JP7842350B2 - 散水式融雪装置の施工方法及び補助型枠部材 - Google Patents
散水式融雪装置の施工方法及び補助型枠部材Info
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左右一対に立設されるコンクリート用型枠の本体部分として使用される部材であって、略長方形のモルタル板で成る一対の埋設型枠部材と、一対の前記埋設型枠部材の上端部に各々取り付けられて前記コンクリート用型枠の上端部分として使用される部材であって、前記埋設型枠部材に対する取り付け高さを調節することによって前記コンクリート用型枠の上端面の高さを調節可能にする一対の補助型枠部材と、一対の前記補助型枠部材を左右方向に対向させて相互に連結固定するための上側連結部材と、一対の前記埋設型枠部材を左右方向に対向させて相互に連結固定するための下側連結部材とを準備する型枠関連部材準備工程と、
前記型枠関連部材準備工程で準備した部材と、前記送水管及び前記ノズルを含む融雪用部材とを現場の施工面に設置する工程であって、前記埋設型枠部材及び前記補助型枠部材で前記コンクリート用型枠が形成され、前記施工面に前記コンクリート用型枠が左右一対に立設され、一対の前記コンクリート用型枠の間の空間に前記融雪用部材が設置され、一対の前記コンクリート用型枠が前記上側連結部材及び前記下側連結部材で相互に連結固定され、前記補助型枠部材の、前記埋設型枠部材に対する取り付け高さが調節されて、前記コンクリート用型枠の上端面の高さが前記ノズルの高さに設定された状態にするコンクリート用型枠等設置工程と、
一対の前記コンクリート用型枠の内側に、前記コンクリート用型枠の上端面の高さまで生コンクリートを充填して硬化させるとともに、所定のタイミングで前記上側連結部材及び前記補助型枠部材を取り外すコンクリート打設工程とを備えることを特徴とする散水式融雪装置の施工方法である。
本体部と、前記本体部の下端部に下向きに延設された板状の取り付け部と、前記取り付け部の内側領域に形成された補助ネジ孔とを備え、
相手方の前記主型枠部材は、前記補助ネジ孔に対応する位置にネジ孔が形成されたものであり、
前記取り付け部の前記補助ネジ孔及び前記主型枠部材の前記ネジ孔は、少なくとも一方が施工状態で上下方向に長い長孔であり、
前記本体部の全部又は一部が前記主型枠部材の上端面よりも高い位置に配置され、前記取り付け部が前記主型枠部材の外面側に重ねられ、前記主型枠部材のネジ孔と前記補助ネジ孔とを連通させてネジ部材が差し込まれ、前記ネジ部材が前記長孔の内壁にガイドされて上下方向に移動可能な状態にして、前記本体部及び前記取り付け部を上下方向に移動させることによって、前記コンクリート用型枠の上端面の高さを調節することができ、前記ネジ部材を締め付けることによって、前記コンクリート用型枠の上端面の高さを固定することができる補助型枠部材である。
以下、本発明の散水式融雪装置の施工方法の第一の実施形態、及び本発明の補助型枠部材の一実施形態について、図1~図9に基づいて説明する。第一の実施形態の散水式融雪装置の施工方法では、図1に示すように、型枠関連部材準備工程K11、コンクリート用型枠等設置工程K12、コンクリート打設工程K13及び整地工程K14を実施する。
型枠関連部材準備工程K11では、一対の埋設型枠部材10(1),10(2)、一対の補助型枠部材12(1),12(2)、上側連結部材14及び下側連結部材16を準備する。
埋設型枠部材10(1)は、後述するコンクリート用型枠18(1)の本体部分として使用される部材で、図2に示すように、外形が略長方形に形成されたモルタル板である。モルタルの種類は特に限定されないが、例えば、無収縮ポリマーセメントモルタルのように、高い強度が得られるモルタルを使用することが好ましい。また、強度をさらに向上させるため、内部に補強用のワイヤメッシュ20を設置したモルタル板を使用することが好ましい。
