JP7513429B2 - 冷凍システム及び冷凍システムの制御方法 - Google Patents

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Description

本開示は、冷凍システム及び冷凍システムの制御方法に関する。
冷媒循環路に圧縮機など冷凍サイクル構成機器を設けた冷凍システムにおいて、凝縮器と蒸発器との間の冷媒流路に気液混合の冷媒を貯留する冷媒タンクを設け、冷媒タンク内の気相部の冷媒ガスを蒸発器をバイパスして圧縮機に供給することが行われている。これによって、冷媒流路のうち高圧冷媒が流れるための耐圧配管を配置する領域を少なくし、低コスト化を図ることができる。特に、冷媒として超臨界状態で高圧となるCOを用いるとき、このような措置が取られる。
特許文献1には、主圧縮機及び蒸発器等の冷凍サイクル構成機器が設けられた冷媒循環路と、該冷媒循環路に設けられた冷媒タンク内で冷媒液と分離した冷媒ガスを直接パラレル圧縮機に導くパラレル流路と、該冷媒タンク内の冷媒ガスを蒸発器をバイパスして主圧縮機に導くバイパス流路と、を備えた冷凍システムが開示されている。この冷凍システムは、通常運転に併用して、冷凍システムの負荷などに応じて、冷媒タンクの冷媒ガスをバイパス流路に流して冷媒タンクの圧力を調整するバイパスモード運転と、冷媒タンク内の冷媒ガスをパラレル流路に導くパラレルモード運転とに切り替え可能にすることで、熱効率を改善するようにしている。
米国特許出願公開第2018/0156513号明細書
特許文献1に開示された冷凍システムにおいて、パラレルモード運転からバイパスモード運転に切り替わるとき、運転モードの切替えと同時に、パラレル流路を閉じると、バイパス流路に設けられたバルブの開動作が運転モードの切替えに追いつかないために、冷媒タンクの圧力が急上昇して危険域に達するおそれがある。
本開示は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、パラレルモード運転からバイパスモード運転に切り替わるときに、冷媒タンクの圧力の急上昇を回避することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係る冷凍システムは、気相部および液相部を有する冷媒タンクと、前記液相部に連通する第1冷媒ラインと、前記第1冷媒ライン上に設けられる蒸発器と、前記第1冷媒ライン上において前記蒸発器の下流側に設けられる第1圧縮機と、前記気相部に連通する第2冷媒ラインと、前記第2冷媒ラインから分岐して、前記第1冷媒ラインの前記蒸発器と前記第1圧縮機との間に接続されるバイパスラインと、
前記バイパスライン上に設けられる第1バルブと、前記第2冷媒ライン上に設けられる第2圧縮機と、前記第2冷媒ライン上において前記第2圧縮機の上流側に設けられる第2バルブと、を備える冷凍システムであって、前記第2バルブを開いた状態で前記第1圧縮機および前記第2圧縮機を稼働させるパラレルモードから、前記第2バルブを閉じて前記第2圧縮機を停止させ前記第1圧縮機のみを稼働させるバイパスモードへの前記冷凍システムの運転モード切替え時、前記冷媒タンクの圧力が閾値以下になるまでの間、前記第2バルブを開いて前記第2圧縮機を稼働させた状態を維持しながら、前記第1バルブの開度制御を行うように構成された制御装置を備える。
本明細書において、「バルブ」とは、全開及び全閉のみの動作を行うオンオフ弁及び全開及び全閉だけでなく、全開、全閉及びそれ以外の弁開度に制御可能な開度制御弁を含むものとする。
また、本開示に係る冷凍システムの制御方法は、気相部および液相部を有する冷媒タンクと、前記液相部に連通する第1冷媒ラインと、前記第1冷媒ライン上に設けられる蒸発器と、前記第1冷媒ライン上において前記蒸発器の下流側に設けられる第1圧縮機と、前記気相部に連通する第2冷媒ラインと、前記第2冷媒ラインから分岐して、前記第1冷媒ラインの前記蒸発器と前記第1圧縮機との間に接続されるバイパスラインと、前記バイパスライン上に設けられる第1バルブと、前記第2冷媒ライン上に設けられる第2圧縮機と、前記第2冷媒ライン上において前記第2圧縮機の上流側に設けられる第2バルブと、を備える冷凍システムの制御方法であって、前記第2バルブを開いた状態で前記第1圧縮機および前記第2圧縮機を稼働させるパラレルモードから、前記第2バルブを閉じて前記第2圧縮機を停止させ前記第1圧縮機のみを稼働させるバイパスモードへの前記冷凍システムの運転モード切替え時、前記冷媒タンクの圧力が閾値以下になるまでの間、前記第2バルブを開いて前記第2圧縮機を稼働させた状態を維持しながら、前記第1バルブの開度制御を行う制御ステップを備える。
