JP7744266B2 - パンツタイプ使い捨て着用物品 - Google Patents

パンツタイプ使い捨て着用物品

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Description

本発明は、背漏れ防止機能を有するパンツタイプ使い捨て着用物品に関する。
パンツタイプ使い捨ておむつ、パンツタイプ生理用品等のパンツタイプ使い捨て着用物品は、胴周り領域に幅方向の伸縮性を有し、装着者の背中とおむつとの間に隙間が生じにくいため、背中側から尿等の排泄物が漏れ出る事態(いわゆる背漏れ)が発生しにくいものである。
例えば、一般的なパンツタイプ使い捨ておむつは、少なくとも前身頃の胴周り部及び後身頃の胴周り部を構成する外装体と、前身頃から後身頃にわたるように外装体に取り付けられた、吸収体を含む内装体とを備え、前身頃の外装体の両側縁部と後身頃の外装体の両側縁部とが接合されてサイドシールが形成されることにより、ウエスト開口及び左右一対の脚開口が形成されているものである。そして、外装体には、サイドシールを有する前後方向範囲(ウエスト開口から脚開口の上端に至る前後方向範囲)として定まる胴周り領域に、弾性部材が設けられることにより、幅方向の伸縮性が付加されている。弾性部材としては、糸ゴム等の細長状の弾性部材を用いるもののほか、弾性フィルムを用いるものも知られている。(例えば特許文献1~2参照)。
また、背漏れ防止性をさらに高めるために、パンツタイプ使い捨て着用物品においても背側バリアを設けることが提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、従来の背側バリアを備えたパンツタイプ使い捨て着用物品では、背側バリアが潰れた状態のまま使用してしまうことがあった。すなわち、背側バリアは、製造の際に全体が平坦に倒れた状態で取り付けられ、かつ厚み方向に加圧されるだけでなく、その後に使用されるまでの間も厚み方向に加圧された状態となるため、製品を使用する際になっても、起き上がり部が倒れた状態で対向面に弱く付着したままとなることがある。したがって、このような状況になっていることに気付かずに使用した場合、漏れ防止機能が不十分となるおそれがあり、使用に際して背側バリアを一度起こすことが望まれている。
特開2001-252303号公報 特開2013-75106号公報
そこで本発明の主たる課題は、背側バリアが自動的に起き上がってフィットするパンツタイプ使い捨て着用物品を提供することにある。
上記課題を解決したパンツタイプ使い捨て着用物品は以下のとおりである。
<第1の態様>
前身頃から後身頃にわたる一体的な外装体、又は前身頃及び後身頃に別々に設けられた外装体と、
前記前身頃から股間部を経て前記後身頃にわたるように、前記外装体の幅方向の中間に取り付けられた内装体と、
前記前身頃における前記外装体の両側部と、前記後身頃における前記外装体の両側部とがそれぞれ接合されて形成された、一対のサイドシールと、
前記前身頃の前縁と前記後身頃の後縁とにより形成されたウエスト開口と、
前記内装体の両側方に設けられた脚開口と、を備え、
前記後身頃における前記股間部よりも前記ウエスト開口側に、内側に起き上がる部分を有する背側バリアが一方の前記サイドシールから他方の前記サイドシールまで幅方向に延びており、
前記背側バリアは、その幅方向の全体にわたり、前記後身頃に固定された第1部分と、この第1部分の前縁から前方に延び出た第2部分と、前記第2部分の前縁から後方に折り返されて後方に延びる第3部分とを有し、
前記背側バリアのうち幅方向の中間に位置する部分は、前記第2部分の裏面と前記後身頃の表面とが全体にわたり接合されていないとともに、前記第2部分の表面と前記第3部分の裏面とが全体にわたり接合されていない、高起き上がり部分となっており、
前記背側バリアのうち前記高起き上がり部分の両側方に位置する部分は、前記第2部分の裏面の少なくとも前端部と前記後身頃の表面とが全体にわたり接合されているとともに、前記第2部分の表面と前記第3部分の裏面とが全体にわたり接合されていない、低起き上がり部分となっており、
前記第3部分の少なくとも後端部に、一方の前記低起き上がり部分から前記高起き上がり部分を経て他方の前記低起き上がり部分にわたるように幅方向に沿って細長状のバリア弾性部材が取り付けられ、
前記第3部分における前記バリア弾性部材を有する部分は、自然長の状態で前記バリア弾性部材とともに幅方向に弾性収縮しているとともに、幅方向に弾性伸長可能である、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨て着用物品。
(作用効果)
本パンツタイプ使い捨て着用物品では、着用時に背側バリアの第3部分が肌に沿うように起き上がって肌に密着することにより、後身頃と身体表面との隙間を抑制し、漏れ防止を図ることができる。特に、背側バリアは、隙間の生じやすい幅方向の中間では第2部分及び第3部分が起き上がる(つまり、起き上がり可能な高さが相対的に高い)高起き上がり部分となっているのに対して、その両側方では第2部分は起き上がらずに第3部分のみが起き上がる(つまり起き上がり可能高さが低い)低起き上がり部分となっている。高起き上がり部分は、起き上がり可能高さが高いため、漏れ防止性に優れる反面、比較的に自由に動きやすい。一方、低起き上がり部分は、漏れ防止性に劣るものの、その折り返し状態は維持されやすい。よって、背側バリアの幅方向の全体が高起き上がり部分であると、当該物品を穿く際や着用中に、第3部分が部分的に前側に倒れて装着感を悪化させる等、好ましくない状態となるおそれがある。これに対して、本物品のように高起き上がり部分の両側方に低起き上がり部分が連続していると、低起き上がり部分の折り返し状態が維持される作用によって、高起き上がり部分の折り返し状態も維持されるようになる。
<第2の態様>
前記第2部分の前後方向の寸法は10~30mmであり、
前記第2部分には弾性部材が設けられておらず、
前記第3部分の前後方向の寸法は、前記第2部分の前後方向の寸法の0.5~1.5倍であり、
前記第3部分には、前記バリア弾性部材が前後方向に間隔を空けて複数本設けられており、
前記第3部分における前記第2部分との境界から5mm以内に弾性部材が設けられておらず、
前記第3部分の幅方向の最大伸長時における伸長率は200~300%である、
第1の態様のパンツタイプ使い捨て着用物品。
(作用効果)
背側バリアの各部の寸法等は適宜定めることができるが、本態様の範囲内であると、第3部分の高起き上がり部分がより肌に沿うように起き上がり、かつ面で接しやすくなるため好ましい。
<第3の態様>
前記内装体は、前記股間部よりも前側から前記第1部分まで延びた吸収体を有し、
前記低起き上がり部分の幅方向の中央側の端部は、前記吸収体の幅方向の両端部上に位置している、
第1又は2の態様のパンツタイプ使い捨て着用物品。
(作用効果)
高起き上がり部分の幅が不必要に広かったり、高起き上がり部分の形状維持作用を有する低起き上がり部分が変形しやすかったりすると、着用中に生じる変形により高起き上がり部分が好ましくない状態となるおそれが高くなる。これに対して、本態様では、比較的に剛性の高い吸収体を有する部分まで低起き上がり部分が延びており、そこから高起き上がり部分となるため、低起き上がり部分の形状維持作用が高くなり、その結果として高起き上がり部分の形状維持作用も高いものとなる。
<第4の態様>
前記外装体における前記サイドシールを有する前後方向の範囲のうち、少なくとも前記第3部分の前後両側に隣接して、幅方向に沿う細長状の弾性部材がそれぞれ取り付けられており、
