JP7842615B2 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム

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Description

本発明は、検査対象を撮影した画像から変状を検出する技術に関する。
特許文献1には、コンクリート構造物の壁面などの検査対象を撮影した画像について画像認識処理または画像解析処理を行い、ひび割れなどの変状を検出する方法が記載されている。
特許第6029870号公報
検査対象を撮影した画像(処理対象の画像)の画像認識処理または画像解析処理は、変状の種類が多いほど多くの処理コストが発生するため、全ての処理対象の画像について変状検出処理を実行するのは非常に高コストとなってしまう。よって、処理対象の画像ごとに優先して検出する変状を選択できれば、処理コストを低減する手段として有用になると考えられる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、処理対象の画像ごとに優先して検出する変状を選択できる技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、処理対象の画像に対応する属性情報を取得する取得手段と、検査対象の点検日時、構造物、変状種別および変状数量に関する点検履歴情報を記憶する記憶手段と、前記検査対象の構造物に基づいて前記処理対象の画像に対して少なくとも1つの変状を検出対象として設定する設定手段と、前記設定手段により設定された検出対象を表示する表示手段と、前記処理対象の画像に対応する属性情報と前記記憶手段に記憶されている点検履歴情報とに基づいて前記検出対象の中から優先して検出する優先検出対象を選択する選択手段と、前記表示手段に表示されている検出対象に対して前記優先検出対象に選択されていることを示す所定の情報を表示する表示制御手段と、前記処理対象の画像に対して前記優先検出対象として選択されている検出対象の変状検出処理を実行する検出処理手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記優先検出対象に選択されている検出対象を変更可能に表示すると共に、前記検出対象に関する複数の点検履歴情報を表示し、前記優先検出対象は、前記表示手段に表示されている検出対象または前記検出対象に関する点検履歴情報を選択することにより変更可能である
本発明によれば、処理対象の画像ごとに優先して検出する変状を選択できるようになる。
本発明に係る実施形態の概要説明図。 実施形態1の情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図(a)および機能ブロック図(b)。 実施形態1の概要説明図。 実施形態1の制御処理を説明するフローチャート。 処理対象のデータ取得方法を説明する図。 検出対象の設定方法を説明する図。 優先検出対象の選択方法を説明する図。 優先検出対象の選択方法を説明する図。 優先検出対象の選択画面を例示する図。 優先検出対象の選択画面を例示する図。 実施形態2の情報処理装置の機能ブロック図。 実施形態2の制御処理を説明するフローチャート。 検出対象の選択情報とコストを表示する画面を例示する図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]
以下では、本発明の情報処理装置を、コンクリート構造物などのインフラ構造物の点検に用いられるコンピュータ装置に適用した実施形態について説明する。
実施形態1では、コンピュータ装置が情報処理装置として動作し、検査対象を撮影した画像から変状を検出する際に、変状検出処理にかかるコストを考慮して処理対象の画像ごとに優先して検出する変状を選択できるように構成した例について説明する。
なお、本実施形態において、「検査対象」とは、自動車専用道路、橋梁、トンネル、ダムなどの点検を行う対象のコンクリート構造物である。情報処理装置は、ユーザが検査対象を撮像した画像を用いてひび割れなどの変状の有無や状態を検出する変状検出処理を行う。また、「変状」とは、例えば、コンクリート構造物の場合、コンクリートのひび割れや浮き、剥落である。その他、エフロレッセンス(白華現象)、鉄筋露出、錆、漏水、水垂れ、腐食、損傷(欠損)、コールドジョイント、析出物、ジャンカなどを含む。
<概要説明>まず、図1を参照して、本実施形態の変状検出処理の概要について説明する。
コンクリート構造物の壁面には、経年劣化や地震の衝撃などによりひび割れをはじめとする様々な種類の変状が発生する。
図1(a)は、検査対象の例として橋梁の壁面を撮影した画像101を例示している。検査対象を撮影した画像(処理対象の画像)101には、ひび割れ102、腐食103およびエフロレッセンス104が映っている。変状検出処理では、処理対象の画像101から、変状の位置や形状などをデータ化した変状データが作成され、処理対象の画像101と関連付けて記録される。変状データを作成する方法は、例えば、AI(人口知能)の機械学習や深層学習により作成された学習済みモデルを用いて画像から各変状を検出することによって変状データを取得する方法が挙げられる。
学習済みモデルを用いて画像から変状を検出する処理は、変状の種類が多いほど多くのコストが発生する。特に、インフラ構造物については、数10m規模の構造物に発生する微細なひび割れなどを検出するため、高精細に撮影した大きなサイズの画像が用いられる。そのため、多数の種類の変状データを作成するためのコストが非常に高くなる。
