JP7745847B1 - 無機繊維製品処理システム - Google Patents
無機繊維製品処理システムInfo
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Abstract
【解決手段】無機繊維製品処理システム10は、無機繊維製品である被処理物を処理する無機繊維製品処理システムであって、粉砕された被処理物を、過熱蒸気を用いて加熱する第1の処理部32と、第1の処理部32にて処理された被処理物を、酸素を含む気体に晒す第2の処理部33と、を備え、第2の処理部33が、第1の処理部32よりも低い位置に設けられている。
【選択図】図1
Description
この無機繊維製品処理システムは、グラスウール製品のプレス屑を、粒径が0.3mm以下かつ嵩比重が0.5ton/m3以上となるように粉砕する粉砕装置と、粉砕装置によって粉砕されたプレス屑が投入される計量ホッパーと、過熱蒸気を発生させる過熱蒸気発生装置と、計量ホッパーから予め決められた量のプレス屑が投入され、投入されたプレス屑を過熱蒸気発生装置から導入された過熱蒸気を用いて400~600℃にて加熱し、処理されたプレス屑及び排ガスを排出するロータリーキルンと、800℃以上の過熱蒸気を用いて、ロータリーキルンから排出された排ガスの臭気を低減する脱臭装置と、脱臭装置から排出された排ガスを冷却するための第1の熱交換器と、第1の熱交換器を通った排ガスを更に冷却するための第2の熱交換器と、第2の熱交換器を通った排ガスに含まれるダストを除去する浄化装置と、を備え、第1の熱交換器にて排ガスを冷却することによって加熱された空気が、ロータリーキルンに供給され、ロータリーキルンに供給される空気の量が、プレス屑に含まれるバインダーの理論燃焼空気量の1.0~1.3倍であり、ロータリーキルンの内部に生じる気流の速さが、2.0m/sec以下に抑えられている。
ただし、被処理物は、グラスウールやロックウールがバインダーにて結合された無機断熱材に限定されるものではなく、無機繊維材料がバインダーにて結合された任意の無機繊維製品であればよい。バインダーの例として、フェノール樹脂、アクリル樹脂、シュガーバインダー及びスタッチその他の有機バインダーが挙げられる。グラスウール及びロックウール以外の無機繊維材料の例として、セラミックウールやグラスファイバーが挙げられる。
また、被処理物である無機繊維製品は、プレス屑に限定されるものではなく、任意の端材であってもよい。
なお、粉砕機12から排出された被処理物(粉砕屑)は、例えば、車両用プレス品であれば図2(C1)に示すような状態になり、低密度マット品であれば図2(C2)に示すような状態となる。
粉砕機12に投入される車両用プレス品の破砕屑(図2(B)参照)は、前処理として嵩比重が0.25ton/m3以上となるように破砕されていることが好ましい。
また、粉砕機12により処理された粉砕屑は、平均粒径が1.0mm以下に粉砕されることが好ましい。
粉砕機12から排出された被処理物は、ファン122により空気輸送される。
分級機14によって除去された粉塵は、ファン17によってエアとともに吸引され、排出される。排出されたエアは、フィルター18によって粉塵が除去された後、大気に放出される。
分級機14の下部には、ロータリーバルブ142が設けられており、粉塵が除去された被処理物が排出される。
ストックホッパー16の下部の排出口には、ロータリーバルブ164が設けられている。
ロータリーバルブ164から排出された被処理物は、コンベヤ19によって搬送される。
バッファホッパー31の下部には、ロータリーバルブ312が設けられ、バッファホッパー31に貯められた被処理物は、このロータリーバルブ312から排出される。ロータリーバルブ312は、バッファホッパー31から熱分解チャンバー32へと通じる通路を開閉できる開閉装置であれば、ダンパーその他の開閉装置であってもよい。
熱分解チャンバー32には、バッファホッパー31から供給された被処理物及び過熱蒸気発生装置20が生成した過熱蒸気が供給され、被処理物は、過熱蒸気による伝熱効果により、例えば少なくとも500℃になるまで加熱され、バインダーが熱分解される。
