式における変数Bに係る電力売買額に対応する金額であってもよい。
例えば、請求費用は、算出手段157によって算出される差(第1プラント運用価値情報と第2プラント価値情報との差)に対応する、運用価値の一部であってもよい。
例えば、請求費用は、対応する第1プラント運用価値が所定の基準を超える場合の方が、対応する第1プラント運用価値が所定の基準を超えない場合よりも、高くてもよい。この場合、第1プラント運用価値が前記所定の基準を超えるか否かによって、請求費用が相違しており、費用算出手段は、例えば請求費用を、いわゆる成果報酬(成功報酬)のように算出すること等ができる。なおこの場合、例えば、所定の基準と、所定の基準を超える場合の請求費用と、所定の基準を超えない場合の請求費用と、がそれぞれ記憶部14に記憶されていてもよい。
例えば、請求費用は、所定期間にわたって定期的に支払われるものであってもよい。この場合、費用算出手段159は、例えば、ユーザーがEMSをサブスクリプション方式で利用する場合における請求費用を算出すること等ができる。なおこの場合、例えば、第1プラント運用価値が計画情報に基づいて算出された上で、事業者がEMSの導入を検討している顧客に対して、費用算出手段159によって算出した請求費用を提示してもよい。またこの場合、請求費用として、例えば、算出手段157によって算出された差に、所定の割合を乗じた費用を算出してもよい。前記所定の割合は、例えば、記憶部14に記憶されていてもよい。
作成手段160は、顧客に請求するための請求情報を作成する。作成手段160は、例えば、費用算出手段159によって算出された請求費用に基づいて、請求情報を作成してもよい。なお例えば、請求情報は、請求費用に対応する情報であってもよい。例えば、請求情報は、単に請求費用のみを表す情報であってもよい。例えば、請求情報は、請求費用が記載された見積書や請求書に関する情報(例えば、見積書や請求書を作成するための情報や、見積書や請求書の電子ファイルを示す情報など)であってもよい。例えば、請求情報は、請求費用を電子的に顧客に送付するための情報であってもよい。なお作成手段160は、請求情報を、例えば、画像表示装置の画面や印刷物の紙面などの表示面や、電子ファイルに表示させてもよい。
例えば、作成手段160は、対応する第1プラント運用価値の一部を顧客に請求するための請求情報を作成してもよい。この場合、例えば事業者が、第1プラント運用価値の一部を顧客に確実に請求することが可能となる。
例えば、作成手段160は、対応する第1プラント運用価値であって、第1期間に対応する第1プラント運用価値、及び、第2期間に対応する第1プラント運用価値、のうち、運用価値が低い第1プラント運用価値の一部を顧客に請求するための請求情報を作成してもよい。この場合、例えば作成手段が、顧客にとって納得感が高いコンサバティブな(無難な)請求情報を作成することができる。
例えば、作成手段160は、算出手段157によって算出される差に対応する、運用価値の一部を顧客に請求するための請求情報を作成してもよい。この場合、例えば事業者が、第1プラント運用価値情報と第2プラント価値情報との差に対応する運用価値の一部、を顧客に確実に請求することが可能となる。
図8は、本実施形態に適用される情報処理装置90のハードウェア構成例の概略を示す図である。情報処理装置90は、プロセッサー91、主記憶装置92、通信インターフェース93、補助記憶装置94、入出力インターフェース95及び内部バス96を備える。プロセッサー91、主記憶装置92、通信インターフェース93、補助記憶装置94及び入出力インターフェース95は、内部バス96を介して互いに通信可能に接続される。情報処理装置90は、例えば電力管理装置10に適用されてもよい。この場合、例えば通信部11は通信インターフェース93を用いて構成されてもよい。例えば記憶部14は補助記憶装置94を用いて構成されてもよい。また、制御部15は、プロセッサー91及び主記憶装置92を用いて構成されてもよい。
上述した制御部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置94(ストレージ)に記憶されている。プロセッサー91は、プログラムを補助記憶装置94から読み出して主記憶装置92に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサー91は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置92に確保する。プロセッサー91の例としては、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、マイクロプロセッサなどが挙げられる。
