JP2016125846A - データ処理装置、データ処理方法、及び、プログラム - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】検査対象である建造物が存在する現場で行われた検査により検出された損傷の情報を、効率的に電子データとしてまとめる手段を提供する。
【解決手段】1つの建造物を複数の管理単位に分割し、管理単位毎に検査の結果データを記憶する記憶部16と、予め定められた態様の目印を損傷部分に付された建造物を撮影した撮影画像であって、少なくとも1つの管理単位が写る撮影画像のデータを取得する画像データ取得部11と、撮影画像内で管理単位が占めるエリアである管理単位エリアを特定する管理単位エリア特定部12と、管理単位エリアに写る目印を特定する目印特定部13と、目印特定部13に特定された目印の管理単位エリア内における位置に基づいて、管理単位内における損傷部分の位置を特定する位置特定部14と、管理単位に、管理単位内における損傷部分の位置を対応付けて記憶部16に格納する格納部15と、を有するデータ処理装置10。
【選択図】図2

Description

本発明は、データ処理装置、データ処理方法、及び、プログラムに関する。
本発明に関連する技術が、特許文献1に開示されている。特許文献1には、デジタルカメラなどで撮像した画像を用いて建造物等の診断を行うことで、現場での作業時間短縮と検査報告書作成を容易にすることができる構造物用検査装置が開示されている。
当該構造物用検査装置は、構造物に形成された欠陥の検査装置であって、検査対象の所望の範囲を複数に分割して撮像した分割画像データを記憶する画像記憶手段と、前記検査対象の所望の範囲全体を含む製図面を画像化した全体表示データを記憶する全体図記憶手段と、前記記憶された分割画像データや全体表示データなどを表示する表示手段と、前記全体表示データと前記分割画像データとの相対する位置関係を求める処理をする位置処理手段と、前記分割画像データの構造物に形成された欠陥の特徴から線や面や文字のオブジェクトデータを作成するオブジェクト作成手段と、前記各々の分割画像データの作成された前記オブジェクトデータを同一座標上に配置する配置手段と、前記配置手段で配置された線や面のオブジェクトデータを選択し、選択されたオブジェクトを結合する結合手段とを備える。
特開2004−318790号公報
特許文献1に記載の技術は、検査対象の構造物全体を1つの処理対象とし、検査の結果の整理、管理等を行っている。かかる場合、構造物が大きくなるほど、これらの作業が煩雑、かつ、面倒になる。
実際、特許文献1に記載の技術によれば、処理対象を一度に撮影できないため、複数の分割画像に分けて処理対象を撮影する必要がある。そして、複数の画像ごとに欠陥の検出を行った後、各画像間の重なり等を考慮して、それらの結果を結合するなどの面倒な作業を行う必要がある。
本発明は、建造物に対して行われた検査の結果を整理、管理する新たな手段を提供することを課題とする。
本発明によれば、
1つの建造物を複数の管理単位に分割し、前記管理単位毎に検査の結果データを記憶する記憶部と、
予め定められた態様の目印を損傷部分に付された前記建造物を撮影した撮影画像であって、少なくとも1つの前記管理単位が写る撮影画像のデータを取得する画像データ取得部と、
前記撮影画像内で前記管理単位が占めるエリアである管理単位エリアを特定する管理単位エリア特定部と、
前記管理単位エリアに写る前記目印を特定する目印特定部と、
前記目印特定部に特定された前記目印の前記管理単位エリア内における位置に基づいて、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を特定する位置特定部と、
前記管理単位に、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を対応付けて前記記憶部に格納する格納部と、
を有するデータ処理装置が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
1つの建造物を複数の管理単位に分割し、前記管理単位毎に検査の結果データを記憶する記憶手段、
予め定められた態様の目印を損傷部分に付された前記建造物を撮影した撮影画像であって、少なくとも1つの前記管理単位が写る撮影画像のデータを取得する画像データ取得手段、
前記撮影画像内で前記管理単位が占めるエリアである管理単位エリアを特定する管理単位エリア特定手段、
前記管理単位エリアに写る前記目印を特定する目印特定手段、
前記目印特定手段に特定された前記目印の前記管理単位エリア内における位置に基づいて、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を特定する位置特定手段、
前記管理単位に、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を対応付けて前記記憶手段に格納する格納手段、
として機能させるためのプログラムが提供される。
また、本発明によれば
コンピュータが、
1つの建造物を複数の管理単位に分割し、前記管理単位毎に検査の結果データを記憶しておき、
予め定められた態様の目印を損傷部分に付された前記建造物を撮影した撮影画像であって、少なくとも1つの前記管理単位が写る撮影画像のデータを取得する画像データ取得工程と、
前記撮影画像内で前記管理単位が占めるエリアである管理単位エリアを特定する管理単位エリア特定工程と、
前記管理単位エリアに写る前記目印を特定する目印特定工程と、
前記目印特定工程で特定された前記目印の前記管理単位エリア内における位置に基づいて、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を特定する位置特定工程と、
前記管理単位に、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を対応付けて記憶装置に格納する格納工程と、
を実行するデータ処理方法が提供される。
本発明によれば、建造物に対して行われた検査の結果を整理、管理する新たな手段が実現される。
