JP7843620B2 - 軌道輪及び円錐ころ軸受 - Google Patents

軌道輪及び円錐ころ軸受

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Description

本発明は、軌道輪及び円錐ころ軸受に関する。
例えば、特許第6778310号公報(特許文献1)には、円錐ころ軸受の外輪が記載されている。特許文献1に記載の外輪の中心軸に沿う方向を、軸方向とする。軸方向に直交し、かつ特許文献1に記載の外輪の中心軸を通る方向を、径方向とする。特許文献1に記載の外輪の中心軸を中心とする円周に沿う方向を、周方向とする。特許文献1に記載の外輪は、第1端面と、第2端面と、内径面と、外径面とを有している。
第1端面及び第2端面は、軸方向における端面である。内径面及び外径面は、周方向に延在している。内径面は、中心軸側を向いている。外径面は、中心軸とは反対側を向いている。内径面は、軌道面を有している。軌道面は、円錐ころと接触する内径面の部分である。軌道面は、周方向に延在している。軌道面の直径は、第1端面側から第2端面側に向かうにつれて大きくなっている。軌道面と中心軸とのなす角度(接触角)は、40°以上50°以下である。軌道面と第2端面との間にある内径面の部分には、径方向において内側に突出している鍔部が形成されている。
特許第6778310号公報
特許文献1に記載の外輪では、軸方向における肉厚の最大値と最小値との差が大きい。そのため、特許文献1に記載の外輪では、外径を内径で除した値が小さい(すなわち、径方向における肉厚が小さい)場合に熱処理や機械加工に起因して軌道面における真円度が低くなることがある。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。より具体的には、本発明は、軌道面における真円度の改善が可能な軌道輪及び円錐ころ軸受を提供するものである。
本発明の軌道輪は、軌道輪の中心軸を中心とする円周に沿う方向である周方向に延在している内径面及び外径面を備えている。内径面及び外径面の一方は、軌道面を有する。軌道輪の外径を軌道輪の内径で除した値は1.1以下である。中心軸に沿う方向である軸方向における軌道輪の肉厚の最大値を軸方向における軌道輪の肉厚の最小値で除した値は、2.0以上である。軌道面の直径の最大値と軌道面の直径の最小値との差は、JIS0級の上限値の1倍超2倍以下である。軌道輪の偏肉量は、軌道輪の外径の2×10-4倍以下である。
上記の軌道輪では、軸方向における軌道輪の肉厚の最大値を軸方向における軌道輪の肉厚の最小値で除した値が、3.0以上であってもよい。
上記の軌道輪は、円錐ころ軸受の外輪であってもよい。内径面は、軌道面を有していてもよい。軌道面と軸方向とがなす角度は、35°以上55°以下であってもよい。
上記の軌道輪は、軸方向における端面である第1端面及び第2端面をさらに備えていてもよい。軸方向に直交している径方向における軌道面と外径面との間の距離は、第1端面側から第2端面側に向かうにつれて、小さくなっていてもよい。軌道面と第2端面との間にある内径面の部分には、径方向において内側に突出している鍔部が形成されていてもよい。上記の軌道輪は、焼入れ及び焼戻しの行われた鋼により形成されていてもよい。
本発明の円錐ころ軸受は、外輪と、円錐ころとを備えている。外輪は、外輪の中心軸を中心とする円周に沿う方向である周方向に延在している内径面及び外径面と、中心軸に沿う方向である軸方向における端面である第1端面及び第2端面とを有する。内径面は、軌道面を含む。外輪の外径を外輪の内径で除した値は、1.1以下である。軸方向における外輪の肉厚の最大値を軸方向における外輪の肉厚の最小値で除した値は、2.0以上である。軌道面の直径の最大値と軌道面の直径の最小値との差は、JIS0級の上限値の1倍超2倍以下である。外輪の偏肉量は、外輪の外径の2×10-4倍以下である。軌道面と軸方向とがなす角度は、35°以上55°以下である。軸方向に直交している径方向における軌道面と外径面との間の距離は、第1端面側から第2端面側に向かうにつれて小さくなっている。軌道面と第2端面との間にある内径面の部分には、径方向において内側に突出している鍔部が形成されている。
上記の円錐ころ軸受は、内輪をさらに備えていてもよい。外輪の外径を内輪の内径で除した値は、1.3以下であってもよい。