そこで、本実施形態の情報処理装置は、処理対象の画像に応じて検出対象の変状を選択して変状検出処理を実行する。本実施形態の情報処理装置は、検出対象として設定された変状の中から優先して検出する優先検出対象の変状の初期値を選択する。優先検出対象を選択する方法として、例えば、点検履歴情報を用いる方法が挙げられる。図1(b)は、過去(例えば5年前)に画像101と同一の橋梁かつ同一の範囲を撮影した画像111である。そして、図1(c)は、画像111から検出した変状データ121を例示している。変状データ121には、3種類の変状データとして、ひび割れデータ122、腐食データ123、エフロレッセンスデータ124が含まれる。このように過去の点検で記録した変状種別(ひび割れ、腐食、エフロレッセンス)が優先検出対象として選択される。図1(d)は、優先検出対象の選択画面131を例示している。選択画面131には、検出対象132の中から3つの変状が優先検出対象133として選択されている。このように、本実施形態の情報処理装置は、処理対象の画像の点検履歴情報に応じて検出対象132の中から優先して検出する優先検出対象133の初期値を選択することができる。なお、優先検出対象の初期値は、ユーザが任意に変更可能である。そして、ユーザにより選択画面131の検出実行ボタン134が操作されると変状検出処理が実行される。図1(e)は、変状検出処理結果141を例示している。変状検出処理結果141には、ひび割れデータ142、腐食データ143、エフロレッセンスデータ144が含まれる。このように、処理対象の画像に応じて検出対象とする変状を選択可能に表示することで、コストを考慮した変状検出処理を実行することができるようになる。
<ハードウェア構成>次に、図2(a)を参照して、実施形態1の情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
図2(a)は、実施形態1の情報処理装置200のハードウェア構成を示すブロック図である。
実施形態1では、コンピュータ装置が情報処理装置200として動作する。なお、本実施形態の情報処理装置の処理は単一のコンピュータ装置で実現してもよいし、必要に応じて複数のコンピュータ装置に各機能を分散して実現してもよい。複数のコンピュータ装置は、互いに通信可能に接続されている。
情報処理装置200は、制御部201、不揮発性メモリ202、ワークメモリ203、記憶デバイス204、入力デバイス205、出力デバイス206、ネットワークインターフェース207、システムバス208を備える。
制御部201は、情報処理装置200の全体を統括して制御するCPU、MPUなどの演算処理プロセッサを含む。不揮発性メモリ202は、制御部201のプロセッサが実行するプログラムやパラメータを格納するROMである。ここで、プログラムとは、後述する実施形態1、2の処理を実行するためのプログラムのことである。ワークメモリ203は、外部装置などから供給されるプログラムやデータを一時記憶するRAMである。ワークメモリ203は、後述する図4の制御処理を実行したことにより得られたデータを保持する。
記憶デバイス204は、情報処理装置200に内蔵されたハードディスクやメモリカードなどの内部機器または情報処理装置200に着脱可能に接続されたハードディスクやメモリカードなどの外部機器である。記憶デバイス204は、半導体メモリや磁気ディスクなどから構成されるメモリカードやハードディスクなどを含む。また、記憶デバイス204は、DVD、Blue-ray Discなどの光ディスクに対してデータの読み出し/書き込みを行うディスクドライブから構成される記憶媒体を含む。
入力デバイス205は、ユーザ操作を受け付けるマウス、キーボード、タッチパネルなどの操作部材であり、操作指示を制御部201に出力する。出力デバイス206は、LCDや有機ELから構成されるディスプレイやモニタなどの表示装置であり、情報処理装置200が保有するデータや外部機器から供給されたデータを表示する。ネットワークインターフェース207は、インターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワークに通信可能に接続する。システムバス208は、情報処理装置200の各構成要素201~207をデータの授受が可能に接続するアドレスバス、データバス及び制御バスを含む。
不揮発性メモリ202には、制御部201が実行する基本的なソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)や、このOSと協働して応用的な機能を実現するアプリケーションが記録されている。また、本実施形態では、不揮発性メモリ202には、情報処理装置200が、後述する制御処理を実現するアプリケーションが格納されている。
本実施形態の情報処理装置200の制御処理は、アプリケーションにより提供されるソフトウェアを読み込むことにより実現される。なお、アプリケーションは情報処理装置200にインストールされたOSの基本的な機能を利用するためのソフトウェアを有しているものとする。なお、情報処理装置200のOSが本実施形態における制御処理を実現するためのソフトウェアを有していてもよい。
<機能構成>次に、図2(b)を参照して、実施形態1の情報処理装置200の機能ブロックについて説明する。
図2(b)は、実施形態1の情報処理装置200の機能ブロック図である。
情報処理装置200は、記憶部221、管理部222、データ取得部223、検出対象設定部224、優先検出対象選択部225、表示制御部226および検出処理部227を有する。情報処理装置200の各機能は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアにより構成される。なお、各機能部が、1つまたは複数のコンピュータ装置やサーバ装置で構成され、ネットワークにより接続されたシステムとして構成されてもよい。また、図2(b)に示す各機能部をソフトウェアにより実現する代わりに、ハードウェアにより構成する場合には、図2(b)の各機能部に対応する回路構成を備えていればよい。
管理部222は、記憶部221に記憶されている、処理対象の画像データや点検履歴情報などの登録、削除および更新などの管理を行う。
データ取得部223は、処理対象の画像データを取得する。
検出対象設定部224は、記憶部221に記憶されている点検履歴情報に基づいて少なくとも1つの変状を検出対象として設定する。
優先検出対象選択部225は、検出対象の変状の中から優先して検出する優先検出対象の変状を選択する。
表示制御部226は、処理対象の画像、検出対象、検出対象の選択情報および点検結果などの表示データを作成して出力デバイス206に出力し、出力デバイス206は表示データに基づく画像を表示部に表示する。
検出処理部227は、処理対象の画像データに対して優先検出対象として選択されている検出対象の変状検出処理を実行する。
