以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する各実施形態おけるネットワークシステムのシステム構成は、前述の図11に示される従来のFTTH型CATVシステム1のネットワーク構成と同様であるため、説明を省略する。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[光送信装置の構成]
以下、本発明の第1の実施形態に係る光送信装置の構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る光送信装置200aの構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、光送信装置200aは、2つの電気信号入力端子(電気信号入力端子11~12)と、3つのレーザダイオード(レーザダイオード21~23)(LD)と、2つの光位相変調器(光位相変調器31~32)と、光合波器4と、フォトダイオード5(PD)と、光強度変調器6と、光信号出力端子7と、を含んで構成される。
電気信号Aが、電気信号入力端子11から光送信装置200aの内部に取り込まれ、光位相変調器31の入力端子に入力される。また、電気信号Bが、電気信号入力端子12から光送信装置200aの内部に取り込まれ、光位相変調器32の入力端子に入力される。
レーザダイオード21から出力された光は、光位相変調器31において、電気信号Aによって位相変調される。また、レーザダイオード22から出力された光は、光位相変調器32において、電気信号Bによって位相変調される。これらの位相変調された光は、光合波器4によって合波され、フォトダイオード5に入力される。
フォトダイオード5ではヘテロダイン検波が行われる。フォトダイオード5から出力される電気信号(ヘテロダイン検波信号)は、光強度変調器6の入力端子に入力される。一方、レーザダイオード23から出力された光は、光強度変調器6において、フォトダイオード5から出力される電気信号によって強度変調される。強度変調された信号光は、光信号出力端子7から光送信装置200aの外部へ出力される。
なお、光送信装置200aは、光位相変調器31及び光位相変調器32、あるいは、光強度変調器6が駆動する際に、各電気信号入力端子からそれぞれ入力される電気信号の振幅、あるいは、バイアスを調整し、変調量を制御することがある。そのため、光送信装置200aに、増幅器、減衰器、及びバイアスティーが用いられる場合がある。
フォトダイオード5の入力端における、光位相変調器31の出力光の電界E1(t)、及び光位相変調器32の出力光の電界E2(t)は、それぞれ以下の(4)式及び(5)式によって表すことができる。
ここで、tは、時刻である。E1(t)及びE2(t)は、時刻tにおける電界の瞬間値である。E1及びE2は、電界の最大値である。ω1及びω2は、無変調時の電界の角周波数である。電気信号φ1(t)及び電気信号φ2(t)は、電気信号入力端子11及び電気信号入力端子12からそれぞれ入力される電気信号である(但し、この電気信号は、電気信号入力端子11と光位相変調器31との間において損失や移相変化がないため、光位相変調器31に入力される電気信号と同じものである)。mは、光位相変調器31及び光位相変調器32の変調効率を表す定数である。
これらの光入力に基づいて、フォトダイオード5においてヘテロダイン検波が行われる。この結果、出力されるヘテロダイン検波信号の電流I(t)は、以下の(6)式によって表される。
ここで、“<・・・>”は、フォトダイオード5の帯域に応じた平均化処理を行う演算子である。すなわち、この演算子は、ω1又はω2以上の角周波数で変動する成分に対し、平均化した値を与えるものである。
ここで、上記の(4)式及び(5)式から明らかなように、レーザダイオード21の役割は電気信号φ1(t)重畳用のキャリア光の出力であり、レーザダイオード22の役割は及び電気信号φ2(t)重畳用のキャリア光の出力である。そして、レーザダイオード21から出力されたキャリア光に重畳された電気信号φ1(t)は、電気信号φ2(t)が重畳されたレーザダイオード22から出力されたキャリア光を用いてコヒーレント受信されている。同様に、レーザダイオード22から出力されたキャリア光に重畳された電気信号φ2(t)は、電気信号φ1(t)が重畳されたレーザダイオード21から出力されたキャリア光を用いてコヒーレント受信されている。
このように、本実施形態に係る光送信装置200aの構成は、図13及び(1)~(2)式に示される従来の光送信装置200の構成とは異なる。にもかかわらず、上記の(6)式に示される、ヘテロダイン検波の結果として出力される電流I(t)においては、光位相変調器31に入力される電気信号φ1(t)、及び光位相変調器32に入力される電気信号φ2(t)は、線形和された上で位相変調が行われる形となっている。したがって、位相変調は、従来の光送信装置200の構成と同様に行われていることが分かる。
但しここで、電気信号φ1(t)及び電気信号φ2(t)は、周波数が互いに重複しないように設定される必要がある。このように設定がなされることで、これらの電気信号間における干渉を無くすことができる。また、このように設定がなされることで、これらの電気信号の線形和(すなわち、上記の(6)式におけるm(φ1(t)-φ2(t))の分離が容易になる。このように設定された電気信号φ1(t)及び電気信号φ2(t)の、周波数軸上における2つの配置例を、図2に示す。
[光送信装置の動作]
以下、本発明の第1の実施形態に係る光送信装置の動作の一例について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る光送信装置200aの動作を示すフローチャートである。
本フローチャートが示す光送信装置200aの動作は、電気信号Aが電気信号入力端子11に入力され、電気信号Bが電気信号入力端子12に入力された際に開始する。電気信号入力端子11は、電気信号Aを光位相変調器31に入力する。電気信号入力端子12は、電気信号Bを光位相変調器32に入力する(ステップS01)。
光位相変調器31は、レーザダイオード21が出力した光を電気信号Aによって位相変調する。光位相変調器32は、レーザダイオード22が出力した光を電気信号Bによって位相変調する(ステップS02)。
光合波器4は、光位相変調器31からの出力光と、光位相変調器32からの出力光とを合波する(ステップS03)。フォトダイオード5は、光合波器4によって合波された光に対しヘテロダイン検波を行う(ステップS04)。
光強度変調器6は、レーザダイオード23が出力した光を、フォトダイオード5から出力された電気信号によって強度変調する(ステップS05)。光信号出力端子7は、強度変調された信号光を中継ネットワーク500へ出力する。以上で、図3のフローチャートが示す光送信装置200の動作が終了する。
以上説明したように、第1の実施形態に係る光送信装置200aは、電気信号φ1(t)に対して信号処理を行うレーザダイオード21及び光位相変調器31と、電気信号φ2(t)に対して信号処理を行うレーザダイオード22及び光位相変調器32とを、それぞれ備える。このような構成を備えることで、第1の実施形態に係る光送信装置200aによれば、電気信号φ1(t)に対する信号処理の構成、及び電気信号φ2(t)に対する信号処理の構成を、いずれも従来の光送信装置200の信号処理の構成と同一にすることができる。各電気信号に対する信号処理の構成が同一となることによって、光送信装置200aの、各電気信号に対する処理回路の設計、開発、及び生産手段の共通化が可能となる。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[光送信装置の構成]
