JP7732043B2 - 建材パネル及び建材パネルを用いた連結構造体 - Google Patents

建材パネル及び建材パネルを用いた連結構造体

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Description

本発明は、建築構造物の屋根や外壁を構築するのに好適な建材パネル、建材パネルを用いた連結構造体及び建材パネルの製造方法に関するものである。
金属製の外皮材と、当該外皮材の裏面に固定される断熱材(芯材)と、を備えた建材パネルは、軽量で高強度である他、断熱効率、気密性などが高くなるという利点を有している。したがって、建材パネルは、工場や倉庫、一般住宅、商業施設の他、畜舎などの建築構造物の屋根材や外壁材として用いられている。建材パネルを桁方向及び軒棟方向に複数配置した連結構造体では、桁方向に隣り合う2枚の建材パネルに各々設けた縦継手に跨って、軒棟方向に延在するカバーキャップを取り付け、隣り合う2枚の建材パネルの連接部分を被覆しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
上述した建材パネルを桁方向に複数配置したとき、隣り合う2枚の建材パネルの間に隙間が生じると、断熱効率、気密性などが低下する。したがって、隣り合う2枚の建材パネルの間に気密用パッキンを配置して、隣り合う2枚の建材パネルの間に隙間が発生することを防止している。
特開2024-33775号公報
ところで、気密用パッキンは、先に配置される建材パネルの断熱材に貼り付けられた後、桁方向に新たに建材パネルを配置したときに、当該建材パネルの断熱材にも貼り付けられる。しかしながら、建材パネルの断熱材に貼り付けられた気密用パッキンの貼り付け状態が悪いと、気密用パッキンが建材パネルの断熱材から剥離する場合や、気密用パッキンの剥離に伴って建材パネルの断熱材を破損してしまう場合がある。また、気密用パッキンを建材パネルの断熱材に貼り付けながら、建材パネルを配置する作業は手間がかかる作業となり作業効率が悪いという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、断熱効率、気密性などを確保しながら、短尺材の製品を用いて狭小地現場での施工が容易に行える建材パネルや、当該建材パネルを用いた連結構造体及び建材パネルの製造方法を提供することにある。
一の観点による建材パネルは、継手が幅方向の両端部に設けられた金属製の外皮材と、外皮材の裏面に固着される芯材と、を備え、外皮材の幅方向の両端部の一方に他の建材パネルを隣接配置した後、継手と他の建材パネルの隣接継手とに跨ってカバーキャップを係合して他の建材パネルと連係させることで、建築構造物の屋根または壁を構築する建材パネルであって、外皮材の幅方向における芯材の両端部の少なくとも一方の端部は、継手の外縁部に立設される起立片よりも外方に突出していることを特徴としている。
また、芯材は、外皮材の底面の形状に合わせて断熱ブロックを溝加工した、少なくとも1以上の断熱材であり、少なくとも1以上の断熱材は、外皮材の底面に接着剤を用いて固着されることが好ましい。
また、建材パネルは、外皮材の長手方向の一端部に下継手もしくは上継手を有するか、または、外皮材の長手方向の一端部に下継手を有し、外皮材の長手方向の他端部に上継手を有するものであって、一の建材パネルと他の建材パネルとが長手方向に隣接配置されるとともに、一の建材パネルの下継手に他の建材パネルの上継手が重なり合うように構成されていることが好ましい。
この場合、下継手を有する建材パネルを構成する芯材は、高さの異なる少なくとも2つの断熱材を外皮材の長手方向に熱溶着することで生成され、断熱材は、外皮材の底面に接着剤を用いて固着されることが好ましい。
また、本発明における連結構造体は、上記記載の建材パネルを、少なくとも外皮材の幅方向に隣接配置するとともに、外皮材の幅方向において隣り合う2枚の建材パネルの芯材を互いに当接した状態で、外皮材の幅方向における建材パネルの両端部に設けた継手のうち、隣り合う建材パネルに近接する2つの継手に跨ってカバーキャップを係合したものである。
また、外皮材の幅方向における建材パネルの両端部に設けた継手の外側の端部に設けた起立片のうち、隣り合う建材パネルに近接する2つの起立片を把持部材により把持し、2つの起立片を把持した把持部材を、隣り合う2つの建材パネルとともに野地板を介して垂木又は母屋に固定したことが好ましい。
また、少なくとも下継手を一端部に有する一の建材パネルに、少なくとも一端部に上継手を有する他の建材パネルを外皮材の長手方向に重ね合わせて固定したことが好ましい。
また、本発明における建材パネルの製造方法は、金属製の板材にロール成形を行って、幅方向の両端部に継手が設けられた外皮材を生成する工程と、発泡ブロックに対して溝加工を行い、外皮材の底面の形状に合わせた上面を有するとともに、外皮材の幅方向における両端部のうちの少なくとも一方が外皮材の端部よりも外方に突出する断熱材を生成する工程と、外皮材の底面又は断熱材の上面に接着剤を塗布する工程と、外皮材の底面及び断熱材の上面を当接した状態で加温・加圧処理して、外皮材に断熱材を固着する工程と、を有するものである。