データ取得部223、検出対象設定部224、優先検出対象選択部225、表示制御部226および検出処理部227の処理および機能の詳細は図4で後述する。
<点検履歴情報の説明>次に、図3を参照して、本実施形態の情報処理装置200の制御処理に用いられる点検履歴情報について説明する。
本実施形態の点検履歴情報は、検査対象である構造物に関する属性情報、検査対象である構造物の部材ごとの点検結果、処理対象の画像データ、変状に関する属性情報を含み、それらが関連付けて管理される。
図3は、本実施形態の点検履歴情報の一例として、インフラ構造物の点検履歴情報を示している。
図3(a)の構造物テーブル301は、点検対象の構造物に関する属性情報を保持するテーブルである。構造物テーブル301において、構造物IDは構造物情報を識別する一意な識別情報であり、構造物IDごとに、構造物名、構造種別、設置場所、竣工日の各項目を有する。また、構造物テーブル301は、他の属性情報として、例えば、構造物の規模を示す全長や高さ、設置場所に関する海岸からの距離や標高といった項目を保持してもよい。また、構造物種別ごとに追加の属性情報を保持してもよい。
図3(b)の部材点検結果テーブル311は、構造物の部材単位での点検結果を保持するテーブルである。部材点検結果テーブル311において、部材点検IDは点検結果を識別する識別情報であり、部材点検IDごとに、点検日、部材名、部材種別、構造物ID、部材損傷度、部材健全度の各項目を有する。部材点検結果テーブル311は、構造物IDにより構造物テーブル301と関連付けられている。なお、部材点検結果テーブル311は、点検結果に関する他の情報を項目として保持してもよい。
図3(c)の画像テーブル321は、構造物の壁面を撮影した画像データを管理するテーブルである。画像テーブル321は、部材点検IDにより部材点検結果テーブル311と関連付けられている。構造物の壁面を撮影した画像データは、図面(例:構造物展開図)と対応付けて管理されていることが望ましい。そこで、画像テーブル321は、各画像データの図面での位置関係を示す座標値を保持する。例えば画像IDがIMG001の画像データは、図面の左上頂点座標と右下頂点座標としてそれぞれ(Xul001,Yul001)と(Xbr001,Ybr001)を有する。このように、処理対象の画像ごとに図面の頂点座標を保持することにより、後述する変状データと画像データとの対応関係を求めることができる。なお、画像テーブル321は、画像データに関する他の属性情報を保持してもよい。
図3(d)の変状テーブル331は、構造物の壁面を撮影した画像データを用いて検出された構造物の壁面に発生した変状の図面での位置や形状などに関する変状データを管理するテーブルである。変状テーブル331における座標列と数値列は、変状データを構成する複数の座標値と、その座標における変状の幅を表す属性値である。例えば、ひび割れC001は、(Xc001_1,Yc001_1)から(Xc001_n,Yc001_n)のn点からなる連続画素で表されている。本実施形態では、変状データは画素で表現されているものとするが、複数点から構成されるポリラインや曲線などのベクターデータで表現されてもよい。変状データをベクターデータで表現する場合、データ容量が減少し、より簡略的な表現となる。
本実施形態の情報処理装置200は、上記点検履歴情報を用いて、処理対象の画像から検出された変状の種別や数量、時系列の変状発生推移を取得することができる。
<制御処理>次に、図4を参照して、本実施形態における情報処理装置200の制御処理を示すフローチャートである。
図4の処理は、図2(a)に示す情報処理装置200の制御部201が不揮発性メモリ202に格納されているプログラムをワークメモリ203に展開して実行することにより、図2(a)に示す各構成要素を制御して図2(b)に示す各機能部として動作することにより実現される。また、図4の処理は、情報処理装置200が入力デバイス205により変状検出処理を開始する指示を受け付けると開始される。
<S401:処理対象データの取得処理>
データ取得部223が処理対象の画像データを取得する処理を行う。本実施形態では、コンクリート構造物の壁面を撮影した画像データを処理対象データとして取得するものとする。処理対象データの取得方法は、例えば、ユーザ操作を受け付ける画面を表示し、ユーザの操作指示に応じて処理対象データを取得する方法が挙げられる。ユーザの操作指示に応じた処理対象データの取得処理について、図5を用いて説明する。
図5(a)は、処理対象データの入力を受け付ける画面501を例示している。画面501において画像の入力を受け付けた後、入力完了ボタン502の操作に応じて、データ取得部223が処理対象データを取得する。図5(b)は、画面501において入力される画像511を例示している。画像511はコンクリート構造物の壁面を撮影した画像であり、ひび割れ512,腐食513,エフロレッセンス514が含まれている。なお、図中のエフロは、エフロレッセンスの略称である。
処理対象データの取得処理において、撮影した構造物に関する属性情報などを追加で取得してもよい。図5(c)は、処理対象データに関する属性情報と画像の入力を受け付ける画面521を例示している。画面521において入力を受け付けた後、入力完了ボタン525の操作に応じて、データ取得部223は、画像の取得日522、撮影対象の構造物名523、撮影対象の部材種別524を処理対象データに関する属性情報と画像を取得する。構造物名523や部材種別524の選択肢は、予め記憶部221に記憶しておき、管理部222が記憶部221から取得することで画面521に表示することができる。記憶部221に記憶されていない属性情報を取得する場合には、図5(d)に例示する画面531のように、各種属性情報の入力を受け付ける画面を表示する方法を用いることができる。データ取得処理において、処理対象データの画像認識結果または画像解析結果を属性情報として取得してもよい。例えば、画像認識処理または画像解析処理により平均画素値や分散値などを算出し、処理対象データに関する属性情報として取得することができる。
<S402:検出対象の設定処理>
