以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。なお、本開示で角度に言及した場合において、和が360°となる優角と劣角とがあるときには原則として劣角の角度を指すものとし、和が180°となる鋭角と鈍角とがある場合には原則として鋭角の角度を指すものとする。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による除湿機1の背面図である。図2は、実施の形態1による除湿機1を図1中のA-A線で切断した断面側面図である。図3は、実施の形態1による除湿機1を図1中のB-B線で切断した断面平面図である。本開示では、原則として、除湿機1が水平面に置かれた状態を基準にして、当該除湿機1について説明する。
除湿機1は、ケース10を備える。ケース10は、除湿機1の外殻を形成する筐体の一例である。ケース10は、例えば、自立可能な箱状に形成される。このケース10の底部には、除湿機1を移動させるための車輪20が設けられてもよい。
実施の形態1において、ケース10は、前ケース10a及び後ケース10bを有する。前ケース10aは、ケース10の正面部分を形成する部材である。後ケース10bは、ケース10の背面部分を形成する部材である。後ケース10bは、例えばネジ等によって前ケース10aに固定されている。
ケース10には、吸込口11及び吹出口12が形成される。吸込口11は、ケース10の外部から内部へ空気を取り込むための開口である。吹出口12は、ケース10の内部から外部へ空気を送り出すための開口である。実施の形態1において、吸込口11は、ケース10の背面部分に形成される。吸込口11は後ケース10bに形成されている。また、実施の形態1において、吹出口12は、ケース10の上面部分に形成される。
除湿機1は、吸込口11を覆う吸込口カバー11aを備える。吸込口カバー11aは、例えば、メッシュ状に形成される。この吸込口カバー11aは、吸込口11を介してケース10の内部へ異物が侵入してしまうことを防止する。吸込口カバー11aは、例えば、後ケース10bに対して着脱自在に形成される。
除湿機1は、その動作を制御する制御手段を備える。図示の例では、制御手段に相当する制御基板(図示省略)と、電源基板(図示省略)とを収納した基板ボックス16が後ケース10bに配置されている。
また、除湿機1は、ルーバー13を備える。ルーバー13は、板状の部材によって構成される。ルーバー13は、吹出口12から空気が送り出される方向を調整するためのものである。ルーバー13は、吹出口12の近くに配置される。ルーバー13は、ルーバー駆動用モータ(図示省略)に連結されている。ルーバー駆動用モータが作動すると、ルーバー13の姿勢が変更される。制御手段がルーバー駆動用モータを制御することで、吹出口12から空気が送り出される方向を調整する。
また、除湿機1は、操作表示部15を備える。操作表示部15は、使用者が除湿機1を操作するためのものである。また、操作表示部15は、除湿機1の状態等を使用者へ表示するものである。操作表示部15に面するケース10の内部には、操作表示部15を制御する操作表示基板15aが配置されている。操作表示基板15aには、除湿機1の運転を開始/停止する運転スイッチ、運転モードを、除湿運転モード、空気清浄運転モードまたは除湿空気清浄自動運転モードのいずれかに切り替える運転モード切替スイッチ、液晶表示部等が配置される。操作表示部15を介して、除湿機1が操作され、除湿機1の状態等が表示される。操作表示基板15aは、後ケース10b内に配置される。
また、除湿機1は、空気を送る送風手段として、ファン21を備える。ファン21は、ケース10の内部に空気を取り込み、取り込んだ空気をケース10の外部へ送る装置である。ファン21は、ケース10の内部に収容される。ファン21は、吸込口11から吹出口12へ至る風路に、吸込口11から吹出口12へと向かう気流を発生させる装置である。
ケース10の内部には、モータ21aが収容される。モータ21aは、ファン21を回転させる装置である。実施の形態1において、ファン21とモータ21aは、前ケース10a内に配置される。つまり、除湿機1の正面側にファン21とモータ21aが配置される。モータ21aは、軸21bを介し、ファン21に接続される。モータ21aの回転動作は、制御手段により制御される。
また、除湿機1は、除湿手段を備える。除湿手段は、空気中に含まれる水分を除去する除湿部を有する。除湿手段は、空気中の水分を除去できるものであれば、いかなるものでも良い。本実施の形態における除湿機1は、冷媒を蒸発させる蒸発器31を含む熱交換器と、冷媒を圧縮する圧縮機(図示省略)と、冷媒を減圧させる減圧装置(図示省略)とを有する冷媒回路を備えたヒートポンプ式の除湿手段を備える。
本開示において、除湿手段は、ヒートポンプ式の除湿手段に限定されない。本開示における除湿手段は、例えば、除湿部に設けられた吸着剤によって除去した空気中の水分を熱交換器において凝縮させるデシカント式の除湿手段でもよい。
