以下、図面を参照しつつ、本開示に係る実施形態を説明する。ただし、以下に説明する構成は、本開示の一例に過ぎず、本開示は下記の実施形態に限定されることはなく、これら実施形態以外であっても、本開示に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態)
図1は、本開示の実施形態に係る管理システム1の構成を示す図である。図1に示すように、管理システム1は、サーバ10と、管理用端末20と、携帯端末30とを備える。本開示に係る管理システム1によれば、サーバ10は、金型を実際に保管している保管者の携帯端末30から金型に関する情報を受信することで、当該金型の現在地を取得することができる。金型の現在地を取得すると、サーバ10は、金型に関してあらかじめ有している所在地の情報と、上記現在地の情報とを照合することができる。したがって、本開示の実施形態に係る管理システム1を用いれば、金型の所在を容易かつ正確に管理することができる。サーバ10は、演算回路11と、通信回路12と、記憶装置13とを備えるサーバ装置である。
演算回路11は、照合部14を備える。演算回路11は、プログラムを実行することで所定の機能を実現するCPUまたはMPUのような汎用プロセッサを含む。演算回路11は、例えば記憶装置13に格納された演算プログラム等を呼び出して実行することにより、照合部14による照合処理などサーバ10における各種の処理を実現する。演算回路11は、ハードウェアとソフトウェアとが協働して所定の機能を実現する態様に限定されず、所定の機能を実現する専用に設計されたハードウェア回路でもよい。すなわち、演算回路11は、CPU、MPU以外にも、GPU、FPGA、DSP、ASIC等、種々のプロセッサで実現され得る。このような演算回路11は、例えば、半導体集積回路である信号処理回路で構成され得る。照合部14、後述する演算回路21、演算回路31のハードウェア構成も、演算回路11と同様である。
照合部14は、記憶装置13に格納された情報と、別の情報(例えば、後述する携帯端末30から送信された情報)とを比較し、判定することで照合することができる装置である。照合部14は、上述したように演算回路11と同様に種々のプロセッサ等で実現され得る。照合部14は、演算回路11と同一のプロセッサ等によって構成されてもよい。
通信回路12は、有線又は無線により他の装置と通信回線を介して接続するためのインターフェース装置である。当該インターフェース装置は、例えば、USB(登録商標)またはイーサネット(登録商標)等の有線通信規格に準拠した通信を行うことが可能である。または、インターフェース装置は、例えばWi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、携帯電話回線等の無線通信規格に準拠した通信を行うことが可能である。
記憶装置13は、種々の情報を記録できる記録媒体である。記憶装置13は、通信回路12が受信した情報を格納し、格納した情報を通信回路12へと出力することができる。記憶装置13は、例えば、DRAMやSRAM、フラッシュメモリ等のメモリ、HDD、SSD、その他の記憶デバイスまたはそれらを適宜組み合わせて実現される。記憶装置13は、金型に関する情報を保存するデータベース15を格納する(詳細は後述する)。また、記憶装置13は、携帯端末30が後述するコードを用いてアクセスすることができるデータ送信プログラム16を格納する。データ送信プログラム16は、管理用端末20の演算回路21および携帯端末30の演算回路31によって動作させることが可能なアプリケーション、および/または、HTML、JavaScript等の言語で記述されたウェブページであり得る。後述するデータ確認プログラム17も同様である。データ送信プログラム16は、携帯端末30が金型の画像をサーバ10へと送信する際に携帯端末30にダウンロードされ、使用される。また、記憶装置13は、データベース15に保存されているデータを確認および更新できるデータ確認プログラム17を格納する。データ確認プログラム17は、通信回路12および後述する通信回路23を介して管理用端末20へとダウンロードされて、管理用端末20上で起動される。データ確認プログラム17は、後述する管理用端末20の記憶装置25に格納されていてもよい。
管理用端末20は、例えば、コンピュータである。管理用端末20は、演算回路21、入力部22、通信回路23、表示装置24、および記憶装置25を備える。
演算回路21は、上述したように演算回路11と同様に種々のプロセッサ等で実現され得る。また、演算回路21は、例えば記憶装置25に格納された演算プログラム等を呼び出して実行することにより、各種の処理を実現する。
入力部22は、例えば、マウスやキーボードなどのコンピュータの一般的な入力装置であり、データを入力したり、位置を指示したりできる。また、表示装置24はタッチパネルであってもよい。
通信回路23は、有線又は無線により他の装置と通信回線を介して接続することができるインターフェース装置である。当該インターフェース装置は、例えば、USB(登録商標)またはイーサネット(登録商標)等の有線通信規格に準拠した通信を行うことが可能である。また、インターフェース装置は、例えばWi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、携帯電話回線等の無線通信規格に準拠した通信を行うことが可能である。
表示装置24は、例えば液晶または有機EL等によって構成されるディスプレイである。表示装置24は、入力部22により入力したデータ、通信回路23を介して接続した記憶装置13に格納されているデータや画像、データ送信プログラム16、後述するデータ確認プログラム17、被災推定プログラム80等、任意の情報を表示することができる。
記憶装置25は、種々の情報を記録できる記録媒体である。記憶装置25は、通信回路23が受信した情報を格納し、格納した情報を通信回路23へと出力することができる。記憶装置25は、例えば、DRAMやSRAM、フラッシュメモリ等のメモリ、HDD、SSD、その他の記憶デバイスまたはそれらを適宜組み合わせて実現される。
携帯端末30は、演算回路31、撮像部32、通信回路33、位置情報取得部34、入力部35、表示装置36、および記憶装置37を備える。
演算回路31は、上述したように演算回路11および演算回路21と同様に種々のプロセッサ等で実現され得る。演算回路31は、例えば記憶装置37に格納された演算プログラム等を呼び出して実行することにより、携帯端末30における各種の処理を実現する。
撮像部32は、例えば、CCDやCMOS等の撮像素子を備えたカメラであり、後述するように、金型を撮影したり、認識ラベル50を読み取ったりすることができる。撮像された画像や、認識ラベル50を読み取ることで取得された情報は、記憶装置37に格納される。
通信回路33は、例えばWi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、携帯電話回線等の無線通信規格に準拠した通信を行うことが可能なインターフェース装置である。通信回路33は、例えばUSB(登録商標)、イーサネット(登録商標)等の有線通信規格に準拠した通信を行うことができるインターフェース装置をさらに備えてもよい。携帯端末30は、通信回路33を用いてサーバ10にアクセスし、データ送信プログラム16を記憶装置37にダウンロードし、金型の画像等をサーバ10に送信することができる。通信回路33は、後述するRFIDのようなICタグと通信できる機能を有し、当該タグに格納されている情報を取得できてもよい。
位置情報取得部34は、例えば、GPS(全地球測位システム)を用いた位置取得装置であり、当該携帯端末30がどこに位置しているのかを計測することができる。GPSに代えて、またはGPSと共に、GLONASS、Galileo、BDS(北斗衛星測位システム)等の他のGNSS(全地球航法衛星システム)、QZSS(準天頂衛星システム)などの他の測位システムを用いてもよい。位置情報取得部34は、例えば、上述の撮像部32が画像を撮像した際の携帯端末30の位置情報を取得できる。当該位置情報を画像に付与してもよい。
