JP7514456B1 - 車輪ユニット、及び車輪型移動体 - Google Patents

車輪ユニット、及び車輪型移動体 Download PDF

Info

Publication number
JP7514456B1
JP7514456B1 JP2024032581A JP2024032581A JP7514456B1 JP 7514456 B1 JP7514456 B1 JP 7514456B1 JP 2024032581 A JP2024032581 A JP 2024032581A JP 2024032581 A JP2024032581 A JP 2024032581A JP 7514456 B1 JP7514456 B1 JP 7514456B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
terminal portion
terminal
wheel unit
main shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2024032581A
Other languages
English (en)
Inventor
敏朗 新原
Original Assignee
有限会社キュープラ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社キュープラ filed Critical 有限会社キュープラ
Priority to JP2024032581A priority Critical patent/JP7514456B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7514456B1 publication Critical patent/JP7514456B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】簡単な操作で車輪を確実にロックし、移動体の意図しない移動を防止することができる車輪ユニット、及び車輪型移動体を提供することを目的とする。【解決手段】車輪ユニット1は、本体部20に設置されたストッパー部70と、車輪部10に設置された被ストッパー部14とから構成されている。ストッパー部70は電磁石であり、主軸部40に入れ子状に配置された電極端子部50を接点として、電源ON時にストッパー部70に電圧が印加されると電磁石が磁界を発生し、金属片からなる被ストッパー部14に磁着し、車輪部10の回転を規制することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、車輪ユニット、及び車輪型移動体に関する。詳しくは、簡単な操作で車輪を確実にロックし、移動体の意図しない移動を防止することができる車輪ユニット、及び車輪型移動体に係るものである。
例えばストレッチャー、介護用ベッド、ベビーカー等のように、車輪を有し、床面に沿って搬送される移動体が広く用いられている。そして、これら移動体が意図せず移動することを防止するための車輪のロック機構を備えた車輪ユニットが種々提案されている。
例えば特許文献1には、車輪に歯車状部位を設けるとともに、車輪カバーの略上方にペダルを回転可能に設け、ユーザーが該ペダルを足で操作して回転させて、該ペダルに接続された係止部材を車輪の歯車状部位の凹部に嵌入して係止することで、車輪をロックする機構が開示されている。
特開平7-284430号公報
特許文献1に開示の車輪ユニットは、ユーザーがペダルを足で操作して車輪のロック、及びロック解除を行う機構であるが、ペダル操作には所定の力が必要であり、ペダル踏力の弱い女性や高齢者、或いはペダル操作に不慣れなユーザーによっては、車輪ロックに時間を要する場合がある。またペダル踏力が弱いと、不完全な状態でロックされることにより、移動体が意図せず動き出すという問題が生じる。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、簡単な操作で車輪を確実にロックし、移動体の意図しない移動を防止することができる車輪ユニット、及び車輪型移動体を提供することを目的とするものである。
