JP7513499B2 - ベルトサンダ - Google Patents

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Description

本発明は、ベルト状の研磨要素を駆動する工具、すなわち、ベルトサンダに関する。
木工製品や金属製品を研磨する工具として、ベルトサンダが知られている。種々の型式のベルトサンダが存在するが、そのうちの1つの型式として、アームを有するベルトサンダが知られている。この型式のベルトサンダは、ユーザによって把持されるための把持部と、駆動ローラと、アームと、アームの先端に設けられた従動ローラと、駆動ローラと従動ローラとの間に掛け渡される無端のサンディングベルトと、を備えている。駆動ローラと従動ローラとの間で回転する無端のサンディングベルトを被研磨物に接触させることによって、被研磨物を研磨できる。
下記の特許文献1には、アームを把持部に対して枢動可能に構成されたベルトサンダが記載されている。このベルトサンダでは、不使用時には、アームと把持部とがほぼ横に並んで延在する位置(以下、収納位置と呼ぶ)までアームを枢動させることによって、ベルトサンダをコンパクトにすることができる。それによって、収納時や持ち運び時の利便性が向上する。さらに、特許文献1に記載のベルトサンダでは、アームが収納位置にあることがホールセンサによって検出されると、バッテリパックからコンローラへの電源供給が遮断される。このため、アームが収納位置にあるときにユーザが誤って起動スイッチを押したとしても、サンディングベルトは回転しない。
米国特許第10,137,554号明細書
本発明は、ベルトサンダの利便性を向上することを目的とする。
本発明の一形態によれば、ベルトサンダが提供される。このベルトサンダは、ユーザによって把持されるための把持部と、モータと、モータの駆動力によって回転軸線を中心に回転するように構成された駆動ローラと、把持部に対して枢動可能なアームと、アームの先端に設けられた従動ローラと、駆動ローラと従動ローラとの間に掛け渡される無端のサンディングベルトと、ユーザの手動操作によって第1の位置から第2の位置まで変位可能に構成された操作部を有するトリガスイッチであって、操作部が第1の位置から第2の位置まで変位されることによってモータを駆動させるためのトリガスイッチと、操作部が第1の位置から第2の位置まで変位されることが阻止される阻止位置と、操作部が第1の位置から第2の位置まで変位されることが許容される許容位置と、の間を移動可能に構成されたロックオフスイッチと、アームとともに枢動するように構成された阻止部であって、ロックオフスイッチが阻止位置にある場合において、把持部とアームとがなす角度が所定値未満である第1の状態にあるときに、阻止位置から許容位置へのロックオフスイッチの移動経路を少なくとも部分的に遮り、それによって、ロックオフスイッチの阻止位置から許容位置への移動が阻止されるように構成された阻止部と、を備えている。
かかるベルトサンダによれば、ロックオフスイッチが阻止位置にあり、かつ、把持部とアームとがなす角度が所定値未満である状態において、ロックオフスイッチは、阻止位置から許容位置への移動が阻止される。このため、トリガスイッチの操作部は、第1の位置から第2の位置まで変位されることが阻止される。その結果、ベルトサンダは、モータを駆動させることができない。つまり、ロックオフスイッチが阻止位置にあり、かつ、把持部とアームとがなす角度が所定値未満である状態では、モータの駆動によってサンディングベルトが回転されることがない。当該所定値は、阻止部の設計次第で、所望の値に容易に設定可能である。このため、ユーザにとって使いやすいように上記所定値を設定できる。
本発明の一形態によれば、阻止部は、ロックオフスイッチが許容位置にある場合において、上記角度が所定値以上である第2の状態が第1の状態に移行するときに、阻止部がロックオフスイッチに接触してロックオフスイッチを押し、それによってロックオフスイッチが許容位置から阻止位置に移動されるように構成される。かかる形態によれば、ユーザが、把持部とアームとがなす角度が所定値未満となるようにアームを枢動させると、ロックオフスイッチが許容位置から阻止位置に自動的に移動される。ユーザは、ロックオフスイッチを阻止位置に移動させる必要がないので、ベルトサンダの利便性が向上する。
本発明の一形態によれば、ロックオフスイッチは、ユーザの手動操作によって、許容位置と阻止位置との間を移動可能に構成される。かかる形態によれば、把持部とアームとがなす角度が所定値以上である場合には、ユーザは、自らの意思に基づいて、ロックオフスイッチの位置を阻止位置と許容位置との間で切り替えることができる。
本発明の一形態によれば、ロックオフスイッチは、ユーザの手動操作によって、許容位置と阻止位置との間を移動可能に構成される。ロックオフスイッチは、第1の部分と第2の部分とを備えている。第1の部分は、第2の状態が第1の状態に移行するときに阻止部が接触する部分を備えている。第2の部分は、手動操作のための部分であり、第2の状態が第1の状態に移行するときに阻止部が接触する部分を備えていない。かかる形態によれば、ユーザの手動操作に適したロックオフスイッチの形状と、アームの枢動に伴って阻止部がロックオフスイッチを許容位置から阻止位置に移動させるために適したロックオフスイッチの形状と、を容易に両立させることができる。
本発明の一形態によれば、ロックオフスイッチは、ロックオフスイッチが阻止位置と許容位置との間で移動される方向である移動方向に直交する平面に対して角度付けられた第1の傾斜面を備えている。第1の傾斜面は、阻止部がロックオフスイッチに近づく方向にロックオフスイッチの直前まで枢動された状態における、阻止部に相対的に近い第1の側から、相対的に遠い第2の側に向けて、移動方向における許容位置側に近くなるように形成される。阻止部は、阻止部がロックオフスイッチに近づく方向に枢動されたときに、ロックオフスイッチのうちで第1の傾斜面に最初に接触するように構成される。かかる形態によれば、阻止部は、第1の傾斜面上を摺動しながら、ロックオフスイッチを許容位置から阻止位置に向けて円滑に押すことができる。
本発明の一形態によれば、阻止部は、平面に対して第1の傾斜面と同じ角度で角度付けられた第2の傾斜面を備えている。阻止部は、阻止部がロックオフスイッチに近づく方向に枢動されたときに、阻止部のうちで第2の傾斜面が第1の傾斜面に最初に接触するように構成される。かかる形態によれば、第2の傾斜面は、第1の傾斜面と第2の傾斜面とが接触する状態で第1の傾斜面上を摺動しながら、第1の傾斜面を許容位置から阻止位置に向けて円滑に押すことができる。
本発明の一形態によれば、阻止部は、第2の傾斜面に隣接して平面と平行に延在する平行面であって、ロックオフスイッチの移動経路を少なくとも部分的に遮る平行面を備えている。かかる形態によれば、阻止部の形状を簡素化できる。
本発明の一形態によれば、阻止部は、ロックオフスイッチが阻止位置と許容位置との間で移動される方向である移動方向に直交する平面に対して角度付けられた傾斜面を備えている。傾斜面は、阻止部がロックオフスイッチに近づく方向にロックオフスイッチの直前まで枢動された状態における、ロックオフスイッチに相対的に近い第1の側から、相対的に遠い第2の側に向けて、移動方向における阻止位置側に近くなるように形成される。阻止部は、阻止部がロックオフスイッチに近づく方向に枢動されたときに、阻止部のうちで傾斜面がロックオフスイッチに最初に接触するように構成される。かかる形態によれば、阻止部は、ロックオフスイッチが阻止部の傾斜面上を摺動するように、ロックオフスイッチを許容位置から阻止位置に向けて円滑に押すことができる。
