JP7507206B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機に関する。
空気調和機に関して、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。すなわち、特許文献1には、受付手段が換気ユニットの動作の禁止指示を受け付けた場合、制御手段が換気ユニット及びフィルタ掃除ユニットの動作を共に禁止することが記載されている。
特開2008-14518号公報
特許文献1に記載の技術では、換気ユニットの動作が禁止された場合にフィルタ掃除ユニットの動作も禁止することで、空気調和機の信頼性を高めるようにしている。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、換気ユニットを通常どおり使用できる場合の空気調和機の信頼性については特に考慮されておらず、改善の余地がある。
そこで、本発明は、信頼性の高い空気調和機を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するために、本発明に係る空気調和機は、空調運転を行う第1室内ユニットと、前記第1室内ユニットに電気的に接続される第2室内ユニットと、を有する室内機を備え、前記第2室内ユニットは、第2ファンを有し、当該第2ファンを駆動させながら行う所定の運転の継続時間が所定値に達した場合、前記第1室内ユニットが運転中であるか停止中であるかに関わらず、前記所定の運転を自動的に停止させ、リモコンから前記所定の運転の開始指令が再び出されるまで当該停止の状態を継続させ、前記第1室内ユニットの空調運転と、前記第2室内ユニットの前記所定の運転と、が連動の設定になっている場合には、前記所定の運転の継続時間が前記所定値に達したときでも、前記第2室内ユニットは、当該所定の運転を継続することとした。なお、その他については実施形態の中で説明する。
本発明によれば、信頼性の高い空気調和機を提供できる。
第1実施形態に係る空気調和機の室内機及び換気ユニットを右前方から見下ろした場合の斜視図である。 第1実施形態に係る空気調和機の室内機及び換気ユニットを右前方から見上げた場合の斜視図である。 第1実施形態に係る空気調和機の室内機及び室外機を含む構成図である。 第1実施形態に係る空気調和機の機能ブロック図である。 第1実施形態に係る空気調和機の制御部が実行する処理のフローチャートである。 第2実施形態に係る空気調和機の制御部が実行する処理のフローチャートである。
≪第1実施形態≫
<空気調和機の構成>
図1は、第1実施形態に係る空気調和機の室内ユニット1及び換気ユニット3を右前方から見下ろした場合の斜視図である。
図1に示す空気調和機100は、冷房運転や暖房運転といった空気調和を行う他、空調室の換気を行う機器である。空気調和機100は、空調室に設置される室内機10と、屋外に設置される室外機20(図3参照)と、を備えている。図1に示すように、室内機10は、空調運転を行う室内ユニット1(第1室内ユニット)と、室内ユニット1に電気的に接続される換気ユニット3(第2室内ユニット)と、を有している。室内ユニット1及び換気ユニット3は、電力線や通信線を介して、互いに接続されている。また、室内ユニット1は、冷媒配管を介して室外機20(図3参照)に接続されるとともに、電力線や通信線を介して室外機20に接続されている。
図1に示すように、室内ユニット1は、筐体11と、フィルタ12と、を備えている。また、室内ユニット1は、前記した構成の他に、表示ランプ13(図2参照)と、上下風向板14(図2参照)と、室内熱交換器15(図3参照)と、室内ファン16(図3参照)と、を備えている。
図1に示す筐体11は、室内熱交換器15(図3参照)や室内ファン16(図3参照)等を収容する樹脂製の箱体である。フィルタ12は、室内熱交換器15(図3参照)に向かう空気から塵埃を捕集するものであり、室内熱交換器15の上側・前側(空気の流れ方向の上流側)に設けられている。
図2は、空気調和機100の室内ユニット1及び換気ユニット3を右前方から見上げた場合の斜視図である。
室内ユニット1の表示ランプ13は、空調運転の状態等を表示するものである。上下風向板14は、室内ユニット1から吹き出される空気の上下方向の風向きを調整する板状部材である。そして、風向板モータ14a(図4参照)の駆動に伴い、上下風向板14の回動角が変化するようになっている。その他、室内ユニット1から吹き出される空気の左右方向の風向きを調整する左右風向板(図示せず)が設けられていてもよい。
