JP7635989B2 - ボールねじ軸サポート構造とアクチュエータ - Google Patents
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Description
特許文献1に記載された長尺リードスクリューの防振安定装置は、アクチュエータの長尺リードスクリュー(ボールねじ軸)を支持ローラによって支持することでその撓みを防止して振動を抑制している。
上記支持ローラは支持部品に回転可能に取り付けられていて、その支持部品は常時はスプリングによって上記アクチュエータのスライダ側に付勢されている。上記支持部品の幅方向両側には下圧ローラがそれぞれ回転可能に取り付けられている。また、上記スライダの進行方向両側には傾斜面がそれぞれ設けられている。
上記スライダが上記支持部品に接近すると、上記スライダの傾斜面により上記下圧ローラを介して上記支持部品ひいては上記支持ローラが上記スプリングの弾性力に抗して下側に退避される。
すなわち、特許文献1に記載された長尺リードスクリューの防振安定装置では、支持部品に長尺リードスクリューを支持するために支持ローラが回転可能に取り付けられているだけでなく、スライダの傾斜面に摺接する下圧ローラも取り付けられた構成になっており、支持部品及びその周囲の構成が複雑であるという問題があった。また、上記長尺リードスクリューを立てるような向きに設置される場合や、支持部品が上記長尺リードスクリューの下になるような向きに設置される場合には、上記長尺リードスクリューが適切に支持されず撓みを防止できないため、設置姿勢の自由度が少ないという問題もあった。
また、特許文献2に記載されたボールねじ軸サポート構造とアクチュエータでも同様に、ボールねじ軸を立てるような向きに設置される場合や、ボールねじ軸サポート構造が上記ボールねじ軸の下になるような向きに設置される場合には、上記ボールねじ軸が適切に支持されないため、設置姿勢の自由度が少ないという問題もあった。
又、請求項2によるボールねじ軸サポート構造は、請求項1記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材の上記ボールねじ軸側への移動を規制するストッパが設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるボールねじ軸サポート構造は、請求項2記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材と上記ストッパの間には緩衝部材が設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項4によるボールねじ軸サポート構造は、請求項1~請求項3の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造において、上記磁石と上記サポート部材の間には緩衝部材が設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項5によるボールねじ軸サポート構造は、請求項1~請求項4の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が1個設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項6によるボールねじ軸サポート構造は、請求項1~請求項4の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が複数個設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項2記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項1記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材の上記ボールねじ軸側への移動を規制するストッパが設けられているので、簡易な構成により上記サポート部材の急激な移動を抑え、騒音を防止することができる。
又、請求項3記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項2記載のボールねじ軸サポート構造において、上記サポート部材と上記ストッパの間には緩衝部材が設置されているので、簡易な構成により上記サポート部材の急激な移動を抑え、騒音を防止することができる。
又、請求項4記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項1~請求項3の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造において、上記磁石と上記サポート部材の間には緩衝部材が設置されているので、上記受け部材が上記ボールねじ軸に衝突した際の衝撃を簡易な構成により緩和することができる。
