JP7770246B2 - 電力管理装置及び電力管理方法 - Google Patents

電力管理装置及び電力管理方法

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Description

本発明は、電力管理装置及び電力管理方法に関する。
近年、電力系統の電力需給バランスを維持するために、蓄電装置を分散電源として利用する技術(例えば、VPP(Virtual Power Plant))が知られている。
このようなケースにおいて、蓄電装置の利用によって調整可能な電力(例えば、需要電力の削減可能電力)を予測することが極めて重要である。
例えば、削減可能電力を予測する方法として、2以上の施設の総削減可能電力の期待値に対する各施設の削減可能電力の期待値のばらつき(分散)を小さくするように、電力需給バランスの調整に寄与する施設の組合せを選択する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2015-104137号公報
ところで、電力需給バランスの調整に寄与し得る施設としては、大規模の蓄電装置を有する施設及び小規模の蓄電装置を有する施設などが混在するケースが想定される。このようなケースにおいて、各施設の削減可能電力の確率分布が多峰的になることが考えられる。
発明者等は、鋭意検討の結果、上述した点に着目し、以下に示す課題が存在することを見出した。
一般的に、各施設の削減可能電力の確率分布が多峰的であるケースを想定すると、総削減可能電力の期待値を単純に用いると、総削減可能電力の期待値に対するばらつきの小さい施設を適切に選択することがでない事態、総削減可能電力の期待値が実際に削減可能な電力から乖離する事態などが生じうる。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、電力系統の電力需給バランスについて適切に寄与し得る施設を選択することを可能とする電力管理装置又は電力管理方法を提供することを目的とする。
開示の一態様は、電力系統に接続される2以上の施設を管理する管理部と、前記電力系統の電力需給バランスに寄与する対象施設の組合せを選択する制御部と、を備え、前記制御部は、前記2以上の施設に関する電力の確率分布を予測し、前記確率分布の組合せが単峰的となるように前記対象施設の組合せを選択する、電力管理装置である。
開示の一態様は、電力系統に接続される2以上の施設を管理するステップAと、前記電力系統の電力需給バランスに寄与する対象施設の組合せを選択するステップBと、を備え、前記ステップBは、前記2以上の施設に関する電力の確率分布を予測するステップと、前記確率分布の組合せが単峰的となるように前記対象施設の組合せを選択するステップと、を含む、電力管理方法である。
本発明によれば、電力系統の電力需給バランスについて適切に寄与し得る施設を選択することを可能とする電力管理装置又は電力管理方法を提供することができる。
図1は、実施形態に係る電力管理システム1を示す図である。 図2は、実施形態に係る施設100を示す図である。 図3は、実施形態に係る電力管理サーバ200を示す図である。 図4は、実施形態に係る課題について説明するための図である。 図5は、実施形態に係る対象施設の組合せの選択について説明するための図である。 図6は、実施形態に係る対象施設の組合せの選択について説明するための図である。 図7は、実施形態に係る電力管理方法を示す図である。
以下において、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものである。
[実施形態]
(電力管理システム)
以下において、実施形態に係る電力管理システムについて説明する。電力管理システムは、単に、電力システムと称されてもよい。
図1に示すように、電力管理システム1は、2以上の施設100及び電力管理サーバ200を有する。
ここで、施設100及び電力管理サーバ200は、ネットワーク11を介して通信可能に構成される。ネットワーク11は、インターネットを含んでもよく、VPN(Virtual Private Network)などの専用回線を含んでもよく、移動体通信網を含んでもよい。
施設100は、電力系統12に接続されており、電力系統12から電力が供給されてもよく、電力系統12に電力を供給してもよい。電力系統12から施設100への電力は、潮流電力、買電電力又は需要電力と称されてもよい。施設100から電力系統12への電力は、逆潮流電力又は売電電力と称されてもよい。図1では、施設100として、施設100A~施設100Cが例示されている。