また、プレス加工機を用いて、外皮材における長手方向の一端部に、当該外皮材の表面よりも下方に位置する下継手の段加工を行う工程を有することが好ましい。
また、断熱材を生成する工程は、外皮材の底面に位置する第1の断熱部と、下継手の底面に位置する第2の断熱部とを各々製造する工程と、第1の断熱部と第2の断熱部とをホットメルト接着剤を用いて接合して断熱材を生成する工程とを含むことが好ましい。
本件開示によれば、断熱効率、気密性などを確保しながら、短尺材の製品を用いて狭小地現場での施工が容易に行える建材パネルや、建材パネルを用いた連結構造体及び建材パネルの製造方法を提供することができる。
本実施形態に示す建材パネルを複数配置した連結構造体を屋根とした場合の一例を示す模式的な斜視図である。 軒側パネルの構成を分解して示す斜視図である。 棟側パネルの構成を分解して示す斜視図である。 クリップの構成を示す説明図である。 クリップを取り付ける位置を示す斜視図である。 カバーキャップの構成を示す斜視図である。 (a)は連結構造体の平面図、(b)は連続構造体の正面図、(c)はカバーキャップを分解して示す側面図、(d)は、軒側パネル及び棟側パネルを分解して示す側面図である。 (a)は軒側パネルの製造工程を示すフローチャート、(b)は棟側パネルの製造工程を示すフローチャートである。 軒側パネルと、棟側パネルとをつなぎ合わせる直前の状態を示す斜視図である。 軒側パネルを桁方向に隣接配置する直前の状態を示す端面図である。 隣り合う2枚の軒側パネルが互いに当接された状態で配置された状態を示す端面図である。 隣り合う2枚の軒側パネルをクリップにて連携させた状態を示す端面図である。 隣り合う2枚の軒側パネルの一方をクリップとともに垂木に固定した状態を示す端面図である。 隣り合う2枚の軒側パネルの縦継手に跨って、カバーキャップを取り付けた状態を示す端面図である。
以下、本実施形態に示す建材パネルや、当該建材パネルを用いた連結構造体について、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に示す建材パネルを複数配置した連結構造体を屋根とした場合の一例を示す模式的な斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の建材パネル10は、軒側に配置される軒側パネル20と、棟側に配置される棟側パネル40と、の2つのパネルから構成されている。軒側パネル20及び棟側パネル40は、軒側から軒棟方向(又は梁間方向)に沿って、軒側パネル20、棟側パネル40の順で配置されている。図1では、桁方向に軒側パネル20及び棟側パネル40を各々3枚配置した連結構造体100を屋根とした場合について例示している。
図2に示すように、軒側パネル20は、外皮材21と、断熱材22と、を備えている。外皮材21は、軒側パネル20の基本骨格をなす金属製の部材である。外皮材21は、平面視における輪郭形状が矩形状となる部材である。以下、外皮材21の平面視において、短辺に沿う方向を幅方向、長辺に沿う方向を長手方向と称する。なお、図2においては、外皮材21の幅方向が桁方向に、外皮材21の長手方向が軒棟方向に、それぞれ平行となる場合を示している。
外皮材21は、厚さ0.2~1.0mm程度、より好ましくは、0.4mm程度の亜鉛めっき鋼板、アルミニウム亜鉛合金めっき板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、銅板またはそれらの塗装、被覆金属板等が用いられている。外皮材21は、単一の板材にロール成形等の成形加工を施すことにより形成されている。
外皮材21の幅方向における両端部には、縦継手25が設けられている。縦継手25は、傾斜壁部26、傾斜壁部27、顎部28及びベース部29を有している。
傾斜壁部26は、外皮材21の幅方向における一端部から下り傾斜している。傾斜壁部27は、傾斜壁部26の下端部から折り返されて上り傾斜している。すなわち、傾斜壁部26及び傾斜壁部27は、V字断面形状の溝部を形成している。この溝部により、カバーキャップ70の内部への雨水の侵入を抑制することができる。
顎部28は、傾斜壁部27の上端部に連なって設けられ、後述するカバーキャップ70の係止片72が係合される。顎部28の上面28aは、後述するカバーキャップ70が取り付けられたときに、外皮材21の外表面と面一になるように、外皮材21の外表面よりも若干低くなるように設定されている。
ベース部29は、外皮材21の外表面よりも下方で且つ傾斜壁部26の他端よりも上方となる位置に設けられた座面29aと、座面29aの端部から立設する起立片29bとを有している。座面29aは、軒側パネル20を野地板81を介して垂木82に固定するねじ85をねじ込む座面として機能する(例えば図9参照)。したがって、座面29aは、水平面であることが好ましい。なお、軒側パネル20は、野地板81を介して、垂木82に固定されるとしているが、母屋に固定することも可能である。
