JP7512146B2 - 配管構造 - Google Patents

配管構造

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本発明は、配管構造に関する。
集合住宅などの多層建築物に用いられる配管システムでは、集合継手により立管や横枝管を接続している。継手と立管や横枝管との接続部の止水には、パッキンが用いられる。
継手と立管や横枝管との接続に用いられるパッキンとして、例えば特許文献1には、パッキング本体の一端に内向きフランジが設けられ、他端側の外周に凸部が設けられた管継手が開示されている。
継手と立管との接続方法として、まずフランジとパッキンを立管の端部に装着する。このとき、パッキン本体外周の凸部を指で押し込みながらパッキンを立管に装着する。次に、フランジとパッキンが装着された立管を継手の端部のフランジと接続する。立管や横枝管の継手への装着はフランジ接合となるが、パッキンを継手のフランジとフランジの間に挟んだ状態で、フランジを手で仮押さえしながら、下側や側面からフランジのボルト締付作業を行う。
実開昭63-27787号公報
集合継手と立管との接続を行う際、集合継手が上側で立管が下側にある状態で、フランジのボルト締付作業を行う。図3は、従来のパッキンの一例を示す断面図である。パッキン100は立管(図示省略)の上端部に接続され、立管と集合継手はフランジ(図示省略)により接合される。パッキン100を立管に装着するとき、パッキン本体外周の環状凸部110の傾斜部111を指で押し込みながら立管に装着するが、傾斜部111は傾斜しているので力が入りにくく立管に押し込みにくい。また、パッキン100に掴む場所がないので、パッキンを立管に嵌めにくい。さらに、フランジ下側からボルト締付作業を行うが、フランジが落下しないように手で仮押さえしながらボルト締付作業を行うので、作業性が悪く、フランジが落下する恐れもあった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、立管の接続作業を効率良く行うことができるパッキン及び配管構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る配管構造は、第1端に設けられた環状内向きフランジ部と、外周方向に突出する環状凸部と、を有する筒状の止水部と、前記止水部の第2端に接続された筒状の縦壁部と、前記縦壁部の端部の外周に設けられた外向き突出部と、を有する係止部と、を有するパッキンと前記パッキンの縦壁部に外側から嵌め込まれ、前記外向き突出部により支持されるフランジと、前記フランジおよび前記パッキンが上端に接続された立管と、前記立管の上端が前記フランジを介して接合される継手と、前記フランジに形成された貫通孔に下方から差し込まれ、前記フランジと前記継手とを固定するボルトと、を備え、前記外向き突出部の外接円の外径は、前記止水部の外径より大きい。
(2)上記(1)に記載の態様において、前記縦壁部の外径は、前記止水部の外径より小さくてよい。
(3)上記(1)または(2)に記載の態様において、排水管の端部に接続されてよい。
本発明によれば、立管の接続作業を効率良く行うことができるパッキン及び配管構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るパッキン及び配管構造が適用され得る配管システムの概略構成の一例を示す側面図である。 同実施形態に係る配管構造の断面図である。 従来のパッキンの一例を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1に示すように、例えばマンション等の多層階からなる建築物(図示省略)の排水用の配管システムでは、各階には継手31が設けられている。継手31は、床スラブSに挿通可能に構成された集合継手である。継手31は、鋳鉄、樹脂等から形成されている。互いに上下に位置する階の継手31同士の間には、排水を配管システムの下部へ流下させる立管30が接続されている。各階の継手31の上端には立管30(例えば、上階側の立管30A)の下端部が接続され、継手31の下端には立管30(例えば、下階側の立管30B)の上端部が接続されている。なお、図1と図2において、図面の上が上流側、下が下流側である。本実施形態において、上流側を上側、下流側を下側とよぶことがある。
