JP7553379B2 - ガス検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス検出装置に関する。
検出素子と補償素子とが設けられたブリッジ回路の出力に応じてガスを検出する接触燃焼式のガス検出装置として、検出素子と補償素子との触媒を白金とパラジウムとにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、同様のガス検出装置として、複数のブリッジ回路を備え、各ブリッジ回路において、1回のオン駆動期間中の複数のガス検出ポイントにおけるセンサ出力値をサンプリングし、複数のブリッジ回路においてサンプリングされた複数のセンサ出力値に基づいてガスの種類を識別するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平8-226908号公報 特開2001-175969号公報
特許文献1に記載のガス検出装置では、検出素子と補償素子とを備えるブリッジ回路を連続的に駆動させるので、消費電力が大きい。他方で、特許文献2に記載のガス検出装置では、ブリッジ回路を間欠的に駆動させるので、特許文献1に記載のガス検出装置に比して消費電力が小さい。しかしながら、特許文献2に記載のガス検出装置は、複数種類のガスを検知するために、複数のブリッジ回路を備えるので、ブリッジ回路の数が増える分だけ、消費電力が増加する。
本発明は、上記事情に鑑み、一個のブリッジ回路を間欠的に駆動させ、1回の駆動期間中に複数種類のガスを検出することが可能なガス検出装置を提供することを目的とする。
本発明のガス検出装置は、触媒でのガスの燃焼により出力が変化するブリッジ回路と、前記ブリッジ回路をパルス駆動させると共に前記ブリッジ回路の出力値に基づいてガスの検出を判断する制御部とを備えるガス検出装置であって、前記ブリッジ回路は、第1のヒーターと、第1のガスを吸着させて前記第1のヒーターの熱で燃焼させる第1の触媒とを備える第1の検出素子と、前記第1のヒーターに接続された第2のヒーターと、第2のガスを前記第2のヒーターの熱で接触燃焼させ、前記第1のガスを吸着させない第2の触媒とを備える第2の検出素子とを備え、前記制御部は、パルスが立ち上がった後の第1の検出タイミングにおける前記ブリッジ回路の出力値に基づいて、前記第1のガスの検出を判断し、前記第1の検出タイミングより後でパルスが立ち下がる前の第2の検出タイミングにおける前記ブリッジ回路の出力値に基づいて、前記第2のガスの検出を判断する。
本発明によれば、第1の触媒に対して吸着燃焼特性を示す第1のガスの検出を、パルスが立ち上がった後の第1の検出タイミングにおけるブリッジ回路の出力値に基づいて判断し、第2の触媒に対して接触燃焼特性を示す第2のガスの検出を、第1の検出タイミングより後でパルスが立ち下がる前の第2の検出タイミングにおけるブリッジ回路の出力値に基づいて判断する。それにより、一個のブリッジ回路を間欠的に駆動させ、1回の駆動期間中に第1のガスと第2のガスとを検出することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るガス検出装置の概略構成を示す図である。 図2は、第1の検出素子において生じる第1のガスの吸着燃焼反応を模式的に示す図である。 図3は、第1のガスが第1の検出素子において吸着燃焼反応を示した時の感度の波形と、第1のガスが第1の検出素子において接触燃焼反応を示した時の感度の波形とを示すグラフである。 図4は、接触燃焼反応と吸着燃焼反応との出力特性の違いを説明するためのグラフである。 図5は、第1の検出素子において生じる第1のガスの吸着燃焼反応を模式的に示す図である。 図6は、第2の検出素子において生じる第2のガスの接触燃焼反応を模式的に示す図である。 図7は、図1に示すヒーター駆動回路がブリッジ回路に印加するパルス電圧の波形を示す図である。 図8は、図1に示す波形生成回路により生成された出力電圧の波形を示すグラフである。 図9は、ガス検出装置が混合ガスを含む環境下に設置された時のガス検出装置の感度の波形を示すグラフである。 図10は、感度の算出方法を説明するためのグラフである。 図11は、実験で求めた出力電圧の波形を示すグラフである。 図12は、実験で求めた時刻t1での感度を示すグラフである。 図13は、実験で求めた出力電圧の波形を示すグラフである。 図14は、実験で求めた時刻t3での感度を示すグラフである。
