JP2018039606A - 管理システム、管理装置、管理方法、および管理プログラム - Google Patents

管理システム、管理装置、管理方法、および管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018039606A
JP2018039606A JP2016174454A JP2016174454A JP2018039606A JP 2018039606 A JP2018039606 A JP 2018039606A JP 2016174454 A JP2016174454 A JP 2016174454A JP 2016174454 A JP2016174454 A JP 2016174454A JP 2018039606 A JP2018039606 A JP 2018039606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
reading
storage location
location
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016174454A
Other languages
English (en)
Inventor
青木 健太郎
Kentaro Aoki
健太郎 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016174454A priority Critical patent/JP2018039606A/ja
Priority to CN201710778309.7A priority patent/CN107798363B/zh
Priority to US15/696,883 priority patent/US10146972B2/en
Publication of JP2018039606A publication Critical patent/JP2018039606A/ja
Priority to US16/182,391 priority patent/US10643043B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】管理対象の物品が正規の保管場所に保管されていることを管理することができる管理システムを提供する。【解決手段】管理システム500は、対象物品に関する物品情報を対象物品から読み取るための読取部150と、読取部150によって読み取られた物品情報に基づいて、対象物品が保管されているべき正規の保管場所を特定するための特定部250と、物品情報の読み取りが行われた読取場所を取得するための取得部152と、正規の保管場所と、読取場所とを比較し、対象物品が正規の保管場所に保管されているか否かを判断するための判断部252と、判断部252による判断結果を通信端末に通知するための通知部254とを備える。【選択図】図2

Description

本開示は、物品を管理するための技術に関し、特に、物品の保管場所を管理するための技術に関する。
物品を管理するために、QRコード(登録商標)が利用されている。QRコードには、たとえば、物品の生産場所や生産日時などが関連付けられている。管理者は、製品に貼り付けられているQRコードをバーコードリーダーなどの読取端末で読み取ることで物品の情報を確認することができる。
物品を管理するための技術に関し、特開2008-9656号公報(特許文献1)は、QRコードで中古品を管理することができる中古品管理装置を開示している。当該中古品管理装置は、中古品を撮影して得られた画像を、中古品の受取時刻や受取場所などに関連付けた上でサーバーに記録するとともに、これらの情報をQRコードとして発行する。管理者は、中古品に貼り付けられたQRコードを読取端末で読み取ることで、受け取り時における中古品の状態、中古品の受取時刻、および中古品の受取場所などを確認することができる。
特開2008-9656号公報
管理対象の物品の他の例として、樹脂部品を成型するための金型が挙げられる。製造業においては、金型は、管理会社から協力会社に貸与される。協力会社の担当者は、金型に貼り付けられたQRコードを読取端末で読み取り、その読取結果を管理会社に送ることにより、管理会社は、金型の状態を確認することができる。
近年、協力会社が、管理会社との契約に反して、より管理費の安い保管場所に金型を移動することが問題になっている。金型は、悪環境下で保管されると、寸法が変化したり、錆が発生したり、劣化したりする。そのため、金型は、適切な環境下で保管される必要がある。したがって、金型が正規の保管場所に保管されていることを管理することができる管理システムが望まれている。
管理対象の物品のさらに他の例として、製品が挙げられる。製品が正規の保管場所とは異なる場所で保管されると、製品の納入先までの距離が長くなり、時間やコストが余分に発生してしまう。したがって、製品が正規の保管場所に保管されていることを管理するための技術が望まれている。
本開示は上述のような問題点を解決するためになされたものであって、ある局面における目的は、管理対象の物品が正規の保管場所に保管されていることを管理することができる管理システムを提供することである。他の局面における目的は、管理対象の物品が正規の保管場所に保管されていることを管理することができる管理装置を提供することである。さらに他の局面における目的は、管理対象の物品が正規の保管場所に保管されていることを管理することができる管理方法を提供することである。さらに他の局面における目的は、管理対象の物品が正規の保管場所に保管されていることを管理することができる管理プログラムを提供することである。
ある局面に従うと、管理システムは、対象物品に関する物品情報を上記対象物品から読み取るための読取部と、上記読取部によって読み取られた物品情報に基づいて、上記対象物品が保管されているべき正規の保管場所を特定するための特定部と、上記物品情報の読み取りが行われた読取場所を取得するための取得部と、上記正規の保管場所と、上記読取場所とを比較し、上記対象物品が上記正規の保管場所に保管されているか否かを判断するための判断部と、上記判断部による判断結果を通信端末に通知するための通知部とを備える。
好ましくは、上記管理システムは、物品の保管場所を物品の識別情報ごとに規定しているデーターベースを格納するための記憶部をさらに備える。上記物品情報は、上記対象物品の識別情報を含む。上記特定部は、上記データーベースに規定されている保管場所の内、上記対象物品の識別情報に対応する保管場所を上記正規の保管場所として特定する。
好ましくは、上記物品情報は、上記正規の保管場所を示す位置情報を含む。
好ましくは、上記通知部は、上記判断結果を複数の異なる上記通信端末に送信する。
好ましくは、上記判断部は、上記正規の保管場所と上記読取場所との間の距離を算出し、当該距離が所定閾値以内である場合に、上記対象物品が上記正規の保管場所に保管されていると判断し、当該距離が上記所定閾値を超えている場合に、上記対象物品が上記正規の保管場所に保管されていないと判断する。
好ましくは、上記通知部は、上記判断部によって上記対象物品が上記正規の保管場所に保管されていないと判断された場合に、上記判断結果として、上記対象物品の保管場所が異常であることを上記通信端末に通知する。
好ましくは、上記通知部は、上記算出された距離をさらに通知する。
好ましくは、上記通知部は、上記正規の保管場所と上記読取場所とを表わした地図画像を上記通信端末にさらに通知する。