本発明の一形態によれば、阻止部は、傾斜面に隣接して平面と平行に延在する平行面であって、ロックオフスイッチの移動経路を少なくとも部分的に遮るように構成された平行面を備えている。かかる形態によれば、阻止部の形状を簡素化できる。
本発明の一形態によれば、所定値は60度以上、90度以下である。上述の形態は、ロックオフスイッチの阻止位置から許容位置への移動を機械的な構造によって実現するので、本形態も容易に実現可能である。
本発明の一形態によれば、ベルトサンダは、モータは電動モータであり、ベルトサンダは、電動モータに電力を供給するように構成されたバッテリパックを備えている。電動モータとバッテリパックとを備える電動工具には、ロックオフスイッチが備えられている場合が多い。ロックオフスイッチを備えているベルトサンダには、少ない設計変更で(あるいは、低コストで)上述の各形態を適用可能である。
本発明の一形態によれば、電動モータはブラシレスモータである。かかる形態によれば、ベルトサンダ全体を小型化することができる。
本発明の一形態によれば、ベルトサンダが提供される。このベルトサンダは、ユーザによって把持されるための把持部と、モータと、モータの駆動力によって回転軸線を中心に回転するように構成された駆動ローラと、所定方向に延在するアームと、アームの先端に設けられた従動ローラと、駆動ローラと従動ローラとの間に掛け渡される無端のサンディングベルトと、サンディングベルトのうちの露出される部分を照明可能な光源と、を備えている。
本発明の一形態によれば、光源は、光の照射方向を変更可能に構成される。
本発明の一形態によれば、アームは、把持部に対して枢動可能である。光源は、光の照射方向が変更されることによって、アームの第1の枢動位置における露出される部分と、アームの第2の枢動位置における露出される部分と、を照明可能に構成される。
本発明の一形態によれば、ベルトサンダは、駆動ローラとアームの一部分とを収容し、アームと同一方向に延在するカバーを備えている。光源は、把持部とカバーとが略一直線になる状態において、回転軸線が延在する方向に見て、カバーと少なくとも部分的に重複する位置に配置され、アームが延在する方向と平行に光を照射可能に構成される。
本発明の一形態によれば、ベルトサンダが提供される。このベルトサンダは、ユーザによって把持されるための把持部と、電動モータと、電動モータの駆動力によって回転するように構成された駆動ローラと、所定方向に延在するアームと、アームの先端に設けられた従動ローラと、駆動ローラと従動ローラとの間に掛け渡される無端のサンディングベルトと、電動モータの回転数を調節するためのユーザインタフェースと、を備えている。把持部とアームとが略一直線になる状態において電動モータが回転するときにサンディングベルトが駆動ローラから従動ローラに向けて進む第1の側と、サンディングベルトが従動ローラから駆動ローラに向けて進む第2の側と、のうちの第1の側を上側と定義し、第2の側を下側と定義したとき、ユーザインタフェースは、把持部を避けて、ベルトサンダのハウジングの上側の面または側方の面に配置される。
本発明の一形態によれば、電動モータは、ブラシレスモータである。ベルトサンダは、さらに、ブラシレスモータに電力を供給するように構成されたバッテリパックと、ユーザインタフェースから入力される指令に基づいてバッテリパックからブラシレスモータへの電力の供給を制御するように構成されたコントローラと、を備えている。ハウジングは、コントローラを収容するためのコントローラハウジングを備えている。ユーザインタフェースは、コントローラハウジングに設けられる。
本発明の一形態によれば、コントローラハウジングは凹部を備えている。ユーザインタフェースは、凹部の内側空間を超えて外側に突出しないように配置される。
本発明の一形態によれば、ユーザインタフェースは、ユーザの手動操作によって回転軸線を中心に回転可能に構成されたダイヤルであって、略円盤状に形成されたダイヤルを備えている。ダイヤルは、ダイヤルの周面の一部が、凹部の開口方向を向くように配置される。
本発明の一形態によれば、コントローラハウジングは、把持部に対して、ブラシレスモータと反対側に配置される。
本発明の一実施形態によるベルトサンダの側面図であり、一部を断面で示している。 ベルトサンダの側面図である。 ベルトサンダの平面図であり、一部を断面で示している。 図1に対応するベルトサンダの側面図であり、アームの枢動位置を示している。 図2の矢印A-Aの方向に見たベルトサンダの矢視図であり、一部を断面で示している。 トリガスイッチおよびその周辺を示す斜視図である。 トリガスイッチおよびその周辺を示す斜視図である。 トリガスイッチと、許容位置にあるロックオフスイッチと、を示す斜視図である。 トリガスイッチと、阻止位置にあるロックオフスイッチと、を示す斜視図である。 フランジ部に形成された阻止部の形状を示す斜視図である。 第2の傾斜面がロックオフスイッチの第1の傾斜面を許容位置から阻止位置に向けて押し始める様子を示す斜視図である。 アームの枢動に伴う阻止部と、ロックオフスイッチの第1の部分と、の位置関係の変化を段階的に示す模式図である。 代替実施形態における阻止部と、ロックオフスイッチの第1の部分と、の位置関係を示す模式図である。 代替実施形態におけるロックオフスイッチを示す斜視図である。 代替実施形態における阻止部および阻止位置にあるロックオフスイッチを示す概略断面図である。 アームの枢動位置に応じて光源からの光の照射方向が変更されている様子を示す図である。 アームの枢動位置に応じて光源からの光の照射方向が変更されている様子を示す図である。 アームの枢動位置に応じて光源からの光の照射方向が変更されている様子を示す図である。 図16のB-B断面図である。
図1~3を参照して、本発明の一実施形態であるベルトサンダ10の概略構成について説明する。図1,3に示すように、ベルトサンダ10は、把持部20と、アーム41と、従動ローラ42と、駆動ローラ43と、サンディングベルト44と、電動モータ80と、を備えている。把持部20は、所定方向に延在する細長い形状を有している。把持部20は、ベルトサンダ10の使用時においてユーザによって把持されるために設けられる。アーム41は、所定方向を長軸として延在する細長い形状を有している。図1~3に示す状態では、アーム41は、把持部20が延在する方向と略同一の方向に延在している。ただし、本実施形態では、アーム41は、把持部20に対して枢動可能に構成されている(詳細は後述)。アーム41の先端には、従動ローラ42が設けられている。図3に示すように、駆動ローラ43には、電動モータ80の出力軸81が連結されている。駆動ローラ43は、軸受83によって支持されており、電動モータ80の回転駆動力によって回転軸線45を中心に回転するように構成される。従動ローラ42と駆動ローラ43との間には、無端のサンディングベルト44が掛け渡されている。電動モータ80が駆動されると、サンディングベルト44は、従動ローラ42と駆動ローラ43との間で矢印A1(図1,2参照)の方向に回転する。
以下の説明では、便宜上、把持部20とアーム41とが略一直線になる状態(つまり、図1~3に示す状態)において、駆動ローラ43が回転するときにサンディングベルト44が駆動ローラ43から従動ローラ42に向けて進む側を上側と定義し、サンディングベルト44が従動ローラ42から駆動ローラ43に向けて進む側を下側と定義する(図1,2参照)。さらに、把持部20が延在する方向を前後方向と定義する。前後方向のうち、把持部20に対して電動モータ80が位置する側を前側と定義し、把持部20に対して電動モータ80と反対側を後側と定義する(図1,3参照)。さらに、回転軸線45が延在する方向を左右方向と定義する。左右方向のうち、電動モータ80が位置する側を左側と定義し、駆動ローラ43が位置する側を右側と定義する(図3参照)。