以下、本発明の第2の実施形態に係る光送信装置の構成について説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係る光送信装置200bの構成を示すブロック図である。
図4に示されるように、光送信装置200bは、3つの電気信号入力端子(電気信号入力端子11~13)と、3つのレーザダイオード(レーザダイオード21~23)(LD)と、2つの光位相変調器(光位相変調器31~32)と、光合波器4と、フォトダイオード5(PD)と、光強度変調器6と、光信号出力端子7と、分配器8と、入力信号を180度移相する移相器9と、を含んで構成される。
電気信号Aが、電気信号入力端子11から光送信装置200bの内部に取り込まれ、光位相変調器31の入力端子に入力される。また、電気信号Bが、電気信号入力端子12から光送信装置200bの内部に取り込まれ、光位相変調器32の入力端子に入力される。
また、電気信号Cは、電気信号入力端子13から光送信装置200bの内部に取り込まれ、分配器8で2分割される。2分割された電気信号Cの一方は、レーザダイオード21の駆動電流入力端子に入力され直接変調される。2分割された電気信号Cのもう一方は、移相器9を透過した後にレーザダイオード22の駆動電流入力端子に入力され直接変調される。
レーザダイオード21から出力された光は、光位相変調器31において、電気信号Aによって位相変調される。また、レーザダイオード22から出力された光は、光位相変調器32において、電気信号Bによって位相変調される。これらの位相変調された光は、光合波器4によって合波され、フォトダイオード5に入力される。
フォトダイオード5ではヘテロダイン検波が行われる。フォトダイオード5から出力される電気信号は、光強度変調器6の入力端子に入力される。一方、レーザダイオード23から出力された光は、光強度変調器6において、フォトダイオード5から出力される電気信号によって強度変調される。強度変調された信号光は、光信号出力端子7から光送信装置200bの外部へ出力される。
なお、光送信装置200bは、光位相変調器31及び光位相変調器32、あるいは、光強度変調器6が駆動する際に、各電気信号入力端子からそれぞれ入力される電気信号の振幅、あるいは、バイアスを調整し、変調量を制御することがある。そのため、光送信装置200bに、増幅器、減衰器、及びバイアスティーを用いられる場合がある。
フォトダイオード5の入力端における、光位相変調器31の出力光の電界E1(t)、及び光位相変調器32の出力光の電界E2(t)は、それぞれ以下の(7)式及び(8)式によって表すことができる。
ここで、tは、時刻である。E1(t)及びE2(t)は、時刻tにおける電界の瞬間値である。E1及びE2は、電界の最大値である。ω1及びω2は、無変調時の電界の角周波数である。電気信号φ1(t)及び電気信号φ2(t)は、電気信号入力端子11及び電気信号入力端子12からそれぞれ入力される電気信号である(但し、この電気信号は、電気信号入力端子11と光位相変調器31との間において損失や移相変化がないため、光位相変調器31に入力される電気信号と同じものである)。電気信号φ3(t)は、電気信号入力端子13から入力される電気信号である。mは、光位相変調器31及び光位相変調器32の変調効率を表す定数である。M/2は、レーザダイオード21及びレーザダイオード22の変調効率を表す定数を、分配器8の分岐損で減じた値である。
なお、上記の通り、(7)式及び(8)式の右辺の演算子cos()内において、周波数変調の効果を表す第3項は積分によって表される(参考文献:守倉正博 編著,「OHM大学テキスト 通信方式」,オーム社,ISBN978-4-274-21473-8,pp.76-77,2013年11月)。また、第3項の前に付与される符号は、移相器9を含む経路側では「+」となり、移相器9を含まない経路側では「-」となる。
これらの光入力に基づいて、フォトダイオード5においてヘテロダイン検波が行われる。この結果、出力されるヘテロダイン検波信号の電流I(t)は、以下の(9)式によって表される。
ここで、“<・・・>”は、フォトダイオード5の帯域に応じた平均化処理を行う演算子である。すなわち、この演算子は、ω1又はω2以上の角周波数で変動する成分に対し、平均化した値を与えるものである。
上記の(9)式に示されるように、ヘテロダイン検波の結果として出力される電流I(t)においては、光位相変調器31及び光位相変調器32に入力される電気信号φ1(t)及び電気信号φ2(t)と、分配器8に入力される電気信号φ3(t)の積分値∫0
tdtφ3(t)は、線形和した上で位相変調を行う形となっている。したがって、電気信号φ1(t)と電気信号φ2(t)と電気信号φ3(t)とが互いに周波数が重複しないように設定がなされることで、これらの電気信号間における干渉を無くすことができる。また、このように設定がなされることで、これらの電気信号の分離が容易になる。このように設定された電気信号φ1(t)、電気信号φ2(t)、及び電気信号φ3(t)の、周波数軸上における6つの配置例を、図5に示す。
以上説明したように、第2の実施形態に係る光送信装置200bによれば、電気信号φ1(t)に対する信号処理の構成、及び電気信号φ2(t)に対する信号処理の構成を、いずれも従来の光送信装置200の信号処理の構成と同一にすることができる。各電気信号に対する信号処理の構成が同一となることによって、光送信装置200aの、各電気信号に対する処理回路の設計、開発、及び生産手段の共通化が可能となる。また、第3の電気信号φ3(t)に対しては、従来の信号処理の構成とは異なるものの、多重することができる。すなわち、第2の実施形態に係る光送信装置200bによれば、従来の光送信装置200に比べて、電気信号の多重数を増加させることが可能になる。
<第3の実施形態>
以下、本発明の第3の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[光送信装置の構成]
以下、本発明の第3の実施形態に係る光送信装置の構成について説明する。図6は、本発明の第3の実施形態に係る光送信装置200cの構成を示すブロック図である。
図6に示されるように、光送信装置200cは、2つの電気信号入力端子(電気信号入力端子11~12)と、3つのレーザダイオード(レーザダイオード21~23)(LD)と、2つの光位相変調器(光位相変調器31~32)と、光合波器4と、フォトダイオード5(PD)と、光強度変調器6と、光信号出力端子7と、2つの積分回路(積分回路101~102)と、を含んで構成される。
図6に示されるように、本実施形態に係る光送信装置200cは、図4に示される第1の実施形態に係る光送信装置200aに対し、積分回路101と積分回路102とが追加された構成である。
電気信号Aが、電気信号入力端子11から光送信装置200cの内部に取り込まれ、積分回路101の入力端子に入力される。また、電気信号Bが、電気信号入力端子12から光送信装置200cの内部に取り込まれ、積分回路102の入力端子に入力される。積分回路101は、電気信号入力端子11と光位相変調器31との間に配置される。また、積分回路102は、電気信号入力端子12と光位相変調器32との間に配置される。
一般的に、電気信号A(φ1(t))を時間で積分した値によって位相変調を行った場合、電気信号φ1(t)で周波数変調した場合と同じFM信号が得られ、電気信号B(φ2(t))を時間で積分した値によって位相変調を行った場合、電気信号φ2(t)で周波数変調した場合と同じFM信号が得られる(上記の参考文献を参照)。したがって、電気信号φ1(t)を積分回路101で積分した値∫0