本実施の形態におけるヒートポンプ式除湿手段は、冷媒を凝縮させる熱交換器としての凝縮器32をさらに備える。この除湿手段においては、熱交換器である蒸発器31及び凝縮器32が、除湿部に相当する。蒸発器31、凝縮器32、圧縮機、減圧装置は、ケース10に収容される。圧縮機の圧縮機駆動用モータは、制御手段により制御される。本実施の形態において、蒸発器31と凝縮器32は、後ケース10bに囲われている。
蒸発器31、圧縮機、凝縮器32、及び減圧装置は、配管(図示省略)等を介して順に接続される。蒸発器31、圧縮機、凝縮器32、及び減圧装置より形成された冷媒回路には、冷媒が流れる。蒸発器31及び凝縮器32は、冷媒と空気との間での熱交換を行うための熱交換器である。圧縮機は、蒸発器31で蒸発した低圧の冷媒を圧縮して高圧の冷媒にする装置である。減圧装置は、凝縮器32を通過した高圧冷媒を減圧して低圧冷媒にする装置である。減圧装置は、例えば、膨張弁またはキャピラリーチューブである。
蒸発器31を通過する空気と、蒸発器31を流れる冷媒との間で、熱が交換される。蒸発器31には、減圧装置によって減圧した冷媒が流れる。蒸発器31には、ケース10の内部へ取り込まれた空気よりも低温の冷媒が流れる。蒸発器31を流れる冷媒は、蒸発器31を通過する空気から熱を吸収する。蒸発器31を通過する空気は、蒸発器31を流れる冷媒に熱を奪われる。すなわち、蒸発器31を通過する空気は、蒸発器31を流れる冷媒によって冷却される。これにより、蒸発器31を通過する空気に含まれる水分が凝縮する。すなわち、結露が発生する。凝縮した空気中の水分は、液体の水として空気から除去される。除去された水は、例えば、ケース10の内部に設けられたタンク14に貯められる。このタンク14は、ケース10から取り外し可能に構成される。蒸発器31を通過した空気は、凝縮器32へ送られる。凝縮器32を通過する空気と、凝縮器32を流れる冷媒との間で、熱が交換される。凝縮器32を流れる冷媒は、凝縮器32を通過する空気によって冷却される。凝縮器32を通過する空気は、凝縮器32を流れる冷媒によって加熱される。凝縮器32を通過した空気は、除湿機1の外部の空気に比べて乾燥した状態である。この乾燥した状態の空気は、ファン21を通過する。ファン21を通過した空気は、吹出口12から、ケース10の上方へ送り出される。このようにして、除湿機1は、空気を除湿する。また、除湿機1は、乾燥した状態の空気を外部へ供給する。
後ケース10bは、格子部10cを有する。格子部10cには、蒸発器31に流入する空気が通過する開口が複数形成されている。ファン21の軸21bに平行な方向から見たときに、格子部10cの総開口面積は、蒸発器31の面積と同程度である。蒸発器31と格子部10cとは、第一の空間33を隔てて、距離Cの間隔を空けて、向かい合うように配置される。
また、除湿機1は、空気を清浄化するための空気清浄フィルタを備える。本開示において、「空気を清浄化する」とは、例えば、空気中の塵埃、臭気、粒子、飛沫、エアロゾルのうちの少なくとも一つを除去することに相当する。以下の説明では、空気中の塵埃、粒子、飛沫、エアロゾルを総称して「塵埃」と呼ぶ場合がある。本実施の形態における除湿機1は、HEPAフィルタ41と活性炭フィルタ42とを空気清浄フィルタとして備える。HEPAフィルタ41及び活性炭フィルタ42は、ケース10に収納される。本実施の形態において、HEPAフィルタ41と活性炭フィルタ42は、後ケース10bに収納される。
HEPAフィルタ41は、空気中の細かい塵埃を捕集するフィルタである。活性炭フィルタ42は、空気中の臭気を脱臭するフィルタである。HEPAフィルタ41と活性炭フィルタ42は、後ケース10bより、着脱自在に設けられる。活性炭フィルタ42は、格子部10cに対して、第二の空間34を隔てて、距離Dの間隔を空けて、向かい合うように配置される。蒸発器31と活性炭フィルタ42との間に、格子部10cが位置する。
本実施の形態において、ケース10の内部には、吸込口11から吹出口12へと通じる風路が形成されている。該風路には、吸込口11から、吸込口カバー11a、HEPAフィルタ41、活性炭フィルタ42、蒸発器31、凝縮器32、ファン21の順に配置される。
本開示では、吸込口11から入った空気が、空気清浄フィルタに相当するHEPAフィルタ41及び活性炭フィルタ42と、除湿部に相当する熱交換器である蒸発器31及び凝縮器32と、送風手段に相当するファン21とをこの順に通過して、吹出口12から吹き出される気流の風路を「第一の風路」と称する。これに対し、吸込口11から入った空気が、空気清浄フィルタに相当するHEPAフィルタ41及び活性炭フィルタ42を通過せずに、除湿部に相当する熱交換器である蒸発器31及び凝縮器32と、送風手段に相当するファン21とをこの順に通過して、吹出口12から吹き出される気流の風路を「第二の風路」と称する。また、本開示では、吸込口11から吹出口12へと通じる風路を流れる気流を用いて、上流側と下流側を定める。例えば、熱交換器に対し吸込口11がある側を上流側とする。また、熱交換器に対し吹出口12がある側を下流側とする。
