JP7537276B2 - 光演出装置 - Google Patents

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Description

本明細書の技術分野は、光演出装置に関する。
近年、LED等の発展により光を演出に用いる光演出装置が活発に研究開発されてきている。鑑賞者は光演出装置の演出により色彩を視覚的に楽しむことができる。このような光演出装置としてレンチキュラーレンズを用いたものがある。レンチキュラーレンズは、一方の面に複数列の半円筒形状の凸レンズを配列したものである。
例えば、特許文献1には、導光板31と2枚のレンチキュラーレンズ32、33とを有する発光玩具が開示されている(特許文献1の段落[0025])。導光板31は凹部を有している。そして、一方のレンチキュラーレンズは、他方のレンチキュラーレンズに対して、レンチキュラーレンズの板面に平行な方向に移動することができる(特許文献1の段落[0027]および図3)。一方のレンチキュラーレンズを他方のレンチキュラーレンズに対して動かすことにより、光演出の効果を得ることができる。
特開2011-115386号公報
特許文献1の技術を用いることにより、平面上に光の模様を描くことができるが、その光が織りなす模様は限定的である。
光の演出の効果がより高い光演出装置を提供することが好ましい。そのためには、本発明者は、レンチキュラーレンズと光源との間の距離を局所的に変化させる方法を考案した。
本明細書の技術が解決しようとする課題は、レンチキュラーレンズと光源との間の距離を局所的に変化させることのできる光演出装置を提供することである。
第1の態様における光演出装置は、板状のLEDアレイと、レンチキュラーレンズと、を有する。レンチキュラーレンズは、第1面と第1面の反対側の第2面とを有する。レンチキュラーレンズの第1面は、列状に配列された凸レンズを有する。レンチキュラーレンズとLEDアレイとの間の距離は、レンチキュラーレンズの箇所によって異なっている。また、LEDアレイは、反らせて湾曲させた状態である。
第2の態様における光演出装置は、板状のLEDアレイと、レンチキュラーレンズと、レンチキュラーレンズの湾曲の度合いを変更する湾曲度変更部と、を有する。レンチキュラーレンズは、第1面と第1面の反対側の第2面とを有する。レンチキュラーレンズの第1面は、列状に配列された凸レンズを有する。レンチキュラーレンズとLEDアレイとの間の距離は、レンチキュラーレンズの箇所によって異なっている。
この光演出装置においては、レンチキュラーレンズとLEDアレイとの間の距離は、レンチキュラーレンズの箇所によって異なっている。このため、レンチキュラーレンズに投影される光パターンは、レンチキュラーレンズの箇所によって異なる。これにより、光演出装置は、従来とは異なる光演出効果を奏する。
本明細書では、レンチキュラーレンズと光源との間の距離を局所的に変化させることのできる光演出装置が提供されている。
第1の実施形態の光演出装置1000の概略構成図である。 1枚の平坦なレンチキュラーレンズに光を照射した場合の透過光を説明するための図である。 第1の実施形態の光演出装置1000のLEDアレイ1120が点灯している場合を例示する図である。 第1の実施形態の光演出装置1000のLEDアレイ1120からの光をレンチキュラーレンズ100を通してみた場合を示す図である。 第1の実施形態の変形例における光演出装置2000の概略構成図である。 第1の実施形態の変形例における光演出装置3000の概略構成図である。 第1の実施形態の変形例における光演出装置4000の概略構成図である。 第1の実施形態の変形例における光演出装置5000の概略構成図である。 第1の実施形態の変形例における光演出装置6000の概略構成図である。 第1の実施形態の変形例における光演出装置7000の概略構成図である。 第2の実施形態の光演出装置8000の概略構成図である。 2枚のレンチキュラーレンズに光を照射した場合の透過光を説明するための図である。 第2の実施形態の光演出装置8000のLEDアレイ1120からの光をレンチキュラーレンズ100およびレンチキュラーレンズ400を通してみた場合を示す図である。 