JP7841932B2 - 波動歯車装置及び産業ロボット - Google Patents

波動歯車装置及び産業ロボット

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Description

本発明は、波動歯車装置及び産業ロボットに関する。
波動歯車装置は、内歯歯車と、内歯歯車と部分的に噛み合う弾性を有する外歯歯車と、外歯歯車の内周面に接触して内歯歯車と外歯歯車との噛み合い位置を回転軸線回りの周方向に移動させる波動発生器と、を備える。波動発生器は、回転軸線方向からみて長軸と短軸とを有する楕円形状の外周面を有するカムと、外歯歯車の内周面とカムの外周面との間に配置された軸受と、を備える。
軸受としては、例えば深溝玉軸受が用いられる。このような軸受は、カムの外周面の形状に対応して回転軸線方向からみて楕円形状である。軸受は、例えば外輪と、内輪と、外輪と内輪との間に配置される転動体と、転動体を保持する保持器と、を備える。
ここで、上述の波動歯車装置を駆動させると、外歯歯車の弾性変形により、波動発生器にスラスト力が発生する。このスラスト力により波動発生器が回転軸線方向に移動してしまうと、内歯歯車と外歯歯車とが適正に噛み合わなくなる可能性がある。また、軸受への荷重が過大となり軸受が破損してしまう可能性がある。波動発生器の回転軸線方向の移動を防止するために、例えばカムの回転軸線方向への移動を規制しようとすると、カムに対して軸受が移動してしまう。このため、カムと軸受との間に接着剤を塗布してカムと軸受との接着強度を高める技術が開示されている。また、スラスト力が発生した場合に、保持器が軸受から飛び出してしまうことを規制する鍔を設けた技術が開示されている。
国際公開第2020/044524号
しかしながら、上述の従来技術では、油分や異物等の侵入により、カムと軸受との間の接着強度を満足することが難しいという課題があった。
また、保持器の軸受からの飛び出しを規制する鍔を設けてしまうと軸受の潤滑性を阻害するばかりか保持器を押し潰して軸受が損傷してしまう可能性があった。
また、例えば回転軸線方向からみて鍔部を真円状に形成した場合、軸受が回転軸線方向からみて楕円形状であるので、軸受への鍔部の接触範囲が全周に渡って均一にならない。すなわち、例えば軸受の短軸側では、軸受の内輪に鍔部が接触される。これに対し、軸受の長軸側では、軸受の内輪に鍔部が接触されない場合がある。このため、鍔部に軸受の内輪が強く押し付けられた場合に軸受の内輪が折れ曲がってしまう可能性があった。
本発明は、軸受の回転軸線方向への移動を規制し、軸受の損傷を防止できる波動歯車装置及び産業ロボットを提供する。
本発明の一態様に係る波動歯車装置は、内歯歯車と、前記内歯歯車の径方向内側に配置され、前記内歯歯車に部分的に噛み合って前記内歯歯車に対して回転軸線回りに相対的に回転し、弾性を有する外歯歯車と、前記外歯歯車の内周面に接触し、前記内歯歯車と前記外歯歯車との噛み合い位置を前記回転軸線回りの周方向に移動させる波動発生器と、を備え、前記波動発生器は、非円形の外周面を有するカムと、前記外歯歯車の前記内周面と前記カムの前記外周面との間に配置される軸受と、を備え、前記軸受は、前記外歯歯車の前記内周面に接触する外輪と、前記カムの前記外周面に接触する内輪と、前記外輪と前記内輪との間に配置される複数の転動体と、前記複数の転動体を保持する保持器と、を備え、前記保持器との接触を回避するように前記軸受の前記内輪に接触し、前記軸受の前記回転軸線方向への移動を規制する規制部を備え、前記規制部は、前記カムの前記外周面からの径方向の突出長さが前記カムの前記外周面の全周に渡って均一になるように形成されている。
このように構成することで、規制部によって、保持器との接触を回避しつつ軸受の回転軸線方向への移動を規制できる。このため、軸受の回転軸線方向への移動を規制し、軸受の保持器の損傷を防止できる。
また、規制部は、カムの外周面からの径方向の突出長さがこの外周面の全周に渡って均一になるように形成されている。このため、軸受の内輪の全周に渡って規制部が均一に接触される。よって、規制部に軸受の内輪が強く押し付けられた場合であっても軸受の内輪が折れ曲がってしまうことを防止でき、軸受の損傷を防止できる。
上記構成で、前記規制部は、前記カムの前記外周面から径方向外側に張り出す鍔状に形成されており、前記規制部の外周面は、隙間を介して前記保持器と径方向で対向してもよい。
上記構成で、前記カムの前記外周面及び前記規制部の外周面は、それぞれ前記回転軸線方向からみて長軸と短軸とを有する楕円形状又は長円形状に形成されており、前記カムの長軸と前記規制部の長軸とが同一直線状に位置しているとともに、前記カムの短軸と前記規制部の短軸とが同一直線状に位置してもよい。
上記構成で、前記カムの任意の箇所の外径をD1とし、前記規制部の前記カムの任意の箇所と同一箇所の外径をD2とし、前記内輪の径方向の厚さをTとしたとき、外径D1,D2、及び厚さTは、(D2-D1)/2≦Tを満たしてもよい。
上記構成で、前記規制部は、前記内輪の前記回転軸線方向両側に設けられていてもよい。
上記構成で、前記規制部は、前記カムに一体成形されてもよい。