熱分解チャンバー32の下部にある排出口(酸化反応チャンバー33へと通じる通路)には、ロータリーバルブ(開閉装置の一例)322が設けられ、熱分解チャンバー32にて処理された被処理物は、このロータリーバルブ322から排出される。ロータリーバルブ322は、熱分解チャンバー32から酸化反応チャンバー33へと通じる通路を開閉できる開閉装置であれば、ダンパーその他の開閉装置であってもよい。
酸化反応チャンバー33には、熱分解チャンバー32にて処理された被処理物及び加熱空気発生装置22が生成した加熱空気が供給される。その結果、被処理物が酸素を含む気体に晒され、熱分解されたバインダーが酸化反応することにより除去され、無機繊維製品の原料として再生される。
酸化反応チャンバー33の下部にある排出口には、ロータリーバルブ332が設けられ、酸化反応チャンバー33によって再生された無機繊維製品の原料(図2(D)参照)は、このロータリーバルブ332から排出される。ロータリーバルブ332は、酸化反応チャンバー33の排出口を開閉できる開閉装置であれば、ダンパーその他の開閉装置であってもよい。
ただし、熱分解チャンバー32及び酸化反応チャンバー33は、外熱式の炉として構成されることに代えて、全体が断熱された炉として構成されてもよい。
分級機(第1の分離装置の一例)42は、熱分解チャンバー32から排出された排ガスに含まれる粉塵を、その大きさに応じて分離できる。所定の大きさ以下の粉塵は、ファン422により上部から排出される。所定の大きさを超える粉塵は、ロータリーバルブ424を介して下部の排出口より排出され、スクリューコンベア426によって酸化反応チャンバー33に供給される。
なお、脱臭装置50から排出された排ガスは、ファン504によって吸引され、無機繊維製品処理システム10によって生成された原料を使用して無機繊維製品を製造する製造設備60の排ガスとともに処理され、大気に放出される。
無機繊維製品処理システム10にて処理される被処理物は、最初に、粉砕機12にて粉砕される。
粉砕機12にて粉砕された被処理物は、一旦、ストックホッパー16に貯められ、処理装置30に搬送される。
搬送された被処理物は、最上部にあるバッファホッパー31に投入され、ロータリーバルブ312が動作することで、所定の量が落下し、熱分解チャンバー32に供給される。
加熱空気の供給が停止すると、処理された被処理物は、ロータリーバルブ332が動作することで落下し、例えばフレキシブルコンテナバックに袋詰めされることにより回収され、その後再利用される。
また、分級機43によって、酸化反応チャンバー33から排出された排ガスに含まれる粉塵のうち、所定の大きさを超える粉塵は、酸化反応チャンバー33にて再生された無機繊維製品の原料とともに回収され、再利用される。
分級機42及び分級機43から排出された排ガスは、脱臭装置50によって脱臭処理され、脱臭装置50に残留した微細な無機繊維材料は、酸化反応チャンバー33にて再生された無機繊維製品の原料とともに回収され、再利用される。
12 粉砕機
14 分級機
16 ストックホッパー
17 ファン
18 フィルター
19 コンベヤ
20 過熱蒸気発生装置
22 加熱空気発生装置
30 処理装置
31 バッファホッパー
32 熱分解チャンバー
33 酸化反応チャンバー
42 分級機
43 分級機
50 脱臭装置
60 製造設備
122 ファン
142 ロータリーバルブ
162 ブリッジブレーカー
164 ロータリーバルブ
202 ボイラ
312 ロータリーバルブ
322 ロータリーバルブ
332 ロータリーバルブ
402 ロータリーバルブ
422 ファン
424 ロータリーバルブ
426 スクリューコンベア
432 ファン
434 ロータリーバルブ
502 ロータリーバルブ
504 ファン
Claims (7)
- グラスウール、ロックウール又はセラミックウールがバインダーにて結合された無機繊維材製品である被処理物を処理する無機繊維製品処理システムであって、
被処理物を粉砕する粉砕部と、
前記粉砕部にて粉砕された被処理物を貯める貯蔵部と、
前記貯蔵部から供給された被処理物に、過熱蒸気を吹き付けて撹拌する第1の処理部と、
前記第1の処理部にて処理された被処理物を排出するための通路を開閉できる第1の開閉装置と、
前記第1の処理部の下側に設けられ、前記第1の開閉装置を通って落下した被処理物に、500~600℃に加熱された酸素を含む気体を吹き付けて撹拌する第2の処理部と、
