JP7803089B2 - 電動機の制御方法、電動機の制御装置 - Google Patents

電動機の制御方法、電動機の制御装置

Info

Publication number
JP7803089B2
JP7803089B2 JP2021185199A JP2021185199A JP7803089B2 JP 7803089 B2 JP7803089 B2 JP 7803089B2 JP 2021185199 A JP2021185199 A JP 2021185199A JP 2021185199 A JP2021185199 A JP 2021185199A JP 7803089 B2 JP7803089 B2 JP 7803089B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command value
electric motor
load
control
change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021185199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023072563A (ja
Inventor
満博 正治
康平 川▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2021185199A priority Critical patent/JP7803089B2/ja
Publication of JP2023072563A publication Critical patent/JP2023072563A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7803089B2 publication Critical patent/JP7803089B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、電動機の制御方法、電動機の制御装置に関する。
特許文献1は、直流電源電圧の大きさに応じて半導体スイッチング素子のスイッチング速度を切り替え、直流電源電圧が高く、半導体スイッチング素子の耐圧に対して余裕がない状態ではスイッチング速度を遅くしてスイッチングに伴うサージ電圧を抑制して耐圧を超えないように設定し、直流電源電圧が低く、半導体スイッチング素子の耐圧に対して余裕があり、大きいサージが許容できる場合はスイッチング速度を早くして損失を抑制する内容を開示している。
特許第3052792号公報
直流電源電圧が低い場合にはスイッチング素子においてある程度の大きさのサージを許容している。しかし、電動車両において、走行状況により電動機に対して負荷の急変(滑りやすい路面での空転又は急ブレーキ、悪路走行によるスリップ/グリップが連続するシーンなど)が発生すると、電動機に供給される電流が常用域を超えるような瞬間的な上昇を引き起こし、当該電流に応じてサージの大きさが許容範囲を超え、スイッチング素子の耐圧を超える虞がある。
本発明は、電動機に対する負荷の急変が発生する場合でもスイッチング素子で発生するサージを抑制してスイッチング素子への負担を軽減する電動機の制御方法、及び電動機の制御装置を提供することを目的とする。
本発明による電動機の制御方法は、少なくとも一対のスイッチング素子により直流電力 を交流電力に変換して電動車両の電動機に交流電力を供給する場合において、電動機に供 給される電流値に基づいて電動機に印加する電圧指令値を演算し、電圧指令値に基づき一 対のスイッチング素子に送信するPWM信号を制御することで交流電力を制御する電動機 の制御方法である。この制御方法において、電動機に印加される負荷の急変を検知した場 合に、スイッチング素子のスイッチング速度を低下させ、負荷の急変の検知を、電動機の 回転数の変化率が所定の閾値を超えたか否かで判断する。電動車両から要求されるトルク指令値と電流値に基づいて電圧指令値が生成される場合において、トルク指令値、アクセル開度、ブレーキ操作量のいずれかと、電動車両の車輪速度の変化率、回転数の変化率のいずれかとの比が、所定の大きさ以上である場合に負荷の急変を検知する
本発明によれば、電動機に対する負荷の急変、例えば電動機に流れる電流の瞬間的な上昇が起きる場合であってもスイッチング素子のスイッチング速度を低下させてサージ電圧を抑制するので、スイッチング素子の負担を軽減できる。
図1は、第1実施形態の電動機の制御装置のブロック構成の一例を示す図である。 図2は、第1実施形態の電動機の制御装置を構成する制御演算部のブロック構成の一例を示す図である。 図3は、第1実施形態の電動機の制御装置を構成する電流ベクトル制御部のブロック構成の一例を示す図である。 図4は、第1実施形態の電動機の制御装置を構成する電圧位相制御部のブロック構成の一例を示す図である。 図5は、電圧位相とトルクとの関係の一例を示す図である。 図6は、第1実施形態の電動機の制御装置を構成する出力切替器のブロック構成の一例を示す図である。 図7は、第1実施形態の電動機の制御装置を構成する負荷急変検知部のブロック構成の一例を示す図である。 図8は、負荷急変検知部を構成する加速度演算部のブロック構成の一例を示す図である。 図9は、インバータを構成するゲート駆動回路のブロック構成の一例を示す図であり、図9(a)はゲート駆動回路を固定抵抗とスイッチを含む構成とした場合、図9(b)は可変抵抗を含む構成とした場合を示す。 図10は、スイッチング素子の動作を示す図である。 図11は、第1実施形態の電動機の制御装置の制御フローである。 図12は、第2実施形態の電動機の制御装置を構成する制御演算部のブロック構成の一例を示す図である。 図13は、第2実施形態の電動機の制御装置を構成する負荷急変検知部のブロック構成の一例を示す図である。 図14は、第3実施形態の電動機の制御装置の全体概略図である。 図15は、第3実施形態の電動機の制御装置を構成する制御演算部のブロック構成の一例を示す図である。 図16は、第3実施形態の電動機の制御装置を構成する負荷急変検知部のブロック構成の一例を示す図である。 図17は、負荷急変領域の定義を示す図である。 図18は、第4実施形態の電動機の制御装置を構成する制御演算部のブロック構成の一例を示す図である。 図19は、悪路走行時のトルクと回転数の挙動を示す図である。 図20は、第4実施形態の電動機の制御装置を構成する負荷急変検知部の動作を示すタイムチャートである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の電動機7の制御装置のブロック構成の一例を示す図である。図1に示す制御装置には、本発明の電動機7の制御方法が適用される。本発明に係る電動機7の制御方法は、車両の駆動源の一部又は全部として機能する電動機7を備える電動車両に適用可能である。電動車両には、電気自動車だけでなく、ハイブリッド自動車や燃料電池自動車も含まれる。
制御対象となる電動機7は、例えばIPM(Interior Permanent Magnet)型の三相同期電動機である。電動機7はインバータ5から三相交流電力を受けることで電動車両を駆動させ、また電動車両の制動時に回生電流を発生させ、これをインバータ5に出力する。
本実施形態の電動機7の制御装置は、制御演算部1、第1座標変換部2(dq軸→UVW相変換部)、PWM変換部3、電圧検出器4、インバータ5、電流検出器6、回転子位置センサ8、回転数演算部9、第2座標変換部10(UVW相→dq軸変換部)を備える。
制御演算部1は制御装置全体を制御するものである。制御演算部1には、アクセル開度等に基づいて算出されたトルク指令値T、電動機7の回転数N、dq軸電流i,i、インバータ5のパワーモジュール53(図9)の温度(PM温度)の情報、パワーモジュール53等を冷却する冷却水の温度の情報、放電要求の情報等が入力される。
制御演算部1は、電動機7が所望のトルク指令値Tを実現するように、dq軸電流id,iqと、電圧検出器4が検知するDC電圧Vdcと、回転数演算部9が算出(検知)した回転数Nと、に基づき後述のようにdq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_finを出力する。
また、制御演算部1は、電動車両の状態に基づいてインバータ5(スイッチング素子531(図9))にゲート抵抗制御信号を出力し、PWM変換部3にキャリア周波数の情報を出力する。
第1座標変換部2はdq軸最終電圧指令値v* d_fin,v* q_finを電動機7の電気角θに基づき、以下に示す数式(1)に従って、三相電圧指令値v ,v ,v に変換して出力してPWM変換部3に出力する。なお、PWM(パルス幅変調)はPulse Width Modulationの略語である。
PWM変換部3は、三相電圧指令値v ,v ,v と、電圧検出器4が検出したDC電圧Vdcとの比率に基づいて算出した比較値と、周波数が一定のキャリア三角波との大小判定(コンペアマッチ)に基づく、いわゆる三角波比較方式のPWM制御を実現するための強電素子駆動信号(D uu,D ul,D vu,D vl,D wu,D wl)を生成してインバータ5に出力する。
インバータ5は強電素子駆動信号に基づき三相電圧v,v,vを生成して電動機7へと印加する。インバータ5は、複数の強電素子(IGBT等のスイッチング素子531、帰還コンデンサ532(図9))からなるパワーモジュール53(図9)を備える。また、インバータ5には平滑コンデンサ51及びバッテリ52が接続されている。
また、インバータ5は、後述のようにゲート抵抗制御信号に基づきスイッチング素子531(図9)に接続するゲート駆動回路54の抵抗値を切り替えることによってスイッチング素子531のスイッチング速度を切り替える。
電流検出器6は三相のうち少なくとも2相の電流i、iを検出する。第2座標変換部10は、数式(2)に従って、i、iを電気角θに基づいてdq軸電流i,iに変換する。
回転子位置センサ8は、電動機7の回転子の電気角θを検出する。回転数演算部9は電気角θの時間当たりの変化量から電動機7の回転数Nを演算して出力する。
[制御演算部1]
図2は、第1実施形態の電動機7の制御装置を構成する制御演算部1のブロック構成の一例を示す図である。制御演算部1は、電流ベクトル制御部11、電圧位相制御部12、出力切替器13、負荷急変検知部14、ゲート抵抗設定部15を備える。
