JP7843571B1 - 雄ねじ側部材、雌ねじ側部材、締結具 - Google Patents
雄ねじ側部材、雌ねじ側部材、締結具Info
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Abstract
【解決手段】地下から地上へ汲み上げられる水の流路12が内部に形成される揚湯管11に接続される第一の接続部材14であって、軸方向S1に第一の中空部分51が貫通して形成されるとともに、一端側が、当該揚湯管11の端部に対して、当該第一の中空部分51が当該流路12と連通するように接続され、高分子材料からなる第一の接続部材14と、軸方向S1に第二の中空部分52が貫通して形成されるとともに、一端側が、前記第一の接続部材14の他端側に対して、当該第二の中空部分52が前記第一の中空部分51と連通するように接続され、軸方向S1において前記第一の接続部材14と重複しない部分の一部又は全部の外周面にねじ山19が形成される、金属からなる雄ねじ部18と、を備える。
【選択図】図1
Description
以下、本発明の第一実施形態について説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る雄ねじ側部材2の軸方向断面図である。
図2に示すように、挿入部20の外周面は、径方向断面視において多角形に形成されている。なお、この多角形とは、好ましくは、六角形、五角形、四角形、三角形である。また、第一の接続部材14の第一の中空部分51の一部16の内周面も、これに合わせて多角形となっている。
図3は、本発明の第一実施形態に係る雌ねじ側部材3の軸方向断面図である。
図4に示すように、第二の接続部材24及び雌ねじ部26それぞれの内周面及び外周面は、径方向断面視の形状が正円形又は略正円形となっている。
図5は、本発明の第一実施形態に係る締結具1の軸方向断面図である。
図5に示すように、締結具1は、雄ねじ側部材2と、雌ねじ側部材3と、を備える。また、中空部分61を第三の中空部分とした場合、締結具1は、ねじ山19とねじ孔28とを螺合させることで、第二の中空部分52と第三の中空部分61とが連通する構成となっている。具体的には、第二の中空部分52の全部と第三の中空部分61の一部とが重複するようにして連通する構成となっている。
すなわち、締結具1を介して揚湯管11と揚湯管21が直列に接続(連通)される。これによって、揚湯管11の流路12を流れる水(温泉水)が揚湯管21の流路22へ流れていくことができる(反対に、水が流路22から流路22へ流れるものとしてもよい)。
第一実施形態に係る雄ねじ側部材2は、地下から地上へ汲み上げられる水の流路12が内部に形成される揚湯管11に接続される第一の接続部材14であって、軸方向S1に第一の中空部分51が貫通して形成されるとともに、一端側が、揚湯管11の端部に対して、第一の中空部分51が流路12と連通するように接続され、FRPからなる第一の接続部材14と、軸方向S1に第二の中空部分52が貫通して形成されるとともに、一端側が、第一の接続部材14の他端側に対して、第二の中空部分52が第一の中空部分51と連通するように接続され、軸方向S1において第一の接続部材14と重複しない部分の一部又は全部の外周面にねじ山19が形成される、金属からなる雄ねじ部18と、を備える。
これにより、雄ねじ側部材2は、ねじ山19が形成される雄ねじ部18が金属であり、その外周をFRPからなる第一の接続部材14が囲っているため、ねじ山19をねじ孔28に螺合させた状態においては、金属からなる雄ねじ部18が外に露出しにくい状態となる。金属のねじ山19はねじ孔28との着脱に際する耐摩耗性が高く、FRPの第一の接続部材14は外の環境に対する耐腐食性が高いため、雄ねじ側部材2は、耐食性を維持しつつ揚湯管同士を着脱させる際の耐摩耗性を向上させることができる。
また、雄ねじ側部材2は、ねじ山19が形成される雄ねじ部18が金属であり、その外周をFRPからなる第一の接続部材14が囲っているため、第一の中空部分51を温泉水が流れる際に温泉水を保温することができる。
