JP7540374B2 - フレーム車両の車体下部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、フレーム車両の車体下部構造に関するものである。
従来から、車両の代表的な構造として、フレームとボディとを一体的に形成するモノコック構造の他、頑強なフレーム上にボディを載せるフレーム構造が知られている。かかるフレーム構造を採用する車両(フレーム車両)では、車両の下部において車両前後方向に延びる一対のサイドメンバよりも下側で車幅方向に延びて、これら一対のサイドメンバを連結するクロスメンバによってサスペンションのロアアームを支持するものがある(例えば、特許文献1)。
このように、クロスメンバでロアアームを支持する場合には、プレス部材で形成されたクロスメンバにおける、ロアアーム締結孔(ロアアームを締結するためのボルトを挿通する孔)が対向して形成された断面コ字状の部位を予めハの字に開いておき、ロアアームを挟んだハの字の部位を、ロアアーム締結孔に挿通したボルトで締め込んでコ字状に閉じることで、部品ばらつきを吸収することが多い。
また、この場合には、ロアアーム締結孔を車幅方向に延びる長孔とし、長孔内でボルトの位置を調整することで、アライメント(車体に対するホイールの位置・角度・方向の整列具合)を調整するのが一般的である。
特開平10-278837号公報
ところで、フレーム構造を採用する電動車両では、側方が一対のサイドメンバで区画され且つ下方がクロスメンバで区画された空間(モータ室)に、モータおよび減速ギヤ等をユニット化したモータユニットを収容するのが一般的である。
もっとも、プレス部材で形成されたクロスメンバは、車幅方向に延びる部分の両端部を上方に大きく湾曲させた湾曲部を介して一対のサイドメンバに連結されるため、かかる湾曲部の上側および下側は、部品の配置が困難なデッドスペースとなり易い。このように、プレス部材で形成されたクロスメンバでは、湾曲部の上側および下側にデッドスペースが生じることから、パワーユニット室が狭くなり、その分だけモータユニットの配置位置が上昇するため、車室空間が狭くなるという問題がある。
また、フレーム構造を採用する電動車両では、クロスメンバはモータユニットと接続されて、モータユニットを支持する役目を担うが、プレス部材で形成されたクロスメンバでは、支持部の強度が不足しがちになるという問題もある。
そこで、一対のサイドメンバからそれぞれ下方に延びるように設けられた一対の鋳物ガセットで、車幅方向に延びるクロスメンバの両端部と一対のサイドメンバとを連結するとともに、これら鋳物ガセットで、モータユニットおよびロアアームを支持することで、デッドスペースの発生および支持部の強度の不足を抑えることが考えられる。
しかしながら、鋳物ガセットを採用した場合には、ロアアーム締結孔が対向して形成された断面コ字状の部位を、ロアアーム締結孔に挿通したボルトで締め込んでも、鋳物の変形抵抗が大きいため、ロアアームとの隙が閉じ難いことから、部品ばらつきを吸収することが困難であるという問題がある。
そこで、ロアアーム締結孔に圧入したブッシュが、ボルトを締め込んだ際に、ロアアーム締結孔内でスライドすることで、隙を吸収するスライドブッシュを採用することも考えられる。しかしながら、長孔状のブッシュを長孔状のロアアーム締結孔に圧入しようとしても、こじり等により圧入困難なため、スライドブッシュを採用する場合には、ロアアーム締結孔を丸孔とせざるを得ないが、これでは、アライメント調整が困難になるという新たな問題が生じることになる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、モータ室におけるデッドスペースの発生および支持部の強度の不足を抑えつつ、部品ばらつきを吸収するとともに、アライメントを調整することが可能なフレーム車両の車体下部構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係るフレーム車両の車体下部構造では、プレス部材で形成されたクロスメンバ本体部と、サイドメンバとクロスメンバ本体部とを連結する、鋳物で形成された連結部材と、でクロスメンバを構成し、クロスメンバ本体部における、鋳物よりも車幅方向外側に延びる部位で、ロアアームを支持するようにしている。
具体的には、本発明は、車両の下部で車両前後方向に延びる一対のサイドメンバと、当該一対のサイドメンバを連結するクロスメンバと、を備え、これら一対のサイドメンバとクロスメンバとで区画されるモータ室に、駆動用のモータユニットが収容されるフレーム車両の車体下部構造を対象としている。
