JP2001231330A - 清掃用アタッチメント - Google Patents

清掃用アタッチメント

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JP2001231330A
JP2001231330A JP2000050185A JP2000050185A JP2001231330A JP 2001231330 A JP2001231330 A JP 2001231330A JP 2000050185 A JP2000050185 A JP 2000050185A JP 2000050185 A JP2000050185 A JP 2000050185A JP 2001231330 A JP2001231330 A JP 2001231330A
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Kamishimagumi KK
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    • A01D34/00Mowers; Mowing apparatus of harvesters
    • A01D34/835Mowers; Mowing apparatus of harvesters specially adapted for particular purposes
    • A01D34/86Mowers; Mowing apparatus of harvesters specially adapted for particular purposes for use on sloping ground, e.g. on embankments or in ditches
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D34/00Mowers; Mowing apparatus of harvesters
    • A01D34/01Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus
    • A01D34/412Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus having rotating cutters
    • A01D34/63Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus having rotating cutters having cutters rotating about a vertical axis
    • A01D34/73Cutting apparatus

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  • Environmental Sciences (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)
  • Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被清掃面に生えている雑草を、雑草の種類に
限定されず、確実に刈取り・回収することができる汎用
性および実用性の高い清掃用アタッチメントを提供す
る。 【解決手段】 パワーショベル1の駆動アーム11先端
に揺動可能に本体部4が取付けられ、この本体部4の外
周には被清掃面3を臨む内部空間21を形成するカバー
部材5が取付けられている。そして、本体部4には、内
部空間21に軸先が突出されて本体部4に対して回転可
能な回転軸6が設けられるとともに、この回転軸6に
は、軸方向に沿って3段の草刈用カッター群7が取付け
られている。さらに、上段および中段のカッター71,
72には、回転に伴って被清掃面3側に対して負圧を発
生させるフィン724,734が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パワーシャベル
などの建設機械の駆動アーム先端に取付けられ、前記駆
動アームの移動に伴って被清掃面上を移動して前記被清
掃面を清掃する清掃用アタッチメントに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】河川敷、河川などに設置された護岸、道
路の側壁あるいは城壁には雑草が生えるため、その雑草
の生育を放置しておくと、美観上問題となる。そこで、
かかる美観上の観点より雑草を定期的に除去清掃してい
る。その清掃方法として、従来では清掃作業者が草刈機
を操作して雑草を刈取った後、刈取られた雑草を集めて
回収していた。しかしながら、清掃対象となる河川敷や
護岸は整地されているわけではなく、しかも傾斜面も多
数存在するため、清掃作業の作業性は悪く、このことが
清掃作業の長時間化や清掃コストの増大を招く主要因の
ひとつとなっていた。
【0003】そこで、近年、例えば特開平10−201
326号公報に記載されているような清掃作業の機械化
が提案されている。この提案例では、パワーシャベルな
どの建設機械の駆動アーム先端に草刈用アタッチメント
を装着し、駆動アームを移動させることで草刈用アタッ
チメントを清掃対象となっている被清掃面上を移動させ
て被清掃面に生えている雑草を刈取り、回収する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記草
刈用アタッチメントは、雑草を根本位置近傍から刈取っ
ており、比較的背の低い雑草については効果的に刈取り
・回収できるが、比較的背の高い雑草、例えば葦や背高
泡立草などの雑草については刈取ることができるもの
の、効率的な回収は望めない。というのも、上記提案例
では刈取った雑草を吸引回収するのであるが、背の高い
雑草を刈取った場合、その刈取られた雑草をそのまま吸
引することは困難であるからである。
【0005】また、上記においては雑草の刈取り・回収
について説明したが、護岸、道路側壁や城壁などについ
ては、近年、清掃作業として雑草の刈取り・回収以外
に、これと同時に、またはこれから独立して護岸等の表
面をクリーニングする作業(以下、「表面クリーニン
グ」という)が望まれている。というのも、護岸などの
コンクリート表面には、雑草が生える以外に、時間経過
とともに苔や埃などの汚れが付着して雑草の場合と同様
に美観を損なうからである。しかしながら、現状では、
護岸などの表面、つまり被清掃面の表面クリーニングに
ついては人力で行うしかなく、広範囲にわたって表面ク
リーニングを行うには多大な作業労力と時間を要すると
いう問題がある。
【0006】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、護岸など被清掃面を効率的に表面クリーニングす
ることができる清掃用アタッチメントを提供することを
第1の目的とする。
【0007】また、この発明は、雑草の種類に限定され
ず、被清掃面に生えている雑草を確実に刈取り・回収す
ることができる汎用性および実用性の高い清掃用アタッ
チメントを提供することを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる清掃用
アタッチメントは、建設機械の駆動アーム先端に取付け
られ、前記駆動アームの移動に伴って被清掃面上を移動
して前記被清掃面を清掃する清掃用アタッチメントであ
って、上記第1の目的を達成するため、前記駆動アーム
の先端に装着可能に構成された本体部と、前記本体部の
外周にスカート状に取付けられ、前記被清掃面を臨む内
部空間を形成するカバー部材と、前記内部空間に軸先を
突出した状態で前記本体部に対して回転自在に設けられ
た回転軸と、前記内部空間内で前記回転軸の先端側に装
着されて前記被清掃面と当接するクリーニング部材とを
備え、前記回転軸の回転駆動によって前記クリーニング
部材が前記被清掃面に摺接しながら回転して前記被清掃
面を清掃する。
【0009】このように構成された清掃用アタッチメン
トでは、建設機械の駆動アーム先端に回転駆動される回
転軸が取付けられるとともに、この回転軸の先端側にク
リーニング部材が被清掃面に当接するように装着されて
いるため、被清掃面が傾斜面であっても、駆動アームの
動きにより清掃用アタッチメントを傾斜面に沿って移動
させることができ、この移動に伴ってクリーニング部材
が被清掃面に摺接しながら回転して被清掃面の表面クリ
ーニングを行うことができる。したがって、駆動アーム
の動きにより、クリーニング部材を被清掃面に対して柔