tdtφ1(t)にて位相変調を行い、電気信号φ2(t)を積分回路102で積分した値∫0
tdtφ2(t)にて位相変調を行う本構成では、フォトダイオード5から出力される電流I(t)は、以下の(10)式によって表される。
ここで、tは、時刻である。E1(t)及びE2(t)は、時刻tにおける電界の瞬間値である。E1及びE2は、電界の最大値である。ω1及びω2は、無変調時の電界の角周波数である。電気信号φ1(t)及び電気信号φ2(t)は、電気信号入力端子11及び電気信号入力端子12からそれぞれ入力される電気信号である。mは、光位相変調器31及び光位相変調器32の変調効率を表す定数である。
以上説明したように、第3の実施形態に係る光送信装置200cによれば、電気信号φ1(t)及び電気信号φ2(t)の入力に対し、光送信装置200cからの出力時の光信号の変調形式を周波数変調に変更することが可能となる。これにより、本実施形態に係る光送信装置200cは、周波数変調の復調形式に対応する光受信装置が用いられるネットワークシステムに適用することができる。また、変調形式が統一されることで、周波数変調の復調形式に対応する光受信装置のみを用意すればよいため、装置コスト等のコストが削減される。
<第4の実施形態>
以下、本発明の第4の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[光送信装置の構成]
以下、本発明の第4の実施形態に係る光送信装置の構成について説明する。図7は、本発明の第4の実施形態に係る光送信装置200dの構成を示すブロック図である。
図7に示されるように、光送信装置200dは、3つの電気信号入力端子(電気信号入力端子11~13)と、3つのレーザダイオード(レーザダイオード21~23)(LD)と、2つの光位相変調器(光位相変調器31~32)と、光合波器4と、フォトダイオード5(PD)と、光強度変調器6と、光信号出力端子7と、分配器8と、移相器9と、2つの積分回路(積分回路101~102)と、を含んで構成される。
図7に示されるように、本実施形態に係る光送信装置200dは、図4に示される第2の実施形態に係る光送信装置200bに対し、積分回路101と積分回路102とが追加された構成である。
電気信号Aが、電気信号入力端子11から光送信装置200dの内部に取り込まれ、積分回路101の入力端子に入力される。また、電気信号Bが、電気信号入力端子12から光送信装置200cの内部に取り込まれ、積分回路102の入力端子に入力される。積分回路101は、電気信号入力端子11と光位相変調器31との間に配置される。また、積分回路102は、電気信号入力端子12と光位相変調器32との間に配置される。また、電気信号Cが、電気信号入力端子13から光送信装置200dの内部に取り込まれ、分配器8の入力端子に入力される。
一般的に、電気信号A(φ1(t))を時間で積分した値によって位相変調を行った場合、電気信号φ1(t)で周波数変調した場合と同じFM信号が得られ、電気信号B(φ2(t))を時間で積分した値によって位相変調を行った場合、電気信号φ2(t)で周波数変調した場合と同じFM信号が得られる(上記の参考文献を参照)。したがって、電気信号φ1(t)を積分回路101で積分した値∫0
tdtφ1(t)にて位相変調を行い、電気信号φ2(t)を積分回路102で積分した値∫0
tdtφ2(t)にて位相変調を行う本構成では、フォトダイオード5から出力されるヘテロダイン検波信号の電流I(t)は、以下の(11)式によって表される。
ここで、tは、時刻である。E1(t)及びE2(t)は、時刻tにおける電界の瞬間値である。E1及びE2は、電界の最大値である。ω1及びω2は、無変調時の電界の角周波数である。電気信号φ1(t)、電気信号φ2(t)及び電気信号φ3(t)は、電気信号入力端子11、電気信号入力端子12、及び電気信号入力端子13からそれぞれ入力される電気信号である。mは、光位相変調器31及び光位相変調器32の変調効率を表す定数である。
以上説明したように、第4の実施形態に係る光送信装置200dによれば、3つの電気信号(電気信号φ1(t)、電気信号φ2(t)、及び電気信号φ3(t))に対し、光送信装置200dからの出力時の光信号の変調形式を周波数変調に変更することが可能となる。これにより、本実施形態に係る光送信装置200dは、周波数変調の復調形式に対応する光受信装置が用いられるネットワークシステムに適用することができる。また、変調形式が統一されることで、周波数変調の復調形式に対応する光受信装置のみを用意すればよいため、装置コスト等のコストが削減される。
<第5の実施形態>
以下、本発明の第5の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[光送信装置の構成]
以下、本発明の第5の実施形態に係る光送信装置の構成について説明する。図8は、本発明の第5の実施形態に係る光送信装置200eの構成を示すブロック図である。
図8に示されるように、光送信装置200eは、3つの電気信号入力端子(電気信号入力端子11~13)と、3つのレーザダイオード(レーザダイオード21~23)(LD)と、2つの光位相変調器(光位相変調器31~32)と、光合波器4と、フォトダイオード5(PD)と、光強度変調器6と、光信号出力端子7と、分配器8と、移相器9と、微分回路111と、を含んで構成される。
図8に示されるように、本実施形態に係る光送信装置200eは、図4に示される第2の実施形態に係る光送信装置200bに対し、微分回路111が追加された構成である。
電気信号Aが、電気信号入力端子11から光送信装置200eの内部に取り込まれ、光位相変調器31の入力端子に入力される。また、電気信号Bが、電気信号入力端子12から光送信装置200eの内部に取り込まれ、光位相変調器32の入力端子に入力される。また、電気信号Cが、電気信号入力端子13から光送信装置200eの内部に取り込まれ、微分回路111の入力端子に入力される。微分回路111は、電気信号入力端子13と分配器8との間に配置される。
一般的に、電気信号C(φ3(t))を時間で微分した値によって周波数変調を行った場合、電気信号φ3(t)で位相変調した場合と同じ位相変調(PM)信号が得られる(上記の参考文献を参照)。したがって、電気信号φ3(t)を微分回路111で微分した値(d/dt)φ3(t)にて周波数変調を行う本構成では、(以下の(12)式によって表される処理を行うことになるため)フォトダイオード5から出力されるヘテロダイン検波信号の電流I(t)は、以下の(13)式によって表される。
ここで、tは、時刻である。E1(t)及びE2(t)は、時刻tにおける電界の瞬間値である。E1及びE2は、電界の最大値である。ω1及びω2は、無変調時の電界の角周波数である。電気信号φ1(t)、電気信号φ2(t)及び電気信号φ3(t)は、電気信号入力端子11、電気信号入力端子12、及び電気信号入力端子13からそれぞれ入力される電気信号である。mは、光位相変調器31及び光位相変調器32の変調効率を表す定数である。
以上説明したように、第5の実施形態に係る光送信装置200eによれば、3つの電気信号(電気信号φ1(t)、電気信号φ2(t)、及び電気信号φ3(t))に対し、光送信装置200eからの出力時の光信号の変調形式を位相変調に統一することが可能となる。変調形式が統一されることで、位相変調の復調形式に対応する光受信装置のみを用意すればよくなるため、装置コスト等のコストが削減される。