そして、このフレーム車両の車体下部構造は、上記クロスメンバは、上記一対のサイドメンバよりも低い位置で車幅方向に延びる、プレス部材で形成されたクロスメンバ本体部と、上記一対のサイドメンバからそれぞれ下方に延びるように設けられ、これら一対のサイドメンバと当該クロスメンバ本体部とを連結する鋳物で形成された一対の連結部材と、を有し、上記連結部材は、上記モータユニットと接続されるモータユニット支持部を有しており、上記クロスメンバ本体部は、上記連結部材との連結箇所よりもさらに車幅方向外側に延びる延長部を有していて、当該延長部に、サスペンションのロアアームを締結するための、車幅方向に延びる長孔が形成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、一対のサイドメンバからそれぞれ下方に延びるように設けられた一対の連結部材によって、一対のサイドメンバとクロスメンバ本体部とを連結することから、クロスメンバの両端部を上方に大きく湾曲させるものとは異なり、モータ室にデッドスペースが発生するのを抑えることができる。
しかも、連結部材は、モータユニットと接続されるモータユニット支持部を有していることから、鋳物で形成された連結部材によってモータユニットを支持することが可能となるので、プレス部材で形成されたクロスメンバによってモータユニットを支持する場合に比して、支持部の強度を高めることができる。
また、鋳物に比して変形抵抗の小さい、プレス部材で形成されたクロスメンバ本体部の延長部でロアアームを支持することから、スライドブッシュを採用することなく、長孔(ロアアーム締結孔)に挿通したボルトを締め込むことにより、部品ばらつきを吸収することができる。
さらに、延長部に、サスペンションのロアアームを締結するための、車幅方向に延びる長孔が形成されていることから、長孔内でボルトの位置を調整することで、アライメント調整を容易に行うことができる。
以上説明したように、本発明に係るフレーム車両の車体下部構造によれば、モータ室におけるデッドスペースの発生および支持部の強度の不足を抑えつつ、部品ばらつきを吸収するとともに、アライメントを調整することができる。
メインフレームの前半分を模式的に示す斜視図である。 第2フロントクロスメンバを模式的に示す斜視図である。 第2フロントクロスメンバを模式的に示す正面図である。 クロスメンバ本体部を模式的に示す正面図である。 鋳物ガセットを模式的に示す斜視図である。 第2フロントクロスメンバを模式的に示す背面図である。 アライメント調整手法を模式的に説明する図である。 従来例1におけるロアアーム締結部を模式的に示す図である。 従来例2における第2フロントクロスメンバを模式的に示す斜視図である。 従来例2におけるスライドブッシュを模式的に示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。なお、各図における矢印Frは車両前後方向前側を、Rhは車幅方向右側を、Lfは車幅方向左側を、Upは上下方向上側を、それぞれ示している。
-フレーム構造-
図1は、メインフレーム10の前半分を模式的に示す斜視図である。本実施形態の車両は、梯子状のメインフレーム10の上に、箱形のボディ(図示せず)が組み付けられるボディ・オン・フレーム構造となっている。メインフレーム10は、図1に示すように、車両前側で一対の前輪5(図7参照)の間に位置するフロントパート11と、車両後側で一対の後輪(図示せず)の間に位置するリアパート(図示せず)と、フロントパート11とリアパートとの間に位置するセンターパート13と、に大別される。フロントパート11は、車両前後方向に延びる一対のフロントサイドメンバ20と、これら一対のフロントサイドメンバ20を連結する第1~第3フロントクロスメンバ31,32,33と、を備えている。第3フロントクロスメンバ33は、一対のフロントサイドメンバ20の後端部同士を連結している。一対のフロントサイドメンバ20には、その上面から上方に延びる、サスペンション(図示せず)を取り付けるためのサスペンションタワー21が設けられている。
なお、リアパートも、フロントパート11と同様に、車両前後方向に延びる一対のリアサイドメンバ(図示せず)と、これら一対のリアサイドメンバを連結する3つのリアクロスメンバ(図示せず)と、を備えている。