第3の実施形態の光演出装置9000の概略構成図である。 湾曲形状のレンチキュラーレンズに投影される光パターンを示す写真(その1)である。 湾曲形状のレンチキュラーレンズに投影される光パターンを示す写真(その2)である。 ディスプレイに対してレンチキュラーレンズを傾けるとともにディスプレイに対して凸面を向けるようにレンチキュラーレンズを湾曲させた場合の光パターンを示す写真である。 ディスプレイに対してレンチキュラーレンズを傾けるとともにディスプレイに対して凹面を向けるようにレンチキュラーレンズを湾曲させた場合の光パターンを示す写真である。 LEDアレイ側にレンチキュラーレンズの凹面を向けた配置を説明するための図である。 LEDアレイ側にレンチキュラーレンズの凹面を向けた状態でレンチキュラーレンズに投影される光パターンを示す写真である。 LEDアレイ側にレンチキュラーレンズの凸面を向けた配置を説明するための図である。 LEDアレイ側にレンチキュラーレンズの凸面を向けた状態でレンチキュラーレンズに投影される光パターンを示す写真である。 LEDアレイに対して凹面と凸面とが繰り返すレンチキュラーレンズに投影される光パターンを示す写真(その1)である。 LEDアレイに対して凹面と凸面とが繰り返すレンチキュラーレンズに投影される光パターンを示す写真(その2)である。 LEDアレイに対して凹面と凸面とが繰り返すレンチキュラーレンズに投影される光パターンを示す写真(その3)である。 LEDアレイの上に円筒形状のレンチキュラーレンズおよび湾曲させたレンチキュラーレンズを載置した場合を示す写真(その1)である。 LEDアレイの上に円筒形状のレンチキュラーレンズおよび湾曲させたレンチキュラーレンズを載置した場合を示す写真(その2)である。 LEDアレイの上に円筒形状のレンチキュラーレンズおよび湾曲させたレンチキュラーレンズを載置した場合を示す写真(その3)である。
以下、具体的な実施形態について、光演出装置およびレンチキュラーレンズを例に挙げて説明する。しかし、本明細書の技術はこれらの実施形態に限定されるものではない。本明細書において、レンチキュラーレンズの複数列の半円筒形状の凸レンズをレンチキュラーレンズの列ということがある。
(第1の実施形態)
1.光演出装置
図1は、第1の実施形態の光演出装置1000の概略構成図である。光演出装置1000は、レンチキュラーレンズ100と、光源1100と、制御部1200と、を有する。
レンチキュラーレンズ100は、板状である。レンチキュラーレンズ100は、湾曲している。レンチキュラーレンズ100は、第1面100aと第2面100bとを有する。第2面100bは第1面100aの反対側の面である。第1面110aは列状に配列された凸レンズを有する。凸レンズは半円筒形状に近い形状をしている。この凸レンズがレンチキュラーレンズの光学特性を発揮する。第1面100aの列状に配列された凸レンズは、レンチキュラーレンズ100の湾曲している面に沿って形成されている。
光源1100は、レンチキュラーレンズ100に向かって光を発するためのものである。光源1100は、基板1110とLEDアレイ1120とを有する。基板1110はLEDアレイ1120を支持するためのものである。LEDアレイ1120は、レンチキュラーレンズ100と対面する側の面に多数のLEDを有する。LEDはLEDアレイ1120の一方の面にわたって配置されている。LEDアレイは、RGBのLEDを有する。LEDアレイ1120は板状である。また、LEDアレイ1120は、外部電源と電気的に接続される回路を有するとよい。
制御部1200は、光源1100のLEDアレイ1120の個々のLEDのオンオフを制御する。制御部1200は、光源1100のLEDアレイ1120の個々のLEDをどのタイミングで発光させるかを決定するプログラムを有するとよい。制御部1200は、光源1100のその他の制御を行ってもよい。
レンチキュラーレンズ100は、LEDアレイ1120と対面している。レンチキュラーレンズ100とLEDアレイ1120との間の距離は、レンチキュラーレンズ100の箇所によって異なっている。レンチキュラーレンズ100とLEDアレイ1120との間の距離は、レンチキュラーレンズ100の一方の端部(図1中の上側)からレンチキュラーレンズ100の他方の端部(図1中の下側)に向かうにつれて、小さくなっている。