外皮材21の長手方向における一端側には、外皮材21の厚み程度の段下がり域31を介して、下継手32が設けられている。下継手32は、棟側パネル40の外皮材41に設けた上継手51が重ね合わされることで、当該上継手51に被覆される。下継手32は、外皮材21の幅方向における両端部に、縦継手25に連なる挿入部33を備えている。挿入部33は、顎部28に連なる突条33aと、ベース部29に連なる樋部33bとを有している。突条33aは、上継手51が下継手32に重ね合わされたときに、縦継手45に設けた顎部48の裏面側に形成された収納空間50(図3参照)に挿入される。また、樋部33bは、上継手51が下継手32に重ね合わされたときに、縦継手45に設けたベース部49が入り込む。
断熱材22は、高断熱及び高気密を確保するため、例えば厚み300mm程度の発泡プラスチック系の断熱材を用いることができる。発泡プラスチック系の断熱材としては、例えばイソシアムレートフォームや、硬質ウレタンフォームなどが挙げられる。なお、断熱材22の厚みは、50~300mmの範囲であることが好ましい。
断熱材22は、外皮材21の裏面側に固着される部材である。断熱材22は、外皮材21の裏面側に配置される第1断熱部35と、下継手32の裏面側に配置される第2断熱部36とを有している。第1断熱部35及び第2断熱部36は、断熱ブロックに対してワイヤーカットなどの溝加工を施すことで各々生成されている。第1断熱部35及び第2断熱部36は、例えば、ホットメルト型接着剤を用いて接合されている。
例えば、桁方向における断熱材22の幅W1は、外皮材21の幅方向における一端部に設けた縦継手25の外方に設けた起立片29bから、他端部に設けた縦継手25の外方に側に設けた起立片29bまで間隔(幅)W2よりも広い。したがって、断熱材22を外皮材21の裏面側に固着したとき、断熱材22の両端部は、外皮材21の両端部よりも外方に各々突出している。
以下、断熱材22の幅方向における左端部が外皮材21の左端部から突出する長さ(突出量)をW3L、断熱材22の幅方向における右端部が外皮材21の右端部から突出する突出量をW3Rとする。また、突出量W3L及び突出量W3Rを加算した値を、総突出量W3とする。
突出量W3L,W3Rは、例えば複数の軒側パネル20を所定位置に各々配置したときに、隣り合う2枚の軒側パネル20,20の外皮材21の起立片29b同士がぶつかることなく、隣り合う2枚の軒側パネル20,20の断熱材22,22が互いに当接できる長さに設定されている。詳細には、例えば突出量W3L,W3Rが断熱材22の幅W1の0~1.5%の範囲となり、且つ、総突出量W3が例えば断熱材22の幅W1の0%を超過し1.5%以下の範囲となるように、突出量W3L,W3R及び総突出量W3の値が設定されている。
軒棟方向において、断熱材22の第1断熱部35の長さL1は、外皮材21の長さL2よりも短い。したがって、外皮材21の裏面に断熱材22を固着したとき、軒棟方向において、外皮材21における幅方向の一端(図2中、符号A1で示す部位)の裏面には、断熱材22は存在していない。すなわち、部位A1は、例えば軒先に位置する場合は水切りとして、他の建材パネルの下継手を被覆する場合は上継手として機能する。
また、軒棟方向において、断熱材22の第2断熱部36の長さL3は、外皮材21の下継手32の長さL4と同一の長さである。ここで、上述した長さL1は、例えばL1=1650mm、長さL3は、例えばL3=150mmである。また、外皮材21の長さL2は、L2=L1+(20~145)mmである。
図3に示すように、棟側パネル40は、外皮材41と、断熱材42と、を備えている。外皮材41は、棟側パネル40の基本骨格をなす金属製の部材である。外皮材41の材質は、軒側パネル20の外皮材21の材質と同一であることから、その詳細については省略する。
外皮材41は、平面視における輪郭形状が矩形状となる部材である。以下、軒側パネル20の外皮材21と同様に、外皮材41の平面視において、短辺に沿う方向を幅方向、長辺に沿う方向を長手方向と称する。図3においては、外皮材41の幅方向が桁方向に、外皮材41の長手方向が軒棟方向に、それぞれ平行となる場合を示している。
外皮材41の幅方向における両端部には、縦継手45が設けられている。軒棟方向に直交する縦継手45の断面形状は、外皮材21に設けた縦継手25の断面形状と同一形状である。すなわち、縦継手45は、傾斜壁部46、傾斜壁部47、顎部48及びベース部49を有している。なお、縦継手45の形状と縦継手25の形状が同一の形状であることから、ここでは縦継手45の形状についての詳細は省略する。
断熱材42は、断熱材22と同様に、例えば高さ300mm程度の発泡プラスチック系の断熱材を用いている。発泡プラスチック系の断熱材としては、断熱材22と同様に、例えばイソシアヌレートフォームや硬質ウレタンフォームなどが挙げられる。断熱材42は、その上面が外皮材41の裏面に合わせた形状となるように、ワイヤーカットなどの溝加工が施される。
桁方向における断熱材42の幅W4は、外皮材41の幅方向における一端側に設けた起立片49bから他端側に設けた起立片49bまで間隔(幅)W5より広い。したがって、断熱材42を外皮材41の裏面側に固着したとき、外皮材41の幅方向において、断熱材42の両端部は、外皮材41の両端部よりも外方に突出している。
