JP7503838B2 - 剥離ユニット、剥離装置及び落葉収集機 - Google Patents

剥離ユニット、剥離装置及び落葉収集機 Download PDF

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本発明は、剥離ユニット、剥離装置及び落葉収集機に関する。
果樹栽培などの樹園地では、農薬によって病害を防除するほかに、病害の発生した被害落葉を収集・除去し、翌年の発病を予防する耕種的防除の方法がとられている。
特に、農薬が効かない耐性菌が発生する場合があり、このような耐性菌に対しては被害落葉を収集・除去する上記耕種的防除が重要となる。一方で、手作業による落葉収集は作業能率が低く、実施は困難である。また、例えばりんごの場合では、りんごの主産地である青森県では秋の落葉が遅く、落葉前に積雪するため雪解け後に地面に張り付いた落葉等を収集する必要があり、既存のブロアーやバキュームスイーパによる収集が困難である。そのため、地面に張り付いた落葉等を効率的に収集できる落葉収集機が求められている。
ここで、特許文献1には、レーキをコイルの付勢力により路面に接地させ、レバーを介して支軸を回動させて、レーキを鉛直姿勢から水平姿勢に切り替えることにより、レーキを路面から離間させる路面清掃用車両が開示されている。
特開平08-092929
特許文献1に記載の路面清掃用車両では、レーキの下端が上部よりも後方に傾斜した姿勢で接地したまま後進すると、レーキに過剰な負荷がかかり容易に部品破損を招く。そのため特許文献1では、後進する際にはレバーを介して支軸を回動させてレーキを地面から離間させる必要がある。しかしながら、前後進の切り替えを頻繁に行う必要がある樹園地での作業においては、頻繁にレバーで支軸を回動させることは車両の操作を煩雑化させ、落葉収集能率を低下させる。
上記課題に鑑み本願にかかる発明は、前後進の切り替えの際に剥離ユニットまたは剥離装置の姿勢を変更するための特別のレバー操作などを必要とせずに、効率よく落葉等を地表から剥離させ、収集するための剥離ユニット、剥離装置及び落葉収集機を提供する。
上記課題を解決するために、本発明によれば、移動によって地表にある付着物を地表から剥離させる剥離ユニットであって、接地部を地表に接地させて、前記付着物を地表から剥離させる剥離部材と、前記剥離部材の接地部を前後方向に姿勢変更させるように、前記剥離部材を回動自在に支持する支持部材と、前記支持部材における前記剥離部材の支持部が昇降自在となるように、前記支持部材を保持する第1の保持部材と、を有し、前記剥離部材は、前記剥離ユニットが前進するときは、前記剥離部材の接地部が前記支持部の前進方向後方にある前進姿勢をとり、前記剥離ユニットが後進するときは、前記剥離部材の接地部が前記支持部の後進方向後方にある後進姿勢をとり、前記剥離ユニットが前進姿勢から後進姿勢へ切り替わるときは、前記支持部がいったん上昇することにより、前記剥離部材の接地部が前記支持部の前進方向後方にある姿勢から後進方向後方にある姿勢へと姿勢変更し、前記剥離ユニットが後進姿勢から前進姿勢へ切り替わるときは、前記支持部がいったん上昇することにより、前記剥離部材の接地部が前記支持部の後進方向後方にある姿勢から前進方向後方にある姿勢へと姿勢変更する、剥離ユニットが提供される。
前記支持部材は、前記剥離部材を前記支持部において回動可能に支持し、前記第1の保持部材によって回動可能に保持されていてもよい。または、前記支持部材は、前記剥離部材を前記支持部において回動可能に支持し、前記第1の保持部材によってスライド可能に保持されていてもよい。
前記剥離ユニットは、前記支持部の回動範囲を制限する回動制限機構と、前記剥離部材を地表方向に付勢する付勢機構と、を備えていてもよい。
また、本発明によれば、移動によって地表にある付着物を地表から剥離させる剥離装置であって、上記剥離ユニットを複数、並列して保持する第2の保持部材を有する、剥離装置が提供される。
また、本発明によれば、落葉収集機であって、走行体と、前記走行体の移動に伴い同方向に移動するように前記走行体に取り付けられる、上記の剥離装置と、前記走行体の前進時において、前記剥離装置よりも後方に設けられ、前記剥離装置により地表から剥離した付着物を収集する、落葉収集機構と、を有する、落葉収集機が提供される。
本発明によれば、前後進の切り替えの際に剥離ユニットまたは剥離装置の姿勢を変更するための特別のレバー操作などを必要とせずに、効率よく落葉等を地表から剥離させ、収集するための剥離ユニット、剥離装置及び落葉収集機を提供することができる。