[電流ベクトル制御部11]
図3は、第1実施形態の電動機7の制御装置を構成する電流ベクトル制御部11のブロック図である。電流ベクトル制御部11は、非干渉電圧演算部111、フィルタ112、電流目標値演算部113、減算器114、PI補償器115、加算器116を有する。なお、図3では、d軸電圧指令値v* di_finの算出に関する信号のみを図示し、これと同様に各ブロックに入出力されるq軸電圧指令値v* qi_finの算出に関する信号の図示を省略している。
電流目標値演算部113は、トルク指令値T*と、d軸電流指令値i* d、及び、q軸電流指令値i* qと、を対応させたテーブルを記憶している。このテーブルは、あらかじめ実験又は解析により求めた所望のトルク(トルク指令値T)を最も効率よく発生させる電流値が格納されている。また、このテーブルには、電動機7の温度特性が考慮されてもよい。電流目標値演算部113は、このテーブルを参照して、入力されるトルク指令値T*と、電動機7の回転数Nと、バッテリ52のDC電圧Vdcとに応じたd軸電流指令値i* dを求め、求めた指令値を減算器114に出力する。また、電流目標値演算部113は、求めた指令値を、電圧位相制御部12へ出力することもできる。
減算器25は、d軸電流指令値i* dと、d軸電流idとの偏差を演算して、PI補償器115に出力する。
PI補償器115は、いわゆるPI制御を実行する演算器である。より詳細には、PI補償器115は、d軸電流指令値i* dに実電流(d軸電流id)を追従させるべく、d軸電流指令値i* dと、d軸電流idとの偏差に基づくフィードバック制御を行うために、以下に示す数式(3)を用いて、電流フィードバック電圧指令値vdi'を算出する。電流フィードバック電圧指令値vdi'は、加算器116に出力される。
非干渉電圧演算部111は、あらかじめ記憶しているテーブルを参照して、入力されるトルク指令値T*と、電動機7の回転数Nと、バッテリ52のDC電圧Vdcとに応じて、d軸非干渉化電圧指令値v* d_dcplを求め、求めた指令値をフィルタ112に出力する。ここで用いられるテーブルは、予め実験又は解析により求めた所望のトルクを最も効率よく発生させる電流値に対応する干渉電圧値が格納されている。より詳細には、d軸及びq軸に電流が流れると、d軸にはω・Ld・i、q軸にはω・Lq・iの干渉電圧が発生する。よって、d軸非干渉化電圧指令値v* d_dcpl、及びq軸非干渉化電圧指令値v* q_dcplは、これらを打ち消すための電圧となる。なお、Ldはd軸のリアクタンス、Lqはq軸のリアクタンスである。
フィルタ112は、いわゆるローパスフィルタである。フィルタ112は、干渉電圧が、dq軸に流れる電流に依存していることを考慮したローパスフィルタであり、目標とするd軸電流の応答性を満足する時定数に設定されている。フィルタ処理が施されたd軸非干渉化電圧指令値vd_dcpl_fltは、加算器116に出力される。
そして、以下に示す数式(4)で表すとおり、加算器116において、d軸非干渉化電圧指令値vd_dcpl_fltと、PI補償器115から出力された電流フィードバック電圧指令値vdi'とが加算されることにより、d軸において電流が流れる際に発生する干渉電圧が抑制されたd軸電圧指令値v* di_finが算出される。
また、図中では割愛されているが、q軸電圧指令値v* qi_finも上記したd軸電圧指令値v* di_finと同様に算出される。算出されたdq軸電圧指令値v* di_fin,v* qi_finは、出力切替器13に出力される。
[電圧位相制御部12]
図4は、第1実施形態の電動機7の制御装置を構成する電圧位相制御部12のブロック構成の一例を示す図である。電圧位相制御部12は、電圧位相指令値αを生成する側として、変調部1201、電圧位相テーブル1202、フィルタ1203、トルク演算部1204、減算器1205、PI補償器1206、加算器1207、電圧位相指令値制限部1208を有する。
また、電圧位相制御部12は、電圧ノルム指令値V を生成する側として、電流目標値演算部1209、磁束演算部1210、フィルタ1211、磁束演算部1212、減算器1213、PI制御器1214、加算器1215、電圧ノルム指令値制限部1216を有する。さらに、電圧位相制御部12は、ベクトル変換部1217を有する。
変調部1201(フィードフォワード電圧ノルム指令値生成部)は、バッテリ52のDC電圧Vdcと、予め記憶された値である基準変調率M*とに基づいて、以下に示す数式(5)を用いてフィードフォワード電圧ノルム指令値V* a_ffを算出する。算出したフィードフォワード電圧ノルム指令値V* a_ffは、電圧位相テーブル1202と加算器1215 に出力される。
なお、ここでの変調率は、相間電圧(例えばU-V相間の電圧vu-vv)の基本波成分の振幅のDC電圧Vdcに対する比率と定義される。変調率が1以下では、PWM制御によって疑似正弦波電圧が生成可能な通常変調領域となり、1を超える場合は、PWM制御によって疑似正弦波を生成しようとしても上下限が制限される過変調領域となる。なお、例えば変調率が約1.1になると、PWM制御によって疑似正弦波を生成しようとしても、出力される電圧はいわゆる矩形波電圧となる。
電圧位相テーブル1202は、あらかじめ実験又は解析により求めたルックアップテーブルを用いて、入力されるトルク指令値T*、電動機7の回転数N、及び、フィードフォワード電圧ノルム指令値V* a_ffに応じたフィードフォワード電圧位相指令値αffを求める。フィードフォワード電圧位相指令値αffは、加算器1207に出力される。なお、前記のルックアップテーブルには、予め実験により計測した、ノミナル状態における各指標の動作点ごとの電圧位相指令値が格納されている。
トルク演算部1204は、予め実験等により計測した、電動機7へと流れるd軸及びq軸の電流値と、電動機7に発生するトルクとの関係を示すルックアップテーブルを記憶している。トルク演算部1204は、このルックアップテーブルを参照して、dq軸電流id,iqから、電動機7に発生しているトルクの推定値としてのトルク推定値Testを算出し、算出した値を減算器1205に出力する。
フィルタ1203は、電流ベクトル制御部11を構成するフィルタ112と同様のローパスフィルタであり、入力されるトルク指令値T*の高周波ノイズを除去して(ノイズカット処理)、トルク参照値Trefとして減算器1205に出力する。
減算器1205は、トルク参照値Trefと、トルク推定値Testとの偏差Terrを演算して、当該偏差TerrをPI補償器1206に出力する。
PI補償器1206は、いわゆるPI制御を実行する演算器である。PI補償器1206は、トルク参照値Trefとトルク推定値Testとの偏差Terrに基づくフィードバック制御を行うために、以下に示す数式(6)を用いて、フィードバック電圧位相指令値αfbを算出する。
ここで、Kαpは比例ゲイン、Kαiは積分ゲインである。算出されたフィードバック電圧位相指令値αfbは、加算器1207に出力される。
加算器1207は、フィードフォワード電圧位相指令値αffとフィードバック電圧位相指令値αfbとを加算して得た値(電圧位相指令値)を電圧位相指令値制限部1208に出力する。
電圧位相指令値制限部1208は、加算器1207の出力値を所定の範囲αminからαmaxの範囲に制限し、制限された値を電圧位相指令値α*としてベクトル変換部1217に出力する。ここでの所定の範囲αminからαmax(以下、「上下限値α」とも称する)について、図5を参照して説明する。
図5は、電圧位相とトルクとの関係の一例を示す図である。制御対象である電動機7が例えば図5に示す特性を示す場合は、電圧位相とトルクとの相関が維持される範囲として、図中の曲線のピークトゥピークである±105°が上下限値αに設定される。
また、電圧位相指令値制限部1208は、加算器1207から出力される値(電圧位相指令値)が上下限値αを超えている間(上下限値αに張り付いている間)は、電圧位相指令値α*が上下限値αによって制限されていることを通知する信号をPI補償器1206に送信する。PI補償器1206は、該信号により電圧位相指令値α*が制限されていることを通知されている間は、いわゆるアンチワインドアップのために積分値の更新を停止する。
電流目標値演算部1209は、電流ベクトル制御部11を構成する電流目標値演算部113と同じものである。電流目標値演算部1209は、上記同様にテーブルを参照して、入力されるトルク指令値T*と、電動機7の回転数Nと、バッテリ52のDC電圧Vdcとに応じたd軸電流指令値i* d及びq軸電流指令値i* を演算し、求めた指令値を磁束演算部1210に出力する。
磁束演算部1210は電流目標値演算部1209から入力されたd軸電流指令値i* 、及びq軸電流指令値i* 、電動機7の定数である巻線鎖交磁束数Φa、d軸インダクタンスLd、q軸インダクタンスLqを用いて、以下に示す数式(7)に示すように、磁石磁束と電流磁束の合成磁束のノルムである磁束ノルム指令値Φを算出する。
磁束演算部1212も同様に、d軸電流i、q軸電流iを入力し、以下に示す数式(8)に基づき磁束ノルム推定値Φ0_estを算出する。
フィルタ1211は、フィルタ1203と同じものであり、磁束ノルムの目標応答を表す磁束ノルム参照値Φ0_refを算出する。
減算器1213は、磁束ノルム参照値Φ0_refと磁束ノルム推定値Φ0_estとの偏差を算出してPI制御器1214に出力する。
PI制御器1214は磁束ノルム参照値Φ0_refと磁束ノルム推定値Φ0_estとの偏差と、以下に示す数式(9)に基づいてフィードバック電圧ノルム指令値Vaー_fbを算出する。
ここで、KΦpは比例ゲイン、KΦiは積分ゲインである。
加算器1215は、フィードフォワード電圧ノルム指令値Va_ffとフィードバック電圧ノルム指令値Va_fbとの和を電圧ノルム指令値制限部1216に出力する。
電圧ノルム指令値制限部1216はフィードフォワード電圧ノルム指令値Va_ffとフィードバック電圧ノルム指令値Va_fbの和からなる電圧ノルム指令値に対して電圧ノルム下限値0から電圧ノルム上限値Va_maxの間に制限する。電圧ノルム上限値Va_maxは、電圧位相制御における変調率の最大許容設定値M maxとDC電圧Vdcに基づき、以下に示す数式(10)にて常時算出する。
