JP7804652B2 - 64Cu-DOTATATEのスケールアップのための放射標識および製剤化 - Google Patents

64Cu-DOTATATEのスケールアップのための放射標識および製剤化

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Description

関連案件
本出願は、法的に認められる最大限の範囲までその全体が参照により本明細書に組み込まれる、2020年9月3日に出願された米国仮出願第63/074,451号の優先権を主張する。
技術分野
本開示は、陽電子放出放射性核種を含有するバイオコンジュゲート化合物である64Cu-DOTATATEの放射標識および精製のための組成物および方法に関する。
背景
医学的診断における極めて重要な公知の撮像技法は、陽電子放出断層撮影(PET)、コンピュータ断層撮影(CT)、磁気共鳴撮像(MRI)、単一光子コンピュータ断層撮影(SPECT)、および超音波(US)である。今日の撮像技術は十分に開発されているが、ほとんどが、正常組織と病理組織を区別する非特異的な巨視的、物理的、生理学的、または代謝的変化に依拠している。
分子撮像(MI)を標的にすることには、医学的診断において新次元に到達する可能性がある。「標的にすること」という用語は、in vitroまたはin vivoでの、目的の分子(分子標的)に対する天然または合成リガンド(結合剤)の選択的かつ高度に特異的な結合に関する。
MIは、無傷の生きている生物内における細胞および細胞下レベルでの、生物学的プロセスの視覚的表現、特徴付け、および定量と定義され得る、急速に出現する生物医学研究の分野である。これは新規な学際領域であり、生成された画像は、疾患の原因である分子事象を特定するのではなく、生理学的に真正の環境という状況で存在する疾患の、細胞および分子経路ならびにin vivoメカニズムを反映する。
いくつかの種々のコントラスト増強剤が、今日では公知である。それらは、主にPETおよびSPECT用に開発された機能撮像で使用することができる。診断撮像のための放射標識された生物活性ペプチドの適用は、核医学で重要性を増している。特定の細胞型と選択的に相互作用する、生物学的に活性な分子が、標的組織への放射能の送達に有用である。例えば、放射標識されたペプチドには、診断撮像および放射線治療のための腫瘍、梗塞、および感染組織への放射性核種の送達に関して、有意な可能性がある。
DOTA(1,4,7,10-テトラキス(カルボキシメチル)-1,4,7,10テトラアザシクロドデカン)およびその誘導体は、様々な2価および3価の金属イオンを非常に安定して収容するので、生物医学の適用例に重要な種類のキレーターを構成する。その誘導体の1つが、標的化剤として使用することができる、DOTATATE、[(4,7,10-トリカルボキシメチル-1,4,7,10-テトラザシクロドデカ-1-イル)アセチル]-(D)-フェニルアラニル-(L)-システイニル-(L)-チロシル-(D)-トリプトファニル-(L)-リシル-(L)-トレオニニル-(L)-システイニル-(L)-トレオニン-環状(2-7)ジスルフィドである。DOTATATEの化学構造を以下に示す。
新たに出現した領域は、診断および治療的核腫瘍学の種々の分野で放射性金属で標識するための、キレーターとコンジュゲートした生物活性ペプチドの使用である。放射標識されたソマトスタチン類似体での標的化放射線治療に関して、近年、いくつかの報告がなされている。68Ga-DOTATATE(Dedden S. A., et al.; J Nucl Med; 2016 vol. 57 no. 6 872-878)、68Ga-DOTATOC(Nicolas, G. P., et al.; J Nucl Med; 2018 vol. 59 no. 6 915-921)、68Ga-DOTANOC(Amdrosini V., et al.; J Nucl Med; 2010 vol. 51 no. 5 669-673)は、NETを視覚化するのに使用される公知のPETトレーサーであり、177Lu-DOTATATEは、放射性核種治療に使用される(Strosberg, J. et al.; N Engl J Med 2017; 376:125-135)。しかしながら、PETなどの診断撮像技法での有用性を有する、さらなるペプチドをベースにした化合物の必要性がある。
銅-64(64Cu)は、陽電子放出断層撮影(PET)用の診断剤としての使用に十分適切な陽電子放出放射性核種である。その12.7時間の半減期は、生成後の処理、標識、および輸送を可能にするのに十分長く、0.28MeVのその平均陽電子エネルギーは、高解像度画像を提供する。重要なのは、64Ni(p,n)64Cu反応の広い断面が、商業的な量の生成を可能にすることである。PET放射性同位体である銅-64(Cu-64)は、ヒトの神経内分泌腫瘍の診断撮像のため、キレート-ペプチドのコンジュゲートであるDOTATATEに放射標識されている。
Cu-DOTATATE錯体については完全な化学構造は、X線結晶構造解析で決定されていないが、Cu-DOTA錯体は、X線結晶解析により構造的に決定されている。結晶形態において、Cu-DOTA錯体は、以下に述べるように4個のアミノ窒素原子および2個のカルボキシレート酸素原子を利用して、6-配位であることが示されている。
カルボン酸基の2個は遊離のままであり、銅金属イオンに配位していない。したがって、カルボン酸の1つを介してペプチドが結合して連結アミド結合を形成しても、DOTATATEペプチドへの銅の配位を変化させるとは予測されない。
64Cu-DOTATATEは、サブタイプ2受容体(SSTR2)に対する最も高い親和性で、ソマトスタチン受容体に結合する。それはSSTR2受容体を過剰発現する、悪性神経内分泌細胞を含むソマトスタチン受容体を発現する細胞に、結合する。64Cuは、陽電子放出断層(PET)撮影を可能にする放出収率を有する、陽電子(β)放出放射性核種である。64Cuの撮像能力がDOTATATEの受容体標的化能力と組み合わされた場合、結果は、ソマトスタチン受容体発現神経内分泌腫瘍(NET)を撮像することが可能な64Cu-DOTATATE、放射性医薬剤である。
今日では、64Cu-DOTATATEは、非常に限られた数の患者のために低い総放射能の調製現場での使用のために調製される。したがって、高純度64Cu-DOTATATEを作製するための改善されたプロセスを提供し、64Cu-DOTATATEの放射標識生成をスケールアップすると共に薬物製品を病院内の患者へと輸送するのに十分な安定性を維持する必要性が、未だ満たされていないままである。
Dedden S. A., et al.; J Nucl Med; 2016 vol. 57 no. 6 872-878 Nicolas, G. P., et al.; J Nucl Med; 2018 vol. 59 no. 6 915-921 Amdrosini V., et al.; J Nucl Med; 2010 vol. 51 no. 5 669-673 Strosberg, J. et al.; N Engl J Med 2017; 376:125-135
概要
本開示は、上記ニーズを満たし、銅標識薬物製品、64Cu-DOTATATEの商業的な量を供給することが可能な有用なプロセスを提供する方法に関する。
本発明の目的は、より低い温度(≦30℃)で銅を標識することが薬物製品の純度を改善するという利点を有するという発見を示し、確認することであり、それは多くの他の一般的な金属不純物が、DOTATATEなどのキレートへ銅よりも著しくゆっくりと実際に標識するからである。銅放射性同位体(即ち、64Cu、67Cu)の放射標識に関する以前の研究は、典型的には、40℃~95℃などの高温で行われていた。高温は、標識プロセスの速度を上げるため、およびキレートへの銅の最大放射標識を確実にするために使用された。一部の文献レビューは、室温での標識が、十分な標識を実現することができることを示している。本開示は、より純粋な生成物を得るために、他の金属のより遅い標識動態と比較して、銅のより素早い標識動態を使用することができることを教示する。
本明細書では、下記が提供される:64Cu-DOTATATE調製、最終製剤パラメーターおよびその64Cu-DOTATATE安定性に対する効果をモニターするための実験計画法(DOE)、500mCi~2000mCiの64Cu-DOTATATEを調製するためのスケールアップされた実験、その最終製剤における64Cu-DOTATATEの安定性、放射標識に使用される総活性に対して使用されるDOTATATEの量の最適化、ならびに64Cu-DOTATATE純度に対する64Cu塩化銅溶液の特異的活性の効果。
例えば、本明細書では、銅-64を、DOTATATEを含む緩衝化溶液と反応させるステップを含み、反応が、30℃未満またはそれに等しい温度で、15分未満で生じ、反応溶液中のDOTATATEの銅-64に対するモル比が、約110:1~約90:1である、DOTATATEを放射標識するための方法が提供される。
本明細書ではさらに、64Cu-DOTATATEを含む薬物製品を調製するための方法であって、薬物製品が、(i)銅-64を用いて、約0.6μg/mL(銅-64のmCi当たりのDOTATATEのμg)の濃度でDOTATATEを放射標識することによって調製され、薬物製品中の銅-64の放射性核種純度が約99%である、方法が提供される。
本明細書では、64Cu-DOTATATEを含む、陽電子放出断層撮影における使用のための薬物製品であって、64Cu-DOTATATEが、148MBqの64Cu-DOTATATEを含有する単回投与バイアルに保存され、薬物製品の放射能濃度が約5~15mCi/mLであり、希釈後の薬物製品の放射化学純度が≧96%である、薬物製品も提供される。
実施形態の前述の特色は、添付図面を参照しながら解釈される以下の詳細な説明を参照することによって、より容易に理解されよう。
図1(A)は、概略的な放射標識および製剤化スキームを提示する。 図1(B)は、本発明に関する概略的な放射標識および製剤化スキームを提示する。
図2は、ゲンチジン酸の標準溶液およびDOTATATEの代表的なHPLCクロマトグラムを提示する。
図3は、等モル量のDOTATATEおよびCuを室温で5分間混合した後の、粗製Cu-DOTATATE反応混合物の代表的なHPLCクロマトグラムをプリセットする。
図4は、分画負荷溶液(合計12mL)および最終的な50%EtOH溶出液中の、12mL/分の流量でのDOTATATEの回収を提示する。
図5は、分画負荷溶液(合計18mL)および最終的な50%EtOH溶出液中の、18mL/分の流量でのDOTATATEの回収を提示する。
詳細な説明
次に様々な態様および実施形態について、本明細書で十分に記載する。しかしながらこれらの態様および実施形態は、多くの種々の形態で具体化されてもよく、限定するものと解釈すべきではない;むしろこれらの実施形態は、本開示が十分かつ完全であり、当業者に本主題の範囲を十分伝えるように、提供される。本明細書に引用される全ての刊行物、特許、および特許出願は、上記であっても下記であっても、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
A.定義
他に定義されない限り、本明細書で使用される全ての用語および文言は、反対の内容が明示されるかまたは用語もしくは文言が使用される文脈から明示されない限り、用語および文言が当技術分野で得られた意味を含む。本明細書に記載されるものに類似したまたは同等な任意の方法および材料を、本発明の実施または試験に際して使用することができるが、特定の方法および材料について次に記載する。
他に言及しない限り、個々の数値の使用は、値に先行して「約」または「およそ」という単語があるかのように、近似値として述べられる。同様に、本出願で指定された様々な範囲の数値は、他に明示されない限り、言及される範囲内の最小値および最大値の両方に先行して「約」または「およそ」という単語があるかのように、近似値として述べられる。このように、言及される範囲の上および下のばらつきは、その範囲内の値と実施的に同じ結果を実現するのに使用することができる。本明細書で使用される場合、「約」および「およそ」という用語は、数値を指す場合、開示される主題が最も緊密に関係する技術分野または問題となっている範囲もしくは要素に関係する技術分野の当業者にとってそれらの平易なおよび通常の意味を有するものとする。厳密な数値境界からの広がりの量は、多くの因子に依存する。例えば、考慮され得る因子のいくつかは、要素の重要性および/または所与の量のばらつきが特許請求される主題の性能に与える影響、ならびに当業者に公知の他の考慮事項を含む。本明細書で使用される場合、異なる数値に対する異なる量の有効数字の使用は、「約」または「およそ」という単語の使用が特定の数値または範囲を広げるのにどのように働くのかを限定することを意図したものではない。したがって一般事項として「約」または「およそ」は数値を広げる。また、範囲の開示は、最小値と最大値との間の全ての値に加えて、「約」または「およそ」という用語の使用によって得られる範囲の広がりを含む連続範囲として意図される。その結果、本明細書での値の範囲の列挙は、範囲内の各個別の値を個々に指す手短な方法として働くことを単に意図しており、ものとし、各個別の値は、本明細書に個々に列挙されるかのように本明細書に組み込まれる。