本発明の実施の形態にかかる落葉収集機の概略を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態にかかる剥離装置の概略を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態にかかる剥離ユニットの概略を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態にかかる剥離ユニットの概略を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態にかかる剥離ユニットの回転制限機構及び付勢機構の作用の概略を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態にかかる剥離ユニットの前進姿勢から後進姿勢への姿勢変更の概略を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態にかかる剥離ユニットの後進姿勢から前進姿勢への姿勢変更の概略を模式的に示す側面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる剥離ユニットの概略を模式的に示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態にかかる剥離ユニットの前進姿勢から後進姿勢への姿勢変更の概略を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態にかかる剥離部材の先端部が弾性的に構成される場合の剥離部材と地表との関係の概略を模式的に示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下においては、位置関係を明確にするために、3次元空間において互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を規定する。X軸及びY軸はそれぞれ地表に平行であり、Z軸は地表に垂直である。各図において共通の構成要素には同じ符号を付することにより、重複した説明を省略する。
図1は、本実施形態にかかる落葉収集機1の概略を模式的に示す側面図である。本実施形態にかかる落葉収集機1は、少なくとも前後に進行方向を変更可能な走行体である車両2と、地表Gに張り付いた落葉等の付着物A(以下、単に付着物Aという。)を剥離させる剥離装置3と、剥離した付着物Aを収集する落葉収集機構4とを有する。
以下、本明細書においては特に断らない限り車両2の進行方向を前方といい、車両2の進行方向と逆の方向を後方という。また、車両2がX軸正方向に進行することを前進といい、X軸負方向に進行することを後進という。例えば、車両2がX軸負方向に進行するときのX軸正方向側は、車両2から見て後進方向後方という。なお、移動とは車両2の前進、後進またはそれ以外の方向への進行を含む。また、車両2の幅方向とは、Y軸方向を指し、車両2が前進、後進以外の方向へ進行する場合は、Y軸方向の進行を含む。
剥離装置3は取り付け部材10によって車両2に取り付けられ、車両2の移動に伴い同方向に移動する。剥離装置3は移動に伴い地表Gに張り付いた付着物Aを掻き起こすことで、付着物Aを地表Gから剥離させる。剥離装置3の詳細は後述する。
上記剥離した付着物Aは、落葉収集機構4によって収集され、地表Gから回収される。落葉収集機構4は、剥離した付着物Aをブラシの回転によって掃き取り後方へ搬送する回転ブラシ11と、回転ブラシ11の後方において上記搬送された付着物Aが収容される収集バケット12を有する。
本実施形態にかかる落葉収集機1は、車両2の移動に伴い剥離装置3を移動させ、移動する剥離装置3が付着物Aを地表Gから掻き起こすことで、剥離した付着物Aを落葉収集機構4によって収集する。
なお、本実施形態において走行体として車両2を用いるが、前後に進行方向を変更可能な限りにおいて、これに限定されない。例えば地表G上あるいは地表Gに設けた軌道上を滑走するような走行体であってもよい。また、車両2は二輪、三輪、四輪、あるいは無限軌道など、どのような構成の車両2であってもよい。
また、落葉収集機構4は上記例に限定されず、剥離した付着物Aを収集することができる既存の構成を有するものであってもよい。
次に、図2を参照して本実施形態にかかる剥離装置3の構成および機能について説明する。
図2は、本実施形態にかかる剥離装置3の概略を模式的に示す斜視図である。本実施形態にかかる剥離装置3は、剥離ユニット20が複数、車両2の幅方向(Y軸方向)に並列された構成を有する。なお、剥離ユニット20については、右端の剥離ユニット20のみに符号を付し、他の剥離ユニット20についての符号は省略するが、これらについても右端の剥離ユニット20と同様の構成を有する。
剥離ユニット20は、第1の保持部材21と、第1の保持部材21に保持される支持部材22と、支持部材22に支持される剥離部材23を有する。第1の保持部材21は回動軸である保持部30において、支持部材22を回動自在に保持している。このとき、支持部材22は保持部30において、Y軸周りに時計回り、反時計回りのいずれにも回動自在である。ただし、上記の時計回り、反時計回りのいずれにおいても、一方に大きく回動する場合は、支持部材22の上面が第1の保持部材21に当接し、回動が停止する。当該停止するまでに支持部材22が回動可能な範囲を回動幅という。また、支持部材22は回動軸である支持部31において剥離部材23の基端部32を回動自在に支持している。剥離部材23の先端部33は地表Gに接する接地部34を有する。本実施形態において上記先端部33は4本の棒材であり、上記基端部32によってこれら4本の棒材(先端部33)を平行に一体的に固定している。また、4本の棒材(先端部33)はそれぞれが接地部34を有する。
