JP7841388B2 - フットガード構造、及び、当該フットガード構造を備える電子装置 - Google Patents

フットガード構造、及び、当該フットガード構造を備える電子装置

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Description

本発明は、フットガード構造、及び、当該フットガード構造を備える電子装置に関する。
自動機装置等の電子装置を設置する際に、フロア面と電子装置との隙間に足先を挟んだり、落下した媒体等がフロア面と電子装置との隙間に入り込んだりしないように、電子装置の底部にフットガード構造が設けられている。従来のフットガード構造は、電子装置のベースにフットガードを取り付ける構造になっている。そして、従来のフットガード構造は、電子装置を設置位置に移動してから、ベースの各面の外側やベースの各面のベースとフロア面との間にフットガードをねじ留めやマグネットの磁力などにより取り付けていた。なお、従来のフットガード構造は、マグネットの磁力により、ベースの前側にマグネット付き塩化ビニルシートを貼り付ける構成になっている場合もある。
特開2021-82172号公報
しかしながら、従来のフットガード構造は、ねじ留めによりベースにフットガードを取り付ける場合に、装置設置後にベースの四面それぞれにフットガードを取り付けるため、作業性が悪いことや、フットガードをフロア面に当接するように調整を行うため、ベースとフットガードとの間に段差が生じることがある。そのため、フットガードの設置作業性の向上が要望されている。
また、従来のフットガード構造は、マグネットの磁力によりベースにフットガードを取り付ける場合に、装置設置後にベースの四面それぞれにフットガードを取り付けるため、作業性が悪いことや、フットガードをフロア面に当接するように調整を行うため、ベースとフットガードとの間に段差が生じることがある。また、電子装置を運用しているとフットガードがずれてしまうことがある。また、ベースの前側にマグネット付き塩化ビニルシートを貼り付ける場合は、デザイン性が悪いことや、電子装置を運用しているとシートがずれてしまうことがある。そのため、フットガードの設置作業性の向上が要望されている。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、フットガードの設置作業性を向上させるフットガード構造、及び、当該フットガード構造を備える電子装置を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、第1発明は、フットガード構造であって、電子装置の底部に取り付けられるベースと、ベースの内側に配置されるフットガードと、前記フットガードを前記ベースに固定する固定部材と、を備え、前記フットガードは、複数の枠部材が前記ベースの前側、後側、右側及び左側に対応して四方を囲む枠状に一体化された一体型構造になっており、前記ベースは、内部で前記フットガードを上下動させることが可能な中空部を有する構成とする。
また、第2発明は、電子装置であって、第1発明のフットガード構造を底部に備える構成とする。
本発明によれば、フットガードの設置作業性を向上できる。
右上方向から見た実施形態1に係るフットガード構造の分解斜視図である。 右下方向から見た実施形態1に係るフットガード構造の分解斜視図である。 右上方向から見た実施形態1に係るフットガード構造の斜視図である。 右下方向から見た実施形態1に係るフットガード構造の斜視図である。 実施形態1に係るフットガード構造のフットガードの斜視図である。 実施形態1に係るフットガード構造のフットガードの要部拡大図である。 実施形態1に係るフットガード構造の運搬時の説明図である。 実施形態1に係るフットガード構造の運搬時の要部拡大図である。 実施形態1に係るフットガード構造の運搬時の要部拡大断面図である。 実施形態1に係るフットガード構造の設置時の説明図である。 実施形態1に係るフットガード構造の設置時の要部拡大図である。 実施形態1に係るフットガード構造の設置時の要部拡大断面図である。 右上方向から見た実施形態2に係るフットガード構造の斜視図である。 実施形態2に係るフットガード構造のフットガードの斜視図である。 