「薬物製品」または「64Cu-DOTATATE注射」という用語は、本明細書では同義で使用され、放射性診断剤として使用されるその最終製剤中の64Cu-DOTATATEを指す。
「必要に応じた」または「必要に応じて」は、その後に記載される要素、成分、または状況が生じても生じなくてもよいことを意味し、したがって記載は、要素、成分、または状況が生じる場合およびそれらが生じない場合を含む。
「対象」または「患者」という用語は、本明細書では同義で使用され、ヒトまたは他の哺乳動物を指す。
B.序論
本開示は、64Cu-DOTATATE調製のスケールアップのための、改善された放射標識および製剤化に関する;図1(A)。
陽電子放出断層撮影(PET)の高解像度画像診断法は、患者の疾患状態について臨床医がより良い理解を得、処置の有効性をモニターして、より有効で個人に向けたケアを提供できるようにするのを助けるために、腫瘍学で使用することができる。1つのそのようなPET剤は、ソマトスタチン受容体サブタイプ2(SSTR2)を過剰発現する神経内分泌腫瘍(NET)を標的とし撮像する、64Cu-DOTATATEであり、これは受容体標的化処置から利益を得られ得る患者を特定するのを助けることができる。撮像能力は、陽電子放出放射性核種である64Cuによって与えられ(t1/2=12.7時間、β avg=0.28MeV、I=17.6%[分岐比(BR)として時々報告される、強度(I)を表す]、これはPETを使用して撮像することができるが分子の標的化部分はオクトレオテートの修正版(DOTA--Phe-Cys-Tyr--Trp-Lys-Thr-Cys-Thr,ジスルフィド環化Cys2-Cys7)、天然のSSTR2-リガンドソマトスタチンを模倣する環状ペプチドである。これら2の機能は、同時に64Cuを捕捉しながらもペプチドのN末端に結合したままの二官能性キレーターであるDOTAによって一緒に結合する(DOTATATEを形成する)。64Cu-DOTATATE(銅Cu64 DOTATATE)の構造を、以下に示す。
放射性同位体64CuによるDOTATATEの放射標識は、当初は数十年前に行われた。過去の研究では、少量の64Cu-DOTATATEが、非常に限られた使用および数の患者のために、低い総放射能で、調製現場でのみ使用するために調製された。最近、放射標識は、商品へのスケールアップのため、より高い放射能により改善された。最終的な精製された生成物は、はるかに高い初期総放射能レベルで作製され、放射線分解は、改善された製剤化および精製方法により防止された。
大量の薬物の放射標識のスケールアップおよび製剤化は、国中に薬物を流通させることができるようにするのに必要であった。スケールアップは、新たな問題および課題を、ならびに新しい発見および解決策をもたらして、薬物の大量バッチを実現した。本開示は、(i)過去の研究および結果に対する改善および変更を説明し、(ii)実施された研究を教示し、大規模な高活性バッチへのスケールアップを教示する。
使用されてきた概略的な放射標識および製剤化スキームを、図1(B)に示す。
具体的に、本開示は、64Cu-DOTATATE注射薬物製品用に放射標識され得、および精製され得る64Cuの総放射能の大幅なスケールアップについて教示する。
以前の研究では、64Cuの放射能(mCi)は低~中レベルであった。本開示は、放射標識で、総放射能を>5,400mCiにスケールアップした。課題は、放射線分解に起因するおよびDOTATATEの64Cu以外の他の金属との競合に起因する分解なしに、放射標識を実現することにある。次いで放射標識された生成物は、必要な高い放射化学純度(RCP)が維持されるように、素早く精製し、即座に安定化溶液中に希釈して、放射線分解からの分解を防止しなければならない。
その最終製剤(45mg/mLのアスコルビン酸ナトリウム中、5%エタノール)中に精製された64Cu-DOTATATEの安定性を、標識後、最長48時間評価し、錯体からの64Cuの顕著な分解または損失がないことを示す。
64Cu-DOTATATEを調製するために、希HCl中の64CuClを、ゲンチジン酸を含有する酢酸ナトリウム緩衝液中のDOTATATEと、2μg DOTATATE/mCiの比で反応させる。反応混合物をインキュベートし、次いでアスコルビン酸ナトリウム(NaOAsc)緩衝液中に精製する。得られた64Cu-DOTATE溶液を滅菌濾過し、最終製剤とした。本明細書に開示される開発努力は、生成設計空間を改善することおよび≧2Ciの64Cu-DOTATATEを調製するために放射標識反応をスケールアップすることに焦点を当てる。放射標識は、15℃で5分間でも証明された。精製された生成物は、最大10,000mCiの64Cu-DOTATATEで達成された。精製された生成物は、水中50%エタノールで実現された(以前の文献は、純粋なエタノールのみを示した)。事実、水中50%エタノールの使用は、100%エタノールの使用と比較して、精製された生成物の収率を改善した。
精製された薬物製品(2mL)を、即座に大容量(>20mL;しかし通常は、2000~10,000mCiの生成物に関して>100mLで)に希釈し、分解(放射線分解)を防止し、必要とされるRCP>95%を維持した。先の文献は、精製された生成物を<20mLに希釈した。
最終薬物製品を、RCP>95%で、1~5%のエタノールと共に28~122mg/mLのアスコルビン酸ナトリウムを使用して、精製後、最長48時間安定化させた。48時間の以前のRCP安定化は、45mg/mLのアスコルビン酸ナトリウム/5%エタノールでのみ実現した。
初期標識(放射標識ステップ)は、アスコルビン酸ナトリウムの存在下で実現することができる。
意外にも、より低い温度、即ち≦30℃でDOTATATEを標識した場合、DOTATATEによる銅のキレート化が、他の金属よりも素早く生じることが見出された。この現象は、最終薬物製品中に存在する金属性不純物の量を低減させるのに使用することができる。
C.64Cu-DOTATATEバルク溶液の調製
i.リガンド
一実施形態では、リガンドは、DOTATATE;1,4,7,10-テトラアザシクロドデカン-1,4,7,10-四酢酸(tretraacetic acid)(DOTA);3,6,9,15-テトラアザビシクロ[9.3.1]ペンタデカ-1(15),11,13-トリエン-3,6,9-三酢酸(PCTA);1,4,7-トリアザシクロノナン-1,4,7-トリイル三酢酸(NOTA)、またはこれらの誘導体である。
一実施形態では、リガンドは、反応混合物に、約1μg~約6000μg、約50μg~約5000μg、約100μg~約4500μg、約200μg~約4000μg、約300μg~約3000μg、約400μg~約2000μg、約500μg~約1000μgの量で添加される。別の実施形態では、リガンドは、約100μg、約200μg、約300μg、約400μg、約500μg、約600μg、約700μg、約800μg、約900μg、約1000μg、約1100μg、約1200μg、約1300μg、約1400μg、約1500μg、約1600μg、約1700μg、約1800μg、約1900μg、約2000μg、2100μg、約2200μg、約2300μg、約2400μg、約2500μg、約2600μg、約2700μg、約2800μg、約2900μg、約3000μg、約3100μg、約3200μg、約3300μg、約4400μg、約4500μg、約5000μg、約5500μg、または約6000μgの量で、反応混合物に添加される。さらに別の実施形態では、リガンドは、約100μg未満、約200μg未満、約300μg未満、約400μg未満、約500μg未満、約600μg未満、約700μg未満、約800μg未満、約900μg未満、約1000μg未満、約1100μg未満、約1200μg未満、約1300μg未満、約1400μg未満、約1500μg未満、約1600μg未満、約1700μg未満、約1800μg未満、約1900μg未満、約2000μg未満、2100μg未満、約2200μg未満、約2300μg未満、約2400μg未満、約2500μg未満、約2600μg未満、約2700μg未満、約2800μg未満、約2900μg未満、約3000μg未満、約3100μg未満、約3200μg未満、約3300μg未満、約4400μg未満、約4500μg未満、約5000μg未満、約5500μg未満、または約6000μg未満の量で、反応混合物に添加される。
別の実施形態では、リガンドは、約0.1ug/mCi~約20ug/mCi、約0.5ug/mCi~約15ug/mCi、約1ug/mCi~約11ug/mCi、約1ug/mCi~約8ug/mCi、約1ug/mCi~約5ug/mCi、約1ug/mCi~約3ug/mCi、または約0.1ug/mCi~約1.5ug/mCiの量で使用される。さらに別の実施形態では、リガンドは、約0.1ug/mCi、約0.25ug/mCi、約0.4ug/mCi、約0.5ug/mCi、約0.6ug/mCi、約0.75ug/mCi、約0.8ug/mCi、約1ug/mCi、約1.25ug/mCi、約1.5ug/mCi、約1.75ug/mCi、約2ug/mCi、約2.5ug/mCi、約3ug/mCi、約3.5、または約4ug/mCiの量で使用される。
一実施形態では、放射標識ステップにおけるリガンド/mLの濃度は、約200ug/mLよりも大きく、約250ug/mLよりも大きく、約300ug/mLよりも大きく、約333ug/mLよりも大きく、または約400ug/mLよりも大きい。
さらに別の実施形態では、標識された全リガンドは、約200μg~約6000μg、約500μg~約5000μg、約1000μg~約4000μg、約1500μg~約3000μg、約2000μg~約25000μg、約2000μg~約4000μg、約3000μg~約4000μgである。別の実施形態では、標識された全リガンドは、約200μg、約300μg、約400μg、約500μg、約600μg、約700μg、約800μg、約900μg、約1000μg、約1100μg、約1200μg、約1300μg、約1400μg、約1500μg、約1600μg、約1700μg、約1800μg、約1900μg、約2000μg、2100μg、約2200μg、約2300μg、約2400μg、約2500μg、約2600μg、約2700μg、約2800μg、約2900μg、約3000μg、約3100μg、約3200μg、約3300μg、約4000μg、約4500μg、約5000μg、約5500μg、または約6000μgである。さらに別の実施形態では、標識された全リガンドは、約500μg未満、約1000μg未満、約1500μg未満、約2000μg未満、約2500μg未満、約3000μg未満、約3500μg未満、約4000μg未満、約45000μg未満、約5000μg未満、約5500μg未満、約6000μg未満、約6500μg未満、約7000μg未満、約8000μg未満、約9000μg未満、または約10000μg未満である。
ii.放射性核種
別の実施形態では、放射性核種は、ビスマス-213、クロム-51、コバルト-60、ジスプロシウム-165、エルビウム-169、ホルミウム-166、イリジウム-192、鉄-59、鉛-212、ルテチウム-177、モリブデン-99、パラジウム-103、レニウム-186、レニウム-188、サマリウム-153、ストロンチウム-89、テクネチウム-99m、キセノン-133、イッテルビウム-169、イッテルビウム-177、イットリウム-90、炭素-11、コバルト-57、銅-64、銅-67、フッ素-18、ガリウム-67、ガリウム-68、ゲルマニウム-68、インジウム-111、ルビジウム-81、ルビジウム-82、ストロンチウム-82、タリウム-201などである。
別の実施形態では、64CuClは、約100mCi~約5000mCi、約200mCi~約4000mCi、約300mCi~約3500mCi、約400mCi~約3000mCi、約500mCi~約2500mCiの量で、または最大約10,000mCiの量で、反応混合物に添加される(64Cuの供給源として)。一実施形態では、64CuClは、約100mCi、約200mCi、約300mCi、約400mCi、約500mCi、約600mCi、約700mCi、約800mCi、約900mCi、約1000mCi、約1500mCi、約2000mCi、約2500mCi、約3000mCi、約3500mCi、約4000mCi、約4500mCi、約5000mCi、約5500mCi、約6000mCi、約6500mCi、約7000mCi、約7500mCi、約8000mCi、約8500mCi、約9000mCi、約9500mCi、または約10,000mCiの量で、反応混合物に添加される(64Cuの供給源として)。さらに別の実施形態では、64CuClは、約100mCi未満、約200mCi未満、約300mCi未満、約400mCi未満、約500mCi未満、約600mCi未満、約700mCi未満、約800mCi未満、約900mCi未満、約1000mCi未満、約1500mCi未満、約2000mCi未満、約2500mCi未満、約3000mCi未満、約3500mCi未満、約4000mCi未満、約4500mCi未満、約5000mCi未満、約5500mCi未満、約6000mCi未満、約6500mCi未満、約7000mCi未満、約7500mCi未満、約8000mCi未満、約8500mCi未満、約9000mCi未満、約9500mCi未満、または約10,000mCi未満の量で、反応混合物に添加される(64Cuの供給源として)。