コンクリート用型枠等設置工程K12では、型枠関連部材準備工程K11で準備した部材、及び送水管40a及び散水用のノズル40bを含む融雪用部材40を、現場の施工面42に設置し、図7(c)に示す状態にする。なお、施工面42は、いわゆる基礎の上面であり、基礎用の砕石を敷き均し、転圧機で十分に締め固めた面である。
コンクリート用型枠等設置工程K12が終了すると、次は、コンクリート打設工程K13を行う。まず、図8(a)に示すように、一対のコンクリート用型枠18(1),18(2)の内側に、上端面18a(1),18(2)の高さまで生コンクリート44aを充填する。
整地工程K14は、コンクリート打設工程K13の後に又は並行して行う。整地工程K14では、図9(a)に示すように、施工面42に立設された埋設型枠部材10(1),10(2)の外面側に土を盛って平坦な路床46を形成する。さらに、図9(b)に示すように、路床46の上に、クラッシャランや粒度調整砕石等の路盤材48とアスファルト50とを順に積層して舗装して仕上げる。
以上説明したように、第一の実施形態の散水式融雪装置の施工方法は、コンクリートを打設する際に、埋設型枠部材10(1),10(2)と補助型枠部材12(1)、12(2)とを組み合わせた独特なコンクリート用型枠18(1),18(2)を使用し、施工面42にコンクリート用型枠18(1),18(2)を設置した後、コンクリート用型枠18(1),18(2)の上端面18a(1),18a(2)の高さ調整を容易且つ高精度に行うことを可能にしている。したがって、上端面18a(1),18a(2)の高さをノズル3bの高さに合わせ、上端面18a(1),18a(2)の高さまで生コンクリート44aを充填し硬化させることによって、コンクリート構造体44bの高さとノズル3bの高さを容易に合わせることができる。また、コンクリート用型枠18(1),18(2)の本体部分が、コンクリート打設後に取り外す必要のない埋設型枠部材10(1),10(2)なので、施工工数が大幅に削減される。
以下、本発明の散水式融雪装置の施工方法の第二の実施形態について、図10~図13に基づいて説明する。第二の実施形態の散水式融雪装置の施工方法では、図10に示すように、配管溝掘削工程K21、型枠関連部材準備工程K11、コンクリート用型枠等設置工程K12、型枠外面支持工程K22、コンクリート打設工程K13及び整地工程K14を実施する。第一の実施形態の散水式融雪装置の施工方法との違いは、配管溝掘削工程K21及び型枠外面支持工程K22が新たに追加されている点である。
配管溝掘削工程K21は、コンクリート用型枠等設置工程K11の前に行う工程であり、図11(a)に示すように、現場の地面52を掘削して配管溝54を形成し、配管溝54の底面に施工面42を形成する工程である。施工面42は、いわゆる基礎の上面であり、基礎用の砕石を敷き均し、転圧機で十分に締め固めた面である。
型枠関連部材準備工程K11は、上述した第一の実施形態の型枠関連部材準備工程K11と同様の内容である。
<コンクリート用型枠等設置工程K12、型枠外面支持工程K22>
コンクリート用型枠等設置工程K12は、上述した第一の実施形態のコンクリート用型枠等設置工程K12と同様の内容である。ここでは、図11(b),(c)に示すように、コンクリート用型枠等設置工程K12と並行して(後のコンクリート打設工程K13を行う前に)、型枠外面支持工程K22を行う。
コンクリート打設工程K13は、図12(a)~(c)に示すように、上述した第一の実施形態のコンクリート打設工程をとほぼ同様の内容である。ただし、第二の実施形態の場合、事前に型枠外面支持工程K13を行っているので(外面支持部材56が配置されているので)、上側連結部材14を取り外すタイミングの許容範囲が広くなるという利点がある。
型枠関連部材準備工程K11は、図13(a)~(c)に示すように、上述した第一の実施形態の型枠関連部材準備工程K11とほぼ同様の内容である。
以上説明したように、第二の実施形態の散水式融雪装置の施工方法は、第一の実施形態とほぼ同様の効果が得られる。さらに、独特な型枠外面支持工程K22を行うので、上側連結部材14を取り外すタイミングの許容範囲が広くなり、作業者が生コンクリート44aの硬化の進行具合を注意深く監視する必要がなくなるという利点がある。