第一の風路は、空気清浄フィルタに相当するHEPAフィルタ41及び活性炭フィルタ42を気流が通過する風路であるフィルタ風路44を含む。第二の風路は、空気清浄フィルタに相当するHEPAフィルタ41及び活性炭フィルタ42を通過しない風路であるバイパス風路43を含む。バイパス風路43は、HEPAフィルタ41と活性炭フィルタ42を通過せずに、空気が下流へとながれる風路である。
図3に示すように、本実施の形態において、バイパス風路43は、フィルタ風路44に隣接する。バイパス風路43とフィルタ風路44とを仕切板あるいは仕切壁等で仕切るようにしてもよい。このように、バイパス風路43をフィルタ風路44に隣接して配置することにより、除湿機1の中の風路をコンパクトに構成でき、除湿機1を小型化することが可能となる。
本実施の形態において、除湿機1は、HEPAフィルタ41及び活性炭フィルタ42の左側に隣接するバイパス風路43と、HEPAフィルタ41及び活性炭フィルタ42の右側に隣接するバイパス風路43とを備える。このように、フィルタ風路44の一側に隣接するバイパス風路43と、フィルタ風路44の他側に隣接するバイパス風路43とを設けることで、除湿機1を小型化することと、第二の風路の圧力損失をより小さくすることとを両立する上でより有利になる。
本実施の形態では、除湿機1を背面から見たとき、すなわち、ファン21の軸21bに平行な方向から見たときに、フィルタ風路44は、矩形を呈する。そして、フィルタ風路44の矩形の左側の一辺に沿って一方のバイパス風路43が設けられ、フィルタ風路44の矩形の右側の一辺に沿って他方のバイパス風路43が設けられている。除湿機1を背面から見たときに、バイパス風路43の縦方向の長さ、すなわち上下方向についてのバイパス風路43の長さは、HEPAフィルタ41の縦方向の長さ、すなわち上下方向についてのHEPAフィルタ41の長さと同程度に設定されることが望ましい。
バイパス風路43に流れる気流と、フィルタ風路44に流れる気流とは、活性炭フィルタ42の下流の空間で合流する。バイパス風路43に流れる気流と、フィルタ風路44に流れる気流とは、格子部10cから距離Cの間隔を有した第一の空間33と、格子部10cから距離Dの間隔を有した第二の空間34とで合流する。つまり、バイパス風路43に流れる気流と、フィルタ風路44に流れる気流とは、活性炭フィルタ42の下流に配置される蒸発器31の手前で合流し、その後は1つの風路の中を流れる。
本実施の形態における除湿機1は、第二の風路に設けられた導風面43aを有する。導風面43aは、第二の風路の気流が、除湿部に相当する熱交換器の風上側の面の中心に近づくように、第二の風路の気流を導く。導風面43aは、バイパス風路43を通過してきた気流を、熱交換器の風上側の面の中心方向へ導く。本実施の形態における導風面43aは、バイパス風路43を通過してきた気流の方向を横方向(方位角方向)に変える。本実施の形態であれば、導風面43aを設けたことで、バイパス風路43を通過する気流を、除湿部に相当する熱交換器に、さらに効率良く流入させることができる。それゆえ、除湿効率を改善できる。
本実施の形態では、格子部10cの左側に位置する導風面43aと、格子部10cの右側に位置する導風面43aとが設けられている。導風面43aは、平面で構成されていてもよい。導風面43aの平面の法線方向を調整することにより、気流が導かれる方向を調整できる。また、導風面43aは、曲面で構成されていてもよい。導風面43aの曲面の曲率を調整することにより、導風面43aにより導かれた気流の広がりを調整できる。
除湿機1は、第二の風路の開度を調整する開閉手段を備える。本実施の形態では、図3に示すように、フラップ51が当該開閉手段に相当する。フラップ51は、開閉動作可能な遮蔽板に相当する。フラップ51は、バイパス風路43の吸込口の開度を、開放にしたり、遮蔽にしたり、開放と遮蔽の中間の状態にしたりするように、開閉動作可能である。バイパス風路43の吸込口は、吸込口11の一部である。バイパス風路43の吸込口は、HEPAフィルタ41の風上側の端面の左右の外縁の外側に位置する部分である。フラップ51は、板状の部材によって構成される。フラップ51は、吸込口カバー11aよりも下流側に配置される。フラップ51は、例えば、HEPAフィルタ41側とは反対側の端部に設けられた回転軸を中心に回動可能になっており、開閉手段駆動用モータ(図示省略)により駆動される。HEPAフィルタ41に対して左側に位置するフラップ51は、当該フラップを構成する板状部材の左端に設けられた回転軸を中心に回動する。HEPAフィルタ41に対して右側に位置するフラップ51は、当該フラップを構成する板状部材の右端に設けられた回転軸を中心に回動する。制御手段は、開閉手段駆動用モータの動作を制御することで、フラップ51の開度を調整可能である。