これにより、雄ねじ側部材2は、雄ねじ部18が第一の接続部材14から抜け落ちてしまう虞を防ぐ(軸方向の移動に際して抵抗を持たせる)ことができる。
例えば、挿入部20の外周面及び第一の中空部分51の一部16の内周面が径方向断面視において正円形であると、ねじ山19をねじ孔28に対して着脱させる際に、挿入部20が第一の接続部材14に対して空回りしてしまう可能性がある。雄ねじ側部材2は、当該断面視が多角形であるために当該空回りを防ぐことができる。
これにより雌ねじ側部材3は、ねじ孔28が形成される雌ねじ部26が金属であり、その外周をFRPからなる第二の接続部材24が囲っているため、ねじ孔28にねじ山19を螺合させた状態においては、金属の雌ねじ部26が外に露出しにくい状態となる。金属のねじ孔28はねじ山19との着脱に際する耐摩耗性が高く、FRPの第二の接続部材24は外の環境に対する耐腐食性が高いため、雌ねじ側部材3は、耐食性を維持しつつ揚湯管同士を着脱させる際の耐摩耗性を向上させることができる。
また、雌ねじ側部材3は、ねじ孔28が形成される雌ねじ部26が金属であり、その外周をFRPからなる第二の接続部材24が囲っているため、第三の中空部分61を温泉水が流れる際に温泉水を保温することができる。
例えば、雌ねじ部26の外周面及び第二の接続部材24の内周面が径方向断面視において正円形であると、ねじ山19をねじ孔28に対して着脱させる際に、雌ねじ部26が第二の接続部材24に対して空回りしてしまう可能性がある。本発明の第一実施形態に係る雌ねじ側部材3は、第二の接続部材24の内周面に凸部29が形成されており、雌ねじ部26の外周面に凹部30が形成されているために当該空回りを防ぐことができる。
雄ねじ側部材2は、ねじ山19が形成される雄ねじ部18が金属であり、その外周をFRPからなる第一の接続部材14が囲っているため、ねじ山19をねじ孔28に螺合させた状態においては、金属の雄ねじ部18が外に露出しにくい状態となる。金属のねじ山19はねじ孔との着脱に際する耐摩耗性が高く、FRPの第一の接続部材14は外の環境に対する耐腐食性が高いため、雄ねじ側部材2は、耐食性を維持しつつ揚湯管同士を着脱させる際の耐摩耗性を向上させることができる。
また、雌ねじ側部材3は、ねじ孔28が形成される雌ねじ部26が金属であり、その外周をFRPからなる第二の接続部材24が囲っているため、ねじ孔28にねじ山19を螺合させた状態においては、金属の雌ねじ部26が外に露出しにくい状態となる。金属のねじ孔28はねじ山19との着脱に際する耐摩耗性が高く、FRPの第二の接続部材24は外の環境に対する耐腐食性が高いため、雌ねじ側部材は、耐食性を維持しつつ揚湯管同士を着脱させる際の耐摩耗性を向上させることができる。
したがって、締結具1は、耐食性を維持しつつ揚湯管同士を着脱させる際の耐摩耗性を向上させることができる。
また、雄ねじ側部材2は、ねじ山19が形成される雄ねじ部18が金属であり、その外周をFRPからなる第一の接続部材14が囲っているため、第一の中空部分51を温泉水が流れる際に温泉水を保温することができる。また、雌ねじ側部材3は、ねじ孔28が形成される雌ねじ部26が金属であり、その外周をFRPからなる第二の接続部材24が囲っているため、第三の中空部分61(及び第二の中空部分52)を温泉水が流れる際に温泉水を保温することができる。
≪構成≫
以下では、第二実施形態について、第一実施形態と異なる点を中心に説明する。
図6は、本発明の第二実施形態に係る雄ねじ側部材2Aの斜視図である。なお、図6には、揚湯管11が雄ねじ側部材2Aに挿入されていない状態が示されている。
第二実施形態に係る雄ねじ側部材2A、雌ねじ側部材3A、及び、第二実施形態に係る締結具(雄ねじ側部材2A及び雌ねじ側部材3A)においては、第一実施形態に比べて耐食性が低下するものの、製造が簡単になる。
≪構成≫
以下では、第三実施形態について、第一実施形態と異なる点を中心に説明する。