特に限定されるものではないが、施設100は、住宅などの施設であってもよく、店舗などの施設であってもよく、オフィスなどの施設であってもよい。施設100は、2以上の住宅を含む集合住宅であってもよい。施設100は、住宅、店舗及びオフィスの少なくともいずれか2以上の施設を含む複合施設であってもよい。施設100の詳細については後述する(図2を参照)。
電力管理サーバ200は、電力系統12に関する電力を管理する事業者によって管理される。事業者は、発電事業者、送配電事業者或いは小売事業者であってもよい。事業者は、リソースアグリゲータ(以下、RA)であってもよく、RAを管理するアグリゲーションコーディネータ(AC)であってもよい。RAは、電力系統12の電力需給バランスを調整する事業者であってもよい。電力需給バランスの調整は、施設100の需要電力(潮流電力)の削減電力を価値と交換する取引(以下、ネガワット取引)を含んでもよい。電力需給バランスの調整は、逆潮流電力の増大電力を価値と交換する取引を含んでもよい。RAは、VPPにおいて、発電事業者、送配電事業者及び小売事業者などの事業者であってもよい。
実施形態では、電力管理サーバ200とEMS160との間の通信は、第1プロトコルに従って行われる。一方で、EMS160と分散電源(太陽電池装置110、蓄電装置120又は燃料電池装置130)との間の通信は、第1プロトコルとは異なる第2プロトコルに従って行われる。例えば、第1プロトコルとしては、Open ADR(Automated Demand Response)に準拠するプロトコル、或いは、独自の専用プロトコルを用いることができる。例えば、第2プロトコルは、ECHONET Lite(登録商標)に準拠するプロトコル、SEP(Smart Energy Profile)2.0、KNX、或いは、独自の専用プロトコルを用いることができる。なお、第1プロトコルと第2プロトコルは異なっていればよく、例えば、両方が独自の専用プロトコルであっても異なる規則で作られたプロトコルであればよい。但し、第1プロトコル及び第2プロトコルは同一の規則で作られたプロトコルであってもよい。
(施設)
以下において、実施形態に係る施設について説明する。図2に示すように、施設100は、太陽電池装置110と、蓄電装置120と、燃料電池装置130と、負荷機器140と、EMS(Energy Management System)160と、を有する。施設100は、測定装置190を有してもよい。
太陽電池装置110は、太陽光などの光に応じて発電をする分散電源である。例えば、太陽電池装置110は、PCS(Power Conditioning System)及び太陽光パネルによって構成される。ここで、設置とは、太陽電池装置110と電力系統12とが接続されることであってもよい。
蓄電装置120は、電力の充電及び電力の放電をする分散電源である。例えば、蓄電装置120は、PCS及び蓄電セルによって構成される。ここで、設置とは、蓄電装置120と電力系統12とが接続されることであってもよい。
燃料電池装置130は、燃料を用いて発電を行う分散電源である。例えば、燃料電池装置130は、PCS及び燃料電池セルによって構成される。ここで、設置とは、燃料電池装置130と電力系統12とが接続されることであってもよい。
例えば、燃料電池装置130は、固体酸化物型燃料電池(SOFC; Solid Oxide Fuel Cell)であってもよく、固体高分子型燃料電池(PEFC; Polymer Electrolyte Fuel Cell)であってもよく、リン酸型燃料電池(PAFC; Phosphoric Acid Fuel Cell)であってもよく、溶融炭酸塩型燃料電池(MCFC; Molten Carbonate Fuel Cell)であってもよい。
負荷機器140は、電力を消費する機器である。例えば、負荷機器140は、空調装置、照明装置、映像機器、音響機器、冷蔵庫、洗濯機、パーソナルコンピュータなどを含んでもよい。
EMS160は、施設100に関する電力を管理する。EMS160は、太陽電池装置110、蓄電装置120、燃料電池装置130、負荷機器140を制御してもよい。実施形態では、電力管理サーバ200から制御コマンドを受信する装置としてEMS160を例示するが、このような装置は、Gatewayと称されてもよく、単に制御ユニットと称されてもよい。EMS160は、電力管理サーバ200と区別するために、LEMS(Local EMS)と称されてもよく、HEMS(Home EMS)と称されてもよく、VPPコントローラと称されてもよい。
測定装置190は、電力系統12から施設100への潮流電力を測定する。測定装置190は、施設100から電力系統12への逆潮流電力を測定してもよい。例えば、測定装置190は、電力会社に帰属するSmart Meterであってもよい。測定装置190は、第1間隔(例えば、30分)における測定結果(潮流電力又は逆潮流電力の積算値)を示す情報要素を第1間隔毎にEMS160に送信してもよい。測定装置190は、第1間隔よりも短い第2間隔(例えば、1分)における測定結果を示す情報要素をEMS160に送信してもよい。