図3は、フラップ51がバイパス風路43の吸込口を閉じる位置にあるとき、すなわちフラップ51が全閉であるときの状態を示す。フラップ51が全閉であるときには、空気がバイパス風路43の吸込口に流入することが阻止されるので、第二の風路を空気が通過することが阻止される。開閉手段駆動用モータが、フラップ51を下流側の方向に回動させると、バイパス風路43が開き、空気がバイパス風路43の吸込口に流入可能になる。以下では、フラップ51の開度の値を、開口開度[%]と称する。フラップ51が全閉であるときの開口開度を0%とし、フラップ51が全開であるときの開口開度を100%とする。
除湿機1は、室内空気の相対湿度を検出する室内湿度検出手段を備える。本開示では、相対湿度のことを単に「湿度」と呼ぶ場合がある。図3に示すように、本実施の形態では、湿度センサ61が室内湿度検出手段に相当する。湿度センサ61は、ケース10の内部に配置される。ケース10のうち、湿度センサ61の近傍の部分には、ケース10の外側と、湿度センサ61との間を連通する開口(図示省略)が設けられる。制御手段は、湿度センサ61により湿度検出情報を取得することで、室内の湿度を測定することができる。制御手段が取得した湿度検出情報を操作表示基板15aに送信し、湿度センサ61による測定結果に関する情報を操作表示部15に表示してもよい。
また、除湿機1は、室内空気の汚染度である空気汚染度を検出する室内空気汚染度検出手段を備える。空気汚染度は、室内の空気中の塵埃、臭気、粒子、飛沫、エアロゾルのうちの少なくとも一つの量あるいは濃度に相当する。図2に示すように、本実施の形態では、塵埃センサ62及びガスセンサ63が室内空気汚染度検出手段に相当する。この例に限らず、本開示における除湿機1は、例えば、塵埃センサ62及びガスセンサ63のいずれか一方のみを室内空気汚染度検出手段として備えたものでもよい。
塵埃センサ62は、ケース10の内部に配置される。ケース10のうち、塵埃センサ62の近傍の部分には、ケース10の外側と、塵埃センサ62との間を連通する開口(図示省略)が設けられる。制御手段は、塵埃センサ62により塵埃検出情報を取得することで、室内の塵埃の量と濃度を測定することができる。塵埃センサ62は、例えば、0.1μmの粒子を検出する性能を持つ。制御手段が取得した塵埃検出情報を操作表示基板15aに送信し、塵埃センサ62による測定結果に関する情報を操作表示部15に表示してもよい。
ガスセンサ63は、ケース10の内部に配置される。ケース10のうち、ガスセンサ63の近傍の部分には、ケース10の外側と、ガスセンサ63との間を連通する開口(図示省略)が設けられる。制御手段は、ガスセンサ63によりガス検出情報を取得することで、室内の空気の臭気を測定することができる。制御手段が取得したガス検出情報を操作表示基板15aに送信し、ガスセンサ63の測定結果に関する情報を操作表示部15に表示してもよい。
次に、実施の形態1による除湿機1の運転について説明する。実施の形態1による除湿機1は、除湿運転と空気清浄運転を自動で同時に行う除湿空気清浄自動運転を制御モードとして備える。図4は、実施の形態1による除湿空気清浄自動運転のときの処理を示すフローチャートである。
以下、図4を参照して、実施の形態1による除湿空気清浄自動運転について説明する。例えば、使用者が操作表示部15の運転スイッチをONして、運転モード切替スイッチで除湿空気清浄自動運転モードを選択すると、除湿機1は、除湿空気清浄自動運転を開始する。除湿空気清浄自動運転を開始すると、制御手段は、ルーバー13が吹出口12を開口するようルーバー駆動用モータを制御する(ステップS001)。次に、制御手段は、フラップ51が開くように開閉手段駆動用モータを制御し、バイパス風路43の吸込口を開口する(ステップS002)。続いて、制御手段は、モータ21aを回転駆動し、ファン21が予め設定された回転数で回転するように制御する(ステップS003)。ここで、本開示における「回転数」とは、単位時間当たりの回転数、すなわち回転速度を意味する。したがって、ファン21の回転数は、送風手段の動作速度に相当する。また、制御手段は、圧縮機駆動用モータを駆動するように制御し、圧縮機が冷媒の圧縮動作を開始する(ステップS004)。
次いで、制御手段は、湿度センサ61の周囲の空気の湿度を湿度センサ61により検出する動作を開始し、検出された湿度が50%以上であるかどうかを判定する(ステップS005)。以下では、湿度センサ61の検出湿度の値は、小数点以下を四捨五入した値を示すものとする。湿度センサ61の検出湿度が50%未満の場合は、制御手段は、圧縮機駆動用モータの駆動を停止するよう制御し、圧縮機の冷媒圧縮動作を停止させ(ステップS006)、フラップ51を開口開度0%に閉じるように開閉手段駆動用モータを制御し、バイパス風路43の吸込口を閉鎖する(ステップS007)。その後、一定時間が経過すると、ステップS005に戻る。なお、ステップS005では、除湿運転を停止する湿度の閾値を50%としたが、これは一例であり、湿度の閾値は他の値でも良い。
