JP7507838B2 - 荷電粒子ビームを使用するプローブ先端のx-yロケーションの識別 - Google Patents

荷電粒子ビームを使用するプローブ先端のx-yロケーションの識別 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本特許出願は、2022年11月30日に出願した米国特許仮出願第63/284,310号、名称「PROBE TIP X-Y LOCATION COORDINATION」の利益を主張するものである。
荷電粒子ビーム(CPB)撮像システムは、ナノメートルスケールの物体を調べるために使用され得る。一般に、CPB撮像システムは、光学顕微鏡を使用したのでは可視化され得ない物体または物体の特徴を可視化するために、物体に照射する、電子ビームなどの荷電粒子ビームを採用する。たとえば、光の波長よりも小さい特徴は、CPB撮像システムを使用して可視化され得る。
CPB撮像システムは、最大約100万の倍率で、サブナノメートルの分解能(たとえば、約0.1nmの解像度まで)で原子レベルの詳細を観察することができる。CPB撮像システムには、ほかにもあるがとりわけ、走査型電子顕微鏡(SEM)、集束イオンビーム(FIB)顕微鏡、および透過型電子顕微鏡(TEM)を含む。
走査型電子顕微鏡(SEM)は、CPB撮像システムの一種である。例示的なSEMにおいて、電子ビームが物体の表面上を走査する。検出器は、物体の表面から反射された、または物体の表面から他の何らかの形で発せられた後方散乱電子および二次電子を収集し、収集された電子を、試料のリアルタイム多次元可視化を行うために使用される信号に変換する。
実施形態のいくつかの態様、荷電粒子撮像システムにおいて実行される方法に向けられており、この方法は、第1の基準フレーム内で荷電粒子ビームを活性化することであって、第1の基準フレームは荷電粒子ビームに関連付けられている、活性化することと、コンピュータ制御システムによって、荷電粒子ビームおよび導電性プローブを交差させることと、荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差からの電気的応答を測定することと、荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差からの電気的応答に基づき第2の基準フレーム内の導電性プローブのロケーションを決定することであって、第2の基準フレームは導電性プローブと関連付けられている、決定することと、第2の基準フレーム内の導電性プローブのロケーションを第1の基準フレームと相関させることとを含む。
いくつかの実施形態において、電気的応答を測定することは、荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差から導電性プローブによって吸収される正味電流を測定することを含む。
いくつかの実施形態は、荷電粒子ビーム領域を通して第1の一連のプローブ走査を実行することと、第1の一連のプローブ走査の各々について、導電性プローブと荷電粒子ビームとの交差に対応する電気的応答の第1のセットを測定することと、第1の一連の走査の各々からの電気的応答の第1のセットに基づき導電性プローブの電流プロファイルを作成することとを含み、導電性プローブのロケーションを決定することは、荷電粒子ビーム領域を通して第2の一連のプローブ走査を実行することであって、第2の一連のプローブ走査は第1の一連のプローブ走査よりも少ない数の走査を含む、実行することと、第2の一連のプローブ走査の各々について、導電性プローブと荷電粒子ビームとの交差に対応する電気的応答の第2のセットを測定することと、電気的応答の第1のセットと電気的応答の第2のセットとの比較に基づき導電性プローブのロケーションを決定することとを含む。プローブ走査は、プローブを移動してCPBに通すこと、またはPCBを移動してプローブを走査することを含むことができる。
いくつかの実施形態において、荷電粒子ビームと導電性プローブとを交差させることは、荷電粒子ビームと導電性プローブとを導電性プローブの第1の位置で交差させることを含み、この方法は第1の位置における荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差から第1の電気的応答を測定することと、測定された第1の電気的応答に基づき荷電粒子ビームおよび導電性プローブが導電性プローブの第1の位置で交差していると決定することと、荷電粒子ビームと導電性プローブとを導電性プローブの第2の位置で交差させることと、第2の位置における荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差から第2の電気的応答を測定することと、測定された第2の電気的応答に基づき荷電粒子ビームおよび導電性プローブが導電性プローブの第2の位置で交差していると決定することとを含む。
いくつかの実施形態において、荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差からの電気的応答に基づき第2の基準フレーム内の導電性プローブのロケーションを決定することは、第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を決定することを含む。
いくつかの実施形態は、第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を第1の基準フレームの座標系と相関させることを含む。
いくつかの実施形態は、変換行列を使用して第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を第1の基準フレームの座標系と相関させることを含む。
いくつかの実施形態において、第1の基準フレーム内で荷電粒子ビームを活性化することは、第1の基準フレーム内の固定された知られているロケーションで荷電粒子ビームを活性化することを含む。
いくつかの実施形態において、荷電粒子ビームと導電性プローブとを交差させることは、導電性プローブを移動して導電性プローブの第1の位置で荷電粒子ビームと交差させることを含む。
いくつかの実施形態において、荷電粒子ビームと導電性プローブとを交差させることは、荷電粒子ビームを移動して導電性プローブと交差させることを含む。
いくつかの実施形態において、荷電粒子ビームを移動して導電性プローブと交差させることは、荷電粒子ビームが導電性プローブと交差する走査角度を決定することと、決定された走査角度に基づき荷電粒子ビームを移動して導電性プローブと交差させることとを含む。
いくつかの実施形態において、荷電粒子ビームを移動して導電性プローブと交差させることは、荷電粒子ビームを第1の曲率半径で円形方向に移動して導電性プローブと導電性プローブの第1の位置で交差させることと、荷電粒子ビームが導電性プローブの第1の位置と交差することを決定することと、荷電粒子ビームを第2の曲率半径で円形方向に移動して導電性プローブと導電性プローブの第2の位置で交差させることと、荷電粒子ビームが導電性プローブの第2の位置と交差することを決定することとを含む。
いくつかの実施形態において、第2の曲率半径は、第1の曲率半径より小さい。
いくつかの実施形態において、導電性プローブは、第1の導電性プローブであり、この方法は、荷電粒子ビームが第2の導電性プローブと第2の導電性プローブの第3の位置で交差することを決定することと、荷電粒子ビームを第3の曲率半径で円形方向に移動して第2の導電性プローブと第2の導電性プローブの第4の位置で交差させることとをさらに含む。
実施形態の態様は、荷電粒子ビームを放射する荷電粒子ビームエミッタを含む撮像システムと、アクチュエータを含むナノプローバ(nanoprober)であって、導電性プローブを固定するように構成されているナノプローバと、導電性プローブに電気的に結合されている信号測定回路であって、導電性プローブから信号を受信する信号測定回路と、実行されたときにハードウェアプロセッサに動作を実行させる命令を記憶するための少なくとも1つの有形の、非一時的なコンピュータ可読媒体とを備え、これらの動作は第1の基準フレーム内で荷電粒子ビームを活性化することであって、第1の基準フレームは荷電粒子ビームに関連付けられている、活性化することと、コンピュータ制御システムによって、荷電粒子ビームおよび導電性プローブを交差させることと、荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差からの電気的応答を測定することと、荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差からの電気的応答に基づき第2の基準フレーム内の導電性プローブのロケーションを決定することであって、第2の基準フレームは導電性プローブと関連付けられている、決定することと、第2の基準フレーム内の導電性プローブのロケーションに基づき第1の基準フレーム内の導電性プローブのロケーションを決定することとを含む、システムを含む。
いくつかの実施形態において、電気的応答を測定することは、荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差から導電性プローブによって吸収される正味電流を測定することを含む。
いくつかの実施形態において、これらの動作は、荷電粒子ビーム領域を通して第1の一連のプローブ走査を実行することと、第1の一連のプローブ走査の各々について、導電性プローブと荷電粒子ビームとの交差に対応する電気的応答の第1のセットを測定することと、第1の一連の走査の各々からの電気的応答の第1のセットに基づき導電性プローブの電流プロファイルを作成することとを含み、導電性プローブのロケーションを決定することは、荷電粒子ビーム領域を通して第2の一連のプローブ走査を実行することであって、第2の一連のプローブ走査は第1の一連のプローブ走査よりも少ない数の走査を含む、実行することと、第2の一連のプローブ走査の各々について、導電性プローブと荷電粒子ビームとの交差に対応する電気的応答の第2のセットを測定することと、電気的応答の第1のセットと電気的応答の第2のセットとの比較に基づき導電性プローブのロケーションを決定することとを含む。
いくつかの実施形態において、荷電粒子ビームと導電性プローブとを交差させることは、荷電粒子ビームと導電性プローブとを導電性プローブの第1の位置で交差させることを含み、これらの動作は第1の位置における荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差から第1の電気的応答を測定することと、測定された第1の電気的応答に基づき荷電粒子ビームおよび導電性プローブが導電性プローブの第1の位置で交差していると決定することと、荷電粒子ビームと導電性プローブとを導電性プローブの第2の位置で交差させることと、第2の位置における荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差から第2の電気的応答を測定することと、測定された第2の電気的応答に基づき荷電粒子ビームおよび導電性プローブが導電性プローブの第2の位置で交差していると決定することとを含む。
いくつかの実施形態において、荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差からの電気的応答に基づき第2の基準フレーム内の導電性プローブのロケーションを決定することは、第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を決定することを含む。
いくつかの実施形態において、これらの動作は、第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を第1の基準フレームの座標系と相関させることを含む。
いくつかの実施形態において、これらの動作は、変換行列を使用して第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を第1の基準フレームの座標系と相関させることを含む。
いくつかの実施形態において、第1の基準フレーム内で荷電粒子ビームを活性化することは、第1の基準フレーム内の固定された知られているロケーションで荷電粒子ビームを活性化することを含む。
いくつかの実施形態において、これらの動作は、信号測定回路から受信された情報に基づきナノプローバアクチュエータのモーションを制御するためのモーション制御システムであって、ナノプローバアクチュエータのモーションは導電性プローブを移動する、モーション制御システムも含み、荷電粒子ビームと導電性プローブとを交差させることは、モーション制御システムによって、導電性プローブを移動して導電性プローブの第1の位置で荷電粒子ビームと交差させることを含む。
いくつかの実施形態において、荷電粒子ビームを導電性プローブと交差させることは、荷電粒子ビームを移動して導電性プローブと交差させることを含む。
いくつかの実施形態において、モーション制御システムによって、荷電粒子ビームを移動して導電性プローブと交差させることは、荷電粒子ビームが導電性プローブと交差する走査角度を決定することと、決定された走査角度に基づき荷電粒子ビームを移動して導電性プローブと交差させることとを含む。
いくつかの実施形態において、荷電粒子ビームを移動して導電性プローブと交差させることは、荷電粒子ビームを第1の曲率半径で円形方向に移動して導電性プローブと導電性プローブの第1の位置で交差させることと、荷電粒子ビームが導電性プローブの第1の位置と交差することを決定することと、荷電粒子ビームを第2の曲率半径で円形方向に移動して導電性プローブと導電性プローブの第2の位置で交差させることと、荷電粒子ビームが導電性プローブの第2の位置と交差することを決定することとを含む。
いくつかの実施形態において、第2の曲率半径は、第1の曲率半径より小さい。
いくつかの実施形態において、導電性プローブは、第1の導電性プローブであり、これらの動作は、荷電粒子ビームが第2の導電性プローブの第3の位置で交差することを決定することと、荷電粒子ビームを第3の曲率半径で円形方向に移動して第2の導電性プローブと第2の導電性プローブの第4の位置で交差させることとをさらに含む。
実施形態の態様は、導電性プローブから信号を受信するための信号測定回路と、導電性プローブのモーションを制御するモーション制御システムと、実行されたときにハードウェアプロセッサに動作を実行させる命令を記憶するための少なくとも1つの有形の、非一時的なコンピュータ可読媒体とを備え、これらの動作は第1の基準フレーム内で荷電粒子ビームを活性化することであって、第1の基準フレームは荷電粒子ビームに関連付けられている、活性化することと、荷電粒子ビームと導電性プローブとを交差させることと、信号測定回路によって、荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差からの電気的応答を測定することと、荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差からの電気的応答に基づき第2の基準フレーム内の導電性プローブのロケーションを決定することであって、第2の基準フレームは導電性プローブと関連付けられている、決定することと、第2の基準フレーム内の導電性プローブのロケーションに基づき第1の基準フレーム内の導電性プローブのロケーションを決定することとを含む、装置を含む。
いくつかの実施形態において、電気的応答を測定することは、荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差から導電性プローブによって吸収される正味電流を測定することを含む。