図1に示す換気ユニット3は、空調室の換気を行うオプションユニット(付設機器)であり、室内ユニット1に付設されている。ここで、「オプション」とは、所定の標準仕様に対して購入者の選択で取り付けられるという意味や、後付け可能という意味の他、室内ユニット1とは別体であるという意味も含んでいる。
図1の例では、壁掛型の室内ユニット1に横方向で隣り合うように、室内ユニット1の右側に換気ユニット3が設置されている。換気ユニット3は、空調室の換気(所定の運転)を行う機能を有し、換気ファン31(第2ファン:図4参照)と、ダンパ32(図4参照)と、ホース(図示せず)と、を備える他、筐体33と、フィルタ34と、表示ランプ35(図2参照)と、を備えている。
換気ファン31(図4参照)は、筐体33の内部の排気流路(図示せず)及びホース(図示せず)を順次に介して、空調室の空気を屋外に排気する送風機である。なお、換気ファン31の駆動に伴い、ホース(図示せず)を介して、屋外から新鮮な外気が空調室に給気されるようにしてもよい。また、空調室の空気を屋外に排気する排気モードと、新鮮な外気を空調室に給気する給気モードと、が切替可能になっていてもよい。
換気ユニット3のダンパ32(図4参照)は、屋外と空調室との間の連通又は遮断を切り替えるものである。すなわち、換気が行われる際にはダンパ32が開かれ、屋外と空調室とがダンパ32を介して連通する。一方、換気が行われないときにはダンパ32が閉じた状態であり、屋外と空調室とがダンパ32で遮断されている。換気ユニット3のホース(図示せず)は、筐体33の内部の排気流路(図示せず)を通流する空気を屋外に導く管である。例えば、換気ユニット3の背面側の壁を貫通している孔(図示せず)を介して、筐体33の差込口(図示せず)にホースが差し込まれている。
図1に示す筐体33は、換気ファン31(図4参照)やダンパ32(図4参照)等を収容する樹脂製の箱体である。図1の例では、室内ユニット1の表面と略面一になるように筐体33が形成されている。換気運転中には、換気ユニット3の排気流路(図示せず)に導かれた空気が、ホース(図示せず)を介して排気される。このような換気に伴い、空調室のドアや窓等の隙間を介して、新鮮な空気が空調室に流入する。
換気ユニット3のフィルタ34は、排気流路(図示せず)に向かう空気から塵埃を捕集するものである。図1の例では、筐体33の上面に設けられた開口(排気流路に連通する開口)にフィルタ34が設置されている。換気ユニット3の表示ランプ35(図2参照)は、換気運転の状態等を表示するものである。そして、ユーザによるリモコン4(図4参照)の操作に基づいて、換気ユニット3が換気運転を行うようになっている。リモコン4(図4参照)については、空調用・換気用の両方のリモコン機能を兼ね備えるようにしてもよいし、空調用のリモコンとは別に換気用のリモコンが設けられるようにしてもよい。
図3は、空気調和機100の室内ユニット1及び室外機20を含む構成図である。
なお、図3の実線矢印は、暖房サイクルにおける冷媒の流れを示している。
また、図3の破線矢印は、冷房サイクルにおける冷媒の流れを示している。
図3に示す空気調和機100は、室外機20に設けられる構成として、圧縮機21と、室外熱交換器22と、室外ファン23と、膨張弁24と、四方弁25と、を備えている。また、空気調和機100は、室内ユニット1に設けられる構成として、室内熱交換器15と、室内ファン16と、を備えている。
圧縮機21は、低温・低圧のガス冷媒を圧縮し、高温・高圧のガス冷媒として吐出する機器であり、駆動源である圧縮機モータ21a(図4参照)を備えている。なお、図3では図示を省略しているが、冷媒を気液分離するためのアキュムレータが圧縮機21の吸込側に設けられている。
室外熱交換器22は、その伝熱管(図示せず)を通流する冷媒と、外気と、の間で熱交換が行われる熱交換器である。室外ファン23は、室外熱交換器22に外気を送り込むファンである。室外ファン23は、駆動源である室外ファンモータ23aを備え、室外熱交換器22の付近に設置されている。
膨張弁24は、「凝縮器」(室外熱交換器22及び室内熱交換器15の一方)で凝縮した冷媒を減圧する弁である。なお、膨張弁24で減圧された冷媒は、「蒸発器」(室外熱交換器22及び室内熱交換器15の他方)に導かれる。
室内熱交換器15は、その伝熱管(図示せず)を通流する冷媒と、室内空気と、の間で熱交換が行われる熱交換器である。室内ファン16は、室内熱交換器15に室内空気を送り込むファンである。室内ファン16は、駆動源である室内ファンモータ16aを備え、室内熱交換器15の付近に設置されている。