ステップS005で湿度センサ61の検出湿度が50%以上の場合には、制御手段は、ステップS008に進み、湿度センサ61の検出湿度が、50%から55%までに入るかどうかを判定する。湿度センサ61の検出湿度が50%から55%までの場合には、制御手段は、圧縮機駆動用モータの駆動動作を継続し、塵埃センサ62とガスセンサ63がそれぞれのセンサの周囲の空気の塵埃とガスの検出動作を開始し、空気汚染度を判定する(ステップS018)。一例として、制御手段は、塵埃センサ62が検出した粒子濃度を閾値と比較し、ガスセンサ63が検出したガス濃度を閾値と比較することにより、空気汚染度を「大」「中」「小」の三段階に判定する。例えば、制御手段は、塵埃センサ62が検出した粒子濃度が高濃度閾値を超えているか、ガスセンサ63が検出したガス濃度が高濃度閾値を超えているときに、空気汚染度を「大」と判定してもよい。制御手段は、塵埃センサ62が検出した粒子濃度が低濃度閾値を下回り、かつ、ガスセンサ63が検出したガス濃度が低濃度閾値を下回っているときに、空気汚染度を「小」と判定してもよい。制御手段は、塵埃センサ62が検出した粒子濃度が低濃度閾値と高濃度閾値との間にあるか、ガスセンサ63が検出したガス濃度が低濃度閾値と高濃度閾値との間にあるときに、空気汚染度を「中」と判定してもよい。ただし、本開示において、制御手段は、空気汚染度を四段階またはそれ以上の多段階に判定してもよいし、空気汚染度を二段階に判定してもよい。
ステップS018で空気汚染度が小の場合は、制御手段は、フラップ51を閉じるように開閉手段駆動用モータを制御し、フラップ51の開口開度を50%とし(ステップS019)、一定時間後、ステップS005に戻る。これに対し、空気汚染度が小でない場合、つまり、空気汚染度が大または中である場合には、制御手段は、フラップ51を閉じるように開閉手段駆動用モータを制御し、フラップ51の開口開度を25%とし(ステップS020)、一定時間後、ステップS005に戻る。なお、ここでは、動作の一例として、湿度センサ61の検出湿度に対する閾値を50%から55%までとし、フラップ51の開口開度を25%、50%としたが、閾値と開口開度はこれ以外の値でも良い。
ステップS008で、湿度センサ61の検出湿度が50%から55%まででない場合には、制御手段は、ステップS009に進み、湿度センサ61の検出湿度が、56%から60%までに入るかどうかを判定する。湿度センサ61の検出湿度が56%から60%までの場合には、制御手段は、圧縮機駆動用モータの駆動動作を継続し、塵埃センサ62とガスセンサ63がそれぞれのセンサの周囲の空気の塵埃とガスの検出動作を開始し、空気汚染度を判定する(ステップS013)。空気汚染度が大の場合は、制御手段は、フラップ51を閉じるように開閉手段駆動用モータを制御し、フラップ51の開口開度を25%とし(ステップS014)、一定時間後、ステップS005に戻る。ステップS013で空気汚染度が大でない場合には、制御手段は、ステップS015に進み、空気汚染度が中かどうかを判断する。空気汚染度が中の場合には、制御手段は、フラップ51を閉じるように開閉手段駆動用モータを制御し、フラップ51の開口開度を50%とし(ステップS016)、一定時間後、ステップS005に戻る。ステップS015で空気汚染度が中でない場合、すなわち空気汚染度が小の場合には、制御手段は、フラップ51を閉じるように開閉手段駆動用モータを制御し、フラップ51の開口開度を75%とし(ステップS017)、一定時間後、ステップS005に戻る。なお、ここでは、動作の一例として、湿度センサ61の検出湿度に対する閾値を56%から60%までとし、フラップ51の開口開度を25%、50%、75%としたが、閾値と開口開度はこれ以外の値でも良い。
ステップS009で、湿度センサ61の検出湿度が56%から60%まででない場合、すなわち、湿度センサ61の検出湿度が61%以上である場合には、制御手段は、圧縮機駆動用モータの駆動動作を継続し、塵埃センサ62とガスセンサ63がそれぞれのセンサの周囲の空気の塵埃とガスの検出動作を開始し、空気汚染度を判定する(ステップS010)。空気汚染度が大でない場合、つまり空気汚染度が中または小である場合には、制御手段は、フラップ51を閉じるように開閉手段駆動用モータを制御し、フラップ51の開口開度を75%とし(ステップS012)、一定時間後、ステップS005に戻る。これに対し、空気汚染度が大の場合には、制御手段は、フラップ51を閉じるように開閉手段駆動用モータを制御し、フラップ51の開口開度を50%とし(ステップS011)、一定時間後、ステップS005に戻る。なお、ここでは、動作の一例として、湿度センサ61の検出湿度に対する閾値を61%以上とし、フラップ51の開口開度を50%、75%としたが、閾値と開口開度はこれ以外の値でも良い。