前記の目的を達成するために、本発明の車輪ユニットは、本体部と、被取付体に結合可能な結合部を有し、前記本体部に支持された主軸部と、第1電極からなる第1端子部、及び第2電極からなる第2端子部を含む導電性部材からなる電極端子部と、該電極端子部にリード線を介して接続され通電により磁力を発生するストッパー部と、前記本体部に車軸部を介して水平軸心周りに回転可能に軸支されたホイール部、該ホイール部の外周に取り付けられたタイヤ部、前記ストッパー部に対向配置され通電時に前記ストッパー部が当接または係合して前記ホイール部の回転を規制する被ストッパー部を有する車輪部とを備える。
ここで、車輪ユニットは本体部を備えることにより、後記する主軸部をはじめとする各部品を本体部に取り付けることで、車輪ユニットとして一体化することができる。
また、被取付体に結合可能な結合部を有し、本体部に支持された主軸部を備えることにより、車輪ユニットは主軸部により被取付体に結合することができる。
また、第1電極からなる第1端子部、及び第2電極からなる第2端子部を含む導電性部材からなる電極端子部を備えることにより、電源と電極端子部を接続することで、電源から供給された電気は、電極端子部を介して後記するストッパー部に供給し、ストッパー部を作動させることができる。
また、電極端子部にリード線を介して接続され通電により磁力を発生するストッパー部を備えることにより、電源のオンオフ操作でストッパー部の電磁的な作動状態と非作動状態とを切り替えることができる。
また、本体部に車軸部を介して水平軸心周りに回転可能に軸支されたホイール部、ホイール部の外周に取り付けられたタイヤ部、ストッパー部に対向配置され通電時にストッパー部が当接または係合してホイール部の回転を規制する被ストッパー部を有する車輪部を備えることにより、ストッパー部が電磁的に作動した際に、ストッパー部が対向配置された被ストッパー部と当接または係合することで、簡単な構成で確実に車輪部をロックすることができる。
以上のように、車輪ユニットを被取付体である移動体(ストレッチャー、介護用ベッド、ベビーカー等)に取り付けることで、ストッパー部が非作動状態のときには車輪部のロックが解除されるため、移動体を容易に移動させることができる。またストッパー部を電磁的に作動させることで、ストッパー部を被ストッパー部に当接または係合させることで、車輪部をロック状態とし、移動体が不用意に動き出すことを防止することができる。
また、主軸部は、本体部に対して垂直軸心周りに回転可能に軸支された円筒状である場合には、車輪ユニットを被取付体に取り付けた状態で、主軸部が回転するため、被取付体の方向転換を容易に行うことができる。
また、第1端子部及び第2端子部は、基端から先端に延びる棒状体であり、主軸部の内部に第1端子部、及び第2端子部が入れ子状に配され、主軸部、第1端子部、及び第2端子部は、回転軸を共通にして一体的に回転可能に接続されている場合には、限られたスペース内に主軸部と電極端子部を配置し、車輪ユニットの大型化を防止することができる。
また、第2端子部は、基端から所定の長さの棒状体が露出するように第1端子部の内部に入れ子状に配されている場合には、限られたスペース内に第1端子部と第2端子部を配置し、車輪ユニットの大型化を防止することができる。
また、第1端子部は、リード線が接続される第1通電部、軸方向の所定の位置に径方向に突出する第1突条部、及び第1通電部と第1突条部とを接続する弾性材からなる第1接点部を有する場合には、第1端子部に入力された電気は、第1接点部からリード線を経由してストッパー部に入力される。
このとき、リード線が接続された第1通電部は、リング状であり第1端子部に緩挿されていることにより、第1端子部の本体が主軸部とともに一体的に回転しても、リード線が接続された第1通電部は回転しないため、リード線が第1端子部の本体に巻き付いたり断線したりすることを防止できる。
また、第2端子部は、リード線が接続される第2通電部、軸方向の所定の位置に径方向に突出する第2突条部、及び第2通電部と第2突条部とを接続する弾性材からなる第2接点部を有する場合には、第2端子部に入力された電気は、第2接点部からリード線を経由してストッパー部に入力される。
そして、第1端子部と同様に、第2端子部もリード線が接続された第2通電部は、リング状であり第2端子部に緩挿されていることにより、第2端子部の本体が主軸部とともに一体的に回転しても、リード線が接続された第2通電部は回転しないため、リード線が第2端子部の本体に巻き付いたり断線したりすることを防止できる。
また、ストッパー部は電磁石であり、被ストッパー部は、通電時に電磁石が磁着可能な金属片である場合には、ストッパー部は非通電時には作動せず、通電時のみ磁力を発生して被ストッパー部に磁着することで、車輪部の回転を確実に規制することができる。