前記第2の処理部にて再生された被処理物を排出するための排出口を開閉できる第2の開閉装置と、を備えた無機繊維製品処理システム。 - グラスウール、ロックウール又はセラミックウールがバインダーにて結合された無機繊維材製品である被処理物を処理する無機繊維製品処理システムであって、
被処理物を粉砕する粉砕部と、
前記粉砕部にて粉砕された被処理物を貯める貯蔵部と、
前記貯蔵部から供給された被処理物に、過熱蒸気を吹き付けて撹拌する第1の処理部と、
前記第1の処理部にて処理された被処理物を排出するための通路を開閉できる第1の開閉装置と、
前記第1の処理部よりも低い位置に設けられ、前記第1の開閉装置を通って落下した被処理物に、500~600℃に加熱された酸素を含む気体を吹き付けて撹拌する第2の処理部と、
前記第2の処理部にて再生された被処理物を排出するための排出口を開閉できる第2の開閉装置と、を備えた無機繊維製品処理システム。 - 前記第1の処理部及び前記第2の処理部の内部に、それぞれ、頂部が下側となる円錐台状の空間が形成されている請求項1又は2記載の無機繊維製品処理システム。
- 前記第1の処理部が、前記貯蔵部よりも低い位置に設けられている請求項3記載の無機繊維製品処理システム。
- 前記第1の処理部から排出された排ガスに含まれる粉塵を大きさに応じて分離する第1の分離装置を更に備え、
前記第1の分離装置によって分離されたより大きい粉塵が、前記第2の処理部に供給される請求項4記載の無機繊維製品処理システム。 - 前記開閉装置が、ロータリーバルブ又はダンパーである請求項5記載の無機繊維製品処理システム。
- 前記第1の処理部が、前記貯蔵部よりも低い位置に設けられている請求項1又は2記載の無機繊維製品処理システム。
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| JP2024196365A JP7745847B1 (ja) | 2024-11-09 | 2024-11-09 | 無機繊維製品処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2024196365A JP7745847B1 (ja) | 2024-11-09 | 2024-11-09 | 無機繊維製品処理システム |
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| JP7745847B1 true JP7745847B1 (ja) | 2025-09-30 |
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Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013032027A1 (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-07 | カーボンファイバーリサイクル工業株式会社 | 再生炭素繊維の製造装置及び再生炭素繊維の製造方法 |
| WO2018212016A1 (ja) * | 2017-05-17 | 2018-11-22 | 株式会社新菱 | 再生炭素繊維束、再生炭素繊維、再生炭素繊維ミルドの製造方法および再生炭素繊維束の製造装置、炭素繊維強化樹脂の製造方法、ならびに再生炭素繊維束 |
| JP2021054673A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 群栄化学工業株式会社 | 再生無機繊維の製造方法及び無機繊維製品の製造方法 |
| JP7418728B1 (ja) * | 2023-05-16 | 2024-01-22 | 是安 正博 | 無機繊維製品処理システム |
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2024
- 2024-11-09 JP JP2024196365A patent/JP7745847B1/ja active Active
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