JP7539749B1 - 電子部品実装装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品を手作業で回路基板へ実装するのと同様に自動的に実装するための電子部品実装装置を提供する。【解決手段】電子部品実装装置は、複数の電子部品が予め手差しで配置されたパーツパレットと、前記電子部品を把持するための複数のグリッパと、配線基板に実装する前記電子部品のリードを挟持可能な咥え爪を有する前記グリッパに付け替えた上で、前記パーツパレットに配置された前記電子部品を前記グリッパで把持し、前記配線基板へ実装する位置まで移動させて前記電子部品のリードを前記配線基板の基板穴に挿入する産業用ロボットと、を備え、前記パーツパレットは、前記基板穴と同じ間隔及び径で加工穴が空けられており、前記電子部品を前記グリッパで把持するときに、前記基板穴と同じ間隔を維持したまま前記リードを前記咥え爪で挟持させる、ことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品を予め決められた位置まで運んで自動的に配線基板へ実装するための電子部品実装装置に関する。
配線基板は、絶縁体の板材に導体の配線が施されたプリント基板であり、様々な電子部品が取り付けられてることで、電子回路として動作する。電子部品には、抵抗器、コンデンサ、コイル、ダイオード、トランジスタ、集積回路、スイッチ、センサなどがあり、電子部品のリードを配線基板に空けられた基板穴に挿入した後、はんだ付けすることで配線と繋がり回路基板となる。
電子部品の実装は、手作業で行われることもあるが、自動化もされている。特許文献1に記載されているように、挿入部品の電子基板への挿入実装時において、必要に応じて挿入部品のリード位置を検出することにより、挿入実装の生産性を向上させる部品挿入機の発明も開示されている。
ICやLSIなどの集積回路のようにリードが出る位置に部品ごとのばらつきが無ければ、一のリードを基板穴に挿せば、他の全てのリードも基板穴に収まるが、抵抗器やコンデンサなどは、リードの間隔が一定ではないため、基板穴の位置に合わせて全てのリードを挿し込む必要がある。
特許文献1に記載の技術では、部品挿入機のクランプに嵌合可能な溝と突起を形成して電子部品のリードを把持することでリードの間隔を合わせている。同じ部品を繰り返し実装するのであれば問題ないが、異なる部品を実装する場合には対応できない。
そのため、電子部品に合わせて把持用治具を交換するものもある。特許文献2に記載されているように、吸着ノズルの自動段取り替えを可能にした部品実装システムの発明も開示されている。
特許第6442029号公報 特開2023-144865号公報
特許文献2に記載の技術では、電子部品ごとに部品フィーダを用意し、部品実装機で使用する部品に応じて吸着ノズルを交換している。複雑でないものを大量生産する場合は作業時間が短縮されるが、小規模生産や試作品の製造においては、逆に手間が増えるため、まだ手作業で行われることも多い。
特許文献1に記載の技術でも、電子部品のリードが大きく曲がっていたりしてクランプの溝に収まっていないと、基板穴に挿し込むことができずに不良となり、作業が中断されるおそれもある。手作業であれば、電子部品を確実に配線基板へ取り付けることができ、特殊な部品があったとしても柔軟に対応することができる。
しかしながら、電子部品同士の間隔や重なり方によっては、取り付ける順番を間違えると干渉してしまう場合や、取り付けること自体が困難になる場合もある。配線基板に合わせて柔軟に自動化できると良い。
そこで、本発明は、電子部品を手作業で配線基板へ実装するのと同様に自動的に実装するための電子部品実装装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明である電子部品実装装置は、複数の電子部品が予め手差しで配置されたパーツパレットと、前記電子部品を把持するための複数のグリッパと、配線基板に実装する前記電子部品のリードを挟持可能な咥え爪を有する前記グリッパに付け替えた上で、前記パーツパレットに配置された前記電子部品を前記グリッパで把持し、前記配線基板へ実装する位置まで移動させて前記電子部品のリードを前記配線基板の基板穴に挿入する産業用ロボットと、を備え、前記パーツパレットは、前記基板穴と同じ間隔及び径で加工穴が空けられており、前記電子部品を前記グリッパで把持するときに、前記基板穴と同じ間隔を維持したまま前記リードを前記咥え爪で挟持させる、ことを特徴とする。