検出対象設定部224が検出対象の変状種別を設定する処理を行う。検出対象を設定する方法として、例えば、予め記憶部221に記憶している変状種別情報を管理部222が取得して検出対象に設定する方法が挙げられる。図6(a)は、検出対象601を例示している。
検出対象の設定処理において、処理対象の画像に応じて検出対象を切り替えるようにしてもよい。例えば、構造物の種別ごとに異なる変状種別一覧を記憶部221に記憶しておき、検出対象設定部224が、処理対象の画像に関する属性情報の構造物種別に応じて変状種別一覧を取得し検出対象に設定する。図6(b)は、構造物種別ごとの検出対象を例示している。検出対象611、612はそれぞれ橋梁向けとトンネル向けの検出対象を例示している。このように、処理対象の画像の属性情報に基づいて検出対象を切り替えることが望ましい。なお、処理対象の画像の属性情報に応じて検出対象を切り替える場合、S401において処理対象の画像の属性情報を取得しておく必要がある。
<S403:優先検出対象の選択処理>
優先検出対象選択部225が、優先して検出する変状種別を優先検出対象として選択する処理を行う。優先検出対象の選択方法として、例えば、点検対象の構造物の点検履歴情報を用いる方法が挙げられる。優先検出対象の選択処理を図7および図8を用いて説明する。
図7(a)は、処理対象の画像に関する属性情報701を例示している。属性情報701は、S401で処理対象画像と共に取得することができる。図7(b)は、構造物の部材ごとの点検結果を示す点検履歴情報711を例示している。点検履歴情報711は、部材に発生している変状種別および変状種別ごとの数量を項目として保持している。優先検出対象の変状種別を選択する場合、まず、点検履歴情報711の中で構造物名および部材種別が属性情報701と一致する行を検索する。次に、検索結果のうち点検日が属性情報701の取得日に最も近い行を絞り込む。図7(c)は、絞り込みにより得られた点検履歴情報721を例示しており、点検履歴情報721の変状種別が優先検出対象として選択される。図7(d)は、優先検出対象として選択された変状種別731を例示している。このように、前回の点検で発生した変状種別を点検履歴情報から取得して優先検出対象として選択することができる。
優先検出対象の選択処理において、処理対象の画像に応じて使用する点検履歴情報を変更してもよい。例えば、処理対象の画像に関する構造物全体の全ての変状種別を優先検出対象として選択してもよい。また、処理対象の画像の属性情報と同一構造物名かつ同一部材内で発生した変状のうち、撮影範囲内で発生した過去の変状のみを優先検出対象として選択してもよい。過去の点検で検出された変状データの図面での位置は、図3(d)に示す座標情報として記憶部221に記憶されている。また、処理対象の画像の図面での位置は、データ取得部223が処理対象の画像と共に画像に関する属性情報として追加取得することができる。このように、過去の点検で発生した変状の図面での位置と、処理対象の画像の図面での位置が得られるため、処理対象の画像の撮影範囲内で発生した変状のみを優先検出対象として選択できる。
点検履歴情報を用いた優先検出対象の選択処理において、点検対象の構造物とは異なる構造物の点検履歴情報を用いてもよい。例えば、処理対象の画像に関する属性情報および点検履歴情報がそれぞれ図8(a)、図8(b)であるものとする。図8(b)の点検履歴情報811は、図8(a)の属性情報801の構造物名と同一の点検履歴情報を含まない。このような場合、点検対象の構造物と類似した構造物の点検履歴情報を用いることができる。詳しくは、点検履歴情報811のうち、構造物種別および部材種別が属性情報801と一致する行を検索する。検索結果のうち、点検時利用年数が属性情報801の利用年数に最も近い行を絞り込む。図8(c)は、絞り込みにより得られた点検履歴情報821を例示している。そして、点検履歴情報821の変状種別が優先検出対象の初期値として選択される。図8(d)は、優先検出対象831を例示している。このように、点検対象の構造物と類似した構造物の点検履歴情報に基づいて優先検出対象を選択することができる。なお、点検対象の構造物と類似度の高い構造物を判定する方法として、構造物種別と部材種別がどちらも一致することを条件とした例を説明したが、これに限らず、他の属性情報を用いてもよい。例えば、構造物の全長や設置場所といった情報を用いてもよい。また、複数の項目を用いて、最も項目の一致数の多い構造物を最も類似する構造物とみなしてもよい。また、類似する構造物を判定する際に、構造物壁面の変状の発生状況に基づいて類似度を判定してもよい。詳しくは、時系列の変状種別および変状種別ごとの数量を点検履歴情報から算出し、変状発生推移に基づいて類似度を算出して最も類似する構造物を判定してもよい。
優先検出対象の選択処理は、上述した方法に限らず、他の方法を用いてもよい。例えば、優先検出対象となる変状種別を予め記憶部に221に記憶しておき、優先検出対象選択部225が記憶部221から取得し選択する方法でもよい。特殊なインフラ構造物の点検では、特定の変状の有無を毎回確認したい場合がある。このような場合には、固定の変状種別を優先検出対象として登録しておくことが望ましい。優先検出対象を事前に登録しておく方法には、特定の変状種別(例:ひび割れ、エフロレッセンス)を登録してもよいし、ユーザによる入力を受け付ける方法を用いてもよい。図8(e)は、本実施形態の処理を実装したアプリケーションにより提供される優先検出対象の入力を受け付ける画面であり、ユーザごとに優先検出対象の初期値を登録する画面841を例示している。画面841において、ユーザが検出対象842のいずれかを選択状態としてOKボタン843を操作すると、優先検出対象選択部225は、選択状態とされた検出対象842をユーザ844の優先検出対象の初期値として登録する。このように、ユーザによる入力を受け付ける方法を用いる場合、本実施形態の処理を実装するアプリケーションに関するプロパティに関連付けて登録することが望ましい。なお、優先検出対象の初期値を登録するプロパティとして、他のプロパティを用いてもよい。例えば、複数のユーザを管理するユーザグループに対して優先検出対象の初期値を登録してもよいし、アプリケーションで画像を管理する画像グループに対して優先検出対象の初期値を登録してもよい。
