JP7541892B2 - 印刷システム、検出方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
ラベル部の反射率とギャップ部の反射率との差は非常に小さい。この差よりも、ラベル用紙がばたつくことによる反射率の変化量の方が大きい場合がある。このため、ラベル用紙のばたつきをギャップ部と誤検出してしまうおそれがある。
また、本願でいう「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
(印刷システム)
図1は、本実施形態の印刷システムの構成の一例を示すブロック図である。図示するように、印刷システム1は、プリンタ装置8にコマンドを送信するホスト端末2と、ホスト端末2が送信したコマンドと、印刷データとを受信し、受信したコマンドと、印刷データとに基づいて処理を行うプリンタ装置8とを備える。印刷システム1は、記録紙を搬送する。記録紙には、印字面に所定の間隔で剥離可能なラベル部が形成されている。印刷システム1は、センサを備え、センサは、搬送される記録紙に光を照射し、照射した光の反射光を検知し、光の反射光の検知結果を出力する。印刷システム1は、センサの出力を検出し、検出した出力に基づいて、電圧の変化量を算出する。印刷システム1は、電圧の変化量の算出結果に基づいて、隣り合うラベル部の間の部分を検出したことを判定する。以下、印刷システム1を構成するホスト端末2と、プリンタ装置8とについて順に説明する。
ホスト端末2は、通信部2-1と、記憶部2-2と、操作部2-3と、情報処理部2-4と、表示部2-5とを備える。
通信部2-1は、通信モジュールによって実現される。具体的には、通信部2-1は、無線LAN(登録商標)等の無線通信技術で無線通信を行う無線デバイスによって構成される。また、通信部2-1は、有線通信を行うデバイスによって構成されてもよい。ここでは、通信部2-1が、無線通信技術で無線通信を行う無線デバイスによって構成される場合について説明を続ける。
通信部2-1は、ネットワークを介して、プリンタ装置8などの外部の装置と通信する。具体的には、通信部2-1は、プリンタ装置8が送信したステータス情報を受信し、受信したステータス情報を情報処理部2-4に出力する。ここで、ステータス情報は、プリンタ装置8の状態を通知するための情報である。また、通信部2-1は、情報処理部2-4が出力した印刷データを取得し、取得した印刷データをプリンタ装置8に送信する。また、通信部2-1は、情報処理部2-4が出力したコマンドを取得し、取得したコマンドをプリンタ装置8に送信する。
操作部2-3は、ユーザインタフェースであり、入力部及び出力部を備える。入力部は、例えばキーボタンやタッチパネルである。キーボタンは、スタートキー、ストップキー、テンキー、クリアキー、リセットキー等である。スタートキーは、印刷動作を開始するためのキーボタンである。ストップキーは、印刷動作を中断するためのキーボタンである。テンキーは、数値設定等を行うためのキーボタンである。出力部は、本実施形態では表示部2-5である。表示部2-5は、画像の表示の他にタッチパネルとして機能する。表示部2-5は、印刷処理時の設定画面を表示する。ユーザは、この設定画面から、表示部2-5のタッチパネル機能やキーボタンの操作により、サイズ変更、濃度等の設定を行うことができる。
情報処理部2-4の全部または一部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが記憶部2-2に格納されたプログラムを実行することにより実現される機能部(以下、ソフトウェア機能部と称する)である。なお、情報処理部2-4の全部または一部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェア機能部とハードウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。
プリンタ装置8は、処理部5と、メカニズム部9とを備える。処理部5は、通信部5-1と、記憶部5-2と、コマンド解析部5-3と、印刷データ作成部5-4と、印刷部制御部5-5と、搬送制御部5-6と、検出部5-7と、変化量算出部5-8と、判定部5-9とを備える。
通信部5-1は、通信モジュールによって実現される。具体的には、通信部5-1は、無線LAN(登録商標)等の無線通信技術で無線通信を行う無線デバイスによって構成される。また、通信部5-1は、有線通信を行うデバイスによって構成されてもよい。ここでは、通信部5-1が、無線通信技術で無線通信を行う無線デバイスによって構成される場合について説明を続ける。
通信部5-1は、ネットワークを介して、ホスト端末2などの外部の装置と通信する。具体的には、通信部5-1は、ホスト端末2が送信したコマンドと、印刷データとを受信する。また、通信部5-1は、印刷部制御部5-5が出力したステータス情報を取得し、取得したステータス情報をホスト端末2に送信する。
コマンド解析部5-3は、通信部5-1が受信したコマンドを取得し、取得したコマンドを解析する。
印刷データ作成部5-4は、通信部5-1が受信した印刷データを取得し、取得した印刷データに基づいて、印刷のイメージデータを作成する。