いくつかの実施形態は、荷電粒子ビーム領域を通して第1の一連のプローブ走査を実行することと、第1の一連のプローブ走査の各々について、導電性プローブと荷電粒子ビームとの交差に対応する電気的応答の第1のセットを測定することと、第1の一連の走査の各々からの電気的応答の第1のセットに基づき導電性プローブの電流プロファイルを作成することとを含み、導電性プローブのロケーションを決定することは、荷電粒子ビーム領域を通して第2の一連のプローブ走査を実行することであって、第2の一連のプローブ走査は第1の一連のプローブ走査よりも少ない数の走査を含む、実行することと、第2の一連のプローブ走査の各々について、導電性プローブと荷電粒子ビームとの交差に対応する電気的応答の第2のセットを測定することと、電気的応答の第1のセットと電気的応答の第2のセットとの比較に基づき導電性プローブのロケーションを決定することとを含む。
いくつかの実施形態において、荷電粒子ビームと導電性プローブとを交差させることは、荷電粒子ビームを導電性プローブと導電性プローブの第1の位置で交差させることを含み、これらの動作は第1の位置における荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差から第1の電気的応答を測定することと、測定された第1の電気的応答に基づき荷電粒子ビームおよび導電性プローブが導電性プローブの第1の位置で交差していると決定することと、荷電粒子ビームと導電性プローブとを導電性プローブの第2の位置で交差させることと、第2の位置における荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差から第2の電気的応答を測定することと、測定された第2の電気的応答に基づき荷電粒子ビームおよび導電性プローブが導電性プローブの第2の位置で交差していると決定することとを含む。
いくつかの実施形態において、荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差からの電気的応答に基づき第2の基準フレーム内の導電性プローブのロケーションを決定することは、第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を決定することを含む。
いくつかの実施形態において、これらの動作は、第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を第1の基準フレームの座標系と相関させることを含む。
いくつかの実施形態において、これらの動作は、変換行列を使用して第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を第1の基準フレームの座標系と相関させることを含む。
本開示の実施形態によるナノプローバと測定および制御回路とを含む例示的な荷電粒子ビーム撮像システムの概略図である。 本開示の実施形態によるナノプローバと測定および制御回路とを含む例示的な荷電粒子ビーム撮像システムの概略図である。 本開示の実施形態による荷電粒子ビーム撮像システムの真空チャンバ内のサンプルステージより上にある4つのナノプローバの概略トップダウン図である。 本開示の実施形態による、サンプルステージ座標系に重ね合わせた例示的なプローブ先端座標系の概略図である。 本開示の実施形態による、プローブ先端の様々な部分に対する例示的な電流吸収プロファイルの概略図である。 本開示の実施形態による、0度の走査角度による走査電子ビームの例示的な一実施形態の概略図である。 本開示の実施形態による、非0度の走査角度による走査電子ビームの例示的な一実施形態の概略図である。 本開示の実施形態による、円形走査パターンを使用する例示的な一実施形態の概略図である。 本開示の実施形態による、原位置プローブ先端X-Yロケーション調整を実行するためのプロセスフロー図である。 本開示の実施形態による、プローブの高分解能電流データを取得するためのプロセスフロー図である。 本開示の実施形態によるプローブ先端Zロケーション識別の概略図である。 本開示の実施形態によるプローブ先端Zロケーション識別の概略図である。 本開示の実施形態により、プローブ先端物理的変位を基準フレーム内のXおよびY位置変位と相関をさせることを例示する概略図である。 本開示の実施形態による、プローブ先端ロケーション識別のためのプローブの逆電気的応答プロファイルの一例の概略図である。
同様の参照番号は、同様のコンポーネントを示す。図面は、縮尺通りではない。
本開示は、非視覚的技術を使用して荷電粒子ビーム(CPB)撮像システムに対する原位置でナノプローバシステムのプローブ先端の位置を決定することと、プローブ先端ロケーションをナノプローバ基準フレームからCPB撮像システムの基準フレームにマッピングすることとを説明するものである。本明細書において説明されている技術により、プローブ先端ロケーションは、撮像または目視検査から独立して物理的に検出され、特定され、プローブ先端の近くまたは真下にある可能性のある背景物体から独立して特定され得る。CPB撮像システム内のプローブ先端の非視覚的な原位置識別、およびCPB撮像システム基準フレーム内のプローブ先端のその後の定位は、原位置デバイス試験の自動化を円滑にする。
図1A~図1Bは、本開示の実施形態による、ナノプローバ、信号測定回路、およびモーション制御システムを含む例示的な荷電粒子ビーム撮像システムの概略図である。図1Aは、真空チャンバの天井表面に結合されたナノプローバを示しており、図1Bは、CPBカラムに取り付けられている装着リングに結合されたナノプローバを示している。図1Aおよび図1Bのシステムは、本開示の実施形態によるナノプローバならびに測定および制御回路を含む荷電粒子ビーム撮像システムを含む。
図1Aは、本開示の実施形態による自動化プローブランディングシステム100および荷電粒子ビームシステム102の第1の例示的な実施形態を示している。CPBシステム102は、走査型電子顕微鏡、集束イオンビームシステム、SEMとFIBの組合せ、またはマイクロメートルおよびナノメートルスケールの構造を撮像するための他のタイプのCPBシステムであってよい。CPBシステム102は、真空チャンバ104を含む。CPBシステム102は、真空チャンバ内に真空を作り出すためのシール、ポンプ、および他の機器を備えることができる。CPBシステム102は、CPB撮像カラム106を備える。CPB撮像カラム106は、電子ビーム、陽電子ビーム、または集束イオンビームなどの荷電粒子ビームをターゲットに向けて放射することができる。CPBシステム102は、撮像プロセスの一部として電子を検出するための電子検出器108を備える。真空チャンバ104内には、サンプル124を保持するためのサンプルステージ110がある。サンプルステージ110は、CPB撮像カラム106の下に被試験体(DUT)を位置決めするために自動的に移動するように制御可能であり訓練可能であることができる。別の言い方をすれば、サンプルステージ110は、符号化されたサンプルステージ110である。サンプルステージ110はまた、外部電子システムに電気的に接続されており、したがってサンプルステージ110は、電気的な戻りまたは電気接地として機能することができるか、またはバイアスをかけられ得る。サンプルステージ110は、電気的中性線または接地線として機能することができる戻り線126を含むことができる。戻り線126は、導電性プローブとDUTとの間に回路を完成させることができ、プローブでDUTに印加される電圧は戻り線126を通して信号測定回路に電流を逆流させることができる。
戻り線126は、信号チャネルとしても使用され得る。いくつかの実施形態において、戻り線126は、信号測定回路118の入力チャネルに接続され得る。信号測定回路118は、サンプルまたはサンプルステージ110を通る電流を測定することができる。たとえば、サンプルまたはサンプルステージ110を通して吸収された正味電流は、信号測定回路118によって検出され得る。この正味電流吸収測定は、たとえば、プローブ先端を通して吸収される正味電流を測定する代わりに(またはそれに加えて)サンプルステージを通して吸収される正味電流を測定することによってプローブ先端ロケーションを決定するために使用され得る。CPBは、サンプルまたはサンプルステージ110と相互作用して、電流を戻り線126に通して信号測定回路118内に流れ込ませることができる。プローブ先端およびCBPは、以下で説明されているように、交差することができる。プローブ先端とCPBとが交差するときに、プローブ先端は、CPBがサンプルまたはサンプルステージ110と相互作用するのを本質的にブロックすることができる。サンプルステージからの電流プロファイルは、プローブ先端がCPBをブロックする前後に作成される電流プロファイルを見ることによってプローブ先端ロケーションをマッピングするために使用され得る。
DUTは、抵抗器またはトランジスタなどの回路素子であるか、またはDUTは、トランジスタソースまたはトランジスタドレインコンタクトなどの回路素子に対するランディングパッドまたはコンタクトパッドまたは他の電極とすることができる。チップ上のデバイスまたは材料に電気的に接触させるための他のランディングエリアは、DUTと呼ぶことができる。
自動化プローブランディングシステム100は、1つまたは複数のナノプローバ112を含む。ナノプローバ112は、ナノメートルまたはそれよりもよい(すなわち、サブナノメートル)分解能のモーションが可能な任意のデバイスを含むことができる。ナノプローバ112は、1つまたは複数のプローブ114を搭載することができる。プローブ114は、走査トンネル顕微鏡法に使用されるような先細り端部を含む金属線(たとえば、タングステン線)、または任意の他の導電性材料とすることができる。
ナノプローバ112または複数のナノプローバ(図示されているような)は、CPB撮像システム102の内部で使用され、それによりサンプルに関する追加の情報を取得することができる。各ナノプローバ112は、モーション制御システム122によって制御され得る。ナノプローバ112は、真空チャンバの側壁または真空チャンバのドアなど、真空パススルー116を通してモーション制御システム122に電気的に接続される。図1Aに示されている実施形態において、ナノプローバ112は、真空チャンバ104の天井に固定され得る。典型的には、CPBシステムに対する真空チャンバ104は、大型で重い機器であり、このことが機械的安定性をもたらす。ナノプローバ112を真空チャンバ104の天井に固定することで、ナノプローバに機械的安定性を与えることができる。
図1Bをざっと見てみると、図1Bは、本開示の実施形態による自動化プローブランディングシステム150および荷電粒子ビームシステム102の別の実施形態の概略図である。自動化プローブランディングシステム150は、本明細書において説明されている自動化プローブランディングシステム100に似ているが、装着リング154を含む。装着リング154は、CPBカラムに固定されるか、またはCPBカラムを取り囲み、真空チャンバ104の天井に固定され得る。ナノプローバ112は、装着リング154に固定され得る。装着リング154の利点は、真空圧の問題を生じさせる可能性のある、真空チャンバ104に装着穴を開ける必要がないことである。その代わりに、装着リング154は、ブラケットまたは他のメカニズムを使用してCPBカラム106に動かないように固定され得る。装着リング154の追加の利点は、装着リング154の中心がCPBカラム106と同軸になるように装着リング154が構造化され得ることである。装着リング154は、CPBカラムと同軸であり、荷電粒子ビームそれ自体と同軸である原点の周りの知られている固定されたロケーションにナノプローバ112を固定することができる。
再び図1Aを参照すると、モーション制御システム122は、ナノプローバ112に直接結合され得るか、またはコンピュータシステム120などの、中間電子機器を通して、ナノプローバに接続され得る。モーション制御システム122は、ナノプローバ112を移動させる、またはプローブ114を移動させるための電気信号をナノプローバに送ることができる任意のタイプの制御システムであり得る。モーション制御システム122は、自動化方式で(すなわち、オペレータ入力なしで)ナノプローバ112を移動させるか、またはプローブ114を移動させることができる。モーション制御システム122および/またはコンピュータ120は、非一時的媒体上に具現化されるソフトウェアまたはファームウェアを含むことができる。ソフトウェアまたはファームウェアは、実行されたときにモーション制御システム122にナノプローバ112を動作させプローブを1つまたは複数の方向に移動させる命令を含むことができる。たとえば、モーション制御システム122は、プローブがDUTの表面上にランディングしていることを示すプローブ114から受信された電気的情報に応答し、プローブをDUTに向けて動かすことを停止することができる。モーション制御システム122は、試験の完了に応答してプローブを上方に移動させ、DUTから遠ざけることもできる。
自動化プローブランディングシステム100は、信号測定回路118も備える。信号測定回路118は、プローブ114に電気信号を印加し、プローブ114を通してサンプルから電気信号を受信するための回路を備えることができる。信号測定回路118は、戻り線126を通して信号を受信することもできる。信号測定回路118は、真空パススルー116を通してプローブ114と通信することができる。信号測定回路118は、コンピュータ120および/またはモーション制御システム122に信号を提供することができる。たとえば、プローブ114からの生データは、信号測定回路118を通して、インピーダンスの大きさの値および/または電圧と電流との間の位相角(説明を容易にするために、電圧と電流との間の位相角は単に「位相角」と称される)を計算することができるコンピュータ120に送られ得る。インピーダンスおよび/または位相角は、また、本開示の範囲から逸脱することなく信号測定回路118によって計算され得る。信号測定回路118は、信号測定回路118からの信号を使用してナノプローバ112を自動的に制御することができる、モーション制御システム122に信号を提供することもできる。
信号測定回路118および運動制御システム122の各々は、個別のハードウェアユニットとすることができるか、またはコンピュータ120の一部などの単一のユニットにパッケージ化されてもよい。信号測定回路118、モーション制御システム122、およびコンピュータ120をパッケージングすることの任意の組合せが、本開示によって企図されている。それに加えて、図示されないが、信号測定回路118またはモーション制御システム122の一方もしくは両方は、ナノプローバ112上に置かれているか、またはナノプローバとともにある、もしくはナノプローバの近くにある回路を用いて実装され得る。ナノプローバ112は、また、バッテリーまたは他のモジュール式電源を使用して給電されてもよい。そのような実装形態の選択で、信号測定、ナノプローバ制御、および電源供給に使用される外部ケーブルの数を減らす。
コンピュータ120は、1つまたは複数のハードウェアプロセッサ、メモリ、ストレージ、およびマウス、キーボード、モニター、ジョイスティック、もしくは他のタイプのユーザインターフェースなどのユーザインターフェースコンポーネントを含む周辺コンポーネントを備えることができる。コンピュータ120は、オペレータがCPBシステム102を制御することを可能にするためのソフトウェアを含むことができる。モニターは、ナノプローバ112の動作のリアルタイム撮像を含む、CPBシステム102によって作成された画像を閲覧ために使用され得る。コンピュータ120は、信号測定、信号計算を実行し、テストを実行し、ナノプローバを自動化し、情報の記憶し、自動化プローブ移動およびランディングおよびデバイス検査に関連付けられている他のタスクを実行するためのハードウェアおよびソフトウェアを含むことができる。コンピュータ120は、本明細書において説明されているように、信号測定回路およびモーション制御のハードウェアおよびソフトウェアを含むことができる。