実施形態2に係るフットガード構造のフットガードの要部拡大図である。 右上方向から見た比較例のフットガード構造の分解斜視図である。 右上方向から見た比較例のフットガード構造の斜視図である。 比較例のフットガード構造の底部付近の正面図である。 比較例のフットガード構造の底部付近の要部拡大正面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)について詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示しているに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態1]
<フットガード構造の構成>
以下、図1Aから図3Bを参照して、本実施形態1に係るフットガード構造100の構成について説明する。図1Aは、右上方向から見た本実施形態1に係るフットガード構造100の分解斜視図である。図1Bは、右下方向から見たフットガード構造100の分解斜視図である。図2Aは、右上方向から見たフットガード構造100の斜視図である。図2Bは、右下方向から見たフットガード構造100の斜視図である。図3Aは、フットガード構造100のフットガード20の斜視図である。図3Bは、フットガード構造100のフットガード20の要部拡大図である。
フットガード構造100は、フロア面と電子装置との隙間に足先を挟んだり、落下した媒体等がフロア面と電子装置との隙間に入り込んだりしないように、電子装置の底部に設けられた構造物である。本実施形態では、電子装置が金融機関等に設けられ、オペレータ等によって操作される自動機装置である場合を想定して説明する。ただし、電子装置は、自動機装置に限らず、ATM(Auto Teller Machine)や、発券機、ドリンク販売機、その他の装置であってもよい。
図1A及び図1Bに示すように、本実施形態1に係るフットガード構造100は、ベース10と、フットガード20と、ねじ30(図4C参照)と、を備える。ベース10は、電子装置101の底部に配置される部材である。フットガード20は、フロア面と電子装置101のベース10との隙間に足先を挟んだり、落下した媒体等がフロア面と電子装置101のベース10との隙間に入り込んだりしないように、ベース10の内側に配置される部材である。ねじ30(図4C参照)は、フットガード20をベース10に固定する固定部材である。
ベース10は、箱型の構造体になっており、内部にフットガード20を収納することが可能な寸法になっている。ベース10は、内部でフットガード20を上下動させることが可能な中空部14(図1B参照)を有する。本実施形態では、ベース10は、角部分が直角な四角柱状の形状を呈しているものとして説明する。ただし、ベース10は、四角柱状に限らず、多角形の柱状にすることも可能である。ベース10の前側部分は、好ましくは、前側が後側よりも低くなるように傾斜面を有する形状になっているとよい。
ベース10は、内部の複数の移動用キャスター11を有している。本実施形態では、移動用キャスター11がベース10の四隅に1つずつ設けられているものとして説明するが、移動用キャスター11の数はそれよりも多くてもよい。また、ベース10は、右側面部と左側面部との各面に複数の固定用ねじ挿入孔12が形成されている。本実施形態では、固定用ねじ挿入孔12が、右側面部と左側面部との各面に2つずつ形成されているものとして説明するが、固定用ねじ挿入孔12の数はそれよりも多くても、少なくても(1つずつでも)よい。各固定用ねじ挿入孔12は、取り付け及び取り外しが可能なねじ孔塞ぎキャップ32で封止される。ベース10は、金属材又は樹脂材で構成されている。
フットガード20は、複数の枠部材(フレーム21F,21R,21L,21B)が一体化された一体型構造になっている。本実施形態では、フレーム21F,21R,21L,21Bは、それぞれ、フットガード20の前側、右側、左側、後側に配置された枠部材であるものとして説明する。本実施形態では、フットガード20が4つの枠部材(フレーム21F,21R,21L,21B)で構成されているものとして説明するが、フットガード20は5つ以上の部材に分割して構成することも可能である。つまり、フットガード20を4つよりも多い数の部材に分割してもよい。フットガード20は、ベース10の内部に収納することが可能な寸法になっている。