本発明の軌道輪及び本発明の円錐ころ軸受によると、軌道面における真円度の改善が可能である。
外輪10の断面図である。 外輪10を有する転がり軸受100の断面図である。 外輪10の製造方法を示す工程図である。
本発明の実施形態の詳細を、図面を参照しながら説明する。以下の図面では、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないものとする。
実施形態に係る軌道輪は、例えば、円錐ころ軸受の外輪10である。実施形態に係る軌道輪は外輪10に限られるものではないが、以下においては、外輪10を実施形態に係る軌道輪の例として説明する。
(外輪10の構成)
以下に、外輪10の構成を説明する。
図1は、外輪10の断面図である。図1には、外輪10の中心軸Aに平行であり、かつ中心軸Aを通る外輪10の断面が示されている。中心軸Aに沿う方向を、軸方向とする。軸方向に直交し、かつ中心軸Aを通る方向を、径方向とする。中心軸Aを中心とする円周に沿う方向を、周方向とする。図1に示されるように、外輪10は、第1端面10aと、第2端面10bと、内径面10cと、外径面10dとを有している。
第1端面10a及び第2端面10bは、軸方向における外輪10の端面である。第2端面10bは、軸方向における第1端面10aの反対面である。内径面10cは、周方向に延在している。内径面10cは、中心軸A側を向いている。
内径面10cは、軌道面10caを有している。軌道面10caは、図示しない転動体(後述する円錐ころ30)に接触する内径面10cの部分である。内径面10cは、周方向に延在している。内径面10cは、中心軸Aに平行であり、かつ中心軸Aを通る断面視において、軸方向に対して傾斜している。より具体的には、軌道面10caは、径方向における外径面10dとの間の距離が第1端面10a側から第2端面10b側に向かうにつれて小さくなるように傾斜している。
接触角θは、軌道面10caと中心軸Aとがなす角度である。接触角θは、35°以上55°以下であることが好ましい。このことを別の観点から言えば、軌道面10caは、急勾配形になっている。軌道面10caと第2端面10bとの間にある内径面10cの部分には、鍔部10eが形成されている。鍔部10eは、径方向における内側に向かって突出している。
外径面10dは、周方向に延在している。外径面10dは、中心軸Aとは反対側を向いている。このことを別の観点から言えば、外径面10dは、径方向における内径面10cの反対面である。外輪10は、外径面10dにおいて、図示しないハウジングに嵌め合わされる。
外輪10は、焼入れ及び焼戻しの行われた鋼により形成されている。外輪10は、例えば、焼入れ及び焼戻しの行われたJIS規格に定められている高炭素クロム軸受鋼により形成されている。但し、外輪10の構成材料は、これに限られるものではない。
外輪10の内径を、内径D1とする。内径D1は、径方向において中心軸Aを挟んで互いに対向している内径面10cの2つの部分の間の距離である。内径D1は、径方向において中心軸Aを挟んで互いに対向している内径面10cの2つの部分の間の距離が最小となる位置において測定される。
外輪10の外径を、外径D2とする。外径D2は、径方向において中心軸Aを挟んで互いに対向している外径面10dの2つの部分の間の距離である。外径D2は、径方向において中心軸Aを挟んで互いに対向している外径面10dの2つの部分の間の距離が最大となる位置において測定される。外径D2を内径D1で除した値は、1.1以下になっている。外径D2を内径D1で除した値は、1.0よりも大きい。なお、外径D2から内径D1を減じた上で2で除した値は、例えば、8mm以上18mm以下である。
外輪10の肉厚を、肉厚Tとする。肉厚Tは、径方向における内径面10cと外径面10dとの間の距離である。なお、肉厚Tは、軸方向における位置により変化している。より具体的には、肉厚Tは、第1端面10a側から第2端面10b側に向かうにつれて、一旦小さくなった後、再び大きくなっている。肉厚Tの軸方向における最大値を肉厚Tの軸方向における最小値で除した値は、2.0以上である。肉厚Tの軸方向における最大値を肉厚Tの軸方向における最小値で除した値は、3.0以上であることが好ましい。