センターパート13には、車両前後方向に延びる一対のセンターサイドメンバ40と、これら一対のセンターサイドメンバ40を連結する複数のセンタークロスメンバ51,52と、が設けられている。センタークロスメンバ51は、一対のセンターサイドメンバ40の前端部同士を連結している。また、センタークロスメンバ52は、センタークロスメンバ51の後方に隣接して設けられており、これにより、長尺のセンターパート13の歪みが抑制されるようになっている。
図1に示すように、センターパート13は、フロントパート11およびリアパートよりも低い位置に設けられている。そのため、フロントパート11とセンターパート13との境界には、上下に延びて第3フロントクロスメンバ33とセンタークロスメンバ51を接続するキック部材41が設けられている。同様に、センターパート13とリアパートとの境界にも、上下に延びてセンタークロスメンバとリアクロスメンバとを接続するキック部材(図示せず)が設けられている。第2フロントクロスメンバ32は、その一部が、一対のフロントサイドメンバ20よりも低い位置で車幅方向に延びていて、センタークロスメンバ51と略同じ高さになっている。これら第2フロントクロスメンバ32およびセンタークロスメンバ51は、図1に示すように、サスペンションのロアアーム60を支持している。
以上のように構成されたメインフレーム10に、原動機、動力伝達装置、ブレーキ装置、走行装置、懸架装置、かじ取り装置、電気装置等が組み付けられ、シャシを構成する。箱型のボディは、このメインフレーム10の上に組み付けられる。各サイドメンバ20,40の外側面には、このボディを載置固定するための、キャブマウントブラケット23,43が、複数設けられている。
フロアパネル(図示せず)の前部(フロントパート11に対応する部分)および後部(リアパートに対応する部分)は、上方に盛り上がっていて、上記各種装置の大部分は、これら盛り上がり部分の下側の空間に配置されている。例えば、フロアパネルの前部の盛り上がり部分で上方を区画され、一対のフロントサイドメンバ20で側方を区画され、第1フロントクロスメンバ31で前方を区画され、第3フロントクロスメンバ33で後方を区画され、第2フロントクロスメンバ32で下方を区画された空間Rには、走行用モータおよび減速ギヤ等をユニット化した前輪駆動用のモータユニット90(図3および図6参照)が収容されている。以下では、この空間Rを「モータ室R」と称する。
-第2フロントクロスメンバ-
次に、第2フロントクロスメンバ32について詳細に説明するが、本発明を理解し易くするために、従来例1および2のフロントクロスメンバについて説明する。
図8は、従来例1におけるロアアーム締結部を模式的に示す図であり、同図(a)は、図1のA部に対応する部分を模式的に示す斜視図である。プレス部材を溶接することで形成された従来例1のフロントクロスメンバ132では、図8(a)に示すように、ロアアーム160のロッドジョイント161に挿通した円筒状のカラー163を、ロアアーム締結孔177a,177bが車両前後方向に対向して形成された断面コ字状の部位132aで挟み、ロアアーム締結孔177a,177bおよびカラー163に挿通したボルト165をナット167で締め付けることにより、ロアアーム160が回動自在に支持される。
このように、フロントクロスメンバ132でロアアーム160を支持する場合には、図8(b)に示すように、断面コ字状の部位132aを予めハの字に開いておくのが一般的である。そうして、ロッドジョイント161に挿通したカラー163を、ハの字に開いた部位で挟み、図8(c)に示すように、ロアアーム締結孔177a,177bおよびカラー163に挿通したボルト165をナット167で締め込むと、図8(d)に示すように、ハの字の部位がコ字状に閉じ、これにより、フロントクロスメンバ132やカラー163等の部品ばらつきを吸収すること可能となっている。
また、プレス部材を溶接することで形成された従来例1のフロントクロスメンバ132では、図8(a)に示すように、ロアアーム締結孔177a,177bを車幅方向に延びる長孔とし、長孔177a,177b内でボルト165の位置を調整することで、アライメントを調整するのが一般的である。
もっとも、プレス部材を溶接することで形成された従来例1のフロントクロスメンバ132は、図6(b)に示すように、車幅方向に延びる部分の両端部を上方に大きく湾曲させた湾曲部132bを介して一対のサイドメンバ120に連結される。かかる湾曲部132bの上側および下側は、部品の配置が困難なデッドスペースDSとなり易いことから、モータ室Rが狭くなり、その分だけモータユニット90の配置位置が上昇するため、従来例1のものでは、車室空間が狭くなるという問題がある。また、フレーム構造を採用する電動車両では、フロントクロスメンバはモータユニット90と接続されて、モータユニット90を支持する役目を担うが、プレス部材を溶接することで形成されたフロントクロスメンバ132では、支持部の強度が不足しがちになるという問題もある。