ベルトサンダ10は、さらにプーリカバー70を備えている。プーリカバー70は、アーム41が延在する方向と同一方向に延在する延在部71と、延在部71の後端に設けられたフランジ部72と、を備えている。延在部71は、その上側、下側、左側および後側が閉じられており、右側と前側が開口している。この延在部71内には、図3に示すように、駆動ローラ43と、アーム41の一部分(より具体的には、後側の端部)と、が収容される。延在部71の右側の開口部には、安全カバー78が設けられる。安全カバー78は、延在部71の右側の開口部に追従した形状を有しており、当該開口部よりも若干小さい大きさを有している。このため、安全カバー78と延在部71との間には、安全カバー78の外周に沿って僅かな隙間が形成されている。この隙間は、ユーザの指は入らないが、サンディングベルト44を挿入できる程度の大きさを有している。サンディングベルト44が摩耗した場合には、この隙間を介してサンディングベルト44が取り替えられる。
図3に示すように、延在部71内には、さらに、テンショナ47と圧縮バネ48とが収容されている。圧縮バネ48は、前端と後端とを備えている。前端は、テンショナ47に接触しており、後端は、プーリカバー70の内部面に支持されている。この圧縮バネ48は、テンショナ47を介して、アーム41を前側に付勢している。これによって、従動ローラ42と駆動ローラ43との間でサンディングベルト44のテンションが適正に保たれる。
サンディングベルト44の前側の略半分は、延在部71の前側の開口部から延出して、露出されている。サンディングベルト44のうち、このように露出された部分を露出部分44a(図1参照)とも呼ぶ。従動ローラ42の近傍において、アーム41には一対のシュー49が設けられている。これらのシュー49は、アーム41の上側および下側にそれぞれ取り付けられている。シュー49の各々は、アーム41と平行に(換言すれば、サンディングベルト44と略平行に)延在する平坦面を有している。サンディングベルト44によって被研磨物を研磨する際、サンディングベルト44は、シュー49の平坦面上を摺動しつつ、従動ローラ42と駆動ローラ43との間で回転する。ユーザがサンディングベルト44を被研磨物に押し当てる際、サンディングベルト44が上下方向に撓んだとしても、シュー49の平坦面がサンディングベルト44を内側で支持することによって、サンディングベルト44と被研磨物との間に、研磨に必要な摩擦力を生じさせることができる。
電動モータ80は、本実施形態ではブラシレスDCモータである。電動モータ80は、前後方向において把持部20に隣接しており、把持部20に対して前側に配置されている。電動モータ80は、ブラシレスモータであるから、通常の電動モータよりも小型であり、特に軸方向に短くなっている。これにより、把持部20の右端から右側へ突出している量と、把持部20の左端から左へ突出している量と、が略同一になっている。ベルトサンダ10は、さらに、コントローラハウジング90とバッテリパック95とを備えている。コントローラハウジング90は、前後方向において把持部20に隣接しており、把持部20に対して後側に配置されている。バッテリパック95は、前後方向においてコントローラハウジング90に隣接しており、コントローラハウジング90に対して後側に配置されている。バッテリパックは、バッテリパッケージや組電池と呼ばれる場合がある。バッテリパックは、所定のサイズに成形された外郭ハウジングと、当該外郭ハウジング内に収容され直列に接続された複数の電池セルと、を備えていてもよい。
バッテリパック95は、電動モータ80に電力を供給するために着脱可能に設けられる。本実施例では、バッテリパック95は、公称18ボルトの電圧で電力を供給する。コントローラハウジング90は、その内部にコントローラ91を収容している(図1参照)。コントローラ91は、PWM(Pulse Width Modulation)制御によって電動モータ80の駆動を制御する。コントローラハウジング90およびバッテリパック95は、その重心が、上下方向における下側に偏心するように配置される。
図1に示すように、ベルトサンダ10は、さらに、トリガスイッチ50を備えている。トリガスイッチ50は、前後方向において、把持部20と電動モータ80との間に配置されている。また、トリガスイッチ50は、上下方向において下側に配置されている。このトリガスイッチ50は、駆動ローラ43を駆動させるため(換言すれば、電動モータ80を駆動させるため)に設けられる。トリガスイッチ50は、操作部51とスイッチボックス52とを備えている。操作部51は、上下方向に変位可能に構成される。操作部51がユーザの手動操作によって、図1に示す第1の位置から、第2の位置(第1の位置から上側に所定距離だけ変位された位置)まで変位されると、指令信号がスイッチボックス52からコントローラ91に入力される。コントローラ91は、指令信号を受け付けると、バッテリパック95から電動モータ80に電力を供給して、電動モータ80を駆動する。これによって、駆動ローラ43が駆動され、サンディングベルト44が、従動ローラ42と駆動ローラ43との間で回転される。
上述したように、アーム41は、把持部20に対して枢動可能に構成されている。具体的には、図4に示すように、アーム41は、回転軸線45(図3参照)に直交する平面上で、延在部71とともに枢動可能に構成される。本実施形態では、アーム41は、回転軸線45を中心として枢動する。図4では、アーム41の枢動位置として、第1の位置P1と、第2の位置P2と、第3の位置P3と、が示されている。本実施形態では、アーム41は、第1の位置P1と第3の位置P3との間で移動可能に構成される。詳細は後述するが、アーム41は、第1の位置P1と第3の位置P3との間の任意の枢動位置において固定され得る。アーム41は、第1の位置P1から第3の位置P3に移動するとき、アーム41がコントローラハウジング90およびバッテリパック95の下側と最終的に対向する方向に枢動する。
第1の位置P1では、アーム41は、前後方向に対して5度だけ上側に傾いている。このとき、アーム41と把持部20とがなす角度は185度である。本実施形態において、アーム41と把持部20とがなす角度とは、アーム41と把持部20とがなす2つの角度(この2つの角度の和は360度である)のうち、ベルトサンダ10の下側で形成される角度をいう。第2の位置P2では、アーム41は、上下方向に平行である。このとき、アーム41と把持部20とがなす角度は90度である。本実施形態では、ベルトサンダ10を使用して研磨作業を行う場合、アーム41は、ベルトサンダ10の用途に応じて、第1の位置P1と第2の位置P2との間の任意の枢動位置で固定される。
尚、アーム41は、第2の位置P2にある時にロック部材86を介して把持部20と係合する。これによって、アーム41をロックさせることができる(ポジティブロック)。具体的には、ロック部材86は枢動軸に対して平行移動可能にアーム41に設けられている。また、ロック部材86は図示しないバネにより把持部20側に付勢されている。ロック部材86には凸部があり、把持部20には凹部がある。アーム41が第2の位置P2にある時に凸部と凹部とが係合する。以上の構成によって、アーム41が第2の位置P2以外の位置から第2の位置P2に移動すると、自動的に凸部と凹部とが係合し、アーム41がロックされる。アーム41を第2の位置P2から位置P2以外の位置に移動させる場合には、ロック部材86をバネに抗して移動させ、係合を解除させることで、アーム41がアンロックされる。
