JP7843571B1 - 雄ねじ側部材、雌ねじ側部材、締結具 - Google Patents

雄ねじ側部材、雌ねじ側部材、締結具

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Abstract

【課題】揚湯管同士を接続するにあたり耐摩耗性を向上させることができる雄ねじ側部材を提供する。
【解決手段】地下から地上へ汲み上げられる水の流路12が内部に形成される揚湯管11に接続される第一の接続部材14であって、軸方向S1に第一の中空部分51が貫通して形成されるとともに、一端側が、当該揚湯管11の端部に対して、当該第一の中空部分51が当該流路12と連通するように接続され、高分子材料からなる第一の接続部材14と、軸方向S1に第二の中空部分52が貫通して形成されるとともに、一端側が、前記第一の接続部材14の他端側に対して、当該第二の中空部分52が前記第一の中空部分51と連通するように接続され、軸方向S1において前記第一の接続部材14と重複しない部分の一部又は全部の外周面にねじ山19が形成される、金属からなる雄ねじ部18と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、雄ねじ側部材、雌ねじ側部材、締結具に関する。
揚湯管は、地下から地上へ汲み上げられる温泉水の流路が内部に形成される管である。また、複数の揚湯管が直列に接続されて、地上から地下まで延伸しており、最も下に位置する揚湯管は、温泉水を吸い上げるために地下に設けられたポンプに接続される。
揚湯管同士を接続するために、各揚湯管の端部には雄ねじ側部材又は/及び雌ねじ側部材が設けられている。揚湯管、雄ねじ側部材、及び、雌ねじ側部材の材料には、例えば下記特許文献1に記載されるように、従来FRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)が用いられることが多かった。
特開2006-070684号公報
FRPからなる雄ねじ側部材及び雌ねじ側部材は、耐食性が高い反面、一方の揚湯管の雄ねじ側部材と他方の揚湯管の雌ねじ側部材を着脱させる際の耐摩耗性が低いという問題があった。
上述のような問題に鑑み、本発明は、耐食性を維持しつつ揚湯管同士を着脱させる際の耐摩耗性を向上させる、雄ねじ側部材、雌ねじ側部材、及び、締結具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第一態様に係る雄ねじ側部材は、地下から地上へ汲み上げられる水の流路が内部に形成される揚湯管に接続される接続部材であって、軸方向に第一の中空部分が貫通して形成されるとともに、一端側が、当該揚湯管の端部に対して、当該第一の中空部分が当該流路と連通するように接続され、高分子材料からなる接続部材と、軸方向に第二の中空部分が貫通して形成されるとともに、一端側が、前記接続部材の他端側に対して、当該第二の中空部分が前記第一の中空部分と連通するように接続され、軸方向において前記接続部材と重複しない部分の一部又は全部の外周面にねじ山が形成される、金属からなる雄ねじ部と、を備える。
また、本発明の第二態様では、前記雄ねじ部のうち、軸方向において前記接続部材と重複する部分は、その外径が軸方向に変化するとともに前記第一の中空部分の一部に挿入される挿入部であり、前記第一の中空部分の一部は、前記挿入部が篏合される形状である。
また、本発明の第三態様では、前記挿入部の外周面及び前記第一の中空部分の一部の内周面は、径方向断面視において多角形である。
また、本発明の第四態様に係る雌ねじ側部材は、地下から地上へ汲み上げられる水の流路が内部に形成される揚湯管に接続される雌ねじ部であって、軸方向に第三の中空部分が貫通して形成されるとともに、一端側が、当該揚湯管の端部に対して、当該第三の中空部分が当該流路と連通するように接続され、当該第三の中空部分のうち、軸方向において前記流路と重複しない部分の一部又は全部に、ねじ孔が形成され、金属からなる雌ねじ部と、前記雌ねじ部の外周面を被覆するようにして設けられ、高分子材料からなる接続部材と、を備える。
また、本発明の第五態様では、前記接続部材の内周面には、凸部が一以上形成され、前記雌ねじ部の外周面には、前記凸部に篏合する凹部が一以上形成される。
また、本発明の第六態様では、前記接続部材の内周面及び前記雌ねじ部の外周面は、径方向断面視において多角形である。