外輪10の偏肉量は、外径D2の2×10-4倍以下になっている。外輪10の偏肉量は、周方向に沿って肉厚Tを測定した際の最大値と最小値との差である。外輪10の偏肉量は、肉厚Tを周方向に沿って測定し、その最大値及び最小値に基づき算出される。外輪10の偏肉量は、肉厚Tが最小となる軸方向における位置において測定される。
軌道面10caの直径を、直径D3とする。直径D3は、径方向において中心軸Aを挟んで互いに対向している軌道面10caの2つの部分の間の距離である。直径D3は、軸方向における軌道面10caの中央において測定される。直径D3の最大値と直径D3の最小値との差(すなわち、軌道面10caの真円度)は、JIS0級の上限値の1倍よりも大きい。軌道面10caの真円度は、JIS0級の上限値の2倍以下である。なお、JIS0級の上限値は、軌道面が内径面に形成される場合(すなわち、軌道輪が外輪である場合)には軌道輪の外径の1×10-4倍であり、軌道輪が外径面に形成される場合(すなわち、軌道輪が内輪である場合)には軌道輪の内径の1×10-4倍である。
鍔部10eにおける外輪10の内径を、内径D4とする。外径D2を内径D4で除した値は、例えば、1.05以下である。
図2は、外輪10を有する転がり軸受100の断面図である。図2には、中心軸Aに平行であり、かつ中心軸Aを通る転がり軸受100の断面が示されている。図2に示されるように、転がり軸受100は、外輪10に加えて、内輪20と、複数の円錐ころ30と、保持器40とを有している。転がり軸受100は、例えば、ロボットや建設機械の減速機に使用される円錐ころ軸受である。
内輪20は、第1端面20aと、第2端面20bと、内径面20cと、外径面20dとを有している。第1端面20a及び第2端面20bは、軸方向における内輪20の端面である。第2端面20bは、軸方向における第1端面20aの反対面である。
内径面20cは、周方向に延在している。内径面20cは、中心軸A側を向いている。内輪20は、内径面20cにおいて、図示しない軸に嵌め合わされる。外径面20dは、周方向に延在している。外径面20dは、中心軸Aとは反対側を向いている(すなわち、径方向における内径面20cの反対面である)。
外径面20dは、軌道面20daを有している。軌道面20daは、円錐ころ30に接触する外径面20dの部分である。軌道面20daは、周方向にしている。軌道面20daは、径方向における内径面20cとの間の距離が第1端面20a側から第2端面20b側に向かうにつれて大きくなるように、軸方向に対して傾斜している。内輪20は、軌道面20daが軌道面10caに対向するように、外輪10の径方向における内側に配置されている。なお、外径面20dには、鍔部が形成されていない。
内輪20の内径を、内径D5とする。内径D5は、径方向において中心軸Aを挟んで互いに対向している内径面20cの2つの部分の間の距離である。内径D5は、径方向において中心軸Aを挟んで互いに対向している内径面20cの2つの部分の間の距離が最小となる位置において測定される。外径D2を内径D5で除した値は、例えば1.3以下である。外径D2から内径D5を減じた上で2で除した値は、例えば20mm以上35mm以下である。
複数の円錐ころ30は、軌道面10caと軌道面20daとの間において、周方向に沿って並んでいる。円錐ころ30の外周面は、軌道面10ca及び軌道面20daに接触している。円錐ころ30は、その中心軸に沿う方向において、大径端面及び小径端面を有している。円錐ころ30の大径端面は、鍔部10eに接触している。保持器40は、周方向において隣り合う2つの円錐ころ30の間の間隔が一定範囲内となるように、複数の円錐ころ30を保持している。
(外輪10の製造方法)
以下に、外輪10の製造方法を説明する。
図3は、外輪10の製造方法を示す工程図である。図3に示されるように、外輪10の製造方法は、準備工程S1と、焼入れ工程S2と、焼戻し工程S3と、機械加工工程S4とを有している。
準備工程S1では、加工対象部材が準備される。加工対象部材は、外輪10と同一の鋼により形成されている。加工対象部材は、環状の部材である。焼入れ工程S2は、準備工程S1後に行われる。焼入れ工程S2では、加工対象部材に対する焼入れが行われる。より具体的には、焼入れ工程S2は、加工対象部材を構成している鋼のA変態点以上の温度で加熱対象部材を保持した後に加工対象部材を構成している鋼のM変態点以下の温度まで冷却することにより行われる。