なお接地部34は、図2のように平らな地表Gに対し剥離ユニット20を接触させた際に地表Gや付着物Aに接し得る剥離部材23の部分をいうが、接地部34が常に地表Gや付着物Aに接するとは限らない。後述する通り、凹凸や障害物を含む地表Gの場合は、接地部34が地表Gや付着物Aに接しないときがある。
複数の上記剥離ユニット20は車両2の幅方向に並列され、第2の保持部材40によって一体的に保持される。また、第2の保持部材40は取り付け部材10によって車両2に接続される。なお、第2の保持部材40の両端は省略したが、任意の長さを有することで、任意の数の剥離ユニット20をさらに接続し、保持できるようにしてもよい。上記任意の長さは、例えば車両2の幅程度であってもよい。また逆に、第2の保持部材40は図示よりも短く構成され、剥離ユニット20を4つよりも少ない数保持するように構成されてもよい。
剥離装置3は車両2の移動とともに同方向に移動する。剥離装置3の移動によって、複数の剥離ユニット20のそれぞれの剥離部材23は、接地部34が地表Gを掻き起こすように移動し、付着物Aを地表Gから剥離させる。
なお、取り付け部材10は剥離装置3を車両2に接続するが、図2のように接地部34が地表Gに接する姿勢に剥離装置3を維持することに加え、接地部34が地表Gから離れる姿勢に剥離装置3を持ち上げ、維持することが可能に構成されてもよい。
例えば、取り付け部材10は一端が車両2に回動自在に接続され、他端が第2の保持部材40に接続されていてもよい。上記構成の取り付け部材10によれば、落葉収集機1が付着物Aを収集する必要のない地表Gを移動する場合に、取り付け部材10と車両2との上記接続部を中心として、第2の保持部材40を地表Gから離間する方向に回動させることで第2の保持部材40を上方に持ち上げることができる。さらにその状態で第2の保持部材40を固定することで、剥離ユニット20において接地部34を地表Gから離間させ、接地部34が地表Gに接しない姿勢(以下、中立姿勢という)で維持することができる。これによって、付着物Aを収集する必要のない地表Gを移動する場合における落葉収集機1の移動が容易になる。一方、付着物Aを剥離させたい地表Gを移動する場合は、図2のように接地部34が地表Gに接する姿勢に剥離装置3を維持することができる。この場合も、取り付け部材10が回動するように構成されることで、地表Gの凹凸によって車両2の姿勢が変化しても、接地部34が地表Gに接する姿勢に剥離装置3を維持することができる。
次に、本実施形態にかかる剥離ユニット20の構成および機能について説明する。図3は、本実施形態にかかる剥離ユニット20の概略を模式的に示す斜視図である。
図3(a)は、車両2の前進に伴い剥離ユニット20が前進するとき(以下、単に前進時という。)の剥離ユニット20の姿勢を示す。図3(b)は、車両2の後進に伴い剥離ユニット20が後進するとき(以下、単に後進時という。)の剥離ユニット20の姿勢を示す。
図3(a)において、前進時に剥離ユニット20は剥離部材23が前進方向(X軸正方向)に傾斜した姿勢をとり、この姿勢のまま前進方向へ移動する。なお前進方向に傾斜とは、接地部34が支持部31よりも前進方向後方にあるような姿勢をいう。図3(b)においても同様に、後進時に剥離ユニット20は剥離部材23が後進方向に傾斜した姿勢をとり、この姿勢のまま後進方向へ移動する。後進方向に傾斜とは、接地部34が支持部31よりも後進方向後方にあるような姿勢をいう。
また、本実施形態にかかる剥離ユニット20は、回動制限機構の一部を構成する回動制限部50と、付勢機構の一部を構成する付勢部材であるバネ51とを有する。回動制限機構および付勢機構については後述する。
図4は、本実施形態にかかる剥離ユニット20の概略を模式的に示す側面図である。図4(a)は、剥離ユニット20が図3(a)の姿勢をとる場合の側面図である。図4(b)は、剥離ユニット20が図3(b)の姿勢をとる場合の側面図である。また、図4(c)は、剥離ユニット20が上記中立姿勢にあるときの側面図である。
図4(a)で、剥離部材23は前進方向に傾斜した姿勢をとり、この姿勢のまま前進する。この時、支持部31と接地部34とを結ぶ直線(一点鎖線)と地表GのX軸正方向との成す角θ(以下、接地角θという。)が鋭角を成す。このように、上記前進方向に傾斜とは、接地角θが鋭角を成すことと言い換えることもできる。なお、前進時において支持部材22は、保持部30を中心にY軸周りに時計回り、反時計回りのいずれの方向にも回動幅を有することが望ましい。
図4(b)で、剥離部材23は後進方向に傾斜した姿勢をとり、この姿勢のまま後進する。この時、接地角θが鈍角を成す。後進方向に傾斜とは、接地角θが鈍角を成すことと言い換えることもできる。なお、後進時において支持部材22は、保持部30を中心にY軸周りに時計回り、反時計回りのいずれの方向にも回動幅を有することが望ましい。