印刷部制御部5-5は、印刷データ作成部5-4が作成したイメージデータを取得し、取得したイメージデータに基づいて、サーマルヘッドに印刷させるための制御信号を作成する。印刷部制御部5-5は、作成した制御信号を印字ユニット10に出力する。また、印刷部制御部5-5は、コマンド解析部5-3からコマンドの解析結果を取得し、取得したコマンドの解析結果に基づいて処理を行う。具体的には、印刷部制御部5-5は、コマンドの解析結果が、リセットである場合には、プリンタ装置8をリセット(再起動)する。また、印刷部制御部5-5は、ステータス情報を作成し、作成したステータス情報を通信部5-1へ出力する。
検出部5-7は、センサ81が光の反射光の検知結果に基づいて出力する電圧値を検出する。検出部5-7の一例は、1ドットラインごとにセンサ81が出力する電圧値を検出する。検出部5-7は、センサ81が出力する電圧値の検出結果に基づいて、電圧波形を取得する。 変化量算出部5-8は、検出部5-7が取得した電圧波形に基づいて、電圧の変化量を算出する。変化量算出部5-8の一例は、NSlpドットライン前の電圧値と現在ドットの電圧値との間の変化量を算出する。具体的には、変化量算出部5-8は、式(1)に基づいて、変化量を算出する。
ΔVSen=VSen(N)-VSen(N-NSlp) (1)
式(1)において、ΔVSenはセンサが出力した電圧の変化量[V]であり、VSen(N)は現在のセンサ出力[V]であり、VSen(N-NSlp)は現在のドットに対してNSlpドット前のセンサ出力[V]である。
変化量算出部5-8は、変化量の算出結果に基づいて、変化量波形を取得する。
判定部5-9は、変化量算出部5-8が取得した変化量波形に基づいて、波形の立ち上がりと、波形の立ち下がりとを判定する。判定部5-9は、波形の立ち上がりの判定結果と、波形の立ち下がりの検出結果とに基づいて、ノイズと、ギャップと、紙無しとのいずれかを判定する。
図2は、本実施形態の印刷システムによって取得される波形の例1を示す図である。図2において、横軸は紙送りドット数[ドットライン]であり、縦軸は電圧[V]である。図2において、上図は電圧波形の一例であり、下図は変化量波形の一例である。図2は、判定部5-9が、変化量波形に基づいてギャップ部を検出する場合を示す。
判定部5-9は、変化量波形に基づいて電圧値が正の変化量に対する閾値(以下「立ち上がり電圧閾値」という)をドットライン数閾値NPrThr連続して越えているか否かを判定する。判定部5-9は、電圧値が立ち上がり電圧閾値をドットライン数閾値NPrThr連続して越えている場合に立ち上がりを検出したと判定する。判定部5-9は、立ち上がりを検出したと判定した場合に紙送りドット数のカウントを開始する。
判定部5-9は、紙送りドット数のカウントを開始した後に、変化量波形に基づいて電圧値が負の変化量に対する閾値(以下「立ち下がり電圧閾値」という)をドットライン数最小閾値NMinThr連続して越えていないか否かを判定する。判定部5-9は、電圧値が立ち下がり電圧閾値をドットライン数最小閾値NMinThr連続して越えていない場合に、立ち下がりが開始したと判定する。判定部5-9は、電圧値が立ち下がり電圧閾値を越える場合に、立ち下がり終了と判定する。判定部5-9は、立ち下がり終了と判定した場合に紙送りドット数のカウントを停止する。判定部5-9は、紙送りドット数のカウントの結果がカウント数最小値NMinGap以上カウント数最大値NMaxGap未満であるか否かを判定する。判定部5-9は、紙送りドット数のカウントの結果がカウント数最小値NMinGap以上カウント数最大値NMaxGap未満である場合にキャップ部を検出したと判定する。
判定部5-9は、変化量波形に基づいて、電圧値が立ち上がり電圧閾値をドットライン数最小閾値NMinThr連続して越えているか否かを判定する。判定部5-9は、電圧値が立ち上がり電圧閾値をドットライン数最小閾値NMinThr連続して越えている場合に、立ち上がりを検出したと判定する。判定部5-9は、立ち上がりを検出したと判定した場合に紙送りドット数のカウントを開始する。
判定部5-9は、紙送りドット数のカウントを開始した後に、変化量波形に基づいて、電圧値が立ち下がり電圧閾値をドットライン数閾値NPrThr連続して越えていないか否かを判定する。判定部5-9は、立ち下がり電圧閾値をドットライン数閾値NPrThr連続して越えていない場合に、立ち下がりが開始したと判定する。判定部5-9は、電圧値が立ち下がり電圧閾値を越える場合に、立ち下がり終了と判定する。判定部5-9は、立ち下がり終了と判定した場合に紙送りドット数のカウントを停止する。判定部5-9は、紙送りドット数のカウントの結果がカウント数最小値NMinGap以上カウント数最大値NMaxGap未満に含まれるか否かを判定する。判定部5-9は、紙送りドット数のカウントの結果がカウント数最小値NMinGap以上カウント数最大値NMaxGap未満に含まれない場合に紙がばたついている、換言すればばたつき部を検出したと判定する。
判定部5-9は、変化量波形に基づいて、電圧値が立ち上がり電圧閾値をドットライン数閾値NPrThr連続して越えているか否かを判定する。判定部5-9は、電圧値が立ち上がり電圧閾値をドットライン数閾値NPrThr連続して越えている場合に、立ち上がりと判定する。判定部5-9は、立ち上がりと判定した場合に紙送りドット数のカウントを開始する。