また、ストッパー部は、ロッドが接続された可動鉄心を有するソレノイドであり、被ストッパー部は、ソレノイドへの通電時に可動鉄心が移動することに伴い突出するロッドが係合可能に形成された係合孔である場合には、ストッパー部は非通電時には作動せず、通電時のみ可動鉄心が移動することに伴いロッドが突出し、突出したロッドが被ストッパー部である係合孔に係合することで、車輪部の回転を確実に規制することができる。
また、車輪部は、本体部の両端で所定間隔を置いて各々回転可能に軸支された一対の車輪を有し、ストッパー部と被ストッパー部は、一対の車輪にそれぞれ設置されている場合には、車輪のそれぞれにストッパー部と被ストッパー部が配置されるため、双輪であっても確実に車輪部の回転を規制することができる。
本発明に係る車輪ユニット、及び車輪型移動体は、簡単な操作で車輪を確実にロックし、移動体の意図しない移動を防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係る車輪ユニットを示す図であり、(a)は正面図、(b)は斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る車輪ユニットの分解図である。 本発明の第1の実施形態に係る車輪ユニットの側面断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車輪ユニットを示す図であり、(a)は正面図、(b)は被ストッパー部の拡大図である。
以下、本発明の実施の形態に係る車輪ユニット、及び車輪型移動体について、図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。なお、各図においては、説明の便宜上、車輪ユニットを設置面に設置した状態において、上方に向かう方向を上方向、上方向の反対方向を下方向、上方向、及び下方向により表される軸方向を鉛直軸、鉛直軸と垂直な軸方向を水平軸とそれぞれ定義する。
1.第1の実施形態
図1~図3は、本発明の第1の実施形態に係る車輪ユニット1を示す図である。図1に示すように、車輪ユニット1は、正面視で左右に第1車輪部11aと第2車輪部11bを有する双輪タイプであり、これら車輪部10が本体部20に共通の車軸部30を介して左右に取り付けられている。
[本体部]
図2に示すように、本体部20は対称形状の一対の半割部品から構成され、本体部20aと本体部20bの略中心位置には車輪部10を取り付けるための車軸部30が貫通する車軸部孔21a、21bがそれぞれ形成されている。
また、本体部20aには、後記するストッパー部70としての電磁石であり、第1車輪部11aに当接して第1車輪部11aの回転を規制する第1電磁石71aが緩嵌合する嵌合孔22aが形成されている。また他方の本体部20bには、第1電磁石71aの基端に取り付けられた略方形状の第1ベース部72aと緩嵌合可能な略方形状の支持溝23bが形成されている。
本体部20bは、本体部20aと対称形状であり、第2車輪部11bに当接して第2車輪部11bの回転を規制する第2電磁石71bが緩嵌合する嵌合孔22bが形成されている。また他方の本体部20aには、第2電磁石71bの基端に取り付けられた略方形状の第2ベース部72bと緩嵌合可能な略方形状の支持溝23aが形成されている。
ここで、必ずしも、支持溝23a、23bは矩形状に形成されている必要はない。但し、矩形状に形成されていることにより、車輪部10の回転に伴う第1電磁石71a、第2電磁石71bの回転方向への動きを規制することができる。
本体部20a、20bの高さ方向には、後記する主軸部40、及び電極端子部50が嵌合可能な長孔溝24a、24bがそれぞれ形成されている。また、長孔溝24a、24bの長さ方向の所定の位置には、後記する主軸部40の鍔部43が嵌合する第1嵌合溝25a、25bが長孔溝24a、24bに直交するように形成されている。
また、第1嵌合溝25a、25bの下方には、第1端子部51aの第1突条部52a、及び第1通電部53aがそれぞれ嵌合する第2嵌合溝26a、26b、第3嵌合溝27a、27bが形成され、さらに、第2端子部51bの第2突条部52b、及び第2通電部53bがそれぞれ嵌合する第4嵌合溝28a、28b、第5嵌合溝29a、29bが形成されている。
[主軸部]