ここで、電圧ノルム指令値が上限値に張り付いている間は、電圧ノルムは固定され、推定トルクを電圧位相にフィードバックする従来の電圧位相制御で動作する。
また、電圧ノルム指令値制限部1216は、電圧ノルム指令値が上下限値に張り付いている間はPI制御器1214に制限中である旨の通知信号を送る。制限中であることを通知されている間、PI制御器1214はアンチワインドアップのため、積分の計算を停止する。
ベクトル変換部1217は、リミット処理後の電圧ノルム指令値V とリミット処理後の電圧位相指令値αを入力し、以下に示す数式(11)に基づき、d軸電圧指令値v dv_fin、及びq軸電圧指令値v qv_finを生成し、出力切替器13に出力する。
[出力切替器13]
図6は、第1実施形態の電動機7の制御装置を構成する出力切替器13のブロック構成の一例を示す図である。図6に示すように、出力切替器13は、スイッチ131と制御モード判定部132を備える。
スイッチ131には、電流ベクトル制御部11からd軸電圧指令値v* di_fin、及びq軸電圧指令値v* qi_finが入力され、電圧位相制御部12からd軸電圧指令値v dv_fin、及びq軸電圧指令値v qv_finが入力される。
また、スイッチ131は、制御モード判定部132から入力される制御モード信号に基づいて電流ベクトル制御と電圧位相制御を選択し、電流ベクトル制御を選択した場合は、d軸電圧指令値v* di_fin、及びq軸電圧指令値v* qi_finをdq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_finとして第1座標変換部2に出力し、電圧位相制御を選択した場合はd軸電圧指令値v dv_fin、及びq軸電圧指令値v qv_finをdq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_finとして第1座標変換部2に出力する。
制御モード判定部132は、スイッチ131の出力されるdq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_finと、DC電圧Vdcが入力され、以下に示す数式(12)と表1に従って制御モードを判定する。

表1に示すように、Mratioが1.05よりも大きくなると電圧位相制御(第2制御モード)に切り替え、Mratioが1.00よりも小さくなると電流ベクトル制御(第1制御モード)に切り替え、Mratioが1.00≦Mratio≦1.05の場合は現状の制御モードを維持する。
制御モード判定部132は、制御モードの情報をスイッチ131及び負荷急変検知部14に出力する。
[負荷急変検知部14]
図7は、第1実施形態の電動機7の制御装置を構成する負荷急変検知部14のブロック構成の一例を示す図である。図8は、負荷急変検知部14を構成する加速度演算部151のブロック構成の一例を示す図である。図7に示すように、負荷急変検知部14は、加速度判定部141と負荷急変判定部142を有する。
図8に示すように、加速度判定部141は、回転数変化率演算部1411、位相進み補償値演算部1412、加算器1413、回転数変化率演算部1414を有する。
回転数変化率演算部1411は、回転数Nを近似微分して回転数Nの単位時間当たりの変化率を算出する。位相進み補償値演算部1412は、回転数変化率演算部1411で算出した回転数Nの変化率にゲインkを掛け合わせる。ここで、ゲインkは、回転数検出における遅れ時間である。例として、回転数演算部9(図1)で2[ms]間の電気角θの変化量に基づき回転数Nを演算している場合、遅れ時間は2[ms]の約半分となるので、ゲインk=0.001(1[ms])となる。
加算器1413は、回転数Nと位相進み補償値演算部1412の出力を加算して位相進み補償後の回転数N’を出力する。
回転数変化率演算部1414は、回転数N’を近似微分して回転数N’の単位時間当たりの変化率を算出し、これを加速度として負荷急変判定部142に出力する。なお、回転数変化率演算部1411及び回転数変化率演算部1414の時定数τは回転数Nの分解能やノイズ等の影響を考慮しつつ、近似微分の性質を損なわない十分短い値に設定する。
負荷急変判定部142は、例えば以下に示す表2に基づき負荷の急変が発生しているか否かを判定して結果を出力する。
表2に示すように、負荷急変判定部142は、例えばトルク指令値Tが200[Nm]よりも大きく、且つ制御モードが電流ベクトル制御であって加速度(閾値)が-200000[rpm/s](減速)よりも低い場合(絶対値が高くなる場合)、急変が発生したと判定する。
また、負荷急変判定部142は、例えばトルク指令値Tが200[Nm]よりも大きく、且つ制御モードが電圧位相制御であって加速度(閾値)が-100000[rpm/s](減速)よりも低くなる場合、急変が発生したと判定する。
一般的に電流ベクトル制御は負荷の急変に関して電圧位相制御よりもロバストであることから、加速度の閾値は電流ベクトル制御の方が緩和した値としている。
その他、負荷急変判定部142は、例えばトルク指令値Tが200[Nm]よりも大きく且つ制御モードが電流ベクトル制御であって加速度が-200000[Nm]以上となる場合、トルク指令値Tが200[Nm]よりも大きく且つ制御モードが電圧位相制御であって加速度が-100000[Nm]以上となる場合、トルク指令値Tが200[Nm]以下(表2:上記以外)の場合は、それぞれ負荷の急変はないと判断する。
なお、負荷急変判定部142は、トルク指令値Tが例えば200[Nm]以下の場合、トルク指令値Tが小さくなるほど、負荷の急変を検知する加速度(閾値)を低く設定(絶対値は高くなる)してもよい。
[ゲート抵抗設定部15]
ゲート抵抗設定部15は、例えば以下に示す表3に基づきゲート抵抗制御信号を設定する。
ゲート抵抗設定部15は、システムシャットダウンなどでインバータ5に接続された平滑コンデンサ51を放電する必要がある場合、すなわち表3に示すように電動車両側から放電要求を受けた場合にはゲート抵抗が大となるゲート抵抗制御信号を出力する。これにより、スイッチング素子531における損失を増加させて放電を短時間で実行できる。
ゲート抵抗設定部15は、放電要求がなく且つ負荷急変判定部142が負荷急変は無いと判定した場合において、パワーモジュール53を冷却する冷却水の温度が例えば40℃よりも高くなる、又はパワーモジュール53の温度が100℃をよりも高くなる場合はゲート抵抗が小となるゲート抵抗制御信号を出力する。これにより、スイッチング素子531における損失(熱)を減少させてパワーモジュール53の温度上昇を抑制することができる。
ゲート抵抗設定部15は、放電要求がなく且つ負荷急変判定部142が負荷急変は無いと判定した場合において、パワーモジュール53を冷却する冷却水の温度が例えば40℃以下であり、且つパワーモジュール53の温度が100℃以下の場合は、スイッチング素子531の耐圧(許容電圧)が低下する低温状態であると判断して、ゲート抵抗が大となるゲート抵抗制御信号を出力する。
ゲート抵抗設定部15は、放電要求がない場合であって負荷急変判定部142が負荷急変を判定した場合には、ゲート抵抗が大となるゲート抵抗制御信号を出力する。
[インバータ5のゲート駆動回路54]
図9は、インバータ5を構成するゲート駆動回路54のブロック構成の一例を示す図であり、図9(a)はゲート駆動回路54を固定抵抗544とスイッチ543を含む構成とした場合、図9(b)は可変抵抗545を含む構成とした場合を示す。
図9(a)に示すように、ゲート駆動回路54が接続されるパワーモジュール53は、上アーム側のスイッチング素子531Uと帰還ダイオード532Uとの並列回路と、下アーム側のスイッチング素子531Lと帰還ダイオード532Lとの並列回路が直列に接続された直列回路がU相用、V相用、W相用に用意され、これらが並列に接続されたものである。
なお、図9(a)では、パワーモジュール53のうちU相の三相電圧vを出力する直列回路のみが図示され、V相の三相電圧vを出力する直列回路、及びW相の三相電圧vを出力する直列回路の図示が省略されている。さらに、図9(b)では下アーム側のスイッチング素子531L、帰還ダイオード532L、スイッチング素子531Lに接続するゲート駆動回路54の図示を省略している。
ゲート駆動回路54は、ゲート駆動IC541、固定抵抗542、スイッチ543、固定抵抗544を有し、パワーモジュール53にゲート電圧を印加するものである。
ゲート駆動IC541は、強電素子駆動信号(D uu,D ul,D vu,D vl,D wu,D wl)に基づいてゲート電圧に出力するドライバである。ゲート駆動IC541とスイッチング素子531(ゲート端子)との間には、固定抵抗542が配置されている。またゲート駆動IC541とスイッチング素子531(ゲート端子)との間には、固定抵抗542を迂回するようにスイッチ543と固定抵抗544との直列回路が配置されている。なお、固定抵抗542の抵抗値(Rq1)と固定抵抗544の抵抗値(Rq2)はそれぞれ任意の抵抗値に設定できる。
スイッチ543は、ゲート抵抗が小となるゲート抵抗制御信号が入力されるとON状態となり、固定抵抗544がゲート駆動IC541とスイッチング素子531(ゲート端子)との間で導通する。その際、ゲート駆動回路54のゲート抵抗は低抵抗(Rq1・Rq2/(Rq1+Rq2))となる。
一方、スイッチ543は、ゲート抵抗が大となるゲート抵抗制御信号が入力されるとOFF状態となり、固定抵抗544が不導通となる。その際、ゲート駆動回路54のゲート抵抗は高抵抗(Rq1)となる。
なお、スイッチ543と固定抵抗544との直列回路を複数並列に接続してもよい。この場合、負荷の急変を検知する前はすべてのスイッチ543がON状態であり、ゲート駆動回路54のゲート抵抗が最も低い状態となる。そして、負荷の急変を検知するとスイッチ543がOFF状態となり、ゲート駆動回路54のゲート抵抗が最も高い状態となる。
ゲート駆動回路54の変形例として図9(b)に示すように、ゲート駆動IC541とスイッチング素子531(ゲート端子)の間に可変抵抗545を配置し、可変抵抗545がゲート抵抗制御信号に基づいて抵抗値が変化するように構成してもよい。この場合、例えばゲート抵抗が小となるゲート抵抗制御信号が入力されると可変抵抗545の抵抗値が最小となり、ゲート抵抗が大となるゲート抵抗制御信号が入力されると可変抵抗545の抵抗値が最大となる。