各枠部材(フレーム21F,21R,21L,21B)は、U字状の断面形状又はL字状の断面形状を呈しているとよい。各枠部材(フレーム21F,21R,21L,21B)は、金属材又は樹脂材で構成されている。各枠部材(フレーム21F,21R,21L,21B)は、金属材で構成される場合に、平板状の金属の部材をU字の断面形状に折り曲げて形成するとよい。また、各枠部材(フレーム21F,21R,21L,21B)は、樹脂材で構成される場合に、U字の断面形状又はL字の断面形状になるように金型の中に合成樹脂などの材料を射出成型して形成するとよい。
各枠部材(フレーム21F,21R,21L,21B)は、ベース10の各固定用ねじ挿入孔12に対向する位置(つまり、各固定用ねじ挿入孔12からベース10の内部に真っすぐに進んだ位置)に、U溝22が設けられている。U溝22は、ねじ30(図4C参照)が取り付けられるねじ取付部である。U溝22は、ねじ30(図4C参照)を取り付ける位置が上下方向に変化するため、上下方向に延びる形状になっている。つまり、各枠部材(フレーム21F,21R,21L,21B)は、U溝22にねじ30を挿通した状態で上下方向に移動できる。本実施形態では、ねじ取付部がU溝22である場合を想定して説明するが、ねじ取付部の形状はU字状に限定されるものではなく、例えば長孔状に形成することもできる。
図2A及び図2Bに示すように、フットガード構造100は、ベース10の中空部14(図1B参照)の内部にフットガード20を収納した状態になっている。フットガード構造100は、複数の枠部材(フレーム21F,21R,21L,21B)が一体化されたフットガード20をベース10の中空部14(図1B参照)に嵌め込み、フットガード20をベース10にねじ30(図4C参照)で固定し、ねじ孔塞ぎキャップ32を固定用ねじ挿入孔12に取り付けることで組み立てられる。
本実施形態では、フットガード20の各枠部材(フレーム21F,21R,21L,21B)が溶接で固定されているものとして説明する。図3Aは、フットガード20の全体構成を示している。図3Aには、4箇所の要部R21,R22,R23,R24が示されている。要部R21は、前側に配置されたフレーム21Fと右側に配置されたフレーム21Rとが当接する部位である。要部R22は、前側に配置されたフレーム21Fと左側に配置されたフレーム21Lとが当接する部位である。要部R23は、後側に配置されたフレーム21Bと右側に配置されたフレーム21Rとが当接する部位である。要部R24は、後側に配置されたフレーム21Bと左側に配置されたフレーム21Lとが当接する部位である。図3Bは、フットガード20の要部R21の構成を拡大して示している。
図3Aに示すように、本実施形態では、フットガード20の各枠部材(フレーム21F,21R,21L,21B)は、U字の断面形状を呈しており、隣接するもの同士が平坦面で当接する構成になっている。図3Bに示す例では、要部R21において、フレーム21Fの平坦面24Fとフレーム21Rの平坦面24Rとが当接する状態を示している。フレーム21Fの平坦面24Fとフレーム21Rの平坦面24Rとは、溶接固定されている。他の要部R22,R23,R24も要部R21と同様の構成になっている。
<フットガード構造の動作>
フットガード構造100は、ベース10の内部に設けられた複数の移動用キャスター11により電子装置101と一緒に運搬(持ち運び)し、装置設置位置に設置することが可能な構成になっている。
まず、図4Aから図4Cを参照して、フットガード構造100の運搬時の動作について説明する。図4Aは、フットガード構造100の運搬時の説明図である。図4Bは、フットガード構造100の運搬時の要部拡大図であり、図4Aに示す要部R11の構成を拡大して示している。図4Cは、フットガード構造100の運搬時の要部拡大断面図であり、図4Aに示す要部R11の内部構成を拡大して示している。
図4Aから図4Cに示すように、運搬時において、フットガード構造100は、フットガード20を上昇させて、フロア面90からフットガード20を離間させた状態になっている。