判定部5-9は、紙送りドット数のカウントを開始した後に、変化量波形に基づいて、電圧値が立ち下がり電圧閾値をドットライン数最小閾値NMinThr連続して越えていないか否かを判定する。判定部5-9は、電圧値が立ち下がり電圧閾値をドットライン数最小閾値NMinThr連続して越えていない場合に、立ち下がりが開始したと判定する。判定部5-9は、紙送りドットライン数閾値NNoPap紙送りを行っても立ち下がりを検出しない場合、紙がなくなった、換言すれば、紙無し部を検出したと判定する。図1に戻り説明を続ける。
図5は、一実施形態に係るプリンタ装置の斜視図である。図5に示すように、プリンタ装置8は、記録紙Pを印刷可能に構成されたものである。記録紙Pは、熱を加えると発色する感熱紙であり、各種ラベルやレシート、チケット等の印刷等に好適に使用される。記録紙Pは、中空孔を有するように巻回されたロール紙Rの状態でプリンタ装置8にセットされ、ロール紙Rから引き出された部分に対して印刷が行われる。
図6は、一実施形態に係る記録紙Pの平面図である。
図6に示すように、記録紙Pは、用紙の印字面に所定の間隔で剥離可能な複数のラベル部P1が形成されている。ラベル部P1は、記録紙Pの印字面と反対側の剥離紙P3(ベース紙)に接着された感熱層を矩形にダイカットしたものであり、記録紙Pの長手方向に間隔をあけて複数形成されている。ラベル部P1の周囲には、枠状のライナーP2が形成されている。ラベル部P1は、ライナーP2を残して剥離紙P3から剥離可能とされている。このように、本実施形態の記録紙Pは、ライナーP2有りのラベル剥離紙である。記録紙Pは、矢印の方向に搬送される。隣り合うラベルP1の間の剥離紙P3の部分をギャップ部Gと呼ぶ。図6において、(1)はヘッド端面の位置を示し、(2)は発熱体の位置を示し、(3)は紙無しと判定される場合のセンサ81の位置を示す。
図7は、一実施形態に係る印字ユニットの正面側斜視図である。図8は、一実施形態に係る印字ユニットの正面側分解斜視図である。図9は、一実施形態に係る印字ユニットの背面側斜視図である。
図7に示すように、印字ユニット10は、従動ギヤ56を有するプラテンローラ51と、プラテンローラ51を回転させるモータ61と、プラテンローラ51を回転可能に支持するとともにモータ61が組み付けられる本体フレーム11と、モータ61の駆動力を減速して従動ギヤ56に伝達する第1減速ギヤ65および第2減速ギヤ66と、プラテンローラ51の周面に圧接されるサーマルヘッド41と、を有する。
図11に示すように、紙ガイド部20は、サーマルヘッド41による印字エリア100に向かって、鋭角方向から記録紙Pを挿入するガイド斜面21を有している。
図13は、本実施形態の印刷システムのセンサの一例を示す図である。センサ81の一例は、フォトリフレクタである。フォトリフレクタは発光素子と受光素子とを有し、検出物体の反射光によって物体の存在(有無)と位置とを検知する。なお、センサ81は、フォトリフレクタ以外の非接触式のセンサであってもよい。また、センサ81は、接触式のセンサであっても構わない。センサ81は、図12に示すように、フレキシブルプリント基板71に設けられている。
図14は、本実施形態の印刷システムの動作の例1を示すフロー図である。図14は、主に、印刷システム1のプリンタ装置8が行う立ち上がり検出処理を示す。
(ステップS1-1)
プリンタ装置8において、検出部5-7は、センサ81が光の反射光の検知結果に基づいて出力する電圧値を検出し、センサ81が出力する電圧値の検出結果に基づいて、電圧波形を取得する。変化量算出部5-8は、検出部5-7が取得した電圧波形に基づいて、電圧の変化量を算出する。判定部5-9は、変化量算出部5-8が取得した変化量波形に基づいて、最初の立ち上がり検出処理であるか否かを判定する。
(ステップS2-1)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、最初の立ち上がり検出処理であると判定した場合に、立ち上がり検出の際の用紙送りドットライン数(以下「立ち上がり検出用紙送りドットライン数」という)をゼロとする。
(ステップS3-1)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、電圧の変化量が正の変化量であるか否かを判定する。
(ステップS4-1)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、電圧の変化量が正の変化量である場合に、電圧の変化量が閾値(立ち上がり電圧閾値)より大きいか否かを判定する。
プリンタ装置8において、判定部5-9は、電圧の変化量が正の変化量でない場合又は電圧の変化量が閾値以下である場合に立ち上がり検出用紙送りドットライン数をゼロとする。その後終了する。
(ステップS6-1)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、電圧の変化量が閾値より大きい場合に立ち上がり検出用紙送りドットライン数をカウントアップする。
(ステップS7-1)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、立ち上がり検出用ドットライン数がドットライン数最小閾値NMinThr以上であるか否かを判定する。立ち上がり検出用ドットライン数がドットライン数最小閾値NMinThr未満である場合には終了する。