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用される。
図1は、本発明の一実施形態に係るガス検出装置1の概略構成を示す図である。この図に示すように、ガス検出装置1は、ブリッジ回路10と、MCU(Micro Control Unit)20とを備える。ブリッジ回路10は、触媒でのガスの燃焼により出力が変化する燃焼式のガスセンサを構成する。ここで、一般的な接触燃焼式のガスセンサのブリッジ回路は、検出対象のガスが接触燃焼特性を示す検出素子と、検出対象のガスが接触燃焼特性を示さない補償素子とを備える。それに対して、本実施形態のガス検出装置1のブリッジ回路10は、検出対象の第1のガスが吸着燃焼特性を示す第1の検出素子11と、検出対象の第2のガスが接触燃焼特性を示す第2の検出素子12とを備える。
ブリッジ回路10は、一対の並列回路10A,10Bを備える。この一対の並列回路10A,10Bは、VH端子を介して電源(図示省略)に接続された導線から分岐する。分岐した一対の並列回路10A,10Bは、GND端子を介してグランドに接続された導線に再結合する。一方の並列回路10Aにおいて、第1の検出素子11と、第2の検出素子12とが直列で接続されている。他方の並列回路10Bでは、一対の固定回路R1,R2と、この一対の固定回路R1,R2の間に設けられた可変抵抗VRとが直列で接続されている。本実施形態では、第2の検出素子12がVH端子側に配され、第1の検出素子11がGND端子側に配されている。
ブリッジ回路10は、第1の検出素子11と第2の検出素子12との間に接続された端子13と、可変抵抗VRに接続された端子14とを備え、端子13と端子14との電位差である出力電圧VoutをMCU20に出力する。MCU20は、ブリッジ回路10をパルス駆動させると共にブリッジ回路10の出力電圧Voutに基づいて検出対象の第1のガス及び第2のガスの検出の有無及び濃度を判断する。
第1の検出素子11及び第2の検出素子12としては、ビーズ状の担体にコイルが埋め込まれ触媒が担体に担持されたビーズタイプのもの、基板上にヒーターがパターニングされ触媒が担持されたマイクロセンサタイプのもの等を例示できる。以下、ビーズタイプの第1の検出素子11及び第2の検出素子12を例に挙げて説明するが、これに限られるわけではない。
第1の検出素子11は、第1のヒーター111と、第1の担体112と、第1の触媒113とを備える。第1のヒーター111は、コイルである。第1のヒーター111の材料としては、白金(Pt)を例示できる。第1の担体112は、第1のヒーター111が埋め込まれたビーズ状の担体である。第1の担体112の材料としては、酸化アルミニウム(Al)、酸化チタン(TiO)、酸化セリウム(CeO)、二酸化ケイ素(SiO)等を例示できる。
第1の触媒113は、第1の担体112に担持された触媒であり、検出対象の第1のガスが化学吸着又は物理吸着して燃焼する特性を示す触媒である。本実施形態では、第1の触媒113は、白金(Pt)である。ここで、第1の触媒113に対して化学吸着して燃焼する特性を示すガスは、無極性分子ガスあるいは低有極性分子ガスであり、これらのガスとしては、一酸化炭素(CO)、水素(H)等を例示できる。なお、一酸化炭素、及び水素は、パラジウム(Pd)触媒に対しては、化学吸着力が白金(Pt)に比べて小さい。
第1の触媒113に対して物理吸着するのは極性分子ガスであり、この極性分子ガスとしては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類、ホルムアルデヒド、トルエン、アセトン、キシレン、スチレン等のVOC類等を例示できる。なお、一酸化炭素、メタン(CH)、イソブタン(C10)等の無極性分子ガスあるいは低有極性分子ガスは、第1の触媒113に対して物理吸着力が小さい。