フットガード20を上昇させる作業は、以下のようにして行われる。まず、作業者がそれぞれの固定用ねじ挿入孔12からねじ孔塞ぎキャップ32を取り外し、それぞれのねじ30(図4C参照)をゆるめる。次に、作業者は、フットガード20の下にマイナスドライバ等の工具を差し込み、工具でフットガード20を上に持ち上げる。次に、作業者は、それぞれのねじ30(図4C参照)を締め、ねじ孔塞ぎキャップ32をそれぞれの固定用ねじ挿入孔12に取り付ける。これにより、フットガード20は、上昇した状態でベース10に固定される。このようにして、フットガード20を上昇させる作業が行われる。
作業者は、電子装置101を装置設置位置に運搬し(持ち運び)、装置設置位置に電子装置101を設置する。
次に、図5Aから図5Cを参照して、フットガード構造100の設置時の動作について説明する。図5Aは、フットガード構造100の設置時の説明図である。図5Bは、フットガード構造100の設置時の要部拡大図であり、図5Aに示す要部R11の構成を拡大して示している。図5Cは、フットガード構造100の設置時の要部拡大断面図であり、図5Aに示す要部R11の内部構成を拡大して示している。
図5Aから図5Cに示すように、設置時において、フットガード構造100は、フットガード20を下降させて、フロア面90にフットガード20を当接(接地)させた状態になっている。
フットガード20を下降させる作業は、以下のようにして行われる。まず、作業者がそれぞれの固定用ねじ挿入孔12からねじ孔塞ぎキャップ32を取り外し、それぞれのねじ30(図4C参照)をゆるめる。すると、フットガード20は、自重で落下して、フロア面90に当接(接地)する。次に、作業者は、それぞれのねじ30(図4C参照)を締め、ねじ孔塞ぎキャップ32をそれぞれの固定用ねじ挿入孔12に取り付ける。これにより、フットガード20は、下降した状態でベース10に固定される。このようにして、フットガード20を下降させる作業が行われる。これにより、電子装置101は、装置設置位置に設置される。
なお、電子装置101を別の場所に移動させる場合は、作業者は上記した運搬時の作業と設置時の作業を行うとよい。
このようなフットガード構造100は、電子装置101のベース10の内部に枠状のフットガード20を左右4本のねじで固定し、電子装置101を設置位置に移動した後に4本のねじ30を緩めて、自重によりフットガード20をフロア面90に当接(接地)するまで落下させることができる。したがって、フットガード構造100は、フットガード20を上昇させてベース10に固定した状態でベース10とともにフットガード20を装置設置位置まで運搬し(持ち運び)、装置設置位置でフットガード20を下降させることができる。
つまり、フットガード構造100は、フットガード20をベース10の上面位置に上げた状態で固定し、設置位置まで移動することが可能である。また、フットガード構造100は、電子装置101を設置位置に移動した後、ねじ30をゆるめることで4種類の枠部材が個々にフロア面90の凹凸に合わせて当接(接地)するため、調整等の作業を必要とせずに、設置でき、設置時間を大幅に短縮することができる。
<比較例のフットガード構造と実施形態に係るフットガード構造との比較>
ここで、本実施形態1に係るフットガード構造100の構成と動作を分かり易く説明するために、図8Aから図9Bを参照して、比較例のフットガード構造1000の構成と動作について説明する。比較例のフットガード構造1000は、従来技術に相当する構成のものである。図8Aは、右上方向から見た比較例のフットガード構造1000の分解斜視図である。図8Bは、右上方向から見た比較例のフットガード構造1000の斜視図である。図9Aは、比較例のフットガード構造1000の底部付近の正面図である。図9Bは、比較例のフットガード構造1000の底部付近の要部拡大正面図である。
図8A及び図8Bに示すように、比較例のフットガード構造1000は、電子装置101のベース1010にフットガード1020やマグネット付き塩化ビニルシート1030を取り付ける構造になっている。図8A及び図8Bに示す例では、比較例のフットガード構造1000は、マグネットの磁力により、電子装置101のベース1010の右側、左側、後側にフットガード1021R,1021L,1021Bが取り付けられ、ベース1010の前側にマグネット付き塩化ビニルシート1030が取り付けられる構成になっている。