本発明の他の態様に係る波動歯車装置は、内歯歯車と、前記内歯歯車の径方向内側に配置され、前記内歯歯車に部分的に噛み合って前記内歯歯車に対して回転軸線回りに相対的に回転し、弾性を有する外歯歯車と、前記外歯歯車の内周面に接触し、前記内歯歯車と前記外歯歯車との噛み合い位置を前記回転軸線回りの周方向に移動させる波動発生器と、を備え、前記波動発生器は、前記回転軸線方向からみて長軸と短軸とを有する楕円形状又は長円形状に形成された外周面を有するカムと、前記外歯歯車の前記内周面と前記カムの前記外周面との間に配置される軸受と、を備え、前記軸受は、前記外歯歯車の前記内周面に接触する外輪と、前記カムの前記外周面に接触する内輪と、前記外輪と前記内輪との間に配置される複数の転動体と、前記複数の転動体を保持する保持器と、を備え、前記カムの前記外周面から径方向外側に張り出す鍔状に形成され、前記軸受の前記内輪に接触して前記軸受の前記回転軸線方向への移動を規制する規制部を備え、前記規制部は、前記回転軸線方向からみて長軸と短軸とを有する楕円形状又は長円形状に形成された外周面を有し、前記カムの長軸と前記規制部の長軸とが同一直線状に位置しているとともに、前記カムの短軸と前記規制部の短軸とが同一直線状に位置しており、前記カムの前記外周面からの径方向の突出長さが前記カムの前記外周面の全周に渡って均一になるように形成されており、前記規制部の外周面は、隙間を介して前記保持器と径方向で対向している。
このように構成することで、規制部を簡素な構造にしつつ、規制部によって保持器との接触を回避しつつ軸受の回転軸線方向への移動を規制できる。このため、軸受の回転軸線方向への移動を規制し、軸受の保持器の損傷を防止できる。
また、規制部を、カムの外周面からの径方向の突出長さをこの外周面の全周に渡って均一になるように用意に形成できる。このため、軸受の内輪の全周に渡って規制部が均一に接触される。よって、規制部に軸受の内輪が強く押し付けられた場合であっても軸受の内輪が折れ曲がってしまうことを防止でき、軸受の損傷を防止できる。
本発明の他の態様に係る産業ロボットは、回転力を発生させる動力発生部と、前記動力発生部の前記回転力が入力される入力部、及び前記入力部の回転を変速して出力する出力部を有する波動歯車装置と、前記波動歯車装置の前記出力部に取り付けられる相手部材と、を備え、前記波動歯車装置は、内歯歯車と、前記内歯歯車の径方向内側に配置され、前記内歯歯車に部分的に噛み合って前記内歯歯車に対して回転軸線回りに相対的に回転し、弾性を有する外歯歯車と、前記外歯歯車の内周面に接触し、前記内歯歯車と前記外歯歯車との噛み合い位置を前記回転軸線回りの周方向に移動させる波動発生器と、を備え、前記外歯歯車は、前記入力部又は前記出力部のいずれか一方として機能し、前記波動発生器は、非円形の外周面を有し、前記入力部又は前記出力部のいずれか他方として機能するカムと、前記外歯歯車の前記内周面と前記カムの前記外周面との間に配置される軸受と、を備え、前記軸受は、前記外歯歯車の前記内周面に接触する外輪と、前記カムの前記外周面に接触する内輪と、前記外輪と前記内輪との間に配置される複数の転動体と、前記複数の転動体を保持する保持器と、を備え、前記保持器との接触を回避するように前記軸受の前記内輪に接触し、前記軸受の前記回転軸線方向への移動を規制する規制部を備え、前記規制部は、前記カムの前記外周面からの径方向の突出長さが前記カムの前記外周面の全周に渡って均一になるように形成されている。
このように構成することで、軸受の回転軸線方向への移動を規制し、軸受の損傷を防止する産業ロボットを提供できる。
上述の波動歯車装置及び産業ロボットは、軸受の回転軸線方向への移動を規制し、軸受の損傷を防止できる。
本発明の実施形態における産業ロボットの概略構成図である。 本発明の実施形態における波動歯車装置の回転軸線に沿う断面図である。 本発明の実施形態におけるカムを上からみた平面図であり、図2のIII-III線に沿う断面図に相当している。 本発明の実施形態における規制部の変形例を示す回転軸線に沿う断面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<産業ロボット>
図1は、産業ロボット100の概略構成図である。
図1に示すように、産業ロボット100は、走行レール101と、走行レール101上に移動自在に設けられたベースユニット(請求項の相手部材の一例)102と、ベースユニット102上に設けられたロボット本体103と、を備える。ベースユニット102やロボット本体103の各アーム(請求項の相手部材の一例)115a~115dの関節部111,112a~112eには、それぞれ減速機付きモータ106,113a~113fが設けられている。
各減速機付きモータ106,113a~113fは、同様の構成である。各減速機付きモータ106,113a~113fのうち、ベースユニット102に設けられた減速機付きモータ106を例に説明すると、この減速機付きモータ106は、波動歯車装置1と、波動歯車装置1に動力を付与する電動モータ(請求項の動力発生部の一例)110と、を備える。
なお図1では、その他の減速機付きモータ113a~113fの図示を簡略化するとともに、波動歯車装置及び電動モータの符号を省略する。また、以下の説明では、ベースユニット102の減速機付きモータ106のみについて説明し、他の減速機付きモータ113a~113fの説明を省略する。