そこで、図9に示すように、一対のフロントサイドメンバ220からそれぞれ下方に延びるように設けられた一対の鋳物ガセット280で、車幅方向に延びるフロントクロスメンバ232の両端部と一対のフロントサイドメンバ220とを連結するとともに、これら鋳物ガセット280で、モータユニット90およびロアアーム60を支持することで、デッドスペースDSの発生および支持部の強度の不足を抑えることが考えられる。
しかしながら、鋳物ガセット280を採用した場合には、ロアアーム締結孔280bが対向して形成された断面コ字状の部位280aにロアアーム60を挟み、ロアアーム締結孔280bに挿通したボルトで締め込んでも、鋳物の変形抵抗が大きいため隙が閉じ難いことから、部品ばらつきを吸収することが困難であるという問題がある。
そこで、図10(a)に示すように、ロアアーム締結孔280bに圧入したブッシュ269が、ボルト265をナット267で締め込んだ際に、図10(b)の黒塗り矢印で示すように、断面コ字状の部位280aに形成されたロアアーム締結孔280b内でスライドすることで、ロッドジョイント261に挿通したカラー263を挟んで、隙Cを吸収するスライドブッシュを採用することも考えられる。
ここで、丸孔が形成されたブッシュ269を、丸孔状のロアアーム締結孔280bに圧入した場合には、アライメントを調整することが困難となることから、図10(c)に示すように、長孔269a’が形成された丸孔状のブッシュ269’を、丸孔状のロアアーム締結孔280b’に圧入することが考えられる。しかしながら、こじり等により、丸孔状のブッシュ269’を、丸孔状のロアアーム締結孔280b’に正確に圧入することは困難なため、図10(d)に示すように、長孔269a’が車幅方向に延びない上、すぐり269b’の位置がずれるため、狙いとする特性を確保することが困難になるという問題がある。
一方、図10(e)に示すように、長孔269a“が形成された長孔状のブッシュ269”を、長孔状のロアアーム締結孔280b”に圧入することが考えられる。しかしながら、この場合には、図10(f)の太線で示すように、こじり等により、長孔状のブッシュ269“を、長孔状のロアアーム締結孔280b”に圧入すること自体が困難になるという問題がある。
このように、鋳物ガセット280を採用した場合には、スライドブッシュを採用することが困難なため、アライメント調整が不要となるように、鋳物ガセット280やカラー263の寸法精度を高めることが考えられる。しかしながら、図1に示すように、ロアアーム60の後側は、プレス部材で形成されたセンタークロスメンバ51で支持されるため、換言すると、長孔状のロアアーム締結孔でアライメント調整を行うため、鋳物ガセット280を採用した場合には、ロアアーム60の前後でバランスの取れたアライメント調整は困難であるといえる。
そこで、本実施形態では、プレス部材を溶接することで形成されたクロスメンバ本体部と、フロントサイドメンバ20とクロスメンバ本体部とを連結する鋳物ガセットと、で第2フロントクロスメンバ32を構成し、クロスメンバ本体部における、鋳物ガセットとの連結箇所よりも車幅方向外側に延びる部位で、サスペンションのロアアーム60を支持するようにしている。
図2は、第2フロントクロスメンバ32を模式的に示す斜視図であり、図3は、第2フロントクロスメンバ32を模式的に示す正面図であり、図4は、クロスメンバ本体部70を模式的に示す正面図であり、図5は、鋳物ガセット80を模式的に示す斜視図である。第2フロントクロスメンバ32は、図2および図3に示すように、一対のフロントサイドメンバ20よりも低い位置で車幅方向に延びるクロスメンバ本体部70と、一対のフロントサイドメンバ20からそれぞれ下方に延びるように設けられ、これら一対のフロントサイドメンバ20とクロスメンバ本体部70とを連結する一対の鋳物ガセット(連結部材)80と、を有している。