(ステップS8-1)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、立ち上がり検出用ドットライン数がドットライン数最小閾値NMinThr以上である場合に、立ち上がりを検出したと判定する。
(ステップS1-2)
プリンタ装置8において、検出部5-7は、センサ81が光の反射光の検知結果に基づいて出力する電圧値を検出し、センサ81が出力する電圧値の検出結果に基づいて、電圧波形を取得する。変化量算出部5-8は、検出部5-7が取得した電圧波形に基づいて、電圧の変化量を算出する。判定部5-9は、変化量算出部5-8が取得した変化量波形に基づいて、最初の立ち下がり検出処理であるか否かを判定する。
(ステップS2-2)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、最初の立ち下がり検出処理であると判定した場合に、立ち下がり検出の際の用紙送りドットライン数(以下「立ち下がり検出用紙送りドットライン数」という)をゼロとし、立ち下がり開始フラグをOFFとする。
(ステップS3-2)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、電圧の変化量が負の変化量であるか否かを判定する。
(ステップS4-2)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、電圧の変化量が負の変化量である場合に、電圧の変化量が閾値(立ち下がり電圧閾値)より大きいか否かを判定する。
(ステップS5-2)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、電圧の変化量が負の変化量でない場合又は電圧の変化量が閾値以下である場合に立ち下がり開始フラグがONであるか否かを判定する。
プリンタ装置8において、判定部5-9は、立ち下がり開始フラグがONである場合に、立ち下がりを検出したと判定する。
(ステップS7-2)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、立ち下がり開始フラグをONでないと判定した場合又は立ち下がりを検出したと判定した場合に、立ち下がり検出用紙送りドットライン数をゼロとし、立ち下がり開始フラグをOFFとする。その後終了する。
(ステップS8-2)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、電圧の変化量が閾値より大きい場合に立ち下がり検出用紙送りドットライン数をカウントアップする。
(ステップS9-2)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、立ち下がり検出用ドットライン数がドットライン数最小閾値NMinThr以上であるか否かを判定する。立ち下がり検出用ドットライン数がドットライン数最小閾値NMinThr未満である場合には終了する。
(ステップS10-2)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、立ち下がり検出用ドットライン数がドットライン数最小閾値NMinThr以上である場合に、立ち下がり開始フラグをONにする。
(ステップS1-3)
プリンタ装置8において、検出部5-7は、センサ81が光の反射光の検知結果に基づいて出力する電圧値を検出し、センサ81が出力する電圧値の検出結果に基づいて、電圧波形を取得する。変化量算出部5-8は、検出部5-7が取得した電圧波形に基づいて、電圧の変化量を算出する。判定部5-9は、変化量算出部5-8が取得した変化量波形に基づいて、最初のギャップ部Gの判定であるか否かを判定する。
(ステップS2-3)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、最初のギャップ判定であると判定した場合に、紙送りドットライン数をゼロとし、立ち上がり検出フラグをOFFとする。
(ステップS3-3)
プリンタ装置8において、変化量算出部5-8は、検出部5-7が取得した電圧波形に基づいて、電圧の変化量を算出する。
(ステップS4-3)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、図14を参照して説明した立ち上がり検出処理を行う。
プリンタ装置8において、判定部5-9は、立ち上がりを検出したか否かを判定する。
(ステップS6-3)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、立ち上がりを検出した場合に、立ち上がり検出フラグをONとする。
(ステップS7-3)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、立ち上がりを検出しない場合又は立ち上がり検出フラグをONとした場合に、立ち上がり検出フラグがONであるか否かを判定する。立ち上がり検出フラグがONでない場合には終了する。
(ステップS8-3)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、立ち上がり検出フラグがONである場合に、紙送りドットライン数をカウントアップする。
プリンタ装置8において、判定部5-9は、紙送りドットライン数が、紙送りドットライン数閾値NNoPapドット以上であるか否かを判定する。