また、第1制御モード(電流ベクトル制御)が選択されている場合において負荷の急変を検知したときのスイッチング速度の低下の割合を、第2制御モード(電圧位相制御)が選択されている場合において負荷の急変を検知したときのスイッチング速度の低下の割合よりも低く設定することも好適である。
すなわち、制御モードとして電流ベクトル制御が選択されている場合において負荷の急変を検知したときは、制御モード判定部132はゲート抵抗が中程度(抵抗値:前記最小<中程度<前記最大)となるゲート抵抗制御信号をゲート駆動回路54に出力してもよい。このとき、可変抵抗545の抵抗値が中程度の抵抗値となる。
電流ベクトル制御は電圧位相制御と比較して負荷の急変に対してロバストな制御であり、電圧位相制御時と同様にスイッチング速度を低下させるとサージ電圧を適切に抑制するために必要なスイッチング速度以上に低いスイッチング速度となり、その分不要な損失が発生する。よって、上記のように、電流ベクトル制御において負荷の急変が発生する場合は、ゲート抵抗が上記のように中程度となるゲート抵抗制御信号をゲート駆動回路54に出力することで、損失を抑制しつつサージ電圧を適切に抑制できる。
さらに、上記を踏まえて、制御モードとして電流ベクトル制御が選択されている場合は、負荷の急変の検知を実行しない、又は検知したとしてもゲート抵抗を変化させない制御を行うように構成してもよい。
[スイッチング素子531で発生するサージ電圧]
図10は、スイッチング素子531(図9)の動作を示す図である。図10では、スイッチング素子531のターンオフ時のコレクタ電流Iとコレクタ・エミッタ間電圧Vceの時間変化を示している。
図10の左図に示すように、ゲート抵抗が小さい場合はゲート電流が大きくなるのでターンオフ時間(及びターンオン時間)は短くなる。このとき、コレクタ電流Icは急速に立ち下がりコレクタ・エミッタ間電圧Vceは急速に立ち上がる。そして、コレクタ・エミッタ間電圧Vceにおいてサージ電圧(Vs)が大きく発生し、スイッチング素子531の耐圧を超える場合が発生する。
一方、図10の右図に示すようにゲート抵抗を大きくするとゲート電流が小さくなるので、ターンオフ時間(及びターンオン時間)は長くなる。このとき、コレクタ電流Icは緩やかに立ち下がりコレクタ・エミッタ間電圧Vceは緩やかに立ち上がる。これにより、コレクタ・エミッタ間電圧Vceにおいてサージ電圧(Vs)が抑制される。
[制御フロー]
図11は、第1実施形態の電動機7の制御装置の制御フローである。第1実施形態の電動機7の制御装置(制御方法)の制御フローについて説明する。
ステップS101において、回転数演算部9(図1)は、電気角θを取得し回転数演算処理を実行する。そして、演算により得られた回転数Nの情報を制御演算部1(図1)に出力する。
ステップS102において、第2座標変換部10(図1)は、電流検出器6が検知する電流i,iからdq軸電流i,iを算出して制御演算部1(図1)に出力する。
ステップS103において、電圧検出器4(図1)は、バッテリ52(図1)の出力電圧を検知して、これをDC電圧Vdcとして制御演算部1(図1)に出力する。
ステップS104において、制御演算部1(図1)はトルク指令値T及び放電要求(有、又は無)の情報を取得する。
ステップS105において、制御演算部1(1)は、冷却水温度の情報及びパワーモジュール53(図9)の温度の情報を取得する。なお、ステップS101乃至ステップS105は任意の順番で実行しても良い。
ステップS106において、制御演算部1(電流ベクトル制御部11)(図1、図2)は、トルク指令値T、dq軸電流id,iq、DC電圧Vdc、回転数Nに基づきdq軸電圧指令値v* di_fin,v* qi_finを演算して出力切替器13(図2)に出力する。
ステップS107において、制御演算部1(電圧位相制御部12)(図1、図2)は、トルク指令値T、dq軸電流id,iq、DC電圧Vdc、回転数Nに基づきdq軸電圧指令値v* dv_fin,v* qv_finを演算して出力切替器13(図2)に出力する。なお、ステップS106とステップS107は同時に実行する。
ステップS108において、制御演算部1(出力切替器13)(図1、図2)は、制御モードを判定し、dq軸電圧指令値v* di_fin,v* qi_fin、dq軸電圧指令値v* dv_fin,v* qv_finのいずれかを当該制御モードにより選択し、選択した指令値をdq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_finとして第1座標変換部2(図1)に出力する。
ステップS109において、制御演算部1(負荷急変検知部14)(図1、図2)は、
DC電圧Vdc、回転数N、制御モードに基づき負荷の急変が発生したか否かを判断し、急変を検知した場合は検知信号をゲート抵抗設定部15(図2)に出力する。
ステップS110において、制御演算部1(ゲート抵抗設定部15)(図1、図2)は、パワーモジュール53の温度、冷却水の温度、放電要求(有、又は無)、負荷の急変を示す検知信号(有、又は無)に基づいてゲート抵抗制御信号を設定する。
ステップS111において、制御演算部1(ゲート抵抗設定部15)(図1、図2)は、設定されたゲート抵抗制御信号をゲート駆動回路54に出力する。
第1実施形態の電動機7の制御装置(制御方法)では、上記のステップS101乃至ステップS111までの一連の制御を繰り返し実行する。
[第1実施形態の効果]
第1実施形態の電動機7の制御方法によれば、少なくとも一対のスイッチング素子531(スイッチング素子531U、スイッチング素子531L)により直流電力を交流電力に変換して電動車両の電動機7に交流電力(三相電圧v,v,v)を供給する場合において、電動機7に供給される電流値(例えばi,i)に基づいて電動機7に印加する電圧指令値(dq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_fin)を演算し、電圧指令値(dq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_fin)に基づき一対のスイッチング素子531(スイッチング素子531U、スイッチング素子531L)に送信するPWM信号(強電素子駆動信号(D uu,D ul,D vu,D vl,D wu,D wl))を制御することで交流電力(三相電圧v,v,v)を制御する電動機7の制御方法であって、電動機7に印加される負荷の急変を検知した場合に、スイッチング素子531(スイッチング素子531U、スイッチング素子531L)のスイッチング速度を低下させる。
上記方法により、電動機7に対する負荷の急変、例えば電動機7に流れる電流の瞬間的な上昇が起きる場合であってもスイッチング素子531(スイッチング素子531U、スイッチング素子531L)のスイッチング速度を低下させてサージ電圧を抑制するので、スイッチング素子531(スイッチング素子531U、スイッチング素子531L)の負担を軽減できる。
本実施形態において、負荷の急変の検知を、電動機7の回転数Nの変化率(表2:加速度)が所定の閾値を超えたか否かで判断する。
上記方法により、負荷の急変時には回転数Nの急変が伴うので、回転数Nの変化率で判定することでサージ電圧の増加を抑制することができる。
本実施形態において、回転数Nに対して位相進み補償(位相進み補償値演算部1412により位相進み成分を算出)を行い、補償後の回転数N’の変化率に基づき負荷の急変を検知する(図8)。
上記方法により、回転数Nに対して位相進み補償を行うことで、回転数Nを検出する際の遅れ時間を解消することができ、当該遅れ時間に伴う負荷の急変の検知の遅れを解消し、サージ電圧が増加する前にスイッチング速度を低下させる制御を実行できる。
本実施形態において、回転数Nの変化率が減速側であってその絶対値が所定の閾値を超えた場合のみに負荷の急変を検知する(表2)。
上記方法により。加速側への急変では電流は上昇しにくいため、不要なスイッチング速度の低下により損失が増大することを防止できる。
本実施形態において、電動車両から要求されるトルク指令値Tと電流値(例えばi,i)に基づいて電圧指令値(dq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_fin)が生成される場合において、トルク指令値Tが小さいほど閾値(加速度の絶対値)を大きくする、又はトルク指令値Tが所定値以下(例えば200[Nm]以下)の場合には負荷の急変の検知を実行しない(表2)。
上記方法により、電動機7に発生するトルクが低い場合は回転数Nの変化に対して上昇した電流値のピークの絶対値も小さく、スイッチング素子531(スイッチング素子54U、スイッチング素子531L)に発生するサージ電圧の増加量も小さいので、不要なスイッチング速度の低下により損失の増大を防止できる。
本実施形態において、電動機7の動作状態に基づいて電流ベクトル制御により電圧指令値(dq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_fin)を演算する第1制御モードと、電圧位相制御により電圧指令値(dq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_fin)を演算する第2制御モードのいずれかが選択される場合において、第1制御モードが選択されている場合において負荷の急変を検知する際の電動機7の回転数Nの変化率の閾値(表2:加速度)の絶対値を、第2制御モードが選択されている場合において負荷の急変を検知する際の電動機7の回転数Nの変化率の閾値(表2:加速度)の絶対値よりも大きく設定する。
また、電動機7の動作状態に基づいて電流ベクトル制御により電圧指令値(dq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_fin)を演算する第1制御モードと、電圧位相制御により電圧指令値(dq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_fin)を演算する第2制御モードのいずれかが選択される場合において、第1制御モードが選択されている場合において負荷の急変を検知したときのスイッチング速度の低下の割合を、第2制御モードが選択されている場合において負荷の急変を検知したときのスイッチング速度の低下の割合よりも低く設定する(表2)。