四方弁25は、空気調和機100の運転モードに応じて、冷媒の流路を切り替える弁である。例えば、冷房運転時(図3の破線矢印を参照)には、冷媒回路Q1において、圧縮機21、室外熱交換器22(凝縮器)、膨張弁24、及び室内熱交換器15(蒸発器)を順次に介して冷媒が循環する。また、暖房運転時(図3の実線矢印を参照)には、冷媒回路Q1において、圧縮機21、室内熱交換器15(凝縮器)、膨張弁24、及び室外熱交換器22(蒸発器)を順次に介して冷媒が循環する。
図4は、空気調和機100の機能ブロック図である。
図4に示す室内ユニット1は、前記した構成の他に、リモコン送受信部17と、室内温度センサ18と、室内制御回路41と、を備えている。リモコン送受信部17は、リモコン4との間で赤外線通信等によって所定のデータをやり取りする。室内温度センサ18は、空調室の温度を検出するセンサであり、空気の流れ方向において室内熱交換器15(図3参照)の上流側に設けられている。
室内制御回路41は、図示はしないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、各種インタフェース等の電子回路を含んで構成されている。そして、ROMに記憶されたプログラムを読み出してRAMに展開し、CPUが各種処理を実行するようになっている。
図4に示すように、室内制御回路41は、記憶部41aと、室内制御部41bと、を備えている。記憶部41aには、所定のプログラムや、リモコン送受信部17を介して受信したデータ等が格納される。室内制御部41bは、記憶部41aのデータに基づいて、表示ランプ13や風向板モータ14aや室内ファンモータ16a等を制御する。
換気ユニット3は、前記した構成の他に、換気制御回路43を備えている。換気制御回路43は、図示はしないが、CPU、ROM、RAM、各種インタフェース等の電子回路を含んで構成され、通信線を介して室内制御回路41に接続されている。換気制御回路43は、所定のプログラムに基づいて、換気ファン31やダンパ32や表示ランプ35を制御する。
室外機20は、前記した構成の他に、室外温度センサ26と、室外制御回路42と、を備えている。室外温度センサ26は、外気の温度を検出するセンサであり、室外機20の所定箇所に設置されている。
室外制御回路42は、図示はしないが、CPU、ROM、RAM、各種インタフェース等の電子回路を含んで構成され、通信線を介して室内制御回路41に接続されている。図2に示すように、室外制御回路42は、記憶部42aと、室外制御部42bと、を備えている。
記憶部42aには、所定のプログラムの他、室外温度センサ26の検出値や、室内制御回路41から受信したデータが格納される。室外制御部42bは、記憶部42aのデータに基づいて、圧縮機モータ21a、室外ファンモータ23a、膨張弁24、四方弁25等を制御する。なお、室内制御回路41、室外制御回路42、及び換気制御回路43を総称して、制御部40という。制御部40は、リモコン4の操作に応じて、空調運転や換気運転を所定に実行する。
図5は、空気調和機の制御部が実行する処理のフローチャートである(適宜、図4も参照)。
なお、図5の「START」時には、換気ユニット3によって換気運転が行われているものとする。このような換気運転は、通常、ユーザによるリモコン4の操作に基づいて開始される。なお、図5の「START」時に空調運転が行われていても、また、空調運転が行われていなくても、いずれでもよい。
ステップS101において制御部40は、換気運転の継続時間が所定値に達したか否かを判定する。なお、換気運転の「継続時間」とは、ユーザによるリモコン4の操作で換気運転が開始されてから、その換気運転が継続されている時間である。例えば、リモコン4の操作で換気運転がいったん停止された後、換気運転が再び行われる際には、換気運転の「継続時間」がゼロにリセットされる。
また、「所定値」とは、制御部40が換気運転を自動的に停止するか否かの判定基準となる閾値であり、予め設定されている。「所定値」の時間的な長さは、例えば、数時間や数日であってもよいし、また、数週間であってもよい。また、ユーザが「所定値」をリモコン4の操作で設定できるようにしてもよい。
なお、室内ユニット1(第1室内ユニット)の運転状況が変化した場合でも、「所定値」(換気運転の継続時間の閾値)が変化しないようにすることが好ましい。つまり、空調運転中に空調負荷の大きさや設定温度、風量、運転モード(冷房運転、暖房運転等)が変化した場合でも、制御部40が「所定値」の大きさを維持することが好ましい。これによって、室内ユニット1の運転状況に関わらず、「所定値」が適切な値で維持される。