このように、本実施の形態であれば、相対湿度と空気汚染度とに応じて、フラップ51の開口開度を変更する制御手段を設けたことで、除湿運転と空気清浄運転を同時に行う際に、第一の風路を通る風量と、第二の風路を通る風量との比率を、自動で調整できる。それゆえ、除湿運転と空気清浄運転とを、自動で、より適切に実行できる。
図5は、フラップ51の開口開度と、除湿能力と、空気清浄能力との関係を示すグラフである。図5のグラフにおいて、横軸は、フラップ51の開口角度を示し、縦軸は、除湿能力と空気清浄能力を示す。すなわち、図5は、フラップ51の開口開度における、除湿能力と空気清浄能力との比率を表している。第二の風路の吸込口に位置するフラップ51の開口開度が増加すると、第一の風路へ流れる風量が減少し、第二の風路へ流れる風量が増加する。この場合、第一の風路の空気清浄フィルタを通過する風量が減少するため、空気清浄能力が低下し、第二の風路では蒸発器31へ流れる風量が増加するため、除湿能力が上昇する。これに対し、フラップ51の開口開度が低下すると、第一の風路へ流れる風量が増加し、第二の風路へ流れる風量が減少する。この場合、第一の風路の空気清浄フィルタを通過する風量が増加するため、空気清浄能力が増加し、第二の風路では蒸発器31へ流れる風量が減少するため、除湿能力が低下する。以上のことから、図5に示すように、フラップ51の開口開度が増加すると、空気清浄能力が低下し、除湿能力が上昇する。逆に、フラップ51の開口開度が低下すると、空気清浄能力が上昇し、除湿能力が低下する。なお、図5では、一例として、フラップ51の開口開度が0%、100%における能力比率を50%、100%としたが、これ以外の値でも良い。
本実施の形態では、相対湿度が等しい場合に、第一空気汚染度のときのフラップ51の開口開度に比べて、第一空気汚染度よりも空気汚染度が高い第二空気汚染度のときのフラップ51の開口開度を小さくする。例えば、湿度が50%から55%においては、空気汚染度が小(第一空気汚染度)のときにはフラップ51の開口開度を50%とし(図4のステップS019)、空気汚染度が中または大(第二空気汚染度)のときにはフラップ51の開口開度を25%とする(ステップS020)。また、湿度が61%以上においては、空気汚染度が小または中(第一空気汚染度)のときにはフラップ51の開口開度を70%とし(ステップS012)、空気汚染度が大(第二空気汚染度)のときにはフラップ51の開口開度を50%とする(ステップS020)。このように、第一空気汚染度よりも空気汚染度が高い第二空気汚染度のときにフラップ51の開口開度を小さくすることで、空気清浄フィルタを通過する第一の風路の風量の比率が大きくなるので、空気清浄能力が高くなり、室内の空気をより効率良く浄化できる。これに対し、空気汚染度が小さい第一空気汚染度のときには、空気清浄能力をそれほど高くする必要がないので、フラップ51の開口開度を大きくすることで、空気清浄フィルタを通過しない第二の風路の風量の比率を大きくする。これにより、圧力損失が小さくなるので、低消費電力と低騒音を図る上で有利になる。
また、本実施の形態では、空気汚染度が等しい場合に、第一相対湿度のときのフラップ51の開口開度に比べて、第一相対湿度よりも相対湿度が高い第二相対湿度のときのフラップ51の開口開度を大きくする。例えば、空気汚染度が大の場合、第一相対湿度(湿度が56%から60%)のときのフラップ51の開口開度を25%とし(ステップS014)、第二相対湿度(湿度が61%以上)のときのフラップ51の開口開度を50%とする(ステップS011)。また、空気汚染度が小の場合、第一相対湿度(湿度が50%から55%)のときのフラップ51の開口開度を50%とし(ステップS019)、第二相対湿度(湿度が56%から60%)のときのフラップ51の開口開度を75%とする(ステップS017)。ファン21の回転数が同じ場合、フラップ51の開口開度が大きいほど、蒸発器31へ流れる風量が増加するため、除湿能力が上昇する。本実施の形態であれば、湿度が高い第二相対湿度のときにフラップ51の開口開度を大きくすることで、除湿能力が高くなる。それゆえ、室内の湿度を迅速に低下させることが可能となる。これに対し、湿度が低い第一相対湿度のときには、除湿能力をそれほど高くする必要がないので、フラップ51の開口開度を小さくすることで、空気清浄能力を高くすることが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態であれば、相対湿度と空気汚染度とに応じて制御手段がフラップ51の開口開度を自動で調整することにより、第一の風路へ流れる風量と第二の風路へ流れる風量の比率を変化させ、除湿能力と空気清浄能力の比率を変更することで、除湿能力の要求値と空気清浄能力の要求値を満たす運転モードを実現することが可能となる。