軟に対応させることができ、しかも建設機械を移動させ
ることにより広範囲に渡って効率よく表面クリーニング
を行うことができる。
【0010】この発明にかかる清掃用アタッチメント
は、建設機械の駆動アーム先端に取付けられ、前記駆動
アームの移動に伴って被清掃面上を移動して前記被清掃
面を清掃する清掃用アタッチメントであって、上記第2
の目的を達成するため、前記駆動アームの先端に装着可
能に構成された本体部と、前記本体部の外周にスカート
状に取付けられ、前記被清掃面を臨む内部空間を形成す
るカバー部材と、前記内部空間に軸先を突出した状態で
前記本体部に対して回転自在に設けられた回転軸と、前
記内部空間内で前記回転軸の軸方向に沿って多段状に前
記回転軸に取付けられた複数の草刈用カッターとを備
え、前記回転軸の回転駆動によって前記複数の草刈用カ
ッターを回転して前記被清掃面に存在する雑草を刈取
る。
【0011】このように構成された清掃用アタッチメン
トでは、建設機械の駆動アームの先端に、回転駆動され
る回転軸と、この回転軸に取付けられた草刈用カッター
とが備えられているため、被清掃面が傾斜面であって
も、駆動アームを移動させながら清掃用アタッチメント
を被清掃面に沿わせて、被清掃面上に生えている雑草を
刈取ることができる。特に、複数の草刈用カッターが回
転軸の軸方向に沿って多段状に設けられているため雑草
を細かく切断しながら刈取ることができる。したがっ
て、雑草の種類によらず、例えば背の高い雑草であって
も確実に細かく切断して刈取ることができる。また、刈
取った雑草を後に回収する場合であっても、雑草が細か
く切断されているため、確実でしかも効率的な回収作業
を行うことができる。
【0012】また、被清掃面の雑草を刈取るだけでな
く、被清掃面の表面クリーニングをする場合には、回転
軸の先端に被清掃面と当接するクリーニング部材を装着
してもよい。これにより、クリーニング部材が被清掃面
に摺接しながら回転するため、被清掃面に生えている雑
草を刈取り、同時に被清掃面の表面クリーニングをする
ことができる。
【0013】また、被清掃面に石などの突出部が多く存
在する場合、従来の草刈機で多用されている板状の草刈
用カッターで雑草の刈取りを行うと、カッターが突出部
に当って切刃部分が損傷するおそれがある。このような
場合には、多段状に取付けられた複数の草刈用カッター
のうち、被清掃面に最も近接する最下段のカッターを、
回転軸の軸方向に対してほぼ直交する方向に放射状に突
出した複数の鋼線によって構成してもよい。こうするこ
とで、回転する鋼線が切刃として作用して雑草を刈取
る。仮に、雑草の刈取り作業中に鋼線が突出部に当った
としても、鋼線は曲るだけで損傷することは少なく、し
かも曲った鋼線は回転による遠心力によって再び真っ直
ぐに延びて元の形状に回復する。したがって、鋼線によ
って最下段カッターを構成することはメンテナンスの観
点から有利である。
【0014】また、刈取った雑草を回収する場合には、
最下段カッターに対して被清掃面の反対側に位置するカ
ッターに、回転に伴って被清掃面側に対して負圧を発生
させるフィンを設けるとともに、カバー部材の内部空間
から装置外部に延びる吸引用ダクトを設けてもよい。こ
うすることで、カッターを回転させるだけで、カバー部
材の内部では被清掃面側に対して負圧が発生して、刈取
った雑草の吸引用ダクトへの吸引が促進される。したが
って、吸引装置の小型化が可能となったり、カバー部材
の内部にファンなどの風力発生装置を新たに設ける必要
がなくなり、装置を大型化することなく、刈取った雑草
の回収を容易に行うことができる。
【0015】また、カバー部材の側面に開口部を形成す
るとともに、このカバー部材を本体部に対して回転自在
に構成してもよい。こうすることで、被清掃面に沿って
駆動アームを移動させながら雑草の刈取りを行う場合
に、より効率的に雑草の刈取りを行うことができる。す
なわち、刈取ろうとする雑草を、側方から開口部を介し
てカバー部材の内部に案内させて刈取ることができるた
め、上方から清掃用アタッチメントを被清掃面に押さえ
つけて雑草を刈取るだけでなく、被清掃面に沿って駆動
アームを移動させながら雑草の刈取りを行うことができ
る。さらに、カバー部材が本体部に対して回転自在であ
るため、駆動アームの動きに伴って、開口部の位置を駆
動アームの移動する方向に配置させることができる。そ
のため、雑草の刈取り方向に開口部が向くように駆動ア
ームや建設機械を移動させる必要がなく、カバー部材を
回転させることにより開口部を刈取り方向に向けること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる清掃用
アタッチメントを用いた清掃方法を示す図である。この
清掃用アタッチメントは、パワーショベル等の建設用機
械における駆動アームの先端に取付けられて、護岸、道
路側壁、または城壁などの被清掃面に生えている雑草の
刈取り・回収および被清掃面の表面クリーニングを行う
ものである。
【0017】この清掃用アタッチメントは、図1に示す
ように、例えばパワーショベル等の建設用機械1の駆動
アーム11先端に取付けられる。すなわち、清掃用アタ
ッチメント2の上部が駆動アーム11の先端部に揺動可
能に取付けられるとともに、この駆動アーム11に取付
けられた油圧シリンダー12の先端部に対しても揺動可
能に取付けられている。したがって、油圧シリンダー1
2を作動制御させることにより、駆動アーム11に対す
る清掃用アタッチメント2の角度を調整して、護岸等の
傾斜に沿うように清掃用アタッチメント2を姿勢制御す
ることができる。
【0018】また、駆動アーム11を被清掃面3に沿っ
て上下左右方向へ移動させると、駆動アーム11の移動
に伴って、清掃用アタッチメント2が被清掃面上を移動
し護岸等の清掃を行う。したがって、被清掃面3が斜面
であっても、駆動アーム11を移動させることにより、
清掃作業を効率的かつ広範囲に行うことができる。
【0019】この清掃用アタッチメント2には、後述す
るように草刈用カッターおよびクリーニング部材を同時
にもしくは各々単体で装着することができ、用途に応じ
て雑草の刈取り、護岸等の表面クリーニング、およびこ
れらの作業を同時に行うことができる。
【0020】まず、図2から図6を参照しつつ、本発明
の第1実施形態について説明する。この実施の形態は、
清掃用アタッチメントに草刈用カッターを装着したもの
であり、図2は清掃用アタッチメントの正面断面図であ
り、図3は図2のA−A線矢視図であり、図4は清掃用
アタッチメントの正面図である。また、図6は図2のB
−B線断面矢視図である。
【0021】この清掃用アタッチメント2は、図2に示
すように、駆動アーム11の先端および油圧シリンダー
12の先端部に対して揺動可能に取付けられた本体部4
と、この本体部4の外周にスカート状に取付けられて、
被清掃面3を臨む内部空間21を形成するカバー部材5
と、内部空間21に軸先を突出した状態で、本体部4に
対して回転自在に設けられた回転軸6と、この回転軸6
に着脱可能に装着された草刈用カッター群7とを備えて
いる。
【0022】本体部4は、円板状の底壁41と、この底
壁41の上部を覆う筐体42とから構成されている。ま
た、カバー部材5は、輪状の外枠部51と内部空間21
を形成する側壁部52とで構成されている。この外枠部
51は本体部の底壁41の外周に摺動自在に係合され、
さらに外枠部51の外周には、本体部4の底壁41と直
交する方向にスカート状の側壁部52が設けられてい
る。この側壁部52には、図3および図4に示すよう
に、その一部に開口部53が設けられており、この開口
部53を介して雑草が内部空間21へと案内され、草刈
用カッター群7によって刈取られる。なお、この開口部
53の開口範囲は任意であるが、この実施の形態では、
図3に示すように、刈取りの効率および後述する雑草回
収のための風力が拡散するのを防止することなどを考慮
して、回転軸6の中心に対して約120°の範囲に開口
されている。
【0023】また、本体部4の筐体42内にはモーター
に連結されて回転駆動する傘歯車装置43が配置されて
おり、この傘歯車43が外枠部51の内周に形成された
歯44と噛合している。そして、この傘歯車装置43を
回転駆動させると、外枠部51を本体部4に対して回転
させることができ、この回転に伴って開口部53が変位
する。
【0024】なお、石などの突出部が多く存在するよう
な被清掃面3に対しては、清掃用アタッチメント2を柔
軟に当接させるため、側壁部52をゴムなどの弾性体や
樹脂フィルムなどの可撓性材料で構成してもよい。
【0025】本体部4における筐体42内には、回転軸