本開示に係る冷凍システム及び冷凍システムの制御方法によれば、パラレルモードからバイパスモードへの運転モードの切替え時に、冷媒タンクの圧力が設定された閾値(例えば、安全上の許容限界値)を超えるのを抑制できる。
一実施形態に係る冷凍システムの系統図である。 一実施形態に係る冷凍システム(バイパスモード)のモリエル線図である。 一実施形態に係る冷凍システム(バイパスモード)のモリエル線図である。 一実施形態に係る冷凍システム(パラレルモード)のモリエル線図である。 一実施形態に係る冷凍システムの運転モード切替え時の挙動を示す線図である。 一実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック線図である。 一実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック線図である。 一実施形態に係る冷凍システムの制御方法の工程図である。 比較例としての冷凍システムの運転モード切替え時の挙動を示す線図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、これらの実施形態に記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状及びその相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、一実施形態に係る冷凍システム10を示す系統図である。図1に示すように、冷凍システム10は、冷媒循環路12(第1冷媒ライン)に、主圧縮機14(第1圧縮機)、凝縮器16、膨張弁18、冷媒タンク20、膨張弁22及び蒸発器24、等の冷凍サイクル構成機器が設けられている。主圧縮機14で圧縮された冷媒ガスは、凝縮器16において冷却媒体w1で冷却されて液化する。膨張弁18で減圧されて一部が気化され、冷媒タンク20に貯留される。冷媒タンク20の内部で、冷媒は気相部Gと液相部Lとに比重分離する。
必要に応じて、冷媒タンク20の下流側に液ガス熱交換器26が設けられる。冷媒タンク20で液相部Lを形成した冷媒液は、液ガス熱交換器26で、蒸発器24で気化した冷媒ガスを加熱することで、主圧縮機14への液バックを抑制すると共に、冷凍システム10のCOP(成績係数)を向上させることができる。液ガス熱交換器26を出た冷媒液は、膨張弁22を経て減圧され、蒸発器24で気化しながら被冷却媒体w2を冷却する。蒸発器24で気化した冷媒ガスは、上述のように、液ガス熱交換器26でさらに所定の過熱度に加熱され、蒸発器24の下流側に設けられた主圧縮機14に送られる。
さらに、冷媒タンク20の気相部Gに連通する第2冷媒ライン28が設けられ、第2冷媒ライン28上にパラレル圧縮機30(第2圧縮機)と第2バルブ32とが設けられている。第2バルブ32はパラレル圧縮機30の上流側に設けられている。第2バルブ32の上流側でバイパスライン34が第2冷媒ライン28から分岐し、かつ蒸発器24と主圧縮機14との間の冷媒循環路12に接続されている。バイパスライン34には第1バルブ36が設けられている。主圧縮機14及びパラレル圧縮機30は、例えば回転数制御によって容量制御が可能に構成され、制御装置38の指令によって容量制御がなされる。また、制御装置38は第2バルブ32及び第1バルブ36の開閉動作を制御する。