図2は、本開示の実施形態による荷電粒子ビーム撮像システムの真空チャンバ内のサンプルステージより上にある4つのナノプローバの概略トップダウン図である。図2は、図1Aまたは図1Bの自動化プローブランディングシステムのトップダウン図を示している。自動化プローブランディングシステムは、4つのナノプローバ112a~112dを含む。各ナノプローバ112a~112dは、粗調整ポジショナー202および微調整ポジショナー204を含む。粗調整ポジショナー202および微調整ポジショナー204の各々は、モーション制御システム122によって制御され得る。モーション制御システム122は、粗調整ポジショナー202および微調整ポジショナー204を制御して、X方向、Y方向、またはZ方向に移動させることができる(当業者であれば、物理的空間および物理的空間内の移動を記述するために、極座標などの他の座標系が使用され得ることを知るであろう)。
図2に示されているように、ナノプローバは、X方向、Y方向、およびZ方向の粗動を含む。粗動は、アクチュエータを使用して実行され得る。また、ナノプローバは、X方向、Y方向、およびZ方向への微動を含む。微動は、圧電材料を使用して実行され得る。粗動および微動のための他のメカニズムは、各々真空と親和性があり、所望の移動分解能を達成するものである場合に、使用され得る。
CPB撮像システム内に置かれるナノプロービングシステムは、各プローブの位置を制御するために人間に依存していた。実施形態では、モーション制御システム122は、手動操作され得る。手動操作されるときに、オペレータは、ジョイスティック、マウス、キーボード、スマートデバイス、またはオペレータによって制御される他のインターフェースなどの、制御インターフェースを介してナノプローバに制御命令または信号を送る。モーション制御システム122は、オペレータの信号を、ナノプローバの細動または粗動を作動させる電気信号に変換することができる。ディスプレイ上のライブ(たとえば、SEM)画像を視覚的に観察しているオペレータは、ソフトウェア制御またはハードウェアコントローラを使用してプローブを動かすことができる。このタイプの制御は「オープンループ」であり、ターゲット設定はオペレータによって遂行される。本質的に、オペレータは、CPB撮像システムの画像内のターゲットとなるコンタクトポイントを見て、同じ画像内のプローブ先端を見る。次いで、オペレータは、ジョイスティック、マウスモーション、または他の任意のコントローラを使用して制御ソフトウェアへの入力を行い、プローブを移動してターゲット点に接触させる。
半導体デバイスの原位置テストのための手動プロービングは、時間と労力を要するプロセスである。本開示では、プロービングデバイスの手動操作なしで一桁ナノメートル特徴サイズの原位置テストが達成され得るように原位置ナノプローバ制御の自動化を円滑にするプローブ先端のロケーションを決定するシステムおよびデバイスについて説明する。オペレータがいなくてもテストを実行できるようにナノプローバを自動化するために、テスト環境内で動作する1つまたは複数の独立したシステムの基準フレームが相関されるべきである(たとえば、変換行列、ルックアップテーブル、数式などを使用する)。テスト環境の自動化を制御するコンピューティングシステムは、DUTと導電性プローブの先端との相対位置を決定するために独立した基準フレームの相関に頼ることができる。導電性プローブの先端は、DUTとテスト回路およびソフトウェアとの間のインターフェースを表している。自動化システムでは、テスト環境を制御するコンピューティングシステムがDUTに関してプローブ先端のロケーションを把握していない限り、DUTの正確なテストは実行され得ない。コンピューティングシステムは、最初に、プローブ先端の基準フレーム内のプローブ先端のロケーションを決定し、次いで、そのロケーションを、DUTの基準フレーム内のプローブ先端のロケーションを表す情報に変換することができる。
コンピューティングシステムは、CPBと導電性プローブとの交差からの正味電流吸収を測定して、導電性プローブに対する電流プロファイルを作成することができる。電流プロファイルは、プローブに沿ってCPBが交差している場所を指示することができる。プローブまたはCPBは、先端を見つけるために再配置することができる。電流吸収プロファイルは、CPBがプローブ先端と交差していると決定するために使用され得る。正味電流吸収は、システムの構成、プローブまたはサンプルに遭遇したときの電子の反応などに応じて、正または負の値をとり得る。
CPB撮像システム内で動作するナノプロービングシステムは、各プローブの位置を制御するために人間に依存していた。ディスプレイ上のライブ(たとえば、SEM)画像を視覚的に観察しているオペレータが、ソフトウェア制御またはハードウェアコントローラを使用してプローブを移動する。このタイプの制御は「オープンループ」であり、ターゲット設定はオペレータによって遂行される。本質的に、オペレータは、CPB撮像システムの画像内のターゲットとなるコンタクトポイントを見て、同じ画像内のプローブ先端を見る。次いで、オペレータは、ジョイスティック、マウスモーション、または他の任意のコントローラを使用して制御ソフトウェアへの入力を行い、プローブを移動してターゲット点に接触させる。
このオープンループの人間操作制御は、CPB撮像システムとナノプローバの座標系間の相関に依存しない。人間オペレータは、手動制御システムおよび視覚的フィードバックを使用してCPB座標系内でナノプローバのプローブを視覚的に誘導することができる。しかしながら、ナノプローバの座標系とCPB撮像システムの座標系とを相関させることは、自動化および分析のスループットを高める。言い換えれば、自動化は、CPB撮像システムの原位置電気的および/または機械的分析アプリケーションのスループットを向上させることができる。自動化は、ナノプローバ座標系と荷電粒子ビーム撮像システム座標系とを相関させることによって円滑にされ、それによりコマンドのセットがソフトウェアを介して発行され、人間オペレータがいなくてもナノプローバを制御することができる。自動化ソフトウェアは、プローブ先端がDUTに関してどこにあるかを知ることによってDUTに接触するようにプローブ先端を移動させることができる。
自動化システムが苦手とする追加の問題は、背景にサンプル特徴を有する走査粒子ビーム画像からプローブ先端ロケーションを解読することである。プローブ先端の真下にサンプルがある場合、画像は小さな特徴により乱され得る。自動化システムについては、これらの特徴は、多くの場合に、上記のプローブ先端と見分けがつかない。人間オペレータは、目視検査を通じてプローブ先端の真の正確なロケーションを決定することができるが、同じことが自動化システムには当てはまらない。本開示は、プローブ先端が表面特徴から区別可能となり得るようにプローブ先端の電気的プロファイルをマッピングすることを説明する。
本開示は、非視覚的技術を使用してCPB撮像システム内のプローブ先端ロケーションを識別することを説明し、また荷電粒子ビーム撮像システムに対する原位置での荷電粒子ビーム座標系からプローブポジショナー座標系への変換を説明する。この変換が行われた後、対応するナノプローブに対する符号化されたプローブ先端ロケーションは、荷電粒子ビーム座標系内に知られる。そこで、プローブ先端は、プローブポジショナーの範囲限度内にある荷電粒子ビーム座標系を基準として任意の特徴の真上に位置決めされ得る。この機能は、人間制御インターフェースの介助なしでプローブ先端をサンプル、チップ、またはウェハの特定の所定の特徴に接触させる自動化プロービングシステムを円滑にする。本開示の1つの利点は、プローブ先端のロケーションを識別するために画像処理を必要としないか、または使用しないことである。画像処理は、大量の計算を必要とし、プローブ先端ロケーション精度は、プローブ先端識別をさらに難しくする画像背景クラッタによって影響を受け得る。それに加えて、プローブ先端ロケーションは、画像処理技術に関連する高いコストをかけることなく、ドリフトを考慮するために定期的に迅速に再キャリブレートされ得る。
本開示のために、荷電粒子ビーム撮像システムのX-Y座標平面は、荷電粒子ビームそれ自体に直交する平面であると定義される。また、荷電粒子ビーム撮像システムのZ方向は、荷電粒子ビームに平行な方向に沿っているものと定義される。プローブ先端のZ軸マッピングは、プローブ先端のX-Yマッピングの前に行われると想定される。プローブ先端をZ軸マッピングすることは、プローブ先端が意図された作業平面で荷電粒子ビームに遭遇することを確実にする。それに加えて、プローブ先端のZ軸マッピングは、ターゲットサンプルおよびプローブが安全に同じ作業平面を占有することができる前に実行されるが、そうしないと、プローブ先端とサンプルが制御されずに接触してしまう結果、プローブおよび/またはサンプルが致命的な損傷を受ける可能性がある。Z軸のマッピングについては以下で説明される。
作業平面は、オペレータによって各特徴が視覚的に観察され得る分解能で信号収集が実行される所定の平面である(ただし、観察は自動化の必要条件ではない)。作業平面は、CPB光学系の物理的設計のせいでCPB撮像システムが焦点を合わせる場所である。サンプル、プローブ、およびCPBの焦点は、作業平面内で観察され得る。実際、CPB撮像システムは、焦点が合っていると判断される画像を与える最も近い物体と最も遠い物体との間の距離を定義する被写界深度D内で機能することができる。
ウェハ検査/点検システムにおける座標系のアライメント
次に、パターン付きウェハ、ウェハステージ(X-Y軸)、およびビーム走査により形成される画像の直線座標系をアライメントすることについて説明する。ステージのモーションまたは位置の読み取り欠陥などの非線形誤差源は通常マッピングアウトされるが、このプロセスについてはここでは説明しない。このアライメントプロセスは、プローブ先端ロケーションとCPB撮像基準フレームとを相関させる変換行列を構築するための例示的な技術を例示するために記述されている。一般的に、DUTを載せたサンプルは、サンプルによって運ばれる各デバイスのロケーションを指定するCADマップに関連付けられる。サンプルは、CPB撮像システム内でサンプルをアライメントするために使用され得る注目する特徴を含むことができる。
アライメントプロセス
1)プリアライメント:ウェハノッチを使用する粗アライメント(機械的プリアライメント)、
2)大域的アライメント:ウェハ座標とステージ座標との間のアライメント(ソフトウェアおよびパターンのCADを使用する大域的画像ベースのアライメント)、
3)CPBシステムのワークポイント画像アライメント(workpoint image alignment):ステージ座標とビーム走査座標との間のアライメント、
4)プローブ先端のアライメント。
プリアライメント
ウェハがステージに装填される前に、ウェハはその端にある物理的ノッチを探し求めて回転させられる。ウェハノッチ、ウェハ平坦部、またはウェハもしくはサンプル上の他の識別可能な特徴は、サンプルの粗アライメントに使用され得る。識別可能な特徴は、CPB撮像システム内の直線的アライメントおよびCPB撮像システム内のサンプルの回転方向の両方を補助することができる。典型的には、ウェハノッチまたは平坦部は、CADマップを解釈するのを助ける真の方向を示すガイドポストとして使用され得る。プリアライメントまたは粗アライメントは、ロボットアームによって原位置で、またはオペレータがCPB撮像システム内のステージにサンプルを置くことによって実行され得る。回転角および並進ベクトル(原点のX-Yシフト)は、ステージ上に装填された後、残差がアライメントプロセスにおける次のステップの探索範囲内にあるように計算される。
大域的アライメント(ウェハからステージへ)
この段階では、ウェハ上の印刷パターンの座標系をステージの座標系にアライメントする。事前学習ターゲットが、中心から端に向かう一連のステップで探索される(誤差は端で最大化される)。各ステップで、高倍率光学顕微鏡、SEMそれ自体、またはその両方を使用して画像が取得される。画像は、ソフトウェアによって評価され、印刷パターンのCADマップ(または保存済み画像サンプル)と比較される。画像内のパターンの予想ロケーションとそれが検出された実際のロケーションとの間のシフトは、変換係数を計算するために使用される。特に、システムは、ウェハにまたがる少なくとも3つのロケーション(ほとんど場合、精度および平均測定誤差を改善するためにより多くのロケーションが使用される)を使用して、回転角、並進ベクトル(X,Y)、拡大ベクトル(X,Y)、および軸垂直度を計算する。これは、ステージとウェハ(CAD)座標間の完全な線形変換行列である。これが完了すると、この変換行列は、ステージがサンプルパターン(CAD)の座標系を使用してウェハ上の任意の点に移動することを可能にする。
CPB撮像システムのワークポイントアライメント(Workpoint Alignment)
座標系パラメータを含む撮像プロパティは、システムキャリブレーションの一部として行われ、ウェハ固有のアライメントプロセスの一部ではない。回転、センタリング(並進)、倍率、および垂直度は、標準キャリブレーションウェハを使用して各CPBシステムワークポイント(ランディングエネルギーおよびビームステアリングパラメータ)についてキャリブレートされる。これらのパラメータは、システムのキャリブレーションファイルに記憶され、大きなシステム中断(メンテナンスまたは故障)の後にのみ再度参照される。
SEM画像を使用したターゲット取得
この段階は、すでに完了している所定の大域的アライメントを使用する。ステージはCAD座標にブラインドステップ(blind step)する。画像は、SEMを使用して撮影される。画像は、ソフトウェアによって評価され、印刷パターンのCADマップと比較される。画像内のパターンの予想ロケーションと検出された実際のロケーションとの間のシフトは、残差並進ベクトルを(画像ピクセル単位で)計算するために使用される。ピクセルサイズが知られているとすれば(SEM内にコマンドで入れられる)、画像サイズにおける特徴の正確なロケーションは、変換行列を通してCADに逆に直接関係付けられる。この時点で、われわれはCADに関係する画像特徴の非常に正確なロケーションを有する。
プローブ先端のアライメント
本開示は、非視覚的技術を使用してCPB撮像システムに対して原位置でナノプローバシステムのプローブ先端を識別すること、およびプローブ先端座標系(または複数のプローブ先端座標系)を荷電粒子ビーム撮像システム座標系に相関させることを説明する。プローブ先端ロケーションとCPB撮像システムの基準フレームとを相関させることで、サンプルに対する変換行列の作成が完了する。変換行列は、異なるサンプルについて作成され、各変換行列は、プローブ先端の定位および相関プロセスによって「完成」させることができる。プローブ先端または複数のプローブ先端の座標系が荷電粒子ビーム座標系に関係付けられた後、これらは、次いで、ステージ座標系およびサンプル(たとえば、CAD)座標系の両方に関係付けられる。これらの座標系変換行列が完成した後、プローブまたは複数のプローブは、サンプル(たとえば、CAD)座標に移動され得る。プローブ先端の定位を完遂するためのいくつかの実施形態が説明される。