2.レンチキュラーレンズと光の拡散
2-1.従来のレンチキュラーレンズ
第1の実施形態のレンチキュラーレンズ100について説明する前に、従来の1枚の平坦なレンチキュラーレンズについて説明する。
図2は、1枚の平坦なレンチキュラーレンズに光を照射した場合の透過光を説明するための図である。図2に示すように、点光源LS1から照射された光は、レンチキュラーレンズLL1を透過し、スクリーンSC1に到達する。これにより、スクリーンSC1上に光パターンLP1が投影される。
ここで、レンチキュラーレンズLL1の列は、縦方向(図2の上下方向)に並んでいる。この場合には、点光源LS1からの光は、横方向(図2の左右方向)に拡散する。
2-2.第1の実施形態のレンチキュラーレンズ
図3は、第1の実施形態の光演出装置1000のLEDアレイ1120が点灯している場合を例示する図である。図3では、説明を簡単にするために、3つのLEDが示されている。LEDアレイ1120は、図3の下側から、LED(LE1、LE2、LE3)を有する。
図4は、第1の実施形態の光演出装置1000のLEDアレイ1120からの光をレンチキュラーレンズ100を通してみた場合を示す図である。図4中の下側から、光パターンLPP1、光パターンLPP2、光パターンLPP3がレンチキュラーレンズ100の上に表れる。光パターンLPP1は、縦方向に少し長い長穴形状である。光パターンLPP2は、縦方向にやや長い長穴形状である。光パターンLPP3は、縦方向に十分に長い長穴形状である。光パターンLPP3、光パターンLPP2、光パターンLPP1の順に、光パターンが縦方向に長い。
光演出装置1000では、レンチキュラーレンズ100が湾曲している。図4中の下から上にいくにしたがって、レンチキュラーレンズ100と光源1100との間の距離が大きくなっている。レンチキュラーレンズ100と光源1100との間の距離が大きいほど、光は図4中の縦方向に拡散する。
なお、図4におけるレンチキュラーレンズ100の凸レンズの列は、図2とは異なり、横方向に平行に配置されている。
光パターンLPP1、LPP2、LPP3は、レンチキュラーレンズ100の表面に投影される。このため、鑑賞者は、光パターンLPP1、LPP2、LPP3が空中に浮かんでいるように感じる。
3.レンチキュラーレンズの製造方法
例えば、厚みが1mm以下の板状のレンチキュラーレンズを準備する。そして、板状のレンチキュラーレンズを外力をかけて湾曲させる。これにより、第1の実施形態のレンチキュラーレンズ100が製造される。
また、板状のレンチキュラーレンズを湾曲させるに際して、板状のレンチキュラーレンズを加熱するとよい。
4.第1の実施形態の効果
第1の実施形態のレンチキュラーレンズ100は湾曲している。このため、レンチキュラーレンズ100と光源1100との間の距離が、レンチキュラーレンズ100の位置により異なっている。このため、レンチキュラーレンズ100が拡散させる光の拡散の度合いが、レンチキュラーレンズ100の位置によって異なっている。つまり、鑑賞者は、よりバラエティーに富んだ光の演出を鑑賞することができる。
5.変形例
5-1.レンチキュラーレンズの面の向き
第1の実施形態の光演出装置1000においては、レンチキュラーレンズ100の第1面100aが光源1100の側を向いている。つまり、レンチキュラーレンズ100の第1面100aが光源1100と対面している。しかし、レンチキュラーレンズ100の第1面100aが光源1100の反対側を向いていてもよい。この場合には、レンチキュラーレンズ100の第2面100bが光源1100と対面している。
5-2.湾曲する光源
図5は、第1の実施形態の変形例における光演出装置2000の概略構成図である。光演出装置2000は、レンチキュラーレンズ200と、光源2100と、制御部1200と、を有する。レンチキュラーレンズ200は、第1面200aと第2面200bとを有する。光源2100は、基板2110と、LEDアレイ2120と、を有する。レンチキュラーレンズ200は、平板形状である。光源2100は、平板状の光源を湾曲させたものである。つまり、LEDアレイ2120は湾曲している。この場合であっても、レンチキュラーレンズ200の場所によって、レンチキュラーレンズ200と光源2100との間の距離が異なっている。光パターンは、レンチキュラーレンズ200の位置によって異なる。