さらに、電動機7の動作状態に基づいて電流ベクトル制御により電圧指令値(dq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_fin)を演算する第1制御モードと、電圧位相制御により電圧指令値(dq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_fin)を演算する第2制御モードのいずれかが選択される場合において、第1制御モードが選択されている場合において負荷の急変の検知を実行せず、第2制御モードが選択されている場合において負荷の急変の検知を実行する。
上記方法により、負荷の急変に対してロバストな電流ベクトル制御において、必要以上のスイッチング速度の低下を抑制することで損失の増加を抑制することができる。
本実施形態において、負荷の急変を検知していない場合は、スイッチング素子531に関する温度(PM温度)、スイッチング素子531の冷却系の温度(冷却水温度)の少なくともいずれかに基づいてスイッチング速度を設定する。
また、負荷の急変を検知していない場合は、直流電力を供給する直流電源(バッテリ52)の出力電圧(DC電圧Vdc)に基づいてスイッチング速度を設定する。
上記方法により、負荷の急変が起きた場合は、スイッチング速度を遅くしてサージ電圧を抑制し、負荷の急変が起きていない場合には、スイッチング素子531の耐圧が高くなる(温度が高い)状況と判断できる場合にはサージ電圧を許容してスイッチング速度を速くして損失を抑制し、スイッチング素子531の耐圧が低くなる(温度が低い)状況と判断できる場合には、スイッチング速度を遅くしてサージ電圧を抑制してスイッチング素子531の負担を抑制できる。
本実施形態において、直流電力を供給する直流電源(バッテリ52)とスイッチング素子531(スイッチング素子531U、スイッチング素子531L)に接続された平滑コンデンサ51の放電制御を実行する場合において、放電制御の実行時においてスイッチング速度を、放電制御を実行する前のスイッチング速度よりも低く設定する。
上記方法により、放電制御時には平滑コンデンサ51の電力を速やかに消費して放電することができる。
本実施形態に係る電動機7の制御装置によれば、直流電力を交流電力に変換して電動車両の電動機7に供給する少なくとも一対のスイッチング素子531(スイッチング素子531U,531L)と、電動機7に供給される電流値(例えばi,i)を検出する電流検出手段(電流検出器6)と、電流値(例えばi,i)に基づいて電動機7に印加する電圧指令値(dq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_fin)を演算する制御演算手段(制御演算部1)と、電圧指令値(dq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_fin)に基づいてスイッチング素子531(スイッチング素子531U,531L)にPWM信号を送信することで交流電力を制御するPWM制御手段(PWM変換部3)と、を含み、スイッチング素子531(スイッチング素子531U、スイッチング素子531L)にはゲート抵抗を設定可能な抵抗設定手段(ゲート駆動回路54)が接続され、制御演算手段(制御演算部1)は、電動機7に印加される負荷の急変を検知する負荷急変検知部14と、負荷急変検知部14が負荷の急変を検知するとゲート抵抗が負荷の急変が発生する前よりも高くなるように抵抗設定手段(ゲート駆動回路54)を制御するゲート抵抗設定部15と、を含む。
上記構成により、電動機7に対する負荷の急変、例えば電動機7に流れる電流の瞬間的な上昇が起きる場合であってもスイッチング素子531(スイッチング素子531U、スイッチング素子531L)のスイッチング速度を低下させてサージ電圧を抑制するので、スイッチング素子531(スイッチング素子531U、スイッチング素子531L)の負担を軽減できる。
本実施形態において、抵抗設定手段(ゲート駆動回路54)は、PWM制御手段(PWM変換部3)とスイッチング素子531(スイッチング素子531U、スイッチング素子531L)の間に配置された第1の抵抗素子(固定抵抗542)と、スイッチ543と第2の抵抗素子(固定抵抗544)の直列回路と、含み、直列回路はPWM制御手段(PWM変換部3)とスイッチング素子531(スイッチング素子531U、スイッチング素子531L)の間に配置されるとともに第1の抵抗素子(固定抵抗542)をバイパスするように配置され、ゲート抵抗設定部15は、負荷の急変がない場合は、スイッチ543をオン状態にし、負荷の急変を検知した場合に、スイッチ543をオフ状態にする。上記構成により、簡易な構成でゲート抵抗を制御できる。
[第2実施形態]
図12は、第2実施形態の電動機7の制御装置を構成する制御演算部1のブロック構成の一例を示す図である。図13は、第2実施形態の電動機7の制御装置を構成する負荷急変検知部14のブロック構成の一例を示す図である。
第2実施形態の電動機7の制御装置(制御方法)において、制御演算部1を構成する負荷急変検知部14には、トルク指令値T及び回転数Nの代わりにdq軸電流i,iが入力される。また、制御演算部1を構成するゲート抵抗設定部15には、パワーモジュール53(図9)の温度(PM温度)及び冷却水温度の代わりにDC電圧Vdcが入力される。
図13に示すように、負荷急変検知部14は、負荷急変判定部142(第1実施形態と同一)、電流予測部143を有する。
電流予測部143には、dq軸電流i,iが入力される。そして、電流予測部143は以下に示す数式(13),(14),(15)に基づき、一定時間t[s]後の電流の大きさである電流予測値Ia_estを算出する。


数式(14)におけるz-1は遅延演算子であり、数式(14)は時間t前から現時点までのIの単位時間変化量を算出している。
負荷急変判定部142は以下に示す表4に基づき負荷の急変が発生しているか否かを判定して結果を出力する。第2実施形態では、上記の表2の加速度に代えて電流予測値で負荷の急変を判定している。
表4に示すように、負荷急変判定部142は、例えばトルク指令値Tが200[Nm]よりも大きく、且つ制御モードが電流ベクトル制御であって電流予測値Ia_estが1000[A]よりも高い場合、負荷の急変が発生したと判定する。
また、負荷急変判定部142は、例えばトルク指令値Tが200[Nm]よりも大きく、且つ制御モードが電圧位相制御であって電流予測値Ia_estが800[A]よりも高い場合、負荷の急変が発生したと判定する。
一般的に、電圧位相制御では主に過変調領域での駆動を前提としており、電流検出器6(図1)で検出できないキャリア高調波が増加する傾向であることから、電圧位相制御の方が厳しい閾値(低い閾値)としている。
その他、負荷急変判定部142は、例えばトルク指令値Tが200[Nm]よりも大きく且つ制御モードが電流ベクトル制御であって電流予測値Ia_estが1000[A]以下となる場合、トルク指令値Tが200[Nm]よりも大きく且つ制御モードが電圧位相制御であって電流予測値Ia_estが800[A]以下となる場合(表4:上記以外)、トルク指令値Tが200[Nm]以下の場合は、それぞれ負荷の急変はないと判断する。
図12示すゲート抵抗設定部15は、以下に示す表5に基づきゲート抵抗制御信号を出力する。
ゲート抵抗設定部15は、放電要求がなく且つ負荷急変判定部142が負荷の急変は無いと判定した場合において、例えばDC電圧Vdcが350[V]よりも低い場合はゲート抵抗が小となるゲート抵抗制御信号を出力し、DC電圧Vdcが350[V]以上の場合はゲート抵抗が大となるゲート抵抗制御信号を出力する。
負荷の急変が無い通常の動作において、温度変動幅に対する耐圧マージン余裕があり、バッテリ52のDC電圧Vdcの変動範囲に対する耐圧のマージンが小さい場合にはDC電圧Vdcが所定値(例えば350[V])を超えたらゲート抵抗を大きくしてサージ電圧を抑制するようにしている。
ゲート抵抗設定部15は、放電要求がない場合であって負荷急変判定部142が負荷の急変を検知した場合、また放電要求がある場合には、ゲート抵抗が大となるゲート抵抗制御信号を出力する。
第2実施形態の電動機7の制御方法によれば、電流値(dq軸電流i,i)の大きさと、電流値(dq軸電流i,i)の大きさの変化率から所定時間後の電流値の予測値(電流予測値Ia_est)を算出し、当該予測値(電流予測値Ia_est)が所定の閾値を超えたか否かで負荷の急変を検知する。上記方法により、負荷の急変時には電流の急変がともなうので、同じ電流の大きさでもさらに増加が予測される場合にのみにスイッチング速度を遅くしてサージ電圧の増大を抑制するので、不要な損失の増加を抑制することができる。
[第3実施形態]
図14は、第3実施形態の電動機7の制御装置の全体概略図である。図15は、第3実施形態の電動機7の制御装置を構成する制御演算部1のブロック構成の一例を示す図である。図16は、第3実施形態の電動機7の制御装置を構成する負荷急変検知部14のブロック構成の一例を示す図である。図17は、負荷急変領域の定義を示す図である。
図14に示すように、第3実施形態の電動機7の制御装置(制御方法)を構成する制御演算部1には、電動車両を運転するドライバのブレーキ操作に伴いブレーキ操作量(ブレーキ力)の情報が入力される。また、図15に示すように、制御演算部1は、負荷の急変がない場合においてPWM制御のキャリア周波数を選択する通常キャリア周波数選択部16を備える。またゲート抵抗設定部15には通常キャリア周波数選択部16から通常キャリア周波数の情報が入力される。
通常キャリア周波数選択部16には、トルク指令値T及び回転数Nが入力される。そして、通常キャリア周波数選択部16は、以下に示す表6に基づき、キャリア周波数を設定する。
表6に示すように、通常キャリア周波数選択部16は、トルク指令値Tの絶対値が例えば250[Nm]よりも大きく、かつ回転数Nの絶対値が100[rpm]よりも低い場合に、通常キャリア周波数を1.5[kHz]に設定する。
また、通常キャリア周波数選択部16は、トルク指令値Tの絶対値が例えば250[Nm]よりも大きく、かつ回転数Nの絶対値が100[rpm]以上の場合(表6:上記以外)、又はトルク指令値Tの絶対値が例えば250[Nm]以下の場合(表6:上記以外)に、通常キャリア周波数を10[kHz]に設定する。