6を回転させるためのモーター61が配置されており、
このモーター61によって回転駆動される回転軸6が本
体部4の底壁41に形成された孔45を介して内部空間
21へと突出している。また、この回転軸6には、草刈
用カッター群7を装着するための2段のフランジ62,
63が設けられるとともに、その先端部には、他の実施
形態で説明するように清掃用部材を取付けるための固定
部材64が設けられている。そして、フランジ62,6
3および固定部材64を介して軸方向に3段の草刈用カ
ッター71,72,73が着脱可能に装着されている。
【0026】まず、下段のカッター71から説明する。
図2および図3に示すように、下段のカッター71は、
回転軸6の軸方向に対してほぼ直交する方向に放射状に
突出した複数の鋼線711によって構成されている。こ
れにより、凹凸の多い護岸などを清掃する場合には、特
に有効である。すなわち、従来の草刈機で多用されてい
る板状カッターでは、雑草の刈取り中に切刃が石などに
当ると損傷するおそれがある。一方、鋼線の場合は、回
転させると切刃のように作用して雑草を刈取ることがで
き、仮に石などに当っても曲るだけで損傷するおそれが
少なく、また回転による遠心力によって、曲った状態か
ら再び元の状態に回復される。したがって、鋼線によっ
てカッターを構成することは、メンテナンスの観点から
非常に有効である。このように、この実施形態では、カ
ッター71が被清掃面3に最も近接しており、本件発明
の「最下段カッター」に相当する。
【0027】次に、中段のカッター72について説明す
る。このカッター72は、下段の鋼線711の回転半径
とほぼ同じ長さの半径を有する円板部721とその外周
から放射状に突出され、かつ下向きに傾斜されて取付け
られた複数の鋼線722とで構成されている。この円板
部721には、図5に示すように、その内周が鋭利に形
成された略台形の開口部723が放射状に多数設けられ
るとともに、この開口部723の一側部にはそれぞれ三
角形状のフィン724が設けられている。そして、カッ
ター72が回転すると、このフィン724によって内部
空間21には被清掃面3に対して負圧が発生する。つま
り、内部空間21において上方へ向う風力が発生し、こ
の風力によって下段のカッター71で刈取られた雑草が
上方へ吹上げられる。なお、鋼線722を下向きに傾斜
させることにより、鋼線722が被清掃面の近くまで届
き、例えば下段のカッター71の代りに後述するクリー
ニング部材を装着した場合に、雑草の根本を刈取った
り、また短い雑草なども刈取ることができる。
【0028】そして、上段のカッター73は、円板部7
31とその外周に放射状に取付けられた4枚の板状カッ
ター732とで構成されている。中段のカッター72と
同様に、円板部731には、略台形の開口部733と三
角形状のフィン734が設けられ、カッター73が回転
すると内部空間21には、上方へ向う風力が発生する。
すなわち、上段および中段のカッターにフィンが設けら
れているため、カッターを回転させると、より大きな風
力を発生させることができる。
【0029】また、本体部4における底壁41の下面に
は、図6に示すように、刈取られた雑草を内部空間21
から清掃用アタッチメント2の外部へと案内する吸引用
ダクト46と、この吸引用ダクト46の周囲の一部を囲
むとともに、半径方向に向ってカバー部材5の外周へ連
結するダクト壁47とが設けられている。このように構
成することで、刈取られて内部空間21の上方へと吹上
げられる雑草は、内部空間21を回転しながらダクト壁
47に当って集められ、吸引用ダクト46から清掃用ア
タッチメント2の外部へと効率よく排出される。なお、
この吸引用ダクト46は、図1に示すように、ホース1
3を介してパワーショベル1に設けられた吸引回収タン
ク14に連結されており、刈取られて細かく切断された
雑草は、ホース13を介して吸引回収タンク14に集め
られる。
【0030】次に、上記のように構成された清掃用アタ
ッチメントの動作について図1,図2、図4および図7
を参照しつつ説明する。
【0031】まず、図1に示すように、清掃用アタッチ
メント2を取付けたパワーショベル1を護岸等に移動さ
せる。そして、駆動アーム11を移動させて清掃用アタ
ッチメント2のカバー部材5を斜面などの被清掃面3に
当接させた後、回転軸6を駆動させてカッター群7を回
転させるとともに、カバー部材5が被清掃面3上を摺接
するように駆動アーム11を移動させる。すると、図4
に示すように、カバー部材5の側壁部52における開口
部53から雑草が内部空間21へと案内され、雑草が刈
取られる。この場合、開口部53を駆動アーム11の移
動方向と一致するように変位させることによって、より
効率的に作業を行うことができる。つまり、図7に示す
ように、カバー部材5を回転させて、駆動アーム11の
移動方向、すなわち雑草の刈取り方向に開口部53を変
位させることにより、パワーショベル1自体を移動させ
ることなく開口部53を刈取り方向に向けることができ
る。勿論、開口部53を変位させる操作はパワーショベ
ル1の操作盤において行うことができる。
【0032】なお、上記のように清掃用アタッチメント
2が被清掃面3上を摺接するように駆動アーム11を移
動させて雑草を刈取るだけでなく、被清掃面3に対して
清掃用アタッチメント2を上から押さえつけるようにし
て刈取ってもよい。こうすることで、背の高い雑草を先
端部から根本部に向けて徐々に細かく刈取っていくこと
ができる。
【0033】次に、清掃用アタッチメントの内部空間に
おける雑草の刈取り動作について説明する。図4に示す
ように、カバー部材5の開口部53から内部空間21へ
と案内された雑草は、下段のカッター71により、その
根本を刈取られるとともに、中段および上段のカッター
72,73によって、雑草の茎部が複数に切断される。
そして、切断された雑草は、中段および上段のカッター
72,73に設けられたフィン724,734によって
発生する風力により、内部空間21内を回転しながら上
方へと吹上げられる。
【0034】この過程において、内部空間21における
側壁部52付近を通過する雑草は、回転する中段および
上段のカッター72,73における鋼線722および板
状カッター732によって、さらに細かく切断される。
また、図5に示すように、回転軸6付近を通過する雑草
は、中段および上段のカッター72,73における円板
部721,731に形成された開口部723,733を
通過するが、開口部723,733の内周は鋭利に形成
されて切刃のように作用するため、この開口部723,
733を通過する雑草はカッター72,73の回転によ
りさらに細かく切断される。
【0035】そして、細かく切断され回転しながら内部
空間21の上方へと吹上げられる雑草は、内部空間21
の上壁において回転しながら上記したダクト壁47に当
って集められ、吸引用ダクト46からホース13を介し
て清掃用アタッチメント2の外側へと吸引排出される。
そして、パワーショベル1に設けられた吸引回収タンク
14に集められる。なお、この吸引回収タンク14に集
められた雑草は、細かく切断されているため、腐葉土に
利用することができ、資源の効率的な再利用を図ること
ができる。
【0036】以上のように、この第1実施形態にかかる
清掃用アタッチメントによれば、次のような効果が得ら
れる。すなわち、回転する草刈用カッター群7が回転軸
6の軸方向に対して多段状に装着されているため、背の
高い雑草であっても、雑草を細かく切断しながら刈取る
ことができる。このように、雑草を回収する際にも細か
く切断されているため、吸引が容易であり効率的であ
る。さらに、上段および中段のカッター72,73に
は、フィン724,734が取付けられているため、カ
ッター群7を回転させると、被清掃面3側に対して負圧
が発生し、吸引用ダクト46に向う風力を発生させるこ
とができ、刈取った雑草を吸引用ダクト46へと効果的
に案内することができる。したがって、吸引装置を大型
化したり、内部空間21内に刈取った雑草を回収するた
めの風力を発生させるファンなどを別途取付ける必要が
ないため、装置を小さくすることができる。
【0037】なお、草刈用カッター群7は、各々が回転
軸6に対して着脱可能に取付けられているため、用途に
応じていずれかの段を取外してもよく、また、さらに別
のカッターを追加して装着することもできる。また、上
記実施形態では、上段のカッター73に板状カッター7
32を取付けているが、これに限定されるものではな
く、鋼線を取付けてもよい。
【0038】次に、この発明にかかる清掃用アタッチメ
ントの第2実施形態を説明する。この実施形態における