この時点で、完全なシーケンスは、所与のCAD構造上の自動化プローブ制御およびDUTテストを円滑にする。代替的に、CADファイルを事前学習された画像で代用することができる。
CADマップを有する半導体サンプル以外の他のタイプのサンプルも、同様の方法でプローブ座標系に関係付けられ得る。
図3~図4に例示されている第1の例示的な実施形態では、プローブ先端ロケーションの決定は、静的な、動かない、荷電粒子ビームを用いて実行されことが説明されている(たとえば、スポットモードでのCPB)。図5~図6に例示されている例示的な第2の実施形態において、荷電粒子ビームをプローブ先端のY軸を横切るモーションの直線方向に移動しながら固定されているプローブ先端位置を保持することによってプローブ先端ロケーションまたは複数のプローブ先端ロケーションを決定することを説明している。図7に例示されている第3の例示的な実施形態は、ビームがプローブの独立したY軸の各々を横切るように荷電粒子ビームを円運動で動かしながらプローブまたはプローブの位置を固定して保持することによってプローブ先端ロケーションまたは複数のプローブ先端のロケーションを決定することを説明している。第4の例示的な実施形態は、これらの技術が、CPBシステムのZ軸に沿ってプローブ先端または複数のプローブ先端を配置するためにどのように使用されるかを説明している。第5の例示的な実施形態は、プローブ先端位置決めメカニズムのスケールとモーションの角度とをキャリブレートするために、本明細書において説明されている技術がどのように使用されるかを説明している。
各実施形態において、システムは、各プローブの吸収電荷または散乱電荷を監視し、ビームが各プローブ先端と一致することを監視されている値が示す瞬間に荷電粒子ビームの位置を記録し、それにより、画像処理なしでプローブ先端または複数のプローブ先端を配置することになる。図4に、プローブ交差位置と比較した吸収電流プロファイルの一例が示されている。
これらの実施形態は、荷電粒子ビームシステム内のナノプローバによる完全自動化サンプル検査を円滑にする。
再び図1A~図1Bにざっと見てみると、本システムは、ロケーション符号化サンプルステージを含み、真空チャンバの内部でロケーション符号化位置決めシステムを支持する荷電粒子ビーム撮像システムを備える。ロケーション符号化位置決めシステムは、サンプルステージ上に装着されたサンプルの電気的試験のために、プローブ先端を保持し、移動する。本明細書において説明されているプローブ先端ロケーション機能については、充電電流測定のために電流モニター(信号測定回路)がプローブ先端に接続されている。これらの測定値は、プローブ先端と荷電粒子ビームの一致するロケーションを決定するために使用される。
以下は、システムをキャリブレートするオペレータによって、またはアルゴリズムを実行するコンピュータによって実行され得る。たとえば、測定および制御システムは、CPBからプローブによって吸収された電荷を示す信号を受信する回路を備えることができる。この信号は、プローブ先端がCPBと交差していることを示す所定の吸収プロファイルに到達するまでプローブ先端を移動するために制御システムに送信され得る。制御システムは、プローブ先端が配置されるまでプローブをスネーク走査またはラスターで自動的に移動する回路およびソフトウェアを含むことができる。プローブ先端が配置された後、制御システムはプローブ先端ロケーションを検証するために先端を動かし続けることができる(たとえば、CPBと交差しないようにプローブ先端を動かし、その後再びCPB内に移動させる)か、または制御システムはプローブ先端の移動を停止することができる。
同様に、CPBのための制御システムは、プローブ先端が配置されるまでCPBを移動させることができる。
第1の実施形態:プローブ&固定ビームを移動する
図3は、本開示の実施形態による、サンプルステージ座標系に重ね合わせた例示的なプローブ先端座標系の概略図300である。図3において、CPB302が静止状態に保持されている間に(たとえば、スポットモードで)プローブ先端114は移動される。サンプルステージ110は、図示されているサンプルステージ基準フレーム308を有する。サンプルステージ座標基準フレーム308は、CPB撮像システム座標フレームと同じではない。プローブ先端座標基準フレーム306は、X’-Y’フレームとして示されている。
当初、サンプルおよびプローブを保護するために、ターゲットサンプルは、意図しない無制御のプローブ先端とサンプルとの接触を回避するために意図された作業平面より下(たとえば、Z方向)に下げるができる。プローブ先端のZ軸マッピングが実行された場合、ターゲットサンプルは、最小量だけ下げられるか、またはこのステップはスキップされ得る。
CPB302は、移動するプローブ先端114が静的なCPB302に遭遇したときに、プローブ114が電流監視システムによって検出されるように静的な知られている位置に設定される。たとえば、CPB302は、ビームのX-Y走査範囲の中心(ビーム原点)への静的なロケーションにより、またはDUTから離れるビーム原点からオフセットされた何らかのロケーションで位置決めされることもあり得る。いくつかの実施形態において、CPBを静的な位置に設定することは、スポットモードとして知られている。ビームによって放出される電荷の量は、システムの要件または他の要因に基づき事前決定され得る。
CPB302の焦点は、プローブ先端がCPB Z軸に沿って配置されることが予想される意図された作業平面に設定される。最も高い分解能でプローブ先端を配置する機能は、ビーム焦点およびプローブ先端がCPB Z軸に沿って同じロケーションにある場合の機能である。注目すべきは、プローブがビーム焦点面とは無関係に電荷を吸収するが、ビームからの電荷密度は焦点面において最も高くなることである。
プローブ114は、モーション制御システムによってプローブのY’軸(先端長手方向軸)に沿った方向に移動されビームX-Y走査範囲内に入り、それによりプローブ先端は最終的に静的なCPB302に接触する。また、プローブ114は、プローブ114の先端がCPB302と交差するまでX’方向および-X’方向に移動することができる。プローブ114の先端を見つけるために、プローブ先端304の運動は、X’-Y’平面内の段階的ラスター並進移動によって特徴付けられる。この移動は、粗動または微動を使用して行うことができる。移動の方向は任意であり、他の実装形態の選択も使用することができる。また、基準フレーム方向(X’およびY’およびZ’)もまた任意である。プローブ先端304のモーションは、プラスとマイナスのX’軸(プローブ先端のY’軸とZ’軸とに直交する)方向に沿って交互することができる。プローブ先端がその交互するプラスとマイナスのプローブ先端X’軸の移動を完了した後、プローブ先端Y’軸は、小さい定義済みの量だけ後退する(たとえば、プローブ先端はスネーク走査または修正ラスター走査のように移動する)。
プローブ114によって吸収される荷電粒子電流は、高利得、高帯域幅の電流増幅器または荷電粒子検出器を使用して監視され得る。この監視されている電流は、(たとえば)プローブのX’軸に沿って並進しながらCPB302に遭遇する際にプローブ114によって吸収された(または散乱された)正味電流である。図4は、CPBの位置に関するプローブの様々なX’位置に対する吸収電流プロファイルを示す。プローブを通る電流を検出することができる他の電流検出回路も使用され得る。
第1のプロファイル404は、第1の位置Y1 402で交差するプローブ114およびCPB302を示す。プローブ114の断面が広くなっている結果として、広い電流吸収プロファイル404が得られる。吸収電流プロファイル404は、CPB302がプローブ114と交差しているが、プローブ114の先端から離れた位置にあることをコントローラシステムに指示することができる。プローブ114は、移動され、吸収電流プロファイルが監視され得る。プロファイルが広くなると、プローブは、先端をCPB302からさらに離す方向に移動したことになる。
しかしながら、プローブ114が位置Y2 406でCPB302と交差するときに、プロファイル408によって示されるように、吸収電流プロファイルの幅が狭くなった場合、コントローラシステムは、プロファイルの変化を、プローブ114の先端がCPB302に近いことを意味すると解釈することができる。コントローラシステムは、プローブ114の先端が見つかるまでプローブ114を同じ方向に移動させることができる。実施形態において、プローブ114は、信号が検出されなくなるまで移動することができ、これは、プローブ114がCPB302と交差していないことを意味する。次いで、プローブ114は、反対方向へ移動し、CPB302と交差するときにプローブ114の先端を見つけることができる。電流吸収プロファイル412は、プローブ114の先端に対する例示的な電流プロファイルを示す。
いくつかの条件の下では、吸収電流プロファイルは、正または負をとり得る、正味吸収電流に基づくことができる。信号測定回路は、電流を監視し、プローブ-ビーム相互作用から正味吸収電流を決定することができる。したがって、信号測定リング回路は、プローブ114とCPB302との間の相互作用からの吸収電流の変化を監視することができる。信号測定回路またはコンピュータコントローラは、吸収電流の変化をプローブ114の位置と相関させることができる。吸収電流とプローブ先端位置との相関は、吸収電流プロファイルおよびプローブ交差に関する履歴情報を、絶対プローブロケーション情報(たとえば、符号化済みナノプローバからの)とともに使用して行うことができる。図4に示されているように、吸収電流プロファイル412は、プローブ先端(X’n,Y’3)410のロケーションと相関する。ナノプローバ基準フレーム内のこのロケーションは、次いで、変換行列を使用してCPB撮像装置基準フレームと相関させることができる。
吸収電流プロファイルは、プローブ114を通る正味吸収電流を使用して作成され得る。それに加えて(または代替的に)、CPB撮像システムの軸外検出器(たとえば、図1Aの電子検出器108)は、電流を測定することによってプローブとビームとの相互作用を決定するために使用され得る。軸外検出器は、たとえば、散乱電子を収集するために、またそれらの電子を使用して画像をレンダリングする代わりに、コンピュータシステムは、そのデータを使用して、散乱電子の値に基づきプローブ先端プロファイルを作成し、次いでプロファイルを使用してプローブ先端を見つけることができる。しかしながら、下にあるサンプルはデータを混乱させ得るが、プローブに吸収された電流を使用することにはこの問題はない。とは言うものの、静止したビームについては、プローブが移動するときに下にあるサンプルステージからの電子は変化せず、プローブ先端の電子のみが変化する。したがって、これらの変化は、サンプルからの電子値を取り扱うために信号をフィルタ処理するかまたはバイアスをかけることによってプローブ先端ロケーションを割り出すために使用され得る。プローブ先端を通る電流吸収を利用する別の利点は、複雑で高価な撮像機器およびグラフィック処理ソフトウェアを使用せずに、信号測定回路が簡略化され得る点である。
ビームを移動することは、CPB撮像システムがプローブより下の表面/サンプルから情報を収集することができるという点で類似の問題を有する。プローブを移動することには、ビームが固定されたままであるという利点がある。並進移動するプローブ先端の縁がCPB302に遭遇したときに、監視されている電流はより高い値を有する。荷電粒子ビームを横切るプローブ先端の縁は、監視されている電流の最も急な勾配に対応する。CPB302およびプローブ114が一致する場合、監視されている電流の振幅は、単位面積当たりのCPB電流に比例する。
監視されているプローブ吸収電流のより高い値の急勾配の縁は、412に示されているように、プローブ先端がマイナスのプローブY’軸方向に後退するときに1つの急勾配の縁に合併する。プローブY’軸に沿ったプローブ先端のロケーションは、プローブの監視されている吸収電流がベースラインレベルまで減少し、プローブ先端がもはや荷電粒子ビームに遭遇しなくなった位置で示されることになる。
注目すべきは、CPBがCPB基準フレーム内の知られているロケーションで安定状態に保持される(たとえば、固定される)ことである。このロケーションは、ナノプローバ基準フレーム内のプローブ先端ロケーションをCPB基準フレームに(次いでDUT基準フレームに)変換するために後で使用され得る。最終的に、プローブ先端ロケーションは、DUT基準フレーム内で決定され、所望のサンプルロケーションにおいてDUT上へのプローブ先端の自動ランディングを円滑にする。
第2の実施形態:固定したプローブとともにビームを移動する
図5は、本開示の実施形態による、0度の走査角度による走査電子ビームの例示的な一実施形態の概略図500である。図6は、本開示の実施形態による、非0度の走査角度による走査電子ビームの例示的な一実施形態の概略図600である。この実施形態では、プローブは静止状態に保持され、ビームは各プローブを横切って移動される。静止プローブプロセスにより移動ビームを実行するために、ターゲットサンプルは、意図されたビーム作業平面より下に下げられる。これは、プローブ先端のZ軸マッピングが実行されたことを仮定している。ビームは、X-Y走査モードに設定され、ビームの焦点は、意図された作業平面に設定される。知られているプローブ先端ロケーションまたは複数のプローブ先端ロケーションの不確実性誤差の範囲内で、プローブまたは複数のプローブが荷電粒子ビーム走査エリア内に位置決めされ得る。
図5および図6は、異なる位置にある3つのプローブ先端114a、114b、および114cを示しており、各々互いにならびにステージフレーム308およびビームフレーム502および502’に関して固有のX-Y座標フレームを有している。CPBは、サンプルステージフレームに関する(しかし、静止したプローブにも関する)ビーム走査角度を有することができる。たとえば、図5において、CPBは、サンプルステージフレームに関して0度のビーム走査角度504を有することができる(図5において、ビーム走査角度は、走査ビームフレーム502およびサンプルステージフレーム308の両方のX軸に平行である)。このビーム走査角度504は、サンプルステージフレームに関するビーム走査方向の角度を表している。図5では、CPBは、サンプルステージフレームのX軸に関して角度0度で走査する。
図5を見るとわかるように、プローブ#3 114cは、ビーム走査角度502が0度に設定される場合に本明細書において説明されている吸収電流プロファイルを使用して配置することは困難であろう。ビームX軸に関するプローブの角度は浅すぎて、監視されている吸収電流の予想される挙動をもたらすことができない。
図6において、ビーム走査角度604は、走査ビームフレーム502’内のビームX’軸が単一のプローブまたはプローブのグループにおおよそ直交するようにθ(シータ)に設定され、θはゼロではない。図6では、走査方向は、走査ビームフレーム502’のX’軸に沿っており、実質的に、走査ビームフレームをθだけ回転させる。そこで、プローブ#3 114cは、走査角度θを有するプローブのグループに好適な追加である。
ビームは、ビームY’軸位置をゆっくり変化させながら、X’方向(走査ビームX’方向)に前後に走査され得る。また、高速な戻り(もしくはフライバック)でX’方向にビームを走査すること、または戻る際にビームブランキングすることも好適な方法である。