前記外装体における前記弾性部材を有する領域は、自然長の状態で前記外装体の前記弾性部材とともに幅方向に弾性収縮しているとともに幅方向に弾性伸長可能であり、
前記バリア弾性部材及び前記外装体の前記弾性部材は、同一の太さ及び同一の弾性率の弾性部材を同一の伸長率で取り付けたものである、
第1~3のいずれか1つの態様のパンツタイプ使い捨て着用物品。
(作用効果)
パンツタイプ使い捨て着用物品では、外装体の胴周り領域に幅方向に沿う弾性部材を有することが一般的である。この場合、バリア弾性部材による締め付け感と、その前後近傍に位置する外装体の弾性部材による締め付け感が異なると違和感の原因となるおそれがある。よって、本態様のように、バリア弾性部材及びその前後近傍の外装体の弾性部材を、同一の太さ及び同一の弾性率の弾性部材を同一の伸長率で取り付けて、違和感を生じにくくするのは好ましい。
以上のとおり、本発明によれば、背側バリアが自動的に起き上がってフィットするようになる、等の利点がもたらされる。
展開状態のパンツタイプ使い捨ておむつの内面を示す、平面図である。 展開状態のパンツタイプ使い捨ておむつの外面を示す、平面図である。 図1の2-2断面図である。 図1の3-3断面図である。 (a)図1の4-4断面図、及び(b)図1の5-5断面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの斜視図である。 展開状態の内装体の外面を外装体の輪郭とともに示す、平面図である。 図1の6-6断面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの内面の要部を示す斜視図である。 背側バリアの股間側近傍からウエスト開口側を見た横断面を示す概略図である。 (a)高起き上がり部分における縦断面の概略図、及び(b)低起き上がり部分における縦断面の概略図である。 (a)図1の4-4断面に相当する他の例の断面図、及び(b)図1の5-5断面に相当する他の例の断面図である。
以下、パンツタイプ使い捨て着用物品の一例として、パンツタイプ使い捨ておむつについて、添付図面を参照しつつ詳説する。厚み方向に隣接する各構成部材は、以下に述べる固定又は接合部以外も、必要に応じて公知のおむつと同様に固定又は接合される。断面図における点模様部分は、この固定又は接合手段としてのホットメルト接着剤等の接着剤を示している。ホットメルト接着剤は、スロット塗布、連続線状又は点線状のビード塗布、スパイラル状、Z状、波状等のスプレー塗布、又はパターンコート(凸版方式でのホットメルト接着剤の転写)等、公知の手法により塗布することができる。これに代えて又はこれとともに、弾性部材の固定部分では、ホットメルト接着剤を弾性部材の外周面に塗布し、弾性部材を隣接部材に固定することができる。ホットメルト接着剤としては、例えばEVA系、粘着ゴム系(エラストマー系)、ポリオレフィン系、ポリエステル・ポリアミド系などの種類のものが存在するが、特に限定無く使用できる。各構成部材を接合する固定又は接合手段としてはヒートシールや超音波シール等の素材溶着による手段を用いることもできる。厚み方向の液の透過性が要求される部分では、厚み方向に隣接する構成部材は間欠的なパターンで固定又は接合される。例えば、ホットメルト接着剤によりこのような間欠的な固定又は接合を行う場合、スパイラル状、Z状、波状等の間欠パターン塗布を好適に用いることができ、一つのノズルによる塗布幅以上の範囲に塗布する場合には、幅方向に間隔を空けて又は空けずにスパイラル状、Z状、波状等の間欠パターン塗布を行うことができる。各構成部材を接合する接合手段としてはヒートシールや超音波シール等の素材溶着による手段を用いることもできる。
また、以下の説明における不織布としては、部位や目的に応じて公知の不織布を適宜使用することができる。不織布の構成繊維としては、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維(単成分繊維の他、芯鞘等の複合繊維も含む)の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維等、特に限定なく選択することができ、これらを混合して用いることもできる。不織布の柔軟性を高めるために、構成繊維を捲縮繊維とするのは好ましい。また、不織布の構成繊維は、親水性繊維(親水化剤により親水性となった繊維を含む)であっても、疎水性繊維若しくは撥水性繊維(撥水剤により撥水性となった繊維を含む)であってもよい。また、不織布は一般に繊維の長さや、シート形成方法、繊維結合方法、積層構造により、短繊維不織布、長繊維不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布、サーマルボンド(エアスルー)不織布、ニードルパンチ不織布、ポイントボンド不織布、積層不織布(スパンボンド層間にメルトブローン層を挟んだSMS不織布、SMMS不織布等を含む)等に分類されるが、これらのどの不織布も用いることができる。
図1~図6は、パンツタイプ使い捨ておむつを示している。本パンツタイプ使い捨ておむつは、前身頃Fの両側部と、後身頃Bの両側部とがサイドシール12Aで接合されて形成された、環状の胴周り領域Tと、前身頃Fの胴周り領域Tから股間部を経て後身頃Bの胴周り領域Tにわたる中間領域Lと、胴周り領域Tにおける中間領域Lと反対側に設けられたウエスト開口WOと、中間領域Lの幅方向WDの両側に設けられた脚開口LOとを有する。換言すると、胴周り領域Tは、ウエスト開口WOの縁と脚開口LOの上端を通り幅方向に延びる仮想直線との間の領域として定まり、中間領域Lは、前身頃Fのサイドシール12Aの下端と、後身頃Bのサイドシール12Aの下端との間の前後方向LDの範囲として定まる。図1及び図2に示す展開状態では、中間領域Lの両側縁は被着者の脚周りに沿うようにコ字状又は曲線状に括れており、おむつ全体の形状は略砂時計状となる。
また、本パンツタイプ使い捨ておむつは、二つの主要アセンブリ、つまり少なくとも胴周り領域Tを形成する外装体12F,12Bと、前身頃Fから後身頃Bにわたるように外装体12F,12Bに対して取り付けられた内装体200とを備える。外装体12F,12Bの前後端部により形成される開口が装着者の胴を通すウエスト開口WOとなり、内装体200の幅方向両側において外装体12F,12Bの下縁及び内装体200の側縁によりそれぞれ囲まれる部分が脚を通す脚開口LOとなる。内装体200は、尿等の排泄物等を吸収保持する部分であり、外装体12F,12Bは着用者の身体に対して内装体200を支えるための部分である。また、符号Yは展開状態におけるおむつの全長(前身頃Fのウエスト開口WOの縁Weから後身頃Bのウエスト開口WOの縁Weまでの前後方向LDの長さ)を示しており、符号Xは展開状態におけるおむつの全幅を示している。
(内装体)
内装体200は任意の形状を採ることができるが、図示の形態では長方形である。内装体200は、図3~図5に示されるように、身体側となるトップシート30と、液不透過性シート11と、これらの間に介在された吸収要素50とを備えているものであり、吸収機能を担うアセンブリである。符号40は、トップシート30を透過した液を速やかに吸収要素50へ移行させるために、トップシート30と吸収要素50との間に設けられた中間シート(セカンドシート)を示しており、符号60は、内装体200の両脇に排泄物が漏れるのを防止するために、内装体200の両側部から装着者の脚周りに接するように延び出た起き上がりギャザー60を示している。
(トップシート)