<第6の実施形態>
以下、本発明の第6の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[光送信装置の構成]
以下、本発明の第6の実施形態に係る光送信装置の構成について説明する。図9は、本発明の第6の実施形態に係る光送信装置200fの構成を示すブロック図である。
図9に示されるように、光送信装置200fは、3つの電気信号入力端子(電気信号入力端子11~13)と、3つのレーザダイオード(レーザダイオード21~23)(LD)と、2つの光位相変調器(光位相変調器31~32)と、光合波器4と、フォトダイオード5(PD)と、光強度変調器6と、光信号出力端子7と、分配器8と、移相器9と、2つの微分回路(微分回路111~112)と、を含んで構成される。
図9に示されるように、本実施形態に係る光送信装置200fは、図4に示される第2の実施形態に係る光送信装置200bに対し、微分回路111と微分回路112とが追加された構成である。
電気信号Aが、電気信号入力端子11から光送信装置200fの内部に取り込まれ、光位相変調器31の入力端子に入力される。また、電気信号Bが、電気信号入力端子12から光送信装置200fの内部に取り込まれ、光位相変調器32の入力端子に入力される。また、電気信号Cが、電気信号入力端子13から光送信装置200fの内部に取り込まれ、分配器8の入力端子に入力される。微分回路111は、分配器8とレーザダイオード21との間に配置される。また、微分回路112は、分配器8と移相器9との間に配置される。
前述の図8に示される第5の実施形態に係る光送信装置200eが電気信号Cを微分処理した後に分配するのに対し、本実施形態に係る光送信装置200fは、電気信号Cを分配した後に微分処理を行う。第5の実施形態に係る光送信装置200eの構成と本実施形態に係る光送信装置200fの構成との差異は、上記の点のみである。
以上説明したように、第6の実施形態に係る光送信装置200fによれば、前述の第5の実施形態に係る光送信装置200eと同様に、3つの電気信号(電気信号φ1(t)、電気信号φ2(t)、及び電気信号φ3(t))に対し、光送信装置200fからの出力時の光信号の変調形式を位相変調に統一することが可能となる。変調形式が統一されることで、位相変調の復調形式に対応する光受信装置のみを用意すればよくなるため、装置コスト等のコストが削減される。
<第7の実施形態>
以下、本発明の第7の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[光送信装置の構成]
以下、本発明の第7の実施形態に係る光送信装置の構成について説明する。図10は、本発明の第7の実施形態に係る光送信装置200gの構成を示すブロック図である。
図10に示されるように、光送信装置200gは、3つの電気信号入力端子(電気信号入力端子11~13)と、3つのレーザダイオード(レーザダイオード21~23)(LD)と、2つの光位相変調器(光位相変調器31~32)と、光合波器4と、フォトダイオード5(PD)と、光強度変調器6と、光信号出力端子7と、分配器8と、移相器9と、2つの微分回路(微分回路111~112)と、を含んで構成される。
図10に示されるように、本実施形態に係る光送信装置200gは、図4に示される第2の実施形態に係る光送信装置200bに対し、微分回路111と微分回路112とが追加された構成である。
電気信号Aが、電気信号入力端子11から光送信装置200gの内部に取り込まれ、光位相変調器31の入力端子に入力される。また、電気信号Bが、電気信号入力端子12から光送信装置200gの内部に取り込まれ、光位相変調器32の入力端子に入力される。また、電気信号Cが、電気信号入力端子13から光送信装置200gの内部に取り込まれ、分配器8の入力端子に入力される。微分回路111は、分配器8とレーザダイオード21との間に配置される。また、微分回路112は、移相器9とレーザダイオード22との間に配置される。
前述の図8に示される第5の実施形態に係る光送信装置200eが電気信号Cを微分処理した後に分配するのに対し、本実施形態に係る光送信装置200gは、電気信号Cを分配した後に微分処理を行う。第5の実施形態に係る光送信装置200eの構成と本実施形態に係る光送信装置200gの構成との差異は、上記の点のみである。
以上説明したように、第7の実施形態に係る光送信装置200gによれば、前述の第5の実施形態に係る光送信装置200e及び第6の実施形態に係る光送信装置200fと同様に、3つの電気信号(電気信号φ1(t)、電気信号φ2(t)、及び電気信号φ3(t))に対し、光送信装置200gからの出力時の光信号の変調形式を位相変調に統一することが可能となる。変調形式が統一されることで、位相変調の復調形式に対応する光受信装置のみを用意すればよくなるため、装置コスト等のコストが削減される。
以上説明したように、上述した各実施形態に係る光送信装置(光送信装置200a~200g)によれば、電気信号φ1(t)に対する信号処理の構成と、電気信号φ2(t)に対する信号処理の構成とを、同一にすることができる。各電気信号に対する信号処理の構成が同一となることによって、光送信装置の、各電気信号に対する処理回路の設計、開発、及び生産手段の共通化が可能となる。
また、上述した各実施形態に係る光送信装置(光送信装置200a~200g)によれば、出力時の光信号の変調形式を周波数変調又は位相変調に統一することが可能となる。変調形式が統一されることで、周波数変調又は位相変調のいずれか一方の復調形式に対応する光受信装置のみを用意すればよくなるため、装置コスト等のコストが削減される。
<第8の実施形態>
以下、本発明の第8の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[光送信装置の構成]
以下、本発明の第8の実施形態に係る光送信装置の構成について説明する。図14は、本発明の第8の実施形態に係る光送信装置200hの構成を示すブロック図である。
図14に示されるように、光送信装置200hは、2つの電気信号入力端子(電気信号入力端子11~12)と、3つのレーザダイオード(レーザダイオード21~23)(LD)と、2つの光位相変調器(光位相変調器31~32)と、光合波器41と、2つのフォトダイオード(フォトダイオード51~52)(PD)と、光強度変調器6と、光信号出力端子7と、を含んで構成される。
図14に示されるように、本実施形態に係る光送信装置200hは、図1に示される第1の実施形態に係る光送信装置200aに対し、2入力1出力の光合波器4が2入力2出力の光合波器41となっている点、1つのフォトダイオード5が2つのフォトダイオード51及びフォトダイオード52となっている点、フォトダイオード51及びフォトダイオード52が光合波器41の2つの出力端子にそれぞれ接続されている点、及び、フォトダイオード51とフォトダイオード52との接続点から光強度変調器6へ電気信号(ヘテロダイン検波信号)が出力される点が異なる構成である。
電気信号Aが、電気信号入力端子11から光送信装置200hの内部に取り込まれ、光位相変調器31の入力端子に入力される。また、電気信号Bが、電気信号入力端子12から光送信装置200hの内部に取り込まれ、光位相変調器32の入力端子に入力される。
レーザダイオード21から出力された光は、光位相変調器31において、電気信号Aによって位相変調される。また、レーザダイオード22から出力された光は、光位相変調器32において、電気信号Bによって位相変調される。これらの位相変調された光は、2入力2出力の光合波器41によって合波された後に分波され、フォトダイオード51及びフォトダイオード52にそれぞれ入力される。