<S404:検出対象の選択情報の表示処理>
表示制御部226が、検出対象が優先検出対象に選択されていることを示す選択情報を表示するための表示データを作成し表示する処理を行う。本実施形態において、検出対象の選択情報は、S403で選択された優先検出対象に基づいて作成される。詳しくは、表示制御部226は、S402で設定された検出対象の中から変状種別を1つ選択し、S403で選択された優先検出対象に含まれるか否かを判定する。表示制御部226は、選択した検出対象の変状種別が優先検出対象に含まれると判定した場合、その変状種別が優先検出対象として選択済みであると判定する。この判定処理を検出対象の全ての変状種別に対して繰り返し行うことで、検出対象の選択情報の初期値を設定する。図9(a)は、検出対象902の選択情報を表示する画面901を例示している。検出対象902において、選択済みの変状種別903は、優先検出対象として選択された検出対象の変状種別に対応する。なお、画面901では、検出対象902の選択情報と共に処理対象の画像904が表示されている。このように処理対象の画像を表示することで、ユーザが優先検出対象の選択が適切であるか(処理対象の画像に応じた検出対象が選択されているか)否かを判定しやすくなる。
S404で表示される画面は、検出対象の選択情報の変更を受け付ける機能を有していることが望ましい。例えば、画面901において、「浮き」を検出対象として追加したい場合、ユーザはチェックボックス905をチェックして選択情報を更新できる。また、表示制御部226が作成する表示データは、検出対象の選択情報を初期値に戻すリセット機能を有していることが望ましい。例えば、画面901において、検出対象の選択情報を変更した後に、チェックボックス906をチェックすることで、検出対象902の選択情報がS403で選択された優先検出対象の初期値に戻される。
また、S404で表示される画面は、点検履歴情報が表示されることが望ましい。図9(b)は、検出対象912および処理対象の画像913と、処理対象の画像913と同一の撮影範囲における過去の点検結果914が表示された画面911を例示している。過去の点検結果914は、例えば、前回(例:5年前)の点検で撮影した画像と変状データとを重畳することにより作成することができる。このように、点検履歴情報を表示することにより、ユーザは優先検出対象の選択が適切か否かを判定しやすくなる。なお、表示する点検履歴情報として、点検履歴情報に基づいて算出した時系列データを表示してもよい。図9(c)は、検出対象922の選択情報と、各変状の発生量を点検時期ごとに集計して時系列データとしたグラフ923が表示された画面921を例示している。このように、点検履歴情報に関する時系列データを表示することにより、ユーザは経年変化に伴う変状の増加傾向を確認しやすくなる。
なお、S404において優先検出対象の選択が適切でなかった場合、ユーザは検出対象の変状種別を再度選択することができる。このような場合、検出対象の選択情報を一括で切り替える機能を設けることが望ましい。検出対象の選択情報を切り替える方法は、例えば、複数の点検履歴情報を表示し、その中からユーザが選択する方法が挙げられる。図10(a)は、検出対象1002の選択情報、点検構造物の変状発生推移1003、点検対象とは異なる類似構造物の変状発生推移1004,1005が表示された画面1001を例示している。ここで、検出対象1002から選択された優先検出対象の初期値は、類似構造物の変状発生推移1004に応じた優先検出対象として選択されたものとする。画面1001において、点検構造物の変状発生推移1003と類似構造物の変状発生推移1004は、属性情報の一致度が高いにもかかわらず大きく異なる。このような場合、複数の構造物の変状発生推移を同時に表示してユーザが選択することで、検出対象を切り替えることが望ましい。例えば、画面1001において、ユーザが点検構造物の変状発生推移1003に近い変状発生推移1005を選択すると、表示制御部226は、ユーザの選択操作を受け付け、優先検出対象選択部225は、ユーザの選択指示に基づいて優先検出対象の選択処理を行う。そして、表示制御部226が再選択された優先検出対象に応じて検出対象の選択情報を変更した表示データを作成し表示する(図10(b)の画面1011)。このように、検出対象の選択情報を一括で切り替えることが望ましい。
<S405:変状検出処理>
検出処理部227が処理対象の画像データに対して優先検出対象の変状検出処理を実行する。変状検出処理の実行を開始する方法として、例えば、ユーザの指示に基づく方法が挙げられる。例えば、検出対象905の選択情報903を表示する図9(a)の画面901において、ユーザが検出実行ボタン907を操作すると、検出処理部227は、処理対象の画像データに対して、画面901で選択済みの変状種別903について検出処理を実行する。検出処理の実行には、例えば、機械学習により学習した学習済みモデルを用いることができる。学習済みモデルを用いて検出処理を実行する場合、学習済みモデルの選択や多数のパラメータの指定が必要となる。学習済みモデルやパラメータの指定方法は、変状種別ごとに予め定めた既定の学習済みモデルおよびパラメータを用いてもよいし、処理対象の画像特性に応じて学習済みモデルやパラメータを切り替えて指定してもよい。また、検出処理を実行するにあたり、ユーザが学習済みモデルやパラメータを指定するようにしてもよい。
そして、S405で検出処理を実行した後、表示制御部226は、検出処理結果を示す表示データを表示して図4の処理を終了する。
[実施形態1の変形例]
上述した実施形態1では、処理対象の画像データに応じて検出対象の変状の中から優先して検出する優先検出対象の変状を選択して表示した後、ユーザ指示に応じて変状検出処理を実行する例を説明した。多数の画像に対して変状検出処理を実行する場合、処理対象の画像ごとに検出対象の選択情報を確認することは非常に手間がかかる。このような場合、ユーザ指示なしで検出処理を実行してもよい。詳しくは、S401において処理対象の画像データを取得し、検出対象の設定処理および優先検出対象の選択処理を行う。その後、検出対象の選択情報を表示すると共に、自動で検出処理を開始する。変状検出処理の開始後は、変状検出処理の進捗状況と共に処理対象の画像ごとの優先検出対象の変状をユーザが確認する。このように、ユーザ指示を待たずに変状検出処理を実行することにより、ユーザによる変状検出処理に関する操作を効率化することができる。
