JP7746641B2 - PCa接合部材 - Google Patents

PCa接合部材

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Description

本発明は、PCa接合部材に関する。
例えば、RC(Reinforced Concrete)造の上下階の柱同士の柱接合部や、RC造の柱と梁の柱梁接合部、RC造の柱とS(Steel)造の梁のハイブリッド構造の柱梁接合部等を、現場におけるコンクリート打設により施工する場合、工期の長期化が課題としてあり、高層建築物の場合はこの課題が一層顕著になる。そこで、上下階の柱、あるいは柱と仕口をいずれもプレキャストコンクリート(以下、適宜「PCa」とする)製とし、PCa柱やPCa仕口(いずれもPCa部材に含まれる)を現場に搬送して組み付けてPCa接合部材とすることにより、最小限のグラウト充填のみで一体化を図る施工方法が適用されることがある。このPCa接合部材の施工方法によれば、高層建築物を含め、工期を格段に短縮できるとともに、上下階に連続する柱や柱梁接合部がPCa部材により形成されることから、構造信頼性の高い建築物を施工することが可能になる。PCa接合部材の施工方法の中でも、PCa部材同士をPC(Prestressed Concrete)鋼棒やPC鋼線等の緊張材にて緊張し、相互に締め付けることによってプレキャストプレストレストコンクリート(以下、適宜「PCaPC」とする)接合部材を施工することにより、工期のより一層の短縮を図ることができる。本明細書では、PCaPC接合部材はPCa接合部材に含まれるものとし、その構成部材であるPCaPC部材はPCa部材に含まれるものとする。
上記するPCa部材はその内部に複数のシース管を備えており、相互に接合されるPCa部材は、対応する双方のシース管を連通させて連通シース管を形成し、連通シース管に緊張材が挿入されて緊張された後、連通シース管の内部にグラウトが充填されて緊張材がボンド状態とされることにより、複数の緊張されたボンド状態の緊張材によりPCa部材同士の接続が図られるのが一般的である。しかしながら、連通シース管の内部にグラウトを充填する作業には手間がかかり、連通シース管の本数の増加や、建築物の高層化によりグラウト充填箇所が増加することによって、この課題は一層顕著になる。さらに、連通シース管に充填されたグラウトが所定の強度を発現するまでの養生期間が、工期の長期化に少なからず影響を及ぼし得るといった課題もある。
ここで、特許文献1には、プレキャストプレストレストコンクリート柱を備えた高層建物が提案されている。この高層建物は、コンクリート柱体に緊張材が鉛直方向に挿通された複数のプレキャストプレストレストコンクリート柱と、建物の揺れを抑制する複数の制振装置とを備えた高層建物であり、プレキャストプレストレストコンクリート柱は、緊張材がアンボンド状態でコンクリート柱体に配設され、制振装置は、高層建物の揺れによる緊張材の変形が緊張材の弾性範囲内に収まるように高層建物の揺れを抑制するものである。
特開2019-19664号公報
特許文献1に記載される高層建物によれば、アンボンド状態の緊張材を適用することにより、グラウトを充填する際の上記課題を解消することができる。ところで、緊張材がシース管の内部にアンボンド状態で緊張している形態では、緊張材がグラウトにより防護されていないことから、PCa部材の例えば接合領域における緊張材の発錆が課題となり得る。また、建築物の地震時の変形の際に、例えば上記接合領域において緊張材がシース管に衝突する恐れがある。そして、これら接合領域における発錆と衝突によって緊張材が破損に至り、全ての緊張材が例えば接合領域において破損することにより、PCa接合部材の一体性の喪失に至り得る。さらに、建築物の地震時の変形の際に、例えば上記接合領域においてPCa部材同士が相互にずれる恐れもある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、アンボンド状態の緊張材によりPCa部材同士が接合されているPCa接合部材において、全ての緊張材が発錆やシース管への衝突によって破損してPCa接合部材の一体性が喪失されることや、接合されているPCa部材相互のずれを抑制もしくは抑止できる、PCa接合部材を提供することを目的としている。
前記目的を達成すべく、本発明によるPCa接合部材の一態様は、
プレキャストコンクリート製で複数のシース管を備えているPCa部材が、対応する前記シース管を連通させて連通シース管を形成しながら相互に接合されている、PCa接合部材であって、