一実施形態では、放射性核種は、約0.1μg、約0.2μg、約0.3μg、約0.39μg、約0.4μg、約0.44μg、約0.5μg、約0.6μg、約0.7μg、約0.8μg、約0.9μg、約1μg、約1.12μg、約2μg、約3μg、約4μg、約5μg、約6μg、約7μg、約8μg、約9μg、または約10μgの量で、反応混合物に添加される。
さらに別の実施形態では、64Cuは、約0.1μg、約0.2μg、約0.3μg、約0.4μg、約0.44μg、約0.5μg、約0.6μg、約0.7μg、約0.8μg、約0.9μg、約1μg、約2μg、約3μg、約4μg、約5μg、約6μg、約7μg、約8μg、約9μg、または約10μgの量で、反応混合物に添加される。
iii.緩衝溶液
一実施形態では、薬物製品のバルク溶液の調製で使用される緩衝溶液は、酢酸ナトリウム緩衝液、酢酸ナトリウム/ゲンチジン酸緩衝液、アスコルビン酸ナトリウム緩衝液、アスコルビン酸ナトリウム/エタノール緩衝液、酢酸アンモニウム緩衝液、酢酸アンモニウム/ゲンチジン酸緩衝液、アスコルビン酸アンモニウム緩衝液、アスコルビン酸アンモニウム/エタノール緩衝液、または任意の他の適切な緩衝液である。
一実施形態では、緩衝液の濃度は、約0.1M、約0.2M、約0.3M、約.4M、約0.5M、約0.6M、約0.7M、約0.8M、約0.9M、または約1.0Mである。さらに別の実施形態では、緩衝液の濃度は、約20mg/mL~約200mg/mL、約25mg/mL~約190mg/mL、約30mg/mL~約170mg/mL、約35mg/mL~約160mg/mL、約40mg/mL~約150mg/mL、約45mg/mL~約140mg/mL、約45mg/mL~約122mg/mL、約50mg/mL~約130mg/mL、約60mg/mL~約120mg/mL、または約70mg/mL~約100mg/mLである。さらに別の実施形態では、緩衝液の濃度は、約4mg/mL、約10mg/mL、約20mg/mL、約25mg/mL、約30mg/mL、約35mg/mL、約40mg/mL、約45mg/mL、約50mg/mL、約60mg/mL、約65%mg/mL、約66%mg/mL、約70mg/mL、約80mg/mL、約90mg/mL、約95%、約100mg/mL、約110mg/mL、約120mg/mL、約122mg/mL、約130mg/mL、約132mg/mL、約140mg/mL、約150mg/mL、約160mg/mL、約170mg/mL、約180mg/mL、約190mg/mL、または約200mg/mLである。
別の実施形態では、緩衝液は、約4mg/mL、約10mg/mL、約15mg/mL、約20mg/mL、約25mg/mL、約30mg/mL、約35mg/mL、約40mg/mL、約45mg/mL、約50mg/mL、約60mg/mL、約70mg/mL、約80mg/mL、約90mg/mL、または約100mg/mLのゲンチジン酸、および約0.1M、約0.2M、約0.3M、約0.33M、約0.4M、約0.5M、約0.6M、約0.7M、約0.8M、約0.9M、または約1.0Mの酢酸ナトリウムを含む。
1つの具体的な実施形態では、緩衝液は、ゲンチジン酸が4mg/mLおよび酢酸ナトリウムが0.4Mの溶液である。
さらに別の実施形態では、緩衝液は、約4mg/mL、約10mg/mL、約20mg/mL、約25mg/mL、約30mg/mL、約35mg/mL、約40mg/mL、約45mg/mL、約46%mg/mL、約50mg/mL、約60mg/mL、約64.8mg/mL、約66%mg/mL、約70mg/mL、約80mg/mL、約90mg/mL、約100mg/mLのアスコルビン酸ナトリウム、および約1%、約2%、約2.8%、約3%、約3.5%、約4%、約5%、約8%、約10%、約15%、約20%、約25%、または約30%のEtOHを含む。1つの具体的な実施形態では、緩衝液は、アスコルビン酸ナトリウムを45mg/mLおよび5%のEtOHを有する溶液である。
別の実施形態では、緩衝液は、約4mg/mL、約10mg/mL、約15mg/mL、約20mg/mL、約25mg/mL、約30mg/mL、約35mg/mL、約40mg/mL、約45mg/mL、約50mg/mL、約60mg/mL、約70mg/mL、約80mg/mL、約90mg/mL、または約100mg/mLのゲンチジン酸、および約0.1M、約0.2M、約0.3M、約0.33M、約0.4M、約0.5M、約0.6M、約0.7M、約0.8M、約0.9M、または約1.0Mのアスコルビン酸ナトリウムを含む。
iv.安定化剤
一実施形態では、安定化剤はゲンチジン酸である。別の実施形態では、安定化剤はアスコルビン酸ナトリウムである。しかしながら、任意の適切な安定化剤が使用され得る。
別の実施形態では、1つよりも多い安定化剤が使用される。別の実施形態では、ゲンチジン酸などの1つの安定化剤が放射標識プロセス中に使用され、アスコルビン酸ナトリウムなどの別の安定化剤が、最終製剤化製品に使用される。
一実施形態では、安定化剤は、約1.0g~約9.0gの量で添加される。一実施形態では、安定化剤は、約2.0mg~約8.0mgの量で添加される。別の実施形態では、安定化剤は、約3.0mg~約7.0mgの量で添加される。別の実施形態では、安定化剤は、約3.0mg~約5.0mgの量で添加される。別の実施形態では、安定化剤は、約4.0mg~約6.0mgの量で添加される。1つの具体的な実施形態では、安定化剤は、反応混合物に約4.0mgの量で添加される。
さらに別の実施形態では、安定化剤は、約1.0g~約9.0gの量で添加される。別の実施形態では、ゲンチジン酸は、約2.0mg~約8.0mgの量で添加される。別の実施形態では、ゲンチジン酸は、約3.0mg~約7.0mgの量で添加される。別の実施形態では、ゲンチジン酸は、約3.0mg~約5.0mgの量で添加される。別の実施形態では、ゲンチジン酸は、約4.0mg~約6.0mgの量で添加される。1つの具体的な実施形態では、ゲンチジン酸は、約4.0mgの量で反応混合物に添加される。
別の実施形態では、アスコルビン酸ナトリウムは、約2.0mg~約8.0mgの量で添加される。別の実施形態では、アスコルビン酸ナトリウムは、約3.0mg~約7.0mgの量で添加される。別の実施形態では、アスコルビン酸ナトリウムは、約3.0mg~約5.0mgの量で添加される。別の実施形態では、アスコルビン酸ナトリウムは、約4.0mg~約6.0mgの量で添加される。1つの具体的な実施形態では、アスコルビン酸ナトリウムは、約4.0mgの量で反応混合物に添加される。
v.放射標識条件
一実施形態では、放射標識は、放射性核種が500mCi~15,000mCiで行われる。放射標識での放射能濃度は、≧250mCi/mL、≧300ug/mL、≧333mCi/mL、≧350mCi/mL、≧400mCi/mL、≧421mCi/mL、または≧460mCi/mLである。標識された全リガンドは、1000~4000ug、または≧333ug/mLの濃度である。
一実施形態では、放射標識は、放射性核種が500mCi~10,000mCiで行われる。放射標識での放射能濃度は、≧333mCi/mLである。標識された全リガンドは、1000~4000ug、または≧333ug/mLの濃度である。
別の実施形態では、放射標識は、放射性核種が500mCi~2,500mCiで行われる。放射標識での放射能濃度は、≧250mCi/mL、≧300ug/mL、≧333mCi/mL、≧350mCi/mL、≧400mCi/mL、≧421mCi/mL、または≧460mCi/mLである。標識された全リガンドは、1000~4000μg、または≧333μm/mLの濃度である。
一実施形態では、放射標識は、500mCi~15,000mCiの64Cuで行われる。放射標識での放射能濃度は、≧250mCi/mL、≧300mL、≧333mCi/mL、≧350ug/mL、≧400mCi/mL、≧421mCi/mL、または≧460mCi/mLである。標識された全DOTATATEは、1000~4000ug、または≧333ug/mLの濃度である。
一実施形態では、放射標識は、500mCi~10,000mCiの64Cuで行われる。放射標識での放射能濃度は、≧333mCi/mLである。標識された全DOTATATEは、1000~4000ug、または≧333ug/mLの濃度である。
別の実施形態では、放射標識は、500mCi~2,500mCiの64Cuで行われる。放射標識での放射能濃度は、≧250mCi/mL、≧300ug/mL、≧333mCi/mL、≧350ug/mL、≧400mCi/mL、≧421mCi/mL、または≧460mCi/mLである。標識された全DOTATATEは、1000~4000μg、または≧333μg/mLの濃度である。
別の実施形態では、反応混合物のpHは、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5.0、5.1、5.2、5.3、5.4、5.5、5.6、5.7、5.8、5.9、6.0、6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、6.8、6.9、または7.0である。さらに別の実施形態では、反応混合物のpHは、約4.5~約7.0、約4.6~約6.9、約4.7~約6.8、約4.8~約6.7、約4.9~約6.6、約5.0~約6.6、約5.1~約6.5、約5.2~約6.3、約5.3~約6.2、約5.4~約6.1、または約5.5~約6.0である。1つの具体的な実施形態では、反応混合物のpHは、約5~約6である。
DOTA-TATEなどのバイオコンジュゲートキレートは、一般に50~95℃の温度で錯体化して、高い放射化学標識および放射標識収率を確実にする。しかしながら本開示は、より低い温度、即ち室温またはそれよりも低い温度で標識することによって、銅64Cu-DOTATATEの純度が、他の一般的な金属不純物と比較してDOTATATEへの銅(2+)イオンのより素早い標識に起因して改善されることを教示する。
別の実施形態では、反応混合物の温度は、約10℃~約50℃、約15℃~約45℃、約20℃~約40℃、約10℃~約30℃、約10℃~約20℃、約20℃~約50℃、約20℃~約40℃、または約20℃~約30℃である。一実施形態では、反応混合物の温度は、約10℃、約15℃、約20℃、約22℃、約25℃、約30℃、約35℃、約40℃、約45℃、または約50℃である。別の実施形態では、反応混合物の温度は、周囲温度である。
さらに別の実施形態では、反応混合物の温度は、50℃未満もしくはそれに等しく、50℃未満であり、45℃未満もしくはそれに等しく、45℃未満であり、40℃未満もしくはそれに等しく、40℃未満であり、35℃未満もしくはそれに等しく、35℃未満であり、30℃未満もしくはそれに等しく、30℃未満であり、25℃未満もしくはそれに等しく、25℃未満であり、20℃未満もしくはそれに等しく、20℃未満であり、15℃未満もしくはそれに等しく、15℃未満であり、10℃未満もしくはそれに等しく、または10℃未満である。
一実施形態では、反応混合物中のリガンドの放射性核種に対するモル比は、約125:1、120:1、115:1、110:1、105:1、100:1、95:1、90:1、85:1、80:1、75:1、70:1、65:1、60:1、55:1、50:1、45:1、40:1、35:1、30:1、25:1、20:1、15:1、10:1、5:1、4:1、3:1、2:1、2.5:1、または1:1である。別の実施形態では、反応混合物中のリガンドの放射性核種に対するモル比は、約125:1~約75:1である。さらに別の実施形態では、反応混合物中のリガンドの放射性核種に対するモル比は、約105:1~約95:1である。さらに別の実施形態では、反応混合物中のリガンドの放射性核種に対するモル比は、約110:1~約90:1である。さらに別の実施形態では、反応混合物中のリガンドの放射性核種に対するモル比は、約102:1~約99:1である。さらに別の実施形態では、反応混合物中のリガンドの放射性核種に対するモル比は、約125:1~約1:1、約105:1~約10:1、約102:1~約10:1、約110:1~約50:1、約90:1~約70:1、または約60:1~約1:1、または約110:1~約90:1である。