また、上述した実施形態1では、処理対象の画像に応じて優先して検出する変状を選択し検出処理を実行する例を説明した。多種類の変状を検出する場合、処理時間が増加してしまい、ユーザは検出結果を閲覧するまで待たされることになる。そのような場合、検出処理を行う変状に優先順位を設けることが望ましい。例えば、検出対象とする変状のうち、優先検出対象と同一の変状を優先して検出処理を行い、優先検出対象と同一の変状の検出結果を表示し、ユーザが確認できるようにする。そして、ユーザが確認している間に、残りの変状に対する検出処理を行う。このように、検出処理を行う変状の優先順位を設けることにより、ユーザが優先して確認したい変状の有無を確認することができる。
以上説明した実施形態1によれば、処理対象の画像に応じて検出対象の変状の中から優先して検出する優先検出対象の変状が選択され表示されることにより、ユーザは変状検出処理に要するコストなどを考慮しながら、優先検出対象として選択された変状が適切か否かを確認した上で変状検出処理を実行することができる。
[実施形態2]
実施形態1では、処理対象の画像に応じて検出対象の変状を選択、表示し、検出処理を実行する例を説明したが、検出対象の選択情報を確認する際にユーザが変状検出処理に要するコストを同時に確認できることが望ましい。実施形態2におけるコストの例として、変状検出処理に要する費用(金額)が挙げられる。そして、実施形態2では、検出対象の選択情報と変状検出処理に要するコストを表示することにより、ユーザはコストを考慮しながら検出対象の変状を確認し変更しやすくなる。
以下では、実施形態1と異なる部分を中心に説明する。なお、実施形態2では、検出処理量に応じた従量課金型の有償アプリケーションを使用した例を説明するが、実施形態2の処理を実装するアプリケーションおよびサービスは他の形態を用いてもよい。例えば、SaaS(Software as a Service)のようなクラウド型のサービスの形態で実装することもできる。
実施形態2の情報処理装置200のハードウェア構成は、図2(a)と同様である。
図11は、実施形態2の情報処理装置200の機能ブロック図である。図11の機能構成は、実施形態1の図2(b)に示した機能構成に対して、算出部1101が追加されている点が異なる。算出部1101は、制御部201の機能部であって、検出処理に関するコストを算出する処理を行う。なお、実施形態2における表示制御部226は、検出対象の選択情報と、算出部1101が算出するコストを表示するための表示データを作成する。
図12は、実施形態2の情報処理装置200の処理を示すフローチャートである。
図12において、実施形態1の図4の処理と同じ処理には同一のステップ番号を付している。
S403において優先検出対象を選択した後、S1201の処理へ進む。
<S1201:検出処理に関するコストの算出>
S1201では、算出部1101が変状検出処理に関するコストを算出する処理を行う。実施形態2では、変状検出処理に要するコストとして検出処理を実行するための金額を見積金額として算出する。見積金額Cpを算出する式1を以下に示す。
(式1)
式1において、パラメータIはS401で取得する対象データ数、すなわち処理対象の画像枚数を示している。パラメータPnは、検出対象とするN個の変状種別のうち、n番目の変状種別における1画像あたりの単価を示している。パラメータPnを設定する基本的な方法として、全ての変状種別で一律の単価(例:1,000円)を予め記憶部221に記憶しておき、管理部222が記憶部221から取得する方法が挙げられる。単価は変状種別ごとに異なる金額を設定してもよい。変状検出処理に要する計算リソースは変状種別ごとに異なるため、変状種別ごとに単価を変えることが望ましい。パラメータNは、検出対象とする変状種別の総数であり、検出対象の選択情報から求めることができる。このように、式1を用いて変状検出処理に要する見積金額を求めることができる。
S1201で算出するコストとして見積金額以外を算出してもよい。例えば、検出処理の実行に要する時間を予測した予測時間を用いてもよい。予測時間Ctを算出する式2を以下に示す。
(式2)
式2において、パラメータIは式1と同様、S401で取得した対象データ数を示している。パラメータTnは、検出対象とするN個の変状のうち、n番目の変状種別における1画像あたりの変状検出処理に要する処理時間を示している。パラメータTnを設定する方法として、全ての変状種別で一律の処理時間(例:10分)を予め記憶部221に記憶しておき、管理部222が記憶部221から取得する方法が挙げられる。処理時間は変状種別ごとに異なる時間を設定してもよい。変状検出処理に要する時間は変状種別ごとに異なるため、変状種別ごとに処理時間を設定することが望ましい。また、パラメータNは、式1と同様に検出対象とする変状種別の総数であり、検出対象の選択情報から求めることができる。このように、式2を用いて予測時間を求めることができる。
式1および式2は、処理対象の画像の枚数に比例するコストを算出する式であるが、画像サイズを考慮してコストを算出する式としてもよい。例えば、見積金額Cpを算出する式1において、パラメータIを処理対象の画像の合計面積、パラメータPnをn番目の変状種別における単位面積当たりの単価にそれぞれ読み替える。パラメータPnの設定方法は、式1の場合と同様に設定することができる。このように、画像サイズを考慮したときの見積金額を算出することができる。予測時間Ctを算出する式2の場合も同様に、パラメータIを処理対象の画像の合計面積、パラメータTnをn番目の変状種別における単位面積当たりの処理時間にそれぞれ読み替えればよい。パラメータTnの設定方法は、式2の場合と同様に設定することができる。
算出部1101におけるコスト算出処理として、複数のコストを算出してもよい。すなわち、式1、式2を用いて見積金額Ctと予測時間Ctの両方を算出する。算出部1101により算出されるコストは、後述するS1202の処理で使用される。