清掃用アタッチメントは、護岸等の表面クリーニングを
行うためのクリーニング部材を装着したものである。こ
の清掃用アタッチメントが第1実施形態と相違する点
は、回転軸に装着されている草刈用カッターが取外され
て、その部分にクリーニング部材が装着されている点で
ある。なお、それ以外の構成はほぼ同一である。したが
って、以下において、同一構成については、同一符号を
付して構成に関する説明を省略する。
【0039】図8は、この実施形態にかかる清掃用アタ
ッチメントを説明するための正面断面図であり、図9
は、この実施形態で用いられるクリーニング部材の平面
図である。
【0040】この実施形態では、図8に示すように、カ
バー部材5の内部空間21に軸先を突出した回転軸6の
先端側にフランジ62を介してクリーニング部材8が着
脱可能に装着されている。このクリーニング部材8は、
図9に示すように、平面視略十字状に形成された支持板
81と、この支持板81における十字の各腕の先端部に
回転可能に取付けられるブラシ部82とで構成されてい
る。なお、このブラシ部82は、ナイロン繊維ブラシや
ワイヤーブラシで構成されているが、これに限定される
ものではない。すなわち、例えば、比較的傷の付きやす
い被清掃面3の表面クリーニングを行う場合は、図10
に示すように、スポンジ(同図(a))や布製ブラシ
(同図(b))を設けたクリーニング部材8を用いても
よい。
【0041】ここで、支持板81は長い腕と短い腕が直
交するように構成されているが、こうすることで、長い
腕の先端に取付けられたブラシによって回転軸6から遠
い部分を、短い腕の先端に取付けられたブラシによって
回転軸6に近い部分を同時クリーニング可能となる。
【0042】また、この実施例では、図8に示すよう
に、被清掃面3に対して水または洗浄水を放出するため
のパイプ9が吸引用ダクト46を介して本体部4側から
内部空間21へ突出されている。このように構成するこ
とで、水などを供給しながら被清掃面3を表面クリーニ
ングすることができ、クリーニング効果を高めることが
できる。
【0043】次に、上記のように構成された清掃用アタ
ッチメントの動作について説明する。 第1実施形態の
場合と同様に、清掃用アタッチメント2を取付けたパワ
ーショベル1を護岸等に移動させる。そして、駆動アー
ム11を移動させて清掃用アタッチメント2のクリーニ
ング部材8を斜面などの被清掃面3に当接させた後、回
転軸6を駆動させてクリーニング部材8を回転させると
ともに、洗浄水をパイプ9から被清掃面3に放出する。
そして、クリーニング部材8が被清掃面3上を摺接する
ように駆動アーム11を移動させる。すると、回転する
ブラシ部82によって被清掃面3が磨かれて苔や埃など
を除去することができ、しかも洗浄水が供給されている
ため、より確実に被清掃面3の苔などの除去をすること
ができる。
【0044】以上のように、この第2実施形態にかかる
清掃用アタッチメントによれば、パワーショベル1の駆
動アーム11先端に回転するブラシ部82を備えた清掃
用アタッチメント2を装着しているため、従来、人力に
よって行われていた護岸等の表面クリーニング作業を広
範囲に渡って効率よく行うことができる。すなわち、護
岸の斜面などであっても、駆動アーム11を移動させて
ブラシなどのクリーニング部材8を被清掃面3上で摺接
させるため、苔や埃などの除去を簡単に行うことができ
る。そして、駆動アーム11およびパワーショベル1本
体の位置を移動させることにより、広範囲に渡る表面ク
リーニングを効率よく行うことができる。
【0045】また、上記各実施形態では、被清掃面3に
おける雑草の除去および表面クリーニングをそれぞれ独
立して行っているが、これらの作業を同時に行うことも
できる。
【0046】すなわち、図11に示すように、第1実施
形態で用いた清掃用アタッチメント2における回転軸6
先端の固定部材64を取外し、ブラシ付固定部材10を
取付けて、清掃を行うこともできる。こうすることで、
被清掃面3に生えている雑草の刈取り・回収だけでな
く、雑草を刈取る被清掃面3の表面クリーニングも同時
に行えるため、護岸等における清掃作業を非常に効率よ
く行えることができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、建設
機械の駆動アーム先端に回転駆動される回転軸が取付け
られるとともに、この回転軸の先端側にクリーニング部
材が被清掃面に当接するように装着されているため、被
清掃面が傾斜面であっても、駆動アームの動きにより清
掃用アタッチメントを傾斜面に沿って移動させることに
より、クリーニング部材が被清掃面に摺接しながら回転
して被清掃面を清掃することができる。すなわち、駆動
アームの動きにより、クリーニング部材を被清掃面に対
して柔軟に対応させることができ、しかも建設機械を移
動させることにより広範囲に渡って効率よく清掃作業を
行うことができる。
【0048】また、建設機械の駆動アームの先端に、回
転駆動される回転軸と、この回転軸に取付けられた草刈
用カッターとが備えられているため、被清掃面が傾斜面
であっても、駆動アームを移動させながら被清掃面上に
生えている雑草を刈取ることができる。特に、複数の草
刈用カッターが回転軸の軸方向に沿って多段状に設けら
れているため雑草を細かく切断しながら刈取ることがで
きる。したがって、雑草の種類によらず、例えば背の高
い雑草であっても確実に細かく切断して刈取ることがで
きる。また、刈取った雑草を後に回収する場合であって
も、雑草が細かく切断されているため確実でしかも効率
的な回収作業を行うことができる。
【0049】さらに、回転軸の先端に被清掃面と当接す
るクリーニング部材を装着すると、被清掃面に生えてい
る雑草を刈取り、同時に被清掃面の表面クリーニングを
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる清掃用アタッチメントを用い
た清掃方法を示す図である。
【図2】第1実施形態にかかる清掃用アタッチメントの
正面断面図である。
【図3】図2のA−A線矢視図である。
【図4】第1実施形態にかかる清掃用アタッチメントの
正面図である。
【図5】第1実施形態にかかる清掃用アタッチメントに
おける草刈用カッターの拡大図である。
【図6】図2のB−B線断面矢視図である。
【図7】第1実施形態にかかる清掃用アタッチメントを
用いた清掃作業を示す図である。
【図8】第2実施形態にかかる清掃用アタッチメントの
正面断面図である。
【図9】第2実施形態にかかるクリーニング部材の平面
図である。
【図10】第2実施形態にかかるクリーニング部材の変
形例を示す正面図である。
【図11】第1実施形態にかかる清掃用アタッチメント
の変形例を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1…パワーショベル 2…清掃用アタッチメント 3…被清掃面 4…本体部 5…カバー部材 6…回転軸 7…草刈用カッター群 8…クリーニング部材 11…駆動アーム 21…内部空間 46…吸引用ダクト 53…開口部 71…(最下段)カッター 82…ブラシ部 711,723…鋼線 724,734…フィン 732…板状カッター
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月24日(2000.7.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、刈取った雑草を回収する場合には、
多段状に取付けられた複数の草刈用カッターのうち被清
掃面に最も近接する最下段カッターに対して被清掃面の
反対側に位置するカッターに、回転に伴って被清掃面側
に対して負圧を発生させるフィンを設けるとともに、カ
バー部材の内部空間から装置外部に延びる吸引用ダクト
を設けてもよい。こうすることで、カッターを回転させ
るだけで、カバー部材の内部では被清掃面側に対して負
圧が発生して、刈取った雑草の吸引用ダクトへの吸引が
促進される。したがって、吸引装置の小型化が可能とな
ったり、カバー部材の内部にファンなどの風力発生装置
を新たに設ける必要がなくなり、装置を大型化すること
なく、刈取った雑草の回収を容易に行うことができる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年6月13日(2001.6.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 清掃用アタッチメント
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パワーシャベル