図15は、本発明の第8の実施形態に係るバランスド受信器の構成を示す図である。上記の2つのフォトダイオード51及びフォトダイオード52は、バランスド受信器を構成している。バランスド受信器を構成する方法として、例えば図15の(a)に示されるように、フォトダイオード51のアノードとフォトダイオード52のカソードとを接続し、その接続点から電流を出力する方法がある(なお、フォトダイオード51のカソードとフォトダイオード52のアノードに接続される、定電圧源、あるいは、グランド等は、図15(a)では不図示としている)。
また、バランスド受信器を構成する他の方法として、例えば図15の(b)に示されるように、フォトダイオード51のカソードとフォトダイオード52のアノードとを接続し、その接続点から電流を出力する方法がある(なお、フォトダイオード51のアノードとフォトダイオード52のカソードに接続される、定電圧源、あるいは、グランド等は、図15(b)では不図示としている)。
フォトダイオード51及びフォトダイオード52ではヘテロダイン検波がそれぞれ行われる。フォトダイオード51及びフォトダイオード52からそれぞれ出力される電気信号(ヘテロダイン検波信号)は、結合された後に、光強度変調器6の入力端子に入力される。一方、レーザダイオード23から出力された光は、光強度変調器6において、フォトダイオード51及びフォトダイオード52からそれぞれ出力される電気信号によって強度変調される。強度変調された信号光は、光信号出力端子7から光送信装置200hの外部へ出力される。
なお、光送信装置200hは、光位相変調器31及び光位相変調器32、あるいは、光強度変調器6が駆動する際に、各電気信号入力端子からそれぞれ入力される電気信号の振幅、あるいは、バイアスを調整し、変調量を制御することがある。そのため、光送信装置200hに、増幅器、減衰器、及びバイアスティーが用いられる場合がある。
光合波器41の入力端における、光位相変調器31の出力光の電界E'1(t)、及び光位相変調器32の出力光の電界E'2(t)は、それぞれ以下の(14)式及び(15)式によって表すことができる(詳細は後述される補遺にて説明)。
ここで、tは、時刻である。E'1(t)及びE'2(t)は、時刻tにおける電界の瞬間値である。(√2・E1+√2・e1(t))及び(√2・E2+√2・e2(t))は、電界の振幅である。このうち、√2・E1及び√2・E2はレーザダイオード21及びレーザダイオード22の出力電界振幅を表す定数である。
一方、√2・e1(t)及び√2・e2(t)は時刻tにおけるレーザダイオード21及びレーザダイオード22の出力電界振幅の揺らぎを表す変数である。なお、これらの揺らぎは、本来は前述の第1~7の実施形態における光送信装置でも存在しているが、説明の便宜上、そちらでは省略している。
ω1及びω2は、無変調時の電界の角周波数である。電気信号φ1(t)及び電気信号φ2(t)は、電気信号入力端子11及び電気信号入力端子12からそれぞれ入力される電気信号である。但し、この電気信号は、電気信号入力端子11と光位相変調器31との間において損失や移相変化がないことから、光位相変調器31に入力される電気信号と同じものである)。mは、光位相変調器31及び光位相変調器32の変調効率を表す定数である。
光合波器41では、一般に、端子a(あるいは端子b)から入力された光が分波されて端子A及び端子Bから出力される場合、出力光どうしの位相は相対的に90°差を持つことになる。
このため、光合波器41を透過し端子Aから出力される光のフォトダイオード51の入力端における電界は、光位相変調器31由来成分EA1(t)及び光位相変調器32由来成分EA2(t)ごとに、それぞれ以下の(16)式及び(17)式によって表すことができる(詳細は後述される補遺にて説明)。
出力光どうしの位相は相対的に90°差を持った結果、端子aから端子Aに透過する光の電界の位相は変化せず((14)式におけるcos⇒(16)式におけるcos)、端子bから端子Aに透過する光の電界の位相は90°変化している((15)式における-sin⇒(17)式におけるcos)。
同様に、光合波器41を透過し端子Bから出力される光のフォトダイオード52の入力端における電界は、光位相変調器31由来成分EB1(t)及び光位相変調器32由来成分EB2(t)ごとに、それぞれ以下の(18)式及び(19)式によって表すことができる。
出力光どうしの位相は相対的に90°差を持った結果、端子aから端子Bに透過する光の電界の位相は90°変化し((14)式におけるcos⇒(18)式におけるsin)、端子bから端子Bに透過する光の電界の位相は変化していない((15)式における-sin⇒(19)式における-sin)。
ここで、フォトダイオード51では、(16)式及び(17)式で表される光の入力に基づいて、ヘテロダイン検波が行われる。この結果、出力されるヘテロダイン検波信号の電流IA(t)は、(16)式及び(17)式を用い、以下の(20)式によって表される。
ここで、“<・・・>”は、フォトダイオード51の帯域に応じた平均化処理を行う演算子である。すなわち、この演算子は、ω1又はω2以上の角周波数で変動する成分に対し、平均化した値を与えるものである。なお、e1(t)及びe2(t)は微小であることから、e1(t)2、e2(t)2、及び、e1(t)e2(t)の値は0とした。
同様に、フォトダイオード52では、(18)式及び(19)式で表される光の入力に基づいて、ヘテロダイン検波が行われる。この結果、出力されるヘテロダイン検波信号の電流IB(t)は、(18)式及び(19)式を用い、以下の(21)式によって表される。
ここで、“<・・・>”は、フォトダイオード52の帯域に応じた平均化処理を行う演算子である。すなわち、この演算子は、ω1又はω2以上の角周波数で変動する成分に対し、平均化した値を与えるものである。なお、e1(t)及びe2(t)は微小であることから、e1(t)2、e2(t)2、及び、e1(t)e2(t)の値は0とした。
フォトダイオード51及びフォトダイオード52それぞれから出力された電流IA(t)及びIB(t)は、上述の通り結合され電流I(t)の電気信号になった後、光強度変調器6に入力される。この電流I(t)(ヘテロダイン検波信号)は、以下の(22)式によって表される。
なお、ここで、IA(t)とIB(t)とが互いに逆符号で合成されるのは、フォトダイオード51及びフォトダイオード52がバランスド受信器構成をとっているためである。
上記の(20)式、(21)式及び(22)式の比較から明らかなように、フォトダイオードが1つだけの構成に対し、フォトダイオードが2つでバランスド受信器とする構成によって、出力電気信号から、直流成分E1
2、E2
2や揺らぎに起因する成分E1e1(t)、E2e2(t)が消失する。特に、揺らぎに起因する成分E1e1(t)、E2e2(t)は雑音として信号劣化要因となる。そのため、第8の実施形態に係る光送信装置200hによれば、成分E1e1(t)及びE2e2(t)が消失することによって信号の品質(CNR;Carrier-to-Noise Ratio)が向上するという効果がある。
なお、バランスド受信器を用いた先行技術として、光合分波器で1つの信号光と1つの局部発振光(無変調光)を合分波し、局部発振光から発生する雑音(相対強度雑音)を除去しながら検波する構成が知られている(参考文献:岩下克,「コヒーレント光通信技術の進展」,日本光学会会誌38巻5号,p.239,2009年5月)。しかしながら、この参考文献には、第8の実施形態における光送信装置200hのように、2つの信号光を合分波し、2つの信号光双方から発生する雑音(E1e1(t)、及び、E2e2(t))を除去しながら検波する構成は開示されておらず、当該構成や効果についての示唆もない。