(ステップS10-3)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、紙送りドットライン数が、紙送りドットライン数閾値NNoPapドット以上である場合に、紙無し(紙無し部)を検出したと判定する。
(ステップS11-3)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、紙送りドットライン数が、紙送りドットライン数閾値NNoPapドット未満である場合に、図15を参照して説明した立ち下がり検出処理を行う。
(ステップS12-3)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、立ち下がりを検出したか否かを判定する。立ち下がりを検出していない場合には、終了する。
(ステップS13-3)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、立ち下がりを検出した場合に、紙送りドットライン数のカウントの結果がカウント数最小値NMinGap以上カウント数最大値NMaxGap未満に含まれるか否かを判定する。
プリンタ装置8において、判定部5-9は、紙送りドットライン数のカウントの結果がカウント数最小値NMinGap以上カウント数最大値NMaxGap未満に含まれないと判定した場合に、ノイズを検出したと判定する。換言すれば、この場合、判定部5-9は、紙のばたつき部を検出したと判定する。
(ステップS15-3)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、紙送りドットライン数のカウントの結果がカウント数最小値NMinGap以上カウント数最大値NMaxGap未満に含まれると判定した場合に、ギャップ部Gを検出したと判定する。
(ステップS16-3)
プリンタ装置8において、判定部5-9は、紙送りドットライン数をゼロとし、立ち上がり検出フラグをOFFとする。その後、立ち下がり検出処理を終了する。
このように構成することによって、印刷システム1は、用紙に照射した光の反射光に基づいて、電圧の変化量を算出し、算出した電圧の変化量に基づいて、隣り合うラベル部P1の間の部分(ギャップ部G)を検出できるため、ラベル部P1が形成された用紙のラベル部P1の間の部分(ギャップ部G)の誤検出を低減できる。
用紙のラベル部P1の間の部分(ギャップ部G)の誤検出の原因の一つとして、用紙がばたつきくことによってセンサが誤検出することがあげられる。用紙がばたつくことによってセンサが誤検出することを低減するために、センサを大型化することがあげられる。しかし、仮に、印刷システム1を小型のサイズのプリンタに適用した場合には、センサを小型化することは難しい。本実施形態では、電圧の変化量に基づいて、隣り合うラベル部P1の間の部分(ギャップ部G)を検出できるため、センサを大型化することなく、用紙のラベル部P1の間の部分(ギャップ部G)の誤検出を低減できる。
また、変化量算出部5-8は、所定のドットライン前の電圧値との間の差を算出する。このように構成することによって、電圧の変化量を算出できる。所定のドットラインの一例は、3ドットから7ドットである。
また、判定部5-9は、電圧の変化量が継続して所定の閾値(立ち上がり電圧閾値)以上となる期間が所定の条件(ドットライン数閾値NPrThr連続して越えていること)を満たした場合に、当該期間において隣り合うラベル部P1の間の部分の検出を開始したと判定する。このように構成することによって、電圧の変化量の立ち上がりを検出できるため、隣り合うラベル部P1の間の部分の検出を開始したと判定できる。
また、判定部5-9は、隣り合うラベル部P1の間の部分の検出を開始したと判定してから、検出を終了したと判定するまでに用紙が搬送されたドット数が所定の範囲(カウント数最小値NMinGap以上カウント数最大値NMaxGap未満)に含まれる場合に、隣り合うラベル部P1の間の部分を検出したと判定する。このように構成することによって、隣り合うラベル部P1の間の部分の検出を開始したと判定してから、検出を終了したと判定するまでに用紙が搬送されたドット数と、所定の範囲とに基づいて、ギャップ部Gを検出したか否かを判定できる。
図17は、センサの出力の一例を示す図である。図17において、横軸はPIとの距離[mm]であり、縦軸は電圧[V]である。図17には、プラテンに照射した光の反射光に基づいて算出した電圧と、台紙(剥離紙)に照射した光の反射光に基づいて算出した電圧と、ラベル部P1に照射した光の反射光に基づいて算出した電圧とが示される。また、図17には、ラベル部P1がばたつく範囲FRが示される。台紙(剥離紙)に照射した光の反射光に基づいて算出した電圧は、ギャップ部Gに照射した光の反射光に基づいて算出した電圧に該当する。図17によれば、ラベル部P1に該当する電圧とギャップ部Gに該当する電圧との差よりもラベル部P1のばたつきによって生じる電位差の方が大きいことが分かる。本実施形態では、ラベル部P1に該当する電圧とギャップ部Gに該当する電圧との差よりもラベル部P1のばたつきによって生じる電位差の方が大きい場合でも、ばたつき部を検出したか否かを判定できる。
紙のばたつきの検出に強いセンサはサイズが大きくなる。本実施形態では、小型のセンサを採用可能となり、製品を小型化できる。その結果、小型のラインサーマルプリンタなどの印刷システムにおいて、製品サイズを大きくすることなくラベル部P1を検出させることができる。