産業ロボット100は、各減速機付きモータ106,113a~113fを駆動することにより、走行レール101上をロボット本体103が走行したり、各アーム115a~115dがさまざまな姿勢をとったりする。
<波動歯車装置>
次に、図2から図3に基づいて、波動歯車装置1について説明する。
図2は、波動歯車装置1の回転軸線Cに沿う断面図である。図2では、回転軸線Cを中心に下半分の図示を省略している。以下の説明では、回転軸線C方向を単に軸方向、回転軸線C回りを周方向、軸方向及び周方向に直交する波動歯車装置1の径方向を単に径方向と称して説明する。以下の説明では、ベースユニット102上に減速機付きモータ106を固定した状態で上方向、下方向をいうものとする。
図2に示すように、波動歯車装置1は、ハウジング2と、ハウジング2に固定された内歯歯車3及び第1軸受4と、内歯歯車3の径方向内側に設けられた外歯歯車5と、外歯歯車5の径方向内側に設けられた波動発生器6と、外歯歯車5に第1軸受4とともに固定された出力プレート(請求項の出力部の一例)7と、電動モータ110のモータシャフト110aに連結され、波動発生器6に回転力を付与する減速機シャフト8と、を備える。減速機シャフト8の上端(図2における右側)に、電動モータ110のモータシャフト110aが連結される。減速機シャフト8の下端(図2における左側)に、出力プレート7が配置される。
<ハウジング>
ハウジング2は、ベースユニット102に図示しないボルトによって固定されている。ハウジング2は、円板状に形成されている。但し、ハウジング2の形状は円板状に限られない。ハウジング2の径方向中央には、円柱状のボス部2cが一体成形されている。このボス部2cが、例えばベースユニット102に形成された貫通孔102aに嵌め合わさることにより、ベースユニット102に対する減速機付きモータ106の位置が決定される。
ボス部2cには、径方向中央の大部分に段付き貫通孔9が形成されている。段付き貫通孔9に、減速機シャフト8が挿入されている。
段付き貫通孔9は、上部(電動モータ110側)に形成された小径孔9aと、小径孔9aよりも下部(電動モータ110とは反対側)に形成された大径孔9bと、を有する。大径孔9bは、段差部9cを介して小径孔9aに連なっている。大径孔9bの内径は、小径孔9aよりも大きい。
小径孔9aには、ボス部2cと減速機シャフト8との間のシール性を確保するシール部10が取り付けられている。シール部10としては、例えばゴム製のオイルシール等、さまざまなシール部材を用いることができる。
大径孔9bには、第2軸受11が嵌め合わされている。第2軸受11は、ボス部2cに減速機シャフト8の上端を回転自在に支持する。第2軸受11としては、例えば深溝玉軸受が用いられる。しかしながらこれに限られるものではなく、さまざまな軸受を用いることが可能である。本実施形態では、段付き貫通孔9の段差部9cに第2軸受11の外輪11aが突き当たることにより、ボス部2cに対する第2軸受11の軸方向の位置決めが行われる。
ハウジング2の下面2aには、径方向中央の大部分に歯車収納凹部12が形成されている。歯車収納凹部12は、下方と径方向内側とが開口されている。歯車収納凹部12に、内歯歯車3が収納される。歯車収納凹部12の底面12aには、外周部に、軸方向に貫通する複数の貫通孔2bが形成されている。複数の貫通孔2bは、周方向に等間隔で配置されている。複数の貫通孔2bは、内歯歯車3及び第1軸受4とともにベースユニット102にハウジング2を固定するためのものである。各貫通孔2bに、図示しないボルトが上方から挿入される。
<内歯歯車>
内歯歯車3は、剛体により円環状に形成されている。内歯歯車3の軸心は、回転軸線Cと一致している。内歯歯車3の外周面が、ハウジング2の歯車収納凹部12の内周面に嵌め合わされる。歯車収納凹部12の底面12aに内歯歯車3の上面3aが突き当たることにより、ハウジング2に対する内歯歯車3の軸方向の位置決めが行われる。内歯歯車3には、ハウジング2の貫通孔2bと同軸上に、それぞれ軸方向に貫通する貫通孔3fが形成されている。これら貫通孔3fは、それぞれハウジング2の対応する貫通孔2bに通じている。
内歯歯車3の上面3aには、内周部にOリング溝3bが形成されている。Oリング溝3bには、Oリング13が取り付けられている。Oリング13は、内歯歯車3とハウジング2との間をシールする。
内歯歯車3の内周面には、全周に渡って内歯3cが形成されている。この内歯3cに、外歯歯車5の後述する外歯5aが噛合わされる。
内歯歯車3の下面3dには、外周部の大部分に軸受収納凹部14が形成されている。軸受収納凹部14は、下方と径方向外側とが開口されている。軸受収納凹部14に、第1軸受4が収納される。軸受収納凹部14の底面14aには、内周部にOリング溝3eが形成されている。Oリング溝3eには、Oリング15が取り付けられている。Oリング15は、内歯歯車3と第1軸受4との間をシールする。
<第1軸受>
第1軸受4は、外輪16と、内輪17と、外輪16と内輪17との間に配置される複数の転動体である球体18と、を備える。内輪17の内周面が、軸受収納凹部14の外周面に嵌め合わされる。軸受収納凹部14の底面14aに内輪17の上面17aが突き当たることにより、内歯歯車3に対する第1軸受4の軸方向の位置決めが行われる。