1つの具体的な実施形態では、DOTATATEの64Cuに対するモル比は、約125:1、120:1、115:1、110:1、105:1、100:1、95:1、90:1、85:1、80:1、75:1、70:1、65:1、60:1、55:1、50:1、45:1、40:1、35:1、30:1、25:1、20:1、15:1、10:1、5:1、4:1、3:1、2:1、2.5:1、または1:1である。別の実施形態では、反応混合物中のDOTATATEの64Cuに対するモル比は、約105:1~約95:1である。さらに別の実施形態では、反応混合物中のDOTATATEの64Cuに対するモル比は、約102:1~約99:1である。さらに別の実施形態では、反応混合物中のDOTATATEの64Cuに対するモル比は、約125:1~約1:1、約105:1~約10:1、約102:1~約10:1、約110:1~約50:1、約90:1~約70:1、または約60:1~約1:1、または約110:1~約90:1である。
一実施形態では、リガンドの質量(μg):放射性核種の放射能(mCi)の比は、約5:1、4:1、3:1、2:1、または1:1である。さらに別の実施形態では、放射性核種の放射能(mCi)に対するリガンドの質量(μg)の濃度は、各反応に関して約1.0μg/mCi、0.9μg/mCi、0.8μg/mCi、0.7μg/mCi、0.6μg/mCi、0.5μg/mCi、0.4μg/mCi、0.3μg/mCi、0.2μg/mCi、または0.1μg/mCiである。さらに別の実施形態では、放射性核種の放射能(mCi)に対するリガンドの質量(μg)の濃度は、各反応に関して約0.6μg/mCiであった。
一実施形態では、リガンドの質量(μg):64Cuの放射能(mCi)の比は、約5;1、4:1、3:1、2:1、または1:1である。さらに別の実施形態では、64Cuの放射能(mCi)に対するリガンドの質量(μg)の濃度は、各反応に関して約1.0μg/mCi、0.9μg/mCi、0.8μg/mCi、0.7μg/mCi、0.6μg/mCi、0.5μg/mCi、0.4μg/mCi、0.3μg/mCi、0.2μg/mCi、または0.1μg/mCiである。さらに別の実施形態では、64Cuの放射能(mCi)に対するリガンドの質量(μg)の濃度は、各反応に関して約0.6μg/mCiであった。
一実施形態では、DOTATATEの質量(μg):64Cuの放射能(mCi)の比は、約5:1、4:1、3:1、2:1、または1:1である。さらに別の実施形態では、64Cuの放射能(mCi)に対するDOTATATEの質量(μg)の濃度は、各反応に関して約1.0μg/mCi、0.9μg/mCi、0.8μg/mCi、0.7μg/mCi、0.6μg/mCi、0.5μg/mCi、0.4μg/mCi、0.3μg/mCi、0.2μg/mCi、または0.1μg/mCiである。さらに別の実施形態では、DOTATATEの、64Cuの放射能(mCi)に対するDOTATATEの質量(μg)の濃度は、各反応に関して約0.6μg/mCiであった。
一実施形態では、原薬のバルク溶液の放射能は、約1mCi~約10,000mCi、約1mCi~約9,900mCi、約1mCi~約9,800mCi、約1mCi~約9,700mCi、約1mCi~約9,600mCi、約1mCi~約9,500mCi、約1mCi~約9,400mCi、約1mCi~約9,300mCi、約1mCi~約9,200mCi、約1mCi~約9,100mCi、約1mCi~約9,000mCi、約1mCi~約8,900mCi、約1mCi~約8,800mCi、約1mCi~約8,700mCi、約1mCi~約8,600mCi、約1mCi~約8,500mCi、約1mCi~約8,400mCi、約1mCi~約8,300mCi、約1mCi~約8,200mCi、約1mCi~約8,100mCi、約1mCi~約8,000mCi、約1mCi~約7,900mCi、約1mCi~約7,800mCi、約1mCi~約7,700mCi、約1mCi~約7,600mCi、約1mCi~約7,500mCi、約1mCi~約7,400mCi、約1mCi~約7,300mCi、約1mCi~約7,200mCi、約1mCi~約7,100mCi、約1mCi~約7,000mCi、約1mCi~約6,900mCi、約1mCi~約6,800mCi、約1mCi~約6,700mCi、約1mCi~約6,600mCi、約1mCi~約6,500mCi、約1mCi~約6,400mCi、約1mCi~約6,300mCi、約1mCi~約6,200mCi、約1mCi~約6,100mCi、約1mCi~約6,000mCi、約1mCi~約5,900mCi、約1mCi~約5,800mCi、約1mCi~約5,700mCi、約1mCi~約5,600mCi、約1mCi~約5,500mCi、約1mCi~約5,400mCi、約1mCi~約5,300mCi、約1mCi~約5,200mCi、約1mCi~約5,100mCi、約1mCi~約5,000mCi、約1mCi~約4,900mCi、約1mCi~約4,800mCi、約1mCi~約4,700mCi、約1mCi~約4,600mCi、約1mCi~約4,500mCi、約1mCi~約4,400mCi、約1mCi~約4,300mCi、約1mCi~約4,200mCi、約1mCi~約4,100mCi、約1mCi~約4,000mCi、約1mCi~約3,900mCi、約1mCi~約3,800mCi、約1mCi~約3,700mCi、約1mCi~約3,600mCi、約1mCi~約3,500mCi、約1mCi~約3,400mCi、約1mCi~約3,300mCi、約1mCi~約3,200mCi、約1mCi~約3,100mCi、約1mCi~約3000mCi、約10mCi~約2900mCi、約20mCi~約2,800mCi、約30mCi~約2,700mCi、約40mCi~約2,600mCi、約50mCi~約2,500mCi、約60mCi~約2,400mCi、約70mCi~約2,300mCi、約80mCi~約2200mCi、約90mCi~約2,100mCi、約100mCi~約2,000mCi、約150mCi~約3000mCi、約200mCi~約2500mCi、約250mCi~約2,000mCi、約300mCi~約1,500mCi、約400mCi~約1,000mCi、または約500mCi~約750mCiである。
別の実施形態では、原薬のバルク溶液の放射能は、約1mCi、約20mCi、約40mCi、約60mCi、約80mCi、約100mCi、約120mCi、約140mCi、約160mCi、約200mCi、約220mCi、約240mCi、約260mCi、約280mCi、約300mCi、約320mCi、約340mCi、約360mCi、約380mCi、約400mCi、約420mCi、約440mCi、約460mCi、約480mCi、約500mCi、約550mCi、約600mCi、約650mCi、約700mCi、約750mCi、約800mCi、約850mCi、約900mCi、約950mCi、約1,000mCi、約1,100mCi、約1,200mCi、約1,300mCi、約1,400mCi、約1,500mCi、約1,600mCi、約1,700mCi、約1,800mCi、約1,900mCi、約2,000mCi、約2,100mCi、約2,200mCi、約2,300mCi、約2,400mCi、約2,500mCi、約2,600mCi、約2,700mCi、約2,800mCi、約2,900mCi、約3,000mCi、約3,100mCi、約3,200mCi、約3,300mCi、約3,400mCi、約3,500mCi、約3,600mCi、約3,700mCi、約3,800mCi、約3,900mCi、約4,000mCi、約4,100mCi、約4,200mCi、約4,300mCi、約4,400mCi、約4,500mCi、約4,600mCi、約4,700mCi、約4,800mCi、約4,900mCi、約5,000mCi、約5,100mCi、約5,200mCi、約5,300mCi、約5,400mCi、約5,500mCi、約5,600mCi、約5,700mCi、約5,800mCi、約5,900mCi、約6,000mCi、約6,100mCi、約6,200mCi、約6,300mCi、約6,400mCi、約6,500mCi、約6,600mCi、約6,700mCi、約6,800mCi、約6,900mCi、約7,000mCi、約7,100mCi、約7,200mCi、約7,300mCi、約7,400mCi、約7,500mCi、約7,600mCi、約7,700mCi、約7,800mCi、約7,900mCi、約8,000mCi、約8,100mCi、約8,200mCi、約8,300mCi、約8,400mCi、約8,500mCi、約8,600mCi、約8,700mCi、約8,800mCi、約8,900mCi、約9,000mCi、9,100mCi、約9,200mCi、約9,300mCi、約9,400mCi、約9,500mCi、約9,600mCi、約9,700mCi、約9,800mCi、約9,900mCi、または約10,000mCiである。1つの具体的な実施形態では、原薬のバルク溶液の放射能は、約100mCi、500mCi、1000mCi、2000mCi、3,000mCi、4,000mCi、5,000mCi、6,000mCi、7,000mCi、8,000mCi、9,000mCi、または10,000mCiである。
一実施形態では、放射性核種溶液の体積は、約0.1mL~約10mL、約0.2mL~約9mL、約0.3mL~約8mL、約0.4mL~約7mL、約0.5mL~約6mL、約1mL~約5mL、約2mL~約4mLである。別の実施形態では、放射性核種溶液の体積は、約0.1mL、約0.2mL、約0.3mL、約0.4mL、約0.5mL、約1mL、約2mL、約3mL、約4mL、約5mL、約6mL、約7mL、約8mL、約9mL、または約10mLである。一実施形態では、64Cu溶液の体積は、約0.1mL~約10mL、約0.2mL~約9mL、約0.3mL~約8mL、約0.4mL~約7mL、約0.5mL~約6mL、約1mL~約5mL、約2mL~約4mLである。別の実施形態では、64Cu溶液の体積は、約0.1mL、約0.2mL、約0.3mL、約0.4mL、約0.5mL、約1mL、約2mL、約3mL、約4mL、約5mL、約6mL、約7mL、約8mL、約9mL、または約10mLである。
さらに別の実施形態では、放射標識溶液での体積は、約0.1mL~約10mL、約0.5mL~約9mL、約1mL~約7mL、約1.5mL~約6mL、約0.5mL~約6mL、約1mL~約5mL、約2mL~約4mLである。別の実施形態では、放射標識溶液での体積は、約0.1mL、約0.2mL、約0.3mL、約0.4mL、約0.5mL、約1mL、約1.5mL、約2mL、約3mL、約4mL、約5mL、約6mL、約7mL、約8mL、約9mL、または約10mLである。
別の実施形態では、反応時間は、約1分、約2分、約3分、約4分、約5分、約6分、約7分、約8分、約9分、約10分、約15分、約20分、約25分、約30分、約45分、約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、または約10時間である。一実施形態では、反応時間は、約1分~約24時間、約1分~約18時間、約1分~約12時間、または約1分~約6時間である。さらに別の実施形態では、反応時間は、約1分~約60分、約2分~約45分、または約5分~約30分である。
さらに別の実施形態では、最終製剤中の抗放射線分解剤の濃度は、29~122mg/mL+1~5%エタノールである。
さらに別の実施形態では、反応混合物に添加される非放射性銅の量は、0~30μg/mL(ppm)である。さらに別の実施形態では、反応混合物に添加される非放射性銅の量は0.1~30μg/mL(ppm)である。
D.64Cu-DOTATATEバルク溶液の精製
さらに別の実施形態では、バルク金属-リガンド溶液は、C-18 Light Sep Pakまたは任意の適切な精製システム/カラムを使用して精製される。
一実施形態では、精製での溶出溶媒は、エタノール、5%エタノール(95%水)、10%エタノール(90%水)、15%エタノール(85%水)、20%エタノール(80%水)、25%エタノール(75%水)、30%エタノール(70%水)、35%エタノール(65%水)、40%エタノール(60%水)、45%エタノール(55%水)、50%エタノール(50%水)、55%エタノール(45%水)、60%エタノール(40%水)、65%エタノール(35%水)、70%エタノール(30%水)、75%エタノール(25%水)、80%エタノール(20%水)、85%エタノール(15%水)、90%エタノール(10%水)、95%エタノール(5%水)、または100%エタノールである。
さらに別の実施形態では、精製ステップからの溶媒の体積は、約0.1mL~約10mL、約0.5mL~約9mL、約1mL~約7mL、約1.5mL~約6mL、約0.5mL~約6mL、約1mL~約5mL、約2mL~約4mLである。別の実施形態では、精製ステップからの溶媒の体積は、約0.1mL、約0.2mL、約0.3mL、約0.4mL、約0.5mL、約1mL、約1.5mL、約2mL、約3mL、約4mL、約5mL、約6mL、約7mL、約8mL、約9mL、または約10mLである。
別の実施形態では、薬物製品中の64Cuの放射性核種純度は、≧99%、≧99.1%、≧99.2%、≧99.3%、≧99.4%、≧99.5%、≧99.6%、≧99.7%、≧99.8%、または≧99.9%である。