また、判定部5-9は、隣り合うラベル部P1の間の部分の検出を開始したと判定した後に、電圧の変化量が継続して所定の閾値(立ち下がり電圧閾値)以下となる期間が所定の条件(紙送りドットライン数閾値NNoPap紙送りを行っても立ち下がりを検出しないこと)を満たす場合に、用紙が無いと判定する。このように構成することによって、隣り合うラベル部P1の間の部分の検出を開始したと判定してから用紙が搬送されたドット数と、所定の条件とに基づいて、用紙が無くなったことを判定できる。
(印刷システム)
実施形態の変形例の印刷システム1aの構成の一例は、図1を適用できる。ただし、判定部5-9の代わりに判定部5a-9を備える。
印刷システム1aにおいて、判定部5a-9は、判定部5-9を適用できる。ただし、判定部5a-9は、検出部5-7が取得した電圧波形に基づいて、ギャップ部Gを検出する処理を無効にするか否かを判定する。
図18は、実施形態の変形例の印刷システムの動作を示す図である。図18は、印刷システム1aが、ギャップ部Gの判定を行う記録紙Pの部分と、ギャップ部Gの判定を行わない記録紙Pの部分とが示される。印刷システム1aは、ギャップ部Gと想定される部分についてはギャップ部Gの判定を行い、ラベル部P1と想定される部分についてはギャップ部Gの判定を行わない。
印刷システム1aにおいて、判定部5a-9は、検出部5-7がギャップ部Gを検出しているか否かを判定する。判定部5a-9は、検出部5-7がギャップ部Gを検出していると判定した場合に、ギャップ部Gを検出するためのカウント数がギャップ部Gを検出するカウント数の閾値NGapEna以上であるか否かを判定する。判定部5a-9は、ギャップ部Gを検出するカウント数がギャップ部Gを検出するカウント数の閾値NGapEna以上である場合に、検出部5-7がラベル部P1を検出しているか否かを判定する。判定部5a-9は、検出部5-7がラベル部P1を検出していると判定した場合に、ギャップ部Gを検出した後の長さを示すカウント数をカウントアップする。判定部5a-9はギャップ部Gを検出した後の長さを示すカウント数をカウントアップした結果に基づいて、ギャップ部Gを検出する処理を無効にするか否かを判定する。
図19は、実施形態の変形例の印刷システムの動作の例1を示すフロー図である。図19は、主に、印刷システム1aのプリンタ装置8が行うギャップ部Gを検出しているか否かを判定する処理を示す。
(ステップS1-4)
プリンタ装置8において、検出部5-7は、センサ81が光の反射光の検知結果に基づいて出力する電圧値を検出し、センサ81が出力する電圧値の検出結果に基づいて、電圧波形を取得する。変化量算出部5-8は、検出部5-7が取得した電圧波形に基づいて、電圧の変化量を算出する。判定部5a-9は、変化量算出部5-8が取得した変化量波形に基づいて、最初のギャップ判定であるか否かを判定する。
(ステップS2-4)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、最初のギャップ判定であると判定した場合に、紙送りドットライン数をゼロとし、立ち上がり検出フラグをOFFとする。
(ステップS3-4)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、ギャップ部Gの判定を制限する処理(以下「ギャップ判定制限処理」という)を実行する。
(ステップS4-4)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、ギャップ部Gの検出が有効であるか否かを判定する。ギャップ部Gの検出が有効でないと判定した場合には、終了する。
(ステップS5-4)
プリンタ装置8において、判定部5a-7は、ギャップ部Gの検出が有効であると判定した場合には、変化量算出部5-8は、検出部5-7が取得した電圧波形に基づいて、電圧の変化量を算出する。
(ステップS6-4)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、図14を参照して説明した立ち上がり検出処理を行う。
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、立ち上がりを検出したか否かを判定する。
(ステップS8-4)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、立ち上がりを検出した場合に、立ち上がり検出フラグをONとする。
(ステップS9-4)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、立ち上がりを検出しない場合又は立ち上がり検出フラグをONとした場合に、立ち上がり検出フラグがONであるか否かを判定する。立ち上がり検出フラグがONでない場合には終了する。
(ステップS10-4)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、立ち上がり検出フラグがONである場合に、紙送りドットライン数をカウントアップする。
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、紙送りドットライン数が、紙送りドットライン数閾値NNoPapドット以上であるか否かを判定する。