5-3.湾曲するレンチキュラーレンズおよび光源
図6は、第1の実施形態の変形例における光演出装置3000の概略構成図である。光演出装置3000は、レンチキュラーレンズ100と、光源2100と、制御部1200と、を有する。光演出装置3000においては、レンチキュラーレンズ100および光源2100の双方が湾曲している。ただし、レンチキュラーレンズ100の湾曲の度合いと光源2100の湾曲の度合いとは、異なっている。つまり、レンチキュラーレンズ100の場所によって、レンチキュラーレンズ100と光源2100との間の距離が異なっている。
5-4.湾曲しないレンチキュラーレンズおよび光源
図7は、第1の実施形態の変形例における光演出装置4000の概略構成図である。光演出装置4000は、レンチキュラーレンズ200と、光源1100と、制御部1200と、を有する。レンチキュラーレンズ200は平板状である。光源1100は平板状である。しかし、レンチキュラーレンズ200は、光源1100のLEDアレイ1120の面に対して傾斜して配置されている。
5-5.弓なりのレンチキュラーレンズ
図8は、第1の実施形態の変形例における光演出装置5000の概略構成図である。光演出装置5000は、レンチキュラーレンズ300と、光源1100と、制御部1200と、を有する。レンチキュラーレンズ300は、弓なりに湾曲している。レンチキュラーレンズ300は、端部300cと端部300dとを有する。端部300dは端部300cの反対側に位置している。レンチキュラーレンズ300の端部300cから端部300dに向かうにつれて、レンチキュラーレンズ300と光源1100との間の距離は、徐々に大きくなって飽和し、その後小さくなる。レンチキュラーレンズ300とLEDアレイ1120との間の距離は、レンチキュラーレンズ300の一方の端部300cからレンチキュラーレンズ300の他方の端部300dに向かうにつれて、増加した後に減少する。この場合であっても、レンチキュラーレンズ300の場所によって、レンチキュラーレンズ300と光源1100との間の距離が異なっている。
5-6.支持部材
図9は、第1の実施形態の変形例における光演出装置6000の概略構成図である。光演出装置6000は、レンチキュラーレンズ100と、光源1100と、制御部1200と、支持部材6501、6502と、を有する。支持部材6501、6502は、レンチキュラーレンズ100と光源1100とを固定する。
5-7.間隔変更部
図10は、第1の実施形態の変形例における光演出装置7000の概略構成図である。光演出装置7000は、レンチキュラーレンズ100と、光源1100と、制御部1200と、間隔変更部7601、7602と、を有する。間隔変更部7601、7602は、レンチキュラーレンズ100と光源1100との間の距離を変更することができる。また、制御部1200は、間隔変更部7601、7602を制御するとよい。
5-8.湾曲度変更部
光演出装置は、レンチキュラーレンズの湾曲の度合いを変更する湾曲度変更部を有するとよい。湾曲度変更部は、例えば、レンチキュラーレンズの一方の端部を把持するとともに外力を加えてレンチキュラーレンズの湾曲を大きくしたり小さくしたりする。
5-9.湾曲形状
レンチキュラーレンズの形状は、より複雑な湾曲形状を有していてもよい。例えば、レンチキュラーレンズは、正弦波のような形状であってもよい。つまり、一方の面から視ると、凹面と凸面とが繰り返し形成されている。このように、レンチキュラーレンズの一方の面は、凹面と凸面とを有していてもよい。また、曲面における曲率は、レンチキュラーレンズの箇所によって変化してもよい。
5-10.載置
レンチキュラーレンズはLEDアレイの上に載置されていてもよい。レンチキュラーレンズの形状は、例えば、円筒形状である。レンチキュラーレンズの形状は、その他の筒形状であってもよい。
5-11.ボイドモデル
制御部1200は、ボイドモデルによりLEDアレイ1120の点灯パターンを生成するとよい。LEDアレイ1120は複雑な点灯パターンで点灯することができる。
5-12.パーティション