(電力管理サーバ)
以下において、実施形態に係る電力管理サーバについて説明する。実施形態では、電力管理サーバ200がRAであるケースについて例示する。図3に示すように、電力管理サーバ200は、通信部210と、管理部220と、制御部230と、を有する。
通信部210は、通信モジュールによって構成される。通信モジュールは、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax、ZigBee、Wi-SUN、LTE、5G、6Gなどの規格に準拠する無線通信モジュールであってもよく、IEEE802.3などの規格に準拠する有線通信モジュールであってもよい。
例えば、通信部210は、施設100と通信を行ってもよい。通信部210は、施設100の需要電力を示す情報を受信してもよい。通信部210は、各分散電源(太陽電池装置110、蓄電装置120、燃料電池装置130)の運転計画を施設100から受信してもよい。通信部210は、負荷機器140の運転計画を施設100から受信してもよい。通信部210は、各分散電源(太陽電池装置110、蓄電装置120、燃料電池装置130)に対する制御コマンドを施設100に送信してもよい。通信部210は、負荷機器140に対する制御コマンドを施設100に送信してもよい。通信部210は、施設の潮流電力又は逆潮流電力を制御するための制御コマンドを施設100に送信してもよい。
管理部220は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、不揮発性メモリなどの記憶媒体によって構成される。
管理部220は、2以上の施設100に関する情報を管理する。例えば、施設100に関する情報は、施設100に設けられる分散電源(太陽電池装置110、蓄電装置120又は燃料電池装置130)の種別、施設100に設けられる分散電源(太陽電池装置110、蓄電装置120又は燃料電池装置130)のスペックなどである。スペックは、太陽電池装置110の定格発電電力、蓄電装置120の定格充電電力、蓄電装置120の定格放電電力、燃料電池装置130の定格出力電力を含んでもよい。スペックは、蓄電装置120の定格容量、最大充放電電力などを含んでもよい。
管理部220は、施設100の需要電力を管理してもよい。管理部220は、各分散電源(太陽電池装置110、蓄電装置120、燃料電池装置130)の運転計画を管理してもよい。管理部220は、負荷機器140の運転計画を管理してもよい。管理部220は、EMS160の動作モードを管理してもよい。
実施形態では、管理部220は、電力系統12に接続される2以上の施設100を管理する管理部を構成する。
制御部230は、少なくとも1つのプロセッサを含んでもよい。少なくとも1つのプロセッサは、単一の集積回路(IC)によって構成されてもよく、通信可能に接続された複数の回路(集積回路及び又はディスクリート回路(discrete circuit(s))など)によって構成されてもよい。
実施形態では、制御部230は、電力系統12の電力需給バランスに寄与する対象施設の組合せを選択する制御部を構成する。制御部230は、2以上の施設100に関する電力の確率分布を予測し、確率分布の組合せが単峰的となるように対象施設の組合せを選択する。
実施形態では、2以上の施設100に関する電力が2以上の施設100の需要電力の削減電力であるケースについて説明する。例えば、制御部230は以下に示す動作を実行する。
第1に、制御部230は、需要電力の削減電力の確率分布を予測する。特に限定されるものではないが、需要電力の削減電力の確率分布は、需要電力の予測結果及び蓄電装置120の調整可能範囲の予測結果に基づいて予測されてもよい。確率分布の予測方法としては、既存の方法が用いられてもよい。
例えば、制御部230は、過去の需要電力及び因子データなどの学習によって、需要電力を予測してもよい。学習は、AI(Artificial Intelligence)に代表される機械学習であってもよい。因子データは、気象データ、時刻データなどを含んでもよい。気象データは、気温、湿度、日射量、風速、気圧などを含んでもよい。時刻データは、年、季節、月、日、曜日などを含んでもよい。
例えば、制御部230は、蓄電装置120の運転計画に基づいて、蓄電装置120の調整可能範囲を予測してもよい。蓄電装置120の運転計画は、施設100(例えば、EMS160)によって策定されてもよい。