また、本発明の第七態様に係る雌ねじ側部材は、軸方向に第三の中空部分が貫通して形成されるとともに、当該第三の中空部分のうち一部又は全部にねじ孔が形成され、金属からなる雌ねじ部と、地下から地上へ汲み上げられる水の流路が内部に形成される揚湯管に接続される接続部材であって、前記雌ねじ部の外周面を被覆するようにして設けられ、かつ、軸方向において当該雌ねじ部よりも一端側に長い筒状である筒状部と、当該雌ねじ部の一端に接するようにして当該筒状部の内周に設けられ、前記第三の中空部分と連通する第四の中空部分が軸方向に貫通して形成されるとともに、当該第四の中空部分が更に当該流路と連通するように、当該揚湯管の端部に対して接続される縮径部と、を有し、高分子材料からなる接続部材と、を備える。
また、本発明の第八態様では、前記筒状部の内周面のうち前記縮径部以外の部分に凸部が一以上形成され、前記雌ねじ部の外周面には、前記凸部に篏合する凹部が一以上形成される。
また、本発明の第九態様では、前記凸部及び前記凹部は軸方向に沿って延伸する。
また、本発明の第十態様では、前記凸部及び前記凹部は周方向に沿って延伸する。
また、本発明の第十一態様に係る締結具は、前記雄ねじ側部材と、前記雌ねじ側部材と、を備え、前記ねじ山と前記ねじ孔とを螺合させることで、前記第二の中空部分と前記第三の中空部分とが連通する。
本発明に係る雄ねじ側部材、雌ねじ側部材、及び、締結具によれば、耐食性を維持しつつ揚湯管同士を着脱させる際の耐摩耗性を向上させることができる。
本発明の第一実施形態に係る雄ねじ側部材の軸方向断面図である。 図1のII-II断面図(径方向断面図)である。 本発明の第一実施形態に係る雌ねじ側部材の軸方向断面図である。 図3のIV-IV断面図(径方向断面図)である。 本発明の第一実施形態に係る締結具(雄ねじ側部材と雌ねじ側部材とを螺合させたもの)の軸方向断面図である。 本発明の第二実施形態に係る雄ねじ側部材の斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る雌ねじ側部材の斜視図である。 本発明の第三実施形態に係る雄ねじ側部材の図1のII-II断面図に相当する径方向断面図である。 本発明の第四実施形態に係る雌ねじ側部材の図3のIV-IV断面図に相当する径方向断面図である。 本発明の第五実施形態に係る雌ねじ側部材の軸方向断面図である。 図10のXI-XI断面図(径方向断面図)である。 本発明の第六実施形態に係る雌ねじ側部材の軸方向断面図である。 図12のXIII-XIII断面図(径方向断面図)である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。なお、説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては適宜同一の符号を付して、重複する説明は適宜省略する。
==第一実施形態==
以下、本発明の第一実施形態について説明する。
≪雄ねじ側部材の構成≫
図1は、本発明の第一実施形態に係る雄ねじ側部材2の軸方向断面図である。
図1に示す雄ねじ側部材2は、揚湯管11に接続されるものであり、第一の接続部材14及び雄ねじ部18を主要部として備えている。
第一の接続部材14はFRPからなる。また、第一の接続部材14には、軸方向S1に沿って第一の中空部分51が貫通して形成されている。さらに、第一の接続部材14は、一端側が揚湯管11の端部に接続され、第一の中空部分51が揚湯管11の流路12と連通するよう構成されている。
揚湯管11は、地下から地上へ汲み上げられる水(温泉水)の流路12が内部に形成される管である。揚湯管11は、例えばFRPからなるものとする。また、揚湯管11の端部の外周面には、ねじ山13が形成されている。なお、このねじ山13が形成された揚湯管11の端部は、先端に向かうほど外径が縮まるようなテーパ形状とするのが好ましい。
そして、第一の中空部分51のうち、第一の接続部材14の一端側には、揚湯管11のねじ山13に対応した形状のねじ孔15が形成されている。ねじ孔15は、第一の中空部分51の一部の内周面がねじ切りされている(ねじ山が形成されている)ものである。これにより、作業者が、ねじ孔15にねじ山13が螺合するように第一の接続部材14を回転させることで、第一の接続部材14の一端側が揚湯管11の端部に接続された状態となる。なお、この接続状態は、取り外し可能としてもよく、あるいは、ねじ山13とねじ孔15との螺合部分の締結力を高めたり、当該螺合部分に接着剤を塗布したりするなどして、取り外し不可としてもよい。
また、第一の接続部材14の第一の中空部分51の一部16は、後述する挿入部20が篏合される形状(挿入部20に対応する形状)である。
雄ねじ部18は、鉄あるいはSUS(ステンレス鋼)などの金属からなる。また、雄ねじ部18には、軸方向S1に沿って第二の中空部分52が貫通して形成されている。さらに、雄ねじ部18は、その一端側が第一の接続部材14の他端側に接続されており、第二の中空部分52が第一の中空部分51と連通するよう構成されている。