トップシート30は、液を透過する性質を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、有孔プラスチックシートなどを例示することができる。また、トップシート30は、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートを貼り合せて得た積層シートからなるものであってもよい。同様に、トップシート30は、平面方向に関して、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートからなるものであってもよい。
トップシート30の両側部は、吸収要素50の側縁で裏側に折り返しても良く、また折り返さずに吸収要素50の側縁より側方にはみ出させても良い。
トップシート30は、裏側の部材に対する位置ずれを防止する等の目的で、ヒートシール、超音波シールのような素材溶着による接合手段や、ホットメルト接着剤により裏側に隣接する部材に固定することが望ましい。図示例では、トップシート30はその裏面に塗布されたホットメルト接着剤により中間シート40の表面及び包装シート58のうち吸収体56の表側に位置する部分の表面に固定されている。
(中間シート)
トップシート30を透過した液を速やかに吸収体56へ移行させるためや、吸収した液の吸収体56からの「逆戻り」現象を防止するために、トップシート30より液の透過速度が速い、中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。中間シート40は省略することもできる。
中間シート40としては、トップシート30と同様の素材や、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、SMS不織布、パルプ不織布、パルプとレーヨンとの混合シート、ポイントボンド不織布又はクレープ紙を例示できる。特にエアスルー不織布が嵩高であるため好ましい。エアスルー不織布には芯鞘構造の複合繊維を用いるのが好ましく、この場合芯に用いる樹脂はポリプロピレン(PP)でも良いが剛性の高いポリエステル(PET)が好ましい。目付けは17~80g/m2が好ましく、17~50g/m2がより好ましい。不織布の原料繊維の太さは2.0~10dtexであるのが好ましい。不織布を嵩高にするために、原料繊維の全部又は一部の混合繊維として、芯が中央にない偏芯の繊維や中空の繊維、偏芯且つ中空の繊維を用いるのも好ましい。
図示例の中間シート40は、吸収体56の幅より短く中央に配置されているが、全幅にわたって設けてもよい。中間シート40の前後方向長さは、おむつの全長と同一でもよいし、吸収要素50の長さと同一でもよいし、液を受け入れる領域を中心にした短い長さ範囲内であってもよい。
中間シート40は、裏側の部材に対する位置ずれを防止する等の目的で、ヒートシール、超音波シールのような素材溶着による接合手段や、ホットメルト接着剤により裏側に隣接する部材に固定することが望ましい。図示例では、中間シート40はその裏面に塗布されたホットメルト接着剤により包装シート58のうち吸収体56の表側に位置する部分の表面に固定されている。
(液不透過性シート)
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂等からなるプラスチックフィルムや、不織布の表面にプラスチックフィルムを設けたラミネート不織布、プラスチックフィルムに不織布等を重ねて接合した積層シートなどを例示することができる。液不透過性シート11には、ムレ防止の観点から好まれて使用されている液不透過性かつ透湿性を有する素材を用いることが好ましい。透湿性を有するプラスチックフィルムとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性プラスチックフィルムが広く用いられている。この他にも、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることにより防漏性を強化した不織布、高吸水性樹脂又は疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、プラスチックフィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができるが、後述するカバー不織布13とのホットメルト接着剤を介した接着時に十分な接着強度を得るため、樹脂フィルムを用いるのが望ましい。
液不透過性シート11は、図示のように吸収要素50の裏側に収まる幅とする他、防漏性を高めるために、吸収要素50の両側を回り込ませて吸収要素50のトップシート30側面の両側部まで延在させることもできる。この延在部の幅は、左右それぞれ5~20mm程度が適当である。
(起き上がりギャザー)
起き上がりギャザー60は、内装体200の両側部に沿って前後方向LDの全体にわたり延在し、装着者の脚周りに接して横漏れを防止するために設けられているものである。必要に応じて、起き上がりギャザー60は省略することもできる。
図1、図3及び図4に示される起き上がりギャザー60(いわゆる立体ギャザー)は、内装体200の側部から表側に起立するものである。この起き上がりギャザー60は、付け根側部分60Bが幅方向中央側に向かって斜めに起立し、中間部より先端側部分60Aが幅方向外側に向かって斜めに起立するものであるが、これに限定されるものではなく、全体として幅方向中央側に起立する形態等、適宜の変更が可能である。
より詳細に説明すると、図示例の起き上がりギャザー60は、内装体200の前後方向長さに等しい長さを有する帯状のギャザー不織布62を、先端となる部分で幅方向WDに折り返して二つに折り重ねるとともに、折り返し部分及びその近傍のシート間に、細長状のギャザー弾性部材63を長手方向に沿って伸長状態で、幅方向WDに間隔を空けて複数本固定してなるものである。起き上がりギャザー60のうち先端部と反対側に位置する基端部(幅方向WDにおいてシート折り返し部分と反対側の端部)は、内装体200における液不透過性シート11より裏側の側部に固定された付根部分65とされ、この付根部分65以外の部分は付根部分65から延び出る本体部分66(折り返し部分側の部分)とされている。また、本体部分66は、幅方向中央側に延びる付け根側部分60Bと、この付け根側部分60Bの先端で折り返され、幅方向外側に延びる先端側部分60Aとを有している。この形態は面接触タイプの起き上がりギャザー60であるが、幅方向外側に折り返されない線接触タイプの起き上がりギャザー60も採用することができる。そして、本体部分66のうち前後方向両端部が倒伏状態でトップシート30の側部表面に対して固定された倒伏部分67とされる一方で、これらの間に位置する前後方向中間部は非固定の自由部分68とされ、この自由部分68の少なくとも先端部に前後方向LDに沿うギャザー弾性部材63が伸長状態で固定されている。
以上のように構成された起き上がりギャザー60では、ギャザー弾性部材63の収縮力が前後方向両端部を近づけるように作用するが、本体部分66のうち前後方向両端部が起立しないように固定されるのに対して、それらの間は非固定の自由部分68とされているため、自由部分68のみが図3に矢印で示すように身体側に当接するように起立する。特に、付根部分65が内装体200の裏側に位置していると、股間部及びその近傍において自由部分68が幅方向外側に開くように起立するため、起き上がりギャザー60が脚周りに面で当接するようになり、フィット性が向上するようになる。