本実施形態の装置のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。 本実施形態のデータ処理装置の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態のデータ処理装置の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の画像データ取得部が取得する撮影画像のデータの一例を模式的に示す図である。 建造物を複数の管理単位に分割した態様を示す情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の管理単位エリア特定部が管理単位エリアを特定する際のユーザインタフェイスの一例を模式的に示す図である。 本実施形態の位置特定部による処理を説明するための図である。 本実施形態の記憶部が記憶する情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の記憶部が記憶する情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の記憶部が記憶する情報を用いてユーザに提供される情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態のデータ処理装置の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の損傷詳細特定部が保持する対応情報の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の損傷詳細特定部が保持する対応情報の一例を模式的に示す図である。
まず、本実施形態の装置のハードウエア構成の一例について説明する。本実施形態の装置が備える各部は、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされたプログラム(あらかじめ装置を出荷する段階からメモリ内に格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムも含む)、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェイスを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
図1は、本実施形態の装置のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。図示するように、本実施形態の装置は、例えば、バス10Aで相互に接続されるCPU1A、RAM(Random Access Memory)2A、ROM(Read Only Memory)3A、表示制御部4A、ディスプレイ5A、操作受付部6A、操作部7A、通信部8A、補助記憶装置9A等を有する。なお、図示しないが、その他、外部機器と有線で接続される入出力インタフェイス、マイク、スピーカ等の他の要素を備えてもよい。
CPU1Aは各要素とともに装置のコンピュータ全体を制御する。ROM3Aは、コンピュータを動作させるためのプログラムや各種アプリケーションプログラム、それらのプログラムが動作する際に使用する各種設定データなどを記憶する領域を含む。RAM2Aは、プログラムが動作するための作業領域など一時的にデータを記憶する領域を含む。補助記憶装置9Aは、例えばHDD(Hard Disc Drive)であり、大容量のデータを記憶可能である。
ディスプレイ5Aは、例えば、表示装置(LED(Light Emitting Diode)表示器、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等)である。ディスプレイ5Aは、タッチパッドと一体になったタッチパネルディスプレイであってもよい。表示制御部4Aは、VRAM(Video RAM)に記憶されたデータを読み出し、読み出したデータに対して所定の処理を施した後、ディスプレイ5Aに送って各種画面表示を行う。操作受付部6Aは、操作部7Aを介して各種操作を受付ける。操作部7Aは、操作キー、操作ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル、タッチパネルディスプレイ、キーボードなどを含む。通信部8Aは、有線及び/又は無線で、インターネット、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続し、他の電子機器と通信する。
以下、本実施の形態について説明する。なお、以下の実施形態の説明において利用する機能ブロック図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。これらの図においては、各装置は1つの機器により実現されるよう記載されているが、その実現手段はこれに限定されない。すなわち、物理的に分かれた構成であっても、論理的に分かれた構成であっても構わない。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
<第1の実施形態>
まず、本実施形態の全体像について説明する。本実施形態では、橋梁等の建造物全体を1つの処理単位とするのでなく、建造物を複数の管理単位に分割し、各管理単位を1つの処理単位として、検査結果の整理、管理を行う。例えば、建造物の外観に現れた部材により建造物の外表面が複数のエリアに区分けされている場合、区分けされた各エリアを1つの管理単位とすることができる。
本実施形態では、橋梁等の建造物が存在する現場で打音検査や外観観察等の検査を行い、現場で損傷を検出する。そして、損傷を検出すると、塗料等を用いて損傷部分に所定の目印を付す。次いで、検査済みの管理単位が少なくとも1つ写るように、建造物を撮影する。
その後、任意の場所及び任意のタイミングで上記撮影画像の解析を行い、上記目印の有無や位置等の情報を管理単位毎に抽出する。そして、抽出した情報を、管理単位毎に整理、管理する。以下、詳細に説明する。