第3の位置P3では、把持部20とアーム41とがわずかな角度となって近接し、上下方向にほぼ並んでいる。このとき、アーム41と把持部20とがなす角度は20度である。第3の位置P3では、ベルトサンダ10が前後方向および上下方向においてコンパクトになる。このため、ベルトサンダ10を使用しないとき(例えば、ベルトサンダ10の持ち運び時や収納時)には、アーム41は第3の位置P3まで枢動されてもよい。
次に、アーム41を枢動させるための構造について説明する。プーリカバー70のフランジ部72は、図3に示すように、左右方向の左側において延在部71の後端に連続している。また、フランジ部72は、図2に示すように、左右方向、すなわち、回転軸線45が延在する方向に見て、延在部71の後端を円弧状に取り囲んでいる。
図2に示すように、フランジ部72には、その外周に沿って長穴73が円弧状に形成されている。長穴73は、フランジ部72を左右方向に貫通している(図3参照)。図5に示すように、フランジ部72は、電動モータ80の右側を覆うブラケット82に当接している。円筒状のボス84が、ブラケット82から右側に向けて突出している。このボス84は、フランジ部72の長穴73を貫通して、フランジ部72の右側の端面を超えて、右側に向けて延在している。ボス84の外周は、フランジ部72よりも右側において、リング状のスペーサ77内に嵌合されている。スペーサ77の左面は、フランジ部72の右面と当接している。
ボス84の内面には雌ネジが形成されており、ボス84内には六角ボルト75が挿入されている。この雌ネジと六角ボルト75は左ネジ(逆ネジ)である。六角ボルト75の周囲には、レバー74が取り付けられている。レバー74は、レバー74を左右方向に貫通する貫通穴を有している。この貫通穴を形成するレバー74の内面は、六角ボルト75の六角断面に適合する断面形状を有している。このため、ユーザがレバー74を回すと、六角ボルト75も一緒に回転される。図2には、六角ボルト75を締めたときのレバー74の位置が実線で示されており、また、矢印A2の方向にレバー74を回して六角ボルト75を緩めたときのレバー74の位置が点線で示されている。レバー74および六角ボルト75とスペーサ77との間には、ワッシャ76が配置されている。
六角ボルト75を締めた状態では、六角ボルト75は、ワッシャ76およびスペーサ77を介してフランジ部72をブラケット82に対して押圧する。この押圧力によって、フランジ部72がブラケット82に対して回転することが阻止される。一方、六角ボルト75を緩めた状態では、この押圧力が解除される。このため、フランジ部72は、ボス84が長穴73を貫通する範囲内で、ブラケット82に対して枢動することが許容される。フランジ部72は延在部71と一体的に構成されており、かつ、アーム41は延在部71に支持されているから、フランジ部72が枢動すると、アーム41もフランジ部72と一緒に枢動する。
長穴73は、図4に示す第1の位置P1から第3の位置P3までアーム41を枢動させることができる範囲に形成されている。このため、ユーザは、レバー74を使用して六角ボルト75を緩め、次いで、アーム41を所望の位置まで枢動させ、次いで、レバー74を使用して六角ボルト75を締めることにより、図4に示した第1の位置P1から第3の位置P3の間の所望の枢動位置にアーム41を固定することができる。
次に、駆動ローラ43の駆動を禁止することによってサンディングベルト44の回転を禁止する構成について説明する。図2に示すように、ベルトサンダ10は、ロックオフスイッチ60を備えている。ロックオフスイッチ60は、トリガスイッチ50の操作部51が第1の位置から第2の位置まで変位されること(つまり、電動モータ80の駆動)を阻止するために設けられる。ロックオフスイッチ60は、阻止位置と許容位置との間で移動可能に構成される。本実施形態では、ロックオフスイッチ60は、ユーザの手動操作によって、阻止位置と許容位置との間で移動可能に構成される。換言すれば、ロックオフスイッチ60は、ユーザによって操作可能な位置に配置される。阻止位置では、操作部51が第1の位置から第2の位置まで変位されることが阻止される。許容位置では、操作部51が第1の位置から第2の位置まで変位されることが許容される。
図2に示すように、ロックオフスイッチ60は、前後方向において、トリガスイッチ50とフランジ部72との間に配置されている。ロックオフスイッチ60は、第1の部分61と第2の部分62とを備えている。第1の部分61については後述する。第2の部分62は、ユーザの手動操作のための部分である。具体的には、第2の部分62は、図1~3(特に図3)を参照すると明らかなように、ベルトサンダ10のハウジングを左右方向に貫通して、左右両側で当該ハウジングから突出するように設けられている。このため、ユーザは、左右方向の両側から第2の部分62を押すことができる。ロックオフスイッチ60が許容位置にあるときにユーザが第2の部分62を右側から左側に向けて押すと、ロックオフスイッチ60は阻止位置に移動する。一方、ロックオフスイッチ60が阻止位置にあるときにユーザが第2の部分62を左側から右側に向けて押すと、ロックオフスイッチ60は許容位置に移動する。かかるロックオフスイッチ60は、操作部51の構造と協働して、操作部51が第1の位置から第2の位置まで変位されることを阻止する。
具体的には、図6に示すように、トリガスイッチ50は、その内部に第1の係合部53を備えている。第1の係合部53は、操作部51の下側の内面から上方に向けて延在している。第1の係合部53の上端には凸部が形成されている。
操作部51は、スイッチボックス52に対して、上下方向に変位可能に構成されている。スイッチボックス52には、操作部51が第2の位置まで上側に変位されたことを検知して信号をコントローラ91に出力するための電気回路が収納されている。このスイッチボックス52の左側面にはロックオンボタン59が設けられている。操作部51を上側に変位させた後にこのロックボタン59を押し操作すると、操作部51が上側の位置に維持され、電動モータ80の駆動状態が保たれる。この時、ロックオンボタン59が押された状態は維持されている。この状態で操作部51を押し操作すると、ロックオンボタン59が元の位置に戻る。その後、操作部51の押し操作を解除すると、操作部51も元の位置に戻り、電動モータ80は停止する。このスイッチボックス52の前面には、略半円形の切欠54が形成されている。スイッチボックス52は、切欠54を介して第2の係合部55に連結されている。
具体的には、第2の係合部55は、その上端に略半円形の嵌合部56を備えている。嵌合部56は、切欠54に適合する形状を有しており、切欠54内に嵌め込まれた状態で、前後方向に平行な回転軸線を中心に枢動可能に構成されている。第2の係合部55は、その下端に凹部58を備えている。この凹部58は、第1の係合部53の凸部に適合する形状を有している。図6に示す第2の係合部55の枢動位置では、ユーザに押されることによって操作部51が上側に向けて変位される際に、第1の係合部53が第2の係合部55と干渉することはない。このため、操作部51は、上側に向けて第2の位置まで変位されることができる。
一方、第2の係合部55が、図6に示した状態から矢印A3の方向に枢動すると、図7に示すように、第1の係合部53の凸部と、第2の係合部55の凹部58とが近接した位置で対向する。この場合、ユーザが操作部51を押しても、第1の係合部53の凸部が第2の係合部55の凹部58に嵌まり込むので、操作部51は上側に僅かな距離しか変位できない。このため、操作部51は、第2の位置まで変位できない(すなわち、ベルトサンダ10は、電動モータ80を駆動することができない)。