内輪17の上面17aには、内歯歯車3の貫通孔3fと同軸上に、それぞれ雌ネジ部17bが形成されている。これら雌ネジ部17bは、それぞれ内歯歯車3の対応する貫通孔3fに通じている。ハウジング2の各貫通孔2bに上方から挿入された図示しないボルトは、内歯歯車3の貫通孔3fを介して内輪17の雌ネジ部17bに締め付けられる。これにより、図示しないボルトによって、ハウジング2、内歯歯車3、及び第1軸受4の内輪17が一体となってベースユニット102に固定される。
第1軸受4の外輪16には、外周部に軸方向に貫通する複数の貫通孔16aが形成されている。複数の貫通孔16aは、周方向に等間隔で配置されている。複数の貫通孔16aは、第1軸受4の外輪16、外歯歯車5、及び出力プレート7を図示しないボルトによって一体化するためのものである。
外輪16の上面16bには、内周部に、シール収納凹部19が形成されている。シール収納凹部19に、シール部20が設けられている。シール部20は、第1軸受4の上側で、外輪16と内輪17との間をシールする。シール部20としては、例えばゴム製のオイルシール等、さまざまなシール部材を用いることができる。
外輪16の下面16cは、内輪17の下面17cよりも若干下方に向かって突き出ている。外輪16の下面16cには、内周部にOリング溝16dが形成されている。Oリング溝16dには、Oリング40が取り付けられている。Oリング40は、外輪16と外歯歯車5との間をシールする。
<外歯歯車>
外歯歯車5は、弾性を有する部材により形成されている。例えば、外歯歯車5は、薄肉の金属板等により形成される。外歯歯車5は、内歯歯車3と同心円状の円筒部21と、円筒部21の下端から径方向外側に屈曲して張り出す外フランジ部22と、を有する。円筒部21は、内歯歯車3の上面3aから第1軸受4の外輪16の下面16cに至る間に延びている。円筒部21の外周面には、径方向で内歯歯車3の内歯3cと対向する位置に、外歯5aが形成されている。外歯5aが、内歯歯車3の内歯3cに噛合わされる。外歯5aの歯数は、内歯3cの歯数よりも少ない。例えば、外歯5aの歯数は、内歯3cの歯数よりも2つ少ない。
外フランジ部22は、円筒部21の下端から第1軸受4の外輪16の外周面に至る間に延びている。外フランジ部22の外周部は、外輪16の下面16cと軸方向で重なっている。外フランジ部22の外周部には、軸方向で外輪16と重なる箇所に、他の箇所よりも肉厚の厚い厚肉部22aが形成されている。厚肉部22aには、外輪16の貫通孔16aと同軸上に、貫通孔22bが形成されている。これら貫通孔22bは、それぞれ外輪16の対応する貫通孔16aに通じている。
<出力プレート>
出力プレート7は、外フランジ部22の厚肉部22aに軸方向で重なるように配置されている。出力プレート7は、円板状に形成されている。出力プレート7の下面7aに、例えば減速機付きモータ106の動力をベースユニット102に伝達するためのピニオンギア107が取り付けられる。
出力プレート7の外周部には、第1軸受4側に向かって突き出す嵌合円筒部23が形成されている。嵌合円筒部23の内周面に、厚肉部22aの外周面、及び第1軸受4の外輪16の外周面の一部が嵌め合わされている。これにより、ハウジング2、内歯歯車3、第1軸受4、外歯歯車5、及び出力プレート7の径方向、及び軸方向の相対位置が決定される。
出力プレート7の外周部で、嵌合円筒部23よりも径方向内側には、厚肉部22aの貫通孔22bと同軸上に、貫通孔7bが形成されている。これら貫通孔7bは、それぞれ厚肉部22aの対応する貫通孔22bに通じている。このような構成のもと、例えば外輪16の上方から貫通孔16a、厚肉部22aの貫通孔22b、及び出力プレート7の貫通孔7bの順に図示しないボルトを挿入し、ピニオンギア107に形成されている図示しない雌ネジ部にボルトを締め付ける。これにより、図示しないボルトによって、第1軸受4の外輪16、外歯歯車5、及び出力プレート7が一体となってピニオンギア107に固定される。ピニオンギア107を取り外した状態では、例えば、図示しないボルト・ナットによって、第1軸受4の外輪16、外歯歯車5、及び出力プレート7を一体化することが可能である。
出力プレート7の上面7cには、貫通孔7bよりも若干径方向内側に、Oリング溝7dが形成されている。Oリング溝7dには、Oリング25が取り付けられている。Oリング25は、厚肉部22aと出力プレート7との間をシールする。
出力プレート7の径方向中央には、軸方向に貫通するシャフト挿入孔24が形成されている。シャフト挿入孔24に、減速機シャフト8が挿入されている。出力プレート7のシャフト挿入孔24には、出力プレート7と減速機シャフト8との間のシール性を確保するOリング25が取り付けられている。
出力プレート7の上面7cには、シャフト挿入孔24よりも若干径方向外側に、上方に向かって突き出す円筒状の軸受ボス27が一体成形されている。軸受ボス27の内周面には、第3軸受28の外周面が嵌め合わされている。第3軸受28は、出力プレート7に減速機シャフト8の下端を回転自在に支持する。第3軸受28としては、例えば深溝玉軸受が用いられる。しかしながらこれに限られるものではなく、さまざまな軸受を用いることが可能である。
<減速機シャフト>