入力部35は、例えば、表示装置36と一体で設けられるタッチパネルであり、携帯端末30を操作する際、データ送信プログラム16を使用する際等に用いられる。また、入力部35は、データ送信プログラム16等に情報を入力することができる。当該情報は、例えば、会社名および入力者名を含む。当然、入力部35は、タッチパネルではなく、物理的なボタンを用いて入力できるように構成されてもよい。
表示装置36は、例えば液晶または有機EL等によって構成されるディスプレイである。表示装置36は、撮像部32で撮影した画像や認識ラベル50、認識ラベル50を読み取ることで取得された情報等を表示することができる。
記憶装置37は、例えば、DRAMやSRAM、フラッシュメモリ等のメモリ、HDD、SSD、その他の記憶デバイスまたはそれらを適宜組み合わせて実現される。記憶装置37は、詳細は後述するがデータ送信プログラム16を用いて、少なくとも、撮像部32で撮像された画像、当該画像が撮像されたときに位置情報取得部34で取得された携帯端末30の位置情報を記憶する。位置情報は、例えば、緯度および経度で構成され得る。
図2は、本実施形態に係る管理システムのサーバ10による金型の管理の処理を示すフローチャートである。サーバ10による金型の管理は、具体的には、携帯端末30から金型情報を受信(S1)、携帯端末30から送信された情報と、所有者が所持している情報とをサーバ10の演算回路11により照合(S2)、当該照合の結果に対する所有者による確認結果を受信(S3)することで行われる。本明細書において、所有者は、金型を所有している者または会社等を意味する。保管責任者は、所有者から金型を預かっている者または会社等である一次貸与先を意味する。保管者は、保管責任者から金型を預かっている者または会社等である最終貸与先を意味し、当該金型を実際に保管している者または会社等を意味する。保管者は、複数の者または会社等(すなわち、二次貸与先、三次貸与先等)を介して保管責任者から金型を預かってもよい。また、保管責任者が保管者であってもよい。所有者は、一つ以上の保管責任者に金型を預けることができる。同様に、保管責任者は、一つ以上の保管者に金型を預けることができる。以下、ステップS1~S3に関する処理の詳細を説明する。
図3は、本実施形態に係る管理システム1における携帯端末30による金型情報の送信処理を示すフローチャートである。本フローチャートによる処理の結果、携帯端末30からサーバ10に金型情報が送信され、その結果、サーバ10の演算回路11は、図2のステップS1の処理を実行する。以下、図3を参照しつつ、携帯端末30が金型情報を送信することによる保管者の金型の保管の報告を具体的に説明する。
詳細は、後述するが、サーバ10の記憶装置13に保存されたデータベース15には、金型に関する情報が格納されている。本実施形態に係る管理システム1のサーバ10は、当該データベース15にあらかじめ格納されている情報と、新たに取得した情報とを比較して照合することで、金型の管理を行う。
所有者が金型について確認を行うため、保管者は、保管状況を所有者から報告を求められることがある。具体的には、例えば、所有者が所有する資産である金型について棚卸を行う場合、所有者は、当該金型が実際に存在している場所を把握する必要があり、保管者に保管状況を確認する。そのような場合、保管者は、以下に示すように、預かっている金型を保管していることを携帯端末30によってデータ送信プログラム16を用いて所有者へ報告する。なお、詳細は後述するが、各金型は、任意の情報を担持できる情報担体51を有する。携帯端末30の演算回路31は、撮像部32や通信回路33など任意の装置を用いて情報担体51に担持されている情報を読み取ることができる。本実施形態において、情報担体51は、携帯端末30の撮像部32にて読み取ることができるQRコード(登録商標)51である。QRコード(登録商標)51は、金型に貼り付けられる認識ラベル50に記載されている。QRコード(登録商標)51は、少なくとも金型を一意に識別することができる識別情報および金型の送信先を示す情報を有する。識別情報は、例えば、認識ラベル50が備えられている金型の管理No.などである。金型情報の送信先を示す情報は、例えば、サーバ10へアクセスするための、URLなどのアクセスコードである。
まず、演算回路31が、撮像部32によって情報担体51、すなわちQRコード(登録商標)51を読み取る(S10)。演算回路31は、QRコード(登録商標)51を読み取ると、QRコード(登録商標)51に含まれている情報のうち、少なくともアクセスコードを取得する(S11)。
演算回路31は、アクセスコードを取得すると、通信回路33を介してサーバ10へとアクセスし、サーバ10からデータ送信プログラム16を記憶装置37にダウンロードする(S12)。演算回路31は、データ送信プログラム16をダウンロードすると、当該プログラム16を起動する。演算回路31は、データ送信プログラム16をダウンロードするのではなく、記憶装置37にあらかじめ格納しておき、必要に応じてデータ送信プログラム16を起動するように構成されてもよい。この場合、データ送信プログラム16はサーバ10へのアクセスコードを備えていてもよい。データ送信プログラム16を起動すると、演算回路31は撮像部32によってQRコード(登録商標)51を読み取り、当該金型の識別情報を取得する(S13)。演算回路31は、アクセスコード取得のためのQRコード(登録商標)51読み取り時に、併せて識別情報を取得してもよい。次に、演算回路31が撮像部32により金型を撮像する(S14)。演算回路31は、画像を撮像すると、データ送信プログラム16が記憶装置37内に一時的に設けた一時記憶領域に当該画像を格納する(S15)。また、演算回路31は、金型の現在地として撮像した際の位置情報を位置情報取得部34より取得し、当該位置情報を画像とともに識別情報と関連付けて格納する。演算回路31は、撮像時に位置情報を取得できない場合、撮像後に位置情報取得部34が取得した位置情報を、上記した撮像時の位置情報の代わりに用いてもよい。
他の金型についても保管していることを報告する(S16)場合、演算回路31は撮像部32により当該他の金型のQRコード(登録商標)51を読み取り、当該他の金型の識別情報を取得する。そして、演算回路31は、撮像部32により当該他の金型を撮像し、当該他の金型の画像と撮像時の位置情報と識別情報とを関連付けて、データ送信プログラム16が設けた一時記憶領域に格納する。報告する全ての金型についての撮像等が完了した場合、演算回路31は、データ送信プログラム16により一時記憶領域に格納した金型の識別情報と画像と位置情報とを含むデータ(金型情報)を、サーバ10に送信する(S17)。演算回路31は、金型1面の情報を格納するごとにデータをサーバ10へと送信してもよい。演算回路31は、データ送信プログラム16によるサーバ10への送信時、位置情報取得部34によって携帯端末30の位置情報を取得し、当該位置情報もサーバ10へ送信してもよい。演算回路31は、サーバ10にデータを送信すると、一時記憶領域に格納されているデータを削除する(S18)。そして、演算回路31は、携帯端末30からデータ送信プログラム16を削除する(S19)。上述しているようにデータ送信プログラム16があらかじめ記憶装置37に格納されている場合、演算回路31は、当該プログラム16を削除するのではなく、当該プログラム16の動作を終了させてもよい。
以上により、携帯端末30の演算回路31は、データ送信プログラム16を用いて、保管者が保管している金型の情報をサーバ10に送信することができる。なお、ステップS13は必須ではなく、省略してもよい。また、携帯端末30の記憶装置37があらかじめデータ送信プログラム16を備えている場合、ステップS10およびステップS11は省略してもよい。