通常キャリア周波数選択部16は、上記のように、低回転高トルクではスイッチング素子531の発熱を抑制するためにキャリア周波数を下げ、それ以外では制御性能を重視した高周波数のキャリア周波数を選択する。
図16に示すように、負荷急変検知部14は、第1実施形態と同様に加速度演算部151と負荷急変判定部142を有するが、負荷急変判定部142には制御モードの代わりにブレーキ操作量の情報が入力される。
負荷急変判定部142は、第1実施形態(表2)と異なり、以下に示す表7に基づいて負荷の急変の発生の有無を判定する。表7においてはブレーキ操作量に相当するブレーキ力が記載されている。

表7に示すように、負荷急変検知部14は、加速度/(トルク指令値T-ブレーキ力)が、後述の所定の閾値Kthよりも低く、且つトルク指令値Tが例えば250[Nm]より低い場合には負荷の急変はないと判断(予測)する。
また、負荷急変検知部14は、加速度/(トルク指令値T-ブレーキ力)が、後述の所定の閾値Kthよりも低く、且つトルク指令値Tが例えば250[Nm]以上の場合(表7:上記以外)であってブレーキ力が例えばトルク指令値Tの2倍の値よりも大きい場合は負荷の急変が発生したと判断する、或いは負荷の急変が発生すると予測する。
さらに、負荷急変検知部14は、加速度/(トルク指令値T-ブレーキ力)が、後述の所定の閾値Kth以上の場合(表7:上記以外)は、負荷の急変が発生したと判断する、或いは負荷の急変が発生すると予測する。なお、負荷急変判定部142が実行する判定(表7)において、トルク指令値Tの代わりにアクセル開度を適用してもよく、また前記判定(表7)において加速度の代わりに回転数Nの変化率(加速度に相当)、電動車両の車輪速度(回転速度)の変化率(加速度に相当)を適用してもよい。
図17は、横軸が電動機7のトルク(トルク指令値T)からブレーキ力を差し引いた差分([T-ブレーキ力])、縦軸が加速度とする平面座標において、負荷の急変が発生する領域と負荷の急変が発生しない領域との境界となる通常最大加減速度線を表したものである。
そして、表7に示す閾値Kthは、図17に示す通常最大加減速度線の傾きとなる。
図17において、通常加速領域は、[T-ブレーキ力]≧0であって電動車両の車輪(駆動輪)がスリップすることなく加速する領域である。通常減速領域は、[T-ブレーキ力]≦0であって電動車両の車輪がスリップすることなく減速する領域である。
「超上り勾配」と記載された領域は、[T-ブレーキ力]≧0であるが、例えば電動車両が走行する路面の上り勾配が強く、電動車両が減速する、又は電動車両が進行方向とは逆方向に加速する領域である。
「超下り勾配」と記載された領域は、[T-ブレーキ力]<0であるが、例えば電動車両が走行する路面の下り勾配が強く、電動車両が進行方向に向けて加速する領域である。
負荷急変領域(スリップ)は、[T-ブレーキ力]≧0であって電動車両は進行方向に向けて加速するが、車輪が路面に対してスリップする領域である。
負荷急変領域(急減速)は、[T-ブレーキ力]<0であって電動車両は減速するが車輪が路面に対してスリップし、最終的に車輪がロック(回転停止)する場合である。
第3実施形態では、電動車両が図17に示す負荷急変領域(スリップ、急減速)に入った場合に負荷の急変が発生する場合として判断している。
また、トルク(トルク指令値T)が一定以上に大きく、同時にトルクを大幅に超えるブレーキ力(表7ではトルク指令値Tの2倍以上)が発生している場合にもスリップ空転からの車輪ロックに相当する負荷の急変が発生したと判定、或いは負荷の急変を予測している。
ゲート抵抗設定部15は、以下に示す表8に従ってゲート抵抗制御信号及びキャリア周波数を設定する。
ゲート抵抗設定部15におけるゲート抵抗制御信号の設定は第1実施形態(表3)と同様である。そして、ゲート抵抗設定部15は、放電要求が無い場合は、通常キャリア周波数が設定した通常キャリア周波数の情報をPWM変換部3に出力する。さらに、ゲート抵抗設定部15は、放電要求がある場合は、通常キャリア周波数が設定した通常キャリア周波数のうち周波数が最も高いキャリア周波数(例えば10[kHz])よりも高い周波数となるキャリア周波数(例えば12[kHz])の情報をPWM変換部3に出力する。
第3実施形態では、放電要求がある際にはゲート抵抗を大きくするとともに、キャリア周波数を大きくすることで、スイッチング損失をより増加させて効率よく放電できるようにしている。
第3実施形態の電動機7の制御方法によれば、電動車両から要求されるトルク指令値Tと電流値(例えばI,I)に基づいて電圧指令値(dq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_fin)が生成される場合において、トルク指令値T、アクセル開度、ブレーキ操作量(ブレーキ力)のいずれかと、電動車両の車輪速度の変化率(加速度)、回転数Nの変化率(加速度)のいずれかとの比が、所定の大きさ以上である場合に負荷の急変を検知する。上記方法により、ドライバから要求された操作に対して電動車両の動作が所定の範囲内では負荷の急変はないと判断できるので、不要なスイッチング速度低下による損失の増加を抑制しつつ、所定の範囲外では負荷の急変によるサージ電圧の増加抑制に備えることができる。
第3実施形態において、電動車両から要求されるトルク指令値Tと電流値(例えばI,I)に基づいて電圧指令値(dq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_fin)が生成される場合において、トルク指令値T又はアクセル開度と、ブレーキ操作量(ブレ―キ力)が、それぞれ所定の大きさ以上である場合に負荷の急変を検知する。上記方法により、例えば凍結路や圧雪路などの低μ路面(滑りやすい路面)で車輪がスリップしてロックすることによる負荷の急変に備えることができ、サージ電圧の増加抑制を図ることができる。
第3実施形態において、直流電力を供給する直流電源(バッテリ52)とスイッチング素子531(スイッチング素子531U、スイッチング素子531L)に接続された平滑コンデンサ51の放電制御を実行する場合において、放電制御の実行時においてスイッチング速度を、放電制御を実行する前の前記スイッチング速度よりも低く設定し、放電制御時のPWM信号のスイッチング周波数(例えば12[kHz])を、放電制御を実行しない場合であってトルク指令値Tと電動機7の回転数Nに基づいて設定されるスイッチング周波数のうち最も周波数の高いスイッチング周波数(例えば10[kHz])よりも高く設定する。上記方法により、放電制御時において平滑コンデンサ51の電力を速やかに消費して放電することができる。
[第4実施形態]
図18は、第4実施形態の電動機7の制御装置を構成する制御演算部1のブロック構成の一例を示す図である。図19は、悪路走行時のトルクと回転数Nの挙動を示す図である。図20は、第4実施形態の電動機7の制御装置を構成する負荷急変検知部14の動作を示すタイムチャートである。
第4実施形態の電動機7の制御装置(制御方法)では、制御演算部1を制振制御部17を有する。制振制御部17には、トルク指令値T’及び回転数Nの情報が入力される。ここで、トルク指令値T’(第1トルク指令値)はドライバの操作(アクセル開度等)により要求される指令値であって電動機7の出力軸から車輪までのねじり振動系による電動車両の振動を考慮しないものである。
制振制御部17は、従来技術(例えば特許3508742号)のように、電動機7の出力端から車輪までのねじり振動系による車両の振動を抑制するようにトルク指令値T’を補償してトルク指令値T(第2トルク指令値)を算出する。そして制振制御部17は、トルク指令値Tを電流ベクトル制御部11、電圧位相制御部12、負荷急変検知部14に出力する。
負荷急変検知部14には、制御モード(入力されなくても良い)のほか、トルク指令値T’、トルク指令値Tが入力される。負荷急変検知部14は、トルク指令値Tとトルク指令値T’との差分の絶対値が所定の閾値Tthを超えた回数をカウントするカウンタ(不図示)を備えている。
負荷急変検知部14は、以下に示す表9に示すように負荷の急変の発生を検知し、カウンタの処理を実行する。
表9に示すように、負荷急変検知部14は、トルク指令値Tとトルク指令値T’との差分の絶対値|T’-T|が閾値Tth(例えば10[Nm])を超えた場合であって、カウンタのカウント値が所定のカウント値kmax(例えば5回)未満であれば1だけカウントアップし、この場合負荷の急変はないと判断する。
一方、負荷急変検知部14は、絶対値|T’-T|が閾値Tthを超えた場合であって、カウンタのカウント値が所定のカウント値kmaxに到達した場合はカウントアップを停止してカウント数を保持し、負荷の急変が発生した判断する。
また、負荷急変検知部14は、カウンタのカウント値が所定のカウント値kmaxに到達している場合であって、絶対値|T’-T|が閾値Tth以下の状態が所定時間tc[s](例えば2[s])経過するとカウント値をクリアする。
同様に、負荷急変検知部14は、カウンタのカウント値が所定のカウント値kmax未満の場合であって、絶対値|T’-T|が閾値Tth以下の状態が所定時間tc[s](例えば2[s])経過するとカウント値をクリアする。
図19の上図は、トルク指令値Tとトルク指令値T’とのタイムチャートを示し、図19の下図は、回転数Nのタイムチャートを示す。例えば、車輪が空転(スリップ)と接地(グリップ)を繰り返すような波状路の悪路を走行する場合、走行速度あるいは電動機7の回転数Nに応じて繰り返しの周波数がねじり振動系の共振周波数に近づくと、図19の下図のように回転数Nに振動成分が重畳されることがあり、急加速と急減速が繰り返される。
この時、制振制御部17は回転数振動を軽減するように作用して、アクセル開度等により要求されるトルク指令値T’に対して回転数Nに発生している振動と同一周波数のトルク補償値を振動のレベルに応じた振幅で重畳してトルク指令値Tを生成している。
よって、トルク指令値Tは回転数Nと同一の周波数で振動しているが、両者は振動成分を互いに相殺する関係になるので、電動機7で発生するトルクはトルク指令値T’とほぼ同様となり電動車両で発生する振動を抑制できる。
図20は、絶対値|T’-T|と、負荷急変検知部14のカウンタのカウント値と、負荷急変検知部14における負荷の急変の判定を示すタイムチャートである。