焼戻し工程S3は、焼入れ工程S2後に行われる。焼戻し工程S3では、加工対象部材に対する焼戻しが行われる。より具体的には、焼戻し工程S3は、加工対象部材を構成している鋼のA変態点未満の温度で加工対象部材を保持した後に放冷することにより行われる。外径D2を内径D1で除した値が1.3以下となるような外輪10を製造しようとする場合、焼入れ工程S2及び焼戻し工程S3が行われる際の熱履歴により、加工対象部材の形状が崩れてしまうことがある。なお、加工対象部材に対して行われる熱処理は、焼入れ工程S2及び焼戻し工程S3に限られるものではない。
機械加工工程S4は、焼戻し工程S3後に行われる。機械加工工程S4では、加工対象部材がチャッキングされた上で、加工対象部材の表面に対する機械加工(例えば、研削、研磨等)が行われる。以上により、図1に示される構造の外輪10が製造される。機械加工が完了して外輪10がチャッキングから開放された際に、軌道面10caの真円度の崩れが発生することがある。
(外輪10の効果)
以下に、外輪10の効果を説明する。
上記のとおり、外輪10では、外径D2を内径D1で除した値が1.1以下になっている。すなわち、外輪10では、肉厚Tが小さくなっている。また、外輪10では、内径面10cに鍔部10eが形成されており、軌道面10caが急勾配形になっている(接触角θが35°以上55°以下になっている)。その結果、外輪10では、肉厚Tの軸方向における最大値と最小値との差が大きい。そのため、外輪10では、熱処理が行われた後及び機械加工が行われた後に、形状の崩れ(特に、軌道面10caにおける真円度の崩れ)が生じてしまうことがある。より具体的には、直径D3の最大値と直径D3の最小値との差が、JIS0級の範囲内に収まらなくなる(JIS0級の上限値を超えてしまう)ことがある。
しかしながら、本発明者らが見出した知見によると、直径D3の最大値と直径D3の最小値との差がJIS0級の上限値の2倍以下である場合、外輪10の偏肉量が外径D2の2×10-4倍以下であれば、外輪10がハウジングに嵌め合わされた際に、外輪10の形状がハウジングの形状に倣うことにより、直径D3の最大値と直径D3の最小値との差がJIS0級の範囲内に収まるようになる。そのため、外輪10によると、熱処理や機械加工により軌道面10caの真円度が崩れてしまう場合であっても、偏肉量を管理することにより、軌道面10caの真円度を改善することが可能となる。
(実施例)
外輪10の効果を確認するため、複数のサンプルが準備された。これらのサンプルにおいては、直径D3の最大値と直径D3の最小値の差及び偏肉量が変化された。直径D3の最大値と直径D3の最小値との差がJIS0級の上限値の1倍超2倍以下であることを、条件1とする。外輪の偏肉量が外径D2の2×10-4倍以下であることを、条件2とする。これらのサンプルは、ハウジングに締まり嵌めされた後に、直径D3の最大値と直径D3の最小値との差が再度測定された。サンプルが嵌め合わされるハウジングの穴の真円度はJIS規格に定められているIT4とされ、嵌め合い公差はJIS規格に定められているM7とされた。これらのサンプルでは、外径D2を内径D1で除した値が1.09とされ、肉厚Tの軸方向における最大値を肉厚Tの軸方向における最小値で除した値が4.0とされた。
表1中における「A」は、測定対象となったサンプルの全てにおいてハウジングに嵌め合わされた後の直径D3の最大値と直径D3の最小値との差がJIS0級の上限以下であることを意味する。表1中における「B」は、測定対象となったサンプルの一部においてハウジングに嵌め合わされた後の直径D3の最大値と直径D3の最小値との差がJIS0級の上限を超えていることを意味する。表1中における「C」は、測定対象となったサンプルの全てにおいてハウジングに嵌め合わされた後の直径D3の最大値と直径D3の最小値との差がJIS0級の上限を超えていることを意味する。
表1に示されるように、条件1及び条件2の双方が充足されている場合には、ハウジングに嵌め合わされた後の直径D3の最大値と直径D3の最小値との差の評価が、Aになっていた。他方で、条件1及び条件2の少なくとも一方が満たされていない場合には、ハウジングに嵌め合わされた後の直径D3の最大値と直径D3の最小値との差の評価がB以下になっていた。