以下、断熱材42の幅方向における左端部が外皮材41の左端部から突出する長さ(突出量)をW6L、断熱材42の幅方向における右端部が外皮材41の右端部から突出する突出量をW6Rとする。また、突出量W6L及び突出量W6Rを加算した値を、総突出量W6とする。
突出量W6L,W6Rは、例えば複数の軒側パネル20を所定位置に各々配置したときに、隣り合う2枚の棟側パネル40,40の外皮材41の起立片49b同士がぶつかることなく、隣り合う2枚の棟側パネル40,40の断熱材42,42が互いに当接できる長さに設定されている。詳細には、例えば突出量W6L,W6Rが断熱材42の幅W4の0~1.5%の範囲となり、且つ総突出量W6が例えば断熱材42の幅W4の0%を超過し1.5%以下の範囲となるように、突出量W6L,W6R及び総突出量W6の値が設定されている。なお、突出量W6L,W6R及び総突出量W6の値は、突出量W3L,W3R及び総突出量W3の値と各々同一の値としてもよいし、異なる値としてよい。
また、軒棟方向において、断熱材42の長さL5は、外皮材41の長さL6よりも短い。したがって、軒桁方向において、外皮材41の棟側の端部の位置と、断熱材42の棟側の端部の位置を合わせて、断熱材42を外皮材41に固着すると、外皮材41の軒側の端部(図3中、符号51で示す部位)には、断熱材42が固着されない部位となる。この部位51は棟側パネル40を配置するときに、軒側パネル20の外皮材21に設けた下継手32の上方に重ね合わされる上継手として機能する。なお、上継手51が軒側パネル20の外皮材21に設けた下継手32の上方に重ね合わされると、軒側パネル20の下継手32に設けた挿入部33が、上継手51まで延出する縦継手45の顎部48の裏面側に設けた収納空間50に挿入される。上述した断熱材42の長さL5は、例えばL5=1655mmである。また、外皮材41の長さL6は、例えばL6=1800mmである。
連結構造体100として複数配置される軒側パネル20、棟側パネル40のうち、隣り合う2枚の軒側パネル20,20、又は、隣り合う2枚の棟側パネル40,40は、クリップ60により連係される。
図4(a)はクリップの斜視図、図4(b)はクリップの正面図、図4(c)はクリップの上面図、図4(d)はクリップの左側面図、図4(e)はクリップの底面図である。図4(a)から図4(e)に示すように、クリップ60は、当該クリップ60の正面視がハット型形状の部材である。なお、クリップ60の左側面図と、右側面図とは、同一の形状となるため、図4においては省略している。
クリップ60は、隣り合う2枚の軒側パネル20,20又は2枚の棟側パネル40,40を連係するとともに、カバーキャップ70の取り付け姿勢を一定に保持する吊子として機能する。なお、クリップ60は、隣り合う2枚のパネルを連係した状態で、ねじ85により、隣り合う2枚のパネルの一方のパネルとともに、野地板81を介して垂木82に固定される。
クリップ60は、ダブルクリップタイプのクリップ本体61と、クリップ本体61の下端につながる舌片62,62と、を有している。クリップ本体61は、スプリングバックに伴う弾性変形により、隣り合う2枚の軒側パネル20,20に設けられた起立片29bのうち、近接する2つの起立片29b,29b、又は隣り合う2枚の棟側パネル40,40に設けられた起立片49bのうち、近接する2つの起立片49b,49bを挟持して、隣り合う2枚のパネルを連係させる。
舌片62,62は、隣り合う2枚の軒側パネル20,20に設けたベース部29の座面29a、又は隣り合う2枚の棟側パネル40,40に設けたベース部49の座面49aに面接触して、隣り合う2枚の軒側パネル20,20又は隣り合う2枚の棟側パネル40,40に対するクリップ60の姿勢を一定に保持する。
舌片62,62には、1又は2の挿通孔63が設けられている。挿通孔63は、隣り合う2枚のパネルを連係したクリップ60を野地板81を介して垂木82に固定するねじ85が挿通される。
クリップ60は、連結構造体100の軒棟方向において所定間隔を空けて複数配置されている。図5に示すように、軒側パネル20及び棟側パネル40を各々3枚ずつ配置したとき、隣り合う2枚の軒側パネル20,20は、1つのクリップ60を用いて連係される。また、隣り合う2枚の棟側パネル40,40は、2つのクリップ60,60を用いて連係される。なお、軒棟方向において、クリップ60を取り付ける位置は、図5に限定されるものではなく、適宜設定されるものである。
カバーキャップ70aは、隣り合う2枚の軒側パネル20の縦継手25,25、及び2枚の棟側パネル40の縦継手45,45に取り付けられて、隣り合う2枚の軒側パネル20の縦継手25,25、及び2枚の棟側パネル40の縦継手45,45を連係する。このとき、隣り合う2枚の軒側パネル20及び2枚の棟側パネル40を連係するクリップ60や、縦継手25,25,45,45を被覆する。
図6、図7に示すように、カバーキャップ70aは、軒棟方向に延在するベース71と、桁方向におけるベース71の両端部の各々に設けた係止片72,72と、を備えている。係止片72は、下方に向けてつづら折りされることで、顎部72aと、操作部72bとを有している。顎部72aは、縦継手25及び縦継手45への取り付け時に弾性変形して、縦継手25の顎部28及び縦継手45の顎部48に係合される。また、操作部72bは、係止片72の顎部72aと縦継手25の顎部28との係合、及び係止片72の顎部72aと縦継手45の顎部48との係合を各々解除するために操作される。