このような比較例のフットガード構造1000は、図9A及び図9Bに示すように、装置設置後にベース1010の四面それぞれにフットガード1020やマグネット付き塩化ビニルシート1030を取り付けるため、作業性が悪い。また、比較例のフットガード構造1000は、フットガード1020をフロア面90に当接するように調整を行うため、ベース1010とフットガード1020との間にフットガード調整用の段差t1(図9B参照)が生じることがある。また、比較例のフットガード構造1000は、電子装置101を運用しているとフットガード1020がずれてしまうことがある。また、比較例のフットガード構造1000は、ベース1010の前側にマグネット付き塩化ビニルシート1030を貼り付ける構成になっているため、デザイン性が悪いことや、電子装置101を運用しているとマグネット付き塩化ビニルシート1030がずれてしまうことがある。そのため、フットガードの設置作業性の向上が要望される。
これに対して、本実施形態に係るフットガード構造100は、ベース10の内部に収納された枠部材が一体化されているフットガード20を上下動させる構造になっているため、作業性が良い。また、本実施形態に係るフットガード構造100は、ベース10の内部にフットガード20を収納しているため、比較例のようなフットガード調整用の段差t1(図9B参照)を生じさせない構成になっている。また、本実施形態に係るフットガード構造100は、ねじ30等の固定部材でフットガード20をベース10に固定させるため、電子装置101を運用していてもフットガード1020をずれさせないようにすることができる。また、本実施形態に係るフットガード構造100は、ベース10の内部にフットガード20を収納しているため、外部からフットガード20を隠すことができ、比較例と異なりデザイン性を悪くさせないようにすることができる。
<フットガード構造の主な特徴>
(1)図1Bに示すように、本実施形態に係るフットガード構造100は、ベース10と、フットガード20と、ねじ30(図4C参照)と、を備える。フットガード20は、ベース10の内側に配置される部材である。ねじ30(図4C参照)は、フットガード20をベース10に固定する固定部材である。フットガード20は、複数の枠部材(フレーム21F,21R,21L,21B)が一体化された一体型構造になっている。ベース10は、内部でフットガード20を上下動させることが可能な中空部14を有する。
このような本実施形態に係るフットガード構造100は、フットガード20を上昇させてベース10に固定した状態でベース10とともにフットガード20を装置設置位置まで運搬し(持ち運び)、装置設置位置でフットガード20を下降させることができる。これにより、本実施形態に係るフットガード構造100は、フットガード20の運搬性と設置作業性を向上できる。また、フットガード20とフロア面90との間に隙間が生じないようにフットガード20の位置を調整する手間を軽減できる。また、フットガード20とベース10との間に段差が生じないようにフットガード20の位置を調整する手間を軽減できる。そのため、作業者の労力を低減できる。また、マグネット付き塩化ビニルシートをフットガードに貼り付けなくてもよいため、デザイン性を向上できるとともに、電子装置を運用しているうちにシートがずれてしまうことを無くすことができる。
(2)図4Cに示すように、本実施形態に係るフットガード構造100のフットガード20は、上昇させた状態でベース10に固定することで、装置設置位置までベース10に取り付けたまま移動が可能であるとよい。
このような本実施形態に係るフットガード構造100は、フットガード20を上昇させてベース10に固定した状態でベース10とともにフットガード20を装置設置位置まで運搬する(持ち運ぶ)ことで、フットガード20の運搬性を向上できる。そのため、作業者の労力を低減できる。
(3)図2Aに示すように、本実施形態に係るフットガード構造100のフットガード20は、ベース10の内側に配置されることで、外観上のベース10との合わせが不要な構成であるとよい。