また、換気ユニット3(第2室内ユニット)が換気運転(所定の運転)を行う際の風量が大きいほど、「所定値」(換気運転の継続時間の閾値)が小さい値に設定されることが好ましい。換気運転中の風量が大きいほど、換気ユニット3のフィルタ34(図1参照)の目詰まりが生じやすく、結果的に、換気ファン31のモータ(図示せず)の負荷が大きくなるからである。なお、排気流路に入り込んだ塵埃の一部が換気ファン31(図4参照)に付着することもある。
ステップS101において換気運転の継続時間が所定値に達していない場合(S101:No)、制御部40の処理はステップS102に進む。ステップS102において制御部40は、換気運転を継続する。この場合には、換気運転が長時間(S101の「所定値」以上の時間)に亘って継続されているわけではなく、換気ユニット3は正常に運転を続ける。ステップS102の処理を行った後、制御部40の処理は「START」に戻る(RETURN)。
また、ステップS101において換気運転の継続時間が所定値に達した場合(S101:Yes)、制御部40の処理はステップS103に進む。ステップS103において制御部40は、換気運転を停止する。すなわち、換気ユニット3(第2室内ユニット)は、換気ファン31(第2ファン)を駆動させながら行う換気運転(所定の運転)の継続時間が所定値に達した場合(S101:Yes)、換気運転(所定の運転)を自動的に停止する(S103)。なお、制御部40が換気運転を「自動的に停止」するとは、リモコン4の操作によらずに換気運転を停止させることを意味している。
例えば、浴室等で行われることが多い24時間換気と同様の感覚で、ユーザが長時間に亘って換気運転を継続させた場合でも、換気ユニット3が換気運転を自動的に停止するため、フィルタ34(図1参照)の目詰まりや換気ファン31(図4参照)の不具合を抑制できる。その他にも、例えば、ユーザが換気運転を停止し忘れたまま旅行等に行き、長時間に亘って換気運転が継続される可能性もある。
また、室内ユニット1に換気ユニット3が付設される構成では、換気ファン31が小型に設計されることが多く、換気ファン31の風速が速くなりやすい。このような風速の影響で換気ファン31に多量の塵埃が付着した場合、換気ファン31の負荷の増加を招いたり、換気ファン31に不具合が生じたりする可能性もある。したがって、第1実施形態では、換気運転の継続時間が所定値に達した場合、制御部40が換気運転を自動的に停止させるようにしている。
なお、換気運転(所定の運転)の継続時間が所定値に達した場合において、換気運転を自動的に停止する時、制御部40が、換気運転の自動停止の通知を行うようにするとよい。例えば、制御部40は、換気運転を自動的に停止させるタイミングで、換気ユニット3の表示ランプ35(図2参照)を点灯(又は点滅)させてもよいし、また、室内ユニット1の表示ランプ13(図2参照)を点灯(又は点滅)させてもよい。
その他、音声又はブザー(図示せず)によって、制御部40が、換気運転の自動停止の通知を行うようにしてもよい。また、制御部40がユーザの携帯端末(図示せず)に対して、換気運転の自動停止の通知を行うようにしてもよい。前記した携帯端末として、スマートフォンや携帯電話、タブレット、ウェアラブル端末が挙げられる。このように、換気運転の自動停止をユーザに通知することで、ユーザが、換気運転の自動停止に対して違和感を覚えることを低減できる。なお、換気運転(所定の運転)の自動停止が通知されるタイミングは、換気運転を自動的に停止する前であってもよいし、また、換気運転を自動的に停止した後であってもよい。
また、図5では省略しているが、室内ユニット1(第1室内ユニット)の空調運転中に、換気ユニット3(第2室内ユニット)の換気運転(所定の運転)の継続時間が所定値に達した場合、室内ユニット1は、換気ユニット3が換気運転を自動的に停止した後も空調運転を継続することが好ましい。これによって、換気運転の自動停止に伴い空調運転も自動停止する場合に比べて、空調室を快適な状態で維持できる。また、空調運転が途中で自動的に停止することが特にないため、ユーザが違和感を覚えるおそれもほとんどない。