<第9の実施形態>
以下、本発明の第9の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[光送信装置の構成]
以下、本発明の第9の実施形態に係る光送信装置の構成について説明する。図16は、本発明の第9の実施形態に係る光送信装置200iの構成を示すブロック図である。
図16に示されるように、光送信装置200iは、3つの電気信号入力端子(電気信号入力端子11~13)と、3つのレーザダイオード(レーザダイオード21~23)(LD)と、2つの光位相変調器(光位相変調器31~32)と、光合波器41と、2つのフォトダイオード(フォトダイオード51~52)(PD)と、光強度変調器6と、光信号出力端子7と、分配器8と、入力信号を180度移相する移相器9と、を含んで構成される。
図16に示されるように、本実施形態に係る光送信装置200iは、図4に示される第2の実施形態に係る光送信装置200bに対し、2入力1出力の光合波器4が2入力2出力の光合波器41となっている点、1つのフォトダイオード5が2つのフォトダイオード51及びフォトダイオード52となっている点、フォトダイオード51及びフォトダイオード52が光合波器41の2つの出力端子にそれぞれ接続されている点、及び、フォトダイオード51とフォトダイオード52との接続点から光強度変調器6へ電気信号(ヘテロダイン検波信号)が出力される点が異なる構成である。
前述の第2の実施形態における数式展開と前述の第8の実施形態における数式展開との組み合わせにより、フォトダイオード51及びフォトダイオード52からそれぞれ出力されるヘテロダイン検波信号の電流IA(t)及びIB(t)は、以下の(23)式及び(24)式によって表される。
フォトダイオード51及びフォトダイオード52からそれぞれ出力された電流IA(t)及びIB(t)は、結合されて電流I(t)の電気信号になった後、光強度変調器6に入力される。この電流I(t)(ヘテロダイン検波信号)は、以下の(25)式によって表される。
なお、ここで、IA(t)とIB(t)が互いに逆符号で合成されるのは、フォトダイオード51及びフォトダイオード52がバランスド受信器構成をとっているためである。
上記の(23)式、(24)式及び(25)式の比較から明らかなように、フォトダイオードが1つだけの構成に対し、フォトダイオードが2つでバランスド受信器とする構成によって、出力電気信号から、直流成分E1
2、E2
2や揺らぎに起因する成分E1e1(t)、E2e2(t)が消失する。特に、揺らぎに起因する成分E1e1(t)、E2e2(t)は雑音として信号劣化要因となる。そのため、第9の実施形態に係る光送信装置200iによれば、成分E1e1(t)及びE2e2(t)が消失することによって信号の品質(CNR)が向上するという効果がある。
<第10の実施形態>
以下、本発明の第10の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[光送信装置の構成]
以下、本発明の第10の実施形態に係る光送信装置の構成について説明する。図17は、本発明の第10の実施形態に係る光送信装置200jの構成を示すブロック図である。
図17に示されるように、光送信装置200jは、2つの電気信号入力端子(電気信号入力端子11~12)と、3つのレーザダイオード(レーザダイオード21~23)(LD)と、2つの光位相変調器(光位相変調器31~32)と、光合波器41と、2つのフォトダイオード(フォトダイオード51~52)(PD)と、光強度変調器6と、光信号出力端子7と、2つの積分回路(積分回路101~102)と、を含んで構成される。
図17に示されるように、本実施形態における光送信装置200jは、図6に示される第3の実施形態に係る光送信装置200cに対し、2入力1出力の光合波器4が2入力2出力の光合波器41となっている点、1つのフォトダイオード5が2つのフォトダイオード51及びフォトダイオード52となっている点、フォトダイオード51及びフォトダイオード52が光合波器41の2つの出力端子にそれぞれ接続されている点、及び、フォトダイオード51とフォトダイオード52との接続点から光強度変調器6へ電気信号(ヘテロダイン検波信号)が出力される点が異なる構成である。
フォトダイオード51及びフォトダイオード52からそれぞれ出力された電流IA(t)及びIB(t)は、結合されて電流I(t)の電気信号になった後、光強度変調器6に入力される。この電流I(t)(ヘテロダイン検波信号)は、前述の第3の実施形態の数式展開と前述の第8の実施形態の数式展開との組み合わせにより、以下の(26)式によって表される。
ここで、上記の(26)式から明らかなように、フォトダイオードが2つでバランスド受信器とする構成によって、出力電気信号から、直流成分E1
2、E2
2や揺らぎに起因する成分E1e1(t)、E2e2(t)が消失する。特に、揺らぎに起因する成分E1e1(t)、E2e2(t)は雑音として信号劣化要因となる。そのため、第10の実施形態に係る光送信装置200jによれば、成分E1e1(t)及びE2e2(t)が消失することによって信号の品質(CNR)が向上するという効果がある。
<第11の実施形態>
以下、本発明の第11の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[光送信装置の構成]
以下、本発明の第11の実施形態に係る光送信装置の構成について説明する。図18は、本発明の第11の実施形態に係る光送信装置200kの構成を示すブロック図である。
図18に示されるように、光送信装置200kは、3つの電気信号入力端子(電気信号入力端子11~13)と、3つのレーザダイオード(レーザダイオード21~23)(LD)と、2つの光位相変調器(光位相変調器31~32)と、光合波器41と、2つのフォトダイオード(フォトダイオード51~52)(PD)と、光強度変調器6と、光信号出力端子7と、分配器8と、移相器9と、2つの積分回路(積分回路101~102)と、を含んで構成される。
図18に示されるように、本実施形態に係る光送信装置200kは、図7に示される第4の実施形態に係る光送信装置200dに対し、2入力1出力の光合波器4が2入力2出力の光合波器41となっている点、1つのフォトダイオード5が2つのフォトダイオード51及びフォトダイオード52となっている点、フォトダイオード51及びフォトダイオード52が光合波器41の2つの出力端子にそれぞれ接続されている点、及び、フォトダイオード51とフォトダイオード52との接続点から光強度変調器6へ電気信号(ヘテロダイン検波信号)が出力される点が異なる構成である。
フォトダイオード51及びフォトダイオード52からそれぞれ出力された電流IA(t)及びIB(t)は、結合されて電流I(t)の電気信号になった後、光強度変調器6に入力される。この電流I(t)(ヘテロダイン検波信号)は、前述の第4の実施形態の数式展開と前述の第8の実施形態の数式展開との組み合わせにより、以下の(27)式によって表される。
ここで、上記の(27)式から明らかなように、フォトダイオードが2つでバランスド受信器とする構成によって、出力電気信号から、直流成分E1
2、E2