主軸部40は、先端に車輪ユニット1が取り付けられるストレッチャー、介護用ベッド、ベビーカー等(以下、「移動体」という。)の被取付部に結合可能な結合部41を有しており、結合部41の反対側である基端側は開放端が形成された略筒状体からなり、内部には後記する電極端子部50が入れ子状に配置されてる。そして、結合部41の頭頂部には電源(図示しない)に接続されたリード線60が貫入可能な貫通孔が形成されており、この貫通孔からリード線60を貫入して電極端子部50と接続されている。
結合部41は、移動体に形成された被取付部(図示しない)である雌ネジと螺合可能な雄ネジが外周面に形成されている。また、結合部41の下端には結合部41を移動体の雌ネジに嵌合した状態で締め付けるためのナット42が取り付けられている。
主軸部40の軸方向の所定の位置には、径方向に突出する鍔部43を有し、前記した第1嵌合溝25a、25bに嵌合される。なお、鍔部43は必ずしも有している必要はないが、鍔部43を有することで、主軸部40の上下の動きを規制することができる。従って、移動体を移動する際の上下方向の振動を抑制するとともに、主軸部40が本体部20から抜け落ちることを防止することができる。
以上のように構成された主軸部40は、軸心周りに回転可能なように本体部20a、20bにより狭持され、ビス(符号を付さない)により固定される。このように、主軸部40は本体部20に対して回転可能に軸支されているため、車輪ユニット1が取り付けられた移動体は、この主軸部40を回転することで、所定の方向に容易に方向転換することが可能となる。
[電極端子部]
電極端子部50は電源からの電気を電磁石に出力するための接点として機能し、基端から先端にかけて延出する導電性部材の棒状体からなる負極の第1端子部51aと正極の第2端子部51bとから構成され、第2端子部51bは第1端子部51aよりも所定に長く形成されている。
第1端子部51aは、内径が第2端子部51bの外径よりも所定に大きく形成された筒状であり、第2端子部51bは第1端子部51aに収納された入れ子状に配置され、第1端子部51aと第2端子部51bの先端部の高さ位置が揃えられた状態で、該先端部を接合して一体化され、第1端子部51aの基端側から下方に向けて第2端子部51bの一部が外部に露出するものとなっている。
以上のように構成された電極端子部50は、平面視で主軸部40と電極端子部50とが同心円状となるように入れ子状に主軸部40内に配置され、主軸部40と電極端子部50の先端部が揃えられた状態で一体化されており、主軸部40と電極端子部50とは回転軸を共通にして軸心周りに回転可能となる。そして、電源から延びるリード線60が、主軸部40の貫入孔に貫入され、第1端子部51aと第2端子部51bのそれぞれに接続される。
ここで、必ずしも、電極端子部50は主軸部40に入れ子状に配置されて、主軸部40と電極端子部50は一体化されている必要はなく、主軸部40と電極端子部50は別体で配置されていてもよい。但し、主軸部40と電極端子部50とが入れ子状に配置して一体化されていることにより、省スペースの本体部20内に効率的に主軸部40と電極端子部50とを配置することができる。
電極端子部50は、主軸部40よりも所定に長く構成され、さらに前記したように第2端子部51bは第1端子部51aよりも所定に長く構成されているため、基端側から下方に向けて、第2端子部51b、第1端子部51aがそれぞれ外部に露出している。
第1端子部51aの外部に露出した所定の位置には、第1突条部52aが径方向に突出し、第1突条部52aの下方にはリング状の第1通電部53aが緩挿され、さらに第1突条部52aと第1通電部53aとの間には、第1突条部52aと第1通電部53aとを接続する弾性材からなる第1接点部54aが緩挿されている。そして、第1通電部53aには、第1電磁石71a、及び第2電磁石71bに接続される負極側の第1リード線61aが接続されている。
同じく、第2端子部51bの外部に露出した所定の位置には、第2突条部52bが径方向に突出し、第2突条部52bの下方にはリング状の第2通電部53bが緩挿され、さらに第2突条部52bと第2通電部53bとの間には、第2突条部52bと第2通電部53bとを接続する弾性材からなる第2接点部54bが緩挿されている。そして、第2通電部53bには、第1電磁石71a、及び第2電磁石71bに接続される正極側の第2リード線61bが接続されている。
ここで、必ずしも、第1接点部54a、及び第2接点部54bは弾性材である必要はないが、第1接点部54a、及び第2接点部54bが弾性材であることにより、主軸部40が上下動した際の衝撃力を吸収し、電極端子部50が損傷することを防止することができる。