図2に、本実施形態のデータ処理装置10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、本実施形態のデータ処理装置10は、画像データ取得部11と、管理単位エリア特定部12と、目印特定部13と、位置特定部14と、格納部15と、記憶部16とを備える。
図3に、本実施形態のデータ処理装置10の機能ブロック図の他の一例を示す。図示するように、本実施形態のデータ処理装置10は、画像データ取得部11と、管理単位エリア特定部12と、目印特定部13と、位置特定部14と、格納部15と、記憶部16と、入力受付部17とを備える。
なお、本実施形態のデータ処理装置10は記憶部16を備えなくてもよい。この場合、記憶部16は、データ処理装置10からアクセス可能な他の装置や記憶媒体に備えられる。
データ処理装置10は、建造物各々を複数の管理単位に分割し、管理単位毎に状態(損傷の有無、位置等)を整理、管理するためのデータ(管理データ)を作成する。すなわち、1つの建造物の管理データは、複数の管理単位各々の管理データが集まったデータとなる。
管理対象の建造物は特段制限されず、橋梁、トンネル、ビルディング、駅のホーム等、あらゆる建造物が該当する。
1つの建造物を複数の管理単位に分割する手法は様々であるが、各管理単位を人やコンピュータが識別可能であるのが好ましい。例えば、建造物の外観に現れた部材を基準にして、複数の管理単位に分割してもよい。一例として、建造物の外観に現れた部材により建造物の外表面が複数のエリアに区分けされている場合、当該部材による区分けに従い建造物を複数の管理単位に分割してもよい。すなわち、当該部材により区分けされた各エリアを、各管理単位としてもよい。以下、一例を示す。
図4に、橋梁の裏側を模式的に示した図を示す。図示する例の場合、橋梁の強度を高める等の目的で、橋梁の裏側に格子状の補強部材が設けられている。そして、所定の方向に延びる部材20、部材21、及び部材22等により、橋梁の裏側の外表面が複数のエリアに区分けられている。当該例の場合、例えば、部材21及び部材22により区分けられる略四角形のエリア各々を、管理単位24としてもよい。
なお、1つの建造物に設定される複数の管理単位24の中には、平面形状や大きさが互いに異なるものが含まれてもよい。例えば、図4に示す例の場合、部材20、部材21及び部材22により区分けられる略四角形及び略三角形のエリア各々を、管理単位24としてもよい。
データ処理装置10は、建造物を複数の管理単位24に分割した態様(複数の管理単位24の位置関係、形状、各管理単位の識別番号等)を示す情報を保持していてもよい。図5にこのような情報の一例を示す。図5は図4に示す橋梁を示している。なお、橋梁は図中上下方向(図5参照)に延伸しているが、図5では橋梁の一部を抜き出して示している。例えば、橋梁は、図5に示すように複数の管理単位24に分割される。そして、各管理単位24に図示するような識別番号(A○○○、B○○○)が付される。
図5では、部材21及び部材22(図4参照)により区分けられる各エリア(部材21及び部材22により囲まれる最少エリア)を管理単位24としている。また、橋梁の延伸方向に対する側方エッジ部分(図中、左端部分及び右端部分)に、当該管理単位24と異なる形状の管理単位24が設けられている。
図2及び図3に戻り、画像データ取得部11は、予め定められた態様の目印を損傷部分に付された建造物を撮影した撮影画像であって、少なくとも1つの管理単位24が写る撮影画像のデータ(以下、「建造物画像データ」)を取得する。撮影画像には、少なくとも1つの管理単位24の全体が途切れることなく写っているのが好ましい。撮影画像には、建造物全体が写っている必要はない。例えば、画像データ取得部11は、図4に示すような撮影画像の建造物画像データを取得する。
例えば、予め、データ処理装置10内の記憶装置又はデータ処理装置10からアクセス可能な他の装置又は記憶媒体内の記憶装置に、1つまたは複数の建造物画像データが保存されている。そして、ユーザが、当該記憶装置に保存されている所定の1つ又は複数の建造物画像データを選択し、画像データ取得部11に入力する操作を行う。すると、画像データ取得部11は当該操作に従い、選択された所定の建造物画像データを取得する。
ここで、上記記憶装置に1つ又は複数の建造物画像データを保存する作業の一例を説明する。例えば、管理対象の建造物が存在する現場で打音検査や外観観察等の検査がなされる。そして、当該検査により損傷が検出されると、その損傷部分に所定の目印25が付される。例えば、塗料等で建造物の外表面に目印25が描かれる。なお、所定の装置を用いて損傷部分に目印25を付してもよいし、人手で損傷部分に目印25を付してもよい。また、検査を行った場所であって、損傷が検出されなかった部分には、損傷部分に付す目印25と異なる目印(例:色、形、大きさ等が異なる)が付されてもよい。このような目印を付すことで、検査を行った位置のすべてを把握することができる。結果、検査漏れなどの不都合を防止できる。
上述の通り、目印25は建造物の外表面に付される。ひび割れなど、損傷が外表面に現れている場合、その損傷部分に目印25を付すことができる。一方、打音検査などで建造物の内部の損傷を検出した場合には、内部の損傷に対応する外表面の位置、例えば打音検査を実施した位置(例:打撃を加えた位置)を損傷部分とし、当該位置に目印25を付すことができる。
目印25の態様は様々であるが、コンピュータの画像処理(画像解析)により特定し易いものであるのが好ましい。例えば、目印25の色が予め定められていてもよい。目印25の色は、建造物と異なる所定の色、例えば、建造物の色との色差が十分に大きい色に定められていてもよい。その他、目印25の形状が予め定められていてもよい。目印25の形状は、例えば、バツ(×)、四角(□)、丸(○)等の図形であってもよいし、文字、数字等であってもよいし、それらの組み合わせであってもよい。
建造物の検査及び損傷部分への目印25の付与が終了すると、ユーザは、当該処理が終了した少なくとも1つの管理単位24が写るように、建造物を撮影する。その後、ユーザは、このようにして得られた建造物画像データを、上記記憶装置に保存する。