この比較から、外径D2を内径D1で除した値が1.1以下となる場合でも、条件1及び条件2の双方が満たされると、ハウジングに嵌め込まれた際に外輪10がハウジングに倣って軌道面10caの真円度がJIS0級の範囲内に収まるように改善されることが実験的にも明らかになった。
以上のように本発明の実施形態について説明を行ったが、上述の実施形態を様々に変形することも可能である。また、本発明の範囲は、上記の実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むことが意図される。
上記の実施形態は、例えば減速機に用いられる円錐ころ軸受の軌道輪(外輪)に特に有利に適用される。
100 転がり軸受、10 外輪、10a 第1端面、10b 第2端面、10c 内径面、10ca 軌道面、10d 外径面、10e 鍔部、20 内輪、20a 第1端面、20b 第2端面、20c 内径面、20d 外径面、20da 軌道面、30 円錐ころ、40 保持器、A 中心軸、D1 内径、D2 外径、D3 直径、D4,D5 内径、S1 準備工程、S2 焼入れ工程、S3 焼戻し工程、S4 機械加工工程、T 肉厚。

Claims (7)

  1. 軌道輪であって、
    前記軌道輪の中心軸を中心とする円周に沿う方向である周方向に延在している内径面及び外径面とを備え、
    前記内径面及び前記外径面の一方は、軌道面を有し、
    前記軌道輪の外径を前記軌道輪の内径で除した値は、1.1以下であり、
    前記中心軸に沿う方向である軸方向における前記軌道輪の肉厚の最大値を前記軸方向における前記軌道輪の肉厚の最小値で除した値は、2.0以上であり、
    前記軌道面の直径の最大値と前記軌道面の直径の最小値との差は、JIS0級の上限値の1倍超2倍以下であり、
    前記軌道輪の偏肉量は、前記軌道輪の外径の2×10-4倍以下である、軌道輪。
  2. 前記軸方向における前記軌道輪の肉厚の最大値を前記軸方向における前記軌道輪の肉厚の最小値で除した値は、3.0以上である、請求項1に記載の軌道輪。
  3. 前記軌道輪は、円錐ころ軸受の外輪であり、
    前記内径面は、前記軌道面を有し、
    前記軌道面と前記軸方向とがなす角度は、35°以上55°以下である、請求項1又は請求項2に記載の軌道輪。
  4. 前記軸方向における端面である第1端面及び第2端面を備え、
    前記軸方向に直交している方向である径方向における前記軌道面と前記外径面との間の距離は、前記第1端面側から前記第2端面側に向かうにつれて小さくなっており、
    前記軌道面と前記第2端面との間にある前記内径面の部分には、前記径方向において内側に突出している鍔部が形成されている、請求項3に記載の軌道輪。
  5. 前記軌道輪は、焼入れ及び焼戻しの行われた鋼により形成されている、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の軌道輪。
  6. 外輪と、
    円錐ころとを備え、
    前記外輪は、前記外輪の中心軸を中心とする円周に沿う方向である周方向に延在している内径面及び外径面と、前記中心軸に沿う方向である軸方向における端面である第1端面及び第2端面とを有し、
    前記内径面は、軌道面を含み、
    前記外輪の外径を前記外輪の内径で除した値は、1.1以下であり、
    前記軸方向における前記外輪の肉厚の最大値を前記軸方向における前記外輪の肉厚の前記軸方向における最小値で除した値は、2.0以上であり、
    前記軌道面の直径の最大値と前記軌道面の直径の最小値との差は、JIS0級の上限値の1倍超2倍以下であり、
    前記外輪の偏肉量は、前記外輪の外径の2×10-4倍以下であり、
    前記軌道面と前記軸方向とがなす角度は、35°以上55°以下であり、
    前記軸方向に直交している径方向における前記軌道面と前記外径面との間の距離は、前記第1端面側から前記第2端面側に向かうにつれて小さくなっており、
    前記軌道面と前記第2端面との間にある前記内径面の部分には、前記径方向において内側に突出している鍔部が形成されている、円錐ころ軸受。
  7. 内輪をさらに備え、
    前記外輪の外径を前記内輪の内径で除した値は、1.3以下である、請求項6に記載の円錐ころ軸受。
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