両端を2つの軸受11,28によって回転自在に支持された減速機シャフト8は、中空状に形成されている。減速機シャフト8の外周面は、段付き状に形成されている。すなわち、減速機シャフト8の外周面は、両端に形成されたシール外周面8aと、各シール外周面8aの軸方向内側に形成された軸受外周面8bと、2つの軸受外周面8bの間に形成されたシャフト本体外周面8cと、を有する。
各シール外周面8aに、それぞれシール部10,26が取り付けられる。各軸受外周面8bに、それぞれ第2軸受11及び第3軸受28が取り付けられる。軸受外周面8bは、その直径が段差部8dを介してシール外周面8aよりも大きくなるように形成されている。シャフト本体外周面8cは、その直径が段差部8eを介して軸受外周面8bよりも大きくなるように形成されている。各軸受11,28は、対応する段差部8d,8eに突き当たることにより、減速機シャフト8に対する軸方向の位置決めが行われる。
<波動発生器>
波動発生器6は、径方向で減速機シャフト8のシャフト本体外周面8cと外歯歯車5の外歯5a(内歯歯車3の内歯3c)との間に設けられている。波動発生器6は、シャフト本体外周面8cに一体成形されているカム31と、カム31の外周面31aと外歯歯車5の円筒部21の内周面21aとの間に配置される第4軸受(請求項の軸受の一例)32と、を備える。
<カム>
図3は、カム31を上からみた平面図であり、図2のIII-III線に沿う断面図に相当している。
図2、図3に示すように、カム31は、シャフト本体外周面8cから径方向外側に向かって張り出すように形成されている。カム31の外周面31aは、軸方向からみて楕円形状に形成されている。
<第4軸受>
第4軸受32は、例えば深溝玉軸受である。第4軸受32は、外輪33と、内輪34と、外輪33と内輪34との間に配置される複数の転動体である球体35と、複数の球体35を転動可能に保持する保持器36と、を備える。外輪33の外周面は、外歯歯車5の円筒部21の内周面21aに接触している。内輪34の内周面は、カム31の外周面31aに嵌め合わさっている。内輪34の軸方向の長さL1は、外輪33の軸方向の長さL2よりも短い。カム31の軸方向の長さL3は、おおよそ内輪34の軸方向の長さL1と一致している。
<保持器>
保持器36は、複数の球体35を周方向に等間隔で保持する円環状の部材である。保持器36は、軸方向外側から各々球体35を転動自在に把持する把持部36aと、周方向で隣り合う把持部36aを連結する図示しない連結部と、を有する。把持部36aは、径方向からみて内輪34の軸方向下端よりも若干下方に突き出している。
<規制部>
シャフト本体外周面8cには、カム31の下端に、規制部37が一体成形されている。規制部37は、カム31の外周面31aよりも径方向外側に張り出す鍔状に形成されている。規制部37の外周面37aは、カム31の外周面31aの形状に対応するように、軸方向からみて楕円形状に形成されている。規制部37の長軸RLaと、カム31の長軸CLaとは、同一直線状に位置している。規制部37の短軸RSaと、カム31の短軸CSaとは、同一直線状に位置している。このため、規制部37は、カム31の外周面31aからの径方向の突出長さがこの外周面31aの全周に渡って均一になるように形成されている。
また、カム31の任意の箇所の外径をD1とし、規制部37のカム31の任意の箇所と同一箇所の外径をD2とし、第4軸受32の内輪34の肉厚をTとしたとき、外径D1,D2、及び厚さTは、
(D2-D1)/2≦T ・・・(1)
を満たす。
上記式(1)に加え、規制部37は、カム31の下端に一体成形されていることから、径方向で第4軸受32の保持器36(把持部36a)と対向している。規制部37の保持器36への接触が確実に回避される。
規制部37の上面37bに、第4軸受32の内輪34の下端が突き当たっている。これにより、第4軸受32の軸方向の移動が規制される。
ここで、規制部37は、カム31の外周面31aからの径方向の突出長さが外周面31aの全周に渡って均一になるように形成されている。このため、第4軸受32の内輪34の全周に渡って規制部37が均一に突き当たる。また、第4軸受32の保持器36(把持部36a)と規制部37とは、カム31の外周面31aの全周に渡って一定の隙間Gを介して径方向で対向する。さらに、カム31の外周面31aから規制部37が確実に径方向に張り出すので、規制部37によって、第4軸受32の軸方向の移動が確実に規制される。
<波動歯車装置の動作>
次に、減速機付きモータ106の波動歯車装置1の動作について説明する。なお、ロボット本体103に設けられた他の減速機付きモータ113a~113fの波動歯車装置についてもベースユニット102に設けられた減速機付きモータ106の波動歯車装置1の動作と同様である。
まず、波動発生器6のカム31の外周面31aが軸方向からみて楕円形状に形成されているので、第4軸受32を介して外歯歯車5が弾性変形されて外歯5aと内歯歯車3の内歯3cが部分的に噛み合わされる。この状態で、電動モータ110を駆動させることによりモータシャフト110aが回転されると、このモータシャフト110aと一体となって減速機シャフト8が回転される。さらに、減速機シャフト8と一体となってカム31が回転される。すなわち、波動発生器6のカム31は、電動モータ110のモータシャフト110aの回転力が入力される入力部として機能している。