さらに別の実施形態では、薬物製品中の放射性核種不純物の量は、≦1%、≦0.9%、≦0.8%、≦0.7%、≦0.6%、≦0.5%、≦0.4%、≦0.3%、≦0.2%、または≦0.1%である。別の実施形態では、薬物製品中の1つの単一放射性核種不純物の量は、≦0.1%、≦0.09%、≦0.08%、≦0.07%、≦0.06%、≦0.05%、≦0.04%、≦0.03%、≦0.02%、または≦0.01%である。
一実施形態では、薬物製品の放射化学純度は、銅Cu64 DOTATATEとして、≧90%、≧91%、≧92%、≧93%、≧94%、≧95%、≧96%、≧97%、≧98%、≧99%、≧99.1%、≧99.2%、≧99.3%、≧99.4%、≧99.5%、≧99.6%、≧99.7%、≧99.8%、または≧99.9%である。
一実施形態では、純度は、高性能液体クロマトグラフ(HPLC)または任意の他の許容可能なもしくは適切な技法を使用して、測定される。
別の実施形態では、ゲンチジン酸は、薬物製品中に≦50ppm、≦40ppm、≦30ppm、≦20ppm、≦10ppm、≦5ppm、または≦1ppmの量で存在する。
一実施形態では、単一不純物は、薬物製品中のDOTATATEおよび関連ある物質の≦1%、≦0.9%、≦0.8%、≦0.7%、≦0.6%、≦0.5%、≦0.4%、≦0.3%、≦0.2%、または≦0.1%の量で存在する。
別の実施形態では、全不純物は、薬物製品中のDOTATATEおよび関連ある物質の≦10%、≦9%、≦8%、≦7%、≦6%、≦5%、≦4%、≦3%、≦2%、≦1%、≦0.9%、≦0.8%、≦0.7%、≦0.6%、≦0.5%、≦0.4%、≦0.3%、≦0.2%、または≦0.1%の量で存在する。
別の実施形態では、細菌内毒素は、≦100EU/mL、≦90EU/mL、≦80EU/mL、≦70EU/mL、≦60EU/mL、≦50EU/mL、≦40EU/mL、≦39EU/mL、≦30EU/mL、≦20EU/mL、≦10EU/mL、≦9EU/mL、≦8EU/mL、≦7EU/mL、≦6EU/mL、≦5EU/mL、≦4EU/mL、≦3EU/mL、≦2EU/mL、または≦1EU/mLの量で、薬物製品中に存在する。
F.薬物製品(64Cu-DOTATATE注射)
本明細書に開示される薬物製品は、成人患者におけるソマトスタチン受容体陽性神経内分泌腫瘍(NET)の限局化のための、陽電子放出断層撮影(PET)での使用が示される。
i.化学的特徴
本明細書に記載される薬物製品は、PET撮像での使用のための放射性診断薬である、銅64Cu-DOTATATEを含有する。化学的に、64Cu-DOTATATEは、銅(Cu64)-N-[(4,7,10-トリカルボキシメチル-1,4,7,10-テトラアザシクロドデカ-1-イル)アセチル]-ジフェニルアラニル-L-システイニル-L-チロシル-D-トリプロファニル-L-リシル-L-トレオニニル-L-システイニル-L-トレオニン-環状(2-7)ジスルフィドとして記載される。分子量は1497.2ダルトンであり、下記は1つの異性形態の構造式である:
薬物製品は、静脈内使用用の、滅菌、透明、無色から黄色の溶液である。各10mL単回投与バイアルは、148MBq(4mCi)の64Cu-DOTATATEを較正日時に4mLの溶液体積中に含有する。さらに、溶液の各mLは、40mgのアスコルビン酸、0.05mlの脱水アルコール、USP(エタノール)を注射用滅菌水、USP中に含有する。pHは、水酸化ナトリウム、塩酸で調節し、約5.5~7.5の間である。
ii.物理的特徴
表1および表2は、64Cuの主要な放射線放出データおよび物理的減衰を提供する。64Cuは、半減期t1/2=12.7時間で:(a)17.6%の64Niへの陽電子放出であって、2つの511keV消滅光子(35.7%)の放出をもたらすもの、(b)64Znへのベータ減衰による38.5%、および(c)64Niへの電子捕捉による43.8%、の組合せを介して減衰する。Cu-64の減衰は、約0.48%の強度で特徴的な1346keVガンマ線の放出ももたらす。
薬物製品のガンマ放出スペクトルは、約511keVおよび約1346keVでピークを示す。
iii.外部放射線
ガンマ定数:1メートルでMBq当たり3.6×10-5mSv/時(1メートルでmCi当たり0.133mrem/時)。表3は、64Cuの鉛遮蔽による放射線減衰を示す。
一実施形態では、薬物製品は、約15℃~約30℃、約15℃~約25℃、約15℃~約20℃、または約20℃~約30℃の温度で保存される。別の実施形態では、薬物製品は、約10℃、約15℃、約20℃、約22℃、約25℃、または約30℃の温度で保存される。さらに別の実施形態では、薬物製品は、約20℃~約25℃の制御された室温で保存される。
別の実施形態では、薬物製品は、約30℃~約60℃、約35℃~約55℃、約40℃~約50℃、または約50℃~約60℃の温度で保存される。別の実施形態では、薬物製品は、約30℃、約35℃、約40℃、約45℃、約50℃、約55℃、または約60℃の温度で保存される。さらに別の実施形態では、薬物製品は、約50℃~約55℃の温度で保存される。
放射化学的同一性は、HPLCを使用して確認することができる。64Cu-DOTATATEのHPLC相対保持時間(RRT)は、DOTATATE標準のものと相関する。一実施形態では、64Cu-DOTATATEのHPLC RRTは、約1~約2、または約1.15~約1.25である。
放射性核種的同一性は、ガンマ放出分光法を使用して確認することができる。薬物製品のガンマ放出スペクトルは、約511keVおよび約1346keVでピークを示す。
一実施形態では、薬物製品の溶液体積は、約1mL~約10mL、約2mL~約9mL、約3mL~約7mL、約4mL~約6mL、または約3mL~約6mLである。さらに別の実施形態では、薬物製品の溶液体積は、約1mL、約2mL、約3mL、約4mL、約5mL、約6mL、約7mL、約8mL、約9mL、または約10mLである。
さらに別の実施形態では、薬物製品は、較正日時で148MBq(4mCi)(1mL当たり37MBq(1mCi))の64Cu-DOTATATEを含有する単回投与バイアル中の滅菌、透明、無色から黄色の溶液である。密封したバイアルを、放射線防護のため遮蔽(鉛)容器に入れる。薬物製品をA型パッケージで輸送する。
一実施形態では、総バイアル放射能(アッセイ)は、約1.0mCi/バイアル~約10mCi/バイアル、約1.5mCi/バイアル~約9mCi/バイアル、約2.0mCi/バイアル~約8mCi/バイアル、約2.5mCi/バイアル~約7mCi/バイアル、約3.0mCi/バイアル~約6mCi/バイアル、または約3.6mCi/バイアル~約4.4mCi/バイアルである。別の実施形態では、総バイアル放射能(アッセイ)は、約1.0mCi/バイアル、約1.5mCi/バイアル、約2.0mCi/バイアル、約2.5mCi/バイアル、約3.0mCi/バイアル、約3.5mCi/バイアル、約3.6mCi/バイアル、約4.0mCi/バイアル、約4.4mCi/バイアル、約4.5mCi/バイアル、約5.0mCi/バイアル、約5.5mCi/バイアル、約6mCi/バイアル、約7mCi/バイアル、約8mCi/バイアル、約9mCi/バイアル、または約10mCi/バイアルである。
さらに別の実施形態では、薬物製品の放射能濃度は、約0.5mCi/mL~約15mCi/mL、約0.5mCi/mL~約12.5mCi/mL、約0.5mCi/mL~約10mCi/mL、約0.5mCi/mL~約7.5mCi/mL、約0.5mCi/mL~約5mCi/mL、約0.5mCi/mL~約3mCi/mL、約0.6mCi/mL~約2.5mCi/mL、約0.7mCi/mL~約2.0mCi/mL、約0.8mCi/mL~約1.5mCi/mL、または約0.9mCi/mL~約1.1mCi/mLである。さらに別の実施形態では、薬物製品の放射能濃度は、約15mCi/mL、約14mCi/mL、約13mCi/mL、約12mCi/mL、約11mCi/mL、約10mCi/mL、約9mCi/mL、約8mCi/mL、約7mCi/mL、約6mCi/mL、または約5mCi/mLである。別の実施形態では、薬物製品の放射能濃度は、約5~15mCi/mLである。さらなる実施形態では、薬物製品の放射能濃度は、約9~14mCi/mLである。さらに別の実施形態では、薬物製品の放射能濃度は、約10~11mCi/mLである。さらに別の実施形態では、薬物製品の放射能濃度は、約11~12mCi/mLである。追加の実施形態では、薬物製品の放射能濃度は、約12~13mCi/mLである。
別の実施形態では、DOTATATEおよび関連ある物質は、薬物製品中に≦50ppm、≦40ppm、≦30ppm、≦27ppm、≦22.7ppm、≦20ppm、または≦10ppmの量で存在する。
一実施形態では、薬物製品の見掛けの比放射能は、較正時に、≧10mCi/mg、≧20mCi/mg、≧30mCi/mg、≧40mCi/mg、≧50mCi/mg、≧60mCi/mg、≧70mCi/mg、≧80mCi/mg、または≧90mCi/mgのDOTATATEおよび関連ある物質である。
別の実施形態では、薬物製品の平均比放射能は、約2.96MBq/μgである。別の実施形態では、薬物製品の平均比放射能は、約1.0~約5.0MBq/μgである。別の実施形態では、薬物製品の平均比放射能は、約2.0~約4.0MBq/μgである。別の実施形態では、薬物製品の平均比放射能は、約2.5~約3.5MBq/μgである。さらに別の実施形態では、薬物製品の平均比放射能は、較正時に、約0.5MBq/μg、約1.0MBq/μg、約1.5MBq/μg、約2.0MBq/μg、約2.5MBq/μg、約3.0MBq/μg、約3.5MBq/μg、約4.0MBq/μg、約4.5MBq/μg、約5.0MBq/μg、約6.0MBq/μg、約7.0MBq/μg、約8.0MBq/μg、約9.0MBq/μg、または約10.0MBq/μgである。
さらに別の実施形態では、バイアル内の薬物製品の充填体積は、約1mL~約10mL、約2mL~約8mL、約3mL~約6mL、または約3.6mL~約4.4mLである。さらに別の実施形態では、バイアル内の薬物製品の充填体積は、約1mL、約2mL、約3mL、約3.6mL、約4mL、約4.4mL、約5mL、約6mL、約7mL、約8mL、約9mL、または約10mLである。
別の実施形態では、薬物製品のpHは、約4.5~約8.0、約4.6~約7.9、約4.7~約7.8、約4.8~約7.7、約4.9~約7.6、約5.0~約7.5、または約5.5~約7.5である。別の実施形態では、薬物製品のpHは、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5.0、5.1、5.2、5.3、5.4、5.5、5.6、5.7、5.8、5.9、6.0、6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、6.8、6.9、7.0、7.1、7.2、7.3、7.4、または7.5である。
一実施形態では、薬物製品の含量均一性は、≦10%、≦9%、≦8%、≦7%、≦6%、≦5%、≦4%、≦3%、≦2%、≦1%、≦0.9%、≦0.8%、≦0.7%、≦0.6%、≦0.5%、≦0.4%、≦0.3%、≦0.2%、または≦0.1%である。
別の実施形態では、エタノールは、約1%~約10%、約2%~約9%、約3%~約8%、約4%~約7%、または約4%~約6%の量で、薬物製品中に存在する。さらに別の実施形態では、エタノールは、約1%、約2%、約3%、約4%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%の量で、薬物製品中に存在する。
一実施形態では、薬物製品中のアスコルビン酸含量は、約1mg/mL~約100mg/mL、約10mg/mL~約90mg/mL、約20mg/mL~約80mg/mL、約3mg/mL~約70mg/mL、約40mg/mL~約60mg/mL、約30mg/mL~約60mg/mL、または約36mg/mL~約44mg/mLである。別の実施形態では、薬物製品中のアスコルビン酸含量は、約1mg/mL、約10mg/mL、約15mg/mL、約20mg/mL、約30mg/mL、約36mg/mL、約40mg/mL、約44mg/mL、約50mg/mL、約60mg/mL、約70mg/mL、約80mg/mL、約90mg/mL、または約100mg/mLである。
一実施形態では、薬物製品のRCPは、≧90%、≧91%、≧92%、≧93%、≧94%、≧95%、≧96%、≧97%、≧98%、または≧99%である。
別の実施形態では、薬物製品は、約50%、約55%、約56%、約60%、約65%、約68%、約70%、約75%、約80%、約83%、約85%、約90%、または約95%(減衰補正)の分離放射化学収率(RCY)を有する。
一実施形態では、フィルター完全性試験を薬物製品に対して実行する。別の実施形態では、薬物製品の滅菌性を試験する。
iv.薬物製品の投薬量
本明細書で用いられる薬物製品線量に関し、本開示は、それを必要とする対象での陽電子放出断層(PET)撮影を可能にするのに十分な、64Cu-DOTATATEの有効量を提供する。
