JP7824924B2 - 店舗販売促進装置、店舗販売システムおよび店舗販売促進方法 - Google Patents

店舗販売促進装置、店舗販売システムおよび店舗販売促進方法

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Description

本発明は店舗販売促進装置、店舗販売システムおよび店舗販売促進方法に関する。
店舗やネット販売においては、一般的に、期間限定の値引きキャンペーンを実施して商品の販売を促進する手法が採用されている。このような販売手法は、限定期間中に店舗やネット販売サイトに訪問した顧客に対して購買意欲を高めることができる。
商品の値引きを採用した販売手法については、顧客が過去に購入した商品やサービスを値引きで再購入できるようにした購買支援が提案されている(特許文献1)。また、購入履歴のほかに店舗が優先して販売したい商品の優先順位を考慮して顧客に商品をレコメンドする提案もなされている(特許文献2)。
2001-256396号公報 2022-168230号公報
上述した特許文献1および2の場合には、最終的に購入する商品を選定する操作は顧客自身により行われることから、商品を推奨するだけでは店舗側が望む商品で販売が完結しない場合がある。すなわち、店舗が推奨する値引き商品であっても顧客が必ずしも最終的に選択するとは限らず、商品の推奨から販売を完結するまでの動線が途中で途切れてしまうことが往々にして起こる。その結果、特定の商品が在庫として長期にわたって残る場合や消費期限が差し迫っている商品が残る場合がある。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、顧客の嗜好を考慮することを前提に店舗が選定する商品で販売を完結する導線を実現することが可能な店舗販売促進装置、店舗販売システムおよび店舗販売促進方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、上記目的を達成するため、本発明の一実施態様は、操作及び表示機能を有する端末に接続され、店舗内に陳列される1または複数の商品を値引き販売する店舗販売促進装置であって、前記各商品に対応付けて価格、販売目的に応じたフラグおよび販売の優先順位をデータとして記憶するとともに顧客を識別する顧客情報に対応付けて購買に関する行動履歴のデータを記憶する記憶部と、前記端末を通して前記店舗内に来店した顧客を識別して前記記憶部に記憶されるデータから前記識別された顧客情報を取得する認証部と、前記認証部で取得した顧客情報に対応付けて前記記憶部に記憶されたデータに基づいて1または複数の商品からなる商品群を構成する商品群構成部と、前記商品群構成部により構成された商品群に対してあらかじめ決めた値引きルールで均一の値引き販売価格を設定する価格設定部と、前記商品群構成部により構成された商品群と前記価格設定部で設定された値引き販売価格とに基づいて表示データを形成して前記認証部で認証された顧客の前記端末に出力する表示処理部と、前記表示処理部による前記端末への出力後に前記端末の操作を受け付けてあらかじめ用意した商品選定ルールに基づいて前記商品群構成部で構成された商品群からひとつの商品を販売商品として選定する選定部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の他の実施態様は、店舗に陳列される商品を販売する店舗販売システムであって、前記店舗に設置され、表示および入力操作を受け付ける入出力装置と、前記店舗に陳列される商品を値引き販売する店舗販売促進装置と、を備え、前記店舗販売促進装置は、前記店舗に陳列される商品に対応付けて価格、販売目的に応じたフラグおよび販売の優先順位をデータとして記憶するとともに顧客を識別する顧客情報に対応付けて購買に関する行動履歴のデータを記憶する記憶部と、前記入出力装置を通して前記店舗内に来店した顧客を識別して前記記憶部に記憶されるデータから前記識別された顧客情報を取得する認証部と、前記認証部で取得した顧客情報に対応付けて前記記憶部に記憶されたデータに基づいて1または複数の商品からなる商品群を構成する商品群構成部と、前記商品群構成部により構成された商品群に対してあらかじめ決めた値引きルールで均一の値引き販売価格を設定する価格設定部と、前記商品群構成部により構成された商品群と前記価格設定部で設定された値引き販売価格とに基づいて表示データを形成して前記入出力装置に出力する表示処理部と、前記表示処理部による前記入出力装置への出力後に前記入出力装置の操作を受け付けてあらかじめ用意した商品選定ルールに基づいて前記商品群構成部で構成された商品群からひとつの商品を販売商品として選定する選定部と、前記認証部で取得された顧客情報に対応付けて前記選定部で選定した販売商品の決済手続きを実行する決済処理部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の実施態様は、操作及び表示機能を有する端末に接続され、店舗内に陳列される1または複数の商品を値引き販売する装置の店舗販売促進方法であって、前記装置は、前記各商品に対応付けて価格、販売目的に応じたフラグおよび販売の優先順位をデータとして記憶するとともに顧客を識別する顧客情報に対応付けて購買に関する行動履歴のデータを記憶するメモリを有し、前記端末を通して前記店舗内に来店した顧客を識別して前記メモリに記憶されるデータから前記識別された顧客情報を取得する第1ステップと、前記第1ステップで取得した顧客情報に対応付けて前記メモリに記憶されたデータに基づいて1または複数の商品からなる商品群を構成する第2ステップと、前記第2ステップにより構成された商品群に対してあらかじめ決めた値引きルールで均一の値引き販売価格を設定する第3ステップと、前記第2ステップにより構成された商品群と前記第3ステップで設定された値引き販売価格とに基づいて表示データを形成して前記第1ステップで認証された顧客の前記端末に出力する第4ステップと、前記第4ステップによる前記端末への出力後に前記端末の操作を受け付けてあらかじめ用意した商品選定ルールに基づいて前記第2ステップで構成された商品群からひとつの商品を販売商品として選定する第5ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、顧客の嗜好を考慮することを前提に店舗が選定する商品で販売を完結する導線を実現することが可能である。