全ての前記連通シース管には緊張材が挿入され、前記緊張材はアンボンド状態で緊張されており、
相互に接合される一方の前記PCa部材の端面に凸部が設けられ、他方の前記PCa部材の端面に前記凸部が挿通される凹部が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、相互に接合される一方のPCa部材の端面に凸部が設けられ、他方のPCa部材の端面に凸部が挿通される凹部が設けられていることにより、仮に全ての緊張材が例えば接合領域において発錆やシース管への衝突によって破損した場合でも、PCa接合部材の一体性が喪失されることを解消でき、また、接合されているPCa部材相互のずれを抑制もしくは抑止できる。
例えば、相互に接合されるPCa部材がともにPCa柱である場合、下方のPCa柱が凸部を有し、上方のPCa柱が凹部を有する形態であってもよいし、逆の構成を有する形態であってもよい。また、相互に係合される凸部と凹部は様々な相補的形状を有しており、直方体や立方体、多角柱体、円柱体、半球体等の凸部と、凸部と相補的形状な凹部との組み合わせが一例として挙げられる。また、PCa部材の端面の中央に一つの凸部と凹部を有していてもよいし、PCa部材の端面に複数の凸部と凹部を有していてもよい。さらに、凸部と凹部の間の隙間にグラウトを充填してもよく、一般には、PCa部材間に設けられる目地を形成する目地材が隙間に充填される。尚、上記するように、本態様のPCa接合部材はPCaPC接合部材を含み、PCa部材はPCaPC部材を含み、PCa仕口はPCaPC仕口を含み、PCa柱はPCaPC柱を含み、PCa梁はPCaPC梁を含んでいる。
また、本発明によるPCa接合部材の他の態様は、
前記凹部を含む領域が、他の一般領域に比べて相対的に高強度のコンクリートにより形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、凹部を含む領域が他の一般領域に比べて相対的に高強度のコンクリートにより形成されていることにより、例えば凹部の周囲に形成され得る幅狭領域を補強することができ、凹部の周囲の狭幅領域の欠けや破損を抑制することができる。
また、本発明によるPCa接合部材の他の態様は、
前記凸部が、他の一般領域に比べて相対的に高強度のコンクリートにより形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、凸部が他の一般領域に比べて相対的に高強度のコンクリートにより形成されていることにより、一般領域に比べて幅狭の凸部を補強することができ、凸部の欠けや破損を抑制することができる。
また、本発明によるPCa接合部材の他の態様は、
前記凹部を含む領域と前記凸部が、高強度コンクリートにより形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、凹部を含む領域と凸部がいずれも高強度コンクリートによって形成されていることにより、凹部の周囲の狭幅領域や凸部の欠けや破損を効果的に抑止できる。ここで、高強度コンクリートは、例えば50N/mm以上の設計基準強度を有するコンクリートであるが、高層建築物においてはPCa部材の一般領域でも60N/mm乃至120N/mm程度の設計基準強度のコンクリートが適用される場合があり、このような場合はPCa部材の全域が高強度コンクリートにより形成されることになる。
また、本発明によるPCa接合部材の他の態様は、
二つの前記PCa部材の接合界面を跨いでそれらの外周を囲繞している、補剛材をさらに備えていることを特徴とする。
本態様によれば、接合界面を跨いでそれらの外周を囲繞している補剛材をさらに備えていることにより、双方のPCa部材の断面欠損による剛性低下領域である接合領域を補剛することができ、補剛材が接合領域におけるかぶり部のコンクリートの剥離を防止することができる。さらに、補剛材が接合領域の外周を囲繞することにより、外気や雨水等が界面内部へ浸入することを抑制でき、緊張材の発錆を抑制することが可能になる。
また、本発明によるPCa接合部材の他の態様において、
相互に接合される前記PCa部材は、PCa柱とPCa柱であることを特徴とする。
本態様によれば、相互に接合されるPCa部材がいずれもPCa柱であることにより、縦方向に連続するPCa柱同士を繋ぐ緊張材が発錆やシース管への衝突によって破損して、PCa柱同士の一体性が喪失されることを解消でき、また、接合されているPCa柱相互のずれを抑制もしくは抑止できる。
また、本発明によるPCa接合部材の他の態様において、
相互に接合される前記PCa部材は、PCa柱とPCa仕口であることを特徴とする。