プログラムは、情報処理装置90に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、補助記憶装置94に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、実施形態の他の例においては、情報処理装置90は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサー91によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。このような集積回路も、プロセッサーの一例に含まれる。
補助記憶装置94の例としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。補助記憶装置94は、情報処理装置90のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、入出力インターフェース95または通信回線を介して情報処理装置90に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によって情報処理装置90に配信される場合、配信を受けた情報処理装置90が当該プログラムを主記憶装置92に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置94は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置94に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
電力管理装置10は、複数の情報処理装置を用いて実装されてもよい。例えば、クラウド等の装置を用いて電力管理装置10が実装されてもよい。例えば、電力管理装置10において、記憶部14と制御部15とがそれぞれ異なる情報処理装置に実装されてもよい。例えば、電力管理装置10の記憶部14が複数の情報処理装置に分散して実装されてもよい。電力管理装置10の制御装置としての機能と、出力装置としての機能と、処理装置としての機能が、複数の情報処理装置に分散されていてもよい。
(電力管理方法)
前記電力管理装置10を用いた電力管理方法の一例を、図9に基づいて説明する。図9は、電力管理装置10を用いた電力管理方法の一例を示すフローチャートである。この方法では、EMSの導入前に、事業者が顧客にEMSの導入を促す。導入を促す際、電力管理装置10は、第1プラント運用価値情報を出力する処理(出力ステップ)を実施する。電力管理方法は、前記出力ステップを備える出力方法を含んでいるといえる。
この電力管理方法では、まず、計画手段151が計画を立案する(S101)。
その後、出力手段154が、第1プラント運用価値情報などを出力する(S102)。このとき、出力手段154は、例えば、アウトプット手段155、通知手段156、算出手段157、報知手段158、と共同し、図6や図7に示すユーザーインターフェースを表示してもよい。
その後、費用算出手段159が、事業者が顧客に請求する請求費用を見積もる(S103)。このとき、例えば作成手段160が、請求情報を、例えば、画像表示装置の画面や印刷物の紙面などの表示面や、電子ファイルに表示させることで、ユーザーが請求費用を認識可能となってもよい。なお、出力手段154による出力(S102)と、費用算出手段159による見積もり(S103)は、順序が入れ替わってもよい。
顧客がEMSの導入に合意しない場合(S104:No)、プラントPにはEMSが導入されず、フローが終了する。
一方、顧客がEMSの導入に合意した場合(S104:Yes)、プラントPにEMSを導入し、計画手段151による計画、および、制御手段152による制御を実施する(S105)。このとき、例えば、計画手段151は、例えば30分ごとに計画を更新し、制御手段152は、計画が更新された都度、計画を見直してプラントPを制御してもよい。
所定の期間、継続してEMSを運用し、計画および制御を実施した後、作成手段160が、請求情報を作成し、事業者はユーザーに費用を請求する(S106)。前記所定の期間は、例えば、計画手段151が計画を更新する期間よりも長い期間(例えば、1年間など)であってもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る電力管理装置10によれば、図6および図7に示すように、出力手段154が、第1プラント運用価値情報を出力する。したがって、例えばユーザーが、EMSを導入したプラントの運用価値の把握を容易にすることができる。
図6に示すように、出力手段154が、複数の動作モード毎の第1プラント運用価値情報を出力する。したがって、例えばユーザーが、EMSの動作モード毎のプラント運用価値の把握を容易にすることができる。