上記構成において、冷凍システム10の負荷又は外気温度等の条件で、冷媒タンク20の気相部Gの圧力があまり高くならないとき、冷凍システム10はバイパスモードで運転される。バイパスモードでは、第2バルブ32は閉じられ、かつパラレル圧縮機30は停止し、代わりに、第1バルブ36が開かれ、冷媒は蒸発器24を通ると共に、一部がバイパスライン34を通って蒸発器24をバイパスする。バイパスモードでは、気相部Gの圧力は、第1バルブ36の開閉によって気相部Gの一部の冷媒ガスをバイパスライン34を介し蒸発器24をバイパスして主圧縮機14に送ることで制御される。冷凍システム10の負荷が高く、あるいは外気温度が高いとき、気相部Gの圧力が一定値を超えると、気相部Gの圧力上昇を抑えるために、パラレルモードで運転される。パラレルモードでは、第1バルブ36は閉じられ、代わりに、第2バルブ32が開き、かつパラレル圧縮機30が作動する。パラレルモードでは、冷媒は、冷媒液が蒸発器24を通ると共に、冷媒タンク20の気相部Gの一部を第2冷媒ライン28を介してパラレル圧縮機30に導くことで、気相部Gの圧力上昇を抑制できる。
一実施形態では、冷媒タンク20の気相部Gの圧力を検出するための検出手段が設けられる。図1に例示的に示す実施形態では、該検出手段として圧力センサ40が設けられ、圧力センサ40の検出値は制御装置38に送られる。
一実施形態では、冷媒タンク20は、フラッシュタンク、アキュムレータ、又はレシーバ等であってもよく、供給された冷媒が内部で気液分離するものであればよい。また、冷媒としてCOが用いられる場合、COは超臨界状態を含み気相又は気液混合状態になるので、凝縮器16としてガスクーラが設けられる。
図2及び図3は、冷媒としてCOを用いたときのバイパスモード運転時のモリエル線図を示し、図4は、パラレルモード運転時のモリエル線図を示す。図2~図4において、K点はCOの臨界点であり、K点より左側のラインXは飽和液線であり、K点より右側のラインYは飽和蒸気線である。a点は主圧縮機14の出口における冷媒の状態量であり、b点は凝縮器16として設けられるガスクーラの出口における冷媒の状態量であり、c点は冷媒タンク20で気液混合し飽和状態の冷媒の状態量であり、d点は冷媒タンク20で気液分離された後の気相部Gの状態量であり、e点は冷媒タンク20の液相部Lの状態量を示している。f点は第1バルブ36の出口、g点は膨張弁22の出口側(蒸発器24の入口側)、H点はパラレルモード運転時のパラレル圧縮機30の出口(図4参照)、そして、i点は液ガス熱交換器26の出口における夫々の冷媒の状態量を示している。冷媒循環路12にバイパスライン34が合流すると、合流後の冷媒のエンタルピhは、i点より下がったj点のガス冷媒となり、その後、ガス冷媒は主圧縮機14に吸引され圧縮される。なお、理解の便宜のため、図1中の対応する場所にも符号a~jを付している。
図2は、外気温度が低い時にバイパスモードで運転する場合を示す。冷媒タンク20に流入する冷媒の乾き度が小さいので、気相部Gの冷媒ガス量は少ない。合流点(j点)で湿りガスになるが、バイパスライン34側の冷媒量が少ないので、i点とj点とのエンタルピ差は少なく、過熱度低下への影響は少ない。
図3は、外気温度が高い時にバイパスモードで運転する場合を示す。外気温度が高いと、冷媒タンク20に流入する冷媒の乾き度が大きく、冷媒ガス量が多いため、合流点(j点)における過熱度低下への影響が大きい。従って、液バックのおそれが生じ、バイパスモード運転には不向きである。
図4は、外気温度が高い時にパラレルモードで運転する場合を示す。この場合、気相部Gの冷媒ガスの一部を第2冷媒ライン28を介してパラレル圧縮機30に送る。例えば、パラレル圧縮機30は主圧縮機14よりも低圧縮比で運転される。このように、気相部Gの冷媒ガスだけパラレル圧縮機30により低圧縮比で圧縮したほうが、気相部Gの冷媒ガスをすべて膨張弁22を通して低圧まで膨張させ、すべての冷媒を高圧縮比で圧縮するよりも、省エネとなり、COPを向上できる。また、パラレル圧縮機30の吐出ガスの温度が低いので、ガスクーラの入口温度を下げることができ、かつバイパスモード運転のように蒸発器24と主圧縮機14間の冷媒循環路12に低温冷媒が流入しないため過熱度低下も起こらない、という利点がある。