本開示において、除湿機1の制御手段の各機能は、処理回路により達成されてもよい。制御手段の処理回路は、少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのメモリとを備えてもよい。処理回路が少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのメモリとを備える場合、制御手段の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより達成されてもよい。ソフトウェア及びファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述されてもよい。ソフトウェア及びファームウェアの少なくとも一方は、少なくとも1つのメモリに格納されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、制御手段の各機能を達成してもよい。少なくとも1つのメモリは、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク等を含んでもよい。
制御手段の処理回路は、少なくとも1つの専用のハードウェアを備えてもよい。処理回路が少なくとも1つの専用のハードウェアを備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものでもよい。制御手段の各部の機能がそれぞれ処理回路で達成されても良い。また、制御手段の各部の機能がまとめて処理回路で達成されても良い。制御手段の各機能について、一部を専用のハードウェアで達成し、他の一部をソフトウェアまたはファームウェアで達成してもよい。処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、制御手段の各機能を達成しても良い。
また、除湿機1の制御手段は、ネットワークを介して接続されるクラウドサーバ上にあってもよい。
実施の形態2.
次に、図6及び図7を参照して、実施の形態2について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、共通する説明を簡略化または省略する。また、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付す。
実施の形態2による除湿機1は、そのハードウェア構成については実施の形態1と同じであり、除湿空気清浄自動運転の制御方法における送風ファン回転数フィードバック制御が実施の形態1と相違する。
図6は、フラップ51の開口開度と、騒音値と、除湿能力と、空気清浄能力と、ファン21の回転数との関係を示すグラフである。図7は、実施の形態2による除湿空気清浄自動運転のときの処理を示すフローチャートである。なお、図7のステップS001からステップS020までの処理は、実施の形態1と同様であるため、説明を割愛する。
図6に示すように、ファン21の回転数が同じである場合、フラップ51の開口開度が大きいほど除湿機1の騒音値SPLが増加し、フラップ51の開口開度が小さいほど除湿機1の騒音値SPLが低下する。これは、フラップ51の開口開度が大きいほどフラップ51による遮音率が低下し、フラップ51の開口開度が小さいほどフラップ51による遮音率が高くなるためである。また、フラップ51の開口開度が同じであれば、ファン21の回転数が高いほど、除湿機1の騒音値SPLが増加し、空気清浄能力及び除湿能力も増加する。以下では、ファン21の回転数を「ファン回転数」と呼ぶ場合がある。
実施の形態2における除湿空気清浄自動運転において、ファン21の回転数フィードバック制御は、以下のように行われる。本実施の形態では、フラップ51の開口開度と騒音値とファン21の回転数との関係から、予め設定された騒音上限値以下となるファン回転数が抽出される。制御手段は、その抽出されたファン回転数の中から最大値となるファン回転数を設定し、運転しているファン回転数を、その設定した回転数へ変更する。本実施の形態では、設定の一例として、騒音上限値を50dBとし、ファン回転数を700rpm、800rpm、900rpmとしたが、これ以外の値でも良い。また、本実施の形態では、ファン回転数を三段階に切り替えているが、ファン回転数を四段階またはそれ以上の多段階に切り替えてもよいし、ファン回転数を二段階に切り替えてもよい。
図7のフローチャートにおいて、ステップS011,S012,S014,S016,S017,S019,またはS020でフラップ51の開口開度が決定されると、制御手段は、ステップS021として、ファン21の回転数をフィードバックさせ、ステップS005に戻る。ステップS021において、制御手段は、フラップ51の開口開度に応じて、図6のグラフのように、ファン回転数を設定する。すなわち、フラップ51の開口開度が0%からα%のときには、制御手段は、ファン回転数を900rpmとする。フラップ51の開口開度がα%からβ%のときには、制御手段は、ファン回転数を800rpmとする。フラップ51の開口開度がβ%から100%のときには、制御手段は、ファン回転数を700rpmとする。ここで、0<α<50、50<β<100である。