また、前記電子部品実装装置において、前記グリッパは、前記咥え爪で挟持したときに前記リードの間隔を維持するためのV字溝が前記咥え爪に形成される、ことを特徴とする。
また、前記電子部品実装装置において、前記パーツパレットの加工穴は、前記電子部品を手差しする際に、前記リードを挿しやすいように入口の縁が拡がるように丸め部が形成される、ことを特徴とする。
さらに、本発明である電子部品実装方法は、配線基板に実装する電子部品のリードを挟持可能な咥え爪を有するグリッパに付け替えた上で、パーツパレットに予め手差しで配置された前記電子部品を前記グリッパで把持し、前記配線基板へ実装する位置まで移動させて前記電子部品のリードを前記配線基板の基板穴に挿入する電子部品実装方法であって、前記パーツパレットには前記基板穴と同じ間隔及び径で加工穴が空けられており、前記電子部品を前記グリッパで把持するときに、前記基板穴と同じ間隔を維持したまま前記リードを前記咥え爪で挟持させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、電子部品を手作業で簡単にセットしておき、電子部品のリード間隔が矯正された状態を維持したまま、電子部品を把持して予め決められた位置まで運び、自動的に基板穴へ挿し込んでいくので、確実に電子部品を配線基板へ実装していくことができる。
本発明である電子部品実装装置を示す正面図である。 本発明である電子部品実装装置を示す平面図である。 本発明である電子部品実装装置のグリッパ交換を示す側面図である。 本発明である電子部品実装装置のグリッパ交換を示す側面図である。 本発明である電子部品実装装置の咥え爪を示す側面図、正面図及び底面図である。 本発明である電子部品実装装置の咥え爪を示す側面図、正面図及び底面図である。 本発明である電子部品実装装置の咥え爪を示す側面図、正面図及び底面図である。 本発明である電子部品実装装置の咥え爪を示す側面図、正面図及び底面図である。 本発明である電子部品実装装置の咥え爪のV字溝を示す側面図及び底面図である。 本発明である電子部品実装装置のパーツパレットを示す平面図、正面図及び部分拡大図である。 本発明である電子部品実装装置のパーツパレットに電子部品をセットした状態を示す平面図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
まず、本発明である電子部品実装装置について説明する。図1は、電子部品実装装置を示す正面図である。図2は、電子部品実装装置を示す平面図である。なお、電子部品は、抵抗など2本のリード(足)が出ていて、それを折り曲げる等して配線基板に取り付けるものを対象とし、集積回路等のように足(ピン)の形状が整えられた状態で製造されるものは含まないものとする。
図1に示すように、電子部品実装装置100は、配線基板130に電子部品600を実装する装置であり、制御手段、基板供給手段、実装手段、電子部品供給手段などを備える。
制御手段は、制御装置110、操作盤120などを有する。操作盤120から入力された作業者の指示が制御装置110に伝達され、制御装置110が、それに基づき、基板供給手段、電子部品供給手段、実装手段などの動作を制御する。また、制御装置110から出力された動作状況などの結果は、操作盤120に表示される。
基板供給手段は、基板ストックテーブル200、基板フィーダ210、レール220、基板搬送モータ230、基板位置240などを有する。まず、複数の配線基板130が基板ストックテーブル200に積み重ねられる。次に、基板フィーダ210が基板ストックテーブル200から配線基板130をレール220に送り出す。そして、基板搬送モータ230でレール220に沿って配線基板130を搬送し、予め決められた基板位置240まで配線基板130を移動させる。なお、配線基板130に基準となる箇所を示しておいて、基板位置240に合わせても良い。