図4(c)で、中立姿勢において剥離ユニット20は接地部34が地表Gから離間した姿勢をとり、この姿勢のまま移動する。剥離部材23は重力にしたがって鉛直下方に懸垂する。なお、中立姿勢において支持部材22の上面は第1の保持部材21に当接し、支持部材22の回動が停止する。
なお図4(c)においては第1の保持部材21の長軸方向がZ軸方向と平行となる姿勢としたが、剥離装置3が中立姿勢をとるときの第1の保持部材21の姿勢はこれに限定されない。たとえば、第2の保持部材40の回動に伴い、第1の保持部材21が傾斜することで接地部34を地表Gから離間するようにしてもよい。
次に、本実施形態にかかる剥離ユニット20が、前進方向に傾斜した状態で移動するときの回動制限機構と付勢機構の作用について、図5を用いて説明する。
図5に示されるように、剥離部材23が前進方向に傾斜した姿勢をとった場合に、剥離部材23を固定している基端部32の上面となる回動制限部50と、支持部材22の下面とが接触するときの、それぞれの部分が回動係止部52である。車両2の前進時には、回動係止部52において回動制限部50と支持部材22が当接することにより、回動軸である支持部31においても剥離部材23が一定以上回動しない。このように、本実施の形態にかかる回動制限機構では、回動係止部52における回動制限部50と支持部材22との当接により、剥離部材23の支持部材22に対する傾斜角度、すなわち回動範囲が制限される。これによって、支持部31を中心とする剥離部材23の回動によっては、接地角θが一定以上小さくならない。
また、本実施の形態にかかる回動制限機構では、図3(a)、図4(a)、図5に示す前進時の姿勢のみならず、図3(b)、図4(b)に示す後進時の姿勢においても、剥離部材23の回動範囲が制限されるようにすることができる。この場合、剥離部材23が後進方向に傾斜した姿勢をとった場合に、剥離部材23を固定している基端部32の上面となる回動制限部50と、支持部材22の下面とが接触するときの、それぞれの部分が回動係止部52である。車両2の後進時には、回動係止部52において回動制限部50と支持部材22が当接することにより、回動軸である支持部31においても剥離部材23が一定以上回動しない。このように、本実施の形態にかかる回動制限機構では、後進時においても、回動係止部52における回動制限部50と支持部材22との当接により、剥離部材23の支持部材22に対する傾斜角度、すなわち回動範囲が制限される。これによって、支持部31を中心とする剥離部材23の回動によっては、接地角θが一定以上大きくならない。
次に、回動制限機構を有する剥離ユニット20において、接地部34を地表Gへ付勢する付勢機構について説明する。
本実施形態にかかる剥離ユニット20は、付勢部材としてバネ51を有する。バネ51としては、引張バネを用いることができる。バネ51は、一端が支持部材22の、保持部30を挟んで支持部31の反対側となる位置(以下、バネ接続部という)に接続され、他端が第1の保持部材21の上部に固定されている。バネ51は収縮によって、バネ接続部を第1の保持部材21側に押し上げる力Fを生じ、力Fによって、保持部30を中心に支持部材22を反時計回り方向に回転するトルクTを生じている。
このように、本実施形態にかかる付勢機構では、このトルクTにより、バネ51の収縮する力が接地部34に伝えられ、接地部34が地表G方向へ押し付けられる、すなわち付勢される。その結果、接地部34は、より強固に張り付いた付着物Aを地表Gから剥離させることが可能になる。
また、本実施形態にかかる付勢機構によっては、剥離ユニット20が地表Gの凹凸を通るように移動する場合であっても、接地部34が地表Gから離れないように剥離ユニット20の姿勢を維持することができ、地表Gの当該凹凸に沿って接地部34が付勢されたまま移動させ得る。
なお、本実施形態にかかる剥離ユニット20は付勢部材としてバネ51を用い、力Fを生じさせてバネ接続部を第1の保持部材21側へ持ち上げることで、トルクTを生じさせ、付勢機構の駆動力としたが、本発明はかかる例に限定されない。付勢部材としては、例えばバネ51に代えて、バネ51と同方向に力Fを生じさせるガススプリングなどを設けてもよい。また例えば、トルクTを生じさせるようなねじりバネを保持部30に設けてもよい。また例えばトルクTを生じさせるように、支持部材22の支持部31側の端部に錘を設けてもよい。また例えばトルクTを生じさせるように、基端部32に錘を設けてもよい。また例えば、支持部材22あるいは剥離部材23などの自重によって、トルクTを生じるようにしてもよい。この場合、上記自重を付勢部材として考えることができる。また例えば、上記の例を組合わせることでトルクTを生じさせるようにしてもよい。
また、本実施の形態にかかる付勢機構では、図3(a)、図4(a)、図5に示す前進時の姿勢のみならず、図3(b)、図4(b)に示す後進時の姿勢においても、剥離部材23が地表G方向に付勢されるようにすることができる。