本発明の一実施形態による無人店舗運営システムの一構成例を示す構成図である。 本発明の一実施形態による店舗販売促進装置の一ハードドウェア構成例を示す構成図である。 本発明の一実施形態による店舗販売促進装置の機能を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による顧客テーブルの一例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態による在庫テーブルの一例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態による行動履歴テーブルの一例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態による動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態による商品群構成処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態による画面遷移の一例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態による画面遷移の他の例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態による画面遷移の他の例を説明する説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。なお、以下の記載及び図面は本発明を説明するための例示に過ぎず、説明の明確化のため、適宜、省略や簡略化がなされている。また、本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。また、とくに限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
以下、本発明を実施する上で好適となる実施形態について図面を用いて説明する。尚、下記はあくまでも実施の例に過ぎず、発明の内容が下記具体的態様に限定されるものではない。本発明は、下記態様を含めて種々の態様に変形することが無論可能である。
まず、本実施形態について説明する。最初に図1を用いて全体のシステムから説明する。図1は本実施形態による無人店舗運営システムの一構成例を示す構成図である。
図1に示す無人店舗運営システム1は、店舗販売促進装置10、1または複数の商品を陳列(配置)するとともに顧客による各商品の出し入れで重量の変化を検知する重量センサ21を設けた商品棚20、モニタ30、カメラ41およびタッチパネル42を有する入出力装置40、光学式レーダ50,決済基盤60、認証基盤70などを備え、それぞれをネットワーク200に接続されてデータ、信号等を通信する。このネットワーク200は、セキュリティを前提にインターネット、VPN(Virtual Private Network)、無線通信網等の通信網である。
この無人店舗運営システム1は、各構成をネットワーク200に接続させているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ひとつの装置として構成してもよい。また、決済基盤60および認証基盤70は、無人店舗運営システム1に含める構成としているが、無人店舗内に設置が必要な構成ではないことから無人店舗運営システム1に含めずに外部装置としてネットワーク200経由で接続する構成でもよい。
店舗販売促進装置10は、ゲートレスでの無人店舗の構成で運営を効率的に行うとともに、当該無人店舗において来店中のユーザすなわち顧客に対して販売商品の提案、決定および決済までの動線を一連の手続きとして実行するコンピュータである。この店舗販売促進装置10は、図1で示すように、さらに、ネットワーク200を介して外部端末であるスマートフォン等のユーザ端末90に接続され、ユーザ端末90との間でデータ、信号等を通信して商品の販売促進を実現する。
入出力装置40は無人店舗を構成する空間内であらかじめ領域を定めた入店エリアに設置された装置である。入出力装置40のカメラ41は、無人店舗の入店エリアを訪れた顧客の入退店を検知することはもちろん、顧客の生体部位、例えば、顔を撮影する撮像装置であって、当該顧客の顔画像データないしその特徴量データを取得および生成する。
また、入出力装置40のタッチパネル42は、上述のカメラ41で顔画像の撮影対象となった顧客から当該顧客を識別する識別情報(以下「ID」という)の入力を受け付ける。
なお、無人店舗の顧客は、それぞれ店舗販売促進装置10(またはユーザ端末90)を介して、認証基盤70との間で、あらかじめユーザ登録処理を実行しているものとする。
この場合、店舗販売促進装置10は、当該顧客の顔画像撮影をカメラ41で実行し、また、あらかじめ保持するIDをタッチパネル42にて入力する。店舗販売促進装置10は、こうして得た顔画像データ(またはその特徴量データ)とIDをセットにして、認証基盤70での利用者登録処理を遂行する。こうした、生体情報とIDをセットにした利用者登録処理自体は、既存手法を適宜に採用すればよい。
よって、上述の利用者登録が完了している顧客は、入出力装置40を前にして、カメラ41による顔撮影及びタッチパネル42によるID入力を行うことで、店舗販売促進装置10を介して認証基盤70での利用者認証の手順を進める。
なお、上述の入店エリアを規定する情報としては、当該エリアの形状を構成する各頂点の座標値を含むものとする。また、当該座標値を含む座標系の原点座標は、例えば、無人店舗を構成する空間におけるいずれかの箇所(あらかじめ規定したもの)の点を示す。
続いて、光学式レーダ50は、例えば3D LiDARであって、3次元状に例えば赤外線レーザ光を照射し、照射対象領域やそこに存在する物体の形状やそこまでの距離を計測することが可能な光学センサである。
本実施形態における光学式レーダ50は、無人店舗を構成する空間と、当該空間における入店エリアや購買エリアの把握、顧客の所在位置や、商品棚での手伸ばし対象位置(すなわち当該位置に所在する商品)の特定処理を担う。光学式レーダ50による観測値は、ネットワーク200を介して店舗販売促進装置10に配信される。
また、重量センサ21は、商品棚20の商品収容位置ごとに設置されたものであり、その計測結果をネットワーク200経由で店舗販売促進装置10に配信する。なお、店舗販売促進装置10は、こうした商品棚20の各区画にて収容すなわち陳列される商品それぞれの重量に関する情報を、図示せぬ商品管理データベースで保持、管理する。
また、モニタ30は、上述の商品棚20の周囲すなわち購買エリアに設置されたディスプレイ装置であり、スピーカも具備している。モニタ30は、店舗販売促進装置10から配信される情報を画面出力し、あるいは、音声出力する。
画面出力する情報としては、顧客向けの広告の他、当該顧客における購買行動(購入行動)のステータス(入店中、購買中、決済中、全決済完了など)を含む。
また、音声出力する情報としては、顧客に関して分類した購買行動のステータスと、当該顧客に関する利用者認証の未済または成否と、当該顧客の商品取り出し動作とに応じて、当該顧客の行動を適切化する、行動誘導用のメッセージを含む。
また、ユーザ端末90は、無人店舗の顧客が、サービスを利用する際に使用する端末であって、具体的には、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどのデバイスである。このユーザ端末90はひとつの端末の例を示したものであって、無人店舗に来店する顧客は自身に割り当てられたIDによって認証される。