外歯5aと内歯3cとは、互いに歯数が異なるため、互いの噛み合い位置が周方向に移動しながら、これらの歯数差に起因して回転軸線C回りに相対的に回転する。本実施形態では、外歯5aの歯数が内歯3cの歯数よりも少ないので、減速機シャフト8よりも低い回転速度で外歯歯車5が回転される。外歯歯車5は、弾性変形しながら回転される。
外歯歯車5の外フランジ部22は、第1軸受4の外輪16及び出力プレート7と一体化されているので、これら第1軸受4の外輪16及び出力プレート7がモータシャフト110a(減速機シャフト8)の回転に対して減速されて出力される。すなわち、外歯歯車5は、入力部であるカム31の回転を変速(本実施形態の場合、減速)して出力する出力部として機能している。
出力プレート7の回転によって、ピニオンギア107が回転される。すると、走行レール101に沿ってベースユニット102がスライド移動される(図1参照)。
ところで、波動歯車装置1を駆動させると、外歯歯車5の弾性変形により、波動発生器6に下方に向かうスラスト力が発生される。ここで、波動発生器6のうちのカム31は、減速機シャフト8に一体成形されている。減速機シャフト8は、軸方向両側に配置された第2軸受11及び第3軸受28によって軸方向への移動が規制されている。このため、波動発生器6のうちの第4軸受32に下方に向かうスラスト力が作用される。
ここで、減速機シャフト8のうちのシャフト本体外周面8cには、カム31の下端に、規制部37が一体成形されている。規制部37は、カム31の外周面31aよりも径方向外側に張り出す鍔状に形成されている。このような規制部37に、第4軸受32の内輪34の下端が突き当たっている。このため、規制部37によって、第4軸受32の軸方向への移動が規制される。
このように、上述の波動歯車装置1では、規制部37によって第4軸受32の軸方向への移動を規制できるので、内歯歯車3の内歯3cと外歯歯車5の外歯5aとを継続的に適正に噛み合わせることができる。このため、波動歯車装置1を安定動作させることができる。
規制部37は、第4軸受32の保持器36との接触が回避されるように形成されている。このため、規制部37による第4軸受32の損傷を防止できる。しかも、規制部37は、カム31の外周面31aからの径方向の突出長さがこの外周面31aの全周に渡って均一になるように形成されている。このため、第4軸受32の内輪34の全周に渡って規制部37の上面37bが均一に接触される。したがって、規制部37に第4軸受32の内輪34が強く押し付けられた場合であっても内輪34に局所的に応力がかかってしまうことがない。この結果、内輪34が折れ曲がってしまうことを防止でき、第4軸受32の損傷を防止できる。
規制部37は、第4軸受32の保持器36との接触を回避するように、径方向で隙間Gを介して保持器36(把持部36a)と対向している。このように構成することで、規制部37を簡素な構造にしつつ、保持器36との接触を回避できる。
カム31の外周面31a及び規制部37の外周面37aは、それぞれ軸方向からみて楕円形状に形成されている。規制部37の長軸RLaと、カム31の長軸CLaとは、同一直線状に位置している。規制部37の短軸RSaと、カム31の短軸CSaとは、同一直線状に位置している。このため、カム31の外周面31aからの規制部37の径方向の突出長さを、外周面31aの全周に渡って確実に均一にできる。
カム31の任意の箇所の外径D1、規制部37のカム31の任意の箇所と同一箇所の外径D2、及び第4軸受32の内輪34の肉厚Tは、上記式(1)を満たす。このため、規制部37の保持器36への接触をより確実に回避しつつ、より確実に第4軸受32の軸方向への移動を規制できる。
規制部37は、シャフト本体外周面8c及びカム31の下端に一体成形されている。このため、容易に規制部37を設けることができる。
上記のような波動発生器6を用いた減速機付きモータ106,113a~113fを産業ロボット100に採用することにより、第4軸受32の損傷を防止でき、安定した動作で信頼性の高い産業ロボット100を提供できる。
本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、産業ロボット100に、波動歯車装置1を備えた減速機付きモータ106,113a~113fを用いた場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、産業ロボット100以外のさまざまな産業ロボットの駆動部に、波動歯車装置1を採用できる。ここでいう産業ロボットとしては、例えば電動車いす、走行装置、複合加工機等のさまざまな加工機等を含む。例えば電動車いす、走行装置、加工機の駆動部(走行部)に、波動歯車装置1を採用できる。
上述の実施形態では、入力部としてのカム31に回転力を発生させる動力発生部として、電動モータ110を用いた場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、動力発生部としてカム31に回転力を発生させるものであればよい。例えば、電動モータ110に代わって、油圧モータ、エンジン等を採用することができる。