図2及び図3に戻り、管理単位エリア特定部12は、撮影画像内で管理単位24が占めるエリアである管理単位エリアを特定する。なお、管理単位エリア特定部12は、1つの撮影画像(1フレーム分の建造物画像データ)から1つまたは複数の管理単位24を特定することができる。
ここで、管理単位エリア特定部12が管理単位エリアを特定する処理の一例を説明する。例えば、管理単位エリア特定部12は、画像データ取得部11が取得した建造物画像データを利用して、ディスプレイに撮影画像を表示する。そして、管理単位エリア特定部12は、マウスなどのポインティングデバイスを介して、撮影画像中の管理単位エリアを特定するユーザ操作を受付けてもよい。例えば、画像データ取得部11は、図6に示すように、撮影画像に重ねて枠23を表示してもよい。そして、画像データ取得部11は、枠23の大きさ、形状、撮影画像中における位置等を変更するユーザ操作を受付け、受付けた操作内容に従い枠23の表示態様を変更してもよい。そして、画像データ取得部11は、管理単位エリアを決定するユーザ操作を受付けた時点で表示されている枠23に囲まれるエリアを、管理単位エリアとして特定してもよい。
その他、建造物の外観に現れた部材を基準にして、複数の管理単位24が規定されている場合、管理単位エリア特定部12は、撮影画像に対する画像処理により、管理単位エリアを特定してもよい。例えば、管理単位エリア特定部12は、予め、管理単位24の平面形状(部材により囲まれる部分の平面形状)を示す情報を保持しておく。なお、所定のタイミングでユーザから当該情報の入力を受付けることで、取得してもよい。そして、管理単位エリア特定部12は、撮影画像に対してエッジ検出等の処理を行った後、検出したエッジで囲まれる複数のエリアの中から、その形状が管理単位24の平面形状と所定レベル以上近似しているエリアを、管理単位エリアとして特定してもよい。なお、撮影時の管理単位24の露出面に対するカメラの向き等に応じて、撮影画像中における管理単位24の形状は変動するが、このような変動を吸収して平面形状が所定形状である部分を撮影画像中から抽出する技術が広く知られている。本実施形態では、画像処理のあらゆる技術を利用して、撮影画像の中から、平面形状が所定形状である管理単位24を抽出することができる。
管理単位エリア特定部12が1つの管理単位エリアを特定する前又は後に、図3に示す入力受付部17は、ユーザから、その管理単位エリアに対応する管理単位24の識別情報(例:図5に示す識別番号)の入力を受付けることができる。
図2及び図3に戻り、目印特定部13は、管理単位エリア特定部12が特定した管理単位エリアに写る目印25を特定する。例えば、目印特定部13は、目印25の特徴を示す特徴情報(特徴量)を予め保持しておいてもよいし、目印25を特定する処理の前に、ユーザから特徴情報の入力を受付けてもよい。特徴情報は、目印25の色及び形状の少なくとも一方の情報を含んでもよい。本実施形態ではあらゆる従来技術を利用して、目印を特定することができる。
例えば、目印25は所定の色を有する場合、目印特定部13は、当該所定の色に基づいて、撮影画像に写る管理単位エリア内の目印25を特定してもよい。目印特定部13は、当該所定の色の情報を予め保持しておいてもよいし、撮影画像ごとにユーザから入力を受付けてもよい。後者の場合、目印特定部13は、撮影画像ごとに、各撮影画像に写る目印25の位置を指定するユーザ入力を受付ける手段と、指定された位置の色情報を特定し、当該色情報に基づいて撮影画像に写る目印25の色を特定する手段と、特定した目印25の色に基づいて、撮影画像に写るその他の目印25を特定する手段と、を有してもよい。
なお、目印特定部13は、撮影画像全体を処理対象とするのでなく、管理単位エリアのみを処理対象単位とする。このようにすれば、管理単位エリア特定部12による画像処理の処理負担が軽減され好ましい。
他の例として、目印特定部13は、撮影画像に写る目印25の位置を指定するユーザ入力を受付けてもよい。そして、当該ユーザ入力に基づいて、目印25の位置を特定してもよい。
位置特定部14は、目印特定部13に特定された目印25の管理単位エリア内における位置に基づいて、管理単位24内における損傷部分の位置を特定する。
管理単位エリア内における目印25の位置は、例えば、管理単位エリア上に定めた2次元座標系(以下、「第1の2次元座標系」)で特定されてもよい。例えば、管理単位エリア上の任意の位置を基準(原点)とし、当該基準から管理単位エリア上の他の任意の位置に向かう方向をX軸方向とするとともに、当該基準から当該他の任意の位置までの距離を基準距離(例:1)とし、かつ、X軸と垂直な方向にY軸をとった第1の2次元座標系を定めてもよい。なお、管理単位エリア内における目印25の位置を特定できればよく、その表現手法はここで示したものに限定されない。
ここで、図7を用いて上記第1の2次元座標系を用いる例を説明する。図7は、撮影画像中で特定されている四角形の管理単位エリアを抽出した図を示す。例えば、位置特定部14は、四角形の中の予め定められた所定の頂点(例:左上の頂点)を原点(基準)とし、予め定められた他の所定の頂点(例:右上の頂点)の座標を(1、0)とした第1の2次元座標系を定める。そして、図示されている6個の目印25各々の位置を、当該第1の2次元座標系で特定する。なお、位置特定部14は、撮影画像の向きを変更するユーザ入力を受付けることができてもよい。これにより、ユーザは、原点となる頂点を変更することができる。
次に、管理単位24内における損傷部分の位置は、例えば、管理単位24の露出面(目印25が付される面)上に定めた2次元座標系(以下、「第2の2次元座標系」)で特定されてもよい。例えば、管理単位24の露出面上の任意の位置を基準(原点)とし、当該基準から管理単位24上の他の任意の位置に向かう方向をX軸方向とするとともに、当該基準から当該他の任意の位置までの距離を基準距離(例:1)とし、かつ、X軸と垂直な方向にY軸をとった第2の2次元座標系を定めてもよい。なお、管理単位24内における損傷部分の位置を特定できればよく、その表現手法はここで示したものに限定されない。