図8は、本発明の第三実施形態に係る雄ねじ側部材2Bの図1のII-II断面図に相当する径方向断面図である。
それに対して、図8に示す第三実施形態に係る雄ねじ側部材2Bでは、第一実施形態に係る挿入部20に対応する挿入部20Aの外周面が、正円形又はほぼ正円形の所定位置に凹部が形成された形状としている。
さらに、雄ねじ側部材2Bでは、第一実施形態に係る第一の接続部材14に対応する第一の接続部材14Aの内周面も、正円形又はほぼ正円形の所定位置に上記凹部と篏合する凸部が形成された形状(挿入部20Aの外周面に対応する形状)としている。なお、図8に示す凸部及び凹部は、軸方向(図1の軸方向S1)に延伸している。
さらに、凸部及び凹部が複数の場合、周方向に等間隔ではなく不均一な間隔で形成されていなくてもよい。
さらに、図8では、凸部及び凹部の径方向断面視の形状が、それぞれ四角形である状態が示されているが、当該形状は、例えば半円形、あるいは内側(好ましくは図1の軸方向S1側)に角が向いた三角形など、他の形状であってもよい。
また、凸部が挿入部20の外周面に形成され、凹部が第一の接続部材14Aの内周面に形成されるものとしてもよい。
第三実施形態に係る雄ねじ側部材2Bでは、凸部及び凹部を有することで、ねじ山19をねじ孔28に対して着脱させる際に、挿入部20Aが第一の接続部材14Aに対して空回りしてしまうことを防ぐことができる。
≪構成≫
以下では、第四実施形態について、第一実施形態と異なる点を中心に説明する。
図9は、本発明の第四実施形態に係る雌ねじ側部材3Bの図3のIV-IV断面図に相当する径方向断面図である。
それに対して、図9に示す第四実施形態に係る雌ねじ側部材3Bでは、第一実施形態に係る第二の接続部材24に対応する第二の接続部材24Aの内周面の径方向断面視における形状が、八角形となっている。
さらに、雌ねじ側部材3Bでは、第一実施形態に係る雌ねじ部26に対応する雌ねじ部26Aの外周面の径方向断面視における形状が、八角形(第二の接続部材24Aの内周面に対応する形状)となっている。
なお、第四実施形態に係る雌ねじ側部材3Bには、凸部29及び凹部30は形成されていない。
第四実施形態に係る雌ねじ側部材3Bでは、第二の接続部材24Aの内周面の径方向断面視における形状、及び、雌ねじ部26Aの外周面の径方向断面視における形状が、多角形となっているため、ねじ山19をねじ孔28に対して着脱させる際に、雌ねじ部26が第二の接続部材24に対して空回りしてしまうことを防ぐことができる。
特に、上記形状を三十六角形以下にすることで、当該空回りをより確実に防ぐことができる。また、径方向断面視において雌ねじ部26Aの外周面の多角形の内角が小さいほど、当該外周面の各角が第二の接続部材24Aに与える力が集中してしまい、第二の接続部材24Aの強度が低下してしまう。よって、第四実施形態においては、上記形状を八角形以上にすることで、第二の接続部材24Aの強度を確保している。
≪構成≫
以下では、本発明の第五実施形態について、第一実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の構成については適宜説明を省略する。
また、図11は、図10のXI-XI断面図(径方向断面図)である。
第五実施形態に係る雌ねじ側部材3Cでは、第一実施形態に係る雌ねじ側部材3に比べて金属部分を減らしFRPを増やした構造にできるため、軽くすることができる。
≪構成≫
以下では、第六実施形態について、第五実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の構成については適宜説明を省略する。
また、図13は、図12のXIII-XIII断面図(径方向断面図)である。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。すなわち、上述した具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、上記実施形態及び下記変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