カバーキャップ70aの長手方向(棟側)の一端には、継手73が設けられている。継手73は、カバーキャップ70bを2枚の棟側パネル40の縦継手45,45に取り付ける際に、カバーキャップ70bの軒側の端部に被覆される。これにより、屋根を棟側から軒側に向けて流れる雨水などが内部に入り込むことが防止される。
カバーキャップ70bは、継手73を有していない点でカバーキャップ70aと相違するが、他の構成は、カバーキャップ70aと同一の構成を有している。したがって、カバーキャップ70bの構成についての説明については省略する。なお、カバーキャップ70bは、隣り合う2枚の棟側パネル40の縦継手45,45に取り付けられる。
なお、図7においては、1つのカバーキャップ70aと,1つのカバーキャップ70bを軒棟方向に配置した場合を例示しているが、軒棟方向に複数のカバーキャップを配置する場合には、軒側からカバーキャップ70aを複数配置し、最も棟側となる位置に、カバーキャップ70bを配置すればよい。
なお、本実施形態では、継手73を備えたカバーキャップ70aと、継手73を被覆するカバーキャップ70bとを用いた場合を例示しているが、カバーキャップの構成は、本実施形態のカバーキャップに限定されるものではない。
次に、建材パネル10を製造する工程について説明する。上述したように、建材パネル10は、軒側パネル20と棟側パネル40とを有している。まず、軒側パネル20を製造する工程を説明する。
図8(a)に示すように、軒側パネル20を製造する工程は、外皮材製造工程S100、断熱材製造工程S200及び接合工程S300を備えている。
外皮材製造工程S100は、ロール成形工程S101、下継手加工工程S102を有している。ロール成形工程S101は、ロール成型機を用いて、単一の板材にロール成形を行う工程である。ロール成形工程S101を行うことで、軒側パネル20に用いられる外皮材21が生成される。下継手加工工程S102は、軒側パネル20の下継手32を付与する場合にプレス加工機を用いて段加工を行なう工程である。
断熱材製造工程S200は、溝加工工程S201、接合工程S202を有している。溝加工工程S201は、例えば所定の大きさの断熱材ブロックに対してワイヤーカットなどの方法を用いて、外皮材21の形状に合わせた断熱材を生成する工程である。溝加工工程S201を行うことで、断熱材22の第1断熱部35、第2断熱部36が生成される。
接合工程S202は、例えばホットメルト接着剤などを用いて、溝加工工程S201により製造される第1断熱部35、第2断熱部36を接合する工程である。
接合工程S300は、接着剤塗布工程S301と、加温・加圧工程S302とを有している。接着剤塗布工程S301は、自動塗布装置を用いて、外皮材21の底面又は断熱材22の上面に接着剤を塗布する工程である。加温・加圧工程S302は、プレス加工機を用いて、外皮材21及び断熱材22を貼り合わせる工程である。この接合工程S300を行うことで、上述した軒側パネル20が生成される。
また、棟側パネル40を製造する工程は、軒側パネル20を製造する工程とは以下の点で相違する。上述したように、棟側パネル40は、外皮材41に下継手の構成はなく、また、外皮材41に固着される断熱材42には、下継手に合わせた段差部位の構成はない。したがって、図8(b)に示すように、棟側パネル40を製造する場合、外皮材製造工程S100において、下継手加工工程S102の工程が省略される。また、同様にして、断熱材製造工程S200において、接合工程S202の工程が省略される。
なお、図8においては、軒側パネル20を製造する場合と、棟側パネル40を製造する場合とを分けて説明しているが、軒側パネル20及び棟側パネル40を混在して製造する場合が想定される。このような場合には、例えば、図8(a)におけるロール成形工程S101及び下継手加工工程S102の間で、製造する建材パネル10が軒側パネル20であるか、棟側パネル40であるかの判定工程を追加することも可能である。すなわち、この判定工程において軒側パネル20を製造すると判定されるのであれば、下継手加工工程S102の処理を行う。また、当該判定工程において棟側パネル40を製造すると判定されるのであれば、下継手加工工程S102の処理を省略すればよい。
なお、断熱材製造工程S200においても同様にして、溝加工工程S201と接合工程との間に、製造する建材パネル10が軒側パネル20であるか、棟側パネル40であるかの判定工程を追加する必要がある。
最後に、上述した建材パネル10を複数配置して連結構造体100を生成する手順を説明する。下葺材83を配置した野地板81の上面の軒側から、軒桁方向に沿って、軒側パネル20、棟側パネル40を配置する。図9に示すように、棟側パネル40は、当該棟側パネル40の上継手51を軒側パネル20の下継手32に重ね合わせるように配置される。このとき、軒側パネル20の下継手32に設けた挿入部33の突条33aは、棟側パネル40に設けた上継手51まで延出する縦継手45に設けた収納空間50に挿入される。これにより、軒側パネル20及び棟側パネル40がつなぎ合わされる。なお、棟側パネル40の上継手51を軒側パネル20の下継手32に重ね合わせるように配置される。