好ましくは、上記通知部は、上記正規の保管場所を示す地域情報と、上記読取場所を示す地域情報とを上記通信端末にさらに通知する。
他の局面に従うと、読取端末は、対象物品に関する物品情報を上記対象物品から読み取るための読取部と、上記読取部によって読み取られた物品情報に基づいて、上記対象物品が保管されているべき正規の保管場所を特定するための特定部と、上記物品情報の読み取りが行われた読取場所を取得するための取得部と、上記正規の保管場所と、上記読取場所とを比較し、上記対象物品が上記正規の保管場所に保管されているか否かを判断するための判断部と、上記判断部による判断結果を通信端末に通知するための通知部とを備える。
他の局面に従うと、管理方法は、対象物品に関する物品情報を上記対象物品から読み取るステップと、上記読み取られた物品情報に基づいて、上記対象物品が保管されているべき正規の保管場所を特定するステップと、上記物品情報の読み取りが行われた読取場所を取得するステップと、上記正規の保管場所と、上記読取場所とを比較し、上記対象物品が上記正規の保管場所に保管されているか否かを判断するステップと、上記判断するステップにおける判断結果を通信端末に通知するステップとを備える。
他の局面に従うと、コンピュータに実行させる物品の管理プログラムは、コンピュータに、対象物品に関する物品情報を上記対象物品から読み取るステップと、上記読み取られた物品情報に基づいて、上記対象物品が保管されているべき正規の保管場所を特定するステップと、上記物品情報の読み取りが行われた読取場所を取得するステップと、上記正規の保管場所と、上記読取場所とを比較し、上記対象物品が上記正規の保管場所に保管されているか否かを判断するステップと、上記判断するステップにおける判断結果を通信端末に通知するステップとを実行させる。
ある局面において、管理対象の物品が正規の保管場所に保管されていることを管理することができる。
本発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解される本発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
実施の形態に従う管理システムのシステム構成の一例を示す図である。 実施の形態に従う管理システムの機能構成の一例を示す図である。 物品の保管場所を物品の識別情報ごとに規定しているデーターベースを示す図である。 判断部による判断結果を表わす画面の一例を示す図である。 判断部による判断結果の詳細画面の一例を示す図である。 読取端末とサーバーと通信端末との間のデータの流れを示すシーケンス図である。 読取端末が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 サーバーが実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 実施の形態に従う管理システムの主要なハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に従う各実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
[管理システム500]
図1を参照して、管理システム500におけるシステム構成について説明する。図1は、管理システム500のシステム構成の一例を示す図である。
管理システム500は、物品51などを管理する。管理対象の物品51としては、たとえば、製品、部品、金型、その他の物が挙げられる。図1に示されるように、管理システム500は、たとえば、入力端末50と、読取端末100と、サーバー200と、通信端末300とで構成されている。
入力端末50は、管理対象の物品51に関する物品情報の入力を受け付ける。一例として、管理者は、物品情報として、物品51の識別番号、物品51が保管されているべき正規の保管場所、物品51の生産日時、物品51の生産場所などを入力端末50に入力することができる。物品情報の入力が完了すると、ステップS1に示されるように、入力端末50は、入力された物品情報をサーバー200に送信する。
サーバー200は、入力された物品情報を入力端末から受信すると、当該物品情報を記憶するとともに、当該物品情報を符号化する。当該物品情報は、QRコードなどの二次元バーコードとして符号化されてもよいし、一次元バーコードとして符号化されてもよい。図1の例では、サーバー200は、入力された物品情報をQRコードとして符号化している。ステップS2に示されるように、発行されたQRコードは、入力端末50送信される。
入力端末50は、QRコードをサーバー200から受信すると、当該QRコードをプリントアウトする。管理者は、プリントアウトされたQRコード52を物品51に貼り付ける。その後、物品51は、現地(たとえば、貸与先や納品先)に送られる。
管理者は、送付された物品51が正規の保管場所に保管されているか否かを棚卸時などに定期的に確認する。より具体的には、現地の作業者は、読取端末100を用いてQRコード52を読み取る。読取端末100は、たとえば、バーコードリーダー、スマートフォン、タブレット端末、または、QRコードの読取機能を備えるその他の携帯端末である。読取端末100は、読み取ったQRコード52を復号化することにより、物品51に関する物品情報を読み取る。
読取端末100は、QRコード52の読み取りと同時に、QRコード52の読み取りが行われた読取場所を取得する。一例として、読取端末100は、後述のGPSモジュール106(図9参照)などの位置検知装置を搭載しており、当該位置検知装置から、QRコード52の読み取り時における現在位置を読取場所として取得する。ステップS4に示されるように、読取端末100は、位置検知装置から取得した読取場所と、QRコード52から得られた物品情報とをサーバー200に送信する。
サーバー200は、読取端末100から受信した物品情報に基づいて、物品51の正規の保管場所を特定する。その後、サーバー200は、物品51の正規の保管場所と、読取端末100から受信した読取場所とを比較し、物品51が正規の保管場所に保管されているか否かを判断する。ステップS5に示されるように、その判断結果は、現地担当者の通信端末300や、遠隔地にいる管理者の通信端末300に送信される。これにより、現地担当者や管理者は、物品51が正規の保管場所に保管されているか否かを確認することができる。
なお、上述では、物品51に関する物品情報がQRコード52から読み取られる例について説明を行ったが、物品51に関する物品情報は、RFID(Radio Frequency Identifier)などのタグから読み取られてもよい。当該タグは、物品51に関する物品情報を保持し、読取端末100は、電磁界や電波などを用いた近距離無線通信によってタグから物品情報を読み取る。
また、図1では、管理システム500が読取端末100と、入力端末50と、サーバー200と、通信端末300とで構成されている例について説明を行ったが、管理システム500は、少なくとも、読取端末100およびサーバー200の少なくとも一方を含めばよい。また、読取端末100の機能の一部または全部は、サーバー200や通信端末300に実装されてもよい。あるいは、サーバー200の機能の一部または全部は、読取端末100や通信端末300に実装されてもよい。すなわち、読取端末100およびサーバー200のいずれか一方が管理装置として構成されてもよいし、読取端末100およびサーバー200が一体的に構成されて管理装置として構成されてもよい。