また、認証基盤70は、本実施形態では、たとえば生体認証によって本人を認証する装置であって、プライバシーの保護と高度なセキュリティを両立する認証基盤技術を採用している。なお、認証基盤70は、API(Application Programming Interface)を通じて、店舗販売促進装置10からの利用者認証の要求を受け付けて、その認証結果を応答する。
また、決済基盤60は、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、コード決済等のキャッシュレス決済を実現するプラットフォームであって、API(Application Programming Interface)を通じて、店舗販売促進装置10からの決済要求(本実施形態による顧客の購入意思確認や顧客が商品棚20から取り出し購買エリアから持ち出した商品に関するもの)を受け付けて、その決済結果を応答する。もちろん、店舗販売促進装置10が決済基盤60相当の機能を有していてもよい。
つぎに、図2から図6を用いて本実施形態の店舗販売促進装置10について説明する。図2は本実施形態による店舗販売促進装置10の一ハードウェア構成例を示す構成図、図3は本実施形態による店舗販売促進装置10の機能を示すブロック図、図4は本実施形態による顧客テーブルの一例を説明する説明図、図5は本実施形態による在庫テーブルの一例を説明する説明図、そして、図6は本実施形態による行動履歴テーブルの一例を説明する説明図である。
まず、図2を用いて本実施形態のハードウェア構成について説明する。店舗販売促進装置10は、例えば図2に示すように、装置全体の制御を司るCPU11、CPU11が実行するための本実施形態にかかる処理等のプログラム12を格納するとともに実行中の各種データを格納するメモリ13、キーボード、表示デバイスを備える操作デバイス14、各種データをテーブル等の形式で登録して記憶管理する外部記憶装置15、ネットワーク200に接続されて外部の端末(図1に示すユーザ端末90等の各装置)との通信を司る通信IF16、装置内の各ユニットに接続されて装置内部におけるデータ、信号等の通信を司るバス17等により構成される。
つづいて、図3を用いて店舗販売促進装置10の機能について説明する。店舗販売促進装置10は、例えば図3に示すように、通信制御部101、入退店判定部102、操作入力部103、ユーザ認識部104、行動判定部105、データ記憶部106、値引き価格設定部108、優先度判定部109、商品群構成部110、商品選定部111、決済処理部112、表示処理部113などを備えている。
通信制御部101はネットワーク200に接続される図1の各装置との通信を司る通信IF16の機能である。入退店判定部102は人物が店舗内に入室したり退室したりする際に光学式レーダ50の取得データに基づいて顧客が入室したのか退室したのかを判定する。ユーザ認識部104はカメラ41の撮影データに基づいて顧客の顔認識をするとともに顧客によるタッチパネル42の操作からIDを取得してユーザすなわち顧客を認識する。このユーザ認識部104は認証基盤70と協働して動作するものとする。なお、ユーザ認識部104だけでユーザ認証(顧客の認識)を実現するようにしてもよいことは言うまでもない。
行動判定部105は光学式レーダ50の取得データに基づいて顧客の動線を判断し、店舗内での顧客の位置及び動作から商品棚から商品の取り出しや商品棚への商品の戻しを判定し、商品の未購入かどうかを判定する。ここでは、商品の取り出し中は商品の未購入状態として判断される。どの商品が出し入れされたのかは商品棚20の重量センサ21による重量変化の検知を必要とする。
データ記憶部106は外部記憶装置15に設けられ、例えば、顧客テーブル107A(図4)、在庫テーブル107B(図5)、行動履歴テーブル107C(図6)などを登録して管理する。
顧客テーブル107Aは、例えば図4に示すように、顧客に対して登録時に割り当てた顧客情報すなわち顧客IDに紐づけて購入履歴として購入日別に購入商品(例えば、商品IDおよび商品名)、未購入の手伸ばし商品(例えば、商品IDおよび商品名)などを登録して記憶する。未購入の手伸ばし商品とは、入店後に商品を商品棚20から取り出してはいても退店までに商品棚20に戻した商品を指す。ここで、手伸ばし商品とは、顧客が商品を商品棚20から取り出して手に取った商品を指す。
例えば、顧客ID「00030」の場合、2023年9月6日には、購入済の商品はジュースAおよびアイスAとなり、未購入で商品棚20に戻した商品はビスケットAおよびガムBとなる。例えば、ガムB、ビスケットAの場合、商品IDはそれぞれ「6721」、「3357」となっている。
また、在庫テーブル107Bは、例えば図5に示すように、商品にあらかじめ割り当てた商品IDに紐づけて、商品名、商品を識別するための種類を示す種別、販売価格(円)、仕入れ日、賞味期限(消費期限でも良い)、店舗側で任意に設定可能な情報で値引き対象となる商品を識別するための値引きフラグ、在庫管理する商品について新規で入荷後に一定期間を新商品として管理する新商品フラグ、一度でも商品棚20から取り出された履歴のある商品を管理する手伸ばしフラグ、在庫管理として入荷時に加算されるとともに販売(決済)後に減算される在庫数、商品自体の優先度などを登録して記憶する。
各フラグは、「1」は有効、「0」は無効として設定される。値引きフラグは店舗側で任意に設定してもよく、所定のアルゴリズムでランダムに選定するようにしてもよい。新商品フラグは店舗側で新商品として登録する期間を任意に設定すれば、仕入れ日から自動的に新商品フラグを設定することが可能となる。手伸ばしフラグは商品棚20の重量センサ21による重量検知などに基づいて設定することが可能である。
そして、優先度は、各フラグの状態や賞味期限からあらかじめ用意されるアルゴリズムによって自動的に設定してもよく、もちろん店舗側で操作入力部103より手動で設定してもよい。
例えば、新商品を積極的に販売する場合には、新商品フラグを参照することで後述する商品群が構成される。その際、図5に示す優先度の高い商品から後述の商品群を構成する商品として選定する処理が実行される。
また、賞味期限が近い商品を在庫処分として積極的に販売する場合には、現在の日付および賞味期限が参照され、優先度の高い商品から後述の商品群を構成する商品として選定する処理が実行される。賞味期限が例えば一月を切る場合に賞味期限が近いと判断して高い優先度を設定してもよい。
また、所定の期間内で店舗の計画通り売れず、在庫がなかなか減らない商品についても、在庫処分対象として後述の商品群を構成する商品として選定する処理を実行するようにしてもよい。この場合には、任意に期間を区切ってその経過する期間と在庫数の変化との関係から在庫の減少率を求め、一定の減少率を下回った商品を在庫処分対象とすれば良い。
図5において、商品ID「2136」の商品名「アメA」の場合、その種別は「アメ」、販売価格は100円、仕入れ日は2022年12月15日で賞味期限は2023年12月15日として登録される。このアメAは、値引きフラグ、新商品フラグ、手伸ばしフラグがいずれもゼロなので、値引き対象外、新商品外、手伸ばし履歴無しの商品となる。この場合には、優先度は低めとなって「7」に設定されている。