図20に示すように、カウンタのカウント値の初期値はゼロであるが、絶対値|T’-T|がTthを超える度にカウンタのカウント値が1だけ加算され、カウント値がkmaxに到達するとカウント値は一定に保たれる。そして、その後絶対値|T’-T|が閾値Tthを超えない状態がtc[s]継続するとカウント値はリセットされる。
負荷急変検知部14は、初期状態では負荷の急変はないと判断していが、カウンタのカウント値がkmaxに到達すると負荷の急変が発生したと判断し、その後カウンタのカウント値がリセットされると負荷の急変は解消したと判断する。
第4実施形態の電動機7の制御方法によれば、電動車両から要求されるトルク指令値Tと電流値(例えばi,i)に基づいて電圧指令値(dq軸最終電圧指令値v d_fin,v q_fin)が生成され、トルク指令値Tが、ドライバの操作(アクセル開度等)により要求される第1トルク指令値(トルク指令値T’)に対して電動機7の出力軸から車輪までのねじり振動を抑制するための制振演算処理(制振制御部17により実行される)を施して得られる第2トルク指令値(トルク指令値T)である場合において、第2トルク指令値(トルク指令値T)と第1トルク指令値(トルク指令値T’)との差が所定の大きさを超える振幅で増減を繰り返す(例えばカウント値kmax回繰り返す)場合に負荷の急変を検知する。上記方法により、例えば車輪が空転(スリップ)と接地(グリップ)を繰り返すような悪路の走行による負荷の急変を検知して、サージ電圧の増加抑制を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。また、上記実施形態は、適宜組み合わせ可能である。
1 制御演算部,14 負荷急変検知部,15 ゲート抵抗設定部,3 PWM変換部,531(531U,531L) スイッチング素子,54 ゲート駆動回路,6 電流検出器,7 電動機

Claims (14)

  1. 少なくとも一対のスイッチング素子により直流電力を交流電力に変換して電動車両の電動機に前記交流電力を供給する場合において、前記電動機に供給される電流値に基づいて前記電動機に印加する電圧指令値を演算し、前記電圧指令値に基づき一対の前記スイッチング素子に送信するPWM信号を制御することで前記交流電力を制御する電動機の制御方法であって、
    前記電動機に印加される負荷の急変を検知した場合に前記スイッチング素子のスイッチング速度を低下させ、
    前記負荷の急変の検知を、前記電動機の回転数の変化率が所定の閾値を超えたか否かで判断し、
    前記電動車両から要求されるトルク指令値と前記電流値に基づいて前記電圧指令値が生成される場合において、
    前記トルク指令値、アクセル開度、ブレーキ操作量のいずれかと、前記電動車両の車輪速度の変化率、前記回転数の変化率のいずれかとの比が、所定の大きさ以上である場合に前記負荷の急変を検知する電動機の制御方法。
  2. 前記回転数に対して位相進み補償を行い、補償後の前記回転数の変化率に基づき前記負荷の急変を検知する請求項1に記載の電動機の制御方法。
  3. 前記回転数の変化率が減速側であってその絶対値が所定の閾値を超えた場合のみに前記負荷の急変を検知する請求項1又は請求項2に記載の電動機の制御方法。
  4. 記トルク指令値が小さいほど前記閾値を大きくする、又は前記トルク指令値が所定値以下の場合には前記負荷の急変の検知を実行しない請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電動機の制御方法。
  5. 少なくとも一対のスイッチング素子により直流電力を交流電力に変換して電動車両の電動機に前記交流電力を供給する場合において、前記電動機に供給される電流値に基づいて前記電動機に印加する電圧指令値を演算し、前記電圧指令値に基づき一対の前記スイッチング素子に送信するPWM信号を制御することで前記交流電力を制御する電動機の制御方法であって、
    前記電動機に印加される負荷の急変を検知した場合に前記スイッチング素子のスイッチング速度を低下させ、
    前記負荷の急変の検知を、前記電動機の回転数の変化率が所定の閾値を超えたか否かで判断し、
    前記電動車両から要求されるトルク指令値と前記電流値に基づいて前記電圧指令値が生成され、前記トルク指令値が、ドライバの操作により要求される第1トルク指令値に対して前記電動機の出力軸から車輪までのねじり振動を抑制するための制振演算処理を施して得られる第2トルク指令値である場合において、
    前記第2トルク指令値と前記第1トルク指令値との差が所定の大きさを超える振幅で増減を繰り返す場合に前記負荷の急変を検知する動機の制御方法。
  6. 前記電動機の動作状態に基づいて電流ベクトル制御により前記電圧指令値を演算する第1制御モードと、電圧位相制御により前記電圧指令値を演算する第2制御モードのいずれかが選択される場合において、
    前記第1制御モードが選択されている場合において前記負荷の急変を検知する際の前記電動機の回転数の変化率の前記閾値の絶対値を、前記第2制御モードが選択されている場合において前記負荷の急変を検知する際の前記電動機の回転数の変化率の前記閾値の絶対値よりも大きく設定する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電動機の制御方法。
  7. 前記電動機の動作状態に基づいて電流ベクトル制御により前記電圧指令値を演算する第1制御モードと、電圧位相制御により前記電圧指令値を演算する第2制御モードのいずれかが選択される場合において、
    前記第1制御モードが選択されている場合において前記負荷の急変を検知したときの前記スイッチング速度の低下の割合を、前記第2制御モードが選択されている場合において前記負荷の急変を検知したときの前記スイッチング速度の低下の割合よりも低く設定する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電動機の制御方法。
  8. 前記電動機の動作状態に基づいて電流ベクトル制御により前記電圧指令値を演算する第1制御モードと、電圧位相制御により前記電圧指令値を演算する第2制御モードのいずれかが選択される場合において、
    前記第1制御モードが選択されている場合において前記負荷の急変の検知を実行せず、前記第2制御モードが選択されている場合において前記負荷の急変の検知を実行する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電動機の制御方法。
  9. 前記負荷の急変を検知していない場合は、前記スイッチング素子に関する温度、前記スイッチング素子の冷却系の温度の少なくともいずれかに基づいて前記スイッチング速度を設定する請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電動機の制御方法。
  10. 前記負荷の急変を検知していない場合は、前記直流電力を供給する直流電源の出力電圧に基づいて前記スイッチング速度を設定する請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電動機の制御方法。
  11. 前記直流電力を供給する直流電源と前記スイッチング素子に接続された平滑コンデンサの放電制御を実行する場合において、
    前記放電制御の実行時において前記スイッチング速度を、前記放電制御を実行する前の前記スイッチング速度よりも低く設定し、
    前記放電制御時の前記PWM信号のスイッチング周波数を、前記放電制御を実行しない場合であって前記トルク指令値と前記電動機の回転数に基づいて設定される前記スイッチング周波数のうち最も周波数の高い前記スイッチング周波数よりも高く設定する請求項に記載の電動機の制御方法。
  12. 直流電力を交流電力に変換して電動車両の電動機に供給する少なくとも一対のスイッチング素子と、
    前記電動機に供給される電流値を検出する電流検出手段と、
    前記電流値に基づいて前記電動機に印加する電圧指令値を演算する制御演算手段と、
    前記電圧指令値に基づいて前記スイッチング素子にPWM信号を送信することで前記交流電力を制御するPWM制御手段と、を含み、
    前記スイッチング素子にはゲート抵抗を設定可能な抵抗設定手段が接続され、
    前記制御演算手段は、
    前記電動機に印加される負荷の急変を検知する負荷急変検知部と、
    前記負荷急変検知部が前記負荷の急変を検知すると前記ゲート抵抗が前記負荷の急変が発生する前よりも高くなるように前記抵抗設定手段を制御するゲート抵抗設定部と、を含み、
    前記負荷急変検知部は、前記負荷の急変の検知を、前記電動機の回転数の変化率が所定の閾値を超えたか否かで判断し、
    前記電動車両から要求されるトルク指令値と前記電流値に基づいて前記電圧指令値が生成される場合において、
    前記トルク指令値、アクセル開度、ブレーキ操作量のいずれかと、前記電動車両の車輪速度の変化率、前記回転数の変化率のいずれかとの比が、所定の大きさ以上である場合に前記負荷の急変を検知する電動機の制御装置。
  13. 直流電力を交流電力に変換して電動車両の電動機に供給する少なくとも一対のスイッチング素子と、
    前記電動機に供給される電流値を検出する電流検出手段と、
    前記電流値に基づいて前記電動機に印加する電圧指令値を演算する制御演算手段と、
    前記電圧指令値に基づいて前記スイッチング素子にPWM信号を送信することで前記交流電力を制御するPWM制御手段と、を含み、
    前記スイッチング素子にはゲート抵抗を設定可能な抵抗設定手段が接続され、
    前記制御演算手段は、
    前記電動機に印加される負荷の急変を検知する負荷急変検知部と、
    前記負荷急変検知部が前記負荷の急変を検知すると前記ゲート抵抗が前記負荷の急変が発生する前よりも高くなるように前記抵抗設定手段を制御するゲート抵抗設定部と、を含み、
    前記負荷急変検知部は、前記負荷の急変の検知を、前記電動機の回転数の変化率が所定の閾値を超えたか否かで判断し、
    前記電動車両から要求されるトルク指令値と前記電流値に基づいて前記電圧指令値が生成され、前記トルク指令値が、ドライバの操作により要求される第1トルク指令値に対して前記電動機の出力軸から車輪までのねじり振動を抑制するための制振演算処理を施して得られる第2トルク指令値である場合において、