また、図1には、管理システム500が1つの読取端末100で構成されている例が示されているが、管理システム500は、複数の読取端末100で構成されてもよい。図1には、管理システム500が1つのサーバー200で構成されている例が示されているが、管理システム500は、複数のサーバー200で構成されてもよい。図1には、管理システム500が複数の通信端末300で構成されている例が示されているが、管理システム500は、1つの通信端末300で構成されてもよい。
[管理システム500の機能構成]
図2を参照して、管理システム500の機能について説明する。図2は、管理システム500の機能構成の一例を示す図である。図2に示されるように、管理システム500は、読取端末100と、サーバー200とを含む。
読取端末100は、機能構成として、読取部150と、取得部152とを含む。サーバー200は、機能構成として、特定部250と、判断部252と、通知部254とを含む。以下、読取端末100およびサーバー200の機能構成について順に説明する。
なお、読取部150および取得部152の少なくとも一部は、サーバー200に搭載されてもよい。また、特定部250、判断部252、および通知部254の少なくとも一部は、読取端末100に搭載されてもよい。
(読取部150)
読取部150は、管理対象の物品(以下、「対象物品」ともいう。)を撮影して得られた画像からQRコードを検知し、符号化されているQRコードを復号化することで物品情報を読み取る。以下では、読取部150によるQRコードの読取方法について説明する。
QRコードは、矩形形状を有する。QRコードの3隅には、ファインダパターンと呼ばれる位置検知用のパターンが配置されている。また、QRコードには、正方形のセルが格子状に配列されている。各セルは、黒または白で表わされる。
読取部150は、QRコードのファインダパターンを検知し、3つのファインダパターンの位置関係に基づいて、画像内からQRコードを検知する。読取部150は、検知されたQRコード内における黒色のセルと白色のセルとの配列パターンを数値化することでQRコードから物品情報を読み取る。物品情報は、たとえば、物品の識別番号、物品の正規の保管場所、物品の生産日時、物品の生産場所などを含む。読み取られた物品情報は、サーバー200に送信される。
なお、上述では、読取部150がQRコードから物品情報を読み取る例について説明を行ったが、読取部150は、その他の二次元バーコードから物品情報を読み取ってもよい。あるいは、読取部150は、一二次元バーコードから物品情報を読み取ってもよい。あるいは、読取部150は、RFIDなどのタグから物品情報を読み取ってもよい。
(取得部152)
取得部152は、読取部150によって物品情報が読み取られたことに基づいて、読取端末100の現在位置を取得する。以下では、取得部152による現在位置の取得方法について説明する。
取得部152による現在位置の取得方法には、様々な方法が採用され得る。ある局面において、取得部152は、後述のGPSモジュール106(図9参照)が受信した衛星測位信号に基づいて、読取端末100の現在位置を取得する。当該読取場所は、たとえば、緯度および経度で表わされる。
他の局面において、取得部152は、基地局のアンテナやWiFi(Wireless Fidelity)のアクセスポイントなどの通信機器から受信した信号に基づいて、読取端末100の現在位置を取得する。より具体的には、当該通信機器から送信される信号には、当該通信機器の識別子(たとえば、SSID:Service Set Identifier)が含まれている。読取端末100は、各通信機器の設置場所を規定した通信機器情報を予め保持している。読取端末100は、通信機器情報に規定されている設置場所の中から、通信機器から受信した識別子に対応する設置場所を特定する。一方で、読取端末100は、通信機器の受信した信号の強度に基づいて、当該設置場所からの距離を算出する。取得部152は、通信機器の設置場所と、当該設置場所からの距離とに基づいて、読取端末100の現在位置を取得する。
QRコードの読取時に取得された現在位置は、物品情報の読取場所として見なされる。得された読取場所をサーバー200に送信される。
(特定部250)
特定部250は、読取部150によって読み取られた物品情報に基づいて、対象物品の正規の保管場所を特定する。以下では、図3を参照して、物品の保管場所を特定する方法について説明する。図3は、物品の保管場所を物品の識別情報ごとに規定しているデーターベース224を示す図である。
物品の識別情報は、たとえば、物品ID(Identification)で表わされる。データーベース224において、物品IDごとに、物品名と、正規の保管場所と、ロット番号とが関連付けられている。一例として、データーベース224に規定される保管場所は、緯度および経度で表わされる。当該保管場所は、一地点として表されてもよいし、範囲で表されてもよい。
特定部250は、データーベース224に規定されている物品IDの中から、読取部150によって読み取られた物品情報に含まれる物品IDと一致する物品IDを特定する。特定部250は、データーベース224において、当該特定された物品IDに対応付けられている保管場所を対象物品の正規の保管場所として特定する。当該特定された正規の保管場所は、判断部252に出力される。
なお、正規の保管場所の特定方法は、上述の例に限定されない。たとえば、QRコード自体に物品の正規の保管場所を示す位置情報が規定されていてもよい。すなわち、正規の保管場所は、QRコードから読み取られた物品情報に含まれている。この場合、特定部250は、読取端末100から受信した物品情報に含まれる保管場所を対象物品の正規の保管場所として特定する。
(判断部252)
判断部252は、特定部250によって特定された正規の保管場所と、取得部152によって取得されたQRコードの読取場所とを比較し、対象物品が正規の保管場所に保管されているか否かを判断する。以下では、その判断方法について説明する。
判断部252は、特定部250によって特定された正規の保管場所と、取得部152によって取得されたQRコードの読取場所との間の距離を算出する。判断部252は、正規の保管場所と読取場所との間の距離が所定閾値(たとえば、100)以内である場合に、対象物品が正規の保管場所に保管されていると判断する。一方で、判断部252は、正規の保管場所と読取場所との間の距離が所定閾値(たとえば、100m)を超えている場合に、対象物品が正規の保管場所に保管されていないと判断する。
このように、判断部252は、読取場所が正規の保管場所から一定距離以上離れているか否かに応じて、対象物品が正規の保管場所に保管されているか否かを判断する。判断部252による判断結果は、通知部254に出力される。
(通知部254)
通知部254は、判断部252による判断結果を複数の通信端末300(図1参照)に通知する。好ましくは、通知部254は、判断部252による判断結果に応じて、当該判断結果の通知先を変える。判断結果とその通知先との関係は、予め規定されていてもよいし、任意に設定されてもよい。
一例として、通知部254は、対象物品が正規の保管場所に保管されている場合には、判断部252による判断結果を、現地担当者(図1参照)の通信端末300に送信し、管理者(図1参照)の通信端末300には送信しない。一方で、通知部254は、対象物品が正規の保管場所に保管されていない場合には、判断部252による判断結果を、現地担当者の通信端末300と管理者の通信端末300との両方に送信する。このとき、通知部254は、対象物品の保管場所が異常であることを通信端末300に通知する。