プローブ先端吸収荷電粒子電流は、高利得、高帯域幅の電流増幅器または荷電粒子検出器または他のタイプの信号測定回路を使用して監視され得る。この監視されている電流は、ビームがビームX’軸方向に移動し、静止したプローブ先端に遭遇したときにプローブ先端によって吸収されるか、または散乱される電流である(たとえば、図4参照)。監視されている電流は、並進する荷電粒子ビームがプローブ先端の縁に遭遇するときに高い値を有する。プローブ先端の縁を横切る荷電粒子ビームは、監視されている電流の最も急な勾配に対応する。
荷電粒子ビームがプラスおよびマイナスのビームX’軸において交互しながら並進移動する間に、ビームY’軸はプローブまたはプローブのグループにおおよそ沿って前進する。監視されているプローブ吸収電流のより高い値の急勾配の縁は、ビームがプラスのプローブY軸方向に前進するにつれて1つの急勾配の縁に合併する。
プローブY軸に沿ったプローブ先端のロケーションは、プローブの吸収電流がベースラインレベルまで減少し、荷電粒子ビームがプローブ先端にもはや遭遇しなくなった位置で示される。各プローブ114a、114b、および114cは、各プローブが信号測定回路へのそれ独自のチャネルを有するので独立して監視され得る。したがって、3つの電流吸収プロファイルが作成され、それにより各プローブ先端のロケーションを独立して(すなわち、それらの自基準フレーム内で)決定することができる。次いで、各プローブ先端の配置は、変換行列を使用して他の基準フレームに相関させられ得る。
第3の実施形態:ビームの円運動および複数の静止しているプローブ
図7は、本開示の実施形態による、円形走査パターン702を使用する例示的な一実施形態の概略図700である。ビームを回転移動させることで、任意のビーム走査角度を割り当てることと比較してプローブCPB交差での直交の可能性が高くなる。回転移動を使用し、CPBの回転運動の曲率半径を変化させることによって、複数のプローブが1つのプロセスで正確に配置され得る。
最初に、ターゲットサンプルは、意図されたビーム作業平面より下に下げられる。これは、プローブ先端のZ軸マッピングが実行されたことを仮定している。CPBは、半径方向走査モードに設定され得る。このモードでは、ビームをアーチ状に移動し、モーションは常に所与の半径を有する円の接線方向のモーションである。ビームの焦点は、意図された作業平面に設定され得る。
知られているプローブ先端ロケーションまたはナノプローバ符号化からの複数のプローブ先端ロケーションの不確実性誤差の範囲内で、プローブまたは複数のプローブが荷電粒子ビーム走査エリア内に位置決めされ得る。
ビーム走査半径706は、走査エリア内に移動されたすべてのプローブに遭遇できる十分な大きさに設定され、ビームは、所与の半径を有するアーチで移動(走査)され得る。プローブ先端吸収荷電粒子電流は、高利得、高帯域幅の電流増幅器または荷電粒子検出器を使用して監視され得る。この監視されている電流は、ビームが所与の半径のアーチで移動し、静止したプローブ先端に遭遇したときにプローブ先端によって吸収されるか、または散乱される電流である。監視されている電流は、並進する荷電粒子ビームがプローブ先端の縁に遭遇するときに高い値を有する。プローブ先端の縁を横切る荷電粒子ビームは、監視されている電流の最も急な勾配に対応する。
荷電粒子ビームが所与の半径のアーチで並進移動する間、ビームはプローブX軸の各々におおよそ平行で、プローブY軸の各々におおよそ直交しているすべてのプローブ先端の縁(たとえば、プローブ114aの縁708)に遭遇することになる。ビームが1つまたは複数の円形の道を作った後、またビーム走査エリア内にある各プローブに遭遇した後に、ビームは、次いで、プローブ先端710の吸収荷電粒子電流がプローブ先端を示すまで走査半径を半径704まで減少させることによって新しい小さいアーチを走査する。監視されているプローブ吸収電流のより高い値の急勾配の縁は、ビーム走査半径が最小値まで減少すると1つの急勾配の縁に合併する。
プローブ先端のロケーションは、プローブの吸収電流がベースラインレベルまで減少し、荷電粒子ビームがプローブ先端にもはや遭遇しなくなった位置で示される。
図8は、本開示の実施形態による、原位置プローブ先端X-Yロケーション調整を実行するためのプロセスフロー図800である。最初に、大域的アライメントプロセスが実行される。サンプル(並進)ステージ基準フレーム(すなわち、座標系)は、サンプル基準フレームと相関される(802)。サンプルステージ基準フレームは、CPB撮像システム基準フレームと同じである。CPB撮像システムのワークポイントアライメントが実行される(804)。たとえば、CPB撮像システムに対する回転、センタリング(並進)、倍率、および垂直性は、各ワークポイントについてキャリブレートされる。CPBワークポイントアライメントは、大域的アライメントの前、後、またはその間に実行され得る。ターゲット取得が実行される(806)。サンプルの画像が撮られ、印刷パターンのCADマップと比較される。画像サイズは、サンプルの各特徴を正確に配置するために変換行列を通してCADに直接的に逆関係付けられる。
ステージサンプル間基準フレーム相関は、DUT解析の開始前に実行され得る。粗アライメント手順は、ノッチまたは平坦部などの、サンプルのいくつかの大規模な識別特性を識別することによって使用され得る。粗アライメントは、サンプルの目視検査(たとえば、オペレータまたはロボットによる)を使用して実行され得る。次いで、サンプルは、サンプル上の知られているロケーションを示す注目する1つまたは複数の特徴を識別することに対してCPB撮像システムを使用して撮像され得る。第1の特徴は、CPB撮像システムを使用して識別されるものとしてよく、これは、粗アライメントとともに、サンプルのCADマップからの情報を使用して、絶対X-Y座標でサンプル上のロケーションを識別するために使用され得る。注目する第2の特徴も、同様のプロセスを使用して識別され得る。注目する第2の特徴を識別することによって、各々のX-Yロケーションが検証され得る。
それに加えて、サンプルの相対的なスケールが識別され得る。すなわち、注目する第1の特徴および第2の特徴のX-Y位置の差は、それらの間の距離を決定するために使用され得る。この距離は、サンプルステージがテストのためにCPBまたはナノプローバプローブに関してDUTを位置決めするためにサンプルの基準フレーム内でどのように移動できるかを決定するために使用され得る。たとえば、サンプルステージは、所与の作業距離(Z位置)でCPBの下(または下に近い位置)にDUTを位置決めするために使用される。しかしながら、サンプルステージは、分析されるべきDUTに対する位置にDUTを位置決めするためにX-Y平面内で移動し、これは、DUTをCPBの下に位置決めすること、またはDUTをプローブの届く範囲内に位置決めすることのうちの一方または両方を意味するものとしてよい。自動化システムでは、モーション制御システムは、注目する2つの特徴の平面的定位から決定されたスケール情報を使用して、所望のロケーションでサンプル上に任意の所与のDUTを位置決めするためにステージをどれだけ移動すべきかを決定する。粗アライメント、位置情報、およびスケールは、変換行列を構築するか、または更新するために使用され得る。CPB撮像システムの並進移動ステージの座標系は、サンプルの座標系と相関している(たとえば、パターン化ウェハのCADマップを使用して)。サンプルステージは、それ独自の符号化された座標系を有する。サンプルがアライメントされた後、サンプルステージの絶対X-Y値は、サンプルと相関され得る。
次いで、プローブ先端のアライメントは、上で概要を述べた手順のうちの1つを使用して実行される(808)。すなわち、プローブおよびCPBは交差する。電荷吸収(または電流)は、プローブの外形を決め、ナノプローバ基準フレーム内で先端を配置するために測定される(810)。上で述べたように、各ナノプローバはそれ独自のX-Y座標で符号化されている。したがって、ナノプローバは、それ独自の基準フレーム内でプローブの位置を絶対的に追跡する。先端のロケーションは、CPBビーム、ステージ、およびサンプルの基準フレームに逆相関され得る(812)。プローブ先端が配置された(分析に使用されるべきナノプローバ毎に)、プローブ先端の配置が変換行列(または他の関係技術)を使用してCPB撮像システムの基準フレームに相関された後、ナノプローバは、DUTのターゲット特徴上にプローブ先端をランディングすることを含む、自動化モーション制御を実行することができる。
高分解能プローブマッピング
図9は、本開示の実施形態による、プローブの高分解能電流データを取得するためのプロセスフロー図900である。一般的に、高分解能走査は、プローブ先端のところ、またはその近くのY位置のセットを含む、Y位置のセットに対して、プローブのX位置で電気的応答データを取得することを伴う。その後、プローブにより自動化タスクを実行し、プローブ先端が配置される必要があるときに、プローブ先端の2回目の定位からの電気的応答が高分解能走査結果と比較され、それによりプローブ先端を素早く見つけることができる。Table 1(表1)は、例示的な高分解能プローブ電気的プロファイルを表している。
Table 1(表1)では、後の時間にプローブとCPBとが交差する場所を決定するために使用されるベースラインまたは現在の値のテンプレートを定めている。そのような決定は、プローブモーション制御自動化を円滑にする。たとえば、プローブランディングのような後のプローブモーションプロセスにおいて、プローブ先端ロケーションは、自動的に識別されることである。プローブ先端ロケーションの識別は、CPB領域内のプローブのより速い低分解能走査を含むことができる。「低分解能」走査中に測定された結果として得られる正味吸収電流値は、プローブのロケーションを素早く確認するために、所定のベースラインまたはテンプレート値と比較され得る。
プローブは、Y方向に沿って先に行くほど細くなるので、プローブが-Y方向に移動されると(すなわち、プローブがCPBから引き離されると)、CPBは、プローブのより小さな断面と交差することになる。電流プロファイルは、プローブ先端プロファイルを各X-Y位置について減少する電流値として示す。最終的に、CPBおよびプローブは、Ym-11に示されているように、もはや交差することがなくなり、すべてのX位置の値は0になる。したがって、プローブ先端プロファイルは、0でないX位置の値が最も少ないY位置に配置されるものとして特徴付けられ得る。別の方法は、すべて0の値を有する最初のY位置(Y)を見て、Xnの少なくとも1つの非0値を有するY(0)のすぐ隣のY位置にプローブ先端が配置されているとみなすことである。
最初に、新しいプローブは、CPBシステム内にある、ナノプローバシステムに装填され、CPBシステムは、真空などの、動作状態にされる。自動化プローブランディングサイクルを活性化することで、最初に、電流を探し始める、増幅器を含む、信号測定回路などの、電気回路をオンにすることができる。モーション制御システムは、導電性プローブをY方向に移動して数ミクロンだけCPBビーム領域内のどこかに入れ、X方向に走査することができる(902)。信号測定回路は、本明細書において説明されているようなプロセスによって(たとえば、プローブからの正味吸収電流を見ること、サンプルからの正味吸収電流を見ること、他の検出器からの電流を見ることなどによって)プローブがいつ検出されるかを決定することができる。電流が信号測定回路によって検出されたときに、プロセッサは、プローブが概ね配置されたと決定することができる。
ナノプローバシステムは、次いで、高分解能走査を実行して、ビームと導電性プローブとの相互作用から導電性プローブの電気的応答プロファイルをマッピングすることができる(904)。プローブを発見することからYの最初の値で始まるYの各値について、Xにおける各位置に対する電気的応答値が記録される。モーション制御システムは、プローブを負のY方向(CPBから離れる方向)に移動し、X方向で走査することができる(ラスタースキャンのように)。各Y値について、信号測定回路は、各X位置に対する対応する電気的応答値を測定する。モーション制御システムは、プローブの先端が見つかるまで、X方向に掃引しながらY方向に引き返す。
X方向に掃引している間に、各X位置に対する電流(または他の電気的値)がログに記録される(906)。X方向からの電気的応答データは、プローブの下まで掃引する。CPBが先端を通過したときに、電流は0になる。モーション制御システムは、プローブをY方向に動かして、プローブ先端ロケーションを検証することができる。この電気的応答マッピングは、導電性プローブの電気的応答プロファイルの高分解能マッピング(たとえば、プローブ上の複数のX-Yロケーションに対して電流値が識別される)を提供することができる。
別の時点に(たとえば、DUTテストのためのプローブ先端ランディングプロセスにおいて)、導電性プローブは、Y方向でCPB領域内に移動され、CPBが導電性プローブと交差するまでX方向に走査され得る(908)。次いで、モーション制御システムは、プローブの低分解能走査を実行することができる(910)。モーション制御システムは、X方向に走査することができ、信号測定回路は、ビームとプローブとの相互作用から電気的応答を測定することができる。コンピュータプロセッサは、この走査からの電気的応答を記憶されているデータと比較して、可能なX-Yロケーションを識別することができる(912)。次いで、モーション制御システムは、プローブをY方向に移動して、別のX方向走査を実行することができる(914)。高分解能走査とは異なり、低分解能走査は、プローブに沿ったY軸位置のより小さいサブセットに対して実行され得る。Y軸位置走査の数は、たとえば、オペレータによって設定され得る。典型的には、プローブ先端の位置を一意的に識別するために、1~5回の走査で十分である。Y軸位置走査が所望の回数に達していない場合(916)、(910)においてこのプロセスが繰り返される。走査が所望の回数に達した後、プローブ先端の配置は、低分解能走査からの電気的応答値を高分解能走査からの電気的応答値に相関させることによって、識別され得る(918)。次いで、モーション制御システムは、ナノプローバをプローブ先端ロケーションに対応するX-Y位置に移動することができる(920)。
Z軸におけるプローブ先端ロケーション
Z軸マッピングは、Z軸に沿ってプローブ先端ロケーションを配置することを含む。意図された作業平面は、荷電粒子ビームの焦点のロケーションでもある。プローブ先端のX-Yマッピングは、プローブ先端が荷電粒子ビームの被写界深度の外側、荷電粒子ビームの焦点より下または上にあった場合に、正確ではない。図10A~図10Bは、本開示の実施形態によるプローブ先端Zロケーション識別の概略図1000、1050である。図10Aにおいて、プローブ先端1002は、XおよびYプローブ先端ロケーション識別を実行する、または基準フレームマッピングを実行する前に、プローブ先端1002があり得る場所である作業平面1004内に位置決めされている(ただし、X-YマッピングはZ軸ワークポイントアライメントを実行せずに実行されることも可能である)。図10Aに示されているように、プローブ先端が作業平面内に位置決めされている間に、CPBの傾斜があっても、結果として、CPBがプローブと交差する場所への変更はない。すなわち、CPB傾斜におけるX-Y中心からの測定された変位は0であるか、または0に近い。一方、図10Bに示されているように、プローブ先端1002が作業平面1004内に位置決めされていない場合に、CPBを傾斜させると、結果として、X-Y変位1006が生じることになる。図10A~図10Bは、この節で説明されている基準フレームを例示している。
プローブのZ軸ワークポイントアライメントを検証するために、CPB Z軸をプローブ先端ポジショナーZ軸に関して異なる傾斜角度に傾斜される。これは、CPBがCPB光学レンズカラムアセンブリのZ軸に沿って移動する角度を電子的に調整することによって行うことができるか、またはCPB光学レンズカラムアセンブリは、プローブ先端Z軸に関して機械的に傾斜させることができる。
