JP7635102B2 - 料金収受システム、料金収受方法およびプログラム - Google Patents
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Description
以下、第1の実施形態に係る料金収受システムについて、図1~図3を参照しながら説明する。
図1は、本開示の第1の実施形態に係る料金収受システムの全体構成を示す図である。
本実施形態に係る料金収受システム1は、例えば、有料道路の料金所(入口料金所又は出口料金所)に設けられ、有料道路と一般道路とを接続する車線Lを走行する車両から通行料金を収受する。車線Lは、アイランドIによって仕切られている。アイランドIは、車線Lに車両Aが一台ずつ走行可能となるように規制する構造物である。
一方、走行する車両Aが非ETC車両(非対応車両)である場合、料金収受システム1は、車線Lでは通行料金の徴収を行わず、利用者が後で通行料金の支払いを行う事後徴収を行う。
料金収受システム1は、車線Lに設置された路側装置3と、車線Lの遠隔地(例えば、料金所事務所)に設置された監視装置4とを用いて、非ETC車両の利用者を特定可能な情報を取得し、事後徴収用のデータを作成する。
ETC設備2は、車載器を搭載するETC車両から無線通信を介して通行料金を自動的に収受する処理を実行するための装置群である。具体的には、ETC設備2は、図1に示すように、進入側車両検知器21と、アンテナ22と、通信用車両検知器23と、車線制御装置24と、発進制御機25と、退出側車両検知器26と、車種判別装置27を備えている。
具体的には、車線制御装置24は、進入側車両検知器21からの進入検知信号の受信をトリガ(きっかけ)にして無線通信(電波の発信)を開始する。
また、車線制御装置24は、通信用車両検知器23からの通過検知信号の受信をトリガにして無線通信(電波の発信)を終了する。ここで、車両AがETC対応車であった場合、車線制御装置24は、車両Aとの間で料金収受用の無線通信を完了する。
さらに、車線制御装置24は、アンテナ22を介して、ETC車両との間で料金収受用の無線通信が正常に完了したことをトリガにして発進制御機25を開制御する。また、車線制御装置24は、退出側車両検知器26からの退出検知信号の受信をトリガにして発進制御機25を閉制御する。
通常、ETCでは、車載器に登録(セットアップ)された登録車種情報を基に課金額が決定されるが、車種判別装置27によって判別された車種情報は、登録車種情報と対比することで、(車載器の載せ替えなどの)不正通行車両の取り締まりに利用される。また、被牽引車を牽引する車両に対するランクアップ処理(課金帯を上げて課金する処理)に利用されてもよい。
なお、車種判別装置27の態様はこれに限定されない。例えば、他の実施形態に係る車種判別装置27は、ナンバープレート読取機に加え、車両Aの車軸数を特定可能な車軸検知センサ(いわゆる踏板)や、車両Aの車高、車長、車幅等を計測可能な計測センサを具備し、これらの各種センサ情報に基づいて車種を判別するものであってもよい。
路側装置3は、非ETC車両が有料道路から退出した後に通行料金を徴収する事後徴収を行えるように、路側から、非ETC車両の運転者の公的証明書(運転免許証、マイナンバーカード、パスポート等、官公庁やその関連団体により発行された個人に紐づく証明書)の情報を取得することを可能とした装置である。
具体的には、路側装置3には、カメラと、通話機器(マイク、スピーカ)と、印書機構とを備える。
カメラは、運転者が所持する公的証明書(例えば免許証)の券面を映して映像化することで、遠隔地にいる監視員が、監視装置4を通じて、当該運転者の個人特定情報(例えば、免許証番号)を視認できるようにする。
通話機器は、監視員と運転者とが会話でのコミュニケーションをとる目的で設けられたものである。
印書機構は、有料道路の利用に関する情報(利用時刻、利用料金所等)、収受金額(振込金額)、振込先口座番号などの情報を紙に印字して排出する機構である。印書機構は、監視員による監視装置4からの遠隔操作にしたがって駆動する。運転者は、排出された紙を受け取ることで、事後的な支払い方法や支払金額についての詳しい案内を得ることができる。
なお、他の実施形態においては、路側装置3は、カメラに代えて(またはカメラに加えて)、非接触ICカードリーダを備えていてもよい。このようにすることで、路側装置3は、ICチップを内蔵する公的証明書に対し、非接触ICカードリーダを用いてICチップの読み取りを行い、個人特定情報を取得することができる。
図2は、第1の実施形態に係る料金収受システムの機能構成を示す図である。
ここで、監視装置4は、料金所事務所に駐在する監視員が車線Lの監視および各機器(路側装置3等)への遠隔制御を行う際に用いる装置である。
CPU40は、予め用意されたプログラムに従って動作することで種々の機能を発揮する。CPU40の機能については後述する。
入力機器41は、キーボード、マウス等であって、監視員の操作を受け付ける。
出力機器42は、ディスプレイ、スピーカ等であって、監視員に対し各種情報を提示する。
記録媒体43は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置である。