クロスメンバ本体部70は、図2および図3に示すように、一対の鋳物ガセット80の間で車幅方向に延びる一般部71と、鋳物ガセット80との連結箇所である下側接続部73よりもさらに車幅方向外側に延びる延長部75と、を有している。より詳しくは、クロスメンバ本体部70は、プレス部材を溶接することで下方に開口する断面コ字状に形成されている。クロスメンバ本体部70は、図4に示すように、車幅方向に延びる一般部71から車幅方向外側へ行く程、上面が上方に傾斜して延びていて、一般部71、下側接続部73および延長部75の順で断面高さが高くなっている。なお、延長部75の上側には、鋳物ガセット80との連結箇所である上側接続部78が形成されている。
下側接続部73には、当該下側接続部73を車両前後方向に貫通するボルト孔74が、車幅方向に並んで2つ形成されている。延長部75には、当該延長部75を車両前後方向に貫通する、車幅方向に延びる長孔状のロアアーム締結孔77が形成されている。さらに、延長部75には、ロアアーム締結孔77と同形同大の長孔が形成されるとともに、かかる長孔を挟んで車幅方向に対向する一対の壁部76aを有するプレート76が、ロアアーム締結孔77と当該プレート76に形成された長孔とが一致するように、溶接等で取り付けられている。また、上側接続部78には、当該上側接続部78を車両前後方向に貫通するボルト孔79が形成されている。
一方、鋳物ガセット80は、図5に示すように、車幅方向外側へ行く程、上方に傾斜して延びる断面略コ字状の本体部81と、本体部81から車両前後方向前側に延びる一対のモータユニット支持部86と、本体部81の上端部に設けられた、車両前後方向に延びる断面略L字状の取付部87と、を有している。
本体部81の下端部には、車両前後方向に対向して下側接続部82が設けられており、これら下側接続部82には、当該下側接続部82を車両前後方向に貫通するボルト孔83が、車幅方向に並んで2つ形成されている。また、本体部81の上部には、車両前後方向に対向して上側接続部84が設けられており、これら上側接続部84には、当該上側接続部84を車両前後方向に貫通するボルト孔85が形成されている。一対のモータユニット支持部86は、モータマウント91と接続されて、モータユニット90を支持するものであり、その先端部に上下方向に延びるボルト孔86aが貫通形成されている。断面略L字状の取付部87には、当該取付部87を車幅方向に貫通する第1ボルト孔88が、車両前後方向に並んで4つ形成されているとともに、当該取付部87を上下方向に貫通する第2ボルト孔89が、車両前後方向に並んで2つ形成されている。
鋳物ガセット80は、図2および図3に示すように、各々フロントサイドメンバ20を車幅方向に貫通するとともに、第1ボルト孔88に挿通される4本のボルト25、および、各々フロントサイドメンバ20を上下方向に貫通するとともに、第2ボルト孔89に挿通される2本のボルト27によって、フロントサイドメンバ20に締結されている。そうして、クロスメンバ本体部70は、下側接続部73が鋳物ガセット80の下側接続部82で車両前後方向に挟まれた状態で、ボルト孔83およびボルト孔74に挿通される2本のボルト35、および、上側接続部78が鋳物ガセット80の上側接続部84で車両前後方向に挟まれた状態で、ボルト孔85およびボルト孔79に挿通されるボルト37によって、鋳物ガセット80に締結されている。これにより、クロスメンバ本体部70が、一対のフロントサイドメンバ20からそれぞれ下方に延びる一対の鋳物ガセット80を介して、一対のフロントサイドメンバ20に支持される。
また、ボルト孔86aに挿通された2本のボルト93によって、モータユニット支持部86にモータマウント91を締結することで、モータユニット90も鋳物ガセット80を介して一対のフロントサイドメンバ20に支持されている。
本実施形態によれば、図6(a)に示すように、一対のフロントサイドメンバ20からそれぞれ下方に延びるように設けられた一対の鋳物ガセット80によって、一対のフロントサイドメンバ20とクロスメンバ本体部70とを連結することから、図6(b)に示すようなフロントクロスメンバ132の両端部を上方に大きく湾曲させる従来例1のものとは異なり、モータ室RにデッドスペースDSが発生するのを抑えることができる。
しかも、鋳物ガセット80によってモータユニット90を支持することから、プレス部材で形成されたフロントクロスメンバ132によってモータユニット90を支持する場合に比して、支持部の強度を高めることができる。
また、鋳物に比して変形抵抗の小さい、プレス部材で形成されたクロスメンバ本体部70の延長部75でロアアーム60を支持することから、スライドブッシュを採用することなく、ロアアーム締結孔77に挿通したカムボルト61(図7参照)を締め込むことにより、部品ばらつきを吸収することができる。