などの建設機械の駆動アーム先端に取付けられ、前記駆
動アームの移動に伴って被清掃面上を移動して前記被清
掃面を清掃する清掃用アタッチメントに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】河川敷、河川などに設置された護岸、道
路の側壁あるいは城壁には雑草が生えるため、その雑草
の生育を放置しておくと、美観上問題となる。そこで、
かかる美観上の観点より雑草を定期的に除去清掃してい
る。その清掃方法として、従来では清掃作業者が草刈機
を操作して雑草を刈取った後、刈取られた雑草を集めて
回収していた。しかしながら、清掃対象となる河川敷や
護岸は整地されているわけではなく、しかも傾斜面も多
数存在するため、清掃作業の作業性は悪く、このことが
清掃作業の長時間化や清掃コストの増大を招く主要因の
ひとつとなっていた。
【0003】そこで、近年、例えば特開平10−201
326号公報に記載されているような清掃作業の機械化
が提案されている。この提案例では、パワーシャベルな
どの建設機械の駆動アーム先端に草刈用アタッチメント
を装着し、駆動アームを移動させることで草刈用アタッ
チメントを清掃対象となっている被清掃面上を移動させ
て被清掃面に生えている雑草を刈取り、回収する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記草
刈用アタッチメントは、雑草を根本位置近傍から刈取っ
ており、比較的背の低い雑草については効果的に刈取り
・回収できるが、比較的背の高い雑草、例えば葦や背高
泡立草などの雑草については刈取ることができるもの
の、効率的な回収は望めない。というのも、上記提案例
では刈取った雑草を吸引回収するのであるが、背の高い
雑草を刈取った場合、その刈取られた雑草をそのまま吸
引することは困難であるからである。
【0005】また、上記においては雑草の刈取り・回収
について説明したが、護岸、道路側壁や城壁などについ
ては、近年、清掃作業として雑草の刈取り・回収以外
に、これと同時に、またはこれから独立して護岸等の表
面をクリーニングする作業(以下、「表面クリーニン
グ」という)が望まれている。というのも、護岸などの
コンクリート表面には、雑草が生える以外に、時間経過
とともに苔や埃などの汚れが付着して雑草の場合と同様
に美観を損なうからである。しかしながら、現状では、
護岸などの表面、つまり被清掃面の表面クリーニングに
ついては人力で行うしかなく、広範囲にわたって表面ク
リーニングを行うには多大な作業労力と時間を要すると
いう問題がある。
【0006】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、護岸など被清掃面を効率的に表面クリーニングす
ることができる清掃用アタッチメントを提供することを
第1の目的とする。
【0007】また、この発明は、雑草の種類に限定され
ず、被清掃面に生えている雑草を確実に刈取り・回収す
ることができる汎用性および実用性の高い清掃用アタッ
チメントを提供することを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる清掃用
アタッチメントは、建設機械の駆動アーム先端に取付け
られ、前記駆動アームの移動に伴って被清掃面上を移動
して前記被清掃面を清掃する清掃用アタッチメントであ
って、上記第1の目的を達成するため、前記駆動アーム
の先端に装着可能に構成された本体部と、前記本体部の
外周にスカート状に取付けられ、前記被清掃面を臨む内
部空間を形成するカバー部材と、前記内部空間に軸先を
突出した状態で前記本体部に対して回転自在に設けられ
た回転軸と、前記内部空間内で前記回転軸の先端側に装
着されて前記被清掃面と当接するクリーニング部材と
前記内部空間内へ突出して前記被清掃面に対して水また
は洗浄水を放出するパイプとを備え、前記回転軸の回転
駆動によって前記クリーニング部材が前記被清掃面に摺
接しながら回転して前記被清掃面を清掃する。
【0009】このように構成された清掃用アタッチメン
トでは、建設機械の駆動アーム先端に回転駆動される回
転軸が取付けられるとともに、この回転軸の先端側にク
リーニング部材が被清掃面に当接するように装着されて
いるため、被清掃面が傾斜面であっても、駆動アームの
動きにより清掃用アタッチメントを傾斜面に沿って移動
させることができ、この移動に伴ってクリーニング部材
が被清掃面に摺接しながら回転して被清掃面の表面クリ
ーニングを行うことができる。したがって、駆動アーム
の動きにより、クリーニング部材を被清掃面に対して柔
軟に対応させることができ、しかも建設機械を移動させ
ることにより広範囲に渡って効率よく表面クリーニング
を行うことができる。また、必要に応じて、内部空間内
に突出したパイプから水または洗浄水を供給しながら被
清掃面の表面クリーニングを行うことで、クリーニング
効果をさらに高めることができる。
【0010】この発明にかかる清掃用アタッチメント
は、建設機械の駆動アーム先端に取付けられ、前記駆動
アームの移動に伴って被清掃面上を移動して前記被清掃
面を清掃する清掃用アタッチメントであって、上記第1
および第2の目的を達成するため、前記駆動アームの先
端に装着可能に構成された本体部と、前記本体部の外周
にスカート状に取付けられ、前記被清掃面を臨む内部空
間を形成するカバー部材と、前記内部空間に軸先を突出
した状態で前記本体部に対して回転自在に設けられた回
転軸と、前記回転軸に取付けられた草刈用カッターと、
前記回転軸の先端側に着脱自在に構成され、前記回転軸
への装着により前記被清掃面と当接するクリーニング部
材とを備え、前記回転軸の回転駆動によって前記草刈用
カッターおよび前記クリーニング部材を回転し、前記ク
リーニング部材が前記被清掃面に摺接しながら前記被清
掃面を清掃すると同時に、前記草刈用カッターが前記被
清掃面に存在する雑草を刈取る。
【0011】このように構成された清掃用アタッチメン
トでは、建設機械の駆動アームの先端に、回転駆動され
る回転軸と、この回転軸に取付けられた草刈用カッター
とが備えられているため、被清掃面が傾斜面であって
も、駆動アームを移動させながら清掃用アタッチメント
を被清掃面に沿わせて、被清掃面上に生えている雑草を
刈取ることができる。また、被清掃面の雑草を刈取るだ
けでなく、被清掃面の表面クリーニングをする場合に
は、回転軸の先端に被清掃面と当接するクリーニング部
材を装着してもよい。これにより、クリーニング部材が
被清掃面に摺接しながら回転するため、被清掃面に生え
ている雑草を刈取り、同時に被清掃面の表面クリーニン
グをすることができる。
【0012】また、この発明にかかる清掃用アタッチメ
ントは、建設機械の駆動アーム先端に取付けられ、前記
駆動アームの移動に伴って被清掃面上を移動して前記被
清掃面を清掃する清掃用アタッチメントであって、上記
第2の目的を達成するため、前記駆動アームの先端に装
着可能に構成された本体部と、前記本体部に対して回転
自在に構成されており、前記本体部の外周に側面に開口
部を有するスカート状に取付けられて前記被清掃面を臨
む内部空間を形成するカバー部材と、前記内部空間に軸
先を突出した状態で前記本体部に対して回転自在に設け
られた回転軸と、前記回転軸に取付けられた草刈用カッ
ターとを備え、前記回転軸の回転駆動によって前記草刈
用カッターを回転して前記被清掃面に存在する雑草を刈
取る。
【0013】このように構成された清掃用アタッチメン
トでは、被清掃面に沿って駆動アームを移動させながら
雑草の刈取りを行う場合に、より効率的に雑草の刈取り
を行うことができる。すなわち、刈取ろうとする雑草
を、側方から開口部を介してカバー部材の内部に案内さ
せて刈取ることができるため、上方から清掃用アタッチ
メントを被清掃面に押さえつけて雑草を刈取るだけでな
く、被清掃面に沿って駆動アームを移動させながら雑草
の刈取りを行うことができる。さらに、カバー部材が本
体部に対して回転自在であるため、駆動アームの動きに
伴って、開口部の位置を駆動アームの移動する方向に配
置させることができる。そのため、雑草の刈取り方向に
開口部が向くように駆動アームや建設機械を移動させる
必要がなく、カバー部材を回転させることにより開口部
を刈取り方向に向けることができる。
【0014】また、複数の草刈用カッターを回転軸の軸
方向に沿って多段状に設ける構成としてもよい。こうす
ることで、雑草を細かく切断しながら刈取ることができ
るので、雑草の種類によらず、例えば背の高い雑草であ
っても確実に細かく切断して刈取ることができる。ま
た、刈取った雑草を後に回収する場合であっても、雑草