次に、図4を参照しながら、図2のステップS2の照合処理を具体的に説明する。図4は、サーバ10による照合処理のフローチャートである。
サーバ10の演算回路11は、携帯端末30からデータ送信プログラム16によって送信された金型情報を通信回路12を介して受信する(S30)と、当該情報に含まれている識別情報から送信された金型を特定する。そして、演算回路11は、金型に関する情報が蓄積されているデータベース15のうち、特定した金型に関して、受信したデータを追加してデータベース15を更新する(S31)。演算回路11は、受信した金型情報に含まれている情報、例えば、金型を撮像した画像、撮像した携帯端末30の位置情報、画像の撮像日時、データの送信日時、データ送信時の携帯端末30の位置情報などをデータベース15に追加する。
次に演算回路11は、照合部14において、データベース15にあらかじめ格納されている、金型が保管されている所在地の位置情報と、データベース15に追加された、携帯端末30から送信されたデータに含まれている撮像時の携帯端末30の位置情報とを照合する。例えば、当該照合は以下に記載するように行われる。まず、演算回路11は、データベース15にあらかじめ保存されている位置情報として取得された緯度および経度によって表される位置と、撮像時の位置情報として取得された緯度および経度によって表される位置との間の直線距離を算出する(S32)。当該直線距離は、例えば、各位置間の緯度方向の距離差の二乗と経度方向の距離差の二乗との和の平方根を算出することで、得られる。
次に、演算回路11は、算出した結果から、データベース15にあらかじめ格納されている当該金型の保管位置と、データベース15に追加された、報告により得られた当該金型の現在の位置とが同じか否かを判定する(S33)。当該判定は、例えば、照合が上述のように直線距離を算出して行う場合、所定の閾値を設定し、直線距離が当該閾値を超えるか否かで決定してもよい。閾値は、任意の値が設定できる。当該閾値は、金型を預かっている工場等の施設の敷地の広さによって変更してもよい。例えば、施設の敷地が広い場合、当該閾値を数km程度に設定してもよいし、施設の敷地が狭い場合、当該閾値を数十mや数百mに設定してもよい。このように閾値を変更できるように構成することで、金型が敷地内で移動されたとしても、距離差が閾値内である場合、演算回路11は、照合の結果、同一位置であると判定することができる。演算回路11は、以上のようにして、データベース15にあらかじめ格納されている位置情報と、携帯端末30から送信された位置情報とを照合することができる。
判定を決定すると、演算回路11は、通信回路12を介して照合したことを所有者(例えば所有者の管理用端末20)へと通知する(S34)。演算回路11は、データベース15に保存されている位置情報と、報告された位置情報とが異なるという判定だった場合のみ通知するようにしてもよいし、照合結果を通知してもよい。また、演算回路11は、各位置情報を地図データ上に表示するための画像データを作成してもよい。
このようにして、本実施形態に係る管理システム1においてサーバ10の演算回路11は、携帯端末30から受信した金型の保管に関する情報と、データベース15にあらかじめ格納されている情報とを照合する。そして演算回路11は、上記の情報を照合したことを、または照合結果を所有者へと通知する。
次に、所有者は、保管者から報告された内容を確認する。図5は、所有者によって実行される確認作業の手順を示すフローチャートである。本フローチャートに記載の作業を行った結果、サーバ10は所有者による照合結果の確認結果を受信し、その結果、演算回路11は、図2のステップS3の処理を実行する。以下、図5を参照しつつ、上述の照合結果に基づいた、所有者による確認作業の手順を具体的に説明する。
まず、所有者は、サーバ10から通知を受信し、当該通知に関する保管責任者が預かっている全ての金型について報告が行われている場合、管理用端末20を用いてデータ確認プログラム17にアクセスする(S50)。そして、所有者は、サーバ10による照合に不一致があるか否か確認する(S51)。管理用端末20は、データ確認プログラム17にアクセスすると、サーバ10による照合結果を表示する。管理用端末20は、サーバ10が作成した各位置情報を地図上に表示するための画像データを表示してもよい。不一致がある場合、所有者は、不一致が生じた理由が正当であるか確認する(S52)。不一致がある場合、管理用端末20は、上述の画像データの少なくとも一部(例えば、各位置情報により示されている位置)を点滅させるなど、視認できる手段によって警告を提示してもよい。また、管理用端末20がスピーカーを備え、当該スピーカーが音を発するなど聴覚的に認識できる手段によって警告を提示してもよい。このように管理用端末20を動作させることで、照合の結果、不一致があった場合、管理用端末20は所有者に警告を行うことができる。
不一致が生じる理由としては、例えば、データベース15にあらかじめ保存されている位置情報と、報告された位置情報と間の距離差が、設定されている閾値を超えている場合がある。この場合、例えば、所有者は、保管責任者を介して照合結果に不一致が生じている金型の保管者に連絡し、金型の実際の保管場所を確認する。所有者が現地に赴き、正確な情報を確認してもよい。
不一致が生じた理由が正当な場合、所有者は、データ送信プログラム16から送信された情報が正しいことをデータ確認プログラム17に入力し、サーバ10の演算回路11は、データベース15に保存されている情報を更新する(S53)。不一致が生じた理由が正当な場合とは、例えば、データベース15に保存されている位置情報が示す位置ではなく、報告された位置情報が示す位置に金型が存在する場合である。後述するように、保管者が金型の保管場所を変更したことを報告することで、サーバ10の演算回路11がデータベース15に保存されている情報を更新してもよい。データベースを更新すると、サーバ10の演算回路11は、更新後の情報で照合を行う。所有者は、ステップS51に戻り、当該金型について、照合に不一致があるか否か再度確認する。
不一致が生じた理由が正当でない場合、所有者は、保管責任者を介して保管者へ連絡し、保管者は再度報告を行う(S54)。不一致が生じた理由が正当でない場合とは、例えば、データベース15に保存されている位置情報が示す位置に金型が存在する場合である。保管者から報告が行われると、サーバ10の演算回路11は、新たに報告された情報で照合を行う。所有者は、ステップS51に戻り、当該金型について、照合に不一致があるか否か再度確認する。
照合結果に不一致がない場合、所有者は、当該保管責任者が管理する全ての金型について報告が完了しているかどうか確認する(S55)。全ての金型についての報告が完了していない場合、所有者は、ステップS51に戻り、当該確認における保管責任者が預かっている別の金型について、照合に不一致があるか否か確認する。当該確認における保管責任者が預かっている全ての金型についての報告が完了している場合、所有者は、管理用端末20の入力部22を用いて全ての金型について確認が完了したことをデータ確認プログラム17に入力し(S56)、所有者は確認を終了する。当該保管責任者が預かっている全ての金型についての確認が完了したことが入力されると、サーバ10の演算回路11は、通信回路12を介してその旨を当該保管責任者に通知する。そして、保管責任者は、預かっている全ての金型についての確認が完了したことを記載した保管確認書を所有者へ提出し、対象の金型を全て預かっていることを報告する。
以上のように、所有者は、管理システム1により金型を管理できる。本開示に係る管理システム1によれば、保管者が報告した際の金型の現在地を取得することができる。したがって、保管者が金型を移動させ、金型の所有者が当該移動を把握していなかったとしても、所有者は、管理システム1を用いることで、正確な情報を収集することができる。