なお、本発明の散水式融雪装置の施工方法及びこれに使用可能な補助型枠部材は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、埋設型枠部材10(1),10(2)及び補助型枠部材12(1),12(2)の、ねじ部材28を差し込むネジ孔22(1),22(2)及び補助ネジ孔26(1),26(2)は、ネジ孔と補助ネジ孔の少なくとも一方が長孔であれば、上下方向の位置関係の調節が可能になる。また、この高さ調節のための構造は、操作性が良い構造であれば、ねじ部材を使用しない別の構造に変更してもよい。
12(1),12(2) 補助型枠部材
12a(1),12a(2) 本体部
12b(1),12b(2) 取り付け部
14 上側連結部材
14a 連結板
14b(1),14b(2) 型枠保持部
16,58 下側連結部材
16a 連結バー
16b(1),16b(2) 型枠保持用金具
18(1),18(2) コンクリート用型枠
18a(1),18a(2) 上端面
20 ワイヤメッシュ
22(1),22(2) ネジ孔
24(1),24(2) 取り付け孔
26(1),26(2) 補助ネジ孔
28 ネジ部材
30 起立片
40 融雪用部材
40a 送水管
40b ノズル
42 施工面
44a 生コンクリート
44b コンクリート構造体(生コンクリートが硬化したもの)
46 路床
48 路盤材
50 アスファルト
52 地面
54 配管溝
56 埋め戻し土(外面支持部材)
64 パイプサポート(外側支持部材)
66 梁部材(外側支持部材)
K11 型枠関連部材準備工程
K12 コンクリート用型枠等設置工程
K13 コンクリート打設工程
K14 整地工程
K21 配管溝掘削工程
K22 型枠外面支持工程
Claims (10)
- 送水管及び複数のノズルが地中に埋設され、前記送水管の中の水を前記ノズルから地表に放出することによって雪を溶かす散水式融雪装置の施工方法において、
左右一対に立設されるコンクリート用型枠の本体部分として使用される部材であって、長方形のモルタル板で成る一対の埋設型枠部材と、一対の前記埋設型枠部材の上端部に各々取り付けられて前記コンクリート用型枠の上端部分として使用される部材であって、前記埋設型枠部材に対する取り付け高さを調節することによって前記コンクリート用型枠の上端面の高さを調節可能にする一対の補助型枠部材と、一対の前記補助型枠部材を左右方向に対向させて相互に連結固定するための上側連結部材と、一対の前記埋設型枠部材を左右方向に対向させて相互に連結固定するための下側連結部材とを準備する型枠関連部材準備工程と、
前記型枠関連部材準備工程で準備した部材と、前記送水管及び前記ノズルを含む融雪用部材とを現場の施工面に設置する工程であって、前記埋設型枠部材及び前記補助型枠部材で前記コンクリート用型枠が形成され、前記施工面に前記コンクリート用型枠が左右一対に立設され、一対の前記コンクリート用型枠の間の空間に前記融雪用部材が設置され、一対の前記コンクリート用型枠が前記上側連結部材及び前記下側連結部材で相互に連結固定され、前記補助型枠部材の、前記埋設型枠部材に対する取り付け高さが調節されて、前記コンクリート用型枠の上端面の高さが前記ノズルの高さに設定された状態にするコンクリート用型枠等設置工程と、
一対の前記コンクリート用型枠の内側に、前記コンクリート用型枠の上端面の高さまで生コンクリートを充填して硬化させるとともに、所定のタイミングで前記上側連結部材及び前記補助型枠部材を取り外すコンクリート打設工程とを備えることを特徴とする散水式融雪装置の施工方法。 - 前記補助型枠部材は、本体部と、本体部の下端部に下向きに延設された板状の取り付け部と、前記取り付け部の内側領域に形成された補助ネジ孔とを備えるものであり、
前記埋設型枠部材は、前記補助ネジ孔に対応する位置にネジ孔が形成されたものであり、