このような本実施形態に係るフットガード構造100は、装置設置位置でフットガード20を下降させるだけで、外観上のベース10とフットガード20の合わせを気にすることなく、フットガード20を設置できる。これにより、フットガード20とベース10との間に段差が生じないようにフットガード20の位置を調整する手間を軽減できる。そのため、作業者の労力を低減できる。
(4)図5Cに示すように、本実施形態に係るフットガード構造100のフットガード20は、装置設置位置でねじ30(固定部材)の固定が解かれることにより、自重で下降してフロア面90との間の隙間を塞ぐ構成であるとよい。
このような本実施形態に係るフットガード構造100は、装置設置位置でフットガード20を自重で下降させるだけで、調整することなくフロア面90の凸凹に合わせてフロア面90との間の隙間を塞ぐようにフットガード20を設置できる。これにより、フットガード20とフロア面90との間に隙間が生じないようにフットガード20の位置を調整する手間を軽減できる。そのため、作業者の労力を低減できる。
(5)フットガード20の縦幅と横幅は、ベース10の中空部14に収納可能なサイズであるとよい。
このような本実施形態に係るフットガード構造100は、フットガード20をベース10の内部に隠すことができるため、外観上のベース10との合わせが不要な構成にすることができる。
(6)フットガード20の高さは、上昇時にベース10の中空部14に収納可能なサイズで、下降時にベース10の中空部14の底からはみ出す程度のサイズであるとよい。
このような本実施形態に係るフットガード構造100は、ベース10の内部でフットガード20を上下動させることができ、設置時にフットガード20を落下させることでフロア面90にフットガード20を容易に当接(接地)させることができる。
以上の通り、本実施形態1に係るフットガード構造100によれば、フットガード20の設置作業性を向上できる。
[実施形態2]
前記した実施形態1に係るフットガード構造100(図2A、図3A、及び、図3B参照)は、フットガード20の各枠部材が溶接で固定された構成になっている。これに対し、本実施形態2では、フットガード20Aの各枠部材が固定されておらず動かすことができる構成のフットガード構造100A(図6から図7B参照)を提供する。
以下、図6から図7Bを参照して、本実施形態2に係るフットガード構造100Aの構成について説明する。図6は、右上方向から見た本実施形態2に係るフットガード構造100Aの斜視図である。図7Aは、フットガード構造100Aのフットガード20Aの斜視図である。図7Bは、フットガード構造100Aのフットガード20Aの要部拡大図である。
図6に示すように、本実施形態2に係るフットガード構造100Aは、実施形態1に係る100(図2A参照)と比較すると、ベース10とフットガード20の代わりに、ベース10Aとフットガード20Aを備える点で相違する。
本実施形態2のベース10Aは、実施形態1のベース10(図2A参照)と比較すると、前側に複数の固定用ねじ挿入孔13が形成されている点、及び、ねじ孔塞ぎキャップ33で固定用ねじ挿入孔13が封止される点で相違する。固定用ねじ挿入孔13は、実施形態1の固定用ねじ挿入孔12と同様の孔である。ねじ孔塞ぎキャップ33は、実施形態1のねじ孔塞ぎキャップ32と同様の部材である。
図7A及び図7Bに示すように、本実施形態2のフットガード20Aは、複数の枠部材(フレーム21AF,21AR,21AL,21AB)が一体化された一体型構造になっているものの、各枠部材が上下方向に動かすことが可能な構成になっている。本実施形態では、フレーム21AF,21AR,21AL,21ABは、それぞれ、フットガード20Aの前側、右側、左側、後側に配置された枠部材であるものとして説明する。本実施形態では、フットガード20Aが4つの枠部材(フレーム21AF,21AR,21AL,21AB)で構成されているものとして説明するが、フットガード20Aは5つ以上の部材に分割して構成することも可能である。つまり、フットガード20Aを4つよりも多い数の部材に分割してもよい。フットガード20Aは、ベース10Aの内部に収納することが可能な寸法になっている。