上述したデータ送信プログラム16は、複数のモードを備える。複数のモードは、保管者報告モードと、所有者確認モードと、入出庫モードとを含む。保管者報告モードは、上述した動作を行うモードであり、保管者が所有者へと預かっている金型の保管状況の報告を行うモードである。本モードは、各金型に設けられているQRコード(登録商標)51を任意の携帯端末30で読み取ることでサーバ10へのアクセスコードを取得し、サーバ10に接続することで起動される。
所有者確認モードは、所有者が金型を確認し、当該確認結果に基づいてサーバに情報を記録するモードである。所有者は、所有者確認モードでデータ送信プログラム16を起動するために、例えば、金型に設けられた認識ラベル50に記載されたQRコード(登録商標)51とは別の情報担体(例えばQRコード(登録商標))を用いてもよい。この場合、所有者は、上述の保管者報告モードと同様、任意の携帯端末30を用いることができる。携帯端末30の演算回路31は、当該情報担体を読み取ることで、サーバ10へのアクセスコードを取得する。そして、演算回路31は、サーバ10に接続することでデータ送信プログラム16をダウンロードし、起動できる。所有者確認モードでのデータ送信プログラム16の動作は、保管者報告モードと同様である。サーバ10の演算回路11は、所有者確認モードによってデータ送信プログラム16からデータが送られてきた場合、上述したような照合を実行せずに、データベース15に当該金型の保管位置としてあらかじめ保存されている位置情報を受信したデータで更新する。また、演算回路11は、データを受信するとすぐにデータベース15を更新するのではなく、所有者が管理用端末20を用いてデータ確認プログラム17により当該データを確認した後にデータベース15を更新するように構成されてもよい。
入出庫モードは、所有者が金型を保持するまたは貸与する際に用いるモードである。入出庫モードは、例えば、保管者が保管している金型を、所有者へと返却するとき、または所有者が保管している金型を保管者へと貸与するときに当該金型の移動の記録を残すために用いることができる。また、入出庫モードは、新造した金型を所有者が保管する際や、所有者が保管している金型を廃棄する際にも用いることができる。所有者による金型の保管場所は、所有者の有する工場等の敷地内であってもよいし、所有者が契約する契約倉庫であってもよい。
入出庫モードでのデータ送信プログラム16は、例えば、所有者確認モードと同様、金型に設けられた認識ラベル50に記載されたQRコード(登録商標)51とは別の情報担体(例えばQRコード(登録商標))を用いることで起動されてもよい。所有者は、上述の所有者確認モードと同様、任意の携帯端末30を用いることができる。携帯端末30の演算回路31は、当該情報担体を読み取ることで、サーバ10へのアクセスコードを取得する。そして、演算回路31は、サーバ10に接続することでデータ送信プログラム16をダウンロードし、起動できる。保管者が保管していた金型を所有者が保管する場合のデータ送信プログラム16の使用方法について説明する。所有者が金型を受領すると、まず携帯端末30の演算回路31が情報担体を読み取りデータ送信プログラム16を入出庫モードで起動する。そして、演算回路31は、撮像部32によって金型に設けられているQRコード(登録商標)51を読み取り、識別情報を取得する。その後、演算回路31は、撮像部32を用いて当該金型を撮像し、当該金型の画像と識別情報とを関連付けて、データ送信プログラム16が携帯端末30の記憶装置37内に設けた一時記憶領域に格納する。他のモードと同じように、撮像した携帯端末30の位置情報を関連付けてもよい。
受領する金型が他にある場合、演算回路31は、撮像部32を用いて当該金型のQRコード(登録商標)51を読み取って当該金型の識別情報を取得し、その後、金型を撮像する。演算回路3116は、当該金型の画像と識別情報とを関連付けて、データ送信プログラム16が設けた記憶装置37内の一時記憶領域に格納する。受領する全ての金型について上記格納が完了した場合、演算回路31は、データ送信プログラム16により一時記憶領域に格納した金型の識別情報と画像とを、サーバに送信する。演算回路31は、金型1面の情報を格納するごとにデータをサーバ10へと送信してもよい。演算回路31は、サーバに送信すると、一時記憶領域に格納されているデータを削除する。そして、演算回路31は、携帯端末30からデータ送信プログラム16を削除する。
所有者が保管している金型を、保管者へと貸与する場合、破棄する場合、および新造した金型を所有者が保管する場合などでも、同様のことを行うことができる。このように入出庫モードを用いることで、所有者が金型を保管したこと、または保管していた金型を保管者に預けたこと等を記録することができ、適切に金型を管理することができる。
上記したように管理システム1は、あらかじめ保存してある情報と、新たに報告された情報とを照合することで金型を管理する。したがって、サーバ10の演算回路11は、本実施形態に係る管理システム1を使用するために、各金型の情報を格納しているデータベース15を作成することが必要である。以下にデータベース15の構築方法の一例を記載する。
所有者は金型を新造する際、金型を発注する。演算回路11は、当該発注情報に基づいて当該金型に関する情報をデータベース15に登録する。金型の発注先は、保管責任者または保管者であってもよいし、別の者または会社等であってもよい。このタイミングでデータベース15に登録され得る情報は、例えば、金型の識別情報、金型の種類(例えば、樹脂成型、鍛造、プレス等)、および金型によって製造される部品等である。データベースに登録され得る情報の例の詳細は後述する。識別情報等が決定すると、所有者は、当該金型用のQRコード(登録商標)51が記載された認識ラベル50を作成する。保管者は、金型を作成すると、または金型製造者から金型を受け取ると、金型の保管場所を保管責任者へと連絡する。保管責任者は、保管者から保管場所の連絡を受けると、当該情報を所有者へと連絡する。所有者が保管者から保管場所の連絡を受けると、管理用端末20の演算回路21がデータ確認プログラム17を用いて連絡された保管場所の位置情報をデータベース15に登録する。
所有者は、作成した認識ラベル50を保管者へと送付する。保管者は認識ラベル50を受け取ると、新造された金型へと当該認識ラベル50を取り付ける。そして、携帯端末30の演算回路31が撮像部32を用いてQRコード(登録商標)51を読み取る。QRコード(登録商標)51を読み取ると、演算回路31は、サーバ10へのアクセスコードを取得し、当該アクセスコードを用いてサーバ10へとアクセスし、サーバ10からデータ送信プログラム16をダウンロードし、データ送信プログラム16を起動する。演算回路31は、撮像部32を用いて金型を撮像し、撮像した画像をデータ送信プログラム16へと保存する。演算回路31は、データ送信プログラム16により、保存された画像と金型の識別情報と撮像時の位置情報とを関連付けて、サーバ10へと送信する。
サーバ10の演算回路11は、データ送信プログラム16から新造された金型の情報を受信すると、当該情報をデータベース15へと格納する。そして、演算回路11は、照合部14により、データベース15にあらかじめ格納されているデータと、データベース15に新たに格納されたデータとを照合し、照合結果を所有者へと通知する。所有者は、管理用端末20を用いてデータ確認プログラム17によってサーバ10が照合した結果を確認し、照合結果に不一致があるか否か確認する。不一致がある場合、上述のように、保管責任者とともに不一致となった理由を確認し、不一致が生じた理由を解消する。不一致がない場合、保管者による新造金型の受取を管理システム1により確認したことを、管理用端末20の入力部22を用いてデータ確認プログラム17に入力する。サーバ10の演算回路11は、当該入力を受けると、通信回路12を介して当該金型の保管責任者へ連絡する。以上のような方法で、新造金型の情報をデータベース15に登録する。これを繰り返すことで所有者が作成した金型の情報を備えるデータベース15を構築することができる。上記の登録は、新造金型だけでなく、データベース15に登録されていない金型をデータベース15へ登録する際も使用できる。