第2の検出素子12は、第2のヒーター121と、第2の担体122と、第2の触媒123とを備える。第2のヒーター121は、コイルである。第2のヒーター121の材料としては、白金を例示できる。第2の担体122は、第2のヒーター121が埋め込まれたビーズ状の担体である。第2の担体122の材料としては、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素等を例示できる。
第2の触媒123は、第2の担体122に担持された触媒であり、検出対象の第2のガスが接触燃焼特性を示す触媒である。本実施形態では、第2の触媒123は、パラジウム(Pd)又はロジウム(Rh)、金(Au)である。ここで、第2の触媒123に対して接触燃焼特性を示すガスとしては、メタン、一酸化炭素等の無極性分子ガスあるいは低有極性分子ガスを例示できる。なお、上述のとおり、一酸化炭素、及び水素は、白金触媒に対して化学吸着して燃焼する特性を示す。また、メタンは、白金触媒に対しては殆ど接触燃焼特性を示さない。
第2のガスの第2の触媒123での燃焼温度は、第1のガスの第1の触媒113での燃焼温度に比して高い。
図2は、第1の検出素子11において生じる第1のガスG1の吸着燃焼反応を模式的に示す図である。この図では、第1のガスG1としての一酸化炭素又は水素が第1の触媒113に化学吸着して燃焼する反応を示している。
図2に示すように、一酸化炭素又は水素等の無極性分子ガスあるいは低有極性分子ガスである第1のガスG1は、第1のヒーター111がOFFの期間に第1の触媒113に化学吸着し、第1のヒーター111がONの期間に第1の触媒113上で燃焼する。第1のヒーター111がONの期間の第1のガスG1としての一酸化炭素の燃焼により、二酸化炭素(CO)が発生する。
図3は、第1のガスG1が第1の検出素子11において吸着燃焼反応を示した時の感度[mV]の波形と、第1のガスG1が第1の検出素子11において接触燃焼反応を示した時の感度[mV]の波形とを示すグラフである。ここで、第1のガスG1が、第1のヒーター111がOFFの期間に第1の触媒113に対して化学吸着し、第1のヒーター111がパルス電圧を印加されることにより、第1のヒーター111がONになった直後に、第1のガスG1が急激に燃焼する。これにより、第1のヒーター111による加熱直後に、第1のガスG1の吸着燃焼反応による感度[mV]の波形として、特徴的なピーク波形が出現する。その後、第1のガスG1の吸着燃焼反応による感度[mV]は下がっていき、雰囲気中の第1のガスG1の濃度に応じた定常的な感度[mV]となる。
ここで、定常的な感度[mV]は、ガスの接触燃焼反応による感度[mV]であり、一般的な接触燃焼式ガスセンサでは、定常的な感度[mV]に基づいて、ガスの検出を判断する。しかしながら、例えば、検出する一酸化炭素の濃度をガス警報器で警報するレベルの濃度(例えば数百ppm)に設定するように、検出するガスの濃度の目標値を低く設定する場合には、ガスの接触燃焼反応による定常的な感度[mV]を、ガスの検出を判断するのに十分な出力として得ることは困難である。それに対して、ガスの吸着燃焼反応により出現する上記ピーク波形の感度[mV]は、検出するガスの濃度の目標値を上述のように低く設定する場合であっても、ガスの検出を判断するのに十分な出力として得ることが可能となる。
図4は、接触燃焼反応と吸着燃焼反応との出力特性の違いを説明するためのグラフである。図4の左のグラフに示すように、ガスの接触燃焼反応による感度[mV]とガス濃度とは、リニアスケール(線形スケール)において直線関係を示す。それに対して、図4の右のグラフに示すように、ガスの吸着燃焼反応による感度[mV]とガス濃度とは、対数スケールにおいて直線関係を示す。
図5は、第1の検出素子11において生じる第1のガスG1の吸着燃焼反応を模式的に示す図である。この図では、第1のガスG1としての極性分子ガスが第1の触媒113及び第1の担体112に物理吸着して燃焼する反応を示している。この図に示すように、アルコール類やVOC類等の極性分子ガスである第1のガスG1は、第1のヒーター111がOFFの期間に第1の触媒113及び第1の担体112に物理吸着し、第1のヒーター111がONの期間に第1の触媒113及び第1の担体112上で燃焼する。第1のガスG1は、第1のヒーター111がONの期間の燃焼により二酸化炭素と水(HO)とに分解される。