第2に、制御部230は、需要電力の削減電力の確率分布の組合せが単峰的となるように対象施設の組合せを選択する。制御部230は、確率分布の組合せの最頻値が目標削減電力を基準とした一定範囲(以下、成功判定範囲)内に収まるように対象施設の組合せを選択してもよい。制御部230は、対象施設に設置される分散電源によって調整可能な電力範囲(例えば、蓄電装置120の調整可能範囲)内に目標削減電力が収まるように対象施設の組合せを選択してもよい。対象施設の組合せの選択方法については後述する(図5及び図6を参照)。
なお、目標削減電力を指定する制御メッセージは、ACからRAに対して送信されてもよい。
第3に、制御部230は、ACから受信する制御メッセージ(例えば、DR; Demand Response要請)に参加するか否かを評価する。制御部230は、対象施設の組合せに対応する確率分布の組合せに基づいて、DR要請に参加するか否かを評価する。例えば、制御部230は、確率分布の組合せの最頻値が目標削減電力を基準とした成功判定範囲内に収まる場合にDR要請に参加すると評価し、確率分布の組合せの最頻値が目標削減電力を基準とした成功判定範囲内に収まらない場合にDR要請に参加しないと評価してもよい。制御部230は、蓄電装置120の調整可能範囲内に目標削減電力が収まる場合にDR要請に参加すると評価し、蓄電装置120の調整可能範囲内に目標削減電力が収まらない場合にDR要請に参加しないと評価してもよい。
(課題)
以下において、課題について説明する。ここでは、需要電力の削減電力の期待値に基づいて、DR要請に参加する対象施設が選択されるケースについて説明する。
このようなケースにおいて、対象施設は、大規模な蓄電装置120を有する施設100及び小規模な蓄電装置120を有する施設100を含むことが考えられる。また、対象施設は、大規模な蓄電装置120及び小規模な蓄電装置120を有することも考えられる。
従って、図4に示すように、対象施設の全体としては、削減電力の予測結果(以下、予測削減電力)の確率分布が多峰的となることが想定される。なお、図4では、予測削減電力の確率分布は、確率分布(縦軸)及び予測削減電力(横軸)で定義される座標空間で表されている。
ここで、予測削減電力の期待値を目標削減電力に近づけるように対象施設を選択すると、目標削減電力が成功判定範囲に収まる。しかしながら、予測削減電力の確率分布が多峰的であるため、予測削減電力の期待値は、予測削減電力の最頻値から乖離する可能性がある。
仮に、予測削減電力の最頻値が実際の削減電力であった場合には、目標削減電力が調整可能範囲に収まらないため、DR要請に対応することができず、電力系統12の電力需給バランスを維持することができない。
実施形態では、このような課題を解決するために、需要電力の削減電力の確率分布の組合せが単峰的となるように対象施設の組合せが選択される。
(対象施設の組合せの選択)
以下において、実施形態に係る対象施設の組合せの選択について説明する。図5及び図6では、確率分布(縦軸)及び予測削減電力(横軸)で定義される座標空間において予測削減電力の確率分布が表されている。
例えば、施設#A~施設#Cに関する削減電力の確率分布が図5に示す確率分布であると予測されたケースにおいて、対象施設は、確率分布の組合せが単峰的になるように選択される。例えば、施設#A及び施設#Bが対象施設として選択されてもよい。
ここで、単峰的な分布とは、最頻値以外のピークが存在しない分布だけではなく、最頻値以外のピークが特定条件を満たせば、最頻値以外のピークが許容される分布であってもよい。特定条件は、最頻値以外のピークの確率密度が特定値(例えば、最頻値の確率密度の20%)以下である条件を含んでもよく、最頻値以外のピークの予測削減電力が特定範囲(例えば、最頻値の予測削減電力の±10%)内である条件を含んでもよい。
このような前提下において、図6に示すように、対象施設の組合せは、確率分布の組合せの最頻値が目標削減電力を基準とした一定範囲(成功判定範囲)内に収まるように選択されることが好ましい。対象施設の組合せは、対象施設に設置される蓄電装置120の調整可能範囲内に目標削減電力が収まるように選択されることが好ましい。
なお、成功判定範囲は、目標削減電力を基準とした一定範囲(例えば、目標削減電力の±10%)であってもよい。調整可能範囲は、削減可能電力の最頻値を基準とした一定範囲(例えば、信頼性が90%の範囲)であってもよい。
特に限定されるものではないが、対象施設の組合せに関する計算例について説明する。
第1に、あるDR期間tにおける各施設100の予測削減電力の確率分布は、以下の式によって表されてもよい。
第2に、ガウス分布関数の再生性によって、あるDR期間tにおける対象施設の組合せに対応する総予測削減電力の確率分布は、以下の式によって表されてもよい。
ここで、総予測削減電力の確率分布を構成する局所的なガウス分布の全てについて、局所的なガウス分布を特徴付ける平均値と目標削減電力との差異を成功判定範囲内に収めることができれば、総予測削減電力の確率分布を単峰的にすることができる。局所的なガウス分布を特徴付ける平均値と目標削減電力との差異(損失関数)は、以下の式によって表されてもよい。