2や揺らぎに起因する成分E1e1(t)、E2e2(t)が消失する。特に、揺らぎに起因する成分E1e1(t)、E2e2(t)は雑音として信号劣化要因となる。そのため、第11の実施形態に係る光送信装置200kによれば、成分E1e1(t)及びE2e2(t)が消失することによって信号の品質(CNR)が向上するという効果がある。
<第12の実施形態>
以下、本発明の第12の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[光送信装置の構成]
以下、本発明の第12の実施形態に係る光送信装置の構成について説明する。図19は、本発明の第12の実施形態に係る光送信装置200lの構成を示すブロック図である。
図19に示されるように、光送信装置200lは、3つの電気信号入力端子(電気信号入力端子11~13)と、3つのレーザダイオード(レーザダイオード21~23)(LD)と、2つの光位相変調器(光位相変調器31~32)と、光合波器41と、2つのフォトダイオード(フォトダイオード51~52)(PD)と、光強度変調器6と、光信号出力端子7と、分配器8と、移相器9と、微分回路111と、を含んで構成される。
図19に示されるように、本実施形態に係る光送信装置200lは、図8に示される第5の実施形態に係る光送信装置200eに対し、2入力1出力の光合波器4が2入力2出力の光合波器41となっている点、1つのフォトダイオード5が2つのフォトダイオード51及びフォトダイオード52となっている点、フォトダイオード51及びフォトダイオード52が光合波器41の2つの出力端子にそれぞれ接続されている点、及び、フォトダイオード51とフォトダイオード52との接続点から光強度変調器6へ電気信号(ヘテロダイン検波信号)が出力される点が異なる構成である。
フォトダイオード51及びフォトダイオード52からそれぞれ出力された電流IA(t)及びIB(t)は、結合されて電流I(t)の電気信号になった後、光強度変調器6に入力される。この電流I(t)(ヘテロダイン検波信号)は、前述の第5の実施形態の数式展開と前述の第8の実施形態の数式展開との組み合わせにより、以下の(28)式で表される。
ここで、上記の(28)式から明らかなように、フォトダイオードが2つでバランスド受信器とする構成によって、出力電気信号から、直流成分E1
2、E2
2や揺らぎに起因する成分E1e1(t)、E2e2(t)が消失する。特に、揺らぎに起因する成分E1e1(t)、E2e2(t)は雑音として信号劣化要因となる。そのため、第12の実施形態に係る光送信装置200lによれば、成分E1e1(t)及びE2e2(t)が消失することによって信号の品質(CNR)が向上するという効果がある。
<第13の実施形態>
以下、本発明の第13の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[光送信装置の構成]
以下、本発明の第13の実施形態に係る光送信装置の構成について説明する。図20は、本発明の第13の実施形態に係る光送信装置200mの構成を示すブロック図である。
図20に示されるように、光送信装置200mは、3つの電気信号入力端子(電気信号入力端子11~13)と、3つのレーザダイオード(レーザダイオード21~23)(LD)と、2つの光位相変調器(光位相変調器31~32)と、光合波器41と、2つのフォトダイオード(フォトダイオード51~52)(PD)と、光強度変調器6と、光信号出力端子7と、分配器8と、移相器9と、2つの微分回路(微分回路111~112)と、を含んで構成される。
図20に示されるように、本実施形態に係る光送信装置200mは、図9に示される第6の実施形態に係る光送信装置200fに対し、2入力1出力の光合波器4が2入力2出力の光合波器41となっている点、1つのフォトダイオード5が2つのフォトダイオード51及びフォトダイオード52となっている点、フォトダイオード51及びフォトダイオード52が光合波器41の2つの出力端子にそれぞれ接続されている点、及び、フォトダイオード51とフォトダイオード52との接続点から光強度変調器6へ電気信号(ヘテロダイン検波信号)が出力される点が異なる構成である。
また、前述の図19に示される第12の実施形態に係る光送信装置200lが電気信号Cを微分処理した後に分配するのに対し、本実施形態に係る光送信装置200mは、電気信号Cを分配した後に微分処理を行う。第12の実施形態に係る光送信装置200lの構成と本実施形態に係る光送信装置200mの構成との差異は、上記の点のみである。
したがって、第12の実施形態に係る光送信装置200lと同様に、本実施形態に係る光送信装置200mにおいても、フォトダイオードが2つでバランスド受信器とする構成によって、出力電気信号から、直流成分E1
2、E2
2や揺らぎに起因する成分E1e1(t)、E2e2(t)が消失する。特に、揺らぎに起因する成分E1e1(t)、E2e2(t)は雑音として信号劣化要因となる。そのため、第13の実施形態に係る光送信装置200mによれば、成分E1e1(t)及びE2e2(t)が消失することによって信号の品質(CNR)が向上するという効果がある。
<第14の実施形態>
以下、本発明の第14の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[光送信装置の構成]
以下、本発明の第14の実施形態に係る光送信装置の構成について説明する。図21は、本発明の第14の実施形態に係る光送信装置200nの構成を示すブロック図である。
図21に示されるように、光送信装置200nは、3つの電気信号入力端子(電気信号入力端子11~13)と、3つのレーザダイオード(レーザダイオード21~23)(LD)と、2つの光位相変調器(光位相変調器31~32)と、光合波器41と、2つのフォトダイオード(フォトダイオード51~52)(PD)と、光強度変調器6と、光信号出力端子7と、分配器8と、移相器9と、2つの微分回路(微分回路111~112)と、を含んで構成される。
図21に示されるように、本実施形態に係る光送信装置200nは、図10に示される第7の実施形態に係る光送信装置200gに対し、2入力1出力の光合波器4が2入力2出力の光合波器41となっている点、1つのフォトダイオード5が2つのフォトダイオード51及びフォトダイオード52となっている点、フォトダイオード51及びフォトダイオード52が光合波器41の2つの出力端子にそれぞれ接続されている点、及び、フォトダイオード51とフォトダイオード52との接続点から光強度変調器6へ電気信号(ヘテロダイン検波信号)が出力される点が異なる構成である。
また、前述の図19に示される第12の実施形態に係る光送信装置200lが電気信号Cを微分処理した後に分配するのに対し、本実施形態に係る光送信装置200nは、電気信号Cを分配した後に微分処理を行う。第12の実施形態に係る光送信装置200lの構成と本実施形態に係る光送信装置200nの構成との差異は、上記の点のみである。
したがって、第12の実施形態に係る光送信装置200lと同様に、本実施形態に係る光送信装置200nにおいても、フォトダイオードが2つでバランスド受信器とする構成によって、出力電気信号から、直流成分E1
2、E2
2や揺らぎに起因する成分E1e1(t)、E2e2(t)が消失する。特に、揺らぎに起因する成分E1e1(t)、E2e2(t)は雑音として信号劣化要因となる。そのため、第14の実施形態に係る光送信装置200nによれば、成分E1e1(t)及びE2e2(t)が消失することによって信号の品質(CNR)が向上するという効果がある。
<補遺>
以下、2入力2出力の光合波器41における、2つの出力光の間の位相関係について、図22を参照しながら説明する。図22は、2入力2出力の光合波器41における2つの出力光の間の位相関係を説明するための図である。