通知手段156が、第1プラント運用価値情報と、第2プラント運用価値情報と、を比較可能にユーザーに通知する。したがって、例えばユーザーが、EMSを導入することによるプラント運用価値の向上の程度を容易に把握することができる。
図7に示すように、算出手段157が、第1プラント運用価値情報と、第2プラント運用価値情報と、の差を算出する。したがって、例えばユーザーが、EMSが導入されたプラントと、EMSが未導入のプラントと、の運用価値の違いを容易に把握することができる。
報知手段158が、算出手段157によって算出される差を、差の要因とともに、ユーザーに報知する。したがって、例えばユーザーが、EMSが導入されたプラントと、EMSが未導入のプラントと、の運用価値の違いを、その要因とともに、容易に把握することができる。
なお、本開示の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
費用算出手段159、作成手段160がなくてもよい。電力管理装置10が、前記処理装置として機能しなくてもよい。電力管理装置10が、請求費用を算出しなくてもよく、請求情報を作成しなくてもよい。請求情報を作成する場合であっても、例えば、第1プラント運用価値から請求情報を直接、作成してもよく、この場合、作成手段160があるものの、費用算出手段159がなくてもよい。
算出手段157および報知手段158がなくてもよい。制御部15が、第1プラント運用価値情報と、第2プラント運用価値情報と、の差を算出しなくてもよく、この差を、差の要因とともに表示しなくてもよい。また、報知手段158が、単に差を表示するだけでもよく、報知手段158が差の要因を表示しなくてもよい。
アウトプット手段155および通知手段156がなくてもよい。制御部15が、第1プラント運用価値情報と、第2プラント運用価値情報と、を比較可能にユーザーに通知しなくてもよい。
計画手段151および制御手段152がなくてもよい。電力管理装置10が、前記制御装置として機能しなくてもよい。この場合、電力管理装置10が、単なる出力装置として機能してもよい。
演算手段153がなくてもよい。電力管理装置10(出力装置)は、外部から取得した第1プラント運用価値情報や第2プラント運用価値情報、両運用価値情報の差などを出力、アウトプット、通知、報知などしてもよい。
その他、本開示の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
(付記)
前記実施形態は、例えば、以下のように把握される。
<1>本開示の一態様に係る出力装置は、プラントの運用価値に対応するプラント運用価値情報を出力する出力装置であって、EMSが導入された前記プラントの運用価値である第1プラント運用価値、に対応する第1プラント運用価値情報を出力する出力手段、を備えることを特徴とする。
出力手段が、第1プラント運用価値情報を出力する。したがって、例えばユーザーが、EMSを導入したプラントの運用価値の把握を容易にすることができる。
<2>上記<1>に係る出力装置では、前記EMSは、複数の動作モードを有し、前記出力手段は、前記複数の動作モード毎の前記第1プラント運用価値情報を出力する、ことを特徴とする構成を採用してもよい。
出力手段が、複数の動作モード毎の第1プラント運用価値情報を出力する。したがって、例えばユーザーが、EMSの動作モード毎のプラント運用価値の把握を容易にすることができる。
<3>上記<1>または<2>に係る出力装置では、前記EMSが未導入の前記プラントの運用価値である第2プラント運用価値、に対応する第2プラント運用価値情報をアウトプットするアウトプット手段と、前記出力手段により出力される前記第1プラント運用価値情報と、前記アウトプット手段によりアウトプットされる前記第2プラント運用価値情報と、を比較可能にユーザーに通知する通知手段と、を備えることを特徴とする構成を採用してもよい。
通知手段が、第1プラント運用価値情報と、第2プラント運用価値情報と、を比較可能にユーザーに通知する。したがって、例えばユーザーが、EMSを導入することによるプラント運用価値の向上の程度を容易に把握することができる。
<4>上記<1>乃至<3>のいずれか1態様に係る出力装置では、前記EMSが未導入の前記プラントの運用価値である第2プラント運用価値、に対応する第2プラント運用価値情報をアウトプットするアウトプット手段と、前記出力手段によって出力される前記第1プラント運用価値情報と、前記アウトプット手段によってアウトプットされる前記第2プラント運用価値情報と、の差を算出する算出手段と、を備えることを特徴とする構成を採用してもよい。