    前記第2トルク指令値と前記第1トルク指令値との差が所定の大きさを超える振幅で増減を繰り返す場合に前記負荷の急変を検知する電動機の制御装置。
  14. 前記抵抗設定手段は、
    前記PWM制御手段と前記スイッチング素子の間に配置された第1の抵抗素子と、
    スイッチと第2の抵抗素子の直列回路と、含み、前記直列回路は前記PWM制御手段と前記スイッチング素子の間に配置されるとともに前記第1の抵抗素子をバイパスするように配置され、
    前記ゲート抵抗設定部は、
    前記負荷の急変がない場合は、前記スイッチをオン状態にし、
    前記負荷の急変を検知した場合、若しくは前記負荷の急変を予測した場合に、前記スイッチをオフ状態にする請求項12又は請求項13に記載の電動機の制御装置。
JP2021185199A 2021-11-12 2021-11-12 電動機の制御方法、電動機の制御装置 Active JP7803089B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021185199A JP7803089B2 (ja) 2021-11-12 2021-11-12 電動機の制御方法、電動機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021185199A JP7803089B2 (ja) 2021-11-12 2021-11-12 電動機の制御方法、電動機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023072563A JP2023072563A (ja) 2023-05-24
JP7803089B2 true JP7803089B2 (ja) 2026-01-21

Family

ID=86424318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021185199A Active JP7803089B2 (ja) 2021-11-12 2021-11-12 電動機の制御方法、電動機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7803089B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116780887B (zh) * 2023-08-16 2023-11-07 广东汇芯半导体有限公司 一种具有驱动电阻选择功能的智能功率模块

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009131118A (ja) 2007-11-27 2009-06-11 Mitsubishi Electric Corp インバータ制御装置並びに空気調和装置
JP2009207263A (ja) 2008-02-27 2009-09-10 Toshiba Elevator Co Ltd 電力変換装置
WO2010137127A1 (ja) 2009-05-27 2010-12-02 トヨタ自動車株式会社 電圧変換装置の制御装置およびそれを搭載した車両、電圧変換装置の制御方法
JP2011172324A (ja) 2010-02-16 2011-09-01 Toshiba Corp インバータ制御装置
JP2016171619A (ja) 2015-03-11 2016-09-23 株式会社デンソー 電力変換装置の制御装置
JP2018019533A (ja) 2016-07-29 2018-02-01 日産自動車株式会社 電源システム及び電源システム制御方法
JP2018023246A (ja) 2016-08-05 2018-02-08 トヨタ自動車株式会社 駆動装置
JP2018040464A (ja) 2016-09-09 2018-03-15 株式会社デンソー シフトレンジ制御装置
WO2019106727A1 (ja) 2017-11-28 2019-06-06 日産自動車株式会社 電動機の制御方法及び電動機の制御装置
JP2020198661A (ja) 2019-05-30 2020-12-10 工機ホールディングス株式会社 動力工具

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10300310A (ja) * 1997-04-23 1998-11-13 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫の運転制御装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009131118A (ja) 2007-11-27 2009-06-11 Mitsubishi Electric Corp インバータ制御装置並びに空気調和装置
JP2009207263A (ja) 2008-02-27 2009-09-10 Toshiba Elevator Co Ltd 電力変換装置
WO2010137127A1 (ja) 2009-05-27 2010-12-02 トヨタ自動車株式会社 電圧変換装置の制御装置およびそれを搭載した車両、電圧変換装置の制御方法
JP2011172324A (ja) 2010-02-16 2011-09-01 Toshiba Corp インバータ制御装置
JP2016171619A (ja) 2015-03-11 2016-09-23 株式会社デンソー 電力変換装置の制御装置
JP2018019533A (ja) 2016-07-29 2018-02-01 日産自動車株式会社 電源システム及び電源システム制御方法
JP2018023246A (ja) 2016-08-05 2018-02-08 トヨタ自動車株式会社 駆動装置
JP2018040464A (ja) 2016-09-09 2018-03-15 株式会社デンソー シフトレンジ制御装置
WO2019106727A1 (ja) 2017-11-28 2019-06-06 日産自動車株式会社 電動機の制御方法及び電動機の制御装置
JP2020198661A (ja) 2019-05-30 2020-12-10 工機ホールディングス株式会社 動力工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023072563A (ja) 2023-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101987092B1 (ko) 전기 모터 및 모터 제어기
KR101110515B1 (ko) 전동기의 제어 장치
JP6296169B2 (ja) インバータ制御装置及び車両用制御装置
KR101157732B1 (ko) 전동기의 제어 장치
US9461578B2 (en) Motor control device and motor control method
JP3867270B2 (ja) 電気車の制御装置
JP2019071772A (ja) 電気自動車のためのインバータ
KR101565267B1 (ko) 전동기의 벡터 제어 장치, 전동기, 차량 구동 시스템 및 전동기의 벡터 제어 방법
US11711014B2 (en) Electric-power conversion apparatus
KR20140100410A (ko) 모터 제어장치
JPWO2016129338A1 (ja) モータ駆動制御装置
EP3588771A1 (en) Motor drive system, and method of controlling motor drive system
JP6203036B2 (ja) 電気車制御装置
JP7803089B2 (ja) 電動機の制御方法、電動機の制御装置
JP2011155788A (ja) 電源システム
EP2434636B1 (en) Generation system for rail cars
JP6180578B1 (ja) 電力変換装置の制御装置および制御方法
US12126284B2 (en) Electric motor control method and electric motor system
US9148082B2 (en) Control device and control method
US12255545B2 (en) Inverter device for capable of performing overheating protection to switching elements when driving electric motor and control method thereof
CN101312333B (zh) 电力变换装置
CN111869032A (zh) 用于向其消耗器提供电力的系统和方法
WO2023223773A1 (ja) モータ制御装置、ハイブリッドシステム、機電一体ユニット、電動車両システム
WO2014141527A1 (ja) モータ制御装置
JP2008167630A (ja) 電力変換器の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20250519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20250520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20250718

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20250819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20251105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20251209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20251222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7803089

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150