プローブ先端は、ここで説明されている実施形態のいずれかを採用することによってCPBのX-Y座標系において測定値#1としてマッピングされる。CPBが傾斜している間、プローブ先端は、上で説明されている3つの方法のいずれかによってCPB X-Y座標系内の測定値#2としてマッピングされる。CPB X-Y平面上のプローブ先端測定値#1とプローブ先端測定値#2との間の差は、CPB非傾斜Z軸に沿ったプローブ先端の位置を表す。
プローブ先端は、CPB非傾斜Z軸に沿って、測定値#1と測定値#2との差が最小となる位置まで移動され得る。これは、この差が最小になるまで上記のプロセスを繰り返すか、またはCPB非傾斜Z軸に沿ってプローブ先端の単一の移動を計算し、実行することによって行われ得る。
差が最小になった後、プローブ先端は、選択されたプロービング平面上に配置される。このプロセスは、単一のプローブ先端または複数のプローブ先端で同時に行うことができる。
Z軸アライメントは、たとえば符号化ステージを使用して、知られているZロケーションに配置されている広い導電性表面上にプローブ先端を自動的にランディングさせることによって行うことができる。
プローブ軸モーションキャリブレーション
図11は、本開示の実施形態により、プローブ先端物理的変位を基準フレーム内のXおよびY位置変位と相関をさせることを例示する概略図1100である。プローブモーション軸の直交性、スケール、および回転は、本明細書において説明されている実施形態の方法を使用してプローブ先端のロケーションを測定し、次いでプローブ先端を新しいロケーションまで定義された量だけ変位させ、そのロケーションを2回目に測定することによって決定され得る。最も単純なプローブ先端位置変位は、1つのプローブ先端軸にのみ沿ったものであろう。しかしながら、複数の軸が、より複雑な計算に対して同時に移動されることも可能である。測定された変位およびモーションの角度は、プローブ先端のモーション軸を計算し、CPB座標系にマッピングするために使用される。このプロセスは、単一のプローブ先端または複数のプローブ先端で同時に行うことができる。
第1の実施形態を使用するこのプロセスの進行の一例が図11に例示されている。CPBは、制御システムによって固定配置#1 1104に位置決めされ、モーションキャリブレーションを必要とする単一のプローブのモーションの範囲内にあり、プローブはロケーション#1 1102にある。次いで、プローブは、第1の実施形態の方法によって、固定CPBを探索する。プローブ先端がCPB固定ロケーション#1 1104でCPBと一致するときに、プローブ先端ロケーションは、プローブロケーション#1 1102で記録される。次いで、制御システムは、プローブのモーションの範囲内にまだ留まっている固定ロケーション#2にCPBを再位置決めする。次いで、プローブは、第1の実施形態の方法によって固定CPBの2回目の探索をする。プローブ先端が再び固定ロケーション#2 1108でCPBと一致するときに、プローブ先端ロケーションは、プローブロケーション#2 1106で記録される。このプロセスは、CPB座標系に対するプローブモーション軸の直交性、スケール、および回転を数学的に決定するために十分なデータが収集されるまで、必要なだけ何度でも繰り返され得る。
プローブ影
図12は、本開示の実施形態による、プローブ先端ロケーション識別のためのプローブの逆電気的応答プロファイルの一例の概略図1200である。いくつかの実施形態において、信号測定回路は、サンプルステージ1202に結合され得る。プローブを通して正味電流を測定する代わりに、サンプルステージ1202を通して正味電流が測定され得る。図12において、プローブおよびCPBが相対的位置を変えて、交差すると(プローブが移動しているか、CPBが移動しているか)、CPBは、サンプルまたはサンプルステージと相互作用することができる。CPBは、電流を流させることができ、これは信号測定回路によって測定される。プローブ114がビーム302をブロックすると、サンプルステージ1202は、電荷を受け取らず、結果として生じる正味吸収電流が低下する。いくつかの実施形態において、プローブ影技術の使用は、X-Yロケーション識別、高分解能プローブプロファイリング、および他の自動化プローブ識別プロセスを実行するために使用され得る。サンプルの高分解能マッピングのために、各X-Y位置に対する0値はプローブを表すことができ、非0値はステージ1202を表すことができる。
「例示的な」という単語は、本明細書では、「一例、事例、または例示として使用する」ことを意味するために使用される。本明細書に「例示的」と記載されたいかなる実施形態も、必ずしも他の実施形態よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。
本明細書内で使用されているように、「通信する」という用語は、伝送すること、または受信すること、または伝送することおよび受信することの両方を含むことを意図されている。これは、一方のデバイスによって伝送され、他方のデバイスによって受信されているデータの構成を記述するときに請求項において特に有用であり得るが、それらのデバイスのうちの一方のデバイスの機能のみが請求項に反している必要がある。同様に、2つのデバイスの間のデータの双方向交換(両方のデバイスが交換中に伝送し、受信する)は、それらのデバイスのうちの一方の機能のみが請求されているときに、「通信する」と記述され得る。ワイヤレス通信信号に関して本明細書において使用される「通信する」という言い回しは、ワイヤレス通信信号を伝送すること、および/またはワイヤレス通信信号を受信することを含む。たとえば、ワイヤレス通信信号を通信することができる、ワイヤレス通信ユニットは、ワイヤレス通信信号を少なくとも1つの他のワイヤレス通信ユニットに伝送するためのワイヤレストランスミッター、および/または少なくとも1つの他のワイヤレス通信ユニットからワイヤレス通信信号を受信するためのワイヤレス通信レシーバーを含み得る。
本明細書で使用されているように、別段の指定のない限り、共通の対象を記述するために序数詞「第1の」、「第2の」、「第3の」などを使用することは、単に、類似の対象の異なる事例が参照されていることを示し、そのように記述された対象が時間的、空間的、順位、または他の方式のいずれかの所与の順序になっていなければならないことを暗示することを意図されていない。
いくつかの実施形態は、様々なデバイスおよびシステム、たとえば、パーソナルコンピュータ(PC)、デスクトップコンピュータ、モバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、サーバコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、ハンドヘルドデバイス、携帯情報端末(PDA)デバイス、ハンドヘルドPDAデバイス、オンボードデバイス、オフボードデバイス、ハイブリッドデバイス、車載デバイス、非車載デバイス、モバイルまたはポータブルデバイス、コンシューマデバイス、非モバイルまたはポータブルデバイス、ワイヤレス通信局、ワイヤレス通信デバイス、ワイヤレスアクセスポイント(AP)、有線またはワイヤレスルーター、有線またはワイヤレスモデム、ビデオデバイス、オーディオデバイス、オーディオ-ビデオ(A/V)デバイス、有線またはワイヤレスネットワーク、ワイヤレスエリアネットワーク、ワイヤレスビデオエリアネットワーク(WVAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイヤレスLAN(WLAN)、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、ワイヤレスPAN(WPAN)、および同様のデバイスと併せて使用され得る。
いくつかの実施形態は、一方向および/または双方向無線通信システム、セルラー無線電話通信システム、携帯電話、セルラー電話、ワイヤレス電話、パーソナルコミュニケーションシステム(PCS)デバイス、ワイヤレス通信デバイスを組み込んだPDAデバイス、携帯またはポータブル全地球測位システム(GPS)デバイス、GPSレシーバーまたはトランシーバまたはチップを組み込んだデバイス、RFID素子またはチップを組み込んだデバイス、多入力多出力(MIMO)トランシーバまたはデバイス、単入力多出力(SIMO)トランシーバまたはデバイス、単入力単出力(SISO)トランシーバまたはデバイス、多入力単出力(MISO)トランシーバまたはデバイス、1つもしくは複数の内部アンテナおよび/または外部アンテナを有するデバイス、デジタルビデオブロードキャスト(DVB)デバイスまたはシステム、マルチスタンダード無線デバイスまたはシステム、有線またはワイヤレスハンドヘルドデバイス、たとえば、スマートフォン、ワイヤレスアプリケーションプロトコル(WAP)デバイス、または同様のものと併せて使用され得る。
本開示のいくつかの態様は、様々な実装形態によるシステム、方法、装置、および/またはコンピュータプログラム製品のブロック図およびフロー図を参照しつつ上で説明されている。ブロック図およびフロー図の1つまたは複数のブロック、ならびにブロック図およびフロー図内のブロックの組合せは、それぞれ、コンピュータ実行可能なプログラム命令によって実装され得ることは理解されるであろう。同様に、ブロック図およびフロー図のいくつかのブロックは、いくつかの実装形態により、必ずしも提示された順序で実行される必要はないか、または必ずしも全く実行される必要はない場合がある。本開示のいくつかの態様は、全体がハードウェアである実施形態、全体がソフトウェアである実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、または本明細書ですべて「サービス」、「回路」、「回路構成」、「モジュール」、および/または「システム」と一般的に称され得るソフトウェアの態様とハードウェアの態様とを組み合わせた実施形態の形をとり得る。
コンピュータ実行可能プログラム命令が専用コンピュータもしくは他の特定のマシン、プロセッサ、または他のプログラム可能データ処理装置にロードされて特定のマシンを生成し、それにより、コンピュータ、プロセッサ、または他のプログラム可能データ処理装置上で実行される命令は、フロー図の1つもしくは複数のブロックにおいて指定されている1つまたは複数の機能を実施するための手段を形成し得る。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ可読記憶媒体またはメモリに記憶され、コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置が特定の方式で機能することを指示し、それにより、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されている命令は、フロー図の1つまたは複数のブロックにおいて指定されている1つまたは複数の機能を実装する命令手段を含む製造物品を生み出し得る。一例として、いくつかの実装形態は、コンピュータ可読プログラムコードまたはそこで実装されたプログラム命令を有するコンピュータ可読記憶媒体を含むコンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータ可読プログラムコードは実行されて、フロー図の1つまたは複数のブロックにおいて指定されている1つまたは複数の機能を実装するように適合され得る。コンピュータプログラム命令は、また、コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置にもロードされるものとしてよく、それにより、コンピュータ実装プロセスを生成するための一連の動作要素または動作ステップがコンピュータまたは他のプログラム可能装置上で実行させられ、したがってコンピュータまたは他のプログラム可能装置上で実行される命令は、流れ図の1つまたは複数のブロックで指定された機能を実装するための要素またはステップを提供する。
したがって、ブロック図およびフロー図のブロックは、指定された機能を実行するための手段の組合せ、指定された機能を実行するための要素またはステップの組合せ、および指定された機能を実行するためのプログラム命令手段をサポートする。ブロック図および流れ図の各ブロック、ならびにブロック図および/または流れ図中のブロックの組合せは、指定された機能もしくはステップ、または専用ハードウェアとコンピュータ命令との組合せを実行する専用ハードウェアベースのコンピュータシステムによって実装され得ることも理解されるであろう。
ほかにもあるがとりわけ「できる」、「する可能性もあろう」、「し得ることもあろう」、「してよい」、「する場合がある」、または「し得る」などの条件付きの言い回しは、特に断りのない限り、または使用されている文脈内で他の意味に理解されるべきでない限り、一般的に、いくつかの特徴、要素、および/またはステップを、いくつかの実装形態が含む可能性もあろうが、他の実装形態は含まない、ことを伝達することを意図されている。したがって、そのような条件付きの言い回しは、特徴、要素、および/または動作がいかなる形でも1つまたは複数の実装形態に対して必要であること、または1つまたは複数の実装形態が必ず、ユーザ入力またはプロンプトあり、またはなしで、これらの特徴、要素、および/または動作が、特定の実装形態に含まれるか、または特定の実装形態において実行されるべきであるかを決定するための論理を含むことを意味することを意図されていない。
本明細書において述べられている開示の多くの修正形態および他の実装形態が、前述の説明および関連する図面に提示されている教示の利点を有することは明らかであろう。したがって、本開示は、開示されている特定の実装形態に限定されるべきものではなく、修正形態および他の実装形態は、付属の請求項の範囲内に含まれることが意図されていることは理解されるであろう。特定の用語が本明細書において採用されているが、これらは一般的かつ説明的な意味でのみ使用されており、制限を目的としたものではない。
次の例は、本開示および請求項の範囲による実施形態に関係する。
例1は、荷電粒子撮像システムにおいて実行される方法であり、この方法は、第1の基準フレーム内で荷電粒子ビームを活性化することであって、第1の基準フレームは荷電粒子ビームに関連付けられている、活性化することと、コンピュータ制御システムによって、荷電粒子ビームおよび導電性プローブを交差させることと、荷電粒子ビームとプローブとの交差からの電気的応答を測定することと、荷電粒子ビームとプローブとの交差からの電気的応答に基づき第2の基準フレーム内のプローブのロケーションを決定することであって、第2の基準フレームは導電性プローブと関連付けられている、決定することと、第2の基準フレーム内のプローブのロケーションを第1の基準フレームと相関させることとを含む。
例2は、例1の主題を含むものとしてよく、電気的応答を測定することは、荷電粒子ビームとプローブとの交差からプローブによって吸収される正味電流を測定することを含む。
例3は、例1または例2のいずれかの主題を含むものとしてよく、荷電粒子ビーム領域を通して第1の一連のプローブ走査を実行することと、第1の一連のプローブ走査の各々について、プローブと荷電粒子ビームとの交差に対応する電気的応答の第1のセットを測定することと、第1の一連の走査の各々からの電気的応答の第1のセットに基づきプローブの電流プロファイルを作成することとを含むこともでき、プローブのロケーションを決定することは、荷電粒子ビーム領域を通して第2の一連のプローブ走査を実行することであって、第2の一連のプローブ走査は第1の一連のプローブ走査よりも少ない数の走査を含む、実行することと、第2の一連のプローブ走査の各々について、プローブと荷電粒子ビームとの交差に対応する電気的応答の第2のセットを測定することと、電気的応答の第1のセットと電気的応答の第2のセットとの比較に基づきプローブのロケーションを決定することとを含む。