このように、本実施の形態では、制御手段は、フラップ51の開口開度が第一開度のときのファン回転数に比べて、フラップ51の開口開度が第一開度よりも小さい第二開度のときのファン回転数を高くする。例えば、制御手段は、フラップ51の開口開度がβ%から100%(第一開度)のときのファン回転数(700rpm)に比べて、フラップ51の開口開度が第一開度よりも小さい第二開度(α%からβ%)のときのファン回転数(800rpm)を高くする。また、制御手段は、フラップ51の開口開度がα%からβ%(第一開度)のときのファン回転数(800rpm)に比べて、フラップ51の開口開度が第一開度よりも小さい第二開度(0%からα%)のときのファン回転数(900rpm)を高くする。これにより、除湿機1の騒音値が騒音上限値を超えない範囲においてファン回転数をなるべく高くすることができるので、除湿能力と空気清浄能力が向上する。
換言すれば、本実施の形態において、制御手段は、除湿機1の作動時の騒音値SPLが基準(騒音上限値)を超えないように、フラップ51の開口開度が大きくなるにつれて、ファン回転数を段階的に低くする。これにより、騒音を抑制しつつ、除湿能力と空気清浄能力を、実施の形態1よりも、さらに高く発揮させることが可能となる。
実施の形態3.
次に、図8及び図9を参照して、実施の形態3について説明するが、前述した実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明し、共通する説明を簡略化または省略する。また、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付す。
実施の形態3による除湿機1は、そのハードウェア構成については実施の形態1及び実施の形態2と同じであり、除湿空気清浄自動運転の制御方法における送風ファン回転数フィードバック制御が実施の形態2と相違する。
図8は、実施の形態3による除湿空気清浄自動運転のときの処理を示すフローチャートである。なお、図8のステップS001からステップS007までの処理は、実施の形態1と同様であるため、説明を割愛する。図9は、フラップ51の開口開度と、ファン回転数の設定値と、除湿能力と、空気清浄能力との関係を示すグラフである。
図8のステップS005で湿度センサ61の検出湿度が50%以上の場合には、制御手段は、ステップS030に進み、空気汚染度が大であるかどうかを判断する。空気汚染度が大である場合には、制御手段は、フラップ51の開口開度を0%に変更し(ステップS031)、ファン21の回転数フィードバックにより、ファン回転数を1000rpmへ変更し(ステップS035)、一定時間後、ステップS005に戻る。
ステップS030で空気汚染度が大でない場合には、制御手段は、ステップS032に進み、空気汚染度が中かどうかを判断する。空気汚染度が中の場合には、制御手段は、フラップ51の開口開度を50%に変更し(ステップS033)、ファン21の回転数フィードバックにより、ファン回転数を750rpmへ変更し(ステップS035)、一定時間後、ステップS005に戻る。
ステップS032で空気汚染度が中でない場合、すなわち空気汚染度が小の場合には、制御手段は、フラップ51の開口開度を100%に変更し(ステップS034)、ファン21の回転数フィードバックにより、ファン回転数を500rpmへ変更し(ステップS035)、一定時間後、ステップS005に戻る。
本実施の形態では、設定の一例として、フラップ51の開口開度を0%、50%、100%とし、ファン回転数を1000rpm、750rpm、500rpmとしたが、それ以外の値でも良い。また、本実施の形態では、フラップ51の開口開度及びファン回転数を三段階に切り替えているが、フラップ51の開口開度及びファン回転数を四段階またはそれ以上の多段階に切り替えてもよいし、フラップ51の開口開度及びファン回転数を二段階に切り替えてもよい。
図9に示すように、実施の形態3では、実施の形態2とは異なり、ファン21の回転数フィードバックの制御目標を、除湿能力比率100%としている。これは、除湿能力の要求値を複数持たず、除湿能力比率100%の1つに限定することで制御の条件数を減らし、制御の簡素化に繋がる。また、フラップ51の開口開度の状態に左右されず、どの開度の状態においても除湿能力が目標値にて出力しているため、市場における品質向上に繋がる。ここでは、設定の一例として、除湿能力比率の目標値を100%としたが、それ以外の値でも良い。
以上説明したように、実施の形態3では、制御手段は、フラップ51の開口開度が小さくなるにつれて、除湿能力が同等になるように、ファン回転数を高くする。これにより、フラップ51の開口開度が小さいときでも、高い除湿能力が得られる。