また、雄ねじ部18は、軸方向S1において第一の接続部材14と重複しない部分の外周面にはねじ山19が形成されている。さらに、雄ねじ部18のうち、軸方向S1において第一の接続部材14と重複する部分には、外径が軸方向S1に変化する挿入部20が形成されている。なお、外径が軸方向S1の変化は、一定方向の変化(軸方向S1のどちらか一方に向けて縮径するなど)でもよいが、縮径と拡径を繰り返すような変化でもよい。図1では後者の形状となっている。そして、挿入部20は、第二の中空部分52の一部16に挿入されている。
図2は、図1のII-II断面図(径方向断面図)である。
図2に示すように、挿入部20の外周面は、径方向断面視において多角形に形成されている。なお、この多角形とは、好ましくは、六角形、五角形、四角形、三角形である。また、第一の接続部材14の第一の中空部分51の一部16の内周面も、これに合わせて多角形となっている。
≪雌ねじ側部材の構成≫
図3は、本発明の第一実施形態に係る雌ねじ側部材3の軸方向断面図である。
図3に示す雌ねじ側部材3は、揚湯管21に接続されるものであり、雌ねじ部26及び第二の接続部材24を主要部として備えている。
雌ねじ部26は、鉄あるいはSUS(ステンレス鋼)などの金属からなる。また、雌ねじ部26には、軸方向S2に沿って第三の中空部分61が貫通して形成されている。さらに、雌ねじ部26は、一端側が揚湯管21の端部に接続され、第三の中空部分61が揚湯管21の流路22と連通するよう構成されている。
揚湯管21は、地下から地上へ汲み上げられる水(温泉水)の流路22が内部に形成される管である。揚湯管21は、例えばFRPからなるものとする。また、揚湯管21の端部の外周面には、ねじ山23が形成されている。なお、このねじ山23が形成された揚湯管21の端部は、先端に向かうほど外径が縮まるようなテーパ形状とするのが好ましい。
そして、第三の中空部分61のうち、雌ねじ部26の一端側には、揚湯管21のねじ山23に対応した形状のねじ孔25が形成されている。ねじ孔25は、第三の中空部分61の一部の内周面がねじ切りされている(ねじ山が形成されている)ものである。これにより、作業者が、ねじ孔25にねじ山23が螺合するように雌ねじ部26を回転させることで、雌ねじ部26の一端側が揚湯管21の端部に接続された状態となる。
そして、第三の中空部分61のうち、軸方向S2において流路22と重複しない部分の一部又は全部には、ねじ孔28が形成されている。ねじ孔28は、雄ねじ側部材2のねじ山19に対応した形状である。ねじ孔28は、当該一部又は全部の内周面がねじ切りされている(ねじ山が形成されている)ものである。これにより、作業者が、ねじ孔28にねじ山19が螺合するように雄ねじ側部材2又は雌ねじ側部材3を回転させることで、雄ねじ側部材2と雌ねじ側部材3とを接続することができる。
第二の接続部材24はFRPからなる。また、第二の接続部材24は、雌ねじ部26の外周面を被覆するようにして設けられており、その肉厚は、例えば数mm程度である。また、第二の接続部材24の一端側は、揚湯管21に固定されている。これは、上述したように雌ねじ部26の一端側が揚湯管21の端部に接続された状態において、第二の接続部材24をコーティング(どぶ付けなど)することで、第二の接続部材24の一端側を、揚湯管21に固定することができる。
また、第二の接続部材24の内周面には、軸方向S2に沿って延伸する凸部29が形成されており、雌ねじ部26の外周面には、軸方向S2に沿って延伸する凹部30(溝)が形成されている。
図4は、図3のIV-IV断面図(径方向断面図)である。
図4に示すように、第二の接続部材24及び雌ねじ部26それぞれの内周面及び外周面は、径方向断面視の形状が正円形又は略正円形となっている。
また、第二の接続部材24の内周面には、周方向に等間隔に4本の凸部29が形成され、雌ねじ部26の外周面には、周方向に等間隔に4本の凹部30が形成されている。そして、各凹部30は各凸部29に篏合している。また、凸部29及び凹部30は、それぞれ1本以上形成されていればよい。好ましくは、8本以上36本以下である。さらに、凸部29及び凹部30が複数の場合、周方向に等間隔ではなく不均一な間隔で形成されていてもよい。さらに、図4では、凸部29及び凹部30の径方向断面視の形状が、それぞれ半円形である状態が示されているが、当該形状は、例えば四角形、あるいは内側(好ましくは図3の軸方向S2側)に角が向いた三角形など、他の形状であってもよい。また、凸部29が雌ねじ部26の内周面に形成され、凹部30が第二の接続部材24に形成されるものとしてもよい。
≪全体構成≫
図5は、本発明の第一実施形態に係る締結具1の軸方向断面図である。
図5に示すように、締結具1は、雄ねじ側部材2と、雌ねじ側部材3と、を備える。また、中空部分61を第三の中空部分とした場合、締結具1は、ねじ山19とねじ孔28とを螺合させることで、第二の中空部分52と第三の中空部分61とが連通する構成となっている。具体的には、第二の中空部分52の全部と第三の中空部分61の一部とが重複するようにして連通する構成となっている。