図6,7に示すように、第2の係合部55は、その前面から前側に向けて突出する突出部57を備えている。突出部57は円柱状に形成されている。この突出部57がロックオフスイッチ60と協働することによって、上述の第2の係合部55の枢動が生じる。
具体的には、図8,9に示すように、ロックオフスイッチ60の第2の部分62は、左右方向に延在する細長い形状を有している。第2の部分62の左右方向に直交する断面は、長円形状を有している。第2の部分62の左端および右端は、ユーザが手動操作を行いやすいように面取りされている。第2の部分62は、その下面から下側に延在する嵌合部65を備えている。嵌合部65は、下側が開口する略U字状の形状を有している。第2の係合部55の突出部57は、この嵌合部65のU字形状の内部に嵌め込まれている。
ロックオフスイッチ60は、左右方向に移動可能に構成されている。図8では、ロックオフスイッチ60は許容位置にあり、右側に最も突出した状態にある。このとき、嵌合部65内に嵌め込まれた突出部57は、図6に示した位置にある。一方、図9では、ロックオフスイッチ60は、図8に示した状態から左側に押されており、その結果、阻止位置にある。ロックオフスイッチ60が、図8に示す許容位置から図9に示す阻止位置まで移動するとき、嵌合部65は、その内部に嵌め込まれた突出部57に下向きの力を作用させる。この下向きの力は、第2の係合部55を、図6に示す位置から図7に示す位置まで枢動させる。
このようにして、ロックオフスイッチ60は、図9に示す阻止位置にあるときにトリガスイッチ50の操作部51の第2の位置までの変位を阻止し、図8に示す許容位置にあるときに操作部51の第2の位置までの変位を許容する。ユーザは、アーム41が第1の位置P1と第2の位置P2との間にあるとき、ロックオフスイッチ60の位置を許容位置および阻止位置のいずれかに設定することによって、操作部51を操作した際の電動モータ80の回転を許容または阻止することができる。
代替実施形態では、ロックオフスイッチ60には、ロックオフスイッチ60の位置に応じて操作部51と他の部材(ロックオフスイッチ60の一部分であってもよいし、ロックオフスイッチ60と連動する別体の部材であってもよい)との係合の有無が切り替わる他の任意の構造が採用されてもよい。あるいは、ロックオフスイッチ60の位置を任意の手法(例えば、電気的、磁気的または光学的手法)によって検知して、ロックオフスイッチ60の位置に基づいて、電動モータ80の駆動を禁止する禁止信号をコントローラ91に出力する構成が採用されてもよい。
本実施形態では、ユーザが第2の部分62を手動操作することによって、ロックオフスイッチ60が阻止位置と許容位置との間を移動する構成に加えて、ロックオフスイッチ60が許容位置にある場合において、アーム41と把持部20とがなす角度が所定値未満になったときに、ロックオフスイッチ60を自動的に阻止位置に移動させ、その後、ロックオフスイッチ60を阻止位置に維持する構成を備えている。以下、この構成について説明する。
図2,8,9に示すように、ロックオフスイッチ60の第1の部分61は、第2の部分62よりも前側、すなわち、フランジ部72に近い位置に配置されている。第1の部分61は、上下方向の幅が第2の部分62よりも小さい。また、第1の部分61は、左右方向において、第2の部分62の右端よりもわずかに左側にオフセットされた位置から、第2の部分62の中央部付近まで延在している。このため、第1の部分61は、ベルトサンダ10のハウジングの右面からは突出するが、左面からは突出しない。
第1の部分61は、左右方向(つまり、ロックオフスイッチ60の移動方向)に直交する平面に平行な右面64と、右面64に対して角度付けられた第1の傾斜面63と、を備えている。右面64は、第2の部分62の右端よりもわずかに左側にオフセットされた位置に配置されている。第1の傾斜面63は、右面64の下端から下側に延在しており、下側に向けて左側に近くなる勾配を有している。換言すると、第1の傾斜面63は、後述する阻止部170が第1の部分61に近づく方向に第1の部分61の直前まで枢動された状態における、阻止部170に相対的に近い第1の側から、相対的に遠い第2の側に向けて、ロックオフスイッチ60の移動方向(つまり、左右方向)における許容位置側(つまり、右側)に近くなるように形成される。
一方、図10に示すように、フランジ部72は、その外縁部に、周方向に沿って延在する切欠79を備えている。切欠79は、右側がフランジ部72によって閉塞され、左側が開口するように形成されている。切欠79の左右方向の幅は、許容位置にあるロックオフスイッチ60の第1の部分61のハウジングからの突出幅よりも大きい。このため、アーム41が第1の位置P1と第2の位置P2との間にあるときは、ロックオフスイッチ60の第1の部分61の前側かつ右側の部分が切欠79内に収容される。
図10に示すように、フランジ部72は阻止部170を備えている。阻止部170は、第2の傾斜面172と、第2の傾斜面172に隣接する平行面171と、を備えている。平行面171は、左右方向(つまり、ロックオフスイッチ60の移動方向)に直交する平面と平行である。第2の傾斜面172は、当該平面に対して角度付けられている。第2の傾斜面172の勾配は、ロックオフスイッチ60の第1の部分61の第1の傾斜面63の勾配と同一である。第2の傾斜面172は、阻止部170が第1の部分61に近づく方向(つまり、図10の矢印A4の方向)に第1の部分61の直前まで枢動されたときの、第1の部分61に相対的に近い側から、相対的に遠い側に向かうほど、ロックオフスイッチ60の移動方向(つまり、左右方向)における阻止位置側(つまり、左側)に近づくように形成されている。第2の傾斜面172の一方側(上記の第1の部分61に相対的に近い側)の端部は、切欠79を形成するフランジ部72の右側内面72aに連続しており、第2の傾斜面172の他方側の端部は、平行面171に連続している。平行面171は、フランジ部72のうちの切欠79が形成されていない部分の左面と同一平面上にある。第2の傾斜面172は、斜面の勾配の途中の位置(図2,10において、位置172aとして示す)で径方向外側に突出するように形成されており、平行面171も同様に径方向外側に突出するように形成されている。
上述した構成において、アーム41と把持部20とがなす角度が90度よりも大きいとき、阻止部170とロックオフスイッチ60とは離間している。このとき、第1の部分61の一部分(前側かつ右側の部分)は、切欠79内に収容されている(図12(A)参照)。そして、アーム41が第3の位置P3側に向けて枢動されることに伴って阻止部170がロックオフスイッチ60に近づき、アーム41と把持部20とがなす角度が90度になったとき(つまり、アーム41が第2の位置P2にあるとき)、阻止部170とロックオフスイッチ60とが初めて接触する。より具体的には、第1の部分61の第1の傾斜面63と第2の傾斜面172とが接触する(図12(B)参照)。