算出手段が、第1プラント運用価値情報と、第2プラント運用価値情報と、の差を算出する。したがって、例えばユーザーが、EMSが導入されたプラントと、EMSが未導入のプラントと、の運用価値の違いを容易に把握することができる。
<5>上記<4>に係る出力装置では、前記算出手段によって算出される差を、前記差の要因とともに、ユーザーに報知する報知手段、を更に備えることを特徴とする構成を採用してもよい。
報知手段が、算出手段によって算出される差を、差の要因とともに、ユーザーに報知する。したがって、例えばユーザーが、EMSが導入されたプラントと、EMSが未導入のプラントと、の運用価値の違いを、その要因とともに、容易に把握することができる。
<6>上記<5>に係る出力装置では、前記プラントは、廃棄物処理施設を含み、前記要因は、前記廃棄物処理施設の廃棄物処理タイミングの調整であって前記EMSによる調整、を含む、ことを特徴とする記載の構成を採用してもよい。
報知手段がユーザーに報知する差の要因が、廃棄物処理施設の廃棄物処理タイミングの調整であってEMSによる調整を含む。したがって、例えばユーザーが、EMSが導入されたプラントと、EMSが未導入のプラントと、の運用価値の違いであって、廃棄物処理タイミングの調整を要因とする違いを、容易に把握することができる。
<7>上記<1>乃至<6>のいずれか1態様に係る出力装置では、前記プラントは、廃棄物処理施設を含み、前記出力手段は、前記EMSで調整される廃棄物処理の量又はタイミングに基づき、前記第1プラント運用価値情報を出力する、ことを特徴とする構成を採用してもよい。
出力手段が、EMSで調整される廃棄物処理の量又はタイミングに基づき、第1プラント運用価値情報を出力する。したがって、例えば出力手段が、EMSで調整された廃棄物処理に応じて適切に、第1プラント運用価値情報を出力できる。
<8>上記<1>乃至<7>のいずれか1態様に係る出力装置では、前記出力手段が前記第1プラント運用価値情報を出力するために用いる情報は、前記プラントの種類に応じ、異なる、ことを特徴とする構成を採用してもよい。
出力手段が第1プラント運用価値情報を出力するために用いる情報は、プラントの種類に応じ、異なる。したがって、例えばユーザーが、EMSを導入したプラントの運用価値を、プラントの種類に応じてより確実に把握することができる。
<9>上記<1>乃至<8>のいずれか1態様に係る出力装置では、前記出力手段は、電力需要、太陽光発電量、廃棄物処理発電量、蓄電池の発電量、CO排出価格、スポット市場電力価格、及び、需給調整市場電力価格の少なくとも1つに基づき、前記第1プラント運用価値情報を出力する、ことを特徴とする構成を採用してもよい。
出力手段が、電力需要、太陽光発電量、廃棄物処理発電量、蓄電池の発電量、CO排出価格、スポット市場電力価格、及び、需給調整市場電力価格の少なくとも1つに基づき、第1プラント運用価値情報を出力する。したがって、例えばユーザーが、EMSを導入したプラントの運用価値をより確実に把握することができる。
<10>上記<1>乃至<9>のいずれか1態様に係る出力装置では、前記出力手段で出力される前記第1プラント運用価値情報、に対応する前記第1プラント運用価値の一部を顧客に請求するための請求情報を作成する作成手段、を更に備えることを特徴とする構成を採用してもよい。
作成手段が、第1プラント運用価値の一部を顧客に請求するための請求情報を作成する。したがって、例えば事業者が、第1プラント運用価値の一部を顧客に確実に請求することが可能となる。
<11>上記<1>乃至<9>のいずれか1態様に係る出力装置では、前記EMSが未導入の前記プラントの運用価値である第2プラント運用価値、に対応する第2プラント運用価値情報をアウトプットするアウトプット手段と、前記出力手段によって出力される前記第1プラント運用価値情報と、前記アウトプット手段によってアウトプットされる前記第2プラント運用価値情報と、の差を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出される差に対応する、運用価値の一部を顧客に請求するための請求情報を作成する作成手段、を更に備えることを特徴とする構成を採用してもよい。
作成手段が、算出手段によって算出される差(第1プラント運用価値情報と第2プラント価値情報との差)に対応する、運用価値の一部を顧客に請求するための請求情報を作成する。したがって、例えば事業者が、第1プラント運用価値情報と第2プラント価値情報との差に対応する運用価値の一部、を顧客に確実に請求することが可能となる。
<12>上記<1>乃至<9>のいずれか1態様に係る出力装置では、前記出力手段で出力される前記第1プラント運用価値情報、に対応する前記第1プラント運用価値に基づいて請求費用を算出する費用算出手段、を更に備え、前記請求費用は、前記対応する前記第1プラント運用価値が所定の基準を超える場合の方が、前記対応する前記第1プラント運用価値が所定の基準を超えない場合よりも、高い、ことを特徴とする構成を採用してもよい。