上述の実施形態では、第4軸受32は、例えば深溝玉軸受である場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、外輪と内輪と転動体と保持器とを備える軸受であればよい。また、転動体として球体35でなくてもよい。例えば転動体として、球体35に代わって円筒ころを採用することもできる。
上述の実施形態では、波動発生器6のカム31は、電動モータ110のモータシャフト110aの回転力が入力される入力部として機能している場合について説明した。外歯歯車5は、カム31の回転を変速して出力する出力部として機能している場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、外歯歯車5を入力部として機能させ、カム31(減速機シャフト8)を出力部として機能させてもよい。
上述の実施形態では、カム31の外周面31aは、軸方向からみて楕円形状に形成されている場合について説明した。規制部37の外周面37aは、カム31の外周面31aの形状に対応するように、軸方向からみて楕円形状に形成されている場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、カム31の外周面31a及び規制部37の外周面37aは非円形であればよい。例えば、カム31の外周面31a及び規制部37の外周面37aは、軸方向からみて多角形状でもよい。規制部37は、カム31の外周面31aからの径方向の突出長さがこの外周面31aの全周に渡って均一になるように形成されていればよい。望ましくは、カム31の外周面31aは、軸方向からみて長軸と短軸とを有する楕円形状、又は長円形状であるとよい。
上述の実施形態では、内歯歯車3とハウジング2との間をシールするために、Oリング13を設けた場合について説明した。内歯歯車3と第1軸受4との間をシールために、Oリング15を設けた場合について説明した。厚肉部22aと出力プレート7との間をシールするために、Oリング25を設けた場合について説明した。外輪16と外歯歯車5との間をシールするために、Oリング40を設けた場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、Oリング13,15,25,40に代わってさまざまなシール部材を用いることができる。
上述の実施形態では、波動歯車装置1は、ハウジング2を備える場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、ハウジング2を備えてなくてもよい。例えば、ベースユニット102等に直接内歯歯車3を取り付けてもよいし、ベースユニット102等に直接減速機シャフト8を回転自在に支持させるようにしてもよい。
上述の実施形態では、波動歯車装置1は、出力プレート7を備える場合について説明した。この出力プレート7を介して、モータシャフト110a(減速機シャフト8)の回転を出力する場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、モータシャフト110a(減速機シャフト8)の回転を外歯歯車5から直接出力するようにしてもよい。
上述の実施形態では、図示しないボルトによって、ハウジング2、内歯歯車3、及び第1軸受4の内輪17が一体となってベースユニット102に固定される場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、内歯歯車3、及び第1軸受4の内輪17の固定方法は、さまざまな方法を採用できる。例えば、内歯歯車3と1軸受4の内輪17を予め固定してもよい。ハウジング2、内歯歯車3、及び第1軸受4の内輪17を予め固定し、相手部材(例えばベースユニット102等)に固定してもよい。
上述の実施形態では、減速機シャフト8は、中空状に形成されている場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、減速機シャフト8は中実でもよい。減速機シャフト8に例えば平歯車を設け、この平歯車を介し、モータシャフト110aの回転が減速機シャフト8に伝達されるように構成してもよい。
上述の実施形態では、カム31の下端に、規制部37が一体成形されている場合について説明した。規制部37の上面37bに、第4軸受32の内輪34の下端が突き当たっている場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、内輪34の軸方向両側に規制部37を設けてもよい。このように構成することで、第4軸受32に作用するスラスト力の向きに関わらず、第4軸受32の軸方向への移動を確実に規制できる。また、規制部37は、減速機シャフト8やカム31に一体成形とせずに別体でもよい。例えば、以下のように規制部37を構成してもよい。
[規制部の変形例]
図4は、規制部37の変形例を示す回転軸線Cに沿う断面図である。図4は、前述の図2に対応している。
図4に示すように、規制部37は、軸受ボス27の上端から第4軸受32に向かって延出する規制支持部41と、規制支持部41に設けられた規制部本体42と、を備えてもよい。規制部本体42は、図示しないボルトや溶接等によって規制支持部41に固定されている。