本実施形態において、制御装置38は、第2バルブ32を開いた状態で主圧縮機14及びパラレル圧縮機30を稼働させるパラレルモードから、第2バルブ32を閉じてパラレル圧縮機30を停止させ、主圧縮機14のみを稼働させるバイパスモードへの運転モード切替え時、冷媒タンク20の圧力が閾値以下になるまでの間、第2バルブ32を開いてパラレル圧縮機30を稼働させた状態を維持しながら、第1バルブ36の開度制御を行うように構成されている。このように、パラレルモードからバイパスモードへの運転モードの切替え時に、制御装置38によって、冷媒タンク20の圧力が閾値以下になるまでの間、第2バルブ32を開いてパラレル圧縮機30を稼働させた状態を維持しながら、第1バルブ36の開度制御を行うことで、冷媒タンク20の圧力が上記閾値を超えるのを抑制できる。
図9は、比較例として、パラレルモードからバイパスモードへ運転モードを切替える時に、運転モード切替えと同時に、第2バルブ32の閉動作とパラレル圧縮機30の作動停止とを行った場合の冷媒タンク20における気相部Gの圧力推移を示すグラフである。同図中、ラインAは気相部Gの圧力の推移を示し、ラインBは第2バルブ32の開度の推移を示し、ラインCは第1バルブ36の開度推移を示す。この場合、運転切替えと同時に第1バルブ36が急速な開動作をしているにもかかわらず、気相部Gの圧力が急上昇し、要警報域に達していることがわかる。同図中、Paは警報発生値である。
図5は、本実施形態による切替え運転制御を示している。本実施形態では運転モード切替え時に第1バルブ36を開動作させ、切替え後も、気相部Gの圧力がバイパスモードの目標値となるまで第2バルブ32の開状態及びパラレル圧縮機30の作動を維持している。これによって、気相部Gの圧力が急上昇せずに、バイパスモードの目標値に安定制御されている。なお、図5及び図9の各例では、気相部Gの圧力目標値は、(バイパスモードの圧力目標値Ptb)<(パラレルモードの圧力目標値Ptp)と設定し、また、警報発生値PaをPtp<Paと設定している。なお、パラレルモードからバイパスモードに運転モードを切り替えた後、パラレル圧縮機30の作動を持続する時間は、短時間でよく、例えば1分以内である。
一実施形態では、第1バルブ36は、全開又は全閉動作のみを行う開閉弁、又は開度制御可能な弁で構成されている。もし開度制御が可能な弁であれば、バイパスモード運転において、気相部Gの精度良い圧力制御が可能になる。また、第1バルブ36が膨張弁として作動するとき、第1バルブ36を通過する冷媒ガスの減圧値を可変にできる。図5及び図9に示す例では、弁開度を全開、全閉及びそれ以外の弁開度に制御可能な開度制御弁を用いている。
一実施形態では、図6に示すように、制御装置38は、バイパスモード選択時において、冷媒タンク20の気相部Gの圧力検出値Pと第1圧力目標値Ptbとの偏差ΔPに基づいて、第1バルブ36の開度のフィードバック指令を生成するように構成されている。この実施形態では、上記閾値は第1圧力目標値Ptbである。これによって、バイパスモード運転時に、気相部Gの圧力を第1圧力目標値Ptbに精度良く制御できる。
一実施形態では、図6に示すように、制御装置38は、バイパスモード選択時において、目標値選択器50を備え、目標値選択器50で気相部Gの目標圧力を選択する。目標値選択器50で第1圧力目標値Ptbを選択したとき、比較器52で第1圧力目標値Ptbは圧力センサ40の検出値Pと比較され、これらの偏差ΔPは、PID制御部54に入力され、PID制御部54は第1バルブ36に動作指令値を送る。この動作指令値は、偏差ΔPに基づいて第1バルブ36をPID制御動作させる指令値である。これによって、バイパスモード運転時に、気相部Gを第1圧力目標値Ptbに精度良く制御できる。
一実施形態では、図7に示すように、制御装置38は、パラレルモード選択時において、気相部Gの圧力と第1圧力目標値Ptbよりも高い第2圧力目標値Ptpとの偏差ΔPに基づいて、パラレル圧縮機30の容量制御を行うように構成される。これによって、パラレルモード運転時に気相部Gの圧力を第2圧力目標値Ptpに精度良く制御できる。