すなわち、締結具1を介して揚湯管11と揚湯管21が直列に接続(連通)される。これによって、揚湯管11の流路12を流れる水(温泉水)が揚湯管21の流路22へ流れていくことができる(反対に、水が流路22から流路22へ流れるものとしてもよい)。
≪効果≫
第一実施形態に係る雄ねじ側部材2は、地下から地上へ汲み上げられる水の流路12が内部に形成される揚湯管11に接続される第一の接続部材14であって、軸方向S1に第一の中空部分51が貫通して形成されるとともに、一端側が、揚湯管11の端部に対して、第一の中空部分51が流路12と連通するように接続され、FRPからなる第一の接続部材14と、軸方向S1に第二の中空部分52が貫通して形成されるとともに、一端側が、第一の接続部材14の他端側に対して、第二の中空部分52が第一の中空部分51と連通するように接続され、軸方向S1において第一の接続部材14と重複しない部分の一部又は全部の外周面にねじ山19が形成される、金属からなる雄ねじ部18と、を備える。
これにより、雄ねじ側部材2は、ねじ山19が形成される雄ねじ部18が金属であり、その外周をFRPからなる第一の接続部材14が囲っているため、ねじ山19をねじ孔28に螺合させた状態においては、金属からなる雄ねじ部18が外に露出しにくい状態となる。金属のねじ山19はねじ孔28との着脱に際する耐摩耗性が高く、FRPの第一の接続部材14は外の環境に対する耐腐食性が高いため、雄ねじ側部材2は、耐食性を維持しつつ揚湯管同士を着脱させる際の耐摩耗性を向上させることができる。
また、雄ねじ側部材2は、ねじ山19が形成される雄ねじ部18が金属であり、その外周をFRPからなる第一の接続部材14が囲っているため、第一の中空部分51を温泉水が流れる際に温泉水を保温することができる。
また、第一実施形態に係る雄ねじ側部材2は、雄ねじ部18のうち、軸方向S1において第一の接続部材14と重複する部分は、その外径が軸方向S1に変化するとともに第一の中空部分51の一部16に挿入される挿入部20であり、第一の中空部分51の一部16は、挿入部20が篏合される形状である。
これにより、雄ねじ側部材2は、雄ねじ部18が第一の接続部材14から抜け落ちてしまう虞を防ぐ(軸方向の移動に際して抵抗を持たせる)ことができる。
第一実施形態に係る雄ねじ側部材2は、挿入部20の外周面及び第一の中空部分51の一部16の内周面は、径方向断面視において多角形である。
例えば、挿入部20の外周面及び第一の中空部分51の一部16の内周面が径方向断面視において正円形であると、ねじ山19をねじ孔28に対して着脱させる際に、挿入部20が第一の接続部材14に対して空回りしてしまう可能性がある。雄ねじ側部材2は、当該断面視が多角形であるために当該空回りを防ぐことができる。
本発明の第一実施形態に係る雌ねじ側部材3は、地下から地上へ汲み上げられる水の流路22が内部に形成される揚湯管21に接続される雌ねじ部26であって、軸方向S2に中空部分61が貫通して形成されるとともに、一端側が、揚湯管21の端部に対して、中空部分61が流路22と連通するように接続され、中空部分61のうち、軸方向S2において流路22と重複しない部分の一部又は全部に、ねじ孔28が形成され、金属からなる雌ねじ部26と、雌ねじ部26の外周面を被覆するようにして設けられ、FRPからなる第二の接続部材24と、を備える。
これにより雌ねじ側部材3は、ねじ孔28が形成される雌ねじ部26が金属であり、その外周をFRPからなる第二の接続部材24が囲っているため、ねじ孔28にねじ山19を螺合させた状態においては、金属の雌ねじ部26が外に露出しにくい状態となる。金属のねじ孔28はねじ山19との着脱に際する耐摩耗性が高く、FRPの第二の接続部材24は外の環境に対する耐腐食性が高いため、雌ねじ側部材3は、耐食性を維持しつつ揚湯管同士を着脱させる際の耐摩耗性を向上させることができる。
また、雌ねじ側部材3は、ねじ孔28が形成される雌ねじ部26が金属であり、その外周をFRPからなる第二の接続部材24が囲っているため、第三の中空部分61を温泉水が流れる際に温泉水を保温することができる。
本発明の第一実施形態に係る雌ねじ側部材3は、第二の接続部材24の内周面には、凸部29が一以上形成され、雌ねじ部26の外周面には、凸部29に篏合する凹部30が一以上形成される。
例えば、雌ねじ部26の外周面及び第二の接続部材24の内周面が径方向断面視において正円形であると、ねじ山19をねじ孔28に対して着脱させる際に、雌ねじ部26が第二の接続部材24に対して空回りしてしまう可能性がある。本発明の第一実施形態に係る雌ねじ側部材3は、第二の接続部材24の内周面に凸部29が形成されており、雌ねじ部26の外周面に凹部30が形成されているために当該空回りを防ぐことができる。