が細かく切断されているため、確実でしかも効率的な回
収作業を行うことができる。
【0015】また、被清掃面に石などの突出部が多く存
在する場合、従来の草刈機で多用されている板状の草刈
用カッターで雑草の刈取りを行うと、カッターが突出部
に当って切刃部分が損傷するおそれがある。このような
場合には、多段状に取付けられた複数の草刈用カッター
のうち、被清掃面に最も近接する最下段のカッターを、
回転軸の軸方向に対してほぼ直交する方向に放射状に突
出した複数の鋼線によって構成してもよい。こうするこ
とで、回転する鋼線が切刃として作用して雑草を刈取
る。仮に、雑草の刈取り作業中に鋼線が突出部に当った
としても、鋼線は曲るだけで損傷することは少なく、し
かも曲った鋼線は回転による遠心力によって再び真っ直
ぐに延びて元の形状に回復する。したがって、鋼線によ
って最下段カッターを構成することはメンテナンスの観
点から有利である。
【0016】また、刈取った雑草を回収する場合には、
多段状に取付けられた複数の草刈用カッターのうち被清
掃面に最も近接する最下段カッターに対して被清掃面の
反対側に位置するカッターに、回転に伴って被清掃面側
に対して負圧を発生させるフィンを設けるとともに、カ
バー部材の内部空間から装置外部に延びる吸引用ダクト
を設けてもよい。こうすることで、カッターを回転させ
るだけで、カバー部材の内部では被清掃面側に対して負
圧が発生して、刈取った雑草の吸引用ダクトへの吸引が
促進される。したがって、吸引装置の小型化が可能とな
ったり、カバー部材の内部にファンなどの風力発生装置
を新たに設ける必要がなくなり、装置を大型化すること
なく、刈取った雑草の回収を容易に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる清掃用
アタッチメントを用いた清掃方法を示す図である。この
清掃用アタッチメントは、パワーショベル等の建設用機
械における駆動アームの先端に取付けられて、護岸、道
路側壁、または城壁などの被清掃面に生えている雑草の
刈取り・回収および被清掃面の表面クリーニングを行う
ものである。
【0018】この清掃用アタッチメントは、図1に示す
ように、例えばパワーショベル等の建設用機械1の駆動
アーム11先端に取付けられる。すなわち、清掃用アタ
ッチメント2の上部が駆動アーム11の先端部に揺動可
能に取付けられるとともに、この駆動アーム11に取付
けられた油圧シリンダー12の先端部に対しても揺動可
能に取付けられている。したがって、油圧シリンダー1
2を作動制御させることにより、駆動アーム11に対す
る清掃用アタッチメント2の角度を調整して、護岸等の
傾斜に沿うように清掃用アタッチメント2を姿勢制御す
ることができる。
【0019】また、駆動アーム11を被清掃面3に沿っ
て上下左右方向へ移動させると、駆動アーム11の移動
に伴って、清掃用アタッチメント2が被清掃面上を移動
し護岸等の清掃を行う。したがって、被清掃面3が斜面
であっても、駆動アーム11を移動させることにより、
清掃作業を効率的かつ広範囲に行うことができる。
【0020】この清掃用アタッチメント2には、後述す
るように草刈用カッターおよびクリーニング部材を同時
にもしくは各々単体で装着することができ、用途に応じ
て雑草の刈取り、護岸等の表面クリーニング、およびこ
れらの作業を同時に行うことができる。
【0021】まず、図2から図6を参照しつつ、本発明
の第1実施形態について説明する。この実施の形態は、
清掃用アタッチメントに草刈用カッターを装着したもの
であり、図2は清掃用アタッチメントの正面断面図であ
り、図3は図2のA−A線矢視図であり、図4は清掃用
アタッチメントの正面図である。また、図6は図2のB
−B線断面矢視図である。
【0022】この清掃用アタッチメント2は、図2に示
すように、駆動アーム11の先端および油圧シリンダー
12の先端部に対して揺動可能に取付けられた本体部4
と、この本体部4の外周にスカート状に取付けられて、
被清掃面3を臨む内部空間21を形成するカバー部材5
と、内部空間21に軸先を突出した状態で、本体部4に
対して回転自在に設けられた回転軸6と、この回転軸6
に着脱可能に装着された草刈用カッター群7とを備えて
いる。
【0023】本体部4は、円板状の底壁41と、この底
壁41の上部を覆う筐体42とから構成されている。ま
た、カバー部材5は、輪状の外枠部51と内部空間21
を形成する側壁部52とで構成されている。この外枠部
51は本体部の底壁41の外周に摺動自在に係合され、
さらに外枠部51の外周には、本体部4の底壁41と直
交する方向にスカート状の側壁部52が設けられてい
る。この側壁部52には、図3および図4に示すよう
に、その一部に開口部53が設けられており、この開口
部53を介して雑草が内部空間21へと案内され、草刈
用カッター群7によって刈取られる。なお、この開口部
53の開口範囲は任意であるが、この実施の形態では、
図3に示すように、刈取りの効率および後述する雑草回
収のための風力が拡散するのを防止することなどを考慮
して、回転軸6の中心に対して約120°の範囲に開口
されている。
【0024】また、本体部4の筐体42内にはモーター
に連結されて回転駆動する傘歯車装置43が配置されて
おり、この傘歯車43が外枠部51の内周に形成された
歯44と噛合している。そして、この傘歯車装置43を
回転駆動させると、外枠部51を本体部4に対して回転
させることができ、この回転に伴って開口部53が変位
する。
【0025】なお、石などの突出部が多く存在するよう
な被清掃面3に対しては、清掃用アタッチメント2を柔
軟に当接させるため、側壁部52をゴムなどの弾性体や
樹脂フィルムなどの可撓性材料で構成してもよい。
【0026】本体部4における筐体42内には、回転軸
6を回転させるためのモーター61が配置されており、
このモーター61によって回転駆動される回転軸6が本
体部4の底壁41に形成された孔45を介して内部空間
21へと突出している。また、この回転軸6には、草刈
用カッター群7を装着するための2段のフランジ62,
63が設けられるとともに、その先端部には、他の実施
形態で説明するように清掃用部材を取付けるための固定
部材64が設けられている。そして、フランジ62,6
3および固定部材64を介して軸方向に3段の草刈用カ
ッター71,72,73が着脱可能に装着されている。
【0027】まず、下段のカッター71から説明する。
図2および図3に示すように、下段のカッター71は、
回転軸6の軸方向に対してほぼ直交する方向に放射状に
突出した複数の鋼線711によって構成されている。こ
れにより、凹凸の多い護岸などを清掃する場合には、特
に有効である。すなわち、従来の草刈機で多用されてい
る板状カッターでは、雑草の刈取り中に切刃が石などに
当ると損傷するおそれがある。一方、鋼線の場合は、回
転させると切刃のように作用して雑草を刈取ることがで
き、仮に石などに当っても曲るだけで損傷するおそれが
少なく、また回転による遠心力によって、曲った状態か
ら再び元の状態に回復される。したがって、鋼線によっ
てカッターを構成することは、メンテナンスの観点から
非常に有効である。このように、この実施形態では、カ
ッター71が被清掃面3に最も近接しており、本件発明
の「最下段カッター」に相当する。
【0028】次に、中段のカッター72について説明す
る。このカッター72は、下段の鋼線711の回転半径
とほぼ同じ長さの半径を有する円板部721とその外周
から放射状に突出され、かつ下向きに傾斜されて取付け
られた複数の鋼線722とで構成されている。この円板
部721には、図5に示すように、その内周が鋭利に形
成された略台形の開口部723が放射状に多数設けられ
るとともに、この開口部723の一側部にはそれぞれ三
角形状のフィン724が設けられている。そして、カッ
ター72が回転すると、このフィン724によって内部
空間21には被清掃面3に対して負圧が発生する。つま
り、内部空間21において上方へ向う風力が発生し、こ
の風力によって下段のカッター71で刈取られた雑草が
上方へ吹上げられる。なお、鋼線722を下向きに傾斜
させることにより、鋼線722が被清掃面の近くまで届
き、例えば下段のカッター71の代りに後述するクリー
ニング部材を装着した場合に、雑草の根本を刈取った
り、また短い雑草なども刈取ることができる。
【0029】そして、上段のカッター73は、円板部7
31とその外周に放射状に取付けられた4枚の板状カッ
ター732とで構成されている。中段のカッター72と
同様に、円板部731には、略台形の開口部733と三
角形状のフィン734が設けられ、カッター73が回転