一実施形態では、それを必要とする対象に投与される薬物製品の線量は、較正日時で約20MBq~約350MBq、約30MBq~約340MBq、約40MBq~約330MBq、約50MBq~約320MBq、約60MBq~約310MBq、約70MBq~約300MBq、約80MBq~約290MBq、約90MBq~約280MBq、約100MBq~約270MBq、約110MBq~約260MBq、約132MBq~約163MBq、または約111MBq~約185MBq、または約120MBq~約250MBqである。
別の実施形態では、それを必要とする対象に投与される薬物製品の線量は、較正日時で約20MBq、約30MBq、約37MBq、約40MBq、約50MBq、約60MBq、約70MBq、約80MBq、約90MBq、約100MBq、約110MBq、約111MBq、約120MBq、約130MBq、約140MBq、約148MBq、約150MBq、約160MBq、約170MBq、約180MBq、約185MBq、約190MBq、約200MBq、約210MBq、約220MBq、約230MBq、約240MBq、約250MBq、約260MBq、約270MBq、約280MBq、約290MBq、約300MBq、約310MBq、約320MBq、約330MBq、約340MBq、または約350MBqである。
一実施形態では、それを必要とする対象に投与される薬物製品の線量は、較正日時で約0.5mCi~約9.5mCi、約0.54mCi~約9.0mCi、約0.6mCi~約8.5mCi、約0.7mCi~約8mCi、約0.8mCi~約7.5mCi、約0.9mCi~約7mCi、約1.0mCi~約6.5mCi、約1.1mCi~約6mCi、約1.2mCi~約5.5mCi、約1.3mCi~約5.0mCi、約1.4mCi~約4.5mCi、約1.5mCi~約4.0mCi、約2mCi~約3mCi、約0.1mCi~約10mCi、約0.5mCi~約5mCi、約1mCi~約5mCi、または約1mCi~約4mCiである。
さらに別の実施形態では、それを必要とする対象に投与される薬物製品の線量は、較正日時で約0.1mCi、約0.5mCi、約0.54mCi、約0.6mCi、約0.7mCi、約0.8mCi、約0.9mCi、約1.0mCi、約1.1mCi、約1.2mCi、約1.3mCi、約1.4mCi、約1.5mCi、約2.0mCi、約2.5mCi、約3.0mCi、約3.1mCi、約3.2mCi、約3.3mCi、約3.4mCi、約3.5mCi、約3.6mCi、約3.7mCi、約3.8mCi、約3.9mCi、約4.0mCi、約4.1mCi、約4.2mCi、約4.3mCi、約4.4mCi、約4.5mCi、約4.6mCi、約4.7mCi、約4.8mCi、約4.9mCi、約5.0mCi、約5.5mCi、約6.0mCi、約6.5mCi、約7.0mCi、約7.5mCi、約8.0mCi、約8.5mCi、約9.0mCi、約9.5mCi、または約10.0mCiである。
一実施形態では、薬物製品の線量は、静脈内投与される。別の実施形態では、薬物製品は、それを必要とする対象に、単回投与、2回投与、3回投与、または多回投与で静脈内導入される。
1つの特定の実施形態では、薬物製品は、対象に、静脈内ボーラス注射として約148MBq(または約4mCi)の線量で投与され、画像は、薬物投与から約45~約90分後に獲得される。
高齢患者に関する線量選択は、注意深くあるべきであり、通常は投薬範囲の下端から開始し、低下した肝臓、腎臓、または心臓機能ならびに合併症または他の薬物治療のより大きな頻度を反映する。
一実施形態では、薬物製品は、約15分、約10分、約5分、約4分、約3分、約2分、または約1分の期間にわたって対象に投与される。
1つの特定の実施形態では、成人におけるPET撮像のために投与されることになる放射能の量は、およそ1分の期間にわたる静脈内注射として投与される148MBq(4mCi)である。
1つの具体的な実施形態では、薬物製品は、較正時に単回投与バイアルにおいて64Cu-DOTATATEの1mL当たり37MBq(1mCi)の濃度で、148MBq(4mCi)を含む。
v.撮像
ソマトスタチン類似体は、64Cu-DOTATATEと同じソマトスタチン受容体に競合的に結合し、撮像に影響を及ぼし得る。患者は、ソマトスタチン類似体が投薬される直前に撮像する。長時間作用型のソマトスタチン類似体を投薬された患者では、撮像前に28日の休薬期間が推奨される。短時間作用型のソマトスタチン類似体を投薬された患者では、撮像前に2日の休薬期間が推奨される。
薬物製品PET撮影では、頭頂から大腿中央までの全身獲得が推奨される。画像獲得は、薬物製品の静脈内投与後、約45~約90分の間で開始する。薬物製品の取込み時間およびスキャン持続時間は、最適な画像品質を得るために、使用される設備ならびに患者および腫瘍の特徴に従い適合される。
G.薬物製品の投与方法
64Cu-DOTATATEは、ソマトスタチン受容体に結合する。シグナルの強度に基づき、64Cu-DOTATATE注射を使用して得られたPET画像は、組織におけるソマトスタチン受容体の存在および密度を示す。取込みはまた、ソマトスタチン受容体を含有する様々な非NET腫瘍で、または通常の生理学的変異として見ることができる。ソマトスタチン受容体を持たないNET腫瘍は、可視化されない。
患者への薬物製品の投与方法は:
(a)64Cu-DOTATATE注射を較正するステップ、
(b)較正時間後、約2時間以内に64Cu-DOTATATE注射を使用するステップ、
(c)64Cu-DOTATATE注射を中止し投与する際には、無菌技法および放射線遮蔽を使用するステップ、
(d)投与前の粒子状物質および変色について視覚的に、64Cu-DOTATATE注射を検査し、溶液が粒子状物質を含有せず変色もしない場合にのみそれを使用するステップ、
(e)測定された放射能、体積、較正時間、および日付に基づいて、投与するのに必要な体積を計算するステップ、
(f)線量較正器を使用して、薬物製品の投与直前に患者の線量を測定するステップ、
(g)64Cu-DOTATATE注射の注射後、0.9%塩化ナトリウム注射の静脈内フラッシュ、USPを患者に投与するステップ、ならびに
(h)任意の未使用の薬物を、適用可能な規則に準拠して安全な手法で廃棄するステップ
を含む。
64Cu-DOTATATE注射の静脈内投与の後、成人患者の臓器および組織に関して注射された放射能当たりで推定される放射線吸収線量を、表4に示す。
成人への148MBq(4mCi)の投与から得られる有効放射線線量は、約4.7mSvである。148MBq(4mCi)の投与放射能では、肝臓、腎臓/副腎、および脾臓である決定臓器への典型的な放射線線量が、それぞれ約24mGy、21mGy、および17mGyである。脾臓は最も高い生理学的取込みの1つを有するので、他の臓器または病理組織へのより高い取込みおよび放射線線量は、脾臓摘出術を受けた患者で生じ得る。
非放射性ソマトスタチン類似体および64Cu-DOTATATEは、競合的にソマトスタチン受容体(SSTR2)に結合する。患者は、ソマトスタチン類似体の投薬の直前に撮像される。長時間作用型ソマトスタチン類似体を投薬された患者では、撮像前に28日の休薬期間が推奨される。短時間作用型ソマトスタチン類似体を投薬された患者では、撮像前に2日の休薬期間が推奨される。
64Cu-DOTATATEの取込みは、NETにおけるソマトスタチン受容体密度のレベルを反映するが、取込みは、やはりソマトスタチン受容体を発現する様々な他の腫瘍で見ることもできる。増大する取込みは、甲状腺疾患を含む、ソマトスタチン受容体を発現する他の非がん性病理状態で、もしくは亜急性炎症でも見られ得るか、または通常の生理学的変異として生じ得る(例えば、膵臓の鉤状突起)。
NET疾患の履歴を有さない患者での薬物製品の投与後のネガスキャンは、疾患を除外しない。
64Cu-DOTATATE注射の単回投与の1~3時間後、最大放射能が、副腎、腎臓、下垂体、脾臓、および肝臓で観察される。
64Cu-DOTATATE注射の単回静脈内線量(4.15±0.13mCi)の後(n=6)、注射線量の16%~40%の間の放射能が、6時間の収集時間にわたって尿中で回収された。
一実施形態では、64Cu-DOTATATE注射の単回静脈内投与の後、注射線量の約5%、約10%、約15%、約16%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、または約50%の放射能が、6時間の収集時間にわたって尿中で回収される。
別の実施形態では、64Cu-DOTATATE注射の単回静脈内投与の後、注射線量の約5%、約10%、約15%、約16%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、または約50%の放射能が、5時間の収集時間にわたって尿中で回収される。
さらに別の実施形態では、64Cu-DOTATATE注射の単回静脈内線量の後、注射線量の約5%、約10%、約15%、約16%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、または約50%の放射能が、4時間の収集時間にわたって尿中で回収される。
一実施形態では、64Cu-DOTATATE注射の単回静脈内投与の後、注射線量の約5%、約10%、約15%、約16%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、または約50%の放射能が、3時間の収集時間にわたって尿中で回収される。
別の実施形態では、64Cu-DOTATATE注射の単回静脈内投与の後、注射線量の約5%、約10%、約15%、約16%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、または約50%の放射能が、2時間の収集時間にわたって尿中で回収される。
さらに別の実施形態では、64Cu-DOTATATE注射の単回静脈内投与の後、注射線量の約5%、約10%、約15%、約16%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、または約50%の放射能が、1時間の収集時間にわたって尿中で回収される。
以下の実施例は、高純度64Cu標識DOTATATEを作製するために改善されたプロセスを提供する。低温(即ち、≦30℃)で銅によりDOTATATEを標識することによって、DOTATATEによる他の金属のキレート化を低減させることができ、それによって、より高い純度の薬物製品が提供される。さらに、これらの実施例は、薬物製品を患者に分配するのに十分な化学安定性を維持しながら、64Cu-DOTATATEの生成をスケールアップするための有用なプロセスを提供する。以下に記載される実施例1~5で使用される場合、以下の緩衝溶液を調製した。
酢酸ナトリウム/ゲンチジン酸緩衝液:ゲンチジン酸(GA)および酢酸ナトリウム(NaOAc)を、高抵抗水(HRW)に溶解し、得られた溶液のpHを、氷酢酸または1M水酸化ナトリウムを使用して調節した。溶液を、HRWでさらに希釈して、所望の濃度のNaOAcおよびGAを実現した。
アスコルビン酸ナトリウム緩衝液:アスコルビン酸ナトリウムをHRWに溶解した。溶液のpHを、1M HClまたは1M NaOHを使用して6.5~7.5に調節した。溶液をさらにHRWで希釈して、アスコルビン酸ナトリウムの所望の濃度を実現した。
アスコルビン酸ナトリウム/エタノール緩衝液:アスコルビン酸ナトリウムをHRWおよび無水エタノールに溶解した。pHを、1M HClまたは1M NaOHのいずれかで6.5~7.5に調節し、次いでHRWでさらに希釈して、アスコルビン酸ナトリウムおよびエタノールの両方の所望の最終濃度を実現した。
HPLCを、可変波長UV-Vis検出器とそれにインラインで続くヨウ化ナトリウム検出器を備えたAgilent 1200系列システムを使用して行った(Bioscan B-FC-200P)。Phenomenex Luna C18カラム(150mm×4.6mm、5μm)を使用した。移動相を溶媒Aおよび溶媒Bで作製した。溶媒Aは、HRW中0.1%のトリフルオロ酢酸(TFA)であり、溶媒Bはアセトニトリル(ACN)中0.1%のTFA酸であった。勾配は、(i)15~40%のA中溶媒Bが10分間、40%のA中溶媒Bが10~15分間、15%のA中溶媒Bが15~16分間、および15%の溶媒A中溶媒Bが16~19分間であった。流量は1.2mL/分であり、UV検出を220nmでモニターした。
(実施例1)
非放射性Cu-DOTATATEの調製
初期非放射性反応を行って、CuClの0.05M HCl中溶液を、DOTATATEペプチドのゲンチジン酸/酢酸ナトリウム緩衝溶液中溶液と混合することによりCu-DOTATATEを調製した。緩衝溶液のpHは、他に言及しない限り6であった。Cu-DOTATATEの形成を、HPLCを介して確認した。DOTATATE出発材料の相対保持時間、Cu-DOTATATE生成物ピーク、および他の反応構成成分を確立した。代表的なクロマトグラムを、ゲンチジン酸/およびDOTATATEを含有する標準溶液に関して、図2に示す。