本発明の第一実施形態に係る締結具1は、雄ねじ側部材2と、雌ねじ側部材3と、 を備え、中空部分61を第三の中空部分61とした場合、ねじ山19とねじ孔28とを螺合させることで、第二の中空部分52と第三の中空部分61とが連通する。
雄ねじ側部材2は、ねじ山19が形成される雄ねじ部18が金属であり、その外周をFRPからなる第一の接続部材14が囲っているため、ねじ山19をねじ孔28に螺合させた状態においては、金属の雄ねじ部18が外に露出しにくい状態となる。金属のねじ山19はねじ孔との着脱に際する耐摩耗性が高く、FRPの第一の接続部材14は外の環境に対する耐腐食性が高いため、雄ねじ側部材2は、耐食性を維持しつつ揚湯管同士を着脱させる際の耐摩耗性を向上させることができる。
また、雌ねじ側部材3は、ねじ孔28が形成される雌ねじ部26が金属であり、その外周をFRPからなる第二の接続部材24が囲っているため、ねじ孔28にねじ山19を螺合させた状態においては、金属の雌ねじ部26が外に露出しにくい状態となる。金属のねじ孔28はねじ山19との着脱に際する耐摩耗性が高く、FRPの第二の接続部材24は外の環境に対する耐腐食性が高いため、雌ねじ側部材は、耐食性を維持しつつ揚湯管同士を着脱させる際の耐摩耗性を向上させることができる。
したがって、締結具1は、耐食性を維持しつつ揚湯管同士を着脱させる際の耐摩耗性を向上させることができる。
また、雄ねじ側部材2は、ねじ山19が形成される雄ねじ部18が金属であり、その外周をFRPからなる第一の接続部材14が囲っているため、第一の中空部分51を温泉水が流れる際に温泉水を保温することができる。また、雌ねじ側部材3は、ねじ孔28が形成される雌ねじ部26が金属であり、その外周をFRPからなる第二の接続部材24が囲っているため、第三の中空部分61(及び第二の中空部分52)を温泉水が流れる際に温泉水を保温することができる。
==第二実施形態==
≪構成≫
以下では、第二実施形態について、第一実施形態と異なる点を中心に説明する。
図6は、本発明の第二実施形態に係る雄ねじ側部材2Aの斜視図である。なお、図6には、揚湯管11が雄ねじ側部材2Aに挿入されていない状態が示されている。
第一実施形態に係る雄ねじ側部材2は、FRPからなる第一の接続部材14と、第一の接続部材14とは別体の、金属からなる雄ねじ部18と、を備えるとした。それに対して、第二実施形態に係る雄ねじ側部材2Aは、第一の接続部材14に対応する第一の接続部材34と、第一の接続部材34と一体の、雄ねじ部18に対応する雄ねじ部38と、を備えている。
そして、第一の接続部材34と雄ねじ部38は、金属からなるものとする。当該金属は、SUSあるいはSUSよりも耐食性が高い金属(チタンなど)であるものとしてもよい。
また、図7は、本発明の第二実施形態に係る雌ねじ側部材3Aの斜視図である。なお、図6においても、揚湯管21が雌ねじ側部材3Aに挿入されていない状態が示されている。
第一実施形態に係る雌ねじ側部材3は、金属からなる雌ねじ部26と、雌ねじ部26とは別体の、FRPからなる第二の接続部材24と、を備えるとした。それに対して、第二実施形態に係る雌ねじ側部材3Aは、雌ねじ部26に対応する雌ねじ部46を備えている。
そして、雌ねじ部46は、金属からなるものとする。当該金属は、SUSあるいはSUSよりも耐食性が高い金属(チタンなど)であるものとしてもよい。
≪効果≫
第二実施形態に係る雄ねじ側部材2A、雌ねじ側部材3A、及び、第二実施形態に係る締結具(雄ねじ側部材2A及び雌ねじ側部材3A)においては、第一実施形態に比べて耐食性が低下するものの、製造が簡単になる。
==第三実施形態==
≪構成≫
以下では、第三実施形態について、第一実施形態と異なる点を中心に説明する。
図8は、本発明の第三実施形態に係る雄ねじ側部材2Bの図1のII-II断面図に相当する径方向断面図である。
図2に示す第一実施形態に係る雄ねじ側部材2では、挿入部20の外周面及び第一の接続部材14の内周面の径方向断面視における形状が、それぞれ六角形(多角形)となっているものとした。
それに対して、図8に示す第三実施形態に係る雄ねじ側部材2Bでは、第一実施形態に係る挿入部20に対応する挿入部20Aの外周面が、正円形又はほぼ正円形の所定位置に凹部が形成された形状としている。
さらに、雄ねじ側部材2Bでは、第一実施形態に係る第一の接続部材14に対応する第一の接続部材14Aの内周面も、正円形又はほぼ正円形の所定位置に上記凹部と篏合する凸部が形成された形状(挿入部20Aの外周面に対応する形状)としている。なお、図8に示す凸部及び凹部は、軸方向(図1の軸方向S1)に延伸している。