光合波器41の2つの入力光と2つの出力光の電界及び位相の関係を表す伝達関数をTとする。ここで、対称性から、「端子aから端子Aへ」透過する際の電界及び位相の変化と、「端子bから端子Bへ」透過する際の電界及び位相の変化とは、同じとなる。同様に、「端子aから端子Bへ」透過する際の電界及び位相の変化と、「端子bから端子Aへ」透過する際の電界及び位相の変化とは、同じとなる。したがって、伝達関数Tは、以下の(29)式によって表されるような対称性を持つ。
次に、図22の左から右に向かい、光を送信することを考える。ここで、地点1において光合波器41-1の端子a及び端子bの各々への入力光電界を1及び0とすれば、地点1における電界は、以下の(30)式によって表される。
さらに、光合波器41-1の端子A及び端子Bの各々からの出力光電界(地点2)、及び、光合波器41-2の端子A及び端子Bの各々からの出力光電界(地点3)は、上記の(29)式(30)式に基づいて、以下の(31)式及び(32)式のように表される。
ここで、光合波器41-1及び光合波器41-2において損失がないとすれば、(30)~(32)式の各々によって計算される電力は同じとなるため、以下の(33)式及び(34)式が成り立つ。
上記(33)式の両辺を二乗したものを(34)式から減算することにより、以下の(36)式を得る。
ここで、α=|α|exp(iθα)、β=|β|exp(iθβ)と置くことにより、上記の(36)式は以下の(37)式のように変形される。
この結果、端子A及び端子Bからの出力光電界の位相関係が、以下の(38)式のように導出される。
以上、第8の実施形態~第14の実施形態における光送信装置において、光の位相が光合波器41の入出力端に依存する理由について説明した。
以上説明したように、上述した各実施形態に係る光送信装置(光送信装置200h~200n)は、位相変調された2つの光信号を光合波器41によって合波された後に分波し、バランスド受信器の構成によって電気信号に変換する。このような構成を備えることで、光送信装置(光送信装置200h~200n)は、レーザダイオードの出力電解振幅の揺らぎに起因する雑音を除去することができ、信号の品質(CNR)を向上させることができる。
また、上述した各実施形態に係る光送信装置(光送信装置200h~200n)によれば、電気信号φ1(t)に対する信号処理の構成と、電気信号φ2(t)に対する信号処理の構成とを、同一にすることができる。各電気信号に対する信号処理の構成が同一となることによって、光送信装置の、各電気信号に対する処理回路の設計、開発、及び生産手段の共通化が可能となる。
また、上述した各実施形態に係る光送信装置(光送信装置200h~200n)によれば、出力時の光信号の変調形式を周波数変調又は位相変調に統一することが可能となる。変調形式が統一されることで、周波数変調又は位相変調のいずれか一方の復調形式に対応する光受信装置のみを用意すればよくなるため、装置コスト等のコストが削減される。
上述した実施形態によれば、光送信装置は、第1の光位相変調器と、第2の光位相変調器と、光合波器と、フォトダイオードと、光強度変調器とを備える。例えば、第1の光位相変調器は、実施形態における光位相変調器31であり、第2の光位相変調器は、実施形態における光位相変調器32である。第1の光位相変調器は、第1の電気信号入力部に入力された第1の電気信号に基づいて、第1のレーザダイオードからの出力光を位相変調する。例えば、第1の電気信号入力部は、実施形態における電気信号入力端子11であり、第1の電気信号は、実施形態における電気信号Aであり、第1のレーザダイオードは、実施形態におけるレーザダイオード21である。第2の光位相変調器は、第2の電気信号入力部に入力された第2の電気信号に基づいて、第2のレーザダイオードからの出力光を位相変調する。例えば、第2の電気信号入力部は、実施形態における電気信号入力端子12であり、第2の電気信号は、実施形態における電気信号Bであり、第2のレーザダイオードは、実施形態におけるレーザダイオード22である。光合波器は、第1の光位相変調器からの出力光と、第2の光位相変調器からの出力光とを合波する。フォトダイオードは、光合波器からの出力光をヘテロダイン検波信号に変換する。光強度変調器は、フォトダイオードから出力されるヘテロダイン検波信号に基づいて第3のレーザダイオードからの出力光を強度変調する。例えば、第3のレーザダイオードは、実施形態におけるレーザダイオード23である。
なお、光送信装置は、分配器と、移相器とをさらに備えていてもよい。この場合、分配器は、第3の電気信号入力部に入力された第3の電気信号を、第4の電気信号と第5の電気信号とに分配する。例えば、第3の電気信号入力部は、実施形態における電気信号入力端子13であり、第3の電気信号は、実施形態における電気信号Cであり、第4の電気信号及び第5の電気信号は、実施形態における分配器8によって分配された電気信号Cである。移相器は、第5の電気信号を180度移相する。分配器から出力された第4の電気信号は、第1のレーザダイオードの駆動電流入力端子に入力される。移相器から出力された第5の電気信号は、第2のレーザダイオードの駆動電流入力端子に入力される。
なお、光送信装置は、第1の積分回路と、第2の積分回路とをさらに備えていてもよい。例えば、第1の積分回路は、実施形態における積分回路101であり、第2の積分回路は、実施形態における積分回路102である。この場合、第1の積分回路は、第1の電気信号入力部に入力された第1の電気信号を、積分処理を行って第1の光位相変調器へ出力する。第2の積分回路は、第2の電気信号入力部に入力された第2の電気信号を、積分処理を行って第2の光位相変調器へ出力する。
なお、光送信装置は、微分回路をさらに備えていてもよい。この場合、微分回路は、第3の電気信号入力部に入力された第3の電気信号を、微分処理を行って分配器へ出力する。
なお、光送信装置は、第1の微分回路と、第2の微分回路とをさらに備えていてもよい。例えば、第1の微分回路は、実施形態における微分回路111であり、第2の微分回路は、実施形態における微分回路112である。この場合、第1の微分回路は、分配器から出力された第4の電気信号を、微分処理を行って第1のレーザダイオードへ出力する。第2の微分回路は、分配器から出力された第5の電気信号を、微分処理を行って移相器へ出力する。
なお、第1の電気信号と第2の電気信号と第3の電気信号とは、互いに周波数が重複しない電気信号である。
なお、光合波器は、第1のフォトダイオードに接続される出力端と第2のフォトダイオードに接続される出力端とを備え、第1の光位相変調器からの出力光と第2の光位相変調器からの出力光とを合波した後に、合波された光を分波し、分波された光を第1のフォトダイオードと第2のフォトダイオードとへそれぞれ出力するようにしてもよい。例えば、第1のフォトダイオードは、実施形態におけるフォトダイオード51(又はフォトダイオード52)であり、第2のフォトダイオードは、実施形態におけるフォトダイオード52(又はフォトダイオード51)である。フォトダイオードは、第1のフォトダイオードと当該第1のフォトダイオードのアノードに対してカソードが接続された第2のフォトダイオードとを含み、第1のフォトダイオードと第2のフォトダイオードとの接続点から光強度変調器へヘテロダイン検波信号を出力するようにしてもよい。
上述した各実施形態における光送信装置200a~200nの一部又は全部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。