又、請求項5記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項1~請求項4の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が1個設置されているので、交換が容易である。
又、請求項6記載のボールねじ軸サポート構造によると、請求項1~請求項4の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が複数個設置されているので、上記ボールねじ軸が長い場合であっても簡易且つコンパクトな構成によりボールねじ軸の撓みを防止して振動や騒音を抑制し高速に動作させることができる。
又、請求項7記載のアクチュエータによると、請求項5又は請求項6記載のアクチュエータにおいて、上記サポート部材が上記ボールねじ軸の上側になるような姿勢で設置されるので、上記アクチュエータを吊り下げて設置した場合であっても簡易且つコンパクトな構成によりボールねじ軸の撓みを防止して振動や騒音を抑制し高速に動作させることができる。
又、請求項8記載のアクチュエータによると、請求項5又は請求項6記載のアクチュエータにおいて、上記ボールねじ軸を立てるような姿勢で設置されるので、上記アクチュエータを立てて設置した場合であっても簡易且つコンパクトな構成によりボールねじ軸の撓みを防止して振動や騒音を抑制し高速に動作させることができる。
上記サポート部材収容凹部45の底部には、図2に示すように、サポート部材用ベース収容孔63が形成されていて、上記サポート部材用ベース51は上記サポート部材用ベース収容孔63内に設置されている。
固定用ねじ65を上記サポート部材用ベース取付板53の貫通孔55に貫通させて上記ベース3に螺合させることで、上記サポート部材用ベース51、ひいては、上記サポート部材支持部材49が上記ベース3に固定されている。
また、上記サポート部材支持部材49には弾性手段としてのコイルバネ67がある。上記コイルバネ67は、後述するサポート部材71と上記サポート部材用ベース51との間に張置されている。
また、上記サポート部材用ベース51の前後方向(図2中左右方向)中央には後述する緩衝機構の一部であるU字型の板バネ69が設置されている。
上記のように、上記サポート部材支持部材49は上記サポート部材用ベース51と上記サポート部材用ベース51に固着される上記サポート部材用ベース取付板53、53と上記サポート部材ガイド用支柱59、59と上記サポート部材本体73を弾性支持しているコイルバネ67により構成されている。
また、上記ベース3のサポート部材収容凹部45の前端側と後端側には、サポート部材用ストッパ79、79が設置されている。上記サポート部材用ストッパ79の先端側は折り曲げられて係合部81が形成されている。上記係合部81には緩衝部材83が設置されている。上記サポート部材71の前後両端側のそれぞれには上記サポート部材用ストッパ79、79の係合部81、81が上記緩衝部材83、83を介して係合されるストッパ用係合部85、85が設けられている。上記サポート部材用ストッパ79、79と上記ストッパ用係合部85、85によって、上記サポート部材71が上記サポート部材用ベース51から所定の距離以上に離間しないようになっている。
上記受け部材99には座グリ付きの貫通孔103、103が形成されていて、上記受け部材99はボルト105、105を上記貫通孔103、103に貫通させて上記サポート部用凹部97に形成された雌ねじ部107、107に螺合させることで上記サポート部用凹部97内に着脱可能に固定されている。また、上記サポート部用凹部97に形成された雌ねじ部107、107は図3中下側が拡径された段付きの貫通孔になっていて、この段付き部の深さを適宜設定することで上記受け部材99の高さを設定している。
上記受け部材99の下面側には上記ボールねじ軸9を受けるための凹部111が形成されている。上記受け部材99の上記凹部111の幅方向両側(図5中)は平面状の摺動部113、113となっている。
また、上記受け部材99の前方には上記サポート部材本体73の前方側傾斜面87、87と略連続する前方側傾斜面115が形成されていて、上記受け部材99の後方には上記サポート部材本体73の後方側傾斜面89、89と略連続する後方側傾斜面117が形成されている。
また、上記受け部材99の内側には、磁石収容部119が形成されていて、この磁石収容部119内には磁石121が収容されている。図2に示すように、上記サポート部材71が上記コイルバネ67の弾性力により図2中下側に押圧・付勢されると、上記サポート部95の受け部材99の凹部111が上記ボールねじ軸9の中央付近と接触するとともに、上記磁石121によって上記ボールねじ軸9が吸着されることで、上記ボールねじ軸9が支持されて、上記ボールねじ軸9の撓みが防止される。