実装手段は、スカラロボット300、オートチェンジャ310、グリッパ収納部320、グリッパ400などを有する。スカラロボット300は、アーム300aが水平方向に延びており、根元と中間部の関節を回転させることで、先端を可動範囲内の目的位置へ移動させることが可能な水平多関節ロボットである。その他の産業用ロボット、例えば、垂直多関節型の協働ロボットや直交座標型の直動ユニットの組合せなどでも良い。
スカラロボット300のアーム300aの先端下面には、オートチェンジャ310を介してグリッパ400が着脱可能に取り付けられる。グリッパ収納部320には複数のグリッパ400が配置されており、アーム300aの先端をそこに移動させて、オートチェンジャ310によりグリッパ400を付け替えることが可能である。
図2に示すように、電子部品供給手段は、複数のパーツパレット500(500a、500b、500c、500d、500e、500f、500g)が、スカラロボット300の可動範囲内に配置される。各パーツパレット500にどの電子部品600がどの位置(範囲)に配置されるかは、予め制御装置110に記憶される。
図3、4は、電子部品実装装置のグリッパ交換を示す側面図である。例えば、制御装置110から既にアーム300aに取り付けられているグリッパ400を、別のグリッパ400aに交換するように命令があったとする。
図3(a)に示すように、まず、スカラロボット300にアーム300aをグリッパ収納部320まで移動させる。図3(b)に示すように、グリッパ収納部320のうち、グリッパ400が収納されていない空きを探し、現在のグリッパ400を下降させてそこに収納させる。なお、グリッパ400ごとに収納する位置を決めておいても良い。
図4(a)に示すように、オートチェンジャ310はグリッパ400を切り離し、一旦上昇して新たに取り付けるグリッパ400aがある位置までアーム300aの先端を移動させる。図4(b)に示すように、オートチェンジャ310を下降させて、グリッパ400aを連結させた後、グリッパ400の付いたオートチェンジャ310を上昇させる。
図5~8は、電子部品実装装置の咥え爪を示す側面図、正面図及び底面図である。図9は、電子部品実装装置の咥え爪のV字溝を示す側面図及び底面図である。
図5(a)に示すように、グリッパ400には、下方に突き出すように咥え爪410、420が取り付けられる。前咥え爪410と後咥え爪420は、下端部同士が当接可能に対向させる。前咥え爪410と後咥え爪420の間に電子部品600の本体を収めて、下端部で電子部品600のリード610を挟み込む。
前咥え爪410と後咥え爪420で電子部品600を保持したまま、アーム300aが位置決めされた配線基板130の上方までグリッパ400を移動させ、配線基板130の基板穴130aに合わせて、電子部品600のリード610を挿し込むことから、2つの基板穴130aの間隔と、2本のリード610の間隔を合わせておく必要がある。
前咥え爪410と後咥え爪420にそれぞれ下端部にV字溝430を空けておき、そこに挟んだリード610を収めれば良い。V字溝430は、リード610の径(太さ)とピッチ(間隔)に合わせて形成すれば良い。なお、前咥え爪410と後咥え爪420の一方でも良い。
図5(b)に示すように、電子部品600の種類が異なっても(例えば、抵抗とコンデンサなど)、挿し込むリード610の間隔が同じで、電子部品600が前咥え爪410と後咥え爪420の間に収まるサイズの場合は、同じ咥え爪410、420で挟持させれば良い。なお、電子部品600としては、例えば、フィルムコンデンサ、バリスタ、タンタルコンデンサ、(塗装絶縁形)金属皮膜抵抗、整流ダイオードなどがある。
図6~8に示すように、電子部品600によって挿し込むリード610の太さや間隔が異なることから、咥え爪410、420の異なるグリッパ400を別に用意する。なお、太さの異なるリード610を挟めるようにしても良いし、複数の間隔に対応した咥え爪410、420にしても良い。
また、電子部品600に厚みがある場合は、前咥え爪410と後咥え爪420の間を拡げても良いし、電子部品600が当たらないように、電子部品600やリード610の配置を傾けたり、咥え爪410、420の一部に切欠きを設けたりしても良い。ただし、配線基板130へ実装する際に、既に取付済みの電子部品600と干渉しないように、咥え爪410、420のサイズは小さいほうが好ましい。