ここで、第1のガスG1が、第1のヒーター111がOFFの期間に第1の触媒113及び第1の担体112に対して物理吸着し、第1のヒーター111がパルス電圧を印加されることにより、第1のヒーター111がONになった直後に、第1のガスG1が急激に燃焼する。これにより、第1のヒーター111による加熱直後に、第1のガスG1の吸着燃焼反応による出力電圧Voutの波形として、特徴的なピーク波形が出現する。その後、第1のガスG1の吸着燃焼反応による感度[mV]は下がっていき、雰囲気中の第1のガスG1の濃度に応じた定常的な感度[mV]となる。
また、第1のガスG1が第1の触媒113のみならず第1の担体112に対しても物理吸着していることにより、第1のヒーター111がONになった直後に、第1のガスG1が第1の触媒113上のみならず第1の担体112上においても燃焼する。従って、第1の触媒113及び第1の担体112に物理吸着した第1のガスG1の燃焼は、第1の触媒113に化学吸着した第1のガスG1の燃焼に比して広範囲に伝播する。
図6は、第2の検出素子12において生じる第2のガスG2の接触燃焼反応を模式的に示す図である。この図に示すように、メタン等の無極性分子ガスあるいは低有極性分子ガスである第2のガスG2は、第2のヒーター121がOFFの期間に第2の触媒123に対して、衝突することはあるものの、吸着してはいない。このため、第2のヒーター121がONの期間に、第2の触媒123に衝突した第2のガスG2が第2の触媒123上で燃焼する。第2のガスG2は、第2のヒーター121がONの期間の燃焼により二酸化炭素と水とに分解される。
ここで、第2のガスG2が、第2のヒーター121がOFFの期間に第2の触媒123に対して吸着していないことにより、第2のヒーター121がONになった直後に、ガスの吸着燃焼反応のような急激な燃焼が生じない。
図1に示すように、MCU20は、ヒーター駆動回路21と、出力検出器22と、波形生成回路23と、メモリ24と、判断回路25とを備える。ヒーター駆動回路21は、ブリッジ回路10にパルス状の駆動電圧を生成して印加する。
図7は、図1に示すヒーター駆動回路21がブリッジ回路10に印加するパルス電圧の波形を示す図である。この図に示すように、ヒーター駆動回路21は、第1のヒーター111及び第2のヒーター121のONとOFFとを繰り返す。第1のヒーター111及び第2のヒーター121のONの時間は、短時間であり、例えば、図示するように100[msec]である。第1のヒーター111及び第2のヒーター121のOFFの時間は、ONの時間に比して長時間であり、例えば、図示するように30[sec]である。第1のヒーター111及び第2のヒーター121のON時の最高温度は、第2のガスG2の第2の触媒123での燃焼温度よりも高い温度(例えば、460℃)である。第1のヒーター111及び第2のヒーター121のOFF時の最低温度は、室温(RT)である。
図1に示すように、出力検出器22は、ブリッジ回路10の端子13,14に接続されている。この出力検出器22は、上記の出力電圧Voutを増幅して波形生成回路23に出力する。波形生成回路23は、出力検出器22から出力された出力電圧Voutの波形を生成する。
図8は、図1に示す波形生成回路23により生成された出力電圧Voutの波形を示すグラフである。このグラフには、第1のガスG1の一例である一酸化炭素と第2のガスG2の一例であるメタンとの混合ガスが検出された時の出力電圧Voutの波形(以下、混合ガス波形という)が実線で示されている。また、このグラフには、ガス検出装置1が、第1のガスG1と第2のガスG2とが検出されない大気中に設置された時の出力電圧Voutの波形(以下、基準波形という)が破線で示されている。
ガス検出装置1が、第1のガスG1と第2のガスG2とが検出されない大気中に設置された時、図8のグラフに破線で示す出力電圧Voutの基準波形が生成される。出力電圧Voutの基準波形は、ガス検出装置1の電源がONになった時等の所定のタイミングで生成されてメモリ24(図1参照)に記憶される。