一実施形態では、図7に示すように、制御装置38は、パラレルモード選択時において、目標値設定部56を備え、目標値設定部56で気相部Gの目標圧力を選択する。目標値設定部56で第2圧力目標値Ptpを選択したとき、第2圧力目標値Ptpは比較器58で圧力センサ40の検出値Pと比較され、これらの偏差ΔPは、PID制御部60に入力され、PID制御部60はパラレル圧縮機30に動作指令値を送る。この動作指令値は、偏差ΔPに基づいてパラレル圧縮機30をPID制御動作させる指令値である。これによって、パラレルモード運転時に、気相部Gを第2圧力目標値Ptpに精度良く制御できる。
一実施形態では、上記フィードバック制御に加えて、パラレルモードからバイパスモードへの運転切替え時からの第2バルブ32の閉動作タイミングの遅れ時間及び同じくパラレル圧縮機30の作動停止タイミングの遅れ時間を予め設定したフィードフォワード制御を組み合わせてもよい。
一実施形態では、図6に示すように、制御装置38は、バイパスモード選択時において、気相部Gの圧力検出値Pと第2圧力目標値Ptpよりも大きい第3圧力目標値Ptbとの偏差に基づいて、第1バルブ36の開度のフィードバック指令を生成するように構成される。このように、バイパスモード選択時において、パラレル圧縮機30の容量制御の目標値である第2圧力目標値Ptpと、第1バルブ36の開度制御の目標値である第3圧力目標値Ptbとを異ならせることで、第1バルブ36の開度制御とパラレル圧縮機30の容量制御とが干渉しない。そのため、制御の安定性が向上する。また、第3圧力目標値Ptbを超える気相部Gの異常高圧時には、第1バルブ36が開くことで圧力の異常上昇を回避できると共に、該異常高圧時を除き、第2圧力目標値Ptp<第3圧力目標値Ptbであるため、第1バルブ36の開動作を遅くし、第2圧力目標値Ptpへの早期制御を可能にしている。
一実施形態では、図6に示すように、制御装置38は、バイパスモード選択時において、目標値選択器50が気相部Gの目標圧力として第3圧力目標値Ptbを選択する。比較器52で第3圧力目標値Ptbは圧力センサ40の検出値Pと比較され、これらの偏差ΔPは、PID制御部54に入力され、PID制御部54は第1バルブ36に動作指令値を送る。この動作指令値は、偏差ΔPに基づいて第1バルブ36をPID制御動作させる指令値である。これによって、バイパスモード運転時に、気相部Gを第3圧力目標値Ptbに精度良く制御できる。
一実施形態では、冷凍システム10で用いられる冷媒としてCOが用いられる。また、主圧縮機14又はパラレル圧縮機30で圧縮されたCO冷媒を冷却するための凝縮器16としてガスクーラが用いられる。このように、冷媒としてCOを用い、COを超臨界状態で作動させるため、該ガスクーラで高温の熱媒体を生成できる。
一実施形態に係る冷凍システムの制御方法は、上記各実施形態に係る冷凍システム10を用いた制御方法である。本制御方法は、図8に示すように、基本ステップとして、制御ステップS12を実施する。制御ステップS12は、第2バルブ32を開いた状態で主圧縮機14及びパラレル圧縮機30を稼働させるパラレルモードから、第2バルブ32を閉じてパラレル圧縮機30を停止させ、主圧縮機14のみを稼働させるバイパスモードへの運転モード切替え時に、冷媒タンク20の気相部Gの圧力が閾値(例えば、第1圧力目標値Ptb)以下になるまでの間、第2バルブ32を開きかつパラレル圧縮機30を稼働させた状態を維持しながら、第1バルブ36の開度制御を行うステップである。
このように、パラレルモードからバイパスモードへの運転モードの切替え時に、制御ステップS12を行うことで、気相部Gの圧力が上記閾値を超えるのを抑制できる。
一実施形態では、図8に示すように、制御ステップS12の前段ステップとして、冷凍システム10の負荷状態又は外気温度を検出する(ステップS10)。冷凍システム10の負荷が設定負荷を超えたとき又は外気温度が設定温度を超えたとき、バイパスモードからパラレルモードに運転モードを切り替える。これによって、冷媒タンク20の圧力を閾値以下に制御できると共に、パラレルモードとして主圧縮機14とパラレル圧縮機30とを併用することで、冷凍システム10のCOPを向上できる。
上記各実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握される。