また、上記コイルバネ67の先端は磁石用緩衝部材123を介して上記磁石121に当接されている。これにより、上記サポート部95が上記ボールねじ軸9に接触する際の衝撃を緩和するようになっている。
上記のように、上記サポート部材71は上記サポート部材本体73と上記サポート部材本体73に設置される上記サポート部95と上記サポート部材本体73の上記前方側傾斜面87、87および上記後方側傾斜面89、89に設置される上記前方側緩衝部材91、91と上記後方側緩衝部材93、93により構成されている。
また、上記ベース3にはサポート部材用ストッパ79、79が設置されていて、上記サポート部材71にはストッパ用係合部85、85が設けられており、上記サポート部材71が上記サポート部材用ベース51から所定の距離以上に離間しないようになっている。これにより上記ボールねじ軸9に負荷がかからないようにし、上記スライダ17を円滑に動作させる。
上記スライダ17が更に図7中左側に移動すると、上記前方ローラ39、39は上記受け部材99の後方側傾斜面117、117に当接して転動し、その後上記受け部材99の摺動部113、113に当接して転動し、更に上記受け部材99の前方側傾斜面115、115に当接して転動する。
また、上記サポート部材71がボールねじ軸9側(図9中下側)に復帰する際の急激な上昇は緩衝機構131の上記板バネ69と上記当接部材129とが接触し抵抗となることによって緩和され、それによって騒音の発生を防止している。また、磁石用緩衝部材123によっても上記サポート部95が上記ボールねじ軸9に接触する際の衝撃を緩和するようになっている。
また、上記ボールねじ軸サポート構造47は1つのユニットとして上記サポート部材収容凹部45に着脱できる構造となっている。
まず、アクチュエータ1を図示しない天井に固定されて逆さに吊るされた状態で設置しても、簡易且つコンパクトな構成によりボールねじ軸9の撓みを防止することができ、振動や騒音を抑制して高速化に対応することができる。すなわち、ボールねじ軸9を支持する受け部材99を備えたサポート部材71をコイルバネ67によって常時ボールねじ軸9側に付勢するとともに磁石121によって上記ボールねじ軸9をサポート部材71側に吸着させる構成とし、スライダ17が上記サポート部材71に接近した際には上記サポート部材71を上記スライダ17の前方ローラ39、39及び後方ローラ41、41、上記サポート部材71の前方側傾斜面87、87と後方側傾斜面89、89の協働によって適宜押し下げるように構成したからである。
また、上記ベース3にはサポート部材用ストッパ79、79が設置されていて、上記サポート部材71にはストッパ用係合部85、85が設けられているので、上記サポート部材71が上記サポート部材用ベース51から所定の距離以上に離間しないようになっていて、上記ボールねじ軸9に負荷がかからないようにし、上記スライダ17を円滑に動作させることができる。
また、上記受け部材99は着脱可能に設置されているので、交換が容易である。
また、上記サポート部材71の下面側にも、サポート部材用緩衝部材125,125が設置されているので、上記サポート部材71が上記サポート部材用ベース51に衝突する際の衝撃を緩和することができる。
また、前方ローラ39、後方ローラ41、上記前方側傾斜面87、87、後方側傾斜面89、89の協働によって上記サポート部材71を昇降させるようにしているので、サポート部材71の昇降動作を円滑なものとすることができる。
また、上記前方側傾斜面87、87と後方側傾斜面89、89には、前方側緩衝部材91、91と後方側緩衝部材93、93が設置されているので、前方ローラ39や後方ローラ41が衝突した際の衝撃を緩和することができる。
上記サポート部材用緩衝部材125,125、上記前方側緩衝部材91、91、及び、後方側緩衝部材93、93は、例えば低反発のゴム製であるので、簡単な構成で高い緩衝効果を得ることができる。
また、緩衝機構131が設けられているので、上記サポート部材71の急激な上昇を抑え、上記ボールねじ軸9への衝撃を緩和するとともに騒音を防止することができる。また、上記緩衝機構131は上記板バネ69と上記当接部材129、129によって構成されているので、その構成も簡単である。
また、アクチュエータ1には一つの上記サポート部材71が設置されているので、その構成も簡単である。
前記第1の実施の形態の場合は、軸方向の中央一箇所に1個のボールねじ軸サポート構造47が設けられた構成を例に挙げて説明したが、この第2の実施の形態によるアクチュエータ201の場合には、軸方向の二箇所にボールねじ軸サポート構造47、47をそれぞれ設置した構成になっている。
なお、その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