本実施形態では、フットガード20Aの各枠部材(フレーム21AF,21AR,21AL,21AB)がガイド用支点25とガイド用孔部26との嵌合により上下方向に移動可能に支持されているものとして説明する。図7Aは、フットガード20Aの全体構成を示している。図7Aには、4箇所の要部R31,R32,R33,R34が示されている。要部R31は、前側に配置されたフレーム21AFと右側に配置されたフレーム21ARとが当接する部位である。要部R32は、前側に配置されたフレーム21AFと左側に配置されたフレーム21ALとが当接する部位である。要部R33は、後側に配置されたフレーム21ABと右側に配置されたフレーム21ARとが当接する部位である。要部R34は、後側に配置されたフレーム21ABと左側に配置されたフレーム21ALとが当接する部位である。図7Bは、フットガード20Aの要部R31の構成を拡大して示している。
図7Aに示すように、フットガード20Aの前側の枠部材であるフレーム21AFには、ベース10Aに設けられた複数の固定用ねじ挿入孔13(図6参照)に対向する位置(各固定用ねじ挿入孔13からベース10Aの内部に真っすぐに進んだ位置)に、U溝23が設けられている。U溝23は、U溝22と同様に、ねじ30(図4C参照)が取り付けられるねじ取付部である。U溝23は、U溝22と同様に、ねじ30(図4C参照)を取り付ける位置が上下方向に変化するため、上下方向に延びる形状になっている。U溝23は、U溝22と同様に、例えば長孔状に形成することもできる。
また、図7Aに示すように、本実施形態では、フットガード20Aの各枠部材(フレーム21AF,21AR,21AL,21AB)は、U字の断面形状を呈しており、隣接するもの同士が平坦面で当接する構成になっている。図7Bに示す例では、要部R31において、フレーム21AFの平坦面24AFとフレーム21ARの平坦面24ARとが当接する状態を示している。フレーム21AFの平坦面24AFとフレーム21ARの平坦面24ARとは、ガイド用支点25とガイド用孔部26との嵌合により上下方向に移動可能に支持されている。他の要部R32,R33,R34も要部R31と同様の構成になっている。
なお、本実施形態2では、電子装置の背面が背面の壁に密着して設置される場合を想定している。このような構成では、後側のフレーム21Aをベース10Aに固定しなくてもよい。そのため、本実施形態2では、図7Aに示すように、前側のフレーム21AFには固定用ねじ挿入孔13が形成されているが、後側のフレーム21ABには固定用ねじ挿入孔13が形成されていない。ただし、後側のフレーム21ABは、運搬時に上昇させる必要がある。そこで、本実施形態2では、右側のフレーム21ARと左側のフレーム21ALの上昇に連動して、後側のフレーム21ABが上昇する構成になっている。このような構成は、例えば、右側のフレーム21ARと左側のフレーム21ALとを上昇させたときに、ガイド用支点25(図7B参照)がガイド用孔部26(図7B参照)の縁に当接して後側のフレーム21ABを上昇させる構成にすることで実現できる。
ベース10Aは、内部にフットガード20Aを収納することが可能な寸法を有する箱型の構造体になっている。フットガード20Aは、隣接する枠部材同士で各枠部材の平坦面を当接させ、各ガイド用支点25をガイド用孔部26に通して平坦面に固定することで、各枠部材が上下方向に動くように一体形状に組み立てられる。
本実施形態では、各枠部材(フレーム21AF,21AR,21AL,21AB)は、上下方向にスライド移動が可能な構造になっている。枠部材の数は4つよりも多くてもよい。枠部材の数を増やすと、フロア面90の細かな凸凹に対応し易くできる。
このような本実施形態に係るフットガード構造100Aは、各枠部材(フレーム21AF,21AR,21AL,21AB)の一部又は全部を上下動させることにより、フロア面90の細かな凸凹に対応してフロア面90との間の隙間を塞ぐようにフットガード20Aを設置できる。
以上の通り、本実施形態2に係るフットガード構造100Aによれば、実施形態1に係るフットガード構造100と同様に、フットガード20Aの設置作業性を向上できる。