<S1202:検出対象の選択情報とコストの表示処理>
S1202では、表示制御部226が検出対象の選択情報と変状検出処理に要するコストを表示する表示データを作成し表示する処理を行う。
図13(a)は、S1202において表示される画面1301を例示している。画面1301には、検出対象1302、処理対象の画像枚数1303、見積金額1304が表示されている。画面1301のように、検出対象1302の選択情報と見積金額1304を表示することにより、ユーザはコストを考慮しながら検出対象の変状を確認し変更しやすくなる。なお、検出対象1302から選択された優先検出対象の初期値は、図4のS404の処理と同様に優先検出対象に応じて選択される。見積金額1304は、前述したS1201の処理で算出することができる。詳しくは、式1において、パラメータIに画像枚数1303の値(100)、パラメータNに選択済みの変状種別数(2)、変状種別ごとの単価Pnには、単価1305に示すように全ての変状種別で1,000を代入することで算出できる。
S1202で表示される画面には、変状ごとの発生状況を示す統計データが表示されることが望ましい。図13(b)は、検出対象1312、複数のコスト1313(見積金額、予測時間)と、変状種別ごとの統計データ1314を表示した画面1311を例示している。統計データ1314は、点検対象と同一部材における、過去の変状発生数や全長(面積)、変状発生数の推移を含む。このように、コスト1313と統計データ1314を表示することにより、ユーザは検出対象1312の選択情報がコストに見合っているか否かを判定しやすくなる。なお、統計データ1314は、図3に示した点検履歴情報に基づいて算出することができる。また、統計データ1314は、他のデータとして例えば、変状種別ごとの単位面積当たりの発生数(密度)や、前々回の点検における変状発生量を算出して表示してもよい。このように、点検履歴情報に基づく検出対象ごとの統計データを表示することが望ましい。
S1203では、表示制御部226は、検出対象の選択情報が更新されたか否かを判定する。表示制御部226は、更新がないと判定した場合は処理をS405へ進め、更新があると判定した場合は処理をS1201へ戻す。
以上説明した実施形態2によれば、検出対象として選択された優先検出対象の変状と、変状検出処理に要するコストとを表示することにより、ユーザはコストを考慮しながら検出対象の変状の中から優先検出対象を選択でき、適切な検出対象を選択した上で変状検出処理を実行することができる。
[他の実施形態]
本発明は、各実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークや記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本明細書の開示は、以下の情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを含む。
[構成1]
処理対象の画像を取得する取得手段と、
前記処理対象の画像に対して少なくとも1つの変状を検出対象として設定する設定手段と、
前記検出対象の中から優先して検出する優先検出対象を選択する選択手段と、
前記検出対象が前記優先検出対象に選択されていることを示す情報を表示する表示制御手段と、
前記処理対象の画像に対して前記優先検出対象として選択されている検出対象の変状検出処理を実行する検出処理手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
[構成2]
前記取得手段は、前記処理対象の画像の属性情報を取得することを特徴とする構成1に記載の情報処理装置。
[構成3]
前記属性情報は、検査対象に関する情報および前記処理対象の画像から検出された変状に関する情報を含むことを特徴とする構成2に記載の情報処理装置。
[構成4]
前記選択手段は、検査対象の点検履歴情報に基づいて前記検出対象の中から前記優先検出対象を選択することを特徴とする構成1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
[構成5]
前記点検履歴情報は、前記処理対象の画像に関する検査対象と同一の検査対象の点検履歴情報を含むことを特徴とする構成4に記載の情報処理装置。
[構成6]
前記点検履歴情報は、前記処理対象の画像に関する検査対象とは異なる検査対象の点検履歴情報を含むことを特徴とする構成4に記載の情報処理装置。
[構成7]
前記表示制御手段は、前記処理対象の画像および前記点検履歴情報を表示することを特徴とする構成4から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
[構成8]
前記表示制御手段は、前記情報を変更可能に表示することを特徴とする構成1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
[構成9]
前記検出処理手段は、ユーザ指示または前記情報の表示に応じて前記変状検出処理を実行することを特徴とする構成1から8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
[構成10]
前記検出処理手段は、予め決められた優先順位に応じて前記優先検出対象として選択されている検出対象の変状検出処理を実行することを特徴とする構成1から9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
[構成11]
前記検出対象の変状検出処理に関するコストを算出する算出手段を有することを特徴とする構成1から10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
[構成12]
前記コストは、前記検出対象の変状検出処理を実行するための金額または処理時間の少なくともいずれかを算出することを特徴とする構成11に記載の情報処理装置。
[構成13]
前記表示制御手段は、前記検出対象と前記コストを表示することを特徴とする構成11または12に記載の情報処理装置。
[構成14]