図示例の起き上がりギャザー60のように、本体部分66が、幅方向中央側に延びる付け根側部分60Bと、この付け根側部分60Bの先端で折り返され幅方向外側に延びる先端側部分60Aとからなる屈曲形態では、倒伏部分67で、先端側部分60Aと付け根側部分60Bとが倒伏状態で接合されるとともに、付け根側部分60Bが倒伏状態でトップシート30に接合される。倒伏部分67における対向面の接合には、種々の塗布方法によるホットメルト接着剤、及びヒートシールや超音波シール等の素材溶着による手段の少なくとも一方を用いることができる。この場合において、付け根側部分60B及びトップシート30の接合と、先端側部分60A及び付け根側部分60Bの接合とを同じ手段により行っても、また異なる手段により行っても良い。例えば、付け根側部分60B及びトップシート30の接合をホットメルト接着剤により行い、先端側部分60A及び付け根側部分60Bの接合を素材溶着により行うのは一つの好ましい形態である。
ギャザー不織布62としてはスパンボンド不織布(SS、SSS等)やSMS不織布(SMS、SSMMS等)、メルトブローン不織布等の柔軟で均一性・隠蔽性に優れた不織布に、必要に応じてシリコーンなどにより撥水処理を施したものを好適に用いることができ、繊維目付けは10~30g/m程度とするのが好ましい。ギャザー弾性部材63としては糸ゴム等を用いることができる。スパンデックス糸ゴムを用いる場合は、太さは470~1240dtexが好ましく、620~940dtexがより好ましい。固定時の伸長率は、150~350%が好ましく、200~300%がより好ましい。また、図示のように、二つに折り重ねたギャザー不織布62の間に防水フィルム64を介在させることもでき、この場合には防水フィルム64の存在部分においてギャザー不織布62を部分的に省略することもできるが、製品の外観及び肌触りを布のようにするためには、図示例のように、少なくとも起き上がりギャザー60の基端から先端までの外面がギャザー不織布62で形成されていることが必要である。
起き上がりギャザー60の自由部分に設けられるギャザー弾性部材63の本数は2~6本が好ましく、3~5本がより好ましい。配置間隔は3~10mmが適当である。このように構成すると、ギャザー弾性部材63を配置した範囲で肌に対して面で当たりやすくなる。先端側だけでなく付け根側にもギャザー弾性部材63を配置しても良い。
起き上がりギャザー60の自由部分68では、ギャザー不織布62の内側層及び外側層の貼り合わせや、その間に挟まれるギャザー弾性部材63の固定に、種々の塗布方法によるホットメルト接着剤及びヒートシールや超音波シール等の素材溶着による固定手段の少なくとも一方を用いることができる。ギャザー不織布62の内側層及び外側層の全面を貼り合わせると柔軟性を損ねるため、ギャザー弾性部材63の接着部以外の部分は接着しないか弱く接着するのが好ましい。図示例では、コームガンやシュアラップノズル等の塗布手段によりギャザー弾性部材63の外周面にのみホットメルト接着剤を塗布してギャザー不織布62の内側層及び外側層間に挟むことにより、当該ギャザー弾性部材63の外周面に塗布したホットメルト接着剤のみで、ギャザー不織布62の内側層及び外側層へのギャザー弾性部材63の固定と、ギャザー不織布62の内側層及び外側層間の固定とを行う構造となっている。
同様に、起き上がりギャザー60に組み込まれる防水フィルム64とギャザー不織布62との固定や、倒伏部分67の固定についても、種々の塗布方法によるホットメルト接着剤、及びヒートシールや超音波シール等の素材溶着による手段の少なくとも一方を用いることができる。
(吸収要素)
吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の全体を包む包装シート58とを有する。包装シート58は場合によって省略することもできる。
(吸収体)
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100~300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30~120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1~16dtex、好ましくは1~10dtex、さらに好ましくは1~5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、2.54cm当たり5~75個、好ましくは10~50個、さらに好ましくは15~50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いることができる。吸収体56中には高吸収性ポリマー粒子を分散保持させるのが好ましい。
吸収体56は長方形形状でも良いが、図7等にも示すように、前後方向中間に、その前後両側よりも幅が狭い括れ部56Nとを有する砂時計形状をなしていると、吸収体56自体と起き上がりギャザー60の、脚周りへのフィット性が向上するため好ましい。
また、吸収体56の寸法は排尿口位置の前後左右にわたる限り適宜定めることができるが、前後方向LD及び幅方向WDにおいて、内装体200の周縁部又はその近傍まで延在しているのが好ましい。なお、符号56Xは吸収体56の全幅を示している。
(高吸収性ポリマー粒子)
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子としては、この種の使い捨ておむつに使用されるものをそのまま使用でき、例えば500μmの標準ふるい(JIS Z8801-1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)でふるい上に残る粒子の割合が30重量%以下のものが望ましく、また、180μmの標準ふるい(JIS Z8801-1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)でふるい上に残る粒子の割合が60重量%以上のものが望ましい。
高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定無く用いることができるが、吸水量が40g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん-アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん-アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
高吸収性ポリマー粒子の目付け量は、当該吸収体56の用途で要求される吸収量に応じて適宜定めることができる。したがって一概には言えないが、50~350g/m2とすることができる。
(包装シート)
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMS不織布(SMS、SSMMS等)が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン複合材などを使用できる。目付けは、5~40g/m2、特に10~30g/m2のものが望ましい。
包装シート58の包装形態は適宜定めることができるが、製造容易性や前後端縁からの高吸収性ポリマー粒子の漏れ防止等の観点から、吸収体56の表裏面及び両側面を取り囲むように筒状に巻付け、かつその前後縁部を吸収体56の前後からはみ出させ、巻き重なる部分及び前後はみ出し部分の重なり部分をホットメルト接着剤、素材溶着等の接合手段により接合する形態が好ましい。
(カバー不織布)