本実施形態に係るパッキン1は、継手31と立管30との接続に用いられる。具体的には、継手31の下端部のフランジ32と、パッキン1が上端に接続された立管31Bとが接続される。
図1と図2を参照してパッキン1の構成について詳述する。
図1は、本実施形態に係るパッキン及び配管構造が適用され得る配管システムの概略構成の一例を示す側面図である。図2は、配管構造の断面図である。図2において、ボルト22については断面図ではなく、側面図で示す。また図2では、継手31と立管30の図示を省略する。
パッキン1は、第1端に設けられた環状内向きフランジ部3と、外周方向に突出する環状凸部7と、を有する筒状の止水部2と、止水部2の第2端に接続された筒状の縦壁部6と、縦壁部6の端部の外周に設けられた外向き突出部5と、を有する係止部4と、を有し、外向き突出部5の外接円の外径OD20は、止水部2の外径OD10より大きい。本実施形態では、外向き突出部5の外接円の外径OD20は、環状凸部7の外径OD10より大きい。なお、外向き突出部5の外接円とは、係止部4の軸線に垂直な平面において、当該軸線を中心として外向き突出部5の最も外側の端部を通る円である。「外向き突出部5の外接円の外径」を「外向き突出部5の外径」と呼ぶ場合がある。
筒状の止水部2は、パッキン1の第1端(図2では上側の端部)に設けられた環状内向きフランジ部3を有する。環状内向きフランジ部3は、パッキン1の第1端の内周方向に突出し連続して内周を一周している。さらに止水部2は、外周方向に突出する環状凸部7を有する。環状凸部7は、外周方向に突出し連続して外周を一周している。環状凸部7の軸方向の大きさは、環状内向きフランジ部3の軸方向の大きさよりも大きい。
パッキン1の立管30への適用時には、立管30Bの上端が、環状内向きフランジ部3の内面まで挿入されて付き合たる。止水部2が、継手31の下端に挿入される。止水部2が環状凸部7を有することで、環状凸部7が継手31の下端の内面と密着し、継手31と止水部2との隙間を止水する。環状凸部7は、継手31の内面に圧接し、径方向に弾性的に圧縮変形させられる。
係止部4は、止水部2の第2端(図2では下側の端部)に接続された筒状の縦壁部6と、縦壁部6の端部の外周に設けられた外向き突出部5と、を有する。縦壁部6は、止水部2の下端から下方に延びている。外向き突出部5は、縦壁部6の下端に設けられている。外向き突出部5の軸方向の大きさは、止水部2の軸方向の大きさよりも小さい。外向き突出部5は、環状外向きフランジであってもよい。この場合、外向き突出部5は、外周方向に突出し連続して外周を一周している。外向き突出部5は、環状でなくてもよい。例えば、外向き突出部5は、パッキン1の平面視において、パッキン1の軸線を挟んで対称に位置する2カ所に配置されていてもよい。
円筒形のフランジ20をパッキン1に装着するとき、フランジ20は縦壁部6の上側から嵌め込まれ、外向き突出部5により支持される。なおこのとき、パッキン1には立管30をまだ嵌め込んでいない。そのため、パッキン1が径方向の内側に変形可能である。よって、後述するようにフランジ20の内径が止水部2の外径よりも小さくても、止水部2を径方向の内側に弾性変形させることで、フランジ20を円滑に差し込むことができる。しかも、パッキン1が外向き突出部5を有することより、フランジ20を手で仮押さえすることなく、フランジ20の落下を抑制することができる。
外向き突出部5の外径OD20は、止水部2の外径OD10より大きい。すなわち、外向き突出部5とフランジ20とが接触する座面の面積が増える。これにより、フランジ20をパッキン1に対して安定して配置させることができる。
パッキン1の材質は、例えばゴム材料のような弾力性を有する素材が好ましい。例えば、パッキン1の材質は、エチレンプロピレンジエンゴム、クロロプレンゴム、スチレンブタジエンゴムなどのエラストマーやゴムである。止水部2と係止部4とは、成形性の観点から一体に成形されることが好ましい。パッキン1は、例えば公知の射出成形法によって製造することができる。なお、パッキン1の外径、内径及び厚みは、継手31、立管30及びフランジ20の各サイズに応じて適宜決定すればよい。