(ステップS12-4)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、紙送りドットライン数が、紙送りドットライン数閾値NNoPapドット以上である場合に、紙無しと判定する。
(ステップS13-4)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、紙送りドットライン数が、紙送りドットライン数閾値NNoPapドット未満である場合に、図15を参照して説明した立ち下がり検出処理を行う。
(ステップS14-4)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、立ち下がりを検出したか否かを判定する。立ち下がりを検出していない場合には、終了する。
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、立ち下がりを検出した場合に、紙送りドットライン数のカウントの結果がカウント数最小値NMinGap以上カウント数最大値NMaxGap未満であるか否かを判定する。
(ステップS16-4)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、紙送りドットライン数のカウントの結果がカウント数最小値NMinGap以上カウント数最大値NMaxGap未満でないと判定した場合に、ノイズであると判定する。換言すれば、この場合、判定部5a-9は、紙のばたつき部を検出したと判定する。
(ステップS17-4)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、紙送りドットライン数のカウントの結果がカウント数最小値NMinGap以上カウント数最大値NMaxGap未満であると判定した場合に、ギャップ部Gを検出したと判定する。
(ステップS18-4)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、紙送りドットライン数をゼロとし、立ち上がり検出フラグをOFFとする。
(ステップS1-5)
プリンタ装置8において、検出部5-7は、センサ81が光の反射光の検知結果に基づいて出力する電圧値を検出し、センサ81が出力する電圧値の検出結果に基づいて、電圧波形を取得する。変化量算出部5-8は、検出部5-7が取得した電圧波形に基づいて、電圧の変化量を算出する。判定部5a-9は、変化量算出部5-8が取得した変化量波形に基づいて、最初のギャップ部Gの判定であるか否かを判定する。
(ステップS2-5)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、ギャップ部Gを検出した後の長さを示すカウント数をゼロとし、ラベル部P1の長さを示すカウント数をゼロとし、ギャップ部Gの長さを示すカウント数をゼロとする。
(ステップS3-5)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、ギャップ部Gを検出するためのカウント数が、ギャップ部Gを検出するカウント数の閾値NGapEna以上であるか否かを判定する。
(ステップS4-5)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、ギャップ部Gを検出するためのカウント数がギャップ部Gを検出するカウント数の閾値NGapEna未満であると判定した場合に、ラベル部P1を検出しているか否かを判定する。
(ステップS5-5)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、ラベル部P1を検出していないと判定した場合に、ギャップ部Gを検出しているか否かを判定する。
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、ステップS4-5でラベル部P1を検出していると判定した場合又はステップS5-5でギャップ部Gを検出していると判定した場合に、前ドットラインと状態が変化したか否かを判定する。
(ステップS7-5)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、前ドットラインと状態が変化していない場合に、ラベル部P1の長さを示すカウント数をカウントアップする。
(ステップS8-5)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、前ドットラインと状態が変化している場合に、ギャップ部Gの長さを示すカウント数を、記憶部5-2に記憶させる。
(ステップS9-5)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、ラベル部P1の長さを示すカウント数をゼロとし、ギャップ部Gの長さを示すカウント数をゼロとする。
(ステップS10-5)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、ギャップ部Gを検出する処理を有効にすると判定する。
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、ギャップ部Gを検出するためのカウント数が、ギャップ部Gを検出するカウント数の閾値NGapEna以上あると判定した場合に、ラベル部P1を検出しているか否かを判定する。ラベル部P1を検出していないと判定した場合には、ステップS10-5へ移行する。