また、商品ID「3357」の商品名「ビスケットA」の場合、その種別は「ビスケット」、販売価格は100円、仕入れ日は2023年10月7日で賞味期限は2024年10月10日として登録される。このビスケットAは、値引きフラグ、新商品フラグ、手伸ばしフラグがそれぞれ「1」、「1」、「0」となって、それぞれ値引き対象、新商品、手伸ばし履歴無しの商品となる。この場合には、優先度が高くなって「1」に設定されている。
ここで、優先度については、店舗が入荷した全商品に対して絶対値でランキング化する方法があり、もちろん、商品の種別ごとにランキング化してもよい。この方法以外にも値引きフラグ「1」の商品、新商品フラグ「1」の商品、手伸ばしフラグ「1」の商品、在庫処分対象の商品について、別々に優先度を設定してランキング化するようにしてもよい。
行動履歴テーブル107Cは、例えば図6に示すように、あらかじめ登録された顧客IDに紐づけて認証結果データ、店舗内の所在位置データ、購買行動ステータス、観測時刻データ、来店中の未購入商品データ、来店中の購入済商品デーなどを登録して記憶する。認証結果データは、入店時にユーザ認識部104で本人認証ができた場合に「OK」の状態、そうでない場合に「NG」の状態で登録される。
所在位置データは、行動判定部105により光学式レーダ50の取得データに基づいて店舗内の顧客の位置を示す座標データである。観測時刻データは例えばCPU11のタイマ制御で計測される時刻を示す。
来店中の未購入商品データは、来店中、購入のために商品棚から商品を取り出すとその商品の商品IDを登録して構成され、その登録された未購入商品が商品棚に戻されると該当する商品IDを削除される。
来店中の購入済商品データは、来店中の購入で決済まで済んだ商品の商品IDを登録して構成される。この来店中の購入については、後述する。
例えば、顧客ID「00030」の顧客については、図6に示すように、認証結果は「OK」で購買行動ステータスは「入店中」となって、まだ買い物中であることが示される。2023年10月10日11時00分の時点では、未購入商品は商品ID「9001」の弁当Aであり、この時点は購入済商品がまだ登録されていない状態となる。
なお、すでに退店している顧客の場合には、図6に示す顧客ID「00101」の顧客のように、退店した時刻の2023年10月10日10時00分が観測時刻として登録され、購買行動ステータスは「全決済完了」として登録される。もちろん、何も購入せずに退店した顧客の場合には、退店などのステータスが登録され、商品への手伸ばしがあった場合には図4に示す顧客テーブル107Aに行動履歴が登録されて記録として残る。
ここで、図3の説明に戻る。値引き価格設定部108は、本実施形態による値引き販売に必要な値引き率をあらかじめ設定しておき、顧客に商品の価格を提示する際に値引き対象商品に対して販売価格に値引き率を掛け合わせて算出した商品価格を取得する。本実施形態では、値引きルールとして値引き率による値引き処理を適用する。
優先度判定部109は、詳細は後述するが、上述した図5の優先度に基づいて商品群を構成する1または複数の商品を選定する。この選定基準では、優先度のほかに価格についても考慮され、図5に示す在庫テーブル107Bの販売価格を参照して同一価格の商品を選定して商品群を構成する。
商品群構成部110はその選定された1または複数の商品に基づいて商品群を構成する。値引き価格設定部108は商品群構成部110で構成された商品群の均一な販売価格に対して値引き率をかけて実際の販売価格を取得する。
表示処理部113は、商品群構成部110から商品群のデータを取得し、さらに値引き価格設定部108から値引き後の販売価格を取得して、通信制御部101を介してユーザ端末90に送信するための表示データを形成する。
商品選定部111は、表示処理部113から表示データがユーザ端末90に送信された後、操作入力部103においてユーザ端末90から購入意思の操作を受け付けると、顧客の操作に基づく商品の選定ではなく、商品群の中で優先度の一番高い商品が販売商品として自動的に選定する。もちろん、商品群はすでに優先度の高い商品で構成されることから、乱数によって一商品を選定するようにしても販売促進にはかわりはない。
決済処理部112は、商品選定部111で商品が選定されると、来店中での購入手続きとして決済処理を実行する。これにより、顧客テーブル107Aにおいて、図4に矢印AR1で示す状態のように、購入商品(購入履歴)として商品ID「3357」のガムAが登録されて記憶される。同時に、在庫テーブル107Bにおいて、図5に矢印AR2で示す状態のように、ガムAの在庫数が10個から9個に変更される。同時に、行動履歴テーブル107Cにおいて、図6に矢印AR3で示す状態のように、来店中の購入済商品として商品ID「3357」のガムAが登録されて記憶される。ここでは、2023年10月10日11時10分の時点での状態を一例として挙げている。
決済処理部112は、顧客の退店時において行動履歴テーブル107Cを参照して未購入商品のデータを取得して決済基盤60と協働して未購入商品の決済を実行する処理も実行する。その決済を実行するトリガは入退店判定部102による顧客の退店すなわち店舗外への移動を検知するタイミングに発生する。本実施形態では、一例として店舗内に決済のためのゲートは設備として設けられていない。そのため、ユーザ認証済みの顧客が退店する際にゲートで決済手続きをする必要はなく、未購入商品を持参した状態での退店が可能となる。
つぎに、図7から図11を用いて店舗販売促進装置10の動作について説明する。図7は本実施形態による動作の一例を説明するフローチャート、図8は本実施形態による商品群構成処理の一例を説明するフローチャート、そして、図9、図10および図11は本実施形態による画面遷移例を説明する説明図である。なお、動作については、図2のプログラム12によって実行されるものとする。
顧客の入店については、入退店判定部102が顧客の入店有無を判定する(ステップS401)。顧客の入店有が判定された場合には、ユーザ認識部104は、認証基盤70からのユーザ認証を経て顧客を特定し(ステップS402)、ユーザすなわち顧客を認識できたという結果を得る(ステップS403)。なお、登録済みの顧客かどうかの判断はあらかじめ登録済みの顧客を登録している顧客テーブル107Aを照合することになる。
顧客が認識された場合には、顧客の店舗内での動線分析が開始され、顧客が店舗内を移動している間は行動履歴テーブル107Cの購買行動ステータスには「入店中」が設定される(ステップS404)。一例として、顧客ID「0030」の顧客が入店中となる。
つづいて、本処理はイベントの受け付け状態となる(ステップS405、ステップS406のNOルート)。このイベントには、ユーザ端末90による顧客のログイン受付、商品の持ち出しや戻しの検知、退店の検知、ユーザ端末90による購入意思の操作の受付、ユーザ端末90による値引き商品チェックの操作の受付などがある。
そして、上述のいずれかのイベントが受け付けられると(ステップS406のYESルート)、そのイベントの種類が判断される(ステップS407)。ユーザ端末90による顧客のログインが受け付けられると、本処理はステップS408に移行する。また、商品の持ち出しや戻しが検知されると、本処理はステップS410に移行する。