1)一態様に係る冷凍システム(10)は、気相部(G)および液相部(L)を有する冷媒タンク(20)と、前記液相部に連通する第1冷媒ライン(12)と、前記第1冷媒ライン上に設けられる蒸発器(24)と、前記第1冷媒ライン上において前記蒸発器の下流側に設けられる第1圧縮機(14)と、前記気相部に連通する第2冷媒ライン(28)と、前記第2冷媒ラインから分岐して、前記第1冷媒ラインの前記蒸発器と前記第1圧縮機との間に接続されるバイパスライン(34)と、前記バイパスライン上に設けられる第1バルブ(36)と、前記第2冷媒ライン上に設けられる第2圧縮機(30)と、前記第2冷媒ライン上において前記第2圧縮機の上流側に設けられる第2バルブ(32)と、を備える冷凍システム(10)であって、前記第2バルブ(32)を開いた状態で前記第1圧縮機(14)および前記第2圧縮機(30)を稼働させるパラレルモードから、前記第2バルブ(32)を閉じて前記第2圧縮機を停止させ前記第1圧縮機のみを稼働させるバイパスモードへの前記冷凍システム(10)の運転モード切替え時、前記冷媒タンク(20)の圧力が閾値以下になるまでの間、前記第2バルブ(32)を開いて前記第2圧縮機(30)を稼働させた状態を維持しながら、前記第1バルブ(36)の開度制御を行うように構成された制御装置(38)を備える。
このような構成によれば、パラレルモードからバイパスモードへの運転モードの切替え時に、上記制御装置によって、冷媒タンクの圧力が閾値以下になるまでの間、上記第2バルブを開いて第2圧縮機を稼働させた状態を維持しながら、第1バルブの開度制御を行うことで、冷媒タンクの圧力が設定された閾値(例えば、安全上の許容限界値)を超えるのを抑制できる。
2)一の態様に係る冷凍システム(10)は、1)に記載の冷凍システムであって、前記制御装置(38)は、前記バイパスモードの選択時において、前記冷媒タンク(20)の圧力と第1圧力目標値(Ptb)との偏差に基づいて、前記第1バルブ(36)の開度のフィードバック指令を生成するように構成され、前記閾値は、前記第1圧力目標値である。
このような構成によれば、バイパスモード運転時において、冷媒タンクの圧力を上記第1圧力目標値(上記閾値)に精度良く制御できる。
3)別な態様に係る冷凍システム(10)は、2)に記載の冷凍システムであって、前記制御装置(38)は、前記パラレルモードの選択時において、前記冷媒タンク(20)の圧力と前記第1圧力目標値(Ptb)よりも高い第2圧力目標値(Ptp)との偏差に基づいて、前記第2圧縮機(30)の容量制御を行うように構成される。
このような構成によれば、パラレルモード運転時において、冷媒タンクの圧力を第2圧力目標値に精度良く制御できる。
4)さらに別な態様に係る冷凍システム(10)は、3)に記載の冷凍システムであって、前記制御装置(38)は、前記バイパスモードの選択時において、前記冷媒タンク(20)の圧力と前記第2圧力目標値(Ptp)よりも大きい第3圧力目標値(Ptb)との偏差に基づいて、前記第1バルブ(36)の開度のフィードバック指令を生成するように構成される。
このような構成によれば、第2圧力目標値と第3圧力目標値とが異なる値であるため、第1バルブの開度制御と第2圧縮機の容量制御とが干渉しないため、制御の安定性が向上する。また、第3圧力目標値を超える冷媒タンクの異常高圧時に第1バルブを開動作させることで、圧力の異常上昇を回避できると共に、該異常高圧時を除き、第2圧力目標値<第3圧力目標値であるため、第1バルブの開動作を遅くし、これによって、第2圧力目標値への早期制御を可能にしている。
5)さらに別な態様に係る冷凍システム(10)は、1)乃至4)の何れかに記載の冷凍システムであって、冷媒としてCOが用いられ、前記第1圧縮機(14)又は前記第2圧縮機(30)で圧縮された前記冷媒を冷却するためのガスクーラ(16)を備える。
このような構成によれば、冷媒としてCOを用いるため、上記ガスクーラで高温の熱媒体を生成できる。