以上のような構成により、主軸部40が軸心周りに回転した場合に電極端子部50も一体的に回転することになるが、第1電磁石71aと第2電磁石71bとが接続されているリード線60の接続先である第1通電部53aと第2通電部53bとは、第1端子部51aと第2端子部51bに対して緩挿されているため、電極端子部50が軸心周りに回転しても、これら第1通電部53aと第2通電部53bとは一体的に回転しない。そのため、第1電磁石71aと第2電磁石71bに接続されたリード線60が、主軸部40の回転に伴い捩れたり、或いは巻き付いたりする虞がなく、また捩れや巻き付きに起因してリード線が断線する虞もない。
一方で、第1接点部54aと第2接点部54bとにより、電源から供給される電気は第1端子部51aと第2端子部51bを通じて第1電磁石71aと第2電磁石71bに確実に供給することができる。
[ストッパー部]
ストッパー部70は通電により磁力を発生させる円柱状の電磁石であり、第1車輪部11aと第2車輪部11bとにそれぞれ対応する第1電磁石71aと第2電磁石71bとが、本体部20aと本体部20bとに設置されている。
第1電磁石71aは、磁性体で形成された第1ティース73aと、この第1ティース73aの外周部に巻かれた第1巻線74aとから構成されている。同様に、第2電磁石71bは、第2ティース73bと、この第2ティース73bの外周部に巻かれた第2巻線74bとから構成されている。なお、第1電磁石71a、及び第2電磁石71bは、それぞれ円柱状である必要はなく、例えば角柱状であってもよい。
また、前記の通り、第1電磁石71aの基端には支持溝23bに緩嵌合可能な第1ベース部72aが取り付けられ、第2電磁石71bの基端には支持溝23aに緩嵌合可能な第2ベース部72bが取り付けられている。そして、電圧が印加されない電源OFF時には、第1電磁石71a、及び第2電磁石71bは、後記する被ストッパー部14を構成する第1被ストッパー部14a、及び第2被ストッパー部14bと所定の間隔が形成された状態で本体部20に支持される。
さらに、第1電磁石71aと第2電磁石71bとは、それぞれ負極側の第1リード線61aと正極側の第2リード線61bとを介して、第1端子部51a、及び第2端子部51bに接続されている。そして、電源から電気が供給されて第1電磁石71aと第2電磁石71bとに電圧が印加されると磁界を発生させる。この磁界は、第1ティース73a、及び第2ティース73bの上端部から上方に生じる。
[車輪部]
車輪部10は、正面視で左右に配置された第1車輪部11aと第2車輪部11bとから構成され、車軸部30により本体部20に対して回転可能に軸支されている。
第1車輪部11aは第1ホイール部12a、及び第1ホイール部12aの外周に取り付けられた第1タイヤ部13aを有し、第1ホイール部12aの背面側には、第1電磁石71aと所定の隙間を形成して対向配置された第1被ストッパー部14aが全面に配置されている。
また、第2車輪部11bは第2ホイール部12b、及び第2ホイール部12bの外周に取り付けられた第2タイヤ部13bを有し、第2ホイール部12bの背面側には、第2電磁石71bと所定の隙間を形成して対向配置された第2被ストッパー部14bが全面に配置されている。
そして、被ストッパー部14を構成する第1被ストッパー部14aと第2被ストッパー部14bとは、それぞれ金属片により構成されており、電源から電気が供給され、第1電磁石71a、及び第2電磁石71bにそれぞれ電圧が印加されて磁界を発生すると、本体部20に対して緩嵌合されている第1電磁石71a、及び第2電磁石71bは第1被ストッパー部14a、及び第2被ストッパー部14bにそれぞれ磁着することで、第1車輪部11a、及び第2車輪部11bの回転が規制される。
なお、第1被ストッパー部14a、及び第2被ストッパー部14bはそれぞれ金属片から構成されている必要はなく、第1電磁石71aと第2電磁石71bとに電圧が印加された際に、第1電磁石71aと第2電磁石71bがそれぞれ磁着可能な材料から構成されていればよい。
また、必ずしも、第1被ストッパー部14a、及び第2被ストッパー部14bは、それぞれ第1ホイール部12aと第2ホイール部12bの背面側の全面に配置されている必要はなく、磁着される第1電磁石71a、及び第2電磁石71bの大きさに応じて、設置面積を適宜変更することができる。