さらに、入店してユーザ認証済みの顧客の退店が検知されると、本処理はステップS411に移行する。また、ユーザ端末90による購入意思の操作が受け付けられると、本処理はステップS413に移行する。さらに、ユーザ端末90による値引き商品チェックの操作が受け付けられると、本処理はステップ415に移行する。
ログイン処理のステップS408では、ユーザ端末90を通じてユーザ認証が行われ、ユーザ端末90との通信が以降可能となる。以降の通信としては、商品群に対する購入意思の操作受付、値引き商品チェックの操作受付、購入商品の決済完了通知などが該当する。このように、ログイン処理が完了した後、本処理はステップS405に戻る。
商品の持ち出しや戻しが検知された場合のステップS409では、顧客の行動履歴として行動履歴テーブル107Cの更新がなされる。例えば、顧客ID「00030」の顧客が弁当Aを商品棚20から取り出すと、重量センサ21によって弁当A(商品)の取り出しが検知され、その弁当Aの商品ID「9001」が登録され、顧客ID「00030」の登録情報が更新される。
なお、顧客が商品棚20から商品を取り出して、例えば一定時間(たとえば10秒)以上にわたってその持ち出し状態が継続した場合には、該当商品は購入候補となって商品の持ち出しが確定されるものとする。
このように、商品の持ち出し状態になったのかどうかについては、瞬時の判断は難しいものである。そこで、顧客が商品を手に取ってみただけといった行動もあるので、人間の行動原理に照らして一定程度の時間を経過観察してから判断することが好ましく、これによって処理負荷を軽減することが可能になる。
同様に、重量センサ21によって商品棚20に置かれている商品の出し入れが検知されるので、未購入商品が商品棚20に戻された場合にも、上述の持ち出しと同様に顧客が商品棚20から商品を戻して例えば一定時間(たとえば10秒)以上にわたってその状態が継続した場合には、該当商品の戻しが確定され、当該戻した未購入商品のデータは行動履歴テーブル107Cから削除される。この商品の戻しについても一定程度の時間を経過観察することは処理負荷の軽減につながる。
このようにして、ステップS409の行動履歴の更新処理が完了すると、本処理はステップS405に戻る。
また、顧客の退店が検知された場合の未購入処理の決済処理(ステップS410)では、まず行動履歴テーブル107Cが参照される。例えば、顧客ID「00030」の顧客が退店した場合には、未購入商品の有無が確認され、商品ID「9001」の弁当Aが未購入であることが判断される。このため、顧客ID「00030」に対して商品ID「9001」の決済処理が実行される。
この後、退店処理として、顧客ID「00030」の購買行動ステータスは「全決済完了」に更新され、在庫テーブル107Bの商品ID「9001」に紐づく在庫数はひとつ減算され、顧客テーブル107Aの顧客ID「00030」の購入商品に商品ID「9001」が追加される。その際、商品に手伸ばし(取り出し)はしても戻して購入に至らない商品があった場合には、その商品は手伸ばし商品として該当する商品IDが追加される。このようにして、退店処理が完了すると、顧客に対する本処理は終了する。
また、ステップS406のログイン処理が完了して購買行動ステータスが来店中(行動履歴テーブル107C)の顧客については、ユーザ端末90から値引き商品チェックの操作や購入意思の操作を受け付けることが可能となる。
値引き商品チェックについては、図示せぬが、ログイン後にユーザ端末90に対して値引き商品チェックのメニューを提示することで、顧客からの操作を受け付けることが可能となる。
そして、ユーザ端末90から値引き商品チェックの操作が受け付けられた場合には、ステップS412において商品群構成処理が実行される。この商品群構成処理は、図8に示すように、まず商品群をどのように構成するのかそのパターンがあらかじめ店舗側で決めて外部記憶装置15にデータとして記憶するものとする。このパターンには、新商品の推奨、在庫処分、第三者の行動履歴などがあり、商品群構成部110は設定されたパターンに従って商品群を構成する。
商品群構成処理では、まず商品群を構成するためのパターンが読み出され(ステップS501)、パターンが判断される(ステップS502)。その結果、設定パターンが新商品の推奨であった場合には、行動履歴テーブル107Cが参照されて顧客の行動履歴に紐づく商品の種別が抽出される(ステップS503)。これにより、過去に顧客が興味を持った商品の種別が顧客の嗜好にマッチしているものとして確認される。
つぎに、ステップS503で抽出された種別のうちで値引き可能な、商品価格が同一の新商品の商品IDが読み出され(ステップS504)、その読み出された商品IDに紐づく優先度に基づいて新商品の商品群が構成される(ステップS505)。
そして、商品価格に対してあらかじめ決められた値引き率が値引き後の商品価格が計算されて(ステップS506)、商品群と値引き後の商品価格に基づく表示データが形成され、ユーザ端末90に対して送信される(ステップS515)。
図9には、ユーザ端末90で例えばタッチパネルタイプの表示画面91に商品群の一例が示されている。ここでは、新商品として販売価格(定価)が100円のビスケットA、ガムF、アメE、ビスケットDの4点が商品群として表示されている。一例として、4商品を一画面に表示しているが、4つに限らず4つよりも多くても少なくてもよい。
一例としてあらかじめ値引き率が20パーセントで設定されているものとして、この商品群については、定価100円が値引きによって80円均一となっている。これにより、顧客は表示画面91に表示される商品群からどれかひとつの商品を購入対象として選択するのではなく、その選択を店舗側すなわち本装置側に委ねることになる。すなわち、表示画面91に表示される購入ボタン92がその購入意思を操作によって本装置に指示するトリガとなる。また、表示画面91には、ページ切替ボタン93も表示され、新商品の商品群が5点以上用意されている場合には、次ページ移行できるようになっている。
ここで、値引き対象となる商品群については、あらかじめ店舗側で新商品のプッシュ、在庫処分、賞味期限、手伸ばし商品などの条件のうちでどれを優先するのかをパターンとして設定することができる。
もちろん、複数の条件を組み合わせる設定パターンで優先順位を決めて、所定の商品点数で商品群を構成するアルゴリズムを用意してもよい。ここで重要なことは、販売の優先順位を決める優先度を指標として商品群を構成する点にある。
つぎに、在庫処分や賞味期限の目的で優先的に販売する場合や上述したように複数の条件を組み合わせて優先順位を決めて商品群を構成して販売する場合には、在庫処分のパターンとしてステップS507以降処理が実行される。
すなわち、設定パターンが在庫処分であった場合には、まず行動履歴テーブル107Cが参照されて顧客の行動履歴に紐づく商品の種別が抽出される(ステップS507)。これにより、過去に顧客が興味を持った商品の種別が確認される。