外装二分割タイプのパンツタイプ使い捨ておむつでは、前側外装体12F及び後側外装体12Bとの間に内装体200が露出するため、内装体200の裏面に液不透過性シート11が露出しないように、前側外装体12Fと内装体200との間から、後側外装体12Bと内装体200との間にかけて、内装体200の裏面を覆うカバー不織布13を備えていることが好ましい。
カバー不織布13は、繊維の種類や、繊維の結合(交絡)方法により特に限定されるものではなく、例えば、後述する外装体12F,12Bの第1シート及び第2シートと同様のものを適宜選択することができる。カバー不織布13の一例としては、エアスルー不織布を好適に用いることができ、その場合の目付けは20~40g/m2、厚みは0.3~1.0mmであると好ましい。カバー不織布13としては、表裏に貫通する孔を有しない無孔不織布を用いても、また表裏に貫通する孔が間隔を空けて多数設けられた有孔不織布を用いてもよい。
カバー不織布13の前後方向範囲は特に限定されず、図2及び図5に示すように、内装体200の前端から後端までの全体にわたり前後方向LDに延在していてもよく、図7に示すように、前側外装体12Fと内装体200とが重なる領域の前後方向中間位置から後側外装体12Bと内装体200とが重なる領域の前後方向中間位置まで前後方向LDに延在していてもよい。また、図7に示す例の場合、カバー不織布13と前側外装体12Fとの重なり部分の前後方向長さ13y、及びカバー不織布13と後側外装体12Bとの重なり部分の前後方向長さ13yは適宜定めることができるが、通常の場合それぞれ20~40mm程度とすることができる。
カバー不織布13の幅方向範囲は、液不透過性シート11の裏面露出部分を隠しうる範囲とされる。このため、図示例では、左右の起き上がりギャザー60の基端の間に液不透過性シート11が露出するため、少なくとも一方の起き上がりギャザー60の基端部の裏側から他方の起き上がりギャザー60の基端部の裏側までの幅方向範囲を覆うようにカバー不織布13が設けられている。これにより、液不透過性シート11をカバー不織布13と起き上がりギャザー60のギャザー不織布62とで隠蔽することができる。また、カバー不織布13の幅方向両端部が起き上がりギャザー60の基端部の裏側を覆うのではなく、ギャザー不織布62がカバー不織布13の幅方向両端部の裏側を覆うようにしても、カバー不織布13とギャザー不織布62とで液不透過性シート11を隠蔽することは可能である。この場合、カバー不織布13の両側部がギャザー不織布62により覆われるため、カバー不織布13の両側部が液不透過性シート11から剥がれにくくなるという利点がある。
カバー不織布13の内面及び外面は、それぞれ対向面にホットメルト接着剤を介して接着することができる。カバー不織布13の固定領域は、カバー不織布13の前後方向全体及び幅方向全体とするほか、一部を非固定とすることもできる。例えばカバー不織布13の幅方向両端部が非固定であると、起き上がりギャザー60の影響で吸収体56の側部がいくらか収縮した状態でもその影響を受けにくくなり、カバー不織布13に皺や折れが形成されにくいという利点がもたらされる。この場合におけるカバー不織布13の幅方向両端部の非固定部分の幅は適宜定めればよいが、例えば3~10mm、好ましくは5~8mmとすることができる。
(内装体固定部)
内装体200の外装体12F,12Bに対する固定は、ヒートシール、超音波シールのような素材溶着による接合手段や、ホットメルト接着剤により行うことができる。図示例では、内装体200の裏面、つまりこの場合は液不透過性シート11の裏面及び起き上がりギャザー60の付根部分65に塗布されたホットメルト接着剤を介して外装体12F,12Bの内面に対して固定されている。この内装体200と外装体12F,12Bとを固定する内装体固定部201,202は、図2に示すように、両者が重なる領域のほぼ全体に設けることができ、例えば内装体200の幅方向両端部を除いた部分に設けることもできる。
(外装体)
図示例の外装体12F,12Bは、前身頃Fの胴周り領域Tを形成する長方形の前側外装体12Fと、後身頃Bの胴周り領域Tを形成する長方形の後側外装体12Bとからなり、前側外装体12F及び後側外装体12Bは股間側で連続しておらず、前後方向LDに離間されたものとなっている。この離間距離12dは例えば全長Yの0.4~0.5倍程度とすることができる。外装体12F,12Bは、前身頃Fから後身頃Bにかけて股間部を通り連続する一体的なものであってもよい。
外装体12F,12Bにおける胴周り領域Tに位置する部分は、ウエスト開口WO側の端部を形成するウエスト部Wと、これよりも下側の部分であるウエスト下方部Uとに分けることができる。外装体12F,12Bにおける胴周り領域Tに位置する部分に、幅方向WDの伸縮力が変化する境界(例えば弾性部材の太さや伸長率が変化する)を有する場合は、最もウエスト開口WO側に位置する境界よりもウエスト開口WO側がウエスト部Wとなり、このような境界が無い場合は吸収体56又は内装体200よりもウエスト開口WO側に延び出たウエスト延出部分12Eがウエスト部Wとなる。これらの前後方向LDの長さは、製品のサイズによって異なり、適宜定めることができるが、一例を挙げると、ウエスト部Wは15~40mm、ウエスト下方部Uは65~120mmとすることができる。
また、図示例では、前側外装体12F及び後側外装体12Bは前後方向LDの寸法が等しく、それぞれ中間領域Lに位置する部分を有していないが、図7に二点鎖線で示すように、前側外装体12Fよりも後側外装体12Bの方の前後方向寸法が長く、前側外装体12Fには中間領域Lに位置する部分を有していないが、後側外装体12Bは胴周り領域Tから中間領域L側に延び出た臀部カバー部Cを有していてもよい。図示しないが、前側外装体12Fにも胴周り領域Tから中間領域L側に延び出る鼠蹊カバー部を設けたり、鼠径カバー部は設けるものの臀部カバー部は設けない形態としたりしても良い。
外装体12F,12Bには、装着者の胴周りに対するフィット性を高めるために、弾性部材15,17が内蔵され、弾性部材15,17の伸縮を伴って幅方向WDに弾性伸縮する伸縮領域A2が形成されている。この伸縮領域A2では、自然長の状態で弾性部材15,17とともに幅方向WDに収縮して襞が形成され、弾性部材15,17とともに幅方向WDに伸長した着用状態では襞は広がり、襞なく伸び切る所定の伸長率まで伸長が可能である。弾性部材15,17としては、糸状、帯状等の公知の細長状の弾性部材を特に限定なく用いることができる。弾性部材15,17としては合成ゴムを用いても、天然ゴムを用いても良い。
図示例の弾性部材15,17についてより詳細に説明すると、外装体12F,12Bのウエスト部Wには、幅方向WDの全体にわたり連続するように、複数のウエスト弾性部材17が前後方向に間隔を空けて取り付けられている。また、ウエスト弾性部材17のうち、ウエスト下方部Uに隣接する領域に配設される1本又は複数本については、内装体200と重なっていてもよいし、内装体200と重なる幅方向中央部を除いてその幅方向両側にそれぞれ設けてもよい。このウエスト弾性部材17としては、太さ155~1880dtex、特に470~1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05~1.5mm2、特に0.1~1.0mm2程度)の糸ゴムを、2~12mmの間隔、特に3~7mmの間隔で、2~15本程度、特に4~10本程度設けるのが好ましく、これによるウエスト部Wの幅方向WDの伸長率は150~400%、特に220~320%程度であるのが好ましい。ウエスト弾性部材17の前後方向LDの間隔は一定であってもよいし、前後方向LDの中間で変化していてもよい。