費用算出手段が、出力手段で出力される第1プラント運用価値情報に対応する第1プラント運用価値に基づいて請求費用を算出する。ここで請求費用は、前記対応する第1プラント運用価値が所定の基準を超える場合の方が、前記対応する第1プラント運用価値が所定の基準を超えない場合よりも、高い。このように、第1プラント運用価値が前記所定の基準を超えるか否かによって、請求費用が相違しており、費用算出手段は、例えば請求費用を、いわゆる成果報酬(成功報酬)のように算出すること等ができる。
<13>上記<1>乃至<9>のいずれか1態様に係る出力装置では、前記出力手段で出力される前記第1プラント運用価値情報、に対応する前記第1プラント運用価値に基づいて請求費用を算出する費用算出手段、を更に備え、前記請求費用は、所定期間にわたって定期的に支払われるものである、ことを特徴とする構成を採用してもよい。
費用算出手段が、出力手段で出力される第1プラント運用価値情報に対応する第1プラント運用価値に基づいて請求費用を算出する。ここで請求費用は、所定期間にわたって定期的に支払われるものであり、費用算出手段は、例えば、ユーザーがEMSをサブスクリプション方式で利用する場合における請求費用を算出すること等ができる。
<14>上記<1>乃至<9>のいずれか1態様に係る出力装置では、前記出力手段で出力される前記第1プラント運用価値情報、に対応する前記第1プラント運用価値であって、第1期間に対応する前記第1プラント運用価値、及び、第2期間に対応する前記第1プラント運用価値、のうち、運用価値が低い前記第1プラント運用価値の一部を顧客に請求するための請求情報を作成する作成手段、を更に備えることを特徴とする構成を採用してもよい。
作成手段が、第1期間に対応する第1プラント運用価値、及び、第2期間に対応する第1プラント運用価値、のうち、運用価値が低い第1プラント運用価値の一部を顧客に請求するための請求情報を作成する。したがって、例えば作成手段が、顧客にとって納得感が高いコンサバティブな(無難な)請求情報を作成することができる。
<15>本開示の一態様に係る出力方法は、プラントの運用価値に対応するプラント運用価値情報を出力する出力方法であって、EMSが導入された前記プラントの運用価値である第1プラント運用価値、に対応する第1プラント運用価値情報を出力する出力ステップ、を備えることを特徴とする。
<16>本開示の一態様に係るプログラムは、コンピューターを、プラントの運用価値に対応するプラント運用価値情報を出力する出力装置として機能させるためのプログラムであって、前記コンピューターに、EMSが導入された前記プラントの運用価値である第1プラント運用価値、に対応する第1プラント運用価値情報を出力する処理、を実施させることを特徴とする。
10 出力装置
154 出力手段
155 アウトプット手段
156 通知手段
157 算出手段
158 報知手段
159 費用算出手段
160 作成手段
P プラント

Claims (8)

  1. 事業者が提供するEMSが導入されるプラントの運用により、前記プラントを所有する顧客であって前記事業者の顧客が得られる価値を示す金額であるプラントの運用価値を示すプラント運用価値情報を出力する出力装置であって、
    前記EMSが導入された前記プラントの運用価値である第1プラント運用価値、を、前記プラントの運用価値を表す目的関数と、前記EMSが導入された前記プラントが制御された実績を示す実績情報と、に基づいて演算する演算手段と、
    前記演算手段が算出した前記第1プラント運用価値、を示す第1プラント運用価値情報を出力する出力手段と、
    前記プラントに導入された前記EMSを提供する前記事業者、から前記顧客への請求費用を示す請求費用情報を、前記出力手段で出力される前記第1プラント運用価値情報に基づいて作成する作成手段と、
    を備え、
    前記演算手段は、前記第1プラント運用価値を、前記実績情報を入力変数とした前記目的関数を用いて得られる演算結果として演算し、
    前記作成手段は、前記出力手段で出力される前記第1プラント運用価値情報に基づいて前記第1プラント運用価値情報が示す前記第1プラント運用価値の一部を、前記請求費用情報が示す請求費用として算出し、
    前記第1プラント運用価値は、前記プラントに導入された前記EMSが、前記顧客が所有する前記プラントに含まれる蓄電池を、制御することにより得られる利益、を含む、
    ことを特徴とする出力装置。