第1実施形態によれば、換気運転の継続時間が所定値に達した場合(図5のS101:Yes)、換気ユニット3が換気運転を自動的に停止させる(S103)。これによって、換気ユニット3のフィルタ34(図1参照)の目詰まりが生じたり、換気ファン31(図4参照)に不具合が生じたりすることを抑制できる。したがって、第1実施形態によれば、空気調和機100の信頼性を高めることができる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態は、空調・換気連動モードが設定されている場合には、換気運転の継続時間が所定値に達したときでも換気運転が継続される点が、第1実施形態とは異なっている。なお、その他(空気調和機100の構成等:図1~図4参照)については、第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図4に示す空気調和機100は、第1実施形態と同様の構成であり、空調・換気連動モードと、空調・換気非連動モードと、がリモコン4の操作で切替可能になっている。空調・換気連動モードとは、空調運転と換気運転とを連動させる運転モードである。すなわち、空調・換気連動モードの設定がオンになっている場合において、空調運転及び換気運転のうちの一方が開始されたときには、それに伴って他方も開始される。同様に、空調運転及び換気運転のうちの一方が停止されたときには、それに伴って他方も停止される。
また、空調・換気非連動モードとは、空調運転と換気運転とをそれぞれ独立に実行する運転モードである。すなわち、空調・換気非連動モードの設定がオンになっている場合、空調運転及び換気運転のうちの一方が実行されているか否かに関わらず、他方を実行する(又は停止する)ことが可能である。なお、空調・換気非連動モードの設定がオフの場合には、空調・換気連動モードの設定がオンになっているものとする。また、空調・換気非連動モードの設定がオンの場合には、空調・換気連動モードの設定がオフになっているものとする。
図6は、第2実施形態に係る空気調和機の制御部が実行する処理のフローチャートである(適宜、図4も参照)。
図6のステップS201において制御部40は、空調・換気非連動モードの設定がオンであるか否かを判定する。ステップS201において、空調・換気非連動モードの設定がオンである場合(S201:Yes)、制御部40の処理はステップS202に進む。
なお、ステップS202~S204は、第1実施形態で説明したステップS101~S103(図5参照)と同様である。すなわち、室内ユニット1(第1室内ユニット)の空調運転と、換気ユニット3(第2室内ユニット)の換気運転(所定の運転)と、が非連動の設定になっている場合において(S201:Yes)、換気運転の継続時間が所定値に達したとき(S202:Yes)、換気ユニット3は、換気運転を自動的に停止する(S204)。このように換気運転が自動的に停止されるため、換気ユニット3に不具合が生じることを抑制できる。
なお、図6では省略しているが、室内ユニット1(第1室内ユニット)の空調運転と、換気ユニット3(第2室内ユニット)の換気運転(所定の運転)と、が非連動の設定になっている場合において、室内ユニット1の空調運転中に、換気ユニット3の換気運転の継続時間が所定値に達したとき、室内ユニット1は、換気ユニット3が換気運転を自動的に停止した後も空調運転を継続することが好ましい。これによって、空調室の温度等が快適な状態で保たれる。また、空調運転が自動停止されることが特にないため、ユーザが違和感を覚えることを低減できる。
また、ステップS201において空調・換気非連動モードでない場合(S201:No)、制御部40の処理はステップS203に進む。つまり、空調・換気連動モードである場合、制御部40の処理はステップS203に進む。
ステップS203において制御部40は、換気運転を継続する。例えば、室内ユニット1(第1室内ユニット)の空調運転と、換気ユニット3(第2室内ユニット)の換気運転(所定の運転)と、が連動の設定になっている場合には(S201:No)、換気運転の継続時間が所定値に達したときでも、換気ユニット3は、換気運転を継続する。空調・換気連動モードでは室内ユニット1を同時に運転しているため、換気運転についてもユーザの管理下で運転を行い、不具合の原因となる、長時間にわたって連続運転する状況は発生しにくい。また、これによって、換気運転の自動停止に伴い空調運転も自動停止されることを防止できるため、空調室を快適な状態で維持できる。
また、例えば、室内ユニット1(第1室内ユニット)の空調運転と、換気ユニット3(第2室内ユニット)の換気運転(所定の運転)と、が連動の設定になっている場合において(S201:No)、室内ユニット1の空調運転中に、換気ユニット3の換気運転の継続時間が所定値に達したときでも、室内ユニット1は空調運転を継続し、換気ユニット3は換気運転を継続する。これによって、空調運転と換気運転を連動させるというユーザの意図を反映させることができる他、空調室を快適な状態で維持できる。なお、図6に示す一連の処理は、所定に繰り返される。