以上のように構成された車輪ユニット1は、ストレッチャー、介護用ベッド、ベビーカー等の移動体に取り付けられる。そして、移動体を移動中に手元にある電源をONすることで、電源からストッパー部70に電気が供給され、印加される電圧により磁界が発生する。このときストッパー部70が被ストッパー部14に磁着し、車輪部10の回転を規制することで、安全に移動体を停止させることができる。
2.第2の実施形態
次に、本発明の第2の実施形態に係る車輪ユニット1aについて図4に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、第1の実施形態と共通する構成については同一の符号を用い、さらに重複する説明については省略し、相違する構成のみ詳細に説明する。
第2の実施形態に係る車輪ユニット1aは、ストッパー部と被ストッパー部の構成が第1の実施形態と異なり、それ以外の構成は同一である。図4に示すように、第2の実施形態に係る車輪ユニット1aのストッパー部70は、ソレノイド電磁石であり第1ソレノイド75aと第2ソレノイド75bを有している。
第1ソレノイド75aは、プッシュ型ソレノイドであって、ハウジング(符号を付さない)の内部にボビン(符号を付さない)、及びボビンに巻装された第1巻線76a、第1ソレノイド75aの中心軸線に沿ってスライド自在に移動可能な第1可動鉄心77aから構成されている。第1可動鉄心77aの先端には、後記する第1被ストッパー部15aに係合可能な絶縁材料から構成される第1ロッド78aが接続されている。
また、第2ソレノイド75bも同様のプッシュ型ソレノイドであって、ハウジング(符号を付さない)の内部にボビン(符号を付さない)、及びボビンに巻装された第2巻線76b、第2ソレノイド75bの中心軸線に沿ってスライド自在に移動可能な第2可動鉄心77bから構成されている。第2可動鉄心77bの先端には、後記する第2被ストッパー部15bに係合可能な絶縁材料から構成される第2ロッド78bが接続されている。
第1可動鉄心77a、及び第2可動鉄心77bは、一端から他端に向かう一方向に付勢する第1付勢部材79aと第2付勢部材79bにより支持されており、第1ソレノイド75a、及び第2レノイド75bの非通電時には、第1ロッド78a、及び第2ロッド78bがソハウジング側に引き込まれた退避位置で停止された状態が維持される。
一方、通電により第1ソレノイド75a、及び第2レノイド75bが励磁されると、第1付勢部材79a、及び第2付勢部材79bの付勢力に抗する方向への磁力が発生する。そして、第1可動鉄心77aを第1巻線76aの内側方向へ、第2可動鉄心77bを第2巻線76bの内側方向へそれぞれ吸引させることで第1ロッド78aと第2ロッド78bをハウジングから突出する方向に駆動することができる。
被ストッパー部15を構成する第1被ストッパー部15aと第2被ストッパー部15bは、図4に示すように、周方向に均等間隔で第1係合孔16a、及び第2係合孔16bが形成されている。そして、電源ON時に、第1ソレノイド75aと第2ソレノイド75bが励磁されると、第1係合孔16aと第2係合孔16bのそれぞれに第1ロッド78a、及び第2ロッド78bが係合され、第1車輪部11a、及び第2車輪部11bの回転が規制される。
以上、第1の実施形態、及び第2の実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は前記した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
例えば、車輪ユニット1として双輪タイプの実施形態について説明したが、単輪タイプについても適用できるものとする。また、本発明に係る車輪ユニット1が適用される移動体としては、様々な移動体に対して適用できるものとする。
以上、本発明に係る車輪ユニット、及び車輪型移動体は、簡単な操作で車輪を確実にロックし、移動体の意図しない移動を防止することができる。
1、1a 車輪ユニット
10 車輪部
11a 第1車輪部
11b 第2車輪部
12a 第1ホイール部
12b 第2ホイール部
13a 第1タイヤ部
13b 第2タイヤ部
14a、15a 第1被ストッパー部
14b、15b 第2被ストッパー部
16a 第1係合孔
16b 第2係合孔
20、20a、20b 本体部
21a、21b 車軸部孔
22a、22b 嵌合孔
23a、23b 支持溝
24a、24b 長孔溝
25a、25b 第1嵌合溝
26a、26b 第2嵌合溝
27a、27b 第3嵌合溝
28a、28b 第4嵌合溝
29a、29b 第5嵌合溝
30 車軸部
40 主軸部
41 結合部
42 ナット
43 鍔部
50 電極端子部
51a 第1端子部
51b 第2端子部