(ステップS12-5)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、ラベル部P1を検出していると判定した場合に、ギャップ部Gを検出した後の長さを示すカウント数をカウントアップする。
(ステップS13-5)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、ギャップ部Gを検出した後の長さを示すカウント数がラベル長さの80%以下であるか否かを判定する。ギャップ部Gを検出した後の長さを示すカウント数がラベル長さの80%よりも大きい場合には、ステップS10-5へ移行する。
(ステップS14-5)
プリンタ装置8において、判定部5a-9は、ギャップ部Gを検出した後の長さを示すカウント数がラベル長さの80%以下である場合、ギャップ部Gを検出する処理を無効にすると判定する。
このように構成することによって、検出部5-7がラベル部P1を検出していると判定される場合には、ラベル部P1の間の部分を検出する処理を無効にできるため、常にラベル部P1の間の部分を検出する処理を実行している場合よりも、消費電力を低減できる。また、ギャップ部Gを検出したことを判定する範囲を制限することによって、用紙がばたつくことによる誤検出をさらに減少させることができる。
Claims (10)
- 印字面に所定の間隔でラベル部が形成された用紙を搬送する搬送部を制御する搬送制御部と、
前記搬送部により搬送される前記用紙に光を照射し、照射した前記光の反射光を検知するセンサと、
前記センサの出力を検出する検出部と、
前記検出部が検出した前記センサの前記出力に基づいて、電圧の変化量を算出する変化量算出部と、
前記変化量算出部が算出した電圧の前記変化量に基づいて、隣り合う前記ラベル部の間の部分を検出したことを判定する判定部と
を備える、印刷システム。 - 前記変化量算出部は、所定のドットライン前の電圧値との間の差を算出する、請求項1に記載の印刷システム。
- 前記判定部は、電圧の前記変化量が継続して所定の閾値以上となる期間が所定の条件を満たした場合に、当該期間において隣り合う前記ラベル部の間の部分の検出を開始したと判定する、請求項1又は請求項2に記載の印刷システム。
- 前記判定部は、隣り合う前記ラベル部の間の部分を検出したと判定した後に、電圧の前記変化量が継続して所定の閾値以下となる期間が所定の条件を満たした場合に、当該期間において隣り合う前記ラベル部の間の部分の検出を終了したと判定する、請求項3に記載の印刷システム。
- 前記判定部は、隣り合う前記ラベル部の間の部分の検出を開始したと判定してから、検出を終了したと判定するまでに前記用紙が搬送されたドット数が所定の範囲に含まれる場合に、隣り合う前記ラベル部の間の前記部分を検出したと判定する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の印刷システム。
- 前記判定部は、隣り合う前記ラベル部の間の部分の検出を開始したと判定してから、検出を終了したと判定するまでに前記用紙が搬送されたドット数が所定の範囲に含まれない場合に、前記用紙がばたついていると判定する、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の印刷システム。
- 前記判定部は、隣り合う前記ラベル部の間の部分の検出を開始したと判定した後に、電圧の前記変化量が継続して所定の閾値以下となる期間が所定の条件を満たす場合に、用紙がないと判定する、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の印刷システム。
- 前記判定部は、前記ラベル部の間の部分を検出してから前記用紙が搬送されたドット数に基づいて前記検出部がラベル部を検出しているか否かを判定し、前記検出部が前記ラベル部を検出しているか否かの判定結果に基づいて、ラベル部の間の部分を検出する処理を無効にするか否かを判定する、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の印刷システム。
- 印刷システムが実行する検出方法であって、
印字面に所定の間隔でラベル部が形成された用紙を搬送する搬送部を制御するステップと、
センサが、前記搬送部により搬送される前記用紙に光を照射し、照射した前記光の反射光を検知するステップと、
前記センサの出力を検出するステップと、
検出する前記ステップで検出した前記センサの前記出力に基づいて、電圧の変化量を算出するステップと、
電圧の変化量を算出する前記ステップで算出した電圧の前記変化量に基づいて、隣り合う前記ラベル部の間の部分を検出したことを判定するステップと
を有する、検出方法。 - 印刷システムのコンピュータに、
印字面に所定の間隔でラベル部が形成された用紙を搬送する搬送部を制御するステップと、
前記搬送部により搬送される前記用紙に光を照射し、照射した前記光の反射光を検知するセンサの出力を検出するステップと、
検出する前記ステップで検出した前記センサの前記出力に基づいて、電圧の変化量を算出するステップと、
電圧の変化量を算出する前記ステップで算出した電圧の前記変化量に基づいて、隣り合う前記ラベル部の間の部分を検出したことを判定するステップと
を実行させる、コンピュータプログラム。
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