次に、本実施形態にかかる剥離ユニット20が、前進時の姿勢から後進時の姿勢へと変更するときの姿勢変更機構について図6を用いて説明する。
図6(a)は図3(a)、図4(a)に示す前進時の姿勢であり、接地部34が支持部31の前進方向後方にある。この姿勢から後進に転じた直後には、今まで前進方向に傾斜した姿勢であった剥離部材23の接地部34(先端)が地表Gに突き刺さる格好となり、このときの地表Gからの抗力により剥離部材23の支持部31を突き上げようとする力が発生する。この力により、剥離部材23自身は、接地部34を中心として反時計回りに、すなわち接地角θが大きくなる方向に回転し、支持部31が接地部34を中心に円弧を描くようにZ軸正方向に上昇する。当該上昇によって、支持部31は支持部材22を、保持部30を中心に時計回りに回転させる。なおこのとき、支持部材22の上記回転に伴いバネ51が伸長する。
図6(b)は図6(a)の姿勢から後進が進んだときの姿勢である。図6(b)に示すように、剥離部材23と地表Gとの接地角θが直角となるとき、支持部31が最も地表Gから遠い位置へ持ち上げられる。
さらに図6(b)の後、剥離部材23が同方向に回転することに伴い、支持部31がZ軸負方向に下降するとともに、支持部材22が保持部30を中心に反時計回りに回転する。これにより、図6(c)に示すように、接地部34が支持部31の後進方向後方にある姿勢、すなわち図3(b)、図4(b)に示す後進時の姿勢への変更が完了する。
上記のように、車両2が前進から後進に転じた際には剥離部材23が地表Gからの抗力を受ける。支持部31が昇降自在でない場合は剥離部材23および支持部31に上記抗力が集中し、これらの破損をまねく恐れがある。本実施形態にかかる剥離ユニットおよび剥離装置では、支持部31が昇降自在に設けられることで、上記抗力を逃がすことができる姿勢へ無理なく変更することができ、剥離ユニット20の破損を回避できる。
次に、本実施形態にかかる剥離ユニット20が、後進時の姿勢から前進時の姿勢へと変更するときの姿勢変更機構について図7を用いて説明する。
図7(a)は図3(b)、図4(b)に示す後進時の姿勢であり、接地部34が支持部31の後進方向後方にある。この姿勢から前進に転じた直後には、今まで後進方向に傾斜した姿勢であった剥離部材23の接地部34(先端)が地表Gに突き刺さる格好となり、このときの地表Gからの抗力により剥離部材23の支持部31を突き上げようとする力が発生する。この力により、剥離部材23自身は、接地部34を中心として時計回りに、すなわち接地角θが小さくなる方向に回転し、支持部31が接地部34を中心に円弧を描くようにZ軸正方向に上昇する。当該上昇によって、支持部31は支持部材22を、保持部30を中心に時計回りに回転させる。なおこのとき、支持部材22の上記回転に伴いバネ51が伸長する。
図7(b)は図7(a)の姿勢から前進が進んだときの姿勢である。図7(b)に示すように、剥離部材23と地表Gとの接地角θが直角となるとき、支持部31が最も地表Gから遠い位置へ持ち上げられる。
さらに図7(b)の後、剥離部材23が同方向に回転することに伴い、支持部31がZ軸負方向に下降するとともに、支持部材22が保持部30を中心に反時計回りに回転する。これにより、図7(c)に示すように、接地部34が支持部31の前進方向後方にある姿勢、すなわち図3(a)、図4(a)に示す前進時の姿勢への変更が完了する。
剥離ユニット20は上記姿勢変更機構によって、前進時は図3(a)、図4(a)に示す前進姿勢を、後進時は図3(b)、図4(b)に示す後進姿勢をとるように、自ずから姿勢を変更させることができる。
以上のように構成された落葉収集機1によると、落葉収集機1の移動とともに剥離装置3の複数の剥離ユニット20が移動し、接地部34が地表Gに付着した付着物Aを掻き起こすことで、付着物Aを地表Gから剥離させることができる。また、落葉収集機1の前進時には、剥離した付着物Aを回転ブラシ11によって後方の収集バケット12へ搬送して収集し、貯蔵することで、付着物Aを地表Gから除去することができる。
また、本実施形態にかかる落葉収集機1は、剥離装置3が複数の剥離ユニット20を有することによって、剥離装置3が地表Gの凹凸を通るように移動する場合においても、上記複数の剥離ユニット20のそれぞれが独立して地表Gに接地する。これによって、剥離装置3の剥離ユニット20のうち、接地部34が地表Gから離れて移動するような剥離ユニット20を減らすことができ、効率よく付着物Aを剥離させる。
すなわち、例えば地表Gに剥離ユニット20の幅程度の凸部が存在し、当該凸部を通るように剥離装置3が移動する場合、当該凸部を通る剥離ユニット20における接地部34は、当該凸部の地表Gに接し、当該凸部を通らない剥離ユニット20における接地部34は、当該凸部の外側の地表Gに接するように維持することができる。また例えば地表Gに剥離ユニット20の幅程度の凹部が存在し、当該凹部を通るように剥離装置3が移動する場合に、当該凹部を通る剥離ユニット20における接地部34は、当該凹部の地表Gに接し、当該凹部を通らない剥離ユニット20における接地部34は、当該凹部の外側の地表Gに接するように維持することができる。これにより、剥離装置3全体として、剥離ユニット20が地表Gに接したまま維持することができ、剥離効率の低下を抑えることができる。