図9に示すように、前咥え爪410と後咥え爪420を開いて、電子部品600を前咥え爪410と後咥え爪420の間に入れ、前咥え爪410と後咥え爪420を閉じて、リード610を咥え爪410、咥え爪420のV字溝430で挟む。なお、V字溝430の角度や深さは、リード610に合わせて調整すれば良い。
リード610は、電子部品600の下面や側面から出ている場合があるが、配線基板130の基板穴130aに挿し込むには、咥え爪410、420で挟む前から、側面の場合はリード610を下方に折り曲げ、下面の場合はクランク状に折り曲げて、基板穴130aの間隔に合わせておく必要がある。リード610の間隔を合わせておくためにパーツパレット500を用いる。なお、電子部品600とリード610の相対位置がずれていても、咥え爪410、420でリード610を挟むことから、リード610の間隔が合っていれば良い。
図10は、電子部品実装装置のパーツパレットを示す平面図、正面図及び部分拡大図である。図11は、電子部品実装装置のパーツパレットに電子部品をセットした状態を示す平面図である。
電子部品実装装置100は、複数の電子部品600が予め手差しで配置されたパーツパレット500、電子部品600を把持するための複数のグリッパ400、配線基板130に実装する電子部品600のリード610を挟持可能な前咥え爪410及び後咥え爪420を有するグリッパ400に付け替えた上でパーツパレット500に配置された電子部品600をグリッパ400で把持し配線基板130へ実装する位置まで移動させて電子部品600のリード610を配線基板130の基板穴130aに挿入するスカラロボット300等を備える。
図10(a)(b)に示すように、パーツパレット500は、基板穴130aと同じ間隔及び径で加工穴510が空けられており、電子部品600をグリッパ400で把持するときに、基板穴130aと同じ間隔を維持したままリード610を前咥え爪410と後咥え爪420で挟持させる。
グリッパ400には、前咥え爪410と後咥え爪420で挟持したときに、リード610の間隔を維持するためのV字溝430が前咥え爪410及び後咥え爪420に形成されているので、電子部品600を加工穴510に挿してリード610の間隔を維持しておけば、そのまま咥え爪410、420で挟持するだけでリード610がV字溝430に収まる。
パーツパレット500は、配線基板130に挿すときにリード610を手で折り曲げなければならない場合でも、予めリード610を手で折り曲げて加工穴510に挿しておくことで、確実にリード610の間隔を確保することが可能となる。リード610に弾力性がある場合でも、加工穴510に挿した状態でリード610を咥え爪410、420で挟持するので、リード610の間隔は保持されたままである。
図10(c)に示すように、パーツパレット500の加工穴510は、電子部品600を手差しする際に、リード610を挿しやすいように入口の縁が拡がるように丸め部510aが形成される。加工穴510の入口を大きくしておくことで、挿す前のリード610の間隔の誤差を吸収可能で、挿した後は適切なリード610の間隔に矯正される。
配線基板130のように電子部品600が密集していると手で電子部品600を挿し込むのが難しい場合もあるが、パーツパレット500では電子部品600が所定の間隔で並ぶように加工穴510を空けておけば良いので、実装場所や実装順を気にせずに手差し可能である。
なお、加工穴510の深さをパーツパレット500の表面よりも上にリード610が見えるくらいにすることで、また、加工穴510の入口を拡げておくことで、咥え爪410、420でリード610を挟みやすくなる。
図11に示すように、予め手動でパーツパレット500に電子部品600を挿しておき、電子部品実装装置100で電子部品600を予め決められた位置まで運んで自動的に配線基板130へ実装する。
例えば、パーツパレット500ごとにセットする電子部品600の種類を決めて加工穴510を空けても良いし、パーツパレット500の範囲を区切ってセットする電子部品600の種類を決めても良い。配線基板130の種類ごとにパーツパレット500を用意しても良いし、複数のパーツパレット500を用意しておき、配線基板130ごとに必要なパーツパレット500を組み合わせても良い。
どの電子部品600がどのパーツパレット500のどの範囲にセットされているかは、制御装置110に記憶させておく。電子部品600の位置を記憶させても良いし、電子部品600の範囲を記憶させて走査するようにしても良い。