しかも、本実施形態2に係るフットガード構造100Aによれば、実施形態1に係るフットガード構造100に比べて、各枠部材(フレーム21AF,21AR,21AL,21AB)の一部又は全部を上下動させることができる。そのため、フロア面90の細かな凸凹に対応してフロア面90との間の隙間を塞ぐようにフットガード20Aを設置できる。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、前記した実施形態は、本発明の要旨を分かり易く説明するために詳細に説明したものである。そのため、本発明は、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されるものではない。また、本発明は、ある構成要素に他の構成要素を追加したり、一部の構成要素を他の構成要素に変更したりすることができる。また、本発明は、一部の構成要素を削除することもできる。
例えば、前記した実施形態では、電子装置が金融機関に設置される自動機装置である場合を想定して説明したが、電子装置は、自動機装置以外に、ATM(Auto Teller Machine)や、発券機、ドリンク販売機、その他の装置であってもよい。
また、例えば、前記した実施形態では、固定部品がねじである場合を想定して説明したが、固定部品は、ねじ以外に、ピン、リベット、その他の手段であってもよい。
10,10A ベース
11 移動用キャスター
12 固定用ねじ挿入孔
13 固定用ねじ挿入孔
14 中空部
20,20A フットガード
21F,21R,21L,21B,21AF,21AR,21AL,21AB フレーム(枠部材)
22,23 U溝(ねじ取付部)
24F,24R,24AF,24AR 平坦面
25 ガイド用支点
26 ガイド用孔部
30 ねじ
32 ねじ孔塞ぎキャップ
33 ねじ孔塞ぎキャップ
90 フロア面
100,100A フットガード構造
101 電子装置
1000 フットガード構造
1010 ベース
1020,1021R,1021L,1021B フットガード
1030 マグネット付き塩化ビニルシート
R11,R21,R22,R23,R24,R31,R32,R33,R34 要部
t1 段差

Claims (6)

  1. 電子装置の底部に取り付けられるベースと、
    ベースの内側に配置されるフットガードと、
    前記フットガードを前記ベースに固定する固定部材と、を備え、
    前記フットガードは、複数の枠部材が前記ベースの前側、後側、右側及び左側に対応して四方を囲む枠状に一体化された一体型構造になっており、
    前記ベースは、内部で前記フットガードを上下動させることが可能な中空部を有する
    ことを特徴とするフットガード構造。
  2. 請求項1に記載のフットガード構造において、
    前記ベースは、箱型の構造体であり、
    前記中空部は、前記フットガードを内部に収納可能な寸法を有する
    ことを特徴とするフットガード構造。
  3. 請求項2に記載のフットガード構造において、
    前記フットガードの高さは、上昇時に前記ベースの中空部に収納可能なサイズで、下降時に前記ベースの中空部の底からはみ出してフロア面に当接する程度のサイズである
    ことを特徴とするフットガード構造。
  4. 請求項1に記載のフットガード構造において、
    前記固定部材はねじであり、前記ベースの側面には前記ねじを挿通する固定用ねじ挿入孔が設けられ、前記フットガードには前記固定用ねじ挿入孔に対向する位置に、前記ねじが挿通された状態で上下方向に移動可能とする上下方向に延びる溝部が設けられている
    ことを特徴とするフットガード構造。
  5. 請求項1に記載のフットガード構造において、
    前記複数の枠部材の個数は4つ以上であり、
    各枠部材の一部又は全部は隣接する部材に対して上下動可能な構造になっている
    ことを特徴とするフットガード構造。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載のフットガード構造を底部に備える
    ことを特徴とする電子装置。
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