第2実施形態によれば、空調・換気非連動モードと、空調・換気連動モードと、を設けることで、ユーザの設定の自由度を高めることができる。また、空調・換気非連動モード又は空調・換気連動モードの設定を反映させつつ、空気調和機100の信頼性を高めることができる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る空気調和機100について各実施形態で説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。例えば、各実施形態では、制御部40が換気ユニット3の風量に基づいて、換気運転の継続時間の閾値(換気運転を自動停止させるか否かの判定基準となる「所定値」)を変化させる場合について説明したが、これに限らない。すなわち、換気ユニット3の風量の大きさに関わらず、「所定値」の大きさが一定になるようにしてもよい。
また、各実施形態では、室内ユニット1の運転状況が変化しても、換気運転の継続時間の閾値(換気運転を自動停止させるか否かの判定基準となる「所定値」)が変化しない場合について説明したが、これに限らない。すなわち、室内ユニット1の運転状況の変化に応じて、制御部40が「所定値」の大きさを適宜に変化させるようにしてもよい。
また、各実施形態では、「第2室内ユニット」が換気ユニット3である場合について説明したが、これに限らない。すなわち、「第2室内ユニット」が、「所定の運転」(暖房運転及び冷房運転とは異なる種類の運転)として、換気、空気清浄、除湿、及び加湿のうちの少なくとも一つを行う場合にも各実施形態を適用できる。なお、空気清浄や除湿、加湿に用いられる構成については周知であるため、その説明を省略する。
また、各実施形態では、室内ユニット1の右側に換気ユニット3が設置される場合について説明したが、これに限らない。例えば、室内ユニット1の左側に換気ユニット3が設置されてもよい。また、室内ユニット1と背面側の壁との間に換気ユニット3が設置されるようにしてもよい。また、室内ユニット1と換気ユニット3とが別体である必要は特になく、室内ユニット1と換気ユニット3とが一つの筐体(図示せず)に収容されるようにしてもよい。
また、各実施形態では、室内ユニット1(図1参照)及び室外機20(図1参照)が1台ずつ設けられる構成について説明したが、これに限らない。すなわち、並列接続された複数台の室内ユニットを設けてもよいし、また、並列接続された複数台の室外機を設けてもよい。また、ルームエアコンの他、パッケージエアコンやビル用マルチエアコンにも、各実施形態を適用できる。
また、各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。例えば、各実施形態では、空気調和機100(図3参照)が四方弁25を備える構成について説明したが、これに限らない。すなわち、空気調和機100から四方弁25を省略し、冷房専用又は暖房専用の構成にしてもよい。
また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。
1 室内ユニット(第1室内ユニット)
3 換気ユニット(第2室内ユニット)
10 室内機
16 室内ファン(第1ファン)
20 室外機
31 換気ファン(第2ファン)
32 ダンパ
40 制御部
41 室内制御回路
42 室外制御回路
43 換気制御回路
100 空気調和機

Claims (11)

  1. 空調運転を行う第1室内ユニットと、前記第1室内ユニットに電気的に接続される第2室内ユニットと、を有する室内機を備え、
    前記第2室内ユニットは、第2ファンを有し、当該第2ファンを駆動させながら行う所定の運転の継続時間が所定値に達した場合、前記第1室内ユニットが運転中であるか停止中であるかに関わらず、前記所定の運転を自動的に停止させ、リモコンから前記所定の運転の開始指令が再び出されるまで当該停止の状態を継続させ、
    前記第1室内ユニットの空調運転と、前記第2室内ユニットの前記所定の運転と、が連動の設定になっている場合には、前記所定の運転の継続時間が前記所定値に達したときでも、前記第2室内ユニットは、当該所定の運転を継続する、空気調和機。
  2. 空調運転を行う第1室内ユニットと、前記第1室内ユニットに電気的に接続される第2室内ユニットと、を有する室内機を備え、
