JP7811684B1 - ガスケット、燃料電池、及び水電解装置 - Google Patents
ガスケット、燃料電池、及び水電解装置Info
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Abstract
【解決手段】補強部材310と、補強部材310に一体的に設けられるゴム状弾性体製のガスケット本体320と、を備えるガスケット300であって、ガスケット本体320は、補強部材310における一方の表面の一部を開口部の内周縁311bに沿って覆うように設けられる薄肉部321と、開口部内において両面側に向かって突出するように設けられる厚肉部322と、を一体に備えると共に、補強部材310のヤング率はガスケット本体320のヤング率よりも高く、補強部材310の厚みをTF、薄肉部321の厚みをTB、厚肉部322の最大厚みをTGとすると、1<TG/(TF+TB)≦60を満たすことを特徴とする。
【選択図】図5
Description
密封対象流体の通路となる開口部を有する薄板状の補強部材と、
前記開口部の内周面全体を覆うように前記補強部材に一体的に設けられるゴム状弾性体製のガスケット本体と、
を備えるガスケットであって、
前記ガスケット本体は、
前記補強部材における一方の表面の一部を前記開口部の内周縁に沿って覆うように設けられる薄肉部と、
前記開口部内において両面側に向かって突出するように設けられる厚肉部と、
を一体に備えると共に、
前記補強部材のヤング率は前記ガスケット本体のヤング率よりも高く、
前記補強部材の厚みをTF、前記薄肉部の厚みをTB、前記厚肉部の最大厚みをTGとすると、
3<TG/(TF+TB)≦60
を満たすことを特徴とする。
電解質膜を含む膜ユニットと、前記膜ユニットの両面側に配される一対のセパレータとを有する単セルを複数備える燃料電池であって、
前記セパレータ同士の間の隙間及び前記セパレータと前記膜ユニットとの間の隙間のうちの少なくとも一方に配される上記のガスケットを備えることを特徴とする。
電解質膜を含む膜ユニットと、前記膜ユニットの両面側に配される一対のセパレータとを有する単セルを複数備える水電解装置であって、
前記セパレータ同士の間の隙間及び前記セパレータと前記膜ユニットとの間の隙間のうちの少なくとも一方に配される上記のガスケットを備えることを特徴とする。
図1~図5を参照して、本発明の実施例に係るガスケット、燃料電池、及び水電解装置について説明する。図1は本発明の実施例に係る燃料電池の主要構成を示す模式的断面図である。図2は本発明の実施例に係る水電解装置の主要構成を示す模式的断面図である。図3は本発明の実施例に係るセパレータの平面図である。なお、図1中の下側のセパレータの断面図は、図3中のAA断面図に相当する。図4は本発明の実施例に係るガスケット
の平面図である。図5は本発明の実施例に係るガスケットの模式的断面図であり、図5(a)は図4中のBB断面図に相当する。なお、図5(a)はガスケット単体の状態を示し、同図(b)(c)は燃料電池にガスケットが組み込まれた状態において単セルの断面図の一部を示している。
図1を参照して、本実施例に係るガスケットを適用可能な燃料電池について説明する。一般的に、燃料電池は、複数の単セルからなるセルスタックとして構成される。図1においては、単セルの一部の模式的断面図を示している。単セルは、膜ユニットとしてのMEA100A(Membrane Electrode Assembly)と、その両面に設けられる一対のセパレータ200Aによって構成される。なお、セルスタックにおいては、冷却液が流される個所において、MEAが介在されずに、セパレータ同士が隣り合うように設けられる個所も存在する。MEA100Aは、電解質膜110と、電解質膜110の両面にそれぞれ備えられる一対のガス拡散層120,130とを備えている。そして、セパレータ200Aの表面には流体の通路となる凹部210が設けられている。
図2を参照して、本実施例に係るガスケットを適用可能な水電解装置について説明する。一般的に、水電解装置は、複数の単セルからなるセルスタックとして構成される。図2においては、単セルの一部の模式的断面図を示している。単セルは、膜ユニット100Bと、その両面に設けられる一対のセパレータ200Bによって構成される。膜ユニット100Bは、電解質膜110と、電解質膜110の両面にそれぞれ備えられる集電体140,150とを備えている。そして、セパレータ200Aの表面には流体の通路となる凹部210が設けられている。
特に図3を参照して、セパレータについて詳細に説明する。燃料電池10Aに用いられるセパレータ200Aと、水電解装置10Bに用いられるセパレータ200Bの基本的な構成は同一であるので、代表して、セパレータ200Aを用いて具体的な構成を説明する。
後述するガスケット300が密着するシールラインを示している。図示のようにシールラインSLは、一対の第1マニホルド221及び凹部210が設けられる領域を囲み、また、第2マニホルド222と第3マニホルド223をそれぞれ囲むように構成される。
図4及び図5を参照して、本実施例に係るガスケット300について詳細に説明する。本実施例に係るガスケット300は、薄板状の補強部材310と、補強部材310に一体的に設けられるゴム状弾性体(天然ゴム、シリコンゴム、EPDM、VMQ等)製のガスケット本体320とから構成される。本実施例に係るガスケット300の平面形状における外形の寸法形状は、セパレータ200A(セパレータ200Bについても同様)の平面形状における外形の寸法形状と同一となるように設定されている。これにより、隣り合うセパレータ200A(セパレータ200B)の間にガスケット300を重ねるように配すればよいので、組み立て作業は容易である。
322の両面は、セパレータ200Aと電解質膜110に接触する(図5(b)参照)か、一対のセパレータ200Aのそれぞれに接触する(図5(c)参照)。これにより、マニホルドを流れる流体、及び凹部210を流れる流体の漏れを抑制することができる。なお、図5(b)(c)においては、燃料電池の場合の構成を示しているが、水電解装置においても同様である。