なお、本実施形態においては、路側装置3のカメラに映された公的証明書の映像を、監視員が監視装置4のディスプレイ(出力機器42)から視認することで、公的証明書の情報が把握される。監視員は、入力機器41を通じて監視装置4に個人特定情報を入力する。本実施形態に係る証明書情報取得部403は、このようにして監視員に入力された個人特定情報を取得するものである。
図3は、第1の実施形態に係る料金収受システムの処理フローを示す図である。
図3に示すように、まず、車種判別装置27が車両Aの車種を判別し、車種情報を送信する(ステップS01)。本実施形態に係る車種判別装置27は、この車種情報を、車線制御装置24に加えて監視装置4にも送信する。なお、他の実施形態においてはこれに限定されず、例えば、車線制御装置24が車種判別装置27から車種情報を受信した後、その車種情報を監視装置4に向けて送信するものであってもよい。
監視装置4の車種情報取得部401は、車種判別装置27から送信された車種情報を取得する。
路側装置3は、印書の発行処理の指令信号を受信すると、印書機構から案内用の印書を発行する(ステップS09)。この印書には、利用情報(利用時刻、利用料金所など)、振込金額(ステップS02で決定された課金額)、振込先の口座番号、振込期限、ステップS06で取得された個人特定情報などが印字されている(個人特定情報については、一部を伏せて印字することとしてもよい)。また、路側装置3は、課金額の表示処理の指令信号を受信すると、ディスプレイ、スピーカを通じて課金額を通知する(ステップS09)。
以上のように、第1の実施形態に係る料金収受システム1の監視装置4は、車種判別装置27から受信した車種情報に基づいて課金額を決定する課金額決定部402と、路側装置3を通じて公的証明書の情報を取得する証明書情報取得部403と、公的証明書の情報と課金額とを関連付けて記録する記録処理部404とを備えている。
これにより、非ETC車両に対する事後徴収の手続きにおいて、車線Lに設置された車種判別装置27が取得した車種情報に基づき、車種に応じた正しい課金額が決定される。したがって、担当員(監視員)が利用者との対面応対を要することなく、通行料金の事後徴収の手続きを適切に行うことができる。
これにより、路側装置3を介して、運転者に対して支払うべき金額を確実に知らせることができる。
第1の実施形態に係る料金収受システム1において、監視員は、公的証明書の券面に記載される個人特定情報をカメラ越しに確認するとともに、これを所定の入力フォームに打ち込んで入力するものとした。そして、証明書情報取得部403は、監視員によって入力された個人特定情報を取得するものして説明した(図3のステップS06参照)。他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
即ち、監視装置4の証明書情報取得部403は、路側装置3のカメラで撮影された、公的証明書の券面が撮影された画像情報から公的証明書の情報を取得する機能を有していてもよい。より具体的には、証明書情報取得部403は、路側装置3のカメラを通じて得られる画像情報にOCR(Optical Character Recognition)処理を施し、公的証明書の券面に印字されている個人特定情報をデータとして取得する。このようにすることで、証明書情報取得部403は、監視員の入力操作を要さずに個人特定情報を取得することができる。
次に、第2の実施形態に係る料金収受システムについて、図4を参照しながら説明する。
図4は、第2の実施形態に係る料金収受システムの処理フローを示す図である。
第2の実施形態に係る料金収受システム1の全体構成および機能構成については第1の実施形態(図1~図2)と同様であるため、説明を省略する。また、図4に示す処理フローについても、第1の実施形態(図3)と同一の処理内容については同一の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
図4に示すように、まず、車種判別装置27が車両Aの車種を判別し、車種情報を送信する(ステップS01)。監視装置4の車種情報取得部401は、車種判別装置27から送信された車種情報を取得する。
ステップS07以降の処理は、第1の実施形態で説明したものと同様である。
以上の通り、第2の実施形態に係る料金収受システム1において、監視装置4は、路側装置3にて公的証明書のICチップから読み取った情報を取得する。
このようにすることで、公的証明書のICチップに記録された個人特定情報がそのまま、事後徴収用情報として記録されるので、情報の精度を高められる。また、運転者の公的証明書を路側装置3(非接触ICカードリーダ)にタッチするだけで個人特定情報を取得できるので、運転者および監視員の負担を軽減することができる。
第1、第2の実施形態においては、車種判別装置27は、車線Lを走行する全ての車両についての車種情報を監視装置4に向けて送信しているものとして説明した(図3、図4のステップS01参照)。しかしながら、実際には、料金所に到来する多くの車両はETC車両であるため、ほとんどの車両は、ETC設備2を介して正規の料金収受処理が行われることが想定される。そうすると、監視装置4に送信される多くの車種情報は使用されないまま破棄されることとなり、処理の無駄が生じる。