    前記第2室内ユニットは、第2ファンを有し、当該第2ファンを駆動させながら行う所定の運転の継続時間が所定値に達した場合、前記第1室内ユニットが運転中であるか停止中であるかに関わらず、前記所定の運転を自動的に停止させ、リモコンから前記所定の運転の開始指令が再び出されるまで当該停止の状態を継続させ、
    連動モードと非連動モードとがリモコンの操作で切替可能であり、
    前記連動モードでは、前記第1室内ユニットの空調運転と、前記第2室内ユニットの前記所定の運転と、が連動し、
    前記非連動モードでは、前記第1室内ユニットの空調運転と、前記第2室内ユニットの前記所定の運転と、が非連動である、空気調和機。
  3. 前記第1室内ユニットの空調運転中に、前記第2室内ユニットの前記所定の運転の継続時間が前記所定値に達した場合、前記第1室内ユニットは、前記第2室内ユニットが前記所定の運転を自動的に停止した後も空調運転を継続すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記第2室内ユニットが前記所定の運転を行う際の風量が大きいほど、前記所定値が小さい値に設定されること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
  5. 前記所定の運転の継続時間が前記所定値に達した場合において、
    当該所定の運転を自動的に停止する時、
    当該所定の運転を自動的に停止する前、
    又は、当該所定の運転を自動的に停止した後のタイミングで、当該所定の運転の自動停止の通知を行うこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
  6. 前記第1室内ユニットの運転状況が変化した場合でも、前記所定値は変化しないこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
  7. 前記第1室内ユニットの空調運転と、前記第2室内ユニットの前記所定の運転と、が非連動の設定になっている場合において、前記所定の運転の継続時間が前記所定値に達したとき、前記第2室内ユニットは、当該所定の運転を自動的に停止すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
  8. 前記第1室内ユニットの空調運転と、前記第2室内ユニットの前記所定の運転と、が非連動の設定になっている場合において、前記第1室内ユニットの空調運転中に、前記第2室内ユニットの前記所定の運転の継続時間が前記所定値に達したとき、前記第1室内ユニットは、前記第2室内ユニットが前記所定の運転を自動的に停止した後も空調運転を継続すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
  9. 前記第2室内ユニットは、前記所定の運転として換気を行う換気ユニットであること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
  10. 空調運転を行う室内ユニットと、換気ユニットとを備え、
    前記換気ユニットは、換気ファンを有し、当該換気ファンを駆動させる換気運転の継続時間が所定値に達した場合、前記室内ユニットが運転中であるか停止中であるかに関わらず、前記換気運転を自動的に停止させ、リモコンから前記換気運転の開始指令が再び出されるまで当該停止の状態を継続させ、
    前記室内ユニットの空調運転と、前記換気ユニットの換気運転と、が連動の設定になっている場合には、換気運転の継続時間が前記所定値に達したときでも、前記換気ユニットは、当該換気運転を継続する、空気調和機。
  11. 空調運転を行う室内ユニットと、換気ユニットとを備え、
    前記換気ユニットは、換気ファンを有し、当該換気ファンを駆動させる換気運転の継続時間が所定値に達した場合、前記室内ユニットが運転中であるか停止中であるかに関わらず、前記換気運転を自動的に停止させ、リモコンから前記換気運転の開始指令が再び出されるまで当該停止の状態を継続させ、
    連動モードと非連動モードとがリモコンの操作で切替可能であり、
    前記連動モードでは、前記室内ユニットの空調運転と、前記換気ユニットの換気運転と、が連動し、
    前記非連動モードでは、前記室内ユニットの空調運転と、前記換気ユニットの換気運転と、が非連動である、空気調和機。
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