すると内部空間21には、上方へ向う風力が発生する。
すなわち、上段および中段のカッターにフィンが設けら
れているため、カッターを回転させると、より大きな風
力を発生させることができる。
【0030】また、本体部4における底壁41の下面に
は、図6に示すように、刈取られた雑草を内部空間21
から清掃用アタッチメント2の外部へと案内する吸引用
ダクト46と、この吸引用ダクト46の周囲の一部を囲
むとともに、半径方向に向ってカバー部材5の外周へ連
結するダクト壁47とが設けられている。このように構
成することで、刈取られて内部空間21の上方へと吹上
げられる雑草は、内部空間21を回転しながらダクト壁
47に当って集められ、吸引用ダクト46から清掃用ア
タッチメント2の外部へと効率よく排出される。なお、
この吸引用ダクト46は、図1に示すように、ホース1
3を介してパワーショベル1に設けられた吸引回収タン
ク14に連結されており、刈取られて細かく切断された
雑草は、ホース13を介して吸引回収タンク14に集め
られる。
【0031】次に、上記のように構成された清掃用アタ
ッチメントの動作について図1,図2、図4および図7
を参照しつつ説明する。
【0032】まず、図1に示すように、清掃用アタッチ
メント2を取付けたパワーショベル1を護岸等に移動さ
せる。そして、駆動アーム11を移動させて清掃用アタ
ッチメント2のカバー部材5を斜面などの被清掃面3に
当接させた後、回転軸6を駆動させてカッター群7を回
転させるとともに、カバー部材5が被清掃面3上を摺接
するように駆動アーム11を移動させる。すると、図4
に示すように、カバー部材5の側壁部52における開口
部53から雑草が内部空間21へと案内され、雑草が刈
取られる。この場合、開口部53を駆動アーム11の移
動方向と一致するように変位させることによって、より
効率的に作業を行うことができる。つまり、図7に示す
ように、カバー部材5を回転させて、駆動アーム11の
移動方向、すなわち雑草の刈取り方向に開口部53を変
位させることにより、パワーショベル1自体を移動させ
ることなく開口部53を刈取り方向に向けることができ
る。勿論、開口部53を変位させる操作はパワーショベ
ル1の操作盤において行うことができる。
【0033】なお、上記のように清掃用アタッチメント
2が被清掃面3上を摺接するように駆動アーム11を移
動させて雑草を刈取るだけでなく、被清掃面3に対して
清掃用アタッチメント2を上から押さえつけるようにし
て刈取ってもよい。こうすることで、背の高い雑草を先
端部から根本部に向けて徐々に細かく刈取っていくこと
ができる。
【0034】次に、清掃用アタッチメントの内部空間に
おける雑草の刈取り動作について説明する。図4に示す
ように、カバー部材5の開口部53から内部空間21へ
と案内された雑草は、下段のカッター71により、その
根本を刈取られるとともに、中段および上段のカッター
72,73によって、雑草の茎部が複数に切断される。
そして、切断された雑草は、中段および上段のカッター
72,73に設けられたフィン724,734によって
発生する風力により、内部空間21内を回転しながら上
方へと吹上げられる。
【0035】この過程において、内部空間21における
側壁部52付近を通過する雑草は、回転する中段および
上段のカッター72,73における鋼線722および板
状カッター732によって、さらに細かく切断される。
また、図5に示すように、回転軸6付近を通過する雑草
は、中段および上段のカッター72,73における円板
部721,731に形成された開口部723,733を
通過するが、開口部723,733の内周は鋭利に形成
されて切刃のように作用するため、この開口部723,
733を通過する雑草はカッター72,73の回転によ
りさらに細かく切断される。
【0036】そして、細かく切断され回転しながら内部
空間21の上方へと吹上げられる雑草は、内部空間21
の上壁において回転しながら上記したダクト壁47に当
って集められ、吸引用ダクト46からホース13を介し
て清掃用アタッチメント2の外側へと吸引排出される。
そして、パワーショベル1に設けられた吸引回収タンク
14に集められる。なお、この吸引回収タンク14に集
められた雑草は、細かく切断されているため、腐葉土に
利用することができ、資源の効率的な再利用を図ること
ができる。
【0037】以上のように、この第1実施形態にかかる
清掃用アタッチメントによれば、次のような効果が得ら
れる。すなわち、回転する草刈用カッター群7が回転軸
6の軸方向に対して多段状に装着されているため、背の
高い雑草であっても、雑草を細かく切断しながら刈取る
ことができる。このように、雑草を回収する際にも細か
く切断されているため、吸引が容易であり効率的であ
る。さらに、上段および中段のカッター72,73に
は、フィン724,734が取付けられているため、カ
ッター群7を回転させると、被清掃面3側に対して負圧
が発生し、吸引用ダクト46に向う風力を発生させるこ
とができ、刈取った雑草を吸引用ダクト46へと効果的
に案内することができる。したがって、吸引装置を大型
化したり、内部空間21内に刈取った雑草を回収するた
めの風力を発生させるファンなどを別途取付ける必要が
ないため、装置を小さくすることができる。
【0038】なお、草刈用カッター群7は、各々が回転
軸6に対して着脱可能に取付けられているため、用途に
応じていずれかの段を取外してもよく、また、さらに別
のカッターを追加して装着することもできる。また、上
記実施形態では、上段のカッター73に板状カッター7
32を取付けているが、これに限定されるものではな
く、鋼線を取付けてもよい。
【0039】次に、この発明にかかる清掃用アタッチメ
ントの第2実施形態を説明する。この実施形態における
清掃用アタッチメントは、護岸等の表面クリーニングを
行うためのクリーニング部材を装着したものである。こ
の清掃用アタッチメントが第1実施形態と相違する点
は、回転軸に装着されている草刈用カッターが取外され
て、その部分にクリーニング部材が装着されている点で
ある。なお、それ以外の構成はほぼ同一である。したが
って、以下において、同一構成については、同一符号を
付して構成に関する説明を省略する。
【0040】図8は、この実施形態にかかる清掃用アタ
ッチメントを説明するための正面断面図であり、図9
は、この実施形態で用いられるクリーニング部材の平面
図である。
【0041】この実施形態では、図8に示すように、カ
バー部材5の内部空間21に軸先を突出した回転軸6の
先端側にフランジ62を介してクリーニング部材8が着
脱可能に装着されている。このクリーニング部材8は、
図9に示すように、平面視略十字状に形成された支持板
81と、この支持板81における十字の各腕の先端部に
回転可能に取付けられるブラシ部82とで構成されてい
る。なお、このブラシ部82は、ナイロン繊維ブラシや
ワイヤーブラシで構成されているが、これに限定される
ものではない。すなわち、例えば、比較的傷の付きやす
い被清掃面3の表面クリーニングを行う場合は、図10
に示すように、スポンジ(同図(a))や布製ブラシ
(同図(b))を設けたクリーニング部材8を用いても
よい。
【0042】ここで、支持板81は長い腕と短い腕が直
交するように構成されているが、こうすることで、長い
腕の先端に取付けられたブラシによって回転軸6から遠
い部分を、短い腕の先端に取付けられたブラシによって
回転軸6に近い部分を同時クリーニング可能となる。
【0043】また、この実施例では、図8に示すよう
に、被清掃面3に対して水または洗浄水を放出するため
のパイプ9が吸引用ダクト46を介して本体部4側から
内部空間21へ突出されている。このように構成するこ
とで、水などを供給しながら被清掃面3を表面クリーニ
ングすることができ、クリーニング効果を高めることが
できる。
【0044】次に、上記のように構成された清掃用アタ
ッチメントの動作について説明する。 第1実施形態の
場合と同様に、清掃用アタッチメント2を取付けたパワ
ーショベル1を護岸等に移動させる。そして、駆動アー
ム11を移動させて清掃用アタッチメント2のクリーニ
ング部材8を斜面などの被清掃面3に当接させた後、回
転軸6を駆動させてクリーニング部材8を回転させると
ともに、洗浄水をパイプ9から被清掃面3に放出する。
そして、クリーニング部材8が被清掃面3上を摺接する
ように駆動アーム11を移動させる。すると、回転する
ブラシ部82によって被清掃面3が磨かれて苔や埃など
を除去することができ、しかも洗浄水が供給されている
ため、より確実に被清掃面3の苔などの除去をすること
ができる。