本実施形態に係るパッキン1によれば、フランジ20を外向き突出部5により支持することができる。これにより、接続作業においてフランジ20の落下を抑制することができる。また、外向き突出部5の外径OD20が、止水部2の外径OD10より大きいので、フランジ20をパッキン1に対して安定して配置させることができる。さらに、前述したように、パッキン1を立管30に装着させる前に、パッキン1にフランジ20を嵌め込んでおくことで、パッキン1を立管30に嵌め込むときに、止水部2よりも外径が大きいフランジ20をつかんで作業することもできる。よって、本実施形態に係るパッキン1によれば、接続作業において作業性が向上する。
縦壁部6の外径OD21は、止水部2の外径OD10より小さい。これにより、フランジ20をパッキン1に装着するとき、フランジ20が外向き突出部5と止水部2の端部との間に嵌まり込むので、フランジ20を固定することができる。
本実施形態のように、パッキン1は、排水管である立管30の端部に接続されてもよい。例えば、パッキン1はマンション等の多層階からなる建築物の排水用の配管に用いられる。
本実施形態に係る配管構造10は、図2に示すように、上述したパッキン1と、パッキン1の縦壁部6に外側から嵌め込まれ、外向き突出部5により支持されるフランジ20と、フランジ20およびパッキン1が上端に接続された立管30と、立管30の上端がフランジ20を介して接合される継手31と、フランジ20に形成された貫通孔21に下方から差し込まれ、フランジ20と継手31とを固定するボルト22と、を備えている。フランジ20の材質は、例えば鋳鉄である。
フランジ20の外径OD22は、外向き突出部5の外径OD20よりも大きいことが好ましい。フランジ20において外向き突出部5よりも外側に位置する部分には、貫通孔21が形成されている。貫通孔21には、下側からボルト22が差し込まれ、ボルト22とナット23により継手31とフランジ20とを固定する。具体的には、継手31の下端部のフランジ32とフランジ20とが接続される。本実施形態においては、貫通孔21は3か所設けられている。3か所の貫通孔21に対し、3本のボルト22及び3個のナット23が用いられる。
このように、本実施形態によれば、従来のようにフランジが落下しないように手で仮押さえすることなく、フランジ20の落下を抑制することができる。また、パッキン1を立管30に装着させる前に、パッキン1にフランジ20を嵌め込んでおくことで、止水部2よりも外径が大きいフランジ20をつかんで作業することもできる。さらに、外向き突出部5の外径OD20が、止水部2の外径OD10より大きいので、フランジ20をパッキン1に対して安定して配置させることができる。よって、立管の接続作業を効率良く行うことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 パッキン
2 止水部
3 環状内向きフランジ部
4 係止部
5 外向き突出部
6 縦壁部
7 環状凸部
10 配管構造
20 フランジ
21 貫通孔
22 ボルト
23 ナット
30、30A、30B 立管
31 継手
100 パッキン
110 環状凸部
111 傾斜部
OD10 止水部の外径
OD20 外向き突出部の外径
OD21 縦壁部の外径
OD22 フランジの外径

Claims (3)

  1. 第1端に設けられた環状内向きフランジ部と、外周方向に突出する環状凸部と、を有する筒状の止水部と、
    前記止水部の第2端に接続された筒状の縦壁部と、前記縦壁部の端部の外周に設けられた外向き突出部と、を有する係止部と、
    を有するパッキンと
    前記パッキンの縦壁部に外側から嵌め込まれ、前記外向き突出部により支持されるフランジと、
    前記フランジおよび前記パッキンが上端に接続された立管と、
    前記立管の上端が前記フランジを介して接合される継手と、
    前記フランジに形成された貫通孔に下方から差し込まれ、前記フランジと前記継手とを固定するボルトと、を備え、
    前記外向き突出部の外接円の外径は、前記止水部の外径より大きい
    ことを特徴とする配管構造
  2. 前記縦壁部の外径は、前記止水部の外径より小さいことを特徴とする請求項1に記載の配管構造
  3. 排水管の端部に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の配管構造
JP2020158223A 2020-09-23 配管構造 Active JP7512146B2 (ja)

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