この第3の実施の形態の場合は、サポート部材301が設置されている。上記サポート部材301は、前記した第1の実施の形態におけるサポート部材71と略同様の構成であるが、サポート部材用ストッパ303とストッパ用係合部材305が設置されている。
サポート部材本体73の幅方向両側には上記ストッパ用係合部材305が設置されている。上記ストッパ用係合部材305はL字型の横断面形状を成していて、サポート部材本体73の幅方向両側に突出された突出部307が形成されている。また、上記サポート部材用ストッパ303はサポート部材用ベース51に設置されている。上記サポート部材用ストッパ303の先端は外側に向けて延長され、上記突出部307によって貫通される貫通孔311が形成されるとともに、サポート部材71が下降した際に上記突出部307が当接される当接部313が設けられている。また、上記当接部313の上記突出部307が当接される側には緩衝部材315が設置されている。
なお、この第3の実施の形態の場合には、サポート部材用ストッパ79、79は設置されていない。
また、その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
また、上記当接部313の上記突出部307が当接される側には緩衝部材315が設置されているので、上記サポート部材71が下降して上記ストッパ用係合部材305の突出部307が上記サポート部材用ストッパ303の当接部313に当接される際の衝撃を吸収し、騒音や振動を防止することができる。
まず、前記第1の実施の形態乃至第3の実施の形態の場合にはサポート部材を1個、3個設けた場合を説明したが、それに限定されるものではなく、2個設ける場合や4個以上設ける場合も考えられる。
また、受け部材の材質は、POMの他に含油焼結材料等摺動性が良好な様々な場合が考えられる。
また、緩衝部材の材質は、フェルトや低反発のゴムの他に、その他の布、ゴム、樹脂、ゲル状材料、スポンジ等の多孔質材料等様々な場合が考えられる。
また、ローラの材質は、樹脂の他にゴム、金属、含油焼結材料等様々な場合が考えられる。
また、サポート部材用ベースをアクチュエータのベースと一体とし、サポート部材ガイド用支柱を直接ベースに固着することもできる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
3 ベース
9 ボールねじ軸
17 スライダ
25 ボールねじナット
67 コイルバネ(弾性手段)
71 サポート部材
79 サポート部材用ストッパ
83 緩衝部材
121 磁石
123 磁石用緩衝部材
201 アクチュエータ
301 サポート部材
Claims (6)
- ベースと、
上記ベースに対して回転可能に設置されたボールねじ軸と、
上記ボールねじ軸に移動可能に螺合されたボールねじナットと、
上記ベースと上記ボールねじ軸の間に上記ボールねじ軸に離接可能に設置され弾性手段により上記ボールねじ軸に圧接されているとともに上記ボールねじナットの接近により上記弾性手段の付勢力に抗して上記ボールねじ軸から離間されるサポート部材と、
を具備し、
上記ボールねじ軸は磁性体であり、
上記サポート部材には上記ボールねじ軸を吸着する磁石が設けられていて、
上記サポート部材が上記ボールねじ軸の上側になるような姿勢で設置されることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項1記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記サポート部材の上記ボールねじ軸側への移動を規制するストッパが設けられていることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項2記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記サポート部材と上記ストッパの間には緩衝部材が設置されていることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項1~請求項3の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造において、
上記磁石と上記サポート部材の間には緩衝部材が設置されていることを特徴とするボールねじ軸サポート構造。 - 請求項1~請求項4の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が1個設置されていることを特徴とするアクチュエータ。
- 請求項1~請求項4の何れかに記載のボールねじ軸サポート構造のサポート部材が複数個設置されていることを特徴とするアクチュエータ。
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