そして、この状態からアーム41が第3の位置P3側にさらに枢動され、アーム41と把持部20とがなす角度が90度未満である状態に移行すると、第2の傾斜面172は、図11に示すように、第1の傾斜面63上を摺動しながら、第1の傾斜面63(ひいては、ロックオフスイッチ60)を許容位置から阻止位置に向けて押し始める。この第1の傾斜面63を押し始めるときのアーム41と把持部20とがなす角度(あるいは、ロックオフスイッチ60が阻止位置まで押されたときのアーム41と把持部20とがなす角度)は、ロックオフスイッチ60および阻止部170の少なくとも一方の配置を変更することによって、任意に設定することができる。例えば、アーム41と把持部20とがなす角度が90度である場合にはロックオフスイッチ60が阻止位置までは押されず、90度未満となったときに阻止位置まで押されるように、ロックオフスイッチ60および阻止部170が配置されてもよい。第1の傾斜面63および第2の傾斜面172に起因して、ロックオフスイッチ60を円滑に押すことができるが、第1の傾斜面63および第2の傾斜面172のうちの少なくとも一方は、省略されてもよい。本実施形態では、上述の通り、第2の傾斜面172が位置172aで径方向外側に突出しているので、ロックオフスイッチ60の第1の傾斜面63を広い面積でしっかり押すことができる。
そして、アーム41が第3の位置P3側にさらに枢動されると、第1の部分61の右面64と平行面171とが接触した状態になる(図12(C)参照)。この状態では、ロックオフスイッチ60は阻止位置まで押されている。以降、この状態は、アーム41が第3の位置P3まで枢動されるまで維持される。第1の部分61の右面64と平行面171とが接触した状態は、阻止位置から許容位置へのロックオフスイッチ60の移動経路が部分的に遮られていることを意味する。このため、ユーザは、アーム41を第2の位置P2付近まで戻さない限り、ロックオフスイッチ60を許容位置側へ押したとしても、ロックオフスイッチ60を許容位置まで移動させることはできない。
以上説明した構成によれば、ユーザが、把持部20とアーム41とがなす角度が所定値(例えば、60度以上、90度以下の範囲で設定されてもよい)未満となるようにアーム41を枢動させると、ロックオフスイッチ60が許容位置から阻止位置に移動される。その結果、トリガスイッチ50の操作部51は、第2の位置(つまり、電動モータ80を駆動させるための位置)まで変位され得ない状態になり、駆動ローラ43の駆動によるサンディングベルト44の回転が禁止される。そして、この禁止状態は、ユーザがアーム41を上記角度が所定値以上になるまで戻さない限り、解除されない。したがって、把持部20とアーム41とがなす角度が所定値未満である場合には、ユーザが特別な操作をしなくても、駆動ローラ43の駆動によるサンディングベルト44の回転が禁止される。しかも、このような機能を実現するに際して、上記の特許文献1に記載されたセンサを必要としないので、省スペース化および低コスト化につながる。また、センサを使用する構成と比べて、上記所定値の設計自由度も高い。さらに、駆動ローラ43の駆動が機械的な構造によって禁止されるので、当該禁止機能が故障した場合に、センサを使用する構成と比べて、ユーザは当該故障に気付きやすい。
また、阻止部170は、ロックオフスイッチ60のうちの第1の部分61にのみ接触し、第2の部分62には接触しないように構成されている。換言すれば、第1の部分61は、アーム41が第2の位置P2から第3の位置P3に向けて枢動されるときに阻止部170と接触する部分を備えているが、第2の部分62は、当該部分を備えていない。このため、第1の部分61を阻止部170との協働に適した形状にしつつ、第2の部分62をユーザの手動操作に適した形状にすることができる。つまり、ロックオフスイッチ60は、手動操作に適した形状と、ロックオフスイッチ60と阻止部170との協働に適した形状と、を容易に両立できる。
上述した実施態様は、種々の変形が可能である。例えば、他の実施形態では、図13に示すように、阻止部270は、左右方向において、第2の傾斜面172のうちの切欠79と反対側の端部172bに対して右側に距離D1だけオフセットされた平行面271(左右方向に直交する平面と平行な面)を備えている。この例では、左右方向において端部172bと同一の位置にある平行面171に隣接して平行面271が形成されている。図13では、フランジ部72の枢動に伴って第2の傾斜面172によって第1の部分61が左側に押された後、さらに、フランジ部72が枢動されたときの阻止部270と第1の部分61との位置関係を示している。右面64は、左右方向において、端部172bと同一位置まで押されている。
このとき、平行面271と第1の部分61とは、左右方向に距離D1だけ離間している。距離D1は、ユーザがロックオフスイッチ60を許容位置側(つまり、右側)に押したとしても、平行面271に右面64が当接してロックオフスイッチ60が許容位置まで戻れないように設定される。この構成によれば、阻止部270の枢動中において、右面64は、平行面171とは接触するが、平行面271とは接触しない。このため、右面64と阻止部270とが接触する時間を低減できる。その結果、右面64および阻止部270の摩耗を抑制できる。図13に示す例では、平行面171に隣接して平行面271が形成されているが、端部172bと平行面271とは、任意の形状によって接続され得る。例えば、平行面171に代えて、端部172bから平行面271まで曲線的に移行する曲面が形成されてもよい。あるいは、平行面171が省略されてもよい。つまり、端部172bと平行面271とが、左右方向に延在する面を介して接続されてもよい。
他の実施形態では、ロックオフスイッチ60は、第2の部分62を備え、第1の部分61を備えていなくてもよい。この場合、阻止部170は、第1の部分61に代えて、第2の部分62に作用するように構成される。あるいは、他の実施形態では、ロックオフスイッチ60は、ユーザによる手動操作が実質的に行えないように構成されてもよい。例えば、ロックオフスイッチ60は、付勢部材(例えばバネ)によって、許容位置側に付勢されていてもよい。この場合、ユーザは、ロックオフスイッチ60を指で押したとしても、指をロックオフスイッチ60から離すと、ロックオフスイッチ60は許容位置に自動的に戻ることになる。この場合も、アーム41と把持部20との角度が所定値未満になるタイミングで、阻止部170によってロックオフスイッチ60を阻止位置に移動させ、その後、ロックオフスイッチ60を阻止位置に維持することが可能である。
他の実施形態では、阻止位置から許容位置へのロックオフスイッチの移動経路を少なくとも部分的に遮り、それによって、ロックオフスイッチの阻止位置から許容位置への移動が阻止される任意の構造が採用され得る。この場合、許容位置から阻止位置へのロックオフスイッチの移動は、ユーザの手動操作によって行われてもよい。例えば、図14,15に示す代替実施形態では、ユーザの手動操作を前提にして、フランジ部72に形成された阻止部370がロックオフスイッチ360を阻止位置に維持することができる。具体的には、図14,15に示すように、ユーザの手動操作のためのロックオフスイッチ360は、その前面に溝部361を備えている。溝部361は、前側で開口し、ロックオフスイッチ360を上下方向に貫通している。一方、フランジ部72は、図15に示すように、フランジ部72の外周面から径方向外側に向けて突出する突出部の形態の阻止部370を備えている。阻止部370は、ロックオフスイッチ360が阻止位置から許容位置に戻ることが阻止されるべきフランジ部72の枢動範囲(以下の説明では、第2の位置P2よりも第3の位置P3側の範囲とする)にわたって、周方向に沿って形成される。