図10、図11に示すように、軒側パネル20及び棟側パネル40がつなぎ合わされると、桁方向にずれた位置に、新たに、軒側パネル20、棟側パネル40が、軒桁方向に沿って配置される。新たに配置された軒側パネル20と棟側パネル40とがつなぎ合わされる。このようにして、野地板81に、所定数の軒側パネル20及び棟側パネル40が配置される。なお、軒側パネル20や棟側パネル40は、野地板81の所定位置に配置される。
上述したように、軒側パネル20の断熱材22の幅W1は、外皮材21の幅W2よりも広く、断熱材22の両端部は、外皮材21の起立片29bよりも外方に突出している。したがって、軒側パネル20を野地板81の所定位置に配置すると、隣り合う2枚の軒側パネル20,20の断熱材22,22は互いに当接された状態となる。なお、隣り合う2枚の棟側パネル40,40の断熱材42,42も互いに当接された状態となる。このように隣り合う2枚の建材パネルの断熱材を互いに当接した状態で保持することで、2枚の建材パネル間に気密用パッキン(目地パッキン)を配置しなくとも、断熱効率、気密性などを確保することができる。
また、気密用パッキン(目地パッキン)を配置する必要がなくなるので、建材パネルを配置して屋根を葺き上げる際の作業効率を向上させることができる。さらに、断熱材22を外皮材21の起立片29bよりも外方に突出させることで、当接される断熱材22の端面から、ねじ85を締め付ける位置までの縁端距離を稼ぐことができるため、軒側パネル20を野地板81を介して垂木82に固定する際に断熱材22の割れなどの破損の発生を防止することができる。
なお、建材パネル10が棟側パネル40の場合も、軒側パネル20と同様の作用効果をえることができる。
図11に示すように、軒側パネル20及び棟側パネル40を野地板81の所定位置に配置した後、隣り合う2枚の軒側パネル20,20に設けた起立片29bのうち、近接する2つの起立片29b,29bをクリップKにて挟持する。同様にして、隣り合う2枚の棟側パネル40,40に設けた起立片49bのうち、近接する2つの起立片49b,49bをクリップKにて挟持する。これにより、隣り合う2枚の軒側パネル20,20、及び隣り合う2枚の棟側パネル40,40が連係される。
ところで、クリップ60の舌片62には、ねじ85を挿通するための挿通孔63が設けられている。したがって、図12及び図13に示すように、隣り合う2枚の軒側パネル20,20、又は隣り合う2枚の棟側パネル40,40が連係されると、ねじ85を用いて、軒側パネル20又は棟側パネル40が、クリップ60とともに、野地板81を介して、垂木82に固定される。
最後に、図14に示すように、カバーキャップ70a,70bが、隣り合う2枚の軒側パネル20,20の縦継手25のうち、隣り合う軒側パネル20に近接する2つの縦継手25,25に跨って取り付けられる。同時に、カバーキャップ70a,70bが、隣り合う2枚の棟側パネル40,40の縦継手45のうち、隣り合う棟側パネル40に近接する2つの縦継手45,45に跨って取り付けられる。これにより、隣り合う2枚の軒側パネル20,20及び隣り合う2枚の棟側パネル40,40が連係される。同時に、隣り合う2枚の軒側パネル20,20、又は、隣り合う2枚の棟側パネル40,40を連係するクリップ60や、近接する2つの縦継手25,25や縦継手45,45が、カバーキャップ70a,70bに被覆される。
本実施形態では、軒側パネル20及び棟側パネル40は、桁方向の両端部において、断熱材22,42を、外皮材21,41の起立片29b,49bから外方に各々突出させるようにしているが、桁方向の両端部の各々において、断熱材を外皮材の起立片から突出させる必要はなく、桁方向の両端部のうち、少なくともいずれか一端部において、断熱材を外皮材の起立片から外方に突出させればよい。
本実施形態では、隣り合う2つの軒側パネル20,20の断熱材22,22、又は隣り合う2つの棟側パネル40,40の断熱材42,42が互いに当接するように、これらパネル20,40を配置している。ところで、上述した断熱材の当接状態によっては、近接する2つの起立片29b,29b、又は起立片49b,49bが当接してしまう場合も想定される。したがって、例えば断熱材22,22が互いに当接された状態で、近接する2つの起立片29b,29bが当接しないように、近接する2つの起立片29b,29bの間にシール材(緩衝材)を配置することも可能である。この場合、隣り合う2つの軒側パネル20,20だけでなく、隣り合う2つの棟側パネル40,40に対しても、起立片49b,49bの間にシール材(緩衝材)を配置すればよい。