  2. 前記作成手段は、前記出力手段で出力される前記第1プラント運用価値情報と所定の基準とに基づいて前記第1プラント運用価値情報が示す前記第1プラント運用価値が前記所定の基準を超える場合の方が、前記第1プラント運用価値が前記所定の基準を超えない場合よりも、前記請求費用情報が示す請求費用を高く算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の出力装置。
  3. 前記請求費用情報が示す請求費用は、所定期間にわたって定期的に支払われるものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の出力装置。
  4. 前記作成手段は、前記出力手段で出力される前記第1プラント運用価値情報、が示す前記第1プラント運用価値であって、第1期間に対応する前記第1プラント運用価値、及び、第2期間に対応する前記第1プラント運用価値、のうち、運用価値が低い前記第1プラント運用価値を示す前記第1プラント運用価値情報、に基づいて、前記運用価値が低い前記第1プラント運用価値の一部を、前記請求費用情報が示す請求費用として算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の出力装置。
  5. 前記演算手段は、前記EMSが未導入の前記プラントの運用価値である第2プラント運用価値、を、前記目的関数と、EMS未導入の計画情報と、に基づいて、前記計画情報を入力変数とした前記目的関数を用いて得られる演算結果として演算し、
    前記出力装置は、
    前記演算手段が算出した前記第2プラント運用価値、を示す第2プラント運用価値情報をアウトプットするアウトプット手段と、
    前記出力手段により出力される前記第1プラント運用価値情報と、前記アウトプット手段によりアウトプットされる前記第2プラント運用価値情報と、を比較可能にユーザーに通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の出力装置。
  6. 前記演算手段は、前記EMSが未導入の前記プラントの運用価値である第2プラント運用価値、を、前記目的関数と、EMS未導入の計画情報と、に基づいて、前記計画情報を入力変数とした前記目的関数を用いて得られる演算結果として演算し、
    前記出力装置は、
    前記演算手段が算出した前記第2プラント運用価値、を示す第2プラント運用価値情報をアウトプットするアウトプット手段と、
    前記出力手段によって出力される前記第1プラント運用価値情報が示す前記第1プラント運用価値と、前記アウトプット手段によってアウトプットされる前記第2プラント運用価値情報が示す前記第2プラント運用価値と、の差を算出する算出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の出力装置。
  7. 事業者が提供するEMSが導入されるプラントの運用により、前記プラントを所有する顧客であって前記事業者の顧客が得られる価値を示す金額であるプラントの運用価値を示すプラント運用価値情報を出力する出力方法であって、
    コンピューターが、前記EMSが導入された前記プラントの運用価値である第1プラント運用価値、を、前記プラントの運用価値を表す目的関数と、前記EMSが導入された前記プラントが制御された実績を示す実績情報と、に基づいて演算する演算ステップと、
    コンピューターが、前記演算ステップで算出した前記第1プラント運用価値、を示す第1プラント運用価値情報を出力する出力ステップと、
    コンピューターが、前記プラントに導入された前記EMSを提供する前記事業者、から前記顧客への請求費用を示す請求費用情報を、前記出力ステップで出力される前記第1プラント運用価値情報に基づいて作成する作成ステップと、
    を備え、
    前記演算ステップでは、前記第1プラント運用価値を、前記実績情報を入力変数とした前記目的関数を用いて得られる演算結果として演算し、
    前記作成ステップでは、前記出力ステップで出力される前記第1プラント運用価値情報に基づいて前記第1プラント運用価値情報が示す前記第1プラント運用価値の一部を、前記請求費用情報が示す請求費用として算出し、
    前記第1プラント運用価値は、前記プラントに導入された前記EMSが、前記顧客が所有する前記プラントに含まれる蓄電池を、制御することにより得られる利益、を含む、
    ことを特徴とする出力方法。
  8. コンピューターを、請求項1から4のいずれか1項に記載の出力装置として機能させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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