本態様によれば、相互に接合されるPCa部材がPCa柱とPCa仕口であることにより、柱梁接合部の備える緊張材が発錆やシース管への衝突によって破損して、柱梁接合部の一体性が喪失されることを解消でき、また、接合されているPCa柱とPCa仕口相互のずれを抑制もしくは抑止できる。
また、本発明によるPCa接合部材の他の態様において、
相互に接合される前記PCa部材は、PCa梁とPCa梁であることを特徴とする。
本態様によれば、相互に接合されるPCa部材がいずれもPCa梁であることにより、横方向に連続するPCa梁同士を繋ぐ緊張材が発錆やシース管への衝突によって破損して、PCa梁同士の一体性が喪失されることを解消でき、また、接合されているPCa梁相互のずれを抑制もしくは抑止できる。
以上の説明から理解できるように、本発明のPCa接合部材によれば、アンボンド状態の緊張材によりPCa部材同士が接合されているPCa接合部材において、全ての緊張材が発錆やシース管への衝突によって破損してPCa接合部材の一体性が喪失されることや、接合されているPCa部材相互のずれを抑制もしくは抑止できる。
第1実施形態に係るPCa接合部材の一例の縦断面図であって、相互に接合されるPCa柱の接合領域の周辺の拡大図である。 図1のII-II矢視図である。 第2実施形態に係るPCa接合部材の一例の縦断面図であって、相互に接合されるPCa柱の接合領域の周辺の拡大図である。 第3実施形態に係るPCa接合部材の一例の縦断面図であって、相互に接合されるPCa柱の接合領域の周辺の拡大図である。
以下、各実施形態に係るPCa接合部材の一例について、添付の図面を参照しながら説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く場合がある。
[第1実施形態に係るPCa接合部材]
はじめに、図1及び図2を参照して、第1実施形態に係るPCa接合部材の一例について説明する。ここで、図1は、第1実施形態に係るPCa接合部材の一例の縦断面図であって、相互に接合されるPCa柱の接合領域の周辺の拡大図であり、図2は、図1のII-II矢視図である。
PCa接合部材(PCaPC接合部材)100は、下階のPCa柱(PCaPC柱)10(PCa部材(PCaPC部材)の一例)と上階のPCa柱(PCaPC柱)20(PCa部材(PCaPC部材)の一例)が相互に接合されることにより形成される。ここで、図示を省略するが、PCa接合部材は図示例の他にも、PCa柱(PCaPC柱)とPCa仕口(PCaPC仕口)の接合部材や、PCa梁(PCaPC梁)とPCa梁(PCaPC梁)の接合部材があり、これら様々なPCa接合部材により、複数階の建築物を構成するハイブリッド架構体が形成される。
ここで、「ハイブリッド架構体」とは、プレキャストのRC(Reinforced Concrete)造の柱であるPCa柱10,20と、同様にプレキャストのRC造の仕口である不図示のPCa仕口と、PCa仕口同士を繋ぐ不図示の鉄骨梁とを備えた構造である。PCa仕口は詳細には、鉄骨梁の一部を形成するブラケットを内蔵している、SRC(Steel Reinforced Concrete)造とも言える。
下階のPCa柱10は、直方体状のPCaコンクリート体11を有し、PCaコンクリート体11の内部には複数(図示例は四本)のシース管16が埋設されており、各シース管16にはアンボンドPC鋼材17(緊張材の一例)が挿通されている。ここで、アンボンドPC鋼材17はPC鋼棒であるが、その他、PC鋼線等であってもよい。図示を省略するが、PCa柱10は、鉛直方向に延設する複数の柱主筋を有し、各柱主筋の外周を包囲する複数の矩形枠状の帯筋を有している。
アンボンドPC鋼材17は、PCaコンクリート体11の上端12から上方に突出しており、緊張された状態でナット19を締め付けることにより、定着プレート18がPCaコンクリート体11の上端12に定着され、アンボンドPC鋼材17の緊張状態が保持される。
シース管16の内部の隙間Gにはグラウトが充填されておらず、従って、アンボンドPC鋼材17は、文字通りシース管16の内部においてアンボンド状態となっている。
一方、上階のPCa柱20は、直方体状のPCaコンクリート体21を有し、PCaコンクリート体21の内部における各シース管16に対応する位置には、複数(図示例は四本)のシース管26が埋設されており、各シース管26にはアンボンドPC鋼材27(緊張材の一例)が挿通されている。ここで、アンボンドPC鋼材27はPC鋼棒である。
アンボンドPC鋼材17の上端とアンボンドPC鋼材27の下端は、カップラー等の機械式継手35を介して相互に繋がれる。また、シース管16、26が上下に連通することにより連通シース管30が形成され、相互に繋がれたアンボンドPC鋼材17,27が連通シース管30に挿通されている。