本実施形態では、建材パネル10を、軒側パネル20と棟側パネル40との2つのパネルから構成する場合を説明している。しかしながら、軒棟方向において、3以上の建材パネルを配置する場合もある。このような場合には、例えば、軒棟方向において、軒側の端部に配置されるパネルと、棟側の端部に配置されるパネルと、これら2つのパネルの間に配置される1以上のパネルとの3種類のパネルから建材パネルを構成することも可能である。この場合、軒側の端部に配置されるパネルは、長手方向の一端に下継手を有する外皮材を備えた建材パネルとなる。また、棟側の端部に配置されるパネルは、本実施形態と同様に、長手方向における一端に上継手を有する外皮材を備えた建材パネルとなる。さらに、軒側の端部に配置されるパネルと、棟側の端部に配置されるパネルとの間に配置されるパネルは、長手方向における一端部に下継手、他端部に上継手を有する外皮材を備えた建材パネルとなる。
<効果のまとめ>
本実施形態に示した建材パネル10(20,40)は、縦継手25(45)が幅方向の両端部に設けられた金属製の外皮材21(41)と、外皮材21(41)の裏面に固着される断熱材22(42)と、を備え、外皮材21(41)の幅方向の両端部の一方に他の建材パネルを隣接配置した後、縦継手25(45)と他の建材パネルの隣接継手とに跨ってカバーキャップ70を係合して他の建材パネルと連係させることで、建築構造物の屋根または壁を構築するものであって、外皮材21(41)の幅方向における断熱材22(42)の両端部の少なくとも一方の端部は、縦継手25(45)の外縁部に立設する起立片29b(49b)よりも外方に突出していることを特徴としている。
これによれば、建材パネルを野地板81の所定位置に配置したとき、桁方向に隣接する2枚の建材パネルの断熱材同士が互いに当接した状態で保持されることになる。したがって、桁方向に隣接する2枚の建材パネルの間に、気密用パッキン(目地パッキン)を用いなくとも、断熱効率や気密性などを確保することができる。
また、芯材は、は、外皮材21(41)の底面の形状に合わせて断熱ブロックを溝加工した、少なくとも1以上の断熱材22(42)であり、少なくとも1以上の断熱材22(42)は、外皮材21(41)の底面又は断熱材22(42)の上面に接着剤を用いて固着されることが好ましい。
従来の建材パネルは、外皮材と内皮材との間に断熱材を設けた構造で、このような構造の建材パネルは、外皮材と内皮材との間に断熱材の原料となる発泡剤を注入しながら加温・加圧することで製造されている。なお、発泡剤を注入することで製造される建材パネルは、断熱材にボイド(気泡)が発生し、外皮材を変形させる虞がある。また、従来の建材パネルは多段プレス機を用いて、発泡剤を注入する処理を行っているが、多段プレス機では、所定の厚み以上の建材パネルを製造することができないという問題や、注入される発泡剤の硬化時間が長いという問題がある。
しかしながら、本実施形態では、予め生成されている断熱ブロックを溝加工した断熱材を外皮材に接着剤を用いて固着する方法を採用することで、上述したボイドの発生や、これに伴う外皮材の変形を考慮する必要がない。また、断熱材を外皮材に固着する際に使用する接着剤の硬化時間は、発泡剤の硬化時間よりも短く、製造効率も向上する。さらに、断熱材を外皮材に固着する工程となることで、所望の厚みの建材パネルを製造することが可能となる。
また、本実施形態の連結構造体100は、建材パネル10を構成する軒側パネル20、又は棟側パネル40を、少なくとも外皮材21(41)の幅方向に隣接配置するとともに、外皮材21(41)の幅方向において隣り合う2枚の軒側パネル20,20(又は棟側パネル40,40)の断熱材22,22(42,42)を互いに当接した状態で、外皮材21(41)の幅方向における軒側パネル20(又は棟側パネル40)の両端部に設けた縦継手25(45)のうち、隣り合う軒側パネル20(又は棟側パネル40)に近接する2つの縦継手25,25(45,45)に跨ってカバーキャップ70を係合させるものである。
これによれば、建材パネルを野地板81の所定位置に配置したとき、隣接する2枚の軒側パネル20,20(又は棟側パネル40,40)の断熱材22,22(42,42)同士が互いに当接した状態で、これら2枚の軒側パネル20,20(又は棟側パネル40,40)が連係される。したがって、隣り合う2枚の軒側パネル20,20(又は棟側パネル40,40)の間に隙間が発生することが防止される。その結果、断熱効率や気密性が確保される。
また、隣り合う2つの軒側パネル20,20(又は棟側パネル40,40)の縦継手25,25(45,45)に設けた起立片29b(49b)のうち、近接する2つの起立片29b,29b(49b,49b)をクリップ60により把持し、2つの起立片29b,29b(49b,49b)を把持したクリップ60を、隣り合う2枚の軒側パネル20,20(又は棟側パネル40,40)とともに、野地板81を介して垂木82に固定したものである。
これによれば、当接される断熱材22(42)の端面から、ねじ85を締め付ける位置までの距離を稼ぐことができるため、軒側パネル20(又は棟側パネル40)を野地板81を介して垂木82に固定する際に断熱材22(42)の割れなどの破損の発生を防止することができる。