第1の実施形態の光演出装置1000をパーティションまたは衝立として用いることができる。このパーティションまたは衝立は独自の視覚効果を奏する。
5-13.組み合わせ
上記の変形例を自由に組み合わせてもよい。
(第2の実施形態)
1.光演出装置
図11は、第2の実施形態の光演出装置8000の概略構成図である。光演出装置8000は、レンチキュラーレンズ100と、レンチキュラーレンズ400と、光源1100と、制御部1200と、を有する。
レンチキュラーレンズ100は、第1のレンチキュラーレンズである。レンチキュラーレンズ400は、第2のレンチキュラーレンズである。レンチキュラーレンズ400は、第1面400aと第2面400bとを有する。第1面400aは、列状に配列された凸レンズを有する。レンチキュラーレンズ100の第2面100bとレンチキュラーレンズ400の第1面400aとが対面している。
2.レンチキュラーレンズの列の位置関係
レンチキュラーレンズ400の列をレンチキュラーレンズ100に射影した場合に、射影後のレンチキュラーレンズ400の列と第1のレンチキュラーレンズ100の列とがなす角の角度は、例えば、0°以上90°以下である。好ましくは、5°以上90°以下である。
3.レンチキュラーレンズの重ね合わせ
レンチキュラーレンズを重ね合わせた場合について説明する。その前に、2枚の平坦なレンチキュラーレンズを平行に重ね合わせる場合について説明する。
図12は、2枚のレンチキュラーレンズに光を照射した場合の透過光を説明するための図である。図12に示すように、点光源LS1から照射された光は、レンチキュラーレンズLL1を透過した後にレンチキュラーレンズLL2を透過し、スクリーンSC1に到達する。これにより、スクリーンSC1上に光パターンLP2が投影される。
ここで、レンチキュラーレンズLL1の列は、縦方向(図12の上下方向)に並んでいる。レンチキュラーレンズLL2の列は、横方向(図12の左右方向)に並んでいる。この場合には、点光源LS1からの光は、レンチキュラーレンズLL1により横方向に拡散し、レンチキュラーレンズLL2により縦方向に拡散する。このため、光は、光パターンLP2のように、長方形に引き伸ばされることとなる。
なお、レンチキュラーレンズLL1の列とレンチキュラーレンズLL2の列とがなす角の角度が小さくなれば、光パターンは平行四辺形となる。レンチキュラーレンズLL1の列とレンチキュラーレンズLL2の列とがなす角の角度が0°になれば、図2に示すように線状の光パターンとなる。実際には、角度が十分に小さければ、線状の光パターンとなる。このため、レンチキュラーレンズLL1の列とレンチキュラーレンズLL2の列とがなす角の角度は、45°以上90°以下であるとよい。
図13は、第2の実施形態の光演出装置8000のLEDアレイ1120からの光をレンチキュラーレンズ100およびレンチキュラーレンズ400を通してみた場合を示す図である。
図13に示すように、光パターンLPQ1、LPQ2、LPQ3は四辺形である。また、レンチキュラーレンズ100とレンチキュラーレンズ400との間の距離が、レンチキュラーレンズ400の箇所により異なっている場合には、四辺形の形状、例えば、縦横比が変わる。
4.第2の実施形態の効果
第2の実施形態の光演出装置8000においては、点光源からの光を平行四辺形に近い形状に拡散させることができる。そのため、光パターンの面積は拡大する。また、光パターンの面積が広いほど拡散の度合いが大きいため、その領域の光は淡くなる。そして、鑑賞者は、演出効果のより高い光演出を楽しむことができる。
5.変形例
5-1.レンチキュラーレンズの枚数
レンチキュラーレンズの枚数は、2枚に限らない。レンチキュラーレンズの枚数は3枚以上であってもよい。
(第3の実施形態)
1.光演出装置
図14は、第3の実施形態の光演出装置9000の概略構成図である。光演出装置9000は、レンチキュラーレンズ500と、光源1100と、制御部1200と、を有する。
レンチキュラーレンズ500は、光源1100に対して傾斜して配置されるとともに、傾斜面から遠ざかる向きにレンチキュラーレンズ500の端部500c、500dを湾曲させている。
線L1は、光源1100のLEDアレイ1120の表面を通る線である。線L2は、レンチキュラーレンズ500の中心を通る線のうちの一つである。線L1と線L2とは、平行ではない。