6)さらに別な態様に係る冷凍システムの制御方法は、気相部(G)および液相部(L)を有する冷媒タンク(20)と、前記液相部に連通する第1冷媒ライン(12)と、前記第1冷媒ライン上に設けられる蒸発器(24)と、前記第1冷媒ライン上において前記蒸発器の下流側に設けられる第1圧縮機(14)と、前記気相部に連通する第2冷媒ライン(28)と、前記第2冷媒ラインから分岐して、前記第1冷媒ラインの前記蒸発器と前記第1圧縮機との間に接続されるバイパスライン(34)と、前記バイパスライン上に設けられる第1バルブ(36)と、前記第2冷媒ライン上に設けられる第2圧縮機(30)と、前記第2冷媒ライン上において前記第2圧縮機の上流側に設けられる第2バルブ(32)と、を備える冷凍システムの制御方法であって、前記第2バルブ(32)を開いた状態で前記第1圧縮機(14)および前記第2圧縮機(30)を稼働させるパラレルモードから、前記第2バルブ(32)を閉じて前記第2圧縮機を停止させ前記第1圧縮機のみを稼働させるバイパスモードへの前記冷凍システム(10)の運転モード切替え時、前記冷媒タンク(20)の圧力が閾値以下になるまでの間、前記第2バルブ(32)を開いて前記第2圧縮機を稼働させた状態を維持しながら、前記第1バルブ(36)の開度制御を行う制御ステップ(S12)を備える。
このような構成によれば、パラレルモードからバイパスモードへの運転モードの切替え時に、上記制御ステップを行うことで、冷媒タンクの圧力が上記閾値を超えるのを抑制できる。
7)さらに別な態様に係る冷凍システムの制御方法は、6)に記載の冷凍システムの制御方法であって、前記冷凍システム(10)の負荷が設定負荷を超えたとき又は外気温度が設定温度を超えたとき(S10)、前記バイパスモードから前記パラレルモードに運転モードを切り替える。
このような構成によれば、冷凍システムの負荷や外気温度の設定値を超えた時、前記バイパスモードから前記パラレルモードに運転モードを切り替えるため、冷媒タンクの圧力を閾値以下に制御できると共に、パラレルモードとして第1圧縮機と第2圧縮機とを併用することで、冷凍システムのCOPを向上できる。
10 冷凍システム
12 冷媒循環路(第1冷媒ライン)
14 主圧縮機(第1圧縮機)
16 凝縮器
18、22 膨張弁
20 冷媒タンク
24 蒸発器
26 液ガス熱交換器
28 第2冷媒ライン
30 パラレル圧縮機(第2圧縮機)
32 第2バルブ
34 バイパスライン
36 第1バルブ
38 制御装置
40 圧力センサ
42 アキュムレータ
50 目標値選択器
52、58 比較器
54、60 PID制御部
G 気相部
L 液相部
Ptb 第1圧力目標値
Ptp 第2圧力目標値
Ptb 第3圧力目標値
検出圧力
w1 冷却媒体
w2 被冷却媒体

Claims (8)

  1. 気相部および液相部を有する冷媒タンクと、
    前記液相部に連通する第1冷媒ラインと、
    前記第1冷媒ライン上に設けられる蒸発器と、
    前記第1冷媒ライン上において前記蒸発器の下流側に設けられる第1圧縮機と、
    前記気相部に連通する第2冷媒ラインと、
    前記第2冷媒ラインから分岐して、前記第1冷媒ラインの前記蒸発器と前記第1圧縮機との間に接続されるバイパスラインと、
    前記バイパスライン上に設けられる第1バルブと、
    前記第2冷媒ライン上に設けられる第2圧縮機と、
    前記第2冷媒ライン上において前記第2圧縮機の上流側に設けられる第2バルブと、
    を備える冷凍システムであって、
    前記第2バルブを開いた状態で前記第1圧縮機および前記第2圧縮機を稼働させるパラレルモードから、前記第2バルブを閉じて前記第2圧縮機を停止させ前記第1圧縮機のみを稼働させるバイパスモードへの前記冷凍システムの運転モード切替え時、前記第2バルブを開状態に維持しながら閉状態にある前記第1バルブの開度を増加させ、その後、前記冷媒タンクの圧力が閾値以下になった際に、前記第2バルブを閉状態になるように制御し、その後、前記第1バルブの開度が目標開度になるように制御されるように構成された制御装置を備える
    冷凍システム。
  2. 前記制御装置は、前記バイパスモードの選択時において、前記冷媒タンクの圧力と第1圧力目標値との偏差に基づいて、前記第1バルブの開度のフィードバック指令を生成するように構成され、
    前記閾値は、前記第1圧力目標値である
    請求項1に記載の冷凍システム。