なお、図8では、これら凸部及び凹部がそれぞれ4本ずつ形成された状態が示されているが、雄ねじ側部材2は、これに限らず、当該凸部及び凹部がそれぞれ1本以上ずつ形成されていればよい。
さらに、凸部及び凹部が複数の場合、周方向に等間隔ではなく不均一な間隔で形成されていなくてもよい。
さらに、図8では、凸部及び凹部の径方向断面視の形状が、それぞれ四角形である状態が示されているが、当該形状は、例えば半円形、あるいは内側(好ましくは図1の軸方向S1側)に角が向いた三角形など、他の形状であってもよい。
また、凸部が挿入部20の外周面に形成され、凹部が第一の接続部材14Aの内周面に形成されるものとしてもよい。
≪効果≫
第三実施形態に係る雄ねじ側部材2Bでは、凸部及び凹部を有することで、ねじ山19をねじ孔28に対して着脱させる際に、挿入部20Aが第一の接続部材14Aに対して空回りしてしまうことを防ぐことができる。
==第四実施形態==
≪構成≫
以下では、第四実施形態について、第一実施形態と異なる点を中心に説明する。
図9は、本発明の第四実施形態に係る雌ねじ側部材3Bの図3のIV-IV断面図に相当する径方向断面図である。
図4に示す第一実施形態に係る雌ねじ側部材3では、第二の接続部材24及び雌ねじ部26それぞれの内周面及び外周面の径方向断面視における形状が正円形又は略正円形となっており、凸部29及び凹部30が形成されるものとした。
それに対して、図9に示す第四実施形態に係る雌ねじ側部材3Bでは、第一実施形態に係る第二の接続部材24に対応する第二の接続部材24Aの内周面の径方向断面視における形状が、八角形となっている。
さらに、雌ねじ側部材3Bでは、第一実施形態に係る雌ねじ部26に対応する雌ねじ部26Aの外周面の径方向断面視における形状が、八角形(第二の接続部材24Aの内周面に対応する形状)となっている。
なお、第四実施形態に係る雌ねじ側部材3Bには、凸部29及び凹部30は形成されていない。
また、雌ねじ側部材3Bの上記形状は八角形に限定されず、多角形であればよい。さらに、当該形状は、好ましくは八角形から三十六角形である。
≪効果≫
第四実施形態に係る雌ねじ側部材3Bでは、第二の接続部材24Aの内周面の径方向断面視における形状、及び、雌ねじ部26Aの外周面の径方向断面視における形状が、多角形となっているため、ねじ山19をねじ孔28に対して着脱させる際に、雌ねじ部26が第二の接続部材24に対して空回りしてしまうことを防ぐことができる。
特に、上記形状を三十六角形以下にすることで、当該空回りをより確実に防ぐことができる。また、径方向断面視において雌ねじ部26Aの外周面の多角形の内角が小さいほど、当該外周面の各角が第二の接続部材24Aに与える力が集中してしまい、第二の接続部材24Aの強度が低下してしまう。よって、第四実施形態においては、上記形状を八角形以上にすることで、第二の接続部材24Aの強度を確保している。
==第五実施形態==
≪構成≫
以下では、本発明の第五実施形態について、第一実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の構成については適宜説明を省略する。
図10は、第五実施形態に係る雌ねじ側部材3Cの軸方向断面図である。
また、図11は、図10のXI-XI断面図(径方向断面図)である。
図10,11に示す雌ねじ側部材3Cは、揚湯管21に接続されるものであり、雌ねじ部26C及び第二の接続部材24Cを主要部として備えている。
雌ねじ部26Cは、軸方向S5に第三の中空部分61Cが貫通して形成されるとともに、第三の中空部分61Cのうち一部又は全部にねじ孔28が形成され、金属からなるものである。
第二の接続部材24Cは、地下から地上へ汲み上げられる水の流路22が内部に形成される揚湯管21に接続される接続部材であって、筒状部40及び縮径部41を主要部として備え、FRPからなるものである。
筒状部40は、雌ねじ部26Cの外周面を被覆するようにして設けられ、かつ、軸方向S5において雌ねじ部26Cよりも一端側に長い筒状である。
縮径部41は、第二の接続部材24Cにおいて内径が狭まった厚肉部分である。縮径部41は、雌ねじ部26Cの一端に接する(密着する)ようにして筒状部40の内周に(筒状部40と一体的に)設けられる。また、縮径部41は、第三の中空部分61Cと連通する第四の中空部分62Cが軸方向S5に貫通して形成される。そして、縮径部41は、第四の中空部分62Cが更に流路22と連通するように、揚湯管21の端部に対して接続される。
また、第四の中空部分62Cのうち一部又は全部には、ねじ孔25Cが形成されている。ねじ孔25Cは、揚湯管21の端部のねじ山23に対応した形状であり、内周面がねじ切りされている(ねじ山が形成されている)。そして、ねじ孔25Cはねじ山23と螺合する。また、第二の接続部材24Cの一端側は、ねじ孔25Cがねじ山23に螺合した状態において、コーティングなどによって揚湯管21に固定されるようにしてもよい。