撮影時に、管理単位24の露出面に対してカメラが正対している場合、第1の2次元座標系と第2の2次元座標系とは平行になる。このため、第1の2次元座標系と第2の2次元座標系の縮尺を揃えれば、第1の2次元座標系で特定された管理単位エリア内における目印25の位置を、そのまま、第2の2次元座標系で特定される管理単位24内における損傷部分の位置として用いることができる。
一方、撮影時に管理単位24の露出面に対してカメラが正対していない場合には、第2の2次元座標系は撮影画像中で傾き、結果、第1の2次元座標系と第2の2次元座標系とは平行でなくなる。この場合、例えば撮影画像中における管理単位エリアの形状(第2の2次元座標系における管理単位24を第1の2次元座標系に投影した形状に相当)と、管理単位24の元の形状(第2の2次元座標系における管理単位24の形状)とから、第1の2次元座標系と第2の2次元座標系の傾きを算出し、撮影画像中で特定した管理単位24の露出面上の任意の位置(第1の2次元座標系の位置情報)を、第2の2次元座標系における位置情報に置き換える技術が存在する。目印位置特定部14は、例えばこのような技術を利用して、目印特定部13に特定された目印25の管理単位エリア内における位置から、管理単位24内における損傷部分の位置を特定することができる。
位置特定部14は、さらに、図7に示すように管理単位エリア内における損傷密集エリア26を特定してもよい。損傷密集エリア26は、目印25があるレベル以上密集しているエリアである。そして、位置特定部14は、損傷密集エリア26を特定後、損傷密集エリア26の管理単位24内における位置及び大きさ(占有割合等)をさらに特定してもよい。
損傷密集エリア26は、例えば、以下のようにして決定されてもよい。まず、互いの距離が所定値以下である2つの目印25同志を繋いでいく。そして、直接又は他の目印25を介して互いに繋がった複数の目印25を1つのグループとする。そして、グループごとに、各グループのメンバー(目印25)を内包するように、任意の形状の損傷密集エリア26を決定する。
なお、位置特定部14は、管理単位エリア内における損傷密集エリア26の位置及び大きさに基づいて、管理単位24内における損傷密集エリアの位置及び大きさをさらに特定してもよい。
図2及び図3に戻り、格納部15は、管理単位24各々に、管理単位24内における損傷部分の位置を対応付けて記憶部16に格納する。図8に、記憶部16に格納された情報の一例を模式的に示す。図示する例では、管理単位ID(例:管理単位24の識別番号)と、検査日と、管理単位24内における損傷部分の位置(例:管理単位24内の任意の位置を基準とした位置情報)とが互いに対応付けられている。
なお、位置特定部14が、管理単位24内における損傷密集エリアの位置及び大きさをさらに特定している場合、格納部15は、これらの情報をさらに各管理単位24に対応付けて記憶部16に格納してもよい。
さらに、図3に示す入力受付部17は、管理単位24毎に検査日の入力をユーザから受付けてもよい。そして、格納部15は、当該情報をさらに各管理単位24に対応付けて記憶部16に格納してもよい。
さらに、入力受付部17は、目印25ごとに、損傷の詳細(例:損傷名、損傷種類番号、評価区分、損傷の程度等)の入力をユーザから受付けてもよい。そして、格納部15は、これらの情報をさらに各管理単位24の各目印25に対応付けて記憶部16に格納してもよい。図9に、記憶部16に格納された情報の一例を模式的に示す。図示する例では、管理単位ID(例:管理単位24の識別番号)と、検査日と、損傷の詳細(管理単位24内における位置、種類、程度)とが互いに対応付けられている。
図2及び図3には示していないが、データ処理装置10は、さらに、記憶部16に記憶されている情報を所定の書式で出力する出力部を備えてもよい。出力手段は特段制限されず、ディスプレイ、プリンター、Eメール等のあらゆる出力手段を利用できる。
図10に、出力部が出力した情報の一例を模式的に示す。図示する情報は、建造物を複数の管理単位24に分割した態様(複数の管理単位24の位置関係、形状等)を示す情報(図5参照)と、記憶部16に記憶されている情報(図8及び図9参照)とを用いて実現される。
図10には、建造物である橋梁の一部を模式的に示している。当該図では、橋梁が管理単位24毎に分けて表示されている。そして、各管理単位24内に、検出された損傷が検出された位置に所定のマーク(以下、「損傷マーク」)で表示されている。そして、1つの損傷マークを指定する入力を受付けると、その損傷の詳細情報(種類、程度、検査日等)が表示されるようになっている。
次に、本実施形態のデータ処理方法の処理の流れの一例を説明する。まず、画像データ取得部11が、予め定められた態様の目印25を損傷部分に付された建造物を撮影した撮影画像であって、少なくとも1つの管理単位が写る撮影画像のデータ(建造物画像データ)を取得する(画像データ取得工程)。例えば、画像データ取得部11は、図4に示すような撮影画像の建造物画像データを取得する。
その後、管理単位エリア特定部12が、撮影画像内で管理単位24が占めるエリアである管理単位エリアを特定する(管理単位エリア特定工程)。例えば、管理単位エリア特定部12は、図6に示すように、撮影画像に枠23を重ねて表示し、当該枠23を用いて管理単位エリアを特定するユーザ入力を受付けてもよい。
なお、管理単位エリア特定部12が1つの管理単位エリアを特定する前又は後に、入力受付部17は、ユーザから、その管理単位エリアに対応する管理単位24の識別情報(例:図5に示す識別番号)の入力を受付けることができる。
次に、目印特定部13は、管理単位エリアに写る目印25を特定する(目印特定工程)。そして、位置特定部14は、目印特定工程で特定された目印25の管理単位エリア内における位置に基づいて、管理単位24内における損傷部分の位置を特定する(位置特定工程)。
その後、格納部15は、管理単位24内における損傷部分の位置を対応付けて記憶部16に格納する(格納工程)。