なお、通知部254による通信端末300への通知内容は、判断部252による判断結果に限定されない。一例として、通知部254は、正規の保管場所とQRコードの読取場所との間の距離を通信端末300に通知する。これにより、管理者や現地担当者は、対象物品が正規の保管場所からどれくらい離れた位置に保管されているかを容易に把握することができる。
他にも、通知部254は、正規の保管場所と読取場所とを表わした地図画像を通信端末300に通知してもよい。地図画像は、たとえば、Googleマップ(登録商標)などの地図サイトから取得されてもよいし、通信端末300に予め格納されていてもよい。地図画像内の各場所は、緯度および経度などの位置情報に対応付けられている。読取端末100は、正規の保管場所に対応する地図画像上の位置に当該正規の保管場所を示すアイコンを配置し、読取場所に対応する地図画像上の位置に当該読取場所を示すアイコンを配置する。その後、通知部254は、当該地図画像を通信端末300に送信する。これにより、管理者や現地担当者は、QRコードの読取場所と、対象物品の正規の保管場所とを視覚的に確認することができる。
他にも、通知部254は、正規の保管場所を示す地域情報と、QRコードの読取場所を示す地域情報とを通信端末300に通知してもよい。地域情報として、たとえば、住所や施設名などが通知される。これにより、管理者や現地担当者は、QRコードの読取場所における地域情報と、対象物品の正規の保管場所における地域情報とを容易に把握することができる。
[通信端末300の通知画面]
図4および図5を参照して、通信端末300の通知画面について説明する。図4は、判断部252による判断結果を表わす画面の一例を示す図である。
通信端末300は、判断部252による判断結果をサーバー200から受信すると、各物品に対する判断結果をリスト20としてディスプレイ305に表示する。リスト20は、管理対象の物品名を示す物品欄21と、判断部252による判断日時を示す日時欄22と、判断部252による判断結果を示す結果欄23と、保管場所および読取場所の間の距離を示す距離欄24と、ボタン欄25とを含む。リスト20が表示されることで、管理者または現地担当者は、各物品の判断結果を容易に把握することができる。
結果欄23に示される判断結果は、たとえば、対象製品が正規の保管場所に保管されている場合には「OK」で示され、対象製品が正規の保管場所に保管されていない場合には「NG」で示される。好ましくは、通信端末300は、判断結果「NG」の項目を判断結果「OK」の項目とは異なる態様で表示する。
管理者または現地担当者は、リスト20のボタン欄25のいずれかを押下することで、対応する物品の判断結果を詳細に確認することができる。図5は、判断部252による判断結果の詳細画面の一例を示す図である。
たとえば、管理者は、判断結果が「NG」の物品「C」の判断結果を確認する場合には、確認ボタン26を押下する。その結果、図5(A)に示されるように、物品「C」の判断結果の詳細画面がディスプレイ305に表示される。当該詳細画面は、地図画像30と、QRコードの読取場所における地域情報36Aと、物品「C」の正規の保管場所における地域情報36Bとを含む。
地図画像30には、QRコードの読取場所がアイコン31で表わされており、物品「C」の正規の保管場所がアイコン32で表わされている。また、地図画像30には、QRコードの読取場所と、物品「C」の正規の保管場所との間の距離を示す距離画像33が表示されている。さらに、地図画像30には、物品「C」が正規の保管場所から移動されていることを示す警告35が表示されている。
地域情報36Aは、QRコードの読取場所における住所37Aと、当該読取場所における施設名38Aとを含む。地域情報36Bは、物品「C」の正規の保管場所における住所37Bと、当該保管場所における施設名38Bとを含む。
他の例として、管理者は、判断結果が「OK」の物品「D」の判断結果を確認する場合には、確認ボタン27を押下する。その結果、図5(B)に示されるように、物品「D」の判断結果の詳細画面がディスプレイ305に表示される。当該詳細画面は、地図画像40と、QRコードの読取場所における地域情報46Aと、物品「D」の正規の保管場所における地域情報46Bとを含む。
地図画像40には、QRコードの読取場所がアイコン41で表わされており、物品「D」の正規の保管場所がアイコン42で表わされている。また、地図画像40には、QRコードの読取場所と、物品「D」の正規の保管場所との間の距離を示す距離画像43が表示されている。さらに、地図画像40には、物品「D」が正規の保管場所に保管されていることを示すメッセージ45が表示されている。
地域情報46Aは、QRコードの読取場所における住所47Aと、当該読取場所における施設名48Aとを含む。地域情報46Bは、物品「D」の正規の保管場所における住所47Bと、当該保管場所における施設名48Bとを含む。
[データフロー]
図6を参照して、管理システム500におけるデータの流れについて説明する。図6は、読取端末100とサーバー200と通信端末300との間のデータの流れを示すシーケンス図である。
ステップS10において、読取端末100は、対象物品を撮影して得られた画像からQRコードを検知し、QRコードを復号化することで対象物品に関する物品情報を読み取る。
ステップS12において、読取端末100は、QRコードの読み取りが実行されたことに基づいて、読取端末100の現在位置を取得する。当該現在位置は、QRコードの読取場所として見なされる。
ステップS14において、読取端末100は、ステップS10で読み取られた物品情報と、ステップS12で取得された読取場所とをサーバー200に送信する。
ステップS20において、サーバー200は、読取端末100から受信した物品情報に基づいて、対象物品が保管されているべき正規の保管場所を特定する。正規の保管場所の特定方法は図3で説明した通りであるので、その説明については繰り返さない。
ステップS22において、サーバー200は、ステップS20で特定された正規の保管場所と、読取端末100から受信した読取場所とを比較し、対象物品が正規の保管場所に保管されているか否かを判断する。より具体的には、サーバー200は、正規の保管場所と読取場所との間の距離を算出する。サーバー200は、算出された距離が所定閾値(たとえば、100)以内である場合に、対象物品が正規の保管場所に保管されていると判断する。一方で、サーバー200は、算出された距離が所定閾値(たとえば、100m)よりも長い場合に、対象物品が正規の保管場所に保管されていないと判断する。
ステップS30において、サーバー200は、ステップS22における判断結果を通信端末300に送信する。
ステップS34において、通信端末300は、サーバー200から受信した判断結果を報知する。当該判断結果は、任意の方法で報知される。一例として、当該判断結果を表わすメッセージなどが通信端末300に表示される。あるいは、当該判断結果は、音声として通信端末300から発せられる。これにより、現地担当者(図1参照)や管理者(図1参照)は、対象物品が正規の保管場所に保管されているか否かを確認することができる。
[読取端末100の制御構造]
図7を参照して、読取端末100の制御構造について説明する。図7は、読取端末100が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。図7の処理は、読取端末100の制御装置101(図9参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、図7に示される処理の一部または全部が、回路素子またはその他のハードウェアによって実行されてもよい。