つぎに、ステップS507で抽出された種別のうちで値引き可能な、商品価格が同一の商品であって、かつ、仕入れから長期にわたって在庫として管理されている商品や賞味期限の近い商品の商品IDが読み出され(ステップS508)、その読み出された商品IDに紐づく優先度に基づいて商品の商品群が構成される(ステップS509)。
もちろん、長期間在庫として管理している商品と賞味期限の近い商品を異なるパターンとして分けて処理するようにしてもよい。また、長期ととらえる期間や賞味期限から在庫処分対象とする期間の設定は店舗側で任意としてもよく、あるいは、在庫処分を判断するための計算式(ロジック)を設けてもよい。
そして、商品価格に対してあらかじめ決められた値引き率が値引き後の商品価格が計算されて(ステップS510)、商品群と値引き後の商品価格に基づく表示データが形成され、ユーザ端末90に対して送信される(ステップS515)。
在庫処分の場合には、図10に示すように、直接的な表現は避けて表示画面91に「値引き商品のご紹介」としてタイトルを表示する処理が実行される。ここでは、在庫処分対象の商品として販売価格(定価)が100円のガムB、ガムS、アメG、ビスケットZの4点が商品群として表示されている。
この場合にも一例としてあらかじめ値引き率が20パーセントで設定されているものとして、この商品群については、定価100円が値引きによって80円均一となっている。これにより、顧客は表示画面91に表示される商品群からどれかひとつの商品を購入対象として選択するのではなく、その選択を店舗側すなわち本装置側に委ねることになる。
すなわち、表示画面91に表示される購入ボタン92がその購入意思を操作によって本装置に指示するトリガとなる。また、表示画面91には、ページ切替ボタン93も表示され、新商品の商品群が5点以上用意されている場合には、次ページ移行できるようになっている。
さらに、来店中の第三者(他の顧客)が興味を持つ商品を優先的に販売する場合には、図11に示すように、表示画面91に「皆様の関心が高い商品のご紹介」としてタイトルを表示する処理が実行される。この場合にも、店舗側が優先して販売したい商品であることが望ましいので、第三者が手伸ばしで手に取った商品について在庫処分や賞味期限の条件を加味して商品選定吸うことが望ましい。
すなわち、来店中の第三者(他の顧客)が興味を持つ商品を優先的に販売する場合には、まず行動履歴テーブル107Cが参照されて顧客の行動履歴に紐づく商品の種別が抽出される(ステップS511)。これにより、過去に顧客が興味を持った商品の種別が確認される。
つぎに、ステップS511で抽出された種別のうちで値引き可能な、商品価格が同一の商品であって、かつ、第三者が手伸ばしで手に取った履歴のある商品の商品IDが読み出され(ステップS5512)、その読み出された商品IDに紐づく優先度に基づいて商品の商品群が構成される(ステップS513)。もちろん、さらに店舗側の販売促進を前提に長期間在庫として管理している商品や賞味期限の近い商品を加味する処理するようにしてもよい。
そして、商品価格に対してあらかじめ決められた値引き率が値引き後の商品価格が計算されて(ステップS514)、商品群と値引き後の商品価格に基づく表示データが形成され、ユーザ端末90に対して送信される(ステップS515)。
来店中の第三者(他の顧客)が興味を持つ商品を優先的に販売する場合には、図11に示すように、表示画面91に「皆様の関心が高い商品のご紹介」としてタイトルを表示する処理が実行される。ここでは、販売対象の商品として販売価格(定価)が100円のガムR、ガムQ、アメB、ビスケットYの4点が商品群として表示されている。
この場合にも一例としてあらかじめ値引き率が20パーセントで設定されているものとして、この商品群については、定価100円が値引きによって80円均一となっている。これにより、顧客は表示画面91に表示される商品群からどれかひとつの商品を購入対象として選択するのではなく、その選択を店舗側すなわち本装置側に委ねることになる。すなわち、表示画面91に表示される購入ボタン92がその購入意思を操作によって本装置に指示するトリガとなる。また、表示画面91には、ページ切替ボタン93も表示され、新商品の商品群が5点以上用意されている場合には、次ページ移行できるようになっている。
以上説明したように、ステップS412の商品群構成処理(図8)は実行され、本処理はステップS406のイベント受付処理に戻る。
この商品群構成処理が実行された後、ステップS406のイベント受付において、ユーザ端末90から商品群に対する購入意思の操作を受け付けることが可能となる。すなわち、図9、図10、図11のいずれのケースにおいても表示画面91中の購入ボタン92が顧客よりタップ操作されると、購入意思の決定を示す操作が受け付けられる。
購入意思の操作が受け付けられた場合には、あらかじめ決めた商品選定ルール、すなわち、優先度に基づく商品選定(店舗の事前設定により乱数に基づく商品選定でもよい)によってひとつの販売商品が顧客の購入商品として決定される(ステップS413)。
ここで、新商品であれば、図9に矢印AR11で示す状態のように、例えばビスケットAが購入商品として選定されて表示画面91に表示される。この表示は決済処理部112の指示で表示処理部113が表示データを形成してユーザ端末90に送信することで成り立つものとする。ここで、戻るボタン94を操作すれば、表示画面91は新商品のご紹介ページに戻る。
また、在庫処分の商品であれば、図10に矢印AR12で示す状態のように、例えばガムBが購入商品として選定されて表示画面91に表示される。この表示も決済処理部112の指示で表示処理部113が表示データを形成してユーザ端末90に送信することで成り立つものとする。ここでも、戻るボタン94を操作すれば、表示画面91は新商品のご紹介ページに戻る。
さらに、来店中の第三者が興味を持つ商品であれば、図11に矢印AR13で示す状態のように、例えばアメBが購入商品として選定されて表示画面91に表示される。この表示も決済処理部112の指示で表示処理部113が表示データを形成してユーザ端末90に送信することで成り立つものとする。ここでも、戻るボタン94を操作すれば、表示画面91は新商品のご紹介ページに戻る。
以上説明したように、本実施形態によれば、まず、商品価格の値引きによって顧客に対して価格に対する心理的なハードルを下げて購買意欲の向上が図れ、顧客の購買履歴や店舗内の動線による嗜好を考慮することが可能となる。そのうえで、店舗が積極的に販売したい、優先度の高い商品で構成した商品群から販売商品(顧客の購入商品)を選んで販売を完結するところまでの導線を実現することが可能である。
このように、店舗側で最終的に選定した販売商品を決済まで進めることは、購買面で店舗運営の効率化につながる。
店舗については、さらに以下のメリットが得られる。
特に小スペースでの販売では、陳列商品の新陳代謝が増す施策は総売上に直結して販促効果が大きい。
新商品紹介として新商品の価格を値引きで調整する販売促進手法は消費者である顧客に新商品を体験する機会を発売タイミングから得ることができる。その後の売れ行きをウォッチングすれば売れ筋商品の見極めができ、販売効率(売り場の効率化)が向上することはもちろん、長期在庫となる商品を削減することができる。