本実施例によれば、ガスケット本体320における厚肉部322に対する密封対象流体による圧力P(図5(b)(c)参照)が高まっても、補強部材310によって、ガスケット本体320が拡がってしまうことを抑制することができる。すなわち、補強部材310は殆ど変形することがないので、厚肉部322が補強部材310の内周面311aによって支持されることでガスケット本体320(厚肉部322)の変形を抑制することができる。これにより、厚肉部322が薄くなるような変形を抑制することができ、密封性能の低下を抑制することができる。そして、本実施例においては、ヤング率の関係、及びTF,TB,TGの関係を上記のような関係を満たすように設定することで、密封対象流体の圧力が高まることによるガスケット本体320の変形を効果的に抑制することができる。なお、TG/(TF+TB)を1以下に設定すると厚肉部322が圧縮されず漏れが生じるおそれがある。より好ましくは、3<TG/(TF+TB)を満たすのが望ましい。これにより、補強部材310の剛性を確保しながら厚肉部322を十分に圧縮できるため、密封性能をより高めることができる。また、TG/(TF+TB)を60よりも大きくすると厚肉部322の変形抑制効果が不十分となり、吹き抜け抑制効果が十発揮されないおそれがある。以上より、密封対象流体の圧力が高い環境下であっても、密封対象流体の漏れ抑制効果を高めることができる。
10B:水電解装置
100A:MEA
100B:膜ユニット
110:電解質膜
120,130:ガス拡散層
140,150:集電体
200,200A,200B:セパレータ
210:凹部
221:第1マニホルド
222:第2マニホルド
223:第3マニホルド
300:ガスケット
310:補強部材
311:開口部
311a:内周面
311b:内周縁
320:ガスケット本体
321:薄肉部
322:厚肉部
Claims (3)
- 密封対象流体の通路となる開口部を有する薄板状の補強部材と、
前記開口部の内周面全体を覆うように前記補強部材に一体的に設けられるゴム状弾性体製のガスケット本体と、
を備えるガスケットであって、
前記ガスケット本体は、
前記補強部材における一方の表面の一部を前記開口部の内周縁に沿って覆うように設けられる薄肉部と、
前記開口部内において両面側に向かって突出するように設けられる厚肉部と、
を一体に備えると共に、
前記補強部材のヤング率は前記ガスケット本体のヤング率よりも高く、
前記補強部材の厚みをTF、前記薄肉部の厚みをTB、前記厚肉部の最大厚みをTGとすると、
3<TG/(TF+TB)≦60
を満たすことを特徴とするガスケット。 - 電解質膜を含む膜ユニットと、前記膜ユニットの両面側に配される一対のセパレータとを有する単セルを複数備える燃料電池であって、
前記セパレータ同士の間の隙間及び前記セパレータと前記膜ユニットとの間の隙間のうちの少なくとも一方に配される請求項1に記載のガスケットを備えることを特徴とする燃料電池。 - 電解質膜を含む膜ユニットと、前記膜ユニットの両面側に配される一対のセパレータとを有する単セルを複数備える水電解装置であって、
前記セパレータ同士の間の隙間及び前記セパレータと前記膜ユニットとの間の隙間のうちの少なくとも一方に配される請求項1に記載のガスケットを備えることを特徴とする水電解装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2025107238A JP7811684B1 (ja) | 2025-06-25 | 2025-06-25 | ガスケット、燃料電池、及び水電解装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2025107238A JP7811684B1 (ja) | 2025-06-25 | 2025-06-25 | ガスケット、燃料電池、及び水電解装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP7811684B1 true JP7811684B1 (ja) | 2026-02-05 |
Family
ID=98643816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2025107238A Active JP7811684B1 (ja) | 2025-06-25 | 2025-06-25 | ガスケット、燃料電池、及び水電解装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7811684B1 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001227646A (ja) | 1999-12-06 | 2001-08-24 | Bridgestone Corp | 枠付ガスケット及びその製造方法 |
| JP2008010297A (ja) | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Nok Corp | 補強枠体と一体のガスケット及びその製造方法 |
| JP2010080910A (ja) | 2008-08-27 | 2010-04-08 | Nok Corp | 電子機器のシール構造 |
| JP2016198949A (ja) | 2015-04-10 | 2016-12-01 | Nok株式会社 | ガスケット及びその製造方法 |
-
2025
- 2025-06-25 JP JP2025107238A patent/JP7811684B1/ja active Active
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