ここで、上方にあるシース管26の下方は、管径が拡大している拡幅シース管26Aとなっており、この拡幅シース管26Aの内部に機械式継手35が収容されるようになっている。
図示を省略するが、アンボンドPC鋼材27は、PCaコンクリート体21の上端から上方に突出しており、緊張された状態でナットを締め付けることにより、定着プレートがPCaコンクリート体21の上端に定着され、アンボンドPC鋼材27の緊張状態が保持される。シース管26にもグラウトは充填されておらず、従って、アンボンドPC鋼材27は、文字通りシース管26の内部においてアンボンド状態となっている。
このように、各階のアンボンドPC鋼材17,27は、対応するPCaコンクリート体11,21の上端において定着プレートを介して定着される。
PCaコンクリート体11の上端12における定着プレート18の周囲には、上方に突出するアンボンドPC鋼材17を囲繞する養生部材37が設置され、PCa柱10の上端12とPCa柱20の下端22の間の目地空間41(接合界面80)に打設される目地材40が、上下のシース管26,16に入り込まないようにされている。
ここで、養生部材37には、例えばジャバラジョイントが適用され、目地材には、モルタル等のグラウトが適用される。
図1及び図2に示すように、下方にあるPCa柱10の上端12の中央位置には、上方に突出する直方体状の凸部15が設けられており、上方にあるPCa柱20の下端22の中央位置には、凸部15が挿通される凹部25が設けられている。目地材40は、凸部15と凹部25の間の隙間にも充填されている。
ここで、図示を省略するが、PCa柱10が凹部を備え、PCa柱20が凹部に挿通される凸部を備えていてもよい。また、凸部や凹部の形状は図示例以外にも、多角柱体や円柱体等であってよく、さらには、PCa柱10,20の端面に複数の凸部と凹部が設けられていてもよい。
PCa接合部材100によれば、相互に接合されるPCa柱10の端面12に凸部15が設けられ、PCa柱20の端面22に凸部15が挿通される凹部25が設けられていることにより、仮に全てのアンボンドPC鋼材17,27の接合界面80の近傍箇所が、発錆やシース管16,26への衝突によって破損した場合でも、相互に係合している凸部15と凹部25によってPCa接合部材100の一体性が喪失されることを解消でき、また、接合されているPCa柱10,20の相互のずれを抑制もしくは抑止できる。
[第2実施形態に係るPCa接合部材]
次に、図3を参照して、第2実施形態に係るPCa接合部材の一例について説明する。ここで、図3は、第2実施形態に係るPCa接合部材の一例の縦断面図であって、相互に接合されるPCa柱の接合領域の周辺の拡大図である。
PCa接合部材100Aは、凸部15がPCa柱10の他の一般領域に比べて相対的に高強度のコンクリートにより形成され、凹部25を含む領域がPCa柱20の他の一般領域に比べて相対的に高強度のコンクリートにより形成されている点においてPCa接合部材100と相違する。
例えば、PCa柱10,20の一般領域のコンクリートが50N/mm未満の設計基準強度を有する場合に、凸部15が50N/mm以上の設計基準強度を有する高強度コンクリート11Aにより形成され、凹部25を含む領域も同様に50N/mm以上の設計基準強度を有する高強度コンクリート21Aにより形成されている。尚、高層建築物においては、PCa柱10,20の一般領域でも60N/mm乃至120N/mm程度の設計基準強度のコンクリートが適用され得ることから、この場合はPCa柱10,20の全域が高強度コンクリートにより形成されることになる。
PCa接合部材100Aによれば、PCa接合部材100と同様の効果が奏されることに加えて、相互に係合される凸部15と凹部25を含む領域がいずれも、他の一般領域よりも高強度な高強度コンクリート11A,21Aにより形成されていることによって、特に凹部25の周囲や凸部15の欠けや破損を抑制することができる。
[第3実施形態に係るPCa接合部材]
次に、図4を参照して、第3実施形態に係るPCa接合部材の一例について説明する。ここで、図4は、第3実施形態に係るPCa接合部材の一例の縦断面図であって、相互に接合されるPCa柱の接合領域の周辺の拡大図である。
PCa接合部材100Bは、PCa接合部材100に対して、PCa柱10,20の接合界面80を跨いでそれらの外周(側面13,23)を囲繞している、補剛材70をさらに備えている。ここで、PCa接合部材100に代わり、PCa接合部材100Aに対してさらに補剛材70を備えている形態であってもよい。