2.第3の実施形態の効果
第3の実施形態の光演出装置9000においては、レンチキュラーレンズ500を光源1100に対して傾けるとともに、レンチキュラーレンズ500を湾曲させている。この場合には、レンチキュラーレンズ500に、より複雑な光パターンが生成される。
(実施形態の組み合わせ)
第1の実施形態から第3の実施形態までを変形例を含めて組み合わせることができる。
(実験)
図15は、湾曲形状のレンチキュラーレンズに投影される光パターンを示す写真(その1)である。図15では、図中の下側でレンチキュラーレンズとLEDアレイとの間の距離がやや離れ、図中の上側でレンチキュラーレンズとLEDアレイとの間の距離が大きく離れるようにレンチキュラーレンズが湾曲している。図15に示すように、図中の下側では縦方向にわずかに長い光パターンが観察されるとともに、図中の上側では縦方向に十分に長い光パターンが観察される。
図16は、湾曲形状のレンチキュラーレンズに投影される光パターンを示す写真(その2)である。図16は、図15と同様の傾向を示す。
図17は、ディスプレイに対してレンチキュラーレンズを傾けるとともにディスプレイに対して凸面を向けるようにレンチキュラーレンズを湾曲させた場合の光パターンを示す写真である。
図18は、ディスプレイに対してレンチキュラーレンズを傾けるとともにディスプレイに対して凹面を向けるようにレンチキュラーレンズを湾曲させた場合の光パターンを示す写真である。
図19は、LEDアレイ側にレンチキュラーレンズの凹面を向けた配置を説明するための図である。
図20は、LEDアレイ側にレンチキュラーレンズの凹面を向けた状態でレンチキュラーレンズに投影される光パターンを示す写真である。
図21は、LEDアレイ側にレンチキュラーレンズの凸面を向けた配置を説明するための図である。
図22は、LEDアレイ側にレンチキュラーレンズの凸面を向けた状態でレンチキュラーレンズに投影される光パターンを示す写真である。
図23は、LEDアレイに対して凹面と凸面とが繰り返すレンチキュラーレンズに投影される光パターンを示す写真(その1)である。
図24は、LEDアレイに対して凹面と凸面とが繰り返すレンチキュラーレンズに投影される光パターンを示す写真(その2)である。
図25は、LEDアレイに対して凹面と凸面とが繰り返すレンチキュラーレンズに投影される光パターンを示す写真(その3)である。
このように、湾曲させたレンチキュラーレンズと光源との間で相対的な配置を変更することにより、レンチキュラーレンズに投影される光パターンは非常に豊かなバリエーションを発揮する。
図26は、LEDアレイの上に円筒形状のレンチキュラーレンズおよび湾曲させたレンチキュラーレンズを載置した場合を示す写真(その1)である。
図27は、LEDアレイの上に円筒形状のレンチキュラーレンズおよび湾曲させたレンチキュラーレンズを載置した場合を示す写真(その2)である。
図28は、LEDアレイの上に円筒形状のレンチキュラーレンズおよび湾曲させたレンチキュラーレンズを載置した場合を示す写真(その3)である。
このように、LEDアレイの上に円筒形状のレンチキュラーレンズおよび湾曲させたレンチキュラーレンズを載置することにより、光演出装置は立体的な光の演出をすることができる。
(付記)
第1の態様における光演出装置は、板状のLEDアレイと、レンチキュラーレンズと、を有する。レンチキュラーレンズは、第1面と第1面の反対側の第2面とを有する。レンチキュラーレンズの第1面は、列状に配列された凸レンズを有する。レンチキュラーレンズとLEDアレイとの間の距離は、レンチキュラーレンズの箇所によって異なっている。
第2の態様における光演出装置においては、レンチキュラーレンズとLEDアレイとの間の距離は、レンチキュラーレンズの一方の端部からレンチキュラーレンズの他方の端部に向かうにつれて、小さくなっている。
第3の態様における光演出装置においては、レンチキュラーレンズとLEDアレイとの間の距離は、レンチキュラーレンズの一方の端部からレンチキュラーレンズの他方の端部に向かうにつれて、増加した後に減少する。
第4の態様における光演出装置においては、レンチキュラーレンズは湾曲している。