出力電圧Voutの基準波形は、第1のヒーター111及び第2のヒーター121がONになる時刻t0から、出力電圧Voutのピーク値まで立ち上がり、ピーク値を示した時刻t1から第1のヒーター111及び第2のヒーター121がOFFになる時刻t2まで次第に低下し、時刻t2から立ち下がる。なお、出力電圧Voutは、ガス検出装置1の設定によってプロファイルが変わる。本実施形態では、出力電圧Voutのピークと吸着燃焼におけるピークとが重なっているが、必ずしもそのようになるわけではない。
出力電圧Voutの基準波形がピーク値を示す時刻t1は、下記(1)式を満足する。例えば、第1のヒーター111及び第2のヒーター121のONの時間(t2-t0)が100[msec]の場合、時刻t1は、25[msec]以下である。
t0<t1<(1/2)×(t2-t0) …(1)
ガス検出装置1が、上記の混合ガスを含む環境下に設置された時、図8のグラフに実線で示す出力電圧Voutの混合ガス波形が生成される。この出力電圧Voutの混合ガス波形は、上述の出力電圧Voutの基準波形に近似したプロファイルになる。
ここで、時刻t1における出力電圧Voutを基準波形と混合ガス波形とで比較した場合、混合ガス波形の出力値が、基準波形の出力値よりも低くなる。他方で、時刻t2における出力電圧Voutを基準波形と混合ガス波形とで比較した場合、混合ガス波形の出力値が、基準波形の出力値よりも高くなる。
ガス検出装置1が混合ガスを含む環境下に設置された場合、第1のガスG1の一例である一酸化炭素が第1の触媒113に吸着した状態で第1のヒーター111がONになる。そのため、時刻t1において、第1の触媒113上で一酸化炭素の吸着燃焼が生じ、第1の検出素子11の抵抗が増加し、出力電圧Voutが増加する。それにより、時刻t1において、混合ガス波形の出力値が基準波形の出力値よりも低くなる。
他方で、一酸化炭素の吸着燃焼が生じた後、第2のガスG2の一例であるメタンが、第2の触媒123に衝突することにより、第2の触媒123上でメタンの接触燃焼が生じ、第2の検出素子12の抵抗が増加し、出力電圧Voutが上昇する。それにより、時刻t2において、混合ガス波形の出力値が基準波形の出力値よりも高くなる。
図9は、ガス検出装置1が混合ガスを含む環境下に設置された時のガス検出装置1の感度[mV]の波形を示すグラフである。このグラフに示す感度[mV]の波形は、図8のグラフに実線で示す出力電圧Voutの混合ガス波形から図8のグラフに破線で示す出力電圧outの基準波形を差し引いた合成波形である。
図9に示す感度[mV]の波形は、第1のヒーター111及び第2のヒーター121がONになる時刻t0の0[mV]から、感度[mV]の負の方向の最大値まで立ち下がり、負の方向の最大値を示す時刻t1から第1のヒーター111及び第2のヒーター121がOFFになる時刻t2の正の方向の最大値まで次第に上昇し、時刻t2から0[mV]まで立ち下がる。
ここで、時刻t1における感度[mV]が、負の方向に大きくなるほど、第1の検出素子11の抵抗の増加が大きくなる。そのため、時刻t1における感度[mV]の負の方向の大きさに基づいて、第1の触媒113での一酸化炭素の吸着燃焼の有無やその程度を判断できる。
他方で、下記(2)式を満足する時刻t3における感度[mV]が、正の方向に大きくなるほど、第2の検出素子12の抵抗の増加が大きくなる。そのため、時刻t3における感度[mV]の正の方向の大きさに基づいて、第2の触媒123でのメタンの接触燃焼の有無やその程度を判断できる。
(1/2)×(t2-t0)≦t3≦t2 …(2)
そこで、本実施形態の判断回路25(図1参照)は、出力電圧Voutの波形からメモリ24に記憶された出力電圧Voutの基準波形を差し引いた合成波形、即ち、感度[mV]の波形を生成する。そして、判断回路25は、時刻t1における感度[mV]の負の方向の大きさに基づいて、一酸化炭素等の第1の触媒113に対して吸着燃焼特性を示す第1のガスG1の検出の有無及び濃度を判断し、時刻t3における感度[mV]の正の方向の大きさに基づいて、第2の触媒123に対して接触燃焼特性を示す第2のガスG2の検出の有無及び濃度を判断する。
図10は、感度[mV]の算出方法を説明するためのグラフである。この図に示すように、一酸化炭素とメタンとを同時に検出する場合、一酸化炭素の吸着燃焼反応による感度[mV]の立ち上がりとメタンの接触反応による感度[mV]の立ち上がりとはほぼ同時となる。