例4は、例1~3のいずれかの主題を含むものとしてよく、荷電粒子ビームと導電性プローブとを交差させることは、荷電粒子ビームと導電性プローブとを導電性プローブの第1の位置で交差させることを含み、この方法は第1の位置における荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差から第1の電気的応答を測定することと、測定された第1の電気的応答に基づき荷電粒子ビームおよび導電性プローブが導電性プローブの第1の位置で交差していると決定することと、荷電粒子ビームと導電性プローブとを導電性プローブの第2の位置で交差させることと、第2の位置における荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差から第2の電気的応答を測定することと、測定された第2の電気的応答に基づき荷電粒子ビームおよび導電性プローブが導電性プローブの第2の位置で交差していると決定することとを含む。
例5は、例1~4のいずれかの主題を含むものとしてよく、荷電粒子ビームとプローブとの交差からの電気的応答に基づき第2の基準フレーム内のプローブのロケーションを決定することは、第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を決定することを含む。
例6は、例5の主題を含むものとしてよく、第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を第1の基準フレームの座標系と相関させることも含むことができる。
例7は、例6の主題を含むものとしてよく、変換行列を使用して第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を第1の基準フレームの座標系と相関させることも含むことができる。
例8は、例1~7のいずれかの主題を含むものとしてよく、第1の基準フレーム内で荷電粒子ビームを活性化することは、第1の基準フレーム内の固定された知られているロケーションで荷電粒子ビームを活性化することを含む。
例9は、例の主題を含むものとしてよく、荷電粒子ビームと導電性プローブとを交差させることは、導電性プローブを移動して導電性プローブの第1の位置で荷電粒子ビームと交差させることを含む。
例10は、例1~10のいずれかの主題を含むものとしてよく、荷電粒子ビームと導電性プローブとを交差させることは、荷電粒子ビームを移動して導電性プローブと交差させることを含む。
例11は、例10の主題を含むものとしてよく、荷電粒子ビームを移動して導電性プローブと交差させることは、荷電粒子ビームが導電性プローブと交差する走査角度を決定することと、決定された走査角度に基づき荷電粒子ビームを移動して導電性プローブと交差させることとを含む。
例12は、例10の主題を含むものとしてよく、荷電粒子ビームを移動して導電性プローブと交差させることは、荷電粒子ビームを第1の曲率半径で円形方向に移動して導電性プローブと導電性プローブの第1の位置で交差させることと、荷電粒子ビームが導電性プローブの第1の位置と交差することを決定することと、荷電粒子ビームを第2の曲率半径で円形方向に移動して導電性プローブと導電性プローブの第2の位置で交差させることと、荷電粒子ビームが導電性プローブの第2の位置と交差することを決定することとを含む。
例13は、例12の主題を含むものとしてよく、第2の曲率半径は、第1の曲率半径より小さい。
例14は、例12の主題を含むものとしてよく、導電性プローブは、第1の導電性プローブであり、この方法は荷電粒子ビームが第2の導電性プローブと第2の導電性プローブの第3の位置で交差することを決定することと、荷電粒子ビームを第3の曲率半径で円形方向に移動して第2の導電性プローブと第2の導電性プローブの第4の位置で交差させることとをさらに含む。
例15は、荷電粒子ビームを放射する荷電粒子ビームエミッタを含む撮像システムと、アクチュエータを含むナノプローバであって、導電性プローブを固定するように構成されているナノプローバと、導電性プローブに電気的に結合されている信号測定回路であって、導電性プローブから信号を受信する信号測定回路と、実行されたときにハードウェアプロセッサに動作を実行させる命令を記憶するための少なくとも1つの有形の、非一時的なコンピュータ可読媒体とを備え、これらの動作は第1の基準フレーム内で荷電粒子ビームを活性化することであって、第1の基準フレームは荷電粒子ビームに関連付けられている、活性化することと、コンピュータ制御システムによって、荷電粒子ビームおよび導電性プローブを交差させることと、荷電粒子ビームとプローブとの交差からの電気的応答を測定することと、荷電粒子ビームとプローブとの交差からの電気的応答に基づき第2の基準フレーム内のプローブのロケーションを決定することであって、第2の基準フレームは導電性プローブと関連付けられている、決定することと、第2の基準フレーム内のプローブのロケーションに基づき第1の基準フレーム内のプローブのロケーションを決定することとを含む、システムである。
例16は、例15の主題を含むものとしてよく、電気的応答を測定することは、荷電粒子ビームとプローブとの交差からプローブによって吸収される正味電流を測定することを含む。
例17は、例15~16のいずれかの主題を含むものとしてよく、これらの動作は、荷電粒子ビーム領域を通して第1の一連のプローブ走査を実行することと、第1の一連のプローブ走査の各々について、プローブと荷電粒子ビームとの交差に対応する電気的応答の第1のセットを測定することと、第1の一連の走査の各々からの電気的応答の第1のセットに基づきプローブの電流プロファイルを作成することとを含み、プローブのロケーションを決定することは、荷電粒子ビーム領域を通して第2の一連のプローブ走査を実行することであって、第2の一連のプローブ走査は第1の一連のプローブ走査よりも少ない数の走査を含む、実行することと、第2の一連のプローブ走査の各々について、プローブと荷電粒子ビームとの交差に対応する電気的応答の第2のセットを測定することと、電気的応答の第1のセットと電気的応答の第2のセットとの比較に基づきプローブのロケーションを決定することとを含む。
例18は、例15~17のいずれかの主題を含むものとしてよく、荷電粒子ビームと導電性プローブとを交差させることは、荷電粒子ビームと導電性プローブとを導電性プローブの第1の位置で交差させることを含み、これらの動作は第1の位置における荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差から第1の電気的応答を測定することと、測定された第1の電気的応答に基づき荷電粒子ビームおよび導電性プローブが導電性プローブの第1の位置で交差していると決定することと、荷電粒子ビームと導電性プローブとを導電性プローブの第2の位置で交差させることと、第2の位置における荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差から第2の電気的応答を測定することと、測定された第2の電気的応答に基づき荷電粒子ビームおよび導電性プローブが導電性プローブの第2の位置で交差していると決定することとを含む。
例19は、例15~18のいずれかの主題を含むものとしてよく、荷電粒子ビームとプローブとの交差からの電気的応答に基づき第2の基準フレーム内のプローブのロケーションを決定することは、第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を決定することを含む。
例20は、例19の主題を含むものとしてよく、これらの動作は、第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を第1の基準フレームの座標系と相関させることを含む。
例21は、例20の主題を含むものとしてよく、これらの動作は、変換行列を使用して第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を第1の基準フレームの座標系と相関させることを含む。
例22は、例15~21のいずれかの主題を含むものとしてよく、第1の基準フレーム内で荷電粒子ビームを活性化することは、第1の基準フレーム内の固定された知られているロケーションで荷電粒子ビームを活性化することを含む。
例23は、例22の主題を含むものとしてよく、これらの動作は、また、モーション制御システムが信号測定回路から受信された情報に基づきナノプローバアクチュエータのモーションを制御することも含み、ナノプローバアクチュエータのモーションは導電性プローブを移動し、荷電粒子ビームと導電性プローブとを交差させることは、モーション制御システムによって、導電性プローブを移動して導電性プローブの第1の位置で荷電粒子ビームと交差させることを含む。
例24は、例15~23のいずれかの主題を含むものとしてよく、荷電粒子ビームを導電性プローブと交差させることは、荷電粒子ビームを移動して導電性プローブと交差させることを含む。
例25は、例24の主題を含むものとしてよく、モーション制御システムによって、荷電粒子ビームを移動して導電性プローブと交差させることは、荷電粒子ビームが導電性プローブと交差する走査角度を決定することと、決定された走査角度に基づき荷電粒子ビームを移動して導電性プローブと交差させることとを含む。
例26は、例24の主題を含むものとしてよく、荷電粒子ビームを移動して導電性プローブと交差させることは、荷電粒子ビームを第1の曲率半径で円形方向に移動して導電性プローブと導電性プローブの第1の位置で交差させることと、荷電粒子ビームが導電性プローブの第1の位置と交差することを決定することと、荷電粒子ビームを第2の曲率半径で円形方向に移動して導電性プローブと導電性プローブの第2の位置で交差させることと、荷電粒子ビームが導電性プローブの第2の位置と交差することを決定することとを含む。
例27は、例26の主題を含むものとしてよく、第2の曲率半径は、第1の曲率半径より小さい。
例28は、例26の主題を含むものとしてよく、導電性プローブは、第1の導電性プローブであり、これらの動作は荷電粒子ビームが第2の導電性プローブと第2の導電性プローブの第3の位置で交差することを決定することと、荷電粒子ビームを第3の曲率半径で円形方向に移動して第2の導電性プローブと第2の導電性プローブの第4の位置で交差させることとをさらに含む。
例29は、導電性プローブから信号を受信するための信号測定回路と、導電性プローブのモーションを制御するモーション制御システムと、実行されたときにハードウェアプロセッサに動作を実行させる命令を記憶するための少なくとも1つの有形の、非一時的なコンピュータ可読媒体とを備え、これらの動作は第1の基準フレーム内で荷電粒子ビームを活性化することであって、第1の基準フレームは荷電粒子ビームに関連付けられている、活性化することと、荷電粒子ビームと導電性プローブとを交差させることと、信号測定回路によって、荷電粒子ビームとプローブとの交差からの電気的応答を測定することと、荷電粒子ビームとプローブとの交差からの電気的応答に基づき第2の基準フレーム内のプローブのロケーションを決定することであって、第2の基準フレームは導電性プローブと関連付けられている、決定することと、第2の基準フレーム内のプローブのロケーションに基づき第1の基準フレーム内のプローブのロケーションを決定することとを含む、装置である。
例30は、例29の主題を含むものとしてよく、電気的応答を測定することは、荷電粒子ビームとプローブとの交差からプローブによって吸収される正味電流を測定することを含む。
例31は、例29~30のいずれかの主題を含むものとしてよく、これらの動作は、また、荷電粒子ビーム領域を通して第1の一連のプローブ走査を実行することと、第1の一連のプローブ走査の各々について、プローブと荷電粒子ビームとの交差に対応する電気的応答の第1のセットを測定することと、第1の一連の走査の各々からの電気的応答の第1のセットに基づきプローブの電流プロファイルを作成することとを含み、プローブのロケーションを決定することは、荷電粒子ビーム領域を通して第2の一連のプローブ走査を実行することであって、第2の一連のプローブ走査は第1の一連のプローブ走査よりも少ない数の走査を含む、実行することと、第2の一連のプローブ走査の各々について、プローブと荷電粒子ビームとの交差に対応する電気的応答の第2のセットを測定することと、電気的応答の第1のセットと電気的応答の第2のセットとの比較に基づきプローブのロケーションを決定することとを含む。
例32は、例29~31のいずれかの主題を含むものとしてよく、荷電粒子ビームと導電性プローブとを交差させることは、荷電粒子ビームを導電性プローブと導電性プローブの第1の位置で交差させることを含み、これらの動作は第1の位置における荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差から第1の電気的応答を測定することと、測定された第1の電気的応答に基づき荷電粒子ビームおよび導電性プローブが導電性プローブの第1の位置で交差していると決定することと、荷電粒子ビームと導電性プローブとを導電性プローブの第2の位置で交差させることと、第2の位置における荷電粒子ビームと導電性プローブとの交差から第2の電気的応答を測定することと、測定された第2の電気的応答に基づき荷電粒子ビームおよび導電性プローブが導電性プローブの第2の位置で交差していると決定することとを含む。
例33は、例29~32のいずれかの主題を含むものとしてよく、荷電粒子ビームとプローブとの交差からの電気的応答に基づき第2の基準フレーム内のプローブのロケーションを決定することは、第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を決定することを含む。
例34は、例33の主題を含むものとしてよく、これらの動作は、第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を第1の基準フレームの座標系と相関させることを含む。
例35は、例34の主題を含むものとしてよく、これらの動作は、変換行列を使用して第2の基準フレーム内の導電性プローブのXおよびY位置を第1の基準フレームの座標系と相関させることを含む。
100 自動化プローブランディングシステム
102 荷電粒子ビームシステム
104 真空チャンバ
106 CPB撮像カラム
108 電子検出器
110 サンプルステージ
112 ナノプローバ
112a~112d ナノプローバ
114 プローブ
114a、114b、および114c プローブ先端
116 真空パススルー
118 信号測定回路
120 コンピュータ
122 モーション制御システム
124 サンプル
126 戻り線
150 自動化プローブランディングシステム
154 装着リング
202 粗調整ポジショナー
204 微調整ポジショナー
300 概略図
302 CPB
306 プローブ先端座標基準フレーム
308 サンプルステージ基準フレーム
402 第1の位置Y1
404 第1のプロファイル
406 位置Y2
410 プローブ先端(X’n,Y’3)
412 吸収電流プロファイル
500 概略図
600 概略図
502および502’ ビームフレーム
504 ビーム走査角度
604 ビーム走査角度
700 概略図
702 円形走査パターン