また、第三の中空部分61Cの内周面と第四の中空部分62Cの内周面とは、面一で、あるいはなめらかに、連通しているものとするのが好ましい。
また、筒状部40の内周面のうち縮径部41以外の部分に凸部29Cが一以上形成されている。凸部29Cは軸方向S5に沿って延伸している。また、凸部29Cは、好ましくは周方向に並んで四つ形成されている。なお、軸方向S5とは、筒状部40の軸方向を指すが、図10に示すように、縮径部41、揚湯管21、雌ねじ部26Cの軸方向も同じ方向である。同様にして、ここでの周方向についても、筒状部40の周方向を指すが、縮径部41、揚湯管21、雌ねじ部26Cの軸方向も同じ方向である。
また、雌ねじ部の外周面には、凸部29Cに篏合する凹部30Cが一以上形成されている。凹部30Cは軸方向S5に沿って延伸している。また、凹部30Cは、好ましくは周方向に並んで四つ形成されている。なお、軸方向S5とは、雌ねじ部26Cの軸方向を指すが、既に説明したように、筒状部40、縮径部41、揚湯管21の軸方向も同じ方向である。同様にして、ここでの周方向についても、雌ねじ部26Cの周方向を指すが、筒状部40、縮径部41、揚湯管21の軸方向も同じ方向である。
≪効果≫
第五実施形態に係る雌ねじ側部材3Cでは、第一実施形態に係る雌ねじ側部材3に比べて金属部分を減らしFRPを増やした構造にできるため、軽くすることができる。
==第六実施形態==
≪構成≫
以下では、第六実施形態について、第五実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の構成については適宜説明を省略する。
図12は、本発明の第六実施形態に係る雌ねじ側部材3Dの軸方向断面図である。
また、図13は、図12のXIII-XIII断面図(径方向断面図)である。
図12,13に示す第六実施形態に係る雌ねじ側部材3Dは、図10に示す凸部29C及び凹部30Cに替えて凸部29D及び凹部30Dが形成されている点で、第五実施形態に係る雌ねじ側部材3Cと異なる。また、雌ねじ側部材3Dの24D、ねじ孔25D、雌ねじ部26D、第三の中空部分61D、第四の中空部分62D、軸方向S6については、雌ねじ側部材3Cの第二の接続部材24C、ねじ孔25C、雌ねじ部26C、第三の中空部分61C、第四の中空部分62Cにそれぞれ対応している。
図13に示すように、凸部29Dは周方向に沿って延伸している。また、図12に示すように、凸部29Dは、好ましくは軸方向S6に並んで二つ形成されている。なお、ここでの周方向とは、雌ねじ部26D周方向を指すが、筒状部40、縮径部41、揚湯管21の周方向も同じ方向である。同様にして、軸方向S6についても、雌ねじ部26Dの軸方向を指すが、図12に示すように、筒状部40、縮径部41、揚湯管21の軸方向も同じ方向である。
図13に示すように、凹部30Dは周方向に沿って延伸している。また、図12に示すように凹部30Dは、好ましくは軸方向S6に並んで二つ形成されている。なお、ここでの周方向とは、筒状部40の周方向を指すが、既に説明したように、雌ねじ部26D、縮径部41、揚湯管21の方向も同じ方向である。同様にして、軸方向S6についても、筒状部40の軸方向を指すが、既に説明したように、雌ねじ部26径部41、揚湯管21の軸方向も同じ方向である。
==変形例==
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。すなわち、上述した具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、上記実施形態及び下記変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
例えば、各実施形態において説明した各接続部材14,24,14A,24A,24C,24Dの構造を、それぞれ単一層から多層構造に変更し、例えば内層に炭素繊維強化樹脂、外層にガラス繊維強化樹脂を用いる構成としてもよい。
これにより、外部環境(熱、水分、腐食)への耐性と、ねじ着脱時の機械的応力への耐性をバランスよく向上させることが可能となる。
また、各実施形態にて説明した金属については、ステンレス鋼やチタン合金等から耐摩耗性に優れるコバルトクロム合金(Co-Cr)に変更してもよい。
これにより、ねじの頻繁な着脱が要求される用途において、さらに高い耐摩耗性を付与することができる。
また、各実施形態にて説明したねじ山19及びねじ孔28の形状を、通常の三角ねじから「台形ねじ」又は「角ねじ」に変更してもよい。
これにより、軸方向荷重や振動に対するねじ緩み防止性が向上し、揚湯管の地中深部設置に好適となる。