ここで、白金触媒の場合、メタンの燃焼活性は、殆ど無いので、感度[mV]の基準電圧に対してマイナス側への挙動には、メタンの燃焼反応は殆ど影響しない。また、白金触媒とパラジウム触媒との双方に対して、一酸化炭素は燃焼活性があるが、両触媒における一酸化炭素の接触燃焼反応による感度[mV]は、正負が逆でほぼ同じ大きさであることから相殺される。従って、時刻t3では、メタンの接触燃焼反応による感度[mV]のみを読み取ることが可能である。
時刻t1では、メタンの出力波形と、一酸化炭素の出力波形とが重なるが、時刻t3における感度[mV]から時刻t1におけるメタンのプラス側への感度[mV]を割り出すことができる。従って、時刻t1での感度[mV]から一酸化炭素の濃度を算出することができる。
以下、本願の発明者が実施した実験について説明する。本実験では、一酸化炭素が検出されない大気中及び一酸化炭素の濃度が100ppm,300ppm,500ppm,1000ppmの雰囲気中にガス検出装置1を設置し、それぞれの条件での出力電圧Voutの波形及び時刻t1での感度[mV]を求めた。
図11は、本実験で求めた出力電圧Voutの波形を示すグラフである。図12は、本実験で求めた時刻t1での感度[mV]を示すグラフである。図11のグラフから、一酸化炭素の濃度が高くなるほど、時刻t1における出力電圧Voutが低くなることを確認できる。また、図11のグラフから、一酸化炭素の濃度の変化にかかわらず、時刻t3における出力電圧Voutは一定であることを確認できる。さらに、図12のグラフから、一酸化炭素の濃度が高くなるほど、時刻t1での感度[mV]が負の方向に大きくなることを確認できる。
また、本実験では、メタンが検出されない大気中及びメタンの濃度が1000ppm,3000ppm,5000ppmの雰囲気中にガス検出装置1を設置し、それぞれの条件での出力電圧Voutの波形及び時刻t3での感度[mV]を求めた。
図13は、本実験で求めた出力電圧Voutの波形を示すグラフである。図14は、本実験で求めた時刻t3での感度[mV]を示すグラフである。図13のグラフから、メタンの濃度が高くなるほど、時刻t3における出力電圧Voutが高くなることを確認できる。また、図13のグラフから、メタンの濃度の変化により時刻t1における出力電圧Voutも多少の増加が確認できるが、時刻t3における出力電圧Voutより時刻t1における増加分は割り出すことが可能である。従って、メタンガスとの混合状態でも時刻t1の一酸化炭素の吸着燃焼反応による出力電圧Vout変化分を算出することが可能である。さらに、図14のグラフから、メタンの濃度が高くなるほど、時刻t3での感度[mV]が正の方向に大きくなることを確認できる。
ここで、第1の触媒113と第2の触媒123と第1のガスG1と第2のガスG2との組み合わせとしては、以下の4組の組み合わせを例示できる。なお、第1の触媒113と第2の触媒123と第1のガスG1と第2のガスG2との組み合わせは、以下に例示する3組の組み合わせに限定されるわけではなく、第1のガスG1が第1の触媒113に対しては吸着燃焼特性を示すが第2の触媒123に対しては吸着燃焼特性を示さず、第2のガスG2が第2の触媒123に対しては接触燃焼特性を示すが第1の触媒113に対しては吸着燃焼特性も接触燃焼特性も示さないという組み合わせであればよい。
第1の組み合わせは、第1の触媒113が白金であり、第1のガスG1が一酸化炭素、水素であり、第2の触媒123がパラジウムであり、第2のガスG2がメタンであるという組み合わせである。一酸化炭素、水素は、白金触媒に対しては吸着燃焼特性を示すが、パラジウム触媒に対しては吸着燃焼特性を示さない。メタンは、パラジウム触媒に対しては接触燃焼特性を示すが吸着燃焼特性を示さず、白金触媒に対しては接触燃焼特性も吸着燃焼特性も示さない。
第2の組み合わせは、第1の触媒113が白金であり、第1のガスG1が一酸化炭素、水素であり、第2の触媒123がロジウムであり、第2のガスG2がメタンであるという組み合わせである。一酸化炭素、水素は、白金触媒に対しては吸着燃焼特性を示すが、ロジウム触媒に対しては吸着燃焼特性を示さない。メタンは、ロジウム触媒に対しては接触燃焼特性を示すが吸着燃焼特性を示さず、白金触媒に対しては接触燃焼特性も吸着燃焼特性も示さない。