ステップS110において、制御装置101は、QRコードの読取アプリケーションが起動されたか否かを判断する。制御装置101は、QRコードの読取アプリケーションが起動されたと判断した場合(ステップS110においてYES)、制御をステップS112に切り替える。そうでない場合には(ステップS110においてNO)、制御装置101は、ステップS110の処理を再び実行する。
ステップS112において、制御装置101は、後述のカメラ105(図9参照)から画像を取得する。
ステップS120において、制御装置101は、上述の読取部150(図2参照)として、ステップS112で取得した画像からQRコードを検知したか否かを判断する。制御装置101は、ステップS112で取得した画像からQRコードを検知したと判断した場合(ステップS120においてYES)、制御をステップS122に切り替える。そうでない場合には(ステップS120においてNO)、制御装置101は、制御をステップS112に戻す。
ステップS122おいて、制御装置101は、上述の読取部150として、ステップS120で検知されたQRコードを復号化することにより対象物品に関する物品情報を読み取る。
ステップS130において、制御装置101は、物品情報が読み取られたか否かを判断する。制御装置101は、物品情報が読み取られたと判断した場合(ステップS130においてYES)、制御をステップS134に切り替える。そうでない場合には(ステップS130においてNO)、制御装置101は、制御をステップS132に切り替える。
ステップS132において、制御装置101は、QRコードの読み取りに失敗したことを示すエラー画面を読取端末100に表示させる。
ステップS134において、制御装置101は、上述の取得部152(図2参照)として、読取端末100の現在位置を取得する。現在位置の取得方法は上述の通りであるので、その説明については繰り返さない。取得された現在位置は、QRコードの読取場所として見なされる。
ステップS136において、制御装置101は、ステップS122で読み取られた物品情報と、ステップS134で取得された読取場所とをサーバー200に送信する。
[サーバー200の制御構造]
図8を参照して、サーバー200の制御構造について説明する。図8は、サーバー200が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。図8は、サーバー200が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。図8の処理は、サーバー200の制御装置201(図9参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、図8に示される処理の一部または全部が、読取端末100、通信端末300、回路素子、またはその他のハードウェアによって実行されてもよい。
ステップS210において、制御装置201は、QRコードから読み取られた物品情報と、QRコードの読取場所とを読取端末100から受信したか否かを判断する。制御装置201は、物品情報と読取場所とを読取端末100から受信したと判断した場合(ステップS210においてYES)、制御をステップS212に切り替える。そうでない場合には(ステップS210においてNO)、制御装置201は、ステップS210の処理を再び実行する。
ステップS212において、制御装置201は、上述の特定部250(図2参照)として、対象物品の正規の保管場所を特定する。正規の保管場所の特定方法は、図3で説明した通りであるので、その説明については繰り返さない。
ステップS214において、制御装置201は、後述のステップS220における判断結果の通知先を決定する。一例として、制御装置201は、物品の種類に応じて判断結果の通知先を決定する。物品の種類と判断結果の通知先との関係は、予め規定されていてもよいし、任意に設定されてもよい。
ステップS216において、制御装置201は、QRコードの読取場所の地域情報と、正規の保管場所の地域情報とを特定する。地域情報は、たとえば、住所や施設名である。位置情報と地域情報との関係は、地図情報として予め規定されている。制御装置201は、当該地図情報に基づいて、QRコードの読取場所の地域情報と、正規の保管場所の地域情報とを特定する。
ステップS218において、制御装置201は、QRコードの読取場所と、正規の保管場所との間の距離を算出する。
ステップS220において、制御装置201は、上述の判断部252(図2参照)として、ステップS218で算出された距離が所定閾値を超えているか否かを判断する。制御装置201は、ステップS218で算出された距離が所定閾値を超えていると判断した場合(ステップS220においてYES)、制御をステップS230に切り替える。そうでない場合には(ステップS220においてNO)、制御装置201は、制御をステップS240に切り替える。
ステップS230において、制御装置201は、ステップS220における判断結果をサーバー200内のデーターベースに書き込む。すなわち、制御装置201は、対象物品が正規の保管場所に保管されていないことをサーバー200内のデーターベースに書き込む。このとき、対象物品の物品情報、ステップS216で特定された地域情報、ステップS218で算出された距離などがデーターベースに書き込まれてもよい。
ステップS232において、制御装置201は、上述の通知部254(図2参照)として、対象物品が正規の保管場所に保管されていないことを通信端末300に通知する。また、制御装置201は、対象物品の物品情報、ステップS216で特定された地域情報、ステップS218で算出された距離などをさらに通信端末300に通知する。
ステップS240において、制御装置201は、ステップS220における判断結果をサーバー200内のデーターベースに書き込む。すなわち、制御装置201は、対象物品が正規の保管場所に保管されていることをサーバー200内のデーターベースに書き込む。このとき、対象物品の物品情報、ステップS216で特定された地域情報、ステップS218で算出された距離などがデーターベースに書き込まれてもよい。
ステップS242において、制御装置201は、上述の通知部254として、対象物品が正規の保管場所に保管されていることを通信端末300に通知する。また、制御装置201は、対象物品の物品情報、ステップS216で特定された地域情報、ステップS218で算出された距離などをさらに通信端末300に通知する。
[管理システム500のハードウェア構成]
図9を参照して、管理システム500のハードウェア構成の一例について説明する。図9は、管理システム500の主要なハードウェア構成を示すブロック図である。
図9に示されるように、管理システム500は、読取端末100と、サーバー200と、通信端末300とで構成されている。読取端末100、サーバー200、および通信端末300は、互いにネットワーク接続されている。
以下では、読取端末100、サーバー200、および通信端末300のハードウェア構成について順に説明する。
(読取端末100のハードウェア構成)
図9に示されるように、読取端末100は、制御装置101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、通信インターフェイス104と、カメラ105と、GPSモジュール106と、記憶装置120とを備える。
制御装置101は、読取端末100を制御する。制御装置101は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはそれらの組み合わせなどによって構成される。