新造金型のデータベース15への登録以外にも、保管者が金型の保管場所を変更した際、データベース15を更新する必要がある。以下に、金型の保管場所を変更する際のデータベース15の更新方法の一例を記載する。
保管者が金型の保管場所を変更する場合、保管者は、まず、金型の保管場所を変更すること、および変更後の保管場所を保管責任者へと連絡する。保管責任者は、当該金型の保管場所変更と、変更後の保管場所とを所有者へと連絡する。所有者が金型の保管場所変更の連絡を受けると、サーバ10の演算回路11は、データベース15に格納されている当該金型の保管場所の位置情報を更新する。保管者は、上記連絡後、金型を移動させる。保管者が金型を移動させると、携帯端末30の演算回路31が金型の新たな保管場所で当該金型のQRコード(登録商標)51を撮像部32を用いて読み取る。それによって、演算回路31は、サーバ10へのアクセスコードを取得する。演算回路31は、アクセスコードを取得すると、当該アクセスコードを用いてサーバ10へとアクセスし、サーバ10の記憶装置13からデータ送信プログラム16をダウンロードし、データ送信プログラム16を起動する。データ送信プログラム16を起動すると、演算回路31は、撮像部32を用いて金型を撮像し、撮像した画像をデータ送信プログラム16へと保存する。演算回路31は、データ送信プログラム16により、保存された画像と金型の識別情報と撮像時の位置情報とを関連付けて、サーバ10へと送信する。
サーバ10の演算回路11は、データ送信プログラム16から金型の情報を受信すると、当該情報をデータベース15に追加する。そして、演算回路11は、照合部14により、データベース15にあらかじめ格納されている情報と、データベース15に追加した、データ送信プログラム16から受信したデータに含まれている情報とを照合する。演算回路11は、例えば、上述しているように、データベース15に格納されている、金型の保管場所変更後の位置情報と、保管者からデータ送信プログラム16を用いて報告された、金型撮像時の携帯端末30の位置情報とが一致するか照合する。演算回路11は、照合による判定を決定すると、照合結果を所有者へと通知する。
所有者は、管理用端末20でデータ確認プログラム17を用いて照合結果に不一致があるか否か確認する。不一致がある場合、所有者は、上述のように、保管責任者とともに不一致となった理由を確認し、解消する。不一致がない場合、所有者は、管理システム1により金型の保管場所変更を確認したことを、管理用端末20の入力部22を用いてデータ確認プログラム17に入力する。サーバ10の演算回路11は、当該入力を受けると、通信回路12を介して保管責任者へ連絡する。以上により、金型の保管場所を変更する際にデータベース15を更新することができる。
データベース15は、例えば、金型識別情報、金型作成日、金型使用開始日、所有者、保管責任者、保管者、保管者の所在地、金型保管場所の位置情報が示す所在地、当該位置情報の緯度および経度などの情報を格納してもよい。データベース15は、金型撮像時の緯度、経度および日時、データ送信時の緯度、経度および日時、データベースの位置情報と報告された位置情報との間の距離差、並びに管理システム1が許容する距離差の閾値などの情報を格納してもよい。さらにデータベース15は、データ送信プログラム16による報告時に入力された会社名や送信者名やコメント、金型の種類(例えば、樹脂成型、鍛造、プレス等)、金型によって製造される部品、および当該部品が使用される製品などの情報を格納してもよい。
上記した管理システム1において、サーバ10の演算回路11は、照合部14において、データベース15にあらかじめ格納されている金型の位置情報と、当該金型について保管者から報告されデータベース15に新たに保存された位置情報とを照合している。しかし、照合は、位置情報に限られない。演算回路11は、例えば、データベース15にあらかじめ格納されている金型の画像と、保管者が報告する際に撮像した金型の画像とを照合してもよい。このように金型の画像を照合することで、サーバ10の演算回路11は、同一の金型について報告されているか否かを確認することができる。
次に、図6、図7を参照しつつ、データ送信プログラム16を用いた、保管者による金型の位置情報等の報告方法、すなわち携帯端末30による金型の位置情報等の送信方法の実施例を説明する。図6は、ある金型に設けられた認識ラベル50の一例である。
図6に示すように、認識ラベル50は、携帯端末30の撮像部32で読み取ることができる情報担体であるQRコード(登録商標)51を有する。QRコード(登録商標)51である必要はなく、その他の二次元コードやバーコード等の一次元コードなど、別の手段であってもよい。認識ラベル50は、当該金型の所有者、金型の識別情報および認識ラベル50の取得年月日等を記載してもよい。当然、認識ラベル50は、例えば、当該金型により製造される部品の情報など、その他の情報を記載してもよい。認識ラベル50は、金型へ貼り付けられるシールのようなラベルであってもよいし、金型へ取り付けられる銘板のようなプレートであってもよい。
携帯端末30の演算回路31は、撮像部32を用いてQRコード(登録商標)51を読み取ると、金型情報の送信先に関する情報として、サーバ10へのアクセスコードであるURLを取得することができる。演算回路31は、当該アクセスコードを用いてサーバ10へアクセスすると、サーバ10からデータ送信プログラム16をダウンロードする。演算回路31は、データ送信プログラム16をダウンロードすると、データ送信プログラム入力手段60を表示装置36に表示する。図7は、携帯端末30の表示装置36に表示された当該データ送信プログラム入力手段60の一例である。
図7に示すように、本実施形態におけるデータ送信プログラム入力手段60は、コード読取部61、金型撮像部62、複数の入力部63~67、金型画像表示部68、一時保存部69、送信確認部70を備える。複数の入力部は、保管者名入力部63、送信者名入力部64、識別情報入力部65、前回送信日時入力部66、コメント入力部67を含む。
コード読取部61が選択されると、演算回路31は、データ送信プログラム16を介して携帯端末30の撮像部32を起動し、撮像部32を用いてQRコード(登録商標)51を読み取ることができる。演算回路31は、QRコード(登録商標)51を読み取ると、QRコード(登録商標)51に記録されている情報を、データ送信プログラム16が携帯端末30の記憶装置37内に一時的に設けた一時記憶領域に格納し、表示装置36に表示する。当該情報は、例えば、金型の識別情報である。当該情報の取得は、データ送信プログラム16を起動するためにQRコード(登録商標)51を読み取る際に行われてもよい。
保管者は、入力部35により、保管者名入力部63に保管者の会社名を入力し、送信者名入力部64にデータ送信プログラム16を操作している者の名前を入力する。これにより携帯端末30からデータ送信プログラム16を介してデータを送信されるサーバ10の演算回路11は、当該金型について報告を行った者を適切に記録することができる。
識別情報入力部65は、上述しているように、QRコード(登録商標)51を読み取ることで自動的に入力されるように構成され得る。前回送信日時入力部66は、保管者が前回報告した際のデータ送信日時が入力される。前回送信日時入力部66は、例えば、QRコード(登録商標)51を読み取って識別情報を取得すると、携帯端末30の演算回路31がデータベース15へとアクセスし、当該識別情報についての前回送信日時をデータベース15から取得できるように構成され得る。また、保管者が入力部35により識別情報入力部65および前回送信日時入力部66に入力してもよい。データ送信プログラム入力手段60は、図7に示すように、保管者が任意のコメントを入力できるコメント入力部67やその他の入力部を設けられてもよい。