そこで、第1、第2の実施形態の変形例においては、非ETC車両が到来したと判断された場合のみ、その車種情報がETC設備2から監視装置4に送信(転送)されるようにしてもよい。
具体的には、ステップS01にて、車種判別装置27は、取得した車種情報を車線制御装置24にのみ送信する。車線制御装置24は、当該車種情報を用いて、アンテナ22を通じた正規の料金収受処理を試みる。次に、車線制御装置24は、この料金収受処理が正しく実行されたか否かを判定する。車線制御装置24は、アンテナ22を通じて料金収受処理を行うことができなかったと判定した場合(つまり、車両Aが非ETC車両であると判断された場合)に初めて、車種判別装置27から受信した車種情報を監視装置4に転送する。
各実施形態に記載の料金収受システム1および料金収受方法は、例えば以下のように把握される。
を用いた料金収受方法であって、前記監視装置が、前記車種判別装置から受信した車種情報に基づいて課金額を決定するステップと、前記路側装置を通じて前記公的証明書の情報を取得するステップと、前記公的証明書の情報と前記課金額とを関連付けて記録するステップと、を有する。
2 ETC設備
21 進入側車両検知器
22 アンテナ
23 通信用車両検知器
24 車線制御装置
25 発進制御機
26 退出側車両検知器
27 車種判別装置
3 路側装置
4 監視装置
40 CPU
401 車種情報取得部
402 課金額決定部
403 証明書情報取得部
404 記録処理部
405 指令部
A 車両
L 車線
I アイランド
Claims (7)
- 車線を走行する車両の車種を判別する車種判別装置と、
前記車線に設置され、車両の搭乗者から公的証明書の情報を取得可能とされた路側装置と、
監視員による前記路側装置への遠隔制御を可能とする監視装置と、
を備え、
前記監視装置は、
前記車種判別装置から受信した車種情報に基づいて課金額を決定する課金額決定部と、
前記路側装置を通じて前記公的証明書の情報を取得する証明書情報取得部と、
前記公的証明書の情報と前記課金額とを関連付けて記録する記録処理部と、
を備え、
前記路側装置は、利用者が受け取り可能な媒体に、前記決定された課金額と、前記取得された公的証明書の情報の少なくとも一部と、を記録して排出する、
料金収受システム。 - 前記証明書情報取得部は、
前記路側装置のカメラで撮影された、前記公的証明書の券面が撮影された画像情報から前記公的証明書の情報を取得する、
請求項1に記載の料金収受システム。 - 前記証明書情報取得部は、
前記路側装置から、前記公的証明書のICチップから読み取った情報を取得する、
請求項1または請求項2に記載の料金収受システム。 - 前記監視装置は、
前記路側装置に対し、前記課金額を前記搭乗者に通知させるための指令信号を送信する指令部を備える、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の料金収受システム。 - 前記車両が専用の車載器を搭載する対応車両であるか、前記車載器を搭載していない非対応車両であるかを判別する手段をさらに備え、
前記車両が前記非対応車両であった場合にのみ、
前記監視装置が、
前記車種判別装置から受信した車種情報に基づいて課金額を決定する処理と、
前記路側装置を通じて前記公的証明書の情報を取得する処理と、
前記公的証明書の情報と前記課金額とを関連付けて記録する処理と、を実行し、
前記路側装置が、前記媒体に、前記決定された課金額と、前記取得された公的証明書の情報の少なくとも一部と、を記録して排出する処理を実行する、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の料金収受システム。 - 車線を走行する車両の車種を判別する車種判別装置と、
前記車線に設置され、車両の搭乗者から公的証明書の情報を取得可能とされた路側装置と、
監視員による前記路側装置への遠隔制御を可能とする監視装置と、
を用いた料金収受方法であって、
前記監視装置が、
前記車種判別装置から受信した車種情報に基づいて課金額を決定するステップと、
前記路側装置を通じて前記公的証明書の情報を取得するステップと、
前記公的証明書の情報と前記課金額とを関連付けて記録するステップと、
前記路側装置を通じて、利用者が受け取り可能な媒体に、前記決定された課金額と、前記取得された公的証明書の情報の少なくとも一部と、を記録して排出するステップと、
を有する料金収受方法。 - 車線を走行する車両の車種を判別する車種判別装置と、
前記車線に設置され、車両の搭乗者から公的証明書の情報を取得可能とされた路側装置と、
監視員による前記路側装置への遠隔制御を可能とする監視装置と、
を用いた料金収受システムのプログラムであって、
前記監視装置に、
前記車種判別装置から受信した車種情報に基づいて課金額を決定するステップと、
前記路側装置を通じて前記公的証明書の情報を取得するステップと、
前記公的証明書の情報と前記課金額とを関連付けて記録するステップと、
前記路側装置を通じて、利用者が受け取り可能な媒体に、前記決定された課金額と、前記取得された公的証明書の情報の少なくとも一部と、を記録して排出するステップと、
を実行させるプログラム。
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