52a 第1突条部
52b 第2突条部
53a 第1通電部
53b 第2通電部
54a 第1接点部
54b 第2接点部
60 リード線
61a 第1リード線
61b 第2リード線
70 ストッパー部
71a 第1電磁石
71b 第2電磁石
72a 第1ベース部
72b 第2ベース部
73a 第1ティース
73b 第2ティース
74a、76a 第1巻線
74b、76b 第2巻線
75a 第1ソレノイド
75b 第2ソレノイド
77a 第1可動鉄心
77b 第2可動鉄心
78a 第1ロッド
78b 第2ロッド
79a 第1付勢部材
79b 第2付勢部材

Claims (6)

  1. 本体部と、
    被取付体に結合可能な結合部を有し、前記本体部に支持された主軸部と、
    第1電極からなる第1端子部、及び第2電極からなる第2端子部を含む導電性部材からなる電極端子部と、
    該電極端子部にリード線を介して接続され通電により磁力を発生するストッパー部と、
    前記本体部に車軸を介して水平軸心周りに回転可能に軸支されたホイール部、該ホイール部の外周に取り付けられたタイヤ部、前記ストッパー部に対向配置され通電時に前記ストッパー部が当接または係合して前記ホイール部の回転を規制する被ストッパー部を有する車輪部と、を備える車輪ユニットにおいて、
    前記主軸部は、前記本体部に対して垂直軸心周りに回転可能に軸支された円筒状であり、
    前記第1端子部及び前記第2端子部は、前記主軸部よりも所定に長い棒状体であり、
    前記主軸部の内部に前記第1端子部、及び前記第2端子部が入れ子状に配され、前記主軸部、前記第1端子部、及び前記第2端子部は、回転軸を共通にして一体的に回転可能に接続された
    車輪ユニット。
  2. 前記第2端子部は、基端から所定の長さの棒状体が露出するように前記第1端子部の内部に入れ子状に配され、
    前記第1端子部は、前記リード線が接続されるリング状の第1通電部が緩挿されるとともに、軸方向の所定の位置に径方向に突出する第1突条部、及び前記第1通電部と前記第1突条部とを接続する弾性材からなる第1接点部を有し、
    前記第2端子部は、前記リード線が接続されるリング状の第2通電部が緩挿されるとともに、軸方向の所定の位置に径方向に突出する第2突条部、及び前記第2通電部と前記第2突条部とを接続する弾性材からなる第2接点部を有する、
    請求項に記載の車輪ユニット。
  3. 前記ストッパー部は電磁石であり、
    前記被ストッパー部は、通電時に前記電磁石が磁着可能な金属片である
    請求項1または請求項2に記載の車輪ユニット。
  4. 前記ストッパー部は、ロッドが接続された可動鉄心を有するソレノイドであり、
    前記被ストッパー部は、前記ソレノイドへの通電時に前記可動鉄心が移動することに伴い突出する前記ロッドが係合可能に形成された係合孔である
    請求項1または請求項2に記載の車輪ユニット。
  5. 前記車輪部は、前記本体部の両端で所定間隔を置いて各々回転可能に軸支された一対の車輪を有し、
    前記ストッパー部と前記被ストッパー部は、前記一対の車輪にそれぞれ設置された
    請求項1または請求項2に記載の車輪ユニット。
  6. 請求項1または請求項2に記載の車輪ユニットを備える
    車輪型移動体。
JP2024032581A 2024-03-04 2024-03-04 車輪ユニット、及び車輪型移動体 Active JP7514456B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2024032581A JP7514456B1 (ja) 2024-03-04 2024-03-04 車輪ユニット、及び車輪型移動体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2024032581A JP7514456B1 (ja) 2024-03-04 2024-03-04 車輪ユニット、及び車輪型移動体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP7514456B1 true JP7514456B1 (ja) 2024-07-11

Family