なお、局所的なガウス分布を特徴付ける平均値と目標削減電力との差異(損失関数)は、以下の式によって表すこともできる。
なお、施設100の優先度を考慮する場合には、局所的なガウス分布を特徴付ける平均値と目標削減電力との差異(損失関数)は、以下の式によって表されてもよい。
ハイパーパラメータαは、経験的に定められてもよく、AIに代表される機械学習によって定められてもよい。機械学習は、実施形態に係る対象施設の組合せの選択によって実現された削減電力と目標削減電力との差異の学習であってもよい。
なお、上述した損失関数の最小化方法は一例に過ぎず、他の最小化方法が採用されてもよい。具体的には、最小化方法としては、イジング模型の最低エネルギー状態を求める方法が用いられてもよい。例えば、最小化方法は、モンテカルロ法が用いられてもよい。損失関数を量子化することによって、スピン1/2の量子イジング模型の基底状態を求める問題として近似解を探索する方法が用いられてもよい。このような方法としては、厳密対角化法、テンソルネットワーク形式を使用する方法、量子アニーリング技術などを用いることができる。
(電力管理方法)
以下において、実施形態に係る電力管理方法について説明する。図7では、AC及びRAが別々なエンティティであるケースが例示されている。上述した電力管理サーバ200はRAであってもよい。
図7に示すように、ステップS10において、RAは、施設100から情報を受信する。情報は、施設100の需要電力、各分散電源(太陽電池装置110、蓄電装置120、燃料電池装置130)の運転計画、負荷機器140の運転計画などを含んでもよい。
ステップS11において、RAは、2以上の施設100に関する電力の確率分布を予測する。
ステップS12において、RAは、確率分布の組合せが単峰的となるように対象施設の組合せを選択する。RAは、確率分布の組合せの最頻値が成功判定範囲内に収まるように対象施設の組合せを選択してもよい。RAは、蓄電装置120の調整可能範囲内に目標削減電力が収まるように対象施設の組合せを選択してもよい。
ステップS13において、RAは、対象施設の組合せに対応する確率分布の組合せに基づいて、ACから受信する制御メッセージ(DR要請)に参加するか否かを評価する。
ステップS14において、RAは、DR要請に参加するか否か(参加可否)をACに送信する。ここでは、DR要請に参加するケースについて説明を続ける。
ステップS20において、ACは、制御メッセージ(DR要請)をRAに送信する。
ステップS21において、RAは、ステップS12で選択された対象施設に対して制御コマンドを送信する。制御コマンドは、目標削減電力を実現するためのコマンドである。制御コマンドは、EMS160に対するコマンドであってもよく、蓄電装置120に対するコマンドであってもよい。
ステップS22において、施設100は、制御コマンドに応じて、蓄電装置120の制御を実行する。
ステップS23において、RAは、制御コマンドに応じた制御結果(実績)を施設100から受信する。
(作用及び効果)
実施形態では、電力管理サーバ200は、予測削減電力の確率分布を予測し、確率分布の組合せが単峰的となるように、電力系統12の電力需給バランスに寄与する対象施設の組合せを選択する。このような構成によれば、確率分布の組合せが単峰的であるため、予測削減電力の期待値が予測削減電力の最頻値から乖離する事態を抑制することができ、電力管理サーバ200によって管理される2以上の施設100の需要電力を適切に抑制することができる。言い換えると、需要電力の削減に寄与する対象施設を適切に選択することができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述した開示では、2以上の施設100に関する電力が2以上の施設100の需要電力の削減電力であるケースについて例示した。しかしながら、上述した開示はこれに限定されるものではない。2以上の施設100に関する電力は、2以上の施設100の需要電力の増大電力であってもよい。削減電力及び増大電力は、調整電力と称されてもよい。2以上の施設100に関する電力は、2以上の施設100の需要電力(潮流電力)であってもよく、2以上の施設100の出力電力(逆潮流電力)であってもよい。2以上の施設100に関する電力は、2以上の施設100に設置される分散電源(例えば、太陽電池装置110)の発電電力であってもよい。
上述した開示では、電力系統12の電力需給バランスは、蓄電装置120の制御によって調整される。しかしながら、上述した開示はこれに限定されるものではない。電力系統12の電力需給バランスは、蓄電装置120以外の分散電源(例えば、燃料電池装置130)によって調整されてもよく、負荷機器140の制御によって実行されてもよい。