  3. 前記制御装置は、前記パラレルモードの選択時において、前記冷媒タンクの圧力と前記第1圧力目標値よりも高い第2圧力目標値との偏差に基づいて、前記第2圧縮機の容量制御を行うように構成された
    請求項2に記載の冷凍システム。
  4. 前記制御装置は、前記バイパスモードの選択時において、前記冷媒タンクの圧力と前記第2圧力目標値よりも大きい第3圧力目標値との偏差に基づいて、前記第1バルブの開度のフィードバック指令を生成するように構成された
    請求項3に記載の冷凍システム。
  5. 冷媒としてCOが用いられ、
    前記第1圧縮機又は前記第2圧縮機で圧縮された前記冷媒を冷却するためのガスクーラを備える
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の冷凍システム。
  6. 気相部および液相部を有する冷媒タンクと、
    前記液相部に連通する第1冷媒ラインと、
    前記第1冷媒ライン上に設けられる蒸発器と、
    前記第1冷媒ライン上において前記蒸発器の下流側に設けられる第1圧縮機と、
    前記気相部に連通する第2冷媒ラインと、
    前記第2冷媒ラインから分岐して、前記第1冷媒ラインの前記蒸発器と前記第1圧縮機との間に接続されるバイパスラインと、
    前記バイパスライン上に設けられる第1バルブと、
    前記第2冷媒ライン上に設けられる第2圧縮機と、
    前記第2冷媒ライン上において前記第2圧縮機の上流側に設けられる第2バルブと、
    を備える冷凍システムであって、
    前記第2バルブを開いた状態で前記第1圧縮機および前記第2圧縮機を稼働させるパラレルモードから、前記第2バルブを閉じて前記第2圧縮機を停止させ前記第1圧縮機のみを稼働させるバイパスモードへの前記冷凍システムの運転モード切替え時、前記冷媒タンクの圧力が閾値以下になるまでの間、前記第2バルブ(32)を開いて前記第2圧縮機を稼働させた状態を維持しながら、前記第1バルブ(36)の開度制御を行うように構成された制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記バイパスモードの選択時において、前記冷媒タンクの圧力と第1圧力目標値との偏差に基づいて、前記第1バルブの開度のフィードバック指令を生成するように構成され、
    前記閾値は、前記第1圧力目標値である
    冷凍システム。
  7. 気相部および液相部を有する冷媒タンクと、
    前記液相部に連通する第1冷媒ラインと、
    前記第1冷媒ライン上に設けられる蒸発器と、
    前記第1冷媒ライン上において前記蒸発器の下流側に設けられる第1圧縮機と、
    前記気相部に連通する第2冷媒ラインと、
    前記第2冷媒ラインから分岐して、前記第1冷媒ラインの前記蒸発器と前記第1圧縮機との間に接続されるバイパスラインと、
    前記バイパスライン上に設けられる第1バルブと、
    前記第2冷媒ライン上に設けられる第2圧縮機と、
    前記第2冷媒ライン上において前記第2圧縮機の上流側に設けられる第2バルブと、
    を備える冷凍システムの制御方法であって、
    前記第2バルブを開いた状態で前記第1圧縮機および前記第2圧縮機を稼働させるパラレルモードから、前記第2バルブを閉じて前記第2圧縮機を停止させ前記第1圧縮機のみを稼働させるバイパスモードへの前記冷凍システムの運転モード切替え時、前記第2バルブを開状態に維持しながら閉状態にある前記第1バルブの開度を増加させ、その後、前記冷媒タンクの圧力が閾値以下になった際に、前記第2バルブを閉状態になるように制御し、その後、前記第1バルブの開度が目標開度になるように制御される制御ステップを備える
    冷凍システムの制御方法。
  8. 前記冷凍システムの負荷が設定負荷を超えたとき又は外気温度が設定温度を超えたとき、前記バイパスモードから前記パラレルモードに運転モードを切り替える
    請求項に記載の冷凍システムの制御方法。
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