また、外装体12F,12Bのウエスト下方部Uには、細長状の弾性部材からなるウエスト下方弾性部材15が複数本、前後方向に間隔を空けて取り付けられていると好ましい。ウエスト下方弾性部材15としては、太さ155~1880dtex、特に470~1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05~1.5mm2、特に0.1~1.0mm2程度)の糸ゴムを、1~15mm、特に3~8mmの間隔で5~30本程度設けるのが好ましく、これによるウエスト下方部Uの幅方向WDの伸長率は200~350%、特に240~300%程度であるのが好ましい。ウエスト下方弾性部材15の前後方向LDの間隔は一定であってもよいし、図示例のように前後方向LDの中間で変化していてもよい。
図示例のウエスト下方部Uのように、吸収体56を有する前後方向範囲にウエスト下方弾性部材15を設ける場合には、その一部又は全部において吸収体56の幅方向WDの収縮を防止するために、吸収体56と幅方向WDに重なる部分の一部又は全部を含む幅方向中間(好ましくは内装体固定部201,202の全体を含む)が非伸縮領域A1とされ、その幅方向両側が伸縮領域A2とされる。ウエスト部Wは幅方向WDの全体にわたり伸縮領域A2とされるのが好ましいが、ウエスト下方部Uと同様に、幅方向中間に非伸縮領域A1を設けても良い。
このような伸縮領域A2及び非伸縮領域A1は、外装体12F,12Bの製造に際し、弾性部材15を固定した後、非伸縮領域A1となる領域において、ウエスト下方弾性部材15を加圧及び加熱により幅方向中間の1か所で切断するか、又は多数個所で細かく切断し、伸縮領域A2に伸縮性を残しつつ非伸縮領域A1では伸縮性を殺すことにより構築することができる。これらの場合、非伸縮領域A1には、伸縮に実質的に寄与しない弾性部材の切断片16等が外装体12F,12B内に残ることとなる。
(外装体の積層構造)
図5に示す例では、ウエスト部Wは、不織布等からなる第1シート12S及び不織布等からなる第2シート12Hが積層された外側部分18と、少なくとも第1シート12Sがウエスト開口WOの縁Weで内側に折り返されて形成された内側部分19とを有し、内側部分19はホットメルト接着剤HMを介して(溶着でもよい)外側部分18に対して接合されている。図5に示す例では、外側部分18の第1シート12S及び第2シート12Hは、ウエスト部Wからウエスト下方部Uにわたり(図示例の場合、胴周り領域Tの全体にわたり)延びているが、これに限定されず、ウエスト下方部Uを別のシートで形成する等、適宜の変更が可能である。また、図5に示す例の前身頃Fでは、第2シート12Hもウエスト開口WOの縁で折り返され、第1シート12Sとともに内側部分19を形成しており、内側部分19の第2シート12Hはウエスト部Wにおける前後方向LDの中間までしか延びておらず、第1シート12Sがウエスト部Wからウエスト下方部Uにかけて延びて、内装体200のウエスト開口WO側の端部を被覆しているが、これに限定されず、例えば第1シート12S及び第2シート12Hの両方がウエスト下方部Uまで延びていてもよいし、第1シート12S及び第2シート12Hの両方がウエスト部W内に収まっていたり、内装体200よりもウエスト開口WO側までしか延びておらず、内装体200の端部を被覆していなかったりしてもよい。また、図5に示す例の後身頃Bと同様に、前身頃Fの第2シート12Hは外側部分18のみに存在し、内側部分19まで延びていなくてもよい。さらに、図示例とは異なり、前身頃F及び後身頃Bの少なくとも一方において内側部分19を設けなくてもよい。
第1シート12S及び第2シート12Hの素材は不織布である限り適宜定めることができる。例えば、第1シート12S及び第2シート12Hとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維や、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などからなる不織布を使用することができる。繊維の結合方法としては、例えばエアスルー法やポイントボンド法等を例示することができる。第1シート12S及び第2シート12Hに用いる不織布の繊度、目付け、厚みは適宜定めることができる。一例としては、第1シート12S及び第2シート12Hに用いる不織布は、それぞれ繊度1.0~2.5dtex、目付け10~30g/m2、厚み0.15~0.50mmの長繊維不織布であると好ましい。
図5に示す例では、ウエスト部Wに設けられるウエスト弾性部材17は、外側部分18と内側部分19との間に設けられているが、外側部分18又は内側部分19における第1シート12Sと第2シート12Hとの間に設けられていてもよい。
ウエスト下方部Uに設けられるウエスト下方弾性部材15は、外側部分18から続く第1シート12Sと第2シート12Hとの間に設けられているが、これに限定されるものではなく、他のシート間に設けることもできる。
これら弾性部材15,17は、伸縮領域A2の少なくとも両端部(つまり、伸縮方向の両端部のみ固定する構造だけでなく、伸縮方向の全体にわたり固定する構造、伸縮方向に間欠的に固定する構造も含む)で、第1シート12S及び第2シート12Hの少なくとも一方に固定される。この固定には公知のあらゆる方法を採用することができる。例えば、弾性部材15,17はホットメルト接着剤HMを介して第1シート12S及び第2シート12Hに固定することができる。図示例のウエスト弾性部材17はこの固定構造を採用するものである。これとともに又はこれに代えて、弾性部材15,17の自然長の太さよりも狭い間隔で配置された第1シート12S及び第2シート12Hの溶着部の間に弾性部材15,17を挟むことにより、弾性部材15,17を第1シート12S及び第2シート12Hに固定することもできる。後者の場合、溶着部の形成とともに弾性部材15,17の表面を第1シート12S及び第2シート12Hの少なくとも一方に固定することもできる。さらに、これらとともに、サイドシール12Aにおける第1シート12S及び第2シート12Hの溶着とともに弾性部材15,17を第1シート12S及び第2シート12Hに溶着することもできる。
(背側バリア)
特徴的には、図1、図5、及び図8~図11に示すように、後身頃Bにおける股間部よりもウエスト開口WO側には、内側(身体表面側)に起き上がる部分を有する背側バリア70が一方のサイドシール12Aから他方のサイドシール12Aまで幅方向WDに延びている。この背側バリア70は、その幅方向WDの全体にわたり、後身頃Bに固定された第1部分71と、この第1部分71の前縁から前方に延び出た第2部分72と、第2部分72の前縁から後方に折り返されて後方に延びる第3部分73とを有し、背側バリア70のうち幅方向WDの中間に位置する部分は、第2部分72の裏面と後身頃Bの表面とが全体にわたり接合されていないとともに、第2部分72の表面と第3部分73の裏面とが全体にわたり接合されていない高起き上がり部分81となっており、背側バリア70のうち高起き上がり部分81の両側方に位置する部分は、第2部分72の裏面の少なくとも前端部と後身頃Bの表面とが全体にわたり接合されているとともに、第2部分72の表面と第3部分73の裏面とが全体にわたり接合されていない低起き上がり部分82となっている。さらに、第3部分73の少なくとも後端部に、一方の低起き上がり部分82から高起き上がり部分81を経て他方の低起き上がり部分82にわたるように幅方向WDに沿って細長状のバリア弾性部材74が取り付けられ、第3部分73におけるバリア弾性部材74を有する部分は、自然長の状態でバリア弾性部材74とともに幅方向WDに弾性収縮しているとともに、幅方向WDに弾性伸長可能となっている。