また、本実施形態の建材パネル10(20,40)の製造方法は、金属製の板材にロール成形を行って、幅方向の両端部に継手が設けられた外皮材21,41を生成する工程と、断熱ブロックに対して溝加工を行い、外皮材21,41の底面の形状に合わせた上面を有するとともに、外皮材21,41の幅方向における両端部のうちの少なくとも一方が外皮材21,41の端部よりも外方に突出する断熱材22,42を生成する工程と、外皮材21,41の底面又は断熱材22,42の上面に接着剤を塗布する工程と、前記外皮材の底面及び前記断熱材の上面を当接した状態で加温・加圧処理して、外皮材21,41に断熱材22,42を固着する工程と、を有することを特徴としている。
これによれば、予め生成されている断熱ブロックを溝加工した断熱材を外皮材に接着剤を用いて固着する方法を採用することで、発泡剤を注入して断熱材を生成する際のボイド(気泡)の発生や、これに伴う外皮材の変形を防止することができる。また、断熱材を外皮材に固着する際に使用する接着剤の硬化時間は、発泡剤の硬化時間よりも短いことから、建材パネルの製造効率が向上する。さらには、断熱材を外皮材に固着する工程から建材パネルを製造することにより、断熱材の厚みを自由に選択できるので、所望の厚みの建材パネルを製造することが可能となる。
10 建材パネル
20 軒側パネル
21,41 外皮材
22,42 断熱材(芯材)
25,45 縦継手
29b,49b 起立片
40 棟側パネル
60 クリップ
70 カバーキャップ
100 連結構造体

Claims (7)

  1. 継手が幅方向の両端部に設けられた金属製の外皮材と、前記外皮材の裏面に固着される芯材と、を備え、建築構造物の屋根または壁を構築する建材パネルであって、
    前記継手は、
    前記外皮材の幅方向における一端部から下り傾斜する第1の傾斜壁部と、
    前記第1の傾斜壁部の下端部から折り返されて上り傾斜するとともに、前記第1の傾斜壁部とでV字形状の溝部を形成する第2の傾斜壁部と、
    前記第2の傾斜壁部の上端部に連なるとともに、前記建材パネルの設置時に、隣り合う他の建材パネルと連係させるカバーキャップに設けた係止片が係合される顎部と、
    前記外皮材の幅方向における前記顎部の外方に設けられるとともに、前記外皮材の外表面よりも下方で且つ第1の傾斜壁部の下端部よりも上方となる位置に設けられた座面と、当該座面の端部から立設するとともに、前記建材パネルの設置時に、隣り合う他の建材パネルの外皮材と連係させるクリップに挟持される起立片とから構成されたベース部と、
    を有し、
    前記外皮材の幅方向における前記芯材の両端部の少なくとも一方の端部は、前記起立片よりも外方に突出しており、
    前記外皮材の幅方向の両端部の各々において、前記芯材の端部が前記起立片の外方に突出する突出量は、前記芯材の幅の0~1.5%に設定されていることを特徴とする建材パネル。
  2. 前記外皮材の幅方向における前記芯材の両端部は、前記外皮材の幅方向における両端部に設けた継手の各々に設けた前記起立片よりも外方に突出しており、
    前記芯材の両端部が前記外皮材の幅方向における両端部に設けた継手の各々に設けた前記起立片よりも外方に突出する総突出量は、前記芯材の幅の0%を超過し1.5%以下の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の建材パネル。
  3. 前記建材パネルは、前記外皮材の長手方向の一端部に下継手もしくは上継手を有するか、または、前記外皮材の長手方向の一端部に下継手を有し、前記外皮材の長手方向の他端部に上継手を有するものであって、
    一の建材パネルと他の建材パネルとが長手方向に隣接配置されるとともに、前記一の建材パネルの下継手に前記他の建材パネルの上継手が重なり合うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の建材パネル。
  4. 前記下継手を有する建材パネルを構成する芯材は、前記外皮材の長手方向に沿って配置された状態でホットメルト接着剤により接合される、高さの異なる少なくとも2つの断熱材から構成されることを特徴とする請求項3に記載の建材パネル。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の建材パネルを、少なくとも前記外皮材の幅方向に隣接配置するとともに、前記外皮材の幅方向において隣り合う2つの前記建材パネルの芯材を互いに当接した状態で、前記外皮材の幅方向における前記建材パネルの両端部に設けた継手のうち、隣り合う前記建材パネルに近接する2つの継手に跨ってカバーキャップを係合したことを特徴とする連結構造体。
  6. 前記2つの建材パネルを前記外皮材の幅方向に沿って配置したときに、前記2つの建材パネルの各々に設けた2つの起立片のうち、隣り合う建材パネルに近接する起立片を、隣り合う2つの建材パネルに跨って挟持するクリップを有し、
    前記2つの起立片を持したクリップは、ねじを用いて野地板を介して垂木又は母屋に固定されることを特徴とする請求項5に記載の連結構造体。
  7. 請求項3または4に記載の建材パネルを用い、
    少なくとも下継手を一端部に有する一の建材パネルに、少なくとも一端部に上継手を有する他の建材パネルを前記外皮材の長手方向に重ね合わせて固定したことを特徴とする請求項5に記載の連結構造体。
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