金型撮像部62が選択されると、演算回路31は、データ送信プログラム16を介して携帯端末30の撮像部32を起動し、撮像部32を用いて金型を撮像することができる。演算回路31は、金型を撮像すると、上述の記憶領域に取得した画像を格納し、金型画像表示部68へと表示させる。金型を撮像した画像は、少なくとも金型の全体像および認識ラベル50を表示するように撮像されるのが好ましい。図7に示されている金型画像表示部68は、撮像された金型画像の一例が表示されている。このようにしてデータ送信プログラム16は、保管者から所有者へと報告するデータを取得する。
保管者は、別の金型について報告する場合、一時保存部69を選択する。演算回路31は、データ送信プログラム16において一時保存部69が選択されると、取得したデータを先ほどまで入力されていた金型の一群のデータとして記憶領域に格納し、再度、データ送信プログラム入力手段60を表示装置36に表示する。この際、保管者名入力部63、送信者名入力部64は、すでに入力されている内容をそのまま保持するように構成してもよい。そして、演算回路31は、上述した方法により別の金型のデータを再度取得する。
保管者は、取得したデータをサーバ10へと送信する場合、送信確認部70を選択する。演算回路31は、データ送信プログラム16において送信確認部70が選択されると、一時的に記憶領域に格納されていた各金型に関するデータをサーバ10へと送信する。演算回路31は、サーバ10へとデータを送信する前に、一時的に保存しているデータを表示装置36に表示してもよい。これにより、保管者は、送信前に送信データを確認することができる。演算回路31は、データ送信プログラム16を介してサーバ10へとデータを送信すると、記憶領域に保存していたデータを削除し、データ送信プログラム16を携帯端末30から削除する。
以上が、データ送信プログラム16を用いた、携帯端末30による金型情報の送信方法である。サーバ10の演算回路11は、上記しているように、データ送信プログラム16によって送信された各金型に関するデータをデータベース15に格納されている情報と照合する。本実施形態に係る管理システムによれば、金型が国外に保管されていたとしても、報告時の保管位置を正確に把握することができる。
上記した実施形態では、サーバ10の演算回路11は、照合部14により、データベース15にあらかじめ格納された位置情報と、金型撮像時の携帯端末30の位置情報とを照合している。しかし、金型を撮像する際、位置情報取得部34が位置情報を取得できない場合も想定される。したがって、演算回路11は、データベース15にあらかじめ格納された位置情報と、携帯端末30からサーバ10へのデータ送信時の携帯端末30の位置情報とを照合してもよい。このように構成することで、金型が位置情報を取得できないような場所に保管されていたとしても、サーバ10へのデータ送信時の携帯端末30の位置情報を用いることで、金型の保管位置の確認を行うことができる。
このような場合、演算回路11は、照合部14により、金型の撮像日時と、当該画像等を含んだデータの送信日時とを照合し、所定の期間以上の差があれば、照合結果を不一致とするように構成されてもよい。当該所定の期間は、例えば、1日や数日等が想定される。
演算回路11は、照合部14により、データベース15にあらかじめ格納された位置情報と、金型撮像時およびデータ送信時の携帯端末30のそれぞれの位置情報とを照合してもよい。演算回路11は、このように複数の位置情報を用いて照合することで、より正確に保存位置の照合を行うことができる。
上記した実施形態では、携帯端末30の演算回路31は、撮像部32を用いて認識ラベル50に記載されたQRコード(登録商標)51を読み取ることで、サーバ10へのアクセスコードを取得しているがこれに限定されない。例えば、認識ラベル50は、QRコード(登録商標)のような光学的な手法で読み取ることができるコードではなく、RFIDのような無線通信により読み取ることができる半導体集積回路で作成されたタグを情報担体として備えてもよい。また、当該情報担体は、認識ラベル50ではなく、金型に直接取り付けられてもよい。このようなタグは、通信回路33を介して携帯端末30の演算回路31と無線通信できるように構成される。また、例えば、携帯端末30は、記憶装置37にサーバ10へアクセスするためのアクセスコードを記録しておき、必要に応じて演算回路31が当該アクセスコードを呼び出し、サーバ10へアクセスするように構成されてもよい。
また、データ送信プログラム16は、サーバ10へアクセスすることで携帯端末30へとダウンロードされ、起動されているがこれに限定されない。例えば、携帯端末30の記憶装置37にデータ送信プログラム16を記録しておき、必要に応じて演算回路31がデータ送信プログラム16を起動するように構成されてもよい。この場合、例えば、認識ラベル50にコードを記載するのではなく、金型自体に撮像部32にて読み取ることができる情報担体として刻印を設け、演算回路31が当該刻印を読み取ることで、識別情報等を取得できるように構成してもよい。
上記した実施形態では、演算回路31がデータ送信プログラム16を起動し、携帯端末30からデータ送信プログラム16を介してサーバ10へとデータを送信しているがこれに限定されない。例えば、管理システム1は、保管者が報告するにあたって、携帯端末30の演算回路31がサーバ10へとデータを送信するのではなく、コンピュータ等の任意の端末の演算回路がデータをサーバ10へと送信できるように構成されてもよい。この場合、演算回路31は、データ送信プログラム16を用いて金型の画像等のデータを取得後、当該端末にデータを移動させる。その後、当該端末の演算回路は、データ送信プログラム16をダウンロードし、当該プログラム16を介してサーバ10へとデータを送信する。当該データには、データ送信時の位置情報、すなわち、当該端末の位置情報が含まれてもよい。
上記した実施形態では、種々の金型情報を保存するデータベース15は、サーバ10の記憶装置13に格納されているがこれに限定されない。例えば、サーバ10の演算回路11は、上記の金型情報を通信回路12によってネットワークを介して取得し、ネットワークを介して金型情報を送信して当該金型情報を更新してもよい。このような場合、上述のデータベース15は、クラウドサーバのようなネットワークを介してアクセスできるコンピュータ等の記憶装置に格納されている。このように構成することでサーバ10はデータベース15を備える必要ななく、より簡易な構成とすることができる。
上述の管理システム1によって、所有者は自身が所有する金型の所在を把握することができる。金型の所在の情報は、資産管理以外の用途でも使用され得る。例えば、所有者は、本実施形態に係る管理システム1を用いて、災害等が発生した際に、後述する災害危険地域情報等に基づいて、影響を受ける可能性がある部品を早急に確認することができる。これにより、例えば、部品供給が滞る可能性がある取引先へ、部品供給を滞りなく受けられるようにする代替案を立案して提供する等、事前対策をすることができ、製造への影響を低減させることができる。以下、図8を用いて、災害発生時の管理システム1の活用方法について説明する。
図8は、被災推定プログラム80の一例を示す。被災推定プログラム80は、データ送信プログラム16と同様に、管理用端末20の演算回路21および携帯端末30の演算回路31によって動作させることが可能なアプリケーションである。被災推定プログラム80は、例えば、サーバ10の記憶装置13に格納されている。そして、所有者は、管理用端末20を操作することで、通信回路23および通信回路12を介して、被災推定プログラム80を操作することができる。被災推定プログラム80は、記憶装置25に格納されていてもよい。この場合、管理用端末20の演算回路21は、通信回路23等を介して記憶装置13のデータベース15からデータを取得し、被災推定プログラム80上に表示することができる。被災推定プログラム80は、地図表示部81と、災害情報選択部82と、金型保管施設表示部83とを備える。