規制部本体42は、規制支持部41から軸方向に沿って延び、その先端42aが第4軸受32の内輪34に突き当たるように形成されている。すなわち、規制部本体42は、第4軸受32の保持器36との接触を回避するように設けられ、第4軸受32の軸方向への移動を規制している。また、規制部本体42は、カム31の外周面31aからの径方向の突出長さがこの外周面31aの全周に渡って均一になるように形成されている。このように構成した場合であっても、前述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
本明細書で開示した実施形態のうち、複数の物体で構成されているものは、当該複数の物体を一体化してもよく、逆に一つの物体で構成されているものを複数の物体に分けることができる。一体化されているか否かにかかわらず、発明の目的を達成できるように構成されていればよい。
1…波動歯車装置、3…内歯歯車、5…外歯歯車、6…波動発生器、21…円筒部、21a…内周面、31…カム、31a…外周面、32…第4軸受(軸受)、33…外輪、34…内輪、35…球体(転動体)、36…保持器、37…規制部、37a…外周面、42…規制部本体(規制部)、100…産業ロボット、107…ピニオンギア(相手部材)、115a,115b,115c,115d…アーム(相手部材)、C…回転軸線、CLa…カムの長軸、CSa…カムの短軸、D1…カムの任意の外径、D2…規制部におけるD1上の外径、G…隙間、RLa…規制部の長軸、RSa…規制部の短軸

Claims (4)

  1. 内歯歯車と、
    前記内歯歯車の径方向内側に配置され、前記内歯歯車に部分的に噛み合って前記内歯歯車に対して回転軸線回りに相対的に回転し、弾性を有する外歯歯車と、
    前記外歯歯車の内周面に接触し、前記内歯歯車と前記外歯歯車との噛み合い位置を前記回転軸線回りの周方向に移動させる波動発生器と、
    前記波動発生器を支持するシャフトと、
    前記シャフトを回転自在に支持するハウジングと、
    を備え、
    前記波動発生器は、
    非円形の外周面を有し、前記シャフトに支持されるカムと、
    前記外歯歯車の前記内周面と前記カムの前記外周面との間に配置される軸受と、
    を備え、
    前記軸受は、
    前記外歯歯車の前記内周面に接触する外輪と、
    前記カムの前記外周面に接触する内輪と、
    前記外輪と前記内輪との間に配置される複数の転動体と、
    前記複数の転動体を保持する保持器と、
    を備え、
    前記ハウジングは、前記保持器との接触を回避するように前記軸受の前記内輪に接触し、前記軸受の前記回転軸線方向への移動を規制する規制部を備え、
    前記規制部は、前記カムの前記外周面からの径方向の突出長さが前記カムの前記外周面の全周に渡って均一になるように形成されている
    波動歯車装置。
  2. 前記カムの前記外周面及び前記規制部の外周面は、それぞれ前記回転軸線方向からみて長軸と短軸とを有する楕円形状又は長円形状に形成されており、
    前記カムの長軸と前記規制部の長軸とが同一直線状に位置しているとともに、前記カムの短軸と前記規制部の短軸とが同一直線状に位置している請求項に記載の波動歯車装置。
  3. 前記カムの任意の箇所の外径をD1とし、
    前記規制部の前記カムの任意の箇所と同一箇所の外径をD2とし、
    前記内輪の径方向の厚さをTとしたとき、
    外径D1,D2、及び厚さTは、
    (D2-D1)/2≦T
    を満たす
    請求項1又は請求項に記載の波動歯車装置。
  4. 回転力を発生させる動力発生部と、
    前記動力発生部の前記回転力が入力される入力部、及び前記入力部の回転を変速して出力する出力部を有する波動歯車装置と、
    前記波動歯車装置の前記出力部に取り付けられる相手部材と、を備え、
    前記波動歯車装置は、
    内歯歯車と、
    前記内歯歯車の径方向内側に配置され、前記内歯歯車に部分的に噛み合って前記内歯歯車に対して回転軸線回りに相対的に回転し、弾性を有する外歯歯車と、
    前記外歯歯車の内周面に接触し、前記内歯歯車と前記外歯歯車との噛み合い位置を前記回転軸線回りの周方向に移動させる波動発生器と、
    前記波動発生器を支持するシャフトと、
    前記シャフトを回転自在に支持するハウジングと、
    を備え、
    前記外歯歯車は、前記入力部又は前記出力部のいずれか一方として機能し、
    前記波動発生器は、
    非円形の外周面を有して前記シャフトに支持され、前記入力部又は前記出力部のいずれか他方として機能するカムと、
    前記外歯歯車の前記内周面と前記カムの前記外周面との間に配置される軸受と、
    を備え、
    前記軸受は、
    前記外歯歯車の前記内周面に接触する外輪と、
    前記カムの前記外周面に接触する内輪と、
    前記外輪と前記内輪との間に配置される複数の転動体と、
    前記複数の転動体を保持する保持器と、
    を備え、
    前記ハウジングは、前記保持器との接触を回避するように前記軸受の前記内輪に接触し、前記軸受の前記回転軸線方向への移動を規制する規制部を備え、
    前記規制部は、前記カムの前記外周面からの径方向の突出長さが前記カムの前記外周面の全周に渡って均一になるように形成されている
    産業ロボット。
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