図中の符号HM1は、第1部分71を後身頃Bに固定するためのホットメルト接着剤を示し、符号HM2は、低起き上がり部分82における第2部分72を後身頃Bに固定するためのホットメルト接着剤を示している。低起き上がり部分82における第2部分72を後身頃Bに固定するためのホットメルト接着剤は、第2部分の裏面のほぼ全体にわたり設けられていてもよいが、第2部分の裏面の前端部のみ設けることもできる。
低起き上がり部分82(図示例ではホットメルト接着剤HM2により固定された部分)は、図示例のように高起き上がり部分81とサイドシール12Aとの間の領域の幅方向WDの全体にわたっていると好ましいが、高起き上がり部分81とサイドシール12Aとの間の領域の幅方向WDの中間よりも高起き上がり部分81側にのみ低起き上がり部分82が設けられ、サイドシール12A側では第2部分72及び第3部分73の両方が折り畳み状態で固定されていてもよい(つまり、第2部分72の少なくとも前端部の裏面と後身頃Bの表面とが幅方向WDの全体にわたり接合されているとともに、第2部分72の表面と第3部分73の少なくとも後端部の裏面とが幅方向WDの全体にわたり接合されていてもよい)。
本パンツタイプ使い捨て着用物品では、図9~図11に示すように、着用時に背側バリア70の第3部分73が肌に沿うように起き上がって肌に密着することにより、後身頃Bと身体表面との隙間を抑制し、漏れ防止を図ることができる。特に、図10及び図11にも示すように、背側バリア70は、隙間の生じやすい幅方向WDの中間では第2部分72及び第3部分73が起き上がる(つまり、起き上がり可能な高さが相対的に高い)高起き上がり部分81となっているのに対して、その両側方では第2部分72は起き上がらずに第3部分73のみが起き上がる(つまり起き上がり可能高さが低い)低起き上がり部分82となっている。高起き上がり部分81は、起き上がり可能高さが高いため、漏れ防止性に優れる反面、比較的に自由に動きやすい。一方、低起き上がり部分82は、漏れ防止性に劣るものの、その折り返し状態は維持されやすい。よって、背側バリア70の幅方向WDの全体が高起き上がり部分81であると、当該物品を穿く際や着用中に、第3部分73が部分的に前側に倒れて装着感を悪化させる等、好ましくない状態となるおそれがある。これに対して、本物品のように高起き上がり部分81の両側方に低起き上がり部分82が連続していると、低起き上がり部分82の折り返し状態が維持される作用によって、高起き上がり部分81の折り返し状態も維持されるようになる。
背側バリア70の第1部分71、第2部分72、第3部分73は、図5に示す例のように、専用のバリアシート75を後身頃Bに取り付けて形成することができる他、図12に示す例のように外装体12F,12Bの内側部分19を利用して形成することもできる。より詳細には、図5に示す例の背側バリア70では、第3部分73の先端を折り位置として二つ折りされて二層構造とされたバリアシート75により、第1部分71、第2部分72及び第3部分73が形成されており、第3部分73におけるバリアシート75の層間にバリア弾性部材74が固定されている。バリアシート75に対するバリア弾性部材74の固定は、前述した外装体12F,12Bの弾性部材15,17の固定と同様に適宜選択することができ、外装体12F,12Bの弾性部材15,17の固定と同じ構造を採用することもできるし、異なる固定構造を採用することもできる。バリアシート75の二層構造は、少なくともバリア弾性部材74を有する部分に設けられていればよく、したがって図示例の場合、第1部分71及び第2部分72は二層構造となっていなくてもよい。また、図示例では、バリアシート75の第1部分71が外装体12F,12Bとともにウエスト開口WOの縁で折り返されて、外装体12F,12Bの外側部分18まで延びているが、これに限定されるものではなく、外装体12F,12Bの内側部分19までしか延びていなかったり、外装体12F,12Bの内側部分19よりも股間部側までしか延びていなかったりしてもよい。
図12に示す構造は、外装体12F,12Bの内側部分19により第1部分71、第2部分72及び第3部分73が形成されており、外装体12F,12Bの内側部分19を形成する第1シート12Sが第3部分73の先端を折り位置として二つ折りされて、第1部分71、第2部分72及び第3部分73が二層構造とされ、第3部分73におけるバリアシート75の層間にバリア弾性部材74が固定されている。バリアシート75に対するバリア弾性部材74の固定は、前述した外装体12F,12Bの弾性部材15,17の固定と同様に適宜選択することができ、外装体12F,12Bの弾性部材15,17の固定と同じ構造を採用することもできるし、異なる固定構造を採用することもできる。第1シート12Sによる二層構造は、少なくともバリア弾性部材74を有する部分に設けられていればよく、したがって図示例の場合、第1部分71及び第2部分72は二層構造となっていなくてもよい。
第3部分73には、バリア弾性部材74が前後方向LDに間隔を空けて複数本、特に3~5本程度設けられていることが好ましく、第2部分72には弾性部材が設けられていてもよいが、設けられていないことが好ましい。バリア弾性部材は、高起き上がり部分の幅方向の全体にわたり設けられる。一方、バリア弾性部材74は、低起き上がり部分82のうち高起き上がり部分81側の大部分に設けられる限り、低起き上がり部分82の側縁まで(つまり背側バリアの幅方向の全体にわたり)設けられていても、低起き上がり部分82の側部まで設けられていなくてもよい。
背側バリア70の各部の寸法等は適宜定めることができる。一例として、第2部分72に弾性部材が設けられておらず、第3部分73にはバリア弾性部材74が前後方向LDに間隔を空けて複数本設けられている場合、第3部分73における第2部分72との境界から5mm以内にバリア弾性部材74が設けられていないことが好ましい。これにより、第3部分73の高起き上がり部分81がより肌に沿うように起き上がり、かつ面で接しやすくなる。さらに、この場合、第2部分72の前後方向LDの寸法は10~30mmであることが好ましく、第3部分73の前後方向LDの寸法は、第2部分72の前後方向LDの寸法の0.5~1.5倍であると好ましい。第3部分73の幅方向WDの最大伸長時における伸長率は200~300%であると好ましい。また、第3部分73における後端(背側バリア70の先端)から5mm以内の部分はバリア弾性部材74が設けられておらず、かつ二層構造の層間が接合されていないと、背側バリア70の先端に中空の柔軟な部分が形成されるため好ましい。
背側バリア70の各部の位置は、適宜定めればよいが、第1部分71と第2部分72の境界76が吸収体56の後端部上に位置していると好ましい。また、低起き上がり部分82の幅方向WDの中央側の端部は、吸収体56の幅方向WDの両端部上に位置していると好ましい。高起き上がり部分81の幅が不必要に広かったり、高起き上がり部分81の形状維持作用を有する低起き上がり部分82が変形しやすかったりすると、着用中に生じる変形により高起き上がり部分81が好ましくない状態となるおそれが高くなる。これに対して、比較的に剛性の高い吸収体56を有する部分まで低起き上がり部分82が延びており、そこから高起き上がり部分81となっていると、低起き上がり部分82の形状維持作用が高くなり、その結果として高起き上がり部分81の形状維持作用も高いものとなる。