なお、剥離装置3が凸部を通る場合における当該凸部を通る剥離ユニット20においては、当該凸部を通らない剥離ユニット20と比較して支持部31が地表Gから遠くなるように、回動幅の限度において支持部材22が回動する。したがって、剥離ユニット20が十分な高さの当該凸部を通る場合においても接地部34が地表Gに接するように維持することができる程度に、回動幅を設定することが望ましい。
また、剥離装置3が凹部を通る場合における当該凹部を通る剥離ユニット20においては、当該凹部を通らない剥離ユニット20と比較して支持部31が地表Gに近くなるように、回動幅の限度において支持部材22が回動する。したがって、剥離ユニット20が十分な深さの当該凹部を通る場合においても接地部34が地表Gに接するように維持することができる程度に、回動幅を設定することが望ましい。
さらに、本実施形態にかかる落葉収集機1は、上記の姿勢変更機構を有することによって、任意に前進と後進との切り替えを行っても、剥離ユニット20などに過剰な負担がかからない。このため、前進と後進との切り替えに際しレバー操作などによって剥離ユニット20を地表Gから離間させるように構成される必要がない。これによって、効率よく進行方向を変更し、付着物Aを収集、除去することができる。
なお、本実施形態にかかる落葉収集機1は、落葉収集機構4を有することで、剥離装置3によって地表Gから剥離した付着物Aを収集することとしたが、本発明はかかる例に限定されず、例えば落葉収集機構4を設けなくてもよい。この場合、落葉収集機1によって上記剥離した付着物Aを、落葉収集機1とは別に設ける方法によって収集するようにしてもよい。例えば、上記剥離した付着物Aを箒や熊手により手作業で収集してもよい。また例えば、落葉収集機構4を備えた他の落葉収集機1によって収集することとしてもよい。
また、本実施形態にかかる落葉収集機1が剥離し収集し得る付着物Aとしては特に限定されず、落葉等の他に地表Gに対し付勢された剥離部材23によって剥離するものが含まれ得る。例えば、地表Gに根を張った雑草を含む。すなわち本実施形態にかかる落葉収集機1は、剥離装置3によって上記雑草を地表Gの土ごと掻き起こし、または上記雑草の地上部分を切断するなどして、地表Gから剥離させ収集することが可能であり、除草機としての作用効果も有する。
なお、上記の姿勢変更機構では、支持部31がZ軸方向に昇降自在であることが求められるが、本実施形態では保持部30と支持部31がともに回動可能な回動軸であることによって支持部31のZ軸方向の昇降を実現している。これについて、支持部31がZ軸方向に昇降自在である限りにおいて本願発明は上記実施形態に限定されず、上記の姿勢変更を可能にするように適宜設計することができる。
例えば、第1の保持部材21と支持部材22との接続部である保持部30が、回動軸ではなくスライド軸であってもよい。図8は、スライド軸である保持部30を有する剥離ユニット20の概略を模式的に示す斜視図である。図8の例において、第1の保持部材21は支持部材22をZ軸方向にスライド可能に保持する。また、支持部材22は上端にストッパ53を有する。ストッパ53が第1の保持部材21の上端に当接する場合には、支持部材22がそれ以上Z軸負方向に下降しない。これにより、例えば剥離ユニット20を中立姿勢にする場合において、接地部34が地表Gに接しない姿勢で剥離ユニット20を維持することができる。
また図8の例においても、回動制限機構および付勢機構を有することで、接地部34を地表G方向に付勢することができる。
回動制限機構について、剥離部材23が前進方向に傾斜した姿勢をとった場合に、剥離部材23を固定している基端部32の面取り部である回動制限部50と、支持部材22の下端に設けられるフランジ部54の下面とが接触するときの、それぞれの部分が回動係止部52である。車両2の前進時には、回動係止部52において基端部32の面取り部(回動制限部50)とフランジ部54の下面が当接することにより、回動軸である支持部31においても剥離部材23が一定以上回動しない。このように、本実施の形態にかかる回動制限機構でも、回動係止部52における回動制限部50と支持部材22との当接により、剥離部材23の回動範囲が制限される。これによって、支持部31を中心とする剥離部材23の回動によっては、接地角θが一定以上小さくならない。
また図8の例において、後進時の姿勢においても同様に、剥離部材23の回動範囲が制限されるようにすることができる。この場合、剥離部材23が後進方向に傾斜した姿勢をとった場合に、剥離部材23を固定している基端部32の面取り部である回動制限部50と、支持部材22の下端に設けられるフランジ部54の下面とが接触するときの、それぞれの部分が回動係止部52である。車両2の後進時には、回動係止部52において基端部32の面取り部(回動制限部50)とフランジ部54の下面が当接することにより、回動軸である支持部31においても剥離部材23が一定以上回動しない。このように、後進時の姿勢においても、回動係止部52における回動制限部50と支持部材22との当接により、剥離部材23の回動範囲が制限される。これによって、支持部31を中心とする剥離部材23の回動によっては、接地角θが一定以上大きくならない。