なお、入力受付部17は、任意のタイミングで、ユーザから、管理単位24毎に検査日の入力を受付けてもよい。さらに、入力受付部17は、任意のタイミングで、ユーザから、目印特定工程で特定された目印25ごとに、損傷の詳細(例:損傷名、損傷種類番号、評価区分、損傷の程度等)の入力を受付けてもよい。そして、格納部15はこれらの情報をも記憶部16に格納してもよい。
以上説明した本実施形態によれば、橋梁等の建造物全体を1つの処理単位とするのでなく、建造物を複数の管理単位に分割し、各管理単位を1つの処理単位とする。かかる場合、建造物が大きい場合であっても、効率的に、結果データの整理及び管理を行うことができる。
また、本実施形態によれば、管理対象の建造物を撮影した撮影画像の画像処理により、管理単位24毎に損傷の有無を判別(目印25の有無の判別)したり、管理単位24内における損傷の位置を特定したりできる。そして、このように管理単位24毎に特定した情報をまとめることで、建造物の状態を管理するための情報(電子データ)を容易に作成することができる。このため、ユーザの負担を軽減できる。
また、本実施形態によれば、目印25は予め定められた所定の態様となっている。この目印25の態様をデータ処理装置10に与えることで、撮影画像内における目印25の特定を効率的かつ高精度に行うことができる。このため、ユーザの負担を軽減できる。
また、本実施形態によれば、建造物の外観に現れた部材を基準にして、建造物が複数の管理単位24に分割されている場合には、撮影画像の画像処理により、管理単位24が写るエリア(管理単位エリア)を特定することができる。この場合、ユーザによる管理単位エリアを指定する入力作業が不要になる。このため、ユーザの負担を軽減できる。
<第2の実施形態>
図11に、本実施形態のデータ処理装置10の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、データ処理装置10は、画像データ取得部11と、管理単位エリア特定部12と、目印特定部13と、位置特定部14と、格納部15と、記憶部16と、入力受付部17と、損傷詳細特定部18と、を有する。なお、第1の実施形態同様、データ処理装置10は記憶部16を有さない構成とすることもできる。
画像データ取得部11、管理単位エリア特定部12、目印特定部13、位置特定部14、記憶部16及び入力受付部17の構成は、第1の実施形態と同様である。以下、格納部15及び損傷詳細特定部18の構成について説明する。
本実施形態では、目印25は、損傷の種類及び程度の少なくとも一方に応じて態様が異なる。すなわち、管理対象の建造物が存在する現場での検査(打音検査、外観観察等)により損傷が検出されると、その種類及び程度がさらに特定される。その後、特定された損傷の種類及び程度に対応した目印25が、損傷部分に付される。なお、損傷の種類は、例えば、ひびわれ、剥離、鉄筋露出、遊離石灰、漏水等が考えられる。
損傷詳細特定部18は、目印25の態様と、各態様に対応した損傷の詳細(種類、程度等)とを対応付けた対応情報を保持している。そして、損傷詳細特定部18は、目印特定部13に特定された目印25の態様と対応情報とに基づいて、目印25毎に損傷の詳細を特定する。
図12及び図13に、対応情報の一例を模式的に示す。図12は、目印25の色ごとに、損傷の程度が示されている。なお、対応情報に記載されている各色の範囲、すなわち、コンピュータが識別できる多数の色と、対応情報の中の各色との対応関係の定義については設計的事項である。図13は、目印25の形状ごとに、損傷の種類が示されている。なお、各形状の範囲の定義は設計的事項である。
例えば、損傷詳細特定部18は、周知の画像処理の技術を用いて、目印25の態様(色、形状等)を特定する。そして、特定した目印25の態様をキーとして対応情報(図12及び図13参照)を検索することで、目印25ごとに損傷の種類や程度を特定する。
格納部15は、損傷詳細特定部18が目印25ごとに特定した損傷の詳細を、管理単位24さらに対応付けて記憶部16に格納する(図9参照)。
以上説明した本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を実現することができる。また、本実施形態によれば、損傷の種類や程度等に応じた態様で付された目印25の態様を画像処理で特定することで、損傷の種類や程度を把握することができる。この場合、ユーザによる損傷の種類や程度の入力作業が不要になる。このため、ユーザの負担を軽減できる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 1つの建造物を複数の管理単位に分割し、前記管理単位毎に検査の結果データを記憶する記憶部と、
予め定められた態様の目印を損傷部分に付された前記建造物を撮影した撮影画像であって、少なくとも1つの前記管理単位が写る撮影画像のデータを取得する画像データ取得部と、
前記撮影画像内で前記管理単位が占めるエリアである管理単位エリアを特定する管理単位エリア特定部と、
前記管理単位エリアに写る前記目印を特定する目印特定部と、
前記目印特定部に特定された前記目印の前記管理単位エリア内における位置に基づいて、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を特定する位置特定部と、
前記管理単位に、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を対応付けて前記記憶部に格納する格納部と、
を有するデータ処理装置。
2. 1に記載のデータ処理装置において、
前記管理単位エリア特定部は、前記撮影画像内における前記管理単位エリアを指定するユーザ入力を受付け、当該ユーザ入力に基づいて、前記管理単位エリアを特定するデータ処理装置。
3. 1に記載のデータ処理装置において、
前記建造物は、前記建造物の外観に現れた部材により、外表面が複数に区分け可能であり、かつ、当該区分けに従い前記管理単位に分割されており、
前記管理単位エリア特定部は、前記撮影画像内に写る前記部材を特定し、特定した前記部材に基づいて前記管理単位エリアを特定するデータ処理装置。
4. 1から3のいずれかに記載のデータ処理装置において、
前記目印は所定の色を有し、