この構成では、ロックオフスイッチ360が阻止位置にあるときは(図15に示す状態では)、左右方向における溝部361の位置と阻止部370の位置とが一致する。このため、アーム41(換言すれば、フランジ部72)を第2の位置P2から第3の位置P3側に向けて枢動させると、阻止部370は溝部361内を通ることができる。したがって、アーム41は第2の位置P2から第3の位置P3まで枢動することができる。阻止部370が溝部361内に位置する状態では、ロックオフスイッチ360を許容位置側に押しても、阻止部370が、溝部361を形成するロックオフスイッチ360の内面に当接するので(換言すれば、ロックオフスイッチ360の許容位置に向かう移動経路が阻止部370によって遮られるので)、ロックオフスイッチ360は、許容位置に戻ることができない。
一方、ロックオフスイッチ360が許容位置にあるとき(図示省略)は、左右方向における溝部361の位置と阻止部370の位置とが一致しない。このため、アーム41が第2の位置P2から第3の位置P3側に向けて枢動されると、阻止部370は、ロックオフスイッチ360の下面に当接し、さらに枢動することができない。ただし、ユーザは、ロックオフスイッチ360を許容位置から阻止位置まで移動させた後、アーム41を第3の位置P3まで枢動させることができる。
上述したベルトサンダ10は、照明機能を有していてもよい。以下、ベルトサンダ10の照明機能について説明する。図16に示すように、ベルトサンダ10は、露出部分44a(図1参照)、特に、シュー49が設けられた部分を照明可能な光源30を備えている。光源30は、光源ホルダ31と、回転軸32と、ライト35と、を備えている。ライト35は、本実施形態ではLEDである。ただし、本願で言及されるLEDは、白熱球、ハロゲン電球など、任意の発光体に置換されてもよい。ライト35の電源には、バッテリパック95が使用されてもよい。ライト35は、光源ホルダ31内に収容されている。光源ホルダ31は、モータハウジング85に固定されている。光源ホルダ31は、モータハウジング85の前側かつ下側に位置している。
回転軸32は、回転軸線45と平行に延在しており、回転可能に光源ホルダ31によって支持されている。ライト35は、この回転軸32に固定されている。このため、ライト35は、回転軸32を中心として光源ホルダ31内で枢動可能に構成される。これにより、光源30は、ライト35からの光の照射方向を手動操作で変更可能である。かかる構成によれば、ベルトサンダ10の使用状況に応じて光の照射方向を変更できる。しかも、アーム41の枢動の回転中心と回転軸32とは平行なので、図16~18に示すように、アーム41の枢動位置に応じてライト35からの光の照射方向を変更できる。つまり、アーム41の複数の枢動位置の各々において、露出部分44aを照明できる。光の照射方向をアーム41の枢動位置に追従できるので、光源30として狭角タイプ(つまり、指向角が小さいタイプ)のLEDが使用されてもよい。この場合、広角タイプのLEDを使用する場合と比べて、露出部分44aをより明るく照明できる。
本実施形態では、アーム41の図16,17に示す枢動位置では、回転軸線45が延在する方向、すなわち、左右方向に見て、光源30は、プーリカバー70の延在部71と少なくとも部分的に重複する位置に配置されている。そして、光源30は、アーム41が延在する方向と略平行に光を照射して、露出部分44aを照明することができる。かかる構成によれば、光源30は、上下方向におけるアーム41とほぼ同じ位置から、アーム41と略平行に光を照射できる。このため、露出部分44aを狭くて暗い箇所(例えば、小さな穴)に挿入して研磨作業を行う際でも、光源30からの光は、当該箇所の開口に対してほぼ垂直な角度で当該箇所へ進入するので、当該箇所内を好適に照明することができる。
図16に示すように、ベルトサンダ10は、電動モータ80の回転数を調節するためのユーザインタフェースとして、ダイヤル92を備えている。ダイヤル92は、略円盤状の形状を有しており、ユーザの手動操作によって回転軸線93(図19参照)を中心に回転可能に構成される。回転軸線93は、前後方向と略平行である。ユーザがダイヤル92を所定位置に回すと、ダイヤル92の回転位置が光学的、電気的、または、磁気的に検出され、コントローラ91に出力される。
かかるダイヤル92は、コントローラハウジング90に配置される。この配置によれば、ダイヤル92の回転位置をコントローラ91に出力するための配線を短くするか、なくすことができる。また、コントローラハウジング90は、把持部20よりも後側に位置するので、ユーザの指がコントローラハウジング90に触る機会はほとんどない。このため、ユーザが誤ってダイヤル92に触る機会を低減できる。本実施形態では、ダイヤル92は、コントローラハウジング90のうちの側方の面(換言すれば、左右方向を向いた面)に設けられる。この配置によれば、ユーザはダイヤル92を見やすい。ダイヤル92は、図16に示す例では、ユーザが把持部20を右手で把持した場合に見やすいように、コントローラハウジング90の左側面に設けられている。ただし、ダイヤル92は、ユーザが把持部20を左手で把持した場合に見やすいように、コントローラハウジング90の右側面に設けられてもよい。また、ユーザの指が側方の面に触る機会は、上方の面に触る機会よりも少ないので、ダイヤル92を側方の面に配置すれば、ユーザが誤ってダイヤル92に触る機会をいっそう低減できる。
図16,19に示すように、コントローラハウジング90の左側面は凹部94を備えている。図19に示すように、ダイヤル92は、凹部94内の内側空間を超えて外側に突出しないように配置される。このため、ユーザが誤ってダイヤル92に触る機会をいっそう低減できる。また、ダイヤル92は、その周面の一部が、凹部94の開口方向を向くように配置されている。このため、ユーザは、凹部94内に指を入れて、ダイヤル92を容易に回すことができる。したがって、ユーザの操作性も低下しない。
代替実施形態では、凹部94は、その開口方向(左右方向)に見て、回転軸線93と平行な方向(すなわち、前後方向)の幅は、回転軸線93と直交する方向(すなわち、上下方向)の幅よりも小さくてもよい。こうすれば、ユーザがダイヤル92を意図的に回す際の操作性と、ユーザが意図せずにダイヤル92に触れてしまうことを防止する機能性と、のバランスが図られる。凹部94の、回転軸線93と平行な方向の幅は、例えば、人の指が1本ちょうど入る程度の幅(一般的には、約1~2cm)を有していてもよい。凹部94の、回転軸線93と直行する方向の幅は、ダイヤル92の直径の0.5倍以上、1.5倍以下であってもよい。
また、代替実施形態では、凹部94は、その底面から、その開口の外縁部に向けて、開口面積が大きくなる形状を有していてもよい。こうすれば、ユーザがダイヤル92を意図的に回す際の凹部94への指の入れやすさと、ユーザが意図せずに凹部94へ指を入れてしまった際にダイヤル92に触れてしまうことを防止する機能性と、のバランスが図られる。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明してきたが、上述した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれる。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各形態要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。例えば、ベルトサンダ10は、バッテリパックに代えて、商用電源に接続する電源コードを備えていてもよい。あるいは、電動モータ80に代えて、外部から供給される圧縮空気を駆動源として駆動ローラ43を駆動するエアモータが使用されてもよい。
10...ベルトサンダ
20...把持部
30...光源
31...光源ホルダ
32...回転軸
35...ライト
41...アーム
42...従動ローラ
43...駆動ローラ
44...サンディングベルト