バリア弾性部材74による締め付け感と、その前後近傍に位置する外装体12F,12Bの弾性部材15,17(図示例の場合、ウエスト下方弾性部材15)による締め付け感が異なると違和感の原因となるおそれがある。よって、この場合、バリア弾性部材74及びその前後近傍の外装体12F,12Bの弾性部材15,17は、同一の太さ及び同一の弾性率の弾性部材15,17を同一の伸長率で取り付けたものであると、そのような違和感が生じにくくなるため好ましい。
<明細書中の用語の説明>
明細書中の以下の用語は、明細書中に特に記載が無い限り、以下の意味を有するものである。
・「前後方向」とは図中に符号LDで示す方向(縦方向)を意味し、「幅方向」とは図中にWDで示す方向(左右方向)を意味し、前後方向と幅方向とは直交するものである。
・「表側」とは着用した際に着用者の肌に近い方を意味し、「裏側」とは着用した際に着用者の肌から遠い方を意味する。
・「表面」とは部材の、着用した際に着用者の肌に近い方の面を意味し、「裏面」とは着用した際に着用者の肌から遠い方の面を意味する。
・「伸長率」は、自然長を100%としたときの値を意味する。例えば、伸長率が200%とは、伸長倍率が2倍であることと同義である。
・「目付け」は次のようにして測定されるものである。試料又は試験片を予備乾燥した後、標準状態(試験場所は、温度23±1℃、相対湿度50±2%)の試験室又は装置内に放置し、恒量になった状態にする。予備乾燥は、試料又は試験片を温度100℃の環境で恒量にすることをいう。なお、公定水分率が0.0%の繊維については、予備乾燥を行わなくてもよい。恒量になった状態の試験片から、試料採取用の型板(100mm×100mm)を使用し、100mm×100mmの寸法の試料を切り取る。試料の重量を測定し、100倍して1平米あたりの重さを算出し、目付けとする。
・「厚み」は、自動厚み測定器(KES-G5 ハンディ圧縮計測プログラム)を用い、荷重:0.098N/cm2、及び加圧面積:2cm2の条件下で自動測定する。
・吸水量は、JIS K7223-1996「高吸水性樹脂の吸水量試験方法」によって測定する。
・「展開状態」とは、収縮(弾性部材による収縮等、あらゆる収縮を含む)や弛み無く平坦に展開した状態を意味する。
・各部の寸法は、特に記載が無い限り、自然長状態ではなく展開状態における寸法を意味する。
・試験や測定における環境条件についての記載が無い場合、その試験や測定は、標準状態(試験場所は、温度23±1℃、相対湿度50±2%)の試験室又は装置内で行うものとする。
本発明は、パンツタイプ使い捨ておむつ、パンツタイプ生理用品等のパンツタイプ使い捨て着用物品に利用できるものである。
11…液不透過性シート、12A…サイドシール、12B…後側外装体、12E…ウエスト延出部分、12F,12B…外装体、12F…前側外装体、12H…第2シート、12S…第1シート、13…カバー不織布、15,17…弾性部材、15…ウエスト下方弾性部材、17…ウエスト弾性部材、18…外側部分、19…内側部分、200…内装体、201,202…内装体固定部、30…トップシート、40…中間シート、50…吸収要素、56…吸収体、58…包装シート、60…起き上がりギャザー、60A…先端側部分、60B…付け根側部分、62…ギャザー不織布、67…倒伏部分、68…自由部分、70…背側バリア、71…第1部分、72…第2部分、73…第3部分、74…バリア弾性部材、75…バリアシート、81…高起き上がり部分、82…低起き上がり部分、A1…非伸縮領域、A2…伸縮領域、B…後身頃、C…臀部カバー部、F…前身頃、L…中間領域、LD…前後方向、LO…脚開口、T…胴周り領域、U…ウエスト下方部、W…ウエスト部、WD…幅方向、WO…ウエスト開口。

Claims (4)

  1. 前身頃から後身頃にわたる一体的な外装体、又は前身頃及び後身頃に別々に設けられた外装体と、
    前記前身頃から股間部を経て前記後身頃にわたるように、前記外装体の幅方向の中間に取り付けられた内装体と、
    前記前身頃における前記外装体の両側部と、前記後身頃における前記外装体の両側部とがそれぞれ接合されて形成された、一対のサイドシールと、
    前記前身頃の前縁と前記後身頃の後縁とにより形成されたウエスト開口と、
    前記内装体の両側方に設けられた脚開口と、を備え、
    前記後身頃における前記股間部よりも前記ウエスト開口側に、内側に起き上がる部分を有する背側バリアが一方の前記サイドシールから他方の前記サイドシールまで幅方向に延びており、
    前記背側バリアは、その幅方向の全体にわたり、前記後身頃に固定された第1部分と、この第1部分の前縁から前方に延び出た第2部分と、前記第2部分の前縁から後方に折り返されて後方に延びる第3部分とを有し、
    前記背側バリアのうち幅方向の中間に位置する部分は、前記第2部分の裏面と前記後身頃の表面とが全体にわたり接合されていないとともに、前記第2部分の表面と前記第3部分の裏面とが全体にわたり接合されていない、高起き上がり部分となっており、
    前記背側バリアのうち前記高起き上がり部分の両側方に位置する部分は、前記第2部分の裏面の少なくとも前端部と前記後身頃の表面とが全体にわたり接合されているとともに、前記第2部分の表面と前記第3部分の裏面とが全体にわたり接合されていない、低起き上がり部分となっており、
    前記第3部分の少なくとも後端部に、一方の前記低起き上がり部分から前記高起き上がり部分を経て他方の前記低起き上がり部分にわたるように幅方向に沿って細長状のバリア弾性部材が取り付けられ、
    前記第3部分における前記バリア弾性部材を有する部分は、自然長の状態で前記バリア弾性部材とともに幅方向に弾性収縮しているとともに、幅方向に弾性伸長可能である、
    ことを特徴とするパンツタイプ使い捨て着用物品。
  2. 前記第2部分の前後方向の寸法は10~30mmであり、
    前記第2部分には弾性部材が設けられておらず、
    前記第3部分の前後方向の寸法は、前記第2部分の前後方向の寸法の0.5~1.5倍であり、
    前記第3部分には、前記バリア弾性部材が前後方向に間隔を空けて複数本設けられており、
    前記第3部分における前記第2部分との境界から5mm以内に弾性部材が設けられておらず、
    前記第3部分の幅方向の最大伸長時における伸長率は200~300%である、
    請求項1記載のパンツタイプ使い捨て着用物品。
  3. 前記内装体は、前記股間部よりも前側から前記第1部分まで延びた吸収体を有し、
    前記低起き上がり部分の幅方向の中央側の端部は、前記吸収体の幅方向の両端部上に位置している、
    請求項1又は2記載のパンツタイプ使い捨て着用物品。
  4. 前記外装体における前記サイドシールを有する前後方向の範囲のうち、少なくとも前記第3部分の前後両側に隣接して、幅方向に沿う細長状の弾性部材がそれぞれ取り付けられており、
    前記外装体における前記弾性部材を有する領域は、自然長の状態で前記外装体の前記弾性部材とともに幅方向に弾性収縮しているとともに幅方向に弾性伸長可能であり、
    前記バリア弾性部材及び前記外装体の前記弾性部材は、同一の太さ及び同一の弾性率の弾性部材を同一の伸長率で取り付けたものである、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨て着用物品。
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