ID=91802870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024032581A Active JP7514456B1 (ja) 2024-03-04 2024-03-04 車輪ユニット、及び車輪型移動体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7514456B1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008168741A (ja) 2007-01-10 2008-07-24 Toyota Motor Corp ロックシステム
JP3176746U (ja) 2012-04-10 2012-07-05 小澤 正風 キャスターロック装置
JP2014521557A (ja) 2011-08-01 2014-08-28 ドン ヨ、シン 軸とホイールが同時に制動されるキャスター
CN219295106U (zh) 2023-04-19 2023-07-04 青岛万事顺专用车辆有限公司 一种具有自锁功能的手推车轮胎

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008168741A (ja) 2007-01-10 2008-07-24 Toyota Motor Corp ロックシステム
JP2014521557A (ja) 2011-08-01 2014-08-28 ドン ヨ、シン 軸とホイールが同時に制動されるキャスター
JP3176746U (ja) 2012-04-10 2012-07-05 小澤 正風 キャスターロック装置
CN219295106U (zh) 2023-04-19 2023-07-04 青岛万事顺专用车辆有限公司 一种具有自锁功能的手推车轮胎

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005014894A (ja) 車輪同時ブレーキ機構、キャスタ回転防止機構および乳母車
JP7514456B1 (ja) 車輪ユニット、及び車輪型移動体
US8858384B2 (en) Bevel gear and differential device therewith
JP4663190B2 (ja) キャスタ
US20190040921A1 (en) Wheel module
TWI648185B (zh) Wheel retention mechanism and stroller for baby carriages
JP2009205912A (ja) コネクタ
US20130270972A1 (en) Motor
JP2024020500A (ja) 中間状態を有する双安定ソレノイド
JP2005166429A (ja) 釈放形電磁ソレノイド
JP2017079109A (ja) 電磁継電器
CN102128299A (zh) 自保持型电磁阀
JP2001058503A (ja) ソレノイド作動型ブレーキ機構を備えたキャスター
JP2019025318A (ja) 車椅子、及び該車椅子に用いられるフットレスト装置
KR101781581B1 (ko) 전자석 제동장치가 구비된 유모차
JP2736033B2 (ja) フラッパ型acソレノイド及び電磁弁
JP2004360864A (ja) 電磁弁組立体の誤組み付け防止構造
JP2013095407A (ja) ベビーカー用の制動機構、ベビーカー用の車輪保持機構、および、ベビーカー
JP4091932B2 (ja) アウトレット
CN111888155A (zh) 一种适用于护理科推车的储物盒及承载该储物盒的推车
JP2007205519A (ja) 回転伝達装置
US6066819A (en) Push button support structure for push switch
JP6176026B2 (ja) 電動車両用の給電コネクタ
WO2024163987A1 (en) Mouse and magnetic roller module thereof
JP2562345Y2 (ja) 電磁アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240311

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20240311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7514456

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150