前記目印特定部は、前記所定の色に基づいて、前記撮影画像に写る前記目印を特定するデータ処理装置。
5. 4に記載のデータ処理装置において、
前記目印特定部は、
前記撮影画像に写る前記目印の位置を指定するユーザ入力を受付ける手段と、
指定された位置の色情報に基づいて、前記撮影画像に写る前記目印の色を特定する手段と、
特定した前記目印の色に基づいて、前記撮影画像に写る前記前記管理単位エリア内のその他の前記目印を特定する手段と、
を有するデータ処理装置。
6. 1から5のいずれかに記載のデータ処理装置において、
前記目印は、損傷の種類及び程度の少なくとも一方に応じて態様が異なり、
前記目印の態様と、各態様に対応した損傷の詳細とを対応付けた対応情報を保持し、前記目印特定部に特定された前記目印の態様と前記対応情報とに基づいて、前記目印毎に損傷の詳細を特定する損傷詳細特定部をさらに有し、
前記格納部は、前記管理単位に損傷の詳細をさらに対応付けて前記記憶部に格納するデータ処理装置。
7. コンピュータを、
1つの建造物を複数の管理単位に分割し、前記管理単位毎に検査の結果データを記憶する記憶手段、
予め定められた態様の目印を損傷部分に付された前記建造物を撮影した撮影画像であって、少なくとも1つの前記管理単位が写る撮影画像のデータを取得する画像データ取得手段、
前記撮影画像内で前記管理単位が占めるエリアである管理単位エリアを特定する管理単位エリア特定手段、
前記管理単位エリアに写る前記目印を特定する目印特定手段、
前記目印特定手段に特定された前記目印の前記管理単位エリア内における位置に基づいて、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を特定する位置特定手段、
前記管理単位に、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を対応付けて前記記憶手段に格納する格納手段、
として機能させるためのプログラム。
7−2. 7に記載のプログラムにおいて、
前記管理単位エリア特定手段に、前記撮影画像内における前記管理単位エリアを指定するユーザ入力を受付けさせ、当該ユーザ入力に基づいて、前記管理単位エリアを特定させるプログラム。
7−3. 7に記載のプログラムにおいて、
前記建造物は、前記建造物の外観に現れた部材により、外表面が複数に区分け可能であり、かつ、当該区分けに従い前記管理単位に分割されており、
前記管理単位エリア特定手段に、前記撮影画像内に写る前記部材を特定させ、特定した前記部材に基づいて前記管理単位エリアを特定させるプログラム。
7−4. 7から7−3のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記目印は所定の色を有し、
前記目印特定手段に、前記所定の色に基づいて、前記撮影画像に写る前記目印を特定させるプログラム。
7−5. 7−4に記載のプログラムにおいて、
前記目印特定手段を、
前記撮影画像に写る前記目印の位置を指定するユーザ入力を受付ける手段、
指定された位置の色情報に基づいて、前記撮影画像に写る前記目印の色を特定する手段、
特定した前記目印の色に基づいて、前記撮影画像に写る前記前記管理単位エリア内のその他の前記目印を特定する手段、
として機能させるプログラム。
7−6. 7から7−5のいずれかに記載のプログラムにおいて、
前記目印は、損傷の種類及び程度の少なくとも一方に応じて態様が異なり、
前記コンピュータを、
前記目印の態様と、各態様に対応した損傷の詳細とを対応付けた対応情報を保持し、前記目印特定手段により特定された前記目印の態様と前記対応情報とに基づいて、前記目印毎に損傷の詳細を特定する損傷詳細特定手段として機能させ、
前記格納手段に、前記管理単位に損傷の詳細をさらに対応付けて前記記憶手段に格納させるプログラム。
8. コンピュータが、
1つの建造物を複数の管理単位に分割し、前記管理単位毎に検査の結果データを記憶しておき、
予め定められた態様の目印を損傷部分に付された前記建造物を撮影した撮影画像であって、少なくとも1つの前記管理単位が写る撮影画像のデータを取得する画像データ取得工程と、
前記撮影画像内で前記管理単位が占めるエリアである管理単位エリアを特定する管理単位エリア特定工程と、
前記管理単位エリアに写る前記目印を特定する目印特定工程と、
前記目印特定工程で特定された前記目印の前記管理単位エリア内における位置に基づいて、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を特定する位置特定工程と、
前記管理単位に、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を対応付けて記憶装置に格納する格納工程と、
を実行するデータ処理方法。
8−2. 8に記載のデータ処理方法において、
前記管理単位エリア特定工程では、前記撮影画像内における前記管理単位エリアを指定するユーザ入力を受付け、当該ユーザ入力に基づいて、前記管理単位エリアを特定するデータ処理方法。
8−3. 8に記載のデータ処理方法において、
前記建造物は、前記建造物の外観に現れた部材により、外表面が複数に区分け可能であり、かつ、当該区分けに従い前記管理単位に分割されており、
前記管理単位エリア特定工程では、前記撮影画像内に写る前記部材を特定し、特定した前記部材に基づいて前記管理単位エリアを特定するデータ処理方法。
8−4. 8から8−3のいずれかに記載のデータ処理方法において、
前記目印は所定の色を有し、
前記目印特定工程では、前記所定の色に基づいて、前記撮影画像に写る前記目印を特定するデータ処理方法。
8−5. 8−4に記載のデータ処理方法において、
前記目印特定工程は、
前記撮影画像に写る前記目印の位置を指定するユーザ入力を受付ける工程と、
指定された位置の色情報に基づいて、前記撮影画像に写る前記目印の色を特定する工程と、
特定した前記目印の色に基づいて、前記撮影画像に写る前記前記管理単位エリア内のその他の前記目印を特定する工程と、
を有するデータ処理方法。
8−6. 8から8−5のいずれかに記載のデータ処理方法において、