また付勢機構について、第1の保持部材21の下端とフランジ部54の上面との間に、付勢部材を設けることで、支持部材22がZ軸負方向に付勢されるように構成することができる。
図8の例における剥離ユニット20は、付勢部材として、バネ55を有する。バネ55としては、圧縮バネを用いることができる。バネ55は、第1の保持部材21の下端とフランジ部54の上面との間に設けられる。このとき、バネ55の伸長する力がフランジ部54から回動係止部52を介して回動制限部50に伝えられ、接地部34が地表G方向へ押し付けられる、すなわち付勢される。その結果、接地部34は、より強固に張り付いた付着物Aを地表Gから剥離させることが可能になる。また、地表Gの凹凸があっても接地部34が地表Gから離れないように維持することができる。
なお、上記付勢機構においては、付勢部材としてバネ55を用いることとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば支持部材22において任意の場所に錘を設けることによって、接地部34を地表G方向へ上記付勢することとしても良い。また、支持部材22あるいは剥離部材23などの自重によって上記付勢することとしてもよい。この場合、上記自重を付勢部材として考えることができる。また例えば、上記の例を組合わせることで上記付勢することとしてもよい。
図9は図8の例において剥離ユニット20が前進時から後進時へと姿勢を変更するときの姿勢変更機構についての概略を模式的に示す側面図である。
図9(a)は図3(a)、図4(a)に示す前進時の姿勢であり、接地部34が支持部31の前進方向後方にある。この姿勢から後進に転じた直後には、今まで前進方向に傾斜した姿勢であった剥離部材23の接地部34(先端)が地表Gに突き刺さる格好となり、このときの地表Gからの抗力により剥離部材23の支持部31を突き上げようとする力が発生する。この力により、剥離部材23自身は、接地部34を中心として反時計回りに、すなわち接地角θが大きくなる方向に回転し、支持部31が接地部34を中心に円弧を描くようにZ軸正方向に上昇する。当該上昇によって、支持部31は支持部材22をZ軸正方向にスライドさせる。
図9(b)は図9(a)の姿勢から後進が進んだときの姿勢である。図7(b)に示すように、剥離部材23と地表Gとの接地角θが直角となるとき、支持部31が最も地表Gから遠い位置へ持ち上げられる。
さらに図9(b)の後、剥離部材23が同方向に回転することに伴い、支持部材22がZ軸負方向にスライドする。これにより、図9(c)に示すように、後進時の姿勢、すなわち接地部34が支持部31の後進方向後方にある姿勢への変更が完了する。
このように、車両2が前進から後進に転じた際に、剥離部材23の支持部31が持ち上げられた場合、支持部材22がZ軸正方向にスライドすることによって、剥離部材23を突き上げようとする力が緩衝され、剥離部材23の破損を回避できる。
図8の例における後進時から前進時への姿勢変更については、図9の(c)から(a)へと逆にたどる姿勢変更をとるため、詳細な説明を省略する。
以上、本発明の実施の形態の一例について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態にかかる剥離部材23の先端部33である4本の棒材は、非弾性的に、すなわち力を加えた際に曲がらないように構成されていてもよいが、弾性的に、すなわち力を加えた際に曲がるように構成されていてもよい。以下に、先端部33が弾性的に構成される場合の利点について説明する。
図10は、剥離部材23の先端部33である棒材が弾性的に構成される場合の剥離部材23と地表Gの凹凸との関係の概略を模式的に示す斜視図である。
図10(a)は地表Gに、例えば石や木の根、地表のでっぱりなどの、剥離部材23のY軸方向の幅よりも幅の小さい凸部Bがある場合に、この凸部Bを通るように剥離ユニット20が移動する場合を示す。この場合、凸部Bに接触する先端部33が曲がりながら凸部Bの表面である地表Gに接する一方、凸部Bに接触しない先端部33は地表Gに接したままにすることができる。これによって、複数の先端部33のうちのいくつかが凸部Bに接した場合も、全ての先端部33が凸部Bの表面である地表Gを含む地表Gに接したまま維持することができ、付着物Aを剥離する効率を維持できる。
図10(b)は地表Gに、例えば溝や木の根の隙間、地表の凹みなどの、剥離部材23のY軸方向の幅よりも幅の狭い凹部Cがある場合に、この凹部Cに沿うように剥離ユニット20が移動する場合を示す。この場合、凹部Cの外側を移動する先端部33が曲がりながら地表Gに接する一方、凹部Cの内側を移動する先端部33は凹部Cの底の地表Gに接することができる。これによって、先端部33のうちのいくつかが凹部Cを通る場合にも、全ての先端部33が凹部Cの底を含む地表Gに接したまま維持することができ、付着物Aを剥離する効率を維持できる。