これにより、外部環境(熱、水分、腐食)への耐性と、ねじ着脱時の機械的応力への耐性をバランスよく向上させることが可能となる。
これにより、ねじの頻繁な着脱が要求される用途において、さらに高い耐摩耗性を付与することができる。
これにより、軸方向荷重や振動に対するねじ緩み防止性が向上し、揚湯管の地中深部設置に好適となる。
これにより、構造体としての曲げ剛性が強化され、地盤変動や揚湯管の自重によるたわみ・歪みから接続部を保護することができる。
これにより、繰り返しの着脱操作時における摩擦係数を低減し、摩耗の進行抑制とねじ込みトルクの安定化が可能となる。
これにより、金属とFRP(高分子材料)との熱膨張係数差に起因する剥離を防止するとともに、ねじ着脱時に発生する局部応力を緩和できる。特に温泉水のように高温・高湿環境で使用される場合において、接合信頼性を長期的に維持することが可能となる。
これにより、ねじ部分の表面硬度を大幅に高めることができ、着脱回数の多い運用においても摩耗やかじりの発生を抑制できる。さらに、摩耗粉の発生低減により、温泉水等への異物混入を防止し、衛生面でも有利となる。
2,2A,2B:雄ねじ側部材
3,3A,3B,3C:雌ねじ側部材
11,21:揚湯管
12,22:流路
13,19:ねじ山
14,14A,34:第一の接続部材
15,25,25C,25D,28:ねじ孔
16:(第一の中空部分の)一部
18,38:雄ねじ部
20:挿入部
24,24A,24C,24D:第二の接続部材
26,26A,26C,26D,46:雌ねじ部
29,29C,29D:凸部
30,30C,30D:凹部
40:筒状部
41:縮径部51:第一の中空部分
52:第二の中空部分
61,61C,61D:第三の中空部分
62C,62D:第四の中空部分
Claims (4)
- 地下から地上へ汲み上げられる水の流路が内部に形成される第一の揚湯管に接続される第一の接続部材であって、軸方向に第一の中空部分が貫通して形成されるとともに、一端側が、当該第一の揚湯管の端部に対して、当該第一の中空部分が当該流路と連通するように接続され、高分子材料からなる第一の接続部材と、
軸方向に第二の中空部分が貫通して形成されるとともに、一端側が、前記第一の接続部材の他端側に対して、当該第二の中空部分が前記第一の中空部分と連通するように接続され、軸方向において前記第一の接続部材と重複しない部分の一部又は全部の外周面にねじ山が形成される、金属からなる雄ねじ部と、
を有する雄ねじ側部材と、
軸方向に第三の中空部分が貫通して形成されるとともに、当該第三の中空部分のうち一部又は全部にねじ孔が形成され、金属からなる雌ねじ部と、
地下から地上へ汲み上げられる水の流路が内部に形成される第二の揚湯管に接続される第二の接続部材であって、前記雌ねじ部の外周面を被覆するようにして設けられ、かつ、軸方向において当該雌ねじ部よりも一端側に長い筒状である筒状部と、当該雌ねじ部の一端に接するようにして当該筒状部の内周に設けられることで、その内径を狭め、前記第三の中空部分と連通する第四の中空部分が軸方向に貫通して形成されるとともに、当該第四の中空部分が更に当該流路と連通するように、当該第二の揚湯管の端部に対して接続される縮径部と、を有し、高分子材料からなる第二の接続部材と、
を備える雌ねじ側部材と、
を備え、
前記ねじ山と前記ねじ孔とを螺合させることで、前記第二の中空部分と前記第三の中空部分とが連通する、
締結具。 - 前記筒状部の内周面のうち前記縮径部以外の部分に凸部が一以上形成され、
前記雌ねじ部の外周面には、前記凸部に篏合する凹部が一以上形成される、
請求項1に記載の締結具。 - 前記凸部及び前記凹部は軸方向に沿って延伸する、
請求項2に記載の締結具。 - 前記凸部及び前記凹部は周方向に沿って延伸する、
請求項2に記載の締結具。
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