初期実験では、ほぼ等モル量のNaOAc/GA緩衝液中DOTATATE(0.035μmol)および0.05M HCl中銅金属陽イオン(0.039μmol)を、バイアル内で室温で混合した。反応混合物をHPLCにより、多数の時間間隔で分析した。図3に提示される、5分で収集した試料に関するHPLCクロマトグラムは、およそ7.2分で、Cu-DOTATATEとして特定される新しい生成物ピークを示し、これはDOTATE前駆体ピークの低減に相当した(保持時間およそ6分)。データは、Cu-DOTATATEの形成が、周囲温度で、等モル量の出発材料を含有する反応混合物中では素早く、定量的であることを示唆する。
(実施例2)
金属DOTATATE錯体の形成は他の一般的な金属よりも銅を好む
Cu-64の高い比放射能に起因して、典型的な[64Cu]Cu2+溶液中では、ナノからマイクログラムの量のCu2+が存在することになる。[64Cu]Cu2+溶液中に存在し得る他の微量金属は、典型的には、製造プロセスによって導入された環境不純物である。存在し得る一般的な遷移金属には、鉄、鉛、亜鉛、およびニッケルが含まれる。金属性不純物が、銅Cu64 Dotatateの調製に対して有する効果は、化学的に同一であるという理由でこれらの実験では64Cuの代わりにnatCuの非放射性溶液を使用して評価した。
0.44μg(0.00692μmol)のCuを含有する0.05M HCl溶液を、100μg(0.0693μmol)のDOTATATEと、酢酸ナトリウム/ゲンチジン酸緩衝液中で室温(約22℃)で混合して、DOTATATEのCuに対するモル比、10:1を得た。反応を、HPLCによりモニターした。表5に示されるように、DOTATATEおよびCu-DOTATE化合物のHPLCピーク面積は、5分および7時間の時点で得られたピーク面積において本質的に変化がないことを示し、これはCu-DOTATATEの形成が室温で迅速でありかつ5分後に終了したことを示す。
同位体富化された64Niは、典型的には64Cuの生成で使用されるので、Niは、別の可能性ある金属性不純物である。しかしながら、Ni-DOTATATEとCu-DOATATEとの間でHPLCベースライン分離を実現することは難しいので、類似の競合実験を、Cuの代わりにNiを使用して行って、Niの反応動態を評価した。非放射標識反応は、Ni(0.0063μmol)、Fe(0.0069μmol)、Zn(0.0067μmol)、およびCo(0.0068μmol)の0.05M HCl中溶液を、DOTATATE(0.0693μmol)のゲンチジン酸/酢酸ナトリウム緩衝液中溶液と室温(約22℃)で混合することによって行った。Fe、Zn、およびCoの存在下でのNiのキレート化挙動をより良好に評価するため、溶液に銅は添加しなかった。
反応混合物を、5分および6時間の両方の時点でHPLCにより分析した。ピーク面積の結果を、表6にまとめ、Ni2+のDOTATATEとの反応動態がCu2+の場合よりもはるかに遅いことを実証する。したがって、他の遷移金属(例えば、Fe、Co、Zn)と同様に、DOTATATEによるCuキレート化も、周囲温度でNiよりも速く生じるように思われる。
(実施例3)
より低い温度でのCu-DOTATATEの形成
実施例2に記載されたものに類似の実験を行って、Cu-DOTATATE形成が、低減された温度(即ち、15℃~18℃)で同様に生じるか否かを決定した。反応混合物を、実施例2に記載されたように調製したが、表7に概説した条件を満たすように必要に応じて調節した。
各反応混合物を、およそ5分後にHPLC分析用に試料採取した。Cuのみ含有する反応混合物も、ほぼ2時間後に試料採取した。結果を表8にまとめる。これらのデータは、低減された温度でFeの存在下であっても、DOTATATEの標識が5分後に大部分終了することを確認する。
(実施例4)
単一反応における最大2,000mCiの64Cu-DOTATATEの調製
本明細書に記載される一般的手順に従い放射標識反応を行った。64Cuの0.05M HCl中溶液を、DOTATATEの酢酸ナトリウム/ゲンチジン酸緩衝液中溶液と混合した。反応混合物を、30℃に5分間加熱し、次いでC-18固相抽出カートリッジを介して精製した。精製した64Cu-DOTATATEを、50%EtOHの2mL中に収集し、その後、アスコルビン酸溶液で希釈した。最終生成物を、放射能に関してアッセイし、放射化学純度(RCP)をラジオ-HPLC分析を介して評価した。特徴付けは、非放射性DOTATATE(t=6.3分)およびCu-DOTATATE(t=7.3分)標準に対して行った。
一般に、Cu-64の100mCi~およそ7,000mCiへのスケールアップ反応を、単一反応に関して実現した。100mCi~7000mCiのバッチサイズに関する代表的な反応および結果を、表9に概説する。HPLC分析は、主要な生成物ピークがおよそ7.4分の保持時間(t)を有することを示し、これは非放射性Cu-DOTATATE(t=7.3分)と同時溶出されたものである。溶出放射能(t=6.2~7.2分)の残りは、放射線分解に起因する分解生成物が原因である。精製された反応溶液の化学的安定性は、HPLCによりモニターし、表9に示されるように、64Cu-DOTATATEが少なくとも47時間の期間にわたり安定であることが実証された。
(実施例5)
7,500mCiよりも大きい64Cu-DOTATATEの調製
より高いバッチサイズの64Cu-DOTATATEは、2つのサブバッチを組み合わせることによって調製することができる。例えば、5,250mCi 64Cu(R1)および4,800mCi 64Cu(R2)から構成される2つの放射標識反応を行って、合計およそ9Ciの銅Cu64 dotatateを調製した(減衰は、合成の時に合わせて補正されない)。2つの別々の5Ci 64Cu放射標識反応は、0.05M HCl中64Cuを、DOTATATEのゲンチジン酸/アスコルビン酸ナトリウム緩衝液中溶液と、64CuのmCi当たり0.6μgのDOTATATEの比で、合成の時に混合することによって行った。各放射標識反応から精製された薬物製品溶液を合わせ、希釈して、合計およそ9Ciの64Cu-DOTATATEを精製時に得た。プロセス収率は≧95%であった。放出時の最終薬物製品溶液のRCPは、≧96%であった。
(実施例6)
低減したDOTATATE濃度で調製された最大64Cu-DOTATATEバッチ
64Cu-DOTATATEの調製前に、DOTATATEリガンドを反応混合物に、64Cu 1mCi当たり1μg DOTATATEの比で添加した(即ち、合成時におよそ170:1のモル比)。最終64Cu-DOTATATEのモル活性を改善するために、プロセス改善を開始して、放射標識反応におけるDOTATATEの量を低減させた。2つの放射標識反応、反応1(R1)および反応2(R2)を、それぞれ最大5,250mCi 64Cuおよび最大4,800mCi 64Cuで行った。R1の場合、標識された全DOTATATEは、3,125μg程度または≧276μg/mLの濃度であった。R2の場合、標識された全DOTATATEは、3,018μg程度または≧265μg/mLの濃度であった。反応混合物中の、リガンド(即ち、DOTATATEのモル)の、放射性核種(即ち、64Cuのモル)に対するモル比は、約102:1(R1)および約99:1(R2)であった。64Cuの放射能(mCi)に対するリガンドの質量(μg)の濃度は、各反応に対して約0.6μg/mCiであった。0.05M HCl中の各64Cu溶液を、DOTATATEの酢酸ナトリウム/ゲンチジン酸緩衝液中溶液と合わせた。R1およびR2の放射性合成での放射能濃度(RAC)は、それぞれ≧460mCi/mLおよび≧421mCi/mLであった。反応を30℃で5分間保持し、周囲温度で5分間保持した後、精製した。
R1およびR2に関する粗製反応混合物を、C-18固相抽出(SPE)カートリッジを使用してそれぞれ精製し、精製された生成物を含有する溶出液を合わせて、約8.7Ciの64Cu-DOTATATEを含有するバルク溶液を調製した(減衰は、合成時に補正されなかった)。プロセス収率は≧95%であり、希釈後の最終薬物製品溶液の放射化学純度(RCP)は≧96%であった。
別の実験では、およそ7Ciの64Cu-DOTATATEを、Cu-64のmCi当たり0.6μgのDOTATATE比を使用して、単一反応で調製した(表9参照)。
(実施例7)
64Cu-DOTATATE生成物安定性に対するゲンチジン酸およびエタノールの効果
64Cu-dotatateの化学安定性に対する、最終線量マトリックスにおけるエタノール(EtOH)およびゲンチジン酸(GA)含量の効果を、評価した。これらの実験では、実施例2で概説した一般的手順を使用して500mCi反応を行い、64Cu-DOTATATE生成物を、2mLの50%EtOH(aq)でSep-Pakから、5mLの50mg/mL NaOAsc緩衝液中に溶出して、精製された64Cu-DOTATATEストック溶液とした。64Cu-DOTATATEストックから、1mLのアリコートを、下記の溶液が入っているバイアルに移した:
バイアルのそれぞれを、安定性に関してHPLCにより分析し、結果を表10にまとめる。意外にも、最も高い分解量(24%~38%)は、高量のGAを含有したものであり、これは一般に、放射線防護剤であるとみなされる。それらの試料において、64Cu-DOTATATEの減少は、t=6.6分および7.1分での遊離64Cuおよび2種の未知の放射性不純物の増加に相関した。類似の放射能濃度を有するバイアルは分解をほとんどまたは全く示さなかったので、分解が放射線分解からもたらされた可能性は少なく、したがって化学的不安定性をもたらすメカニズムは未知のままである。48時間にわたり64Cu-DOTATATEの2%を超える損失をもたらした唯一の他の条件は、バイアル3であり、これはおよそ10%のEtOHを含有するという点が対照(バイアル1)とは異なった。
結果は、45~122mg/mLの範囲の濃度のアスコルビン酸ナトリウム、1.6%~5.2%のエタノール濃度、および3.6~16mCi/mLの放射能濃度(調製時)を含有する溶液中、95%より高い純度で、64Cu-DOTATATEが2日間化学的に安定なままであることを示した。64Cu-dotatate生成物は、最大98mg/mLの濃度のアスコルビン酸ナトリウムおよび最大9.7%のエタノール含量を含有し、放射能濃度がおよそ18mCi/mL(調製時)である溶液に関し、90%よりも高い純度で安定なままであった。
(実施例8)
増加するゲンチジン酸またはアスコルビン酸ナトリウムの存在下でのCu-DOTATATEの調製
以前の実験で使用された一般的反応スキームを、反応混合物中のゲンチジン酸の濃度を4倍増加させたこと以外、繰り返した。反応後、混合物から試料採取し、C-18固相抽出(SPE)カートリッジを介して精製し、精製された生成物を、HPLCを介して分析して、反応収率を決定した。HPLC分析に関する結果を表11にまとめる。DOTATATEおよびCu-DOTATATEのほぼ定量的な回収が実現され、標識効率も精製も、反応混合物中の過度に過剰なゲンチジン酸によって影響を受けなかった。
反応混合物中のゲンチジン酸は、放射線防護剤として働き、放射線分解による分解の低減を助ける。別の放射線防護剤を使用することの可能性を評価するため、アスコルビン酸ナトリウムを反応混合物(pH=6.8)に添加する反応を行った。酢酸ナトリウム/ゲンチジン酸緩衝液中DOTATATE(0.0693μmol)を、Cu2+の0.05M HCl(0.0069μmol)中溶液と混合し、アスコルビン酸ナトリウムで希釈して、DOTATATEのCu2+に対する比が10:1になるようにした。反応混合物を室温で混合し、試料を5分および51分で採取して、HPLC分析を介してCu-DOTATATEの形成をモニターした。Cu-DOTATATEに関するHPLCピーク面積は、5分で2.33mV/分および51分で2.36mV/分であり、反応が5分で終了したことを示している。
(実施例9)
64Cu-DOTATATEの放射化学的純度に対する非放射性銅の効果
それぞれおよそ5Ciを使用する3つの反応を、行った。R1は、非放射性銅を添加しない対照反応であった。R1で、銅は検出されなかった。非放射性銅を、R2およびR3に添加して、RCPに対するその影響を調査した。R2は、12.6mL中約139μg(11.0μg/mL)の全銅含量を有していた。R3は、15.3mL中約476μg(31.1μg/mL)の全銅含量を有していた。各反応で標識された全DOTATATEは、それぞれ約3000μg(R1)、約3000μg(R2)、および約3600μg(R3)、または≧250μg/mL、≧238μg/mL、および≧235μg/mLの濃度であった。各反応の反応時間は、約5分であった。加熱後、各反応を室温で約5分間冷却し、混合物を引き続き精製し、希釈して、その最終バルク溶液にした。
R1、R2、およびR3の最終薬物製品溶液は、それぞれ、約11.7mCi/mL(R1)、約10.3mCi/mL(R2)、および約12.4mCi/mL(R3)のRACを有していた。R1、R2、およびR3の減衰補正プロセス収率は、それぞれ約95.4%、約98.7%、および約95.6%であった。希釈後の各最終薬物製品溶液のRCPは、≧95.5%(R1)、≧97.3%(R2)、および≧97.9%(R3)であった。