【0045】以上のように、この第2実施形態にかかる
清掃用アタッチメントによれば、パワーショベル1の駆
動アーム11先端に回転するブラシ部82を備えた清掃
用アタッチメント2を装着しているため、従来、人力に
よって行われていた護岸等の表面クリーニング作業を広
範囲に渡って効率よく行うことができる。すなわち、護
岸の斜面などであっても、駆動アーム11を移動させて
ブラシなどのクリーニング部材8を被清掃面3上で摺接
させるため、苔や埃などの除去を簡単に行うことができ
る。そして、駆動アーム11およびパワーショベル1本
体の位置を移動させることにより、広範囲に渡る表面ク
リーニングを効率よく行うことができる。
【0046】また、上記各実施形態では、被清掃面3に
おける雑草の除去および表面クリーニングをそれぞれ独
立して行っているが、これらの作業を同時に行うことも
できる。
【0047】すなわち、図11に示すように、第1実施
形態で用いた清掃用アタッチメント2における回転軸6
先端の固定部材64を取外し、ブラシ付固定部材10を
取付けて、清掃を行うこともできる。こうすることで、
被清掃面3に生えている雑草の刈取り・回収だけでな
く、雑草を刈取る被清掃面3の表面クリーニングも同時
に行えるため、護岸等における清掃作業を非常に効率よ
く行えることができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、建設
機械の駆動アーム先端に回転駆動される回転軸が取付け
られるとともに、この回転軸の先端側にクリーニング部
材が被清掃面に当接するように装着されているため、被
清掃面が傾斜面であっても、駆動アームの動きにより清
掃用アタッチメントを傾斜面に沿って移動させることに
より、クリーニング部材が被清掃面に摺接しながら回転
して被清掃面を清掃することができる。すなわち、駆動
アームの動きにより、クリーニング部材を被清掃面に対
して柔軟に対応させることができ、しかも建設機械を移
動させることにより広範囲に渡って効率よく清掃作業を
行うことができる。また、必要に応じて、内部空間内に
突出したパイプから水または洗浄水を供給しながら被清
掃面の表面クリーニングを行うことで、クリーニング効
果をさらに高めることができる。
【0049】また、建設機械の駆動アームの先端に、回
転駆動される回転軸と、この回転軸に取付けられた草刈
用カッターと、回転自在に構成されて側面に開口部を有
するカバー部材とが備えられているため、被清掃面が傾
斜面であっても、駆動アームを移動させながら被清掃
面上に生えている雑草を開口部を介してカバー部材の内
部に案内させて刈取ることができる。特に、複数の草刈
用カッターを回転軸の軸方向に沿って多段状に設けた場
合には、雑草を細かく切断しながら刈取ることができる
ので、雑草の種類によらず、例えば背の高い雑草であっ
ても確実に細かく切断して刈取ることができる。また、
刈取った雑草を後に回収する場合であっても、雑草が細
かく切断されているため確実でしかも効率的な回収作業
を行うことができる。
【0050】さらに、草刈用カッターを装着した回転軸
の先端に被清掃面と当接するクリーニング部材を装着す
ると、被清掃面に生えている雑草を刈取り、同時に被清
掃面の表面クリーニングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる清掃用アタッチメントを用い
た清掃方法を示す図である。
【図2】第1実施形態にかかる清掃用アタッチメントの
正面断面図である。
【図3】図2のA−A線矢視図である。
【図4】第1実施形態にかかる清掃用アタッチメントの
正面図である。
【図5】第1実施形態にかかる清掃用アタッチメントに
おける草刈用カッターの拡大図である。
【図6】図2のB−B線断面矢視図である。
【図7】第1実施形態にかかる清掃用アタッチメントを
用いた清掃作業を示す図である。
【図8】第2実施形態にかかる清掃用アタッチメントの
正面断面図である。
【図9】第2実施形態にかかるクリーニング部材の平面
図である。
【図10】第2実施形態にかかるクリーニング部材の変
形例を示す正面図である。
【図11】第1実施形態にかかる清掃用アタッチメント
の変形例を示す正面断面図である。
【符号の説明】 1…パワーショベル 2…清掃用アタッチメント 3…被清掃面 4…本体部 5…カバー部材 6…回転軸 7…草刈用カッター群 8…クリーニング部材 11…駆動アーム 21…内部空間 46…吸引用ダクト 53…開口部 71…(最下段)カッター 82…ブラシ部 711,723…鋼線 724,734…フィン 732…板状カッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A47L 5/32 A47L 5/32 9/04 9/04 A B08B 1/04 B08B 1/04 5/04 5/04 A Fターム(参考) 2B083 AA02 BA11 BA19 CA09 CA13 CA30 CB02 DA04 FA06 FA11 FA16 GA01 GA06 HA57 HA59 HA60 3B061 AA31 AA44 AA52 AD02 AD06 AE01 AE14 3B116 AA31 AB51 BA02 BA13 BA34 BB03 BB73 BB75 BB77

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械の駆動アーム先端に取付けら
    れ、前記駆動アームの移動に伴って被清掃面上を移動し
    て前記被清掃面を清掃する清掃用アタッチメントであっ
    て、 前記駆動アームの先端に装着可能に構成された本体部
    と、 前記本体部の外周にスカート状に取付けられ、前記被清
    掃面を臨む内部空間を形成するカバー部材と、 前記内部空間に軸先を突出した状態で前記本体部に対し
    て回転自在に設けられた回転軸と、 前記内部空間内で前記回転軸の先端側に装着されて前記
    被清掃面と当接するクリーニング部材とを備え、 前記回転軸の回転駆動によって前記クリーニング部材が
    前記被清掃面に摺接しながら回転して前記被清掃面を清
    掃することを特徴とする清掃用アタッチメント。
  2. 【請求項2】 建設機械の駆動アーム先端に取付けら
    れ、前記駆動アームの移動に伴って被清掃面上を移動し
    て前記被清掃面を清掃する清掃用アタッチメントであっ
    て、 前記駆動アームの先端に装着可能に構成された本体部
    と、 前記本体部の外周にスカート状に取付けられ、前記被清
    掃面を臨む内部空間を形成するカバー部材と、 前記内部空間に軸先を突出した状態で前記本体部に対し
    て回転自在に設けられた回転軸と、 前記内部空間内で前記回転軸の軸方向に沿って多段状に
    前記回転軸に取付けられた複数の草刈用カッターとを備
    え、 前記回転軸の回転駆動によって前記複数の草刈用カッタ
    ーを回転して前記被清掃面に存在する雑草を刈取ること
    を特徴とする清掃用アタッチメント。
  3. 【請求項3】 前記回転軸の先端に対して着脱可能に構
    成され、前記回転軸への装着により前記被清掃面と当接
    するクリーニング部材とをさらに備え、 前記回転軸の回転駆動によって前記クリーニング部材が
    前記被清掃面に摺接しながら回転して前記被清掃面を清
    掃する請求項2記載の清掃用アタッチメント。
  4. 【請求項4】 前記複数の草刈用カッターのうち前記被
    清掃面に最も近接する最下段カッターが前記軸方向に対
    してほぼ直交する方向に前記回転軸から放射状に突出し
    た複数の鋼線によって構成される請求項2または3記載
    の清掃用アタッチメント。
  5. 【請求項5】 前記最下段カッターに対して前記被清掃
    面の反対側に位置するカッターには、回転に伴って前記
    被清掃面側に対して負圧を発生させるフィンが設けられ
    ている請求項4記載の清掃用アタッチメント。
  6. 【請求項6】 前記カバー部材の側面に開口部が形成さ
    れるとともに、前記カバー部材が前記本体部に対して回
    転自在に構成された請求項2ないし5のいずれかに記載
    の清掃用アタッチメント。
  7. 【請求項7】 前記内部空間から装置外部に延びてお
    り、しかも前記カッターによって刈取られた雑草を前記
    内部空間から装置外部に案内する吸引用ダクトをさらに
    備えた請求項2ないし6のいずれかに記載の清掃用アタ
    ッチメント。
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