また、各実施形態にて説明した第二の接続部材24,24A,24Cの外周面に、軸方向に延伸するリブ又は周方向に延伸するリブが1以上設けられるものとしてもよい。
これにより、構造体としての曲げ剛性が強化され、地盤変動や揚湯管の自重によるたわみ・歪みから接続部を保護することができる。
また、各実施形態にて説明したねじ山19及びねじ孔28に、モリブデン系またはフッ素系の自己潤滑性コーティングを施すようにしてもよい。
これにより、繰り返しの着脱操作時における摩擦係数を低減し、摩耗の進行抑制とねじ込みトルクの安定化が可能となる。
また、各実施形態において、第一の接続部材14,14A,34、及び、第二の接続部材24,24A,24C,24Dが、高分子材料の一種であるFRPからなるものとした。しかしながら、これらを、硬質PVC(熱可塑性プラスチック)などの他の高分子材料からなるものとしても、同様の効果を奏することができる。
また、各実施形態において説明した、雄ねじ部と第一の接続部材との間、及び、雌ねじ部と第二の接続部材との間に、シランカップリング層又は熱可塑性エラストマ層を介在させるようにしてもよい。
これにより、金属とFRP(高分子材料)との熱膨張係数差に起因する剥離を防止するとともに、ねじ着脱時に発生する局部応力を緩和できる。特に温泉水のように高温・高湿環境で使用される場合において、接合信頼性を長期的に維持することが可能となる。
また、各実施形態において説明した雄ねじ部のねじ山の表面、及び、雌ねじ部のねじ孔の表面(内周面)に、窒化処理、ホウ化処理、又は、レーザクラッディング処理を施すようにしてもよい。
これにより、ねじ部分の表面硬度を大幅に高めることができ、着脱回数の多い運用においても摩耗やかじりの発生を抑制できる。さらに、摩耗粉の発生低減により、温泉水等への異物混入を防止し、衛生面でも有利となる。
1:締結具
2,2A,2B:雄ねじ側部材
3,3A,3B,3C:雌ねじ側部材
11,21:揚湯管
12,22:流路
13,19:ねじ山
14,14A,34:第一の接続部材
15,25,25C,25D,28:ねじ孔
16:(第一の中空部分の)一部
18,38:雄ねじ部
20:挿入部
24,24A,24C,24D:第二の接続部材
26,26A,26C,26D,46:雌ねじ部
29,29C,29D:凸部
30,30C,30D:凹部
40:筒状部
41:縮径部51:第一の中空部分
52:第二の中空部分
61,61C,61D:第三の中空部分
62C,62D:第四の中空部分

Claims (4)

  1. 地下から地上へ汲み上げられる水の流路が内部に形成される第一の揚湯管に接続される第一の接続部材であって、軸方向に第一の中空部分が貫通して形成されるとともに、一端側が、当該第一の揚湯管の端部に対して、当該第一の中空部分が当該流路と連通するように接続され、高分子材料からなる第一の接続部材と、
    軸方向に第二の中空部分が貫通して形成されるとともに、一端側が、前記第一の接続部材の他端側に対して、当該第二の中空部分が前記第一の中空部分と連通するように接続され、軸方向において前記第一の接続部材と重複しない部分の一部又は全部の外周面にねじ山が形成される、金属からなる雄ねじ部と、
    を有する雄ねじ側部材と、
    軸方向に第三の中空部分が貫通して形成されるとともに、当該第三の中空部分のうち一部又は全部にねじ孔が形成され、金属からなる雌ねじ部と、
    地下から地上へ汲み上げられる水の流路が内部に形成される第二の揚湯管に接続される第二の接続部材であって、前記雌ねじ部の外周面を被覆するようにして設けられ、かつ、軸方向において当該雌ねじ部よりも一端側に長い筒状である筒状部と、当該雌ねじ部の一端に接するようにして当該筒状部の内周に設けられることで、その内径を狭め、前記第三の中空部分と連通する第四の中空部分が軸方向に貫通して形成されるとともに、当該第四の中空部分が更に当該流路と連通するように、当該第二の揚湯管の端部に対して接続される縮径部と、を有し、高分子材料からなる第二の接続部材と、
    を備える雌ねじ側部材と、
    を備え、
    前記ねじ山と前記ねじ孔とを螺合させることで、前記第二の中空部分と前記第三の中空部分とが連通する、
    締結具。
  2. 前記筒状部の内周面のうち前記縮径部以外の部分に凸部が一以上形成され、
    前記雌ねじ部の外周面には、前記凸部に篏合する凹部が一以上形成される、
    請求項1に記載の締結具
  3. 前記凸部及び前記凹部は軸方向に沿って延伸する、
    請求項2に記載の締結具
  4. 前記凸部及び前記凹部は周方向に沿って延伸する、
    請求項2に記載の締結具
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