前記処理対象の画像は、検査対象を撮影した画像であり、
前記変状は、ひび割れを含むことを特徴とする構成1に記載の情報処理装置。
[構成15]
取得手段が、処理対象の画像を取得するステップと、
設定手段が、前記処理対象の画像に対して少なくとも1つの変状を検出対象として設定するステップと、
選択手段が、前記検出対象の中から優先して検出する優先検出対象を選択するステップと、
表示制御手段が、前記検出対象が前記優先検出対象に選択されていることを示す情報を表示するステップと、
検出処理手段が、前記処理対象の画像に対して前記優先検出対象として選択されている検出対象の変状検出処理を実行するステップと、を有することを特徴とする情報処理方法。
[構成16]
コンピュータを、構成1から14のいずれか1項に記載された情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
200…情報処理装置、201…制御部、221…記憶部、222…管理部、223…データ取得部、224…検出対象設定部、225…優先検出対象選択部、226…表示制御部、227…検出処理部

Claims (12)

  1. 処理対象の画像に対応する属性情報を取得する取得手段と、
    検査対象の点検日時、構造物、変状種別および変状数量に関する点検履歴情報を記憶する記憶手段と、
    前記検査対象の構造物に基づいて前記処理対象の画像に対して少なくとも1つの変状を検出対象として設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された検出対象を表示する表示手段と、
    前記処理対象の画像に対応する属性情報と前記記憶手段に記憶されている点検履歴情報とに基づいて前記検出対象の中から優先して検出する優先検出対象を選択する選択手段と、
    前記表示手段に表示されている検出対象に対して前記優先検出対象に選択されていることを示す所定の情報を表示する表示制御手段と、
    前記処理対象の画像に対して前記優先検出対象として選択されている検出対象の変状検出処理を実行する検出処理手段と、を有し、
    前記表示制御手段は、前記優先検出対象に選択されている検出対象を変更可能に表示すると共に、前記検出対象に関する複数の点検履歴情報を表示し、
    前記優先検出対象は、前記表示手段に表示されている検出対象または前記検出対象に関する点検履歴情報を選択することにより変更可能であることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記属性情報は、前記検査対象の点検日時、構造物、部材に関する情報を含むことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記検出対象に関する点検履歴情報は、前記処理対象の画像に関する検査対象と同一の検査対象の点検履歴情報を含むことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記検出対象に関する点検履歴情報は、前記処理対象の画像に関する検査対象とは異なる検査対象の点検履歴情報を含むことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記検出処理手段は、ユーザ指示または前記優先検出対象に選択されている検出対象を示す情報の表示に応じて前記変状検出処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記検出処理手段は、予め決められた優先順位に応じて前記優先検出対象として選択されている検出対象の変状検出処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記検出対象の変状検出処理に関するコストを算出する算出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記コストは、前記検出対象の変状検出処理を実行するための金額または処理時間の少なくともいずれかを算出することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記表示制御手段は、前記検出対象と前記コストを表示することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  10. 前記処理対象の画像は、検査対象を撮影した画像であり、
    前記変状は、ひび割れを含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記情報処理装置は、
    検査対象の点検日時、構造物、変状種別および変状数量に関する点検履歴情報を記憶する記憶手段を有し、
    前記情報処理方法は、
    理対象の画像に対応する属性情報を取得するステップと、
    前記検査対象の構造物に基づいて前記処理対象の画像に対して少なくとも1つの変状を検出対象として設定するステップと、
    前記設定された検出対象を表示部に表示するステップと、
    前記処理対象の画像に対応する属性情報と前記記憶手段に記憶されている点検履歴情報とに基づいて前記検出対象の中から優先して検出する優先検出対象を選択するステップと、
    前記表示部に表示されている検出対象に対して前記優先検出対象に選択されていることを示す所定の情報を表示するステップと、
    前記処理対象の画像に対して前記優先検出対象として選択されている検出対象の変状検出処理を実行するステップと、を有し、
    前記所定の情報を表示するステップでは、前記優先検出対象に選択されている検出対象を変更可能に表示すると共に、前記検出対象に関する複数の点検履歴情報を表示し、
    前記優先検出対象は、前記表示部に表示されている検出対象または前記検出対象に関する点検履歴情報を選択することにより変更可能であることを特徴とする情報処理方法。
  12. コンピュータを、請求項1から10のいずれか1項に記載された情報処理装置の前記記憶手段および前記表示手段を除く各手段として機能させるためのプログラム。
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