前記補助型枠部材の前記補助ネジ孔及び前記埋設型枠部材の前記ネジ孔は、少なくとも一方が施工状態で上下方向に長い長孔であり、
前記コンクリート用型枠等設置工程では、前記補助型枠部材の前記取り付け部が前記埋設型枠部材の外面側に重ねられ、前記補助ネジ孔と前記ネジ孔とを連通させてネジ部材が差し込まれ、前記ネジ部材が前記長孔の内壁にガイドされて上下方向に移動可能な状態にして、前記補助型枠部材を上下方向に移動させることによって前記コンクリート用型枠の上端面の高さを調節し、前記ネジ部材を締め付けることによって、前記コンクリート用型枠の上端面の高さを固定する請求項1記載の散水式融雪装置の施工方法。 - 前記埋設型枠部材は、3Dプリンタで製作されたものである請求項1又は2記載の散水式融雪装置の施工方法。
- 前記埋設型枠部材は、内部に補強用のワイヤメッシュが設置されたモルタル板である請求項1又は2記載の散水式融雪装置の施工方法。
- 前記コンクリート打設工程の前に行われる工程であって、前記施工面に立設された一対の前記コンクリート用型枠の外面側に、前記生コンクリートを投入した時に前記コンクリート用型枠が外向きに倒れないよう支持する外面支持部材を配置する型枠外面支持工程を備える請求項1又は2記載の散水式融雪装置の施工方法。
- 前記コンクリート用型枠等設置工程の後に又は並行して行われる工程であって、前記施工面に立設された前記埋設型枠部材の外面側に平坦な路床を形成する整地工程を備える請求項1又は2記載の散水式融雪装置の施工方法。
- 前記整地工程では、前記路床の上に路盤材とアスファルトとを順に積層して舗装する請求項6記載の散水式融雪装置の施工方法。
- 前記埋設型枠部材は、内側領域の所定位置に取り付け孔が形成されたものであり、
前記下側連結部材は、連結バーと、前記連結バーの両端部に各々装着される型枠保持用金具とを備えたものであり、
前記コンクリート用型枠等設置工程では、前記各埋設型枠部材の前記取り付け孔に前記連結バーの両端部を挿通し、前記各埋設型枠部材を、前記型枠保持用金具を用いて前記連結バーの両端部に位置決めすることによって、一対の前記埋設型枠部材を相互に連結固定し、前記施工面の上方に架設された前記連結バーの上面に、前記融雪用部材を設置する請求項1又は2記載の散水式融雪装置の施工方法。 - 前記上側連結部材は、連結板の長さ方向の両端部に、前記連結板から起立して互いに対向する複数の起立片で成る型枠保持部を各々設けたものであり、
前記コンクリート用型枠等設置工程では、前記各補助型枠部材の上端部を、複数の前記起立片の間に各々差し込んで嵌合させるによって、一対の前記補助型枠部材を相互に連結固定し、
前記コンクリート打設工程では、前記上側連結部材を上向きに引っ張り、前記型枠保持部と前記各補助型枠部材の上端部との嵌合を解除することによって、前記補助型枠部材から前記上側連結部材を取り外す請求項1又は2記載の散水式融雪装置の施工方法。 - コンクリート用型枠の本体部分である板状の主型枠部材の上端部に取り付けられて、前記コンクリート用型枠の上端部分として使用される部材であって、
本体部と、前記本体部の下端部に下向きに延設された板状の取り付け部と、前記取り付け部の内側領域に形成された補助ネジ孔とを備え、
相手方の前記主型枠部材は、前記補助ネジ孔に対応する位置にネジ孔が形成されたものであり、
前記取り付け部の前記補助ネジ孔及び前記主型枠部材の前記ネジ孔は、少なくとも一方が施工状態で上下方向に長い長孔であり、
前記取り付け部が前記主型枠部材の外面側に重ねられ、前記主型枠部材のネジ孔と前記補助ネジ孔とを連通させてネジ部材が差し込まれ、前記ネジ部材が前記長孔の内壁にガイドされて上下方向に移動可能な状態にして、前記本体部及び前記取り付け部を上下方向に移動させることによって、前記コンクリート用型枠の上端面の高さを調節することができ、前記ネジ部材を締め付けることによって、前記コンクリート用型枠の上端面の高さを固定することができることを特徴とする補助型枠部材。
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