多少の値引きを前提にキャンペーン等のイベント要素を盛り込むことで、顧客に対して店舗に足を運ぶ機会を増やすことができる。また、顧客の嗜好(購入履歴、手伸ばし未購入履歴など)から値引き対象を選定できるので、購買意欲の観点から顧客の好みにマッチした効率的な販売促進を実現することができる。
一方、顧客については、以下のメリットが得られる。
顧客自身の嗜好に合致した商品群が値引きされ、かつ、商品群内の各商品の価格が均一であれば、店舗側に購入商品を決定してもらうとしても心理面での抵抗は軽減されて購入に対する心理的なハードルは下がる。
また、顧客データに購買履歴や行動履歴を含めたことで、顧客の嗜好を加味した商品で商品群が設定され、さらに提示された商品が値引きで均一の価格となることから、商品価格にばらつきはなく、価格差による余計な判断基準を排除することが可能となる。
特に、購買行動に顧客の手伸ばし動作の検出を加味したので、顧客の嗜好を行動から判断することが可能となる。また、顧客が来店した際に店舗内にいる他の顧客の嗜好も行動をリアルタイムに加味して商品群を提供できるので、顧客に対して商品の新たな発見をサポートすることも可能である。
また、各商品の在庫状況、各商品の賞味期限(消費期間でもよく、その組み合わせでもよい)、または、各商品の仕入れ時期を考慮して商品群を構成するようにしたので、売れ残り対策を講じたり、商品の場合は廃棄のリスクを低減したり、新商品を販売促進することが可能となる。
また、店舗側により商品群から乱数によって一商品を選定する場合には、顧客に対してすでに顧客の嗜好にマッチしたかたちで全商品を表示するとともにその全商品について値引き後の均一価格を提示しているので、商品価格に対する不安を排除することが可能となる。
また、各商品について、販売の優先度に応じて順位付けがなされているので、店舗が優先して販売した商品から顧客に対して商品提示をすることが可能となる。特に、顧客の嗜好も考慮して最終的な商品群は構成されるので、顧客が購入したい商品と店舗が販売したい商品との相関および相乗効果で販売促進を実現することが可能となる。
上述した実施形態では、顧客が所持するスマートフォン等のユーザ端末90と連携してユーザ端末90の画面上に商品群の表示を含む購入手続きを行うようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、店舗内の入出力装置、モニタ等の表示デバイスで同様の機能を実現するようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態では、顧客が実際に店舗内で購入する実店舗のケースを一例として挙げていたが、本発明はこれに限定されず、インターネット等のネット販売にも適用することが可能である。この場合、顧客が店舗で商品に手を伸ばしたことを検知する行動履歴の代わりに画面上で商品ページにアクセスして商品概要を閲覧する操作連携履歴が行動履歴として記憶される。そして、その行動履歴が商品群を構成する際の商品選定要素として加味される。このようにして、実店舗でもネットでも同様の販売促進につながってオムニチャンネル化を実現することが可能である。もちろん、インターネット広告への適用や連携も可能である。
また、上述した実施形態では、購入時の値引きをひとつの購買意欲に結び付けていたがさらに今回の購入で通常よりも多いポイントを提供することで顧客のメリットを強調して、購買意欲をもう一段高める施策を講じることが可能となる。
また、無人店舗を一例として挙げた上述の実施形態では、顧客が購入した商品を自ら商品棚から取り出す方法があるが、無人店舗の観点でベンディングマシーンを用意して、そのベンディングマシーンに値引き商品を収納させ、商品群の表示、購入操作、そして、購入商品を渡す動作までを受けもたせてもよい。
また、上述した実施形態では、ひとつの店舗を例に挙げていたが、本発明はこれに限定されず、チェーン店、関連店舗などに適用させるため、店舗ごとにIDを付与して一元管理する構成としてもよい。
また、上述した実施形態では、本人以外の顧客(第三者)が興味をもつ商品を推奨する例を示したが、第三者という広い枠ではなく、一緒に入店した顧客に限定してグループの動線分析をしてそのグループ内の誰かが手に取った商品(手伸ばし商品)を推奨するようにしてもよい。グループ内の他の顧客がユーザ登録していればユーザの識別は容易になるが、未登録の場合には、動線分析やカメラ映像から仮のグループ判定するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、同一販売価格の商品で商品群を構成していたが、本発明はこれに限定されず、商品群を構成する各商品の販売価格が異なっていてもそれぞれの販売価格に対して異なる値引き率を適用して同一の販売価格に調整する値引きルールとしてもよい。これに該当する処理は、ステップS412(図7)の商品群構成処理である。この場合は、一番価格の安い商品の値引き後の価格に統一してもよい。このように、異なる価格の商品で商品群を構成することで、顧客にお得感を与え、購買意欲を向上させることが可能となる。
また、上述した実施形態では、販売価格の値引きを値引き率で計算していたが、本発明はこれに限定されず、販売価格から値引く金額をあらかじめ決めておいてもよい。もちろん、商品によって販売価格に高低があることから価格帯別に値引く金額を設定すればよい。値引きルールとして、例えば、販売価格が100円以上で200円未満までは20円を値引く設定としたり、200円以上で300円未満までは30円を値引く設定としたりするルールである。これに該当する処理は、ステップS506、S510、S514(図8)による値引き後の商品価格を算出する処理である。
1 無人店舗運営システム
10 店舗販売促進装置
11 CPU
12 プログラム
13 メモリ
14 操作デバイス
15 外部記憶装置
16 通信IF
17 バス
20 商品棚
21 重量センサ
30 モニタ
40 入出力装置
41 カメラ
42 タッチパネル
50 光学式レーダ
60 決済基盤
70 認証基盤
90 ユーザ端末
90A 表示画面
101 通信制御部
102 入退店判定部
103 操作入力部
104 ユーザ認識部
105 行動判定部
106 データ記憶部
107A 顧客テーブル
107B 在庫テーブル
107C 行動履歴テーブル
108 値引き価格設定部
109 優先度判定部
110 商品群構成部
111 商品選定部
112 決済処理部
113 表示処理部

Claims (15)

  1. 操作及び表示機能を有する端末に接続され、店舗内に陳列される1または複数の商品を値引き販売する店舗販売促進装置であって、
    前記各商品に対応付けて価格、販売目的に応じたフラグおよび販売の優先順位をデータとして記憶するとともに顧客を識別する顧客情報に対応付けて購買に関する行動履歴のデータを記憶する記憶部と、
    前記端末を通して前記店舗内に来店した顧客を識別して前記記憶部に記憶されるデータから前記識別された顧客情報を取得する認証部と、