44a...露出部分
45...回転軸線
47...テンショナ
48...圧縮バネ
49...シュー
50...トリガスイッチ
51...操作部
52...スイッチボックス
53...第1の係合部
54...切欠
55...第2の係合部
56...嵌合部
57...突出部
58...凹部
59...ロックオンボタン
60...ロックオフスイッチ
61...第1の部分
62...第2の部分
63...第1の傾斜面
64...右面
65...嵌合部
70...プーリカバー
71...延在部
72...フランジ部
72a...右側内面
73...長穴
74...レバー
75...六角ボルト
76...ワッシャ
77...スペーサ
78...安全カバー
79...切欠
80...電動モータ
81...出力軸
82...ブラケット
83...軸受
84...ボス
85...モータハウジング
86...ロック部材
90...コントローラハウジング
91...コントローラ
92...ダイヤル
93...回転軸線
94...凹部
95...バッテリパック
170...阻止部
171...平行面
172...第2の傾斜面
172a...位置
172b...端部
270...阻止部
271...平行面
360...ロックオフスイッチ
361...溝部
370...阻止部

Claims (12)

  1. ベルトサンダであって、
    ユーザによって把持されるための把持部と、
    モータと、
    前記モータの駆動力によって回転軸線を中心に回転するように構成された駆動ローラと、
    前記把持部に対して枢動可能なアームと、
    前記アームの先端に設けられた従動ローラと、
    前記駆動ローラと前記従動ローラとの間に掛け渡される無端のサンディングベルトと、 ユーザの手動操作によって第1の位置から第2の位置まで変位可能に構成された操作部を有するトリガスイッチであって、該操作部が前記第1の位置から前記第2の位置まで変位されることによって前記モータを駆動させるための前記トリガスイッチと、
    前記操作部が前記第1の位置から前記第2の位置まで変位されることが阻止される阻止位置と、前記操作部が前記第1の位置から前記第2の位置まで変位されることが許容される許容位置と、の間を移動可能に構成されたロックオフスイッチと、
    前記アームとともに枢動するように構成された阻止部であって、前記ロックオフスイッチが前記阻止位置にある場合において、前記把持部と前記アームとがなす角度が所定値未満である第1の状態にあるときに、前記阻止位置から前記許容位置への前記ロックオフスイッチの移動経路を少なくとも部分的に遮り、それによって、前記ロックオフスイッチの前記阻止位置から前記許容位置への移動が阻止されるように構成された前記阻止部と
    を備えるベルトサンダ。
  2. 請求項1に記載のベルトサンダであって、
    前記阻止部は、前記ロックオフスイッチが前記許容位置にある場合において、前記角度が前記所定値以上である第2の状態が前記第1の状態に移行するときに、前記阻止部が前記ロックオフスイッチに接触して該ロックオフスイッチを押し、それによって前記ロックオフスイッチが前記許容位置から前記阻止位置に移動されるように構成された
    ベルトサンダ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のベルトサンダであって、
    前記ロックオフスイッチは、前記ユーザの手動操作によって、前記許容位置と前記阻止位置との間を移動可能に構成された
    ベルトサンダ。
  4. 請求項2に記載のベルトサンダであって、
    前記ロックオフスイッチは、前記ユーザの手動操作によって、前記許容位置と前記阻止位置との間を移動可能に構成され、
    前記ロックオフスイッチは、第1の部分と第2の部分とを備え、
    前記第1の部分は、前記第2の状態が前記第1の状態に移行するときに前記阻止部が接触する部分を備え、
    前記第2の部分は、
    前記手動操作のための部分であり、
    前記第2の状態が前記第1の状態に移行するときに前記阻止部が接触する部分を備えていない
    ベルトサンダ。
  5. 請求項2、請求項4、または、請求項2を従属元に含む請求項3に記載のベルトサンダであって、
    ロックオフスイッチは、前記ロックオフスイッチが前記阻止位置と前記許容位置との間で移動される方向である移動方向に直交する平面に対して角度付けられた第1の傾斜面を備え、
    前記第1の傾斜面は、前記阻止部が前記ロックオフスイッチに近づく方向に該ロックオフスイッチの直前まで枢動された状態における、前記阻止部に相対的に近い第1の側から、相対的に遠い第2の側に向けて、前記移動方向における前記許容位置側に近くなるように形成され、
    前記阻止部は、該阻止部が前記ロックオフスイッチに近づく方向に枢動されたときに、前記ロックオフスイッチのうちで前記第1の傾斜面に最初に接触するように構成された
    ベルトサンダ。
  6. 請求項5に記載のベルトサンダであって、
    前記阻止部は、前記平面に対して前記第1の傾斜面と同じ角度で角度付けられた第2の傾斜面を備え、
    前記阻止部は、該阻止部が前記ロックオフスイッチに近づく方向に枢動されたときに、前記阻止部のうちで前記第2の傾斜面が前記第1の傾斜面に最初に接触するように構成された
    ベルトサンダ。
  7. 請求項6に記載のベルトサンダであって、
    前記阻止部は、前記第2の傾斜面に隣接して前記平面と平行に延在する平行面であって、前記ロックオフスイッチの前記移動経路を少なくとも部分的に遮る平行面を備える
    ベルトサンダ。
  8. 請求項2、請求項4、または、請求項2を従属元に含む請求項3に記載のベルトサンダであって、
    前記阻止部は、前記ロックオフスイッチが前記阻止位置と前記許容位置との間で移動される方向である移動方向に直交する平面に対して角度付けられた傾斜面を備え、
    前記傾斜面は、前記阻止部が前記ロックオフスイッチに近づく方向に該ロックオフスイッチの直前まで枢動された状態における、前記ロックオフスイッチに相対的に近い第1の側から、相対的に遠い第2の側に向けて、前記移動方向における前記阻止位置側に近くなるように形成され、
    前記阻止部は、該阻止部が前記ロックオフスイッチに近づく方向に枢動されたときに、前記阻止部のうちで前記傾斜面が前記ロックオフスイッチに最初に接触するように構成された
    ベルトサンダ。
  9. 請求項8に記載のベルトサンダであって、
    前記阻止部は、前記傾斜面に隣接して前記平面と平行に延在する平行面であって、前記ロックオフスイッチの前記移動経路を少なくとも部分的に遮るように構成された平行面を備える
    ベルトサンダ。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載のベルトサンダであって、
    前記所定値は60度以上、90度以下である
    ベルトサンダ。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載のベルトサンダであって、
    前記モータは電動モータであり、
    前記ベルトサンダは、前記電動モータに電力を供給するように構成されたバッテリパックを備える
    ベルトサンダ。
  12. 請求項11に記載のベルトサンダであって、
    前記電動モータはブラシレスモータである
    ベルトサンダ。
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