(実施例10)
より高い流量でのSPEカートリッジからのDOTATATEの回収
典型的には、SPEカートリッジを通る流量は、カートリッジに対する所望の生成物の適切な負荷および精製された生成物溶出液の高い回収率を確実にするために、低流量(即ち、1~5mL/分)で行われる。64Cu-DOTATATEの場合、SPEカートリッジ上で生成物を濃縮することは、特に高放射能バッチの場合に、より高い放射線分解による損傷をもたらす可能性がある。したがって、精製時間を短縮するために、DOTATATEの回収を、より高い流量に関して評価した。C-18 SPE化学は、カートリッジとのDOTATATE相互作用によって主に推進されるので、実験は、Cu-DOTATATEまたは他の金属-DOTATATE種の挙動が非常に類似していることからDOTATATEの非放射性溶液を使用して行った。
DOTATATEの酢酸ナトリウム/ゲンチジン酸緩衝液中溶液を調製し、C-18 SPEカートリッジに12mL/分または18mL/分のいずれかの流量でロードした。カートリッジを水ですすぎ、DOTATATEを50%EtOHに溶出した。負荷溶液および精製された生成物溶出液中のDOTATATEの量を、HPLCを介して評価した。12mL/分の流量で、DOTATATEの5.3%が、ロード中にSPEカートリッジ内を通り抜け、一方、97.1%が溶出液中に回収された(全回収率102%)。精製が18mL/分で行われた場合、DOTATATEの28.4%が、ロード中に通り抜け、68.7%が溶出液中に回収された(全回収率97%)。結果は、ほぼ定量的回収収率を維持しつつ、少なくとも最大12mL/分の流量を64Cu-DOTATATEの精製に利用することができることを示す。負荷溶液を分画で収集し、個々の画分に関するDOTATATE回収結果を、図4および図5に提示する。
(実施例11)
50%エタノール溶離液を使用したCu-DOTATATEの改善された精製収率
典型的には、放射標識された銅Cu-64 Dotatateは、C-18 SPEによって精製される。この手順では、粗製放射標識溶液をC-18 SPEカートリッジにロードし、カートリッジを水ですすいで親水性不純物を除去し、次いで精製された銅64Cu-DOTATATE化合物を、典型的には100%エタノールを使用してカートリッジから溶出する。本発明者らは、Cu-DOTATATEの精製収率を、50%EtOHを使用することによって改善することができることを見出した。いくつかの実験を実行してこの観察を裏付けた。
銅(2+)イオン、遷移金属イオン不純物、およびバイオコンジュゲートキレーター(DOTATATE)を含有する反応混合物を、各条件で三連で調製した。反応混合物を室温(およそ20℃)で5分間保持し、次いでC-18 SPEカートリッジを使用して精製し、100%EtOH(n=3)または50%EtOH(n=3)のいずれかで溶出した。反応混合物中のDOTATATEの金属に対する比を、表12に提示する。
混合からおよそ10分後、粗製反応混合物の試料をHPLCにより分析して、in situ反応収率を得た。その後、各反応混合物を、C-18 SPEカートリッジを介して精製し、生成物を、100%EtOHまたは50%EtOHのいずれかで溶出した。精製された生成物溶液の分離収率は、HPLC分析により決定した。結果を表13に提示する。反応収率は、DOTATATE標準との比較により決定した。
(実施例12)
薬物製品の有効性
薬物製品の有効性を、2つの単一施設オープンラベル研究で確立した。研究1は、組織学、従来の撮像、または臨床評価に基づきわかっているまたは疑われるNETを有する42名の患者、および21名の健康なボランティアを含む、合計で63名の対象を、前向きに評価した。42名の患者のうち、37名(88%)は、薬物製品撮像時にNETの履歴を有していた。63名の対象の全研究集団の中で、28名(44%)が男性であり、35名(56%)が女性であり、そのほとんどの対象は白人であった(86%)。対象の平均年齢は54歳であった(25~82歳の範囲)。
各対象からの薬物製品画像は、臨床情報および他の撮像結果を知らない3名の独立した読み手によって、NETに関して陽性または陰性のいずれかとして解釈された。PET撮像結果を、利用可能な組織病理学結果に基づく対象診断の単一腫瘍学者の盲検化評価、薬物製品撮像前の8週間以内に行われた従来の撮像の報告(MRI、造影CT、骨シンチグラフィー、[18F]フルオロデオキシグルコースPET/CT、[18F]フッ化ナトリウムPET/CT、[111In]インジウムペンテトレオチドSPECT/CT、[68Ga]Ga-doatate PET/CT)、ならびにクロモグラニンAおよびセロトニンレベルを含む臨床および実験室データからなる、複合参照標準と比較した。薬物製品撮像によって陽性であると特定された複合参照ごとの疾患に関して陽性の対象の割合を使用して、陽性一致率を定量した。薬物製品撮像により陰性であると特定された、複合参照ごとの疾患のない対象の割合を使用して、陰性一致率を定量した。表14は、研究1に関するNETの検出における薬物製品の性能を示す。
研究2は、NETのわかっている履歴を有する112名の患者(63名が男性、49名が女性;平均年齢62歳、30~84歳の範囲)で収集された公開データの遡及的分析を通して類似の性能を示した。
(実施例13)
薬物製品の安全性および有効性
安全性および有効性試験では、71名の対象が、単回投与の薬物製品を受けた。これら71名の対象のうち、21名は健康なボランティアであり、残りはNETがわかっているまたは疑われる患者であった。以下の有害反応が<2%の率で生じた:(a)胃腸障害:吐き気、嘔吐;および(b)血管障害:紅潮。
NETの既往歴が知られている126名の患者に、64Cu-DOTATATE注射を単回投与した。4名の患者は、注射直後の吐き気を経験したことが報告された。
本明細書に記載される実施形態は、単なる例示であることが意図される。当業者なら、以下の特許請求の範囲に包含される本発明の範囲から逸脱することなく、変形および変更を行ってもよいことが理解されよう。
一実施形態において、例えば、以下の項目が提供される。
(項目1)
DOTATATEを放射標識するための方法であって、
銅-64を、DOTATATEを含む緩衝化溶液と反応させるステップ
を含み;
前記反応が、30℃未満またはそれに等しい温度で15分未満で生じ;
反応溶液中のDOTATATEの銅-64に対するモル比が、約110:1~約90:1である、方法。
(項目2)
前記反応が、10分未満で生じる、項目1に記載のDOTATATEを放射標識するための方法。
(項目3)
前記反応が、約5分で生じる、項目1に記載のDOTATATEを放射標識するための方法。
(項目4)
前記反応溶液中のDOTATATEの銅-64に対するモル比が、約100:1である、項目1に記載のDOTATATEを放射標識するための方法。
(項目5)
前記反応が、25℃未満の温度で生じる、項目1に記載のDOTATATEを放射標識するための方法。
(項目6)
前記反応が、20℃未満の温度で生じる、項目1に記載のDOTATATEを放射標識するための方法。
(項目7)
前記反応が、15℃未満の温度で生じる、項目1に記載のDOTATATEを放射標識するための方法。
(項目8)
項目1に記載の方法によって調製された 64 Cu-DOTATATEを含む薬物製品。
(項目9)
64 Cu-DOTATATEを含む薬物製品を調製するための方法であって、
前記薬物製品が、(i)銅-64を用いて、約0.6μg/mL(銅-64のmCi当たりのDOTATATEのμg)の濃度でDOTATATEを放射標識することによって調製され、前記薬物製品中の銅-64の放射性核種純度が約99%である、方法。
(項目10)
項目9に記載の方法によって調製された 64 Cu-DOTATATEを含む薬物製品。
(項目11)
前記DOTATATEの 64 Cuに対するモル比が、約125:1、120:1、115:1、110:1、105:1、100:1、95:1、90:1、85:1、80:1、75:1、70:1、65:1、60:1、55:1、50:1、45:1、40:1、35:1、30:1、25:1、20:1、15:1、10:1、5:1、4:1、3:1、2:1、2.5:1、または1:1である、項目9に記載の方法。
(項目12)
前記薬物製品が、約50%、約55%、約56%、約60%、約65%、約68%、約70%、約75%、約80%、約83%、約85%、約90%、または約95%(減衰補正)の分離放射化学収率(RCY)を有する、項目9に記載の方法。
(項目13)
前記放射標識が、約1分、約2分、約3分、約4分、約5分、約6分、約7分、約8分、約9分、約10分、約15分、約20分、約25分、約30分、約45分、約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、約10時間、約15時間、約20時間、または約22時間で実現される、項目9に記載の方法。
(項目14)
前記放射標識が、15分未満で実現される、項目9に記載の方法。
(項目15)
前記放射標識が、約10℃~約50℃、約15℃~約45℃、約20℃~約40℃、約10℃~約30℃、約10℃~約20℃、約20℃~約50℃、約20℃~約40℃、または約20℃~約30℃の反応温度で実施される、項目9に記載の方法。
(項目16)
前記放射標識が、約4.5~約7.0、約4.6~約6.9、約4.7~約6.8、約4.8~約6.7、約4.9~約6.6、約5.0~約6.6、約5.1~約6.5、約5.2~約6.3、約5.3~約6.2、約5.4~約6.1、または約5.5~約6.0のpHで実施される、項目9に記載の方法。
(項目17)
DOTATATEを放射標識するための方法であって、
銅-64を、DOTATATEを含む緩衝化溶液と反応させるステップ
を含み;
前記反応が、30℃未満またはそれに等しい温度で、15分未満で生じ;および
DOTATATEが、約0.6μg/mLの濃度( 64 CuのmCi当たりのDOTATATEのμg)で銅-64を用いて放射標識され得る、方法。
(項目18)
項目17に記載の方法によって調製される 64 Cu-DOTATATEを含む薬物製品。
(項目19)
非放射性銅が反応混合物に添加される、項目17に記載の方法。
(項目20)
0.1~30μg/mL(ppm)の非放射性銅が前記反応混合物に添加される、項目19に記載の方法。
(項目21)
64 Cu-DOTATATEを含む、陽電子放出断層撮影における使用のための薬物製品であって、前記 64 Cu-DOTATATEが、148MBqの 64 Cu-DOTATATEを含有する単回投与バイアルに保存され、前記薬物製品の放射能濃度が約5~15mCi/mLであり、希釈後の前記薬物製品の放射化学純度が≧96%である、薬物製品。
(項目22)
希釈後の前記薬物製品の前記放射化学純度が、≧97%である、項目21に記載の薬物製品。
(項目23)
希釈後の前記薬物製品の前記放射化学純度が、≧98%である、項目21に記載の薬物製品。
(項目24)
希釈後の前記薬物製品の前記放射化学純度が、≧99%である、項目21に記載の薬物製品。
(項目25)
前記薬物製品が、製剤化後48時間安定である、項目21に記載の薬物製品。
(項目26)
前記薬物製品が、製剤化後24時間安定である、項目21に記載の薬物製品。
(項目27)
前記薬物製品の放射能濃度が、約9~14mCi/mLである、項目21に記載の薬
物製品。
(項目28)
前記薬物製品の放射能濃度が、約10~11mCi/mLである、項目21に記載の薬物製品。

Claims (7)

  1. 64Cu-DOTATATE 64 Cu-N-[(4,7,10-トリカルボキシメチル-1,4,7,10-テトラアザシクロドデカ-1-イル)アセチル]-(D)-フェニルアラニル-(L)-システイニル-(L)-チロシル-(D)-トリプトファニル-(L)-リシル-(L)-トレオニニル-(L)-システイニル-(L)-トレオニン-環状ジスルフィド(Cys -Cys ))を含む、陽電子放出断層撮影における使用のための薬物製品であって、前記薬物製品が、125:1~1:1のモル比の全DOTATATE:全 64 Cuを含み、較正日時に4mLの溶液体積中148MBq(4mCi)64Cu-DOTATATEを含有する単回投与バイアルであり前記薬物製品の放射化学純度が≧96%である、薬物製品。
  2. 記薬物製品の前記放射化学純度が、≧97%である、請求項に記載の薬物製品。
  3. 記薬物製品の前記放射化学純度が、≧98%である、請求項に記載の薬物製品。
  4. 記薬物製品の前記放射化学純度が、≧99%である、請求項に記載の薬物製品。
  5. 前記薬物製品が、製剤化後48時間安定である、請求項に記載の薬物製品。
  6. 前記薬物製品が、製剤化後24時間安定である、請求項に記載の薬物製品。
  7. 全DOTATATE:全 64 Cuの前記モル比が、125:1~75:1である、請求項1に記載の薬物製品。
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