制御装置101は、本実施の形態に従う読取プログラム122などの各種プログラムを実行することで読取端末100の動作を制御する。制御装置101は、読取プログラム122の実行命令を受け付けたことに基づいて、記憶装置120からROM102に読取プログラム122を読み出す。RAM103は、ワーキングメモリとして機能し、読取プログラム122の実行に必要な各種データを一時的に格納する。
通信インターフェイス104には、アンテナ(図示しない)などが接続される。読取端末100は、当該アンテナを介して、外部の通信機器との間でデータをやり取りする。外部の通信機器は、たとえば、サーバー200、通信端末300などを含む。読取端末100は、他のサーバーなどから読取プログラム122をダウンロードできるように構成されてもよい。
カメラ105は、QRコードの読取アプリケーションが起動されたことに基づいて、撮影を開始する。カメラ105から得られた画像は、制御装置101に順次出力される。制御装置101は、カメラ105から順次得られた画像内においてQRコードを検知し、QRコードを復号化することで物品情報を取得する。
GPSモジュール106は、読取端末100のアンテナ(図示しない)を介して複数の衛星のそれぞれから電波を受信する。GPSモジュール106は、各衛星から電波が発信されてから各電波を受信するまでの時間に基づいて、読取端末100の現在位置を検知する。当該現在位置は、たとえば緯度および経度で表される。
記憶装置120は、たとえば、eMMC(Embedded MultiMediaCard)やフラッシュメモリなどの記憶媒体である。記憶装置120は、本実施の形態に従う読取プログラム122などを格納する。読取プログラム122の格納場所は、記憶装置120に限定されず、制御装置101の記憶領域(たとえば、キャッシュなど)、ROM102、RAM103、外部機器(たとえば、サーバー200や通信端末300)などに格納されていてもよい。
なお、読取プログラム122は、単体のプログラムとしてではなく、任意のプログラムの一部に組み込まれて提供されてもよい。この場合、本実施の形態に従う処理は、任意のプログラムと協働して実現される。このような一部のモジュールを含まないプログラムであっても、本実施の形態に従う読取プログラム122の趣旨を逸脱するものではない。さらに、読取プログラム122によって提供される機能の一部または全部は、専用のハードウェアによって実現されてもよい。さらに、読取端末100とサーバー200と通信端末300とが協働して、読取プログラム122を実行するように構成されてもよい。さらに、少なくとも1つのサーバーが読取プログラム122の処理の一部を実行する所謂クラウドサービスのような形態で読取端末100が構成されてもよい。
(サーバー200のハードウェア構成)
引き続き図9を参照して、サーバー200のハードウェア構成について説明する。
サーバー200は、制御装置201と、ROM202と、RAM203と、通信インターフェイス204と、表示インターフェイス205と、操作インターフェイス207と、記憶装置220とを含む。
制御装置201は、サーバー200を制御する。制御装置201は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU、少なくとも1つのASIC、少なくとも1つのFPGA、またはそれらの組み合わせなどによって構成される。
制御装置201は、本実施の形態に従う管理プログラム222などの各種プログラムを実行することでサーバー200の動作を制御する。制御装置201は、管理プログラム222の実行命令を受け付けたことに基づいて、記憶装置220からROM202に管理プログラム222を読み出す。RAM203は、ワーキングメモリとして機能し、管理プログラム222の実行に必要な各種データを一時的に格納する。
通信インターフェイス204には、サーバー200のアンテナ(図示しない)などが接続される。サーバー200は、当該アンテナを介して、外部の通信機器との間でデータをやり取りする。外部の通信機器は、たとえば、読取端末100、通信端末300、その他の通信端末などを含む。サーバー200は、当該通信端末から管理プログラム222をダウンロードできるように構成されてもよい。
表示インターフェイス205は、ディスプレイ206と接続され、制御装置201などからの指令に従って、ディスプレイ206に対して、画像を表示するための画像信号を送出する。ディスプレイ206は、たとえば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、またはその他の表示機器である。ディスプレイ206は、対象物品が正規の保管場所に保管されていないと判断された場合に、そのことを示すメッセージや画像などを表示する。
操作インターフェイス207は、たとえば、USB(Universal Serial Bus)端子であり、入力デバイス208に接続される。操作インターフェイス207は、入力デバイス208からのユーザ操作を示す信号を受け付ける。入力デバイス208は、たとえば、マウス、キーボード、タッチパネル、またはユーザの操作を受け付けることが可能なその他の装置である。
記憶装置220は、たとえば、ハードディスクや外付けの記憶装置などの記憶媒体である。記憶装置220は、本実施の形態に従う管理プログラム222、上述のデーターベース224(図3参照)などを格納する。管理プログラム222およびデーターベース224の格納場所は、記憶装置220に限定されず、制御装置201の記憶領域(たとえば、キャッシュなど)、ROM202、RAM203、外部機器(たとえば、読取端末100や通信端末300)などに格納されていてもよい。
なお、管理プログラム222は、単体のプログラムとしてではなく、任意のプログラムの一部に組み込まれて提供されてもよい。この場合、本実施の形態に従う処理は、任意のプログラムと協働して実現される。このような一部のモジュールを含まないプログラムであっても、本実施の形態に従う管理プログラム222の趣旨を逸脱するものではない。さらに、管理プログラム222によって提供される機能の一部または全部は、専用のハードウェアによって実現されてもよい。さらに、読取端末100とサーバー200と通信端末300とが協働して、管理プログラム222を実行するように構成されてもよい。さらに、少なくとも1つのサーバーが管理プログラム222の処理の一部を実行する所謂クラウドサービスのような形態で読取端末100が構成されてもよい。
(通信端末300のハードウェア構成)
引き続き図9を参照して、通信端末300のハードウェア構成について説明する。
通信端末300は、制御装置301と、ROM302と、RAM303と、通信インターフェイス304と、ディスプレイ305と、記憶装置320とを含む。
制御装置301は、通信端末300を制御する。制御装置301は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU、少なくとも1つのASIC、少なくとも1つのFPGA、またはそれらの組み合わせなどによって構成される。
制御装置301は、制御プログラム322などの各種プログラムを実行することで通信端末300を制御する。制御装置301は、制御プログラム322の実行命令を受け付けたことに基づいて、記憶装置320からROM302に制御プログラム322を読み出す。RAM303は、ワーキングメモリとして機能し、制御プログラム322の実行に必要な各種データを一時的に格納する。