第3の組み合わせは、第1の触媒113がパラジウムであり、第1のガスG1がVOC類、アルコール類であり、第2の触媒123が金(Au)であり、第2のガスG2が一酸化炭素であるという組み合わせである。VOC類、アルコール類は、パラジウム触媒に対しては吸着燃焼特性を示すが、金触媒に対しては吸着燃焼特性も接触燃焼特性も示さない。一酸化炭素は、金触媒に対して接触燃焼特性を示すが吸着燃焼特性を示さず、パラジウム触媒に対しては接触燃焼特性も吸着燃焼特性も示さない。
以上説明したように、本実施形態のガス検出装置1は、第1の触媒113に対して吸着燃焼特性を示す第1のガスG1の検出を、パルスが立ち上がった後の時刻t1におけるブリッジ回路10の出力電圧Voutに基づいて判断し、第2の触媒123に対して接触燃焼特性を示す第2のガスG2の検出を、時刻t1より後でパルスが立ち下がる前の時刻t3におけるブリッジ回路10の出力電圧Voutに基づいて判断する。それにより、一個のブリッジ回路10を間欠的に駆動させ、1回の駆動期間中に、一酸化炭素、水素、VOC類、アルコール類等の第1のガスG1と、メタン等の第2のガスG2とを検出することができる。従って、ブリッジ回路を複数備える場合やブリッジ回路を連続的に駆動させる場合に比して、消費電力を抑えることができる。
また、本実施形態のガス検出装置1は、予め記憶した出力電圧Voutの基準波形とブリッジ回路10の出力波形との時刻t1における差(感度[mV])に基づいて、第1のガスG1の検出を判断し、上記基準波形とブリッジ回路10の出力波形との時刻t3における差(感度[mV])に基づいて、第2のガスG2の検出を判断する。それにより、第1のガスG1と第2のガスG2との検出の有無を判断できると共に、第1のガスG1と第2のガスG2との濃度を判断できる。特に、本実施形態では、第1のガスG1と第2のガスG2とが検出されない大気中にガス検出装置1が設置された場合におけるブリッジ回路10の出力波形を基準波形としていることにより、大気との比較で、第1のガスG1と第2のガスG2との検出の有無と濃度とを判断できる。
また、第2のガスG2の燃焼温度が、第1のガスG1の燃焼温度よりも高いことにより、第1のガスG1の第1の触媒113での吸着燃焼反応を、第2のガスG2の第2の触媒123での接触燃焼反応に先行して発生させることができる。従って、時刻t1における感度[mV]に基づいて第1のガスG1の検出を判断でき、時刻t3における感度[mV]に基づいて第2のガスG2の検出を判断できる。
また、第1の検出タイミングとしての時刻t1は、上記(1)式を満足するので、感度[mV]の負の方向の最大値、若しくはその近似値に基づいて、第1のガスG1の検出を判断できる。また、第2の検出タイミングとしての時刻t3は、上記(2)式を満足するので、感度[mV]の正の方向の最大値、若しくはその近似値に基づいて、第2のガスG2の検出を判断できる。
また、第1のガスG1は、一酸化炭素、又は水素であり、第2のガスG2は、メタンであり、第1の触媒113は、白金であり、第2の触媒123は、パラジウム、又はロジウムである。これにより、第1のガスG1が第1の触媒113において吸着燃焼することによるセンサ出力を得ることができると共に、第2のガスG2が第1の触媒113において燃焼することによるセンサ出力を防止できる。また、第2のガスG2が第2の触媒123において接触燃焼することによるセンサ出力を得ることができると共に、第2のガスG2が第1の触媒113において燃焼することによるセンサ出力を防止できる。なお、第2のガスG2としてのメタンは、第1の触媒113としての白金触媒では燃焼しないのに対して、第1のガスG1としての一酸化炭素は、白金触媒と第2の触媒123としてのパラジウム触媒との双方で接触燃焼する。但し、一酸化炭素の吸着燃焼は白金触媒でしか発生せず、白金触媒とパラジウム触媒とで発生する接触燃焼は同程度で相殺されるため、結果として、一酸化炭素は、吸着燃焼の感度のみにより検出できる。