704 半径
706 ビーム走査半径
708 縁
800 プロセスフロー図
900 プロセスフロー図
1000、1050 概略図
1002 プローブ先端
1004 作業平面
1006 X-Y変位
1100 概略図
1102 ロケーション#1
1104 固定ロケーション#1
1200 概略図
1202 サンプルステージ

Claims (28)

  1. 荷電粒子撮像システム(102)において実行される方法であって、
    第1の基準フレーム内で荷電粒子ビームを活性化するステップであって、前記第1の基準フレームは前記荷電粒子ビームに関連付けられている、ステップと、
    サンプルステージ基準フレームをサンプル基準フレームと相関させるステップ(802)と、
    コンピュータ制御システムによって、前記荷電粒子ビームおよび導電性プローブ(114)を交差させるステップ(808)と、
    前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとが交差するロケーションから電気的応答を測定するステップと、
    前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとの前記交差からの前記電気的応答に基づき第2の基準フレーム内の前記導電性プローブのロケーションを決定するステップであって、前記第2の基準フレームは前記導電性プローブに関連付けられている、ステップと、
    前記第2の基準フレーム内の前記導電性プローブの前記ロケーションを前記第1の基準フレーム、前記サンプルステージ基準フレーム、および前記サンプル基準フレームと相関させるステップ(812)とを含む方法。
  2. 前記電気的応答を測定するステップは、前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとの前記交差から前記導電性プローブによって吸収される正味電流を測定するステップを含む請求項1に記載の方法。
  3. 荷電粒子ビーム領域を通して第1の一連のプローブ走査を実行するステップと、
    前記第1の一連のプローブ走査の各々について、前記導電性プローブと前記荷電粒子ビームとの交差に対応する電気的応答の第1のセットを測定するステップと、
    前記第1の一連のプローブ走査の各々からの電気的応答の前記第1のセットに基づき前記導電性プローブの電流プロファイルを作成するステップとを含み、
    前記導電性プローブの前記ロケーションを決定するステップは、
    前記荷電粒子ビーム領域を通して第2の一連のプローブ走査を実行するステップであって、前記第2の一連のプローブ走査は前記第1の一連のプローブ走査よりも少ない数の走査を含む、ステップと、
    前記第2の一連のプローブ走査の各々について、前記導電性プローブと前記荷電粒子ビームとの交差に対応する電気的応答の第2のセットを測定するステップと、
    電気的応答の前記第1のセットと電気的応答の前記第2のセットとの比較に基づき前記導電性プローブのロケーションを決定するステップとを含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとを交差させるステップは、前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとを前記導電性プローブの第1の位置で交差させるステップを含み、前記方法は、
    前記第1の位置における前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとの前記交差から第1の電気的応答を測定するステップと
    前記測定された第1の電気的応答に基づき前記荷電粒子ビームおよび前記導電性プローブが前記導電性プローブの前記第1の位置で交差していると決定するステップと、
    前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとを前記導電性プローブの第2の位置で交差させるステップと、
    前記第2の位置における前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとの前記交差から第2の電気的応答を測定するステップと、
    前記測定された第2の電気的応答に基づき前記荷電粒子ビームおよび前記導電性プローブが前記導電性プローブの前記第2の位置で交差していると決定するステップとを含む請求項1に記載の方法。
  5. 前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとの交差からの前記電気的応答に基づき第2の基準フレーム内の前記導電性プローブのロケーションを決定するステップは、前記第2の基準フレーム内の前記導電性プローブのXおよびY位置を決定するステップを含む請求項1に記載の方法。
  6. 前記第2の基準フレーム内の前記導電性プローブの前記XおよびY位置を前記第1の基準フレームの座標系と相関させるステップを含む請求項5に記載の方法。
  7. 変換行列を使用して前記第2の基準フレーム内の前記導電性プローブの前記XおよびY位置を前記第1の基準フレームの座標系と相関させるステップを含む請求項6に記載の方法。
  8. 第1の基準フレーム内で前記前記荷電粒子ビームを活性化させるステップは、前記第1の基準フレーム内の固定された知られているロケーションで前記荷電粒子ビームを活性化するステップを含む請求項1に記載の方法。
  9. 前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとを交差させるステップは、前記導電性プローブを移動して前記導電性プローブの第1の位置で荷電粒子ビームと交差させるステップを含む請求項8に記載の方法。
  10. 前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとを交差させるステップは、前記荷電粒子ビームを移動して前記導電性プローブと交差させるステップを含む請求項1に記載の方法。
  11. 前記荷電粒子ビームを移動して前記導電性プローブと交差させるステップは、
    前記荷電粒子ビームが前記導電性プローブと交差する走査角度を決定するステップと、
    前記決定された走査角度に基づき前記荷電粒子ビームを移動して前記導電性プローブと交差させるステップとを含む請求項10に記載の方法。
  12. 前記荷電粒子ビームを移動して前記導電性プローブと交差させるステップは、
    前記荷電粒子ビームを第1の曲率半径で円形方向に移動して前記導電性プローブと前記導電性プローブの第1の位置で交差させるステップと、
    前記荷電粒子ビームが前記導電性プローブの前記第1の位置と交差することを決定するステップと、
    前記荷電粒子ビームを第2の曲率半径で円形方向に移動して前記導電性プローブと前記導電性プローブの第2の位置で交差させるステップと、
    前記荷電粒子ビームが前記導電性プローブの前記第2の位置と交差することを決定するステップとを含む請求項10に記載の方法。
  13. 前記第2の曲率半径は、前記第1の曲率半径よりも小さい請求項12に記載の方法。
  14. 前記導電性プローブは、第1の導電性プローブであり、前記方法は
    前記荷電粒子ビームが第2の導電性プローブと前記第2の導電性プローブの第3の位置で交差することを決定するステップと、
    前記荷電粒子ビームを第3の曲率半径で円形方向に移動して前記第2の導電性プローブと前記第2の導電性プローブの第4の位置で交差させるステップとをさらに含む請求項12に記載の方法。
  15. 荷電粒子ビームを放射する荷電粒子ビームエミッタを含む撮像システムと、
    アクチュエータを含むナノプローバであって、導電性プローブ(114)を固定するように構成されているナノプローバ(112)と、
    前記導電性プローブに電気的に結合されている信号測定回路(118)であって、前記導電性プローブから信号を受信する信号測定回路と、
    実行されたときにハードウェアプロセッサに動作を実行させる命令を記憶するための少なくとも1つの有形の、非一時的なコンピュータ可読媒体とを備え、前記動作は
    第1の基準フレーム内で荷電粒子ビームを活性化するステップであって、前記第1の基準フレームは前記荷電粒子ビームに関連付けられている、ステップと、
    サンプルステージ基準フレームをサンプル基準フレームと相関させるステップ(802)と、
    コンピュータ制御システムによって、前記荷電粒子ビームおよび前記導電性プローブを交差させるステップ(808)と、
    前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとの交差からの電気的応答を測定するステップと、
    前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとの前記交差からの前記電気的応答に基づき第2の基準フレーム内の前記導電性プローブのロケーションを決定するステップであって、前記第2の基準フレームは前記導電性プローブと関連付けられている、ステップと、
    前記第2の基準フレーム内の前記導電性プローブのロケーションを前記第1の基準フレーム、前記サンプルステージ基準フレーム、および前記サンプル基準フレームと相関させるステップ(812)とを含む、システム(102)
  16. 前記電気的応答を測定するステップは、前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとの前記交差から前記導電性プローブによって吸収される正味電流を測定するステップを含む請求項15に記載のシステム。
  17. 前記動作は
    荷電粒子ビーム領域を通して第1の一連のプローブ走査を実行するステップと、
    前記第1の一連のプローブ走査の各々について、前記導電性プローブと前記荷電粒子ビームとの交差に対応する電気的応答の第1のセットを測定するステップと、
    前記第1の一連のプローブ走査の各々からの電気的応答の前記第1のセットに基づき前記導電性プローブの電流プロファイルを作成するステップとを含み、
    前記導電性プローブの前記ロケーションを決定するステップは、
    前記荷電粒子ビーム領域を通して第2の一連のプローブ走査を実行するステップであって、前記第2の一連のプローブ走査は前記第1の一連のプローブ走査よりも少ない数の走査を含む、ステップと、
    前記第2の一連のプローブ走査の各々について、前記導電性プローブと前記荷電粒子ビームとの交差に対応する電気的応答の第2のセットを測定するステップと、
    電気的応答の前記第1のセットと電気的応答の前記第2のセットとの比較に基づき前記導電性プローブのロケーションを決定するステップとを含む請求項15に記載のシステム。
  18. 前記荷電粒子ビームと導電性プローブとを交差させるステップは、前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとを前記導電性プローブの第1の位置で交差させるステップを含み、前記動作は
    前記第1の位置における前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとの前記交差から第1の電気的応答を測定するステップと
    前記測定された第1の電気的応答に基づき前記荷電粒子ビームおよび前記導電性プローブが前記導電性プローブの前記第1の位置で交差すると決定するステップと、
    前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとを前記導電性プローブの第2の位置で交差させるステップと、
    前記第2の位置における前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとの前記交差から第2の電気的応答を測定するステップと、
    前記測定された第2の電気的応答に基づき前記荷電粒子ビームおよび前記導電性プローブが前記導電性プローブの前記第2の位置で交差していると決定するステップとを含む請求項15に記載のシステム。
  19. 前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとの交差からの前記電気的応答に基づき第2の基準フレーム内の前記導電性プローブのロケーションを決定するステップは、前記第2の基準フレーム内の前記導電性プローブのXおよびY位置を決定するステップを含む請求項15に記載のシステム。
  20. 前記動作は前記第2の基準フレーム内の前記導電性プローブの前記XおよびY位置を前記第1の基準フレームの座標系と相関させるステップを含む請求項19に記載のシステム。
  21. 前記動作は変換行列を使用して前記第2の基準フレーム内の前記導電性プローブの前記XおよびY位置を前記第1の基準フレームの座標系と相関させるステップを含む請求項20に記載のシステム。
  22. 第1の基準フレーム内で前記前記荷電粒子ビームを活性化させるステップは、前記第1の基準フレーム内の固定された知られているロケーションで前記荷電粒子ビームを活性化するステップを含む請求項15に記載のシステム。
  23. 前記動作は前記信号測定回路から受信された情報に基づき前記ナノプローバのアクチュエータのモーションを制御するためのモーション制御システムであって、前記ナノプローバのアクチュエータの前記モーションは前記導電性プローブを移動する、モーション制御システムをさらに含み、
    前記荷電粒子ビームと前記導電性プローブとを交差させるステップは、前記モーション制御システムによって、前記導電性プローブを移動して前記導電性プローブの第1の位置で荷電粒子ビームと交差させるステップを含む請求項22に記載のシステム。
  24. 前記荷電粒子ビームを前記導電性プローブと交差させるステップは、前記荷電粒子ビームを移動して前記導電性プローブと交差させるステップを含む請求項15に記載のシステム。
  25. ーション制御システムによって、前記荷電粒子ビームを移動して前記導電性プローブと交差させるステップは、
    前記荷電粒子ビームが前記導電性プローブと交差する走査角度を決定するステップと、
    前記決定された走査角度に基づき前記荷電粒子ビームを移動して前記導電性プローブと交差させるステップとを含む請求項24に記載のシステム。
  26. 前記荷電粒子ビームを移動して前記導電性プローブと交差させるステップは、
    前記荷電粒子ビームを第1の曲率半径で円形方向に移動して前記導電性プローブと前記導電性プローブの第1の位置で交差させるステップと、
    前記荷電粒子ビームが前記導電性プローブの前記第1の位置と交差することを決定するステップと、
    前記荷電粒子ビームを第2の曲率半径で円形方向に移動して前記導電性プローブと前記導電性プローブの第2の位置で交差させるステップと、
    前記荷電粒子ビームが前記導電性プローブの前記第2の位置と交差することを決定するステップとを含む請求項24に記載のシステム。
  27. 前記第2の曲率半径は、前記第1の曲率半径よりも小さい請求項26に記載のシステム。
  28. 前記導電性プローブは、第1の導電性プローブであり、前記動作は
    前記荷電粒子ビームが第2の導電性プローブと前記第2の導電性プローブの第3の位置で交差することを決定するステップと、
    前記荷電粒子ビームを第3の曲率半径で円形方向に移動して前記第2の導電性プローブと前記第2の導電性プローブの第4の位置で交差させるステップとをさらに含む請求項26に記載のシステム。
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