補剛材70は、PCa柱10,20の側面13,23の接合界面80を跨ぐ接合領域Aに亘って配設され、ボルト75によりPCa柱10,20に固定される。
ここで、接合領域Aは、接合界面80を跨いで双方のPCa柱10,20の内部にそれぞれ、例えば数cm乃至数十cm程度の範囲の領域であるが、この範囲は、接合界面80から発錆の可能性のある範囲を特定し、建物変形時にシース管16,26にアンボンドPC鋼材17、27が衝突する範囲を特定し、特定された範囲のうちの大きな範囲に設定される。また、発錆の範囲は、建築物の立地環境等に応じて設定される。
図示する補剛材70は、鋼板や炭素繊維シートであるが、その他、複数の形鋼材や鋼管、角パイプ等によるフレーム架構等が適用されてもよい。
PCa接合部材100Bによれば、接合界面80を跨いでそれらの外周を囲繞している補剛材70をさらに備えていることにより、双方のPCa柱10,20における断面欠損による剛性低下領域である接合領域Aを補剛することができ、補剛材70が接合領域Aにおけるかぶり部のコンクリートの剥離を防止することができる。さらに、補剛材70が接合領域Aの外周を囲繞することにより、外気や雨水等が界面内部へ浸入することを抑制でき、アンボンドPC鋼材17、27の発錆を抑制することが可能になる。
上記実施形態に挙げた構成等に対し、その他の構成要素が組み合わされるなどした他の実施形態であってもよく、ここで示した構成に本発明が何等限定されるものではない。この点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10:PCa柱(下階のPCa柱、PCa部材、PCaPC柱)
11:PCaコンクリート体
11A:高強度コンクリート
12:上端(端面)
13:側面
15:凸部
16:シース管
17:アンボンドPC鋼材(緊張材)
18:定着プレート
19:ナット
20:PCa柱(上階のPCa柱、PCa部材、PCaPC柱)
21:PCaコンクリート体
21A:高強度コンクリート
22:下端(端面)
23:側面
25:凹部
26:シース管
26A:拡幅シース管
27:アンボンドPC鋼材(緊張材)
30:連通シース管
35:機械式継手
37:養生部材(ジャバラジョイント)
40:目地材
41:目地空間
50:グラウト
70:補剛材(鋼板)
75:ボルト
80:接合界面
100,100A,100B:PCa接合部材(PCaPC接合部材)
A:接合領域
G:隙間

Claims (7)

  1. プレキャストコンクリート製で複数のシース管を備えているPCa部材が、対応する前記シース管を連通させて連通シース管を形成しながら相互に接合されている、PCa接合部材であって、
    全ての前記連通シース管には緊張材が挿入され、前記緊張材はアンボンド状態で緊張されており、
    相互に接合される一方の前記PCa部材の端面に凸部が設けられ、他方の前記PCa部材の端面に前記凸部が挿通される凹部が設けられており、
    前記凹部を含む領域が、他の一般領域に比べて相対的に高強度のコンクリートにより形成されていることを特徴とする、PCa接合部材。
  2. 前記凸部が、他の一般領域に比べて相対的に高強度のコンクリートにより形成されていることを特徴とする、請求項に記載のPCa接合部材。
  3. 前記凹部を含む領域と前記凸部が、高強度コンクリートにより形成されていることを特徴とする、請求項に記載のPCa接合部材。
  4. 二つの前記PCa部材の接合界面を跨いでそれらの外周を囲繞している、補剛材をさらに備えていることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか一項に記載のPCa接合部材。
  5. 相互に接合される前記PCa部材は、PCa柱とPCa柱であることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか一項に記載のPCa接合部材。
  6. 相互に接合される前記PCa部材は、PCa柱とPCa仕口であることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか一項に記載のPCa接合部材。
  7. 相互に接合される前記PCa部材は、PCa梁とPCa梁であることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか一項に記載のPCa接合部材。
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