    前記認証部で取得した顧客情報に対応付けて前記記憶部に記憶されたデータに基づいて1または複数の商品からなる商品群を構成する商品群構成部と、
    前記商品群構成部により構成された商品群に対してあらかじめ決めた値引きルールで均一の値引き販売価格を設定する価格設定部と、
    前記商品群構成部により構成された商品群と前記価格設定部で設定された値引き販売価格とに基づいて表示データを形成して前記認証部で認証された顧客の前記端末に出力する表示処理部と、
    前記表示処理部による前記端末への出力後に前記端末の操作を受け付けてあらかじめ用意した商品選定ルールに基づいて前記商品群構成部で構成された商品群からひとつの商品を販売商品として選定する選定部と、
    を備えたことを特徴とする店舗販売促進装置。
  2. 請求項1に記載の店舗販売促進装置において、さらに前記選定部で選定された販売商品に対して決済を実行する決済処理部を有することを特徴とする店舗販売促進装置。
  3. 請求項1に記載の店舗販売促進装置において、前記記憶部はさらに前記顧客情報に対応付けて過去の購買履歴をデータとして記憶することを特徴とする店舗販売促進装置。
  4. 請求項1に記載の店舗販売促進装置において、さらに、前記店舗内に顧客の位置を検知するための光学センサおよび商品の重量変化を検知するための重量センサが設置され、前記光学センサおよび前記重量センサの検知に基づいて前記記憶部に記憶される顧客情報に対応付けて商品取り出しおよび戻しを購買行動として判断する行動判定部を有することを特徴とする店舗販売促進装置。
  5. 請求項4に記載の店舗販売促進装置において、前記行動判定部は前記光学センサの検知に基づいて前記記憶部に記憶される顧客情報に対応する顧客の入店および退店の状態を判定し、前記記憶部は前記記憶部に記憶される顧客情報に対応させて前記行動判定部で判定された状態をデータとして記憶することを特徴とする店舗販売促進装置。
  6. 請求項5に記載の店舗販売促進装置において、さらに、前記行動判定部は前記記憶部に記憶する顧客情報に対応する顧客が入店した状態で前記購買行動を判断することを特徴とする店舗販売促進装置。
  7. 請求項5に記載の店舗販売促進装置において、前記商品群構成部は前記行動判定部で判定された来店中の他の顧客の購買行動を加味して商品群を構成することを特徴とする店舗販売促進装置。
  8. 請求項1に記載の店舗販売促進装置において、前記記憶部に記憶されるデータには前記各商品の仕入れ日が含まれることを特徴とする店舗販売促進装置。
  9. 請求項1に記載の店舗販売促進装置において、前記記憶部に記憶されるデータには前記各商品の賞味期間が含まれることを特徴とする店舗販売促進装置。
  10. 請求項1に記載の店舗販売促進装置において、前記商品選定ルールは乱数によってひとつの商品を選定するルールであることを特徴とする店舗販売促進装置。
  11. 請求項1に記載の店舗販売促進装置において、前記値引きルールは前記商品群を構成する商品が同一の販売価格であった場合にあらかじめ用意した値引き率で販売価格を均一に設定するルールであることを特徴とする店舗販売促進装置。
  12. 請求項1に記載の店舗販売促進装置において、前記値引きルールは前記商品群を構成する商品が異なる販売価格であった場合に値引き後の販売価格を均一に設定するルールであることを特徴とする店舗販売促進装置。
  13. 店舗に陳列される商品を販売する店舗販売システムであって、
    前記店舗に設置され、表示および入力操作を受け付ける入出力装置と、
    前記店舗に陳列される商品を値引き販売する店舗販売促進装置と、
    を備え、
    前記店舗販売促進装置は、
    前記店舗に陳列される商品に対応付けて価格、販売目的に応じたフラグおよび販売の優先順位をデータとして記憶するとともに顧客を識別する顧客情報に対応付けて購買に関する行動履歴のデータを記憶する記憶部と、
    前記入出力装置を通して前記店舗内に来店した顧客を識別して前記記憶部に記憶されるデータから前記識別された顧客情報を取得する認証部と、
    前記認証部で取得した顧客情報に対応付けて前記記憶部に記憶されたデータに基づいて1または複数の商品からなる商品群を構成する商品群構成部と、
    前記商品群構成部により構成された商品群に対してあらかじめ決めた値引きルールで均一の値引き販売価格を設定する価格設定部と、
    前記商品群構成部により構成された商品群と前記価格設定部で設定された値引き販売価格とに基づいて表示データを形成して前記入出力装置に出力する表示処理部と、
    前記表示処理部による前記入出力装置への出力後に前記入出力装置の操作を受け付けてあらかじめ用意した商品選定ルールに基づいて前記商品群構成部で構成された商品群からひとつの商品を販売商品として選定する選定部と、
    前記認証部で取得された顧客情報に対応付けて前記選定部で選定した販売商品の決済手続きを実行する決済処理部と、
    を有することを特徴とする店舗販売システム。
  14. 操作及び表示機能を有する端末に接続され、店舗内に陳列される1または複数の商品を値引き販売する装置の店舗販売促進方法であって、
    前記装置は、
    前記各商品に対応付けて価格、販売目的に応じたフラグおよび販売の優先順位をデータとして記憶するとともに顧客を識別する顧客情報に対応付けて購買に関する行動履歴のデータを記憶するメモリを有し、
    前記端末を通して前記店舗内に来店した顧客を識別して前記メモリに記憶されるデータから前記識別された顧客情報を取得する第1ステップと、
    前記第1ステップで取得した顧客情報に対応付けて前記メモリに記憶されたデータに基づいて1または複数の商品からなる商品群を構成する第2ステップと、
    前記第2ステップにより構成された商品群に対してあらかじめ決めた値引きルールで均一の値引き販売価格を設定する第3ステップと、
    前記第2ステップにより構成された商品群と前記第3ステップで設定された値引き販売価格とに基づいて表示データを形成して前記第1ステップで認証された顧客の前記端末に出力する第4ステップと、
    前記第4ステップによる前記端末への出力後に前記端末の操作を受け付けてあらかじめ用意した商品選定ルールに基づいて前記第2ステップで構成された商品群からひとつの商品を販売商品として選定する第5ステップと、
    を含むことを特徴とする店舗販売促進方法。
  15. 請求項14に記載の店舗販売促進方法において、さらに、前記装置は、前記店舗に陳列される各商品の重量変化を検知する重量センサと前記店舗に陳列されて前記店舗において前記第1ステップで取得された顧客情報に紐づく顧客および前記店舗に配置された各商品の位置を検知する光学センサとに接続され、前記重量センサおよび前記光学センサの検知により前記第1ステップで取得された顧客情報に紐づく顧客の位置および商品の出し入れを判定して当該判定結果を行動履歴として前記メモリに記憶させる第6ステップを含むことを特徴とする店舗販売促進方法。
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