前記目印は、損傷の種類及び程度の少なくとも一方に応じて態様が異なり、
前記コンピュータが、前記目印の態様と、各態様に対応した損傷の詳細とを対応付けた対応情報を保持し、前記目印特定工程で特定された前記目印の態様と前記対応情報とに基づいて、前記目印毎に損傷の詳細を特定する損傷詳細特定工程をさらに実行し、
前記格納工程では、前記管理単位に損傷の詳細をさらに対応付けて前記記憶装置に格納するデータ処理方法。
1A CPU
2A RAM
3A ROM
4A 表示制御部
5A ディスプレイ
6A 操作受付部
7A 操作部
8A 通信部
9A 補助記憶装置
10A バス
10 データ処理装置
11 画像データ取得部
12 管理単位エリア特定部
13 目印特定部
14 位置特定部
15 格納部
16 記憶部
17 入力受付部
18 損傷詳細特定部
20 部材
21 部材
22 部材
23 枠
24 管理単位
25 目印
26 損傷密集エリア

Claims (8)

  1. 1つの建造物を複数の管理単位に分割し、前記管理単位毎に検査の結果データを記憶する記憶部と、
    予め定められた態様の目印を損傷部分に付された前記建造物を撮影した撮影画像であって、少なくとも1つの前記管理単位が写る撮影画像のデータを取得する画像データ取得部と、
    前記撮影画像内で前記管理単位が占めるエリアである管理単位エリアを特定する管理単位エリア特定部と、
    前記管理単位エリアに写る前記目印を特定する目印特定部と、
    前記目印特定部に特定された前記目印の前記管理単位エリア内における位置に基づいて、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を特定する位置特定部と、
    前記管理単位に、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を対応付けて前記記憶部に格納する格納部と、
    を有するデータ処理装置。
  2. 請求項1に記載のデータ処理装置において、
    前記管理単位エリア特定部は、前記撮影画像内における前記管理単位エリアを指定するユーザ入力を受付け、当該ユーザ入力に基づいて、前記管理単位エリアを特定するデータ処理装置。
  3. 請求項1に記載のデータ処理装置において、
    前記建造物は、前記建造物の外観に現れた部材により、外表面が複数に区分け可能であり、かつ、当該区分けに従い前記管理単位に分割されており、
    前記管理単位エリア特定部は、前記撮影画像内に写る前記部材を特定し、特定した前記部材に基づいて前記管理単位エリアを特定するデータ処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のデータ処理装置において、
    前記目印は所定の色を有し、
    前記目印特定部は、前記所定の色に基づいて、前記撮影画像に写る前記目印を特定するデータ処理装置。
  5. 請求項4に記載のデータ処理装置において、
    前記目印特定部は、
    前記撮影画像に写る前記目印の位置を指定するユーザ入力を受付ける手段と、
    指定された位置の色情報に基づいて、前記撮影画像に写る前記目印の色を特定する手段と、
    特定した前記目印の色に基づいて、前記撮影画像に写る前記前記管理単位エリア内のその他の前記目印を特定する手段と、
    を有するデータ処理装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のデータ処理装置において、
    前記目印は、損傷の種類及び程度の少なくとも一方に応じて態様が異なり、
    前記目印の態様と、各態様に対応した損傷の詳細とを対応付けた対応情報を保持し、前記目印特定部に特定された前記目印の態様と前記対応情報とに基づいて、前記目印毎に損傷の詳細を特定する損傷詳細特定部をさらに有し、
    前記格納部は、前記管理単位に損傷の詳細をさらに対応付けて前記記憶部に格納するデータ処理装置。
  7. コンピュータを、
    1つの建造物を複数の管理単位に分割し、前記管理単位毎に検査の結果データを記憶する記憶手段、
    予め定められた態様の目印を損傷部分に付された前記建造物を撮影した撮影画像であって、少なくとも1つの前記管理単位が写る撮影画像のデータを取得する画像データ取得手段、
    前記撮影画像内で前記管理単位が占めるエリアである管理単位エリアを特定する管理単位エリア特定手段、
    前記管理単位エリアに写る前記目印を特定する目印特定手段、
    前記目印特定手段に特定された前記目印の前記管理単位エリア内における位置に基づいて、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を特定する位置特定手段、
    前記管理単位に、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を対応付けて前記記憶手段に格納する格納手段、
    として機能させるためのプログラム。
  8. コンピュータが、
    1つの建造物を複数の管理単位に分割し、前記管理単位毎に検査の結果データを記憶しておき、
    予め定められた態様の目印を損傷部分に付された前記建造物を撮影した撮影画像であって、少なくとも1つの前記管理単位が写る撮影画像のデータを取得する画像データ取得工程と、
    前記撮影画像内で前記管理単位が占めるエリアである管理単位エリアを特定する管理単位エリア特定工程と、
    前記管理単位エリアに写る前記目印を特定する目印特定工程と、
    前記目印特定工程で特定された前記目印の前記管理単位エリア内における位置に基づいて、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を特定する位置特定工程と、
    前記管理単位に、前記管理単位内における前記損傷部分の位置を対応付けて記憶装置に格納する格納工程と、
    を実行するデータ処理方法。
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