なお、先端部33である棒材が弾性的に構成されるとは、棒材自体が弾性素材、例えば弾性を有する金属や、木材、樹脂材などからなる場合の他に、非弾性の棒材の一部にねじりバネなどの弾性部材を設け、ねじりバネ部分でのみ曲がるように構成する場合などを含む。
上記のほか、例えば剥離ユニット20において、剥離部材23の先端部33は4本の棒材からなることとしたが、本数は任意に変更できる。また、棒材の形状は直線形としたが、鉤形や、くの字形など、直線形以外であってもよい。
また例えば棒材に代えて、接地部34をクシ形状や鋸刃形状などとした平板を先端部33として、接地部34が車両2の幅方向と平行となるように設けてもよい。
本発明は、落葉等の付着物を地表から剥離させる剥離ユニット、剥離装置に利用することができる。また、落葉等の付着物を地表から剥離させ、収集する落葉収集機に利用することができる。
A 付着物
B 凸部
C 凹部
G 地表
X X軸
Y Y軸
Z Z軸
θ 接地角
1 落葉収集機
2 車両
3 剥離装置
4 落葉収集機構
10 取り付け部材
11 回転ブラシ
12 収集バケット
20 剥離ユニット
21 第1の保持部材
22 支持部材
23 剥離部材
30 保持部
31 支持部
32 基端部
33 先端部
34 接地部
40 第2の保持部材
50 回動制限部
51 バネ
52 回動係止部
53 ストッパ
54 フランジ部
55 バネ

Claims (6)

  1. 移動によって地表にある付着物を地表から剥離させる剥離ユニットであって、
    接地部を地表に接地させて、前記付着物を地表から剥離させる剥離部材と、
    前記剥離部材の接地部を前後方向に姿勢変更させるように、前記剥離部材を回動自在に支持する支持部材と、
    前記支持部材における前記剥離部材の支持部が昇降自在となるように、前記支持部材を保持する第1の保持部材と、
    を有し、
    前記剥離部材は、前記剥離ユニットが前進するときは、前記剥離部材の接地部が前記支持部の前進方向後方にある前進姿勢をとり、前記剥離ユニットが後進するときは、前記剥離部材の接地部が前記支持部の後進方向後方にある後進姿勢をとり、
    前記剥離ユニットが前進姿勢から後進姿勢へ切り替わるときは、前記支持部がいったん上昇することにより、前記剥離部材の接地部が前記支持部の前進方向後方にある姿勢から後進方向後方にある姿勢へと姿勢変更し、
    前記剥離ユニットが後進姿勢から前進姿勢へ切り替わるときは、前記支持部がいったん上昇することにより、前記剥離部材の接地部が前記支持部の後進方向後方にある姿勢から前進方向後方にある姿勢へと姿勢変更する、
    剥離ユニット。
  2. 前記支持部材は、前記剥離部材を前記支持部において回動可能に支持し、前記第1の保持部材によって回動可能に保持される、請求項1に記載の剥離ユニット。
  3. 前記支持部材は、前記剥離部材を前記支持部において回動可能に支持し、前記第1の保持部材によってスライド可能に保持される、請求項1に記載の剥離ユニット。
  4. 前記剥離ユニットは、
    前記支持部の回動範囲を制限する回動制限機構と、
    前記剥離部材を地表方向に付勢する付勢機構と、
    を備える、請求項1~3の何れか一項に記載の剥離ユニット。
  5. 移動によって地表にある付着物を地表から剥離させる剥離装置であって、
    請求項1~4の何れか一項に記載の剥離ユニットを複数、並列して保持する第2の保持部材を有する、
    剥離装置。
  6. 落葉収集機であって、
    走行体と、
    前記走行体の移動に伴い同方向に移動するように前記走行体に取り付けられる、請求項5に記載の剥離装置と、
    前記走行体の前進時において、前記剥離装置よりも後方に設けられ、前記剥離装置により地表から剥離した付着物を収集する、落葉収集機構と、
    を有する、落葉収集機。
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JP2018011558A (ja) 2016-07-21 2018-01-25 木村 才樹 剪定枝回収装置、およびそれが装着された作業車両

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Title
大西正洋、深井智子、赤平知也、谷山英世,りんご黒星病発生低減のための落葉収集機の開発(第1報),2019年農業食料工学会・農業施設学会・国際農業工学会第6部会合同国際大会講演要旨,2019農食施設CIGR VI国際大会,2019年09月03日,pp. 43
赤平知也、大西正洋、谷山英世,多雪地帯におけるリンゴ黒星病発生低減のための簡易な落葉収集機の開発,令和2年度日本植物病理学会大会プログラム・講演要旨予稿集,日本,日本植物病理学会,2020年03月05日,pp. 80

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