第5の態様における光演出装置においては、LEDアレイは湾曲している。
第6の態様における光演出装置においては、レンチキュラーレンズの一方の面は、凹面と凸面とを有する。
第7の態様における光演出装置は、レンチキュラーレンズの湾曲の度合いを変更する湾曲度変更部を有する。
第8の態様における光演出装置においては、レンチキュラーレンズは、板状である。レンチキュラーレンズとLEDアレイとは対面している。
第9の態様における光演出装置においては、レンチキュラーレンズは、筒状である。レンチキュラーレンズは、LEDアレイの上に載置されている。
1000…光演出装置
100…レンチキュラーレンズ
100a…第1面
100b…第2面
1100…光源
1110…基板
1120…LEDアレイ
1200…制御部

Claims (9)

  1. 板状のLEDアレイと、
    レンチキュラーレンズと、
    を有し、
    前記レンチキュラーレンズは、
    第1面と前記第1面の反対側の第2面とを有し、
    前記レンチキュラーレンズの前記第1面は、
    列状に配列された凸レンズを有し、
    前記レンチキュラーレンズと前記LEDアレイとの間の距離は、
    前記レンチキュラーレンズの箇所によって異なっていて、
    前記LEDアレイは、反らせて湾曲させた状態であること
    を含む光演出装置。
  2. 板状のLEDアレイと、
    レンチキュラーレンズと、
    前記レンチキュラーレンズの湾曲の度合いを変更する湾曲度変更部と、
    を有し、
    前記レンチキュラーレンズは、
    第1面と前記第1面の反対側の第2面とを有し、
    前記レンチキュラーレンズの前記第1面は、
    列状に配列された凸レンズを有し、
    前記レンチキュラーレンズと前記LEDアレイとの間の距離は、
    前記レンチキュラーレンズの箇所によって異なっていること
    を含む光演出装置。
  3. 請求項2に記載の光演出装置において、
    前記LEDアレイは、反らせて湾曲させた状態であること
    を含む光演出装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の光演出装置において、
    前記レンチキュラーレンズと前記LEDアレイとの間の距離は、
    前記レンチキュラーレンズの一方の端部から前記レンチキュラーレンズの他方の端部に向かうにつれて、
    小さくなっていること
    を含む光演出装置。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の光演出装置において、
    前記レンチキュラーレンズと前記LEDアレイとの間の距離は、
    前記レンチキュラーレンズの一方の端部から前記レンチキュラーレンズの他方の端部に向かうにつれて、
    増加した後に減少すること
    を含む光演出装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の光演出装置において、
    前記レンチキュラーレンズは湾曲していること
    を含む光演出装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の光演出装置において、
    前記レンチキュラーレンズの一方の面は、
    凹面と凸面とを有すること
    を含む光演出装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の光演出装置において、
    前記レンチキュラーレンズは、
    板状であり、
    前記レンチキュラーレンズと前記LEDアレイとは対面していること
    を含む光演出装置。
  9. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の光演出装置において、
    前記レンチキュラーレンズは、
    筒状であり、
    前記レンチキュラーレンズは、
    前記LEDアレイの上に載置されていること
    を含む光演出装置。
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