通信インターフェイス304には、アンテナ(図示しない)などが接続される。通信端末300は、当該アンテナを介して、外部の通信機器との間でデータをやり取りする。外部の通信機器は、たとえば、読取端末100、サーバー200などを含む。通信端末300は、アンテナを介してサーバーから制御プログラム322をダウンロードできるように構成されてもよい。
ディスプレイ305は、たとえば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、またはその他の表示機器である。ディスプレイ305は、タッチパネルに重ねられており、通信端末300に対する各種操作をタッチ操作で受け付ける。ディスプレイ305は、対象物品が正規の保管場所に保管されていないと判断された場合に、そのことを示す警告をメッセージや画像などで表示する。
記憶装置320は、たとえば、eMMCやフラッシュメモリなどの記憶媒体である。一例として、記憶装置320は、制御プログラム322を格納する。制御プログラム322の格納場所は、記憶装置320に限定されず、たとえば、制御装置301のキャッシュ、ROM302、RAM303、または他の通信機器(たとえば、読取端末100やサーバー200)などに格納されていてもよい。
[まとめ]
以上のようにして、読取端末100は、対象物品に貼り付けられているQRコードから物品情報を読み取り、当該対象物品の正規の保管場所を特定する。同時に、読取端末100は、現在位置を取得する。当該現在位置は、QRコードの読取場所として見なされる。読取端末100は、対象物品の正規の保管場所と、QRコードの読取場所とをサーバー200に送信する。サーバー200は、対象物品の正規の保管場所と、QRコードの読取場所とを比較し、対象物品が正規の保管場所も保管されているか否かを判断する。一例として、サーバー200は、正規の保管場所と読取場所との間の距離を算出し、当該距離が所定閾値を超えている場合に、対象物品が正規の保管場所に保管されていないと判断する。この場合、サーバー200は、対象物品が正規の保管場所に保管されていないことを示す警告を管理者や現地担当者のサーバー200に送信する。これにより、管理者や現地担当者は、対象物品が正規の保管場所に保管されているか否かを確認することができる。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
20 リスト、21 物品欄、22 日時欄、23 結果欄、24 距離欄、25 ボタン欄、26,27 確認ボタン、30,40 地図画像、31,32,41,42 アイコン、33,43 距離画像、35 警告、36A,36B,46A,46B 地域情報、37A,37B,47A,47B 住所、38A,38B,48A,48B 施設名、45 メッセージ、50 入力端末、51 物品、52 QRコード、100 読取端末、101,201,301 制御装置、102,202,302 ROM、103,203,303 RAM、104,204,304 通信インターフェイス、105 カメラ、106 GPSモジュール、120,220,320 記憶装置、122 読取プログラム、150 読取部、152 取得部、200 サーバー、205 表示インターフェイス、206,305 ディスプレイ、207 操作インターフェイス、208 入力デバイス、222 管理プログラム、224 データーベース、250 特定部、252 判断部、254 通知部、300 通信端末、322 制御プログラム、500 管理システム。

Claims (12)

  1. 対象物品に関する物品情報を前記対象物品から読み取るための読取部と、
    前記読取部によって読み取られた物品情報に基づいて、前記対象物品が保管されているべき正規の保管場所を特定するための特定部と、
    前記物品情報の読み取りが行われた読取場所を取得するための取得部と、
    前記正規の保管場所と、前記読取場所とを比較し、前記対象物品が前記正規の保管場所に保管されているか否かを判断するための判断部と、
    前記判断部による判断結果を通信端末に通知するための通知部とを備える、管理システム。
  2. 前記管理システムは、物品の保管場所を物品の識別情報ごとに規定しているデーターベースを格納するための記憶部をさらに備え、
    前記物品情報は、前記対象物品の識別情報を含み、
    前記特定部は、前記データーベースに規定されている保管場所の内、前記対象物品の識別情報に対応する保管場所を前記正規の保管場所として特定する、請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記物品情報は、前記正規の保管場所を示す位置情報を含む、請求項1に記載の管理システム。
  4. 前記通知部は、前記判断結果を複数の異なる前記通信端末に送信する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の管理システム。
  5. 前記判断部は、
    前記正規の保管場所と前記読取場所との間の距離を算出し、
    当該距離が所定閾値以内である場合に、前記対象物品が前記正規の保管場所に保管されていると判断し、
    当該距離が前記所定閾値を超えている場合に、前記対象物品が前記正規の保管場所に保管されていないと判断する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の管理システム。
  6. 前記通知部は、前記判断部によって前記対象物品が前記正規の保管場所に保管されていないと判断された場合に、前記判断結果として、前記対象物品の保管場所が異常であることを前記通信端末に通知する、請求項5に記載の管理システム。
  7. 前記通知部は、前記算出された距離をさらに通知する、請求項5または6に記載の管理システム。
  8. 前記通知部は、前記正規の保管場所と前記読取場所とを表わした地図画像を前記通信端末にさらに通知する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の管理システム。
  9. 前記通知部は、前記正規の保管場所を示す地域情報と、前記読取場所を示す地域情報とを前記通信端末にさらに通知する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の管理システム。
  10. 対象物品に関する物品情報を前記対象物品から読み取るための読取部と、
    前記読取部によって読み取られた物品情報に基づいて、前記対象物品が保管されているべき正規の保管場所を特定するための特定部と、
    前記物品情報の読み取りが行われた読取場所を取得するための取得部と、
    前記正規の保管場所と、前記読取場所とを比較し、前記対象物品が前記正規の保管場所に保管されているか否かを判断するための判断部と、
    前記判断部による判断結果を通信端末に通知するための通知部とを備える、管理装置。
  11. 対象物品に関する物品情報を前記対象物品から読み取るステップと、
    前記読み取られた物品情報に基づいて、前記対象物品が保管されているべき正規の保管場所を特定するステップと、
    前記物品情報の読み取りが行われた読取場所を取得するステップと、
    前記正規の保管場所と、前記読取場所とを比較し、前記対象物品が前記正規の保管場所に保管されているか否かを判断するステップと、
    前記判断するステップにおける判断結果を通信端末に通知するステップとを備える、管理方法。
  12. コンピュータに実行させる物品の管理プログラムであって、