また、配線基板130のどの位置にどの電子部品600を実装させるかも、制御装置110に記憶させておく。制御装置110は、実装対象の電子部品600が決まると、電子部品600がセットされているパーツパレット500から掴み出して、実装位置まで運んで配線基板130に装着する。これら一連の配線基板130へ電子部品600の実装を繰り返すプログラムを組んで処理を実行すれば良い。
電子部品600のリード610が曲がる等して配線基板130に挿し込むことができず、自動処理が途中で止まるということが無くなる。なお、センサ等で電子部品600の種類が異なっていないか確認する手段を設けても良い。
本発明によれば、電子部品を手作業で簡単にセットしておき、電子部品のリード間隔が矯正された状態を維持したまま、電子部品を把持して予め決められた位置まで運び、自動的に基板穴へ挿し込んでいくので、確実に電子部品を配線基板へ実装していくことができる。
以上、本発明の実施例を述べたが、これらに限定されるものではない。例えば、電子部品実装方法は、配線基板に実装する電子部品のリードを挟持可能な咥え爪を有するグリッパに付け替えた上で、パーツパレットに予め手差しで配置された前記電子部品を前記グリッパで把持し、前記配線基板へ実装する位置まで移動させて前記電子部品のリードを前記配線基板の基板穴に挿入する電子部品実装方法であって、前記パーツパレットには前記基板穴と同じ間隔及び径で加工穴が空けられており、前記電子部品を前記グリッパで把持するときに、前記基板穴と同じ間隔を維持したまま前記リードを前記咥え爪で挟持させる、ことを特徴とする。
100:電子部品実装装置
110:制御装置
120:操作盤
130:配線基板
130a:基板穴
200:基板ストックテーブル
210:基板フィーダ
220:レール
230:基板搬送モータ
240:基板位置
300:スカラロボット
300a:アーム
310:オートチェンジャ
320:グリッパ収納部
400:グリッパ
410:前咥え爪
420:後咥え爪
430:V字溝
500:パーツパレット
510:加工穴
510a:丸め部
600:電子部品
610:リード

Claims (4)

  1. 複数の電子部品が予め手差しで配置されたパーツパレットと、
    前記電子部品を把持するための複数のグリッパと、
    配線基板に実装する前記電子部品のリードを挟持可能な咥え爪を有する前記グリッパに付け替えた上で、前記パーツパレットに配置された前記電子部品を前記グリッパで把持し、前記配線基板へ実装する位置まで移動させて前記電子部品のリードを前記配線基板の基板穴に挿入する産業用ロボットと、を備え、
    前記パーツパレットは、前記基板穴と同じ間隔及び径で加工穴が空けられており、前記電子部品を前記グリッパで把持するときに、前記基板穴と同じ間隔を維持したまま前記リードを前記咥え爪で挟持させる、
    ことを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 前記グリッパは、前記咥え爪で挟持したときに前記リードの間隔を維持するためのV字溝が前記咥え爪に形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装装置。
  3. 前記パーツパレットの加工穴は、前記電子部品を手差しする際に、前記リードを挿しやすいように入口の縁が拡がるように丸め部が形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装装置。
  4. 配線基板に実装する電子部品のリードを挟持可能な咥え爪を有するグリッパに付け替えた上で、パーツパレットに予め手差しで配置された前記電子部品を前記グリッパで把持し、前記配線基板へ実装する位置まで移動させて前記電子部品のリードを前記配線基板の基板穴に挿入する電子部品実装方法であって、
    前記パーツパレットには前記基板穴と同じ間隔及び径で加工穴が空けられており、前記電子部品を前記グリッパで把持するときに、前記基板穴と同じ間隔を維持したまま前記リードを前記咥え爪で挟持させる、
    ことを特徴とする電子部品実装方法。
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