上述した開示では特に触れていないが、分散電源の運転計画は、EMS160によって自立的に策定されてもよく、電力管理サーバ200によって集約的に策定されてもよい。同様に、負荷機器140の運転計画は、EMS160によって自立的に策定されてもよく、電力管理サーバ200によって集約的に策定されてもよい。
上述した開示では特に触れていないが、電力系統12の電力需給バランスを調整する蓄電装置120は、EMS160によって自立的に制御されてもよく、電力管理サーバ200によって集約的に制御されてもよい。
上述した開示では特に触れていないが、電力管理サーバ200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
或いは、電力管理サーバ200が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップが提供されてもよい。
[付記]
上述した開示は以下のように表されてもよい。
第1の特徴は、電力系統に接続される2以上の施設を管理する管理部と、前記電力系統の電力需給バランスに寄与する対象施設の組合せを選択する制御部と、を備え、前記制御部は、前記2以上の施設に関する電力の確率分布を予測し、前記確率分布の組合せが単峰的となるように前記対象施設の組合せを選択する、電力管理装置である。
第2の特徴は、第1の特徴において、前記制御部は、前記確率分布の組合せの最頻値が目標電力を基準とした一定範囲内に収まるように前記対象施設の組合せを選択する、電力管理装置である。
第3の特徴は、第1の特徴又は第2の特徴において、前記制御部は、前記対象施設に設置される分散電源によって調整可能な電力範囲を予測し、前記電力範囲内に目標電力が収まるように前記対象施設の組合せを選択する、電力管理装置である。
第4の特徴は、第1の特徴乃至第3の特徴のいずれか1つにおいて、前記2以上の施設に関する電力は、前記2以上の施設の需要電力の調整電力である、電力管理装置である。
第5の特徴は、電力系統に接続される2以上の施設を管理するステップAと、前記電力系統の電力需給バランスに寄与する対象施設の組合せを選択するステップBと、を備え、前記ステップBは、前記2以上の施設に関する電力の確率分布を予測し、前記確率分布の組合せが単峰的となるように前記対象施設の組合せを選択するステップを含む、電力管理方法である。
1…電力管理システム、11…ネットワーク、12…電力系統、100…施設、110…太陽電池装置、120…蓄電装置、130…燃料電池装置、140…負荷機器、160…EMS、190…測定装置、200…電力管理サーバ、210…通信部、220…管理部、230…制御部

Claims (7)

  1. 電力系統に接続される2以上の施設を管理する管理部と、
    前記電力系統の電力需給バランスに寄与する対象施設の組合せを選択する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記2以上の施設に関する電力の確率分布を予測し、前記確率分布の組合せが単峰的となるように前記対象施設の組合せを選択し、
    前記2以上の施設に関する電力の確率分布は、正規分布ではない確率分布を含む、電力管理装置。
  2. 前記2以上の施設は、異なる規模の分散電源を有する施設であり、或いは、前記2以上の施設の少なくとも1つは、異なる規模の分散電源を有する、請求項1に記載の電力管理装置。
  3. 前記2以上の施設に関する電力の確率分布は、前記2以上の施設の各々の過去の需要電力を含むパラメータの学習によって予測される、請求項1に記載の電力管理装置。
  4. 前記制御部は、前記確率分布の組合せの最頻値が目標電力を基準とした一定範囲内に収まるように前記対象施設の組合せを選択する、請求項1に記載の電力管理装置。
  5. 前記制御部は、前記対象施設に設置される分散電源によって調整可能な電力範囲を予測し、前記電力範囲内に目標電力が収まるように前記対象施設の組合せを選択する、請求項1に記載の電力管理装置。
  6. 前記2以上の施設に関する電力は、前記2以上の施設の需要電力の調整電力である、請求項1に記載の電力管理装置。
  7. 電力系統に接続される2以上の施設を管理するステップAと、
    前記電力系統の電力需給バランスに寄与する対象施設の組合せを選択するステップBと、を備え、
    前記ステップBは、前記2以上の施設に関する電力の確率分布を予測し、前記確率分布の組合せが単峰的となるように前記対象施設の組合せを選択するステップを含み、
    前記2以上の施設に関する電力の確率分布は、正規分布ではない確率分布を含む、電力管理方法。
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