また、第1のガスG1は、VOC類、又はアルコール類であり、第2のガスG2は、一酸化炭素であり、第1の触媒113は、パラジウムであり、第2の触媒123は、金である。ここで、一酸化炭素は、金触媒に対して接触燃焼反応のみ示し、吸着燃焼反応を示さない。これにより、第1のガスG1が第1の触媒113において吸着燃焼することによるセンサ出力を得ることができると共に、第2のガスG2が第1の触媒113において燃焼することによるセンサ出力を防止できる。また、第2のガスG2が第2の触媒123において接触燃焼することによるセンサ出力を得ることができると共に、第2のガスG2が第1の触媒113において燃焼することによるセンサ出力を防止できる。なお、一酸化炭素の燃焼温度は、VOC類、アルコール類の燃焼温度よりも低い。
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、適宜公知や周知の技術を組み合わせてもよい。
1 ガス検出装置
10 ブリッジ回路
11 第1の検出素子
111 第1のヒーター
113 第1の触媒
12 第2の検出素子
121 第2のヒーター
123 第2の触媒
20 MCU(制御部)
G1 第1のガス
G2 第2のガス
t1 時刻(第1の検出タイミング)
t3 時刻(第2の検出タイミング)
out 出力電圧(出力値)

Claims (7)

  1. 触媒でのガスの燃焼により出力が変化するブリッジ回路と、前記ブリッジ回路をパルス駆動させると共に前記ブリッジ回路の出力値に基づいてガスの検出を判断する制御部とを備えるガス検出装置であって、
    前記ブリッジ回路は、
    第1のヒーターと、第1のガスを吸着させて前記第1のヒーターの熱で燃焼させる第1の触媒とを備える第1の検出素子と、
    前記第1のヒーターに接続された第2のヒーターと、第2のガスを前記第2のヒーターの熱で接触燃焼させ、前記第1のガスを吸着させない第2の触媒とを備える第2の検出素子と
    を備え、
    前記制御部は、
    パルスが立ち上がった後の第1の検出タイミングにおける前記ブリッジ回路の出力値に基づいて、前記第1のガスの検出を判断し、前記第1の検出タイミングより後でパルスが立ち下がる前の第2の検出タイミングにおける前記ブリッジ回路の出力値に基づいて、前記第2のガスの検出を判断するガス検出装置。
  2. 前記制御部は、
    予め記憶した基準波形と前記ブリッジ回路の出力波形との前記第1の検出タイミングにおける差に基づいて、前記第1のガスの検出を判断し、
    前記基準波形と前記ブリッジ回路の出力波形との前記第2の検出タイミングにおける差に基づいて、前記第2のガスの検出を判断する請求項1に記載のガス検出装置。
  3. 前記制御部は、
    大気中での前記ブリッジ回路の出力波形を前記基準波形として記憶する請求項2に記載のガス検出装置。
  4. 前記第2のガスの燃焼温度は、前記第1のガスの燃焼温度よりも高い請求項1~3の何れか1項に記載のガス検出装置。
  5. 前記第1の検出タイミングは、下記(1)式を満足し、前記第2の検出タイミングは、下記(2)式を満足する請求項1~4の何れか1項に記載のガス検出装置。
    t0<t1<(1/2)×(t2-t0) …(1)
    (1/2)×(t2-t0)≦t3≦t2 …(2)
    但し、t0は、前記パルスが立ち上がる時刻であり、t1は、前記第1の検出タイミングに相当する時刻であり、t2は、前記パルスが立ち下がる時刻であり、t3は、前記第2の検出タイミングに相当する時刻である。
  6. 前記第1のガスは、一酸化炭素、又は、水素であり、
    前記第2のガスは、メタンであり、
    前記第1の触媒は、白金であり、
    前記第2の触媒は、パラジウム、又はロジウムである請求項1~5の何れか1項に記載のガス検出装置。
  7. 前記第1のガスは、VOC類、又は、アルコール類であり、
    前記第2のガスは、一酸化炭素であり、
    前記第1の触媒は、パラジウムであり、
    前記第2の触媒は、金である請求項1~3、及び、請求項4を引用しない請求項5の何れか1項に記載のガス検出装置。
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