さらに、本実施形態では、延長部75に、サスペンションのロアアーム60を締結するための、車幅方向に延びる長孔状のロアアーム締結孔77が形成されていることから、以下のようにロアアーム締結孔77内でボルトの位置を調整することで、アライメント調整を容易に行うことができる。
図7は、アライメント調整手法を模式的に説明する図である。本実施形態では、ロアアーム60を延長部75に回動自在に取り付けるためのボルトとして、図7(b)および(c)に示すように、ネジ部分61aの芯と頭部61bの芯とがずれたカムボルト61を用いるようにしている。このように、カムボルト61を用いることで、プレート76に設けられた一対の壁部76aに頭部61bを当てながら、長孔状のロアアーム締結孔77内におけるネジ部分61aの位置を容易に調整することができる。
例えば、図7(b)に示す状態で、カムボルト61をナット(図示せず)で締め付ければ、長孔状のロアアーム締結孔77内においてネジ部分61aが図7(a)の実線で示す位置となる一方、図7(c)に示す状態で、カムボルト61をナットで締め付ければ、長孔状のロアアーム締結孔77内においてネジ部分61aが図7(a)の二点鎖線で示す位置となる。これにより、ロアアーム60が図7(a)の実線で示す状態から二点鎖線で示す状態に変化することで、車体に対する前輪5の位置・角度・方向の整列具合を調整することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係るフレーム車両の車体下部構造によれば、モータ室RにおけるデッドスペースDSの発生および支持部の強度の不足を抑えつつ、部品ばらつきを吸収するとともに、アライメントを調整することが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
上記実施形態では、自動運転で走行する箱形のボディを有する車両に本発明を適用したが、これに限らず、他の形態の車両に本発明を適用するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、プレス部材を溶接することで第2フロントクロスメンバ32を形成するようにしたが、これに限らず、単一部品をプレスことで第2フロントクロスメンバ32を形成するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、車両の前部にモータ室Rを設けて、前輪5のサスペンションのロアアーム60に本発明を適用したが、これに限らず、車両の後部にもモータ室Rを設け、後輪のサスペンションのロアアームに本発明を適用して、前にも後にも同じ態様で走行可能なように車両を構成してもよい。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明によると、モータ室におけるデッドスペースの発生および支持部の強度の不足を抑えつつ、部品ばらつきを吸収するとともに、アライメントを調整することができるので、一対のサイドメンバとクロスメンバとで区画されるモータ室にモータユニットが収容されるフレーム車両の車体下部構造に適用して極めて有益である。
20 フロントサイドメンバ
32 第2フロントクロスメンバ
60 ロアアーム
70 クロスメンバ本体部
73 下側接続部(連結箇所)
75 延長部
77 ロアアーム締結孔(長孔)
80 鋳物ガセット(連結部材)
86 モータユニット支持部
90 モータユニット
R モータ室

Claims (1)

  1. 車両の下部で車両前後方向に延びる一対のサイドメンバと、当該一対のサイドメンバを連結するクロスメンバと、を備え、これら一対のサイドメンバとクロスメンバとで区画されるモータ室に、駆動用のモータユニットが収容されるフレーム車両の車体下部構造であって、
    上記クロスメンバは、上記一対のサイドメンバよりも低い位置で車幅方向に延びる、プレス部材で形成されたクロスメンバ本体部と、上記一対のサイドメンバからそれぞれ下方に延びるように設けられ、これら一対のサイドメンバと当該クロスメンバ本体部とを連結する鋳物で形成された一対の連結部材と、を有し、
    上記連結部材は、上記モータユニットと接続されるモータユニット支持部を有しており、
    上記クロスメンバ本体部は、上記連結部材との連結箇所よりもさらに車幅方向外側に延びる延長部を有していて、当該延長部に、サスペンションのロアアームを締結するための、車幅方向に延びる長孔が形成されていることを特徴とするフレーム車両の車体下部構造。
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