    前記管理プログラムは、前記コンピュータに、
    対象物品に関する物品情報を前記対象物品から読み取るステップと、
    前記読み取られた物品情報に基づいて、前記対象物品が保管されているべき正規の保管場所を特定するステップと、
    前記物品情報の読み取りが行われた読取場所を取得するステップと、
    前記正規の保管場所と、前記読取場所とを比較し、前記対象物品が前記正規の保管場所に保管されているか否かを判断するステップと、
    前記判断するステップにおける判断結果を通信端末に通知するステップとを実行させる、管理プログラム。
JP2016174454A 2016-09-07 2016-09-07 管理システム、管理装置、管理方法、および管理プログラム Pending JP2018039606A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016174454A JP2018039606A (ja) 2016-09-07 2016-09-07 管理システム、管理装置、管理方法、および管理プログラム
CN201710778309.7A CN107798363B (zh) 2016-09-07 2017-09-01 管理系统、管理装置、管理方法以及记录介质
US15/696,883 US10146972B2 (en) 2016-09-07 2017-09-06 Management system, management apparatus, management method, and management program
US16/182,391 US10643043B2 (en) 2016-09-07 2018-11-06 Management system, management apparatus, management method, and management program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016174454A JP2018039606A (ja) 2016-09-07 2016-09-07 管理システム、管理装置、管理方法、および管理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018039606A true JP2018039606A (ja) 2018-03-15

Family

ID=61625158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016174454A Pending JP2018039606A (ja) 2016-09-07 2016-09-07 管理システム、管理装置、管理方法、および管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018039606A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019179426A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社日立システムズ 人などを含む現物管理システム
WO2021140983A1 (ja) * 2020-01-10 2021-07-15 サトーホールディングス株式会社 物品管理システムおよび物品管理方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019179426A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社日立システムズ 人などを含む現物管理システム
WO2021140983A1 (ja) * 2020-01-10 2021-07-15 サトーホールディングス株式会社 物品管理システムおよび物品管理方法
JP2021109750A (ja) * 2020-01-10 2021-08-02 サトーホールディングス株式会社 物品管理システムおよび物品管理方法
JP7489195B2 (ja) 2020-01-10 2024-05-23 サトーホールディングス株式会社 物品管理システムおよび物品管理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6897555B2 (ja) 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
US11017346B2 (en) Methods, apparatus, and systems for generating a content-related notification using a container interface display apparatus
CN107798363B (zh) 管理系统、管理装置、管理方法以及记录介质
JP2006208387A (ja) 情報技術(it)機器測位システム
US9489399B1 (en) Data center management using virtualized data center inventory
CN103632122B (zh) 一种智能管理系统及智能管理方法
CN108121308B (zh) 信息处理装置、信息处理系统、信息处理方法以及记录介质
US20180295010A1 (en) Life cycle network management system for performing life cycle and maintenance management of distributed network devices
JP2018039606A (ja) 管理システム、管理装置、管理方法、および管理プログラム
JP6249579B1 (ja) 倉庫管理方法及び倉庫管理システム
WO2015168855A1 (zh) 焊接电源管理系统及其管理方法
CN108388616B (zh) 数据收集装置、方法、系统及计算机可读存储介质
TW201516899A (zh) 認證工廠位置
CN202939639U (zh) 基于rfid的仓库管理系统
KR101800000B1 (ko) 물품 분실 방지 및 관리 시스템 및 방법
JP2018045485A (ja) 管理システム、管理装置、管理方法、および管理プログラム
CN106532954B (zh) 接地状态监控方法及系统
JP2019144986A (ja) 貸出管理装置、貸出管理方法、貸出管理プログラム及び貸出管理システム
KR101245984B1 (ko) 단말기를 사용한 자산 관리 장치 및 방법
JP2019160012A (ja) 配送される物品の配送先を管理する方法及びシステム
US11126570B1 (en) System for providing an alternative control interface to specialty devices
TW200933518A (en) System and method for management of warehouses
CN117523367B (zh) 用于工器具管理的区块链系统
KR101509151B1 (ko) 와이파이 모듈, 블루투스 모듈 및 nfc 태그를 포함하는 원칩을 이용한 자산 관리 방법
US20240054872A1 (en) Method for monitoring at least one object associated with a receiver device