地図表示部81は、地図データを拡大および縮小可能に表示させることができる。地図データは、任意の地図データを使用してもよい。地図表示部81は、管理システム1のデータベース15に格納されている金型保管場所の位置情報を用いて、金型が保管されている施設の位置を地図データ上に表示させることができる。また、地図表示部81は、金型が保管されている施設以外の施設を表示してもよい。地図表示部81は、例えば、製造された部品を格納する倉庫や、製造された部品を組み付ける工場等を表示してもよい。この場合、地図表示部81は、施設のカテゴリによって表示させる色等を変更してもよい。
災害情報選択部82は、災害表示内容選択部84を有する。災害表示内容選択部84は、取得し表示する災害情報を選択することができる。災害情報は、例えば、地震、土砂崩れ、河川氾濫、洪水、津波、停電、交通遮断など国や自治体等などから発表、提供され得る災害危険地域情報等を利用することができる。例えば、図8に表示されている災害情報は、2020年12月21日に青森県東方沖を震源として発生した地震が選択されている。このような災害情報は、例えば気象庁から提供されているデータを通信回路12を介して取得し、当該データを表示することができる。災害表示内容選択部84は、地震、河川氾濫等、上記した災害情報のいずれかを、または複数の災害情報を組み合わせて選択できるように構成されてもよい。被災推定プログラム80は、図8に示すように、提供されている災害情報に含まれている領域の情報を地図表示部81に表示することができる。また、被災推定プログラム80は、例えば交通遮断等において、不通となっている道路または鉄道路線、不通となっている地点等を地図表示部81に表示することができる。災害情報選択部82は、災害表示内容選択部84が地震に関する情報を選択している場合、さらに表示範囲選択部85を有してもよい。表示範囲選択部85は、例えば、所定の大きさ以上の震度が発生した領域を地図表示部81に表示することができる。表示範囲選択部85は、図8においては、震度4以上の範囲の震度が生じた領域を地図表示部81に表示された地図上に示すように選択されている。
金型保管施設表示部83は、地図表示部81に表示されている金型保管施設を表示する。また、被災推定プログラム80は、災害情報選択部82によって災害情報に基づく領域または災害が生じている領域等を地図表示部81上に表示すると、当該災害の影響を受ける可能性がある金型保管施設または資産情報等を絞り込み、金型保管施設表示部83に表示するように構成されてもよい。地図表示部81と同様、金型保管施設表示部83は、金型保管施設以外の施設を表示してもよい。
図8に表示されている被災推定プログラム80において表示されている地震の最大震度は、震度5弱である。また、表示範囲選択部85は、震度4以上を表示するように選択されている。そのため、地図表示部81は、表示されている地図に対して、震度4および震度5弱が観測された領域を表示している。また、地図表示部81には、金型保管施設等が表示されている。したがって、被災推定プログラム80は、発生した災害によってどのような施設が被災している可能性があるかを視覚的に分かりやすく表示することができる。被災推定プログラム80は、被災した可能性がある施設が所有する金型、当該金型によって供給される部品および当該部品を用いて製造される製品等を表示できるように構成されてもよい。このように構成することで、所有者は、発生した災害によって影響を受ける可能性がある金型、部品および製品等を迅速に把握し、そのような部品等を部品供給するための代替案の立案など、災害発生時の対応の検討に役立てることができる。
本実施例において、被災推定プログラム80は、震度の大きさによって被災している可能性がある施設を表示しているが、これに限定されない。例えば、被災推定プログラム80は、震度の大きさを用いるのではなく、震源地から所定の距離(例えば、震源地から半径100kmの範囲内など)にある施設を被災している可能性がある施設を表示してもよい。
本実施形態に係る管理システム1は、金型が保管されている自治体への固定資産税の額を算出する算出部をサーバ10の演算回路11にさらに備えてもよい。算出部は、例えば、演算回路11と同様に種々のプロセッサ等で実現され得る。算出部は、演算回路11と同一のプロセッサ等によって構成されてもよい。本実施形態に係る管理システム1は、保管者からの報告時に携帯端末30の撮像部32が金型を撮像する際の位置情報を用いるため、金型が保管されている自治体を正確に把握することができる。したがって、演算回路11は、算出部によりデータベース15を参照することで当該金型の固定資産税を納付する自治体を正確に特定することができる。また、所有者は、管理システム1を用いて、当該金型の固定資産税を納付する自治体を正確に特定することができる。
また、本実施形態に係る管理システム1のサーバ10に設けられているデータベース15は、金型の評価額を示すデータを登録する項目として有してもよい。当該データは、例えば、金型の耐用年数、金型の減価償却開始日、耐用年数に応じた減価率、金型の取得価額、金型の前年度評価額等を含んでもよい。金型の評価額を示すデータをデータベース15に登録することで、演算回路11は、算出部により、当該金型に関する納付すべき固定資産税の額を管理システム1を用いて算出することができる。したがって、演算回路11は、任意の自治体に保管されている金型を全て特定し、各金型の評価額を示すデータを参照し、金型が保管されている自治体へ納付すべき固定資産税の合計額を算出することができる。
(実施形態のまとめ)
以上のように説明した本実施形態に係る管理システムは、以下のように構成してもよい。
(態様1)複数の金型の所在を管理する管理システムに用いられるサーバ装置は、各金型について、保管者、前記各金型を一意に識別する識別情報および前記各金型の所在地の情報を含む金型情報を格納しているデータベースを記憶する記憶装置、ある端末から送信された、所定の金型の識別情報および前記所定の金型の現在地の情報を含む情報を受信する通信回路、および前記データベースに格納された前記所定の金型の所在地の情報と、受信した前記所定の金型の前記現在地の情報とを照合する照合部を有する。
これにより、サーバ装置は、ある端末から送信された所定の金型に関する情報と、データベースにあらかじめ格納されている当該所定の金型に関する情報とを照合することができる。したがって、当該所定の金型に関してデータベースに登録されている情報と、新たに送信された情報とが一致するかを確実に確認することができる。
(態様2)態様1のサーバ装置において、前記通信回路は、前記端末から、前記所定の金型の撮像画像の情報をさらに受信し、前記所定の金型の前記現在地の情報は、前記所定の金型を撮像した前記端末の位置情報であってもよい。
これにより、サーバ装置は、ある端末から送信された所定の金型に関する情報に含まれている、当該所定の金型を撮影した端末の位置情報と、データベースにあらかじめ格納されている当該所定の金型が保管されている位置の位置情報とを照合することができる。したがって、当該所定の金型に関してデータベースに登録されている所在地の情報と、送信された当該所定の金型の現在地の情報とが一致するかを確実に確認することができる。
(態様3)態様2のサーバ装置において、前記データベースに格納されている情報は、前記各金型の画像を含み、前記照合部は、格納された前記所定の金型の画像と、撮像された前記所定の金型の前記撮像画像とを照合してもよい。
これにより、サーバ装置は、位置情報だけでなく、データベースにあらかじめ格納されている、認識情報と関連付けられている金型と、送信された情報に関する金型とが同一の金型であるか否か照合することができる。
(態様4)態様1のサーバ装置において、前記通信回路は、前記端末から、前記所定の金型の撮像画像の情報をさらに受信し、前記所定の金型の前記現在地の情報は、前記現在地の情報を送信した前記端末の位置情報であってもよい。
これにより、サーバ装置は、ある端末から送信された所定の金型に関する情報に含まれている、当該送信した端末の位置情報と、データベースにあらかじめ格納されている当該所定の金型が保管されている位置の位置情報とを照合することができる。したがって、当該所定の金型に関してデータベースに登録されている所在地の情報と、送信された当該所定の金型の現在地の情報とが一致するかを確実に確認することができる。
(態様5)態様1から態様4のいずれか一つのサーバ装置において、前記照合部は、前記データベースに格納された前記所定の金型の前記所在地の情報により表される位置と、受信した前記所定の金型の前記現在地の情報により表される位置とを地図上に表示するための画像データを生成してもよい。
これにより、サーバ装置は、ある端末から送信された所定の金型の現在地と、データベースに格納されている当該所定の金型の所在地とが一致するか否か容易に確認するためのデータを作成することができる。
(態様6)態様1から態様5のいずれか一つのサーバ装置において、前記照合部は、前記データベースに格納された前記所定の金型の前記所在地の情報により表される位置と、受信した前記所定の金型の前記現在地の情報により表される位置との間の距離を算出し、前記距離に基づいて照合してもよい。
これにより、サーバ装置は、ある端末から送信された所定の金型の現在地と、データベースに格納されている当該所定の金型の所在地との間の距離差を算出することができ、上述の現在地と所在地とが一致するか否か当該距離差に基づいて容易に判定することができる。
(態様7)態様6のサーバ装置において、前記照合部は、前記データベースに格納された前記所定の金型の前記所在地の情報により表される位置と、受信した前記所定の金型の前記現在地の情報により表される位置とを照合すると、前記所定の金型の所有者へと通知してもよい。
これにより、サーバ装置は、ある端末から送信された所定の金型の現在地と、データベースに格納されている当該所定の金型の現在地とが一致するか照合したことを当該所定の金型の所有者に通知でき、所有者は、照合結果を確認することができる。
(態様8)態様6のサーバ装置において、前記データベースには閾値が保存され、前記距離が前記閾値を超えると、前記照合部は照合の結果を不一致と判定し前記所定の金型の所有者へと通知してもよい。
これにより、サーバ装置は、ある端末から送信された所定の金型の所在地と、データベースに格納されている当該所定の金型の現在地とが一致するかを閾値に基づいて容易に判定することができる。また、所有者は、照合結果に不一致があったことを容易に知ることができる。
(態様9)管理用端末は、態様5のサーバ装置が備える照合部が生成した画像データを表示する表示装置を有する。
これにより、管理用端末は、サーバ装置によって作成された、ある端末から送信された所定の金型の現在地と、データベースに格納されている当該所定の金型の所在地とを表示する画像データを表示装置に表示することができる。それによって、管理用端末を使用した当該所定の金型の所有者は、上記の現在地と所在地との位置関係を容易に確認することができる。
(態様10)管理用端末は、態様6から態様8のいずれか一つの照合部が照合した結果を表示する表示装置を有する。
これにより、管理用端末は、サーバ装置による、ある端末から送信された所定の金型の現在地と、データベースに格納されている当該所定の金型の所在地との照合結果を、表示装置に表示することができる。それによって、管理用端末を使用した当該所定の金型の所有者は、上記の現在地と所在地との照合結果を容易に確認することができる。
(態様11)態様10の管理用端末において、前記結果が不一致である場合、視覚または聴覚により認識可能な警告を発してもよい。
これにより、管理用端末は、サーバ装置による照合結果が不一致である場合、視覚的または聴覚的に認識できる手段によって警告を発することができる。したがって、管理用端末を使用した当該所定の金型の所有者は、上記の現在地と所在地との照合結果が不一致であったことを容易に確認することができる。
(態様12)管理システムは、態様1から態様8のいずれか一つのサーバ装置と、任意の端末とを含み、金型は、前記端末で読み取ることができる、金型情報の送信先を示す情報を保持する情報担体を有しており、前記端末は、前記情報担体を読み取って、前記送信先を示す情報を取得し、前記サーバ装置に前記金型情報を送信する。
これにより、管理システムは、特定の端末を用いることなく、任意の端末によって金型情報を送信することができる。したがって、保管者は特定の端末を用意する必要がなく、容易に管理システムを使用することができる。
(態様13)態様1から態様8のいずれか一つのサーバ装置において、前記通信回路は、発生した災害に関する災害発生情報を受信し、前記災害発生情報が示す災害地から所定の範囲に存在する前記金型を、前記データベースから抽出してもよい。
これにより、サーバ装置は、災害発生時に、被災した可能性がある、金型を保管してある施設を適切に抽出することができる。したがって、災害による生産への影響を受ける可能性がある部品を把握し、対策を適切に検討することができる。
(態様14)態様13のサーバ装置において、前記災害が地震であるとき、前記所定の範囲は、発生した震度の大きさによって決定されてもよい。
災害により被災した可能性がある施設の対象を絞ることができ、より適切な対策を検討することができる。
(態様15)態様1から態様8のいずれか一つのサーバ装置において、前記データベースに格納された前記金型の前記所在地に基づいて、前記金型ごとに、前記金型の固定資産税を納付すべき自治体を特定し、前記データベースに格納された前記金型の評価額を示すデータを参照して、自治体ごとに前記金型の合計固定資産税を算出する算出部をさらに備えてもよい。
これにより、固定資産税を納付すべき自治体と、当該自治体に対する納税額を適切かつ容易に算出することができる。
(態様16)複数の金型の所在を管理する管理システムに用いられるサーバ装置は、ネットワークに接続可能な通信回路を有し、前記通信回路は、前記ネットワークを介して、各金型について、保管者、前記各金型を一意に識別する識別情報および前記各金型の所在地の情報を含む金型情報を取得し、ある端末から送信された、所定の金型の識別情報および前記所定の金型の現在地の情報を含む情報を受信し、前記サーバ装置はさらに、前記ネットワークを介して取得した前記所定の金型の所在地の情報と、受信した前記所定の金型の前記現在地の情報とを照合する照合部を有する。
これにより、サーバ装置は、ある端末から送信された所定の金型に関する情報と、ネットワークを介して取得できる当該所定の金型に関する情報とを照合することができる。したがって、当該所定の金型に関してネットワークを介して取得した情報と、新たに送信された情報とが一致するかを確実に確認することができる。
(態様17)複数の金型の所在を管理する管理システムに用いられるサーバ装置において用いられるコンピュータプログラムは、複数の金型について、保管者、各金型を一意に識別する識別情報および前記各金型の所在地の情報を含む金型情報を格納する工程と、ある端末から送信された、所定の金型の識別情報および前記所定の金型の現在地の情報を含む情報を受信する工程と、前記格納する工程で格納された前記所定の金型の所在地の情報と、受信した前記所定の金型の前記現在地の情報とを照合する工程と、をサーバ装置に実行させる。
本開示に記載の管理システムは、ハードウェア資源、例えば、プロセッサ、メモリ、と、ソフトウェア資源(コンピュータプログラム)との協働などによって実現される。